黒井「ウィ」やよい「うっうー!」 (78)


都内某所 ◯Kストア

やよい「今日は奮発して豚肉を買っちゃいますよー!」

黒井「む?あれは高木の所の弱小プロダクションの3流アイドルではないか」

黒井(確か奴は家が余り裕福では無かったな…ここで奴を買収して765プロに妨害工作をするというのも面白い)

やよい「うー…卵はお1人様2パック限りかぁ…」

黒井「どうやらお困りの様子だな、高木の所の3流アイドルよ」






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423558533


やよい「あっ!確か高木社長のお友達の!」

黒井「誰が友達だ!高木の所のアイドルは教養もなっていないのか」

黒井「まぁいい。所で何か困っているようだな」

やよい「えっと特売の卵が2パックしか買えなくて…」

黒井「ならばこのセレブな私が先程買ったこの卵を貴様にくれてやろう」

やよい「えっ!流石にそれは悪いかなーって…」





黒井「聞けば貴様にはまだ育ち盛りの弟や妹がいるというではないか」

黒井「大事なこの時期だ。沢山食べさせてやるんだ」

やよい「でも…」

黒井「ふん、子供が大人に遠慮するものでは無い。素直に受け取りたまえ」





やよい「はい!ありがとうございます!」

黒井「ウィ。子供は素直にするのが一番だ」

黒井「それでは私はこれで失礼する」

やよい「あっ、黒井社長!本当にありがとうございました!」ガルーン

黒井「ウィ、また逢おう3流アイドル。アデュー」



─────
───


都内某所 ◯Kストア

黒井「ふむ、今日はセレブにすき焼きにでもするか」

黒井「む、あれは高槻やよいではないか」

やよい「あっ!黒井社長こんにちは!」ガルーン

黒井「ウィ。奇遇だな高槻やよい」




やよい「えっと、この前はありがとうございました!」

黒井「ウィ。気にすることはない」

黒井「今日も買い出しか?」

やよい「はい!お母さんが今日もお仕事で遅くなるので私が!」




やよい「あっ!この前のお礼に私の家で一緒に夕ご飯どうですか!?」

黒井「なに?」

やよい「う~、迷惑じゃなかったらなんですけど…」




黒井「…」

やよい「やっぱり迷惑ですよね…」シュン

黒井「!?迷惑ではないぞ!」

黒井「たまには庶民との食事も悪くないしな!」

やよい「本当ですか!?」パァ




黒井「そうと決まれば買い出しを済ませよう」

黒井「今日はすき焼きの予定だったのだが作れるか?」

やよい「えっと、作れますけど予算が…」

黒井「無論私が出す」

やよい「それは!」




黒井「高槻やよい。前にも言ったが子供が遠慮なんてするんじゃない」

黒井「それにセレブな私の舌はもうすき焼きになっているんだ!異論は認めん!」

やよい「…はいっ!」


─────
───


高槻家

長介「あ!姉ちゃんおかえり!」

かすみ「お姉ちゃんおかえりなさい!」

やよい「ただいまー!」

黒井「邪魔をする」

浩太郎「おじさんだれー?」

浩二「だれー?」

黒井「おじさんではない!」





かすみ「こらっ!浩太郎、浩司!失礼でしょ!」

やよい「この人は961プロの社長さんなんだよ!」

長介「961ってジュピターの?すげー!」


黒井「この私の凄さがわかるとは、中々大物になるぞ」

やよい「じゃあご飯の準備をしちゃうのでゆっくりしてて下さいっ!」

黒井「ウィ。そうさせて貰おう」

浩太郎「しゃちょーあそぼう!」

浩二「あそぼー!」

かすみ「こらっ!」

黒井「まぁ気にするな。たまには庶民とこうするのも悪くない」




黒井「」

かすみ「あの…大丈夫ですか?」

黒井「ウ、ウィ。なかなかに子供と遊ぶのもハードだな…」

やよい「みんなお待たせー!」



やよい「今日はなんとすき焼きだよー!」

「「すき焼き!!?」」

やよい「みんな黒井社長にお礼を言うんだよー!」

「「ありがとうー!!」」

黒井「ウィ。まぁすき焼きは皆で食べた方が美味いからな」

黒井「ではいただくとしよう」

「「いただきまーす!」」


長介「うめーっ!」ハフハフ

かすみ「おいしいー!」ハフハフ

やよい「お肉おいしいですー!」ハフハフ

黒井「そんなにいい肉ではないが、いっぱい買ってあるからな。たくさん食べるといい」ハフハフ

─────
───





黒井「では世話になったな。これで失礼する」

やよい「えっとこちらこそ、ありがとうございました!」

黒井「こっちもご馳走になったしな。お相子だ」

やよい「また遊びに来てくださいねー!」

黒井「私はなかなか忙しいからな」





黒井「…だが気が向いたら来てやらんこともない」

やよい「はいっ!」

黒井「あまり騒ぐと子供たちが起きてしまいそうだ」

黒井「ではさあばだ。アデュー」

やよい「はい!気を付けてください!」



─────
───






765プロ

P「おはようございます!」

小鳥「あっ、おはようございますプロデューサーさん」

???「相変わらず冴えない顔をしているな、へっぽこプロデューサー」

P「くっ、黒井社長!?なぜここに!?」




黒井「ウィ。ただの陣中見舞いだよ、三流プロデューサー」

P「そ、そうですか…」



ガチャ

やよい「おはようございますー!」

P「お、おはようやよい」

黒井「おはようやよいちゃん」

やよい「あっ!黒井社長!おはようございすー!」ガルーン

やよい「えっと黒井社長!いつものアレいいですかー?」

黒井「ウィ。勿論だ」




やよい「うっうー!それじゃあいきますよー!ハ~イ、タ~ッチ!」

やよい&黒井「イェイ!」

P「」

小鳥「」




おわり




お目汚し失礼しました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月21日 (土) 22:56:35   ID: ltJDU0oY

心が洗われた

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom