二人はSID設定
性表現注意
短いです
あと、この世界のにこはノンケで男と結婚してます。
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私、矢澤ここあと姉の矢澤こころはそれはもう仲の良い双子だ。
ママのお腹の中にいた頃から何をするにもずっと一緒。
私達の事をママやにこ姉だけじゃなく周りの人々は口を揃えて「仲良し姉妹」と言うけれど、本当にそう言う関係なのだろうか?
二人一緒だと楽しい、嬉しい、そして…
「ただいまー」
玄関のドアが開く。
こころが帰ってきた。
「おかえりー。大変そうだね~」
「ここあは気楽でいいね。私の方は1限から5限まであったのに…」
「最低限の単位は足りてるから問題ないよ。」
「またレポート終わらなくて泣きついてくるのは勘弁よ。」
「うっ…」
・・・・・・
今はまだごく当たり前の会話をしている。
私達は大学二年生。
先月二人揃って「ハタチ」になったばっかりだ。
私とこころは学生寮でいわゆる「同棲」をしている。
にこ姉はもう結婚して子供もいる。
生後数年の愛娘をアイドルの道に進めようとしているかなりの親バカ。
今も元アイドルとしてそれ関係の仕事に関わってはいるが。
ちなみににこにーと呼ぶのは二人とも恥ずかしいからもうやめた。
にこ姉は30代子持ちにもかかわらず未だに語尾に「にこ」を付ける事もあるのにおかしな話だ。
「ぷはー!食った食った!」
「ちょっと、ごちそうさまは?」
「ああ、そうだ、忘れてた。ごちそうさま!」
「まったく…誰のお陰で毎日料理が食べられると思ってるの…?」
「はいはい、ちゃんと感謝してるよ~…」
「もう…」
料理はこころが作る。
家事全般からっきしダメな私とは違いこころはにこ姉同様その手の天才だ。
もちろん私も感謝してるよ!
と、ここまでは多少仲が良すぎる程度の至って普通の姉妹である。
ここからがいびつな部分。
風呂上り
体を拭いた後。
「…」
こころが股間に手を当ててモジモジしてる。
「あ、あの…」
さっき体を拭いたばかりだというのにこころの手は水とは違う液体で湿っていた。
「ん?もう我慢できないの?」
「だ、だって…今日は朝からずっと講義で大変だったけど、それでもここあとするのを楽しみにしてて…」
洗濯機に入っているこころのパンツはびしょびしょだった。
勿論この液体はただの水でもおしっこでもない。
「わかってる。それじゃあ、『えっち』しようか」
「う、うん…」
私達はママのお腹の中にいた頃のような産まれたまんまの姿でベッドに向かうと、抱き合った後にいつもの行為を始めた。
まず小ぶりな乳房を責め、喘ぎ声を上げるこころ。
零れ落ちた液体がベッドを汚す。
「ここあっ…もっと舐めて…っ!」
こころの「アソコ」を私は舌で何度も舐めまわす。
そのたびに透明な液体が溢れだす。
「あんっ…!!んん…くるっ…!」
(そろそろか…)
こころが達しそうなのがわかった私はこころの充血したクリトリスを口でくわえた。
「ああ゛あ゛あ゛!!!ここあぁぁ~~~!!!」
その瞬間、こころの体が思いっきり跳ね、アソコから沢山の液体を拭き出した。
今日もこころは私の名前を叫びながら達した。
「はぁはぁ…はぁ…」
「どう?」
「すっごく、気持ち良かった…」
「よかった。」
「それじゃあ、今度は一緒に気持ち良くなろ…?」
「うん。」
最後にお互いのアソコをくっつけ合って擦り合わせる。
液体に濡れたアソコが擦れ合って音を出す。
「ここあっ…大好き!!」
「こころっ…!!」
私たちは口付け合い、抱き合いながら同時に達した。
その後、軽く体を拭いた後に服も着ないでそのまま同じベッドで寝た。
朝。
今日は休日。
早く目覚めた私は一糸纏わぬ姿の私とこころを見て昨日の余韻に浸る。
「ここ…あ…だいすき…」
こころはまだ夢の中だ。
普段は真面目な優等生で通っているこころだが、昨日の夜のように私を求めてくる姿はきっとママやにこ姉ですら知らないだろう。
「いか…ない…で…」
「はいはい、私はここにいるよ。」
何時からこうなったのだろう。
「アソコを弄って気持ち良くなる事」を最初に覚えたのは私の方だった。
小6の頃、真夜中に眼が覚めた私は、にこ姉が声を口で抑えながらアソコを指で弄っているのを見てしまった。
よく見えなかったが、彼女は何故か気持ち良さそうだった。
性教育を受けたばかりの当時の私は「おしっこが出てくるところで、あと赤ちゃんを作るために使うらしい」という印象しかなかったアソコを、指で触っているという事に対して最初は茫然としただけだったが、部屋に戻った後、自分でも試してみたくなった私はパンツを脱いで自分のアソコを指でなぞり始めた。
自然に声が漏れ、アソコからはおしっことも違うネバネバする液体が出てきて、私は好奇心と恐怖、そして快楽を一度に感じていた。
そして、指を動かすスピードを速め、そのまま産まれて初めての絶頂を迎えた。
にこ姉が口を押さえていた理由も後ではっきりわかった。
この時は幸運にも誰かに見つからなかったからよかったが。
次の日の夜、こころにこの秘密の遊びを教えた。
こころも無我夢中でアソコを弄り、達した。
何となくいけない事だと分かってはいたため、それからはにこ姉や両親の目を盗んで、いつも二人一緒にこの遊び、所謂オナニーを続けた。
中学生に上がってからは自分たちの携帯からどんどん性知識を吸収していった。
それにより、ただ自分で弄るのではなく相手のアソコを舐めたり、くっつけて擦り合わせたり、という遊び方もどんどん覚えていった。
こころは私以上にこの遊びにハマっていき、いつもこころの方からアソコを弄る事を求めるようになった。
高校生になって「レズビアン」について知った。
「レズビアン」達は男が自分のアソコを女のアソコに入れて愛し合うように、私達のようにアソコを弄りあったり舐めたり擦り合わせたりして愛し合うそうだ。
当然、男と女がセックスして子供を作るという事は私もこころもとっくに知っている。
一時期、私達はもしかしてこの「レズビアン」なのではないかと考えた事もあったが、私はそれは違うと結論付けた。
なぜなら私とこころはあくまでも遊びの延長戦としてこの行為に及んでいるからだ。
頭をなでたり、抱きしめたりとかのスキンシップの一環として。
私はこころはあくまでも「姉妹として」好きで、男と女が互いに抱くような恋愛感情と言う物を全く持ち合わせていない。
それに加えて男に一切興味がないわけでもない。…今は「愛し合いたい!」と思えるような男はいないが。
きっとそのはずだ。
でもこころの方はどうなのだろう。
彼女は大学でも結構男に対して人気のある方だが、告白されたとか言う話は聞かない。
口には出さないが、もしかしたら実の双子の妹である私に対して恋愛感情を抱いてしまっているのかもしれない。
いつも彼女の方からアソコを濡らし、火照った顔で私を求めてくる。
寝言でも彼女の世界は私一色だ。
もしも私が男を連れでもしたらこころは病んでしまうかもしれない。
…そんな想像はしたくないが。
私とこころはそれはそれはもう仲の良すぎる双子だ。
胎児の頃からずっと一緒。
私達の事はママやにこ姉だけじゃなく周りの人々は皆「唯の仲良し姉妹」と思っているけれど、私達の秘密を知ってしまえばきっとそうは言えないかもしれない。
きっと軽蔑されるかもしれない。
嫌悪の言葉を投げかけてくるかもしれない。
「同性愛者」「近親相姦」きっとそんなレッテルを貼られるのは目に見えている。
全然そんなんじゃないのにと思っているはず…だが最近は自分でもよく分からなくなってきた。
でもしばらくはこのままでいたいと思う。いつか二人が離れてこのいびつな関係を止める時が来ようとも。
こころと同棲して、大学に行き、ご飯を食べ、アソコを弄り合って気持ち良くなる今の生活に不満は無いし、にこにーにこにー言って必死ににこ姉を追いかけていたあの頃とは違って、今の私にとってはこころが全てなのだから。
二人一緒だと楽しい、嬉しい、そして気持ちいい。
おしまい
これで終わりです
この後の二人がどうなったか?それは私にもわかりません。
誤字
×延長戦→○延長線
です。
あと、何か途中に両親と出てきてますが、ミスでした。ママが再婚したという事にでもしといてください。
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