藤原肇「大事なのは、焦らない事です」 (52)
「もう静岡か」
他愛も無いお喋りをしているだけで、時間は飛ぶように過ぎていって。
先ほど東京駅を発ったと思えば、もう静岡にまで差し掛かっていました。
「楽しい時間ほど、過ぎるのが早いと聞いています。相対……えっと」
「相対性理論。薬缶と恋人の例えで有名だな」
迷っている間にPさんが答えてしまいました。
でも、そこまで知っているのであれば。
この二人の旅行も、私がそれを口にしようとした意味も、察してもらいたいものです。
「すっかり旧式とはいえ、流石に新幹線は早いな」
――せっかくですし、のんびり向かいましょう。
最新の新幹線で行けば、ほぼ半分の時間で着いてしまいます。
ですが今回はお仕事ではなく、夏休みの旅行。
急ぐ旅でもありませんし、こちらの席を取る事にしました。
予想した通り、空席の目立つこの時間帯の車内は落ち着いています。
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「そろそろ昼にしようか」
「ええ」
Pさんが袋から取り出したお弁当を手渡してくれます。
四角い弁当箱の端からは、何故か一本の紐が伸びていました。
「これは……」
「ん、初めて見るのか? 強めに引っ張ってみろ」
「はい」
言われた通りに引っ張ると、ぷつりと紐が外れました。
一呼吸置いて、しゅうしゅうという音が聞こえ、端から湯気が漏れ出てきました
「わっ。加熱用の仕組みだったんですね」
「ああ。一人の時に食べようとすると少し恥ずかしいけどな」
「石灰と水……でしょうか」
「正解だ。化学反応で起こる熱を利用してる」
注意書きの通り、窓の下から起こした卓へ置いてしばらく待ちます。
稲荷寿司を頬張りながら、Pさんが思い出したように言いました。
「反応式、答えられるか」
「ええと、H2Oと……あれ、そういえば石灰って何なんでしょうか」
「酸化カルシウムの別名だ」
化学の抜き打ち試験に、生来のんびり屋の頭を懸命に働かせます。
生成物は水酸化カルシウムになるでしょうから、うーん……。
ようやく正解を導き出した頃には、お弁当もすっかり温まっていました。
相対性理論って、便利ですね。
「Pさんって、理系だったんですか?」
温かい山菜おこわを頂きながらPさんに訊ねます。
以前話を訊いた時は体育会系だ、と頭を掻いていましたが。
「ああ。大学では……何と言うか、電子系と化学系の中間みたいな分野を専攻してた」
「どんな研究をなさっていたんでしょう」
「超伝導、と言えば伝わるか」
「キンキンに冷やすと磁石が浮く、といった感じでしたか」
「概ね間違ってはないな。俺は超伝導体の物性を研究していた」
「うーん……文系の私には少々難しいお話ですね」
学校の成績に関しては、特別秀でている訳でも、特に劣っている訳でもありません。
ただ、化学さんや数学さんとはどうにも折り合いが悪く……古文さんなどと仲良くさせて頂いています。
アイドルと同じように、みんなの人気者を目指すべきなのでしょう。
この道もなかなか険しいものです。
「分かりやすい所で言えば、リニアモーターカーだな」
「それなら聞き覚えがあります」
「俺が生きている内はともかく、肇ならまず乗れると思う」
「きっと大丈夫ですよ。開業したら、また一緒に乗りに行きましょう」
何年後なのか、何十年後なのかは分かりません。
でも、いつかまたPさんといっしょにこうして旅行できたら、それはそれは素敵な事だと思います。
「肇。富士山が見えてきたぞ」
見覚えのある橋を渡り始めると、富士山の姿が綺麗に見渡せるようになりました。
「登った事があるんでしたよね」
「ああ。講義をサボってな」
「登山部だったんですか?」
「いや。個人でたまに登っていたんだ」
「そこに山があるから、ですか?」
背丈に負けないぐらいがっしりとした体つきは、登山で鍛えられたものなのでしょう。
近くでPさんの背中を見つめていると、何だか山のように見えた事もありました。
「英文やら化学式を見ていると、たまにどうしようもなく何も無い景色を見たくなってな」
Pさんが目を細めて、太陽に照らされる富士山を眺めます。
「学会前に論文を抱えたまま登った山は最悪だったよ」
「ふふっ」
最後の一つを口へ放り込んで、弁当箱を片付け始めます。
今度、登山へ連れて行ってもらうのも良いかもしれません。
「なぁ、肇」
「はい」
「他の人を誘わなくても良かったのか。楓さんとか、アナスタシアさんとか」
私の地元は星がよく見えますから、アーニャさんや泰葉さんにも声を掛けました。
声を掛けたのですが……
『――ズヴェズダ、ですか? はい、見てみた……ンン? アー、ごめんです。その日は予定がありました』
『――へぇ、綺麗に見えそうだね……えっ、あ、一緒に? えーと、そういえば用事があったんだった』
『――あら。肇ちゃんのお誘いなら是非……えっ? そうなの。ごめんね、実は用があるのよう……ふふっ』
「Pさんが引率について来てくれると言うと、何故だか皆さん突然用事を思い出して……」
でも、何故だか皆さん楽しげに笑っていて。
お土産を宜しくね、とたくさん頼まれてしまいました。
「……俺はもしかすると、嫌われているのかな」
「いえ、そんな事は」
「肇も、無理はしなくていいからな」
「きっ、嫌いな人を実家に招いたりしませんっ!」
Pさんの言葉に、焦ったように声を荒げてしまいました。
驚いたようなPさんの顔を見て初めて、自分が立ち上がっていた事に気が付きました。
口を開いて、けれど言葉は出てこなくて。
ゆっくりと椅子へ座り直します。
「Pさんの事、ぜったいに嫌ったりしませんから」
「……そうか。ありがとうな、肇」
消えそうな声で呟いた言葉に、Pさんがしっかり返事をしてくれて。
それをどうしようもなく、私は嬉しく感じてしまいます。
そうしてしばらくの間、私達は無言のまま車窓の外を眺めていました。
けれどその無言は、決して居心地の悪いものではなくて。
いつの間にか到着まで眠ってしまっていたくらい、心地の良い空間でした。
……ちょっと、もったいなかったな。
― = ― ≡ ― = ―
「初めて会ったが、肇のご両親、にこやかで優しそうだったな」
「ええ。今日はいつにも増して。ふふ、Pさんが一緒だったから、でしょうか?」
「さぁ、な」
去年は寝込んだままのおじいちゃんへ挨拶しただけでした。
改めてPさんが両親へ挨拶をすると、いつもよりいっそうにこにこと笑って。
……その後はお決まりの、報告と言う名の私の私生活暴露会です。
何故大人というのはひとたび集まると、本人を前にして赤裸々な思い出語りをするのでしょうか。
PさんもPさんです。
この前のライブはここが良かっただの、映画ではあの演技が素晴らしかっただの。
私のお仕事を嬉しそうに話す度、両親も嬉しそうに話をせがんで……。
「……はぁ」
「長かったしな。移動で疲れたか」
「いえ。疲れたのはついさっきです」
「……?」
大人になるのって、とても難しい事なのかもしれません。
「そういえば、お爺さんは何処に?」
「この時間はおじいちゃんの工房に籠っています。私も父も入れません」
「……職人、か」
「両親が優しいのは、おじいちゃんの影響もあると思います」
前に周子のSS書いていた人かな、期待。
>>10
YES
そのシリーズではないけど、楽しんでいってくれ
おじいちゃんが厳しい分、両親は甘過ぎるくらいに優しくて。
私も将来職人を継ぐとすれば、まだ見ぬ子供には厳しく接するべきなのかもしれません。
「親御さんが優しいのは、肇がとても良い娘だっていうのもあるだろう」
「そうでしょうか」
「ああ。俺も肇みたいな子供がいたら溺愛してるかもしれない」
「…………」
「どうした」
「何でもありません」
「何だか少し怒ってないか」
「怒ってなんていません」
……子供、ですか。
子供にも女心があるという事を、この人は未だに理解してくれていないようです。
「Pさんは、空でも見ていれば良いんです」
「やっぱり怒ってるじゃあ……空?」
少し遅い夏休み。
秋の足音が聞こえ始めた岡山の空は、盛夏の頃より随分日差しも和らいでいます。
「……良い天気だな」
「そうですね」
男心と秋の空、と昔は言ったそうです。
今はそれを信じる気分ではありませんけどね。
>>11
すまんそのssすげぇ気になるからタイトル教えてくれさい(周子P感)
塩見周子「看板娘」
これ?
塩見周子「看板娘」
塩見周子「看板娘」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421464596/)
>>13,>>15
それで合ってます
藤原肇「彦星に願いを」
藤原肇「彦星に願いを」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405601439/)
ついでにこっちも読んでもらえるとお兄さん嬉しいな
― = ― ≡ ― = ―
「では肇先生、お願いします」
「うむ……とでも答えるべきなんでしょうか」
いつもの作務衣に袖を通して、私達はおじいちゃんとは別の工房に居ました。
合うサイズが無かったため、Pさんはネクタイを外してワイシャツの袖を捲っただけですが。
……ちゃんと私服、持って来てるんでしょうか?
「蹴ろくろは少々難しいので、今回は電動式の物を使います」
「ケロクロ?」
「足踏みで回すろくろです。おじいちゃんやお父さんはこれを使っていますね」
お互い向かい合うように座り、それぞれのろくろへ粘土を載せます。
幾らか手で慣らしてから、回転のスイッチを入れました。
「手捻りよりは少しだけ難しいです。大事なのは、焦らない事です」
「全くの未経験でも平気なのか」
「いきなり複雑な形の作陶は厳しいですから、茶碗か湯呑を作ってみましょう」
「どちらがオススメかな」
「そうですね…………茶碗、が良いかもしれません」
「よし」
ほんの少しだけ下心が顔を出して。
けれどPさんには気付かれなかったようで、ほっと胸を撫で下ろしました。
「まずは指を水に濡らして、土を撫でてみましょう」
回転数を抑えめに固定して土が逃げないよう調整します。
力がある分、Pさんならこの速度でも問題無いでしょう。
「思ったより、固いな」
「Pさんも土もまだ慣れていませんから。すぐ気にならなくなりますよ」
しばらく土を捏ね回していると、Pさんも慣れてきたようでした。
参考にしてもらおうと、両手で土を可能な限り上へのばしたり、ぐっとそれを縮めたりします。
優しく、力を入れ過ぎずにそっと添えるように。
それを繰り返していると、いつの間にかこちらを見ているPさんの手が止まっていました。
「…………」
「Pさん?」
「あ、いや何でも無い。何でも無いんだ、本当に」
何故だか少し焦ったような様子で、Pさんが作業を再開します。
「あ」
当然ながら、土の形はぐにゃりと乱れて。
「Pさん、大事なのは焦らない事、ですよ」
「……そうだったな」
深呼吸を一つして、Pさんが再び土を捏ね始めます。
……先ほど、頬が僅かに赤く見えたのは気のせいだったのでしょうか。
― = ― ≡ ― = ―
お風呂から上がると、廊下の先に二人の姿が見えました。
おじいちゃんとPさんが並んで濡れ縁に寝転んでいます。
間には、酒瓶とぐい飲みが置いてありました。
「……ええと」
どうしたものかと思い悩んでいると、父さんが居間から顔を出しました。
二人を見ると、しょうがないなとばかりに苦笑して。
肩を支えておじいちゃんを寝室へと連れて行きました。
「Pさん」
広い肩を軽く揺すります。
辺りにはお酒の匂いが漂っていました。
「お体に障りますよ」
「もう触ってるじゃないか、肇」
Pさんが身体を起こして頭を掻きます。
「俺の冗談も、少しは上達したか」
「それも楓さんに習っているんですか?」
「習うというか、あの人がよく絡んで来てな……冗談も、酒も」
Pさんもまた、しょうがないなとばかりに息をついて。
私には出来ない大人のコミュニケーションに、少しだけ胸の奥がちりりと熱くなりました。
Pさんの隣にあったぐい呑みを拾い上げます。
「お酒って、美味しいんでしょうか」
「さぁ、俺にもまだよく分からない。ただ」
「ただ?」
「一人酒を悪く言うつもりも無いが、酒の味は隣に居る誰かに左右されると思う」
「隣に……」
「肇のお爺さんは、旨い酒の飲み方を知っているようだった」
ぐい呑みの底にはまだ少しだけお酒が残っていて。
顔へ近付けると、吟醸酒の香りが鼻をくすぐりました。
少しきつい、けれど大人の匂い。
「飲むなよ、肇」
「ええ。もう二年、我慢しておきます」
ここで残ったお酒をぐいと飲んでしまったら、Pさんはどんな反応をするのでしょうか。
大人に成りきれない私の心が、そんな無邪気な考えを覗かせました。
「この二年を思うと、すぐとは言えませんね」
「そうだな。まぁ、その時はとびっきりの酒を奢ってやるさ」
「幸い下戸ではないようですので、楽しみにしておきますね」
「期待を裏切らないようにしないとな」
「そこは心配していませんよ?」
「そうか?」
「はい。ふふっ」
その時も、Pさんが私の隣に居てくれるというだけで。
「きっと、格別な味に違いありませんから」
陶製の風鈴が、秋の夜風にちりりと音を奏でました。
― = ― ≡ ― = ―
「おはようございます」
「おはよ、肇。ちょうどいい所に来たね」
夜風に乗る虫の音が賑やかになってきた頃。
事務所へ顔を出すと、アーニャさんと凛さんが幾つかの箱を並べているところでした。
「もう届いたんですね。凛さんとアーニャさんのもちゃんとありますよ」
「ああ、じゃあこれがこの前里帰りの時に作ったって言う?」
「はい。今度お二人も紅葉狩りに誘いますね」
「……ダー。ありがとう、です」
「……ま、考えとくよ」
ボール箱を開けて緩衝材を退けると、紙に包まれた陶器が見えました。
ペンで書かれた文字を確認して包みを解きます。
「これは凛さんの花瓶ですね、どうぞ」
「ありがとう……あれ、青みがかってる?」
「はい。青が好きだと聞いていましたので。変わった釉薬を使ってみたそうです」
「へぇ。何か、使うのが勿体無いくらいだね」
「花を挿してあげないと拗ねちゃいますよ?」
「それは困るかな」
おじいちゃんの作品はともかく、私が作った物にはそこまでの金額は付きませんが。
仕上げは本職の方がやってくれたお陰で、普段使いには全く差し支え無いと保障しましょう。
「こっちはアーニャさんですね」
「開けてみて、いいですか?」
「どうぞ」
わくわくした様子で包みを解かれると、こちらまで何だか嬉しくなってしまいます。
小さな箱から出て来たのは、女性用に軽く作った湯呑でした。
「イリューシン……きれい、です」
「そちらの釉薬は薄めの物を使って、雪解け水の意匠を凝らしてあります」
「お茶、冷めないでしょうか?」
「ふふ、心配ありませんよ。早速淹れてみましょうか」
「ならお湯湧かしてくるよ」
まだ残っていたお土産のきびだんごをお茶菓子に、話に花を咲かせます。
アーニャさんに桃太郎のお話をしていると、会議室からPさんが出て来ました。
「おはよう。来てたのか、肇」
「おはようございます。Pさんの茶碗も届いていますよ」
「ああ、この前のか。さてどんな出来になっているかな」
よく見ると、ほんの少しだけわくわくしているような表情で。
Pさんが包みを剥がすと、少々大きめの、夜桜をあしらった茶碗が姿を見せました。
流石はおじいちゃんのお弟子さん達です。
「へー、渋いね。自分で作ったの?」
「ええ。そこに居る肇先生に教わって」
「肇、センセイですか?」
「ふふ、今度アーニャさんもやってみますか?」
「……ん? こっちは作った覚えが無いが……間違いか?」
そんな話をしていると、Pさんが首を傾げて。
間違えて他の物も一緒に送ってしまったのでしょうか。
包み紙の中から現れたのは、Pさんのものより一回り小さい、桜のあしらわれた――
「……っ!?」
「へぇ、二つも作ったんだ」
「いえ、俺が作ったのは一つだけなんですが」
もう一つの、とても見覚えのある茶碗には。
やたらと気合いの入った、満開の桜模様が描かれていました。
慌てて視線だけを改めて巡らせてみれば、私宛の箱はありません。
まさか、まさか。
「……すみませんPさん、どうやら他の物が紛れ込んで、」
「ああ、手紙も入ってるな。肇の親御さんからだ」
何やら、とてもとても嫌な予感がしてなりません。
私の作品は別に寮へ送ってくれるよう。
何度も何度も、何度も念を押したはずです。
脳裏に、母の不自然なくらいにこやかな笑顔が浮かびました。
「『プロデューサーさんへ。この茶碗は肇の物ですので、渡してあげてくださいね』……ああ、肇のか」
何故。何故一緒に送ったのですか。
金魚のように口をぱくぱくとさせながら、Pさんから茶碗を受け取りました。
「――ああ、そういう事。なるほどね。ふーん、なるほど」
凛さんの呟きが、まるで刑の宣告のように聞こえました。
おそるおそる、後ろを振り向けば。
今まで目にした中で一番の、満面の笑みを凛さんが浮かべていました。
「そっかそっか、夫婦茶碗か。うん、いいんじゃない?」
「メオト……?」
「ああ、アーニャは知らなかったかな」
今にも踊り出しそうな表情でした。
「メオトっていうのはね、『とっても仲が良い』っていう意味なんだ」
「アー、そうなんですか!」
凛さんに意味を教わって、アーニャさんが嬉しそうに笑いました。
「二人とも、とってもメオト、ですね!」
熱でも出てるんじゃないかと思うほど、頬は熱くて。
もう、顔を上げられませんでした。
「さ、行こうかアーニャ」
「? どこに、ですか?」
「上のカフェ。何でも好きな物奢ってあげるよ。あ、おはようございます。ちひろさんも……」
凛さんが、アーニャさんの背を押して事務所の扉を閉めます。
――『話』、訊かせてね。
閉まる直前、振り返った凛さんの口元がそう動きました。
扉が閉まった後、何やら札を提げるような音も聞こえてきて。
そして私はようやく、逃げ場を塞がれたのだと認めるしかありませんでした。
「…………なぁ、肇」
「あのっ、Pさん。これは……ですね、その…………」
大事なのは、焦らない事。
そんな考えは何処かへ吹き飛んで。
頭の中はぐるぐると回っていて。
「ですから……私は…………」
そして私は、すっかり頬に紅葉を散らしたまま。
トンボのように秋の空へ消えてしまいたいと、そう思うばかりでした。
おしまい。
セルフパロが大好きです
肇ちゃん手ずから焦らずじっくり窯焼きにされたいだけの人生だった
あとこの前コメントでSOSPとか言われてて語呂の良さに笑った
前作とか
塩見周子「看板娘」 ( 塩見周子「看板娘」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421464596/) )
藤原肇「彦星に願いを」 ( 藤原肇「彦星に願いを」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405601439/) )
蘭子ちゃんとアーニャが乗馬に挑むSSをすらすら書けるだけの正しい知識が欲しいです
あと>>20についてはこの辺の動画を観てもらえれば言いたい事は伝わると思う
http://www.youtube.com/watch?v=hpe6_zQvAFs
紳士諸君。陶芸は、良いぞ
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