・はじめに
艦これの二次創作です
提督がヒロインです。多分
キャラ崩壊してる可能性があります
エロ要素あります
タイトルに入りきらなかったけど、安価スレです
以上の点に御留意ください
前スレ
【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」比叡「その4です、お姉様!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420646428/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421424517
~零日目~
「やあやあ、おはようございます。……いや、現実は深夜だから、こんばんは。かな?」
突拍子もなく、調子外れなソレは言った。
「ああ。そう身構えないでくれるかな。簡単に説明すると、ここは君の夢の中」
夢?
すぐに納得は出来ないが、現実味が確かにあるとは言えなかった。
「そうそう。本来は記憶を整理するだけの現象を、ちょっとだけ間借りさせてもらっているのさ」
見た目は妖精と変わらない。
だが、彼らと意志疎通が可能なのは、艦娘だけではなかったのか。
「まあ、そこは聞き流してて良いよ。それに話を進めないと朝が来てしまう。それはいけない、いけないや」
ちょこまかと落ち着きがなく、妖精が動く。
「そんな訳で本題なんだけど、君は艦娘達に対して事務的すぎるんじゃないかな?」
妖精の問いに疑問符が浮かんだ。
「うん。悪い事ではないよ。けれどーー良い事でもない」
「彼女達は君に興味があるのに、君は彼女達を拒絶する。……女性不信? 良いよ良いよ、もっともらしい言い訳なんて」
妖精の口は止まらない。
「君は怖いんだ。心の底から。人ではない彼女達が。だから、歩み寄らない。常に一定の距離を空ける」
「それは、僕達としては大変面白くない」
「だから、ごめんね?」
「君の事は嫌いじゃないんだけど」
「退屈な日々は嫌いなんだ」
声が増える。
全くの同じ複数の声が、その場から逃れられない自分に襲いかかる。
「君が歩み寄らないのなら、そうせざるを得ない様に差し向ければいい」
「簡単な話」
「君には力を失ってもらうよ」
「有り体に言えば」
「非力な存在になってもらうね」
表情がころころと変わる。
まるで表情張り付けた顔をすり替える様に。
「男よりも非力な存在」
「女に」
「大人よりも非力な存在」
「子供に」
妖精を見ていて一つ分かった事があった。
彼らは人を人として全く見ていない。
「ああ、なんたる事か。斯くして、貴方は女の子になってしまったのです」
「周囲を信頼せず、自分の力も信用出来ない」
「ピンチだね。大ピンチだよ。エマージェンシーエマージェンシー!」
それはただの好奇心。
箱庭に触りたいという、神の戯れ。
「あまりに奪いすぎてもツマラナイ。記憶と精神だけは残しといてあげよう」
「身体に引っ張られる中で、心がどこまで耐えられるのか、見物だね」
「見た目くらいは選ばせてあげるよ?」
「口調は弄らせてもらうけどね。せっかく可愛い女の子になったんだから。相応しくしないと」
「一人称は都合の良い事に、私だったし、これで益々魅力的になっちゃうかも?」
その結果、箱庭が壊れてしまっても問題はない。
玩具なら無限にあるのだから。
「おっと、そろそろ朝だね」
「では、ここでお別れだ」
「願わくば、貴女として迎える初めての朝に幸が多からん事を」
「ここから君の新しい人生を始めよう」
どこまでも傲慢に。
醜い笑み張り付けた妖精。
その光景が白く染め上がる。
「精々、僕達を楽しませてね」
視界がホワイトアウトする前、そんな言葉が聞こえた。
提督日記 零日目
(日記は真っ白で何も書かれていない)
~システム解説~
・前提条件
好きな艦娘を操って、女性となった提督の好感度を稼いでください
一定の好感度を稼いだ後、提督とキスをすれば提督を男性に戻すことが可能です
・安価について
エロはやりすぎでなければ書きます
リョナグロ、意図不明な安価はずらします
ずらす場合は基本的に安価下となりますが、コンマ値はずらす前の奴を原則反映します
>>1は遅筆ですが、何の連絡もなく一時間以上の更新がない場合は、急な用事もしくは寝落ちの可能性があります。速やかに解散しましょう
・基本的な動き
朝・昼・夜と提督の部の一日四回
・パーソナル値
初期が0スタート
100もしくは-100がゴールです。この数値に到達すると強制的にエンディングに入ります
数値が高ければ男性に
低ければ女性に近づきます
艦娘に対する好感度が100を越えれば、この数値にならなくともエンディング可能
エンディングを迎えた時のパーソナル値の数字がなんであれ、男女どちらかにするか可能
・パーソナル値増減
内容に問わず
コンマ50以上で一桁分上昇
コンマ50未満で一桁分下落
一日の終わりにコンマ一桁分下落
コンマ二桁がゾロ目の場合のみ、五下がります
・好感度増加
コンマ二桁÷二で統一
ゾロ目はゾロ目分増加
・エンディング
好感度が100を越える艦娘が複数居る場合、それが姉妹艦もしくは一航戦みたいな一括りが可能な艦娘の時のみ、複数エンドの選択が可能に
・お風呂
一日一回誘えます
好感度上昇は通常の二倍
・提督の日記
一日の終わりに、提督の葛藤を軽く書き記します
・前回からの変更点
お目通しお願いします
・ヤンデレ
病みポイント廃止に伴い、表面上分からなくなります
ただ好感度が一定以上で、暫く出番を失うと病む……かも?
ヤンデレだらけにする気はないので、どれだけ放置しても病まない子も居ます
・一度に提督に会いに来る艦娘の増加
一日の始まりに、コンマ判定によって、一度に提督と交流する艦娘の上限を増やします
コンマが1~33で一人、34~66で二人、67~99で三人。ゾロ目は四人です
被った場合は安価下にずれます
上限四人だけど、この一人とだけ交流させたい!と考えるなら、『なし』とコメントして下さい
・秘書艦システム
上記システムに伴い、廃止します
・理由安価の取り方
範囲の中の高コンマから選択という形にします
一度に交流する艦娘が三人以上の場合、理由安価はコンマ順に二つ選びます
・エンディングの男女選択について
コンマに委ねます
奇数が女性、偶数が男性。ゾロ目なら両方書きます
・警戒度
今回の提督は難攻不落(のつもり)です
セクハラや夜戦、お風呂の誘いは突っぱねられるどころか、好感度を下げ、警戒度を引き上げる要因となります
これらの誘いは警戒度を一定以下にしないと出来ません
艦娘と交流する事で下がります
明確な数値として表記せず、こちらで管理します
・提督の部
選択肢をこちらで用意させて頂きます
警戒度によって、選択肢が増減します
・安価の取り方について
連投は不可です
連取りは、仕方ない場合もあると思うので、何も言いません
露骨なID変えでの安価取得を確認した際、安価範囲内の末尾Oを全部除外しますので悪しからず
・もし
1スレで足りなかった場合、次スレに行く訳なんですが、埋める際に埋めネタで何かします
具体的に言えば、エンディング迎えなかった子のエンディング書いたり
迎えた子との更なる後日談書いたり
そんな感じ
説明は以上です
今日はスレ立てと導入のみ
妖精さんは、殴り飛ばしたい奴って意識しながら書いたけど、とても微妙な感じに
そんな訳で、今回もまたお付き合い宜しくお願いします
質問あればどうぞ
ところで、やる前に何時からやるってのを報告した方が良いんですかね
時間を守らない事に定評がある気がしているけど、明日は多分六時くらいから始めると思いますぞー
前スレへのリンクミスってる気がしない事もない
すみません
一日目
↓1 一度に訪れる艦娘の人数判定
開幕三人とな
後、構想練ってる間に潮系提督から曙系提督に変貌していた。動かしやすさの違いである
朝の部
↓1~3 艦娘
提督「……夢じゃないのね」ペタペタ
提督「艦娘の手を借りる様に差し向ける、ねえ」
提督「彼女達と仲良くなって、鎮守府はいつまでも朗らかな雰囲気に包まれました。めでたしめでたし」
提督「冗談。三流以下の脚本よ」
摩耶「うーっす。邪魔するぜー」バンッ
時雨「わ、本当に女の子になってるんだね」
春雨「ふ、二人とも直球すぎ……! あ、す、すすすすみません、司令官さん!」
提督「……何か?」
摩耶「夢で提督が女になったって言われてな」
時雨「信じられなかったから直接見に来たんだ」
提督「そう。なら、用事が済んだなら帰って」
春雨「うぅ……はい……」トテトテ
時雨「春雨、ストップ」グイッ
春雨「かはっーー!?」
摩耶「そうそう。アタシらの用事はまだあるのさ」
提督「……そう」
↓1~4 理由もしくは用事 高コンマ順に二つ
時雨「うん。男性のままなら何も言うつもりはなかったんだけどね。その容姿だと不便があると思うんだ」
提督「初日の初っ端に不便も何もないわ」
春雨「で、でも今は大丈夫でも、後でーー」
提督「ないわ。だから、心配しないで」
春雨「は、はいっ」
時雨「……艦隊の指揮はとれるのかい?」
提督「見た目はこれでも中身は大人。記憶はそのままだから安心しなさい」
摩耶「まー、堅苦しい事は言いっこなしで。気軽にアタシらに頼ってくれて良いんだぜ?」ポンポン
提督「気安く触らないで」バシッ
摩耶「っつ。……なんだよ。これくらい同性なら普通だぜ?」
提督「同性の前に上司よ。始終、敬意を払えとは言わないけど、仕事中は線引きくらいしておいて」
摩耶「けっ。可愛げのねえ奴だな」
春雨「摩耶さん、もっとオブラートに……!」
時雨「前途多難だねえ、これは」
↓1 摩耶好感度判定
↓2 時雨好感度判定
↓3 春雨好感度判定
警戒度は既に最高なので、上昇しませんが、警戒度が高い場合にスキンシップすると、警戒度最高に戻るのでお気をつけて
好感度判定
摩耶
40÷2=20
時雨
82÷2=41
春雨
15÷2=8
昼の部
↓1~3 艦娘
提督「で、貴女はどうしてここに居るのかしら?」
女憲兵「問題ないと大見得切ったから、問題出たら出番かなあ、と思いまして」
提督「心配要らないわ」
女憲兵「……トイレ」ボソッ
提督「っ……!」ビクッ
女憲兵「やー、問題ないですかーそうですかー。では、あたしはこれで」ガチャ
龍田「あら~?」バッタリ
女憲兵「あ、どもです。龍田さん。それと、まるゆさんと那珂ちゃんさん」
まるゆ「こんにちはですぅ!」
那珂「那珂ちゃんさん……」
提督「……はあ。入るなら早く入って」
女憲兵「それでは~」フリフリ
龍田「ごめんなさいね~」
那珂「那珂ちゃんさん……」
まるゆ「いつまで言ってるんですか……」
提督「で、態々ここに来たって事は言いたい事でもあるんじゃないの?」
↓1~4 理由もしくは用事
龍田「うふふ~」ジーッ
提督「あの……」
龍田「気にしないで」ジーッ
提督「その……」
龍田「良いから良いから~」ジーッ
提督「言いたい事があるなら言って欲しいんだけど」
龍田「今の提督、可愛いわぁ~」ジーッ
提督「……そう」
那珂「そんな事より、一緒にご飯食べない?」
まるゆ「ですです!」
提督「……折角だけど、遠慮するわ」
那珂「えーっ! 今の提督となら、那珂ちゃん仲良くなれる気がするのになぁー」
龍田「あら? それは、男性の時の提督とは仲良くなれないって事かしら?」
那珂「藪蛇っ!?」
龍田「そんなんじゃ、提督が男性に戻った時に困るわよ~」
提督「仕事の邪魔だから出ていってくれる?」
まるゆ「あわわわ。すみませんですぅ!」
好感度判定
↓1 龍田
↓2 まるゆ
↓3 那珂
コンマ争い熾烈すぎやしませんかね……
好感度判定
龍田
94÷2=47
まるゆ
ゾロ目 99
那珂
43÷2=22
夜の部
↓1~3 艦娘
提督(仕方なく、本当に仕方なく、とてつもなく不本意であったが、女憲兵にトイレのやり方を聞いた。記憶が残っているのは、普段は有り難くともこう言うときに厄介だ)
提督「ふぅ……」テクテク
雪風「あっ、しれぇっ!」
天津風「ふーん。本当に女の子になってるのね」
磯波「こ、こんばんは……です」ペコッ
提督「こんばんは。それじゃ」
雪風「えぇーっ!」
天津風「流石にその応対は冷たくないかしら?」
磯波「……」コクコク
提督「寒いの。早く執務室に戻りたいの」
雪風「雪風もお供します!」
提督「結構よ」
天津風「磯波」チラッ
磯波「はい」コクッ
提督「……何よ」
天津風「そう言えば、あなたに用事があったのよ」
磯波「そ、そうなんです!」
雪風「そうなんですか? ーーてっ!? え? なんで叩いたんですか、天津風ーっ!」
提督「簡潔にお願いね……」
↓1~4 理由もしくは用事
磯波「し、仕事の手伝いを!」
提督「必要ないわ」
天津風「雪風、ちょっと耳を貸しなさい」
雪風「はい?」
天津風「~~」ゴニョゴニョ
雪風「ふむ……ふむ……」
磯波「何か手伝える事は……」
提督「私が秘書艦をつけないのは知ってるでしょう? 一人で十分なのよ、これまでは。そして、これから先もそれは変わらないわ」
磯波「そう……ですか」シュン
提督「……まあ、気持ちだけは受け取っておいてもーー」
天津風「さあ、行きなさい、雪風!」
雪風「しれぇっ!」ガバッ
提督「きゃあっ!?」
雪風「しれぇーっ、しれぇーっ!」スリスリ
提督「っ! 離してっ!」ドン
雪風「うわっ! っとと……しれぇ?」
提督「天津風」
天津風「ごめんなさい」
提督「こういう真似は二度としないで」
好感度判定
↓1 天津風
↓2 磯波
↓3 雪風
女性不信に真っ向から挑戦していく姿勢は好き
好感度判定
天津風
29÷2=15
磯波
4÷2=2
雪風
56÷2=28
提督の部
1.執務(艦娘一人指定)
2.見回り(艦娘一人指定)
ミス
↓2 安価先
この身体になって困った事が一つだけある。
提督「届かないのよね……」
纏めた資料がファイリングされた物を手に、本棚の前で溜め息を吐く。
仕方なく、椅子を本棚の前に移動させる。
脚立を発注するべきなのだろうか。
提督「それはそれで負けた気がする」
意地を張っている場合ではないのだろうか。
まあ、良いか。と問題先送りにしつつ、椅子に乗る。
天津風「あなた? 今良いかしら?」
同時、執務室の扉が開いた。
提督「ノックくらいしなさい」
天津風「……何をしているの?」
提督「資料を直そうかと」
天津風「その姿勢は不安定に見えるわ」
提督「そう?」
天津風「あたしが支えてあげる」
提督「……まあ、それくらいなら」
断り文句を飲み込む。
あまり人の善意を断り続けるのも、宜しくない。
天津風「任せなさい」
胸を張る天津風は、どこか嬉しそうだった。
↓1 好感度判定
↓2 忘れていた朝の部のパソ値判定
↓3 忘れていた昼の部のパソ値判定
↓4 忘れていた夜の部のパソ値判定
↓5 一日終わりのパソ値判定
提督日記 一日目
長い一日が終わった。
始まってみると、普段と何も変わらない。
けれど、それは私が気付いてないだけなのかもしれない。
そう言えば、精神は身体に引っ張られると言われたっけ。
それでも、私はきぜんとした態度を崩す気はない。
艦娘にも頼らない。三流以下の脚本で踊る気なんて毛頭ないんだから。
ところで、きぜんって漢字でどう書くんだっけ……?
一日目終了
提督からの好感度
まるゆ 99
龍田 47
時雨 41
天津風 34
雪風 28
那珂 22
摩耶 20
春雨 8
磯波 2
パーソナル値
-12
警戒度
最高
二日目
↓1 一度に交流する艦娘の人数判定
なんか忘れてる気がするって思ってはいたのよ。ほんとよ
思い出せてよかった……マジで……
朝の部
↓1~2 艦娘
↓4~6 理由もしくは用事。一番高いコンマから選択
提督「一々、椅子動かす手間を考えるなら、脚立がやっぱり欲しい」
提督「……丁度良い踏み台があれば良いんだけど。それくらいなら、誰かにお使い頼めば行ってくれそうね」
天津風「良い風吹いてる?」ガチャ
提督「室内よ」
瑞鳳「暖房暖かぁ~い。ぬくぬく~」
提督「自由ね」
天津風「今日は相談に来たの」
提督「相談?」
瑞鳳「そうそう。提督の指揮がないと、艦隊は動かせないからねえ」
提督「本題は?」
天津風「今後の艦隊の方針についてよ」
瑞鳳「私としては提督のお手伝いに、常に何人かを割く形で」
提督「その必要はないわ」
瑞鳳「でも」
提督「貴女達は海の仕事にだけ専念してれば良いの」
天津風「頼ってくれても良いのよ?」
提督「……気が向いたらそうするわ」
↓1 天津風好感度判定
↓2 瑞鳳好感度判定
↓3 パソ値判定
好感度判定
天津風
54÷2=27
瑞鳳
25÷2=13
パーソナル値
-10
昼の部
↓1~2 艦隊
↓3~5 理由。艦娘がずれ込んだ際、ずれ込んだ分は下にずらします
提督「お昼か。食堂に今から行っても、艦娘に遭遇するだけだから、もう少し仕事を進めておこう」
隼鷹「うぃ~っす!」ガチャ
春雨「じゅ、隼鷹さん! ここ、執務室ですよ!」
提督「……酔っ払いは嫌いなんだけど」
春雨「うひぃっ! す、すみません!」
隼鷹「そんな湿気た面すんなよなー。可愛い顔が台無しだぁー」
提督「寄らないで。酒臭い」
隼鷹「かぁーっ。つれないねえ」
春雨「隼鷹さんっ、もうこれ以上は……!」
隼鷹「でぇーじょーぶだぁ。全然酔ってねえから!」
提督「頭が痛い……」
春雨「すみません、司令官! すぐに連れ帰りますので!」
提督「……大変ね、貴女も」
↓1 春雨好感度判定
↓2 隼鷹好感度判定
↓3 パソ値判定
好感度判定
春雨
86÷2=43
隼鷹
43÷2=22
パーソナル値
-6
夜の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由
提督「……子供の身体に感謝ね。洗うのすぐに終わるし」テクテク
天龍「おっ。よう、提督じゃねえか」
龍田「あら~。奇遇ねえ。……お風呂上がりかしら?」
提督「そうよ」
天龍「しっかし、信じられねえな」
提督「それは当事者が一番思っている事よ」
天龍「それもそうだな。ところで」
龍田「女性の身体になって、不便はないかしら~?」
天龍「ちょ、オレの台詞! で、どうなんだ、提督」
提督「ないわ。仮にあったとしても」
天龍「オレ達には言わないってか? はーっ、どこまでもカッコいいねえ」
龍田「うふふ。天龍ちゃん、趣味が悪いわぁ」
天龍「うるせえ。良いじゃねえかよ」
提督「大した用事がないなら、もう行くわ。湯冷めしちゃう」
龍田「呼び止めちゃってごめんね~?」
天龍「風邪引くなよな」
提督「……余計なお世話よ」
↓1 龍田好感度判定
↓2 天龍好感度判定
↓3 パソ値判定
天龍と龍田がセットで出てきて、つい嬉しくなった
好感度判定
龍田
90÷2=45
天龍
34÷2=17
パーソナル値
-11
提督の部
1.お仕事 (艦娘一人選択)
2.見回り (艦娘一人選択)
↓2
提督「寒い。寒いわ」
女憲兵「子供は風の子でしょうに」
提督「あれは外ではしゃいでる間に寒さを忘れるだけよ」
女憲兵「で、その寒い外に出るなんて、何かあるんですか?」
提督「お使いを頼みたいの」
女憲兵「見回りの仕事があるので」
提督「抜かりはないわ」
天津風「こんばんは、憲兵さん」
女憲兵「……へえ?」
提督「……何かしら」
女憲兵「貴女が艦娘に頼るなんて、珍しい」
提督「違うわ。この子が勝手に着いてきたの」
天津風「あなたが一人で見回りするなんて言い出すからよ!」
女憲兵「あー、なるほど……。まあ、天津風さんが居るなら安心ですかね。お使い頼まれますっ」
提督「お願いするわ」
天津風「あたしにお使い頼んでも良かったのに……」
提督「違うものを買ってきそうだから、貴女」
天津風「そんなこと……ない、わよ……」
↓1 好感度判定
↓2 一日終わりのパーソナル値判定
提督日記 二日目
憲兵に小さな脚立を買ってきてもらった。
これで椅子を動かす必要もなくなった。
一安心である。
しかし、上への報告書はパソコンで書いてるから良いとして。
日記は手書きだから、漢字を書けないのが少しばかり恥ずかしい。
記憶はあれど、常用しない漢字は忘れてしまう。
そう、忘れてるだけ。
決して、精神に引っ張られてる訳じゃない。
二日目終了
提督からの好感度
天津風 99
まるゆ 99
龍田 92
春雨 51
時雨 41
雪風 28
那珂 22
隼鷹 22
摩耶 20
天龍 17
瑞鳳 13
磯波 2
パーソナル値
-16
警戒度
やや高
三日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
一人だー
朝の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由
天津風「おはよう」ガチャ
提督「ノックは大事なのよ?」
天津風「あなたに一刻も早く会いたくて」
提督「……そう」
天津風「あら。嬉しくなさそうね」
提督「私は誰も特別扱いする気はないから」
天津風「……これは、強引にいった方が良いのかしら?」テクテク
提督「何?」
天津風「先に謝っておくわ。ごめんなさい」
提督「どういうーーっ!?」ギュッ
天津風「ああ。やっぱり……」
提督「やめっ! は、離して!」ジタバタ
天津風「確信したわ。あなたの事が好きみたい」
提督「っ……これ以上、踏み込まないでっ!」ドカッ
天津風「いっ、つつ……。何よ、これからだったのに」
提督「出ていって」
天津風「……え?」
提督「暫く顔も見たくないの。それだけ」クルッ
天津風「ちょっと……。冗談、でしょ」
提督「本気」スマホトリダシ
天津風「嘘よ……」
提督「ああ、憲兵? ちょっと部屋に来てくれる?」
天津風「ご、ごめん……なさい……。ごめんなさい……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
提督(身体の震えが止まらない。怖い怖い怖い怖い怖い)
↓1 好感度判定
↓2 パソ値判定
右手が暴走しました
好感度判定
34÷2=17
パーソナル値
-25
昼の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由
天龍「よう、提督」
提督「……何」
天龍「ひでぇ顔してんな」
提督「いつもと変わらないわ」
天龍「……ま、アンタがそう言うなら、これ以上踏み込みはしねえよ。それがアンタの望みでもあるしな」
提督「そうね……」
天龍「だがまあ、やりすぎは良くねえよ」
提督「私は悪くないわ」
天龍「いいや。事情を説明してない時点でわりーよ。もっとも、オレもその事情だけは知らないんだが」
提督「誰にも言ってないもの」
天龍「憲兵もか?」
提督「そうね。誰も知らないわ。そして、知らなくても良い事よ」
天龍「知らなかったから、今朝みたいな事が起きたんだろ」
提督「……」
天龍「ま、無理にとは聞かねえよ」
提督「そう」
天龍「願わくば、その理由を聞く最初の一人がオレなら嬉しいんだがな」
提督「用件はそれだけ?」
天龍「あー、はいはい。出ていけば良いんだろ。あんま根詰めすぎるなよなー」
提督「……ホント、余計なお世話」
↓1 好感度判定
↓2 パーソナル値判定
補足ですが、0の扱いは0です
00も0です
好感度判定
96÷2=48
パーソナル値
-16
夜の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由
コンコン
提督「どうぞ」
春雨「お、お邪魔します!」ガチャ
提督「……その手に持ってるのは何?」
春雨「司令官のご飯、です。あの、最後にご飯を食べたのは何時でしょうか?」
提督「ヒトヨンマルマルに」
春雨「間宮さんが、今日は司令官の姿を一度も見掛けてないって」
提督「……コンビニのお握りを」
春雨「憲兵さんは司令官から何も頼まれてないと言ってました」
提督「別に一日くらい食べなくても平気よ」
春雨「ダメですよ! 頭を使うお仕事なんですから、ちゃんと栄養補給しないと!」
提督「……そこに置いといて。キリの良いとこまで終わらせてから食べるから」
春雨「今すぐ食べてください」
提督「……」
春雨「食べ終わるまで、私動きませんから」
提督「……そう。じゃあ、先に戴くわ」
春雨「はいっ!」
↓1 好感度判定
↓2 パーソナル値判定
好感度判定
90÷2=45
パーソナル値
-18
提督の部
1.お仕事
2.見回り
↓2 艦娘一人選択
提督「はあ。もういっそ、ファイルを床に積み上げようかしら」
脚立を手に入れたは良いものの、今度は昇降すら面倒くさい。
人間とは斯くも楽をしたがる生き物である。
提督「部屋を片付けられない上司。ああ、ダメね。見られないなら気にしないけど、ここはどう足掻いても見られるわ」
そんな折、扉がノックされる音が聞こえた。
龍田「提督ぅ?」
提督「どうぞ」
甘ったるい声に返事を投げると、同時に扉が開く。
龍田「まだ仕事中?」
提督「そうね」
龍田「毎日毎日、よく続けられるわ~」
提督「陸で出来る事なんて、たかが知れてるし、もう慣れたわ」
龍田「肩でも揉みましょうかぁ~?」
提督「遠慮するわ」
龍田「残念」
笑み浮かべたままがっくりと肩を落とす。
行動が表情と伴っていない。
提督「……どこまで本気なのか、分かりにくいのよ、貴女」
龍田「私はいつでも本気よぉ。あ、お仕事の手伝いを」
提督「要らないわ」
拒絶しかしていないのに、龍田は最後まで笑顔だった。
↓1 好感度判定
↓2 一日終わりのパソ値判定
提督日記 三日目
触られるのはまだ良い。
だが、あれは無理だ。
艦娘は人間と同じと言う者も居る。
確かに考え方や容姿は人にしか見えない。
しかし、結局は理解を越えた者である事は確かなのだ。
難しく考えすぎなのだろうか。
そのせいか、適度な距離感を掴みかねている。
引いたらそれ以上に追い掛けて来る子が多すぎる。
三日目終了
提督からの好感度
天津風 116
龍田 113
まるゆ 99
春雨 96
天龍 65
時雨 41
雪風 28
那珂 22
隼鷹 22
摩耶 20
瑞鳳 13
磯波 2
パーソナル値
-19
警戒度
最高
四日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
三人ですぞ
朝の部
↓1~3 艦娘
提督「……」カリカリ
雪風「しれぇっ! お邪魔します!」バンッ
提督「陽炎型は落ち着きない子が多いわね……」
雪風「雪風は元気だけが取り柄ですから」
提督「見てて寒くなるから、その格好なんとかならない?」
雪風「スカートって動きにくくないですか?」
提督「……感性が違うわ。根本的に。何もかも」
龍田「あまり提督を困らせてはダメよ~?」
天津風「……」
雪風「……困らせちゃいましたか?」
提督「そうね。困ったから退出して良いわよ」
天津風「」ビクッ
龍田「まあまあ。そう言わずに」
雪風「雪風、用事があるんですっ!」
提督「いつから執務室はお悩み相談する場所になったのかしら?」
↓1~4 理由 高コンマ順に二つ
雪風「出掛けましょう、しれぇっ!」
提督「私、忙しいから」
雪風「そこをなんとか!」
提督「……食い下がるわね」
雪風「それは……」チラッ
天津風「……」
提督(妹の為、ねえ)
龍田「なら、食事だけでもどうかしら?」
提督「……はあ。それくらいなら良いわよ」
雪風「本当ですか!?」
提督「ええ。だから、貴女は着替えてきなさい。その服装で私の隣を歩かないで」
雪風「わ、分かりました! 陽炎姉さんに借りてきます!」ドタバタ
提督「他に服を持ってないのね……」
龍田「心配だから、私も見てくるわ~」ガチャ
提督「天津風」
天津風「は、はいっ」ビクッ
提督「三度目はないから」
天津風「えっ? あっ、はい!」
提督「分かったなら貴女も準備してきなさい。今の貴女の隣を歩くのも嫌よ」
↓1 天津風好感度判定
↓2 龍田好感度判定
↓3 雪風好感度判定
↓4 パソ値判定
三度目は本当にないです
好感度判定
天津風
39÷2=20
龍田
37÷2=19
雪風
63÷2=32
パーソナル値
-16
昼の部
↓1~3 艦娘
システムに明記するの忘れてました。こちらの落ち度です
一日に同じ艦娘は出せないのです。すみません
今回は一個下の比叡を龍田の代わりに採用します
提督(結局、朝から昼まであの子達に振り回されてしまった。別に良いけど。久し振りに外で食べたご飯美味しかったし。うん)
提督「しかし、食べた時間が中途半端ね。昼過ぎと言うのに、お腹が減ってないわ」
瑞鳳「お邪魔しまぁすっ!」ガチャ
提督「ここは艦娘の溜まり場じゃないの」
瑞鳳「だって、暖かいんだもん。弓道場って寒いのよ。床暖房の設置をお願いしたいくらい」
提督「赤城と加賀を言いくるめたら、設置してあげるわ」
瑞鳳「うげっ……。あの二人にそんな事言ったら、気合いが足りないって言われますよぉ」
提督「でしょうね」
比叡「司令、金剛お姉様見てませんか?」
提督「知らないわ」
比叡「そうですか……うわっと」
春雨「わわっ! すみません、比叡さん!」
比叡「いえ、こちらも前を向いてなかったので」
提督「……満員御礼ね」
春雨「司令官、お時間宜しいですか?」
↓1~4 理由。コンマ順に二つ
春雨「司令官、今お腹空いてますか?」
提督「あまり。こんな容姿になってから、胃の容量も小さくなったみたいで」
春雨「そうですか……」
瑞鳳「春雨ちゃん、どうしたの?」
春雨「司令官はご飯食べないときがあるので、心配で」
比叡「ここにお姉様の為に作った比叡カレーが」
提督「お腹空いてないって言ってるでしょ?」
比叡「ひええ……。司令、目が笑ってないですよぉ」
提督「それは、金剛に渡してあげなさい。姉の為に折角丹精込めて作ったのでしょう?」
比叡「司令……」
瑞鳳「……うわぁ」
提督「どちらにせよ、私は要らないわ」
比叡「そうですか」
春雨「司令官、私と一緒に料理作りませんか?」
提督「話聞いてた?」
春雨「はい。でも、このままだと変な時間にお腹減りますよ? 摘まみ食い程度で良いので、一緒にやりましょうよ」
提督「料理出来ないのよ」
瑞鳳「簡単な物なら私にも教えられるよ?」
比叡「私も」
春雨「比叡さんは黙っててください」
比叡「ひええ……」
↓1 春雨好感度判定
↓2 瑞鳳好感度判定
↓3 比叡好感度判定
↓4 パソ値判定
こうするしかなかった
好感度判定
春雨
86÷2=43
瑞鳳
36÷2=18
比叡
56÷2=28
パーソナル値
-21
夜の部
↓1~3 艦娘
提督「結局、押し切られて料理をしてしまったわ。いやまあ、慣れない事ばかりで逆に新鮮で、楽しかった……かもしれない。それにしても、春雨って料理が上手いのね」テクテク
時雨「春雨がどうかしたのかい?」
提督「……」
夕立「あ、提督さんと時雨っぽい! こんばんはー!」
浜風「こんばんは、です」
時雨「僕も挨拶はしておくべきかな? こんばんは」
夕立「うん? 提督さんから良い匂いがするっぽい?」スンスン
提督「はしたないから止めなさい、夕立」
浜風「こんな時間に間宮ですか?」
提督「春雨の料理作りに付き合わされてただけよ」
時雨「へえ。提督が料理かあ」
夕立「ふふっ。意外っぽい」
提督「痛いほど分かってるから言わないでくれる?」
浜風「今から執務室にお帰りですか?」
提督「そうよ」
時雨「着いていって良いかい?」
提督「嫌よ」
夕立「提督さんに構って欲しいっぽい!」
提督「却下よ」
浜風「春雨さんには付き合ったのに?」
提督「ぐっ……。……用件によるわ」
↓1~4 理由。高コンマ順に二つ
時雨「僕達は提督ともっと仲良くなりたいんだ」
夕立「そうそう! 提督さんってば、いつも執務室に引き込もってるから、こうやってお誘いするのも気が引けるっぽい」
提督「……そう」
浜風「私も提督の事を、もっと知りたいです」
提督「知ってどうするの?」
時雨「もっと深い仲になれるよ?」
提督「興味がないわね」
夕立「えー。提督さんの事、殆ど知らないのにー」
浜風「夕立さんとお茶する予定だったんですが、提督もどうですか?」
提督「遠慮しておくわ」
時雨「提督」
提督「何よ」
時雨「他の子はどうか知らないけど、僕は物分かりが悪いんだ」
提督「……それが?」
時雨「引き所がよく分からないって事さ」
夕立「夕立も折角の機会を諦めたくないっぽい」
浜風「ふふ。観念した方が宜しいですよ?」
提督「……今回だけよ」
↓1 時雨好感度判定
↓2 夕立好感度判定
↓3 浜風好感度判定
↓4 パソ値判定
好感度判定
時雨
96÷2=48
夕立
13÷2=7
浜風
31÷2=16
パーソナル値
-26
提督の部
1.お仕事
2.見回り
↓1 艦娘一人
女憲兵「いやー、見回りって大変なのよ。なんせ、憲兵があたししか居ないからねえ。だから、夕立さんの提案はとても有り難いです」
夕立「へっへーん! どう、提督さん?」
提督「どうも何も、見回りは空母の子達が交代でやってるから、夕立がやる必要はどこにもないのよ?」
女憲兵「……はあ。ダメだ、この人。女なのに女心が分かってない」
提督「……どういう事よ」
女憲兵「あたしが何のために空母の人達の事を黙ってたと思ってるんですか!」
夕立「私、必要ないっぽい……?」ウルウル
女憲兵「あー! 泣かしたぁー!」
提督「私のせいって言うの?」
夕立「ううん。提督さんは悪くないよ。私がちゃんと確認しなかったから……」
女憲兵「……あの、胸が痛いので早くなんとかしてくれません?」ボソッ
提督「あやし方なんて分かんないわよ」ボソッ
夕立「ごめんなさい、提督さん。私、もう戻ってるね?」
女憲兵「そこはほら、後ろから抱き締めるとかして慰めてあげてください」
提督「嫌よ!」
夕立「」ブワッ
提督「違うの。今のは夕立に言った訳では……。ああ、もう! 見回り! 一緒に見回りするわよ!」
夕立「えっ……」
提督「空母の子全員に数時間休むように伝えてくるから。その数時間を三人で見回りする。それで良いわね?」
夕立「……っ! 夕立、頑張るっぽい!」
女憲兵「やれやれ」
↓1 好感度判定
↓2 一日終わりのパソ値判定
提督日記 四日目
軽巡以上の子は適切な距離感がある。
向こうがそれを把握して、空気を読んでいるだけな気がするが。
問題は駆逐艦。
潜水艦もよく分からない。
子供は苦手だ。
四日目終了
提督からの好感度
春雨 139
天津風 136
龍田 132
まるゆ 99
時雨 89
天龍 65
雪風 60
夕立 37
瑞鳳 31
比叡 28
那珂 22
隼鷹 22
摩耶 20
浜風 16
磯波 2
パーソナル値
-27
警戒度
やや高
五日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
三人です
朝の部
↓1~3 艦娘
寝ます。お疲れさまでした
のんびりやっていきましょう
理由安価、15分くらい経っても埋まらなかったら、その中から選びますね
天津風「おはよう、あなた」コンコン
提督「ノックするなんて珍しい。どうぞ」
天龍「一番乗りは頂きだ」ガチャ
天津風「あっ、ちょっと!」
春雨「おはようございます、司令官」
提督「三人居るとか聞いてないんだけど」
天龍「言ってねえからな」
天津風「嫌……だったかしら?」ビクビク
提督「人の顔色伺うくらいなら、最初からやらないで」
天津風「ご、ごめんなさい……」
提督「ああ、違うのよ。別に謝って欲しいんじゃなくて……」
天龍「言葉がキツいんだよ、提督は」
春雨「見た目とのギャップが凄いですよね」
提督「さっさといつもの天津風に戻りなさい。命令よ。今の貴女はやりにくいわ」
天津風「戻って良いの……?」
提督「良いに決まってるでしょ。こっちのペースが狂うの」
天津風「あ、ありがとうっ!」ニコッ
天龍「……おいおい。天津風だけ特別扱いか?」
提督「どこをどう見たら、そう解釈出来るのか理解出来ないんだけど」
春雨「……少し複雑です」
提督「……雑談したいだけなら帰って」
↓1~4 理由。高コンマ順に二つ
天龍「ラジオ体操しようぜ」
提督「寒い」
天龍「動かせば暖まるさ」
提督「動きたくない」
天龍「こいつ……」
春雨「司令官、私達も一緒にするので」スッ
提督「触らないで」ペシッ
春雨「うぅ……。そんなに嫌ですか?」ウルウル
天龍「よーしよし、春雨。泣くなー泣くなー」ナデナデ
天津風「ちょっとくらい良いじゃない」
提督「私と居てもつまらないでしょう?」
春雨「そんな事ないですっ!」
天津風「だそうよ?」
提督「……五分だけだから」
天龍「素直じゃねーな」
↓1 天津風好感度判定
↓2 春雨好感度判定
↓3 天龍好感度判定
↓4 パソ値判定
好感度判定は埋まらなければ、迫真自演します。五分くらい経っても埋まらない場合は、好感度判定とパソ値判定のみ連投しても構いませんので
好感度判定
天津風
20÷2=10
春雨
75÷2=38
天龍
60÷2=30
パーソナル値
-32
昼の部
↓1~3 艦娘
提督「まさかのラジオ体操第二だったわ……」
女憲兵「あれでバテるとか体力ないですよね」
提督「……どこで手を抜けば良いのか分からなくて」
女憲兵「真面目ですねえ」
卯月「司令官、うーちゃんだぴょん!」バンッ
大和「こんにちは。……お取り込み中でしたか?」
女憲兵「いえいえ。それでは、あたしは行きますね」
提督「はいはい。とっとと仕事に戻りなさい」ヒラヒラ
女憲兵「相変わらず冷たい事で。っと、夕立さんも来たんですか」ガチャ
夕立「うん! 憲兵さんに提督さん、こんにちはーっぽい!」
提督「私も暇じゃないんだけど」
卯月「司令官、いつも誰かと遊んでるぴょん」
提督「もう一回言って?」
卯月「ぅひぃっ!」
夕立「蛇に睨まれた兎……」
大和「まあまあ。用事があれば聞いて頂けると耳にしまして」
提督「聞いてるだけよ。叶えるとは言ってないわ」
夕立「提督さんが出来る事しか言わないっぽい!」
↓1~4 理由。高コンマ順に二つ
大和「提督、お洒落に興味はありませんか?」
提督「ないわ」
大和「この服着てくれません?」
提督「私の話を聞いてくれる?」
大和「チャイナ似合うと思うんですよ」
提督「駆逐艦の前よ。控えなさい」
大和「髪もお団子にしたら、完璧ですっ」
提督「夕立、大和と演習場で夜戦してきて」
夕立「飛び火っ!?」
卯月「あはは、どんまいだぴょん」
大和「ダメですか?」
提督「どこの鎮守府に、チャイナ服で仕事をするバカが居るの?」
大和「……すみません。出過ぎた真似をしました」
提督「納得してくれた様で助かるわ」
卯月「話も終わった事だし、うーちゃんは甘いものが食べたいなぁ?」
提督「間宮券ならないわよ」
卯月「むぅ。司令官は女心が分かってないぴょん。うーちゃんは、司令官と一緒に間宮に行きたいの!」
夕立「私も私も!」
提督「行きたくないわ。仕事もあるし」
卯月「そんなぁ~」
大和「提督、もう少し言い方が……」
提督「だから、ここに持ってきて。それくらいなら許してあげる」
卯月「司令官……!」パァァ
夕立「任務、了解したっぽい! 夕立、出ます!」バンッ
大和「厄介な性格ですよね、本当」
提督「放っといてくれるかしら」
↓1 卯月好感度判定
↓2 夕立好感度判定
↓3 大和好感度判定
↓4 パソ値判定
好感度判定
卯月
57÷2=29
夕立
10÷2=5
大和
ゾロ目 55
パーソナル値
-26
夜の部
↓1~3 艦娘
伊19「オリョクル終わったのね」ガチャ
提督「御苦労様」
伊19「今回は楽な方だったの。はい、報告書」
提督「受け取ったわ。帰って良いわよ」
伊19「……」ジィ
提督「何よ」
伊19「イク、もっとご褒美が欲しいのね!」
提督「私、特別扱いはしない質なの」
伊19「提督の一番になれば、してくれる?」
提督「……さあ、どうかしら」
時雨「話は聞いたよ」バンッ
まるゆ「イクさん、抜け駆けは良くないですぅ!」
伊19「まるゆ!? そんな、入渠中じゃ……」
まるゆ「小破だったので、三分で済みました!」
時雨「それより、提督。一番になったら特別扱いしてくれるって本当かい?」
提督「嘘よ」
時雨「本当なんだ。やったっ!」
提督「……都合の良い耳ね」
時雨「提督の事なら、なんでも知ってるつもりだからね」
伊19「あーっ! 抜け駆けはダメなのーっ!」
提督「……騒がしいから帰って欲しいんだけど」
↓1~4 理由。高コンマ順に二つ
まるゆ「隊長さん、お茶です」コトッ
提督「あら。有り難う」
伊19「大人しいと思ってたら、露骨に好感アップ狙ってるのね」
時雨「僕達も負けてられないね」
提督「みっともないから競い合うのは止めなさい」
まるゆ「隊長さん、お代わり要りますかぁ?」
提督「まだ口をつけてすらないわ」
まるゆ「もしかして、美味しくなかったですか……?」
提督「猫舌だからすぐに飲めないの。ごめんね?」
伊19「イクがふーふーしてあげるのね!」
時雨「じゃあ、僕は提督の耳をふーふー」
提督「張っ倒すわよ」
時雨「やだなあ。冗談じゃないか」
まるゆ「……本気でしたよね?」
伊19「ふー……ふー……」
提督「イク、そんな事しなくていいから」
伊19「じゃあ、提督さんの熱い所をふーふーしてあげるのね!」
提督「……あ、憲兵? 悪いんだけど、ちょっと手を貸してくれないかしら」
↓1 伊19好感度判定
↓2 時雨好感度判定
↓3 まるゆ好感度判定
↓4 パソ値判定
泳ぐ18禁にセクハラされたい気持ちは分かる
好感度判定
伊19
9÷2=5
時雨
21÷2=11
まるゆ
63÷2=32
パーソナル値
-29
提督の部
1.お仕事
2.見回り
↓1 艦娘
提督「見回りなんて暖かくなってからすれば良いのよ」
女憲兵「暖かくなったらなったで、動くの面倒とか言ってしないじゃないですか……」
夕立「雪が降ってるっぽい、提督さん!」
提督「……執務室に帰る」
女憲兵「まだ外じゃないのに心折れないでくださいよっ!」
夕立「提督さんは、雪が嫌いっぽい?」
提督「雪ではしゃぐのは、子供かバカくらいよ」
夕立「夕立、バカじゃないよ!」
提督「貴女は間違いなく子供に分類されるわ」
女憲兵「空母の人達にもう言ってしまったんでしょう? 数時間見回り代わるって」
提督「……そうね。明日から人員増やすわ。そして、私の代わりに」
夕立「えー。提督さんが居ないと退屈っぽい」
女憲兵「と仰ってますが?」
提督「私と居ても退屈には変わりないでしょう?」
夕立「そんな事ないよ。好きな人と居るのは、楽しいから」
提督「……そう」プイッ
女憲兵「あらら。珍しい光景ですねえ」
夕立「提督さん? どうかしたっぽい?」
提督「なんでもないわ。なんでも。早く外に出ましょう。身体が熱いわ」
夕立「おー。やる気になったっぽい? 夕立、見回りに出ます!」
女憲兵「天然って凄いなあ」
↓1 好感度判定
↓2 一日終わりのパソ値判定
提督日記 五日目
一つ分かった事がある。
駆逐艦達の距離が近い理由。
同性で見た目的に年も近いから、きっと友人感覚で接しているのだろう。
男の時はそれがなかった。
なるほど。今考えてみると、それは確かに退屈な光景に見える。
私は知らず、あの子達のストレスを溜めていたのかもしれない。
五日目終了
提督からの好感度
春雨 177
天津風 146
龍田 132
まるゆ 131
時雨 100
天龍 95
夕立 69
雪風 60
大和 55
瑞鳳 31
卯月 29
比叡 28
那珂 22
隼鷹 22
摩耶 20
浜風 16
伊19 5
磯波 2
パーソナル値
-33
警戒度
やや高
六日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
三人でけつかる
朝の部
↓1~3 艦娘
天津風「おはよう」ガチャ
提督「……落ち着いた?」
天津風「ええ。もう心配ないわ。天津風、完全に復活よ!」
提督「確かにいつもの貴女ね。ノックしなかったし」
天津風「あら。あなたとあたしを隔てる壁を、一々叩かなければいけない間柄かしら?」
提督「私、上司。貴女、部下。境界線、あります」
天津風「知らないわ」
伊58「おはようでち!」
天津風「チッ……」
伊58「な、なんでちか……」
提督「イクなら居ないわよ」
伊58「いつもイクと一緒に居る訳じゃないよ!」
提督「イムヤなら」
伊58「他の潜水艦を探しにきたんじゃないよぅ……。提督に用事があるんでち」
提督「オリョールに行く頻度を増やして欲しいと」
伊58「真面目に話を聞いてくだち……」
↓1~3 理由。最高コンマ一つのみ
伊58「プールで一緒に泳がないかな……って」
提督「寒さで凍死しちゃうわ」
伊58「温水だから大丈夫!」
提督「私、泳げないの」
伊58「ゴーヤが手取り足取り教えるでち。……って、海軍所属なのに泳げない?」
提督「嘘よ。断り文句なだけで、泳げるわ」
伊58「なら、一緒に泳げるね!」
提督「……あの」
天津風「いい加減にしなさい」
伊58「天津風も一緒に泳ぎたいんでちか?」
天津風「違うわ。司令が困ってるでしょ」
伊58「でもでも。ゴーヤ、提督ともっと仲良くなりたくて……」
提督「……水着」
伊58「……?」
提督「私の分の水着用意してくれたら付き合ってあげるわ。まあ、無理でしょうけど」
伊58「本当でちか!? ちょっと色んな人に聞いてくるねっ!」バンッ
天津風「……良かったの?」
提督「藪蛇だったわ」
↓1 天津風好感度判定
↓2 伊58好感度判定
↓3 パソ値判定
好感度判定
天津風
94÷2=47
伊58
50÷2=25
パーソナル値
-25
昼の部
↓1~3 艦娘
提督「眠いわ」
天龍「滅多にしない運動の反動だろ」
提督「まさか本当に水着借りてくるとは思わなかったの」
伊168「ゴーヤの行動力を舐めちゃった結果ね」
夕立「言ってくれれば、夕立の水着を貸してあげたのに」
天龍「サイズが合わねえんじゃねえの。どことは言わないが」
伊168「それで、ゴーヤは誰の水着を借りたの?」
提督「雷」
天龍「アイツなら貸すな」
伊168「貸すわね」
夕立「貸すっぽい」
提督「ゴーヤが事情説明した瞬間、満面の笑みで渡したそうよ」
天龍「その光景が目に浮かぶ」
伊168「大変ねえ」
提督「それで、貴女達はなんで居るのよ」
夕立「提督さんと遊びたいっぽい!」
提督「既に疲労困憊なんだけど」
↓1~4 理由。高コンマ順に二つ
天龍「なら、マッサージでもしてやろうか?」
提督「……」ジトッ
天龍「おいおい。そんな目で見るなよ。だてに龍田に鍛えられてないぜ?」
提督「……だから、嫌なんだけど」ボソッ
伊168「司令官?」
提督「マッサージはしなくて良いわ」
天龍「乳酸が溜まって、疲労が抜けなくないか?」
提督「若いから平気よ。夕立も幾ら運動しても平気でしょ?」
夕立「ぽい? 夕立なら、確かに平気だけど」
伊168「司令官は万年運動不足だからねえ」
天龍「執務室で根っこ張ってるし」
提督「うるさいわよ」
夕立「提督さん、もっとお外で遊びましょう?」
提督「嫌よ。私はインドアなの」
伊168「強情……」
天龍「一日に一時間くらい外走ってこい、これから」
提督「……なんで味方が居ないのかしら」
↓1 天龍好感度判定
↓2 伊168好感度判定
↓3 夕立好感度判定
↓4 パソ値判定
好感度判定
天龍
38÷2=19
伊168
ゾロ目 0
夕立
42÷2=21
パーソナル値
-22
夜の部
↓1~3 艦娘
提督「っ……」ウツラウツラ
春雨「司令官?」コンコン
提督「はっ!」
春雨「ひゃぁっ! 司令官!?」ガチャ
龍田「大きな声が聞こえたけど、どうかしたのかしら~?」
提督「……いえ。なんでも、ないわ……」
瑞鳳「お? 何々? 面白いことでもあった?」
春雨「……大丈夫ですか?」
提督「大丈夫よ。……子供の身体って、どうしてこう夜に弱いのかしら」
龍田「無理はしないでくださいね~?」
瑞鳳「そだよー。提督が倒れたら、この鎮守府はお終いなんだから」
提督「……私の代わりが来るだけよ」
龍田「私はぁ、貴女以外の下で働きたくないかな~」
春雨「私もです!」
瑞鳳「反論の余地なしだね、提督」
提督「……はあ。用件を早く言いなさいな」
↓1~4 理由。高コンマ順に二つ
瑞鳳「髪のお手入れをしてあげる」
龍田「私はお化粧のやり方を」
提督「待ちなさい」
瑞鳳「?」
龍田「?」
提督「瑞鳳の提案は百歩譲るわ。けど、化粧なんて今の私には必要ないと思うけど?」
龍田「軍会議に素っぴんで出るつもりですか?」
提督「事情を説明して休むつもりよ」
龍田「それは勿体無いわよ~」
提督「春雨だって化粧してないじゃない」
春雨「ふえっ!? た、確かにしてませんけど、それは出撃したら海水被ったりして落ちる可能性があるだけで」
瑞鳳「落ち着いて、春雨」
春雨「私だって、年頃ですから興味はありますよ?」
龍田「ですって」
提督「……髪だけで満足してくれないかしら?」
瑞鳳「私は全然オーケーだよ」
龍田「仕方ないわねえ~」
春雨「あ、私も触りたいです」
提督「人形じゃないのよ。ベタベタするのはやめて」
↓1 春雨好感度判定
↓2 龍田好感度判定
↓3 瑞鳳好感度判定
↓4 パソ値判定
高水準
好感度判定
春雨
87÷2=44
龍田
94÷2=47
瑞鳳
87÷2=44
パーソナル値
-30
提督の部
1.お仕事(一人選択)
2.見回り(二人選択)
3.娯楽(一人選択 好感度上昇二倍)
↓1 選択肢から一つ選んで、艦娘一人選択
↓2 選択肢2の場合のみ、艦娘一人選択
夕立「……むぅ」パチッ
提督「王手よ」パチッ
夕立「まだいけるっぽい」パチッ
提督「王手よ」パチッ
夕立「えーと……えーと……」パチッ
提督「詰みよ」パチッ
夕立「全然面白くないっぽい!」ウガー
提督「貴女、海軍所属ならもう少し駒の動かし方を学んだ方が良いわ」
夕立「夕立は指揮官より尖兵の方が性にあってるっぽい」
提督「……まあ、誰にでも得手不得手はあるものね」
夕立「提督さん、将棋強すぎるっぽい」
提督「貴女が弱すぎるだけよ」
夕立「えー……」
提督「……仕方ないわね。戦略を少しだけ教えてあげるわ。興味があれば、だけど」
夕立「ある! あるよ!」
提督「そう。貴女がインドアの趣味に目覚めるなんて、明日は雨かしらね」
夕立「同室の時雨に全く勝てないから悔しくて……」
提督「ああ、なるほど……」
↓1 好感度判定
↓2 一日終わりのパソ値判定
提督日記 六日目
そう言えば、男には戻れるのだろうか。
彼らの欲求を満足させれば、可能性はあるのだろう。
だが、そうなると彼らの脚本で書かれた舞台に上がらねばいけない。
それは、しゃくに障る。
六日目終了
提督からの好感度
春雨 221
天津風 193
夕立 182
龍田 179
まるゆ 131
天龍 114
時雨 100
瑞鳳 75
雪風 60
大和 55
卯月 29
比叡 28
伊58 25
那珂 22
隼鷹 22
摩耶 20
浜風 16
伊19 5
磯波 2
パーソナル値
-35
警戒度
高
七日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
一人でち
朝の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
休憩します。続きは八時か九時くらいに
伊19「おはようなのね」ガチャ
提督「今日、潜水艦の出撃はない筈だけど?」
伊19「そうなの! ちゃんと休ませてくれる、提督が大好きなのね」
提督「私は、貴女が何故その水着を着ているのかを聞いてるのよ」
伊19「提督。イクは今日お休みなの」
提督「そうね」
伊19「だから、一緒にオリョール海に潜りに行くの」
提督「もう一度お願い出来る?」
伊19「一緒にオリョクルするのね!」
提督「人間は、冬の海に潜れる様には出来てないわ」
伊19「潜ってれば慣れると思うの」
提督「慣れる前に死ぬと思うけど?」
伊19「提督はイクと泳ぎたくない……?」
提督「泳ぐ泳がない以前に聞き分けのない子は嫌いよ」
伊19「き、嫌い……」
提督「とにかく、オリョクルは却下。他にないの?」
伊19「じゃ、じゃあ! 朝御飯を一緒に食べて良い……?」
提督「……それくらいなら構わないわ。けど、ちゃんとした服に着替えてからよ」
伊19「あ……有り難うなのね、提督!」
↓1 好感度判定
↓2 パソ値判定
好感度判定
64÷2=32
パーソナル値
-29
昼の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
龍田「提督~?」コンコン
提督「どうぞ」
龍田「お邪魔しちゃうわぁ」ガチャ
提督「何か用?」
龍田「お昼御飯はちゃんと食べましたか?」
提督「ええ」
龍田「何か変わりはないですか?」
提督「問題ないわ」
龍田「お仕事手伝いましょうか?」
提督「平気よ」
龍田「そうですか~」
提督「それだけ?」
龍田「普段と変わりない様で、何よりです~」
提督「……貴女も中々に心配症ね」
龍田「そうかしら~?」
提督「本当によく似てるわ」
龍田「誰とかしらぁ?」
提督「言わなくても分かるでしょ」
龍田「ふふっ。そうですね」
↓1 好感度判定
↓2 パソ値判定
パソ値がずっと同じところをうろうろしている
好感度判定
89÷2=45
パーソナル値
-35
夜の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由
天津風「お邪魔するわ」ガチャ
提督「何もないのに、貴女達はよく飽きないわね」
天津風「あなたが居るもの」
提督「……そう。で、何か用なの?」
天津風「仕事の手伝いに」
提督「必要ないわ」
天津風「どんな細かい事でも良いの。やれる事はないかしら?」
提督「……そんなにやりたいの?」
天津風「本音を言えば、やりたくないわ。けど、失った信用を取り戻すには、こういうことから積み上げていった方が良いって」
提督「正直すぎるのも考えものね」
天津風「気に障った?」
提督「いいえ。その心意気は共感出来るもの」
天津風「なら……!」
提督「まあ、後は纏める程度だし、貴女にも出来るでしょう。一度しか言わないから、頭に叩き込みなさい」
天津風「はいっ!」
↓1 好感度判定
↓2 パソ値判定
好感度判定
53÷2=27
パーソナル値
-40
提督の部
1.お仕事 (二人)
2.見回り (二人)
3.娯楽 (一人 好感度上昇二倍)
↓1 選択と艦娘一人
↓2 選択されたのが1と2の場合、艦娘一人
提督「なんでよ」
女憲兵「何がですか?」
提督「何のために見回りの人数増やしたと思ってるのよ」
女憲兵「まだ言ってるんですか」
伊19「提督は諦めが悪いのね」
天龍「そーだぞー。腹括れよなあ」
提督「寒いのが本当に嫌いなの。イクが水着なのも理解出来ないの」
伊19「いひひっ。イクの真似してるの? ちょっと嬉しいのね」
天龍「艤装には体温調節機能がついてるからなあ。そうでもしなきゃ、冬の海には出れねえよ」
女憲兵「何それ羨ましい」
提督「潜水艦の子達が水着で居る理由って……」
伊19「そういうことなの。後、純粋に楽なのね」
女憲兵「ちなみにトイレは……」
伊19「水着をずらせば」
天龍「ちょっと待てやあぁぁぁっ!」
提督「寒いんだから叫ばないで。頭に響くわ」
天龍「今聞き捨てならない事を言った! 俺聞いた!」
伊19「天龍、うるさい」
女憲兵「すみません。もう少し静かにして頂けませんか?」
天龍「……理不尽だろ」
↓1 伊19好感度判定
↓2 天龍好感度判定
↓3 一日終わりのパソ値判定
提督日記 七日目
一週間経った。
慣れてしまえば不便はない。
女憲兵が何かと必需品を買って渡してくれる。
化粧品とか別に要らないんだけど。
髪留めやアクセサリーの類も要らない。
女はどうしてこうも要らない物ばかり集めたがるのか。
理解出来ない。
七日目終了
提督からの好感度
龍田 224
春雨 221
天津風 220
夕立 182
まるゆ 131
天龍 127
時雨 100
瑞鳳 75
雪風 60
大和 55
伊19 42
卯月 29
比叡 28
伊58 25
那珂 22
隼鷹 22
摩耶 20
浜風 16
磯波 2
パーソナル値
-44
警戒度
高
八日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
三人やな!
朝の部
↓1~3 艦娘
夕立「提督さ~ん!」タタタッ
提督「……」
伊58「何か言って欲しいでち」
天津風「廊下で会うなんて奇遇ね」
提督「そうね。寒いわね」
伊58「答えがおかしいでち……」
夕立「提督さん、寒がりっぽい」
提督「貴女達が元気すぎるのよ」
天津風「冬の風、あたしは好きよ」
提督「私は嫌いよ」
伊58「会話にならない……」
夕立「じゃあ、執務室まで着いて行くっぽい!」
提督「来たかったら来ても良いけど、邪魔はしないで」
天津風「いつもなら必要ないとか、帰ってとか言うのに……」
提督「言って欲しいのかしら?」
伊58「なんだかよく分からないけど、優しい提督さんは好きでち!」
夕立「うんうん! 夕立も提督さんが大好きっぽい!」
天津風「あ、あたしも……その……好きよ?」
提督「……用事を今すぐ言いなさい。ないなら、ここで解散してちょうだい」プイッ
↓1~4 高コンマ順に二つ
夕立「提督さん、ご飯はもう食べたっぽい?」
提督「まだよ」
天津風「なら、あたし達と一緒に食べましょう?」
提督「……執務室で」
伊58「ゴーヤ達と外でラジオ体操したら、身体も暖まるし、お腹も減るし、一石二鳥でちね」
天津風「名案ね」
提督「迷案よ」
夕立「つべこべ言わずに、行くっぽい!」スッ
提督「っ……!」ピクッ
夕立「どうかしたっぽい?」ギュッ
提督「いえ……。けど、ちゃんと自分で歩くから離して」
天津風「そうよ。どさくさ紛れに手を握ってるんじゃないの!」
夕立「えー。別に良いじゃなーい」
提督「貴女とは歩幅が違うの。私に合わせてくれないと、転んでしまうわ」
伊58「じゃあ、ゴーヤがこっちの手を引いてあげるねっ!」
提督「……結構よ。そもそも、手を引かれる様な立場じゃないの」スッ
夕立「あう……離れちゃった……」
伊58「どんまいどんまい」
天津風「……あなた、変わった?」
提督「人はそう簡単には変わらないものよ、天津風」
↓1 天津風好感度判定
↓2 夕立好感度判定
↓3 伊58好感度判定
↓4 パソ値判定
好感度判定
天津風
15÷2=8
夕立
ゾロ目 22
伊58
48÷2=24
パーソナル値
-52
昼の部
↓1~3 艦娘
古鷹「提督? いらっしゃいますか?」コンコン
提督「どうぞ」
古鷹「失礼します」
提督「……珍しいわね」
古鷹「そうでしょうか?」
提督「貴女は後ろを三歩空けて着いてくる子だと考えてたから。少し新鮮だわ」
古鷹「……提督、雰囲気が柔らかくなりました?」
提督「そう見える?」
古鷹「はい」
提督「見た目の補正があるだけよ。中身は変わってないわ」
春雨「司令官!」ガチャ
提督「……騒がしいわよ」
赤城「それはすみません」
提督「中々に異な組み合わせね」
古鷹「そうなんですか?」
提督「で、何かあったのかしら?」
↓1~4 用事理由出来事。高コンマ順に二つ
春雨「あの……ご飯を作ったんですが」
赤城「美味しかったです」
提督「……ああ、今ので理解したわ」
古鷹「大丈夫ですか?」
提督「私は平気よ」
春雨「赤城さんが味見役をしてくれるとの事だったので……」
提督「人選ミスよ、春雨。そこで一航戦と超弩級戦艦を選んではいけないわ」
赤城「すみません。提督の分を残しておかなければという思いもあったんですが、伸ばした手が止まらず」
古鷹「気持ちは分かりますけど……」
春雨「ふぇぇ、ごめんなさい、司令官さん」
提督「……赤城?」
赤城「反省してます!」
提督「謝る相手が違うでしょう?」
赤城「ごめんなさい、春雨さん。本当に申し訳なく思っています」
春雨「い、いえ! 元はと言えば、赤城さんの味見を強く断れなかった私がいけないので!」
赤城「ぐはっ……」
古鷹「うわあ、えげつない」
提督「今日も平和、と」
↓1 春雨好感度判定
↓2 古鷹好感度判定
↓3 赤城好感度判定
↓4 パソ値判定
あ→か→ぎ
が全部ゾロ目で戦慄してるんですが。すげえな
好感度判定
春雨
27÷2=14
古鷹
64÷2=32
赤城
ゾロ目 22
パーソナル値
-57
夜の部
↓1~3 艦娘
瑞鳳「今日も演習お疲れ様でしたぁっ!」
提督「お疲れ様」
龍田「全部轟沈出来なくて、残念だわ~」
天龍「まあ、型遅れながらもここまで戦えてるだけ、良い方だろ」
瑞鳳「世界水準を軽く越えてたのは、作られた当時だけだもんね」
天龍「うっせーよ。けどまあ、艦娘になった事で、戦い方を一から考え直せたのは良かったな」
龍田「そうね~。工夫次第でどこまでも頑張れるし」
提督「いつまで話してるの。他の子はもう帰投したわよ」
瑞鳳「薄情だなあ、皆」
提督「私も薄情者の仲間入りして良いかしら?」
天龍「ま、話は帰りながらでも出来るか」
龍田「そうね~。提督も監督役お疲れ様~」
提督「この役目も誰か代わってくれないかしら」
瑞鳳「そんな事より、折角勝ったんだから、ご褒美が欲しいよ」
提督「ご褒美ねえ……」
↓1~4 理由ご褒美用事。高コンマ順に二つ
瑞鳳「例えば……抱き締めて頭撫でてくれたりとか?」
天龍「ちょ」
龍田「あら~?」
提督「……身長が足りないわ」
天龍「そこかよ!」
瑞鳳「じゃあ、抱き締めてくれるだけでも良いよ?」
龍田「どうするの、提督?」
提督「……ちょっと待って」
瑞鳳「うん」
提督「……っふぅ」ガシッ
瑞鳳「わひゃっ」
提督「……」プルプル
瑞鳳「……?」
天龍「……どう見る、龍田」ボソッ
龍田「……無理してる様にしか見えないわぁ」ボソッ
天龍「だよなあ。あー、らしくねえ!」
龍田「ふふっ。天龍ちゃんはお節介ねえ」
天龍「悪い、瑞鳳!」ガシッ
瑞鳳「えっ?」
龍田「提督の両手は私達の物だから、貴女の分はないのよ~」ガシッ
瑞鳳「えっ? えっ?」
天龍「だから」
龍田「許してね?」
ブンッ!
瑞鳳「うわぁっ!? 私、飛んでる!? ちょ、誰か! 誰か助けてぇーっ!」
提督「……っ。まだ、無理ね……。助かったわ、天龍、龍田」ブルブル
龍田「いえいえ~」
天龍「……見たくねえ物見ちまったけどな」
↓1 瑞鳳好感度判定
↓2 龍田好感度判定
↓3 天龍好感度判定
↓4 パソ値判定
好感度判定
瑞鳳
71÷2=36
龍田
13÷2=7
天龍
94÷2=47
パーソナル値
-65
提督の部
1.お仕事 (二人)
2.見回り (二人)
3.娯楽 (一人 好感度上昇二倍)
↓1 選択と艦娘一人指定
↓2 選択が1と2の場合、艦娘一人指定
夕立「提督さんって多趣味っぽい?」
提督「急にどうしたの?」
夕立「将棋にオセロ、チェスやトランプ見たいなカードゲーム。色々な事を教えてもらったっぽい」
提督「私もやる機会がなかったから。何も言わずに付き合ってくれる夕立には感謝してるわ」
夕立「憲兵さんは?」
提督「あの子は私より後に配属されたし、あれはあれで忙しそうだったのよねえ」
夕立「なら、他の艦娘達に頼めば良かったっぽい」
提督「そうね。今なら、少しくらいはそうしても良かったと思えるわ」
夕立「トランプとかボードゲームは大勢でやった方が楽しいっぽい!」
提督「……次からは誘う人数、増やしましょうか」
夕立「うん。次もまた夕立を誘ってね!」
提督「……覚えてたらね。まだ何するかも考えてないし」
夕立「はーい」
↓1 好感度判定
↓2 一日終わりのパソ値判定
提督日記 八日目
まだ、怖い。
優しくしてるのも、裏切られるのが怖いから。
いつあの砲塔がこちらを向くのか分からないから。
心に刻まれた恐怖心と誰かと居ることの安らぎの狭間で揺れ動く。
彼女達は良い子だ。
裏切っているのはどっちなのか。
本当に無様だ。
八日目終了
提督からの好感度
夕立 250
春雨 235
龍田 231
天津風 228
天龍 174
まるゆ 131
瑞鳳 111
時雨 100
雪風 60
大和 55
伊58 49
伊19 42
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
隼鷹 22
摩耶 20
浜風 16
磯波 2
パーソナル値
-71
警戒度
普通
九日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
二人です
朝の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
隼鷹「ひゃっはー!」バンッ
提督「朝からおかしなテンションね」
天津風「ちょっと、待ちなさい!」
隼鷹「んんー? 元気がないって聞いたけど、そうでもない?」
提督「そんな事を言ったのは、どこのどいつかしら?」
天津風「あ、あたしは知らないわよ……」
隼鷹「あれ? 誰に聞いたんだっけ? あちゃー、酒の席だったから記憶が……」
提督「それで大丈夫なの、貴女」
隼鷹「問題ない問題ない。今までも、問題起こしてないでしょ?」
提督「それもそうね」
天津風「えっ、問題起こした事ないんだ……」
隼鷹「ふっふーん。意外だろ?」
提督「褒められてないわよ」
隼鷹「えっ……」
天津風「えーと……」
提督「ね?」
隼鷹「正論しか言わない奴はこうだっ!」ガバッ
提督「本の角って痛いのよ?」ゴンッ
隼鷹「身に……染みました……」ガクッ
天津風「え、ちょ、隼鷹ぅーっ!」
↓1 隼鷹好感度判定
↓2 天津風好感度判定
↓3 パソ値判定
セクハラはどこからがセクハラなのか難しい
好感度判定
隼鷹
93÷2=47
天津風
74÷2=37
パーソナル値
-76
昼の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由
龍田「こんにちは~」ガチャ
春雨「こんにちはです、司令官」ペコッ
提督「貴女達は出撃だった筈だけど」
龍田「まだ余裕があるわ~」
春雨「ですです」
提督「報告でもあるの?」
龍田「違うわぁ」
春雨「司令官の話を龍田さんとしていたんですけど、ここに着任する前の司令官ってどんな感じだったのか気になって」
提督「私の昔話が聞きたいと」
龍田「そう言う事」
春雨「はいっ」
提督「別に普通よ。普通の家庭に生まれて、軍学校に入って、何故か抜擢されて、ここに来ただけ」
春雨「ほえー。エリートだったんですね!」
提督「エリート……。そう、ね。周囲に比べて優秀だったとは思うわ。多分」
龍田「曖昧ねえ?」
提督「まあ、色々あったのよ」
龍田「それは教えて貰えないのかしら?」
春雨「私気になります!」
提督「時間よ。出撃準備してきなさい」
龍田「ざ~んねん」ガチャ
春雨「うぅ、もやもやしちゃいます」バタンッ
提督「何処にでもありそうな三流脚本な話よ」
↓1 龍田好感度判定
↓2 春雨好感度判定
↓3 パソ値判定
提督の裏設定考えなきゃ
好感度判定
龍田
20÷2=10
春雨
13÷2=7
パーソナル値
-68
夜の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由
瑞鳳「こんばんはー」ガチャ
提督「ああ、瑞鳳。良いところに」
瑞鳳「ん? どうかしたの……って、なるほど」
加古「んー……すぅ……」
提督「この部屋暖かいって言って入ってきて、ソファに座って三秒くらい目を離したらこうなってたわ」
瑞鳳「ううむ。気持ちは分かる」
提督「是非とも連れ帰って欲しいのよ。私のも眠くなるから」
加古「んっ……ふぅ……」
瑞鳳「いっその事、一緒に寝ちゃえば?」
提督「仕事がまだあるから」
瑞鳳「ふーん? お夜食作ってきたんだけど、食べる?」ゴソゴソ
提督「戴こうかしら」
瑞鳳「じゃあ、少し休憩だー。ほら、加古も起きてっ」
加古「むにゃ……? もう食べられないや」
瑞鳳「なんつーベタな寝言。加古ー? かーこー? ダメだ、起きない」
提督「もう放っておきましょう。あとで古鷹に取りに来て貰うわ」
瑞鳳「扱いが酷すぎる……」
↓1 瑞鳳好感度判定
↓2 加古好感度判定
↓3 パソ値判定
後、一つだけ進ませてください
好感度判定
瑞鳳
58÷2=29
加古
28÷2=14
パーソナル値
-73
提督の部
1.お仕事 (二人)
2.見回り (二人)
3.娯楽 (二人)
↓1 選択と艦娘一人指定
↓2 艦娘一人指定
提督「ねえ」スッ
天津風「何?」
春雨「なんでしょうか?」
提督「なんで、私達ジェンガなんてしてるのから?」コトッ
天津風「確かあなたの息抜きの為だったような」スッ
春雨「ですです」
提督「逆に気を張るんだけど」
天津風「それもそ……っ、ねっ!」カタッ グラァ
春雨「わわわっ、もう抜けそうな所が……」
提督「楽になりなさい、春雨」
天津風「そうよ。貴女はもう頑張ったわ」
春雨「既に負けムードが漂ってる! 春雨、まだいけますっ!」ガッ スッ
提督「そこを抜くの」
天津風「まだ乗せられるとは」
春雨「今ならやれます!」コトッ
シーン
提督「嘘よ」
天津風「あなたの番よ」
春雨「さ、司令官さん。早くっ」
提督「まだよ。まだ終われないのよ」
天津風「あたしの番来ないであたしの番来ないであたしの番来ないで」
春雨「ふふふ。これが勝者の余裕って奴ですか」
なお、春雨が負けました。
↓1 天津風好感度判定
↓2 春雨好感度判定
↓3 一日終わりのパソ値判定
お仕事と見回りの出番が死ぬので(既に一つ死んでる気がするけど)
好感度判定
天津風
ゾロ目 22
春雨
16÷2=8
パーソナル値
-80
~駆逐艦寮のとある一室~
「あはっ、今日も出会えなかったや」
黒髪の少女が笑う。
目の前には椅子にロープで縛られた同居人。
「ああ。そもそも、今日はそんな暇なかったんだっけ」
「んーっ! んーっ!」
寮の壁は決して厚いとは言わない。
故に叫ばれると色々と都合が悪い。
その為、同居人の口許はガムテープで固定していた。
「けど、君には失望したよ」
椅子を蹴る。
少女を乗せた椅子はその弾みで倒れてしまった。
「んんっ!」
身体に走る痛みに苦悶の表情浮かべる同居人。
「痛かった? でも、僕の受けた心の痛みには敵わないよ。君はずっと、無邪気に、僕に自慢ばかりしてきて……。どれほど嫉妬で狂いそうになったか」
そこでふと言葉を区切る。
「いや、もう狂ってたのかな。実の妹にこんな事してるのに、罪悪感よりも爽快感が溢れてくるんだから」
「……」
「あはは。怖い目だ。これがソロモンの悪夢の威圧感か。でも、今の僕には怖いものは何もない」
倒れた同居人の襟首つかんで、椅子ごと引き戻す。
首元が絞まろうが、知った事ではない。
「夕立。君もこっちにおいでよ。恋慕の炎は赤色よりも黒色の方が、きっとーー愉しいよ?」
僕が調教してあげるから。
そう言って少女は笑った。
【三日遭遇しなかった為に、とある艦娘が病みました】
提督日記 九日目
私の過去。
男の時の記憶。
捨てられない追憶。
人は、自分の理解出来ないものを、畏怖し畏敬し遠ざける。
自分は周りよりほんの少し優秀だっただけ。
ただ、それだけだ。
でも、彼らの気持ちはよく分かる。
人間、理解は出来ても納得はそう簡単に出来ないものである。
そんな訳で本日はここまで
最初に書いてますが、どれだけ放置しても病まない子は居ます
まるゆは今回健全です(前で懲りた)
最初にニアピンして以来、名前がない僕の嫁は病みます
提督がデレる前にエンディング行ってしまうのは避けたい……避けたいんや!
お疲れ様でした
九日目終了
提督からの好感度
天津風 287
夕立 250
春雨 250
龍田 241
天龍 174
瑞鳳 140
まるゆ 131
時雨 100 ☆
隼鷹 69
雪風 60
大和 55
伊58 49
伊19 42
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
摩耶 20
浜風 16
加古 14
磯波 2
パーソナル値
-80
警戒度
普通
時雨の問題が解決するまで、パーソナル値が変動しなくなります
時雨の問題を三日以内に解決出来ないと、夕立が病みます
夕立が病んだ場合も一応クリア扱いです
パーソナル値が再び変動するようになります
夕立と時雨が艦娘指定不可になります
ヒントを得ることで、提督の部に新たに選択肢が一つ追加されます
ヒントは艦娘からの情報です
正解の艦娘を引き当てている場合、こちらから情報を提示しますので、理由安価はご自由で構いません
解決した場合、時雨が元に戻ります
更にボーナスで好感度が入ります
ちゃんと解決するなら、病ませて見るのもまた一興かもしれませんね☆
五月雨・涼風「姉妹艦の名前に二人ほど足んねえよな」
猶予は時雨の問題始まってから三日です。夕立は提督から放置されても病まない艦娘なので、そこは大丈夫です
でも、構想練ったら三日で足りない気配がしたので、もしかしたら五日に延ばすかも
今日は更新出来ないです
明日は余裕があれば
それでは
僕の明日は日付が変わったら
十日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
レス数増えてるのに幾ら更新しても新規レスが見れない状態になってました。
なんとか快復。原因がよく分からない……
一人ですー
朝の部
↓1 艦娘
↓2~4 理由 高コンマ一つ
コンコン
提督「どうぞ」
叢雲「失礼するわ」ガチャ
提督「遠征の結果報告かしら?」
叢雲「そうね。報告書よ」
提督「この時期の鼠輸送は辛そうね」
叢雲「……それでも、しなきゃいけないんでしょう?」
提督「……そうね」
叢雲「なら、私はやるわよ。それに、この程度なら、まだまだ余裕だから」
提督「お疲れ様。報告書に不備はないから、ゆっくり休んで良いわ」
叢雲「当然ね。また何かあったら呼びなさい。駆逐艦と言えど、私は自分が弱いとは微塵も思ってないわ」
提督「相変わらず強気ね」
叢雲「あら。弱い私をお望み?」
提督「いいえ?」
叢雲「残念。それじゃ、私は休ませて貰うわよ」ガチャ
提督「本当に強い子……」
↓1 好感度判定
一日進めたら御の字と思ってます
2時くらいかな?
好感度判定
75÷2=38
昼の部
↓1 艦娘
↓2~4 理由。高コンマ一つ
摩耶「よう、提督」バンッ
提督「可愛いげのない私に何か用かしら?」
摩耶「いやー、その姿で毅然とされても、可愛いだけだぜ?」
提督「……」
摩耶「なんだよ。嬉しくねえのか?」
提督「上司として複雑ではあるわ」
摩耶「まあ、そんな事はどうでも良いんだどうでも」
提督「何か用?」
摩耶「買い物行こうぜ」
提督「憲兵に頼みなさい」
摩耶「どこの世界に自分の身に付ける下着を他人に買わせてる奴が居るんだよ」
提督「良かったわね。目の前に居るわ」
摩耶「……まじ?」
提督「本当よ」
摩耶「え……それはちょっと……」
提督「分からないから仕方ないでしょ」
摩耶「よし、今すぐ行こう。教えてやる!」
提督「寒いから嫌」
摩耶「我が儘か!」
↓1 好感度判定
好感度判定
91÷2=46
夜の部
↓1 艦娘
↓2~4 理由。高コンマ一つ
提督「お風呂場から執務室まで遠すぎるせいで、せっかく身体を暖めても湯冷めしちゃうわね」テクテク
天津風「あ……」
提督「もういっそ、執務室に檜風呂を……。私の背丈ならお湯もそんな溢れないでしょうし……」
天津風「き、奇遇ね、あなた!」
提督「あ、でも家具職人居たっけ。それに執務室で裸になるのも抵抗が」
天津風「ちょっと! 無視しないで!」
提督「……あら、天津風。いつから?」
天津風「さっきから居たわよ!」
提督「全然気付かなかったわ」
天津風「あたしって存在感薄い……?」
提督「そんな事はないわよ」
天津風「説得力の欠片もない!」
提督「ところで、何か用事?」
天津風「あ、そうそう。時雨の様子がちょっとおかしくて」
提督「……そう」
天津風「え、それだけ?」
提督「私には関係ない事でしょう? 艦娘の悩み事は艦娘で解決して」
天津風「あ、うん……」
↓1 好感度判定
好感度判定
6÷2=3
提督の部
1.お仕事
2.見回り
3.娯楽
↓1 選択と艦娘一人指定
↓2 艦娘一人指定
提督「三人って中途半端よね」
天津風「そうね」
伊19「イクもそう思うの」
提督「トランプで良いかしら?」
天津風「ボードゲームってノリでもないしね。いいんじゃない?」
伊19「大富豪?」
提督「三人でしても楽しくないと思うけど」
天津風「なら、ポーカーかブラックジャックね」
提督「まあ、それくらいしかないわよね」
伊19「イクは神経衰弱でも良いのね」
天津風「司令に勝てる気がしないから、なしよ」
提督「私、幸運な訳ではないんだけど」
天津風「記憶力が桁違いじゃない」
提督「……人並みよ」
伊19「提督の格好いい所、イク気になるの」
天津風「あたしからすると、い、いつだって格好いいわよ?」
提督「……ありがと」
↓1 天津風好感度判定
↓2 伊19好感度判定
ヤンデレは二度と書かねーって言ったのにぃぃぃ
好感度判定
天津風
87÷2=44
伊19
93÷2=47
時雨side 一日目
「夕立さんの様子は?」
「まだまだ元気だよ。初日だからね」
「ソロモンの悪夢って凄いんですねえ」
「でも、粗相をした時は、さすがに泣き喚いてたけどね」
「女の子ですから。しかし、時雨さんもやることがえげつない」
「そうかな? これくらい普通だとは思うけど」
「自分の部屋を掃除する手間を考えたら、さすがにお手洗いくらいは許容しますって」
「うーん。でも、どうせ最後には提督の中で全部一緒になるんだし、僕は気にしないよ?」
「……うん? …………うん?」
「でも、汚れた椅子とかの処分任せちゃって本当に良かったの?」
「あ、いえ。それくらいなら全然ですよ。ところで、束縛外す際に暴れられたりしなかったんですか?」
「大人しくさせてから、椅子を替えたから。ちゃんと処理を済ませてね」
「お姉さんですねえ」
「そうだね。手の掛かる妹だよ。ーー本当に」
「では、また何かあったら呼んでください」
「うん。有り難う、憲兵さん」
「いえいえー」
「……全ては私達の享楽の為ですから」
残り四日
提督日記 十日目
素直に認めよう。
彼女達と居るのは、楽しい。
過去の記憶が色あせる程に。
もう、昔を捨てて良いのだろうか。
十日目終了
提督からの好感度
天津風 334
夕立 250
春雨 250
龍田 241
天龍 174
瑞鳳 140
まるゆ 131
時雨 100 ☆
伊19 89
隼鷹 69
摩耶 66
雪風 60
大和 55
伊58 49
叢雲 38
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
浜風 16
加古 14
磯波 2
パーソナル値
-80
警戒度
やや低
十一日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
二人です
朝の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
とりあえず、この辺で
18時か19時くらいから、またやるかもしれません
春雨「はふぅ……」ヌクヌク
天津風「あなたも入ったら?」
提督「……それに入ったら出れなくなるわ」
天津風「こたつに入りながらでも仕事は出来るでしょ?」
提督「動きたくなくなるの。書類の整理もあるのよ?」
春雨「えへへ……幸せです」
提督「くっ……」
天津風「春雨って天然よね。白露型って皆そうなのかしら」
春雨「ふぇっ? 何か言いましたか?」
天津風「なんでもないわ」
提督「春雨はこたつに入りに来ただけなの?」
春雨「え? あ! 司令官。ここ数日、隣の部屋から夜中に物音がするんです!」
提督「貴女の隣の部屋って、確か……」
天津風「時雨と夕立の部屋か、初霜と若葉の部屋ね」
春雨「物音はお姉ちゃん達の部屋からです。一度、様子を見に行ったんですけど、時雨お姉ちゃんに軽く応対されただけで……」
提督「夕立は?」
春雨「時雨お姉ちゃんが怖くて、すぐに逃げ出しちゃったので……すみません」
天津風「そういえば、夕立の姿を見ないわ」
提督「……そう。艦娘の問題かと思って口を挟まなかったけど、そうも言ってられないみたいね」
春雨「あの、白露お姉ちゃんか村雨お姉ちゃんなら、もうちょっと詳しい情報を持っていると思いますので……」
提督「機会があれば聞いておくわ」
↓1 春雨好感度判定
↓2 天津風好感度判定
春雨が居ると必ず食事系の安価が出るのは何故なのか
好感度判定
春雨
97÷2=49
天津風
69÷2=35
昼の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
隼鷹「ひゃっはー!」バンッ
瑞鳳「ひゃ、ひゃっはー」ボソッ
隼鷹「おいおい。元気ないぞー?」
瑞鳳「だって恥ずかしいもん!」
隼鷹「なんだよー。一緒に提督と飲みたいんだろー? 恥なんて捨てちまえ!」
瑞鳳「酒の場で一番捨てたらダメなやつだよ、それ」
隼鷹「えー。そんな事ないぞー?」
瑞鳳「偶々、まだ問題起こしてないだけでしょ、隼鷹は」
隼鷹「これからも起こさないさ!」
瑞鳳「そんな訳で提督!」
隼鷹「お酒を」
瑞鳳「私達と」
隼鷹「飲もうぜ!」
提督「帰って」
↓1 瑞鳳好感度判定
↓2 隼鷹好感度判定
好感度判定
瑞鳳
32÷2=16
隼鷹
94÷2=47
夜の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
雪風「あ、しれぇっ!」トテトテ
榛名「こんばんは、提督」
提督「あら、雪風と……」
榛名「えっ」
提督「違うの。名前を忘れた訳ではないのよ、榛名」
榛名「あっ、はい。良かったです」ホッ
提督「貴女の事を忘れる訳ないじゃない」
榛名「て、提督……」
雪風「むぅ。雪風にも構ってください!」
榛名「あ、ごめんなさい。雪風さん」
提督「構うって、どうやって?」
雪風「遊びましょう、しれぇ」
提督「執務室で?」
雪風「外で!」
榛名「元気ですね……」
提督「何をして?」
雪風「鬼ごっこです!」
提督「艦娘と人間じゃ勝負にならないわ」
雪風「なら、隠れんぼで!」
提督「人が足りないわ」
雪風「むう。我が儘ですね、しれぇ」
提督「貴女に言われたくはないわ」
榛名「榛名、少し疎外感……」
↓1 榛名好感度判定
↓2 雪風好感度判定
好感度判定
榛名
31÷2=16
雪風
69÷2=35
提督の部
1.お仕事 (二人)
2.見回り (二人)
3.娯楽 (二人)
4.時雨と夕立の部屋に行く (駆逐艦一人)
↓1 選択と艦娘指定
↓2 選択が4以外の場合艦娘指定
天龍「なんで俺がこんな事……」
提督「嫌ならしなくて良いのよ?」
天龍「……まあ。やるけどよ」
天津風「素直じゃないお節介焼きとか、貴女も面白いわね」
天龍「それ、誉めてんのか?」
提督「良いから手を動かしなさいな。雑談するなら、他所でやって」
天津風「ごめんなさい」
天龍「すまねえ」
天津風「貴女のせいで怒られたでしょ」
天龍「俺のせいって言うのかよ!」
天津風「バッ! 声がでかいわよ!」
天龍「お前の方がでけぇっての!」
提督「出ていって」
天津風「真面目にやるから見逃してください!」
天龍「右に同じく!」
提督「……仕方ないわね。これで最後だから」
天津風「ありがとう!」
天龍「うっし。ちゃっちゃと仕事すっかなー」
提督「調子の良い子」
↓1 天津風好感度判定
↓2 天龍好感度判定
時雨side 二日目
昼間だと言うのに閉めきられた部屋は暗い。
換気の為に窓を開ける時と、部屋の主が出ていく時が、唯一部屋に明かりが漏れる瞬間である。
「う……ぁ……」
その部屋の主の一人が椅子に縛られて放置されていた。
二日の間、飲まず食わず。
普通の人間なら、既に栄養失調を起こすか脱水症状に掛かるかで、生命の危機に陥る状態。
幾ら艦娘とは言え、そのキツさは変わらない。
故に少女の身体は、最低限の生命維持にのみ努め、他の機能を殺した。
今が何時なのか。状況はどうなったのか。
そんな事はどうでも良い。
「て……とく……さ……」
掠れた声で小さく呟く。
今の彼女はガムテープが何時外されたのかの記憶すらない。
あるのはただ、胸に宿る一つの想いだけ。
助けを乞うつもりはない。
時雨の変調を見抜けなかった自分に責任があるのだから。
けれど。
「て……と……」
どうか、甘えるのだけは許して欲しい。
名前を呼ぶだけで暖かな気持ちになる。
それを抱いたまま、彼女の意識は落ちていった。
提督日記 十一日目
昼頃に誰かに呼ばれた気がした。
空耳だろうか。
疲れてるのかな。
今日は早めに休もう。
十一日目終了
提督からの好感度
天津風 372
春雨 299
夕立 250
龍田 241
天龍 202
瑞鳳 156
まるゆ 131
隼鷹 116
時雨 100 ☆
雪風 95
伊19 89
摩耶 66
大和 55
伊58 49
叢雲 38
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
榛名 16
浜風 16
加古 14
磯波 2
パーソナル値
-80
警戒度
やや低
十二日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
時雨sideと言うより、時雨夕立sideであった
後、残り三日って書き忘れました。すまぬ
二人なのね
朝の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
白露「一番先にお邪魔しますっ!」バンッ
提督「……」
白露「提督? どうかしたの?」
提督「貴女にノックを覚えさせる為の労力と、勢いに我慢する忍耐を天秤にかけてたの」
白露「えーっ! それは幾らなんでも酷いよぅ!」
春雨「白露お姉ちゃん、ちゃんと待っててよー!」
白露「えっ? あっ、ごっめーん。一番早く来たくて、春雨の事忘れちゃってた」
春雨「司令官に渡すものあるから待っててって言ったのにぃ」
提督「渡すもの?」
春雨「はいっ。お弁当ですっ!」
白露「朝御飯だってー」
提督「そう。有り難く受け取っておくわ」
春雨「はい!」
提督「そう言えば白露」
白露「んー? なになにー?」
提督「時雨と夕立に何かあったの?」
白露「あー……。春雨から聞いたの?」
提督「そうね」
白露「夕立の体調が悪くて寝込んでるって時雨は言ってたよ。でも、うーん……」
提督「煮え切らないわね」
白露「お見舞い断られたからねー。そんなにあたし達が信用出来ないかって、ちょっと落ち込んだよー。たはは」
春雨「白露お姉ちゃん……」
白露「まー、そんな訳で、あの二人は提督に任せるね。あたしが言っても聞かない時点で、白露型の誰が言っても、どうにも出来ないから」
提督「……気が向いたらね」
↓1 春雨好感度判定
↓2 白露好感度判定
好感度判定
榛名
71÷2=36
白露
91÷2=46
昼の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
天津風「そう言えば、あなた」
提督「何かしら?」
天津風「時雨の部屋には行ったの?」
雪風「時雨さんの部屋で何かやってたんです?」
提督「いいえ。後、雪風は少し黙ってて」
天津風「夕立が心配なのよね……」
雪風「開口一番が酷い!」
提督「貴女が様子を見に行けば?」
天津風「行ったわ。夕立の事も聞いたわ。けど、夕立の名前を出した途端、時雨の雰囲気が変わったの」
雪風「夕立さんどうかしたんですか?」
提督「……さあ。まだ推測の域を出ないわ」
天津風「あの時雨はなんと言うか……。あなた、部屋に行くなら誰かと一緒に行きなさいよ」
提督「時雨は同じ仲間でしょ?」
天津風「嫌な予感がするのよ」
提督「そう。肝に銘じておくわ」
雪風「雪風、蚊帳の外ですー!」
↓1 天津風好感度判定
↓2 雪風好感度判定
はる
で予測変換に任せた結果でした。すみません
好感度判定
天津風
61÷2=31
雪風
59÷2=30
夜の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
提督「ふう……」
瑞鳳「……提督?」コンコン
提督「どうぞ?」
瑞鳳「お邪魔します」ガチャ
天龍「」ソーッ
提督「……何してるの、天龍」
天龍「おい、バカ! バラすなよ!」
瑞鳳「うわぁ、何時の間に!?」
提督「瑞鳳が何も持ってなければ、放っておいたわよ」
天龍「えっ……?」
瑞鳳「あー。確かに驚いたら落としちゃってたかも」
天龍「……何それ」
瑞鳳「提督のお夜食」
提督「良かったわね、天龍。執務室の掃除を未然に防げて」
天龍「お、おう! そうだな! ははは……」
瑞鳳「むふー。提督、お礼にあーんしてあげるねっ」
提督「要らないわ」
瑞鳳「遠慮しなくて良いんだよ?」
提督「恥ずかしいの」
瑞鳳「私しか見てないよ?」
天龍「えっ」
提督「それに、どうせ今すぐは食べないわ」
瑞鳳「えーっ。冷えちゃうよぅ」
天龍「なら、俺にも少し分けてくれよ」
瑞鳳「やだ」
天龍「提督。世の中って世知辛いな」
提督「何言ってるのよ……」
↓1 瑞鳳好感度判定
↓2 天龍好感度判定
好感度判定
瑞鳳
29÷2=15
天龍
58÷2=29
提督の部
1.お仕事 (二人)
2.見回り (二人)
3.娯楽 (二人)
4.時雨の部屋に (駆逐艦一人)
↓1 選択と艦娘指定
↓2 選択が4以外の場合、艦娘指定
叢雲「ねえ」
提督「何」
叢雲「言いたい事があるの」
提督「だから何」
叢雲「私、なんで呼ばれたの?」
天津風「暇そうだったからよ」
叢雲「休んでたの! 次の任務に備えて!」
天津風「と言っても、最近出撃自体が減っちゃってるのよねえ」
提督「こんな容姿だから、上が私に任務をくれないの」
叢雲「見た目で人を判断するとか最低ね!」
天津風「叢雲が言うと凄い説得力を感じる」
提督「まあ、今は大人しく休んでおきましょう」
叢雲「アンタがそう言うなら……」
天津風「じゃあ、勝負よ。ツーペア!」
叢雲「スリーカード」
提督「フルハウス」
天津風「うわっ、また負けた……」
叢雲「むきー! もう一回よもう一回!」
提督「なんだかんだ言って、一番楽しんでるわよね……」
↓1 叢雲好感度判定
↓2 天津風好感度判定
時雨side 三日目
扉が開く。
暗闇に慣れた視界を焼き付くす明かりに不快感を覚え、目を覚ました。
「ああ。ごめん。起こしちゃったね」
「……」
悪びれず笑う時雨を睨み付ける。
「やれやれ。まだ心は折れないんだ」
余裕を携える時雨は、夕立の眼力に竦む事はない。
彼女はそれが夕立の最後の足掻きと知っている。
「僕としては、君を壊したくないんだけどな。壊れた君と提督を共有しても、張り合いがないじゃないか」
だから、そのままの君をこちら側に迎えたい。
時雨は笑う。
夕立に言葉の半分も届いてないと知りつつ。
「んー。夕立がここまで強情だったのは計算外れだね。仕方ない。このままじゃ、身体がもたないだろうし」
言いつつ夕立に近づく。
今の彼女はそんな時雨を睨むだけで、何も出来ない。
「初めてが提督じゃないのは少し残念だけど。最後は皆一つになるから変わらないか」
指で座る夕立の顎を持ち上げる。
そして、そのまま口付けた。
「……っ!」
夕立の目が見開かれる。
目前には時雨の顔。瞳を妖しく光らせた彼女の舌が強引に口内に割って入る。
「んっ……れろ……」
「っ……ちゅる……」
それは、乾いた大地に降った恵みの雨。
嫌悪感を覚える暇もない。
身体が求めた水分が、そこにある。
それが、例え僅かな唾液に過ぎなくても。
今の夕立にはどんな蜜よりも甘く感じた。
残り二日
提督日記 十二日目
そろそろ二週間
昔の事を切り捨てられるなら、このまま女で居ても良い気がする。
ああ、でも。
男に言い寄られるのは勘弁だ。
想像するだけで悪寒が走る。
十二日目終了
提督からの好感度
天津風 404
春雨 335
夕立 250
龍田 241
天龍 231
瑞鳳 171
まるゆ 131
雪風 125
隼鷹 116
時雨 100 ☆
伊19 89
叢雲 81
摩耶 66
大和 55
伊58 49
白露 46
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
榛名 16
浜風 16
加古 14
磯波 2
パーソナル値
-80
警戒度
やや低
十三日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
時雨に救いはあるのか
三人どすえ
↓1~3 艦娘
天津風「良い風ね」
提督「寒いわ」
龍田「あら? 提督が外に居るなんて珍しい」
千代田「あ、本当だ」
天津風「これくらいの風ならなんともないわよ」
提督「貴女達は艤装のお陰で寒くないだけでしょ」
千代田「提督、結構着込んでる様に見えるんだけど、それでも寒いの?」
龍田「雪だるまみたいよ~?」
提督「うるさいわよ」
天津風「雪のない場所にある雪だるま……」
千代田「違和感しかないね……」
龍田「子供の体温って高いんじゃないの~?」
提督「赤ん坊の話よ」
↓1~4 理由用事外でする事等 高コンマ順に二つ
天津風「じゃ、あなた。この風と一緒に駆け抜けましょう」
提督「私に分かる日本語を喋って」
龍田「ランニングしようって事じゃないかしら~?」
提督「えっ」
天津風「今のままだと、見回りしてる時に不審者見つけても体力なくて追い付けないわよ」
提督「この身体でどうやって捕まえろと言うの?」
千代田「じゃあ、体力作りも一緒にやっちゃう?」
天津風「ランニングと筋トレかしらね」
龍田「あらぁ。良いじゃな~い」
提督「私的には良くない方向に進んでる気がするんだけど」
千代田「大丈夫よ、提督。私も応援してるから」
天津風「あたしは一緒に走ってあげる」
龍田「ビシバシしごいてあげるわね~」
提督「一人洒落になってない」
↓1 龍田好感度判定
↓2 天津風好感度判定
↓3 千代田好感度判定
女憲兵さんが愉悦愉悦言いながら、二日おきに好感度表の中で病む艦娘と病まない艦娘を教えてくれる
という設定も考えるだけ考えた。お蔵入りにした
好感度判定
龍田
91÷2=46
天津風
42÷2=21
千代田
36÷2=18
昼の部
↓1~3 艦娘
提督「膝が笑っている」
春雨「もう。運動するならするって事前に言って欲しかったです!」
提督「そんな気は微塵もなかったの。天津風にたまには陽の光りを浴びて来いって言われたから、渋々」
瑞鳳「それで、そのまま天津風のペースに巻き込まれちゃった訳だ。変わったねー、提督も」
提督「……そうかしら?」
瑞鳳「昔なら、そんな事をしている暇はないわ。とか言って断ってたよ、きっと」
提督「……そうかしら」
村雨「んー? 瑞鳳ちゃんと提督、通じあってる仲なのかなー?」
春雨「通じあっ……!」
瑞鳳「まあ、昔から仲は良かったかもね」
提督「昔っていつよ」
瑞鳳「今で……って、何言わせようとしてるの!」
提督「どう考えても自爆でしょうに」
春雨「むぅ……」
村雨「妬かない妬かない」
↓1~4 理由や用事。高コンマ順に二つ
春雨「そう言えば司令官さん。お昼はもう食べましたか?」
村雨「頑張れ春雨」
提督「いえ。まだよ」
春雨「そう思って、私お昼ご飯を作ってきました!」
提督「あら、そう……。なんか勢いがあるわね、春雨」
村雨「提督を瑞鳳さんに取られそうという危機感が成せる技よ」
瑞鳳「ちょーっと待った」
春雨「ふぇっ?」
村雨「ここで瑞鳳さんのインターセプト」
瑞鳳「食べるより先に仕事片付けちゃおうよ。私も手伝ってあげる。ね、だから……しよ?」
提督「え、ええ……」
瑞鳳「やったっ」
春雨「そんな! ご飯が冷めちゃいますよっ!」
村雨「春雨頑張れ負けるな春雨」
提督「とは言ってもねえ……」
瑞鳳「そうそう。提督は先にお仕事終わらせるの」
春雨「先にご飯にした方が良いですっ」
村雨「あらら。じゃ、提督。お姉さんのちょっと良いとこ、見せてあげるね?」
瑞鳳「ちょ」
春雨「裏切られた!?」
提督「頭痛が……」
↓1 春雨好感度判定
↓2 瑞鳳好感度判定
↓3 村雨好感度判定
僕の記憶が正しければ、龍田は十日~十二日の間、出番がなかった筈
つまりそういう事。問題発生中に他で問題起きないとは明言してないので
好感度判定
春雨
57÷2=29
瑞鳳
52÷2=26
村雨
17÷2=9
夜の部
↓1~3 艦娘
叢雲「近海の警備から戻ったわ」ガチャ
提督「お疲れさま」
天龍「異常はなかったぜ」
提督「あったら困るわ」
雪風「しれぇは雪風がお守りします!」
提督「ここに居るだけの私じゃなくて、自分の命を優先しなさい」
雪風「ですが……」
提督「鎮守府に艦娘が何人居ると思ってるの」
天龍「そうだぜ。あまり気負ってると潰れちまう」
叢雲「なんでこっちを見るのよ」
天龍「いいや? 他意はないんだが」
叢雲「これが私の生き様なの。文句を言わないで」
天龍「おお、怖い怖い。良いか、雪風。お前はあんな風にはなるなよ」
雪風「……はい? よく分かりませんが分かりました!」
叢雲「良い度胸ね貴女達」
提督「……暴れるなら他所でやってくれないかしら?」
↓1~4 理由や用事。高コンマ順に二つ
天龍「ま、警備任務も無事終えた事だし、軽く騒ごうぜ。だから、叢雲もその物騒な物を下ろせ。提督にも迷惑だ」
叢雲「……そうね」
雪風「パーティですか?」
天龍「小規模だけどな。な、良いだろ、提督?」
提督「……ここでやるつもり?」
天龍「他に集まれる場所が食堂くらいしかないんだが」
提督「食堂でやれば良いじゃない」
天龍「提督が参加出来ねえだろ?」
提督「私は」
雪風「しれぇっ、一緒に騒ぎましょう!」
叢雲「アンタが行くなら、行ってあげない事もないわ」
天龍「……どうするんだ?」
提督「……はあ。三十分だけ待ってなさい。キリの良いとこまで片付けるわ」
天龍「じゃ、その間に風呂でも入るか」
雪風「しれぇも一緒にどうですか?」
提督「一緒に行ったら終わらないでしょう?」
叢雲「たまには良いじゃない」
提督「……」
天龍「……。おら、ちゃっちゃと行くぞ。提督との風呂はまたの機会だ」
雪風「そんなぁーっ」
↓1 叢雲好感度判定
↓2 雪風好感度判定
↓3 天龍好感度判定
龍田って元々病んで……いや、なんでもないです
好感度判定
叢雲
14÷2=7
雪風
87÷2=44
天龍
ゾロ目 88
提督の部
1.お仕事 (三人)
2.見回り (三人)
3.娯楽 (三人)
4.時雨の部屋にいく (駆逐艦一人)
↓1 選択と艦娘指定
↓2~3 選択が4以外の場合艦娘指定
伊19「面白くないのね」
天津風「我慢して」
提督「楽しい仕事なんてないわよ」
叢雲「……ごめん。私が無理言ったから、仕事が」
提督「いいえ。こちらの落ち度よ。見誤っていたわ」
伊19「退屈すぎて、提督にイタズラしちゃいそうなのね」
提督「何を言ってるのよ」
叢雲「そうよ。もっと手を動かして」
伊19「イクに書類仕事は向いてないの。身体を動かしたくてムズムズしてくるの」
天津風「戦力外ね」
提督「じゃあ、身体動かしてきて良いわよ」
伊19「それを我慢してでも、提督の傍に居たいっていう女心なの。提督はにぶちんなのね」
叢雲「」ピクッ
天津風「」ピクッ
提督「じゃあ、隅で大人しくしてて」
伊19「あとでご褒美くれる?」
提督「……仕方ないわね」
伊19「やったー。いひひっ、提督だーい好き!」
天津風「あ、あなた……!」
叢雲「わ、私にも何かくれても良いのよ?」
提督「……仕方ないわね、本当に」
↓1 叢雲好感度判定
↓2 伊19好感度判定
↓3 天津風好感度判定
時雨side 四日目
「んっ……んくっ……」
闇に染まった部屋で、喉を鳴らす少女。
その紅の瞳に生気はなく、ただ与えられた水分を嚥下する。
「ん。もっと欲しいかい?」
黒髪をかきあげ、妖艶に笑う少女の問いに、こくこくと頷く。
結局の所、身体はどこまでも正直で。
生きる事を諦めなかった時点で、この結果にしかならなかったのだろう。
「んっ……ちゅっ……」
時雨の口付けと同時に、彼女の口の中を一心不乱に貪る。
「んんっ! んっ、れる……ぅん……」
乱暴とも言える接吻に、少女は一瞬だけ肩を揺らした。
舌と舌が絡み合う。
淫らな水音が響く。
唇交わす度に時雨の想いが伝わってくる。
心が染まっていく。
何者にも侵された事のない、大切な想いが色を変える。
「て……とく……」
瞳から零れた一筋の光り。
僅かに残った自分の想い。
その最後の欠片を失った。
提督日記 十三日目
自分もそろそろ次のステップに進む頃合いなのだろうか。
分からない。
分からないが、分からないなりに生きていこうとは思う。
生きているのが楽しいと、最近は思うのだから。
十三日目終了
提督からの好感度
天津風 432
春雨 364
天龍 319
龍田 287
夕立 250
瑞鳳 197
雪風 169
まるゆ 131
隼鷹 116
叢雲 103
時雨 100 ☆
伊19 99
摩耶 66
大和 55
伊58 49
白露 46
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
千代田 18
榛名 16
浜風 16
加古 14
村雨 9
磯波 2
パーソナル値
-80
警戒度
低
十四日目
↓1 一度に交流する艦娘判定
時雨がここまで放置されるとは思ってなかったんだよなあ……
二人ですー
朝の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
天津風「失礼するわ」ガチャ
提督「おはよう」
春雨「そーっと……そーっと……」
提督「何をしているの?」
天津風「春雨スープを二人で作ってみたの!」
春雨「蓋のある容器に入れたんですけど、慎重に運んだ方が良いのは変わりないので」
提督「ああ。だから、そんなにゆっくりなのね」
天津風「そうね」
提督「ところで、天津風が料理するなんて、初耳なんだけど」
天津風「べ、勉強中よ。だから、今日も春雨に教えて貰いながら頑張ったの」
春雨「天津風さん、覚えるの早くて教え甲斐があります」
提督「そうなの」
天津風「いつか、あたし一人であなたのご飯を作ってあげるわ」
提督「そ。楽しみにしてるわね」
春雨「では、その前に。はいっ、お待たせしました。こちら二人で作った春雨スープです」
天津風「召し上がれ」
提督「……まあ、たまには舌を火傷しても良いかしら」
↓1 天津風好感度判定
↓2 春雨好感度判定
夕立救出からの春雨スープで、声出して笑った
好感度判定
天津風
92÷2=46
春雨
34÷2=17
昼の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
イク
提督の部で部屋に行く選択肢が出てるから取ればいいんじゃ
なお
雪風「しれぇ、遊びましょう!」バンッ
伊19「提督ぅ。イクと良いことしようなのね」
雪風「良いことってなんですか?」
伊19「雪風にはまだ早いの」
提督「こら」
伊19「あ、提督。居たの」
提督「ここに居ると知っててやってきたのでしょう?」
伊19「まあ、そうなるのね」
雪風「雪風も分かってて、ここに来ました」
提督「知ってるわ」
雪風「では、遊びましょう!」
伊19「大人の遊び、しちゃうのね」
雪風「大人の遊び……? 楽しそうです!」
伊19「とぉーっても、とぉーっても……楽しい事なのね」
提督「だから、やめなさい」
伊19「むぅ。提督はいけずなのね」
雪風「……?」
提督「雪風は知らなくて良いことよ」
雪風「仲間外れですか……?」
伊19「そうそう。仲間外れは良くないの。イクがちゃんと教えてあげるのね」
雪風「本当ですか! 有り難うございます!」
提督「……ゴーヤかイムヤに引き取ってもらおう。疲れる」
↓1 伊19好感度判定
↓2 雪風好感度判定
想定内か想定外で言うなら、想定外でした
想定内なら、提督日記の内容に毎回頭を捻ってないんだよなあ
好感度判定
伊19
34÷2=17
雪風
48÷2=24
夜の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
そりゃ助けたいよ(棒)
叢雲「それにしても、いつも仕事ばかりしてるわよね」
提督「やることがこれくらいしかないのよ」
叢雲「遊べば?」
提督「誰と?」
叢雲「誰って、艦娘達に決まってるじゃない」
提督「……そうね。今考えると普通にありね」
叢雲「何それ。昔だとなしだったの?」
提督「ええ」
叢雲「……よく分からないわ」
提督「別に分からなくても良いのよ」
瑞鳳「こんばんは! お夜食の出前ですっ!」
提督「頼んでないけど」
瑞鳳「実は玉子焼き作ってたら、作りすぎちゃって……」
叢雲「どうやれば作りすぎるなんて事が出来るのよ」
瑞鳳「料理しない子には分かんないんだよねー、これが」
叢雲「なっ!」
瑞鳳「提督、とりあえず、これとこれ食べて。それで、どっちの方が美味しかったか教えて?」
提督「玉子焼きなんて、早々変わるものじゃないでしょ」パクッ
瑞鳳「細かい味の違いもあるんだよ? 塩と砂糖のバランスとか」
提督「そう?」パクッ
瑞鳳「どう? どう?」
提督「最初の方が薄くて好きね」
瑞鳳「なるほどー。提督は薄味の方が好き、と」メモメモ
提督「なんでメモってるのよ」
瑞鳳「料理仲間達と情報を共有するためだからね」
叢雲「あの……」コソッ
瑞鳳「後でコピーして渡してあげるよ」ボソッ
叢雲「あ、ありがと。それと料理を……」
瑞鳳「基礎くらいで良ければ教えてあげますとも」
叢雲「本当? 約束よ?」
提督「……これが疎外感、ね」
↓1 叢雲好感度判定
↓2 瑞鳳好感度判定
しょっぱいな
一週間提督(フレンズ)
好感度判定
叢雲
1
瑞鳳
14÷2=7
提督の部
1.お仕事 (三人)
2.見回り (三人)
3.娯楽 (三人)
4.時雨の部屋にいく (駆逐艦一人)
5.お風呂 (一人。好感度上昇二倍)
↓1 選択と艦娘指定
↓2~3 選択が1、2、3の場合艦娘指定
4 春雨
やったぜ。
丸く収まる(願望)
駆逐艦寮を目的の部屋目指して一人で歩く。
別に忠告を無視していた訳ではない。
ただ、楽観的なだけだった。
悪い子は居ない。
彼女達と交流して思った事。
それを信じて疑わず、慢心してしまっただけなのだ。
故に、これは自分の落ち度。
ここから先のお話は、そんな自業自得を呪う物に過ぎない。
「時雨? 居る?」
部屋をノック。
「やあ。久しぶりだね、提督」
懐かしい顔だった。
一週間に満たない時間なのに、彼女の顔を見てそう思った。
案外元気そうな姿に胸を撫で下ろす。
そして、この程度に安心する様に変わった自分に苦笑した。
「そうね。随分、久しぶり。元気?」
「うん。元気だよ。提督は僕とお話がしたくてここに来たのかい?」
「それもあるけど」
気付かない。
自分が歩いているそこは、今にも千切れそうな吊り橋の上であると。
「夕立の様子が気になって」
そして、踏み抜いた先。そこは底の見えない谷底で。
「……へえ?」
時雨の様子が変わる。
その雰囲気に顔を上げ、全身に震えが走った。
「僕よりも夕立なんだ……」
瞳に宿るのは、憎悪と敵意。
幾度となく繰り返し見た情念。
「また」
『また』
記憶の光景と時雨の言葉が重なる。
聞いてはいけない。
思い出してはいけない。
その記憶は、忘れると誓ったじゃないか。
「夕立なんだ」
『お前なのか』
失いたかった記憶が反芻する。
過去が、自分の過ちが、全て返ってくる。
「う……うぷ……」
身体がふらつく。
昔ならともかく、今の小さな身体ではその容量は捌けない。
「提督は僕の事分かってくれてると思ったんだけどなあ。……君には失望したよ」
限界だった。
「おえっ……おろろろろっ! おえぇっ!」
壁にぶつかった直後、全てをぶちまけた。
「あなたっ!? だから、一人では行くなって……! 時雨、司令に何をしたの!」
「僕は別に。でも、僕に構ってる場合なの? 提督、壊れちゃうよ?」
「……くっ。アンタ、次会ったらボコボコにしてやるから。覚えときなさい」
吐瀉物の海に沈んだ提督を引き上げると、天津風は時雨に一瞥くれて走り去る。
「ふぅん。強い人だと思ってたんだけど、心が脆弱だったんだ。これは面白いことを知っちゃったなあ」
それはそれとして。
吐瀉物の掃除のために、彼女は憲兵を呼ぶのであった。
↓1 天津風好感度判定
↓2 時雨好感度判定
↓3 夕立好感度判定
ぽいぽいの高感度が出たからセーフ
気づけば30分近くノリノリで書いてた
好感度判定
天津風
32÷2=16
時雨
67÷2=34
夕立
ゾロ目 88
後は時雨side
完全にノータッチだと思ってたから、四日目で堕としちゃったんだよなあ
すみません。ちょっと考えるので、今日はここまでにします
元々、一日で戻すつもりはなかった
乙乙
楽しみに待つ
憲兵は呼べぬのですよ。すみません。彼女はもうちょい役目があるんだけど、書けるかなあ
まあ、二択です
時雨と夕立救済(時間延長)
か
時雨と夕立と素敵なナイトメアパーティ(タイムアウト)
お好きな方を
関係ないですけど、病まない雨って上手い表現ですね。僕は好きです(何がとは言わない)
時雨side 五日目
食堂で、目の前に置かれる料理を一心不乱に食べ続ける少女が居た。
その周囲には、彼女の姉妹艦。
白露「心配したけど、その食べっぷりならもう大丈夫っぽいねー」
村雨「はいはーい。次の料理お待たせー!」
五月雨「でも、あんまりがっつくと胃がびっくりしちゃうんじゃ……」
涼風「そこは根性でなんとかしよう!」
料理の出来ない彼女達は、夕立の周囲で談笑する。
春雨「次の料理出来たよー!」
時雨「早く運んでよね」
料理が出来る彼女達は、夕立の為に腕を振るう。
夕立「うん。ご馳走さまっぽい」
それら全てを平らげて、彼女は手を合わせる。
夕立「心配掛けてごめんね? 夕立、完全に復活しました!」
姉妹艦から湧く拍手。
それらの中心で彼女は微笑む。
夕立「さあ。素敵なパーティ、しましょう?」
心を黒く染めた狂犬が、野に放たれた。
提督日記 十三日目
ああああああああああああああああああ
(なんとか文字にしようとした痕跡が見えるが、後は黒く塗り潰されたり、ミミズが這った様な物ばかりで読めそうにない)
提督日記の日付ミスった
十四日目終了
提督からの好感度
天津風 494
春雨 381
夕立 338 ☆
天龍 319
龍田 287
瑞鳳 204
雪風 193
時雨 134
まるゆ 131
伊19 116
隼鷹 116
叢雲 104
摩耶 66
大和 55
伊58 49
白露 46
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
千代田 18
榛名 16
浜風 16
加古 14
村雨 9
磯波 2
パーソナル値
-80
警戒度
低
それは三流以下のお話。
周囲の期待に応える為に、努力をした結果辿り着いた終焉。
生まれは極めて普通。
だが、ポテンシャルは神に愛されていたと言っても過言ではない程、秘めていた。
故に、努力をすれば人並み以上に事を運べた。
最初は喜ばれた。
神童と持て囃され、その才能を発揮する場を大量に設けられた。
与えられた機会の殆どで、周囲の想像以上の功績を挙げ、驚愕させた。
次に疎まれた。
出来ない事がない。
常人からすると、異常に見えた。
生みの親にすら、気味悪がられた。
最後に妬まれた。
気付けば周囲に敵しか居なかった。
それが認められなくて、懸命に足掻いた。
だが、足掻けば足掻く程、敵は増えるばかりだった。
どうして、こうなったのだろう。
誰かに認めて貰いたくて。
その為に努力をして。
その結果、嫌われる。
ああ、そうか。
そうだったのか。
簡単な事じゃないか。
最初から、私は。
独りぼっちだったんだ。
何を期待したんだろう。
何に縋ったんだろう。
何で懲りなかったんだろう。
もうやめよう。
自分の殻に閉じ籠ろう。
それがきっと、一番良いことだから。
誰も信用せず、誰の助けも借りない。
それでいい。
この二週間は、ただの夢。
夢ならいずれ、覚めてしまっても仕方ない。
ああ。
楽しい楽しい。
夢だったな。
時雨の問題をクリアしました。
夕立が病みました。
好感度ボーナスはありません。
艦娘選択時に夕立と時雨が再び選べる様になりました。
夕立と時雨のどちらかと白露型の誰かが交流した際、病み判定を行います。簡単に言えば前と一緒です。
三回病み判定が出たら、ヤンデレの仲間入りです。
提督に問題が発生しました。
解決するまでパソ値が変化しません。
解決するまで提督の部がなくなります。
解決するまで一定の好感度の艦娘を幾ら放置しても病みません。
情に訴えるなり、物理で突破するなり、如何様にでも。
それでは、お疲れ様でした。
続きは出来れば明日に
時雨の病みマークは好感度順に並び替えてる時に消してしまって、そのまま忘れちゃいました
時雨も病んだままです
多分、次スレ行くと思うので、軽く埋めネタアンケート
1.初代提督(Eカップねーちゃん)
2.二代目提督(JC提督)
3.三代目提督(ヤンデレ鎮守府)
どの提督のアフターもしくはifルートを見たいかお願いします
同票なら、先にその票に辿り着いた方が勝ちで
露骨なID変えはやめてくだしあ
注意書きは次から書きます
すみませんでした
3で書きます
もう一個、お付き合いお願いします
1.秋月と赤色(秋月純愛アフター)
壊れた提督は考える。
赤色は日常的にある色。
いつまでも拒絶が許される訳ではない。
それは何より、秋月の為にならない。
彼女の為を思うなら、心のケアが必要だろう。
まずは、身近な赤色から慣らしていこうか。
よし、秋月。俺とデートしよう!
2.雲龍とペット(雲龍ヤンデレアフター)
「あら。ペットの分際で主人に歯向かうなんて、生意気ね」
「躾がなってないと私が恥を掻くのよ?」
「ほら、服を脱ぎなさい。要らないでしょう、ペットなんだから」
「さあ、躾の時間よ」
3.ヤンデレの居ない鎮守府(if)
その鎮守府は笑いが絶えないという。
いつも朗らかで明るく、活気のある鎮守府。
それが他の鎮守府から見た、私達の鎮守府の評価。
確かに毎日が平和で、時たま刺激が欲しいなーなんて思ったり。
司令は女性になっても、相変わらずセクハラ三昧ですけども。
幸せならそれで良いんじゃないかって、私達は思うのですよ。
↓1から三票先取制で
「ここは……」
見慣れた天井。
私室ではあると理解したが、どうやって自分の部屋に辿り着いたのか、記憶はない。
「こんばんは……いや、おはようございますですね、提督さん」
心臓が跳ねた。
「……驚かせないで、憲兵」
ゆっくりと上体を起こす。
扉の付近に立つ女憲兵以外に、部屋に変わった所は見られない。
「記憶はありますか?」
「ええ。生憎ね」
皮肉げに笑う。
「やー、大変な事態が起きましたねえ……」
「全く。口が軽いのはどの子よ。なんで、貴女が知ってるの」
「え? だって、あたしが時雨さんを裏から助けてましたから」
時が止まった。
「……もう一回言ってくれる?」
「あたし、時雨さんの味方をしてました」
「……どうして?」
早く教えなかったのか。
「知っていて、何か出来ました? 時雨さんの地雷を踏み抜いた後、何も出来ずにリタイアした提督さんが」
「それは……」
言い淀む。
「いやー、良い傾向だったんですけどねえ。人間不信の提督さんが、艦娘に心を許してハッピーエンド。とても、感動的なシナリオです」
憲兵が笑みを浮かべる。
それはどこかで見た、笑顔。
「でも、これは提督さんの言葉を借りるなら三流以下の脚本。なので、頑張って二流になる程度には小細工をしましたっ」
何が楽しいのか、憲兵の口調は弾む。
「小細工って……」
「おや。聡明な提督さんならお気付きだと思ったのですが。ふぅむ、曇ったかなー、あたしの目も」
その独特の言い回し。
人を小馬鹿にした態度。
いつもの憲兵とはかけ離れた、人を人として見ていない瞳。
「……まさか」
「あ。気づきましたー? そうです、あたしが元凶です。お久しぶりです、提督さん」
「なん……で……」
自失呆然。
なんとか捻り出した言葉は小さい物だった。
「あぁー。良いですねぇ、その表情。ゾクゾク来ちゃいます。八十点あげちゃいます」
「後、理由は前にも言いましたよ。その方が、面白いから、です。」
それはまるで、赤子に言い聞かせる様に。
憲兵は提督の眠るベッドの手前まで歩む。
「……良いわ。今なら一発殴るだけで許してあげる」
飛び掛かりたい気持ちを抑え、憲兵に手を伸ばす。
胸ぐらを掴んで引き寄せるつもりだった。
「その提案は魅力的ですねえ」
だが、その気持ちの悪い発言に手が止まった。
「どういう意味よ」
「いやー。あたしが殴られた事で、艦娘達にも影響が出たらなあって思いまして。そして、提督さんに敵意を少しでも向けてくれたら面白くなりそうですよね」
「そ、んな事……」
「ないって言えます? 彼女達と消極的にしか絡まなかった提督さんと積極的に絡んだあたし。これを聞いても、本当にないって言えますか?」
心が悲鳴をあげる。
「ない……ないわ。ないわよ……」
言い聞かせても一度鎌首をもたげた不安は膨らんでいく。
「ほら。想像してくださいよ。艦娘達からの敵意を」
耳を貸してはいけない。
それ以上踏み込まれてはいけない。
「ねえ、提督さん?」
中途半端に伸ばしていた腕を掴まれる。
「ひっ……!」
思わず漏れた小さな悲鳴。
人間不信が対人恐怖症に塗り変わる。
「もっとあたしを愉しませてくださいね?」
記憶が、そこで途切れた。
これの後に>>875だったかな
単品だと違和感しかなかった
十五日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定
榛名への一途な愛を貫くか、ジュウコンするか。悩みどころである
お一人様ですの
↓2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
夕立「お邪魔するっぽい!」バンッ
夕立「……ぽい?」キョロキョロ
夕立「執務室に提督さんが居ないっぽい!」
夕立「あ、提督さんの上着だ。……どれどれ」スンスン
夕立「こっちっぽい?」
夕立「提督さんの私室にお邪魔するっぽい!」バンッ
提督「ひっ……! ゆ、夕立? 何か、用……かしら?」
夕立「んー?」ツカツカ
提督「な、なに……?」
夕立「あなた、本当に提督さん?」
提督「そう、よ」
夕立「んー。確かに匂いはいつもの提督さんっぽいし。まあ、良いか」
提督「良いって、な、何が……?」
夕立「夕立と遊びましょう?」
提督「ご、ごめんなさい……。体調が優れなくて」
夕立「じゃあ、提督さんは寝てても大丈夫っぽい」
提督「そ、そう?」
夕立「うん! ーー夕立が提督さんで勝手に遊ぶから」
提督「っ!」ゾクッ
夕立「素敵なパーティ、しましょう?」
1.どうにかして気を逸らすアイデアが思い浮かぶ(安価:アイデア)
2.誰かが助けに来てくれる(艦娘指定)
3.逃れられない。現実は非情である(bad end)
↓1から三票先取制。選択肢が決まった後、1と2の場合、その中で一番高コンマの奴を採用
春雨「司令官さん、ここですか?」ガチャ
春雨「……夕立お姉ちゃん?」
夕立「……」ギロッ
春雨「ひっ……!」
夕立「なあんだ。春雨かー。ごめんねー、ちょっと驚いたっぽい」
春雨「そ、そうなんですか?」
提督「……」ガタガタ
夕立「むふー。提督さんとお遊びしたかったんだけどなー」
春雨「それは……邪魔をしてごめんなさい」
夕立「いいよーいいよー。こう言うのってフェアじゃないっぽいし、愉しいことは姉妹で共有したいっぽい」
春雨「えっ……?」
夕立「なんでもないっぽい。じゃあね。……今度はちゃんと遊びましょうね、提督さん」
提督「……っぁ!」ビクッ
春雨「司令官……? 大丈夫ですか?」
提督「へ、平気よ……。だから、放っておいて……」
春雨「でも……」
提督「……お願い。今日だけだから……」
春雨「……はい」
↓1 夕立好感度判定
↓2 春雨好感度判定
↓3 コンマ51以上で春雨病み値加算
な
時雨呼ばれるとは思ってなかった。セーフセーフ
好感度判定
夕立
68÷2=34
春雨
72÷2=36
昼の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
次スレ立ててきます
お粥作ってきた
次スレっす!
【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」龍驤「その六やで!」【安価】
【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」龍驤「その六やで!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421843537/)
昼の部終わるまでは続けます
天津風「あなた。大丈夫?」ガチャ
提督「……っ。だ、大丈夫よ。気分が優れないだけだから……」
天津風「……ねえ?」ツカツカ
提督「な、何かしら……」
天津風「何をそんなに怯えているの?」
提督「怯えて、なんか……」
天津風「嘘ね」
提督「何を根拠に」
天津風「そんな顔色で、身体の震えも隠せずに無理強いされたら、誰だって気付くわよ」
提督「……」
天津風「どうしたの? あたしには言えない事?」
提督「…………」
天津風「時雨のせい?」
提督「」ピクッ
天津風「そうなのね?」
提督「ち、違う……違うわ……」
天津風「そう? それなら、夕立? まあ、どうでも良いわね」
提督「えっ……」
天津風「一つだけ伝えておくわ。あたしは何があっても、あなたの味方だから。それじゃ、用事あるから行くわね」ガチャ
提督「え、あ……待っ……ちなさいよ。時雨と夕立のせいじゃないのよ。これは全部、私が弱かったから、いけないことなの……」グスッ
↓1 好感度判定
埋めネタ五レス分しかないんだった
夜までこっち使いましょう。十六日目から次スレ使います
振り回して申し訳ない
好感度判定
80÷2=40
夜の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ
龍田
春雨「あの、司令官……」ガチャ
提督「……どうしたの?」
春雨「今朝の夕立お姉ちゃんの様子についてなんですが……」
提督「……すぅ……はぁ……。それで?」
春雨「あれから出来るだけ注意を払ってたんですが、私達の前だといつもと様子が一緒でした」
提督「……そう」
春雨「後、天津風さんが時雨お姉ちゃんに飛び掛かったのを止めておきました」
提督「御苦労様」
春雨「え、と……それだけです」
提督「分かったわ。もう下がって良いわよ」
春雨「はい。あの……司令官も無理はなさらずにお願いします」ガチャ
提督「行ったわね。……っ、はあ、はあ……。気を張ってないと震えるってどうなのよ。……潮時なのかしら、ね」
↓1 好感度判定
好感度判定
51÷2=26
埋めネタ貼って移動します
・秋月と赤色(秋月純愛アフター)
「秋月、デートしよう」
起き抜けにそう言った。
「おはようございます司令。今日は珍しく遅いんです……えっ?」
「デートしよう」
秋月の言う通り、村落の村人の手伝いに走る提督の朝は早い。
だが、今日は秋月に用事がある。
「え……えーっ!?」
繁忙期を終え、人手を必要とする人も少なくなり、それならばと働き通しの提督君に休みをと。
そんな感じでふっと湧いた休日。
ただ徒に消費するのも勿体無い。
限りある時間は有効的に使わなければ。
「今日は皆の厚意で休みを貰ってな」
「そうなんですか?」
「そうなんだよ。せっかくだし、街まで下りてみないか?」
「あ……。はいっ、急いで用意しますねっ!」
「手伝おうか?」
「……ちなみに聞きますけど、何をです?」
「着替え」
「もうっ! ふざけてないで、司令も準備してください!」
頬を紅潮させて、むくれる秋月。
とても可愛い。
「今更遠慮する仲でもないだろう? 秋月のもっと凄い所も見てるんだ」
「そう言う問題じゃないんです! 司令は女の子だったのに、女心が分からなさすぎです!」
「うおいっ! 語弊がある! その言葉では誤解を生んでしまうぞ!」
「良いから司令も準備してください。私は一番格好いい貴方の隣を歩きたいんですから」
不意打ちだった。
「お、おう……」
攻撃する事に慣れた者が攻められると弱いのは古今東西変わりはしない。
自分の頬に熱さが昇る。
「じゃあ、俺も準備してくる。……一番可愛い秋月に相応しい様に」
「はいっ♪」
季節はそろそろ厚着をしなければキツい時期。
だが、この心の暖かさはいつまでも冷える事はないだろう。
・
・
・
「わぁーっ! 暫く見ない間に街も変わりましたねぇ」
「もう冬だからなあ……」
吐いた息が白い。
風に当たる顔が冷える。
繋いだ手から温もり消えるのが嫌で、強引にコートのポケットに突っ込んだ。
自然、その手に引っ張られ二人の距離が縮まる。
「えへへ……」
はにかみながら密着すると、そのまま腕を絡める秋月。
決して豊満ではないが、確かにある膨らみが押し付けられ、形を変えた。
「……」
「司令。目がイヤらしいですよ?」
煩悩が見抜かれた。
察しの良い子は嫌いだよ、秋月さんや。
「……っ」
握った手の握力が強まる。
彼女の視線の先、追うまでもない。
街は発展すれば都会になる。そして、都会になれば、インフラは基本的に整う。
街は彼女の苦手な色ーー赤色だらけだった。
「秋月、深呼吸。大丈夫だから、落ち着いて」
街に下りたのは、秋月とデートしたかったという事もあるが、この赤色に対する拒絶をどうにかしてやりたいと思ったからである。
余計なお節介なのかもしれない。
秋月はあの村に居る限り、頻繁に赤色を見る事はないだろう。
「すぅ……はぁ……。司令、すみません……」
だが、それでも限界はある。
血を見て取り乱すのはまだ良い。
自分の努力で如何様にでもなる。
しかし、赤色は世界に溢れすぎている。
しかも、赤は暖色に分類される。冬にかけて増えることは目に見えて分かっていた。
「良いんだ。こうやって街に来れるまで進歩したんだ。ゆっくりと治していこう」
「はい。迷惑かけて申し訳」
「ーー秋月」
「あっ……。有り難うございます、ですね、司令」
謝罪を遮る。
彼女は一瞬驚いた様に目を見張り、すぐに微笑んだ。
「まあ……救うって誓ったしな」
照れ臭くて空いてる手で頬を掻く。
言葉が聞こえたのかどうかは分からないが、秋月はただ嬉しそうに笑っていた。
~ファミレス~
「ほら、秋月。一口やろう」
「し、司令っ。恥ずかしいですよ……」
小分けしたハンバーグ。それを秋月の口に放り込もうとして、やんわりと断られた。
「ふぅ……。良いか、秋月」
仕方なくフォークを置いて、呆れた様に息を吐く。
「は、はい……?」
訝しげな秋月。
どこか哀愁漂うのは、何か粗相をしたのかと勘違いしているからだろう。
「俺は、こんな可愛い彼女とイチャイチャ出来て羨ましいだろお前ら。って自慢がしたいんだ」
「えっ……」
「つまりだな……周りの注目を浴びて優越感に浸りたいの!」
正直な話。
ファミレスで食事しながらイチャついた所で、目敏い客が居ない限り、それほどヘイトは集めないだろうが。
「な、何を言ってるんですーーんむっ!?」
口が開いた所で、ハンバーグを押し込む。
まだ何か言いたげな秋月ではあったが、口に食べ物を入れたまま喋る気はないのか、押し黙ってハンバーグをゆっくりと租借する。
「どうだ?」
「……美味しい、です」
飲み込んでから一拍。
「そうかそうか。秋月のも一口くれないか?」
「……勝手に取っていってください」
秋月の反応にご満悦。
ではあったのだが、どうもお姫様の機嫌を損ねてしまったらしい。
~百貨店~
「司令、どうですかっ?」
「おー。秋月って眼鏡似合うのな」
お姫様の機嫌は、百貨店の店を適当に冷やかしている間に元通りになっていました。
「司令にはこちらの眼鏡が似合いそうですね」
「ははっ。お揃いにしてみるのも悪くないんじゃないか?」
「それはちょっと……」
凹んだ。
「あぁぁ! 違います! 恥ずかしいんですっ! 嫌な訳じゃないんですっ!」
流石に気分が高揚した。
店員から舌打ちが聞こえそうである。
「可愛いなあ、秋月は」
つい、口に出してしまった。
もう赤色とかどうでも良くなりつつある。
ダメなんだけど。
こんな時間がいつまでも続けば良いなって思ってしまう。
「何か言いました、司令?」
「んにゃ。楽しいなあって思ってね」
「そうですね。私も久しぶりにはしゃいでます」
冷やかしを終えて、店を出る。
二人で寄り添いながら、次に心惹かれる店を見つけては、フラりと入店する。
「この下着、似合いそうだよな」
「な、ななな何言ってるんですかぁっ!」
おおう。
そう言えば、女になってた影響からか、ランジェリーショップで下着を物色する抵抗がなくなっていた。
いや、良いと思ったんだよなあ。
無理矢理連れ込んだ秋月は、真っ赤になって俯いてたけども。
・
・
・
「やはり家は落ち着きますね」
「……あれだけで良かったのか?」
夕暮れ時、二人して自宅に戻る。
「はい」
「今日は楽しかったか?」
「野暮ですよ、司令」
「……そうかな」
「好きな人と二人で、楽しくなかった訳がないです」
「それは良かった」
秋月の笑顔に釣られて笑みを浮かべる。
「しかし、まだ遊べたとは思うが」
「良いんですよ。私は、ここが好きなんです。勿論、司令と二人になれるからですけど」
「……そっか」
恋人の好意程、嬉しいものはない。
ストレートな物言いは照れ臭くあるが。
「はい。それにレストランは、どこか落ち着かないので。夜もレストランだと、私困っちゃいます」
ばつの悪そうな表情。
「そっか。……まあ、俺も夜は秋月の作るご飯が良かったしな」
丁度良かった、と。
「そうですか? では、夜はこの秋月が腕を振るわせていただきますね」
「俺も手伝うよ」
「刃物には触れないと約束してくれます?」
「勿論」
トラウマは簡単に払拭出来ない。
それでも、一歩ずつ進んで行くことは出来る。
「司令」
「ん? っと……!」
胸の辺りに軽い衝撃。
見下ろすと見上げる秋月と視線があった。
「愛してますっ」
彼女とゆっくりと歩んでいこう。
目下のところ、秋に因んで紅葉でも見に行けたらなあ、なんて思いながら。
愛しい少女の身体を抱き締めた。
純愛って難しい
赤色ってタイトルの割に、ほんのり添えられるだけの赤色要素
あの三択で一番書きやすいのは、間違いなく雲龍のやつ
では、後は埋めてくださって大丈夫です
甘々純愛いいゾ~これ
ごちそうさま
さて、糖分は十分摂ったからつぎは愉悦分だね(ニッコリ
このSSまとめへのコメント
特に意味は無いけど秋月のパンツって赤でしたよね。
…履いてないのかな?(ゲス顔)
このssを見てるとすごくゾクゾクします(超絶笑顔