【とある森】
黒魔法使い「…」
ミーンミーン ミーンミーン
黒魔法使い「もう夏か…早いな」
ミーンミーン サンサンサン
黒魔法使い「暑いなー」フウ
黒魔法使い「まぁ、氷の使い魔も水の使い魔もいるし、涼しくて生活に困らないからね」
水の使い魔「頑張って涼しくしておきます!」フヨフヨ
氷の使い魔「……」アセダラダラ
黒魔法使い「氷、お前がこの夏頼りになるんだ、頑張れ」
氷の使い魔「………わかった」アセダラダラ
水の使い魔「頑張れ氷ちゃん!」ガンバレー
氷の使い魔「……うん…」
黒魔法使い「暑い…」
黒魔法使い「この夏はこれで乗りきらなきゃな……」
水の使い魔「なんですか!私達じゃ不満ですか!」
黒魔法使い「そうじゃない、ハンモックでも夜は蒸し暑いんだぞ!」
氷の使い魔「……夜は……無理…」
黒魔法使い「だから今度、街に行きたいんだよ」
水の使い魔「なんのため?」
黒魔法使い「簡単にできる精霊召喚術」
水の使い魔「私達を捨てる気ですか!?」
黒魔法使い「違う!便利なのを増やしたいんだ!」
氷の使い魔「……そう……」
黒魔法使い「それと魔石だ、お前らの餌」
氷の使い魔「…ほんと?…」
水の使い魔「炎くんや風ちゃん達は?」
黒魔法使い「それも含めてだ」
炎の使い魔「本当かマスター!」ピョーン
黒魔法使い「来るな!」ウワァァァ
炎の使い魔「何でっすか!酷いですよマスター!」メラメラ
黒魔法使い「こんな暑い時にお前が来たら焼け死ぬ!」
氷の使い魔「……近づくな…」トロトロ
水の使い魔「蒸発する~」
炎の使い魔「俺は今が旬なんすよ!」
黒魔法使い「野菜かお前は!第一お前は溶鉱炉と同化できないぐらい熱い時があるんだぞ!」
風の使い魔「そうだよ、オイラも近づくのはやだよ」フワフワ
炎の使い魔「風!お前もっすか!?」
黒魔法使い「風!土じいさんはどうした!」
風の使い魔「いや、それが…」
~~~~~~~~~~~~
土の使い魔『腰がぁ!』ゴキ
土の使い魔『わしはもうだめじゃ……後は頼む…』ガク
~~~~~~~~~~~~~
風の使い魔「的なことがあって」
黒魔法使い「おい、じいさん何したんだよ!」
風の使い魔「転んだ」
水の使い魔「転んだの!?」
風の使い魔「オイラと空中散歩中に」
氷の使い魔「……危ない…」
黒魔法使い「(……どうやれば転ぶんだ?)」
黒魔法使い「おい、お前らそろそろ街に行くぞ」
炎の使い魔「わかったっす!」メラメラ
水の使い魔「こいつ暑すぎる…」
氷の使い魔「無理……」
黒魔法使い「……お前、留守番」バシュン
炎の使い魔「何でっすかー!」シュウウ
黒魔法使い「除去完了」
氷の使い魔「…僕も…帰る……」シュン
水の使い魔「ハァハァ…またね」フリフリ
黒魔法使い「よし、それじゃあ風、水、街に行くぞ」
風の使い魔「あいあいさー」フワフワ
水の使い魔「わかったー」フヨフヨ
~~~~~~~~~~~~~
【西の街】
ガヤガヤワイワイ ガヤガヤワイワイ
黒魔法使い「……ついたな」
風「そうだね」
水「賑やかだねー」ワアア
風「あ、旨そう」フヨフヨ
水「本当だー」フワフワ
黒魔法使い「おい、魔石買いに来たんだろ」
風「あ、オイラ忘れてたよ」
水「私も!」
黒魔法使い「お前ら……とりあえず魔石買いに行くぞ」
道具屋
道具屋の店主「へいらっしゃい!」
黒魔法使い「魔石全種類1ダースと精霊召喚術の本3冊」
店主「あいよ!」
エッサホイサヨットトトト
店主「どうぞ!」ドン
風「ありがと!」
黒魔法使い「よし、帰るぞ」
【森】
黒魔法使い「魔石買ってきたぞー」
炎「マスターありがとー!」ピュー
黒魔法使い「水、消火」
水「はいただいま」
炎「やめろー」ギャァァ
風「いいぞもっとやれー」
氷「暑いの…消えろ……」
炎「俺の味方はいないんすかー!」ウワァァ
黒魔法使い「……冬使うから」グッ
炎「俺は、冬に生きれないッス」
黒魔法使い「そうか」
風「魔石で行き繋げとけばオイラは炎が冬でも平気だと思うんだ」
黒魔法使い「確かに!」ポン
炎「俺の使い魔権はあるんすか?」
黒魔法使い「あると思う?」
炎「ですよねー」
水「あ!この夏私達やってみたい!」
氷「……死ぬ………」シュゥゥゥゥ
氷「………」トロトロ
炎「大丈夫っすか?」メラメラメラ
氷「消え去れ、あ炎が」
炎「ひどいっす!」ガーン
風「いや、アホだろ」
水「アホじゃなきゃ何?」
氷「……きーえーさーれー……」
炎「………マスター!」ピョーン
黒魔法使い「なんだ?」
炎「みんなが俺を苛めるっす!」メラメラメラメラ
黒魔法使い「来るな!火事になるわ!」
炎「そんな………」
風「オイラたちは事実を行っただけだよ」
水「そうだよ」
氷「……ホノオキエロ…」
炎「一人物騒なこと言ってるっすけどそれは…」
黒魔法使い「気にするな」
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