モバP「そんな噂があるんですか?」 (50)
P(ホモ)「俺が鬼畜ホモだって」
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ホモなら女装した男が居ても匂いで判るってマジ?
ちひろ「ええまあそう聞いてますね」
ホモP「そうなんですか...」カチャカチャ
ちひろ「あれ、あんまり驚かないんですね?」
ホモP「ええ、まあ...何の根拠もないただの噂話ですからね、なんでもありでしょうし」コポポポポ
ホモP「この事務所で普通に働いていたら他の人からホモだって噂されてもおかしくはないでしょう」
ホモP「はい、どうぞお茶です」コト
ちひろ「あっ、ありがとうございます!」
ホモP「まあ、でも...」スタスタ
ちひろ「あら?プロデューサーさんお尻にゴミが...」サワッ
ホモP「ん?ああすみません、取っていただいて」
ちひろ「いえいえ、こちらもお話の途中ですみません」
ちひろ「で、何を言おうとしてたんですか?」
ホモP「ああ、ええと...まあ強いて言うなら気になるのは...鬼畜ってなんでしょうね?どうしてそんな噂がそもそも誕生したんでしょうか...?」
ちひろ「実は何か鬼畜なこととかアイドルにしてませんか?」
ホモP「してませんよ、失礼しちゃうなあ」
ちひろ「まあ、そうですよね」
ホモP「鬼畜かー...レッスンもちゃんとレベルに合わせてるつもりですし...あ、いや、実はアイドル達にとってはそうじゃなかったのかもしれませんね」
ホモP「今度トレーナーさんと話してみます」
ちひろ「噂からとはいえ、こうして新しいことに気付けて良かったですね」
ホモP「まったくです、噂に感謝ですかね」ハハハ
ちひろ「鬼畜と言えば、実際一部のファンの方が鬼畜なんじゃないですか?」
ホモP「ファンですか?」
ちひろ「例えば...ほら、幸子ちゃんとか...」
ホモP「ああ、『腹パンしたい』ですか。全く酷いですよねえ」
ちひろ「そういう方が一部なのも分かりますし、その人なりの応援なのかもしれませんけど...」
ちひろ「それでもやっぱり良い気分にはなりませんよね、そういう応援」
ホモP「まったくですね、俺も同感ですよ。本当に鬼畜だなあ」
二年ほど前、まだまだ新人のホモP
自宅
ホモP「はぁ、今日も仕事疲れたな...」
ホモP「プロデュース業も決して楽じゃないな。他の二人に負けないように頑張らないとな」
ホモP「まだ俺のアイドルを知ってる人なんてほとんどいないだろうし...」
ホモP「そうだ、ネットの反応でも見てみるか...」
カタカタカタカタカタ
ホモP「...ん?これは...?」カキカキッ
ホモP「なになに...『アイドル詳しくない俺に輿水幸子の魅力を教えろ』?」
ホモP「『なんだろ、あんまりちゃんと見たことないから魅力って言われてもなあ』『最近少しずつ名前出てきた子だよね。魅力は知らんけど』...」
ホモP「...やれやれ、幸子の魅力も分からないのか」ヤレヤレ
ホモP「幸子のプロデューサーであるこの俺が直々に教えてやるとするか...」フゥ
ホモP「『腹パンしたくなるほどのウザ可愛さ』...っと」カタカタカタカタカタ
現在
ホモP「本当鬼畜だなあ」
ちひろ「それに比べプロデューサーさんはまだまだ寛容な方ですよね」
ホモP「そう言ってもらえると嬉しいですね」ハハハ
ちひろ「みんなの悩みを解決してるって聞きましたよ?」
ホモP「そうですかね?確かに、悩み相談を受けることは多いかもしれませんね」
ちょっと前のホモP
温泉街撮影
ホモP「お、かな子温泉はどうだった?」
かな子「はい、とっても気持ちよかったです!少しのぼせてしまったかもしれませんけど...」
ホモP「まあ、でも楽しんでくれたのなら良かったよ」ハハハ
ホモP「...お、かな子、体重計あるぞ」
かな子「え、えっと...体重計はちょっと...」
ホモP「え?いやただ体重計があるなって言っただけだぞ?」
ホモP「ん?かな子、まさか体重気にしてるのか?」
かな子「そ、そんなこと...」
ホモP「まあ確かに年頃の女の子にとって、体重は気になるものかもしれないけど...俺は気にすることではないと思うよ」
かな子「プロデューサーさん...」
ホモP「だからな?かな子」
かな子「はい!」
また別の日
ホモP「今日もお疲れ様、かな子」
かな子「プロデューサーさんもお疲れさまです!」
ホモP「ああそうだ、かな子、実は事務所に体重計がな?」
ホモP「かな子、風邪気味か?ほら、体重k...体温計だ」
ホモP「おっといけない、今日は体重計を持って来てしまった」ハハハ
現在
ホモP「かな子の悩みも解決してあげたと思いますよ」
ちひろ「素晴らしいですね!」
ホモP「こう考えると俺はハゲやブサイクよりアイドルのことを良く理解出来ているのかもしれません」
ホモP「他にも、智絵里のくれたクローバーも押し花にして全部残してますし...」
ちひろ「立派だと思いますよ」
ホモP『たしか四葉のクローバーって踏まれまくったから突然変異したんだよな』
ホモP『可哀想だから三つ葉に戻してから押し花にしよう』プチン
ホモP「紗枝の願いも聞きました」
ちひろ「流石です」
ホモP『犬が欲しい?大丈夫、いつでも俺がスタンバってるよ』
ホモP「それに、対策もしてるんです」
ちひろ「対策?」
ホモP「...」キョロキョロ
ホモP「...実はここだけの話なんですけどね」ヒソヒソ
ちひろ「え?なんですか?」
ホモP「ホモって噂は俺が広めたんです」
ちひろ「え!?どうしてですか!?」
ホモP「静かにしてくださいよ!聞かれたら意味ないじゃないですか!」シーッ
ちひろ「あ、ああ失礼しました...」
ちひろ「それで?どうしてですか?」
ホモP「俺がホモであると広めたのは、一つの対策なんです」
ホモP「あのハゲやブサイクが何やらアイドル達に好感を持たれていることを俺は一足早く気付いたんです」
ホモP「なんであの二人が好意を持たれてるのかは知りませんけどね」
ちひろ「はあ」
ホモP「信頼関係は大事です。ですが一歩間違えばスキャンダル。アイドルの未来を潰してしまう恐れがあります」
ホモP「アイドルに未来を与えるべき俺達が、アイドルの未来を潰してしまうわけにはいきません!」
ホモP「そこでですね。自分の担当アイドルの未来のために、万が一俺に好意を抱かないための予防線として広めたんです」
ホモP「まさかアイドルが俺に好意を抱くわけはありませんが...まあ念のためにって感じですね」
ホモP「たとえそれで俺が悪く言われるとしても...アイドルのために動くのが、プロデューサーですから」
ちひろ「流石です」
やっぱホモって優秀だわ(テノヒラクルー)
ホモP「普通なら何もしなくて良かったんです。良かったんですけどね、まゆだけは別なんです」
ホモP「まゆだけは少し危険な状態なのではないかと思ってるんです」
ホモP「思ったより本気なのかな?と」
ちひろ「まあ、押しの強い子ではありますよねえ...」
ホモP「このホモという予防線は、いざって時にきっと生きてくるはずです」
ホモP「俺がホモだという情報があるからこそ、今のまゆはあの程度で落ち着いているわけです」
ちひろ「ああ、今までので落ち着いているわけですか」
ホモP「まあ、ちひろさんなら大丈夫と思って言ってしまいましたけど...誰にも言わないでくださいね」
ちひろ「分かりました!...とりあえずプロデューサーさんはリアルホモって設定にしておけば良いんですね」
ホモP「実際は違いますよ。普通に女性が好きです」ハハハ
ホモP「さ、仕事に戻りましょう!どこで誰が見て聞いているか分かりませんからね」
ちひろ「壁に耳あり障子に目ありですね」
ホモP「まあ、まだこの時間なら誰も来やしませんから大丈夫なんですけどね」
ちひろ「ならもう少し話しましょうか?」
ホモP「ええっ?まだ噂があったりするんですか?」
ちひろ「ふふ、どうでしょう?」
ホモP「え、どういうことですかちひろさん、ちょっと!」
ワイワイキャイキャイ
机の下
まゆ「...うふ」ニコリ
終劇?
...............
某ラーメン屋
ホモP「うーん、どれにしようかな...」
??「あれ?お前...」
ホモP「ん?...なんだハゲか」
禿P「ハゲてねーyいやハゲてたわ」
禿P「るせーいいから早く食券買えよ、混むだろ」
ホモP「分かったってば...」ピッ
『はい味噌ラーメンと豚骨ラーメン!』ドンドン
禿P「うおっうまそー。...そういえばお前鬼畜ホモって呼ばれてるんだって?」
ホモP「...ちひろさんか。まあ、ハゲには言っても大丈夫だから言うけど、俺は鬼畜でもホモでもないよ」
禿P「まあそうだよな。漫画でもレアな揃い方だよその二属性は」
ホモP「ハゲはありがちだよね」
禿P「るせー」
ホモP「あ、このゆで卵ハゲに似てない?」
禿P「食べ物で遊ぶんじゃありません」
禿P「鬼畜なんて言われてるけど実際担当アイドルとはどうなんだ?」
ホモP「多分上手くやれてる。次こそはシンデレラガールを出せるよう頑張るさ」
禿P「そうか...俺ももっと頑張らないといけないよな。こんなにも魅力的な子がいるんだ...あとは俺の力次第だよなあ」
ホモP「次はどこの毛が抜けるのかな」
禿P「不吉なこと言わないでくれる!?」
...............
禿P「ごちそうさまでした!」
ホモP「ごちそうさま」
ホモP「さて、食べ終わったしそろそろ事務所に戻ろうか。アイドル達も来ちゃうからね」ヨイショ
禿P「だな。午後も仕事頑張るか!」ヨイセ
禿P「あ、お前尻にゴミついてるぞ」サワッ
ホモP「ひゃあん」ビクッ
禿P「!?」ゾワァ
終劇!
ひゃあぁん(野太い声)
はい終わり。これで何作目?でもこれ系統では
モバP「寒い季節になったなあ...」
が前作にあたります
あと俺はハゲじゃないから
ハゲじゃないから
見てくれたひとありがとう
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