海未「消えたμ′sの皆を取り戻すために……」 【現代編】 (113)

はいはい、この 海未「消えた(以下略)」シリーズの2部を書いてくよー

塾があるから基本は深夜に投降するけど許してねーでも書けるときに書いてくからよろしくー!



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421226935

言い忘れたけどこれ(ex14.vip2ch.com)の続きだよ!


海未「……でしたね。こんな世界になってしまったのは」

海未「そう……全ては私が悪いんです全ては……」

海未「過去の回想に入っていたらいつのまにか時間が経ってましたね」

海未「すぐに軍用シェルターに戻り報告しなくては」




――軍用シェルター

海未「大佐、今戻りました」

大佐「遅かったな。どうした?」

海未「いえ、過去の回想に入っていまして……」

大佐「はぁ?」

海未「なんでもありません」

大佐「まぁいい……次の仕事が来るまでゆっくりしてれば?」

海未「それでは遠慮なく」

海未「さて……仕事が来るまで何しましょうか」

???「おーい!」

海未「おや?静音じゃないですか」

静音「海未仕事終わったんだね……たった一人で……強すぎ」

海未「2~3匹程度なら大丈夫ですよ」

静音「まだ配属されて一ヶ月じゃん!」

海未「静音だってそうじゃないですか」

海未「……それに、天音も……」

天音「あっバレてました?」

海未「最初から」

静音「うわっ!?いつの間に!?」

海未(そういえば二人の説明をしてませんでしたね)

海未(二人は私と同時に軍に入った同期です)

海未(ちょうどいいのでその話もしときますか)

海未(それでも過去の回想ほど長くはありませんよ?たぶん)

――1ヶ月前

海未「あの……軍に入るにはどうすれば……」

軍の人「正規の手続きをして、訓練生になり3ヶ月の訓練をして入団テストを受けて合格して初めて軍に入れるよ」

軍の人「合格出来なければまた訓練生に戻り3ヶ月の訓練のあとまたテストを……の繰り返しだね」

海未「3ヶ月!?そんなには無理です!」

海未「手っ取り早く入る方法を教えてください!」

軍の人「そんなのはないよ」

海未「そんな……」

軍の人「ただ……面白い方法があるよ」

海未「何ですか!?」

軍の人「テストの時に乱入して上の人に実力を見せるんだ」

軍の人「まぁ……そんなやつより3ヶ月訓練した訓練生の方が強いと思うから無理なんだけど」

海未「……上の人を認めさせればいいんですね?」

軍の人「無理だ。やめときな」

海未「テストはいつですか?」

軍の人「このあとだけど……やるのかい?」

海未「勿論です」

軍の人「……わかった。行きな」

少佐「これより入団テストを行う!」

少佐「テスト内容は簡単、私と戦闘だ」

少佐「私が見込みありと思った人のみ入団できる!」

少佐「訓練生No.1出てこい!」

「はい!」

少佐「それでは……はじめる!!」




静音(ちょっとー!?3ヶ月間訓練したのに手も足も出ないってどゆこと!?)

静音(これ100人中何人合格すんの!?)

少佐「最後……訓練生No.100!」

静音「はい!」

少佐「行くぞ……はぁ!!」ゴッ

静音「くっ……!!」

静音(重い……!!)

少佐「その程度か?」ガガガガガ

静音「そんなわけ……ないでしょ!?」ガッ

少佐「む?」

静音「はぁ!!」ゴッ

少佐「ふんっ!……ふむ」

少佐「合格だ」ニコッ

静音「やったぁ!」

少佐「これにてテストを終了と――」

海未「待ったぁぁぁ!!」バンッ!

続きはまた夜にー!

ex14.vip2ch.comは前スレじゃないんだが前スレどこよ
ちゃんとしたURL貼ってくれよ

>>9俺はちゃんと貼ったはずなんだけどおかしいな……

とりあえず続き書く

少佐「む?誰だ?」

海未「私の名前は園田海未と申します」

海未「この入団テストを私も受けさせてもらえないでしょうか?」

少佐「ふん……正規の手続きを踏んでこい」

海未「でもあなたは言いました」

海未「見込みがあれば合格何ですよね?」

海未「だったら私と戦い見込みがなければ入団できないでいいじゃないですか?」

少佐「そういうわけには――」

「いいでしょう」

少佐「た、大佐!?」

大佐「一つ聞きたい。なんでそんなに入団したがる?」

海未「外に出るため」

大佐「それだけ?」

海未「友達を取り戻すため」

大佐(ほう……いい目をしてる……)

大佐「いいでしょう……テストを受けることを認めます」

注) 今さらですが登場人物は全員女子です。

少佐「大佐の許可が認めたのでテストを行う」

少佐「覚悟はいいか?」

海未「いつでもいいですよ?」

静音(3ヶ月訓練受けてきた私達でさえ手も足も出なかったのにろくに訓練を受けてないあの子なんてもっとよ)

少佐「行くぞ……!」ダッ

海未「ん?……こっちですか!」ガッ

少佐「……!?」

静音「嘘……!?」

静音(受け止めた……!?反応も遅れてないしどゆこと!?)

少佐「くっ!?これなら!」ダッ

海未「むむ?」

海未(速いですね……)

少佐「くらえっ!」

海未「」ゴッ

少佐(当たった――!)

海未「」クルッ

少佐「なっ!?」

>>10
こうなってる
http://i.imgur.com/iF8L0E8.jpg
本来はこういう長いURLになるはず
http://i.imgur.com/ZNj1QoN.jpg
(スクショのURLはここのスレのやつ)

静音(えっ!?なに?今の……)

海未「回っただけですよ」

海未「ダンスとかで回るのでそれを応用しただけです」

静音「ダンス?」

海未「改めて自己紹介します」

海未「私は音ノ木坂学院スクールアイドルμ′sのメンバーの園田海未です」

静音「えっえっ?えっ!?」

静音「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

静音「μ′sの園田海未さん!?」

静音「あっあっ……あっ」

海未「?」

静音「ファンです!!」

海未「ありがとう……ございます」ニコッ

静音「ぐはっ……」バタン

海未「えっ!?ちょっ……大丈夫ですか!?」

静音「……神様天使様μ′s様……ありがとうグフッ」

>>14……こうか?

海未「消えたμ′sの皆を取り戻すために……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420951215/)

静音「うぅ……」

静音「はっ……私は……」

海未「気づきましたか?」

静音「海未さん!?」

海未「海未で結構ですよ?」

静音「じゃあ海未……」

海未「はい」

静音「テストは……?」

海未「合格です」

静音「ですよね……」

静音(あれで合格じゃなかったら少佐はゴミですよ)

海未「これから同じ小隊でよろしくお願いします」

静音「あっこちらこそ……」

静音「……あの、同じ小隊って?」

海未「そのままの意味ですが?」

静音「ふっ……俺たちの小隊が最強だぜ」

海未「キャラ変わってません?」

静音「いえ別に」

海未「では改めて、よろしくお願いしますね。静音」

静音「こちらこそ……私、名乗りましたっけ?」

海未「小隊名簿があるので」

静音「…………ぁぁぁ……」

前スレ→(海未「消えたμ′sの皆を取り戻すために……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420951215/))

海未「ところで静音」

静音「はい?」

海未「あと二人にも挨拶したいんですがどこにいるかわかります?」

静音「あと二人は……天音?と……鈴音?」

海未「私以外『音』が付きますね……」ズーン


静音「大丈夫!海未はμ′sなんだから」

海未「そうですけど……今は……」

静音(やべっミスった)

静音「とりあえず二人を探しにいこう!?」

海未「……そうですね」

天音「そうですね~」

静音「はい……はい?」

天音「はい?」

静音「いつの間に!?」ザザッ

海未「さっきから居ましたが……」

天音「申し遅れました~天音で~す」

静音「同じ小隊の……」

海未「あなたが天音さんでしたか」

天音「天音でいいよ~μ′sの曲はPure girls projectが好きです~」

海未「μ′sの曲ではありませんね。私歌ってませんし」

天音「あら?」


天音「あとは鈴音ちゃんだけね~」

静音「そうですね~」

海未「それ流行ってるんですか?」

静音「鈴音ちゃんってどんな子?」

天音「ヤンチャだってことだけは何故か知ってるわ~」

静音「そうですか……う~ん」

海未「いやなんで知ってるんですか?」

静音「探します?」

海未「でも場所が……」

天音「確かにね~」

うみしずあま「う~ん……」

静音「その辺を歩いてれ……」

海未「どうしました?あっ……」

天音「あら~?……あら?」

鈴音「ぶつかっといて謝りもしないのか!」

少佐「うるさい!こっちは上司だぞ……ぐはっ!?」

鈴音「上司だかなんだか知るか!ぶつかったんだから謝れ!」ゴスゴス

うみしずあま(絶対あの子だ……)

静音「ヤンチャにもほどがあるんじゃ……」

海未「果たしてあれをヤンチャと読んでいいのでしょうか?」

天音「でも強いわね~さすが唯一少佐クラスを倒した子だけはあるわ~」

静音「えっ……少佐クラスを倒した!?」

海未「私も倒しましたが?3ヶ月の訓練なしで」

天音「この小隊の戦闘力大丈夫かしら~」

海未「私の扱い酷くないですか?」

静音「とりあえず会いにいこう!」




鈴音「ったく……!」

鈴音(殺気……いや、これは!)

鈴音(友好の気!?)

うみしずあま「」ニコニコ

鈴音「誰?あんたたち」

うみしずあま「同じ小隊の仲間ですが~?」

鈴音「ああ、小隊組まされるんだっけ?はぁ……見るところ弱いのしか居なさそうだし……」

海未「うるさいですねこの子……黙らせますか?」

静音「ちょっと海未!?目が怖いよ!?」

鈴音「海未?」

鈴音「海未……ってああ、お前が園田海未か」

海未「そうですが?」

ビュンッ!

海未「おっと……危ないですね。不意討ちとは」

鈴音「強いね……ちょっと勝負しない?」

海未「いいですよ?」

鈴音「まっそうだよな。いきなり勝負しない?なんて言われて勝負するなんて……いいの?」

海未「はい……ただ私が勝ったら少し黙っててもらえますか?」

静音(まだそのこと考えてた!?)

天音(あらあら~)

鈴音「いい度胸ね……そこの広いところでやりましょ」

鈴音(泣かせてやるわ)

今回はここまでー

前スレ貼るのミスったりしてごめんねー……>>19の所に前スレ貼ってあるから許してー!

――コロシアム

鈴音「あんた……μ′sのメンバーなんだってな」

海未「はい」

鈴音「スクールアイドル様様が幼い頃から鍛えてる私に勝てると思ってるの?」

海未「幼い頃から……っていつからですか?」

鈴音「7歳からよ!」

海未「そうですか……」

シュンッ!

鈴音「!?」

海未「私は……もっと前から鍛えてますので」

鈴音「くっ……なんであんたはスクールアイドルを?」

海未「誘われたからですよ……幼馴染みに」

鈴音「そうか……」

鈴音「とりあえず私の敗けだよ」

海未「そうですか」

海未「それじゃ、黙っててくださいね?」

鈴音「え゛?」

静音(やっぱり考えてたか……)

天音(あらあら~)

―――――――――――――――――――


海未「……が、私たちの出合いでしたね」

静音「鈴音との出合いは最悪だったかな?」

鈴音「私は良いと思うけどなーこの出合い」

静音「いや、いきなり勝負しない?なんて……私が言われたら最悪だわ」

海未「私、言われたんですけど?」

天音「あらあら~」

海未「それしか言ってませんか?さっきから」

海未「今日私はフリー何ですけど皆さんは予定ありますか?」

しずあますず「あるよ~」

海未「…………」

海未「なら私は部屋で本でも読んでますか……」

静音「よし……早速準備だよ!」ヒソヒソ

天音「衣装は準備できてますわ~」ヒソヒソ

鈴音「ステージの準備は大佐に言っておいたぜ」ヒソヒソ

海未「?どうかしました?」

しずあますず「別に~」

海未「?」

海未「……本を読んでいてもつまらないですね……」

海未「穂乃果……ことり……一体どこへ……?」

大佐『あーあーマイクテスマイクテス』

海未「大佐?」

大佐『園田海未至急コロシアムに来るように……以上』

海未「コロシアムに?なんで……」

海未「行きますけど」

海未「訓練……な訳ではありませんでしょうし……」

海未「何ですかね~全く」

――コロシアム

海未「なっ……」

海未「何ですか!?これは!?」

静音「衣装だよ!」

海未「私にこれを来て何をしろと!?」

静音「ステージだよ?」

海未「なるほど……ステージですか……」

海未「って……ステージ!?」

静音「さぁ海未!これを来て歌と躍りを……」

海未「いやです!お断りします!」

静音「海未……」

海未「はい?」

静音「最近ね……皆元気ないんだよ……だから、海未の歌と躍りで皆を元気に!」

海未「なるほど……なんて言うと思いですか?」

静音「この歓声を聞いてもダメか!?」

ウミーー! ウミチャーン!!

静音「μ′s……がんば♪」

海未「うぐっ……」

静音「海未~?」

海未「…………」

海未「はぁ……仕方ないですね」

静音「ほいきた!……じゃ、この衣装を……」

海未「衣装は持ってるのでいいです」

静音「…………」




海未「着替えました」

大佐「海未」

海未「あっ大佐」

大佐「今のお前は軍人園田海未じゃない」

大佐「音ノ木坂学院スクールアイドルμ′sの園田海未だ!」

海未「はい!行ってきます!」




キャアァァァァァァァァァァァァァ!!

海未「みんなのはぁ~と撃ち抜くぞ~!ラブアローシュート!」

ズキュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!

グハッ ウッ アァッ

海未「どうもμ′sの園田海未です!みんな~!よろしくね~!」

海未「早速一曲目行くよ~!」

――ジャンッ!

海未「今日はありがとー!」

静音「あの人ほんとに軍人ですか!?」

大佐「言っただろう?今日のあいつは軍人園田海未ではなくμ′sの園田海未だと」キュンキュン

静音(逆になんで軍人やってるの!?)

大佐「……ところで」キュンキュン

静音「はい?」

大佐「μ′sのCDどこに売ってる?」キュンキュン

静音「…………」

静音(この人……堕ちてる!?)

天音「あんなかわいい人がこの世にいたなんて……」キュンキュン

鈴音「くそっ!これが萌えか!?」キュンキュン

静音(よく見たら全員堕ちてたー!)

海未「ふぅ……久しぶりに歌い、踊りました」

あますずたい「サイン下さい!」

海未「えっ……はい?」

静音(普通……そうなるわ……はぁ)

静音「はいはい皆さん。海未が驚いてるよ~」

あますずたい「はっ!!」

大佐「全CD集めなくては!」

天音「海未さんのグッズ……手に入れなくては!」

鈴音「萌え……恐るべし……!」

静音(こいつらアホだ)

ウゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

海未「あっ……これは……」

鈴音「緊急警報!?」

天音「東京地区は奪還したはずじゃ!?」

大佐「少佐……どこに出現した?」

少佐『東京第8区……秋葉原ですね』

大佐「お前達……行けるか?」

しずあますず「もちろん!」

海未「私は少し遅れます!」

大佐「よし……静音、天音、鈴音はすぐに8区へ。海未は準備でき次第合流だ!行け!!」

うみしずあますず「はい!!」

――秋葉原

静音「東京地区は奪還したんだよね?」

天音「そのはずなんだけど~」

静音「じゃあなんで……」

鈴音「お喋りはここまでだぜ?」

静音「あっ……」

静音「ほんとにいるよ!?」

天音「東京地区は奪還できていない?」

鈴音「いや……あれはたぶん新種だ」

静音「……勝てるよね?」

鈴音「勝てる……?バーカ」

鈴音「勝つんだよ」ダッ

鈴音「先手必勝!」ゴッ

静音「やった!当たっ――」

魔物「」シュンッ

静音「ってない!?」

天音「動きが今までと違う……新種ですね」

鈴音「こん、の!」ガッ

魔物「」シュンッ

魔物「ガァァ!!」ゴッ

鈴音「うがっ!?」

静音「鈴音!」

静音「よくも……!」

天音「まって!相手の動きを掴まないと」

静音「そうだね……天音、よろしく」

天音「まかせて」バァン!

魔物「」シュンッ

天音(瞬間移動系……ではありませんね~)

静音「高速移動術!?」

天音「ですね」バァン!

魔物「」シュンッ

天音(私は使い物になりませんね……静音なら大丈夫でしょうか)

静音「高速移動術なら負けないよ!」シュンッ

静音「てやぁ!」ビュンッ!

魔物「」キィン!

静音(防がれた……なら)

静音「」シュンッ

シュンッ シュンッ シュンッ!

静音(敵を翻弄してから……)

静音「はあぁ!」ビュッ!

魔物「!」キィン!

静音「これでも!」

魔物「」シュンッ

シュンッ シュンッ シュンッ シュンッ シュンッ!

静音(私より速い!?)

魔物「ガァァ!」ゴッ

静音(やばい!)

キイィィィィィィィィィン!!

静音って誰?
スクフェス?

海未「敵の動きは目で追いかけるんではなく感じるんですよ?」

静音「海未!」

海未「高速移動術ですか……」

静音「私より速いよ!」

海未「ふむ……」

魔物「」シュンッ

海未「む……?こっちですね」キィン!

海未「言ったでしょう?動きは目ではなく……感じるんですよって」

海未「はあぁ!」ビュッ!

魔物「ガァァ!?」ザシュッ

海未「嘗めないでもらいましょうか?この……」

海未「『蒼の神話』を……」

静音(蒼の神話ってなに!?)

海未「はあぁ!」ビュッ!

海未「せいやぁ!」ビュンッ!

魔物「ウガアァ!?」ザシュッ!

海未「とどめです!」シュッ!

魔物「ガァァァァァ!!」ボワァ

海未「任務完了……っと」

>>33
何となく適当に出てきた名前

あと、スクフェス俺やってないし つーかやれないし

これ何作目?

海未「それにしても……なぜ東京地区に魔物が?」

海未「この現象は穂乃果たちに繋がっているのでしょうか……?」

海未「そういえばここって秋葉原ですよね?」

静音「えっ……うん」

海未(なら、あそこに行けば何か分かるかもしれませんね)

海未「鈴音を連れて先に帰ってください。ちょっと行くとこが出来たと大佐にも伝えといてください」

静音「えっ……うん……うん?」

海未「それでは!」ダッ

静音「ちょっ……海未!?」

海未(秋葉原なら……UTXに行けば……)

海未(μ′sの皆さん……待っててください)

海未(私が必ず取り戻してみせます!)

>>36
何作目って……シリーズが?

シリーズなら第二部

海未「完全に荒れ果ててますね」

海未「わかるとしたらやはり……ライブステージでしょうか?」

海未(そこに行けばまた、声が聞こえてくるかもしれないですし)

海未「…………」

海未「ライブステージに着いたのはいいんですが……」

海未「何も聞こえませんね」

海未「はぁ……何の収穫もなしですか……」

海未「なんか一気に疲れが出た気がしますね……」

海未「さっさと帰って寝ましょう……」

――次の日

海未「よく寝ましたね」

海未「今日は……訓練の日ですか……」

海未「げっ……しかも下剋訓練」

海未「何が悔しくて上司と戦わなくてはいけないんですか……」

海未「言いたくはありませんが……サボりたい……」




大佐「今日は下剋訓練を行う!」

大佐「相手は……三番隊隊長だ!」

静音「三番隊!?」

天音「これ、訓練になるんですか~?」

海未「鈴音がいたら五月蝿かったでしょうね」

三隊長←三番隊隊長の略「……あれがμ′sの園田海未か……」

三隊長(随分とだるそうな感じをしているな……)

三隊長(一撃入れれば目が覚めるでしょ)

大佐「気をつけて下さいね」

三隊長「誰に?」

大佐「そんなの」

大佐「園田海未に決まってるでしょう?」

今回はここまでー

お疲れっした~!

続き投下してくよー

三隊長「?何でだ?」

大佐「あの子は入団テストで乱入してきたんですよ」

三隊長「それは知ってる」

大佐「入団テストを受けているのは3ヶ月訓練した訓練生なのは知ってますね?」

大佐「あの子は訓練受けてません」

三隊長「本当か?」

大佐「えぇ……訓練受けずに入団テストを行い少佐を倒しました」

三隊長「なっ……」

大佐「大抵の子は軍に入る理由は『強くなりたい』とか『役に立ちたい』でしょ?」

三隊長「それが普通だろう?」

大佐「あの子は違いますよ。あの子の軍に入った理由は……『消えた友達を助けるため』……だそうです」

三隊長「なるほど……それじゃ」

三隊長「お手並み拝見と行こうか」

海未「三隊長って強いんですか?」

静音「強いよ!軍の中でトップ5に入るほどだよ!」

海未「余計やる気なくしました……」

静音「鈴音だったら『絶対一撃入れてやる!』とか言ってるよね……」

天音「いくら鈴音ちゃんでもそれは無理よね~海未ちゃんなら~」

海未「無理ですよ」

静音「即答か~」

海未「かするくらいなら……」

静音「いけるのか!?」

海未「今の状態では……」

天音「今の状態?」

海未「私が本気を出すことはあり得ません」

静音「どうして本気を出さないの?」

海未「私の力の源はμ′sだからですよ」

海未「だから……私が本気を出すことはまだ……」

しずあま「?」

海未「なんでもありません」

今日明日だけは止めとけ
マジで

静音「あっ……順番私からだ」

静音「じゃあ行ってくるねー」タッ

海未「……大丈夫でしょうか……」

天音「たぶん大丈夫じゃないかと……」

海未「鈴音は今頃机にでも頭をぶつけてる気がします……」

天音「…………」

天音「あり得ますね……」

>>48
何を?

――一方その頃

鈴音「なんでえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

鈴音「なんで今日に限って下剋訓練なの!?」

鈴音「上司と戦いたかったのに!!」

鈴音「くっそ~!!魔物のやつ絶対許さないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

鈴音「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ガンガン!

静音「うぅ……」グスグス

海未「おや静音、大丈夫ですか?」

静音「大丈夫に見えたら眼科行こうね!?」

海未「静音がここまでとは……」

静音「向こうは全然本気だしてないし!」

天音「でも静音ちゃんは長かった方ですよ~」

静音「うえっ?」

海未「確かに……皆入って1分も経たずに出てきますね」

静音「私は……がんばった!」

海未「なんか私は公開戦闘になりそうな予感がします」

静音「公開ライブの間違いじゃない?」

海未「ライブはμ′s全員揃った時にしますよ」

天音「席1個予約して!」

大佐「私も席1個欲しいな」

海未「大佐……いつの間に……」

天音「私の出番ですね~」

海未「がんばってくださいね」

静音「健闘を祈るよ」

天音「はぁ~い」タタッ

海未「私の出番は最後っぽいですね」

静音「そうだろうね~」

海未「やっぱサボりたいですね」

静音「それはやめといた方がいいよ」

海未「……はぁ」

天音「うぇ~ん……」

海未「どうしました?」

天音「相性悪すぎ~」

海未「速いんですか?」

静音「いや……速くないよむしろ……」

静音「固い……かな?」

海未「固い……ですか?」

静音「固いよ」

天音「銃弾が通らないほど固いよ~」

海未「どんだけ固いんですか……」

海未「かすり傷一つ付けられそうにないですね」

静音「かすり傷一つ付けるつもりだったの!?」

海未「そりゃなんとなく……」

静音「なんとなくで!?」

海未「おや?私の出番ですね」

海未「では行ってきます」

海未「……あれが三隊長ですか……」

海未「随分と細くて軟弱そうな人ですね」

海未「固い……ですか……」

三隊長「来たな」

三隊長「園田海未……一つ取引しないか?」

海未「取引……ですか?」

三隊長「私に……実力を見せてくれ」

海未「いやです」

三隊長「取引内容は、危険地への出撃だ」

海未「!?」

三隊長「それでもいやか?」

海未(危険地に行けば……穂乃果達の手掛かりがあるかもしれません……いや、むしろ見つかるかもしれませんね……)

海未(でも……私では実力不足です……危険地などとても……)

三隊長「どうする?」

海未「…………」

海未「その取引……乗ります」

三隊長「よし……じゃあ、始めるか?」

海未「そうですね」

海未「…………」

三隊長「…………」

…………ダッ!

海未「はぁ!」ゴッ

三隊長「んっ!」ドンッ!

海未「確かに固いですね……」

海未「皮膚を圧縮してるんですか?」

三隊長「おっ……よくわかったな」

三隊長「まっそれだけじゃないがな」

海未「ふむ……」モミッ

三隊長「あひゃあ!?」

海未「この感じは筋肉も硬化してますね」

海未「これならある程度の打撃技を放てますね」

海未「骨には響かなそうですね」

三隊長(こいつ……軽く揉んだだけで……)

海未「あっ……戦闘続けますか?」

三隊長「ふっ……当たり前だ!」ゴッ!

海未「おわぁ!?」スカッ

海未「不意討ちとは卑怯です!」

三隊長「戦闘に不意討ちもクソもあると思ってる?」

海未「そうです……ね!」ゴッ!

三隊長「おっと!」スカッ

三隊長「これなら……どうだ!」グッ

ドガアァァァァァァァァァァァァン!!

三隊長「地面破壊……名付けて『グラウンドブレイク』かな?」

海未「ダサい名前の割にはえげつない威力ですね!?」

三隊長「ある程度の打撃技は大丈夫ってお前が言ったんだろ?だからやった」

海未「軽っ!」

海未「私には使えない技を!!……くっ!羨ましい!」

三隊長「ふふふ……どうだ?いいだろう?」

海未「えーっと……皮膚を圧縮して……筋肉を硬化させて……」グッ

海未「ふんっ!!」

ドガアァァァァァァァァァァァァン!!

三隊長「んわあ!?」

海未「三隊長程の威力は出ませんね……」

海未「腕へのダメージが痛いですね……」ビリビリ

三隊長(私の技をこの一瞬で会得した……)

三隊長(やはり……できるな……)

海未「これは当分使えませんね」ビリビリ

海未「骨は……罅が入ってますね」

海未「まぁこれくらいならすぐに治ると思いますけど」

海未「あっ終わりにします?」

三隊長「ふむ……私はもっとやりたいな」

海未「私はやりたくありませんが……」

三隊長「まだ本気を見てないけどな……」

海未「罅が入ってますので本気は無理ですね」

海未「でも現状態で出せる本気なら出してあげますよ?」

三隊長「はぁ?」

海未「ふぅ……」

海未「……はっ!」ダッ!

三隊長(なっ!?)

三隊長(どこいった……!?)

ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォン!!

海未「うががが……制御ミスりました……」ガクッ

三隊長(勝手に自爆してたし……でも)

三隊長(速かった……ちゃんと鍛えれば)

三隊長(危険地に連れていける……な)

今回はここまでーー

――病室

海未「うぅ……ああ……」

海未「あぁ……穂乃果……んっ……そこは、そこはぁ……」

静音「…………」

海未「んぁ……ことり、あなたまで……んぁ」

天音「…………」

海未「ふた、りでぇ……せめ、んっ、ないでぇ……」

鈴音「…………」

海未「だめです……んぁ、あぁ……そ、こは……あはぁ……」

しずあますず(なんつー夢を見てんだコイツはー!)

大佐「海未ー体調はどう……だ?」

海未「んぁっ、はぁっ、穂乃果ぁ……こと、りぃ……おね、んあぁ……」

大佐「コイツついにイカれたか?」

しずあますず「はい、イカれました」

海未「んああぁ……やあぁ……んあ?」

海未「おや?皆さんお揃いでどうしたんです?」

しずあますずたい「なんつー夢を見てんだお前はー!」ドゴッ!

海未「うみゅっ!?」

静音「お見舞いにきたのになんでえっろい夢見てんのさ!」

天音「海未さん……そんな淫乱な方とは思いませんでした……」

鈴音「全く……何やってんだか」

大佐「お前がそんなだとは……がっかりだ」

海未「夢?私は夢なんて見てませんよ」

静音「あんなに喘いどいてしらを切るか!?あぁ!?」

天音「海未さん……あんな寝言を言っていたのに……」

海未「ですから夢なんて見てませんてば」

大佐「海未……本当のことを言うんだ……なっ?」

海未「いや、ですから……」

鈴音「今更もう遅いよ」

海未「ですから……」

静音「海未!尊敬してたのに!」

天音「淫乱少女園田海未」

鈴音「園田海未→エロ田海未」ププッ

大佐「海未……諦めろ」

海未「ですから夢なんて見てませんってばぁ!!」

しずあますずたい「逆ギレ!?」

大佐「……本当に見てないんだな?」ヒリヒリ

静音「じゃあなんであんな寝言を言ってたのさ」ヒリヒリ

天音「あぁとか、んぁっとか……」ヒリヒリ

鈴音「エロかったぜ?」ヒリヒリ

海未「まったく……あなたたちは人を信じられないんですか?」

しずあますずたい「いやぁ……あれを聞いたら……ねぇ?」

海未「とりあえずもう一撃いきますか?」グッ

しずあますずたい「結構です!!」

海未「安心してください……左手でやるのでそれほどダメージはないはずですよ?」

しずあますずたい「ほんとに結構です!!」

海未「……はぁ……」

海未(右手の骨は……まだ罅がありますね……)

海未(たった数時間じゃ治りませんか……はぁ)

大佐「そういえば、三隊長が呼んでたぞ?」

海未「あぁ……『例の件』ですか……」

海未「わかりました。すぐに行くと伝えてください」

大佐「わかった」

静音(……『例の件』?)

コンコン

三隊長「入れ」

海未「失礼します」

三隊長「ん?お前か」

海未「はい『例の件』について」

三隊長「ああ、あれか」

海未「はい」




静音「ん~よく聞こえない……」

天音「あの……盗み聞きして大丈夫なんでしょうか……?」

静音「でも気になるでしょ?」

鈴音「たしかに『例の件』って何だろうなー」ポリポリ

静音「とりあえずポッキー食べるのはやめて」

鈴音「やだ」

天音「たしかに気になりますが……これは」

鈴音「とりあえずバレなきゃ大丈夫でしょ」ポリポリ

静音「そうよ。バレなきゃいいの」ポリポリ

天音「結局静音も食べてるのですね……」

静音「しっ!静かに!聞こえないから!」

鈴音「お前が一番うるさい」ポリポリ

静音「すみません……」

三隊長「……で、入ってくれるか?」

海未「はい……穂乃果たちを見つけるためです」

海未「危険地だろうとどこだろうと見つけるためならどこへでも行きます」

三隊長「……となると、小隊をまた組み直すことになるがいいか?」

海未「あっその事なんですけど……その前に」

海未「いい加減に出てきたらどうですか?」

しずあますず「!?」ビクッ

三隊長「盗み聞きなんてしてるなら入ってきな」

静音「バレてたんですか……」

海未「そりゃポッキーなんて食べてたらバレますよ」

静音「やはりポッキーか!」

静音「じゃなくて!海未!三番隊に入るの!?」

海未「そうですがなにか?」

静音「なにか?じゃないよ!?」

静音「小隊辞めちゃうの!?」

海未「あ、その事なんですけど」

海未「三番隊に入るとは言いましたけど小隊辞めるとは言ってませんよ?」

静音「……はぁ?」

三隊長「海未……?三番隊に入ったら三番隊の中で小隊を作るんだが……」

海未「ですから三人には三番隊に入ってもらおうかと……」

静音「いや無理だから!」

海未「だって今更小隊変えたってチームプレーはできないと思いますし」

三隊長「いや三番隊にいるやつだぞ?チームプレーくらいどうってこと――」

海未「むしろ邪魔になりそうなので」

しずあますず(三番隊所属の人になに勝ち誇ってんのさアンタは!)

三隊長「まぁお前が本気を出せばそうかもしれないが……」

しずあますず(アンタもアンタで認めてんじゃねぇ!)

海未「なので静音たちに入ってもらおうかと……」

静音「実力不足だよ!?」

海未「私が正式に入隊するまでは一週間あります……なら」

しずあますず(嫌な予感しかしない!)

海未「特訓してもらおうかと!」

しずあますず(やっぱり!!)

海未「大丈夫です!μ′sの練習に比べたら!」

しずあますず(どんなトレーニングやってんのさ!?)

海未「神田明神の階段毎日2回十往復よりマシですよ!」

しずあますず(どんだけ走ってんだμ′s!)

天音「たしかに……それだけ走れば2~3時間くらいぶっ通しでダンス続けられますね……」

海未「そんな長い時間踊れるのは私だけですよ?」

しずあますず(化けもんかアンタは!)

海未「それじゃあ特訓を始めましょう!」

鈴音「強くなれなるなら!!やるぜ!!」

海未「というわけで三隊長、私たちは特訓に」

三隊長「あぁ……」

海未「行きますよー!」

静音「海未が妙な方向にテンションいってる!」

天音「あらあら~どんな特訓するのでしょうか~」

鈴音「なんか燃えてきたー!たぶん!」

海未(穂乃果たち……待っててください)

海未(私があなたたちを必ずしも見つけて取り戻します)

海未(私たちの……日常を!)

海未(μ′sを!)

海未「さて……とりあえず何します?」

静音「考えてないのかよ!」

海未「とりあえず……山頂アタックでも……」

静音「海未の趣味を持ってこないで!?」

天音「海未さん……それより深海アタックのほうが……」

静音「深海アタックってなに!?」

海未「山です」

天音「海よ」

海未「山頂アタック!」

天音「深海アタック!」

静音「鈴音ちゃ~ん……助けて~」

鈴音「私はサバンナアタックかな?」

静音「サバンナアタックが一番ワケわかんない!」

海未「とりあえず走りますか?」

しずあますず「…………」

しずあますず「そうですね」

タッタッタッ

海未「なんか疲れますね」

鈴音「そうだな~」

静音「ぜぇ、はぁ」

天音「はぁ……はぁ……あっ、はぁ……」ボインボイン

うみすず「…………」

うみすず(あの胸……憎い!)

海未「この辺で一休みしますか?」

鈴音「そうだな」

天音「はぁはぁ……はぁ……」

静音「ぜぇ、はぁ……ぜぇはぁ……」

静音「……ふぅー」

静音「フルマラソンか!!」

うみすず「は?」

静音「何キロ走ったのさ!?」

海未「20キロ位ですかね」

鈴音「いや、30だろ」

静音「長いわ!!」

静音「そしてあんたら速いわ!!」

うみすず「鍛えてるから……ねぇ?」

静音「速すぎるって!!」

海未「鍛え方が違うんですよ」

鈴音「まさか私に付いてこれるとは……やるな」

海未「そちらこそ」

うみすず「ふふっ」

うみすず「ふふふふふふふふふふふふふふ……」

しずあま(なんか怖いわこの人たち)

海未「それよりも随分と遠くに来ましたね」

鈴音「んー……つーかここどこ?」

海未「ここは……病院?」

鈴音「病院かー」

静音「あっ何かあるよ」

海未「えーっと……西木……野?」

海未「西木野!?」

静音「西木野って……あの西木野病院?」

海未「はい……それとここの一人娘を知ってますね?」

静音「そりゃ有名だもん」

天音「西木野病院の一人娘、西木野真姫」

海未「はい……西木野真姫は」

海未「μ′sのメンバーの一人です」

静音「えっ?あの子ってμ′sのメンバーだったんですか?」

あますず「知らないの!?」

静音「うわぁ……」

天音「西木野真姫……μ′sメンバーであり、西木野病院の一人娘」

鈴音「歌も上手く、μ′sの作曲担当のツンデレだ」

天音「身長は161㎝、スリーサイズは上から78、56、83……イメージカラーは赤」

海未「詳しいですね」

天音「当たり前です」ドヤァ

鈴音「当たり前だ」ドヤァ

海未「それはそうでしょうね」

海未「ちなみに歌詞担当は私です」

あますず「なんだって!?」

海未「衣装はことりです」

あますず「いい情報を手に入れた!」

静音「こんな話だったっけ?」

海未「それはどうでもいいですが話をしていいですか?」

海未「とりあえず話しますが」

海未「皆さんには知ってもらいたいことがあるんです」

海未「この世界に魔物が出てきたのですが、真姫がこれに抵抗する薬を作ってたんです」

静音「えっ!?」

海未「魔物に噛まれると100%魔物になります」

鈴音「マジかよ……」

海未「私はそれを抵抗する薬を一つ持っています」

天音「それを量産出来ないんですか?」

海未「できたら今頃魔物なんて増えませんよ」

海未「真姫も量産できないって言ってましたし……」

海未「そして元の魔物はある場所の地下に閉じ込められていたんです」

天音「それが西木野病院……」

海未「そうです。そして、魔物が閉じ込められていた扉を開き、こんな世界にしてしまった犯人は……」

静音「それが西木野真姫……」

海未「ちがいます」

海未「扉を開きこんな世界にしたのは」

海未「この、私です」

長らくお待たせしました>>1です。

ようやく、時間が取れたので1ヶ月?ぶりに投下します。

待っていた皆さま、すみませんでした

静音「それって……どういうこと?」

海未「私は……そのころ、記憶喪失になっていまして……」

海未「あれやこれやとあり……」

鈴音「で、扉を開けちまったと……」

海未「はい……」

天音「なんという壮絶な過去……」

海未「私にとっては腕を負傷してるほうが壮絶なんですけど」ケロッ

静音「うん……戦いに支障が出るからね……」

鈴音「いや、過去のほうが壮絶だろ」

海未「さっさと仕事終わらしますか……」

静音「流したね」

鈴音「流したな」

天音「仕事……?」

海未「情報収集です!」

鈴音「今から人ん家漁るのか……」

海未「さて、と……やりますかな」ガサゴソ

静音「自然に漁ってるね」

鈴音「お宝ねーかなー」ガサゴソ

静音「気が引いてた感じだったのに普通にやりだしたよコイツ」

天音「帰っていいですかぁ?」

静音「そしたら死にますよ?私たち」

海未「なにかなにか……ん?」

海未「……これは……」

鈴音「なんにもねー」

静音「むしろ魔物が出ないのが怖いわ」

天音「1キロ以内にはいませんね」

静音「海未ぃ……なんかあった?」

海未「これは……レアです!」

静音「何があったの?」

海未「えぇ……穂乃果のエロ同人s――ぐぼぅわぁ!?」ドゴッ

静音「はい。ファイアー」ポイッ

天音「」バンッ!

海未「私の穂乃果ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

鈴音「ここまで腐ってたのか……」

海未「コレクションが増えると思ったのに!」

静音「あとで家宅捜索するか」

海未「はあ……」

海未(地下の扉を探していたのに……)

海未(まさか同人誌というお宝を見つけるとは思いませんでした!終わったけど!!」

静音「後半聞こえてるよー」

海未「…………」

海未「…………」キョロキョロ

海未「ん……今日は帰りますか」

天音「もういいんですか?」

海未「見つからないので」

鈴音「地下の扉……か?」

海未「はい……それに」

海未「これ以上はここにはいられないみたいなので」チラッ

しずあますず「???」

海未「そろそろ出てきたらどうですか?」

海未「そこの人」

???「あら?バレてた?」

海未「同人誌を見つけた辺りから」

???「さすがね……」

???「今のうちに殺っとかないと後々危険ね」

海未「最強の海未ちゃん相手になに言ってんですか」

静音「自分で最強って言ってるよこの人」

???「とりあえず『この子』で相手してやるわ!」

魔物「グガァァァァァァァァァァァァァァ!!」

???「じゃーねー!!」

海未「あなたは戦わないのですか……」

静音「――ていうか、コイツ新種!?」

海未「えぇぇぇぇぇぇぇ…………」

鈴音「おもしれぇ!!」

海未「よし。逃げるか」

鈴音「戦わねぇの!?」

海未「勝てるわけないでしょう!?こんなやつ!!」

海未「だって可能性感じたんだそうだー進めー♪じゃないですよ!?」

海未「人間進むより退くほうが大事です!」

海未「世界のUMIが死ぬわけにはいかないのです!」

静音「いつから世界になった!」

海未「世界中の謎が待ってるんです!」

静音「待ってねぇ!!」

海未「――というわけで逃げますよ!?」

鈴音「すまん!今言うことじゃないだろうけど逃げられんのか!?」

海未「私を守ってください!」

鈴音「お前が一番つえーだろ!?お前がいけよ!?」

海未「貴重な戦力を失うわけにはいかないのです!」

静音「自分を貴重とか言うなよ!?」

天音「暇ですわー」

魔物「グガ……ァァァ?」

海未「魔物さん魔物さん」

魔物「グガ?」

海未「『グラウンドブレイク』!コピー!」ドガァァァァァァァァァン!!

静音「ついにコピーっていったよコイツ!?」

魔物「!?」

海未「バランスを崩した今のうちに逃げますよ!」ダッ

鈴音「ちょっ……まてよー!」

魔物「グガァァ!!」バッ

海未「うみゅっ!?」ズザァァ

天音「先回りされました!?」

海未「簡単には……逃がしてくれませんか……」

魔物「グガァァァァァァァァァァァ!!」

海未「……三人は逃げてください」

静音「えっ?でも……」

海未「言い換えます」

海未「ここから去ってください」

鈴音「は?いやだね――」

海未「去ってください」ギロッ

鈴音「こわっ……」

静音「……わかった」

静音「二人とも、いこう?」

天音「いいんですか?」

静音「はい。行きましょう」

鈴音「ちっ……生きて帰れよ海未!」

海未「当たり前です」

海未「……行きましたね」

海未「――さて」

海未「少し遊んであげましょうか……?」ニコッ





静音「あ。シェルターが見えた」

鈴音「以外と近い?」

静音「早かっただけじゃない?」

天音「海未さん……大丈夫ですかね?」

海未「大丈夫ですよ?」

静音「そうだね。海未なんだから大丈――ぶっ!?」

鈴音「いつからそこに!?」

海未「さっきからですが?」

静音「た、倒したの!?」

海未「倒せるわけないでしょう?」

海未「隙をついて逃げました」

海未「じゃないと……マジで死ぬ……」バタッ

しずあますず「海未(さん)!?」





海未「うみゅうぅぅぅぅぅぅ……」

海未「うわぁ!?私の同人誌コレクションが!?」ガバッ

海未「……夢ですか……よかったぁ……」

海未「……医務室ですか?ここは……」

海未「ふむ……」

海未「大佐に話しますか……」

海未「ついでに三隊長にも……」

海未「よっこらせっと……」

海未「…………ダルっ」

海未「大佐ぁ……」

大佐「なんだ?SSS聴いてたのに……」

海未「ひとつご報告が……」




大佐「なるほど……お前すら手も足も出ないとは……」

海未「一発は殴りましたよ!」

大佐「あ……そう……」

大佐「あ、そうそう」

大佐「1週間後、全体戦闘訓練があるから」

海未「つまりサボれと?」

大佐「いやサボるなよ」

大佐「ちなみに私は敵だ」

海未「つまり今のうちに倒せと……」

大佐「訓練で倒せ。倒せるならな」

海未「うわぁ……面倒な訓練しかないんですか?ここは」

大佐「よし。1週間後お前をしごく」

海未「私の純潔を奪うのですか!?穂乃果に捧げるこの純潔を!?」

大佐(やべぇ……めんどくせぇ……)

~1週間後~

大佐『あーあー』

大佐『これから全体戦闘訓練を始める』

大佐『気を慎め!私を養え!』

海未「だれがアンタを養いますか!?」

大佐『今回は平等に戦力を分けた』

大佐『一隊長から三十六隊長まで全員参加しているぞ!』

大佐『私も含め大佐クラスも全員参加しているぞ!こんなのはじめてだ!』

大佐『ちなみに今回は……『アイツ』も参加している』

ザワザワ……

アイツ? マジカヨ… クンレンニナラネェ…

海未「アイツとは誰ですかね?」

大佐『まぁ……仲間とか関係なく攻撃してくるが……気にしないで……つっても無理か……もう寝てろよアイツ!永眠だ永眠!』

海未「さりげなくひどいことを言ってますね大佐」

今回はここまでです。

長い間書けなくてすみませんでした

まだ時間が完全に空いたわけでなく、書けたり書けなかったりしますがご了承ください

それでは皆さんサヨウナラ

訓練開始まで残り三分

海未「三人は向こう側ですか……」

???「なぁ君」

海未「む?」

海未「…………」ジーッ

モブ「うわぁ……『アイツ』に話かけられたよ……」

モブ「新人だっけ?アイツ……」

モブ「新人潰し好きだもんなぁ『アイツ』」

???「よぉ……私はソラって言うんだ……よろしく」

海未「またオリキャラですか……オリキャラ多くないですか?」

ソラ「すまん。なんの話をしてるかさっぱりだ」

海未「あなたには関係ない話です」

ソラ「同じ方の仲間だから仲良くしようぜ?」

海未「いいですよ?」

海未「ただし……」

海未「その殺気を消してくれるなら」

ソラ「……へぇ……やる~」

海未「私を嘗めすぎです」

うぅぅぅぅぅぅぅぅ!!

海未「始まりましたね」

ソラ(早速コイツを……狩ってやるぜ……)ニヤッ

ドオォォォォン!!

ソラ「……は!?」

ソラ「……消えた?」

大佐「うむ……」

三隊長「さてと……実力を測るか……」

静音「あー……大佐たちと同じなんですね……」

大佐「そうだな……む?きたきた」

静音「きた?」

海未「そいやぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォォォォン!!

「あばぁぁぁぁぁぁぁ!?」

静音「大量のモブが吹っ飛んだぁぁぁぁぁ!?」

鈴音「すっげぇぇ……」

海未「ふむ……突っ込んできただけなのに大量のモブが吹っ飛びましたね」

静音「あれで突っ込んできただけって……」

大佐「豪快だなぁ……」

海未「皆さん。ハロー」

静音「なぜ英語?」

海未「気分です」

しずあますずたいさん「………………」

海未「……やっぱりに敵陣に突っ込むのは無謀で――」

静音←それほど強くない
天音←近距離戦に弱い
鈴音←強いけど自滅多し
大佐←たぶんどうなかなる……かも?
三隊長←技コピーしたしどうにかなるでしょ?

海未「――は、ないでしょうね」

しずあますず「私たちだけ失礼じゃなかった!?」

海未「気のせいですよ」

しずあますず「よし。潰すか」

海未「いいでしょう……かかってこいやぁぁ!!」

しずあますず「変なスイッチ入った!?」

~数分後~

海未「結構暇ですね……」

静音「はあ……はあ……」

鈴音「攻撃が……当たらねぇ……」

海未「やはりまだですか……」

大佐「大分やるな……」

三隊長「ここでやりあってたせいか、モブが沸いてきたな」

大佐「あんたもモブっていうのか……」

海未「……来ましたか……」

海未「大佐の言ってた『アイツ』とは……ソラのことですね?」

今回はここまでにします

続き始めます

大佐「ん?そうだが?」

海未「はあ……」

大佐「海未」

大佐「やっちまえ」

海未「わかりました」

海未「それでは――」

ドゴォォォォ!!

静音「え?なに!?」

海未「不意打ちですか?ソラ」

ソラ「ちっ――」

海未「さて……やりましょうか?」

ソラ「いいぜぇ……」

ソラ「俺に勝てるならな!」ダッ

海未「――っ!」グッ

海未「」ダッ

ソラ「ジャンプ?」

海未「――モブごとやります」

海未「『グラウンド・ブレイク』!」

ドゴオォォォォォォン!!

ソラ「げっ!?」

三隊長「腕をあげたなぁ……」

大佐「あれ完全に盗られたな」

三隊長「ん?……まぁ……そうだな」

三隊長「そろそろあれの真髄を教えるときが来そうだな」

大佐「その前にアイツが動くだろ」

三隊長「まぁ……さっきから向こうから見てるしな」

ソラ「――ちっ」

ソラ(足場が悪いな……)

ソラ(んっ……いい場所があった……)

ソラ「」スタッ

海未(たしか……かなり遠くから攻撃してきた……)

海未(……これは、まずくないですか?)

ソラ「」グッ

海未(――来るっ!)

ソラ「いくぜぇぇ!」

ソラ「」ドォォォン!

海未(――!?)

海未(一瞬で!?)

ソラ「」グッ

ソラ「おらあぁぁぁぁ!!」

ドッ!!

海未「うぐっ――!?」

ソラ「けっ……ざまぁ」

海未「うぐっ……」

海未(まだ腕しか強化できませんし……厄介です)

海未(……バネ……ですかね?)

ソラ「もう一発!!」ダッ

海未「」グッ

海未「いきます……」

海未「」ドッ!!

グワッ!!

ソラ「!?」

ソラ「がはっ!?」ドゴッ

三隊長「……真髄を……教えるときがくるのかなぁ……」

大佐「」ポンッ

大佐「ドンマイwww」

三隊長「よし潰す!」

大佐「やるか?」

大佐「教えるまえに覚えられたやつが勝てると思うなよ?」

三隊長「」イラッ

ドゴォォォォォォォン!!

鈴音「味方どうしでやりあってるけどいいのか?あれ」

天音「ほっときましょう」

静音「だね……」

ソラ「くっ……!」

ソラ「お前ごときに……」

海未「む……?」

ソラ「お前ごときに負けるかぁぁぁぁぁぁ!!」

海未「あ、あれは!?」

ソラ「おらあぁぁぁぁ!!」ダッ

海未「」ドッ!!

スカッ

ソラ「い、いねぇ!?」

ソラ「どこいった!?」キョロキョロ

ソラ「! いた――……?」

海未「これは!」

海未「これはレアです!」

海未「こんなところにことりの同人s――」

ソラ「てめぇはバトル中になに拾ってんだぁぁぁ!?」ドゴッ!!

海未「うぶばふぁ!?」

海未「何してるんですか!?」クワッ!

ソラ「こっちの台詞だよ!!」

海未「ことりの……」

海未「ことりのレア同人誌が――」

ソラ「変なこと口走ってんじゃねぇぇぇ!?」ドゴッ!!

海未「うぐわぶぁ!?」

海未「ぐっ……レアですよ!?」

海未「レアだったんですよ!?あれ!何件店に出向いたんだと思ってンですか!?」

ソラ「知らねぇよ!?」

海未「100件以上回ってもなかったレア物なんですよ!?」

ソラ「だから知らねぇよ!!」

海未「あれはレア物なんです!ぷわぷわーお!並みにレア何ですよ!?」

ソラ「知るかそんなもん!!」

海未「うるさい!!」

ソラ「逆ギレ!?」

海未「わかりました」

海未「語りましょう!」

ソラ「拳でな!」ビュンッ!

海未「あなたは脚でしょ!?」スカッ

海未「くっ……レア物を二度もやってしまうとは……!何たる不覚!」

ソラ(前に一度あったんだな……)

海未「私の同人誌コレクションRー1は――」

ソラ「ふんっ!!」ドゴッ!

海未「あぶしぇ!?」

ソラ「殴られた時のへんな声やめろ!?」

海未「じゃあ……んあっ……///」

ソラ「それもやめろ!あと顔赤らめるな!!」

海未「ならどうしろと!?」

ソラ「知らねぇし知りたくねぇよ!?」

眠い……

今回はここまで……

落ちそ……う……

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