モバP「美波はどうしてラクロスを始めたんだ?」美波「就活のためです」 (23)

モバP「は?……あ、そうなんだ」

美波「はい、団体競技は面接でのウケがいいですし」

モバP「お、おう」

美波「それに大学から始める人がほとんどなのでそこまで熱心なサークルでもありません」

モバP「へー……なんか凄いな」

美波「?普通ですよ?」

モバP「そうなのか…俺の時はもっとこう、何というか」

美波「あ、モバPさんは学生のころ何をやっていたんですか?」

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モバP「俺?俺はサッカー部だったよ」

美波「サッカーですか、いいですね」

モバP「帝応医の」

美波「」

美波(え?帝応医ってあの難関だけどチャラくて、女子マネが一人ずつ付くヤバいとこ?女子マネは食べられるためにマネージャーになる所?というかモバPさん医学部だったの?)

モバP「まあ途中で退学しちゃってこの会社にいるけどな。ハハハ」

美波「え、えっと…」

美波(ここで聞かなきゃ後悔しそう…だけど聞いた方が後悔もしそう…)

モバP「ん?どうした?」

美波(き、聞いちゃえ!)

美波「あ、あの!」

モバP「?」

美波「モバPさんにも専属マネージャーっていたんでしょうか!?」

モバP「き、急に大声出してどうした」

美波「答えて下さい!」

モバP「ま、まあ…いた…よ?」

美波「」

モバP「おーい、どうしたー?白目剥いちゃって」

美波「……ハッ!」

モバP「お、治った」

美波(そんな……いや待って、まだその女の毒牙にかかっていない可能性もあるわ)

美波「あの、そのマネージャーさんとは今もお付き合いがあるんでしょうか…?」

モバP「え?もちろん。毎日世話かけてるよ」

美波「えええっ…」(終わった…私の初恋……)

モバP「今朝もドリンクくれたりな」

美波「…ん?」

モバP「にしてもその時のマネージャーと一緒の会社に入るとはなー人生って分からんなー」

美波「それってもしかして…」

ガチャ

ちひろ「ただいま戻りましたー」

モバP「あ、お帰りなさーい」

ちひろ「Pさん、これお土産です♪」

モバP「お、ありがとうございます。……これは?」

ちひろ「晴ちゃんと契約した会社からPさん用にシューズが送られてきたんですよ」

モバP「へー…って、じゃああなたからのお土産じゃないでしょー」

ちひろ「えへへー」

キャッキャウフフ

美波(確定したわ。元マネージャーで最大のライバルはちひろさん…!!)

美波(何とかこの間を割り込んで…!)

ガチャ

あい「戻ったよ」

モバP「あいさん!お帰りなさい!早かったですね」

あい「敬語はよしてくれ。何度もそう言っているだろう?」

モバP「いや、それだと学生気分が抜けない奴みたいで…」

あい「フフッ…またあの勉強地獄に戻るかい?」

モバP「いやーキツいです…!」

美波(……ん?)

あい「にしても、まさかこちらがマネージメントされる立場になるとはなあ…」

モバP「あの、一応プロデューサーですので、ハイ」

あい「ああそうか、悪かった」

美波(マネージャー一人じゃ無かったのかい)

あい「あ、美波くん。こんにちは」

美波「ま………」

あい「?」

美波「負けません!!!」

あい「!?」

美波「私が…私が、モバPさんの専属マネージャーになります!!!」

モバP「!?」

美波「………あ…////」

ちひろ「それは無理ですね」

モバP「!?」

ちひろ「Pさんを一番長く一番近くで見て来たのは私です。私が一番Pさんのことを知っています。それに、美波ちゃんはアイドルなので立場的に無理です」

あい「アイドルがPくんと一緒にいられないのなら私はアイドルをやめるよ」

モバP「!?」

あい「Pくんの近くにいるためにこの事務所に入ったが、一緒になれないのなら居る意味なんてないだろう?」

美波「そ、それなら私にだって辞める覚悟くらいあります!!」

モバP「!?」

美波「確かに最初はアイドルとして頑張ろうと思っていましたが……今はPさん以外どうでもいいです!!!」

モバP「!?」

奈緒(いや、何か言おうぜPさん…)

ちひろ「む…無理ですよ!アイドルはやめれません!!そういう契約をしたんですから!!破るなら違約金払ってもらいますよ!い!や!く!き!ん!」バンバン

あい「くっ…汚いぞちひろさん!あなたは昔からそうだ!」

ちひろ「ちっひっひー!!!何とでも言うちひー!!!Pさんは私のものちひー!」

美波「ううぅ…どうすればいいの……!」

茄子「共同管理をすればいいんですよ♪」ダイキチー

美波 「茄子ちゃん!」

茄子「みんなでPさんを見守っていけばいいんじゃないですか?」

あい「なっ、…それじゃあ昔と変わらないじゃないか!」

茄子「変わらないのは素敵なことですよ?」

ちひろ「…確かにこの関係性が崩れるのも少し嫌ですね」

美波「……私はこんな関係だったなんて知りませんでしたけど」

あい「………まあ、熱くなって悪かったよ。それで?具体的にはどうするんだい?」

茄子「曜日で振り分けるのが最善かと♪」

あい「なるほど。まあ、それなら公平でいいな。みんなも異論ないか?」

美波 ちひろ「ないです」

モバP「」

茄子「ではー曜日を発表しますー」

美波「え?あなたが決めるの?」

茄子「ここにあるくじを私が引いて決めますー…………はい、月曜日は…やった、私です☆」

あい「おお、おめでとう」

茄子「火曜日は……ちひろさん!」

ちひろ「火曜ね…それ以外の日にガチャを分散させて釘付けに…」

茄子「水曜日は……美波さん!」

美波「水曜日……サークルあるわ…辞めるしかないようね…」

茄子「木曜日は……あいさん!」

あい「まあ、そうだろうね。とりあえずこの曜日に空いている店をしらべておこう」

茄子「金曜日は……やたっ☆私です」

あい「よし、分かった。みんな、とりあえずこの形で何週間かやってみよう。もし何かあったら集まればいいわけだし」

奈緒(あれ?茄子さん2日あるじゃん)

美波 ちひろ「賛成でーす」

あい「というわけだ、Pくん」

美波「これからも」

ちひろ「よろしくお願いします♪」

茄子「Pさん♪」

モバP「お、……おうよ」

奈緒(茄子さん恐ろしーーあ、今日Pさん家に行く日だ、外で待ってよ)

おわり

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