P「飛鳥だ……本物の飛鳥だ」

P「いや、飛鳥には毎日会っているが……この状況は……」

飛鳥「すぅ……」

P「……触っても大丈夫かな……」

P「……そいっ」ﾌﾟﾆｯ

飛鳥「むぐ……」

P「はわぁ……ほっぺやわらけぇ……」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

飛鳥「……P？」

P「え」

飛鳥「む、やっぱりPか」

飛鳥「悪いけど、ボクは朝は苦手なんだ」

飛鳥「夜行性ってやつさ……だから」

飛鳥「もう少し寝かせてもらえるかな……ふわぁ」

P「あ、あぁ、大丈夫だ」

飛鳥「ありがとう」

飛鳥「……P？」

P「な、なんだ？」

飛鳥「……腕枕はしてくれないのかい？」

P「してほしいのか？」

飛鳥「してほしくない、と言えば嘘になるね」

P「……はいよ」

飛鳥「ふふっ……」ｺﾞﾛﾝ

飛鳥「～♪」

飛鳥「すぅ……」

P「だいぶ疲れてるんだな、もう寝てしまったよ」

P「……かわいい寝顔だ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

飛鳥「ん……」

P「まだ14歳の少女だもんな……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

P「アイドルの姿は大人びて見えるが、こういう表情はかわいい女の子だな」

飛鳥「……P、聞こえてるよ」

P「知ってる、顔赤くなってるぞ」

飛鳥「……馬鹿」

P「はいはい、眠れないなら他にもなにかしてやろうか？」

飛鳥「そうだね……それなら」

ムギュッ

P「うぉっ！？」

飛鳥「少しの間だけ抱き枕になっててくれるかい？」

飛鳥「安心感を高める事で眠りは扉を開くのさ」ﾑｷﾞｭｯ

P「抱き枕ねぇ……」

P「抱き返しちゃる」ﾑｷﾞｭｯ

飛鳥「……これは」

飛鳥「ボクからやったとはいえ、恥ずかしいものがあるね……」

P「気にせず寝てていいぞ」

飛鳥「そうかい、気にせずというのは無理かもしれないが、眠りにつくことはできそうだよ」

飛鳥「……」

P「……しかし、抱き締めてみると、細いなぁ」

P「ぽっちゃりとまではいかなくても、少しは肉をつけたほうがいいんじゃないか？」

飛鳥「……すぅ」

P「……ふむ」ｸﾝｸﾝ

P「髪からいい匂いがするな」

P「シャンプーの優しい匂いだ」

飛鳥「……嗅ぐのはだめだよ、P」

飛鳥「恥ずかしいから」

飛鳥「やめないとボクも嗅ぐからね、わかった？」

P「わかった」

P「」ｸﾝｸﾝ

飛鳥「ん……P」

飛鳥「嗅ぐのはだめって言ったばかりじゃないか」

P「だって、飛鳥いい匂いするから……」

飛鳥「……少しだけだからね」

スンスン

飛鳥「そんなに匂うかい？」

飛鳥「んっ……首の方を嗅いでもたいしたことはないだろう？」

飛鳥「く……ふ……」

飛鳥「ぴ、P。息が当たってくすぐったいよ」

飛鳥「ひんっ……！？」

飛鳥「ば、ばか……舐めたって美味しくないだろうに」

飛鳥「……」ｶﾌﾟｯ

飛鳥「ふん……仕返しだよ」ｱﾑｱﾑ

飛鳥「くすぐったいかい？ボクの甘噛みは」ｱﾑｱﾑ

飛鳥「キスマークでも付けようか？」

飛鳥「ひっ……や、やめ……」

飛鳥「キスマークはつけないでくれないか！ボクは今日撮影があるのさ！」

飛鳥「見えないところなら……？」

飛鳥「……んっ……」

飛鳥「……まったく、つけられてしまったよ」

飛鳥「これは君の愛情の刻印と捉えていいのかい？」

飛鳥「……ふふっ」

P「目は覚めたか？」

飛鳥「あっ」

P「……」

飛鳥「……」

飛鳥「まだ眠いかな」ﾑｷﾞｭｯ

P「嘘付けこらぁ！」

飛鳥「嘘だと決めつけるのはよくないね、人の心は己しか見えない、歪なマジックミラーさ」

P「布団ひっぺがえしてくれるわ！」ｶﾞﾊﾞｯ

P飛鳥「寒いっ！」ﾊﾞｻｯ

P「くそー……ずるいぞ……」

飛鳥「今日は冷えるね……」

P「あすまくらを抱きしめていようかな」ﾑｷﾞｭｯ

飛鳥「暖かいね、人の温もりは」

P「そういや、エクステはつけてないんだな」

飛鳥「君はスーツを着て眠るのかい？」

P「いいや」

飛鳥「そういうことさ」

P「そういうことか」

P「……仕事の時間だな」

飛鳥「……そうだね」

P「さぁ、一緒にでようか」

飛鳥「いや、Pが出てボクの服を布団に入れてくれないかな」

P「楽しやがって畜生！」ﾎﾟｲｯﾁｮ

飛鳥「なんだかんだ言ってやってくれるんだね」

飛鳥「ふっ……ほっ……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

P「布団から顔だけ出してモゾモゾ着替えている飛鳥はなんとも可愛いのう……」

P「……さむっ」

P「やっぱ入れてくれ」

飛鳥「い、今はだめ！」

P「ケチくさいことをいうんじゃ……」

P「青か……」

飛鳥「アブソリュートゼロ！」ﾊﾞｼｰﾝ

P「ぐほっ！ボディにしろボディに！」

…………
……

P「さ、いこうか」

飛鳥「そうだね」

ガチャッ

寒波「ヒュゥー」

P「……」

飛鳥「……」

ガチャッ

P「すみません、今日は仕事休みます」

飛鳥「ボクも」

ちひろ『なにいっﾌﾟﾂｯ

P「……」

飛鳥「……」

P「今日は１日布団でゴロゴロしようか」

飛鳥「そうだね」




完

飛鳥ちゃんにキスマークつけたいよぉぉぉぉぉ！
キスマークつけられてるところが気になって気が気でない飛鳥ちゃんに「絆創膏からはみ出てるぞ」って言って焦らせたいよぉぉぉぉ！