男「悪かったな。隠してて」
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妹 (全然美形に見えないんだけどッ!)
男「驚いたか? 俺は超美形なんだ。だからお前は、超美形の妹なんだ」
妹「あ、あははーそうなんだー……」
妹 (疲れてるのかな? お兄ちゃん……)
妹 (そんなお兄ちゃんに私が言ってやれるコト、出来るコト言ったら!)
妹「>>7 」
お、おう…
妹「お、おう…」タジッ
男「待て妹よ。どうして退く? 俺は超美形なんだぞ。むしろ近付くべきでは無いのか?」
妹 (ど、どこから来るのよその自信はー!!)
男「さあ妹よ。我が腕の中で悶えるがよい」ジリジリ
妹 (お、お兄ちゃんの様子が変だわ! ここは >>11)
腕の中で悶える
妹 (腕の中で悶える? 嫌だ、私何考えて……)
ギュッ!
妹「!?」
男「おお…! この抱き心地は素晴らしいな!」
男「柔らかくて、少し力を込めたら崩れてしまいそうだ。それに、年頃の娘の香りが、なんとも……」
妹「へ、変態だー!! ちょっと離してよお兄ちゃん…!」
男「ムフフッ」
妹 (かつて無いほどの身の危険を感じるよぉ! ここは >>17)
泣いて助けを請う
妹 (女の子の武器を使うしか無いわっ!)
男「妹よ。このまま俺の妃に……」
妹「……ぐずっ」
男「なんと!?」
妹「ひぐっ…うぅ……酷いよぉ、お兄ちゃん怖いよぉ…」ポロポロ
男「泣いているのか…? 何故、泣くのだ妹…?」オロオロ
妹「離っ…ぐずっ……離してよぉ」ポロポロ
男「わ、分かった。ほれっ」サッ
妹 (しめたッ! この隙に >>22 )
バックブリーカー
妹 (バックブリーカーしか、有り得ないッ!!)
妹「はっ!!」
男「お、俺を仰向けにしてどうする気だ妹ぉ!? 膝枕なら逆だろう!?」ズデン
妹「ふふっ、膝に体をセットされた所で分からない?」
男「…! まさか!」
妹「そのまさかだよ! ――喰らえッ!」
妹「バックブリーカーッッッ!!」ガッ!
ボキボキボキッ!
男「アーッ!?」
妹 (よしっ! とりあえずお兄ちゃんにダメージを与えたから >>26)
寝る
妹 (ふわぁ…久々に技かけたから疲れたわ。昼寝でもしようかなー……)
男「」ピクピク
妹「あ、でもお兄ちゃんが居る家では眠れないよ。寝てる間に貞操を奪われかねないし」
妹「家を出て、>>30 に行こうかな」
祖母宅
妹「お婆ちゃんの家が無難だよね。ということで」
妹「行ってきます。お兄ちゃん!」
男「」ピクピク
――移動中
妹「お婆ちゃんの家についたよ!」
妹「お婆ちゃん居るー?」
>>34「あれ…?」
お兄ちゃん
男「妹じゃないか」
妹「えっ」ビクッ
男「様子が変だな、どうしたんだ? お化けでも見たような顔して……」
妹 (で、出たー!! 生き霊になってまで追い掛けてくるとかお兄ちゃん、マジ・シス・コンッ!)
妹 (でも様子がさっきとは違うけど。とりあえずここは >>39 )
家に連れ帰ってお兄ちゃんの肉体に戻そう
妹 (家に帰ってお兄ちゃんの肉体に戻そう……何言ってるか自分でも分からないけど)
妹 (やらなきゃいけない気がする…!)
男「妹? 婆ちゃんに用なら……」
妹「それは良いからっ!! ちょっと来てお兄ちゃん!!」グイッ
男「わっ、分かったからそんな引っ張るなって! 転んじゃう転んじゃう……あぁッ!」ズデッ!
妹「そんな馬鹿やってないで。早くッ!」
――移動中
妹「我が家に帰って来た!!」
男「お兄ちゃんもうボロボロだよぉ……」ボロッ
妹「そんなこと良いから。さあお兄ちゃんッ! "モト"の肉体に戻って!!」
男「何いってるんだよ――って、わぁ!?」ピカー
妹「こ、これは…! >>43 」
超美形お兄ちゃん爆誕
妹「痙攣してるお兄ちゃんと泥だらけのお兄ちゃんが合体して、何かが出てくる…!?」
テッテレー
S.B男「超美形お兄ちゃん、爆誕ンンッッッ!!」
妹「う、うわあー!? 輝かしい貌(かお)のお兄ちゃんだ!?」
S.B男「ふっ、今まで迷惑をかけたな妹。これが俺の真の姿なんだ…!」
妹「状況が掴めなくてよく分からないけどッ! とりあえず >>48 するわ!!」
腹パン
妹 (腹パン! そういうのもあるのか)
妹「何も恨みは無いけど――えいッ!!」ボゴォッ!
S.B男「がはぁ!! …な、何故だ?」ボロッ
S.B男「俺は、名実共に超美形になったんだぞ!! お前の求める、理想のお兄ちゃんにッ!!」
妹「…えっ?」ボゴォッ!
S.B男「ウボァ!! …と、とりあえずその手を止めてくれ。それ以上いけない」
妹「あ、うん」
S.B男「ふぅ…」
妹 (事情を話してくれそうな雰囲気だけど、どうしよう……>>52)
鯖折り
S.B男「実はな……」
妹「あっ、ちょっと待って! 鯖折りさせてっ!!」
S.B男「鯖……え? 何ですかそれは」
妹「相撲」
S.B男「え?」
妹「相撲だって。もういいから組ませてよぉ!!」
S.B男「あ、はいどうぞ」
妹「ありが――ッッッとぉ!!」ズシャァ!
バキバキバキッ!
S.B男「あへぇ!? ひ、膝が痛いのぉ…! ジンジンくるのぉ!」ピクッ ピクッ
妹「……ふぅ。もう済んだから良いよ、話して」
S.B男「はひぃ……」ピクッ ピクッ
妹「あとその不規則に痙攣するのやめて」
S.B男「あ、あのですね。俺…いや、私が誕生したのは貴女がそう願ったからなのですよ」
妹「?」
S.B男「ほら、貴女が小さい頃。年長さんぐらいの頃かな、私に愚痴ってきたでしょう?」
S.B男「"どうして私の兄貴はフツメンなんだー"って。友達のA子ちゃんは云々って。言ってたでしょう?」
妹「覚えは……ある、けど」
妹「それとこれと何が関係あるの?」
S.B男「端的に言ってしまえば、貴女のお兄さんこと私は、貴女の"自慢"になろうとしたんですよ」
S.B男「勉強もスポーツも頑張りました。バックブリーカー極められても耐える体を作りました」
S.B男「料理だってするようになって……それでも、貴女はお兄さんを認めなかった。見てくれなかった」
妹「……」
S.B男「"超美形"でないこと以外は完璧なのに、"超美形"でないだけで貴女はお兄さんを邪険に扱った」
S.B男「――そうして生まれたのが、私です。私は貴女の"理想"でありお兄さんの"悲願"なのですよ」
妹「……私、は」
妹「>>56」
ごめんなさい
妹「……なさい」
妹「ごめん、なさい…!」
S.B男「いや、何も謝ること……」
妹「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめん……ごめん、お兄ちゃん!!」
妹「わたっ…私は、お兄ちゃんの努力に目もくれず、どうしようも無いこと言って…!」
S.B男「妹……」
妹「でもね、無視してた訳じゃないよ! 嫌いなんてとんでもない…ううん、大好きっ!」
妹「私は、お兄ちゃんのコト大好きっ! 優しいお兄ちゃんが好きなの! 顔なんて関係無かったッ!」
妹「ただ、周りの目を気にして……"平凡"なお兄ちゃんを、避けてたの……」
S.B男「……」
妹「辛い思いをさせて、本当にごめんなさいお兄ちゃん。……いや、これだけじゃ足りない!」
妹「私をいっぱい打って! いっぱい怒って! 何でもしていいから…! それで、お兄ちゃんの苦しみが晴れるなら、私何でもするよ! だから……」
S.B男「>>62」
ヤらせろ
S.B男 (ヤらせろ……って、俺は何を考えているんだ!)
S.B男 (実の妹に、可愛い妹に、そんなこと…!)
妹「何でも、するから…! 痛いことも、我慢するから…!」
S.B男 (そんな…こと……)
"優しいお兄ちゃんが大好きっ!"
S.B男 (っ! 駄目だ駄目だ駄目だッ! 俺は優しいお兄ちゃんであるべきなんだ。有り得ない、妹をこの手で穢すなんて…!)
"何でもするから…!"
S.B男 (……うぅ! でもっ……)
堕ちちゃう…? >>70
堕ちる
S.B男「いも、うと……」
S.B男「妹ぉ!!」ガシッ!
妹「ひっ…!」
妹 (だ、駄目っ。怖がるな、怖がるなよ私っ!)ブンブン!
妹 (お兄ちゃんの苦しみを分かってあげなきゃいけないんだから……!!)
S.B男「……」スー
妹 (…! お、お兄ちゃんの顔がどんどん近付いてる……これって、キス――)
S.B男 (糞ッ! 妹が怖がってるじゃないか、止まれッ! 止まれッ! 止まれッ! 止まれ、止まってくれえ!!)
妹「ん……」フルフル
S.B男 (ああっ…なんてことだ。そんなに唇を突き出したら、もう……!)
チュッ…
S.B男 (あっ……ぁ……あぁ!)
妹「んっ…!」
S.B男「……」チュー
妹 (あはっ……ふぁーすと、きす……)チュー
妹 (……もっと、ちゃんとした所でしたかったなあ。お兄ちゃんと、式場で――)チュー
S.B男 (最低だ最低だ最低だ最低だ最低だ馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ッ!!)
S.B男「……服、いいか?」
妹「うん……」
妹「あ、あのっ、優しく……してね…?」ウルウル
S.B男 (うわあああああああああーーーーッ!!)
妹 (恥ずかしいコト、言っちゃったなぁ。でも、その、本当に……そういう、コト、するのは……怖いよ)
妹 (……うん。良かったんだよね? 本当に、これで……)
朝チュン? >>77
朝チュン
――チュンチュン
妹「……朝だ」
妹 (あの後私は、"兄"に散々弄ばれた。処女はとうに失って久しく、夜通し犯され抜いた…)
妹 (今まで溜め込んだモノ全てを私にぶちまけるように、荒々しく、残酷に私を穢した…)
妹 (その"兄"の姿からはもう、当時の面影は見当たらなかった……)
妹 (これで、良かった。そう、何度も心で繰り返した。私はこれで二人に出来た空白を埋められると思った。"お兄ちゃん"は酬われたと思った。赦して貰ってハッピーエンドだと思った。)
妹 (だけど。その実、あたかも娼婦と客のように、私達の関係は酷く冷たい、無機質なモノになってしまった。)
妹 (私は、悲しい。自分の過ちが憎い。遠ざかっていく"お兄ちゃん"が愛おしい。)
妹 (……ううん。過ぎたコトをいつまでも引き摺るのは、私らしくない。きっと"お兄ちゃん"も、そう言うだろう。)
妹 (それより、これからだ。私は贖罪の為に、毎日"兄"に抱かれる。どんなことも我慢してみせる。)
妹 (ただ――いつの日か、"平凡"な関係に戻れると信じて)
――朝チュンEND――
もう眠いからこれで勘弁して下さい!
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