続・切嗣「ほらアイリ、Fate0話が始まるよ!」 (1000)

ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416824581/
切嗣「ほらアイリ、Fate0話が始まるよ!」
の終了を受けて、この板では乗っ取りが禁止なので別スレを立てさせていただきました
続きを書きたければどうぞと言ってくださった元スレの>>1さんに感謝して
前スレ748の続きからです

切嗣「ふふん、うちの子のサーヴァントはギリシャの大英雄ヘラクレスだよ?
   遠坂、何処の馬の骨とも知れぬ君の娘さんのサーヴァントじゃあちょーっと
   力不足じゃないのかな?」ヘラヘラ

時臣(こいつ英霊嫌いだったろうに、娘の自慢話のために信念を曲げるとは
   やはり矮小な男だな!)イラッ

ランサー(うわっ知らねえとはいえ坊主をディスりやがった)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420801634


時臣「確かにウチのアーチャーはいけすかん男だが、衛宮、君の息子の
   セイバーだって歯が立たぬではないか。息子が心配ではないのかね?」

切嗣「ぐぬぬ。くそっ使えない騎士王だな!士郎はあんなにがんばってるのに!」

ランサー(いやいやセイバーかなりよくやってんだろ)


イリヤ『ココで死ぬ人間に何を語れというのかしら?』

切嗣「くっくっくっどうやら娘の出来では僕の圧勝のようだな!」

時臣「りーーーーーん!うおおおおおおおお!!!!!!」ガシャーン

ランサー(いかん何とか挑発をやめさせねえと時臣のおっさんと店ががやばい)
   「坊主の親父さんよ、あの白い嬢ちゃんの魔術ってのは何処の伝なんだ?
    あまり見ねえ魔術だが俺の時代でもやっていけそうな魔術だが」

切嗣「ふふん、ルーン魔術に長けるかのクーフーリンにそこまで言われるとは
   さすがイリヤだな!まあイリヤは万能なんだけど、これは錬金術の系統で
   僕のお嫁さんが得意にしていたアインツベルンの針金なのさ!ウチの子は
   親思いだからね!」

時臣(いくら聖杯戦争の終わった平和な世の中とはいえペラペラと娘の魔術を
   喋るこいつは頭おかしい、いや馬鹿なんじゃないだろうか)


イリヤ『じゃあこれでおしまい。はしたない子鹿には串刺しがお似合いよ』

アーチャーの射撃『シュンシュン』

時臣「おお!よくやったアーチャーーーーーーーー!!」


セイバー『ココが貴様の死地だ、バーサーカー!』

切嗣(バーサーカー相手に何演説してんだこいつ)イラッ


セイバー『おおおおおおおおおおお!』小カリバー

ランサー「おっやったか?」

士郎『あいつっ』チュドーン

切嗣「おい遠坂、今アーチャーがセイバー狙っただろ。サーヴァントのしつけが
   出来てないんじゃないか?」

時臣「しつけが出来てないのはそっちだろう。息子も娘も優雅さが無いな!」

切嗣「なんだと!」ガシャーン

ランサー「もうしーらね」

※壊れたものはトッキーが弁償しました

夜遅くなったので続きは明日に

注意書きを忘れてたので改めて付け加えますが、このスレにはFate/stay night
およびFate/hollow ataraxiaなどFateシリーズの重大なネタバレが含まれます。
殆どいらっしゃらないとは思いますがネタバレを避けたい方はご遠慮ください。



―柳洞寺山門―

慎二「アーチャー助かったよ。おまえ中々やるじゃん」

アサシン「うむ。ここまで世話になったとなると恩を返す当てが無く心苦しいくらいだ」

アーチャー「なに、少々今後のテレビ番組の展開上、私も遠坂邸に居づらいのでね。
      今後も間借りさせて欲しいという下心あってのものだ」

慎二「なんだそんなことか。僕もちょっと家に居づらいからね。一緒に見てあげても
   いいよ。妹が劣等感とか嫉妬とかで酷いことになっててさあ。兄として一人に
   してやるのも家族の度量なのさ」

ライダー(まあ慎二の視点からすると嘘でも無いのでしょう)

アサシン「慎二、確かおぬしの妹御はセイバーのマスターに懸想していたのであったな」

慎二「そうそう。女として遠坂に負けてるからねえ。女の嫉妬は怖いよ。その上聖杯戦争で
   僕が聖杯を手に入れてしまったから、魔術師としても劣等感に苛まれているだろうね。
   だから僕と一緒に聖杯戦争の記録を見るのは辛いと思うんだよ」

ライダー(あれは聖杯を手にしたうちに入るのでしょうか)

アーチャー「なに、男は女の激情に耐えるのが仕事でもある。我々は辛い立場と言うことだ」

アサシン「然り。男たるもの見目麗しい花を愛でるのは良いが飢えた雌犬にはかなわぬ」


―居酒屋の外―

時臣(くそっ流石にもうこの店には来れんな!全部衛宮切嗣が悪い。しかしそうなると
   新しいテレビを買うしか無いか)

切嗣(……来週は藤村組に行くか、いやそれもなあ……)

ランサー(来週は来ねえといいなあ)「どーもあらーっしたー」


―間桐邸―

雁夜「じゃあ桜ちゃん、慎二くんを迎えに行ってくるよ」

桜「ごめんなさいおじさん、お願いしますね。兄さんは最近また夜遊びが増えてるので
  ちょっと心配なんです」

雁夜(桜ちゃんは優しいなあ。よくもまあこの家でまともに育ったもんだ)ホロリ

臓硯「姉の方が良かったのう……」

桜「お爺さま、なにかおっしゃいました?」ゴスッ

臓硯「ゲフッ姉の方が良かったのう……」ブルブル

雁夜(桜ちゃん……こんなに強くなって……)ホロリ


―柳洞寺山門―

アサシン「アーチャーよ、すまぬな、こんな小屋まで都合して貰って」

アーチャー「言うな、こちらも世話になる身だ」

慎二「いいじゃないか投影で元手もかからないんだし。アサシンおまえさあ、キャスターの
   ババアに住むところも与えられて無いんだろ?嫌だよねえマスターのくせに器の小さい
   奴は」

ライダー()

アサシン「若き頃は美しきおなごも歳をくうとあの女狐めのようにわめき立てるだけの
     干物になるものよ。アーチャー、おぬしも一時は軍門に下り苦労しただろう?」

アーチャー「私は生前からあのような女性ばかりと縁があるのでね。いつものことさ」

慎二「僕も女には不自由してないけど、感情的になった女にはついていけないね。やっぱり
   男だけで喋るのが一番気が楽だよ」

ライダー(……桜に渡されたレコーダーで全部録音してるのですが、この三人来週まで
    生きていられるのでしょうか)

雁夜「おーい慎二くん迎えに来たぞー」

―柳洞寺内―

キャスター「はっ!またアサシンが汚い口を叩いてる気がするわ!」

葛木「気にするようなことでもあるまい。もう夜も遅いから寝なさい」

キャスター(寝る……キャッ)「はい宗一郎さま……」

切嗣「ただいまー」

士郎「おかえりじいさん。あまり飲み過ぎるなよー」

イリヤ「キリツグおさけくさーい」

切嗣「はははったまには見逃して欲しいなあ」

凛「あ、おじさま、お邪魔してます」

切嗣(うーんあの偏屈魔術師から生まれたとは思えん)

葵「お邪魔してます切嗣さん、居酒屋であの人と一緒だったと思うのですけど、ご迷惑では
  ありませんでしたか?」

切嗣「いえいえ、彼とは子を思う父親として共感できるところがありますからね。少々
   意気投合しすぎたくらいですよ。二人で騒いだからお店には迷惑かけてしまった
   かもしれませんね」シレッ

葵「あらまあ、そうでしたの」フフッ

凛「お母様、そろそろお暇しましょう」

アイリ「凛ちゃんも葵さんもまたいらしてね?」

士郎「遠坂、それじゃあまたな」

―時臣帰宅―

時臣「うぇーっぷ帰ったぞー」

アーチャー(全然優雅じゃないな)「お帰り時臣。凛と葵ももうすぐ帰ると連絡が来たところだ」

時臣「そうかー。おいアーチャー今私が優雅じゃ無いと思っただろ」

アーチャー(なかなか鋭いな)「まあ自覚があるようでなによりだ」

時臣「ぐぬぬ。あいかわらずスカした態度だな!」ペシペシ

アーチャー(父親も絡み酒か!)

時臣「まあいい。やはり居酒屋のような優雅でにゃあ場所で飲むのは駄目だな!私の品性まで下がってしみゃう。
   魔術師が凡俗な電化製品を積極的に買うのは望ましからぬことではあるが、来週までに最新のテレビを
   買うことにするよ」

アーチャー「ああ、それがいいだろう。しかし凛にも言ったが今のこの家の財政は厳しいのだ。あまり高い
      買い物は……」※2004年を想定しているのでまだテレビは高いです

時臣「そうか聖杯戦争での出費が大きかったのだったな……」

アーチャー「……いや、聖杯戦争よりも、この間のウィンチェスター事件で資産の殆どをね……」

時臣「あー、しかし今の状況はそのお陰でもある。まあ仕方あるまい。しかし私もそれなりに凛には遊んで
   暮らせるほどには残しておいたはずだが、凛は金銭には疎いのかね?」

アーチャー(これを言っていいのか悩むが)「それが遠坂家の資産は言峰綺礼が運用していてな。嫌がらせで
     杜撰に管理された結果、私が召喚されたときには粗方……」

貯金通帳「やあ」

時臣「なにいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」



凛・葵「ただいまー」

アーチャー「いいところに帰ってきてくれた!時臣を止めてくれ!」

時臣「綺礼の馬鹿はどこだーーーーーーー!!!!!!!」

今晩はこれまで
次回は第四話視聴に入ります

おっけー
正直改行めんどかったんで次回は改行しないで書くよ

後藤「どうせみんな口だけでござるよ。非童貞は都市伝説でござる」

慎二「はっ?童貞乙。そういうのが童貞の発想なんだよ。衛宮いこうぜー童貞が感染るぞー」

一成「何を言っておる。おのこたるもの結婚までは清い身体でいるものだ。衛宮と俺は操を守り友情に生きることを誓っておる!」

慎二「うわっきもっおまえホモじゃねーの!?僕たちイケメンのモテ男をホモに巻き込まないでくださいー!」

士郎「す、すまん一成」

一成「何故謝る……まさか!?」

後藤「裏切ったな!脱童貞するときは皆一緒と約束した拙者の気持ちを裏切ったでござるな!」

慎二「約束してねーよ」

今日は20時ころよりだらだら投下します

―間桐邸―

慎二「そういうわけでさあ、桜ぁ、お前そろそろ衛宮押し倒さないとやばいんじゃないの?あいつ絶対遠坂とやってるね。僕の目は間違い無い」

桜「に、兄さん!!何を言うんですか!」

ライダー「サクラ、この件に関してだけは慎二に賛成です。先んじられたとはいえ士郎はまだ性欲盛んな高校生。関係を持ってしまえばまだどうにでもなります」

ライダー「幸いにも慎二という強力な情報源(スパイ)のお陰で、士郎秘蔵のアダルト雑誌がここにあります。研究しましょう」

桜「そ、そんな駄目です!」←ガン見

臓硯「昼間っからそういうのはやめてくれんかのう。家族の間ではエロいのは見なかったことにするのが常識じゃろ」

慎二「だからさあ、あのテレビのときは桜おまえ衛宮んち行ってこいよ。遠坂も行ってるそうだしさあ」

桜「で、でもそれだと遠坂家との協定が」

慎二「このあいだ聖杯が完全に駄目になったときにもう今までの協定とかも終わったと言われたろ。もう気にしなくていいんだよ!」

慎二「大体さあ、衛宮と僕は来年ロンドンの時計塔に留学するんだぜ?居なくなってからじゃ遅いんだぞ」

桜「えっ兄さん留学するんですか?」ビックリ

慎二「まあね、僕も面倒だけど聖杯戦争勝者としてちょっと凡俗どもに格の差を見せつけに行かないとね」

ライダー(何いってんだこのワカメ)

慎二「それに間桐の当主をおまえに譲ったからには、僕が真間桐第一代当主として伝説を作らないといけないわけでさあ、魔術学校のようなところで学んでやるのも悪くは無いと思うんだよ。ジジイも呆けてるしさあ」

ライダー「」ブフォッ

―第四話―

セラ『二人とも倒せたモノを……みすみすお見逃しになるとは』

イリヤ『直ぐ殺すなんて面白くないわ。ウサギはギリギリまで追い詰めて
    怯えきった所を仕留めるモノでしょう?』


イリヤ「どうしてこんなの(入浴)映ってるのーーーー!!」

切嗣「ちょっと冬木中のテレビアンテナ壊してくる」ガチャッ


士郎『遠坂。いまさらだけど、ありがとな』

アイリ「あらあら、凛ちゃんとはうまくいってるのね。士郎くんは今凛ちゃんとおつきあいしているの?」

士郎「いや、その」

切嗣「士郎にはガールフレンドなんて早すぎます」

イリヤ「そうよ!お母様!それに士郎はそのうち私と結婚するんだから!」


士郎『心の贅肉・・・つまり遠坂が太っているということか?』

凜『・・・面白いこと言うのねぇ』


イリヤ「士郎、これはないわ」

アイリ「士郎くん、これはないわね」

セイバー「シロウ、これは凛に同情する」

切嗣(今は口を開かない方が良さそうだ。すまん士郎)

士郎「反省してます……」



セイバー『あなたは会ったばかりのサーヴァントにそこまで心を許していたのですか?』

シロウ『だって握手したじゃないか』


アイリ「あら、セイバーとも仲がいいのね?切嗣のときは……」

切嗣「ま、まあ昔の話はいいじゃないか」

セイバー「切嗣は全く会話する気がありませんでしたからね」ジロリ

切嗣「つーん」

すみませんあまり進みませんでした今晩は寝ます

あ、あと質問への返答だけしておきます

時間軸はUBW→ホロウ後を想定しています
慎二はUBWの終盤で聖杯化のさい魔翌力回路が開いているので一応それが残って魔術師の端くれにはなったと解釈しました

セイバー『シロウ、怪我の具合は?』

シロウ『ああ。もう大丈夫だ』

セイバー『良かった。それにしても関心しました。自身に対する治療法を備えていたとは』


切嗣(あのときのアヴァロンか……)ウンウン


セイバー『サーヴァントとして貴方の言葉は喜ばしい。ですが』


切嗣(僕への皮肉か!)イラッ

セイバー「」ビクッ

セイバー『本来、サーヴァントはマスターにのみ真名を明かし、対策を練ります』

セイバー『ですが士郎は魔術師として未熟です。優れた魔術師ならば士郎の思考を読むことも可能でしょう。ですから』

士郎『名前を明かせないって事か』



切嗣(妥当といえば妥当なんだが士郎が軽んじられてるような気がする)イラッ

セイバー「」ビクビクッ


士郎『そうだ、その服はどうしたんだ?』

セイバー『これは凛がくれたものです。霊体になれない以上普段着が必要だろうと』


切嗣「サーヴァントが霊体に慣れないなんてねほんと僕のときも苦労したよ」ハァ

セイバー「」

士郎『はいもしもし衛宮ですけど』

大河『はーいもしもーし藤村でーす』

セイバー『』パクパク←黙々と食事中


切嗣(よく食うなあ)


士郎『藤ねえ、なんだよ、俺は暇じゃ無いぞ』


アイリ「ぜっちゃん、じゃなかった大河ちゃんには助けられてばっかりね」

切嗣(ぜっちゃん?)「うん。大河ちゃんにはお世話になってるからね。後でお礼しに行こうか」

士郎「何いってんだよじいさん、お世話してるのは俺のほうだって」

―遠坂邸―

アーチャー「ふふん、これで繋がったはずだ」←結局テレビを投影で作らされた

凛「ご苦労様、アーチャー」

葵「ほんと家計が助かるわ」

時臣「ありがとうアーチャー、以前は色々言ってしまったが君は如才の無い英霊だと認めよう」

アーチャー「そう言って貰えると私も鼻が高いな」

時臣「しかし現代の物にまで適応できるとは一体何処の英霊なのだ、もう聖杯戦争も終わっているし支障がなければ教えて貰えないか」

アーチャー(いかんごまかさないと)「それは凛から聞きたまえ」シュン←霊体化

時臣「うーん結構シャイな男なんだな。まあ英雄王よりはずっとまともではあるか」プチッ←電源入れる


タイガー『今日から私もここに泊まるからー』

士郎『はい?』

タイガー『桜ちゃんもどう?おうちの人には私から連絡いれておくからー」


時臣「はい?良いわけがないだろう!ふざけてるのかあの教師!学校にクレームいれてやる!」

時臣「衛宮の息子は危険だ!父親は愛人を囲っているし、こいつも女にだらしないに決まっている!」

葵「あなた、落ち着いてください。藤村先生は信頼できる方です。間違いはおこりませんよ」

凜『なんの香だろう、これ』

アーチャー『魔女の軟膏だろう。セリ科の、愛を破壊するというヤツかな』

アーチャー『だとすると、相手は女か……サーヴァントになってまで八つ当たりするとは……根が深い』


時臣「アーチャーは魔術にも詳しいのだな……なかなか的確な助言だ。良いコンビのようだな、凛」

凛「ーっ! ありがとうございます。お父様」


時臣(しかし生前は絶対女たらしだな。あまり凛に近づけたくない)ギロリ

アーチャー「」ダラダラ


アーチャー『では、マスターとしての自覚もないまま衛宮士郎の方から、君の前に現れたとしたら?』

凜『殺すわ。そんな事もわからない奴なら、かける義理なんて、ない』


時臣(決まった。ウチの娘は最高なんだ!これは衛宮切嗣と一緒に視聴して娘をみせつけてやれば良かったかな)

葵「あらあら、それで凛?このあと色々あって士郎くんとおつきあいしてるの?」

凛「えっ?いえ、その」ゴニョゴニョ

時臣「葵、馬鹿なことを言うんじゃない。衛宮の息子なんてぜえっっっっったいに認めん!」ブチィ

―休日の剣道場―


アーチャー「身体は剣でぇ!」ガキィイイン

士郎「出来ている!」キンキン

アーチャー「血潮は鉄で!」キンガキン

士郎「心は硝子ぅ!」キンキーン


凛「なにやってんのアレ?」

セイバー「凛いいところに。アーチャーが稽古してやるとここ数日あのように……」

凛「DEEN劇場版じゃないんだから打ち合いながら叫ぶのはやめてほしいわね」

セイバー「凛、メタは禁止です」

次回は第五話の予定ですが、明日は少々忙しいので明後日になるやもしれません

カレン「つまらないです」

小ギル「なんですかいきなり。話し相手が欲しいなら父親でも探しに行ったらどうですか?」

カレン「あんな男は父親とも思っていませんし、父親が恋しい歳でもありません」プイッ

璃正(ああ、一応親子なんだなあ)ホロリ

小ギル「これはツンデレ乙というものですかね。正直言いますとマスターには似合わないと思いますよ」

カレン「むっ。最近生意気ですよ下僕の分際で」

小ギル「そもそもマスターは最近丸くなりすぎじゃないですかね。愉悦の一つくらい無いと貴方らしくありません」

璃正「ぎ、ギルガメッシュ王よ、息子はもはや仕方無いとしても年若い孫娘の道を誤らせるのは……」

小ギル(マスターは最初にあったときは既にサディストでしたから僕関係ないんですけどね)

小ギル「この姿の時は呼び捨てで構いませんよ、璃正さん。今は精神も子供になっているので年配者に敬語を使わせるのも心苦しいです。ギルくんとでも呼んでください」

小ギル「まあいいです。言峰が何かをつかんだとも思えませんしそろそろ迎えに行きましょうか」

カレン「見つけたとしてどうするの?ショックで出て行ったのはわかるけど何故修行の真似をしてるのかもよくわからないのだけど。」

カレン「連れ戻すにも説得しなければいけないのではないかしら」

小ギル「ああ、それは問題ありません。言峰は単に老いて道を逸しているだけで、どのみち答えはありませんから新しい愉悦を提示すればそれで終わりますよ」

カレン「あなたはその姿になって人格も変わっているのでしょう。子豚に愉悦とやらがわかっているのかしら」

璃正(子供になっているとは言え暴君に豚などと心臓に悪い。大人になる前にきちんと教育せねば)ダラダラ

小ギル「たしかに僕は大きい僕と違い人格者ではありますが、基本的には同じ者ですよ。その差は愛があるかどうかくらいです」



言峰「何をしにきた?」

小ギル「子供じゃないんですからもう帰りますよ」

言峰「今、私は高みを目指しているのだ。子供になったお前には全く用が無い。今すぐ帰るがいい」

小ギル「言峰までそんなことを言うんですか。僕も愉悦を提示するくらい簡単なんですけどね」

言峰「今のお前に愉悦を語ることが出来るとは思えんな」

小ギル「むっ。そこまで言うならいいでしょう週末まで待っていてください。最高の愉悦をごちそうしますよ」

小ギル「場所は山門にアーチャーが立てた小屋があります。番組視聴の際そこにセイバーのマスターのお兄さんとアーチャーを連れて行きますよ」

言峰「!!? そうか、それは楽しみだ。それまで私は緩んだ肉を鍛え直しておく」

小ギル「まあみんな筋肉ありますからねーそれがいいでしょう」

小ギル「どうもお久しぶりです時臣さん」

時臣(?何処の子だったかな)「すまない。どなただったかな?」

小ギル「えっと、この姿では初めましてですね。ギルガメッシュです」ペカー←後光が見える

時臣「?!え、え、あ」

小ギル「あ、今の僕は子供になってますので大人の僕に対するようにへりくだったりしなくて結構ですよ」

小ギル「この町で今後生活する以上、昔の出来事は精算しておかないといけないと思いまして」

小ギル「10年前は言峰をけしかけてしまい間接的に貴方を害したことをお詫びに来ました」

時臣「あ、う、驚いたな。第5次のサーヴァントが現界しているのは知っていたが王までお戻りになっているとは……」

小ギル「ギルくんでいいですよ。あとサーヴァントですけど、今は満遍なく願いが叶えられている状況ですので」

小ギル「前回のバーサーカーのマスターとかも蘇ってますしね。僕だけでなく前回の参加者たちもいると思いますよ」

小ギル「じゃあ和解ということで握手しましょう!」ブンブン

葵「あらあなた、お客様だったの?」

時臣「ああ。昔の聖杯戦争関係者でね。ちょっとした挨拶だったよ」

時臣「凛、第五次聖杯戦争ではギルガメッシュにあったのだろう?」

凛「げっ。お父様あの金ぴかにあったのですか?」

時臣「凛、げっはやめなさいげっは。優雅ではないよ」

時臣「彼はかつて私のサーヴァントでね。まああまり良い関係ではなかったが」

時臣「しかし彼の言葉によると他の者も蘇っているようだな、第四次の連中はろくでもないのが多かった」

時臣「なにか事件などおこしてやしないか心配ではある。凛、おまえも遠坂の当主として気を配っておきなさい」

凛「はいお父様」プチッ←テレビの電源を入れ


ニュースキャスター『経済が悪化し続けているギリシャですが、本日25日、極右政党と言われる全ギリシャ帝国主義党が政権を奪取』

ニュースキャスター『アレキサンダー大王の再来と呼ばれるアレクサンドロス・ライダー氏が大統領に選出されました』

時臣「」ブフォッ

すみません脱線気味で
続きは明日に

※このスレはギャグスレです。シリアスにはなりません。

アーチャー「受肉したサーヴァントが戦争を起こすなどあってはならないことだ。神秘の漏洩という点においても冬木の聖杯戦争の問題とも言える」

アーチャー「遠坂の家にも責任問題が降りかかるやも知れんぞ。そうなる前に私は征服王を討ちにゆくつもりだ」

時臣「待てアーチャー。一度状況を整理した上で関係者全員で協議してからにするべきだ。事態の収拾に一致できるならば戦力を集めて事にあたる必要がある」

アーチャー「しかし……!」

凛「時計塔の反応もまだわからないし、今動いてもバッティングする可能性もあるわ。おちつきなさい、アーチャー」

アーチャー「ぐっ……了解したマスター」

テレビ『先日のキプロス住民投票でギリシャに併合を求める結果が出た件に対しトルコでは反発が強まっており、既にギリシャとトルコの国境では両軍がにらみ合っている状態が続いております』

時臣「それにもう間に合わないようだ」

凛「留学する際に後見人になって貰う予定のロードにつてがあるわ。昨晩問い合わせたからそろそろ連絡がくるはずよ」

アーチャー「魔術師の連絡か。いつになるものやら」


テレビ『実際に戦争が始まったらギリシャはトルコの兵員数に圧倒されるだけですからね』

テレビ『ギリシャの新しい大統領が無謀で現実が見えていないのではないですかね』

テレビ『おそらくはトルコが越境してアレクサンドロポリスまで占領したところで膠着し、調停が入って和睦の流れになります』


アーチャー「というわけでな、いざと言う場合君の力を借りたいのだが」

ランサー「まあ面白そうではあるな。しかしよ、マケドニアに付いて暴れるのもそれはそれで面白そうじゃねえか」ニヤリ

アーチャー「正気かね君は!いや、君の時代を考えると征服王の行為は咎められる物ではないのだろうな」

ランサー「しかし先に声をかけてきたのはお前だ。まあこのままの状況ならお前に肩入れしてやってもいい」

アーチャー「そう言って貰えると助かる」

―柳洞寺山門小屋―


小ギル「というわけで、本日はマスターとサーヴァントみなさんに集まって貰いました」パチパチパチ

小ギル「せまっくるしい貧相な部屋ではありますがゆっくりしていってください」

言峰「なるほど、これは大変面白そうだなギルガメッシュよ。先日の言は撤回しよう」

アサシン「念願だった私の城を扱き下ろされた上に、こうも無断で男を詰め込まれると流石に私も不愉快なのだが」

小ギル「まあまあ、ここは僕の宝物で空間広げておきますからギブアンドテイクということで」

小ギル「とりあえず今週の放送でも見ながら征服王の行為について話し合いましょうか」

士郎(遠坂に追いかけられるところか。このメンツに見られるとは……帰りたい)

小ギル「あとグルジアの魔女は「こんなむさ苦しいところに行くわけ無いでしょ!」とのことなので不参加です」

小ギル「故郷が征服王の直ぐ近くだというのに危機感が足りませんよねー」


小ギル「さしあたっては魔術協会と聖堂教会の出方を……」

璃正「教会は現在聖杯による死者の復活を認めておりません。」

凛「時計塔では神秘の漏洩にならない範囲なら黙認ということになりそうよ」

凛「征服王のマスターだったロードエルメロイII世の強い要望があったみたい」

小ギル「ああ、彼は十年前も苦労してましたね」

凛「というか先代のロードエルメロイが、お父様、この人前回のランサーのマスターでしたか」

凛「突如戻ってきた為に時計塔内の勢力情勢が混乱しているみたいですね」

アーチャー「どこも様子見か。まあそんなところだろうな」

切嗣「おい。何ふざけたこと言っているんだ遠坂のサーヴァント。これだから英雄様は……」

アーチャー「」ナキソウ

言峰「」ニヤニヤ


時臣「まあそう言うな衛宮切嗣。アーチャーは一報を聞いた際にいち早く止めにゆこうとした男だ」

時臣「彼は彼で民の平穏を尊ぶ志し高い英雄なのだよ」

ランサー「そうそう。俺のところにも来て受肉した英霊が戦争を起こすことなどあってはならない(キリッ)と言っていたぞ」

セイバー「アーチャー……」

凛「」ブフッ

言峰「」ニヤニヤ

アーチャー(死にたい)

士郎(アーチャーが居たたまれなくなると俺も居たたまれなくなる……)

小ギル「まあとりあえず魔術協会が静観なら特に差し迫った問題ではなくなりましたね」

士郎「おい、仮にも戦争になろうというのに……」

慎二「そんなことよりそろそろテレビつけろよー元々それで来てやってるんだぜ僕は」

小ギル「さすが慎二、空気を気にせずに一番重要なことを見抜けるあたり、ある意味王の資質ですよ」ポチットナ


切嗣『子供のころ、僕は正義の味方に憧れてた』

士郎『なんだよそれ、憧れてたって、諦めたのかよ?』

切嗣『うん、残念ながらね。ヒーローは期間限定で、大人になると名乗るのが難しくなるんだ。そんなこと、もっと早くに気が付けばよかった』


言峰「これが10年後におめおめ蘇って息子を矯正することも出来ず、平和に浸っていざ戦争というこの局面においても」

言峰「ここでくだを巻いているわけか衛宮切嗣!一度死んだら正義の味方は廃業とは実に笑える話だな!」

言峰「何もしていないお前が、渡航仕様としていたアーチャーに当たり散らすとは大した正義の味方もあったものだな」

切嗣「くっ!いいだろう分かった今すぐトルコに発つ!」

士郎「じいさん今夜中だから!交通機関もやってないから!」

渡航仕様→渡航しようの間違い

―冒頭の食事シーン―

士郎『で、葛木先生からの急用ってなんだったんだ?』

桜『さあ?今夜中に葛木先生に頼まれた用事をかたづけておかねばまずいのだー』

桜『あとは桜ちゃん?セイバーちゃん?二人仲良くね?って先生詳しいことも何も言わずに帰っちゃいましたから』


時臣(葵は信頼出来ると言っていたが、桜をこの野獣の家に一人残したのかあの教師!)

時臣(衛宮士郎も平然と亭主づらしおって……!こいつ凛と桜二股かけてるのか!)ギロリ

士郎「」ビクッ

小ギル「いやあお兄さんの家は華があっていいですねえ。妾の数は男の甲斐性ですよ」

時臣「妾!?」


士郎『ったく、みんなで泊まろうって言いだした本人が帰っちゃうなんてな』

桜『でもその分、セイバーさんとは色々と語り合うことができましたから』


時臣「衛宮士郎くんと言ったね?高校生である間桐のお嬢さんを自宅に泊めたりちょっと風紀が乱れているのではないかね」

士郎「は、はい。なんといいますか誠に申し訳なく思って……」

時臣「申し訳ないと言うようなことをもう既にしていると言うのかね!」ダンッ

士郎『よっ』

凛『』←驚愕の顔芸

士郎『?顔になんかついてるか?』


アーチャー「優雅さが足りない表情だなマスター」ブフッ

凛(この回をこの人数で見られるのはつらいわ……)

時臣「凛ともずいぶん馴れ馴れしくしているようだ。二股かけるなど男子高校生として恥ずかしくないのかね」

士郎(娘さんをくださいと言ったら殺されるだろうか)ダラダラ

切嗣「おい遠坂、うちの息子は僕に似て女の子にモテるだけなんだ。息子のせいにしないでほしいな」ジャキン

言峰「衛宮切嗣の言う通りです。師よ。凛の方が衛宮士郎に熱を上げてますな」ニヤニヤ

時臣「なんだとおおおおおおおおお!!!!!!!!いや落ち着け遠坂時臣、お前は優雅な男だ。うろたえてはいかん!」

凛(この腐れ神父!このタイミングで余計なことを!愉しんでやがるわね!)

桜「そうなんですか?姉さん」ギロリ

凛「」

短くてすみません
続きは明日書きます
おやすみなさい

>>112
この時臣と士郎の流れドラマCDで聞いたことあるな

>>120
すみませんドラマCDは聞いたことないのでパクったつもりではありません
酷似していて問題になるレベルでしょうか?

>>121
いや、パクってんじゃねえよって言ってるわけじゃないんだ 
気を悪くさせてしまったなら申し訳ない

たしかTYPE-MOON Fes.のブルーレイ特典ドラマCDで士郎の二股が時臣にバレる展開があって、よく似てるけど別に問題は無いんじゃないかな

>>122
いえいえ、余りに似てるようなら問題かなあと思いまして
情報ありがとうございます

ライダー(サクラ、今が畳みかけるときです!)

桜「失礼ですが遠坂時臣さん、もう御三家の盟約も終わりましたし、他人の人間関係に口だししないでいただけますか?」ギロッ

時臣「」

凛「お父様、申し訳ありませんが私たちなりに交流しておりますので……」

時臣(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお)

切嗣「この際言っておくが」

時臣「うん?」

切嗣「魔術師と言えど子供の恋愛に口だしするのはどうかと思うな」

桜(御義父様、もっと言ってやって下さい!)

切嗣「僕は魔術師のように息子を縛る気はない。だから普通に恋愛して普通に結婚してくれるなら」

切嗣「相手が魔術師だったとしても文句は言わない」キリッ

凛(これは思わぬ好感触!)

桜(これは私の後押しをしてくれているんですね御義父様!)

切嗣「強いて言うならお料理の上手い家庭的な娘がいいなあ。ハハッ」(アイリは料理がちょっとアレだったから士郎に苦労させたくない)

桜(家庭的!もう勝ったも同然ですね!)グッ

凛(よし!今度衛宮くんのうちで御義父様にごちそうしよう)グッ

時臣(娘達の思考が手に取るようにわかる……)ガックリ

時臣「衛宮の息子のような飢えた野獣に……」

言峰「師よ、ご安心下さい」

時臣「……綺礼……っ!」

言峰「衛宮士郎は現在、凛の弟子になっております。弟子が師を裏切ることなどありませんよ」ニヤニヤ

時臣「うがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

言峰「」ハラクルシイ

小ギル「本当に時臣さんは愉快な人だなあ」


凜『呆れた、サーヴァントを連れずに学校に来るなんて、正気?』

士郎『仕方ないだろう。セイバーは霊体化出来ないんだから……連れて来れない。』


切嗣「チッ」

セイバー(ヒロインなのに私だけアウェイな気がします)


士郎『マスターは人目のあるところじゃ戦わないんだろ?なら学校なんて問題外じゃないか』

凜『ふ~ん。じゃあ聞くけど、ここは人目のある所かしら?』


時臣「よし!やってしまえ凛!」ヤケ

桜「姉さん、この日こんなことしてたんですか」

凛「あはは……」ダラダラ

―士郎凛戦闘→教室にガンドガトリング―

凛『ようやく出てきたわねえ、衛宮くん』


切嗣「」

凛(この時のをお義父様に見られるとわかっていれば今日は来なかったのに……!)「あはは……」ヒヤアセ

言峰「いやはや凛、育て親の私としてとても到底嫁に出せるとは言えぬ所行だぞ」

凛「こいつ……!」

言峰「そういうわけだ衛宮切嗣。この凛は淑女になるよう私が育てた自慢の娘でもある。衛宮家の嫁として迎えてやるといい」

切嗣「」

凛(おわった)「」


凜『ふ~ん、そう……これが最後の忠告よ。おとなしく武器を捨てて令呪を出しなさい』

凛『最悪、腕の神経をはがす事になるけど命を取られるよりはいいでしょう』

士郎『駄目だ!令呪は渡せない。それは俺にセイバーを裏切れって言ってるのとかわらない!』


セイバー「士郎……」(やはり私のことを……)ジーン

切嗣(あ、こいつ今よからぬ事考えてるな)

では今晩はこれにて

言峰さんトッキー虐めすぎじゃないですかね

切嗣「うーん。凛ちゃんは約束は守るだろうし最初に交渉して学校を中立地帯にしておくべきだったね士郎」フゥ

士郎「ああ、そうなんだよな。ちょっと危機感足りなかったよ」

凛(よし、セーフ)フゥ

切嗣「しかしコレの隠蔽は大変そうだな。僕も色々聖杯戦争では隠蔽係に迷惑を掛けたけど、こういう細かいのは原状回復させないといけないからね」

璃正(まったくだ。衛宮切嗣は人の苦労を考えて欲しい……)フン

言峰「まったくだ。結局私が修復したのだが朝まで掛かり、一睡も出来なくてな。翌日に結婚式の仕事があったので随分と難儀した」ギリリ

凛「ざまあないわねクソ神父」ニヤリ

時臣「凛、言葉が汚い。しかし綺礼が嫌がる様を見るのは気持ちいい。これが愉悦か……」ニヤリ

雁夜「ざまあwww」

ランサー「ざまあwww」

切嗣「ざまあwww」

言峰「……」ビキィ

小ギル「ふふふ、いつも愉悦を味わう側でいられるとは限らないということですよ」ポンポン←言峰の肩に手を置いた

カレン「この顔を見ることが出来ただけでも今日は来たかいがありました。お手柄ですよギルガメッシュ」グッ

キタ━(゚∀゚)━!

この場面の言峰って坊主なんだよな

悲鳴『キャー!』

士郎『遠坂、今の』

凛『悲鳴よね?ちょっと、衛宮くん!』

倒れている女生徒

士郎『気を失っているだけみたいだ』

凜『そんなわけないでしょ!中身が空っぽだってわからない!?』

士郎『中身が空っぽ?』

―応急処置中―


切嗣(士郎はほんと優しい子だなあ。しかし遠坂のお嬢さんも魔術師にしてはなかなか真っ当な娘だ)ウンウン

時臣「的確な処置だ。凛、遠坂として正しい行動で私も嬉しい」ウンウン

凛「ありがとうございます。お父様」


士郎『遠坂……危ないッ!』←釘剣から凛を庇う

凜『な……何よそれ……』


時臣(あぶなっ!ふう。凛を咄嗟に庇うとは少し見直してもいいやもしれぬ)


士郎『遠坂、その子任せた』

凛『えっ』キョトン


時臣(かわいい)

雁夜(かわいい)

切嗣(僕が士郎だったらここで殺してるな)キリッ

士郎「また悪い顔になってるぞ、じいさん」

>>145
言峰出奔から四週経ってるのでぼさぼさ頭です
zero綺礼の髪型くらいの毛量を想定しています

画面の端に走り去る人影


士郎「あ、あれ慎二か!このときはさっぱり気づかなかった。こうして自分じゃない視線で見ると妙な気分だな」

慎二「ああ、この時ね。衛宮が殺されそうになったからわざと事件を起こしてやったのにこっちに向かってくるんだもんなー。ほんと恩知らずだよね」

雁夜「うんうん。男の友情だなあ」ホロリ

ランサー(坊主に突っかかってたしそれは無いな)

ライダー(それは無いですね)

桜(後で兄さんの食事に蟲入れておこう)


士郎『っ!サーヴァント!』

ライダー『驚いた。令呪を使わないのですね。あなたは』

士郎『あいにく、残りが少なくてな』


時臣「おお、ライダーか」(良い身体してるなあ)

凛(あ、お父様の目がなんかやらしい)ジトッ

切嗣「ああ士郎の右腕があああああああ!こんな状態でサーヴァントと戦うなんて無茶だ!逃げるんだ士郎おおおおおお!」

士郎「おちつけじいさん。これで生き残ったから今こうしてるんだから」

言峰「無様だなあ衛宮切嗣」ニヤニヤ


ライダー『そう、わたしのマスターと違って勇敢なのですね。では、わたしもやり方を変えましょう。あなたは優しく殺してあげます』


慎二「あ、これ僕のことディスってるよね!」

雁夜「まあまあいいじゃないか言葉の綾だよ」

カレン「ぷぷっ。間桐慎二、小物な貴方への評価としては妥当では無いかしら」

慎二「なんだとクソ売女修道女が!」

璃正(私のかわいい孫になんという暴言を!主よ、このクソガキに天罰を与え賜え)

小ギル「まあまあマスター、この慎二は小なりといえど王の器を持つ者です。仮にも僕が一時マスターと認めた者を虐めないであげて下さい」

カレン「ふんっ。この小物の中の小物を評価するなんて貴方の器も知れるわね」

凛「まあ慎二はヤブ蚊みたいなものだからね」

小ギル「いえいえ、ウザいですが妙なカリスマも僅かにありますし真っ当に(魔術師にならずに)社会に出れば一角の人物になりますよ。僕が保証します」

慎二「ふんっ。わかってるじゃないかギルガメッシュ」ポンポン

時臣(まあ雁夜以下に見えるが一代で成功した成金にはこういうのも結構居るものだし、英雄王の目利きでそうならそうなのだろう)ウンウン

慎二「言ってろよ!僕は大魔術師になるんだからな。おまえら全員僕の足を舐めさせてやるぞ!」

凛・桜・カレン「」ブフォッ


ライダー『さて、先程は何か興味深いことを言ってらしたようですが、たしか私は他のサーヴァントに劣る、でしたか?それは困りものですね』

ライダー『 まずはその誤った目からいただきます。残った手足はそのあとに』


桜「ライダーやめて!先輩に酷いことしないで!」オロオロ

ライダー「落ち着いて下さいサクラ。記録です記録」オロオロ

雁夜「ライダーさんと密着してうらやましいなあ」ハァハァ

ギルって慎二に優しいよね
聖杯もくれるし(白目)

ランサー「しかし坊主はなかなか良い動きするよなあ。ライダーが遊んでるとはいえやっぱり筋がいいぜ。なあアーチャー」ニヤニヤ

アーチャー「フンッ」

ライダー「私も別にふざけていたわけではないのですが。士郎は長じれば立派な戦士になりますよ」

雁夜「おっ士郎くんは英霊たちには評判いいんだな」

セイバー(我がマスターが評価されて誇らしい)フフン


凛『今日はここまでにする。また借りができちゃったし。じゃあ行くわよ。その傷ちゃんと治療しないと。私の家に着くまで我慢して』

士郎『遠坂の……家?』


時臣「なんだとおおおおおいかんいかんぞ凛、お父さんは認めません!」

凛(うざい)


凛『学校にはすでに結界が張られてる。一度発動すればあの敷地にいる人間は、みんな衰弱死するでしょうね』

凛『衛宮君、わたしからふるのも何だけどとりあえず、休戦しない?』


切嗣(戦略としては守らなければならない遠坂と組むと不利だな。この間桐の長子は勝つ意欲がある分やっかいだな。そして抑えるところがうまい)

切嗣(だが頭がいいようにも見えないから、これからどうでるのかわからないな)

切嗣(しかし人格的にも信用が置けなさそうだが、なんで士郎はこんなのと友達付き合いしているんだろう)ジロッ

慎二(衛宮の親父こえー)ブルブル

>>1がこれ終わったらDEEN版やってくれるよきっと
それならセイバールートでケリーの阿鼻叫喚がみれるやろ(確信)

凜『私としては、先にあっちを片付けておきたいの。だからそれまで休戦して、二人でさっきのマスターを探さない?』

凛『どう?悪い条件じゃないと思うけど』

士郎『まあ、遠坂が力を貸してくれるなら頼もしい』


桜(あ、これはもう姉さん先輩と戦えない。この時はまだ気づいてないようだけど、ここから本気になったんだ……)

慎二「ずるいよなー二対一じゃん。これじゃ普通勝てねえよー。まあ僕は普通じゃ無いからこの後華麗に逆転するんだけど!」


凛『なるほどね。つまり衛宮くんは正式な後継者じゃないんだ?魔術刻印を引き継ぐ前にお父さんが死んじゃって』

士郎『どうなのかな。親父は俺が魔術師になるのは反対してたみたいだし』

凛『なんか矛盾してない?それ』

士郎『かもな、オヤジ、俺が諦めないから仕方なく教えたって感じだった。で結局教わったのは強化の魔術だけでそれしか使えない』

凛『えっ、ちょっと!?なんでそんな事までわたしに喋るのよ』


時臣「衛宮切嗣、魔術回路生成の件もだが、きちんと教えるべきだったのではないかね」

切嗣「魔術師にならないほうが士郎の為だと思ったんだよ。まさか聖杯戦争がこんなに早いサイクルで開始するとも思っていなかった」

切嗣「だが結果を見るに確かに教えるべきだったろうな」

小ギル「しかし魔術師として育てていたら今のお兄さんになったかどうかわかりませんからねえ。あっさり死んでたかも知れませんよ」

ランサー「あっさり死ぬかどうかはともかく、今の坊主で良かったと思うぜ?」

小ギル「これで今週は終わりですか。なかなか興味深い話でしたねーとりあえず来週も皆でココに集まることにしませんか?」

アーチャー「イスカンダルの件が片付いて居ない以上連絡は取っておきたい。賛成だ」

小ギル「もう放っておけばいいと思いますけどね。なんなら連絡とりましょうか?」

切嗣「連絡先を知っているのか!?」

小ギル「知ってるもなにもメル友ですよ」

時臣「っ……なら最初に言って欲しかったですな」

小ギル「しかしそもそもですね神秘の秘匿が守られているなら彼の行動に注文をつける理由も無いと思うんですが」

小ギル「征服王のことばかり言ってますけど、皆さんは今後の生活をどうお考えなんですか?」

アーチャー「私のスタンスは単純だ。所詮我々は死者。生きている人間に干渉すべきではない」

ライダー「私はサクラを見守るだけですので、迷惑にならない程度に働いて日銭は稼いで自立したいとは思っています」

ランサー「二度目の生とはいえ現にここで肉の身体を貰っちまったからには好きなように生きるだけだな」

ランサー「とりあえず旅費を稼いだら世界まわってみるつもりだ」

アサシン「どうせ私はここから動けんのでな。何も出来んよ」シクシク

アーチャー「ま、まあ生きていれば良いこともあると思おう」

真アサシン「私は特に目的も無いので間桐家に仕えるつもりです」

バーサーカー「■■■■■!」

イリヤ「バーサーカーはイリヤとずっと一緒に居るって!」

小ギル「お兄さんはどう思ってます?受肉した英霊が何かをしてはいけないと思いますか?」

士郎「俺は……違うと思う。セイバーたちには今の世の中を生きて楽しむべきだと思う」

セイバー「シロウ……」

小ギル「食っちゃ寝して楽しめという意味じゃないと思いますよ」

セイバー「わかってます!」

切嗣(どうだか)

小ギル「お兄さんならそう言ってくれると思ってました!」ブンブン

ランサー「意外だな。おまえ坊主と仲良いのか?」

小ギル「良くはないです避けられてますし。しかし仮にも僕を倒しましたからね。お兄さんには一目置いているといいますか期待していますよ」

士郎「うっ……それはありがとう?」

小ギル「だからお兄さんに否定されたら死んだ魚のように何もしないで大人しくしてもいいかとは思ってました」

アーチャー「なら何かをするつもりなのか?!」

小ギル「やだなあ警戒しないで下さい。普通の人間の範囲で生活するだけです。僕は何をするにも王になってしまいますから」

小ギル「世間に影響を与えないというのはかなり難しいんですよ。これは征服王も同じだと思います」

慎二「まあバンピーとは違うのは仕方無いよなおまえも」

凛「皆が受肉を望んでいたわけじゃないだろうけど、もう受肉しちゃったものは仕方無いもの。こそこそ生きるよりは精一杯生きるべきだわ」

切嗣「英霊がこの世を彷徨くのもどうかと思うが僕らも死人の出戻りだからね。元々生者である者たちがそう言うのなら」

士郎「ありがとうじいさん」

雁夜「俺のバーサーカーもどこかで元気にしてるかなあ。あいつにも救いがあればいいんだけど」

小ギル「あれっ?雁夜さん、知らなかったんですか?」

小ギル「前回のバーサーカーならここ一ヶ月ずっとセイバーさんストーキングしてますよ」

雁夜「」

セイバー「」

ランスロット「あ、どうも」

ランサー「こいついつの間に……」

アサシン「全く気づかなんだ。不覚」

小ギル「性癖はどうかと思いますけど、生き生きしていていいんじゃないでしょうか?」

カレン「肝心の貴方の方針をまだ聞いていないのだけど」

小ギル「やだなあ恥ずかしい。ちょっと由紀香と添い遂げるだけですよ」

璃正(英雄王も子供になられて、子供のように微笑ましくて宜しいことだ)

凛「三枝さんに、いえ三枝さんもまんざらでも無いようだし口だしするようなことじゃないか」

小ギル「もう日本国籍も取って貰いましたしね。成人したら入籍できます」

言峰「ああ私が取得処理しておいた」

小ギル「そしてこれで日本代表になれます!」

士郎「へっ?」

小ギル「いやー最近サッカーやってるんですよ!ウルクで出場するわけにはいきませんし」

アーチャー「おいギルガメッシュ!貴様英霊の能力で表舞台に立つつもりか!」

小ギル「精一杯生きるだけですよーお兄さんもスポーツするなとは言いませんよね?」

アーチャー「おい衛宮士郎、何故かお前に一目置いてるらしいからお前が止めるしかないんだぞ、やめさせろ!」

士郎「う、うーん止めた方いいの……かな?」

凛「まあいいんじゃない?スポーツだって才能による差があって公平なものじゃないし、規格外が一人増えたって致命的な影響にはならないわ」

アーチャー「凛、キミまで……」

士郎「そ、そうだよな」

小ギル「任せて下さい。下々の営みも体験してみるべきだと思いましてね。裸一貫から王になってみるのも一興です」

小ギル「最も人口が多く、人気のあるサッカーで雑種と同じ条件からのし上がり王と呼ばれてみせます!」

士郎「おう、がんばれ!」

小ギル「任せて下さい!日本をワールドカップで優勝させてみせますよ!」

慎二「そいつは元マスターとして鼻が高いな!期待してるぜ!」

桜「あれっなんで少年漫画みたいになってるんだろう」

言峰「ああ、がんばれよ言峰ギルガメッシュ」ズイッ

小ギル「えっ」

言峰「今日はお前の一人勝ちのような流れだが、私がやられたままで終わると思ったか?ギルガメッシュ」

言峰「おまえは言峰ギルガメッシュという名前で戸籍を作ったと言っているのだ」

凛「うわ~」

言峰「恋人と結婚しても言峰由紀香だ」

小ギル「そ、そんな名前は嫌だ……ま、まさか僕が言峰の息子だったり?」

カレン「こんな弟は嫌です」

言峰「いいや。父上の実子にしておいた」

璃正・小ギル・カレン「」ブフォッ


15年後、言峰ギルガメッシュは日本をワールドカップ初優勝に導き、世界一のサッカー選手として英雄王ギルガメッシュと呼ばれることになる

言峰璃正の世間体死亡確認!
今晩はこれにて

「ところでお聞きになりました?教会のこと!」

「言峰教会の神父さんのお父さんが10年ぶりに帰ってきたそうなんだけど」

「そうそう10歳の子供連れてきたって!」

「じゃあ女作って失踪してたの?てっきり亡くなったのかと」

「あれじゃあ神父さんがかわいそうよねえ」

「でもでも、神父さんってがっしりしてるしいい方だけど、名前がちょっと変じゃない」

「キレイだったかしら。本人のせいじゃないけど。昔は呼び方無かったけど今で言うキラキラネームよね」

「つまり父親のネーミングセンスよね。昔から先代の神父はおかしいと思ってましたもの」

「ほんと同情しますわ」

「あの先代神父、遠坂さんの旦那さんが子供の頃に、上半身裸で襲いかかっていたらしいわよ」

「えっ、そっちもなの?世界的に聖職者の少年愛が問題になってるし凸したほういいかしら」

「ちょっと夢が広がるわね。璃正x時臣、っと」

「そういうのは遠坂の奥様が可哀想でしょ旦那さん被害者なんだし」

「それに遠坂の旦那さんは間桐の雁夜くんと……」

「それで、先代神父の息子さんすっごい美少年なのよー」

 キャー

次から第六話やります

言峰「まあそういうわけだ。今回凛と衛宮士郎は前回のライダーのマスターに会いに時計塔へ行ったので」

言峰「残念ながらここには来れなかった」

アーチャー「大切な用事があると言うから護衛をセイバーに任せたが、何故わたしは残らなければいけなかったのだ」

小ギル「そりゃあもうアーチャーさんがお兄さんを説教する回だからですよ」ニヤリ

切嗣「なんだと……!」ギロリ

言峰「衛宮切嗣も含めこんな面白い組み合わせを見逃せるわけがあるまい」ニヤリ

アーチャー「くっ。そんなくだらぬ用事なら私は帰らせて貰う!」シュンガシッ

ライダー「すみませんアーチャー。神父がバイクを貸してくれるというので仕方無いのです」

ランサー「俺はマスターに逆らえなくてな。許せ」ニヤニヤ

アーチャー「うおーっ離せー!離してくれーっ!」ジタバタ


アーチャー「貴様ら、本当に性格悪いな。いい年して愉悦()などと恥ずかしくないのか」

小ギル「そんなことありませんよー。言峰は璃正さんの放蕩に心を痛めて頭を丸めた人格者として」

小ギル「井戸端のご婦人方からの評価がうなぎ登りですし」

言峰「ギルガメッシュは父がアレで不幸な生い立ちなのに礼儀正しい良い子とご近所で噂されるほどだ」

言峰「歳離れた兄の私も鼻が高い」

カレン「そのかわりお爺さまは引き篭もってしまいましたけどね」

ランサー「こいつら絶対地獄に落ちるわ」

アーチャー「まあいい私も腹を括ろう。しかしライダー、キミまでこんな事に荷担するとは」

ライダー「どうかとも思ったのですが、私も負けが込んでいまして」

ライダー「藤村組のバイクで敗北した以上、アイリスフィールに勝つにはもう神父の大型バイクしか残っていないのです」クッ

アイリ「ふふふっ挑戦お待ちしているわ」

切嗣(なにやってんだ)ダラダラ

※魔法奥様アイリスフィール冬木爆走伝説には続きません

セイバー時計塔いったのか、四次の誰かストーキングしていやしませんかねぇ…

>>192
凛「うわあ。ずっと付いてきてる」アチャー

ランスロット「ハァハァ」ウッ

士郎「セイバー、あのバーサーカー?だっけ。ランスロットさん、円卓の騎士だったんだろう?」

士郎「まあ行動はちょっとアレだけど、セイバーを慕っているようだし、許して上げてもいいんじゃないか?」

凛「うーん、でもランスロット卿って今に伝わるアーサー王伝説でもちょっとお近づきになりたくないわねー」

セイバー「シロウ、円卓にランスロットという騎士はいません」

士郎「えっ」

セイバー「いません」

士郎「あ、はい」

ランスロット「王が怒っておられる」ハァハァ

士郎『ここまででいい』

アーチャー『ほう?護衛は要らないと』

士郎『そんな殺気立った護衛が居るか』


切嗣「」ギロリ

アーチャー「」ビクッ

小ギル「うわあ、マスター同士が手を組んだ直後にコレですかー大人げないなあ」

言峰「酷い同盟者もあったものだな。生前はよほど徳の無い人物だったのだろうよ」

アーチャー「貴様にだけは徳がどうなどと言われたくはないな」

切嗣(こいつ性格悪いな。士郎に対する大人げなさといい近寄りたくも無い。しかし一体どこの英霊なんだ)


アーチャー『見直したよ。殺気を感じ取れる程度には心得があるらしい』

アーチャー『見送るお前を襲うなという凛の指示には従うさ』

士郎『そうかよ!お前がやる気だって言うなら相手になるけどな。例え半人前でも俺は魔術師なんだから』

ランサー「こいつ短気だからなあ。坊主が挑発仕返したこの場面結構危なかったかもな」

時臣「まさか。遠坂のサーヴァントが約束を違えるなど無いさ」

言峰「だ、そうだぞアーチャー」ニヤニヤ


アーチャー『たわけたことを。血の臭いがしない魔術師など半人前以下だ』

士郎『俺からは血の臭いがしないってのか?』

アーチャー『成果のためには冷徹になるのが魔術師という生き物だからな。遠坂凛を見習うことだ』


慎二「そうかあ?遠坂って滅茶苦茶甘いじゃん。僕のがよっぽど魔術師だよ」

時臣「フンッ。その魔術回路量で魔術師かね慎二くん」

慎二「ああん?引退したオッサンは黙ってろよ」

ライダー「すみません黙らせますので」

アーチャー『やや甘いところはあるが、あの歳で心構えは完成している』

士郎『っ。遠坂がマスターで良かったな。聖杯を手に入れるのに好都合で』

アーチャー『人間の望みを叶える悪質な宝箱か。私はそんなものは要らん』


小ギル「これは、中身が泥だとわかっているから言っていると言うわけでは無いんですよね?」

アーチャー「ああ勿論だ。純正な聖杯だったとしても誰かの願いを叶えてしまうこと自体が悪質だとも」

ランサー「違えねえ」

切嗣「耳が痛いな」


士郎『要らないって。サーヴァントは叶えられなかった願いを叶える為にこの戦いに参加しているんだろう?』

アーチャー『まさか。なりゆき上仕方無くだ。自由意思など無い』

アーチャー『自らの意思で呼び出しに応じる者なぞ、お前のセイバーぐらいだろうよ』

士郎『セイバーだけ?』

アーチャー『そうだ。英霊は他者の意思によって呼び出されるもの。使い捨ての道具と同じだ』


時臣(こいつ物わかりが良すぎるな。よもや腹に一物あるのではないか)


アーチャー『そんなサーヴァントが心の底から人間の助けになりたがっていると本気で信じているのかね?』

士郎『それは』

アーチャー『いいか、英霊とは装置にすぎない。不都合があれば呼び出され、その後始末をして消えるだけのな』

アーチャー『意思を剥奪され、永遠に人間の為に働き続ける掃除屋。それが英霊。守護者と呼ばれる都合のいい存在だ』


雁夜「なんか社畜サラリーマンのような言いようだなあ」

アーチャー「大体あってるよ」

慎二「英雄の癖に夢の無い話すんなよなー」

小ギル「まあアーチャーは未来の英霊ですから格が低くて使い走りさせられるのも仕方無いですよ」

言峰「まてギルガメッシュ。こんな序盤でネタばらしをしてしまっては面白く無くなるではないか」

小ギル「まだ核心までは言いませんよ。衛宮切嗣さんや間桐雁夜さんなんかも情報量が不足していて話について来れなくなりますし、多少はね」

雁夜「っ!未来、そんなことあり得るのか!道理でどんな英霊なのかわからないと思ったよ」

時臣「ふん、所詮魔術師のなり損ねでは洞察力もたかが知れているな」(私もわからんけど)

雁夜「いやいや普通わかんねえだろ」

ランサー「わかったらビックリだぜ」

切嗣「未来の英霊なんて召喚出来る真っ当な理由は無い。遠坂の縁者か」

慎二「……」


士郎『セイバーは一人の人間だ。やりたくない事は突っぱねるし、こっちに出て来てからの選択肢だってあるはずだ』

アーチャー『まあな、サーヴァントと言う殻を与えられた英霊は、その時点で元の人間性を取り戻せる』

アーチャー『かつての執念、かつての無念と共にな』


切嗣「……」

アーチャー『私には、叶えられない願いなどなかった』

士郎『えっ』

アーチャー『私は望みを叶えて死に、英霊となった。故に叶えるべき望みはない』


小ギル「私には、叶えられない願いなどなかった」キリッ

言峰「叶えるべき望みはない」キリッ

アーチャー「」ブルブル

ランサー「おいおまえらその辺で……」

切嗣(つまりこいつらが知っている現代の人間か……?)

慎二「そうか。わかった」

雁夜「ほんとかい?慎二くん」

慎二「聖杯戦争中、なんか妙に僕に協力的だと思ったんだ」

慎二「つまり僕なんだな……?かっこいい、弓が得意、女にモテる、遠坂と親しい、衛宮にライバル心を抱いている……すべて僕のことだ!」

一同「」ブフォッ

アーチャー「お……モガモガ←取り押さえられる

小ギル「慎二、アーチャーは未来の英霊ですのでそれを本人が知ると……」キリッ

慎二「わかってる。タイムパラドックスが起きるんだな。あまり聞いたり教えたりしてはいけないんだろう?」

慎二「さすが僕、英霊になるということが分ればその義務は果たさないとな。大丈夫、これからも頑張っていけるよ」

ライダー「慎二……」ブッ

言峰「」←笑いを堪えて転がっている

じゃあ今晩はこれにて

で、でも時臣さんやアインツベルンは最強厨やから
カタログスペック高くないと満足できんのやで

あ、今後の予定としては明日都合が悪いので次回は明後日になると思います


痴呆使いの夜 第一話※



臓硯「子供の頃、わしは正義の味方に憧れておった」

慎二「はぁ?衛宮の親父のパクリ?つーかジジイのような超悪役がそんなセリフ似合うとおもってんの?」

雁夜「冗談だろ?大体、正義の味方の味方に憧れて何かやったのかよ?」

臓硯「うむ。この世の悪の根絶するべく魔術を研鑽しておったんじゃ」

雁夜「それがなんで虫の魔術なんだよ」

臓硯「だって虫人間とかかっこいいじゃろ?仮面ライダーとか」

慎二「小学生かよ。そもそもジジイが子供の頃ってすげーむかしで仮面ライダーもなかっただろ。ボケてんの?」

臓硯「ぼ、ボケとらんわ!アレじゃよ。仮面ライダーが、時代がわしに追いついたんじゃよ」

雁夜「石森章太郎にあやまれよ」

臓硯「今は石ノ森じゃろ。これだから年寄りは。」

雁夜「年寄りはお前だ」

臓硯「仮面ライダーに感銘を受けたわしは、家族を虫で改造することにしたわけじゃ」

雁夜「無いな」

慎二「無えよ」

桜「頭おかしいです」

臓硯「鶴野の奴は結局一度も自分から変身してくれなかったのう」

慎二「親父になにしてくれてんの?!」

臓硯「教会のクソガキ(璃正)がワシをウチを悪の組織呼ばわりしおるから改造した鶴野を突っ込ませておったが、それが悪かったかのう」

雁夜「だからあの神父はウチが嫌いなのか」

臓硯「いつか怪人バッタ男、じゃなかった仮面ライダー部隊で世界を征服し、千年帝國神聖臓硯キングダムの元に正義の世界を作るつもりだったんじゃ」

慎二「それ普通に悪の組織だからね!でもその帝国はちょっと心惹かれる」

桜「兄さんの慎二OH帝国と同じセンスですものね」

臓硯「この間の聖杯戦争でも桜にライダーを呼ばせたのは仮面ライダーを呼ばせるつもりだったんじゃが。ほんとうに使えないのう」

桜「そんなこと言われても困るんですけど……」

雁夜「仮面ライダー呼び出したら間桐家が倒されてたよ、絶対」

桜「でもお爺さまはご近所の評判は良いんですよ。立派なお爺さまで通ってますし」

慎二「ダンディなジジイとか言われてるしな」

桜「近所のおばあさんたちのお話を聞くと、昔は蟲で土壌改良して田んぼや畑作ったりしてたらしいですよ?」

雁夜「妙に人脈広いとは思っていたが昔は結構まともに地域貢献してたんだな」

雁夜「そういや蟲倉に整地用の石食い虫無かったっけ?近所の子供がサッカーに使ってる空き地に使いたいんだけど」

臓硯「鶴野とおまえが子供のころ空き地でつかっておったのう。魔術を使わず電極刺して虫を操作していたときは将来楽しみじゃと思ったのに」

臓硯「いまではこんな無職で役立たずで女っ気皆無で子孫が残せんかわいげの無いおっさんになってしまって……あの頃は良かったのう……」

雁夜「うるさいよ!」

※第二話はありません

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>>206の続き

士郎『ただいま』

桜『おかえりなさい、先輩』

大河『よ、お帰り士郎。セイバーちゃんが怒ってたよー?』

士郎『んんっ』

大河『美綴さんはねぇ、さっき保護されたわよ』

士郎『実綴見付かったのか!ってなんで藤ねえが』

大河『ああ、柳洞くんがね、伝えといてくれって。ちょっと記憶は混乱してるらしいけど、外傷もないし、命に別状もないって』


時臣「魂食いか。あまり感心はしないね」

アーチャー「しかしライダーなら加減もしたはずだ。違うかね?」

ライダー「ええ、綾子には悪いことをしましたが、やはり無理矢理は良くないですね。無論慎二に悪さはさせてませんので安心して下さい」

慎二「なんだよ、僕だって実綴なんか趣味じゃねえっつーの。大体な、僕は女には困ってないんだよ」

カレン「凛さんには振られたんですよね」クスクス

時臣「四次には見境なしに人を襲ったキャスターが居たがね、キミは終わった今、人を襲ったりはしていないのだろう?」

ライダー「ええ、勿論です。合意無しに(性的に)襲うようなことはしません。しかし綾子は魅力的ですから改めて仲良くはなりたいですね」

ランサー(あのお嬢ちゃんもやっかいなのに気に入られたもんだぜ)


言峰「だが衛宮士郎には随分と嗜虐的に迫っていたではないか。ああいうのが趣味なのか。衛宮切嗣も気が気ではあるまい」

切嗣「ま、まあ聖杯戦争中のことだしね。当時のことを後からとやかくは言わないよ」

桜「そ、そうですよ。もう終わったことですし、恨みっこ無しということで」

ライダー「そう言って貰えると助かります。何度か(士郎を)美味しくいただいてしまいましたし」

桜「えっ?」

切嗣「えっ?」

ライダー「えっ?」



士郎『桜、ちょっといいか。夜は物騒だから、今夜もうちに泊まってほしい。いや、出来るならしばらく泊まり続けられるか?』

士郎『ごめん、困らせたか?』

桜『はい。あの、お言葉に甘えます』


時臣「おおおい!衛宮切嗣ぅ!お前の息子どうなってるんだ!非常識だろおおお!雁夜!おまえも何か言え!」

雁夜「いや若い二人のことだ。おっさん達が何かいうのは野暮ってものだ」キリッ

切嗣「ああ」(あれっ?士郎は凛ちゃんと結婚するつもりなのかな?まさかこの娘は愛人にするつもり……いやいやそんな不健全な)

アサシン「セイバーのマスターも中々やるではないか。花を摘むには機というものがある」

ランサー「ああ。意識はしていないだろうが、女遊びのセンスがあるぜ」

士郎『遠坂は近くにマスターが居たらわかるもんなのか?』

凛『そうねえ、何も細工をしてなければの話だけど。マスターは魔術師がなるものだから魔力を探っていけば、見つけられるわ』

凛『でも、あくまで容疑者よ、容疑者……衛宮くん?』

士郎『トレース・オン』

呪刻発見


時臣「むっ」(こいつまともに学んでないだけで意外に才能あるのか)

雁夜(士郎くんと凛ちゃんもなかなかお似合いだなあ)


士郎『なんだ、心配してくれるんだ、遠坂』

凛『ち、違うわよ、協力関係になったんだから、かってに脱落されちゃ予定が狂うじゃないっ!今のはそれだけのちょっとした確認事項!』


雁夜「これがツンデレってやつか。俺もこんな高校生活送りたかったなあ」

慎二「おっさんくさいよ叔父さん」

時臣「貴様ら、衛宮の息子とウチの凛を既定路線のように語るんじゃない!」

慎二「往生際が悪いよ遠坂のおっさん。そもそもさっきから遠坂とウチの桜、どっちの味方なのさ」

ライダー(慎二にしては良い突っ込みです)グッジョブ

桜「あはは……」

慎二『呪刻潰しなんて地味なことをして、こんな時間にお帰りかい?』

士郎『……なんだと?』

慎二『おまえが虱潰しにしてくれた結界はさあ、僕が仕掛けた保険なんだぜ?』

士郎『慎二……やっぱりお前……』

慎二『そう構えないでよ衛宮。僕もさあ、魔力もないのにマスターやらされてるんだ』



慎二「お、さすが僕、かっこいい登場だな」

切嗣(確かに魔術師ではない高校生に出来うる賢い戦略だが)「これで士郎と友達なのかい?」

慎二「うっ。何言ってんだよ衛宮のおっさん。あいつと僕は宿命のライバルと書いて友と呼ぶ間柄なんだぜ?ぶつかり合うのは悲しい宿命なんだよ」

桜(まあ埠頭で先輩と世界の命運を賭けてカードゲームで決戦してましたしね)

雁夜「俺と時臣のようなものか」

言峰「」ブフォッ

時臣「雁夜、現実を見ろ。あと臓硯翁がご近所におまえが無職で困っていると愚痴っているそうだぞ。自己を見つめろ。そして就職しろ」

雁夜「うるさいよ!」

言峰「師よ、確か間桐は財産管理も順調で間桐雁夜も事務仕事は手伝っていると聞いております」

言峰「財産も残り少なく、前当主が無駄飯くらいな遠坂家のほうが財政的には厳しいかと」

アイリ「不動産屋さんの奥さんが言ってたけど、遠坂家の所有物件大分減ったらしくてご近所でも心配されてたわよ時臣さん」

時臣「」

雁夜「」ププッ

ランサー「まあ仲良く就職口探せばいいじゃねえか。二人ともまだ若いんだからどうにでもなるさ」

アーチャー「キミは現代日本の中高年の立場を知らんからそんなことが言えるのだ。新卒以外はどうにもならん」

小ギル「現代日本で無職だったアーチャーさんが言うと説得力ありますねえ」

慎二『待てよ衛宮。僕に協力しないか?もともと間桐の家は魔術師の家系なんだ」

士郎『間桐が?!』

慎二『ああ。正式な魔術師じゃない衛宮が知らないのは仕方無いさあ。疑うなら遠坂に聞いてみなよ」

士郎『慎二、お前の事を桜は知っているのか』

慎二『魔術師の家系は長男にしか秘儀を伝えない。あんなトロい女に魔道を伝えるもんか』


時臣(桜にこの言いようとは!やはりこの小僧は腹が立つ)

桜「あ、これは先輩に魔術師であることを隠していた私を兄さんが庇ってくれているので……」

慎二「ばーかそんなんじゃないよ」

雁夜「うんうん」(兄妹仲良くていいことだ)

桜「あの、先輩のお父様」

切嗣「なんだい桜ちゃん」

桜「わたし、先輩に魔術のこと隠して近づいたんです。衛宮家に対する間桐のスパイとして」

桜「先輩を騙して申し訳ありませんでした」

切嗣「魔術師の家ってのはそんなものさ。キミが魔術師じゃなく士郎と親しくしているのは僕にもわかる」

切嗣「こちらからお願いするよ。これからも今まで通り士郎と仲良くしてやってほしい」

桜「あ、ありがとうございますお義父様!」(よーし!第一関門突破!やったわライダー!)

ライダー(おめでとうございます。サクラ)

時臣「」グスッ

セイバー『隙有り!』

士郎『』吹っ飛ぶ士郎

士郎『よーし、もう一本!』


士郎『セイバーのやつ……やるとなったら手加減無しだもんな』



切嗣「おいなにやってんだあの使えないサーヴァントは!」

言峰「彼には模範となるべき男のサーヴァントのほうが良かったのではないかね」ニヤニヤ

切嗣(こいつに同意はしたくないが、もっともだと思ってしまった)

切嗣「ここに居たらあいつに文句言ってやったのに」



倫敦のセイバー「はっ」キュピーン

士郎「どうしたセイバー」

セイバー「すみませんシロウ。今重大な危機を回避出来た直感があったもので」

凛「流石の直感スキルねぇ」クスクス



セイバー『シロウ』

士郎『なんだセイバー』

セイバー『いいえ、魔術の気配を感じとったので』

イチャイチャ


切嗣「おいなんだマスターを誘惑してるのかあの(ry


倫敦のセイバー「はっ(ry


―士郎キャスターに操られる―


切嗣「おい(以下略

士郎『ここは……柳洞寺?』

キャスター『ええそうよ』


時臣「キャスターか。やっと聖杯戦争らしくなってきたな」

雁夜(あ、なんか美人っぽい)

アサシン「そろそろ私の出番か。待ちかねたぞ」



セイバー『聞こう。その身はいかなるサーヴァントか』

アサシン『アサシンのサーヴァント、佐々木小次郎』

アサシン『立ち会いの前に名を明かすのは当然であろう?』

セイバー『名乗られたからにはこちらも名乗り返すのが騎士の礼。その上でここを引いて貰うぞ。私の名は……』

アサシン『よい。敵を知るにはこの刀だけで充分だ』


切嗣「士郎に言わないで敵には名乗るっておかしいだろおおおおおおおおおお!!!!」

雁夜「まあまあ衛宮さん」

アイリ「セイバーも難しい立場なんだから許してあげて、切嗣」

キャスター『令呪をわたしのマスターに移植する。そしてセイバーには目障りなバーサーカーを倒してもらうとしましょう』

キャスター『令呪を剥がすということは貴方から魔術回路を引き抜くという事でもあるわ』


切嗣「やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

時臣「フンッ無様だな衛宮切嗣。今無事なのだからこの後乗り切ったのであろうに」

雁夜「まあわかっていても息子の危機なんだから当然だろう」


―アーチャースタイリッシュに矢を撃って登場―

アーチャー『ふん。とうに命はないと思ったが、存外にしぶといのだな』

士郎『おまえ、なんで……』

アーチャー『なに、ただの通りがかりだ。で、体はどうだ。キャスターの糸なら、今ので断った筈だが』


切嗣「ありがとう。ありがとう!アーチャー、キミを誤解していたよ!許してくれ!遠坂、キミにも色々言ってすまなかった!」

時臣「う、うむ」

アーチャー「いや気にするな衛宮切嗣」

アーチャー(この後奴の背を斬ったんだったな。今週はそこまで行かないといいが、直前になったら逃げよう)ダラダラ

言峰「く、苦しい」ヒーヒー


キャスター『く、アーチャーですって!?ええい、アサシンめ何をしていたの!』

アーチャー『そら、見ての通り八つ当たりを食らう事になる。女の激情というのは中々に御しがたい』

アーチャー『……まったく、少しばかり手荒い事になりそうだ』

アサシン「あの場では見られなんだ女狐めの慌てようがこうして楽しめようとは、テレビとは素晴らしいものだな」

言峰「ああ、まったくだ。文明の利器に感謝せねばな」ニヤニヤ

今晩はこれにて
おやすみなさい

空き地


アーチャー「む」

小ギル「あ、こっちこっち。待ってましたよアーチャー」

アーチャー「用事があると聞いて来たがなんだね一体。あと今週は絶対にあそこには行かんからな」

小ギル「つれないですねえ。ボクもアーチャーに頼まれて情報収集してあげているんですから対価くらい払って下さいよ」

小ギル「魔術師なんだから等価交換なんじゃないですか?」

アーチャー「まあ確かにな。要求はなんだ。言ってみろ」

小ギル「草サッカーチームの監督ですよ。隣町のサッカースポーツ少年団は月謝が高く、ボクらの中にはお金が無い子も多いんですよ」

アーチャー「ふむ」

小ギル「なのでボクの私財で新しく月謝無しのチームを立ち上げようと思いまして」

アーチャー「良い金の使い方ではないか。正直感心したぞ」

小ギル「今までのように公園を使うわけにもいきませんし、雁夜さんにお願いして場所はこの間桐家所有の空き地をお借りました」

小ギル「あとは運営スタッフの大人が必要なんですよ。経験者じゃなくていいので監督を雁夜さんにお願いしたんですが」

小ギル「子供や保護者を怖がらせてしまう、と顔のことを理由に断られてしまいまして」

アーチャー「それで私か」

小ギル「ランサーはぶらぶらしてますし、ライダーやセイバーさんでは少し保護者としては貫禄がありません」

小ギル「表向きは地元の名士である間桐臓硯の道楽で運営されるということでやりますので他チームとの試合の際、引率してくれるだけでいいんですよ」

アーチャー「あー、まあその程度ならかまわんが、有事の際は時間は取れんかも知れんぞ」

小ギル「まあそのときは代役を立てますよ。とりあえず暫くお願いしますね」

アーチャー「それで前回のサーヴァント達の行方だが」

小ギル「はい。調査しやすかった順に述べますが、まず前回のランサー、ディルムッド・オディナですが」

小ギル「元マスターのケイネス・エルメロイ・アーチボルトに暇を出され、袂を分ったようですね。傷心旅行中らしいですが現在地は調査中です」

アーチャー「特に危険というわけでは無いのだな。ならいい」

小ギル「次にアサシン、百の貌のハサンですが、ちょっとやっかいなことになりました」

小ギル「多重人格で何十人もに同時存在する宝具持ちだったのですが、人格全員が受肉してしまいまして」

まあ大抵はうっかりだと思いますがコテハンやトリップ付きの書き込みはご遠慮下さい。



小ギル「彼らは今イラクに里帰りしているところです」

アーチャー「……そうか。あのあたりは随分と荒れているから同情するよ」

小ギル「アーチャーは生前中東地区で活動していたのでしたか」

アーチャー「ああ。私が生きていた間、あのあたりが平和になることはついぞ無かったからな」

小ギル「そうですか。では王として礼を述べておきます。民を救った英雄に祝福を。エミヤ・シロウ」

アーチャー「そうか。あそこは元々君の土地だったな。今回は素直に礼を受けよう英雄王。やはりあの土地は今でも思い入れはあるのかね?」

小ギル「勘違いしないで下さい。世界すべてが元々ボクのものです、とは言えあのあたりに思い入れがあるのは否定しませんが」

小ギル「ところでアーチャーはハサン・サッバーハについてどれだけご存じですか?」

アーチャー「聖杯戦争ではアサシンのクラスでほぼ必ず召喚される英霊でハサンという名はアサシン教団の長代々の名前であることぐらいか」

アーチャー「初代のハサンは宗派としてはイスマーイール派にあたり、後年はニザール派を主導していたと記憶している」

小ギル「ええ。彼らはあのあたりの二大宗派のひとつシーア派に属する人間です」

アーチャー「しかし何故今そんな話を、まさか」

小ギル「そうです、彼らは個々での受肉という聖杯戦争での目的を完全に果たした英霊です。そんな彼らが国に戻るというのは」

アーチャー「アサシン教団か」

小ギル「ええ。部族主義で固まり西欧に負けたまま未来の無いあの場所を」

アーチャー「彼らが民を糾合し戦わぬわけがない」

小ギル「止めたいと思いますかアーチャー」

アーチャー「……いや。私には平和を作ることはできなかった。そんな権利はわたしにはあるまい」

アーチャー「あまり覚えてはいないが、やはり私が生きていたころとは大分変化しているな。いいほうに転がってくれるといいのだが」

小ギル?「なに、雑種とは言え我が認めるにやぶさかでもない豪傑ばかりよ。そう悪いようにはなるまい」

アーチャー「……英雄王?」

小ギル「まあシリアスな相談はこれくらいにして今はグラウンドを整備しないといけません」

アーチャー「ああいいだろう。監督としての初仕事だな」

小ギル「まずは草むしりです!皆でがんばりましょう!とりあえず皆に紹介しますね」

少年A「おお、なんか南米っぽい人がきた」

小ギル「彼が監督を引き受けてくれたアーチャーさんです。」

「よろしくお願いします!」

アーチャー「ああよろしく。アーチャーと呼んでくれ」

小ギル「それでアーチャーさんはサッカーの経験は?」

ボールをアーチャーに向けて軽く蹴る。アーチャーは軽く右足でボールに回転を掛け真上に蹴り上げると、落ちてきたところを回転させたまま人差し指で受けた。

アーチャー「ああ、よく難民キャンプとかで子供相手にサッカーで遊ぶことはあった」ニヤリ

少年B「おーすげー漫画みてえ」

少年C「ギル、どこでこんな人見つけてきたんだよー」

―第7話放映日・柳洞寺山門小次郎ハウス―

ランサー「おう坊主に嬢ちゃん、久しぶりだな!向こうはどうだった?」

士郎「ああ、すっごい疲れたよ」

凛「とりあえずロンドン土産買ってきたからー」

ランサー「んっ?どうしたアーチャーの奴が居ないが置いてきたのか?」

凛「それがね、聞いてよランサー。あいつ絶対今週は来たくないって逃げ回ってるのよ」

時臣「まったくもって情けない。そんなに嫌がるとはキャスターに負ける展開だったりするのか」

士郎(俺も帰りたい)

アイリ「まあまあどうしても見られたくないこともあるわよ。そっとしておいてあげましょう」

カレン「そんなわけには行きませんよ」

言峰「その通りだ」

マグダラの聖骸布にくるまれ、その上から縛られ猿ぐつわをつけたアーチャーを言峰が引きずって来る。

アーチャー「むーっむーっ」ジタバタ

言峰「なかなかの手際だったぞシスター。褒めてやろう」ニコヤカ

カレン「あら。素直に協力してくれて今回は私も感謝しているわ」ハイタッチ

璃正(こういうときだけ親子なんだよなあ)ガックリ

言峰「さて、まずは報告を聞こうか。凛」

時臣「綺礼、キミが仕切るんじゃ無い」

言峰「おっと、これは失礼を」ニヤニヤ

士郎「一応、ロードエルメロイさんには会えたんだけど」

慎二「僕の後見人の人だよね。きちんと宜しく言ってくれたかい?」

凛「それがエルメロイII世さんのほうは休職してギリシャに行くっていうのよ」

凛「その師匠のエルメロイI世さんが聖杯戦争の件もあってII世さんと揉めているみたいなのよね」

士郎「まあさっさと退任したいII世と、II世を追放したいI世で思惑は一致していたんだけど」

凛「一族のほうはI世に戻ってきて欲しくなかったようで、II世は引き留められ」

凛「II世はI世に仕事押しつけたくてI世に協力する。それもI世は気に入らないのよね」

凛「怒っている対象が地位に執着してないんだものそりゃあ怒るわよ」

慎二「おい、そんなことはどうでもいいんだよ。来年僕の後見人はどうなるんだよ」

凛「慎二、あんたほんとに時計塔来るの?やめておいたほういいと思うわよー」

士郎「エルメロイII世は今期限りをもって休職、全ては先代のI世が引き継ぐので、後見人も引き受けてくれるってさ」

慎二「そうか、ならいいんだよ。驚かせやがって」

凛「でも新しい後見人のほうが性格悪いみたいよー」

士郎「遠坂!」

凛「だって遠坂と衛宮って言ったら凄い顔してたじゃない。あれ絶対良く思ってないわよ」

切嗣「まあそうだろうなあ。嫌な奴だったよ」

言峰「実に器の小さなことだな」

璃正「あの男は良くないね」

舞弥「正直やりやすかったです」


アサシン「しかしそのエルメロイI世とやらは前回のランサーを連れておったのであろう。トラブルなど起きようにもないと思うが」

士郎「それが仲違いしたみたいで」

小ギル「ええ、暇を出されて傷心旅行中らしいですよ前回のランサーは」

小ギル「色々吸血鬼狩りなどして回ってるらしいので何処かで野垂れ死ぬんじゃないですかね」

ランサー「なんだそりゃ。もったいねえなー。死ぬ前に俺と戦ってほしいもんだぜ」

アイリ「あのランサーって結構駄目男な人だったからあまり期待しないほうがいいと思うわよ」

セイバー「アイリスフィール、あれはあれで……」

アイリ「セイバー、ディルムッドってランスロットさんの原型らしいわよ」

セイバー「彼は駄目な男でした」キッパリ

ランサー「おい……」

小ギル「なんでも次は蜘蛛を狩りに行くと行って南米に行ったそうですから、早くしたほうがいいですよ」

凛「それでイスカンダルの件は、エルメロイII世に伝言頼んでおいたから、そのうち本人から連絡くると思うわよ」

切嗣「そうか、なら一安心かな。なんにせよ士郎も凛ちゃんも倫敦で何も無くて良かったよお疲れ様」

雁夜「ああ。時計塔なんて魔術師が沢山居るんだろう?心配だったからね」

時臣「しかしウェイバー・ベルベットはともかく、時計塔と事を構えずに済んで本当に良かった」

切嗣「ああ。今回遅れてきた聖杯の奇跡では根源への穴が観測されたはずだ。」

時臣「上層部に目を付けられてもおかしくない事態だし、前回のウィンチェスター事件もあったのにどうやって交渉したんだい?凛」

凛「ご心配をおかけして申し訳ありませんお父様。それなりのものを置いて参りましたので問題にはなりませんでした」

士郎「その……ちょっと割れた虎聖杯を」

凛「あんな魔法瓶を向こうは勝手に取り合いよ。こっちのほうまで手が回らないんだもの。責任になるわけもないわ」ケラケラ

アサシン「あんなものが取引材料になるのか。魔術師はやはりわからんな」

時臣「まあ既に実はとってある。かたちのある物などはくれてやればいい」キリッ

雁夜「なんのことだ?」

切嗣「興味が無いものにとっては大したことではないが、既に冬木の聖杯は目的を達したという話さ」キリッ

時臣「ああ。貴様も気づいていたか。アインツベルンの聖杯による第三魔法の再現さ。私は根源が目的だから望みとは言いがたいが」

切嗣「当然だ。さもなくばアインツベルンが僕らを許すはずが無い」

雁夜「さっぱりわからん」

時臣「臓硯翁も言っていなかったか?魂の物質化による死者の蘇生さ。我々自身が成果ということだよ。後は解析すればよい」

雁夜「えっ、てっきりボケて成功したとか言ってたんじゃ」

時臣「いや、ボケたのも間違い無いとは思うが、奇跡に至ったのも事実さ」

慎二「そう言うのはもういいよーもう時間だからテレビ付けようぜー」プチッ

凛「時計塔に行くのに魔法の話がどうでもいいのかしら。大した魔術師ねえ間桐くん」

慎二「うっさいよ!」


セイバー『聞えなかったのか。引けと言ったのだ。貴様に用は無い!アサシン!』

アサシン『ならば推し通れと言ったのが聞えなかったのか。急がねばお前の主人とやらの命が無いぞ』


雁夜「おおっこれは随分と正統派な戦いだな」


アーチャー『アサシンのことなら、そう怒るなキャスター。奴はセイバーと対峙している』

アーチャー『あの侍、何者かは知らぬがセイバーを押し止めるとは大した剣豪だ。むしろ褒めてやるべきではないか?』

キャスター『ふざけたことを。貴方を止められないようでは英雄などとは呼べない。あの男、剣豪を名乗らせるには実力不足です』


アサシン「ほれ。この言い様だ。お前たちはマスターに恵まれておる。何が楽しくて私だけが年増女の命を受けねばならぬのだ」

ランサー「おまえこの神父の前でも同じ事言えんの?」

言峰「ふふふっ」

すんませんエルメロイ事件簿は尼から明日届くんでまだ読んでないんすよ
そっちは読んだら考えます

アクションシーン多い回は見る分には面白いけど、セリフの後に感想書いてくのは非常にやりづらい



セイバー『全てこちらが上回っているのに何故、攻めきれない』

セイバーVSアサシンの剣劇

アサシン『いやお見事!その首、七度は落としたつもりだが。いまだ付いていようとは……西洋の棒振りにも術理はあったのだな』


セイバー「これはですね、アサシンは非常に強い剣士でした。私の時代にはこのようなタイプはいませんでしたし」

切嗣「棒振りwwww」

言峰「棒振りwwww」

ランスロット「一応弁護させていただくが、王は聖剣をぶっぱするのが仕事だからであって、巧みな剣士はブリテンにもおりました」

雁夜「おまえは剣技も強かったもんな」

切嗣(こいつビームだけなら、アーチャーでいいんじゃないかな)

セイバー「あ、また切嗣が酷いこと考えています!」

士郎「おやじ、あまりセイバーを虐めないでくれよ」

アサシン「おぬしらセイバーに厳しすぎるのではないか。ここは最優のセイバーに勝る私がかっこいい、抱いて!となる場面だと思うぞ」

流石にそれは無理ぽ

今晩はこれぐらいで止めておきます
おやすみなさい

士郎『協力しあっている……?』

アーチャー『ああ。門の外を守るアサシンと門の内に潜むキャスター。この両者が協力関係なのは明白だろう


雁夜「やっぱり勝ち残りシステム上序盤は多数派工作したほうが有利だよな」

切嗣「10年前も仲違いし脱落したとみせて組んで暗躍していたこすっからいマスターが居たんだっけ」

雁夜「酷い奴が居たもんだなあ。全員召喚されてない内にフェイクの戦闘始めたことと言い、反則なんてホスト側の御三家な俺にはとてもとても」

切嗣「何処の馬の骨ともわからぬ三流魔術師じゃあるまいしルールを破る名家なんてあるわけないよなあ」

言峰「師よ。やはり悪いことはできないものですなあ」

時臣「貴様らに言われたくは無い!」

凛(お父様……)


キャスター『私があの犬と協力ですって?私の手駒にすぎないアサシンと?』

アーチャー『手駒だと?』

キャスター『そう。そもそも、あの犬にマスターなど存在しないのですからね』

士郎『なに?』

アーチャー『キャスター、貴様ルールを破ったな!』

キャスター『魔術師である私がサーヴァントを呼び出して何の不都合があるのです』


雁夜「できんの?」

時臣「知らんよ。令呪を開発した間桐のほうが詳しいんじゃないか?」

切嗣「御三家www」

雁夜「あんたもアインツベルンみたいなもんだろ!」

アーチャー『だが、それは貴様の独断ではないのか、キャスター?』

キャスター『何の根拠があるのかしら』

アーチャー『マスターとて魔術師だ。自分より強力な魔術師を召還したのならたとえ令呪があろうと警戒する』


切嗣「なかなかいい分析だアーチャー。前回のキャスターのようなのも困るが、こうも真っ当なキャスターだととても信用できん」

アーチャー「むーっむーっ」ジタバタ

セイバー「切嗣、貴方はどんなサーヴァントでも信用は……」

切嗣「ましてやサーヴァントにマスター権を持たせておくなど」カレイニスルー

時臣「傀儡ですめばいいほうだろう。マスターもそんなに強い立場ではない」



キャスター『聖杯戦争に勝つ事なんて簡単です。私が手を尽くしているのは単にその後を考えているだけ』

アーチャー『ほう。我々を倒すのは容易い、と逃げ回るだけが取り柄の魔女が』

キャスター『ええ。ここでなら私にかすり傷さえ負わせられない。私を魔女と呼んだものには相応の罰を与えます』


雁夜「魔女と言われるのを厭う。そして罰といういい方からすると支配階級の女性と考えた方がいいか?」

切嗣「それだけでは少々絞り込む要素としては薄いな」

時臣「ああ。しかし中世の魔女狩り程度の神秘ではないぞ。かなり古いはずだ」

切嗣「アイリ、キミはキャスターと親しくしているんだよな」

アイリ「ふふふっ。ええ正体も知ってるわ。でも今は秘密にしておくわね」

アーチャー『ほう。かすり傷さえ、と言ったな。では一撃だけ。それで無理なら後はセイバーに任せよう』

切りつけるアーチャー、倒れ消えるキャスター


雁夜「大した物だなこのキャスター。俺も切りつけられて「ふっ、今のは残像だ」とか言ってみたかった」

時臣「漫画じゃ無いんだぞ。子供みたいなことを言うな」



キャスター『残念ね、アーチャー』

レーザーちゅどーん


切嗣「士郎おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


アーチャー『空間転移か固有時制御か。この境内なら魔法の真似事さえ可能という事か。見直したよキャスター』


言峰「固有時制御などマイナーなものをよく知っているなアーチャー」ニヤニヤ

言峰「まあ少し早く動けるだけではどうにもならんよなあ衛宮切嗣」

切嗣「今士郎が大変なんだから黙ってろ!」

言峰(つまらん)

キャスター『私は見下げ果てたわアーチャー。使えると思って試してみたけど、これではアサシン以下よ』

アーチャー『いや、耳に痛いな。次があるのなら、もう少し気を利かせるが』

アーチャー『女狐め、よほど魔力をため込んだな!』


雁夜「おお!やっぱりこういうビームズバーンなのはかっこいいな!」

ランスロット「やっぱり今時ビーム出せない剣士なんて駄目ですよね……」

雁夜「す、すまんバーサーカー。……おまえ気にしていたのか」

アサシン「いやいや剣士がビームなどとはおかしいのではないか?」

セイバー「円卓の騎士の募集要項はビーム必須でした」

士郎「随分厳しい雇用条件だな」

雁夜「就職の話は止めてくれ」



ビームなぎ払い

キャスター『逃げ切れると思って?』

標準が士郎へ


切嗣「士郎おおおおおおおおおおおお!!!」


アーチャー『あの間抜け!』

士郎『やっべ』

ちゅどーん


切嗣「ゲホゲホ」ゼーゼー

士郎『降ろせ、馬鹿!何考えてんだおまえ!』

アーチャー『知るものか!おまえに言われると自分の馬鹿さ加減に頭を痛めるわ、馬鹿め』

士郎『馬鹿!?おまえ、自分が馬鹿だって判ってるのに人のこと馬鹿呼ばわりするのかよ、この馬鹿!』


雁夜(ああ、恥ずかしいんだな。よくわかるよ)

切嗣「ふぅ……アーチャーすまないな息子が。士郎、助けられたらきちんとお礼はするんだよ」

アーチャー「モガモガ」ジタバタ

士郎「……反省してます」(遠坂の親父さんの前でみっともないところを見せてしまった)チラッチラッ

時臣「……」

凛「くすくす」


アーチャー『ええい、ガキか貴様!馬鹿でガキとはもはや手が付けられん、せめてどちらかに決めておけ、戯け!』

士郎『なんだと、このっ!いいから放せ、これぐらい一人でなんとかする!』

キャスター『気分はどうかしら?アーチャー。いかに三騎士とはいえ空間そのものを固定化されては動けないのではなくって?』

キャスター『どうやらこれで詰めのようね。どこの英雄だったかは知らないけどこれでお別れね』


時臣「なんだこのキャスター。ちょっと強すぎるんじゃないか?アーチャーは大丈夫だったのかい凛?」


キャスター『なにかしらアーチャー。命乞いなら聞いてあげても……』

アーチャー『たわけ、躱せと言ったのだキャスター!』


ランサー「こいつほんっと戦上手だわ」

アーチャー『I am the bone of my sword』


慎二「あ、すげーかっこいい英語」

雁夜(なんか親近感を感じる)


アーチャー『カラドボルグ!』

キャスター『きゃー!』


時臣「なんだアーチャー強いじゃないか。なんで今日は逃げ回ってたんだか」

雁夜「カラドボルグ!って言ってたぞ。なんの英雄だ?」

切嗣「ケルト神話のフェルグスが持っていた魔剣の名前だが……本当に未来の英霊なのかい?」

小ギル「種明かしはまだですが、それは保証します」

場面転換セイバーVSアサシン

セイバー『頭上の有利を捨てるのか?何のつもりだ!』

アサシン『名とはいえ、剣に捧げた我が人生だ!死力を尽くせぬのなら、その信念

アサシン『力尽くでこじ開けようか。秘剣―――――――』

首を斬られるセイバー


ランス「おおおおおおお我が王よおおおおおおおおおおおお!!」

慎二「おまえうるさいよ」

ぶぉん

アサシン『――――燕返し』

セイバー『遅かった!?』


時臣「ちょっ!」

凛「聞いてはいたけどびっくりね」

慎二「なにが?」

キャスター『アーチャー。なぜ留めを刺さないのです』

アーチャー『試すのは一撃だけと言っただろう』


時臣(あれっ)

切嗣(なんかおかしいぞ)


キャスター『そこの坊やは無関係の人間を糧にする私の様なサーヴァントが許せない。貴方は無意味な殺戮は好まない』

キャスター『ほら、全く同じじゃない』

士郎『だ、誰がこんなヤツと一緒なもんか!?』

アーチャー『同感だ。平和主義者である事は認めるが根本が大きく異なる』


時臣(同じ……いやそんなはずは無い。無いな)ジロジロ

雁夜(未来の英霊、現代の人間……)

切嗣(……?)

言峰「くっくっく」

小ギル「あはっ」ニヤリ

ランサー「」ニヤニヤ

アーチャー「ムグーッ」ジタバタ

ライダー「もう諦めて楽になった方がいいですよアーチャー」

キャスター『気に入ったわ。貴方たちは力も、その在り方も稀少よ』

士郎『はぁ?』

キャスター『私と手を組みなさい。私にはこの戦いを終わらせる用意がある』

士郎『断る。俺はおまえみたいな奴とは手を組まない!っおまえ、アーチャー!おい!』

アーチャー『拒否する。君の陣営はいささか戦力不足だ。いかに勢力を伸ばそうとバーサーカー1人に及ばない』

アーチャー『まだ与するほどの条件ではないな』

キャスター『そう。交渉は決裂という事ね?』

アーチャー『そうだ』


アサシン「女狐相手に交渉など実に無益だな」

時臣「うーん」(すこし不穏な感じがする)

切嗣「」ジロリ

アーチャー『そしてこの場に居合わせたのは私の独断でね。マスターの命令では無いからキミを討つ理由が無い』

アーチャー『ここは痛み分けということで手を打たないか?』

士郎『おい!』

キャスター『意外ね。アナタのマスターは私を追っていたのでしょう?なのにアナタは私を見逃すというの?』

アーチャー『ああ。おまえがここで何人殺そうが私には預かり知らぬ事だ』

キャスター『あら酷い男』


雁夜「正義の英霊だと思ったのに少しがっかりだな」

時臣「聖杯戦争だ。あまりきれい事は言うつもりはないが、命令を受けていないと言って凛の方針に反するとは感心しないなあ、アーチャー」ジロリ

アーチャー「モガモガ」ダラダラ

切嗣「いや、前回のキャスターのようなのも居ないし、直接対決で倒す算段がついたキャスターを見逃し、つぶし合いを狙うアーチャーは理解出来る」

雁夜「アーチャーは士郎くんとも意見があってないようだけどあんたはそれでもいいのか?」

士郎『アーチャー。なんでキャスターを逃がした』

アーチャー『ここで斬り伏せたところで、アレはすぐさま逃げおおせただろう。キャスターを倒すのならマスターが先なのだ』


切嗣「正しい戦略だな」

アーチャー(り、凛!あと少しで本気でやばい場面だ!そろそろ隙を見て逃がしてくれ!)ネンワ

凛(ちょっと無理っぽいのよねー。命までは取られないだろうし、観念したら?)ネンワ


士郎『けど、街で起きてる事件はアイツの仕業なんだ。アイツを止めない限り、犠牲者が出続けるんだぞ』

アーチャー『むしろ奴にはこのまま続けて欲しいくらいだ。キャスターは人々から精気を吸い上げ、その力でバーサーカーを倒す』

アーチャー『私たちはその後でキャスターを倒せばいい』

士郎『遠坂は、そんな方針はとらない!』

アーチャー『そうだな。だからこそキャスターには手早く済ませてほしいものだ』

アーチャー『何人犠牲になるかは知らんが、人間など結局は死ぬ生き物。誰にどう殺されようが、結果的には変わるまい』


慎二「ちょっと酷いな。こんなこと許されるわけないだろ」

士郎「い、いや違うんだ。アーチャーはちょっとオーバーに悪ぶっているだけで」

雁夜「なんで士郎くんがフォローするんだい?」

カレン「衛宮士郎、気にすることはないわ。存分にアーチャーを罵ってもいいのよ」

場面転換

アサシン『凌いだか!我が秘剣を!』

アサシン『なあに。そう大した芸では無い。たまさかTSUBAMEを斬ろうと思いつき、身についただけのこと

アサシン『線に過ぎぬ我が太刀では空を飛ぶTSUBAMEは捉えられぬ。だが、その線も二本三本なら話は違う。

アサシン『しかし連中は素早くてなあ。事を成したければ一呼吸の内に重ねなければならなかった』

そのような真似は人の技では無い。だが生憎と他にやることも無かったのでな一念鬼神に通ずると言う奴だ。気が付けばこの通りよ』


セイバー『違う!一呼吸の内に重ねるだと・・・あれはまったくの同時だった。あの瞬間、刀は確かに三本存在した』

セイバー『信じがたいが今のは、次元屈折現象。何の魔術も使わずただ剣技のみで宝具の域に達したサーヴァント』


時臣「な、なんだってえええええ!!!!!!き、キシュアゼルレッチ!」ガタガタゴロゴロガシャーン

時臣「あ、アサシン、いやアサシン殿、あれはどういう原理で!?」ドタドタ

雁夜「ブハッ。い、一体どうしたんだ時臣の奴」

切嗣「ああ、それは遠坂家の到達目標がアサシンの技なんだろう」

アサシン「どうと問われても剣を振っていたらああなっただけの芸でな。仕組みなどわからぬ」

時臣「そ、そうですか。……あとで録画を見直そう」

カレン「遠坂さん、ウチのろくでなしが笑い死にしそうなのであまり笑わせないで貰えますか?」

>>361修正
場面転換セイバーVSアサシン

アサシン『凌いだか!我が秘剣を!』

アサシン『なあに。そう大した芸では無い。たまさかTSUBAMEを斬ろうと思いつき、身についただけのこと』

アサシン『線に過ぎぬ我が太刀では空を飛ぶTSUBAMEは捉えられぬ。だが、その線も二本三本なら話は違う』

アサシン『しかし連中は素早くてなあ。事を成したければ一呼吸の内に重ねなければならなかった』

アサシン『そのような真似は人の技では無い。だが生憎と他にやることも無かったのでな一念鬼神に通ずると言う奴だ。気が付けばこの通りよ』


セイバー『違う!一呼吸の内に重ねるだと・・・あれはまったくの同時だった。あの瞬間、刀は確かに三本存在した』

セイバー『信じがたいが今のは、次元屈折現象。何の魔術も使わずただ剣技のみで宝具の域に達したサーヴァント』


時臣「な、なんだってえええええ!!!!!!き、キシュアゼルレッチ!」ガタガタゴロゴロガシャーン

時臣「あ、アサシン、いやアサシン殿、あれはどういう原理で!?」ドタドタ

雁夜「ブハッ。い、一体どうしたんだ時臣の奴」

切嗣「ああ、それは遠坂家の到達目標がアサシンの技なんだろう」

アサシン「どうと問われても剣を振っていたらああなっただけの芸でな。仕組みなどわからぬ」

時臣「そ、そうですか。……あとで録画を見直そう」

カレン「遠坂さん、ウチのろくでなしが笑い死にしそうなのであまり笑わせないで貰えますか?」

アーチャー『キャスターも手ぬるい。いっそ命まで奪ってしまえばよいものを。街中の人間が死に絶えれば少しは戦いやすくなる』

士郎『おまえー!!』


切嗣「しかし本心では無いにしてもちょっとウチの士郎に対して挑発しすぎなんじゃないかな遠坂」

時臣「そうだな。ちょっとアーチャーは優雅ではないな」

アーチャー()ガクブル


アーチャー『私たちは協力関係ではなかったか?』

士郎『ふざけるな!俺はおまえとは違う。勝つ為に結果の為に周りを犠牲にするなんて、そんな事、絶対にするものか!』


切嗣(士郎が真っ直ぐ育ってくれて嬉しいが糾弾されてるようで心が痛む……)



アーチャー『それは私も同じだ、衛宮士郎。だが全ての人間を救うことは出来ない』

アーチャー『キャスターが聖杯を手に入れてしまえば被害はこの街だけに留まるまい。私達が勝利しなければ被害はさらに大きくなる』

アーチャー『ならば、この町の人間には犠牲になってもらうしかあるまい。その結果で被害を抑えられるのなら、おまえの方針と同じだろうさ』

回想の切嗣『誰かを救うということは、誰かを助けないと言うことなんだよ』

士郎『くっ』

アーチャー『無関係の人間を巻き込みたくないと言ったな。ならば認めろ。一人も殺さないなどという方法では誰も救えない』


切嗣(自分を見てるようで辛い)

アーチャー『キャスターを追うつもりか?せっかく助けてやった命を無駄にするのか』

士郎『うるさい、頼まれたっておまえの手助けなんて要るもんか』

アーチャー『そうか。懐かれなくて何よりだ』

ばっさり


慎二「衛宮ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

切嗣「士郎おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

時臣「あちゃあ……」

アーチャー『戦う意義のない衛宮士郎はここで死ね。自分のためではなく、誰かのために戦うなど只の偽善だ』

アーチャー『お前が望むのは勝利では無く平和だ。そんなものこの世の何処にも有りはしないというのにな』


雁夜「士郎くんのそういうところいいと思うけどなあ」

桜「はい。私、先輩のそういうところが好きです」


アーチャー『さらばだ。理想を抱いて溺死しろ』

士郎階段を落ちる

セイバー『シロウ!』

アサシン『女狐め、撤退したか』


セイバー『アサシン、何故今私を討たなかったのです』

アサシン『なあに。見とれてしまってな。果し合う顔も良かったが、主を思う張り詰めようも捨てがたくてな』

アサシン『つい愛でてしまったのだ。今宵はこれで十分。立ち去るがいい』


ランスロット「貴殿はなかなか分かっているな」ニヤリ

アサシン「おぬしは他人のような気がせんな」ニヤリ

雁夜「アサシンかっこいいなあ」


アーチャー『邪魔をするつもりか、侍』

アサシン『それはこちらの台詞だ。見逃すと言った私の邪魔をするつもりか?』

アサシン『私の役割はここの門番だ。行きは見逃したが、帰りは別だ。いささか雅さにかける首だが今宵はそれで納めるとしよう』


切嗣「アサシンありがとう!キミのおかげだ!」

アサシン「お、おうよ」

Cパート


セイバー『ですがあなたはアーチャーに切りつけられた事を怒ってはいないのですね』

士郎『俺はあくまで遠坂と協力関係を結んだだけだ。そういう意味ではアイツの行動は裏切りじゃない』


雁夜「士郎くんは良い子だなあ。器も大きい」

切嗣(息子が褒められると照れる)



士郎『ふん、あいつの剣なんて大したコトない。不意打ちしたクセに俺一人殺し損ねたんだぞ?』

セイバー『ええ。ですからシロウも筋がいいのです。長ずればアーチャーに届く技量になりましょう』


ランサー「違えねえ。将来が楽しみだぜ」

アサシン「剣の才能は少ないが生き残る嗅覚は大した物よ」

時臣(英霊の受けはいいんだなこいつ)


士郎『決めた!セイバー。傷が治り次第剣を教えてくれ。ただの鍛錬じゃなくて、戦う方法を』

セイバー『あ、はい。シロウがそう言うのでしたら』

雁夜「なんとか士郎くんも無事に済んで良かったよ。今週も凄かった」

ランスロット「しかし今週は剣技も多く見応えがありました。王も危ないところでしたね」

セイバー「まあ否定はしません。アサシンは本物の剣士でしたし」

アサシン「いや、そう褒められるとこそばゆいな」

ランスロット「しかしそれだけに嫉妬が抑えられぬ」ヌヌ

アサシン「ふふっ。実を言うとこちらもお前にはずっとそそられていた」

アイリ「あらまあ!」

舞弥「これは期待できますねマダム」

ランサー「おいおい、俺抜きでやるつもりか?」

アサシン「そんなつれない事は言わぬさ。さあ表に出ようか」

アイリ「ktkr!三人でなんて!」

小ギル「今日はこれでお開きですかね」

切嗣「まあそうだけど、このまま帰れるとは思ってはいないよね、ア ー チ ャ ー」

アーチャー「フゴッフゴッ」ギシギシ

切嗣「舞弥、あれはどこにやったっけ?」

舞弥「拷問器具でしたら土蔵のほうに」

凛「ではおじさま、アーチャーは置いてゆきますので一応死なない程度にお願いしますね」

切嗣「うんうん。理解がある子で嬉しいよ。今後も士郎と仲良くしてやって欲しい」

凛(よしっ!)

アーチャー(まて、凛!私を見捨てるのか!)ネンワ

凛(あんたも「私を頼む」って言ってたでしょ。私がお義父様とうまくやっていけるかの分水嶺なんだから必要な犠牲になってちょうだい)ネンワ

アーチャー(……地獄に落ちろマスター)ネンワ

では今晩はこのあたりで
明日は忙しいのでスレはお休みします
要望など書いていただければ適当に拾うかもしれませんのでお好きにお書き下さい

補足しておきますと、聖骸布無くなれば拘束できませんし
アーチャーはギリギリで逃げました

もう7話終わって一期の半分折り返したので簡単な人物紹介を
第5次サーヴァント
セイバー:UBW後なのに緩い世界観のお陰で大勝利とおもいきや、このSSでは切嗣が立ちはだかるのであった。
     現在は衛宮邸で日夜アドミラブル大戦略オンラインばかりしており切嗣にいびられている。
アーチャー:受肉直後にギルガメッシュ(大)のウルク王族三大奥義の前に敗れる。現在リベンジのため筋肉を増量すべく鍛えている。
ライダー:誰もが知るFateのグランドヒロインである。経験値先生は偉大。しかしこのスレでは影が薄いのであった。
     士郎を籠絡して入手した自転車一号で暴れ回り、冬木中の走り屋たちに地獄のちゃりん子と呼ばれ恐れられるがアイリスフィールの前に敗北。
     現在は言峰のハーレーを入手し、リベンジ準備中である。
ランサー:苦労人。突っ込み役として優秀なので、彼が居なくなったらこのスレは終わる。
アサシン:実は受肉したことで山門しばりが無くなっているのだが粗忽者なので気づいていない。
     最近テレビのニュースで新宿に出現した宮本武蔵を見てしまい、東京に行きたいと思っている。
真アサシン:正直なぜUBW後なのに受肉したのかよくわからないが並行世界的から受肉したと考えると一番魔法に近い受肉とも言える。
      最近介護資格を取った。
バーサーカー:アインツベルンの出資でスポーツジム・ヘラクレスファクトリーを開設。近所の子供たちをガチムチに鍛えている。
キャスター:平和な世界でも霊脈から魔力は収集しているので多分今戦ったら一番強い。
      ご近所ばばあネットワークも掌握したので、権力的にも既に冬木の主である。セカンドオーナー遠坂とは一体……
      現在アイリスフィールとつるんで冬木ウィッチーズというサークルを結成し、趣味に暗躍している。
ギルガメッシュ(大):再受肉後、他のサーヴァントを締めようとしたが、バーサーカーのコブラツイストの前に破れる。よって小ギルになった。
小ギル:現在は言峰璃正の息子としてサッカーで近所の子供と遊んでいる。先日、隣街のさらに隣街のサッカーチームに居る有名天才少年を撃破してしまい
    それを取材しに来ていたテレビに少し映る。雁夜に協力してもらい冬木の少年サッカーチームを作っている最中である。
アヴェンジャー:いまいち絡ませずらいので出番が無いというわけではない。そのうち出るだろう。多分。

第五次の登場人物

衛宮士郎:切嗣が主人公の為影が薄い。しかし緩い世界観の中では一番いい目を見てると思う。
遠坂凛:家族が戻ってきたのは嬉しいが、美化して尊敬していた父親が結構駄目親父なので少しウザい。
間桐桜:UBW後という約束された敗北ルートではあるが、舞弥が切嗣の愛人として存在する世界ゆえに滑り込みできなくは無いかも知れない。
間桐慎二:魔術師となったが普通に凡才。本人は天才になったと思っているので我が世の春である。時計塔に留学予定。
     現在アーチャーの正体が自分だと知って、未来の自分の非道な行動に心を痛めている。このSSはスパシンものだったんだよ!
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン:生き返って即バーサーカーと復讐にギルガメッシュへかちこんだ武闘派なお姉ちゃん。
                     ついでに切嗣もぶん殴られた。
言峰綺礼:hollowでも居なかったのにこいつ生き返らせて大丈夫かよ。求道の為に一度頭を丸めたがzero言峰綺礼程度には髪の毛が戻ってきている。
     父親の放蕩に心痛める神父としてご近所の評判は良い。
葛木宗一郎:hollowと同じ感じで日常の教師に戻っている。
間桐臓硯:ボケたが本人は幸せそうである。因果応報とは一体……
バゼット・フラガ・マクレミッツ:出番が無いのはギルが呼ぶのを忘れているからであって1が忘れているわけではない。
                別にhollowataraxia前に男女キャラでSS書いていたら公式でダメットだった恨みがあるわけでもない。
カレン・オルテンシア:UBW→hollow→タイコロ→という時系列を経ているので、未だ冬木教会の代理神父である。
           璃正さんは品行が悪すぎるので生きていたことになった言峰綺礼が近日中に神父に戻ると思われる。

その他

言峰のハーレー:ライダー貸し出したがあっさり借りパクされた。言峰檄おこ。
士郎の一号:ライダーの愛車にされた。士郎は二号を使っている。
不動産屋さんの奥さん:元遠坂家の使用人である。葵とはいまだに仲がいい。旦那さんは葵に紹介された。
アドミラブル大戦略オンライン:大統領に就任した後のイスカンダルが会見でアドミラブル大戦略を話題に出したので話題になり急遽続編が作られた。
               何気に小ギルが出資しているせいか、妙に過去の国がリアルに再現されていたり
               ブリテンが変態だったりして評価は高い。

第四次サーヴァント

ランサー:ディルムッド。主に暇をだされ、やけくそで強そうな相手に喧嘩を売っていたらいつの間にか吸血鬼狩り扱いされる。死徒27祖から目をつけられ
     吸血鬼狩り狩りの対象にされている。ピンチ。南米でORTにあっさり敗北し現在逃走中
ライダー:イスカンダル。色々世界や将来のことを考えた上でやっぱ征服だよな!となった。ギリシャ大統領。先日トルコを併合した。
       アメリカには非難されている。やべえ。
セイバー:5次の項と同じ。
アーチャー:ギルガメッシュ。5次の項と同じ。
アサシン:米軍占領下のイラクで暗躍中。
バーサーカー:ランスロット。冬木で王の警護をしている(本人談)のだが、セイバー着せ替え写真集製作の為と言われ、魔女の軍門に降った。
       セイバーストーキングの合間に冬木ウィッチーズの下働きとして活躍している。
キャスター:正気に戻ってしまったので色々思うところがあるらしい。現在所在不明。

第四次の登場人物

衛宮切嗣:このスレの主人公。1は大好きだがどうしても題材的に切嗣ヘイトになってしまう悲劇の主人公。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン:冬コミの新刊は小次郎の次元屈折責め、ランスロット、クーフーリンのダブル強気受け本。
                     キャスター作のセイバー着せ替え写真集ともども完売した。
久宇舞弥:切嗣の愛人で妻妾同居というはめになり困惑していたが、最近はサークル活動でアイリの片腕として活躍している。
遠坂時臣:主人公のライバルその1。DBで言えばピッコロ。基本的に時臣ヘイト作品である。妻が怪しい活動しているのが最近の悩み。
遠坂葵:夫ともども海外に行っていたことになっている。最近はキャスターやアイリと怪しげな活動をしている。
間桐雁夜:主人公のライバルその2。DBで言えばヤムチャ。原作が雁夜ヘイトなので適当にディスっても相対的に幸せになってしまう奇跡の人。
     顔はアレで良く警察を呼ばれる無職。でも子供に人気なので意外にご近所受けはいい。
     蟲の技能を生かして電極刺して昆虫を操作するという超発明をし、間桐家の所有会社から発売。全国的に子供の間でブームになるが
     人道的ではないと非難され会社も潰される。鬱だ。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト:時計塔に帰ってきたら家はウェイバーに乗っ取られ(ケイネス視点)ており、取り戻すべく動き出したが
                  ウェイバーが反省し頭を垂れて全てを返してきたので仕方無く許してやった。かっこいい!抱いて!
ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ:晴れてケイネスと結婚してしまったよ!でもディルムッド居るんだよねこの世界。ひとり昼ドラモード。
               そりゃあケイネス先生もランサーに暇出すよ。NTR駄目、絶対。
ウェイバー・ベルベット:イスカンダルのところに行きたいけど投げ出すわけにはいかないと苦悩するところへケイネス先生。
            休職してギリシャへ。嫁も連れて行く模様。
言峰璃正:このスレ最大の被害者。外国で子供作って10年放蕩してきたと思われ近所で白眼視されている。
     若い頃は悪の秘密結社間桐帝国と戦っていたらしい。
雨生龍之介:刑務所。

まあまだ執行されてないだけで死刑囚ということにしておいて下さい

その他

柳洞一成:いやなんつーかつかいづらいんで……
後藤劾以:モブだが名前かっこいいよね
藤村大河:前スレ参照

8話始めようとしたら録画してたのが無かったでござる
多分容量足りなくてオートで消えたんだと思う
有料放送の課金してくるからちょっと時間かかるかも

>>1にカンパしたくなるな
9話以降は大丈夫だった?

>>414
9話以降は大丈夫でした。

第8話
―山門前小次郎ハウス―

言峰「というわけで今回はアーチャーが欠席だ。既の所で逃げおおせたとは言え奴も気まずかろう」

言峰「聖職者として言わせて貰うが、当事者が既に水に流したことを責めるのは貴様の為にもならんぞ衛宮切嗣」

切嗣「聖職者という柄か?おまえが」

雁夜「そうだそうだ」

時臣「先週はうちのアーチャーがまことに申し訳ないことをした。済まない。しかし騙し騙され裏切るのも聖杯戦争のうちだ」

時臣「凛や士郎くんや桜さんも無事生き残ったのは分かっているのだし、我々は状況の推移に一々感情を動かさず冷静にいるべきだ」

言峰「師を討った私が言うのもおこがましいが、時臣師なら何があっても衛宮切嗣、おまえのように取り乱しアーチャーに当たったりはしないだろう」

時臣「うむ」

雁夜(言峰綺礼がこう言うということは、この後時臣が逆上してアーチャーを殺したくなるイベントがあるんだろうな)



荒野に立つ士郎、がしゃん、という音を見ると自らの腕から棘のような鋼の山がハリネズミのように生えている

痛みとともに叫び蹲る士郎。

士郎『ゆ、め、だよな……』


時臣「夢、英霊の記憶か?いやセイバーの記憶ではないだろうから純粋に士郎くんの深層意識ということか」

雁夜「身体が変容する深層意識というのもちょっと危ういのかもな」

切嗣「士郎……」


OP

打ち合いから小回りの利くスタイルに切り替える士郎、動じないセイバー

士郎『今日は手加減してくれたのか』バッタリ

セイバー『いいえ』

士郎『でも、昨日に比べて厳しさを感じなかったけど』

セイバー『それは、士郎の技量が上がっているからです』


雁夜「毎日の努力は実を結ぶもんなんだよ。セイバーさんの指導のたまものだな」

切嗣「どうだか」

時臣「魔術の腕には関係無いがね」

セイバー『具体的に言うと、型に無駄が無くなりました』

士郎『そうなのか・・・ただの見よう見まねだったのに』

セイバー『私ではなくアーチャーの剣筋を手本にした訳ですよねシロウは』

士郎『え?あああ、やっぱり分かるのか!?そういうの』

セイバー『当然です。もともとシロウには基本となる型がありませんでしたから』

士郎『ごめん。セイバーをないがしろにした訳じゃないんだ。昨日はずっとアイツと居たから頭にこびりついていたというか』

セイバー『謝る必要はありません。アーチャーの剣筋がシロウに合っているというのであれば、私は何も』

士郎『あのっセイバー?』

セイバー退出、士郎は立ち上がって竹刀二本で鍛錬を続ける


ランスロット「いけませんなあ王の好意を無にするようなことは。これでは円卓には迎えられませんぞ。王のマスターよ」

切嗣「士郎は円卓になんか入らないからいいんだよ」

セイバー「ランスロット、円卓を決めるのは卿ではない」


士郎『おはよ』

後藤『よぉ珍しいなぁ、遅刻なんて。藤村先生、カンカンだったでござるよ』

慎二『随分とゆっくりとお出ましじゃないか』

士郎『慎二』

慎二『なぁに調子に乗って舞い上がっちゃってるわけ……でも、来てくれてよかったよ。衛宮が来ないんじゃ面白みに欠けるからね』


切嗣「間桐君は策謀で進めるタイプだと思ってたけど、今日やりますなんて顔で会話するようじゃ聖杯戦争に向いていないようだね」

慎二「うっさいなあ。僕は正々堂々がモットーだからさ。遠回しに衛宮に警告してるんだよ」

雁夜「間桐家は基本的にこういうタイプなんだよ。慎二くんはまだ若いんだし長い目で見てやって欲しい」

言峰「いや、間桐には変わらずこのままで居て欲しいと切に願うとも」ニヤニヤ

士郎『どうした?食堂に行かないのか?』

後藤『行きたいのは山々なんだが・・・ほれ、見てみるがよい』

イライラした凛が廊下で待っている。


雁夜「ま、まさかこれは伝説の「他クラスの恋人と待ち合わせて一緒に昼食」イベント!そしてその上位版「それをクラスメイトに見せつける」か!」

雁夜「男なら誰でも憧れるシチュエーション!士郎くん!ちょっとうらやましすぎるよ!」

士郎「いえ、そんな嬉し恥ずかしいものでは無いんですが……」

切嗣「ふふふ、これが衛宮の血が成せるかっこいい男のスキルなのさ」

アイリ(ドヤ顔で士郎君を自慢する切嗣もかわいいわ)

セイバー「切嗣、言ってて恥ずかしくないのですか?そもそもシロウとは血が繋がっていないでしょう」

切嗣(空気読めよ)


後藤『間違いござらん。さりげなく、しかし大胆に我らが教室を覗いておる。待ち人来たらず、というより、待ち人気づかずという所』

後藤『こう誕生日にこっそりプレゼントを仕掛けておいたのに、送られたヤツは一年経っても気づかないでもうブチ切れ寸前

後藤『といった所であろう』


凛、士郎に気付き手招きする。士郎ジェスチャーで自分かと問い、周囲は驚愕。



時臣「こ、これでは学校中の噂になってしまう!凛に悪い虫が!悪い噂が!」

切嗣「おい、それは僕に喧嘩を売っているのか?もう一度士郎を悪い虫呼ばわりしたらぶち殺すぞ」ジャキン


凛、観衆注目の中で士郎とともに屋上へ向かう

士郎『遠坂、どこに行くんだよ』

凛『お昼なんだから、昼食をとりにいくに決まってるでしょ』

士郎『そっか、じゃあいい場所を探してくれ。俺は生徒会室で食うから』

凛『ちょっ……待ちなさい!』

士郎『何だよ、昼飯代忘れたのか?なんなら俺の弁当分けてやっても』

凛『んなワケないでしょう、このあんぽんたん!』


時臣「あんぽんたんは無いだろう凛」

雁夜「そこつっこんじゃうんだ。学校の子たちもスルーしてたのに」

切嗣「優雅()とか言ってるヒゲのおっさんにはそんなデリカシーは無いだろうさ」

凛(帰りたい)

桜「このこと、一年のほうまで噂になってましたよ。遠坂先輩が言い寄ってたって」ギロリ

凛「」


屋上に出る凛と士郎。手をつないでいる。


桜(あんなに自然に手をつなぐなんて……っ!)ギリギリ

今晩はここまでで
8話後半は明日やります
エルメロイII世の事件簿と氷室の天地やっと読んだので多少ネタの補充ができました。まだなんとか戦えそうです
おやすみなさい

屋上に座る凛。ジェスチャーで隣りに座れと指示。


凛『そっちじゃ、風に当たるじゃない』

並んで仲良く昼食。


凛『ごめん』

凛『だから昨日のこと。アーチャーには令呪使っておいたから。協力関係にある限り、絶対衛宮君を襲うなって』

凛『そんなんで今更許され無いと思うけど、ごめん』


時臣「くっ……アーチャーのせいで凛が沈んでしまっているではないか。悪いのはあいつだろう」

切嗣「なんだっけ?時臣師ならアーチャーにあたったりしないんだっけ?」

言峰「師よ、あまり私に恥をかかせないでほしいですな」

士郎『それは遠坂が謝る事じゃ無いだろ』

凛『けど、昨日のことはあいつに自由行動させた私の責任よ』

士郎『わかった。遠坂がそう言うんなら、そういう事にする』

士郎『俺だって悪かった所もあったし、そもそもあいつがいなかったら。ほら、あいこってことで』

凛「うん……」


雁夜「士郎君は寛容で器が大きいなあ。これは女の子が放っておけないわけだ」

切嗣「わかっているじゃないか間桐雁夜。士郎は本当に良い子なんだよ」

士郎「やめてくれよじいさん」

桜「くすくすくす」

言峰「先ほどから思っていたのだが」

切嗣「?」

言峰「間桐雁夜。よもや衛宮士郎に自分を重ねているのではあるまいな」

雁夜「そ、そんなことは」

言峰「おまえは全てが空回りした男だが、それは自らの選択によって成された結果だ」

言峰「自分は悪くない。お前を謀った私が悪い。間桐桜を養子に出した時臣師が悪い。当主の間桐臓硯が悪い」

言峰「自分は運が悪かっただけだ。運が良ければ衛宮士郎のようになれたなどと言うのは」

言峰「おまえの思い上がりだ。おまえは何も成せなかった成せるはずも無かっただけのことだ」

雁夜「っ――――――!」

>>445修正
士郎『それは遠坂が謝る事じゃ無いだろ』

凛『けど、昨日のことはあいつに自由行動させた私の責任よ』

士郎『わかった。遠坂がそう言うんなら、そういう事にする』

士郎『俺だって悪かった所もあったし、そもそもあいつがいなかったら。ほら、あいこってことで』

凛『うん……』


雁夜「士郎君は寛容で器が大きいなあ。これは女の子が放っておけないわけだ」

切嗣「わかっているじゃないか間桐雁夜。士郎は本当に良い子なんだよ」

士郎「やめてくれよじいさん」

桜「くすくすくす」

言峰「先ほどから思っていたのだが」

切嗣「?」

言峰「間桐雁夜。よもや衛宮士郎に自分を重ねているのではあるまいな」

雁夜「そ、そんなことは」

言峰「おまえは全てが空回りした男だが、それは自らの選択によって成された結果だ」

言峰「自分は悪くない。お前を謀った私が悪い。間桐桜を養子に出した時臣師が悪い。当主の間桐臓硯が悪い」

言峰「自分は運が悪かっただけだ。運が良ければ衛宮士郎のようになれたなどと言うのは」

言峰「おまえの思い上がりだ。おまえは何も成せなかった成せるはずも無かっただけのことだ」

雁夜「っ――――――!」

ランサー「言峰、そこまでにしておけ」

凛「自らの無念を誰かに託すのは自然な感情よ。いちいちあんたの悪趣味な切開の対象にしないで」

切嗣「……」

時臣「凛、綺礼はずっとこうなのかね?」

凛「お父様が亡くなってからはずっとこんな感じでした」

時臣「こんなのをおまえの……すまなかった。凛。私が軽率だったよ、苦労したろうな」

凛「いえ、こんなのでも神父としては完璧に働いていましたので」

桜「雁夜おじさん、元気出して下さい」

雁夜「やだね、疲れたね、もともと俺は陰湿な性格なんだね。正しい間桐の血を引いているんだね」

雁夜「臓硯も鶴野も俺も、こーゆー風に端っこで悩んでるのがお似合いなのね」

慎二「あ、なんかおじさんが僕の叔父だって改めて親近感わいた」

桜(間桐の男の人ってみんなめんどくさいなあ)

士郎『やばっ昼休み終わっちまった』

凛『少し付き合いなさいよ。授業の一つくらいサボっても平気でしょ?』


時臣「凛……」

切嗣「士郎……」

凛「まさか授業サボるのが親に知られるなんて思わなかったわ」

士郎「ああ。この世の不条理を感じる。聖杯に恨み言を言いたい気分だ」



凛『どうして強化の魔術に拘るわけ?』

士郎『いろいろと試したけど、強化ぐらいしか出来なかったんだよ』

凛『私は、簡単な力の蓄積、流動変化。色々な物に魔力を転換して保存しておけるの』

士郎『バラしていいのか』

凛『私だけ隠しているのはフェアじゃないから。この前見せたけど、これが私の魔術刻印。遠坂の家に伝わるのは転換の技法なの』


時臣「凛……」

凛「で、でももう士郎は私の身内みたいなものですからっ!」

士郎『知ってたか間桐が魔術師の家系だって』

凛『ええ。けど今はもう魔術師としての血脈は無いって父さんが言ってた』

士郎『ちょっと待った、慎二がマスターだって知ってたのか』

凛『あははは、ごめんごめん、私も今朝知ったのよ。慎二がマスターになる訳ないって高を括ってたから』


切嗣「ちょっと余裕持ちすぎだな。有能な人間は得てして足下が疎かになる」

凛「おっしゃるとおりでした」

時臣「ま、まあ遠坂は代々こういうものなのだ」



凛『とにかくっ私たちの敵は学校に潜んでいるマスターよ。今はそっちを優先しましょう』

士郎『じゃあ学校には四人のマスターがいるってことか』


雁夜「あれっ慎二くんに士郎くんに凛ちゃんだろ?まだ居るのか?」

時臣「こうも学校が主戦場になるようならちょっと通常の聖杯戦争とは様相が違ってくるな」

切嗣「やっぱり学校が邪魔だな。何かしらの手で休校にさせた方が良かったんじゃないか」

時臣「それも一つの手ではあるな」

言峰「おまえがやったように爆破でもさせるつもりかね」

切嗣「そうは言っていない」(士郎の前で僕のことを喋るんじゃない!)

凛『慎二にはマスターとしての力もないしね。大人しくしているなら見逃してあげるって忠告しておいたから邪魔はしてこないでしょ』

士郎『遠坂。ちょっと……今の話を詳しく聞かせてくれ』

凛『慎二の方から話しかけてきたのよ。僕もマスターになったから二人で手を組まないかって。当然断ったんだけど』

凛『しつこく食い下がってくるんだもの。だから、つい私には衛宮くんがいるから間桐くんはいらないわ!て言っちゃった』

士郎『それであいつ、おかしかったのか……』


時臣「……」

切嗣「……」

雁夜「……」

桜「姉さん……」

凛「えっ私が悪いの?」

慎二「いや、なんか言えよおっさんども!僕だってなあ……」

皆に肩を叩かれる慎二

慎二「やめろよ!泣きたくなるだろ!えぐっえぐっ」

ライダー「慎二、振られたときくらいは泣いてもいいのですよ」

ランサー「まあお前じゃ釣りあわねえから仕方ねえ。だが女なんて星の数ほど居る。また頑張れや」ポンポン

アサシン「おぬしは魔女の類いより優しき撫子を探した方が良い。これも天の導きよ」

ランスロット「私が見るに士郎殿と凛殿がおつきあいなさっている模様。割り込んで愛を囁くこと自体間違っていたのではないでしょうか」

慎二「人類史上一有名な不倫野郎に言われたくないよ!」


士郎『で、遠坂はどうするんだ?』

凛『えっ?』

士郎『確かに慎二は魔術師じゃない。けどあの結界は慎二の張ったものだ。おまえ、気づいていなかったのか?』


時臣「凛……」

凛「あはは……」



凛『まずい。下手したら慎二のやつ!』


どん、という衝撃音とともに発動する結界。



雁夜「あ、なんかBGMが火曜サスペンス劇場っぽい!」

時臣「目玉、目玉か。ライダーが魔眼の持ち主ということからしてライダーの宝具か。これほど強固な物となると魔術ではあるまい」

ライダー「この時は一応死人が出ない程度の出力でした」

セイバー「本気ならばその限りでは無いということですか」


士郎『なんだこれ……』

凛『体内で魔力を生成しつづけるのよ……衛宮くん!

士郎『桜は?!』

桜の教室へ急ぐ士郎


桜「先輩……」


士郎『息はある。まだ間に合わない訳じゃない。 とにかく、慎二を探して結界を解かないと』


時臣「こういうときの士郎くんは胆力があるな」

雁夜「いや、こいつはPTSD……か」

切嗣「士郎……やっぱり10年前の大火が……」



凛『衛宮くん!』

竜牙兵が床から浮き出し、凛に向けて突進。それを扉で押さえるように士郎が押しつけて強化モップでなぎ払う。

竜牙兵が体制を整えたところえお凛のガンドで撃ち抜く。


時臣「これだけの竜牙兵を……キャスター」

切嗣「ライダーの宝具に合わせてきたことを考えるとキャスターのマスターを守るために使っていると考えるべきか」


士郎『セイバーを呼ぶ。遠坂は昨日令呪を使ったんだろ。なら今度は俺の番だ』

凛『衛宮くん』

士郎『頼む、来てくれセイバー!』

セイバー召喚竜牙兵相手に縦横無尽の活躍。


ランスロット「ハァハァ、できれば普段の生活着のままでの戦闘などもみたいです王よ」

セイバー「口を閉じろランスロット」



セイバー『召喚に応じ参上しました。マスター、状況は?』

士郎『見ての通りだ。サーヴァントに結界を張られた。直ぐにこいつを消去したい』

凛『アーチャー、聞える?』

セイバー『このフロアにサーヴァントの気配を感じます』

凛『うそ!ここに?』

セイバー『凛?』

凛『セイバーの感知なら確かだろうけど、結界の起点は一階から感じられる』

士郎『サーヴァントはこの階にいるのに結界を張っているのは一階?』


雁夜「どういうことだ?」

ランサー「無難に考えて学校にはキャスターとライダー二人のサーヴァントがこの時居たということか?」

ちょっと半端なところですが切ります
続きは明日に
おやすみなさい


慎二『いいね、いいねえ!優れたマスターってのはこうでなくっちゃ』

慎二『あとで、しなびた衛宮でも見に行ってやるか。どうした?ライダー』

ガシャン

慎二『おい、何でだよ?何でおまえ、動けて。おい、来るなよ!来るなって言ってんだろう!!』

慎二『ひっ……ライダー!』

時臣「これは、姿が見えないな。キャスターなのか」

切嗣「しかし間桐慎二くんが顔を知っている人物のようだぞ」

雁夜「ならマスターがキャスターを連れてやってきたというところかな。どうなんだい慎二くん」

慎二「馬鹿だね。映画やなにやらでも犯人の顔を隠すということはまだ正体を明かさないほうが面白いということだろ。秘密だよ」

時臣「犯人という言い様からするとここでやられるんだな」



セイバーパート。竜牙兵を一掃し、ライダーを倒すがキャスターの幻影だった。

時臣「一撃で倒したとはいえ、キャスターに頬をなでられるなど、不用心が過ぎるのではないか?」

切嗣「だから言ったろ、こいつは使えないサーヴァントなんだよ」

ランスロット「王の前マスターよ。王は何も言わずとも勝手に傷ついて落ち込むのが良いのです。あからさまな追い打ちは止めて下さい」

セイバー「」

士郎『慎二!』

慎二を発見、背中に蹴りを入れる凛。

凛『言い訳はきかないわよ。アンタがやった事の代償はどんな事をしても払わせてやる!』

慎二『ち、違う、違う違う!僕じゃない、僕じゃない、僕じゃない!』

凛『僕じゃない?いいから今すぐ結界を解きなさい。解かないっていうんなら、その顔吹っ飛ばしてでも』

慎二『違う僕じゃない!僕じゃないんだ殺したのは!』

凛、慎二を踏みつけて髪の毛を毟る


時臣「凛、どんな相手でも一応髪の毛はやめてあげなさい」

雁夜「なんだ抜け毛でも気になるのか時臣。間桐秘伝の増毛蟲でもやろうか?」

切嗣「なに?そんなものあるのか?」

雁夜「冗談さ。だいたいウチの臓硯もハゲだし」

時臣「なんだ、冗談か。悪趣味な……」ギリッ

士郎『遠坂。あそこ……』

凛『死んでる……』

磔にされたように壁にめり込んだライダー。折れた頚がぐるりと回る。


雁夜「えっ」

時臣「えっ」

雁夜「ライダーさん……」

ライダー「すみません活躍も無しに退場してしまいました。私としても非常に不本意だったのですが……」

時臣「いやいやマスターを守って破れたのですし、貴方は真っ当だと思いますよ」

セイバー「ええ。マスターを守った貴方は立派だ」

アサシン「もし私が山門にしばられていなければここでライダーと戦うのは私の役目だったろうに」

慎二「くそっこのクソ大女が図体デカイくせにあっさりやられるのが悪いんだ!僕のサーヴァントだけ弱いなんて不公平だろ!このグズっ」

雁夜「慎二くん……」

時臣(こんなのが長男というのは同情するが、桜の身内にこんなのが居て桜は大丈夫なんだろうか)

ボキッ←頚を締めた

ライダー「失礼しました。今後も慎二から暴言が飛び出すと思いますが、私が黙らせるので許してやって下さい」

時臣「あ、ああ」

士郎「慎二ーっ!しっかりしろー!遠坂、治癒を頼む!」

凛「えっ。嫌」

凛『どうやら、サーヴァントを見殺しにして生き残ったみたいだけど相手の顔を見たんなら、次はアンタの番よ』

慎二『そ、そんなこと、あるもんか。僕にはサーヴァントはいないんだ!』

慎二『マスターじゃないんだから。狙われるのはお前たちだけだろ!』

凛『そうね、アンタにまだ令呪が残っていようと、害はないもの。羽虫じゃ人は殺せないし』

慎二『は、羽虫?僕が、羽虫?』

凛『害虫に喩えなかっただけでも有り難く思いなさい』


雁夜「し、辛辣だなあ。こういう場合はもうちょっと穏当にして貰えないかな」

凛「雁夜おじさんには申し訳ありませんけど、間桐くん割とメンタル強いからはっきり言ってやらないと都合良く忘れてしまうんですよね」

凛「勘違いされたまま何年もつきまとわれたくないですし」

雁夜「ははは、そ、そうだよね」ギクッ

時臣「まったくだ。今流行りのストーカーなんぞになられても困る」

ランスロット「つきまとうとか勘違いとかストーカーとかまるで雁夜みたいですね」

セイバー「いや、卿のような者のことだと思うぞ駄目スロット」

切嗣「そっちは似たもの主従で結構なことだな、間桐雁夜」



時臣「まあ相性の良いというか性根の似たものを呼び出す場合もあるらしいしな」

切嗣「僕の時は全然あてはまらなかったな」

雁夜(ランスロットと似たもの同士→ランスロットは騎士の中の騎士→俺も騎士の中の騎士。あれ、やっぱり俺イケてる!)



凛『さあアンタのサーヴァントを仕留めたのはどんなサーヴァントだったのよ!?』

慎二『知るもんか間抜け!怯えるのはお前たちの方だぞ。次にあいつに狙われるのはお前たちなんだからな!』スタコラサッサ


時臣「間桐の者は逃げ足だけは速いな」

雁夜「ぬぐぐ」

時臣「しかし間桐慎二を逃がして良かったのか?なにがあるかわからないのが聖杯戦争だ。とどめとは言わないが、拘束くらいは……」

切嗣「それは我々大人の場合だ。僕なら射殺しているだろうけど、躊躇せずにここで殺せるような娘になってほしいのか?」

時臣「んんっ?うーん、しかし魔術師としては、いやしかし」

切嗣「親としてはこれで良かったんだと思うよ」



士郎『大丈夫だ、遠坂。皆、まだ息はある』

凛『えっ?息があるって……』

士郎『ああ、皆ちゃんと生きてる。後は助けを呼ぶだけだ』

倒れた生徒を運ぶセイバー


切嗣「昼間の戦闘はやっぱり良くないな。これ倒れているとは言え記憶操作しないと、セイバーの鎧姿とか覚えている生徒も居るんじゃないか?」

言峰「ああ。だから学校の隠蔽は面倒が多いのだ」

切嗣「まあこいつの仕事になるならいいか」

時臣「そうだな」

雁夜「同感」

言峰「……」

士郎『相手はキャスターだったのか』

セイバー『はい。使い魔たちを操っていたのはキャスターの影に過ぎませんでした

士郎『そっかキャスター本人は柳洞寺から動いていないんだな。あいつのことだ、慎二を上手く使ってライダーを罠に嵌めたのかも』


キャスター「まったく酷い邪推よね」シュン

士郎「うわああいつの間に!」

時臣「瞬間移動!驚きましたな」

切嗣「あ、どうもいつも家内がお世話になってます」ペコリ

キャスター「いえ、奥様にお世話になってるのは私の方ですもの。私も聖杯戦争中はそちらの坊ややお嬢さんたちに色々酷いこともしましたし」

キャスター「あまり状況が悪くなっていないうちにご挨拶しておこうかと」

士郎「いや、すまんキャスター。この時は慎二が勝手に暴走しただけだった」

キャスター「まあこの少し前にやりあったばかりですものね、この時は。疑われるのも仕方無いと思っておきましょう」

士郎「そう言って貰えると助かる」

アサシン「いや、それこそ疑われるのは日頃の行いゆえにな。そこな女狐が行状を改めるべきであろう」

キャスター「黙りなさい」ロッコツバキバキ

キャスター「アサシン、貴方こそ掃除もさぼってばかりで、この小屋が出来てから炬燵でテレビを見るだけの生活でしょう」

キャスター「あまりに行状を改めないのであれば、この小屋を撤去します」

アサシン「ま、まて。掃除ぐらいはしよう。炬燵とテレビだけはなにとぞ……っ!」

ランサー「立場弱っ」




セイバー『ライダーは騙し討たれた、と言うわけですね』

士郎『くそっ、けどどうあれ、キャスターのマスターが学校にいるって事はわかったな』

士郎『なあ』

士郎を見つめる凛

士郎『遠坂、言いたい事があるなら言えって』

凛『衛宮くん、冷静なのね。意外だった』

士郎『冷静じゃないぞ。怒りで我を忘れていただろ』

凛『それでも皆の傷を把握してたじゃない。私には出来なかったけど』

士郎『別に大した事じゃない。死体は見慣れてる』

凛『え?見慣れてる?』


切嗣「第四次の災害、あれなんだな、士郎」

士郎「ああ」

切嗣「士郎には言わずに死んで済まなかった。あれは僕らの咎だ」

士郎「やめてくれよ、じいさん。俺たちももう自分なりに答えを出したんだ」


ED


ランサー「今週はあまり派手なことは無かったな。ちょっと刺激不足だぜ」

ランサー「しかし意外だったのは、テレビじゃなくてキャスターが出てきたことか」

小ギル「キャスターはあまりこの集まりを良く思ってはいないと思ってました。ボクも意外です」

キャスター「それはこんな目と鼻の先で集まられたら良い気分はしません。でも今後この街で暮らすのですもの」

キャスター「ご挨拶ひとつしないようでは主人ともども礼節を疑われかねません!」

ランサー「あんたはそういう真面目なところが人品卑しからぬというか生まれがいいんだろうよ」

アサシン「そういうお前は生まれはいいのに生まれが良く見えぬなランサー」

ランサー「へっ。まあ俺は俺だからな」

ランサー「そういやようギルガメッシュ、この場所に集まってるのはお前が集めたからだが、バゼット達は呼ばねえのか?」

小ギル「バゼット?誰でしたっけそれ」

言峰「ああ。ギルガメッシュは知らないだろうな。そうか、そう言えばそんな奴も居た」ニヤニヤ

すんません後30行くらいなんですが詰まったんで寝ます
明日は忙しいので多分来れません
おやすみなさい

四話のところですね
反応書きづらかったのとさっさと先に進めたかったのでスルーしました

小ギル「それじゃあそのバゼットさん次は呼びましょうか?」

ランサー「いや、言峰の顔を見たらやめたほうが良いような気がしてきた。このままでいい」

カレン「それは押すなよ、絶対押すなよという意味でしょうか?」

ランサー「よくわからんが呼ばなくていいぞ」

言峰「わかった」ウムウム


時臣「しかしキャスター殿の魔術は素晴らしいですな。時代の下った魔術師の我々にはいささか眩しすぎる」

雁夜「まあ魔術師らしいのは時臣だけですけどね」

キャスター「そんなことありませんわ。現代の魔術師にも苦戦しましたもの。特にアーチャーのマスターのお嬢さんには」

キャスター(まさか鉄拳を奥の手にするような野蛮人とは思わなかったわ)

雁夜「そうなのか。さすが凛ちゃんだなあ」

時臣「そうですか。私が教えたのは初歩だけでしたから」

凛「なんか皮肉言われてる?」

時臣「失礼だぞ、凛」

時臣(キャスターのような大魔術師に評価されるとは。そうか、凛も頑張って立派になったんだなあ)ホロリ

キャスター(この男がこの猿のような野蛮な娘に育てたのね(白目))

キャスター「意外ですわね。見るところ鍛えているようですが、遠坂さんのような真っ当な魔術師でも昔は身体をお鍛えに?」

時臣「ええ。ウチには大師父や祖先が残した礼装があるのですが、宝石を使った接近戦の秘技が伝えられてましてね、つい若気の至りで」

キャスター(やはりあの野蛮な女魔術師?の家系だわ。なんて恐ろしい家なのかしら!あまり近づきたくないわね)ブルブル

キャスター(それに比べると坊やの父親と桜さんの叔父は未熟だけどまともで付き合いやすいわね)

キャスター「では次は主人共々、皆さんのお宅へ改めてご挨拶に伺わせていただきます」

以上で昨日終わりそこねた8話終了です
明日から9話やります

第九話

小ギル「というわけで時計塔をクビになったバゼット・フラガ・マクレミッツさんとアヴェンジャー、アンリ・マユさんををお呼びしましたー」

ランサー「だから呼ぶなっつたろーが!」

小ギル「しかし前から思ってたんですが」

ランサー「なんだ」

小ギル「みんな満遍なく軽い重いに関わらず都合良く願いが叶っている割りには、無職の人は無職のままで就職できてませんよね」

セイバー「それ以上はいけません!」

小ギル「どういう基準で願いが落とされているのかはわかりませんが、無職の人は単にみんな好きで無職なんじゃないですかね」

言峰「そうか。確かに頷ける部分もある。勤労を否定するとは見下げ果てた連中だな」

切嗣「サーヴァントでも働いているのにな。有事には戦うから普段は働きたく無いというメンタル自体どうなんだろうなセイバー」

セイバー「ぬぐっ。し、しかしランサー、ライダーはともかくキャスター、アーチャー、バーサーカー、アサシン、ギルガメッシュ」

セイバー「そして間桐に居るもう一人のアサシンも無職では無いですか!」

小ギル「ややこしいので、もう一人のアサシンはハサンと呼んでください」

ランスロット「ご安心召されよ!私も無職です我が王!」

キャスター「主婦を無職呼ばわりすると後で恐ろしいことになるわよセイバー」ギロリ

切嗣「それとバーサーカーはスポーツジムを経営している。彼はご近所の評判も良く、地域貢献も欠かさない」

切嗣「ちょっと英雄という色眼鏡で見ていた自分を反省するくらいだ」

セイバー「ガーン」(馬鹿な、切嗣に認められる……だと?)

バーサーカー「■■■■■■■■」

イリヤ「ねー!」

小ギル「ボクは今子供なので働けと言われても困るのですが、一応資本はそれなりに動かしていますので勘弁してください」

言峰「一応は会社経営者と言ってもいいのだろうがな」

アーチャー「誤解があるようだが、私はバーサーカーのジムでインストラクターをやっている」

小ギル「あとアーチャーさんにはボクの少年サッカーチームの監督もしていただいてます」

慎二「それとさあ。うちのハサンはジジイの介護やってるんだぜ。叔父さんもジジイの会社でなんかやってるから無職じゃないよ」

小ギル「なお間桐雁夜さんは間桐の会社が潰れたのでまた無職です。それで今日は雁夜さんは欠席です。数少ない常識人が減って残念ですね」

ランサー「つまり働いてないのはセイバーと前のバーサーカーと、バゼットか」

バゼット「う、うぐっ」

カレン「あら奇遇ね。全員イギリス人じゃない」

セイバー「偶然です!不当にブリテンを批判するのは止めていただきたい!」

言峰「まあ待て。衛宮切嗣と我が師遠坂時臣も働いていない成人男子だ。セイバーたちだけを責めるのはどうだろうか」

セイバー「言峰……!」パアッ

バゼット「それはともかく、少しよろしいでしょうか」

小ギル「はい?」

ぶぉん、という音とともに一瞬でキャスターとの間合いを詰め、殴りかかるバゼット。

キャスターは瞬時に障壁を貼り間合いを離そうとする。

キャスター「ちょっと、なんのつもり?互いに不必要な争いは避けるということで合意したのではなくって?」

バゼット「キャスター。先ほど貴方は時計塔より封印指定を受けました。私も既に失職した身、本来は関知しないのですが」

バゼット「職が決まるまでの身分保障、当座の生活費、そして日本での職探しへの協力を報酬に古巣から依頼を受けたのです」

アヴェンジャー「ゲラゲラゲラ」

ランサー「な、なさけねえ。大概にしとけ」ガシッ

組み伏せられるバゼット。一先ず場が鎮まる。

ランサー「すまねえキャスター。こんなのでも一応前のマスターだ。俺の顔を立てて許してやってはくれねえか」

キャスター「まあ被害は受けてないけど、愉快ではないわね」

キャスター「それにしても魔術師に殴られることを想定して障壁を自動展開するようにしておいて良かったわ」

凛「なんでこっち見るのよ。それでバゼットが狂犬みたいなのは今日に始まったことじゃないけど、封印指定ってなにやったのよ貴方」

キャスター「知らないわよ。そこの狂犬女に聞くのが早いのではなくって?」

時臣「ウチの土地の英霊が封印指定……」キリキリ←胃が痛む

言峰「うむ。さあ説明するがいいバゼット・フラガ・マクレミッツ」

バゼット「それはキャスターが怪しげな書物頒布会において配った本が禁書指定されたからです!」

ランサー「禁書?」

アイリ「えっまさか」(私が出したあの本かしら?)

キャスター「別に魔術の本は出してないわよ」

時臣「ほっ」

キャスター「セイバーをモデルにして撮影した衣装カタログと、あとはガーデニングの本くらいよ」

ランスロット「やはり王の写真集など民草には過ぎたものだったのだ……!」

セイバー「殴りますよ駄目スロット」

凛「じゃあガーデニングの本じゃないの?」

キャスター「そんなこと言ってもハーブとか……」

時臣「それだ!」

キャスター「別にへんなものは混ぜてないわよ観賞用が殆どだし」

士郎「あ、俺持ってるぞその本。ウチの庭もそれ参考にしてるんだ」

時臣「すまないがその本あとで貸してくれないか士郎くん」

士郎「ええ、それでしたら後で遠坂に渡しておきます」

時臣「ありがとう」

小ギル「まあ封印指定とやらの話は今どうこうできませんので遠坂家のほうから問い合わせるということでどうでしょうか」

凛「ええ。そうね」

時臣「時計塔の難癖ということもありえます。とりあえずミス・マクレミッツには依頼とやらは断念して貰って」

バゼット「そ、それでは困……」

キャスター「それとここで消し炭になるのとどちらがお望みかしら?」

アサシン「女狐が人付き合いを気にしている時のほうが珍しいのだ。寛容なうちに妥協しておくがいいぞ魔術師」

バゼット「しかし……」

ランサー「しつこい。お前も俺の顔を潰すつもりか?」

バゼット「……わかりました」

小ギル「やれやれ。これで一件落着ですかね。ホストのボクとしては面倒ごとになっていい迷惑ですよ」

ランサー「いやだからバゼット呼ばなくていいと言ったのに呼ぶからこんなことにな」

バゼット「ランサー!あなたが私を呼ばなくて良いとはどういうことですか!」

ランサー「あーめんどくせー」

小ギル「とんだトラブルでしたが、悪い話ばかりでもアレなのでボクから良いサプライズを」

アーチャー「この壊滅的な雰囲気をどうにか出来る、そんなものがあるのか?」

小ギル「今日の特別ゲスト、というか今後来て貰うようお願いしました方がいます」

切嗣「どうせ碌な相手では無いだろう」

言峰「その通りだ衛宮切嗣」

小ギル「前回の聖杯戦争でぐだぐだだったサーヴァントナンバーワン!ランサー、ディルムッドオディナさんです!」

切嗣「げっ」

小ギル「今回はキャスターさんのご協力を得て、のろいのほくろを無効化する特殊絆創膏を開発いたしました!ご婦人方もご安心!」

ランサー「おまえ深夜の通販番組の司会みたいになってきてるぞ」

小ギル「南米で吸血種にあっさり負けて来た英霊の面汚しです!拍手で迎えてやって下さい!」

ランサー「おい」

ディルムッド「殆どの方には初めてお目に掛かる。俺はディルムッド・オディナ。前回の聖杯戦争ではランサーとして現界した」

ディルムッド「前回の遺恨はかくあれど、戦場のことであるから水に流して欲しい。俺も騎士として遺恨を持ち込まぬ事を約束しよう」

切嗣(ほっ)

ディルムッド「久しいなセイバー。出来ればお前とはまた会いたいと思っていたぞ」

士郎「むっ」

ランスロット「まて。貴様からは邪な臭いを感じる。王には近づけさせぬぞ、花嫁略奪愛の騎士よ」

キャスター「わたしこういう男好きじゃないのよねー」

セイバー「ランサーは高潔な騎士でした。私が保証します」

ディルムッド「セイバー……」

士郎「むっ」

桜「セイバーさん脱落、っと」

慎二「なんか僕とキャラが被っているような気がする……」

桜「兄さん、気のせいです」

ランサー「よう。おめえ相当やるらしいじゃねえか。この後、どうだ?」

ディルムッド「勿論です、光の皇子よ。本日はそれを楽しみにまいりました。失礼ながら勝つのは俺ですが」

ランサー「ぬかせ」

アイリ「ムフームフー。舞弥さん!」

舞弥「マダム、ばっちり録画しております」

士郎『裏口から出よう』

セイバー『シロウ!』

何かに気付いたセイバー。一歩前に出て士郎と凛を庇う。

アーチャー「セイバーが居るとは驚いたな」

士郎「……おまえ」

OP

ディルムッド「ほうこれがその謎のテレビ番組で、此度の聖杯戦争の顛末が劇として演出されたものなのか」

士郎「しかし俺たちばかり見られるのは不公平だ。第四次聖杯戦争のほうをやってくれてもいいじゃないか」

凛「そうよね」

切嗣「ゴホンゴホン!まあ昔のことはいいじゃないか」

セイバー「切嗣の言う通りです」

切嗣「気が合うなあ、セイバー!」

士郎「嘘つくなよじいさん」

セイバー「そんなことはありませんシロウ、切嗣と私は昔から仲良しでした」

時臣「我々の時は敵と直ぐ遭遇し、即正体を明かし正々堂々死力を尽くした聖杯戦争だったが、見ても特に面白くはないと思う」ダラダラ

ディルムッド「う、うむ」

言峰「ものは言い様ですなあ。しかし我々の時は衛宮士郎が見た第五次聖杯戦争よりも初期段階からサーヴァント直接対決がおこり」

言峰「真名も秘匿されない、身も蓋も無い聖杯戦争だったのは私が認めよう」

マジカルルビー「そんな士郎さんにお薦めなのがこの『Fate/Zero』 Blu-ray Disc BoxI&II!」

マジカルルビー「『Fate/stay night』では断片的に語られるのみだった、10年前に起こった「第四次聖杯戦争」の真実!」

マジカルルビー「士郎の養父が、凛の父が、そして若き日の言峰綺礼が繰り広げた戦いの真相が、いま明らかになる!」

マジカルルビー「大師父(クソジジイ)が並行世界から持ち込んだ嬉し恥ずかしの一品です!どうですか!」

切嗣・時臣「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

時臣「誰だこのステッキを持ってきたのは!」

慎二「まじかよ。HDDVDが規格争い勝つんじゃないのかよ!」

士郎「勘弁してくれ。こいつが薦めるということは見ないほうがいいんだろうな」

セイバー「」アイコンタクト

ランスロット「おっと手が滑った」グシャア

マジカルルビー「あああ。もったい無い……」

凛『アーチャー、あんた今頃やってきて何のつもりよ!』

アーチャー『決まっているだろう。主の異常を察して駆けつけた。もっとも遅すぎたようだがな』

凛『えーもう済んじまったわよ!あんたがノンビリしてる間に何が起きたのか、一から聞かせてやるからそこに直れって言うの!』


ディルムッド「これは今代のアーチャーがサボタージュしたと言うことか?」

アーチャー「いや、話せば長くなるが、待機命令を受けていたのでな」



アーチャー『ちっ。どうやら最悪の間で到着してしまったか』

凛『再悪も再悪よ!サーヴァントが一人脱落したって言うのに今頃現れるなんて』

アーチャー『わかったわかった。次からはいち早く駆けつけよう。で、脱落したのはどのサーヴァントだ?』

凛『消えたのはライダーのサーヴァント。状況はわからないけどキャスターにやられたのよ。恐らく』

アーチャー『ふんっ腑抜けめ、所詮口だけの女だったか』

セイバー『アーチャー。ライダーはマスターを守って死んだ。腑抜けなどと貴方が言う資格は無い』

アーチャー『腑抜けは腑抜けだろう。英雄を名乗るなら、せめて命がけで相打ちを狙えと言うのだ』

セイバー『それが出来ぬ状態だったからこそ無抵抗で破れたのでは無いか』

セイバー『その散り様を罵るとは、貴様こそ英雄を名乗る者か!』


切嗣(空気は読めてないが、おおむねアーチャーのほうが共感出来るなあ)

ディルムッド「むっ。俺はアーチャーの考えは好きにはなれぬな」

アーチャー「なあに、男に好かれても困る」


凛『アーチャー、あんた今頃やってきて何のつもりよ!』

アーチャー『決まっているだろう。主の異常を察して駆けつけた。もっとも遅すぎたようだがな』

凛『えーもう済んじまったわよ!あんたがノンビリしてる間に何が起きたのか、一から聞かせてやるからそこに直れって言うの!』


ディルムッド「これは今代のアーチャーがサボタージュしたと言うことか?」

アーチャー「いや、話せば長くなるが、待機命令を受けていたのでな」



アーチャー『ちっ。どうやら最悪の間で到着してしまったか』

凛『再悪も再悪よ!サーヴァントが一人脱落したって言うのに今頃現れるなんて』

アーチャー『わかったわかった。次からはいち早く駆けつけよう。で、脱落したのはどのサーヴァントだ?』

凛『消えたのはライダーのサーヴァント。状況はわからないけどキャスターにやられたのよ。恐らく』

アーチャー『ふんっ腑抜けめ、所詮口だけの女だったか』

セイバー『アーチャー。ライダーはマスターを守って死んだ。腑抜けなどと貴方が言う資格は無い』

アーチャー『腑抜けは腑抜けだろう。英雄を名乗るなら、せめて命がけで相打ちを狙えと言うのだ』

セイバー『それが出来ぬ状態だったからこそ無抵抗で破れたのでは無いか』

セイバー『その散り様を罵るとは、貴様こそ英雄を名乗る者か!』


切嗣(空気は読めてないが、おおむねアーチャーのほうが共感出来るなあ)

ディルムッド「むっ。俺はアーチャーの考えは好きにはなれぬな」



アーチャー『英雄であろうが無かろうがこの戦いに相応しく無い輩は、早々に消えるがいい』

セイバー『良く言った。ならば私と戦うか、アーチャー』

アーチャー『私はお前たちと戦うなと令呪を下されている。今挑まれてはライダーと同じく無抵抗で倒されるだけだが』

アーチャー『それがキミの騎士道なのか?セイバー』


小ギル「前から思ってましたけどアーチャーさんは煽りスキル高いですよね。ネット掲示板で無双できそうなくらい」

ディルムッド「しかし戦士に挑発はつきもの。口で戦いを運ぶのも間違いでは無いはず」

ランサー「こいつは目的のためには手段を選ばずってのを通り越して、どこまで不愉快にして許されるか試しているって感じだからな」

ランサー「やり込める為に意に沿わぬことでも平気で言うところなんざ言峰の親戚かと思ったぜ。絶対に味方にはしたくねえ」

アーチャー「なんのことだ?私は本音しか語らん。この時ライダーを腑抜けと言ったのも本音だ」

アーチャー「私が文句を言われたのもキミのせいだぞライダー。キミの腑抜けた死に様のおかげで私が迷惑をする」

ライダー「えい」ボキッ

士郎「アーチャーっ!しっかりしろー!遠坂、治癒を頼む!」

凛「仕方無いわねー」

ディルムッド「お、驚いたが今回のライダーはこうも美しい女性なのに一撃でアーチャーの首をへし折るくらい力が強いのだな」

ディルムッド「そのライダーが脱落するなど、一体この前の話には何があったのだ」

小ギル「それはまだこの劇中では明らかになっていないんですよー。とりあえず録画したものをお貸ししますので」

小ギル「次回までにそれを視聴してきていただければと」


凛『アーチャー。そこまでよ』

凛『私と衛宮くんの協力条件は、学校に潜むマスターを倒すまでよ?それとも何?貴方また令呪を使わせたいの?』

アーチャー『そうだな。セイバー殿があまりにも王道ゆえ、からかいに興が乗ってしまった。すまんな、セイバー』


ランスロット「」スッ

アーチャー「どうした?かつての主を侮辱されて怒ったのかね?」

ランスロット「……わかる」アクシュ

アーチャー「」

セイバー「」

凛『とにかく。キャスターを倒すならマスターを探すのが先決よ。幸か不幸か、キャスターのマスターは毎日学校に来ている』

凛『こっちからつついて警戒されるより、今はそれを続けさせた方が良いわ』

士郎『つまり誰がマスターなのか確かめた後……柳洞寺に戻る前に襲おうって腹か』

凛『そういうこと』

士郎『でも今回のような騒ぎがあったら学校に来るなんて危険な真似はしないんじゃないか?』

アーチャー『それは違う。恐らくキャスターのマスターに自由意思はあるまい』

アーチャー『あの女のことだ。マスターなど最初の一手で操り人形にしているのだろう


キャスター「ちょっと。ずいぶん根性ひん曲がった推測じゃないアーチャー」

アーチャー「今の甲斐甲斐しい若妻には申し訳ないが、この時点のキミの信用からするとこんなものだ」

アサシン「まったくだ。おぬし自己評価が高すぎるのではないか?」


凛『とにかく。私たちは引き続き学校の調査。で、キャスターのマスターを発見し次第襲撃』

士郎『まあそれが妥当な線だけど。どうやって探せばいいんだ?』

凛『それは今後の宿題。みんな疲れてるでしょ?今日はここで解散!』

士郎『ん、いや?今からでも……あ、ちょっと、遠坂……』

アーチャー『アーチャーの様子が変だって気付いてないの!?昨日の今日なのよ?まとまるものもまとまらないじゃない』


時臣「近い!顔が近い!凛!ちょっとこの男に近づきすぎじゃあないのか?!」

切嗣(やはりどうも協力関係決裂に持っていきたい意思があるな。こいつ)ジロッ

すみません>>616>>620半分ほど重複していますね。ミスです。
少々頭が回らなくなってきたので今日は終わりにします
おやすみなさい
続きは明日やります

すみません>>633の凛がアーチャーになってますね
明日訂正します

>>633修正

凛『とにかく。キャスターを倒すならマスターを探すのが先決よ。幸か不幸か、キャスターのマスターは毎日学校に来ている』

凛『こっちからつついて警戒されるより、今はそれを続けさせた方が良いわ』

士郎『つまり誰がマスターなのか確かめた後……柳洞寺に戻る前に襲おうって腹か』

凛『そういうこと』

士郎『でも今回のような騒ぎがあったら学校に来るなんて危険な真似はしないんじゃないか?』

アーチャー『それは違う。恐らくキャスターのマスターに自由意思はあるまい』

アーチャー『あの女のことだ。マスターなど最初の一手で操り人形にしているのだろう』


キャスター「ちょっと。ずいぶん根性ひん曲がった推測じゃないアーチャー」

アーチャー「今の甲斐甲斐しい若妻には申し訳ないが、この時点のキミの信用からするとこんなものだ」

アサシン「まったくだ。おぬし自己評価が高すぎるのではないか?」


凛『とにかく。私たちは引き続き学校の調査。で、キャスターのマスターを発見し次第襲撃』

士郎『まあそれが妥当な線だけど。どうやって探せばいいんだ?』

凛『それは今後の宿題。みんな疲れてるでしょ?今日はここで解散!』

士郎『ん、いや?今からでも……あ、ちょっと、遠坂……』

凛『アーチャーの様子が変だって気付いてないの!?昨日の今日なのよ?まとまるものもまとまらないじゃない』


時臣「近い!顔が近い!凛!ちょっとこの男に近づきすぎじゃあないのか?!」

切嗣(やはりどうも協力関係決裂に持っていきたい意思があるな。こいつ)ジロッ

む、無職じゃないわ!週二日働いてるよ!
ちょっと充電中なだけだよ!

凛『じゃ、また明日ね。それと今日はお疲れ様。ちょっとだけだけど貴方をマスターだって認めてあげたから』

士郎『えっ』

凛『行くわよアーチャー。帰ったら本気でさっきの不始末を追求するからね!』

アーチャー『やはりそう来たか。凛にしては口汚さが足りないと思っていた』

凛『あんたねえ……ほんっっとに一度白黒付けないと駄目なわけ?』


時臣「いかん、薄々気付いていたが親の前以外では口汚い……」

凛「あははは……」ダラダラ

カレン「まあ親が無くとも子は育つと言うではないですか」

言峰「至言ではあるな」

アーチャー「キミの娘が口汚いのは生来のものだ。諦めたまえ」

時臣「いやまてアーチャー、キミの影響では無いのか。随分と性格が捻くれてると評判のようだが」

アーチャー「いや、むしろ私の口が悪いのが凛の影響だろう」

時臣「既に完成された英霊のキミがそんなわけあるか!」

士郎(やっぱり遠坂と渡り合うためにはこうなるしかないのか……)


士郎『ええ?俺の部屋で寝る?』

セイバー『当然です。昨夜のような失態を繰り返さない為にも私はシロウの部屋で眠ります。それに文句はありませんね?』

士郎『あるよ。大ありだ』


ランサー「はっはっはっ、そりゃあこんなお子様体型でも女だからなあ、坊主には荷が重い」

ディルムッド「しかし恋人に遠慮してセイバーを遠ざけているのだから誠実と言うべきではないか」ウムウム

桜「で、でも先輩もやっぱり男の人ですから、良くないです!」

ディルムッド「おっ。こちらのお嬢さんもとは、なかなか見所があるのだな少年」

ランサー「ま、女にモテるのも英雄の条件だ」

ランスロット「私も王の近くで眠りたいです」


セイバー『元はと言えば、あれほど離れた場所からの遠隔催眠にかかる貴方が悪い!』

セイバー『私でも、キャスターの魔術からシロウを守ることは出来ないのですから、せめて同じ部屋にいるのが当然でしょう』


時臣「たしかにキャスター殿の技量ならばその程度は」

キャスター「そうね。セイバーは正しかったと思うわよ」


士郎『あ、いやあそれは全く持って正論だけれども、ほら、今夜は……』

どん、と茶飲み一つで士郎を黙らせるセイバー。

士郎『わかった、セイバーには直ぐ近くで眠って貰うよ』

セイバー『ええ。マスターとして当然の選択です』


切嗣(ずいぶんと態度がでかいじゃないか騎士王さん)

ランサー「坊主もバシっといってやれよ。マスターだろう?」

士郎「セイバーはこれで怒ると怖いんだ。とてもとても。まあしっかり怒ってくれるのがセイバーの良いところだし」

ランスロット「……わかる」アクシュ

ちょっと慎二の教会の所で詰まったので今日は諦めます
お休みなさい

夜中に息を切らせながら走って教会に辿り着く慎二

言峰『戦いが始まって三日。ここに足を運んだのはキミが初めてだ。では戦いを放棄するのか少年』

慎二『当たり前だ!ボクに死ねって言うのか?サーヴァントがいないんじゃ殺しようがないし』

慎二『マスターなんてやってられない!僕は普通の人間なんだ!いわば被害者側だろ!』

慎二『そういうのを狙ってさ一方的に殺すなんて不公平じゃないか!』

言峰『ふっ』

慎二『なんだよ!なんか文句あるのかよ!』

言峰『まさか。キミは今回一人目の放棄者であり。我が教会始まって以来の使用者だ。丁重にしてもてなそう』


士郎「前回の聖杯戦争では教会に駆け込んだ脱落者はいなかったのか。あれっ?言峰、おまえ敗退して保護されたとか言ってたような」

凛「士郎、こいつ金ぴかと契約してたんだから嘘だったんでしょ」

時臣「ああ。そもそも敗退はポーズだったが」

切嗣「誰かさんが教会の璃正神父とグルだったんだ。璃正神父も言峰綺礼がサーヴァントを失っていないのに失ったとして保護した」

言峰「さもなくば私を殺していたとでも息子の前で言うのかね衛宮切嗣」

切嗣「ああ。おまえに関しては取り繕う必要を感じないな」

凛「璃正さんって人格者だと思ってたけど、結構狸だったのねえ」

言峰「父が不正をしたのは我が師に頼まれたからでな。文句は主犯の時臣師に言ってくれ」

凛「お父様……」

時臣「」

慎二『なんだよ。リタイアしたのは僕だけだって言うのか。こんなこと爺さんに知られたらなんて言われるか』

慎二『あああああああ!それもこれもお前たちのせいだぞ!』

慎二『ライダーなんてカスを掴ませやがって!』



ライダー「……」

慎二「まだ今回は何も言ってないぞ!首はやめて!」

桜「ライダー、お願い。堪えて」




言峰『ほう。ではライダーは役には立たなかったと』

慎二『そうだよお!この僕があんなに手を貸してやったのに、あっけなく死にやがった』

慎二『あれなら他のサーヴァントのほうがよっぽど役に立ったんだ!』

慎二『くそっ!爺さんの言いつけ通りやって、準備は万全だったのに!あいつら揃って邪魔をしやがって!』

慎二『二対一だぞ!そんなの勝ち目なんか無いじゃ無いか!そうだ。負けたのは僕のせいじゃない。単にサーヴァントの質の差なんだ!』

慎二『それをあいつら偉そうに勝ち誇った顔しやがってええ!くそっ!くそっ!くそっ!』



凛「うーん。間桐くんがどのサーヴァントと交換しても駄目だったと思うけどねー」

慎二「はぁ?この後おまえら僕の逆襲でボコボコにされたの忘れたのかよ!」

士郎「ボコボコかはともかく、俺も慎二もろくに魔力供給できないから、元の魔力量で戦えるサーヴァントでないと」

アサシン「魔力を自前で用意出来るキャスターなど良かったのでは無いか?案外相性も良いかも知れぬぞ」

キャスター「そうね。このもじゃっとしたほうの坊やなら一手目で支配するだけですもの。私にとっては相性いいとは言えるわね」

キャスター「もっとも宗一郎様と比べたら……」

アサシン「おっとのろけられてしまうな。失礼した」

言峰『つまり、君にはまだ……戦う覚悟はある……と言うことだな』

言峰『君は運がいい。丁度一人手の空いているサーヴァントがいてね』


カレン「この男の真骨頂ね。お悔やみ申し上げるわ」

言峰「何を言う。間桐雁夜に対するものよりは幾分か良心的だったのだが」

時臣「今日は雁夜が居なくて良かったな」

慎二「いやいや神父はいけ好かない奴だったけど、ギルガメッシュに引き合わせてくれたのだけは感謝してるんだぜ」

慎二「僕たちの相性は抜群だったんだ。なあギルガメッシュ」

小ギル「あはは……大きいボクは思いっきり慎二を笑って利用して裏切ったとも言えるんですが、あれをそう取れる慎二は凄いです」

小ギル「そういうところはボクも慎二のこと結構好きですよー」

アイリ(間桐慎二xギルガメッシュ、これもイケるわね)

ディルムッド「?どういうことだ?」

ランサー「あーそりゃあわかんねえよなあ。前回の生き残りのこいつが言峰んところにいて、こいつと組ませたというこった」

ディルムッド「前回から残っていたのか。では勝者は貴様だったのか金色の王よ」

アヴェンジャー「いいや、第四次の勝者は衛宮切嗣、そしてセイバーだと聖杯は認めていたぜ」

ディルムッド「そうか。聖杯の中身だった貴様が言うならそうなのだろう」

今晩はこれにて
明日は休みます
おやすみなさい

朝の学校。凛、登校する士郎の腕に飛びつく。上目遣いの凛。

士郎『遠坂?!』

凛『やっぱり一成が怪しいと思うのよ』

士郎『え?怪しいって何がさ?』

凛『キャスターのマスター。柳洞寺に巣を張っているキャスターと、柳洞寺から学校に通っている一成』

凛『これで因果関係が無いはずないでしょう』


キャスター「まあそう考えると思ってたわ」ニヤリ

時臣「ならば相応の対応策をしてあるわけですな」

切嗣「僕ならとりあえず拘束かな。しかし泳がせているあたり、切り捨てられる程度の重要じゃない人物とも言える」(人質には使えまい)

キャスター「あら、坊やの父君はなかなか怖い人物のようね」フフッ


士郎『そんなの偶然の一致かも知れないだろ』

凛『なに?!衛宮くんは一成を庇うってわけ?』

歩きを止め、注目する周囲の学生。

士郎『いや、そういうわけじゃあないけど……』

凛『ちょっと来て!』

士郎『えっ』

凛『いいから来て!』

士郎『遠坂』

凛に腕を引かれ物陰に連れ込まれる士郎。


桜「遠坂先輩が、柳洞先輩から先輩を奪う為に物陰に連れ込んだって噂になってましたよ」

慎二「ついでに僕が遠坂に振られたなんてデマまでセットでさ。いい迷惑だよ!」


士郎『わかってる。遠坂の言いたいことくらい俺だってわかってる。わかってるからそんな顔するな』

士郎『遠坂に拗ねられるとどうしていいかわからない』


ランサー「くっくっくっ、好きな女に拗ねられるとどうしようもねえよなあ坊主」バンバン

凛「そこ!茶化さない!」ガー



凛『拗ねてなんかない!』

士郎『だけど、一成がキャスターと手を組んで、そんな非道をするなんて考えられない』


アイリ「一成くんって、ちょくちょく慎二くんと一緒にうちに遊びに来る子よね。士郎くんの親友かな」

慎二「おばさん、 〔切嗣「おばさん?」〕いえお姉さん。僕は親しい友達ですが、あいつは極端な真面目くんでホモです」

慎二「あいつは衛宮に面倒ごと押しつけたりしてるんで近寄らせないほうがいいです。いやマジに」

凛「確かにちょっと柳洞くんのお堅いところは衛宮くんに良い影響ばかりとは言えない部分もあるわね」ウンウン

士郎「おまえら一成が居ないからって……」


凛『昨日アーチャーが言ってた事忘れたの?キャスターのマスターは操られているって話』

凛『つまり一成はマスターだってことを忘れているかも知れないじゃない?』

士郎『それは一理あるかもだけど』

凛『なによ。反論があるって言うの?』

士郎『いや……』


凛『いいわ。私が調べるから』

凛、言峰ばりの愉悦スマイル。士郎ドン引き。


凛「こ、これはですね……」

時臣「そう言えば私の後、凛を育てたのは……」

小ギル「やっぱり育て親に似るものなんですねえ」

慎二「遠坂ぁ、お前あの神父にホントそっくりだよな。今からでも生き方考え直した方がいいぞ」

アーチャー「同感だ」

今日も短いですがこの辺で。
明日は忙しいので来れないと思います。
ではおやすみなさい。

士郎『わかった。俺がやる。俺が調べるから。一成のことは俺に任せてくれ』

士郎『アイツがマスターかどうかは俺がはっきりさせる。信じろ。一成が友人だからって手加減はしないし、遠坂に嘘はつかない』

凛『わかったわよ。結果が分かり次第すぐに私に知らせること。いい?』

士郎『ああ、約束する。ふぅ……』

凛『で?どうやって見極めるつもり?』

士郎『えっ?ああ、ええっと』

凛『ふぅん?まさかまた、いつもの調子で「お~い一成、おまえマスターかぁ?」なんて問いただす訳じゃないでしょうね?』

士郎『大丈夫、訊かなくてもマスターかどうか判る手段はある』


ランサー「しかしよお。魔術師っていってもよお坊主みたいに魔術師に見えない相手だったらわからねえだろ」

時臣「そもそもこの一成くんというのは魔術師ではないのだろう?」

凛「はい。この時は素人の柳洞くんがキャスターと契約して操られているのではないかと想定しておりました」

慎二「まあ柳洞は頭がいい馬鹿だからね。いかにも有りそうな話なのは認めるよ」

凛「当たり前だけど、サーヴァント同士が戦うのが前提な以上、マスターは探しやすいようには出来てないのよ聖杯戦争は」

アーチャー「だからこそマスター狙いが有効なわけだ。間桐家のハサンが来ていたら話を聞きたかったところだが」

アサシン「私ではマスター狙いとは縁の無い話しだからな」



―その頃の5次ハサン―


郵便配達員「あ、あのうこの辺にハサン・サッバーハ……」

真アサシン「郵便ならそこに置いといてくれ!」

真アサシン「またダイレクトメールか……」


真アサシン「間桐家に仕えると九分通りきめていたのに……」

真アサシン「この手紙を読んだ今わたしの決心は鈍ってしまった!!」

真アサシン「どうすればいいんだわたしは!!」


史上最強の暗殺者が史上最強の暗殺者をさそいにきた

異教徒と組んだのも一度なら私と組むのも一度

機会が二度君のドアをノックすると考えるな

ハサン・サッバーハ


ランサー「しかしよ、なんでここにこいつ(アサシン)が居るのに他にアサシンが居るんだ?そこんとこ良くわかんねえんだが」

アヴェンジャー「聖杯が並行世界の概念で近くの分岐から持ってきてしまったらしいぜ。ありゃあ」

時臣「ううむ並行世界か。聖杯が第二魔法を内包しているのはわかっていたが、こうも実現例が出てくるとは」

時臣「根源へはまだ遠いが、案外宝石剣と第二魔法自体に手が届く日は近いやもしれぬな、凛」

凛「あはは、がんばります」

アヴェンジャー「そのハサンが居た世界じゃあ、遠坂凛が宝石剣とやら作ってエクスカリバー級のビーム連射して暴れてたそうだぞ」

凛「」

時臣「」

時臣「どうしてそっちの世界の映像が無いんだ!」

アヴェンジャー「しかもその後根源への穴が開いて時計塔に呼び出し喰らってつるし上げられたとか」

アヴェンジャー「まああんまいいことばかりあったわけじゃねえからよ。隣の芝生は青いって奴だな」

アサシン「だがそのおかげで、ハサンとやらと腕試しも出来るわけだな」

アヴェンジャー「ああ。間桐のジジイがおまえを依り代にして腹を裂いて召喚したそうだから復讐戦してみるのもいいんじゃね」

アサシン「」

ランサー「ははは、そんなこともあるさ」ポンポン

ランサー「じゃあ間桐のハサンは実質的にはこいつ(小次郎)みたいなものか」

アヴェンジャー「間桐のハサンは自我が元々薄く、ランサーの心臓を喰らって人格を得たそうだから、むしろお前なんじゃね?」

ランサー「マジかよ。じゃあ俺がアイツにやられた世界もあるのか、後で刺してくるわ」

アサシン「私も付き合おう」

桜「でもビーム連射して暴れてたって、姉さん何やってるんですか」

凛「そ、そんな知らない世界の私のことなんかわかるわけないでしょう!」

アーチャー「不毛な話だな。他の世界の自分をどうこう言っても仕方あるまい」

小ギル「貴方だって並行世界で未来に英霊になった人なのですからお前が言うなと言う奴じゃないですかね」

時臣(! こいつ並行世界の存在なのか。ならばこの世界の現在とはかけ離れた存在になっているのかも知れん)

切嗣(ますます分からなくなってきた)

慎二(そうか。僕はどんな世界に分岐しても英雄になってしまうのか……)




カチリ、と鍵を閉める士郎。

一成『衛宮?』

沈黙

アイリ「ごくり」


士郎『……一成。何も言わずに裸になれ……』


アイリ「きゃーーーーーー!!!!」

キャスター「落ち着きなさいアイリスフィール」

切嗣(どうしてこうなってしまったんだ。やっぱり聖杯になったのが悪かったのか。聖杯の泥か?)ギロリ

アヴェンジャー「えっ?俺関係ねえよ!たぶん……」


一成『なんですとおおおお!!!!!!!』

一成『正気か貴様!新手の押し問答か!?そもさんなのか?!』

士郎『そう。せっぱ、せっぱ。いいから脱げ!』

一成『やめんかたわけ!貴様それでも武家の息子か!』


切嗣「ウチの家系は別に武家じゃないんだけどねえ」

アーチャー「そういう話しではないわたわけ」

時臣(たわけ?はっ、もしかしてこいつの正体は柳洞一成なのか!?)


士郎『良かったー、いやホント良かったー』

一成『何が良いものか!貴様!ここまでやっておきながら何も無いとはどういうことだ!』


桜「ふたりともそう言う人じゃないとは分かってますけどちょっと想像しちゃいますよね」

凛「士郎。脱がせたとは聞いていたけど、ちょっとコレは気持ち悪い」

士郎(ガーン)

アイリ「士郎くん、やっぱりホモは良くないと思うの」

時臣(なんだホモだったのか。なら凛は安全だ)

士郎「ち、違うんです!ただ令呪が無いか確認しただけで!」

キャスター「あらアイリスフィール、あなたこういうの好きなんじゃ無いの?」

アイリ「うーん好きというかまあ日本人としては嗜みよね。でもやっぱり自分の息子がとなるとちょっと」※日本人じゃありません

切嗣「ほっ」

アイリ「それにこういった対象は無関係な人でやるからいいのであって、身近な相手は良くないと思うのよ」

アイリ「特に実の息子で想像しちゃいけないわよね」※実の息子じゃありません


ランサー「しかしこの寺の小僧も良いからだしてるじゃねえか。男色ってことは無いんじゃねえか?」

慎二「いや絶対ホモだね。特に筋肉が怪しい」

桜「兄さんはヒョロガリだから関係無いですものね」

ランサー「なんだ?筋肉への妬みか?ちっちぇえなあ。おまえはそれだから駄目なんだよ」ヌギッ

バーサーカー「■■■■■!」ムキッ

アサシン「まあ剣を振る程度にはな」ヌギッ

ランサー「おまえも脱げよ」

アーチャー「やめんかたわけ!まあ筋肉が全てに優先するのは認めるがね」ヌギッ

士郎「なんで俺まで脱がされるんだ……」

アサシン「おぬしも一成少年を脱がせたのだから因果応報であろう」

アーチャー「まったくだ」

凛「いやああああああ!むさい、むさいわ!」

バーサーカー「■■■■■!」

アーチャー「ああ、筋肉はいい……」

キャスター「やっぱりホモじゃない」

ライダー「こういうのは勘弁して貰いたいですね。かわいくない」ニガムシカミツブシ

アイリ「えっ?昔は一般的だったって聞くわよ。特にギリシャなんか神話の登場人物みんなそっちじゃない」

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■!」ブルブル

キャスター「おだまり!ギリシャの男は全部ホモなのよ!」

アイリ「やっぱり!」

セイバー「まあ確かに前回のライダー、マケドニアの征服王は男色の気がありましたね。あの地も今はギリシャです」

凛「えっ、それじゃあロードエルメロイってサーヴァントとそういう関係だったの?!それならギリシャに行くのも納得ね」

セイバー「そうですね。サーヴァントであるのに嘆かわしいことです」

ライダー「ギリシャ出身としては、この評判になんと言っていいものでしょうか……」

士郎「ライダー、女性のことは言われていないから、そう気を落とすな」

ライダー「士郎……」

ランスロット「変態性癖に耽った国は滅びるべきです。だからギリシャは衰退したのですな」

言峰「悪徳の町は滅びるものだからな」

ランスロット「その点、我がブリテンは真っ当な性癖の者ばかりでした。これも我が王の徳あってのものです。ブリテン万歳!」

筋肉は全てに優先するってミストバーンも言ってた!

士郎『なあ一成、最近お寺のほうで変わったことは無いか?

一成『変わったこと……?』

士郎『今までとは違うこととか無いかな』

一成『ふん、特にない。御山は平穏そのものだ』


キャスター「ここで下手に深入りしなくて良かったわよ」

士郎「えっ?」

キャスター「この子に私のことを尋ねたら貴方死んでいたわ」

士郎「まさか一成になにか……!」

キャスター「そりゃあ聖杯戦争中ですもの。このくらいは」

凛「まあそうね」

言峰「しかしそうなっていたらさぞ面白いことになっていたろうな。残念だ」

士郎「言峰っ!」

マジカルルビー「そうですねー。みごとなBADENDでしたよ!凛さんと付き合い始めた士郎さんへ、一成さんが横恋慕して」

マジカルルビー「オマエを殺して俺も死ぬ!で士郎さんを殺して一成さんが自殺という感じでしたよねアンリさん!」

アヴェンジャー「近寄るなよ、俺もオマエ苦手なんだ」

マジカルルビー「いけずですねえ」

士郎「なんでそうなるんだよ!」

慎二「まあ周囲からはそう思われてるってことだよ。少し付き合い考えた方がいいぞ」

アヴェンジャー「チラリとしか見てねえが、おおむねそこの馬鹿杖の言った通りの筈だ。多分遠坂凛も気まずかったろうな」

凛「そりゃあまあねえ」

桜「私も平静で居られる自信がありません」

うーん妙なところで詰まったので寝ます
明日また来ます
お休みなさい

だからfateルートでケリィ憤死が一番の愉悦なんだって!

>>779
Fateルート視聴後と思いねえ

セイバー「切嗣、士郎を私に下さい」

切嗣「今日の夕飯はなにかなー」スルー

完!

>>780
だれがアニメだと言った、エロゲのほうに決まっているだろ

>>781
原作プレイ後と思いねえ

セイバー「切嗣、士郎の子供が出来ました」

切嗣「」バキッ←黙ってゲームのCDを割る

完!


『下校時間になりました。放課後、生徒の居残りは禁止されています。速やかに下校して下さい』

ボロボロの校舎が映る。


キャスター「ちょっと。これ全然原状回復出来てないんじゃないの?」

言峰「私とて無理なことはある……」ムスッ

切嗣「言峰璃正氏は隠蔽工作完璧だったのになー」

時臣「有能さが子には遺伝しなかったのだろうな。嘆かわしいことだ」

カレン「わたしはお爺さま似で良かったです」

小ギル「えっ?」

カレン「お爺さま似です」

アヴェンジャー「無い無い」



士郎『帰った?』

凛『はい。遠坂さんならとっくに』

士郎『すぐに知らせに来いって言ってたくせに……』


凛「このときはごめんね」

士郎「随分前の話だし、別にもう怒ってないからいいよ」

桜「ぐぬぬ」

ランサー「嬢ちゃん達随分と仲いいよなあ、おっさん」ポンポン

時臣「ぐぬぬ」

申し訳ない。まだ眠いようで間違えた
>>783差し替え

『下校時間になりました。放課後、生徒の居残りは禁止されています。速やかに下校して下さい』

ボロボロの校舎が映る。


キャスター「ちょっと。これ全然原状回復出来てないんじゃないの?」

言峰「私とて無理なことはある……」ムスッ

切嗣「言峰璃正氏は隠蔽工作完璧だったのになー」

時臣「有能さが子には遺伝しなかったのだろうな。嘆かわしいことだ」

カレン「わたしはお爺さま似で良かったです」

小ギル「えっ?」

カレン「お爺さま似です」

アヴェンジャー「無い無い」



士郎『帰った?』

モブ生徒『はい。遠坂さんならとっくに』

士郎『すぐに知らせに来いって言ってたくせに……』


凛「このときはごめんね」

士郎「随分前の話だし、別にもう怒ってないからいいよ」

桜「ぐぬぬ」

ランサー「嬢ちゃん達随分と仲いいよなあ、おっさん」ポンポン

時臣「ぐぬぬ」

学校帰りの士郎、桜が心配で間桐家に向かう。


桜「先輩……」

士郎「いや、これはその」

桜「何も言わなくていいです!でも嬉しいです……」

時臣「……」


士郎、同じく桜を心配して間桐家前に来ていた凛を見つける。

士郎『おい、遠坂。何してるんだよこんなところで』


桜「姉さんも……」

凛「いや、これはその」

桜「クスッ ありがとうございます」


慌てた凛に暗がりに連れ込まれる士郎。

士郎『遠坂、ちょっと、ちょっと!遠坂!』

凛『黙ってて!騒ぐと見付かっちゃうじゃない!』

士郎『見付かるって何が?』

凛『ほら、もっと奥に行って!』

狭いところで士郎と密着する凛。


時臣「もう我慢ならん!」ガー

アーチャー「いかん、時臣を止めろ!」ハガイジメ

時臣「はーなーせー!」

ランサー「んっ?おっさん、結構いい筋肉してるじゃねえか」

ランサーに剥かれる時臣。


凛『静かに!ほら、桜の家の前。なんか、ヘンなヤツが立ってる』

士郎『金髪……外国人?』


アーチャー「むっ。ギルガメッシュか。私を置いて単独行動でこれとは随分と危機感が足りぬのでは無いか」

凛「そんな事言ったって、脱落したばかりの間桐の家にサーヴァントが居るなんて思わないでしょう!」

切嗣「いや、脱落直後だからこそ他陣営が居る可能性もある」

慎二「でも、ギルガメッシュを見ても気付かないなんて遠坂も大したこと無いね」

凛「だいたいこの金ぴかが現代風の格好してるのが悪い!どこが英霊なのよ!」

小ギル「受肉してますし流石に一目ではサーヴァントとはわかりませんか」

士郎「まあ他の男サーヴァントはみんな筋骨隆々だしなあ。この服装もちょっと……」

小ギル「お兄さんのユニクロよりずっとかっこいいと思いますけどねえ」

小ギル「それに細身に見えるのは無駄な筋肉が無いのと着やせしてるだけです。必要な筋肉はあります」

アーチャー「ふんっ。貴様の筋肉量で充分などとは笑わせてくれる」グッ

ランサー「ああ。鍛えもしないオマエに筋肉を語る資格は無え」ムキッ

バーサーカー「■■■■■!!」ムキムキッ

言峰「子供になったからと言って鍛錬が足りぬのでは無いか?」ヌギッ

アサシン「受肉するというのもいいものだな。技量が上がらなかった実体化サーヴァントと違い、生前のように鍛えることが出来る」ビキッ

ギルガメッシュ(大)「雑種共め。貴様ら、我を差し置いて筋肉などと思い上がったな!」ネイキッド!

※全員ポージングしています

凛「やめて!この空間むさすぎて死んじゃう!」

ちょっと難産なので今日はこれにて
あとこのスレはホモじゃなくて筋肉スレだよ
ホモじゃないよたぶん
だからID腹筋な


凛『あいつ、以前桜と話してたやつかも』

士郎『桜が?』

凛『ええ。桜が道を聞かれたらしいんだけど』

凛『?うきゃあああ!な、なんだってここに居るのよ!あんたが!』

士郎『それはこっちの質問だ』

凛『ふうーん?』

士郎『なんだよその邪悪な笑いは』

凛『べっつにー。けどそうよねえ。マスター捜しなんかよりいつも手伝いに来てくれる後輩が気がかりってなもんよー』

凛『ふーん。私衛宮くんのことちょっと分かっちゃったー』


ランサー「坊主、随分と気が多いじゃねえか。まあいい女は余すこと無く喰っちまうのが甲斐性ってもんだが」

時臣「モガモガ」

士郎「違う!! 断じて違う!」

ギルガメッシュ(大)「雑種、遠慮するものでは無いぞ。何の問題も無い!一夫多妻制こそ英雄の本懐よ」

切嗣「士郎、ほら英雄なんてこういう一般常識やモラルからかけ離れた連中なんだ。真似してはいけないよ」

士郎「……ああ」

>切嗣「士郎、ほら英雄なんてこういう一般常識やモラルからかけ離れた連中なんだ。真似してはいけないよ」

>士郎「……ああ

ここ愉悦


時臣「衛宮士郎ぉおおおおおおお!!!!!!!!!!!」←ふりほどいた

マジカルルビー「まあまあ時臣さん。時臣さんだって、私でもお子さんの前では言えないことを(若い頃外国で浮気して隠し子を作ったじゃないですか)」

時臣「うわああああああああああああああああああああああああああああああ」ゴホンゴホン

凛「」ブフォッ

桜「」ブフォッ

ランサー「まあ、なんだ。奥さん居ないときで良かったな……?」

アーチャー「間桐雁夜に知られても面倒なことになっていただろうな」

マジカルルビー「安心してください時臣さん。先ほどからハンズフリーでここの会話を遠坂家に繋いであります!」

言峰「こっちは間桐雁夜に繋いである」フフフ

マジカルルビー「いえーい!さすが神父さん、お見事です!貴方を(正義の)同士と認定しましょう!」ハイタッチ

言峰「いえーい。おまえこそ見事だったぞマジカルルビーとやらよ。私の愉悦フレンズとして認めよう」

マジカルルビー「ではお義父さん、娘さんを下さい!」

言峰「うむ。勝手にするが良い」

凛「よ、良かったわねマジカル紙袋」

カレン「」


凛『ちょっと聞きたいことがあるんだけど』

士郎『良いけど。なんだよ』

凛『その、例えばの話よ?もしさ、本人の意思とは関係なく、余所の家に養子にやられたら』

凛『その子はどういう気持ちで育つのかな。衛宮くん?』

士郎『いや、どういう気持ちもないだろ。貰われた先の家がいいところなら文句ないだろうし、悪いところなら文句があるんじゃないか』

凛『そっか。そうよね。何、当たり前のこと聞いてるんだろ、私』


時臣(気まずい……)

凛(気まずい……)

桜(気まずい……)

士郎(気まずい……)

言峰(子供の話で気まずくなる直前のタイミングを狙ったのか、この杖。なんという玄人)ガーン

マジカルルビー「やっぱり隠し事とかいけませんよねー神が許しても私の正義がゆるしません!」

慎二「養子だとか何だの前に実の親家族だって選べないんだよ!おまえらウチの家族より恵まれすぎだろっつーの」


凛『キャスター捜しは明日学校でアイディアを出し合いましょ』

士郎『ああ。わかった』


慎二「今週はあまり話が進んでいないな。おまえら何やってんだよ。今日は妙に疲れるしさあ」

凛「テレビ見てる今の私たちにどうしろって言うのよ」

士郎「この頃はまだ平穏な日が半分だったからな。毎日戦ってたわけじゃない」

凛「それと慎二、今日疲れるのはこいつらが暑苦しいからであってテレビの内容はあまり関係無いわよ」

慎二「……そうだな。大体なんでおまえら一々脱ぐんだよ」

ランサー「愚問だな」

アーチャー「筋肉があると見せたくなるものなのだ。腹筋とか。お前もそう思わないか衛宮士郎」

士郎「うっ。ちょっとわかるような気がする……」

凛「こ、この変態共が……」

慎二「おまえらはそうでも僕のような魔術師には関係無いんだから巻き込むんじゃないよ」

ギルガメッシュ(大)「それはどうかな慎二よ」

慎二「な、なにぃ!鍛えるのとか嫌いっぽいおまえまでそんなこと言うのか……」

ギルガメッシュ(大)「無論、完全な我には鍛える必要は無い。しかし我という宝石を磨くのは必要なのだ」

慎二「何言ってるかわかんねーよ」

アーチャー「受肉すると人間と同じく身体も変化するのだ。受肉している間はギルガメッシュも」

アーチャー「太ったり弛んだりしないように身体を鍛える場合もあるのだろう」

桜「はっ!つまり受肉した今ならセイバーさんも沢山食べて太ったりするんですね!」

セイバー「桜、大変言いづらいのですが……私は太らないのです」

桜「えっ?それはセイバーさんが特殊な英霊だから……」

セイバー「そうではないのです桜。私は聖剣を抜く前、加護を得て体格が変化しなくなる前から、もともと太らない体質なのです」

桜「そ、そんな不公平……」

ギルガメッシュ(大)「まあセイバーはともかく、魔術師と言うあり方にしても。そこの時臣の娘、魔術師というものは力が足りない場合なんとする?」

凛「私?うーん魔術師が足りないと言えば、足りない分は他から持ってくる」

ギルガメッシュ(大)「それよ。贋作者(フェイカー)よ、貴様は生前魔術師であったな。凡人が足りぬ才能をどう補ったか慎二に教えてやれ」

アーチャー「むっ。それはギルガメッシュの蔵から持ってきたり(投影)、自己の強化、身体を鍛え非才ながらも技量を上げるしかなかった」

時臣(こいつ魔術師で身体を鍛えたのか。うん?ギルガメッシュの蔵から持ってきた?)

ギルガメッシュ(大)「全く、薄汚い盗人よな。我の宝物を盗み見るとは」

ウルクの城壁作ったのもギルガメッシュですもんね

ギルガメッシュ(大)「そこな百姓も、棒振りだけで魔法とやらに至っておる。時臣、お前も身体を鍛えたほうが良かったかも知れぬぞ」

時臣「ぬぐぐ」(しかし一理ある……)

ギルガメッシュ(大)「慎二、はっきり言ってやるが、おまえに魔術師の才能は無い。だがそれでも魔術師として大成しないとは決まってはおらぬ」

慎二「わかったよ!やれることは全部やらないと大成しないって言うんだろ!いいじゃないか!筋肉だってつけてやるさ!」

ギルガメッシュ(大)「うむ。よい開き直りだ慎二。おまえにはコレをくれてやろう」

つ全く簡素な試練

ランサー「よお、このガキに忠告くれてやるとは良いとこあるじゃねえか」ポンポン

ギルガメッシュ(大)「気安くさわるで無いわ猟犬ごときが」アームロック!

ランサー「あいだだだだだだだだだだだだだだ」

アーチャー「剣を振るわないので接近戦をしない、ゆえに機会が皆無だが、あれで殴り合いや関節技は強いのだギルガメッシュは」

凛「あ、そう言えば筋力のステータスBだもの。物理的に力は強いのね」

士郎「……剣で戦って良かった」

ギルガメッシュ(大)「つくづく愚昧が揃っておるのだな。レスリングの起源は我とエルキドゥであることを忘れたか?」

凛「そんなの今の時代には知られていないわよ」

ランサー「ギブ!ギブアップ!」

ディルムッド「光の皇子ともあろうものが情けない。レスリング王よ。俺にも一手頼もうか」

ギルガメッシュ(大)「今の世ではレスリングの頂点はプロレスというらしいからな。我のことはプロレス王でいいぞ」タックル

ディルムッド「うぬっ、足首を!」

アーチャー「あ、あれは!流れるようなスピニング・トーホールド!しかし、四次ランサーディルムッド・オディナの早さも大した物!」

アーチャー「ギルガメッシュ側に大きく身体を捻り回転させる!握りが弱くなったところを素早く足を引き抜いたー!」

士郎「おおっと、ギルガメッシュ追いついた!ディルムッドが逃げられない、逃げさせない!足に手が掛かってしまったー!」

士郎「これはどういうコンビネーションでしょうアーチャーさん!」

アーチャー「これはまさか……おおっと!再び足首を決めに行ったー!これはアキレス腱固め!まさに大英雄アキレウス対策とも言える技だー!」

凛「あんたら仲良いわね」

士郎「もしかして彼は聖杯戦争ということであらかじめアキレウス対策を講じていたと考えてもいいのでしょうかアーチャーさん」

アーチャー「そうですね士郎さん、間違い無いでしょう。宝具で言えばAランクはあるアキレス腱固めですね」

キャスター「あんたら夜中に暴れるんじゃないわよ!やりなさいヘラクレス!」

バーサーカー「■■■■■!!」

アーチャー「おおっとおお!バーサーカーの乱入だー!即座にディルムッドとギルガメッシュにアイアンクロー!これは痛い!」

士郎「二人ともあっけなくタップしましたね!さすがグレコローマンスタイルの始祖ヘラクレス!やはりこの筋肉は強かったー!」

キャスター「あんたたちもいい加減にしなさいよ」

士郎・アーチャー「すみませんでした」

士郎『いつつつ』

大河『ぷはぁ。あの道場で剣道するのは久しぶりだね、士郎』

セイバー『久しぶり?大河という良い対戦相手が居たのに?』

士郎『えっ?まあ、そうだけど。親父が死んでからやらなかったから』

大河『そーよー。士郎、切嗣さんが亡くなったら途端に竹刀を持たなくなってさ。私は悲しかったな

士郎『藤ねえ。昔の話なんてやめろよな』

大河『ふーんだ』

セイバー『それは、士郎の幼年期の話ですか?』

大河『なに?聞きたい?聞きたい?』


ギルガメッシュ(大)「子供の頃のことを聞かされるのは苦痛だからな。気持ちはわかるぞ雑種」

マジカルルビー「なんでしたら私が幼少の凛さんのおもしろエピソードでも……」

凛「やめて!」

そろそろ眠くなって来たので今晩はこの辺で
明日また来ます
お休みなさい

大河『子供の頃はかわいかったのよー。人のことは疑わなかったし、お願いすれば何でも二つ返事で引き受けてくれたり』

大河『でも。妙に頑固なところがあってね。一度決めたことは中々変えなかったりしたのよ。そのあたり切嗣さんとは正反対だったかなー』

セイバー『正反対……』

大河『切嗣さんはなんでもおっけーって人だったから。良いことも悪いことも人それぞれ。人生なるようになるさ。って人だったなー』

大河『そのくせ困ってる人を見たらなんとかしちゃうのよねー。士郎もそんな切嗣さんの真似ばっかりしてた』

大河『士郎は切嗣さんよりはっきりしてたから「悪いことは駄目だ」って町のいじめっ子をばんばん叩いてたっけ』

大河『そのときから士郎は正義の味方だったんだ』


士郎(セイバーに聞かれたので恥暴露は終わったと思ってたがまさかこんなところで公開再暴露されるとは……)

アーチャー(もう忘れているがこんなに恥ずかしいとは……)

切嗣(大河ちゃんの気持ちは嬉しいが、なぜこんなところで僕まで恥ずかしい思いを……そうかこいつが聞いたせいか!)ギロリ

セイバー「えっ?」


セイバー『なぜ、正義の味方なのですか?』

士郎『なぜって訊かれても困る。単に憧れてるからじゃないか』

セイバー『憧れている……その、正義の味方に?』


ランサー「どうも坊主がおかしいみたいな流れのようだが、いまいちそれがわからん」

アーチャー「まあ君らの時代からすればそうかも知れんな」

士郎『うん……まあ、そうだけど』

セイバー『それは、どうして』

士郎『どうして、って。それは』

セイバー『士郎?』

士郎『ああ、いや悪い。先に寝る』


切嗣(士郎が嫌がってるだろうセイバー)イライラ


士郎『なんで……何が怖いってんだ俺は』

(回想のセイバー)『なぜ、正義の味方なのですか?』

士郎『正義の味方である理由……』

(回想の士郎)『しょうがないから、おれがかわりになってやるよ』

士郎『俺は……嗣ごうと思っただけだ……』

(回想のアーチャー)『そんなものはこの世の何処にも有りはしない。理想を抱いて溺死しろ』

士郎『うるさい!やってみなくちゃわからないだろう!』


ランサー「ほんとおまえおとなげないよなー」

アーチャー「回想部分でまで言われても私とて困る!」

慎二「いやあアーチャーの言うことももっともだと思うけど?」

切嗣(やっぱりセイバーとアーチャーが良くないな)


時臣「衛宮切嗣、ずいぶんと藤村教諭からの評価が高いようだが」

時臣「彼女が言っている衛宮切嗣というのは本当にキミのことなのか?」

切嗣「気にしていることを……おまえこそ、娘さんの言う魔術師らしい父親とは到底思えぬ間抜けだったろう」

セイバー「切嗣。前回の遺恨は持ち込まぬはずだったではないですか」

切嗣「うるさい!今週も見る限り、おまえが空気読まないせいで士郎が困ってたろう!」

士郎「じいさん、セイバーは悪く無いから」

アーチャー「ランスロット卿、キミがセイバーのフォローをしてやるべきではないかね」

ランスロット「元マスターからなじられて困る王など、理想的なシチュエーションです。そんな勿体ないことは」

ギルガメッシュ(大)「駄目だこの駄臣。流石の我でも同情せずにはおれない」

キャスター「ほんっとろくな奴が居ないわね。全員根性腐ってるんじゃないの?」

ライダー「貴方ほどでは無いでしょうキャスター。言いなりなマスターを引き当てたからと言って」

ライダー「相性の悪い主従を罵るのはどうかと思います。こればかりは運としか」

ディルムッド「まあ、マスターと上手く行かないということもある。こればかりは……」

言峰「いや、貴様にそれを言う資格があるのかなディルムッド・オディナ。マスターを理解せずに捨てられたお前が」

ディルムッド「ぐはっ」

切嗣「だからこいつは使えないサーヴァントなんだよ!」

アサシン「どうでも良いから、放送が終わった後の私の城で暴れないでくれ」

アーチャー「誰も聞いていないようだぞ」

イリヤ「私の出番が無くてつーまーんーなーいー」

マジカルルビー「そうおっしゃると思っていました!Blu-Ray Disc Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ!」

マジカルルビー「冬木市の穂群原学園初等部に通う女の子イリヤは、義理の兄に淡い恋心を抱いているごくごくフツー(?)の女の子」

マジカルルビー「しかしある晩魔法のステッキ「マジカルルビー」に言葉巧みに騙されて……!?」

マジカルルビー「魔法のステッキと契約したことで魔法少女にされてしまったイリヤは、遠坂凛により戦いに駆り出されることに――」

慎二「ちょっと待って!HDDVDは?もちろんHDDVDも出てるんだろ?!」

マジカルルビー「HDDVD……?わかめ、奴(HDDVD)なら死んだわ!」

凛「なにか嫌な予感がするから捨てましょうよそれ」

キャスター「碌なことが無いからさっさと帰ろうかしら」

切嗣「だいたいこの飛び出したアホ毛はなんだ!聖杯戦争真面目にやる気あるのか!」ガシッ

士郎「あ」

凛「あ」

ランスロット「あ」

ランスロット「ではわたしはこれで」

士郎「じゃあ俺は先に帰るよじいさん」

切嗣「えっ?」

士郎「遠坂、あ、いない。あいつ先に逃げやがったな」

ランスロット「切嗣殿、くれぐれもお命を大切になされよ」

切嗣「えっ」

セイバーオルタナティブ、以下オルタ「ランスロット、卿もそこに座れ」

ランスロット「えっ」

オルタ「座れと言ったのだ」

ランスロット「」

ギルガメッシュ(大)「むっ。いつもと違った立ち居振る舞いよな。これはこれで……ぶべらっ」

オルタ「気安く女に触れるなど節度が足りぬようだな。よろしい。良い機会だ。今日は皆に説教をすることにする」

時臣「衛宮切嗣、観念してセイバーの説教を受けて心を入れ替えるのだな(笑)」

オルタ「遠坂時臣、貴殿にも子の育て方について言っておきたいことがあります。残りなさい」

ランスロット「王よ、子育てに関して貴方に言う資格は……ぶべらっ」

正座させられた半裸の男達。

オルタ「キャスター。この間着せられたそなたの服に着替えることにする。用意しなさい」

キャスター「は、はいー。ただいまー」ホホホ

オルタ「シロウ、みなの分のお茶を」

士郎「あ、はい」

ランサー「よし、この隙に逃げよう。おい、空飛ぶアレだせよ」

ギルガメッシュ(大)「仕方無いなあランサーくんはー。天翔る王の御座(ヴィマーナ)!」テッテレレッテッテーッテーッテー

アサシン「まて、私の城の中で何をするつもりだ!くれぐれも穏便に……」

ランサー「守りに入ったなアサシン。以前のおまえはもっと尖っていたのに残念だぜ」

ギルガメッシュ(大)「城(笑)」

オルタ「貴様ら、何処へ行く気だ」

ギルガメッシュ(大)「ふんっ。このような茶番には付き合っておれぬ。さらばだ雑種ども」

ランサー「俺たちは先に一抜けさせて貰うわ」

オルタ「アーチャー」

アーチャー「むっ。なんだ」

オルタ「奴らを落とせ」

アーチャー「何故私がキミの命令を……」

オルタ「二度は言わぬ」


ヴィマーナによって壊される天井。

アサシン「ああああああ私の城が……」チナミダ

士郎「アーチャー……俺たちに選択肢は無いんだ……」ポンポン

オルタ「アーチャー。貴方のことはそれなりに信頼しているのだ」

アーチャー「し、仕方無いな!マスターも今は遁走しているからキミに荷担するのもやむを得まい」

切嗣(こいつ……チョロいな)

ライダー(やっぱり士郎ですね)

ギルガメッシュ(大)「愚かだな!せっかく受肉した命、無駄にしたくなければ気を張るがよい!王の財宝 (ゲート・オブ・バビロン)!」

アーチャー「そう言えば今回の聖杯戦争では貴様にやられたほうが多かったな。ここで意趣返しと行こうか」

ギルガメッシュと同じ宝具で相殺していくアーチャー。

時臣「な、なんと。こいつギルガメッシュ王と全く同じ宝具を……はっ!そうか!」

アサシン「やめろお。もうやめてくれぇ……」

もう0時になるので今日は寝ます
また明日
お休みなさい

オルタ「どうだ、ランスロット」

ランスロット「ほほう。これはなかなか。これならば円卓に迎えても」

オルタ「うむ。次のキャメロットには弓兵として配下に加えてもよいと思っている」

ランスロット「そうですね。東欧州からアジアまでを束ねた征服王と雌雄を決するにはいくら戦力があっても足りませんから」

ランスロット「ブリテン第二王国の建国のため、さしあたっては英雄王の財を奪って軍資金を整えましょう。あ、エリクサードロップした」

切嗣「狂人たちを目の前にして戦争を止められない僕を許してくれ……」

ライダー「士郎ー!ここに危険人物がー!」

士郎「まあセイバーのは溜まったストレスの発散みたいなものだから、そのうち元に戻るよ」


時臣「ここまで沢山ヒントはあった。かっこいい。英雄王の財を持つ並行世界の存在。生前は魔術師で凡庸さを補う為に身体を鍛えた」

時臣「未来の英雄。そして二つある宝石、あれが触媒となって召喚されたのだろう。遠坂家の紅茶の好みを知っている」

時臣「更に優雅でかっこいい。つまり!」

時臣「並行世界で身体を鍛えたわたしだったのか……」

切嗣「な、なんだってー!?」

時臣「英雄王の蔵から盗んだようなことも言っていた。私がギルガメッシュを叩きのめして財を奪ったのだろう。さすが私」

慎二「いやそれはないだろうおっさん。アーチャーはどうみても弓道部出身魔術師の僕の未来だ」

慎二「宝具は仲の良い僕がギルガメッシュから貰ったんだろう。さっきも一つ貰ったし」ブルワーカー

ライダー「つ、つっこみがおいつきません!ランサー、早く戻ってきてください!」

時臣「凛の持っていた赤い宝石は元々私のものだ。まさに同一人物である二つと無い証拠ではないか」

慎二「アーチャーは衛宮の内面に詳しいんだぜ。あれは親友の僕にしかわからないね」

時臣「いや、衛宮士郎が娘婿になって私と親しいのかも知れない」

言峰「ほう、衛宮士郎が婿に。それでいいのですかな、師よ」ニヤニヤ

時臣「ぐぬぬ」


アーチャー「やれやれ埒が明かないな」

ギルガメッシュ(大)「ふんっ。マスターの魔力供給が充分で無い今の貴様に我が止められるとでも思ったか」

キャスター「セイバーがエクスカリバー抜いたら困るでしょう。さっさと負けなさい」スゴイマジュツ!

ギルガメッシュ(大)「おのれ魔女の分際で……」

キャスター「あら英雄王、なかなか整った容姿をしているのね。後で女の子の服を着せてあげるから喜びなさいな」ピキピキ

ランサー「おい、落ちる、落ちる!」

ギルガメッシュ(大)「駄犬めが、我まで落ちるであろう!はなさんか!」

周囲を破壊しながら墜落するヴィマーナ。

ギルガメッシュ(大)「ランサーよ、我は生きて虜囚の辱めは受けぬ!貴様との共闘なかなかに楽しかったぞ。さらばだ!」

懐から出した瓶の中身を飲み干すギルガメッシュ。

ランサー「くっ惜しい奴を無くしたぜ……」

小ギル「くそっ!こんなときに入れ替わられても!」ポンッ

判りきった結末を語ることはない。
男達は上半身を裸にしたまま
寒空の中、朝まで説教されるだろう。

続・切嗣「ほらアイリ、Fate0話が始まるよ!」完!

次スレ
続続・切嗣「ほらアイリ、Fate0話が始まるよ!」
続続・切嗣「ほらアイリ、Fate0話が始まるよ!」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424244273/)
いい加減小次郎小屋が便利過ぎてマンネリなので処分しました。
新スレ移行とあわせてばっさりやってみました。
登場人物も整理してアイリとか出番増やしたいと思います。
それとご要望などありましたら埋めがてら書き込んで戴けると嬉しいです。
全部拾うわけではありませんが、フィーリングが合ったら反映させたいと思います。

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