ほむら「ねぇ杏子」杏子「なんだ」(26)


ほむら「幾多のループを繰り返した貴方の弱点を私は知ってるわ」

杏子「弱点?面白ェこと言うね。上等じゃんか、言ってみろよ」

ほむら「それはズバリ……妹ポジよ」

杏子「なっ……」

ほむら「貴方、昔妹が居たでしょう?」

杏子「何故知ってる」

ほむら「ループ中に貴方から聞いたわ」

杏子「……」

ほむら「繰り返すループの中、貴方の妹ポジションは四人居たわ。千歳ゆま、神名あすみ、そして私とまどかよ」

杏子「知らない奴が妹ポジってのも怖いけど、お前が妹って想像できないな」

ほむら「……ちょっと待ってなさい」

杏子「あれ?お前メガネかけてたの?」

  「髪もあたしが結おうか?」

ほむら「既にそのケがあるじゃない……」

   「できた!」

杏子「……なんか小動物みたいになったな」

  「身長そんな変わらないのになんか……その」

ほむら「姉さんって呼んだら怒るかしら?」

杏子「……」

ほむら「抱っこしてください」

杏子「……」ギュッ

ほむら「……こうしてると落ち着くわ」

杏子「認めたくないけどあたしも…かな」

ほむら「お姉ちゃん」

杏子「お前が言うとこそばゆい」

ほむら「酷い、こっちが素なのに」

杏子「本当かぁ?」コショコショ

ほむら「ひぁ!?」ビクゥッ

杏子「あ、本当だ」

杏子「でもお前から見たらマミの方が姉っぽいだろ」

ほむら「巴さんは単に年上、一人っ子丸出しじゃない」

杏子「なるほど」

ほむら「あー。癒される」

杏子「オイ、あって無いような谷間に顔を埋めるな」

ほむら「美樹さんは亡くなってしまうには惜しい程の逸材だったわ」

杏子「尻も胸も脚もたまんなかったよな」

ほむら「たまらなかったわ」

杏子「つねるないてえ」

杏子「オイ、あたしの知ってる妹は姉の服を脱がさないぞ」

ほむら「母親にも長いこと会ってないの」

杏子「母親の服なら脱がすのか」

ほむら「乳離れしてないの」

杏子「流石に嘘だろ」

ほむら「今再び目覚めたの」

杏子「おい、ってあぁ…!やめろ」

ほむら「当然だけど、出ないね」

杏子「ん……当たり前だろ」

ほむら「幻覚魔法でなんとかしてよ」

杏子「もう使えないから」

ほむら「むぅ……」

杏子「もはや誰だよお前」

ほむら「酷い」

ほむら「でも反応が可愛いから弄り続けちゃう」

杏子「もはや姉も母親も関係ないよな」

ほむら「貴方はループ中、一番私の話をちゃんと聞いてくれた。貴方がいなかったら私の心は折れていたかもしれない」

杏子「つまり……」

ほむら「私は貴方のことが……」

杏子「まどかまどか言ってたのはどうした」

ほむら「あれは憧れの発展系だから」

杏子「でもな、ほむら。脱がして舌で舐めるのはどうかと思うよ?」

ほむら「もうどうと思われても構わない、今はただ甘えさせて欲しいの」

杏子「調子いいこと言いやがって」

ほむら「ふにふに」

杏子「お前ばっかズルいぞ、お前も脱げぇ」

ほむら「きゃっ!?」

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