男「世界征服なんて駄目だ！ 幼馴染みィ！」

幼馴染み「うるさい！ 私がこの世界を変えるんだ！」

幼馴染み「変えなくちゃ、いけないんだ……！」

男「君に、一体何が……？」

幼馴染み「 >>6 だよ！！」

IS*L

男「IS*L……？ イスラム国がどうしたんだ！？」

幼馴染み「分からないの？ そんなんだから無能呼ばわりなんだよ、男！」

男「えっ　そうなの？」

幼馴染み「いい？ この私がイスラム国に腹を立てているのは言わずもがな >>9 なんだけどね？」

男「ねえ、ちょっと待って　僕って嫌われてるの？」

幼馴染み「はぁ…そうだけど？ お前、学年で一番たち悪いって言われてるよ」

幼馴染み「ミスが多すぎるんだよね、それ一番言われてるから」

男「………」

深い理由は無い

幼馴染み「続きを話してもいいかな、無能君？」

男「……なあ、イスラム国に理由も無しに腹を立ててるのは分かったけどさ」

男「それと世界征服に、何の繋がりがあるんだ？」

幼馴染み「え？ 世界征服すれば、それこそ世界を自由に出来る権利を与えられたってことよね？」

幼馴染み「そらもう、それ行使してイスラムドカーンよ」

男「……そもそも、どうやって世界征服を？」

幼馴染み「 >>12 やで」

巨大少女になって

男「きょ、巨大少女ってお前……」

幼馴染み「無能くん、ここに巨大化のお薬があります」ｺﾄ

男「ファッ！？」

男「凄い、本当にラベルに『巨大化』って書いてある……鷲のマーク？」

幼馴染み「ここで質問です。私がこの薬を服用して、巨大化したとして…」

幼馴染み「今着ている服も一緒に巨大化するんでしょうか？ それとも…」

男「え？」

幼馴染み「…さあ、どっち！！」

ﾁｯﾁｯﾁｯ

男「え、なにこの秒針の音は」

男「えっと、えっと……>>16 かな？」

一緒に巨大化

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

男「へ？」

幼馴染み「正解です」

男「あ、正解とかあったんだ……」

幼馴染み「では、飲むよっ！」ｸﾞｲｯ ｺﾞｸｯ

男「はいはい、どうせ大塚さんの嘘で…」


ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ


ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ！！


幼馴染み (gigantic)「………」


男「ほ、本当だったー！？」

男「ってか、凄いな……縞だ」

幼馴染み(gigantic)「どこ見て言ってんのよ」

男「それで、まずはどこを征服する算段なんだ？」

幼馴染み(gigantic)「>>19 や！」

皇居

幼馴染み(gigantic)「皇居をまず攻めるで！」

男「うわぁ…それって意味あるの？」

幼馴染み(gigantic)「気分だけど！？」

男「……知ってた」

幼馴染み(gigantic)「ほら、私の肩に乗ってよ。一緒に行くよ！」

男「俺も？」

ﾋｮｲｯ

男「あっ…」

幼馴染み(gigantic)「つべこべ言うなや」


ｽﾞｶﾞﾝ　ｽﾞｶﾞﾝ…


幼馴染み(gigantic)「それじゃあ行くよー！ えいっ！」ﾌﾟﾁｯ

男「二歩で皇居を攻略したな……」

幼馴染み(gigantic)「どやっ！ 皇居が潰された事で、日本も終わりとちゃうか？ どうなんや？」


皇居が潰された影響 >>23

男と幼馴染が朝敵になった

ﾋｭｰ　ﾄﾞｶﾞｧﾝ！


幼馴染み(gigantic)「なんでや！」

男「せ、戦闘機だ…爆撃されたんだぞ！！」

幼馴染み(gigantic)「何だって！？ そんな、いくらなんでも迎撃が早すぎじゃあ……」


日本政府「皇居潰されたの見て、通報余裕でした」

米軍「ワレワレ　ヲ　ナメルナー！」

日本政府「朝敵は皆殺しです」ﾆｯｺﾘ


男「やべぇよ…やべぇよ…」

幼馴染み(gigantic)「っち」

男「お、おい、どうするんだ？」

幼馴染み(gigantic)「そんなの >>27 するに決まっとるやんけ！」

弁護士呼ぶ

男「えっ、弁護士！？」

幼馴染み(gigantic)「そうだよ！ 弁護士さんに守って貰うんだ！」

男「……誰を呼ぶの？」

幼馴染み(gigantic)「>>30 かな」

戦闘機1「ファイアー！」ﾋｭｰ

幼馴染み(gigantic)「うっさいわ、ほんま」ﾌﾟﾁｰ

戦闘機1「あああああああああああ！！」

唐澤弁護士

男「か、唐澤って人を呼ぶの？」

幼馴染み(gigantic)「なんや、そんなにビビって…」ﾌﾟﾁｰ

戦闘機2「あああああああああ！！」ﾋｭｰ

男「いや、殺*予告したら訴えられそうな名前だな…って」

幼馴染み(gigantic)「大丈夫、大丈夫！ 良いからさっさと呼ぶんだよォ！」

男「はい！」ﾋﾟｯﾋﾟ

男「……あっ」

男「もしもしー？ こちら、男という者ですがそちらは唐澤さんで…」

男「ああ、そうでしたか！実は、依頼したいことがあって……はい……はい」


幼馴染み(gigantic)「……どうや」

男「 >>35 だって」

しっかり罪を認識しなさい

幼馴染み「なるほど、唐澤は自分では事態を鎮静化出来ないと思ってそんな断り方をしたんだね」

幼馴染み「我々に臆したのは明白」

男「え？」

幼馴染み「何でもないんやで」

幼馴染み「とにかく！ やっぱり虐殺がナンバーワン！」

幼馴染み「っちゅーことで、オラオラ戦闘機こんかーい！！」ｷﾞｬｰ　ｷﾞｬｰ

男「……幼馴染み」

幼馴染み「なんや！」

男「巨大化、とけてる」

幼馴染み「………」

男「巨大化、とけ」

幼馴染み「二度も言うなや！」

男「どうするの？ このままだと……」

幼馴染み「うるさい！ >>40 ！」

次は男を巨大化させて海外逃亡

幼馴染み「良いからこれ飲めよ！」ｸﾞｲｯ

男「あぐっ…こ、これって！！ ……んっ」ｺﾞｸｯ

幼馴染み「鷲のマークの巨大化薬よ！」

男「へぇ！？ 何だってそんなものを俺に！」

幼馴染み「同じ人間に連続して服用は出来ない仕様なの！」

男「え、ええええええええええ！？」


ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ！！　ﾌﾞﾁﾌﾞﾁﾌﾞﾁﾌﾞﾁィーｯ


男(gigantic)「………」ｾﾞﾝﾗｰ


幼馴染み「ええっ！？ ちょっと何で全裸なの！？ 粗末な…いや、巨大化してるから全然粗末じゃないけど！」

幼馴染み「変なモノを私の視界に入れないで！」

男(gigantic)「……ごめん、泣いて良い？」

幼馴染み「そんな時間無いんや！ 良いからさっさと私を乗せて！」

男(gigantic)「はい」ﾋｮｲｯ

幼馴染み「……あら、貴方って意外と肩幅が」

男(gigantic)「え？」

幼馴染み「な、何でもない！ とにかく >>44(海外)に逃げるわよ！」

北極

男(gigantic)「北極だって！？」

男(gigantic)「凍え死んじゃうよ！！」

幼馴染み「うるさい！ 北極圏に短パンで行った人も居るのよ！？」

男(gigantic) 「えぇ……(ドン引き)」

戦闘機3「デッカ！ 巨チンやんけ！」ﾊﾞｸｹﾞｷ　ﾌﾞｵｰ

男(gigantic)「うわぁ！」

幼馴染み「ほら、グズグズせんとさっさと逃げるんやで」

男(gigantic)「ご、ごめんなさーい！！」

ｽﾞｶﾞﾝ…　ｽﾞｶﾞﾝ…　ｽﾞｶﾞﾝ…


＜ｷﾞｬｰ　ｷﾞｬｰ



数時間後…　北極



男(gigantic)「……あれ？ そんなに寒くない」

幼馴染み「」ｶﾁﾝｺﾁｰﾝ

男(gigantic)「うわっ！ 幼馴染みが凍ってる！」

男(gigantic)「>>48 しなきゃ」

ｾﾝｾﾝｼｬﾙ！　自販機で飲み物買ってくるんで19:00まで放置

[田島「チ○コ破裂するっ！」]

訂正　20:00まで
安価下

男(gigantic)「暖めて、あげなきゃ……ね」

幼馴染み「」ｶﾁﾝｺﾁｰﾝ

男(gigantic)「あぁ∧～寝てる幼馴染みは可愛いんじゃあ∧～」

男(gigantic)「即ハボ」ｼｺｼｺｼｺｼｺｼｺｼｺｼｺ

男(gigantic)「あああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭ！！！！！！ﾌﾞﾂﾁﾁﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾁﾁﾁﾁﾌﾞﾘﾘｲﾘﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞｩｩｩｩｯｯｯ！！！！！！！





数十分後




幼馴染み「……あれ、クォクォア……」

男「あ、起きた？」

幼馴染み「あんた何で！ …って、ああ、そっか」

幼馴染み「巨大化がとけちゃったのね。で、ここはどこ？」

男「北極です」

幼馴染み「そう、ほっきょ…」

幼馴染み「えぇ！？ 嘘やん！ めちゃめちゃ暖かいやんけ！」

男「それは……」ﾒ ｿﾗｼー

幼馴染み「しかもイカ臭いわ……ん？ イカ？」

男 (やっべ誤魔化さないと！！)

男「えっとね！ >>54！」

陛下に土下座して謝れば恩赦がもらえるんだって

幼馴染み「陛下に土下座……？」

男「うん！奇跡的に生きてたみたい！(四肢が無いけど)」

幼馴染み「ふーん」

男「どうする？ 俺としてはもう…」

幼馴染み「そんなの、>>58 よ！」

切腹

幼馴染み「私は、土下座じゃあ済まないことをしてしまったわ！」

幼馴染み「こんなの……切腹もんでござる！！」

男「ど、どうしたんだ幼馴染みィ！」

男「乱心したか！？」

幼馴染み「いいえ、目が覚めただけよ！」

幼馴染み「そもそも、イスラム国に憤って世界征服って何よ！ 支離滅裂じゃない！」

男「あ、自覚してた」

幼馴染み「ああ、数時間前の自分を殴りたい……！」

男「だ、だからって、それこそ切腹でどうにかなるものでもないだろう！？」

男「俺らはもう、何千人も罪無き人々を殺した！」

男「もはや、赦される術など……とうに無くなって久しいんだよ！ 切腹はTDN逃げだ！！」

幼馴染み「………」

男「……な？ せめて、謝ろう。陛下に、皆に……」

男「それが一番だ。救われなくとも、誠意を示せば何とか……」


幼馴染み「────────── >>62」

男だけでも征服したい

男「はぁ？ こんな時に何を言って…」

幼馴染み「ちがう、違うの！」

幼馴染み「私は男の興味を惹きたくて…男を、独占したかっただけなの……」

男「……何言ってんだよ」

幼馴染み「ねえ、聞いて？ 私、男の事が好き！」

幼馴染み「征服したいくらい、大好きなの！ でも、男はいつも他の娘とばかり仲良くなってさ…」

幼馴染み「幼馴染み補正とか何とか言ってもさ、男はそれを無視してて……」

男「………」

幼馴染み「だから私、世界を征服しようだなんて言ったけど、そんなもの全然最初から頭になくて」

幼馴染み「いつも、男の事ばかり考えてたから……！」

男「だから何だよ。お前のそんな些末な動機で、一体何人死んだと思ってんだよ！！」

幼馴染み「うぅ……！ 怒鳴ら、ないで……」

男「いいや、怒鳴るね！ お前、ふざけんなよ！！」

男「人の人生滅茶苦茶にしといて、今更なんだよ！ 俺のことが好きだァ！！？」


男「俺はお前なんか大嫌いだよ！！」


幼馴染み「──────────」

男「自己中心的で、傍若無人！ 傲岸不遜！！」

男「お前なんかきっと、俺以上に皆から嫌われてるぜッ！」

幼馴染み「そんなもの！ 私は、男さえ居れば！」

男「うるせえ、利己主義女ァ！！！」

幼馴染み「！？」

男「いつも人のこと馬鹿にしやがって、今更掌ｸﾙｰされても、ぜんっぜん心に来ないね！」

男「もう死ねよ」

幼馴染み「うぅ……」

男「…ったくよぉ。何が『男だけでも征服したい』だ！」

男「気持ち悪い」

男「俺だけでも国に帰るぜ。陛下が土下座すれば赦してくれるって言ったんだ、やらない手は無い」

男「お前とは違って、健気で可愛い女ちゃんとの約束もあるしな！」

幼馴染み「…………女？ 誰。それ」

男「ん？ 今の彼女だけど？」

幼馴染み「…………………………」



幼馴染みの行動　>>67

Nice boat.

男「さて、どうやって帰ろうかなぁ」

男「なあ幼馴染み、今度はお前が巨大化して…」

幼馴染み「ッ……」

ｻｸｯ…

男「俺を……な、」

男「何だ、これ……俺の胴、が向こう、に……」

幼馴染み「ううッ！」ｸﾞｼｬｯ

男「」

幼馴染み「……最初から、こうすれば良かったんだ」

幼馴染み「こんな薬も、いらなかったんだ」ﾎﾟｲｯ

幼馴染み「………」ｽｯ

男の首「」

幼馴染み「ふふっ…男って、首だけでも素敵だよ？」

幼馴染み「この不思議と暖かい北極で、二人きりで暮らそうか」

幼馴染み「いつまでも、いつまでも……ね」ﾀﾞｷｯ






戦闘機3「サァー！ 北極大陸にて、男の子……？ を抱き抱えた女の子を発見！」

米軍上官「報告通りダナ。構わん、ヤレ」

戦闘機3「イエス･サァー！」

ﾋｭｳｳｳｳﾝ…


戦闘機3「俺の仲間の仇だ、この糞餓鬼共！！！」

戦闘機3「ファッキンジャーップ！！」ﾐｻｲﾙ　ﾄﾞｶｰ

幼馴染み「そうだ！ うふふ、そういえば男って『これ』は初めてかな？」

男の首「」

幼馴染み「初めて、だよね？ んふふ！」

幼馴染み「じゃあ、しちゃおうかな！ えへへ、死んでる相手とはいえ照れるなぁ……」

幼馴染み「キス、するよ……？ 　んー…」



ボガアアアアァン！！






幼馴染みの首「」ﾊﾞﾗ…

幼馴染みの胴「」ﾊﾞﾗ…

幼馴染みの四肢「」ﾊﾞﾗ…




戦闘機3「目標殲滅！ 直撃こそしませんでしたが、死体を確認しました！！」

米軍上官「ソーカ。グッジョブ、帰投セヨ」

戦闘機3「やったー！ さっさと帰ったら日本のニチョウメとかに行くぜー！ ヒャッホーーーー！」

米軍上官「……ソノ報告は　シナクテイイ」

　日本を震撼させた『巨人騒動』は、その後、多くのメディアによって報道され、

　日本全土に注目される事件となったが、その後の調査でも『巨人』の出所、正体が全く掴めず、

　この事件は全てが謎に包まれたまま、やがて人々から忘れ去られる事となった。

　……政府関係者を除いて。






「今回の騒動は、我が国が秘密裏に製造していた巨人化の薬が原因と判断。大塚製薬の責任者を処分することで事態を収めることにした」

「ふむ。しかし、何だってそんなものが少年少女の手に？ 入手経路は？」

「……分からない。だが、一つ言えることがある」

「厳重に秘匿されていた薬がTDN学生の手に渡っていた、とあらば、危惧されるのが……」

「！ まさか……他の一般人にも……！？ 何て事だ！」

「……もう過ぎた事だ。我々は願うしかない」

「世界が巨人だらけになりませんようにってな」

「そんな漫画じゃあるまいし……」

「「………………」」