穂乃果「何でもありだよ!」 (204)

穂乃果「安価でカップリングとジャンルを決めていくよ!」

穂乃果「エロ、レズ、グロ、カオス、ほのぼの、クロス、爆発、脱糞なんでもありだよ!」

穂乃果「最初の安価は>>2×>>3!ジャンルは>>5だよ!」

穂乃果「こっちでもよろしくお願いしますっ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387658219

花陽

おにぎり制作

久しぶりのほのぼの安価…
vipのがひと段落ついたので出来たら今日の昼から夜にかけて書いていきます。
こっちでもよろしくお願いしますん

規制でもされたからこっち来たのかと

‐ある日‐


凛「かよちーん!」

花陽「凛ちゃん!」

凛「ごめん!遅れちゃって…」

花陽「ううん。全然大丈夫だよ」

花陽「…それより凛ちゃん」

凛「うんっ!三角巾とエプロン、ちゃんと持ってきたよ!」

花陽「そっか、よかった~」

凛「今日はかよちん、すっごく楽しみにしてたもんね!」

花陽「うんっ!早く明日が来ないかなって昨日9時に寝ちゃった…」

凛「小学生じゃん!かよちんはご飯のことになったら見境ないにゃー」

花陽「えへへ…」

凛「凛、もしかしたら今日の調理自習上手くできないかもしれないから…」

凛「かよちん、分からなくなったら教えてね?」

花陽「うんっ。勿論だよ」



キーンコーンカーンコーン…



凛「いけない!早く行かないと遅刻だにゃー!」

花陽「わわっ!凛ちゃん急ごう!」

凛「うんっ!」

‐そして‐


「…はい、今日は食事の主食となる基本中の基本、ご飯を作っていきたいと思います」

「自分はもう知っているという人もいるでしょうが、もう一度基本を見直す気持ちで調理していきましょう」




凛「かよちん。今日はかよちんが凛の先生だね!」

花陽「せ、先生だなんて…そんな恥ずかしいよ」

凛「凛、カップラーメンぐらいしか作ったことないからほんと変なことしちゃうかもしれないけど…」

凛「でも、一生懸命頑張るにゃー!」

花陽「凛ちゃん…うんっ、よろしくね」

花陽「まず、お米を研ぐんだけど…」

凛「凛知ってるよ?ボウルに入れて洗うのでしょ?」

花陽「うんっ!あっ、あんまり水を入れすぎるとお米が溢れちゃうからちょっと浸ってるぐらいでいいよ」

凛「わかったにゃー」ジャー

花陽「それで、洗う時は一回目は強く、二回目は優しく洗ってあげるとお米が傷まないんだよ」

凛「一回目は強く…」ゴシゴシ

花陽「そうそう、その調子で…」






-数分後-

花陽「凛ちゃん出来た?」

凛「うんっ!二回目は優しく洗ったからそんなに泡立たなかったよ」

花陽「そうそう!洗剤の泡が残ってると食中毒になるから…」

花陽「えっ?」

-新しく研ぎ直しました-

花陽「次は水の分量なんだけど…」

花陽「今日は炊飯器じゃなくて土鍋で炊くから、目盛りがないよね?」

凛「うん。なら適当に入れるの?」

花陽「ううん。炊飯器なら目盛や指の第二関節までってのが定番だけど…」

花陽「土鍋の場合は、ちゃんと計量カップで測らないとね」

凛「はーい」シャー

花陽「本当は30分くらい置いといて、冷たい水で炊くと美味しいんだけど…」

凛「今日は授業だからそんなに待ってたら終わっちゃうよ!」

花陽「そうだね…じゃあ蓋を閉めよっか」

凛「はーい」カパッ

花陽「あっ、凛ちゃん!」

凛「なに?」

花陽「水の量は黒板の通り650cc入れた?」

凛「うんっ!カップ一杯が100ccだから、6杯と半分だね」

花陽「そうそう!このカップで…ん?

凛「どうしたの?」

花陽「…凛ちゃん、これ300ccって書いてあるけど」

凛「」

-新しく入れ直しました-


凛「火をつけて…」カチッ

凛「これでばっちりだね!」

花陽「ううん、ここからが一番大事だよ」

凛「えっ?あとは炊き上がるまで待つんじゃないの?」

花陽「炊飯器ならそれでいいけど、今回は土鍋だから…」

花陽「ここで火加減を間違うと大変な事になっちゃうんだ」

凛「ど、どんな事になるの…」ゴクリ

花陽「水の分量を間違えると水っぽくベチャベチャになったり…」

花陽「火加減が強すぎると、底が焦げちゃって逆に火が通らなくなって芯の残ったご飯になったり…」

花陽「土鍋の醍醐味、おこげが本当に焦げて食べられなくなったり…」

花陽「うぅ…考えただけでも恐ろしいよぉ…」ブルブル

凛「うーん、よく分からないけど火加減教えてくれたら大丈夫なのかな?」

花陽「うんっ。ちゃんと時間を計って炊けばそんな失敗は起こらないよ」

凛「分かったにゃ!凛ストップウォッチ取ってくるね!」

花陽「うんっ」

-そして-


花陽「まずは沸騰するまで火を全開に」

凛「全開にっ!」ボゥッ

花陽「で、沸騰したら中火に戻す」

凛「戻すっ」スゥ…

花陽「そのまま五分間待って、時間になったら弱火にする」

凛「弱火…」スッ

花陽「そしてそれが終わったら…最後におこげをつけるために10秒間全開にするっ!」

凛「全開!ファイヤー!」ボウッ!!

花陽「そして焦げすぎないようにすぐ火を消して、後は十分蒸らせば…」

凛「完成にゃー!」

花陽「凛ちゃん!やったね!」

凛「かよりんのお陰だにゃー!ありがとうかよちん」

花陽「凛ちゃん…えへへ」

凛「えへへ…」












凛「じゃあ感動の練習も終わったしそろそろ炊かないと時間なくなるよ?」

花陽「ご、ごめんね…?今までの失敗見てたら練習しないと不安で…」

-20分後-

花陽「…そろそろかな?」

凛「開けるよ?」

凛「……」カパッ

花陽「……」ドキドキ

凛「…!こ、これは!」

花陽「わぁっ…!」




凛「すっごくいい匂い…凛お米がこんなに美味しそうに見えたの初めて…」

花陽「うんっ…すっごく美味しそう…」

花陽「凛ちゃん!言うことなしの完璧なご飯だよっ!」

凛「やったにゃー!」

花陽「やったね凛ちゃん!」

凛「かよちんのおかげだにゃー!」

凛「これで何時でも美味しいご飯が食べれるようになったね」

花陽「うんっ!今度は私の家で挑戦してみようよ!」

凛「うんっ!」

花陽「じゃあ、次はいよいよ…」

凛「おにぎりだね!」

花陽「実は、おにぎりを作るのにもコツがあって、ちょっと工夫を入れるだけで全然味が違ってくるの」

凛「そうなんだ…早速教えてほしいにゃー」

花陽「うんっ!」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



花陽「まず、手に水を付けて…」ピチャ

花陽「塩を少量振って、手になじませます」

凛「ふむふむ」

花陽「ご飯の量は、丁度お茶碗一杯分が手のひらサイズになるんだ」カポッ

花陽「この時、右手はコの字にして、左手をへの時するといいんだけど…」

凛「コ…?への字…?」ニギニギ

花陽「ちょっと難しいよね」

凛「とにかくやってみるね」

凛「塩をなじませて…熱っ!」

花陽「大丈夫?」

凛「熱っ!あちっ!熱っ!」アタフタ

花陽「り、凛ちゃん」

凛「ふー、ふー、もー!火傷するかと思ったよ!」

花陽「そういう時は…」ギュ

花陽「よっ、ほっ」グッグッ

凛「おおっ?」

花陽「こうやって、ご飯を手から離しながら握ると手に熱さが伝わらないよ」

凛「まるでボールみたいだにゃー」

凛「よーし凛も!そぉい!」ブォンッ!

花陽「凛ちゃん!?」ビクッ

凛「あっ!飛ばしすぎた!」ヒューン

凛「待って!凛のおにぎり!」



ベチャ



凛「……」

花陽「……」

-そして-

凛「完成!」

花陽「ふぅ…何とか無事に終わったね」

凛「うんっ!…一つおにぎり無駄にしちゃったけど」

花陽「で、でもでもっ!ほかのはみんなすっごく美味しそうにできてるよ!」

花陽「最初のおにぎりは残念だったけど…でも、凛ちゃんが一生懸命作ってたの花陽知ってるから」

凛「かよちん…」

花陽「えへへっ…おにぎり整列~っ1、2、3、4、5♪」

花陽「うふふっ、今日のおにぎりは5個でした~」

凛「ぷっ、何それ~」

花陽「こうやっておにぎりを並べてみると、何だか動いてるみたいで可愛いんだ~」

凛「…かよちん、今日はありがとう」

花陽「えっ?」

凛「凛、今日やってみて分かった」

凛「ご飯を作るって事は、簡単そうに見えてたけど…」

凛「実際に作ってみるととっても難しかったよ…色々失敗もしちゃったし」

花陽「凛ちゃん…」

凛「でも、とっても楽しかったにゃー」

凛「凛、もっと色んな料理作ってみたくなっちゃった」

凛「かよちん、今度また凛の料理の先生になってくれる」

花陽「…うんっ!勿論だよ凛ちゃん!」

凛「かよちーん!大好きだにゃ~」モギュ

花陽「きゃあ!り、凛ちゃん!ここ調理室だから…」

凛「あっ、ごめんごめん」テヘペロ

花陽「…でも、花陽も今日は楽しかった」

凛「ん?」

花陽「誰かと一緒にお料理するのって、一人でするのと全然違うんだなぁって」

花陽「凛ちゃん、また今度一緒にお料理しようね!」

凛「うんっ!勿論だよ!」

花陽「ふふっ…じゃあ、これ、持って行こっか」

凛「うんっ!」

-昼休み-


「いただきまーす!」



凛「モグモグ…~っんまい!」

花陽「うんっ!ご飯ひと粒ひと粒がしっかりと旨みを含んでる…」

花陽「凛ちゃん、やったね!」

凛「うんっ!」




真姫「あ、ここにいたのね」

花陽「あ、真姫ちゃん」

凛「見てみて真姫ちゃん!これ、凛がかよちんに教わって作ったんだ!とっても美味しいよ!」

真姫「知ってるわよ。私も調理実習だったのだから」

花陽「あ、真姫ちゃんのおにぎりはどうなったの?」

真姫「…知りたい?」

凛「何何?どうなったの?」

真姫「ええ、そりゃあもう素晴らしいおにぎりが出来たわ」

凛「もったぶらずに早く見せてよ~」

真姫「……」ゴソゴソ

花陽「……」ワクワク

真姫「…どう?」

凛「こ、これはっ…!」







真姫「ふっ、ふふふっ…表面はべちゃべちゃ、中は芯が残ってて、所々焦げが混じってとっても香ばしいおにぎりになったわ」

真姫「どう?食べてみる?…新しい世界が広がるわよ?」

りんぱな「え、遠慮しときます…」



~おわり~

穂乃果「メリークリスマス!いや苦しめカス!」

穂乃果「おにぎりって海苔が程よくしっとりとしてるととっても美味しいよね!」

穂乃果「土鍋は安いものを買うと突然破裂したりするから注意してね!」

穂乃果「はいっ!次の安価は>>36×>>37!ジャンルは>>39!」

穂乃果「ではどうぞっ!」

海未

サンタ

不法侵入

独り身の俺にクリスマスSSを書けと申すか
明日の午後六時から一気に書き始めまーす

今更ながら宣伝(・8・)


穂乃果「何でもありだよっ!」
ttp://blog.livedoor.jp/dpdmx702/archives/35134300.html

穂乃果「やめて!穂乃果に乱暴する気でしょう?安価スレみたいに!」
ttp://blog.livedoor.jp/dpdmx702/archives/35318974.html

穂乃果「裏技があるの。安価で何でも出来る裏技がねっ!」
ttp://blog.livedoor.jp/dpdmx702/archives/35516332.html

穂乃果「ラブライブSSが安価で何でも出来ちゃうって風潮!」
ttp://blog.livedoor.jp/dpdmx702/archives/35675335.html

穂乃果「1!>>2>>3!みんなで>>9人!μ's!」
ttp://blog.livedoor.jp/dpdmx702/archives/35835880.html


過去作ですん
よかったら見てくだしあ


ではおやすみなさい
良いクリスマスイヴを…(´;ω;`)

すいませんちょっと用事で遅れます
もう少しお待ちを…

-海未の家-


海未「…よしっ」

海未「お風呂も入ったし、歯も磨きました。トイレにも行ったし、明日の準備、宿題も終わらせました」

海未「あとは…ふふっ、寝るだけですね」

海未「ではもう遅いですので寝てしまいましょう。良い子は夜更かしなどはしないのです」



パチッ


海未「おっと、大切なものを忘れていました」

海未「これを飾っていないと…あの方が困ってしまいますからね、ふふっ…」

海未「では、今度こそおやすみなさい…」

ボスッ

海未「…はぁ、今年はどんなものを頂けるのでしょうか」

海未「やはり今年はスクールアイドルに精を出してきたのでアクセサリーだとか…」

海未「いえ、もしかしたら新しい衣装かもしれませんね」

海未「あっ、穂むらのお饅頭の詰合せなどもいいですね…」

海未「何があるのか…とても楽しみです…」

海未「……」

海未「スー…スー…」







ガチャ


???「…海未ちゃん寝た?」

???「…そうみたいだね」

穂乃果「えっと…じゃあ始めよっか」

ことり「うん…」

絵里「ねぇ…急に貴女達に呼ばれたのだけど、これは一体何?」

にこ「ふぁ~…ねむ」

穂乃果「まだ夜の9時だよ!しっかりして!」

にこ「で~?結局にこ達今から何すればいいの?」

ことり「そ、それは…」

穂乃果「ことりちゃん、私が言うよ」

ことり「…うん」






穂乃果「コホン」

穂乃果「それではこれより、第12回海未ちゃんチキチキプレゼント大会を始めたいと思います」

絵里「チキチキ?」

にこ「プレゼント大会ぃ?」

ことり「…今年は人数が多い分、確率がぐんと上がるね」

穂乃果「うん…二人が来てくれて本当によかったよ」

にこ「そりゃあ、クリスマスパーティの後にいきなり捕まえられたら…」

絵里「ねぇ…」

穂乃果「ごめんね、本当は二人を巻き込みたくなはいのだけど…」

ことり「今年はどうしても成功させたくって…」

絵里「もういいから、説明をしてもらえるかしら?このままじゃ何をしていいか分からないわ」

穂乃果「うん、今からちゃんと教えるよ」

にこ「早くしなさいよ…外すっごく冷え込んでるから寒い」

穂乃果「えっと、ここに海未ちゃんのお母さんから渡された海未ちゃんのプレゼントがあります」

にこ「は?プレゼントって、クリスマスプレゼント?」

穂乃果「うん。それを今から海未ちゃんの部屋の靴下に入れてくる」

穂乃果「ねっ?簡単でしょ?」

絵里「えっと…つまり私たちはサンタ役をすればいいって事?」

ことり「うんっ!サンタ役というより、サンタになるんだけど…」

にこ「どっちも同じじゃない」

穂乃果「ううん、それが全然違うんだよ…」





穂乃果「このチキンレース、少しでも気づかれたものなら…やられるよ?」

絵里「…ごめん、ちょっと意味がわからない」

ことり「…それは体験談から説明させてもらいます」

穂乃果「実はこれ、元々海未ちゃんのお母さんたちがやってたことなんだけど」

穂乃果「身が持たなくなり選手交代として私たちに託されました」

にこ「身が…持たない?」

ことり「去年はことりと穂乃果ちゃん、雪穂ちゃんの三人でプレゼントを入れに行ったのだけど…」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




-一年前-


海未「穂乃果、今年のサンタさんへのプレゼントは何をお願いしましたか?」

穂乃果「えっ…あっ!サンタさんね!ほ、穂乃果はケーキが欲しいって書いた…かな?」

海未「まったく、ケーキなら当日でも食べられるはずですよ?食いしん坊なのですから…」

穂乃果「あはは…」

海未「昨年はどうやらサンタさんの体調が悪かったようで、プレゼントが床の上に置いてあったのですよ」

海未「それならそうと言ってくれれば良かったのに…窓の近くに靴下を置きますよ」

穂乃果「そ、そうだね…」

海未「それにしても、サンタさんとはすごい人物ですね。夜中に物音一つ出さずにプレゼントを靴下の中に入れる」

海未「私ですら気配を察することができないとは…いやはや、恐れ入ります」

穂乃果「…あ、あの海未ちゃん」

海未「でも!今年はどうやらクリスマスの天候も荒れないと天気予報で言っていましたからね!きっとサンタさんは靴下にプレゼントを入れてくれます!」

海未「何度かお母さんやお父さん邪魔されそうになりましたが…今年はそうはいきません」

海未「この日のために、寝ながらも気配を察する特訓を積んできたのですからね!」

穂乃果「へぇ…すごいね」

海未「ああ…クリスマスが楽しみです」

穂乃果「…という会話を、去年やりました」

絵里「…ハラショー」

にこ「ってことは何?海未は未だにサンタを信じていて、サンタを超人か何かと勘違いしたまま無駄な能力まで身につけちゃったの?」

ことり「えっと、大体合ってるかな…」

絵里「…で、それからどうなったの?その様子だと…ひと波乱あったのでしょ?」

穂乃果「…それが」




・・・・・・・・・・・・・・・・・


穂乃果「…じゃあ、二人共準備はいい?」

ことり「うんっ!大丈夫だよ!」

雪穂「ううっ!寒い…早く終わらせて帰ろうよ」

穂乃果「そうだね、じゃあ誰が私に行く?」

ことり「うーん、じゃんけんで決めよっか」

穂乃果「そうだね、じゃあ…」

三人「ジャーンケーンポン!」

穂乃果「雪穂、頑張ってね~」

ことり「静かに窓開けてね。そーっと、そーっとだよ!」

雪穂「ちぇ~ついてないなぁ」





-海未の部屋-


雪穂「…お邪魔します」

海未「スー…スー…」

雪穂「…海未ちゃん、よく寝てる」

雪穂「何で窓から入る必要があるのか…」ブツブツ

雪穂「えっと靴下は…あ、あった」

雪穂「これにプレゼントを入れに行けば終わり…」




ガシッ




雪穂「へっ?」

海未「ウーン…」モゾモゾ

雪穂「えっちょ…」グイグイ

海未「ンフフ…またですか穂乃果…」ムニャムニャ

雪穂「いや、ちがっ」

海未「いいですよ…こっちにいらっしゃい?」グイッ

雪穂「わぁっ!」グラッ



ボスッ



雪穂「ちょ、ちょっと海未ちゃん?」

海未「ウフフ…穂乃果ったら…またほっぺにご飯粒がついてますよ?」ペロッ

雪穂「ひっ!?」ゾグッ

海未「ウフフ…あら、穂乃果ちょっと胸が小さくなりましたか?」サワサワ

雪穂「ひゃんっ!ちょ、ちょっと…やめっ…やっ…」ビクンッ

海未「えぇ、分かっています…今日も欲しいのですよね?私が…」グイッ

雪穂「えっ?あっ、何で顔近づけ、や、やだやだ!待って!やめっ」

海未「ちゅ…んっ」

雪穂「んむっ!?んんんんっ~!!」

海未「チュパ…うふっ…今日も可愛いですよ…穂乃果…」

雪穂「あ、あぁ…あは…」クラクラ

海未「さぁ、終わらないパーティを始めましょう…」

雪穂「や…やめっ…あ、あぁー…あんっ」ビクンビクン




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


穂乃果「…という事がありました」

絵里「……」

にこ「……」

穂乃果「…それ以来雪穂は海未ちゃんを見ると身体が疼いちゃうらしいから不参加です」

ことり「海未ちゃん…すごくテクニシャンなんだって」

絵里「そ、その後は!?その後はどうなったの!?」

穂乃果「雪穂が戦闘不能になったので、ことりちゃんがプレゼントを拾って靴下に入れようとしたら…」

ことり「ことりの目の前に矢が飛んできて…怖かったよぅ」グスン

穂乃果「でもっ!今回は大丈夫!だって絵里ちゃんとにこちゃんがいるんだからねっ!」

にこ「嫌よっ!失敗したら殺られるか犯られるかのどっちかだなんてっ!」

穂乃果「お願い!海未ちゃんの夢を壊したくないの!だから協力して!」

絵里「これは思ってた以上に問題ね…」

穂乃果「とにかく、今回は昨年以上に海未ちゃんの感覚が研ぎ澄まされてるから穂乃果たちだけじゃ厳しいの」

ことり「二人の力を貸して?おねがぁいっ」ウルウル

絵里「…終わるまで帰してくれなさそうね」

にこ「ほ、本当にしなきゃいけない…?」

絵里「仕方ないわ。こうなったら作戦を練って一回で終わらせてしまいましょう」

穂乃果「流石絵里ちゃん!」

ことり「ありがとうっ!」

絵里「もう…じゃあまず作戦を立てましょう。まずは…」









絵里「…こんなところかしら?」

穂乃果「よし!じゃあ最後に誰が一番手になるかだねっ!」

ことり「この前と一緒でじゃんけんでどうかな?」

穂乃果「賛成!じゃあいくよ!じゃーんけーん…」

-海未の部屋-


ことり「うぅ…お邪魔しまーす」ガララッ

海未「スー…スー…」

ことり「……」ソロソロ

ことり(えっと…靴下は…えぇ!?)

ことり(昨年よりも遠くにかけてあるよぉ…!)

ことり(うぅ…でも仕方ないよね。早く入れないと…)




スタンッ!!



ことり「ひえっ!?」ビクッ

海未「…誰ですか」ムニャムニャ

ことり「あ、あの…」

海未「私がせっかくいい子に寝てるのに…物音を立てましたね」スピー

海未「サンタさんじゃない…不法侵入は許しません…」ミュニャムニャ

海未「即刻…立ち去りなさい…」シュッ!!

ことり「ひぃっ!」スタンッ

海未「外しました…今度はしっかりと狙って…」

ことり「やぁーんっ!」タッタッタッタ

海未「逃げるな…卑怯…です…スピー」

ことり「ぐすんっ…怖かったよぉ」

穂乃果「ことりちゃん!今年も無事で良かった!」モギュ

ことり「穂乃果ちゃあん…」モギュ

絵里「よし、これで靴下がどこにかけてあるか分かったわ」

にこ「で、次は何するのだっけ?」

絵里「それは…」






絵里「これで行きましょう」

穂乃果「大丈夫かなぁ…」

にこ「いいから早くやっちゃいましょう!早く終わらせたい!」

穂乃果「じゃあいくよ!じゃーんけーん…」

ガララッ


にこ「くそぅくそぅ…何でにこが…」

海未「スピー…」

にこ「気持ちよさそうに寝ちゃって…憎たらしいわね」

にこ「ちょっとイタズラしてやろうかしら?…やっぱやめとこ」

にこ「まずはこのプレゼントを…」ガシッ

にこ「…え」





海未「ムニャムニャ…ふふっ…穂乃果…」

海未「今年も来てくれたのですね…嬉しいです」

にこ「」

グイッ

にこ「うわっ!」ドサッ

海未「ふふっ…今度はクリームですか?相変わらずあわてんぼうなのですから…」ウトウト

にこ「ちょ…!ちょっと海未!私よ!にこよ!起きなさ…」グイッ

にこ「な…何て力なの…身動きできない…!」ギチギチ

海未「恥ずかしがらないで下さい…今綺麗に取ってあげますから」レロォ

にこ「ひぃ!?い、いやっ!そこは耳…!」

海未「レロレロレロ…チュパチュパ」

にこ「ひゃあぁ…あぁっ…や、やめて…」ゾクゾク

海未「ふふっ…耳にクリームが付くなんて…穂乃果らしいですね…ハムッ」パクッ

にこ「ふぁぁ…やだぁ…だめぇ…」ゾクゾクッ!!

海未「…おや、その目はとっても…ふふっ、もうそんな気分になってしまったのですか?」ムニャムニャ

にこ「ち、ちがっ…!ってあんた!目ぇ瞑ってるでしょ!?」

海未「分かりました…今日はハードに…吸い上げるように…」チュ

にこ「むうっ!?」チュー

海未「うふふ…チュ…チュ…じゅるるるるるる!」チュパチュパ

にこ「んむうっ!?んんんんんんっ~!?」ジュルジュルジュル!!

海未「…チュパ、ふふっ…美味しいですよ…穂乃果」

にこ「ひゃぁ…なにこれぇ…こんらキスぅ…しらころらいぃ…」ビクンビクン

海未「うふふっ…何ですか…?そんなにキスが良かったのですか…?」

海未「では…もっとしてあげますね…ンッチュ」

にこ「やらぁ…やめてへぇ…んむぅ…」チュウ

海未「うふふ…今日の目標は…キスだけでいけるようになることですよ…」

にこ「ひゃぁぁ…だれか…たすけぇ…」



…ンッ…チュ…チュパッ








絵里「…作戦どおりね」

ことり「にこちゃんを囮にして…その隙にプレゼントを入れに行く」

穂乃果「悪魔だ…悪魔がここにいる…」

穂乃果「じゃあ、次は…」

絵里「私が行くわ」

穂乃果「えっ?まだじゃんけんしてない…」

絵里「いいの。ここからは私じゃないと出来ないわ」

絵里「穂乃果はそこで、私の成功を祈ってて頂戴」

穂乃果「絵里ちゃん…」

絵里「任せて…どんなに神経が鋭くても、必ず突破してみせる」

絵里「私にはその自信があるの」

穂乃果「ど、どうして…?」

絵里「裏技があるのよ。隠密行動が必ず成功する裏技がね」

穂乃果「そんな方法あるの!?」

えり「えぇ…これを使うことでね!」

穂乃果「こっ…これはっ…!」

ガララッ

絵里「こちらスネーク、ターゲットのアジトに侵入した」ガサガサ

穂乃果「スネーク、気をつけろ。そこから先は私はサポートできない。慎重にことを運べ」

絵里「了解。大佐はそこで俺の帰還祝いのパーティの準備でもしておいてくれ」ピッ



穂乃果「…絵里ちゃん大丈夫かなぁ」

ことり「まさかダンボールで隠れて侵入するなんて…」

穂乃果「…部屋は暗くて隠れる意味ないし、ガサゴソうるさいと思うのだけど」

ことり「……」








絵里「…まずは状況確認ね」チラッ

海未「ちゅ…ちゅぷ…んはっ…んっ…穂乃果…どうですか…?もうイキそうですか…?」チュッチュ

にこ「あ…あへぇ…あへぁ…」ビクンビクン

絵里「…よし、にことのキスに集中している隙にプレゼントを拾うわ」ガサガサ

海未「…誰ですか?」

絵里「!」

海未「……」

絵里「……」

海未「気のせいですか…んっ」チュウ

にこ「ぁはぁ…好きィ…キスぅ…好きぃ…」チュウチュウ





絵里「ふふ…流石私ね。完璧だわ」

絵里「後はこれを靴下に入れて…」

絵里「ミッション・コンプリート」

絵里「うふふ…昔は賢い、可愛い、エリーチカだなん呼ばれていたけど…」

絵里「どうやら現在進行形のようね…」

絵里「さぁ早く行きましょう…穂乃果達が待って」ストンッ!!




絵里「……」

絵里「え?」

海未「誰ですか…私と穂乃果の時間を邪魔する者は…」

絵里「えっ?矢がダンボールに突き刺さって…えっ?」

海未「またサンタさんじゃない…サンタさんは物音を立てない…」

海未「穂乃果泥棒め…私の部屋に不法侵入した事を悔やみなさい」

海未「ふふっ…ふふふふふふふふふ」スタタタタタタ!!

絵里「」ザクザクザクザクッ!!

ジジッ…ジジジジッ…!

穂乃果「どうしたスネーク!応答しろ!スネーク!?スネェェェェクッ!!」


ブッ…シーン


穂乃果「……」ピッ

ことり「…穂乃果ちゃん」

穂乃果「絵里ちゃんが…やられた」

ことり「そんなぁ…」

穂乃果「…もう、強行突破しかないよ」

ことり「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「大丈夫。二人で行けば絶対うまくいくはず」

穂乃果「靴下にプレゼントが入ってることを確認したら…絵里ちゃんとにこちゃんを救出するよ!」

ことり「…でも、もし海未ちゃんが攻撃してきたら」

穂乃果「その時は…」

穂乃果「…死ぬときは一緒だよ。ことりちゃん」

ことり「穂乃果ちゃん…」ギュッ





穂乃果「よしっ…行くよっ!」ガラッ

穂乃果「絵里ちゃん!」

絵里「」シーン

穂乃果「ひどい…まるでウニみたい」

ことり「穂乃果ちゃん!プレゼント靴下に入ってる!」

穂乃果「よしっ!にこちゃんは…」

にこ「」ビクン…プシュ…ビクンッ…

穂乃果「くっ…もう死んでる」

穂乃果「ここは穂乃果たちだけでも逃げて…」ストンッ

穂乃果「えっ」




ことり「」チーン

穂乃果「ことりちゃあああああああああああああああんっ!!!」

穂乃果「ひどい…ことりちゃんのとさか(本体)を狙って射るなんて…」

穂乃果「もう残ってるのは穂乃果しかいない…!」

穂乃果「待っててねみんな!必ず明日の朝助けに来るからね!」ブワッ

穂乃果「うぅ…!わぁぁぁぁっ!」ダッダッダッダッダ!!

穂乃果「よし!このまま窓から出れば!」ダッダッダ



ゲシッ


穂乃果「」(ダンボールに引っかかる)


ゴスッ!!


穂乃果「」(窓の縁に頭ぶつける)


ドシャア!!


穂乃果「」チーン…

-翌朝-


海未「んぅ…」モゾモゾ

海未「ふぁぁ…何だか今日は布団が暖かいですね」

海未「…ん?」

にこ「」

海未「な、何でにこが私の布団に…!うわっ!にこ!あなた何故お漏らししているのですか!?」

海未「何だか部屋も荒れているような…何故ダンボールに矢が刺さっているのですか?」ザクッ

絵里「」ビクンッ

海未「えっ…絵里?何故ダンボールなんかに…」

ことり「」

海未「ってことり!?何故そんな皮を剥がれた鶏のような格好しているのですか!?」

海未「き、昨日の晩に一体何が起こったというのですか!?」

海未「そ、そうだ!プレゼントは…」トテトテ


ガサゴソ


海未「ありました。良かった…」

海未「やはりサンタさんは偉大ですね。私ももっと精進しなければ…」

穂乃果「」

海未「穂乃果?何故私の部屋に…?」

海未「あっ!それよりも聞いてください!今年はサンタさん、ちゃんと靴下に…」

穂乃果「メ…」

海未「えっ?」





穂乃果「メリー…ファッキンクリスマス…」ドシャ



~おわり~

穂乃果「ファッキン!ファッキンクリスマス!」

穂乃果「今日買い物に行ったらカップルがマンションのベランダで激しいキスしてたよ!そのまま落ちて[ピーーー]ばいいのにね!」

穂乃果「じゃあ次の安価いこうっか!」

穂乃果「次は>>86×>>87!ジャンルは>>88だよ!」

穂乃果「はいどうぞっ!」

アリチカ

海未

おっとすまぬ

>>87-89でいこうか

そして明日はもしかすると書けないかもしれませぬ
では皆さんお休みなさい。良い聖夜を…

おまえらおはよう
今日は三時から7時にかけて一気に書くぜ

今更トリップ&宣伝②(・8・)



絵里「帰らなきゃ…」
ttp://ssspecial578.blog135.fc2.com/blog-entry-2802.html

穂乃果「ほむ饅ひとつ、ありました♪」
ttp://ssspecial578.blog135.fc2.com/blog-entry-2871.html

カイジ「神に祈った時点で…負けだろうがっ…!」東條希「んー?」
ttp://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51821321.html

穂乃果「2日目……です」海未「なるほど」カキカキ
ttp://blog.livedoor.jp/dpdmx702/archives/35466170.html


安価なし(一部あり)はこんなスレ立ててた
ちなみに最後のはジャンルスレ立てようと思ったきっかけですん

ではまた後ほど(´・ω・`)

カイジも同じ人だったのか。
いつぞやの、穂乃果が海未ちゃんからラブアロー誤射されるのも同じ人?
真姫ビンタに見覚えが

ごめんなさいやっぱり今日はちょっと無理っぽいです…明日19時から書きます

>>105
穂乃果がうみキチになる奴だよね。あれ大好き
でも俺ではないんだ

…シロッコという風をご存知でしょうか?
初夏にアフリカから地中海を越えてイタリアに吹く暑い南風のことです。

この風はおもにサハラ砂漠を起源とする風で、砂嵐を伴う強いものだと砂漠化拡大の恐れがあるとかないとか…

そんな風に吹かれるとこちらまで風化されてしまいそうです…いやはや恐ろしい。



…何故こんな話をしているのでしょうか私は?
大学で教わった知識を意気揚々と披露するのは中流大学生にありがちな事だと聞きましたが…
興味のない授業でも90分間永遠と教授の知識を披露されるといやでも頭に入ってきてしまいます。




まぁ、この日本にもそのような風が吹いているのだとしたら…
それは私の周りに吹いているのでしょうね。

・・・・・・・・・・・・・・

穂乃果「ねーうみちゃーん…」ゴロゴロ

海未「……」カタカタ

穂乃果「うーみーちゃーん」ダラダラ

海未「…穂乃果、ダラダラするだけなら自分のアパートに帰ったらどうですか?」

穂乃果「えー…だって寒いし~」ダラダラ

海未「問題です。穂乃果は私の家に何時間居座っているでしょうか?」

穂乃果「はいっ!3日と14時間ですっ!」

海未「その通りです。クリスマスイブから今日まで合計三日間私のアパートに泊まっています」

穂乃果「そっか、じゃああと10時間居座ったら丁度4時間になるね」

海未「…穂乃果、レポートは終わったのですか?」

穂乃果「まぁまぁかなー?」

海未「そうやってダラダラしているとまた期限前にゼミの教授に土下座をする羽目になりますよ」

穂乃果「今回は大丈夫だよ~。…海未ちゃんのレポートファイルちゃんとUSBに入れたから」

海未「なっ!?いつの間に!?」

穂乃果「はっ!?しまった!」

海未「穂乃果ぁ~?」

穂乃果「だ!大丈夫だよっ!バレないように改ざんに改ざんを重ねて…」

海未「…全く、後でちゃんと確認しますからね。私まで単位を落とされては堪りません」

穂乃果「ありがとう海未ちゃ~ん」ダキッ

海未「もう抱きつく手には乗りません。離れなさい」

穂乃果「じゃあ耳たぶ食べちゃう」ハムッ

海未「うひゃぁ!?」ビクッ

穂乃果「あははっ!うひゃぁ!だって~」ウププ

海未「帰れー!」ギャーッ!!

穂乃果「きゃあ~」ドタドタ!!

バタンッ!!


海未「もう、調子がいいのですから…」ティロリン

海未「…ん」ピッ

海未「亜里沙からですか…珍しいですね」



亜里沙『今度、大学のオープンキャンパスに行きます!終わったら海未さんのアパートに来てもいいですか?



海未「……」ポチポチ

海未『もちろん構いませんよ。来る前に連絡してくれればこちらから迎えに行きます』




海未「……」ピッ

海未「…そっか、もうそんな時期なのですね」

…私は今、大学に通っています。
家元を次ぐ前の社会勉強といったところでしょうか?
しかしここはどうも高校より緊張感がないというか…温いですね。授業とレポートさせこなしていればいですから

差し詰め、人生の社会勉強と言うより…人生の夏休みですね。


穂乃果とは同じ大学に通っていて、アパート同士で近くに住んでいます。
最近は私の家を宿り木にしているようでよく私の家に泊まりに来ています…さっき帰らせましたが。

互いに互いが支え合ってる関係…相対性依存と言いましたっけ?まぁ腐れ縁ともいいますね。


…スクールアイドルをしていた時とは全く違う生活ですが、今は今で充実してる…と思います。
その生活ももう二年目が過ぎようとしています…時間が経つのは早いものですね。

海未「……」カタカタ

海未「ふぅ…今日はこのくらいでいいでしょう」カチッ


ガララッ


海未「うぅ…寒い」

海未「こうも寒いと洗濯物も干したくありませんね…」バサッ

海未「…おや、これは」




海未「…どこで紛れ込んだのでしょうか。一緒に洗ってしまいました」

海未「懐かしいですね…よくこんな恥ずかしい衣装を着れましたね」

7時からの合同一緒にやりませんかね……(真顔)

海未「……」

海未「せ、せっかくですから乾かしたらもう一度着てみるのもいいんじゃないですかね!」

海未「そうそう昔を懐かしむ感覚で…」

海未「…私は誰に言い訳をしてるのでしょうか?」

海未「ふぅ…今日はゆっくりと体を休めましょう」

海未「あ、その前に洗い物をしないと…」



カチャカチャ



海未「……」ジャー

海未「あの頃は想像もしなかったですね…私が一人暮らしをするだなんて」

海未「4年間という約束で家から離れましたが…穂乃果の後押しがなければ今頃は修行に明け暮れていたかもしれません」

海未「……」キュッ





海未「…修行の日々と今の日々、どちらが私にとって有意義なのでしょうか」

>>122
乗った

>>124
穂乃果「高坂穂乃果!」海未「今回は!」ことり「なんでもありだよ!」

ってスレタイで7時ピッタリに建てますー

トゥルルルルルル…


海未「…父からですか」

海未「どうせいつものお説教でしょう…勘弁して欲しいです」

海未「寝てるということにしておきましょう…」ピッ



ボスッ


海未「ふぅ…」

海未「……」

海未「今年一年。私は一体何をしたのでしょうか?」

海未「穂乃果と大学に行って講義を受け、サークル呑み会をして、バイトをして…」

海未「…何もしていませんね」

>>125
おkべいべー

海未「えっと、今後の予定は…」パラッ

海未「集中講義、忘年会、バイト先の大掃除、オープンキャンパス…」

海未「…オープンキャンパス」


ピッ


亜里沙『本当ですか!?ありがとうございますっ!海未さんに会えるのが楽しみですっ!』



海未「……」ピッピッ

海未『私もです。積もる話もあると思いますので、その日は泊まっていってもかまいませんよ?絵里には私から言っておきます』

海未「……」ピッ



海未「…亜里沙」

海未「こんな私を見たら、貴女はさぞかし幻滅するでしょうね…」

-翌日-


ザワザワ…ザワザワ…


海未「えっと、亜里沙は…」

亜里沙「海未さーんっ!」

海未「亜里沙!」

亜里沙「お久しぶりです!あっ!お化粧してる!」

海未「ちょ、ちょっと…少しだけです」

亜里沙「いいえ!すごく綺麗です。大人の雰囲気が堪りません…」キラキラ

亜里沙「私、今日海未さんに会えると思って楽しみにしていたんです!」

亜里沙「ほら見てください!この前ショップにいったらまだ海未さんのブロマイドがあったので思わず買ってきちゃって…」


ザワザワ…ナニアレ…レズ…?



海未「わ、分かりましたからっ!これから何か食べに行きませんか?丁度穂乃果のバイト先が近くにあるのですよ!」

亜里沙「穂乃果さんにも会えるのですか!?ハラショー!」キラキラ

海未「さっ、ここから歩いて数分で着きますの…」

亜里沙「はいっ!」

-そして-

ガララッ


穂乃果「お帰りなさいませっ!御主人様っ!」ソイヤッ!!

海未「…穂乃果、私です」

穂乃果「あっ!海未ちゃん!と隣にいるのはもしかして…!」

亜里沙「穂乃果さん!お久しぶりです!」

穂乃果「亜里沙ちゃん!どうしたのこんな所に!?」

海未「私達の大学のオープンキャンパスに参加していたので…その帰りに寄ったのですよ」

穂乃果「そっか、じゃあ座って座って!こっちの席空いてるよー」

亜里沙「ここは…何のお店ですか?」

穂乃果「回転寿司だよ!穂乃果はフロアで接客のアルバイトしてるの!」

海未「ちなみに私は厨房で働いています」

穂乃果「海未ちゃんもフロアに来ればいいのに~」

海未「嫌ですよ!ずっと人と顔を合わせるだなんて…」

穂乃果「そんなに恥ずかしがらなくても大丈夫だよ~。店長も言ってたじゃん!海未ちゃんは可愛いからフロアに行って欲しいって!」

海未「そ、そんな事言ったって…」

亜里沙「あの~」

穂乃果「えっ?」

亜里沙「さっきからあの人が物凄い顔でこっちを見てるのですけど…」

穂乃果「?」クルッ




店長「……」




穂乃果「……」

穂乃果「二名様御案内しまーす。ご注文の商品がございましたらここのモニター…」

海未「……」ハァ…

-そして-

アリガトウゴザイマシター



海未「…さて、これからは」

亜里沙「海未さんの家に行くのですよね?」

海未「はい、そうですね」

亜里沙「本当に一人暮らししてるんですねぇ…いいなぁ」

海未「楽しいですが結構大変ですよ?何でも自分でしなければいけないので、サボったらすぐに部屋が散らかってしまいますから」

海未「…誰かさんが散らかしていくこともありますからね」ハァ…

亜里沙「あはは…」

海未「私のアパートはこっちです。…あまり期待しないでくださいね?」

亜里沙「分かりました!楽しみだなぁ」

海未「本当に分かっていますか?…もう」

-アパート-

ガチャ


亜里沙「おじゃましまーす」

海未「いらっしゃい。荷物はそこに置いておいて構いませんよ」

亜里沙「はいっ」タッタッタ

亜里沙「わぁ~…ここ、本当に海未さんのお部屋なのですねっ!」

海未「もう…そんなおもちゃを与えた子どもみたいな反応して」

亜里沙「ベットもふかふか~」ボスッ

海未「あまり飛ばないでください。ホコリが飛びますので」

亜里沙「クンクン…海未さんの匂いがする…」ウットリ

海未「こらっ!枕を嗅がないで下さい!」

海未「今何か持ってきますね。ココアでいいですか?」

亜里沙「あっ、そんなお構いなく…」

海未「いいですよ。お客さんなのですから」

亜里沙「じゃあ…ミルクもお願いします」モジモジ

海未「ふふっ…分かりました」



カチャカチャ…コポポポ



亜里沙「…いいなぁ、大学生」

亜里沙「亜里沙もここに通おうかなぁ」ゴロゴロ



ゴトンッ



亜里沙「…ん?何か落ちたような」ヒョイ

亜里沙「……」ヴィィィィィンッ…

海未「お待たせしました…亜里沙?」

亜里沙「ひゃあ!?」ビクッ

海未「何をしているのですか?」

亜里沙「あっ、あああ何でもないですっ!」ササッ

海未「…?」

亜里沙「あっ!飲み物ありがとうございます!」

亜里沙「ゴクッ…あちちっ」

海未「あっ、大丈夫ですか?」

亜里沙「し、舌やけどしました…」ヒリヒリ

海未「そんなに急いで飲むからですよ…ほら、もっと冷まして」

亜里沙「はい…フーッ、フーッ」

亜里沙「…ふぅ」

海未「…ふふっ、慌てると絵里にそっくりですね」

亜里沙「そ、そうなのですか…?」

海未「えぇ…実は高校最後の文化祭の時に…」






海未「…ということがあったのですよ」クスッ

亜里沙「お姉ちゃん…ファンに素性知られただけでおうちに帰るって言うなんて…」クスクス

海未「…懐かしいですね。絵里とはあれから仲良くやっていますか?」

亜里沙「はいっ…でも、最近はよく海外に勉強に行ったりして会う時間が減りました」

海未「そうですか…大変ですね」

亜里沙「海未さんはどうですか?」

海未「えっ?」

亜里沙「大学ですよ!やっぱり大変ですか?」

海未「…そうですね。レポート提出前の数日間やテスト期間は大変ですね」

海未「後はそうですね…私たちの大学は教育系の科目が多いですので、実習が重なったりすると寝れない時もあります」

亜里沙「そうなのですか…」

海未「と言っても、それだけこなしていれば後は休みのようなものです。自分のやりたいことが出来ますよ」

亜里沙「なるほど…」

亜里沙「それで、今は何かやっているのですか!?」

海未「えっ?」

亜里沙「高校の時はお姉ちゃんと一緒にスクールアイドルをやっていましたけど…」

亜里沙「今も何かしてるのですよね!?アイドル研究部とかあるのですか?」

海未「あっ、アイドル研究部はありますけど…私は入っていませんよ?」

亜里沙「えっ?じゃあ何で高校の時の衣装が飾ってあるのですか?」

海未「えっ…ああっ!!すっかり忘れていました!」

亜里沙「??」

海未「こ、これはその…何でもありません!ただ洗濯物に混ざり込んでいただけで…」

亜里沙「じゃあ、今は何をしているのですか?」

海未「えっと…それは」

亜里沙「……」

海未「弓道サークルに入って…週一回稽古がありまして」

海未「後はバイトをしたり…友達と遊んだり…」





亜里沙「…それだけ、ですか?」

海未「…ふぅ、そうですね、他は特に何もしていません」

海未「大学が終わったら、穂乃果とダラダラと時間を過ごし」

海未「気が付いたら夜になっていて…そのまま寝てしまうなんて事もあります」

亜里沙「……」

海未「休日などはもっと酷いですね…自分が今日一日何をしていたかさえ分からくなってしまう時があります」

海未「何か思い切った事に挑戦してみようと思っても…体が動かずにそのまま興味を失ったりする事が殆どです」

海未「…本当に、何をしてるのでしょうね、私は」

亜里沙「海未さん…」

海未「すみません。これといって面白い話を持ち合わせていなくて」

亜里沙「いえ、そんなことは…」

海未「…あ、そろそろお風呂を入れてきますね」

海未「今日は疲れたでしょう…ゆっくり浸かって下さい」

亜里沙「あ、はい…」

-そして-

ガララッ


海未「亜里沙。上がりましたので次どうぞ」

亜里沙「あっありがとうございます」

海未「パジャマはそこの棚に私のものがありますので、好きなものを使ってください」

亜里沙「はいっ」


ガララッ



海未「…ふぅ」

海未「今日は穂乃果は来ませんね…まぁ来ても寝る場所がないので困るのですが」

海未「…あ」




海未「…これは今の私にとっては目の毒ですね」

海未「片付けましょうか」

海未「えっと…古着はどのケースに入れていたでしょうか」ガサゴソ

海未「これは春物…こっちは夏物」






海未「…そういえば、高校時代のものは別に分けて収納していたのでした」

海未「たしかここに…ありました」ゴソゴソ

海未「……」ガサガサ






海未「いっぱい出てきますね…高校時代の思い出が」

海未「衣装、練習着、シューズ、CD、アルバム…」

海未「そして、ミューズで過ごしてきた日々の…DVD」

ガララッ

亜里沙「ふぅ…いいお湯でした」ポカポカ

亜里沙「海未さんと同じお湯に浸かっちゃった…何だか恥ずかしいな」

亜里沙「えっと、タオルは洗濯機に入れて…ドライヤーはこれかな?」

亜里沙「~♪」ブォー

亜里沙「あっ…この化粧水。お姉ちゃんも同じ物使ってたなぁ」

亜里沙「海未さ~ん…ちょっとだけお借りしますね」ピチャ

亜里沙「~♪」




ガチャ



亜里沙「海未さんっ、お湯ありがとうございました」

亜里沙「そしてちょっと化粧水お借りしちゃったのですが…」

海未「……」

亜里沙「海未さん?」

海未「…あっ、亜里沙。どうかしましたか」


亜里沙「あ、いえ、お風呂ありがとうございましたと言おうと…」





亜里沙「っ!海未さん!?」

海未「えっ?」

亜里沙「どうしたのですか!?何で…」






亜里沙「…何で泣いているのですか?」

海未「…泣いてる?」

海未「…あれ?本当ですね。涙が出てきています」グシッ

海未「おかしいですね…どうしてしまったのでしょうか?私は」

亜里沙「あのっ!ええっと…そのっ」

海未「すみません…いらない心配をかけてしまいましたね」

海未「ちょっと昔の物を整理していて…懐かしくなってしまいました」

海未「すぐに片付けてしまいますね」ガサガサ

亜里沙「いやっ…そのっ…」

海未「これだけあると面倒ですね…実家に置いておけばよかったです」

亜里沙「あのっ…!」

海未「一人暮らしをすると。このような使わないものは部屋を狭くするだけでどうしようも」

亜里沙「海未さんっ!!」

海未「ひゃっ!…亜里沙?」






亜里沙「…それも、入れちゃうのですか?」

亜里沙「海未さんの…ミューズの衣装」

海未「…はい、もう一生着る事はないと思いますので」

亜里沙「そうですか…」








亜里沙「じゃあ、亜里沙に下さい」

海未「えぇ、別に構わな…えっ?」

亜里沙「もう一生着ないのですよね?」

海未「え、えぇ…多分」

亜里沙「じゃあ、ずっとケースにしまっているより、誰かに使われたほうがいいと思います」

海未「そ、それはそうですが…」オロオロ

亜里沙「じゃあ貰いますね。これ欲しかったんですよ」バッ

海未「あ…」

亜里沙「やっぱり可愛いなぁこの衣装…ことりさんこんなの作る事ができるなんて」

亜里沙「今度これ着て友達に自慢しちゃおうっと」バッ!!







海未「……」ギュッ

亜里沙「…海未さん?どうしたのですか?」

海未「…ダメ」

亜里沙「何がですか?」

海未「これは…私のものです」

亜里沙「でも、もう使わないのですよね?」

海未「それでも…ダメ」

亜里沙「いいじゃないですか」

海未「ダメッ!!!」






海未「…もう、着る事がないかもしれない」

海未「でも…これは私の…大切な思い出なのです」ポロポロ

亜里沙「……」

海未「…つらいのです…昔の事を思い出すと」ポロポロ

海未「あんなに…楽しかった日々が…終わりを迎えて…みんな…みんなバラバラになって…」

海未「それぞれの道に…夢に向かって…勉強したり…仕事をしたり…」

海未「穂乃果だって…ダンススクールに行きながら…イントラクターなるための努力をしているのに…」

海未「私は…将来に何も希望が持てない…!」

海未「ゴールが決まっていて…夢を持つことが馬鹿らしくなって…」

海未「気がついたら…何に対しても…無気力になって」

海未「だからつらいのです…昔の自分を見てしまうと…!」

海未「私は…今…何をすればいいのか…分からないっ…!」

亜里沙「……」

海未「ウッ…ううっ…ううううっ…」

亜里沙「海未さん」

海未「…今の私に、昔のような目標も、やる気もありません」

海未「あれだけ真剣に行っていた弓道も…今ではただの作業です」

海未「時間だけが過ぎていき、何の為にもならない資格を取って卒業し、家元を継ぐ修行に戻る」

海未「そんな未来が…見えてしまうのですよ…」





亜里沙「…海未さんは、昔に戻りたいですか?」

海未「…はい。辛くても、悲しくても、みんなで一緒に頑張っていたあの頃に」

海未「戻れるなら…今すぐ戻りたいです」




ギュッ




亜里沙「……」

海未「…あ、亜里沙?」

亜里沙「…ダメですよ。そんな事言っちゃ」

亜里沙「…もし昔なんかに戻ってしまったら」

亜里沙「亜里沙、いつまで経っても海未さんと同じ大学に入れないじゃないですか」

海未「えっ…」

亜里沙「穂乃果さんも、お姉ちゃんも、海未さんも…みんなみんな頑張ってます」

亜里沙「たとえ行き着く先が決まっていたとしても…その途中で自分を変えるほどの出会いがあるかもしれないじゃないですか」

海未「そ、そんなものは一度も…」

亜里沙「今からの話ですよ」

亜里沙「私、海未さんの事はとっても好きですけど…」

亜里沙「正直、今の海未さんにはちょっと残念だなって思ってました」

海未「…すみません、期待に答えられなくて」

亜里沙「あっ、今のは皮肉じゃないですよ!」

亜里沙「ただ…これが本当に海未さんのやりたい事なのかなって」





海未「やりたい事…?」

亜里沙「どうですか?講義を受けて、バイトをして、友達と遊んで…」

亜里沙「これで海未さんのやりたい事は全部ですか?」

海未「え、えっと…」

亜里沙「クスクス…海未さん、昔のお姉ちゃんと同じ反応してる」

海未「絵里…ですか」

亜里沙「はいっ。昔、お姉ちゃんにも同じ質問をしたことがあるんです」

亜里沙「その時は、ちゃんとした答えは返って来なかったのですけど…」

海未「ですけど?」

亜里沙「…その後お姉ちゃんは、μ'sのメンバーになりました」

海未「…!」

亜里沙「きっとお姉ちゃんにとって、あの出来事は自分を変える出会いだったと思います」

亜里沙「だから海未さんにもきっと来ると思うんです」

亜里沙「新しい自分になれる、そんな出会いが…」






海未「…新しい、私」

亜里沙「あっ、でもずっと家にいたらそんな出会いも無いですからね!」

亜里沙「ひきこもりになんてなったらダメですよ!海未さん!」

海未「…心配しなくても、そこまで落ちぶれようとは思っていませんよ」クスッ

亜里沙「そうですよね…安心しましたっ!」

海未「ありがとうございます。亜里沙」

亜里沙「いいえっ!こちらこそ生意気な態度を取ってすみませんでした…」

海未「いいえ、亜里沙は私を立ち直らせてくれたのですから」ナデナデ

亜里沙「あっ…えへへ」モジモジ






海未「…風化するには、まだ早いかもしれませんね」

亜里沙「風化?」

海未「いいえ、独り言です」クシャクシャ

亜里沙「わわっ…!」

海未「ところで亜里沙…その肌の潤い、私の化粧水を使いましたね?」

亜里沙「えっ、あ、はい。でもちゃんと使いましたよと事後報告を…」

海未「こういう事は事前報告が一般的だと思いますが?」

亜里沙「あ、あはは…そうでしたか」

海未「常識が欠けていると立派な人間にはなれませんよ?」

海未「仕方ないので私が教えてあげます」

亜里沙「お、お手柔らかにお願いします!」

海未「それは…無理な相談ですねっ!」ガバッ

亜里沙「きゃんっ!あっははははっ!海未さんだめっ!よこ!横腹はだめですあははははっ!」

-次の日-


亜里沙「海未さん!お世話になりました!」

海未「こちらこそ、気をつけて帰ってくださいね」

海未「…本当にここの大学に入るのですか?」

亜里沙「はいっ!私、ここに入ったらやりたい事があるのです」

海未「やりたい事とは?」

亜里沙「えっと…まだ秘密、ですっ」

海未「…ふふっ、そうですか」

亜里沙「でも、ちゃんと合格したら言います!」

亜里沙「それまでは…」

海未「えぇ、分かっていますよ」

海未「私も…色んなことに挑戦してみます」

海未「亜里沙がここに入ってくるまでに…見つけてみますよ」





亜里沙「…はいっ!」

亜里沙「じゃあ海未さん!また来年お会いしましょう!」

海未「はい、受験頑張ってください」

亜里沙「ありがとうございます!それじゃあ…さようなら!」

私の周りに吹き荒れていたシロッコ…それは臆病風だったのかもしれません。
中途半端に希望を持つのが怖くて…自分で自分を殺していたのです。
そして時間をかけてゆっくりと私を風化させていこうとしていたのでしょうね…


もしかすると、亜里沙のいう『新しい出会い』が見つからないかもしれない。
無駄な事を繰り返し、色んな失敗をしてしまう可能性も充分にあります。


…でも、それでいいのです。
私が今できること…それはやりたい事を見つけることなのですから
失敗があってもその挑戦が無駄になる事は無いと思います。


さぁ、もう一度頑張ってみましょう。
残り二年間…まだまだ私の大学生活は始まったばかりです。








海未「……」ピッピッピ

海未「あっ、穂乃果。今時間大丈夫ですか?実は穂乃果が通っているダンススクールに体験入会してみたいのですが…」





~おわり~

穂乃果「明けましておめでとう!今年もよろしくおねがいします!」

穂乃果「一週間も書かないでごめんなさい!穂乃果ずっと遊んでました!」

穂乃果「シロッコなんて始めて聞いたけど、こんな風が日本で吹き荒れたら全滅ものだよねっ!」

穂乃果「じゃあ次の安価いっちゃいます!>>155×>>156!ジャンルは>>157だよっ!」

穂乃果「それではどうぞっ!」

訂正

>>157×>>158ジャンル>>159

雪穂

海未

ロリコン

…ビジョンが見えない
明日からゆっくり書いていきますん。
今年もよろしくー(・8・)

ちなみに…



シロッコの話は、5割ノンフィクションです

大学一週間22時間以上の分の授業はあるので,自由な時間が作りにくい…

>>167
理系と文系の違いだな

ちょこっと書いてく

絵里「……」




うみ「ひっく…ひっく…」

ありさ「うみちゃんなかないで…よしよし」

うみ「うん…でも…えりがこわいです…」

ありさ「おねえちゃんはこわくないよ!」

うみ「ひゃあ!ごめ、ごめんなさい…」うるうる

ありさ「なかないで!うみちゃんがないたらありさも…ありさもぉ…」ポロポロ










絵里「これはサンタからの遅いクリスマスプレゼントかしら」

真姫「んなわけないでしょ…」

絵里「じゃあ何!?私に犯罪を犯させるために警察が送り込んできたおとり捜査!?」

真姫「何する気よ!?イミワカンナイ!」

絵里「うぅ…ただでさえ可愛い妹と海未がこんな…こんな姿になってしまったら」

うみ「えり…とってもくるしそうなかおをしてます」

ありさ「おねえちゃんどうしたの?ぽんぽんいたいの?ありさがいいこいいこしてあげるよ」

うみ「じゃ、じゃあわたしはかたたたきをしてあげます!おとうさんがうみのかたたたきはじょうずだっていってました!」

絵里「なら私はふたりのおまたをいいこいいこしてあげるわね。大丈夫よすごく気持ちいのだからふふふうーふぅー」

真姫「やめてっ!二人に近づかないで!」


バタンッ!!


穂乃果「た、たたた大変だよ!」

真姫「穂乃果?どうしたのよ?」

穂乃果「雪穂が…雪穂が!」




ゆきほ「おねえちゃんおんぶー」

穂乃果「ちっちゃくなっちゃった♪」

真姫「……」

真姫「何で増やすのよ!」

穂乃果「穂乃果がしたことじゃないよ!雪穂が勝手に小さくなったんだよ!」プンプン

真姫「どうやったら勝手に小さくなるのよ!イミワカンナイ!」

ゆきほ「おねえちゃんあしつかれたー」

絵里「あらあら可愛そうに…音乃木坂まで歩いてきたのね。お姉ちゃんがおんぶしてあげるわ」

ゆきほ「やったー!」とてとて

真姫「とにかく!この三人を早く戻す方法を考えるわよ!早く戻さないと…」

うみ「まき、わたしまきのためにうたをつくりました、きいてください」

うみ「あいしてるばんざ~い♪まきで~よかーった~♪」



真姫「は…早く戻さないと…ダメジャナイ」プルプル

穂乃果「今何か目覚めようとしたよね?」

ゆきほ「えりおねえちゃんなんでゆきほのぱんつさわるの?」

絵里「こうすると夜おねしょしなくなるのよ?そうやって子どもは大人になっていくの」

穂乃果「絵里ちゃん、雪穂返して」

絵里「…ふぅ、じゃあまずは状況の確認をしましょう」ツヤツヤ

真姫(何で艶々してるのよ…)

絵里「海未、亜里沙、雪穂ちゃんが幼児退行した。これはいいわね?」

穂乃果「うん」

絵里「そして私達のことは三人とも憶えてる。ただしちょっと都合のいいように改変されているわ」

真姫「アリーが海未の事をうみちゃんって呼んでるのもそれね」

穂乃果「海未ちゃんは穂乃果たちの事いつものと同じように呼んでるね」

絵里「この状況から考えるに私達が今すること…それは」












絵里「現状維持でいいんじゃない?せっかくだから現実を受け入れて心行くまで楽しみましょう」

ほのまき「ちょっと待てやおい」

絵里「まずはこの子達を遊ばせる場所が欲しいわね…あ、部室でいっか」

穂乃果「待って、現実から逃げないで。ちゃんと前を向こうよ」

絵里「それと万が一にお漏らしした時のためにティッシュとタッパーが必要ね、買ってこなきゃ」

真姫「タッパーって何よ何保存するつもりよ頭おかしいんじゃないの」

絵里「じゃあどうすればいいのよ!この子達を元に戻す方法が考えつかないの!」

絵里「私だって辛いのよ!?こんな…こんな姿になった三人を見るのはとてもっ!」

うみ「えりがおこってます…ごめんなさい…うみがいいこにしないから…」ポロポロ

ゆきほ「うみちゃんよしよし。なかないでー?なかないでー?」

ありさ「ありさもよしよししてあげるよー。おねえちゃんは怖くないよー」

絵里「そうよーお姉ちゃん怖くないわよーほぉーらこっちおいでー色んなところいいこいいこいしてあげるわよー」デレデレ

穂乃果「全然辛そうに見えないのですがそれは」

真姫「どうするのよ…収拾つかないじゃない」

-そして-

穂乃果「とりあえず、みんな穂乃果の家にきました」

ゆきほ「おねえちゃんおやつはー?」

絵里「はい雪穂ちゃん、ピロージナエ・カルトーシカっていうお菓子あげるわ。大丈夫よ何も入ってないから」

真姫「本当…?ちょっと毒見するわ」パクッ

真姫「…ん、普通に美味しいわね」

絵里「ねっ?言ったでしょう」

うみ「ほのかのいえくると、いつもおばさんがおまんじゅうをくれるのですよ」

ありさ「おまんじゅうってなーに?」

うみ「えっと…おまんじゅうはおまんじゅうです」

ありさ「そうなんだぁ。うみちゃんはあたまいいなー」

うみ「…///」テレテレ





ゆきほ「……」

穂乃果「どうしたの雪穂?」

ゆきほ「わたしこれいらない」ポイッ

絵里「なん…だと?」

穂乃果「雪穂がお菓子を捨てた!?」

絵里「そんな…腕には自信があったのに…!」ガクッ

真姫「それ以前に、ちょっと行儀が悪いんじゃない?注意したら?」

穂乃果「あ、うん。そうだね…」




穂乃果「こら雪穂!食べるものを粗末にしたらいけません!」

ゆきほ「!?」ビクッ

穂乃果「絵里ちゃんに謝る。はい」

ゆきほ「…やっ」

穂乃果「どうして?」

ゆきほ「やっ!」ダッダッダッ!

穂乃果「あっ!雪穂!」

穂乃果「もうっ、どうしちゃったんだろう…」

穂乃果「ごめんね絵里ちゃん。せっかく雪穂にくれたのに…」

絵里「気にしてないわ。それより雪穂ちゃんの所に行ってあげて」

穂乃果「うんっ」タッタッタ

真姫「…どうしちゃったのかしら」

絵里「さぁ…二人共何か知らない?」

ありさ「ありさわかんなーい」

うみ「わたしも…です」

絵里「そう…困ったわね」

真姫「そうね…所で絵里」

絵里「何?」

真姫「さっきから…その。股がムズムズして気持ち悪いのだけど…」

絵里「あら?利尿剤は少ししか入れてないはずだけど…」

真姫「バカジャナイノ!?イミワカンナイ!トイレ!」ダッダッダッ!!

ゆきほ「……」

穂乃果「…ゆきほー。そんなところに隠れてないで出ておいで」

ゆきほ「…やだ」

穂乃果「どうして?」

ゆきほ「…でたらおねえちゃんおこるもん」

穂乃果「…うん、だってさっき雪穂はしちゃいけない事したんだもん」

穂乃果「ならお姉ちゃんは怒らないといけないよね。分かる?」

ゆきほ「……」

穂乃果「…はぁ~。分かったよっ」ノソッ

ゆきほ「おねえちゃん…?」

穂乃果「うわぁ…押入れの中に入るの久しぶりだなぁ」

穂乃果「そう言えば穂乃果も昔お母さんに怒られた時よくここに入ってたっけなぁ…クスッ」

ゆきほ「……」

穂乃果「ねぇ雪穂」

ゆきほ「なに?」

穂乃果「どうしてあんな事しちゃったのかな?」

ゆきほ「……」

穂乃果「答えられない?」

ゆきほ「……」フルフル

穂乃果「じゃあ…お姉ちゃんにだけ教えて欲しいな」

ゆきほ「…うん」

穂乃果「えへへ…ありがとう♪」






ゆきほ「…うみちゃんが、おまんじゅうがいいっていったから」

穂乃果「えっ?」

ゆきほ「おかあさんがおまんじゅういつもくれるっていったから」

穂乃果「…???」

ゆきほ「…それで、ありさちゃんがうみちゃんとなかよくしてたから」

穂乃果「……」

ゆきほ「…でも、ゆきほはえりおねえちゃんがくれたおかしもってたから」

ゆきほ「ゆきほおまんじゅうほしくなったの…」

穂乃果「…そっか。雪穂も二人と一緒にお話したかったんだね」

ゆきほ「…うん」

穂乃果「じゃあ、ちゃんとそう言わないとみんな分からないと思うよ」

穂乃果「じゃないとみんな雪穂のことわがままな子だって思っちゃうじゃん」

ゆきほ「……」グスッ

穂乃果「よしよし。泣かなくてもいいんだよ」

穂乃果「ちゃんと絵里ちゃんに謝って、それから海未ちゃん達におまんじゅう持って行こっか」

ゆきほ「ヒック…うんっ」ポロポロ

穂乃果「ふふっ♪よしよーし」ナデナデ

絵里「…あ、戻ってきたわね」

穂乃果「ごめんね、ちょっと話し込んじゃって…」

絵里「いいのよ。こっちは楽しくやってたから」

ゆきほ「……」

穂乃果「…雪穂」

ゆきほ「…絵里おねえちゃん。ごめんなさい」

絵里「!」

絵里「…うん。でももうしちゃダメよ?せっかく美味しいお菓子なんだから…お姉ちゃんちょっと悲しいわ」

ゆきほ「はい…」

穂乃果「よく言えたね、雪穂」

ゆきほ「…うん」

穂乃果「じゃあお姉ちゃんからのプレゼントだよっ」ガサッ

ゆきほ「…!」

穂乃果「…二人に渡しに行っておいで」

ゆきほ「うんっ!」タッタッタ

うみ「あ、ゆきほがもどってきました」

ありさ「ゆきほちゃんどうしたの?」

ゆきほ「……」モジモジ

うみ「…?」

ありさ「あっ!ゆきほちゃんなにかもってる!」

うみ「あっ…おまんじゅう…」

ゆきほ「うん…」

ゆきほ「みんなで…たべたい」

うみ「はい…とってもおいしそうです」

ありさ「おまんじゅうって、おいしい?」

ゆきほ「うんっ。とってもおいしいよ」

ありさ「ありさもたべたーい!」

うみ「わたしもたべて…いいですか?」





ゆきほ「…うんっ!みんなで食べよー!」

穂乃果「一件落着、だね」

絵里「ふふっ。そうね」

穂乃果「はーい!じゃあみんな机で食べてねー!」

絵里「私のお菓子も食べていいわよ。いっぱい持ってきたから」

ありさ「わーい!」

うみ「おまんじゅうも、えりのおかしもだいすきです」

絵里「海未、最後のもう一回言ってみて」

うみ「えっ?は、はい…・えりのおかしも」

絵里「のおかしもを抜かしてみて」

うみ「え、えっと…?えり、だいすきです」

うみ「あっ…こ、こくはくしてしまいました…ど、どうしましょう…///」

絵里「海未、私は覚悟を決めたわ。墓場までよろしくね」

穂乃果「はいはいそこまででーす」

絵里「ああん」



ワイワイ ガヤガヤ…

穂乃果「その後、なんと3人とも元に戻っちゃいました!」

穂乃果「理由は何でだか分からないけど…まぁ元通りだから別にいいよねっ」

穂乃果「でもちっちゃくなった海未ちゃん可愛かったなー」

穂乃果「あ、穂乃果はロリコンじゃないからね!至って健全だよっ」

穂乃果「えっ?穂乃果は今何してるのって?」

穂乃果「ふふふ…聞いてびっくりしないでね」












穂乃果「トイレで10分くらいおしっこしています」チョロロロロ…

雪穂「お姉ちゃん!早くどいて!漏れる!」ドンドンドン!

穂乃果「ごめん!他の家からトイレ借りてきて!まだ出そう!」

雪穂「無理!もう漏れそう!」

穂乃果「じゃあお風呂!お風呂でしてきて!」

雪穂「嫌だよ!お母さんに見られたら何て言い訳すればいいの!?」

穂乃果「あれから尿意が止まりません…ダレカタスケテー」




~おわり~

穂乃果「散々放置してた挙句このオチ!酷い!酷すぎる!」

穂乃果「ロリコンはノータッチが基本だからね!穂乃果とのお約束だよっ!」

穂乃果「じゃあまた安価とっていくよ!どんなお話になるのかなー?」

穂乃果「次の安価は>>188×>>189!ジャンルは>>190だよっ!」

穂乃果「はいどうぞ!」

穂乃果

ほのりんきたああああああああああああああああ
安価下

Mermaid festa vol.2 ~Passionate~は曜日曲で唯一フルコンに200回かかった曲
遅筆になると思うけどこれからもよろしくオナシャス!

宣伝③(・8・)



穂乃果「お話しようよっ!」
ttp://ssspecial578.blog135.fc2.com/blog-entry-2882.html

穂乃果「もっとお話しようよっ!」
ttp://matomeruu.doorblog.jp/archives/34442315.html

穂乃果「もっともーっとお話しようよっ!」
ttp://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=129469

穂乃果「ねぇ、穂乃果と一緒に…お話、しよ?」
ttp://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=134507



ただの一発ネタですん
よかったらみてください《゚Д゚》

宣伝④(・8・)



海未「ストーブ…ですか」 真姫「そうね」
ttp://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51827727.html

海未「もうちょっと足を横に向けてください」真姫「嫌よ」
ttp://lilymate.blog.fc2.com/blog-entry-3399.html

松崎しげる「カモーンエブリバディ!」穂乃果「!?」王子「((`ロ´(( )」
ttp://elephant.2chblog.jp/archives/52067015.html

春香「プロデューサーさん!スクールアイドルですよ!」
ttp://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51827206.html




うみまきにはまった。クロスも書くの楽しい。
でもアイマスの方は口調が色々とおかしい事になってるから一応閲覧注意です。
そしてこの場を借りて謝らせていただきます。自分の勉強不足でした。ごめんなさい(´;ω;`)

-お知らせ-


就職が決まりました。これで学生ニートから社会人です
これからはSSを各時間が少なくなり、スレのdat落ちを待つばかりになると思います。

なのでこのスレはHTML化を依頼してこようと思います。
短い間でしたけど、見てくれてありがとうございました。
これからは暇が出来た時にだけSSを書きたいとおもってます。


どうもありがとうございました!
最後の安価消化できずにごめんなさい!

ではノシ

まだ見てくれてる人がいた事に感動を隠せない



花陽「この木 何の木 西木野真姫」
ttp://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51829257.html

希「好きやでー?」 Siri「すみません、理解できません」
http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51830182.html



最近vipで立てたスレです
もう宣伝とかに使えないのが悲しいけど、こうやって名無しでラブライブSSを書くことはしていくよ
大好きだからねSS書くの。もっとラブライブSSが増えることを願ってる!

最後まで付き合ってくれてサンキューな!
これかもVIPでよろしく!

今読んできたけど真木ちゃん謎の感動したワロタ。
ニコニコにあったアレからの発想?

>>203
書いてる途中でそれ思い出した事は秘密な…?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom