陽介「あ、相棒、急になにいってんだぁおい!?」

悠「あれから１年…俺はここに帰ってきた。
そこで出会った千枝に……俺はloveドッキュンしちまったんだ…。」

完二「先輩…。マジすか!?」

クマ「意外な展開クマー!!」

悠「だって考えてくれ、お前たち。」

悠「あのはちきれんばかりの笑顔、健康的な肉体…。」

陽介「はちきれんばかりなのは筋肉じゃ…。」

悠「長すぎず短すぎないボブカット…、太陽のような笑顔。」

完二「……そーいやこの前髪切りすぎたとか言ってましたよ。」

悠「一見男勝りでがさつに見えるがスカートの中にはスパッツをはく乙女な部分。」

クマ「あれは単に運動するときに男子が見ないようにするためっていってた気がするクマ。」

「」の最後の。は癖だからきにはしないでくれ。

じゃあぼちぼちドゥーんしていくよー。

悠「そうだな、たしかに千枝のあしのえろさは神の所業…。」

陽介「まぁ…足だけはな。」

悠「バカなのか…陽介。足じゃなくて脚だ馬鹿者。」ｺﾞｫｫ!!

陽介「(相棒こえぇ!!)」ｶﾞﾀﾞｶﾞﾀ

完二「な、なんすか…なんなんすかこれは……。」

クマ「先生から変なオーラが出てるクマ…。」

悠「お前らにはいまから千枝の美しさについて語ってやる。」

陽介「えー…。」

完二「いらねっすよそんなの……。」

クマ「一番かわいいのはクマクマよー。」

悠「……。」

悠「マハジオダ…!!」ｺﾞｫｫ!!

三人「「「ごめんなさい。」」」

悠「あれは…そう、二日前、俺がジュネスで買い物していた時だ…。」

陽介「(回想ｪ…。)」

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悠「……今日は菜々子が熱をだして寝込んでしまったぞ…。」

悠「それで今日は俺はジュネスでいろいろ買おうとしていたのだが…。」

悠「思いの外看病に使うものがわからん…。」

悠「うーむ…。」

おまいら「(なにこいつ一人ごとワロス!!)」

千枝「おや、どーしたんだいそんなところでー!!」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!!

悠「うぉっ…背中イタ…。
なんだ千枝か、びっくりさせるな。」

千枝「な、なんだとは酷いね……、で、こんなとこでなにしてんの？」

悠「いや、実はだな………。」

千枝「熱ならこれだねー、あとはネギとか、あと塩を焼いてそれをタオルなんかで首に巻いたりしてもいいかもねー。」

悠「おお、やけに詳しいな…。」

千枝「あぁいや、小さい時から体力考えないで遊ぶのが癖で…、よく風邪とか熱とかだしてたから自然とねー。」

悠「そーゆーものか…。」

千枝「そーゆーものよ、さぁ、まぁこんなもんかな。」ｽﾞｯｼﾘ…

悠「おお、ありがとう。」

千枝「……でも、君ってお粥つくれるの…？
よかったら私が作ってあげようか？」

悠「」ﾋﾟｼｯ…

悠「(悠ちゃん大ピーンチ。)」

悠「(う…あの一年前の暗黒物質を思い出してしまった…。)」ｳﾌﾟ…

悠「い、いや、だいじょぶだぞ。お粥くらい作れるさ。」ｺﾎﾝ

千枝「ふーん、ならいいんだけど。」

悠「みずと煮込んで塩で味付けするだけだろう、さすがにできないわけがない。」

千枝「え？まだ工程あるじゃん、錆びた釘をすりつぶして…。」

悠「()」

千枝「隠し味に炭を一本。」

悠「()」

千枝「あ、レシピ書いてあげようか？」

悠「()」

千枝「あれ？ちょっとぉ？鳴神ぃ？」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

悠「()」←固まってる

千枝「おーい…？」ｽﾞｲｯ

悠「ぅ、おう、レシピか…レシピ書いてくれ。(あぶね、トリップしてた。)」

千枝「おっけー!!」ｶｷｶｷ

悠「(これは菜々子には食べさせてやれない…こんなもの食べたら菜々子はしぬぞ…。)」

千枝「ふんふんふーん♪」

悠「……。(……改めてみると…千枝は結構美人に見えるんだな…。)」

悠「……。(芸能人のりせや雪子に直人とまわりが曲者すぎて目立たないだけだよな…。)」

悠「……。(笑うとみえる白い歯は芸能人も真っ青だな。あとは脚…か。)」

悠「……。(……ここは多くを語らずとも皆わかってくれるよな。)」ｼﾞｰｰ…

千枝「ふんふんふーん♪」

千枝「かけたよー!!」

悠「……。」ｼﾞｰｰ…

千枝「…あの、かけたけど…。」

悠「……。」ｼﾞｰｰ

千枝「おーい？」

悠「…………かわいい…。」

千枝「え。」

千枝「えっあっ、えっ、えええええ!?///」ｶｧｧ!!

悠「……しまった…。つい声に出してたか…。」

千枝「ちょ…急にからかわないでよ!!///」ｶｧｧ!!

悠「い、いや、からかったつもりはなかったんだが…。」

千枝「!?!?////」ｶｧｧ!!

千枝「へ、へんな冗談やめてよねほんとにぃ!!」

悠「いや、だから冗談のつもりは…。」

千枝「うぁ…///うう～!!うがーーー!!」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ!!

悠「お、おい千枝!!」

悠「いってしまった…。」

ーーーーーーーーーーーーーー

悠「……と、言うことがあってだな…。」

クマ「」

完二「」

陽介「」

クマ「すごいクマ、さすが先生。たった十数分の出来事でフラグ立てまくりクマ……。」

完二「」

陽介「相棒がここまで天然ジゴロだとは……。」

悠「？……まぁ取り合えずそれがあって一回家に帰ったんだよ。」

完二「(回想第二部ｪ…。)」

ーーーーーーーーーーーーーー

悠「ただいまー。」ｶﾞﾁｬ

菜々子「あ、おかえりぃ…。」ｹﾎｹﾎ

悠「あ、おい、だめじゃないか、ちゃんと寝てなきゃ。」

菜々子「は～い…。」

悠「さて、とりあえずお粥を作るか…、もちろん千枝のレシピは参考にはできない。」

悠「が、なんか勿体ないので冷蔵庫にはっておく。」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

悠「さぁて、作るか。」

～小一時間～

悠「できたぞ～菜々子ぉ。」

菜々子「すぅ、すぅ。」zzz

悠「む、寝ている。」

悠「……。」

▼そっとしておこう。

悠「……そっとしておこう。」

悠「お粥は……鍋に戻しとくか。」

悠「ふぅ…、暇になったしゲームでもするか…？」

電話「電話だぜぇ。」プルプル

悠「……誰だこんな時間に。」ﾋﾟｯ

悠「はい、もしもし。」

電話『……。』

悠「もしもし？」

電話『……。』

悠「……。(イタ電か…？)」

悠「……。」

電話『……ど、ドゥウウウン!!』ﾌﾞﾁｯ!! ﾂｰﾂｰﾂｰ…。

悠「!？」

悠「今の声……千枝……？」

悠「……かけなおしてみるか…。」ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ…

電話『電話かけたるぜぇ。』プルプル…

電話『つながったぜぇ。』

悠「もしもし、千枝か？」

千枝『や、やぁ…、こんにちわ…。』

悠「……さっきの電話は何だったんだ？」

千枝『いやあ、実はね…。』

りせ『いえーいせーんぱーい!!』

悠「……りせもいるのか？」

雪子『あっはは!!なるかみくぅん？君は天城屋奴隷よぉ!!』

悠「」

千枝『あー!ちょっと聞こえてるかい!?今ちょっとまずい状況で……。』

悠「らしいな。」

千枝『さっきのはその……ねぇ。』