モバP「4257」 (12)
こんばんわ。オリPです。
先日のアイプロは無事に2000位圏外にはじき出されてしまいましたが、10%チケで見事引き当て。
ぷちコレでは5%を見事に引き上げて、モバマス界ではこの世の春を満喫しております。
一方のオリックスは、奥浪ら若手の奮起でしょう!
そして今回のお話はあのレジェンドです。
過去作品
モバP「バファローズポンタ?」
ちひろ「頭に紙袋を被ったスーツ姿の男がテレビを見てる…」
【モバマス】アイドルたちの移籍事情
若林智香「応援の力」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466166573
千川ちひろ(以下 ちひろ)「プロデューサーさん。ニヤニヤして気持ちが悪いです…」
モバP「すいません。ですが、見たでしょう?いちろーのヒット。元おりっくすの、青波戦士の活躍は嬉しいです」
ちひろ「まあ、気持ちは分からなくはありません。日本人がメジャーで3000本近いヒットを打つってことは凄いですよね」
モバP「すごいなあ…。日本でも素晴らしい記録を作って、それでいて向こうでも安定した成績…。世界のイチローですね」
ちひろ「…」
モバP「どうしましたか?仕事はある程度片しましたが…」
ちひろ「いえ、日本にいたころのいちろーをあまりよく知らないな。と思いまして」
モバP「仕方がありませんね。イチローはもう向こうで16年やってます。日本では9年間しかやっていませんからね」
ちひろ「確か高校出てプロ野球に入ったんですよね。その頃から凄かったんですか?」
モバP「そうですね。高校時代は通算打率が5割。4打席立てば、2本ヒット打って出塁しますね」
ちひろ「!?野球って3打席で1本打てばすごい世界ですよね?それをはるかに上回るとは…」
モバP「ピッチャーとしても素質は高かったそうですが、交通事故で野手転向を余儀なくされたみたいですね。高校時代は甲子園にも出ています」
ちひろ「そんな選手をプロはほっとかないでしょう」
モバP「ところが、1991年のドラフトは何と4順目。高校生ということもあって、あまり有力ではありませんでしたね」
ちひろ「その年の注目されていた選手は?」
モバP「えーっと、まずは大リーグでもストッパーとして活躍した横浜のサイトウタカシ。同じく大リーグでワールドチャンピオン2度獲得した、今のおりっくす2軍監督のタグチソウ。今、たいがーすのカネモト。この辺りを筆頭に、ほーくすのワカタベ。ネットで有名になったライオンズのミツイ(しかし入団拒否)などがおりました」
ちひろ「サイトウとタグチですか。そのあたりは私でも知っています。お二人ともその時期だったんですね」
モバP「ちなみに、ナカムラノリヒロもこの年、高校生でキンテツ入団です」
ちひろ「…それはすごいですね」
モバP「いちろーは4順目におりっくすが指名。カネモト、ナカムラも実はこの順位で指名されていたんですよ」
ちひろ「カネモトもナカムラもつい最近までプロの世界で選手やってましたよね!」
モバP「…もし選択が変わっていれば、彼らはどういう未来を辿っていたんでしょうか?少し気になりますよね」
モバP「4順目のいちろーのルーキーイヤーは2軍が主戦場でした。しかし、2軍のオールスター戦ではMVP。2軍リーグのウエスタンで首位打者を獲得すると、高卒ルーキーとは思えない実力を発揮しました」
ちひろ「その年の1軍出場は?」
モバP「7月に初出場と初安打を記録しておりますが、打率は.253と平凡でした」
ちひろ「それでも高卒ルーキーとしては上々では?」
モバP「そうかもしれません。2年目はプロ初本塁打こそ放ちますが、打率は.188と精彩を欠いてしまいます。しかし、2軍でコーチと共に振り子打法を作り上げたとされています」
ちひろ「野球に興味のある男の子は必ずやってましたね。オーの一歩足に並ぶ人気でしたね」
安部菜々(以下 菜々)「おはよーございまーす!」
モバP・ちひろ「おはようございます。菜々さん」
菜々「今日も頑張っちゃいまーす!それでなんのお話されていたんですか?」
モバP「いちろーの話です。イチローが4257本目のヒットを打ったってニュース見ましたか?」
菜々「もちのロンですよ!ついに世界のいちろーですね!菜々は200本安打を達成したこと憶えてますよ」
ちひろ「200本。大リーグでもそれだけポンポン打ち出の小づちのように打てるんですから、本当に魔法の杖ですよね」
菜々「あれ?今のはにほn…モゴモゴモ!」
モバP「――菜々さん。ちひろさんは大リーグの話と勘違いしております。そのままにしてください。…ばれますよ」ヒソヒソ
菜々「――りょーかいしました…」ヒソヒソ
ちひろ「どうしました?突然ヒソヒソ話なんて」
菜々「なーんでもありません!菜々もリアルJKですので、日本時代のいちろーの話が知りたいなーって思っただけです!」
モバP「さて、ここからがいちろーのスターダムが始まる1994年です。この年、おりっくすの監督にオオギ監督が就任されました」
菜々「いちろーの話をするのに忘れてはいけない人ですね!」
モバP「はい。オオギ監督はいちろーのバッティングセンスを見て、1軍に招へい。開幕からヒットを量産していきます。するとNPBの最多安打記録だった191本を超えて210本まで大幅に更新してしまいました」
ちひろ「3年目で初めてのフルシーズン1軍で最多安打記録更新…」
菜々「その最多安打記録って、確か1950年以降破られてなかったんですよね」
ちひろ「菜々ちゃん詳しいですね…」
菜々「うぃきぺでぃあですー…」
モバP「その年は、首位打者と最高出塁率、そしてリーグMVPにも輝きました」
ちひろ「僅か21歳でプロで名誉を築きましたね…」
モバP「実は今も登録名になってる「いちろー」はこの年から始まったんです。それまではスズキだったんです」
ちひろ「え!?いちろーの名字ってスズキだったんですか!?」
モバP「はい…。これも結構有名な話だと思ったんですが…」
菜々「この時代のパリーグは不遇ですからね。ラクテンが出来て、交流戦だとなって、ようやくパリーグにも日の目が浴びてきてましたし…」
モバP「確かにそうかも…。リーグ優勝して日本シリーズに出れてようやくって感じだったもんな」
菜々「でも1995年ですか…」
モバP「うん。これはみんなも知っていますよね。阪神大震災。おりっくすは神戸を本拠地にしており、そこでも甚大な被害が出てしまいました」
菜々「でも、この『頑張ろう KOBE』は今後も色々と有名になりましたよね」
モバP「まあ、出来たきっかけが震災だけに、複雑だがそれでも神戸という地元とプロ野球団が一つになった瞬間だよな。おりっくすはこの年リーグ優勝。いちろー個人は、」
モバP「首位打者・最高出塁率・最多安打・打点王・盗塁王と野手主要6部門のうち5つを手にしてしまった」
ちひろ「あと1つは?」
モバP「本塁打王。ホームランはその年25本。本塁打王とはわずか3本差だった」
菜々「惜しかったですよねー。でも、シーズン5冠はもちろんですが、打点王と盗塁王のW受賞は今までにいなかったんですからねー」
モバP「その年の日本シリーズは残念ながら敗退してしまったが、神戸市民はおりっくすの快進撃に救われたはずだ」
モバP「それからもいちろーはヒットを量産し続けて、メジャーにポスティングで出ていくまでの9年間のうち、最後の7年で首位打者を7回獲った」
ちひろ「最後の7年で7回って、それはずっと首位打者獲り続けていたってことじゃないですか!」
モバP「回りくどい説明ですいません。1000本安打はプロ最速757試合で達成。日本では951試合に出場して1278本。打率は.353でした」
ちひろ「うーん。常人ではない数字ですね…」
菜々「日本の安打製造機はアメリカでは、結構冷ややかな感じでしたよね」
モバP「そりゃそうだ。日米野球が90年代行われていたが、大リーグオールスターの前に手も足も出ない有様だ。そこで抜きんでたとしても、大リーグでは通用しない。それがアメリカメディアの評価だった」
菜々「しかも、背番号51というのがまたアメリカのファンを刺激する材料だったんですよね」
モバP「そうなんです。まりなーずの背番号51はらんでぃ・じょんそん氏のイメージが強く、それを日本出身のぽっと出に渡していいのか。という論調が強かったです」
ちひろ「その人なら聞いたことありますね」
モバP「メジャー通算303勝の最強左腕の背番号を汚すという論調が日本でも出てき始め(論筆者はアメリカ人)、来年の今頃はイチローは後悔するだろうという文章も出てきました」
モバP「そして運命の開幕。いちろーは1番ライトで先発。第4打席で初ヒットを含めた2安打でチームの勝利に貢献しました」
菜々「そして4月11日の守備で、今後も出てくるレーザービームが出てきます!ライトから三塁への送球で三進を防ぐ送球!この守備でもイチローありを見せてくれました」
モバP「好調維持したいちろーは4・5月とメジャー最優秀新人(月間)を獲得。さらにオールスターにも選ばれました!」
菜々「シーズンを終えてみれば、242安打を放ち、リーグ新人王・首位打者・盗塁王の個人タイトルとシルバースラッガー賞とゴールドグラブにも輝きました」
モバP「数々の批判は、5月を過ぎたあたりからちらほら謝罪に変わり、オールスター選出ではもう完全に鎮火していましたね」
菜々「これで日本野球の底力を見せられたと思いますよ」
モバP「イチローは好成績を毎年残しますが、特にすごいのは2004年!」
菜々「ついにメジャー最多安打記録を抜きました!262安打!到底不可能といわれ続けた記録を塗り替えたことで、イチローは名実ともに最高のヒットメーカーとなりました!」
モバP「そして2012年、イチローはやんきーすへと移籍するのです」
ちひろ「やんきーすといえば、メジャーでも屈指の常勝球団。でもそこでも苦労していたって話でしたよね?」
モバP「さすがに、メジャー13年。日本でも9年もう40です。2010年以降200安打を越すシーズンはなく、2014年シーズンをもってイチローはヤンキースを契約満了という形でFAとなりました」
菜々「そしてイチローの第3の新天地はまいあみまーりんず!背番号も51にもどして復帰のシーズン!と思われましたが、待遇は第4外野手。年俸も200万ドル(およそ2億4千万)の1年契約でした」
モバP「というのも、まーりんずの外野手はかなりの有望ぞろい。6年で180本塁打の強打者すたんとんを含めスタメンが固定。しかも最年長ですたんとんの26歳というからイチローはバックアップで待機します」
菜々「2015年は野手としては91安打、.229でしたが、最終戦ではメジャー初登板もその年記録しました!」
モバP「イチローという男の偉大な記録作りという見方も取れますが、大差をつけられての試合。それを見たファンは興奮したでしょうね」
菜々「投手成績は1回1失点。野手投手はなのでご愛嬌ですね」
モバP「そして2016年。外野手の相次ぐ不調・故障でイチローはスタメンとベンチを交互しますが、好調を維持し、ついに!」
モバP・菜々「日米4257安打を達成しました!」
モバP「いろいろと議論されてはいますが、それだけイチローの功績は素晴らしいという裏返しです!」
菜々「ギネス記録にも載りましたし、今後菜々たちが生きているうちに更新する人が出てくるか楽しみですね!」
モバP「本人は50歳までやりたいとも言っているようですし、日本に帰ってきたらぜひオリックスで指導者としてたってほしいな!」
ワイワイ
ちひろ「あー。今日も仕事が進まず、時間だけが過ぎていく…」
がんばれいちろー!きょうもすごいぞいちろー!
劇終!
あとがき
以上でございます。間が開いてしまい申し訳ありませんでした。
言い訳をさせていただきますと、モバマスSSの交流会に参加するための作品を急ピッチで作っておりました。
そのおかげで何とか締め切りにも間に合い、出展していただけました。
【モバマスSS】一日花嫁
【モバマスSS】一日花嫁 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466934449/)
オリP名義で出展しております。ぜひ批評をいただければと思います。
モバマスSS書き夏の交流会
http://ch.nicovideo.jp/2_3/blomaga/ar1046198
上記サイトより、出展全作品公開しておりますので、お手すきの方はぜひ足を運んでいただければと思います。
私も感想を入れにいってきます。
それでは、またどこかでお会いいたしましょう。
追伸
デレステでようやく初SSRをお迎えできました。雫ちゃんは今後うちのエースや!10年に1人の逸材や!
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