太陽神ホノカと農耕神ハナヨ (162)
初ssとなります。
まだ機能がわかっていません。
その上、キャラの話し方がおかしかったりするかもしれませんのでアドバイスがあれば、言ってください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418923180
ハナヨ「ホノカちゃん!」
ホノカ「んー?どうしたの?ハナヨちゃん」
ハナヨ「最近、日照り続きで困ってるって、村の人が言いに来たよ?ちゃんと天候管理してるのぉ!?」ズイズイ
ホノカ「え?私の計算だったらまだ晴れてて大丈夫なはずなんだけど…」
ハナヨ「大丈夫じゃないよ!さっきの人、『このままじゃ今年は不作です』って言ってたよ?」
ホノカ「わっ、でもハナヨちゃんが怒ることないよね!?」
ハナヨ「こればかりは許せないよ、ホノカちゃん!このままじゃ村が飢饉で苦しんじゃって、そして…」
ホノカ「…そして?」
ハナヨ「私達へのお供え物も無くなっちゃうんだよ?お米が食べられなくなっちゃう…」
ホノカ「あ…本当だ!どうしよぉ!」
ハナヨ「今からでも遅くないから、日照りを止めてくれないかな?」
ホノカ「今すぐには無理だよ…ハナヨちゃんの力でどうにかならないの?」
ハナヨ「えぇ!?流石にそれは…でもそれじゃあみんなのお米が…ううぅ…ダ、ダレカタスケテ−!」
「お呼びでしょうかっ?」
ハナヨ「…この声は」
コトリ「困ってるみたいですね、神様の使いの私が手伝っちゃいます!」
ホノカ「コトリちゃん!」
コトリ「ホノカちゃん!ごめんね?また来ちゃった」
ホノカ「いいよ!寧ろ大歓迎だよ!」
ハナヨ「コトリちゃん!?元気だった?」
コトリ「うん♪カヨちゃんも元気そうでよかったぁ。」
ホノカ「そういえばハナヨちゃんも元々は天使だったね。」
ハナヨ「正しくは今も天使なんだよ?唯、急遽作られた役職に代理で入ってるだけで…」
コトリ「大天使パナヨエル!懐かしいなぁ」
ハナヨ「今は、ハナヨとか、カヨって呼ばれてるからね。」
ホノカ「それでコトリちゃん、手伝ってくれるんだよね?」
コトリ「勿論!まず地上に降りて状況を見に行くことから始めるね?」
ホノカ「え!?地上に行くの!?ホノカも行きたーい!」
ハナヨ「駄目だよ、ホノカちゃん!仕事をしなくちゃ…」
ホノカ「地上でも祈れば仕事はできるんだよ?だからハナヨちゃんも行こうよ!」
-「あんまり勝手なことはしないでくれないかしら…」
ホノカ「その声は…エリちゃん!」
エリ「地上で仕事はできても、私達との通信ができないのよ?もしものことがあったら…」
コトリ「その時は私が報告しにきます♪」
エリ「で、でも…」
ホノカ「エリちゃん…お願いっ!」
エリ「っ!うぅ、仕方ないわね…一週間だけよ?ただしその間、こっちの世界の指示は私が取るわ。いい?」
ホノカ「やった!ありがとーエリちゃん!流石指揮官!」
エリ「指揮官ってなによ指揮官って……いい?道具は持っていくのよ?」
ホノカ「勿論だよ!じゃあ行ってくるね?」
エリ「門は開けといたわ。気を付けて行ってらっしゃい。」
ホノカ「行ってきます!」
・・・・・
ハナヨ「え…門って、これなの?」
コトリ「そっかぁ、カヨちゃんは今回が初めての地上だったね。ここから飛び降りるんだよ。」
ハナヨ「門って言ってたから、てっきり押して開くだと思ってて…地面に備え付けてあるんだね。」
ホノカ「じゃあホノカはもう行くよ?…あ、そうだ。ハナヨちゃん、向こうでは花と陽で『花陽』って名乗ってね?」
ハナヨ「うん、わかった。」
ホノカ「ホノカは稲穂と乃至…ナイシだっけ?の乃と果実の果で『穂乃果』、コトリちゃんはそのまま『ことり』だからね!それじゃあお先に!」ヒョイ
ハナヨ「あ、ちょっとホノカちゃん!」
コトリ「ホノカちゃぁん…大切なことを言ってないよ…」
ハナヨ「大切なことを?」
コトリ「実は、着地点はみんなバラバラなの。だから、探してねってことなんだけど…」
ハナヨ「えぇ!?じゃぁ、ハナヨは一人ってこと?」
コトリ「バラバラって言っても村の周りにだから直ぐに見つかるよ!わかった?」
ハナヨ「わ、わかった。」
コトリ「じゃぁ、good luck♪」ヒョイ
ハナヨ「行っちゃった…と、飛び降りるんだよね?」
ヒュゥゥゥ
ハナヨ「うぅ、高そう…ちょっと心を落ち着けてからーー」ズルッ
ハナヨ「へっ?」
ダレカタスケテ−!
面白い発想だな
ただ「」の中を度々句点で終わらせちゃってるのが残念
>>8
ご指摘有り難う御座います。
以降、句点の使い方を変えてみます。
意外にも期待されていて驚いています。
お昼ほどに進めますね。
・・・・・
村人A「まったくー、なんでこんなに暑いのかしら。もう雨が降ってもいい時期なのに…」
村人A「吹いてくる風だけが唯一の助けね」
…タスケテ−
村人A「えっ?今の…人の声かしら?」
ダレカ−…
村人A「…あっちの方ね。誰かいるの?」ガサガサ
花陽「まさか木に引っかかっちゃうなんて…誰か助けてぇ!」
村人A「ヴェぇぇ…なんでそんな所に引っかかってるのよ…」
花陽「あっ…あ、あの、助けてくれませんか!?上から落ちてきたら引っかかっちゃいまして…」ウルウル
村人A「どういうことよ…はぁ。ちょっと待ってて。梯子、借りてくるから」
・・・・・
花陽「すみません、助かりましたっ」ペコペコ
村人A「別にお礼なんていいわよ。それより、何をしたらあんな高いところに引っかかるのかが知りたいわ」
花陽「そ、それは…」
村人A「言えないのね…まぁ別にいいわ」
−真姫「私の名前は西木野真姫。あなたは…この村の子じゃないみたいだけど」
花陽「あっ私、花陽って言いますっ!」
真姫「花陽ね…ハナヨ?どこかで聞いたことのある名前ね…」
花陽「へっ!?き、気のせいじゃないでしょうか?」アタフタ
真姫「確か…あ、そうよ!この村の神様に『ハナヨ』って居たはずだわ!」
花陽「うぅぅ…」
真姫「ま、偶然よね」
花陽「危なかった…」
真姫「それであなたはどこから来たの?」
花陽「え、えぇっと…遠い所です」
真姫「アバウトね…遠くってことは街かしら」
花陽「そ、そうです!街から来ました!」
真姫「へぇ、あなたもなのね」
花陽「えっ?今、あなたもって…」
真姫「そうよ。前にも同じような子が来たの」
花陽「…多分ホノカちゃんだよね」
真姫「街から来たってことは…どうする?私が村じゅうを案内してあげてもいいんだけど」
花陽「じゃあ…お願いしてもいいですか?西木野さん」
真姫「硬いわね…真姫でいいわ。それに敬語はやめてくれないかしら。なんだか申し訳ないわ…」
花陽「えっと…じゃあ、よろしくね?真姫ちゃん」
真姫「真姫ちゃん…ま、まあいいわ。ついてきて」
・・・・・
穂乃果「着いたー!いやぁ久し振りだねぇ」
穂乃果「海未ちゃん達元気にしてるかなっ?」
穂乃果「あ、でもその前にコトリちゃんとハナヨちゃんを探さなくちゃ!」
穂乃果「あ、でもことりちゃんは私と一緒に来たことがあるから、この辺りまで来てるよね!」
-「昼間から騒がしいですね…少しは静かに…って穂乃果!?」
穂乃果「あ!やっほー海未ちゃん!元気だった?」
-海未「来てたのですか?」
穂乃果「いやぁ、また用事が出来てね?この前みたいに家に泊めてくれないかな?」
海未「あそこは真姫の家ですから、真姫に聞くべきなのですが…恐らく歓迎してくれるでしょう」
穂乃果「やった!」
海未「まだ決まったわけではないのですが…」
穂乃果「あはは…」
海未「そういえば、ことりも来ているのですか?」
穂乃果「来てるよね!でも、途中で逸れちゃって…」
海未「そうですか。ではまた、私と真姫、穂乃果とことりの四人で釜の飯を食べられるのですね!」
穂乃果「あ、今回はことりちゃんともう一人来てるよ!」
海未「それでは五人ですか。ふふ、賑やかになりそうです」
穂乃果「でも、まだ決まったわけじゃないんだよね?」
海未「そ、そうでしたね…」
-真姫「海未ー!ちょっと来てくれない?」
海未「あ、噂をすれば。真姫が帰ってきたみたいです。少し待っていて下さいね!穂乃果」スタスタ
穂乃果「わかったよ!」
・・・
海未「真姫!聞いてください!実は…おや、そちらの方は?」スタスタ
花陽「は、初めまして!花陽と申します!」ペコッ
海未「ハナヨ…ですか?農耕の神様と同じ名前ですね。」
真姫「そうなの、でも花に陽だから全然違うって…」
海未「そうですか。あぁ、遅れてしまいました。初めまして、花陽。私は園田海未と申します。」
花陽「よ、よろしくお願いしますっ!」
海未「はい!…それで、真姫。何かようですか?」
真姫「そうだったわ。暫くの間、花陽をウチに泊めようと思うんだけど、いいかしら?」
海未「えぇ、私は構わないですよ?」
真姫「そう、助かるわ」
海未「あっそうです、聞いてください真姫!」
真姫「なに?」
海未「実はですね…」
−穂乃果「海未ちゃーん、もういいかな?」
真姫「穂乃果!?」
穂乃果「あっ真姫ちゃん!久しぶりー!」ギュー
真姫「ちょ、ちょっと苦し…」
海未「穂乃果が来ていたのです!」
真姫「み、見ればわかるから!それより穂乃果を退けて!」バタバタ
穂乃果「あぁ、ごめんね?真姫ちゃん」
真姫「い、いいわよ…それで、なんで穂乃果がいるの?」
海未「また用事が入ったみたいです。あ、ことりも来ているらしいですよ?」
真姫「二人とも泊まるの?」
穂乃果「泊めてくれるなら!」
真姫「そう、なら歓迎してあげないこともないけど?」ニコニコ
海未「本当に真姫は素直じゃないですね」
真姫「な、なによ…悪い?」
海未「いえ、それでいいのですよ?…ふふっ」
真姫「な、なによー!」
花陽「えっと…穂乃果ちゃん、だよね?」
穂乃果「あ、花陽ちゃん!会えてよかったぁ!」ギュー
花陽「わぁっ!と、ところで、穂乃果ちゃん。真姫ちゃん達とはどういう関係なの?」
穂乃果「どういう関係…?えーっとね。前に地上に降りたことがあるってことは話したよね?その時、私とことりちゃんを家に泊めてくれたのがこの二人なんだよ!」
花陽「つまり恩人ってことだね」
海未「実際に助けていただいたのは私達の方なのですが…」
花陽「?」
海未「一年前、長い間雨が降っていたことがありまして…もう少しで洪水になるという所に来たのが穂乃果とことりなのです」
真姫「あぁ、あの時は驚いたわよ」
海未「えぇ、突然穂乃果が『雨やめーっ!』と叫んだかと思うと、今までの雨がなかったようにカラッと止んでしまったのです。」
穂乃果「いやぁ、たまたまだよ。たまたま」
花陽「…穂乃果ちゃん。それって…」
穂乃果「…力を使ったよ?あ、でも2人には黙っておいてね?ばれちゃったら駄目だから」
花陽「…わかった」
真姫「二人共、入らないの?」
穂乃果「あっ!私はことりちゃんを探してくるね!」
真姫「花陽は?」
穂乃果「家の中、見てた方がいいんじゃないかな?ことりちゃんは穂乃果に任せて?」
花陽「うん、わかった。私は中に入っておくね?」
真姫「そう。穂乃果、気をつけるのよ?」
穂乃果「うん!今日の真姫は優しいね!」
真姫「わ、私はいつだって優しいわよ!」
すみません。ぼーっとしていたもので、幾つかおかしな点がありました。
以後は気をつけます。
・・・・・
花陽「お、お邪魔します」
真姫「荷物は玄関に置いてて…て、そういえば持ってなかったわね。」
海未「一緒に来たはずの穂乃果も手薄だったということは、ことりが持ってるのかも知れません。」
真姫「ていうか、一緒に来てるのに逸れるってどういうことよ…花陽に関しては木に引っかかってたし…」
海未「えぇ?どういうことですか?」
花陽「あ、あれは…高いところに登れば、穂乃果ちゃん達を見つけれるかなーって思って」メソラシ
真姫「バカジャナイノ?」
海未「真姫!そのような口の聞き方はいけません!ましてや相手は初対面の方ですよ!?」
真姫「そういう海未だって『花陽』って呼び捨てにしてるじゃない」
海未「そ、それは…」
花陽「べ、別に気にしなくてもいいんだよ?私もちょっと馴れ馴れしかったから…」
海未「い、いえ!もっと馴れ馴れしくてもいいのですよ!?むしろどんどん」
真姫「海未、落ち着きなさいよ」
海未「…すみません、私としたことが」
真姫「で?花陽。その時にことりは見つけけられたの?」
花陽「えっ!?う、ううん。見つけっれなかったよ?」
海未「では、ことりは穂乃果に任せるしかないですね。少し心配ですが…」
花陽「ことりちゃん、見つかるといいね」
海未「えぇ、見つけていただかないと困ります!」
真姫「…じゃ、私は布団の用意するから。海未は花陽を上げといて?」
海未「そうでした。さぁ、花陽。いつまでも玄関に立たせてしまい申し訳ありません。どうぞ上がってください」
・・・
海未「さて、まずは各部屋の説明をしましょうか。入ってすぐのすぐ左の部屋。ここはリビングです」
花陽「お、大きい…」
海未「廊下を挟んで向かいにある部屋が温泉ですね」
花陽「えぇ!?温泉なの!?」
海未「はい!元々この家はは旅館でして、それを真姫が買い取ったのですよ?」
花陽「買い取っちゃったの!?」
海未「真姫を村に置いて今は遠いところへ行っているようなのですが、真姫のご両親はお金持ちなのですよ?お金には困らないといつも言っています」
花陽「す、凄いね…」
海未「改めて考えるとそうですね…。さぁ、次の部屋に行きましょうか」
・・・
海未「ここがお手洗いですね。そして向こうに見えるのが真姫の寝室です。その手前が私の寝室です」
花陽「旅館って言ってたけど、部屋があんまりないんだね」
海未「いえ、二階は全てお客様用の部屋ですので、それなりの量にはなりますよ?」
花陽「なるほど…じゃあ、私達が泊まるところも二階なの?」
海未「どうなのでしょう?前回、穂乃果達がやってきた時は私の部屋で寝ていましたので、今回もそうなるのではないでしょうか…?」
花陽「ふむふむ…」
海未「後で真姫に聞いてみてはどうでしょう?」
花陽「わかった。後で聞いてみるねっ?」
・・・
海未「最後にここがキッチンですね。基本的に料理は私がします」
花陽「これは…献立表?」ピラッ
海未「えぇ、一ヶ月で大体何を食べるか。その目安のようなものです」
花陽「…あれっ?あれ!?」
海未「どうしたのですか?」
花陽「一ヶ月の献立の中に、ご飯が二つしかないよ!?」
海未「今年はお米が不作で量が少ないのですよ」
花陽(でも滞在期間中の一週間の中にご飯があるから…でも、毎日食べたいなぁ…)
海未「…花陽?どうかしたのですか?」
花陽「い、いや、なんでもないんだよ?」
海未「そうですか。では粗方部屋の案内は済みましたので、リビングに戻ってくつろいでおいてください」
後には書きますが、この話の目的はお供え物の米を救うために色々手伝うといったものです。
私の文章力では話が理解しにくいと思われますので、要望があれば各キャラクターの説明も書きたいと思います。
基本的には本作の性格を基盤に役職等をつけただけなのですが…
・・・リビング
海未「私は穂乃果達を探しに行こうと思いますので、ゆっくりしていてくださいね?」
花陽「あ、それなら私も」
海未「いえ、私一人で十分です。この村の事はよく知っていますので」
花陽「そ、そっか。じゃあ、穂乃果ちゃん達の事はお任せしてもいいかな?」
海未「はい!お任せください!」パタパタ
花陽「……ふうっ。つ、疲れた…」
花陽「穂乃果ちゃん達は言ってなかったけど多分正体はばれちゃ駄目なんだよね?」
花陽「嘘をついちゃったらまた別の嘘をつかなくちゃいけないから…ちょっと苦しいなぁ…」
花陽「真姫ちゃんはちょっと鋭いし…」
-真姫「私がどうかした?」
花陽「え!?ま、真姫ちゃん!?…き、聞いてたの?」
真姫「よく聞こえなかったけど…私がどうとかってのは聞こえたわ」
花陽「よ、よかった…」
真姫「花陽。出会った時からなんだか変だけど…具合が悪いなら早く言いなさいよね」
花陽「う、うん。初めての場所だからちょっと緊張しちゃって…」
真姫「そんなに強張る必要はないわよ。この村はみんな優しいんだから、困った時は誰にでもどんどん頼っていいのよ?」フフン
花陽「うんっ!」
真姫「…ところで海未はどこ?見当たらないけど…」
花陽「海未ちゃんならさっき出掛けたよ?穂乃果ちゃん達を探しに行くって言ってかな」
真姫「そう。夕食を作ってもらおうと思ったんだけど…」
「たっだいまー!!ってあれ?」ガタガタ
「穂乃果ちゃんっ!それ、引き戸だよ?」
「あ、そっか!では改めて…」
-穂乃果「たっだいまー!」ガラガラ
-ことり「『お邪魔します』なんじゃないかなぁ?」
真姫「ちょっと穂乃果!ノックぐらいしなさいよ!びっくりするじゃない!」
穂乃果「ごめんね、真姫ちゃん。でも久しぶりだったからつい…」
真姫「ついじゃないわよ…ってあれ、海未はどうしたのよ」
ことり「海未ちゃん?海未ちゃんがどうかしたの?」
真姫「さっき二人を探しに家を出たんだけど…見事にすれ違ったわね」
穂乃果「えっ!?海未ちゃん出て行っちゃったの!?ちょっと穂乃果探してくる!」
真姫「待ちなさいよ!またすれ違ったらどうするの!?」
穂乃果「あ、そっか…じゃあ待つしかないよね」
真姫「まったくー…」
テストです。
どうも終わったような印象を与えてしまったようですね。
見ていただきその上楽しみにしていただいているとは…
頑張らねば
明日にでも進めます
・・・
-海未「真姫っ!穂乃果を見ませんでしたか!?」バタバタ
穂乃果「あ、うにひゃんおはえひー」ポリポリ
ことり「穂乃果ちゃん、お煎餅を咥えながら喋るのはやめたほうが…」
穂乃果「んっ…そうだね」
海未「穂乃果!?どこにいっていたのですか!」
穂乃果「えーっと…家を出て、途中でことりちゃんを見つけて…そのまま帰ってきたよ?」
海未「つまり無駄足だった、ということですね…」
真姫「ま、三人とも来たんだしいいんじゃない?」
海未「いいのでしょうか…」
穂乃果「あはは…」
海未「穂乃果?笑い事じゃありませんよ?人にあれだけの心配をかけておいて…」
穂乃果「ご、ごめん…」
海未「ことりもですよ?」
ことり「えぇ!?ことりもなの?」
海未「当然です!大体…」
穂乃果「うわぁぁん!またお説教だぁ!」
海未「穂乃果!?しっかりと聞いてください!」
花陽(あれ、穂乃果ちゃんって神様だよね…?)
真姫「…あ、そうだわ、花陽。海未はまだ紹介してなかったわね」
真姫「あの子は園田海未。あれでも私より一歳年上なのよ?」
花陽「同い年に見えるね」
真姫「そう?私はそう思わないけど…周りから見るとそうなのかも」
花陽「ところで、さっき海未ちゃんに、寝室を紹介してもらったんだけど…一緒に住んでるの?」
真姫「そうね。色々あってウチに泊めてるんだけど…」
花陽「色々?」
真姫「…何でもないわ」
花陽「?」
穂乃果「…助けて!花陽ちゃん!」バタバタ
花陽「わっ、どうしたの、穂乃果ちゃん?」
海未「穂乃果!逃げないでください!…花陽、こっちに穂乃果を渡してくれませんか?」
穂乃果「お願いだよ、花陽ちゃん!助けてっ!」
海未「なぜ逃げるのですか?」
穂乃果「だって海未ちゃんのお説教長いんだもん!」
海未「それはあなたが…」
穂乃果「また始まった!」
海未「いいからこちらへ来てください」ガシッ
穂乃果「あっ!」
海未「さぁ、捕まえましたよ?逃げ出した分まできっちりとお説教させていただきます」
穂乃果「真姫ちゃん、花陽ちゃん!助けて!」
花陽「え、えぇっと…」オロオロ
真姫「穂乃果が悪いんでしょ?自業自得じゃない…」
穂乃果「えぇ!?穂乃果はことりちゃんを探しに行っただけで何も悪くないのに!」
海未「人に心配をかけるからこうなるのでしょう?」
穂乃果「それは海未ちゃんが勝手に探してただけじゃん!過保護すぎるよ!」
・・・・・
穂乃果「うぅ、ひどい目にあったよ…」
海未「穂乃果、ちゃんと聞いてましたか?」
穂乃果「き、聞いてたよ…?」
海未「ことりは…」
ことり「えっ?ちゃ、ちゃんと聞いてたよ?」
海未「そうですか…ならいいのです」ニコッ
穂乃果・ことり「はぁ…」
真姫「…海未、そろそろ夕食を作って欲しいんだけど」
海未「もうそんな時間ですか?すぐに用意しますね」
真姫「ありがとう」
穂乃果「……行った?」
真姫「? 海未ならキッチンに行ったけど…」
穂乃果「あー!海未ちゃんのお説教疲れたー!」
ことり「穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「だってそう思わない?穂乃果は悪くないもん!」
ことり「穂乃果ちゃん、少し落ち着いた方がいいんじゃないかな?」
「穂乃果、聞こえてますよ?」
穂乃果「…」
ことり「あぁ…」
真姫「ま、こうなるでしょ」
遅くなってしまい申し訳ありません。
それと、何かご要望などがありましたらどんどん言ってください。
文章の方は読み直しを増やして綺麗にしてみます。
最初は江戸時代ぐらいの時代設定かと思ったけどノックとかキッチンとか言い出したあたり現代なのか?
>>30
そうですね、理想としての姿はは1960年代の近代化の始まり辺りです。
ただ、穂乃果や花陽の名前をカタカナにしているので、無理に年代を決める必要はないのでしょうか…
家庭事情で忙しく、進めることができませんでした。申し訳ありません。
少し書いていた分を書いておきますね
・・・・・
海未「さぁ、出来ましたよ」
穂乃果「やった!」
海未「穂乃果はこっちに来てください」
穂乃果「…」
ことり「あはは…」
真姫「私達は先に食べてるわ」
穂乃果「あぁ!真姫ちゃん!穂乃果を見捨てないでー!」
海未「さ、行きますよ」
穂乃果「いーやーだー!」ズルズル
海未「駄々を捏ねないで下さい!」
花陽「い、行っちゃった…」
真姫「海未ってば、いつもはもっと静かなんだけど…よっぽど嬉しいみたいね」
ことり「え?何が?」
真姫「穂乃果とことり、それと花陽が来てくれて嬉しいってことよ」
ことり「わぁ…嬉しいなぁ」
真姫「? なんでことりが喜ぶのよ」
ことり「だって、ことりはみんなを幸せにできることに喜びを感じているからです!」
真姫「変わってる…」
ことり「勿論、真姫ちゃんも幸せにしちゃいますよぉ?」
真姫「うえぇ?私は別に…」
ことり「別に?」
真姫「し、してもいいわよ…」
ことり「はい!」ニコニコ
・・・・・
真姫「じゃ、そろそろ食べましょうか」
花陽「お味噌汁、肉じゃが、
焼き魚!…どれも美味しそうですっ!」
ことり「かよちゃんは本当に食べることが好きなんだねぇ」
花陽「勿論です!ここに白い炊きたてのご飯があれば…」
真姫「美味しいでしょうね」
花陽「でも、連日の日照りの所為でお米は不作。うぅ、太陽が恨めしいです…」
ことり(でもそれって穂乃果ちゃんの所為だよね?)
真姫「海未が毎日田んぼの手入れをしてるのだけど…このままじゃ駄目でしょうね」
花陽「そ、そんな…」
真姫「仕方ないわよ」
花陽「うぅ…」
ことり「あっ、そうだぁ!」
真姫「? どうしたのよ、ことり」
ことり「かよちゃんが海未ちゃんのお手伝いをすればいいんじゃないかなぁ?」
花陽「えぇ!?わ、私!?」
真姫「急ね」
ことり「かよちゃんはね、街で農業について研究をしているの。だから、今が役立てチャンスなんじゃないかな?」
真姫「…そうなの?花陽」
花陽「えっ!?は、はいっ!」
真姫「そう…じゃあ手伝ってあげてくれないかしら。海未もきっと喜ぶわ」
花陽「任せてくださいっ!」
花陽(…勢いで言っちゃったけど、大丈夫かなぁ)
花陽(ことりちゃん…)
・・・・・
真姫「結構食べたわね…」
ことり「もうお腹いっぱい…」
花陽「えっ…?」モグモグ
真姫「花陽、私の焼き魚もいる?」
花陽「いいんですか?」パァァ
真姫「はい。よく食べる子ね」
-海未「遅くなってしまい申し訳ありません。お味の方はいかがでしょうか…?」
花陽「美味しいですっ!」
真姫「美味しいけど…ちょっと量が多いんじゃないかしら」
海未「そうでしたか?普段通りに作ったのですが」
-穂乃果「…」
真姫「静かね」
海未「えぇ、少し絞りましたので」ニコッ
海未「さ、穂乃果。早く食べて下さい。洗い物があるのですから」
穂乃果「う、うん…」
真姫「終わったら、お風呂にしましょうか」
穂乃果「そうだねー…あ、お魚美味しい」
ことり「みんなで入るの?」
海未「それはいいのですが、私はやることがありますので、後で入らせて頂きます」
穂乃果「えぇ!?じゃあ海未ちゃんは一人で入るの?」
海未「まぁ、そうなりますね」
穂乃果「そんなの嫌だよ!海未ちゃん、穂乃果と入ろう!」
海未「しかし…」
ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことり、真姫ちゃん、かよちゃんで五人だから…三人と二人で分けたらいいんじゃないかな?」
真姫「最初に三人で入って、後半が海未と一緒に入るってこと?」
ことり「うーん…かよちゃんもいるし、ここはこの色付きのくじがいいんじゃないかな?」ヒョイ
真姫「今どこから…」
ことり「胸元のポケットだけど?…赤を二枚、白を三枚入れて…じゃあ、みんなで一斉に引きましょう!せーのっ!」
まだ見てくれている人はいるのでしょうか…
少しぐだっとしていますかね?
見てくれている方がいるなら是非ともくじ引きの結果を決めて頂きたいのですが…
ここから先は薄っすらとしか考えていませんでした
助言ありがとうございます。
では、無難に赤【まきぱな】白【ことほのうみ】でいいでしょうか?
許可又は別意見を貰い次第、書き始めますね。
まきほのとことぱなうみが良いです(小声)
書きやすい好きな組み合わせでどうぞ~
定期的に見てるよ
>>41
まきほのですか、いいですね!
では、赤【まきほの】、白【ことぱなうみ】を第一案として書き始めます。
・・・
穂乃果「穂乃果は赤だよ!」
真姫「じゃあ、私と穂乃果ね」
穂乃果「おぉ!真姫ちゃーん!」モギュー
真姫「ちょ、ちょっと穂乃果!」
海未「ということは、私とことりと花陽が白ですね」
ことり「わぁい、海未ちゃんだ!」
花陽「よ、よろしくお願いします」
海未「では、真姫と穂乃果は先に入ってください。ことりと花陽は少しだけ待っていてくれますか?」
ことり「はいっ!わかりました〜!」
赤【まきほの】
穂乃果「いやぁ、真姫ちゃんとお風呂に入るのは久し振りだねぇ」
真姫「そ、そうね」
穂乃果「? 真姫ちゃん、脱がないと入れないよ?」
真姫「わかってるわよそれぐらい!」
穂乃果「じゃあ早く脱いで、穂乃果と一緒に入ろー!」グイグイ
真姫「きゃあ!脱がさないで!」
・・・
穂乃果「おぉ、やっぱり広いねぇ」
真姫「デッショー」
穂乃果「えぇっと、シャンプーは…」
真姫「その右のやつよ。体は石鹸で洗って」
穂乃果「あれ?シャンプー変えたの?」
真姫「新しいのが出てたから買い換えたのよ」
穂乃果「でも匂いは変わってないんだね」
真姫「変わってないと思うけど…匂いなんてよく覚えてるわね」
穂乃果「だって真姫ちゃんの匂いがするんだもん。好きだったから覚えてるよ」
真姫「わ、私の匂い!?」
穂乃果「? なんか変だった?」
真姫「べ、別に…」
・・・
穂乃果「〜♪ あっ、穂乃果が背中洗ってあげるね?」
真姫「そう?じゃあ、お願いするわ」
穂乃果「任せてーって、おぉ…やっぱり真姫ちゃんの背中は白くて綺麗だねぇ」
真姫「当然よ。美容には気を付けてるんだから」
穂乃果「それにスベスベだねぇ」
真姫「く、くすぐったいんだけど…」
穂乃果「…」ツー
真姫「きゃあ!なにすんのよ!」
穂乃果「あはは、ごめんね? つい手が…」
真姫「ついじゃないわよ…」
穂乃果「じゃあ、洗うねー」
真姫(…くすぐったい。なんで素手で洗ってるのよ)
穂乃果「〜♪」
真姫(でも、ちょっと気持ちいいかも)
穂乃果「じゃあ流すねー」バシャッ
真姫「ふぅ…ありがと」
穂乃果「どういたしましてー。穂乃果は自分で洗うから、真姫ちゃんは先に浸かってて?」
真姫「…別に洗ってあげてもいいけど?」
穂乃果「でも、早く浸からないと冷めちゃうよ?」
真姫「いいわよ。…一緒に入りましょ?」
穂乃果「ほんと!?真姫ちゃんだーいすきー!!」ギューッ
真姫「ヴェェエ!?ちょっと、状況を考えなさいよ!!」カァァ
・・・
穂乃果「ご、ごめんね?真姫ちゃん」
真姫「まったくー…」
穂乃果「まだ怒ってる…?」
真姫「当然よ」
穂乃果「うぅ…穂乃果にも悪気はなかったんだよ?」
真姫「それぐらいわかってるわ」
穂乃果「……」
真姫「…ちょ、ちょっと?そんなに落ち込まないでよ。こっちまで調子が狂うじゃない」
穂乃果「だって、真姫ちゃんに嫌われちゃったと思ったから…」
真姫「こんなことで嫌わないわよ。ただ怒ってるだけ。それにせっかく二人きりなんだから、もっと元気出してよね」
穂乃果「ほんとに嫌いじゃない?」
真姫「さっきから言ってるじゃない。ほんと情緒不安な人…」
穂乃果「うん…」
真姫「……もう上がる?」
穂乃果「えぇ!?やだよ!!」
真姫「だったら何か話しましょう。気まずいわ」
穂乃果「話?んー…何か話題は…」
真姫「まぁ、急に言って出てくるものじゃないわよね」
穂乃果「真姫ちゃんは何か話題とかないの?」
真姫「私は…あの子、花陽についての話を聞きたいわ」
穂乃果「花陽ちゃん?そういえば真姫ちゃん、花陽ちゃんのこと気に入ってるもんね」
真姫「そうね…あの子を見てるとなんだか落ち着くのよ」
穂乃果「だよね、だよねー!花陽ちゃんを見てるとなんだか癒されるよねぇ」
真姫「後よく食べる子ね」
穂乃果「食べてる時の花陽ちゃんも魅力的だよね」
真姫「後、農業に詳しいってことりが言ってたわ。本当に不思議な子ね」
穂乃果「それも花陽ちゃんの魅力だよねぇ」
真姫「一体いくつ魅力があるのよ…」
穂乃果「んー…いーっぱい!」
真姫「はぁ、穂乃果らしいわね。まだ日にちもあるし、私も花陽の魅力を探してみようかしら…」
穂乃果「これからも花陽ちゃんと仲良くしてあげてね?」
真姫「もちろんよ。…で、次は穂乃果。何か話題はないの?」
穂乃果「穂乃果の話?じゃあ、ついさっきの話なんだけどね?」
真姫「さっき…ことりを探しに出た時のことかしら?」
穂乃果「そう!途中、道の端に黒い髪の女の子を見つけてね?なんか、困ってるみたいだったから声をかけてみたんだよ。そしたらパーっと逃げちゃって…」
真姫「黒い髪の女の子?ここの周辺には数人居るけど」
穂乃果「赤いリボンで髪をくくってて、穂乃果より背が低かったかな?知らない?」
真姫「曖昧ね…」
穂乃果「去年来た時には見てないから、新しく引っ越してきたのかなぁって」
真姫「引越し?ここ最近、私はそんな話は聞いてないけど…」
穂乃果「じゃあ、あの子はお化けだったんだねー!」
真姫「ちょっと、そういうのやめてよね…」
・・・
穂乃果「へー、そんなことがあったんだね」
真姫「…そろそろ上がらない?のぼせて来たわ…」
穂乃果「そうだね、穂乃果もそろそろ限界かも…」
真姫「続きはリビングで話しましょ?アイスはあったかしら…」
穂乃果「アイス!?アイス食べたーい!」
真姫「まだあるって決まった訳じゃないわよ」
穂乃果「えぇー!?食べたいよー!」
真姫「子供じゃないんだから…」
そういえば寝泊まりなのに部屋を決めていませんでしたね…
これもよければ皆様にお任せしてよろしいでしょうか?
では、【まきぱな】【ことほのうみ】でよろしいでしょうか?
よければこれで行きます
・・・・・
穂乃果「はぁーさっぱりしたー!」
真姫「なんかおじさんみたい…」
穂乃果「うひひ、真姫ちゃーん。おじさんがお風呂上がりのマッサージをしてあげようか?」
真姫「…したら許さないんだから」
穂乃果「そ、そんなに怒らなくてもいいじゃん…じゃあ髪の毛を乾かしてあげる!」
真姫「それなら、お願いしよかしら」
穂乃果「よーし!真姫ちゃん、ここに座って?」
真姫「うん…なんか、恥ずかしいんだけど」
穂乃果「大丈夫、すぐに終わるから…」
-海未「穂乃果、寝間着の方は…って」ガチャッ
穂乃果「あっ」
真姫「う、海未ぃ!?」
海未「…なんだか微笑ましいですね。寝間着の方は真姫から借りたようですし、これにて私は…」
真姫「ち、違うの、海未!これは…」
海未「わかってますよ、真姫。ふふ…」ガチャッ
穂乃果「真姫ちゃーん、座ってくれないと乾かしにくいよー」
はっ!よく考えたらことりは花陽の事「花陽ちゃん」って呼んでますね。
「かよちゃん」は別の方でしたか…失態です
元々呼び方はブレブレだからへーきへーき
・・・・・
ことり「海未ちゃん、どうだった?」
海未「穂乃果の寝間着は間に合っていました」ニコニコ
花陽「? 何かあったの海未ちゃん。なんだか凄く嬉しそう」
海未「そうですか?」ニコニコ
-穂乃果「…上がったよー!」
ことり「お帰りー、穂乃果ちゃん。じゃあ、ことり達も入ろっか」
海未「そうですね」
真姫「はぁ…」
海未「あ、真姫。…ふふ」
真姫「ちょっと!さっきのは誤解よ!」
海未「だからわかってると言ったではありませんか」ニコニコ
ことり「? 海未ちゃん、入らないの?」
海未「はい、今行きます。…それでは真姫、穂乃果をお願いしますね」
真姫「ちょっと!…もぉ!!」
穂乃果「どうしたの、真姫ちゃん?」
真姫「なんでもないわよ…」
アイス
・・・
「確かここに…あったわ」
「やったぁ!アイスー!」
「海未には内緒にしてよね」
「わかってるよー。んー、美味しい!」
「パパが送ってきてくれたアイスなんだから、ちゃんと味わいなさいよね」
それでは、今から白組の方を書き進めます。
少し時間がかかるかもしれません。
ん…まきほのに開眼した
海未ちキレてんのかと思った
乙
すみません、もう少し時間がかかりそうです。
少しコメントを返しておきますねー(普通は返信すべきものなのかまだはっきりしておりませんが、これからも少しずつ返すかもしれません)
そして、これからもみなさまの御意見を受け付けておりますので、どうかご指導ください。
>>57
改めてアニメなどを見直して見ましたが本当ですね。
しかし、一層気を付けようと思います。
>>61
まきほのはいいですね…改めてそう思います。
海未ちゃんは難しい人ですよね…
ことほのうみはよ
予想以上に時間がかかってしまいました…
申し訳ありません。
見直した分だけ進めておきます
>>63
恐らくもう少しでできそうです。
お待ちくださいね
・・・
白【ことぱなうみ】
ことり「よいしょっと…」
海未「あ、ことり。寝間着はどうしますか?よければ私のをお貸ししますが…」
ことり「わぁ、じゃあそうしようかなっ。花陽ちゃんはどうするの?」
花陽「え、私?ことりちゃんが持ってきた荷物の中に着替えは…」
ことり「それが…入れ忘れちゃったみたいなの。ごめんね?」
花陽「い、いいよ、気にしないで?」
海未「私のがもう一枚残っていたはずです。花陽の分も出しておきますね」
花陽「ありがとう、海未ちゃん」
海未「いえ、困った時はお互い様です」
・・・
花陽「ひ、広い…」ガラッ
ことり「やっぱり広いねぇ」
海未「広いとのびのびとくつろげますので、私は好きですね。やはり温泉というのは広いところに限ります」
花陽「海未ちゃん、いってることがおじさんみたいだよ?」
海未「そうですか?」
ことり「あはは、海未おじいさん!」
海未「や、やめてください!さぁ、体を洗って早くお湯に浸かりましょう」スタスタ
ことり「あ、待ってよぉ」
花陽「海未ちゃん、ことりちゃん!花陽を置いてかないでー」
・・・
海未「そっちは真姫が使っているので、こちらの方を使ってください」
花陽「シャンプーを分けてるの?」
海未「はい、真姫の肌にはどうも合わないようでして…」
ことり「前に来た時はそんなことなかったのにね。わっ、このシャンプー凄く泡立つ!」
海未「そうなのですよ。どうして真姫に合わないのか不思議です…」
ことり「真姫ちゃんの肌って白くて綺麗だから、きっと敏感なんだよ。おぉ、気持ちぃー…」
花陽「本当だねぇ」
海未「ふぅ…あ、体の方はそこの石鹸で洗ってください」
ことり「わかりました〜」
・・・
ことり「〜♪ あっ、花陽ちゃん」
花陽「? 何、ことりちゃん」
ことり「背中、洗ってあげるね」
花陽「い、いいよ…自分で洗うから」
ことり「遠慮しなくていいんだよ?どっちかっていうとハナヨちゃんの方が位が上だし…あっ」
海未「位?」
ことり「う、海未ちゃん!?」
海未「なんの話を…」
ことり「ナンデモナイノヨ、ナンデモ」
海未「? そうですか。それでは、私は先に浸かっておきます」
花陽「あ、あれ? 海未ちゃんは背中、洗わないの?」
海未「私はタオルを使っていますので、既に洗い終えてます」
ことり「海未ちゃんの背中も久しぶりに洗ってあげたかったんだけど…」シュン
花陽「こ、ことりちゃん…」
海未「え、えぇ… そんな顔をされても困ります…」
ことり「…」ギュッ
海未「はっ!?こ、ことり、そんなにくっつかれては…!」
ことり「海未ちゃん、おねがぁい!」
海未「うぅ!わ、わかりました!しかし、今日はもう流してしまいましたので明日にして下さい!」
ことり「うんっ!わかった!」
花陽「良かったね、ことりちゃん」
ことり「えへへ、ありがと、花陽ちゃん。じゃあ、今日は花陽ちゃんの背中を一生懸命洗います!」
花陽「お、お願いします」
海未「はぁ…」
・・・・・
海未「ことりには羞恥心というものがないのでしょうか…」
海未「あれ程密着されると理性が崩れてしまいます…」
海未「…あぁ!破廉恥ですよ、ことり!」
ことり「ん?どうかしたの?」
海未「うわぁ!こ、ことり!?」
ことり「そ、そんなにびっくりすることないんじゃないかなぁ?…それで、さっきことりの名前呼んでたよね」
海未「…呼んでいません」
ことり「え? でも大きな声でことりって…」
海未「呼んでいません」
ことり「あれぇ?気のせいだったのかなぁ…」
花陽「花陽にも聞こえたけど…」
海未「花陽」チラッ
花陽「は、はいぃ!」
海未「聞こえていませんよね?」ニコッ
花陽「き、聞こえていません…」
海未「はい、そうですよね」
花陽(こ、怖い…)
ことり「あはは… 」
海未「…ところでことり。今日の夕飯、量が多かったように思いますか?私は普通に作ったつもりなのですが」
花陽「え?」
ことり「んー、ちょっと多かったかなぁ?」
花陽「えぇ!?」
海未「そうですか。では明日からは少なめに…」
花陽「ちょ、ちょっと待って!」
海未「花陽?」
花陽「い、言いにくいんだけど…私はその…結構食べるほうだから…」
海未「そういえばことり達から色々と貰っていましたね…わかりました。花陽の分は多めに取ることにします」
花陽「あ、ありがとう」
海未「作った料理を沢山食べてもらえる。幸せですね」
ことり「作って幸せ、食べて幸せ。一石二鳥だねぇ」
花陽「えへへ、そうだね。白米の盛ったお茶碗があったらもっといいんだけど…」
海未「お米ですか。確か献立は明日の予定ですが…」
花陽「本当!?」
海未「え、えぇ」
花陽「はぁー、白米…」
海未「しかし量に限りがありますので、お代わりは禁止ですよ?」
花陽「うぅ、だよね…」
ことり「あはは。じゃあことりの分を分けてあげるよ」
海未「いいのですか?」
ことり「うんっ!ことりはあんまり食べないから」
海未「だそうです、花陽。それでは私の分も分けてあげますね」
花陽「…本当にいいの?」
ことうみ「「勿論です!」」
花陽「ありがとう、二人共!」
リビング
・・・・・
「い、いいですよ。自分で乾かせます」
「じゃあ花陽ちゃん」
「えぇ、いいよぉ…」
「んー…じゃあ、えいっ!」
「うわ、ちょっとことり!?」
真姫「…三人共、私達より長いじゃない」
穂乃果「ふぉうふぁふぇー」ポリポリ
真姫「あ、それ私の分のお菓子!盗らないで!」
-海未「…何故追いかけてくるのですか!?」バタバタ
-ことり「…待ってよぉ、海未ちゃーん!」バタバタ
穂乃果「っ!? んーっ!!げほげほ…詰まった…」
真姫「天罰よ」
穂乃果「あはは、ごめんね…ところで海未ちゃん、ことりちゃん、そんなに騒いでどうしたの?」
ことり「私はただ海未ちゃんの髪を乾かそうとしてるだけで…」
海未「け、結構です!自分で乾かせますから!」
真姫「はぁ…どう言う状況か大体わかったわ」
-花陽「あ、真姫ちゃん。お風呂ありがとう。気持ち良かったよ」
真姫「そう、よかったわ。それより今は海未達をどうにかして欲しいんだけど…」
穂乃果「今日のことりちゃん、いつもより元気だねー」
「は、離してください!」
「お願い!ことりからの恩返しだと思って…」
「それは明日、背中を洗ってもらうだけで十分です!」
・・・
ことり「ふきふき…」
真姫「結局拭いてもらってるじゃない」
海未「やはりことりには敵いません…」
花陽「?」
穂乃果「ところで、この後はどうするの?」
真姫「特に何もないし…歯を磨いて寝るんじゃない?」
海未「そうですね、今日は色々とありましたので早く寝たほうがいいかもしれません」
ことり「ことり達はどこで寝たらいいかな?」
穂乃果「え? 海未ちゃんの部屋じゃないの?」
海未「そう言うと思いました」ジッ
穂乃果「うぅ、視線が痛いよ…」
ことり「あはは」
花陽「あ、あの、私は…」
海未「花陽も一緒に寝ますか?」
花陽「え、いいの?」
真姫「いいんじゃない?じゃあ私は一人で寝るわ。そっちの方が落ち着くし…」
穂乃果「…花陽ちゃん」
花陽「どうしたの? 穂乃果ちゃん」
穂乃果「今日は真姫ちゃんと一緒に寝てあげてくれないかな?」
花陽「え?」
穂乃果「真姫ちゃん、ああ見えて寂しがり屋だから…穂乃果が行ってもいいんだけど、花陽ちゃんが行ったほうが喜ぶと思うし」
花陽「?」
寝室-海未
・・・・・
海未「穂乃果、そっちを持ってください」
穂乃果「うん、わかった!」
海未「ことり、枕はありましたか?」
ことり「あったよー」
海未「相変わらず枕は持参なのですね」
ことり「これがないと眠れないから…」
海未「花陽は…花陽?」
花陽「あ、海未ちゃん。その、今日は真姫ちゃんの寝室で寝てもいいかな?」
海未「? 私は構いませんが… 」
花陽「ごめんね、急に…」
海未「いえ、真姫の事をお願いしますね」
花陽「うん!」スタスタ
穂乃果「花陽ちゃん、後は任せたよ!」
海未「…やはり穂乃果の入れ知恵ですか」
穂乃果「あはは、流石に真姫ちゃんだけ一人っていうのもどうかなぁって思って…」
海未「確かにそうですね…どこかみんなで寝られる部屋があればいいのですが」
穂乃果「この部屋に五人で寝るのはちょっと狭いから…そうだ!真姫ちゃんの部屋で寝ればいいんだよ!」
ことり「えぇ…断られない?」
穂乃果「その時は無理矢理にでも占拠しちゃう…?」
海未「暴君のような発想ですね…」
穂乃果「冗談だよ…」
ことり「明日聞いてみたらどうかな?」
穂乃果「そうだねぇ」
海未「今からでも遅くないのでは…」
穂乃果「それは駄目だよ!」
海未「どうしてですか?」
穂乃果「真姫ちゃんと花陽ちゃんの二人っきりの時間を邪魔しちゃうから…」
海未「成る程…これが狙いで花陽を真姫の部屋に」
穂乃果「その通り!あの二人なら絶対お似合いだよ!」
ことり「お似合いって、カップルみたいだね」
海未「カップルというのはどうかと思いますが…仲が良いということはいいことだと思います」
穂乃果「だよねだよねー!」
海未「…では、そろそろ寝ましょうか」
穂乃果「えぇ!? 早いよ!」
ことり「ことりも久し振りだし、もう少し話したいかなぁ?」
海未「し、しかし…もう日付が変わってしまいますよ?」
穂乃果「たまには夜更かししないと…」
海未「あまり健康的ではありませんが…仕方ないですね。今日だけですよ?」
穂乃果「やったー! いえーい!」パチッ
ことり「いえーい!」パチッ
海未「そんなに喜ぶことですか…それで、一体何をするのですか?」
穂乃果「んーっと…じゃあ枕投げ大会!」
ことり「えぇ!? ことりは遠慮しようかなぁ…」チラッ
海未「? なぜこっちを見るのですか?」
・・・
穂乃果「んー、枕投げは駄目かぁ…」
ことり「ちょっと危ないもんね…」
海未「…では、百人一首はいかがでしょうか?」
ことり「わぁ、楽しそう!」
穂乃果「そうだね、じゃあ百人一首にしよう!」
海未「私が読みますので、穂乃果とことりで取り合ってください。五色百人一首なので最初のうちは青だけに絞るといいでしょう」
穂乃果「二十人一首だね!」
ことり「…二十人一首?」
海未「それでは、並び終えたようですので、読ませて頂きます。『さびしさに…』」
ことり「んー、はい」
穂乃果「えっ!?えーっとなになに…『さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば 何処も同じ 秋の夕暮れ』…」
海未「はい、正解です」
ことり「やったぁ!」
穂乃果「それは覚えてなかったよ…」
海未「それでは次に行きましょう。『きりぎりす…』」
穂乃果「はい、これだー!」
海未「えぇっと、『衣かたしき ひとりかもねむ』。合っています」
穂乃果「やったー!」
ことり「取られちゃった…よーし、次は頑張る!」
穂乃果「穂乃果も負けないよー!」
海未「二人共、その意気です!」
・・・
海未「次で最後ですね。これで勝ち負けが決まります」
穂乃果「…」ゴクッ
ことり「…」
海未「ではいきます!…『天つ…』」
「「はいっ!」」
穂乃果「…あー!負けてる…」
ことり「わーい、やったぁー!」
穂乃果「くぅ、悔しい…」
海未「おめでとうございます、ことり
」
ことり「えへへ、ありがとー。海未ちゃんはやらないの?」
海未「では、穂乃果。私と勝負しますか?」
穂乃果「今度こそ…」
ことり「じゃあ私が読むね。 えーっと、何色がいいかなぁ?」
穂乃果「いや、ことりちゃん。全部だよ」
ことり「え? どういうこと?」
海未「…百枚でやろうということですか?」
穂乃果「その通り!」
海未「村内大会一位の私に敵いますかね?」
穂乃果「勝てるよ!…多分」
ことり「百枚全部読むの?日が昇っちゃうよ?」
海未「さぁ、準備はいいですか?」
穂乃果「大丈夫…」
ことり「話を聞いて欲しいなぁ…」
海未「ことり?、早くしてください」
ことり「えっ、ご、ごめんね? …えっと、じゃあ…『君がため』」
「「はい!」」
寝室-真姫
・・・
花陽「海未ちゃんには真姫ちゃんの部屋で寝るって言ったけど…入っていいのかな…」
花陽「もしかしたらもう寝てるかもしれないし、横で勝手に寝るのもいけないし…」
花陽「うぅ…助けて…」
「「はいっ!!」」
花陽「ひっ!?な、何…?」
-海未「…すみません、少し熱が入ってしまいました。 それより花陽、そんな所で何をしているのですか? 真姫の寝室はそこですが…」
花陽「え、えぇっとね? ちょっと入りづらくて…」
海未「緊張ですか? 別にそんなに堅くならなくてもいいのですが…」
花陽「そ、そうなんだけど…」
海未「真姫、失礼します」コンコン
花陽「えぇ!? 海未ちゃん、何してるの!?」
海未「何と言われましても、扉を開けただけですが…」
-真姫「…何か用? 眠たいから手短にね」
海未「いえ、用があるのは私ではなく花陽の方でして… 」ポン
花陽「ヒャアッ!」
真姫「花陽? どうしたのよ」
花陽「え、えっと、あの、そのね?」
真姫「…何?」
花陽「よ、良かったら一緒に寝てもいいかな…?」
真姫「あぁ、そんなこと? 別にいいけど」
花陽「本当!?」
真姫「いいって言ってるじゃない…」
海未「よかったですね、では私はこれで…」
「海未ちゃーん、まだー?」
「はい、今戻ります」
真姫「よかったの? 私の部屋なんかで」
花陽「え?」
真姫「ほら、穂乃果とことりとは一緒の街に住んでるんでしょう? それなら気の知れたもの同士一緒に寝た方がいいじゃない」
花陽「そ、そんなことないよ、真姫ちゃん!」
真姫「ど、どうしたのよ…」
花陽「あ、ごめんね? 急に大きな声出して… でも、言いたかったから…」
真姫「?」
花陽「確かに真姫ちゃんとは会ってから一日も経ってないよ? でも、なんだか昔から知り合いだったような感じがして…」
真姫「…不思議なこと言うのね」
花陽「え? ご、ごめんね? 変、だったよね…」
真姫「いいわよ。それに私も同じ考えだったし…」
花陽「え?」
真姫「な、なんでもないわよ! それより、早く横に来れば?」
花陽「じゃあお邪魔するね? よいしょっと…」モゾモゾ
真姫「…ねぇ花陽?」
花陽「どうしたの?」
真姫「村を案内した時に、神社を紹介したわよね?」
花陽「大きな御神木の側にあった?」
真姫「そうそれ。あそこにちょっと変わった巫女がいるのよ」
花陽「変わった…巫女さん? 」
真姫「穂乃果と仲がいいみたい。 明日挨拶に行くらしいから、それを先に言っておきたかったの」
花陽「真姫ちゃんも来るの?」
真姫「私は遠慮しとく…」
花陽「え、どうして?」
真姫「べ、別にいいでしょ? とにかく私は行かないから。 粗相のないようにしてよね」
花陽「うん、わかった」
真姫「えぇっと、それで………」
花陽「………何か話題は…」
「「はいっ!」」
真姫「ヴェエ!?な、何?」
花陽「び、びっくりした… 今のって穂乃果ちゃんと…海未ちゃん?」
真姫「海未? こんな遅くまでなにしてんのよ…」
花陽「でも、なんだか楽しそうでいいね」
真姫「そうかしら…」
「「はいっ!」」
「って、うわぁあ!」ガッシャーン
「なにしているのですか!」
「大丈夫? 穂乃果ちゃん」
「ごめんごめん、勢い余ってつい…」
真姫「…ちょっと見てくる」
花陽「あはは…」
花陽「…」
花陽(真姫ちゃん…か)
花陽(やっぱり、どこかであってるのかな…)
花陽(話をしてるとなんだか落ち着くし、あの人を突き放すような喋り方も懐かしい気がする…)
花陽(でも、私はこっちに来たのは初めてだし、だから真姫ちゃんは初めてみるはずなのに…)
花陽「まぁいっか…」
-真姫「考え事?」
花陽「わっ! ま、真姫ちゃん。戻ってたんだね」
真姫「今戻ったばっかりよ」
花陽「穂乃果ちゃん達、どうだった?」
真姫「百人一首してたみたい。私の顔を見た瞬間、全員寝たけど」
花陽「あはは…」
真姫「なにも壊れてなかったのが唯一の救いね」
花陽「凄い音だったよね…」
真姫「箪笥の向きが変わってたわ」
花陽「百人一首で箪笥にぶつかったんだ…」
真姫「それで、花陽は寝ないの? もう十二時過ぎてるわよ?」
花陽「え? えーっと… 真姫ちゃんが寝るまでは起きてるかな?」
真姫「…なにそれ」
花陽「えっ、だ、駄目かな?」
真姫「いいわよ。…で、何か話題は?」
花陽「ふふ…真姫ちゃんも寝るつもりはないんだね」
真姫「わ、悪い!? たまには夜更かしぐらいしてもいいでしょ?」
花陽「そ、そんなに怒らないでぇ…」
真姫「怒ってなんかないわよ!」
一日目はこれで終わりです。
少し長々としていましたので、二日目からはカットを多めに使っていきたいと思います。
乙乙
夜更かしの内容を詳しく!
少しスクフェスのストーリーを見てキャラの特徴を学び直します…
すみません
少しだけ進めます
あまり変わったとは思えませんが…
>>84
ご想像にお任せします!
二日目・・・
-神社
穂乃果「…あれ、神社? 昨日は海未ちゃんの部屋で寝たはずなんだけど…」
「…穂乃果」
穂乃果「えっ? 誰か居るの?」
-エリ「私よ。ここでは絵里かしら?」
穂乃果「あ、絵里ちゃん!ぎゅー…て、あれ? なんか平たい…」
絵里「鏡に映ってるだけなんだから当然よ。 それより穂乃果、まさか何もしてないなんてことはないわよね?」
穂乃果「何も? 何もしてなくはないかな? ご飯食べたでしょ? それに百人一首もしたし…」
絵里「違うわよ! 私は仕事をしてるかを聞いているの」
穂乃果「えぇっと…仕事?」
絵里「あなたねぇ…じゃあ何のために地上に降りたのかは覚えてる?」
穂乃果「えっと、日照りが続いてるからそれを止めようと…あぁ!!」
絵里「やっぱり忘れてたのね… ことりと花陽居るから安心してたけど、甘かったわ。 」
絵里「いい、穂乃果? もしこれ以上何もしないつもりなら…こっちに連れ戻すわ」
穂乃果「待って、絵里ちゃん! 穂乃果はまだ働けるよ! だから連れてかないでー!」
穂乃果「っていう夢を見たんだよ!」
ことり「えぇ、夢?」
花陽「夢なのぉ!?」
穂乃果「夢は夢でも、リアルな夢だったから…ちょっとドキドキしたよ…」
ことり「でも、絵里ちゃんの言う通りかも… 穂乃果ちゃん、こっちに来てから何もしてないもんね」
穂乃果「何で穂乃果だけを指名するの!? 花陽ちゃんだってなにも…」
ことり「花陽ちゃんは海未ちゃんの農作業を手伝うことになってるから…」
穂乃果「えぇ!? い、いつの間に…?」
花陽「えっ? 昨日の夕飯の前、かな?」
穂乃果「じゃ、じゃあことりちゃんは!? ことりちゃんは決まってないよね!?」
ことり「私は真姫ちゃんと家のお掃除を…」
穂乃果「嘘…それじゃあ穂乃果だけ何も決まってないってこと…?」
ことり「そうなる…かな?」
穂乃果「どーしよぉ! このままじゃ絵里ちゃんに連れ戻されちゃうよ…」
花陽「で、でもまだ決まったわけじゃないよ?… 今日からでも頑張ろ?」
穂乃果「そ、そうだよね…まだ私の仕事は始まったばかりだよね!」
ことり「それだともう終わっちゃいそうだけど…」
花陽「じゃあ、まずはお仕事を探さないと…」
穂乃果「でも、穂乃果にできるのは天候管理だけでしょ? ここ数週間を晴れにするために結構な体力も使っちゃったから、できることに限りがあるかも…」
ことり「うーん、そうだよねぇ…少しの体力で効果を大きくする方法なんてあるのかなぁ?」
穂乃果「…あ、そうだ!」
ことり「何か思いついたの?」
穂乃果「ふふふ、それはね…?」
なんかゴールと目的が決まってるってのはssにしては新鮮
やっぱり決まってた方が読みやすいし、特に長編のssだと中だるみしちゃうからgood
-神社-
穂乃果「ここだよ!」
ことり「神社? 」
花陽「あ、挨拶に来たの?」
穂乃果「それもひとつだけど、目的はそれじゃないかな? ことりちゃんは覚えてるでしょ? 去年ここで会った…」
ことり「あ! もしかして…」
「うちのこと、かな?」ヒョコ
花陽「ひゃぁ! な、何!?」
穂乃果「あ、希ちゃん!」
ことり「久しぶりだねぇ」
-希「やっほー、やっぱり来てたんやね。それも今回は神様とお使いさん二人かな? 通りで気の流れが変わるはずや」
花陽「えっ? い、今神様って… もしかしてばれちゃったのぉ!?」
希「お、あなたがハナヨちゃん? 旧名はパナヨエル。 お米が大好きな神様のお使いさん…いや、今は神様の扱いやったね」
花陽「えっ、えぇ!? どういうことなの!? 」
ことり「落ち着いて?花陽ちゃん。無理もないと思うけど…」
穂乃果「じゃあ紹介するね? この人は東条希ちゃん。見ての通り巫女さんだよ」
花陽「巫女さんだから私のことを知ってたってことなのかな?」
穂乃果「そうだね」
希「紹介ありがとね、穂乃果ちゃん。えー、こほん。改めまして、うちは東条希。この神社で巫女さんやらせてもらってるただの一般人や」
花陽「巫女さん…そういえば…」
真姫『変わった巫女がいるのよ』
花陽(この人のことかなぁ…?)ジーッ
希「ん? やっぱり変わった人に見える?」
花陽「へっ!? み、見えてませんよ?」アタフタ
希「ふふ、面白い子やね。 まぁ、ここで立ち話もなんやろうし、うちの家上がってく?」
穂乃果「あ、ごめんね?こんな朝早くに来てるのに…」
希「いいんや。まだ時間もあるしね」
-希・自宅-
希「はい、お茶が入ったよ」
穂乃果「ごめんね、 何から何まで…」
希「穂乃果ちゃん謝りすぎや。 仮にも神様なんやろ? もう少し威厳を持たんと」
穂乃果「で、でも…」
希「もし次謝ったら、これやよ?」ワシワシ
穂乃果「え、えぇ!? ごめん、次からは気を付けるから……って、しまった!」
希「うひひひ…」
「イギャー!やーめーてー!!」
ことり「あはは、やっぱり変わってないねぇ…」
希「それで、ことりちゃん達はうちに何か用があって来たんよね?」ワシワシ
ことり「多分、穂乃果ちゃんは希ちゃんに相談しに来たんだと思う」
希「曖昧やなぁ…」ワシワシ
花陽「と、突然、連れてこられて、それからなぜ来たのか聞いてないので…」
希「穂乃果ちゃんらしいなぁ。でも、友達のはちゃーんと説明してから来ないと、駄目やん?」ワシワシ
穂乃果「ひぃぃい!わ、私が悪かったです! そろそろ許してー!!」
花陽「……大丈夫?穂乃果ちゃん」
穂乃果「はぁ…もうお嫁に行けない…」
希「穂乃果ちゃんの残りの少しのパワーで大きな仕事を起こす…うーん…難題やね」
ことり「やっぱり、少し無理があるよね?」
希「……いや、どうやろか。 可能性があるってゆったら、賭けてみる?」
穂乃果「もちろん!」
ことり「わっ、穂乃果ちゃん」
花陽「でも、そんなことって可能なんですか?」
希「たぶん可能や。 確かここに…」ガサゴソ
希「あった」ポン
穂乃果「こ、これは…」
ことり「石のような…」
花陽「石のようなじゃなくて、これただの石だよぉ!?」
穂乃果「わぁ!ほ、ほんとだ… 希ちゃん? 穂乃果は真剣なんだよ?」
希「えー? うちも大真面目なんよ? 」
ことり「こ、これが…? ちょっと信じられないかなぁ…」
希「見た目はただの石かもしれん。でも、使ってみればわかると思うんよ。 この石に秘められたとてつもないパワーを!」
穂乃果「うーん、にわかには信じがたい…でも希ちゃんがそこまで言うなら貰っておくね?」
希「はい、どうぞ。特に注意事項はないけど、一応気には付けておいてね? それと使うときは手に握るだけで十分やからね」
穂乃果「わかったよ」
希「さてと…もう少しで六時やけど、そろそろ真姫ちゃん達が心配するんと違う?」
ことり「黙って出てきちゃったから、多分そうかも」
希「うちも仕事があるし、今朝はこれぐらいでお開きにしよか」
穂乃果「そうだね。 じゃあ、また遊びに来るね?」
希「いつでもウェルカムや」ヒラヒラ
穂乃果「それじゃ、バイバーイ!」
見てるよ
全く別の関係ない話だけど更新が遅いssは人が減っていくって聞いたことがあるなぁ(ボソ
一年と二年可愛いなぁ
もしかしたらこのssは恐ろしく長くなるかもしれませんね…
>>89
決めていいものなのか迷っていたので、助かりました!
>>94
ほ、本当ですか…
もう少しペースを上げてみますね?
>>95
だよねだよねー!
一、二年のコンビは組み合わせやすいので私も好みです。
赤の他人にはよかけとか人減るとか言われても気にしちゃだめよ
自分のペースでやればいいじゃんか
読みたい人は長くなってもちゃんとチェックしてる
>>97
ありがとうございます!
皆様の意見に応えられるよう、平日は少しゆっくりさせて頂き、休日を主にして書いていこうと思います。
-真姫・寝室-
真姫「すぅ…」
花陽「何事もなかったかのように、布団をかぶっちゃったけど…なんだか申し訳ないなぁ…」
花陽「ごめんね? 突然一人にさせちゃって」
真姫「ん…」ギュッ
花陽「わっ、真姫ちゃん?」
真姫「すぅ…」
花陽「……今はこのままでもいいかな」
花陽(暖かい…)
-海未・寝室-
海未「ん…穂乃果? 起きていたのですか?」
穂乃果「あ、ごめんね?起こしちゃった?」
海未「いえ、大丈夫です。 それより穂乃果、何をしてるのですか?……石?」
穂乃果「わぁっ! な、なんでもないよ!?」サッ
海未「? あまり見せたくないものでしたら、無理には見ませんが…」
海未「私は朝食の方を作ってきますので、穂乃果達はもう少しゆっくりしておいてください」スタスタ
穂乃果「はーい」
ことり「朝ごはん? だったらことりも手伝うよ?」
海未「ことり、起きていたのですか」
ことり「うんっ! それで、朝ごはんだけど…」
海未「いえ、その気持ちだけで十分です。 今はゆっくりと休んでください」
ことり「そっかー… 必要な時はいつでも呼んでね?」
海未「はい、ありがとうございます」
-廊下-
海未「今日はお味噌汁ですかね。 それとも残った魚でも焼きましょうか…」
海未「…? 真姫、起きているのですか? 部屋の電気をつけて…」ガラッ
花陽「あ、海未ちゃん。おはよう」
海未「おはようございます、花陽。真姫は…?」
花陽「真姫ちゃんはここなんだけど…」
海未「ここ…?花陽の布団の中ですか?」バサッ
真姫「んー…」ギュゥッ
海未「おや… すみません、花陽。真姫がご迷惑をかけてしまって」
花陽「いや、いいんだよ? ちょっと苦しいけど…」
花陽「それに、真姫ちゃんの意外な一面が見られたから」
海未「ああ見えて、真姫は寂しがり屋なんですよ? …よければ一週間だけでも仲良くしてあげてください」
花陽「うん、もちろんだよ!」
海未「ありがとうございます。 では、そろそろ私は行きますね?」
花陽「うん」
海未(…そういえば最近、真姫と話をしていませんね)
海未(二人共仕事があるから仕方がないとは思うのですが…)
海未(しかし、寂しい思いをさせてしまったようですし、今度時間を作ってゆっくりと遊びに行きましょうか)
-真姫・寝室-
真姫「ん…?」
花陽「あ、起きたの?」
真姫「えぇ…って、なんでこんなに近いのよ!」バッ
花陽「わっ、真姫ちゃん、落ち着いて?」
真姫「…ごめんなさい。いつもはこんなに寝相は悪くないんだけど」
花陽「大丈夫だよ、気にしてないから… それより、もうご飯だよ?」
真姫「ご飯? 先に行っててくれればよかったのに……私のせいで行けなかったのね」
花陽「あ、あはは…」
真姫「わ、笑わないで! いい? みんなには絶対内緒よ? 特に穂乃果。 わかった?」ズイッ
花陽「わ、わかった。だから落ち着いてぇ!」
真姫「ふぅ…それじゃあリビングに行きましょ…」
-リビング-
穂乃果「あ、真姫ちゃん、花陽ちゃん! 遅いよー!」
花陽「ご、ごめんね? ちょっと色々あって…」
穂乃果「色々?」
真姫「な、何でもないわよ!」
海未「そうですよ穂乃果。人には事情というものがあります…っと、机の真ん中を開けてくれませんか?」
ことり「はーい♪ こんな感じでいいかな?」
海未「はい、ありがとうございます。 お味噌汁でよかったですか?」カチャンッ
真姫「ええ、問題ないわよ」
穂乃果「おぉ! いい匂い…」
海未「魚もあったのですが、駄目になっていました」
真姫「冷蔵庫の中でしょ? 駄目になるって…」
海未「おそらく日照りのせいで傷みやすくなっていたのでしょう。仕方ありません」
真姫「そう…」
海未「さっ、それでは頂きましょうか」
穂乃果「では…」
「「頂きます!」」
・・・
穂乃果「美味しかったー!ご馳走様!」
海未「はい、お粗末様でした」
穂乃果「それで、ことりちゃん。今日は何しよっか?」
ことり「えっ? 仕事…じゃないの?」
穂乃果「あっ… そーだよ! 仕事だよ!」
ことり「やっぱり忘れてたの?」
穂乃果「ごめーん…」
海未「上司の目から離れているからと怠けてばかりはいけませんよ」
穂乃果「な、怠けてなんかないもん! ただ、ちょっと忘れてただけで…」
真姫「そういうのを怠けてるっていうのよ」
穂乃果「うっ… きょ、今日から頑張る…」
花陽「穂乃果ちゃん、頑張れー」
穂乃果「仕事…あっ、そうだった。 ことりちゃん、花陽ちゃん、ちょっと来てくれない?」
ことぱな「?」
少し進めます。
仕事パートは基本、組に分けるつもりなのですが、うみぱなからで宜しいでしょうか?
・・・
花陽「えっと、玄関? 急にどうしたの?」
穂乃果「実は大事な事を忘れていまして…」
ことり「お仕事を?」
穂乃果「うっ、それもだけど…じゃなくってこれだよ!」ピラッ
花陽「…報告書?」
穂乃果「そう、報告書! 絵里ちゃんってばこれを出せって何度も言ってくるんだから。 出さなかったら怒るし…」
ことり「当然じゃないかなぁ…」
穂乃果「それで、良ければなんだけど…協力してくれないかな?」
花陽「うん、いいよ?」
ことり「私も〜♪」
穂乃果「あ、ありがと! ことりちゃん、花陽ちゃん! 助かったよー」
ことり「こういう時は助け合いが大切、だよ?」
花陽「それで、何を書けばいいの?」
穂乃果「基本的には決まってないんだけど、『今日は何をしたー』とか書いておけばいいと思う」
ことり「その日の事を書くの? 日記みたい♪」
穂乃果「おお! 日記なら穂乃果も頑張れそう!」
花陽「ほ、報告書を日記にしちゃうの? いいのかな…」
・・・
穂乃果「たっだいまー! 突然話し合いなんてしてごめんね?」
真姫「いいわよ。 そっちも色々忙しいんでしょうし」
海未「…ところで花陽。本当にいいのですか?」
花陽「えっ? な、なんのこと?」
海未「農作業の話ですよ。 手伝って頂けるのですよね?」
花陽「あ、そういえば… は、花陽で良ければお手伝いします」
海未「はい! 農作業を一人でするのは体に応えますので、とても助かります」
真姫「私はことりと家の掃除ね」
ことり「任せて、真姫ちゃん」
海未「穂乃果は…」
穂乃果「ほ、穂乃果は神社に行こうかなー?」
真姫「神社? 神社に何しに行くのよ」
穂乃果「色々だよ。希ちゃんに会ったり参拝したり…」
真姫「仕事じゃないじゃない。 まさか、働かない訳じゃないわよね?」
穂乃果「もう! そんなに疑わしい?」
海未「えぇ、初日のこともありますし…」
穂乃果「う…海未ちゃんのバーカ! 穂乃果だってやるときはやるもん!」バタバタ
海未「ちょ、穂乃果!? どこに行くのですか!?」
花陽「い、行っちゃった…」
真姫「相変わらず速いわね… どうせ神社に行くんだろうし、後は希に任せて私達は私達の仕事をしましょ?」
今更ですが、うみぱなで了解致しました。
頑張ります!
うみぱな分だけ進めます!
少々時間をかけ過ぎですね…
-うみぱな-
海未「すみません、お待たせしました」
花陽「あ、海未ちゃん。 何してたの?」
海未「これを取りに戻っていまして。お渡ししておきますね?」ヒョイ
花陽「麦わら帽子? 可愛いね♪」
海未「私のお古ですが良ければ使って下さい。 長時間日に照らされては危険ですので」
花陽「ありがとう、海未ちゃん!」
海未「いえ。では行きましょうか」
-田んぼ-
花陽「うわぁ!一面に苗がびっしり! 凄いですっ!」
海未「改めて見ると立派な田んぼですね」
花陽「これが全部お米に…」
海未「なればいいのですが…」
海未「っと、望みのなくなるような事を言っても仕方がありません。そろそろ作業に移りましょうか」
花陽「はい! お願いしますっ!」
海未「やる気満々の様ですね。 頼もしいです」
ーーー
花陽「ん〜…この泥のひんやりした感じが堪りませんっ!」
海未「花陽は心配なさそうですが一応転ばないように気を付けてくださいね?」
海未「では、稲苗をお渡ししますので早速植えていきましょうか」
花陽「うわぁ〜!綺麗な苗だねぇ…」
海未「植え方としてはまず苗の根元を親指と中指で摘みまして」
海未「植えたい場所が平らになっているのかを確認してから植える…」
海未「こんなものでしょうか」
花陽「この時、葉が広がらない様にするのがコツなんだよねっ!」
海未「おや、ご存知でしたか。これなら心配なさそうですね」
海未「私は向こうの方から植えていきますので花陽はここから、お願いします」
花陽「任せてください!」
ーーー
花陽「よいしょ…」
花陽(んー、ただ植えるだけだと何か物足りないかも)
花陽(…あ、『美味しくなりますように』ってお願いしながら植えれば美味しくなるかな?)
花陽「美味しくなりますように… 早く立派に育ってねぇ」
海未「ふふっ、大切そうに苗を抱えてどうしたのですか?」
花陽「わっ! う、海未ちゃん!?いつの間に…」
海未「私の方はもう植え終わりましたので。花陽も後もう少しですので頑張ってください」
花陽「えへへ、ありがとう海未ちゃん」
花陽「よいしょっと」
海未「…おや、雪客です」
花陽「えっ、セッカク? せっかくだから何かするの?」
海未「いえ、そうではなくてですね。シロサギの事です」
海未「今ではあまりそう呼ばなくなりましたが、こういった農村地帯ではサギの事を雪の客、『雪客』と呼ぶ風潮が残っているのです」
花陽「そうなんだ…あ、今のが最後の一本みたい」
海未「お疲れ様です花陽」
花陽「お疲れ様、海未ちゃん」
海未「では、家の方に戻りましょうか」
花陽「うん」
海未(…サギのですか。あまりいい予感はしませんね)
-ことまき-
真姫「お、重い… こんなのここに置いてあったかしら」
ことり「真姫ちゃーん、この箱はどこに置けばいいかなぁ?」
真姫「それはそこに置いといて。後で私がしておくわ」
ことり「りょーかぁい♪」
真姫「はぁー…結構片付いたわね」
ことり「後は真姫ちゃんの部屋と海未ちゃんの部屋だけだね」
ことり「んー、どっちからお掃除しよっか?」
真姫「海未の部屋からでいいんじゃない?」
ことり「じゃあそうしよっか」
-海未・寝室-
真姫「あー! 百人一首出しっ放しじゃない!」
ことり「あっ! ご、ごめんね真姫ちゃん。今片付けるから…」
真姫「まったく、使ったならちゃんと片付けてよね」テキパキ
真姫「……はい。揃ってはないけどこっちの方は拾っておいたわよ」
ことり「ごめんね真姫ちゃん?」
真姫「別にいいわよ。それでどこから片付けるの?」
ことり「タンスの中…とか?」ガタッ
真姫「勝手に開けて…ってもう開けてるわね」
ことり「中にはお財布、ハンカチ、ポケットティッシュ…特に変わったものはないみたい」
真姫「なに漁ってるのよ…」
ことり「ふすまの中は…ん?これって…」ガサガサ
ことり「っ!? ひゃあ!」
真姫「ヴェエ!? な、何よ!」
ことり「て、ててて鉄砲が…」
真姫「はぁ?鉄砲?」
ことり「ほらこれ!」ガチャッ
ことり「なんで海未ちゃんの部屋にこんな物があるの…?」
真姫「…あぁ、これのこと? 鉄砲じゃないわよ」
ことり「でも、形が…」
真姫「いい? これは空砲用。実弾は使えないわ」
ことり「…え?」
真姫「田んぼに来た鳥を追い払うために使うのよ」
ことり「ことりを!?」
真姫「違うわよ! 鳥っていうのはカラスとかスズメ、害鳥のことよ」
ことり「あ、そういうことかぁ。てっきり私のことだと思ってびっくりしちゃった… 」
真姫「大体海未がそんなことするわけないでしょ」
ことり「それもそうだよねぇ。えへへ」
真姫「はぁ…で、他には何かある?」
ことり「あれ? 真姫ちゃんも興味あるの?」
真姫「ち、ちが…勘違いしないで! 海未が変な物持ってないか探ってるだけよ!」
ことり「あはは…」
-真姫・寝室前-
ことり「海未ちゃんの部屋、何もなかったね」
真姫「あの子毎日のように整理整頓してるから…」
ことり「そっかぁ…」
真姫「それで次は私の部屋ね。特に何もないと思うけど」
ことり「それじゃあオープン♪」スッ
ことり「…んー」
真姫「だから言ったでしょ? 何もないって」
ことり「シーツがぐしゃってなってるけど、それ以外は綺麗だねぇ…」
真姫「何よその残念そうな顔は…」
ことり「あっ!でも海未ちゃんの部屋みたいに何か隠してあるのかもしれないし」
真姫「何もないわよ。ていうか掃除に来たんじゃなかったの? 宝探しになってるけど」
ことり「ん〜、でもお掃除しながら宝探しっていうのもいいかも♪」
真姫「よくないわよ!」
ことり「真姫ちゃんのお宝はどこかなぁ?」
真姫「ちょっと! 勝手にタンス開けないでよ!」
ことり「あー、このリボン可愛い♪ こっちのハンカチもおしゃれだね!」
真姫「あーもう! 勝手に漁らないで!」
ーーー
ことり「うん、こんなもんかなぁ?」
真姫「掃除をしなさいよ…」
ことり「ゴミ箱の中に入ってた分しかゴミはなかったから…」
真姫「はぁ…」
-ほののぞ-
穂乃果「でね?海未ちゃんってば酷いんだよ?まるで穂乃果を怠け者みたいに…」
希「…ねぇ穂乃果ちゃん」
穂乃果「ん、なーに?」
希「お喋りはうちも聞いてて楽しいけど、本来の目的を忘れたら駄目やない?」
穂乃果「あ、そっか。お仕事しなきゃ」
希「そうやね。穂乃果ちゃんにはこの連日の日照りを止めて貰わないと。罪は償うべし、やね」
穂乃果「う…希ちゃんも知ってるんだ…」
希「当然。だってこんなことができる神様は穂乃果ちゃんぐらいやない?」
穂乃果「でも、穂乃果にできる事は雨を止ませることで、雨を自由に降らせることはできないんだよね… できる仕事は限られてるかも」
希「んー…でもそれって、穂乃果ちゃんが働かない時は雨が降るってことやろ?十分な天候操作やとうちは思うけど」
穂乃果「あ、じゃあ穂乃果が働かないってことが仕事になるんだね」
希「いや、そうやなくって…」
穂乃果「違うの?」
希「それじゃ働いてることにはならないからね」
穂乃果「えー? じゃあ穂乃果は何をすれば…」
希「それはとーっても簡単な事や」
穂乃果「ほんと!? なになに?」
希「雨を降らせればいい!」
穂乃果「…」
穂乃果「…え? だから穂乃果はできないって…」
希「それが可能なんよ。こっちの紅い石を使えば」ヒョイ
穂乃果「あ、また石」
希「うちが今朝渡した石は持ってきてる?」
穂乃果「うん、これだよね」ヒョイ
希「そうそれ。ちょっとだけ説明させてな」
希「今うちの手元にあるこの紅い石。これはお祈りの効果を反転させる力が。そして今穂乃果ちゃんが持ってる石。それはただの黒い石ころに見えるけど、実はお祈りの効果を倍増させる立派な力があるんよ」
穂乃果「…?」
希「難しかったか…」
希「簡単に説明すると、紅い石は穂乃果ちゃんの雨を止ませる効果が反転して雨を降らせる効果になるってこと。黒い石はその効果を強める意味がある」
穂乃果「えっ、つまりそれって凄いことだよね…?」
希「やっと気付いた?」
穂乃果「凄い…魔法みたいだねぇ」
希(それは神様が言うことじゃないよ、穂乃果ちゃん…)
ーーー
穂乃果「それでは早速お仕事にーー」
希「あっ!待った!」
穂乃果「えぇ!? 次は何?」
希「石を使うときは自分の手元に紅い石、その向こう側に黒い石を置いて使ってな?注意点はこれだけや」
穂乃果「んー、よく分からないけどそうするね!」
希「うん、よろしい。じゃあうちはお外掃いてくるから穂乃果ちゃんも頑張ってな」
穂乃果「ありがと、希ちゃん!」
希「ほな〜」
ーーー
希(穂乃果ちゃんは…)
穂乃果「ぬおぉぉ!雨降れぇ!」
希(大丈夫そう…なんかなぁ?)
少し進めます!
もう少し仕事を長くしても良かったかもしれませんね…
ーーー
-真姫・家・縁側-
海未「日差しが暖かいですね…」
ことり「風も気持ちいいねぇ♪」
花陽「お茶が入ったよ〜」
海未「あ、花陽。ありがとうございます」
ズズッ…
海未「…おや、花陽の淹れるお茶は美味しいですね」
花陽「え?そ、そうかな?」
海未「はい、とっても美味しいですよ」
花陽「えへへ、ありがとう海未ちゃん」
ことり「…あ! ことりのお茶、茶柱が立ってる!」
海未「本当ですね。何かいいことがあるかもしれませんね」
ことり「ぷかぷかしてて可愛いっ♪」
真姫「茶柱で喜ぶなんて、子供じゃないんだから」
海未「そう言う真姫のお茶にも茶柱が立っていますよ?」
真姫「え、嘘!……って立ってないじゃない!騙したわね!」
海未「ふふっ、まだ真姫も子供ですね」
真姫「うぅ…悔しい」
ことり「あはは…」
穂乃果「たっだいまー!」ガラッ
海未「おや、おかえりなさい穂乃果」
穂乃果「あ、海未ちゃん。ただいまー。何してたの?」
海未「みんなでお茶を飲んでいたのですよ」
穂乃果「え、お茶? 穂乃果も飲みたーい!」
花陽「穂乃果ちゃんも飲むの? 今淹れるから、ちょっと待っててね〜」
穂乃果「ありがとう花陽ちゃんっ!」
花陽「…っと。はいどうぞ♪」
穂乃果「わーい!」
ーーー
穂乃果「はぁ…太陽があったかいねぇ…」ズズッ
海未「そうですね…」ズズッ
ことり「二人ともおじさんみたい…」
穂乃果「ことりちゃんもおいでよ。あったかいよ?」
ことり「あ、ほんとだぁ♪ ぽかぽかしてて気持ちいいね〜」
穂乃果「真姫ちゃんと花陽ちゃんもおいでよ!」
花陽「え?う、うん」
真姫「私はパス。こっちで座ってるわ」
穂乃果「えぇー?真姫ちゃんもこっちに来なきゃつまんないよー」
真姫「近くにいるんだからいいでしょ? それじゃ私は本読んでるから」
穂乃果「……ふっふっふ」
穂乃果「うわぁーい!」ガバッ
真姫「ヴェエ!?」
穂乃果「よし、捕まえた!」ガシッ
真姫「いきなりなにすんのよ!引っ張らないで!」
穂乃果「真姫ちゃんもこっちにおいでよー! 楽しいよー?」
真姫「どんだけ私を日なたに入れたいのよ!」
ーーー
海未「結局、全員固まるのですね」
真姫「なんで私まで…」
穂乃果「それはね、真姫ちゃん。みんなでいた方が楽しいからだよ!」
真姫「それはさっきも聞いたわよ!」
花陽「なんだかあったかくなると、なんだか眠くなっちゃうね…」
ことり「そうだねぇ…」
花陽「…」ウトウト
穂乃果「…花陽ちゃん?」
穂乃果「えいっ」ツン
花陽「ぴゃぁ!な、なに!?」
穂乃果「あはは。いやぁ、ウトウトしてたからつい突っつきたくなって…」
花陽「び、びっくりした…」
海未「しかし、確かに眠くはなりますね」
ことり「じゃあみんなでお昼寝しちゃう?」
穂乃果「お、いいねいいね!日向ぼっこだねぇ!」
海未「穂乃果ははしゃいで寝そうにありませんが…」
穂乃果「あはは、確かに今は寝れそうにないかも…」
穂乃果「あっ、でもそれじゃ穂乃果だけ起きてることになっちゃうよね。早く寝ないと…」
海未「まったく、仕方ないですね。穂乃果が寝るまでわたしも起きていますよ」
穂乃果「海未ちゃーん!ありがとう!これで心置きなく起きていられるよ!」
海未「寝るのではなかったのですか…?」
進めます!
一応ですが、お風呂に入る組み合わせを募集しておきますね
ーーーーーー
真姫「…んー」
ことり「あ、真姫ちゃん。おはよ〜♪」
真姫「…ことり?」
ことり「あはは、顔がぽけーっとしてるよ?」
ことり「顔を洗った方がいいんじゃないかなぁ?」
真姫「…そうね」フラフラ
ジャーッ…
ことり「…あ、タオルはここに掛けおくね?」
真姫「ありがとう、ことり」
真姫「それにしてもよく寝たわ」グシグシ
ことり「そうだね。穂乃果ちゃんよりもぐっすり寝てたよ?」
真姫「穂乃果より?なんか基準が気に入らないんだけど…」
ことり「あはは…」
ガラッ
「…あれ?」
-花陽「真姫ちゃん、起きてたんだね」
真姫「えぇ、今起きたところよ」
花陽「そうなの?じゃあ丁度よかったのかも」
花陽「海未ちゃんがもうすぐご飯だって言ってたから、真姫ちゃん達を呼びに来たんだ」
ことり「呼びに来てくれたの? ありがとう、花陽ちゃん♪」
花陽「えへへ、普通のことをしただけだよぉ〜」
真姫「そう…」
真姫「…」
真姫「え?花陽、今ご飯って言った?」
花陽「え?言ったけど…それがどうかしたの?」
真姫「…ことり、今何時?」
ことり「え〜っと…だいたい五時半かなぁ?」
真姫「ご、五時半!?」
真姫「ね、寝すぎたかも…」
ーーー
-リビング-
海未「それでは真姫が最後に起きたのですか」
穂乃果「穂乃果の方が先に起きたから穂乃果の勝ちだね!」
真姫「なんの勝負よ…」
花陽「は、早起き勝負…?」
海未「それにしても、真姫があれほど長く寝ているなんて珍しいですね」
真姫「そう?…まぁ確かにそうかも」
真姫「ちょっと疲れてるのかもしれないわね…」
海未「穂乃果とことり、それに花陽が来て賑やかで。知らず知らずの内に体力を使っているのでしょうか…?」
真姫「なっ…!」
真姫「それじゃまるで私がはしゃいでるみたいじゃない!」
海未「? はしゃいでるのではないのですか?」
真姫「べ、別にはしゃいでなんかないわよ!」
ことり「…ふふっ♪」
真姫「何よことり、ニヤニヤして…」
ことり「いやぁ、素直じゃない所が真姫ちゃんらしいなぁって♪」
真姫「ちょっとことり!? からかわないで!」
穂乃果「あはは…」
海未「…さて、真姫も来たことですし、夕食にしましょうか」
穂乃果「待ってましたー!今日の献立は何かなー?」
海未「今晩はこちらの大根の煮物ですね」コトッ
穂乃果「おぉ!いい色だねぇ、飴色だねぇ!」
花陽「わぁっ♪ 本当だねぇ」
海未「ふふっ、ありがとうございます」
海未「では、いただきましょうか」
穂乃果「それじゃあ…」
「「いただきますっ!」」
ではまきぱなと穂乃果、ことうみでよろしいですか?
すみません、これまでも遅かったのですが、この先二週間もそれ以上に遅くなりそうです。
その後はなるべくペースアップを心掛けますので…
それと、風呂前まで少し進めておきますね
ーーー
穂乃果「ご馳走様!あー、美味しかった!」ゴロゴロ
海未「穂乃果、食べてすぐ横になると牛になりますよ」
穂乃果「大丈夫。穂乃果は牛にならないよー」
海未「まったく、その根拠はどこから出てくるのですか…」
穂乃果「ならないよー…」ウトウト
海未「…穂乃果?」
穂乃果「…」コクコク
海未「穂乃果っ!」パンッ
穂乃果「…はっ!」
海未「まったく、食べてそうそう寝ないでください」
穂乃果「あはは、ごめーん。食べたら眠くなっちゃって」
海未「お昼に寝たばかりではありませんか」
穂乃果「それと今とは別だよー」
海未「はぁ…」
真姫「…さ、私はお風呂でも入ろうかしら」
海未「では私はその間に洗い物を済ませておきますね」
真姫「助かるわ」
穂乃果「あれ? 真姫ちゃん、一人で入るの?」
真姫「そのつもりだけど」
穂乃果「じゃあ穂乃果も一緒に入ろーっと」
真姫「えぇ? 昨日も一緒に入ったじゃない…」
穂乃果「ダ、ダメ?真姫ちゃん…穂乃果と入るのは嫌…?」ウルウル
真姫「うっ…べっ、別に入ってあげてもいいけど…」
穂乃果「ほんと? わーい!」
真姫「はぁ、調子いいんだから…」
真姫「それで、海未はことりと入るのよね?」
海未「えぇ、昨日の約束通りですとそうなりますね」
穂乃果「そっか。じゃあ花陽ちゃんは穂乃果と一緒に入ろー?」
花陽「え、花陽も一緒でいいの?」
真姫「いいに決まってるじゃない。なに遠慮してるのよ」
花陽「…うん!じゃあよろしくお願いします!」
真姫「お願いするようなことでもないけど…」
穂乃果「まあまあ真姫ちゃん。それより今はお風呂に行こうよー」ウキウキ
真姫「なんでそんなに嬉しそうなのよ」
穂乃果「だって三人だよ?穂乃果と真姫ちゃんと花陽ちゃんの三人。きっととーっても楽しいんだろうなぁって思って」
真姫「気早すぎでしょ…」
献立に米入れるの忘れてましたね…
次の日にしますね
大変申し訳ありません!
3月4日からしまなみ海道の方に行かして頂きます。
本当は明日か明後日に更新したかったのですが…(恐らくしまなみの宿からの更新となります)
いつかしまなみ海道旅行記でも書きますのでお許し下さい
ありがとうございます!
ちょっと今の内に書き溜めておきます
本当に短いですが進めますね。
今日は今治から尾道まで行かなくては…
-風呂場・まきぱなほの-
穂乃果「やっほーっ!!温泉だー!」ザバーン
真姫「なに飛び込んでるのよ…」
穂乃果「だって温泉だよ?楽しくって楽しくって」
真姫「前にも昨日にも入ったじゃない」
穂乃果「それは前回と昨日の話でしょ?昨日は昨日、今日は今日!」
穂乃果「明日は明日のお湯が沸くから温泉は気持ちよくって楽しいんだよー」
真姫「はぁ、なにそれイミワカンナイ…」
花陽「あはは…」
穂乃果「だから二人も早く入ろうよー」
花陽「ちょ、ちょっと待ってね。今真姫ちゃんの背中流すから」ザァァァ
真姫「ふぅ…ありがと、花陽。気持ちよかったわ」
花陽「えへへ、どういたしまして」
穂乃果「…はやくーはやくーっ!」
真姫「ちょっとは我慢しなさいよ!」
穂乃果「待ちくたびれたよー!」
ーーー
カコーン…
穂乃果「はぁ〜気持ちぃ〜」
花陽「だねぇ…」
穂乃果「いいよねぇ真姫ちゃんは。こんなに広くて気持ち良い温泉に毎日浸かれるんだから」
真姫「そうかしら、別に普通だと思うけど…」
花陽「ふ、普通ではないよね…」
真姫「でも、穂乃果達の住んでるところにも温泉ぐらいあるでしょ?」
穂乃果「あるにはあるけど…」
真姫「じゃあいいじゃない」
穂乃果「んー…」
穂乃果(穂乃果の所は絵里ちゃんのせいで熱湯風呂だからね…あれは天国にある地獄だよ)アハハ…
真姫「それに、この温泉も結構大変なのよ?広い分掃除も長くなるし、定期的に水質管理はしないといけないし」
花陽「大変そう…」
穂乃果「でも毎晩の至福に比べれば苦にはならないでしょ?穂乃果だったら毎日喜んで掃除するけど」
真姫「そう?じゃあ明日は穂乃果に掃除してもらおうかしら」
穂乃果「えっ」
真姫「…冗談よ」
穂乃果「だ、だよね…びっくりしたー」
花陽「い、嫌なんだ…」
穂乃果「嫌っていうか、流石にこの広さを一人で掃除するには広すぎるっていうか…」
花陽「あはは…」
真姫「ま、その内掃除することに変わりはないんだけど」
真姫「……その時は手伝ってくれる?」
穂乃果「もちろん!一人じゃないなら手伝うよ!」
花陽「わ、私も手伝うね?」
真姫「ありがと。…助かるわ」
花陽「助かるだなんて、泊めてもらってるんだからお手伝いをするのは当然の事だよぉ〜」
真姫「ありがとう…まぁ、私は泊まってくれるだけでありがたいんだけど」ボソッ
穂乃果「ふふっ…」ニヤニヤ
花陽「…ん?」
真姫「な、なんでもないわよ! 穂乃果もにやつかないでっ!」カァァッ
サボりにサボって早一ヶ月……
ひっそり進めようと思います
サボりにサボって早一ヶ月……
ひっそり進めようと思います
すみません、
二度もしてしまったかもしれないで…
テスト
ーーー
穂乃果「ねぇ真姫ちゃん。そこのタオル取って〜」
真姫「自分で取りなさいよ」
穂乃果「えぇ〜?いいじゃんいいじゃん!それくらい取ってくれても!」
真姫「花陽、そこに着替えとか色々持って来といたから自由に使っていいわよ」
花陽「えっ?あ、うん…」
穂乃果「って無視…?もういいよ、自分で取るから」ムスッ
真姫「最初っからそうしなさいよ」
穂乃果「ちぇー、真姫ちゃんのケチ」
真姫「むっ…誰がケチよ」ポイッ
穂乃果「あ、タオル。ありがとう真姫ちゃん」
花陽「……」
花陽(最初は断っておいて、でも結局は取ってあげる。 やっぱり真姫ちゃんは優しい人なんだろうな)ニコニコ
真姫「花陽…? な、何よその顔は…」
花陽「ん?なんでもないよ?」ニコニコ
真姫「?」
-リビング-
海未「イタタ…」
ことり「どうしたの海未ちゃん?」
海未「いえ、大したことではないのですが少し腰を痛めてしまいまして…やはり肉体労働は体に堪えますね」
ことり「大丈夫?」
海未「はい。心配は要りませんよ」
ことり「無理はしないでね?」
海未「勿論です」
-真姫「海未ー、ことりー。上がったわよ」
海未「はーい。……では私達も入りましょうか」
ことり「うんっ♪」
-風呂場・ことうみ
・
・
・
ことり「…海未ちゃーん。もう髪は洗ったかなぁ?」
海未「えぇ、流しましたよ」
ことり「では約束通り、背中を向けてください♪」
海未「あ、はい……しかしほんとうによろしいのですか?」
ことり「え?」
海未「ことりが私の背中を流すことが、です。ことりに無駄な労力を使わせているのではないかと心配でして……」
ことり「む、無駄なんかじゃないよっ!それに私が海未ちゃんの背中を流したいから流してるんだし」
海未「……そうですか」
ことり「そうだよ。じゃあ、流しますよ〜?」
海未「……はい、お願いします」
ーーー
海未「………」
ことり「〜♪ 気持ちいいですか〜?」ゴシゴシ
海未「あ、はい…」
海未(…人に背中を流してもらうなんていつ以来でしょうか。真姫が最後でしたかね… ふふっ、あの頃が懐かしいです)ニコッ
ことり(? 海未ちゃん、笑ってるの? そんなに気持ちいいのかなぁ?)
ーーー
海未「ふぅ…」
ことり「なんだかごめんね?ことりの背中まで流してくれるなんて…」
海未「いえ、受けた恩はしっかり返す。武士として当然のことです」
ことり(武士…?)
海未「それにことりには以前から助けていただいていますので、お礼も兼ねてです」
ことり「え?助けていただいたって…ことりに?」
海未「はい。食後の片付けや部屋の掃除等、いつも手伝って頂けてとても助かってるのですよ?」
ことり「そ、そんな…ことりは当たり前のことをしてるだけだから…」
海未「…ふふ。とてもことりらしいですね」
ことり「え?」
海未「人を手伝うということは意外と難しいことなのですよ? 下手をするとむしろ迷惑を掛けかねない。だからそういうことを考えずに行動できることりはとても素晴らしいと思います」
ことり「そ、そうなのかなぁ…?」
海未「そうですよ。ですからもっと自分に自信を持ってください」
ことり「…えへへ。ありがとう海未ちゃん♪」
ー更衣所ー
ことり「ねぇ海未ちゃん」
海未「はい、どうかしましたか?」
ことり「海未ちゃんはいつも一人でお風呂に入ってるの?」
海未「え?……今はいつも一人で入ってますが、突然どうしたのですか?」
ことり「い、いやちょっと気になっただけなんだけどね…… さっき海未ちゃんが背中を洗ってくれた時、凄く手際が良かったでしょ?」
ことり「だから、前みたいに毎日真姫ちゃんの背中を流しているからじゃないかなって思って……」
海未「なるほど、そう言うことでしたか」
海未「そうですね……少し前までは一緒に湯船に浸かったりもしたのですが、最近は……」
ことり「入ってないの?」
海未「はい。去年の秋あたり、丁度穂乃果とことりが街に帰った後ですかね。その頃から別々に入るようになりまして、今に至るといった感じです」
ことり「そっかぁ。あの後もしばらくは一緒に入ってたんだね〜」
海未「そう…なりますね。……あ、着替えはここに置いておきますね」
ことり「あ、ありがとう海未ちゃん♪」
ーーー
ことり「〜♪」
海未「…………」ボーッ
ことり「〜……? 海未ちゃん…?」
海未「もしかすると……」ボソッ
ことり「え?」
海未「はっ! す、すみません。少し物思いにふけってしまっていました。それで、何か御用でしょうか?」
ことり「う、ううん。特に用はないんだけど……ただ、すっごく真剣な顔で悩んでたから何を考えてるのかなって思って」
海未「え!?そ、それはーーーあ、明日の夕食はどうしようかと考えていただけですよ?」アセリ
ことり「そうなの?」
海未「は、はい。それで、少し冷蔵庫の中身を確認しようと思っていたのです。ですのですみませんがお先に上がらせていただきますね?」
ことり「え?あ、海未ちゃ……行っちゃった……」
ことり(……海未ちゃん、どうして嘘なんてついたんだろ?)
ことり(食事なら事前に献立を組んでいるから悩むことは無いはずなのに……)
ことり(もしかして、みんなに言えないような重大な隠し事でもあるのかなぁ…?)
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