男「探検隊って別に人がいても良いと思うんだ。」
ボスゴドラ「突然何言いだしてんすか。」コタツオレン
男「俺にもオレンくれ。」
ボスゴドラ「で。何でいきなり探検隊をもってくるんですか?」
男「子供っていうのはそこら辺の森とか探検したがるだろ?」
ボスゴドラ「うん」
男「でな、俺もその一人だった訳さ。」
ボスゴドラ「はぁ」
男「でもウチは代々ポケモンリーグのチャンピオン目指しているんだよ。そんな探検とか言ってられないだろ?」
ボスゴドラ「今からなら出来る、そう言いたいんですか?」
男「おお、流石相棒、分かってらっしゃる。」
ボスゴドラ「マスター、それはここに来る前に言うべきだったんじゃないんですか?」
男「なんでさ?」
ボスゴドラ「だってマスター、ポケモンリーグのチャンピオンでしょ?」
男「・・・そうだっけ。じゃあ誰かに任せよう!」
ボスゴドラ「んな都合よく引き受けてくれる人がいると思うんですか?」ハァ
??「話は聞かせてもらった。引き受けようじゃないか。」
男「おぉ、やった!・・・ってダイゴさんじゃないですか。何してるんですか。」
ダイゴ「いやぁ、やっぱりここに帰って来ちゃうんだよね~。ほら、ここ設備が充実してるから、くつろげちゃうだろ?僕はここに戻りたい、君は冒険を再開したい、交代すればお互い利益があるだろ?」
男「そうですけど、流石にバトル無しで交代は出来ません。そもそも四天王は?」
ダイゴ「そういうと思って倒してきたさ。」
ボスゴドラ「しょうがない、やりますか・・・」スッ・・・
フワッ・・・
男ボスゴ「「!!?」」カチーン
ダイゴ「?」
男「さっむ!無し無し、バトルは無し!」
ボスゴドラ「なななな、なに言ってるんですか!やるって言ったんだからやりますよ!」ガクガク
ダイゴ「・・・無理しなくていいのに・・・」
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
ダイゴ「・・・勝った、勝ったぁ!」ワーイ
男「ハイジャア、デンドウイリノギシキシマショウネー」
ダイゴ「え、ちょ」
ボスゴドラ「ハイデンドウイリオメデトー、コレカラワキミガチャンピオンダー」
ダイゴ「何でそんな棒読み・・・いや待て、なんで瀕死になってないんだ!」
ボスゴドラ「本気をだすとでも?」
ダイゴ「ぐはっ」
ちなみにこのダイゴはルビサファのダイゴさんとは名前が一緒の赤の他人です。
>>7
つまりウィッシュの人か
いや、メンタリズムの方かもしれんぞ。
・・・【ポケモンリーグ入口】・・・
ボスゴドラ「さて、どうしましょうか?とりあえず俺が居たギルドに行って見ましょうか?」
男「そうだな。手本を見とかなくちゃな。」
ボスゴドラ「えっとー、ギルドは確か…この辺りですね。」つタウンマップ
男「よーし、行きますかー!エアームド、『そらをとぶ』!」
エアームド「任せろ~!」ドヒュー…ン
・・・【ギルド『マテリア』】・・・
ボスゴドラ「ようやく着きましたね~」
男「結構距離あったな。エアームド、大丈夫か?」
エアームド「コヒュー、コヒュー」
男「あ、駄目だこれ。肩で息してら。」
ボスゴドラ「じゃぁちょっと挨拶してくるんで待ってて下さい。」
男「おぅ、分かった。…エアームド?…」つオボン
・・・【ボスゴドラのターン!】・・・
ボスゴドラ「こんちはー」
バシャーモ「はーい、ってボスゴドラ!久しぶりじゃない!」
ボスゴドラ「バシャーモ!他の皆は?」
バシャーモ「各々の部屋でくつろいでるわよ。皆、集める?」
ボスゴドラ「いや、いいよ。ちょっと挨拶にきただけだし。」
バシャーモ「サーナイトに?」クスクス
ボスゴドラ「地震」
キャアアアアアアアア・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
ボスゴドラ「えっと~、確かここがルカリオの部屋だったな・・・」コンコン
ルカリオ「はいよー、っておお!ボスゴドラ!」
ボスゴドラ「よぉ。元気だったか?ほれ。」つマトマ
ルカリオ「その刺激物がくるまでは」ヒリヒリ
ボスゴドラ「うむ、なら良かった。」
ルカリオ「いや良くねーだろ。」ペシ
ボスゴドラ「おばちゃんにも挨拶しとくか・・・おばちゃーん!」
ガルーラ「ん?その声はボスゴドラかい?久しぶりだねぇ。」
ボスゴドラ「あぁ、元気にやってるよ。そっちも元気そうで良かった。」
ガルーラ「何いってんだい、私ももう年だからねぇ。今はウチの子に手伝ってもらってるよ。」
ボスゴドラ「へぇー、あの子がねぇ。立派になって・・・」
ガルーラ「私にて元気でおしとやかな子さ!」フンス
ボスゴドラ「後は・・・マスターだな。」コンコン
メタグロス「おぉ、ボスゴドラ。久しぶりじゃのう。」ホッホッホッ
ボスゴドラ「お久しぶりです、マスター。」
メタグロス「何、堅苦しいのは無しじゃ。して、急にどうしたのじゃ?」
ボスゴドラ「実はウチのご主人が・・・」
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
男「よし、大分回復したな。」
エアームド「死ぬかと思った・・・」ハァ・・・
男「すまんな、まさかここまで距離あるとは・・・」
ボスゴドラ「マスター!」
男「おう、ボスゴドラ。どうだった?」
ボスゴドラ「えっとですねぇ・・・『ギルドを作るにはちゃんとした試験を受ける必要があるが、探検隊を作るのに試験は無い』そうです。」
男「ほほう。するってーと・・・」
ボスゴドラ「はい、無事探検探、結成です!」
男「よっしゃ!やったな!」グー
エアームド「なんだかんだ言って、結構ノリノリだな、ボスゴドラ。」
ボスゴドラ「断る理由がないからね。俺も少し前まではやってた訳だし。」
男「あ、そういえば。探検隊の名前どうしようか。」
ボスゴドラ「元々の名前で良いなら言いますよ?」
男「お、どんなやつなんだ?」
「探検隊『グラント』。」
ボスゴドラ「?!お、お前っ・・・!」
男&ムドー「??」
サーナイト「挨拶無しって酷いんじゃない?ボスゴドラ。」ババーン
男「どちらさん?」
ボスゴドラ「・・・『グラント』の相方、サーナイト。俺の親友・・・」
男「ふむ。一見男みたいな勝ち気な性格、けれどもしっかりしていてボスゴドラを世話していたと見た。」キラーン
サーナイト「で恋人。」
ボスゴドラ「だぁあああああ!やめろやめろぉおおおお!!」ウガー
男&ムドー「詳しく。」
ボスゴドラ「なぁありゃあああっ!」ラスターカノン!
ギャアアアアアアアアアア・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
テンテンテケテーン♪
男「ひどい目にあった・・・」
エアームド「なんか救護室の人もボロボロでしたね。何があったんすかね?」
男「知らんけど・・・もう少し休ませてもらうか。」
・・・【ボスゴドラ側】・・・
サーナイト「どういう風の吹き回しで?」
ボスゴドラ「ご主人が探検隊を作るとか言い始めたから、マスターに意見を聞きに来ただけだ。」
サーナイト「ほほう。ウチには4人もマスターが居たっけなぁ?」
ボスゴドラ「ぐ・・・何が言いたいんだ・・・?」
サーナイト「・・・」
ギュウウウウ・・・
ボスゴドラ「!」
サーナイト「寂しかったんだよぉ・・・」ゴウキュウ
ボスゴドラ「サーナイト・・・ごめんな・・・」
ウェエエエエエエ・・・ン・・・
男「なんだろう。むしょうに壁を殴りたくなった。」ウズウズ
エアームド「奇遇っすね。俺もっす。」ムカムカ
男「さて、そろそろ出発しますかぁっ!」ノビー
ボスゴドラ「どこまで行きます?」
エアームド「遠い所は嫌だぞ?」
サーナイト「そうね、ここらへんが良いんじゃない?」トン
1人と2匹「何故いるし。」
サーナイト「いや、モンスターボールに入れられちゃったから~」
ボスゴドラ「マスタァ?」ゴゴゴゴ
男「なっ、ばかっ、俺がそんなことする訳・・・!」
男「あ゙?!しかもゴージャスボールがねぇ?!」
ボスゴドラ「あーあ・・・」
エアームド「やばいっすね、それ・・・」
サーナイト「え?」
男「これ、俺のじゃなくて配達用だったんだが・・・」
ボスゴドラ「どうしましょうか・・・」
エアームド「配達先にこのまま送るしか・・・」
サーナイト「え??」
男「もしもし?カーゴ配達さんですか?」
ビュン!
サーナイト「スタァップ!」キアイダマ
エアームド「解せぬ・・・ゴフッ」←とばっちり
男「何かね?行く気になったかい?」
サーナイト「ちょっと拾ってくるんで待ってて下さい。」テレポート
ボスゴドラ「あ、消えた」
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
男「帰ってこねぇぞ、お前の恋人。」
ボスゴドラ「次言ったら女にしますよ?」ピキピキ
男「ヒィィコワイヨー!」ガクブル
ボスゴドラ「成り行きでしょうがなかったんですよ、あれは・・・」
男(何も言ってないのに語り始めた・・・)
数年前、この付近に得体の知れない不思議なダンジョンが出来た事があります。
そこは入る者のレベルを1にしてしまう場所でした。
我々はここのギルド唯一のゴールドランクで、そのダンジョンの制圧をまかされました。
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