【安価SS】京太郎「多重影分身の術!!」咲「一人目!」 (139)


 このSSは須賀京太郎が主人公のスレです
 苦手な方はお気を付けください

・京太郎育成
・闘牌アリ
・NARUTOのパロが多いかも?
・恋愛アリ
・二代目火影は卑劣
・京太郎の分身は某ゲームネタ
・更新はゆっくり
・設定の変更は随時、指摘があれば


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420639566



 こんな御伽話を聞いたことがある
 この世界は昔、オカルトも何も無いただの平凡な世界だったと

 それがいつの間にか、超能力じみた力や技が横行し

 世界はその力無しには回らないようになった
 力が無くては、人は尊厳を保つことはできない

 じゃあ、俺はどうなるんだろう?

 戦う術の無い俺の居場所なんて
 どこにあるんだろうか?


 なぁ――


【清澄】

 ガヤガヤガヤ

京太郎(7)「……」テクテク


ガキA「おい、あそぼーぜ!」

ガキB「雀士ごっこしようぜー!」

ガキC「でもメンツが足んねぇよな」


京太郎「あっ!」

ガキA「ん? なんだよお前ー」

京太郎「あの、その。おれも……」

ガキB「入りてぇのか?」

ガキA「じゃあこれで」

ガキC「お、おい! こいつって確か……」

 ヒソヒソヒソ

ガキA「マジかよ」

ガキC「間違いねぇ。母ちゃんが言ってた」

ガキB「じゃあやっぱダメだな」

京太郎「えっ」

ガキA「あっちいけよ!」

ガキB「お前とは遊ばねーよ!」


京太郎「……」テクテク




京太郎(7)「……」テクテク


おばちゃんA「やだあれ? 例の子じゃない?」

おばちゃんB「嫌だわ。早くどっか行けばいいのに」

おばちゃんC「全くよ! どうして雀連はあの子をさっさと始末しないのかしら」


京太郎「……っ」ダダダッ

 分からなかった
 どうして自分が嫌われるのか
 
 なぜ誰も俺を見てくれないのか

 俺は独りだった

 どこでも
 どんな時も

 俺は――


京太郎「変わらなきゃ」

 嫌われている理由は分からない
 でも、好かれるように努力することは出来る

 だから俺は努力した
 麻雀で強くなれなくても、その他のことで目立てばいい

京太郎「……うん!」

 俺は走った
 体を鍛えて、なるべく周りの人間の不快にならないよう気を配った

 身だしなみ、口調
 最初は冷たかった周囲も、俺が成長するに従って何も言わなくなった 

 というよりは、みんなが俺という存在を徐々に忘れていったのかもしれない

 そして俺は中学でハンドボール部に入り、レギュラーになった
 順調に勝ち進み、県の決勝まで残ったんだ

 いけると思った
 これで人生が変わると、本気で

 でも――
 現実は非情だ






【病院】

京太郎(13)「……」

 やることが何も無い
 そう言うと聞こえはいいが、実際はただ暇なだけだ

京太郎「ハァ……みんな、怒ってたな」

 県予選の決勝
 俺が試合中に相手選手と接触、相手を怪我させてしまい
 自分自身も怪我で退場

 結果としてチームは負けてしまった

 全国まで後一歩のところだったのに

京太郎「お見舞いも無し、か。当然だな」

 俺は再び嫌われたんだ
 友達だと思っていた連中も、認めてくれたと思った周囲も

 みんなして俺を一斉に責めた

京太郎「……はは、何も分からん」

 これからどうすればいいのか
 唯一の拠り所を失い、俺はまた孤独に戻ってしまった

京太郎「……」

 もう受験も近い
 どこを受けるかすら決めてない

 どうせなら遠くにしようか
 俺のことを誰も知らない街に行けば、今よりももっと
 




医者「ではお大事にね」

京太郎「ありがとうございました」


医者「……ふぅ、やっと厄介者がいなくなったか」

看護師「ほんっと、ああいう子がいると困りますよね」

医者「全くだよ」


京太郎「……」

 非行に走ろうか、なんて考えもあった
 けど、今以上に嫌われるのは嫌だった

 認められたい

 その想いだけが、俺をキツく縛って離さない

京太郎「スポーツもダメ、勉強もダメ、じゃあ後はなんだ?」

 考える
 誰もが認めてくれるモノってなんだろう

 富、名声

 違う
 もっと、もっとシンプルな結果を残せるもの

京太郎「……」

 ふと、視線を上げた
 電気屋のショーウィンドウで、麻雀の実況中継をしている

 どうやら、プロの試合らしい

京太郎「……やっぱすげぇな」

 雀卓の上ではチャクラが爆発し
 火遁や水遁、様々な雀術が行き交っている

京太郎「雀影様かぁ」

 三代目雀影のじっちゃんが戦う姿は本当にかっこいい
 俺もあんな風になれたら――

京太郎「そうだ! 俺も麻雀をやろう!」

 この世界を動かすのは雀士
 それなら、俺が雀影になっちまえばみんな認めてくれるってことだ!

京太郎「よっしゃ! そうと決まれば麻雀の勉強を始めるぜ!」

 こうして俺は、麻雀への道を歩みだした
 新たな夢と希望を叶える為に


【清澄高校】

京太郎(15)「……ということで、麻雀部にいれてください!」

久「……君が?」

まこ「この清澄では珍しいのぅ」

 あれから時が経ち
 俺は清澄高校へと進学していた

 麻雀無名校だが、他の強豪校はなぜか女子高ばかり
 ここしかなかったんだ

久「……ふぅん?」ジロジロ

京太郎「だ、ダメですか?」

久「ま、軽く入部テストしないとね」

京太郎「え? 入部テストあるんですか!?」

久「当たり前よ。特に男子なら尚更ね」

京太郎「……うぅ」

 まさかテストがあるなんて
 どうしよう、俺の実力じゃ……

まこ「テストじゃと? 別に入部くらいで」

久「いいじゃないまこ。変なのを入れたくないでしょ?」

まこ「それはそうじゃが……」

久「それじゃあまずは何か術を見せて」

京太郎「え?」

久「そうねぇ……基本的な対子を揃える技術。分身の術ね」

京太郎「ぶ、分身ですか!?」

久「初歩の初歩よ。さぁ、やってみて」

京太郎「じゃ、じゃあやります!」スッ

まこ「頑張るんじゃぞ」

 チャクラを練って……
 こうして……!

京太郎「影分身の術!!」ボフッ

久「!」



影京太郎「」へにゅーん



京太郎「……」

久「……あ、はい。結果は追って知らせるから帰っていいわよ」

京太郎「ま、待ってください! 連絡先も聞かないでそんな殺生な!!」

久「うるさいわね。才能無いから諦めなさい」

まこ「部長、そういう言い方は無いじゃろ」

久「事実でしょ。早めに諦めた方がこの子の為よ」

京太郎「ぐっ……」




久「大体術の一つも使えないんじゃ」

京太郎「使える術ならあります!」

久「他に何?」

京太郎「変化の術を応用した技です!」

 麻雀の強豪校に入る目標の為
 最悪の場合はこれで女子高を受けるつもりだった

京太郎「行きます!」スッ

まこ「……」

京太郎「お色気の術!!」

 ボフッ

                               __

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京子「うっふーん」

久「」

まこ「ぶふぅっ!?」

京子「どうですか!!」

久「凄いけどバカっぽい」

京子「そ、そんなっ!」ガーン

まこ「……(じゃがクオリティは高い)」ジッ

京子「……くそー」

 ボフンッ

京太郎「確かにこれで入試受けたら、なんか結果悪かったんだよなー」

久「さぁ、もう遊びは終わりよ。帰りなさい」






京太郎「……やっぱりダメですか?」

久「ダメ」

まこ「部長、少しくらい多めに」

久「ダメったらダメ」

まこ「……ハァ。すまんのぅ、須賀君」

京太郎「いえ、いいんです」

 結局何をやっても俺はダメってことかよ
 畜生! これからだって思ってたのに!!

京太郎「失礼します」

久「はいはい。今から忙しいの、私は出るわよ」

まこ「ああ。それと須賀君、ちょっとええか?」

京太郎「はい?」

久「同情して入部させないでよまこ」

まこ「わぁっとる」

久「そう。じゃあね」

 バタン

京太郎「あの、なんですか?」

まこ「お前、強くなりたいんじゃろ?」

京太郎「!!」

まこ「実はのぅ、部長の知人のプロから禁術の書を預かっておってな」

京太郎「禁術の書!?」

まこ「明日に返却予定なんじゃが、今日一日くらい無くなってもバレん」

京太郎「じゃ、じゃあ!」

まこ「貸してやるけぇ、一日でその内容を覚えるんじゃ」

 すげぇ! 禁術なんて覚えたら、むちゃくちゃ強くなれるぞきっと!

京太郎「でもいいんですか?」

まこ「いいわけあるか。でも、お前の気持ちは痛いほど分かる」ポンッ

京太郎「染谷先輩……ありがとうございます!」

まこ「ほれ、これを持っていけ。くれぐれも悪用するんじゃないぞ」

京太郎「はいっ! それでは失礼します!」
 
 バタン

まこ「……」
 



京太郎「ええっと、これを読むと……なになに。二代目雀影の考案した術」

 なんか難しいことがいっぱい書いてあるな

京太郎「おっ。この穢土転生ってのどうだろ? いや、これは卑劣すぎるな」
 
 他にもっと使いやすそうなのは……ん?

京太郎「多重、影分身の術……! これだ!」

 この技を覚えて明日、あの部長さんを驚かせてやる!




久「靖子から預かった書が無いわ。やられたわね」

まこ「あの子が盗ったと? そう慌てんでも、明日聞けばいいじゃろ」

久「普通ならそれでいいけど、あの子は……例の子なのよ」

まこ「例の子?」

久「最初見た時ピンと来たの。だから追い出そうとしたんだけど……」

まこ「ま、待て。お前は何を言うとるんじゃ?」

久「まこも噂くらい知ってるでしょ。例の……化けカピバラを封じた」

まこ「!!! 九尾のカピバラの子供じゃったのか!!?」

久「ええ。もし、あの子があの禁術の書を使って、カピバラが暴走したら……」

まこ「……」ブルッ

久「止めるわよまこ。私は暗部にも連絡を」

まこ「いや、わしに責任の一端がある。暗部に相談するのは後にした方が」

久「そんな余裕は無いわ。他の高校にも応援要請するから」

まこ「……分かった。じゃが、必ず先にわしらで見つける」

久「ええ、それが一番いいわ」





貴子「聞いたかお前ら! 例のガキが禁術の書を持って逃げたらしい」

美穂子「それは、なんてことを」

華菜「うちらで見つけてとっちめてやるし!」

未春「いつかこういうことをやるとは思ってましたけど」

純代「どのみちろくな奴じゃねーんだ! 見つけ次第殺るぞ!」

美穂子「えっ」

星夏「それは……」

純代「……いや、こういう時のテンプレかと」

美穂子「彼が苦しんでこのような凶行に及んだのは私達周囲の責任です」

華菜「!」

美穂子「殺すなら私からにして」

純代「……」

貴子「テメェ池田ァ!! Sランク任務に行かされてぇのかァ!!」

華菜「にゃっ!?」

美穂子「……例の子を見つけて、早く説得しないと」

未春「頑張りましょうキャプテン!」



京太郎「よし、いい感じになってきたぞ」

 これで明日のテストは合格間違い無しだ
 いいところ見せてやるぞ

京太郎「ふんふふーん」

 ザッ

京太郎「ん?」

久「見つけたわよ」

京太郎「あ、部長さん! どうしてここに?」

久「どうしてじゃないわよ! その書を盗んでおいて」

京太郎「盗む? いや、これは借りたんですよ」

久「借りた?」

京太郎「ええ。染谷先輩に」

久「……あー、そういうことね。まこったら」ハァ

京太郎「? あの、もしかして怒ってます?」

久「当たり前じゃない!!」

京太郎「ひっ!? すみません!」

久「でも、元は私が辛く当たったせいよね。ごめんなさい」

京太郎「いえいえ! 俺自身、才能が無いってことはわかってますし」

久「え?」

京太郎「でも、俺にはこの道しか無いんです。麻雀で強くなって、みんなに認めてもらう」

久「それは……何の為に?」

京太郎「俺、なぜか昔から嫌われやすくて。それが運命なんだって割り切ってました」

久「……」

京太郎「でも、変わりたいって思った。いつか憧れの人たちのように、俺も強くなるんだって」

久「そう。強くなりたい、のね」

京太郎「はい。だって、雀影が俺の夢だから」

久「ふふっ……面白い子ね」

京太郎「面白い、ですか?」

久「いえ、こっちの話。そうね、アナタみたいなのがいた方が、いい刺激になりそうだし」

京太郎「刺激?」

久「もし貴方がよければだけど、これから――」

 ヒュンヒュンヒュンヒュン

久「っ!?」

 グサァッ! ブシャッ

京太郎「え?」

久「ぁっ……」フラッ

 ドサッ

京太郎「あ、え?」



 なんだよこれ?
 なんで、なんで部長の背中にリー棒が刺さってんだよ

 どうして……?

久「くぅっ……だ、誰?」

京太郎「!」

?「……その子を渡して貰う」

京太郎「誰だよお前!!」

 黒い外套を羽織ってるからよく分からないけど
 この感じ……めちゃくちゃ怖い

久「その黒い衣は……暁!?」

京太郎「暁?」

久「全国でドラフト指名された有力選手からなる組織よ」ハァハァ

京太郎「その暁の人が、なんだって俺に!?」

久「狙いは禁術の書? だったら……」

暁の女T「違う。そんなものはいらない」

京太郎「!」

暁の女T「私が欲しいのは京ちゃ……須賀京太郎」

京太郎「俺を!?」

久「(狙いは九尾!? だとしたらまずい!)」

暁の女T「そう。私は君を助けに来た」

久「耳を貸しちゃダメ! 早く逃げなさい!」

京太郎「で、でも部長さんが!」

久「私が食い止める。だから!」

暁の女T「無駄。暁は常にツーマンセルで動くから」

久「!」

 ザッ!

暁の女A「やっほー! 華麗に到着ーっと!」スタッ

暁の女T「……遅い」

暁の女A「ごめんごめん。お菓子買ってきたから許して」

暁の女T「許す」

久「(一人でも食い止めるのが難しいのに、二人だなんて……)」ギリッ

京太郎「……う、うぁ」ビクビク

暁の女A「この子? てんで弱そうじゃん」

暁の女T「甘く見たらだめ。もぐもぐ、油断しひゃら、中の九尾がんぐっ、危ない」もしゃもっしゃ



暁の女A「はーい。そんじゃ早速縛っちゃう?」スッ

暁の女T「私の術は目立ちすぎる。お願い」

暁の女A「よしよしよし! 覚悟しろー!」

久「させないわ!」ヒュンカカッ

暁の女A「雀牌を投げたところで……」

暁の女T「写輪眼!」カッ

久「!!」

暁の女T「チャクラを込めて、中に起爆札を仕込んでる」ズバッ

 ボカーン

暁の女A「もう! 別に分かってたのに!」

暁の女T「……ごめん」

久「今の内に逃げましょう!」

京太郎「は、はいっ!」

暁の女A「あっ! 逃げられちゃう!」

暁の女T「大丈夫」

 モヤァーン

京太郎「!?」

暁の女T「既に幻術に捕えた」

暁の女A「やったー!」

久「須賀君!?」

京太郎「うぅっ……」


 もわもわぁ~ん


京太郎「はっ!?」

 なんだここ?
 俺が十字架で貼り付けになってる!?

暁の女T「……」

京太郎「離せ! 何が狙いなんだよ!!」

暁の女T「今から君を72時間ポッキーでツンツンし続ける」

京太郎「!?」

暁の女T「ほっぺたも、顎も。でも、絶対に食べさせない」

京太郎「???」

暁の女T「空腹と絶望を味わって……」ツンッ

 ぷにっ

京太郎「……」

暁の女T「あと、71時間59分59秒」

京太郎「めんどくせぇええええええええええええええええ!!!」


 現実

京太郎「ぐあああああああああああ!!」
 


久「須賀君!! そんな!?」

暁の女A「出たね。恐怖の月読が」

京太郎「う、うぅ……暇だ。72時間も暇だぁ」ブツブツ

久「なんてことを!!」

暁の女T「……疲れた」ハァハァ

暁の女A「一瞬だけど一緒に72時間過ごしたもんね」

暁の女T「途中で手に持ってたポッキー食べちゃって」

暁の女A「え?」

暁の女T「そのあとはずっと指でつついてた」

暁の女A「イチャついてるカップルみたいじゃん」

京太郎「はっ!? 戻ったのか!?」

暁の女T「しまった」

暁の女A「なにやってんのさー!!」

久「今が最大のチャンスよ!」

京太郎「……いや、逃げません」

久「! どうして!?」

京太郎「ここで逃げたら、俺はずっと……弱虫のままだから」スッ

 負けられないんだ
 俺は雀士になる
 
 それまでは――

久「逃げなさいよ! 雀士の夢なんて捨てて!!」

京太郎「嫌だ!!」

久「!?」

京太郎「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ! それが俺の雀道だ!!」

(ナルトのあのBGM)

 ドンドンッ ソイヤッ! ハッ!

京太郎「うぉぉぉぉ!!」ブワァァァァ!!

暁の女T「このチャクラ!?」

京太郎「多重影分身の術!!!」



 ↓2 コンマ×10の人数


※ ストーリーには関係しませんが初期のチャクラ量が決まります



 


 ボフンボフンボフンボフンッ!!

京太郎×690「「「「「俺が相手だ!!」」」」」

暁の女T「!!」

暁の女A「増えすぎぃ!!」

久「あ、え?」

京太郎「どうだ! この人数相手にやれるか!?」

暁の女T「どうしよ……これだけいたら本物が分からない」ヒソヒソ

暁の女A「どうする? 一人一人確かめる?」ヒソヒソ

暁の女T「いや、帰る」

暁の女A「え? いいの? ボスに怒られるよ?」

暁の女T「私達は戦争をしに来たんじゃない。これ以上はナンセンス」

暁の女A「なんせんす? ごめん、よく分かんない」

暁の女T「私も分からない。でも、新手が来ると面倒だし」

暁の女A「それもそうだね」


京太郎×690「「「「「え? 戦わないの!?」」」」」

暁の女A「また今度捕まえに来るよー!」

暁の女T「覚悟しておいて。それに、一つだけ」

京太郎「な、なんですか?」

暁の女T「貴方のいるべき場所はここじゃない。私達と来れば、もっと強くなれる」

京太郎「!!」

暁の女T「それじゃあ、バイバイ」

 シュババッ!!

京太郎「……」

 ボフンッ ボフボフボフボフ!!

久「須賀君、アナタ」

京太郎「あ、そうだ! 大丈夫ですか部長!!」

久「え、ええ。お陰様でね」

京太郎「よ、よかったぁ」ホッ

久「……ふふっ、私の事なんていいのよ」

京太郎「え?」

久「貴方が無事で、本当によかったわ」

京太郎「……」ツゥー

久「ちょ、ちょっと! なんで無くのよ!」

京太郎「ご、ごめんなさい! あの、俺、心配とかされたこと、なくて! それで、こんな時どうしていいか」エグエグ

久「もう、馬鹿ね。こういう時は――」

 ダキッ

京太郎「!」

久「笑えばいいのよ」


 シュタッ

まこ「部長! 須賀君! 無事じゃったか!?」

久「あらまこ。遅かったわね」

京太郎「……」モジモジ

まこ「怪我しとるな。何があった?」

久「それはまた後で話すわ。それより、まこにも話したいことがあるの」

まこ「話じゃと?」

久「この子、須賀京太郎を入部させるわ」

京太郎「!!」

まこ「な、何を急に? わしゃ構わんが……」

京太郎「い、いいんですか?」

久「テストは合格よ。出来たじゃない、影分身」

京太郎「!」

久「ただし! 禁術だってこと、忘れないでね?」

京太郎「は、はいっ!!」

 シュタタッ

美穂子「どうやら解決してるようですね」

貴子「チッ、暁が来たって噂があったから急いだってのに」

美穂子「暁……一体どのような人達が」

華菜「暁なんて華菜ちゃんがワンパンだし!」シュッシュッ

美穂子「……あら? あの人、どこかで見覚えが」



京太郎「やったぁ! やったぞ!」

久「もう、喜びすぎよ」

まこ「やれやれじゃな」

 
 俺はこれで、ようやく一歩を踏み出せた
 雀影への道

 絶対に、みんなに認められる雀士になるんだ!



 そして翌日
 俺は麻雀部へと正式に入部した

 そこで出会ったのは、これから仲間となる連中
 俺と同じ新入部員の三人の女子

優希「片岡優希だじぇ! よろしくな!」

 片岡優希
 コイツは悪い奴じゃないし、ウマも合いそうだ

和「原村和です。よろしくお願いします」

 原村和
 惚れた。彼女以外何も見えない

 おっぱい大きい。惚れた
 
京太郎「はいはい! 俺は須賀京太郎!! いずれ雀影になります!!!」

和「……あの、うるさいです」ジトッ

京太郎「あ、ごめん」

 なお、第一印象はダメだった模様

久「はいはい。それじゃあ最後に宮永さん、お願い出来る?」

咲「……はい」スッ

 そして宮永咲
 コイツは確か中学でも同じクラスだった奴で、まともに話した事もない

 真面目系で、いつも孤独だったから――俺はどこかシンパシー感じてたけど

咲「宮永咲です」

 シーン

久「も、もうちょっと続けない? ほら、夢とか何か無いの?」

咲「……夢はありませんけど、野望はあります」

まこ「野望?」

咲「それはお年玉の復興と……ある女性を必ず」

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             .|/'  |: / ∨: !、:.::/ |>o。_          /  .!-ー--  .._
           {.     |:./   ∨{. Y/ |:.:.:.:./i:.:¨7 T¨¨¨¨¨¨´    ^ー 、     ` ̄

咲「殺すことです」

京太郎「!!」




 
暁の女A「あー、疲れたぁー」

暁の女T「同感」

 スッ

暁の女S「手ぶらか?」

暁の女A「色々あってねー」

暁の女S「九尾はなかなかに手ごわいらしい」

暁の女T「早く拉致って色々したいんだけど」

暁の女A「そういやボスはー? またお昼寝ー?」

暁の女S「知らないな。だが、まだしばらくは動かないだろう」

暁の女H「なんやなんや! 失敗かいなー! アホ臭ー! 」

暁の女T・A「ちょーふがいないよー」

暁の女M「そげん責めたら可哀想とよ」

暁の女H・T「結果は後で付いてくるばい」

暁の女T「……あのさ」

暁の女A「どうしたの?」

暁の女T「いい加減、名前出したい」

暁の女達「「「「「……確かに」」」」



暁のボス「……むにゃ」スピースピー




 導入が終わったので
 京太郎のステータスを決めます


『須賀京太郎』
【攻撃力】
・0
【守備力】
・0
【幸運】
・0
【チャクラ】
・69
【雀術】
・多重影分身の術(自分の人数を増やせる)
・お色気の術(女性になれる)



 攻撃 ↓2のコンマ÷5

 守備力 ↓2のコンマ÷5


 幸運はゼロでスタートします
 ゾロ目は÷5の後に2倍



 では初期ステータスはこれで
 見事なチャクラバカ

『須賀京太郎』
【攻撃力】
・1
【守備力】
・16
【幸運】
・0
【チャクラ】
・69
【雀術】
・多重影分身の術(自分の人数を増やせる)
・お色気の術(女性になれる)


【暁の構成員 ※どうせバレバレなので】
 



智葉

洋榎
豊音


姫子

小蒔

 残り二人募集してます
 一応長野組と永水以外で決めようと思ってます

 智葉とのコンビ
 小蒔と組ませても違和感無いキャラがいいですね

 何かアイデアがあれば気兼ねなくどうぞ


 それと今後の展開ですが

 あくまで麻雀でのバトルがいいのか
 それとも麻雀(物理)ファイトの方がいいのか

 今後の展開など、少し希望を取りたいと思います

A 清澄で任務をこなす

B 他校に修行に出る

C むしろ悪堕ちして暁に入る

 

霞さんには5代目の役割が…


>>73
 五代目は若作……ではなくもっと大人びた方がいるので

 ガイトさんは荒川さんにします
 小蒔はしっくりくるのを考えておきます


 一応育成も兼ねてしばらくは清澄編やります
 成長してから全国に羽ばたきましょう

 それでは次回にて

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