モバP「もう疲れたんだ……」 (65)

モバP「みんな……今まで、ありがとう。俺忘れないよ」
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モバP「出張から帰って来ました」
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続きです

※キャラ崩壊

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417216247

本田未央「そんなっ!だからって、私達を残してっ!」

島村卯月「一人で遠くに行っちゃうなんて……寂しい……です……」

モバP「すまん……でも、こんなに所属アイドルが急激に増えて……。もう……もうっ!」

城ヶ崎美嘉「うん、そうだよね。プロデューサーは頑張ったもんね。いいんだよ……」ギュ

卯月「グリーンダヨ……」ギュ

未央「っ……っっ」フルフル

美嘉「デ、デモ……でもっ!一人でなんて行かせなふぃんっ……行かせないんだから……ねっ!」フルフル

卯月「……行かせなふぃんっ!」ギュウ

未央「フヒッ……ンヒヒヒ……行かせなふぃんっ!」ギュウ

美嘉「……くうっ!」ギュウ

モバP「……グダグダじゃないか。ほら、抱きつくのは駄目だぞ」

美嘉「だって卯月が急にっ!」

未央「古さ加減が妙なツボに入っちゃったね!」

卯月「勝ちましたっ!」グッ

森久保乃々「お笑いの対決だったんですか……」

モバP「いや、俺もびっくりだけど。とりあえず机の下から出ような?」

乃々「やです。油断したら佐久間さんに占領されますから。うおー、あんだー、ざ、ですく……」

モバP「……うん。そうね」

未央「あ、諦めた」

千川ちひろ「今回の茶番は短かったですね。それで今度の長期休暇、旅行に決めたんですか?」

モバP「はい。先輩の休暇も終わったし、やっと羽を伸ばせますよ~」

ちひろ「先輩Pの娘達の面倒に加えて、新人の娘達も入ってきましたからねぇ。ほんとお疲れさまです」

モバP「学生達は夏休み中の撮り溜めだったりで、実は言うほど忙しくはなかったんですけどね」

ちひろ「ふふ。その夏に休みなしで杏ちゃん達と頑張ってたのは、プロデューサーさんもですから。ゆっくりしてきて下さいね」

モバP「うっす!楽しみだなぁ」

美嘉「それで、どこにする?アタシとしては海外がいいなぁ~」

未央「この前、京都と奈良でまったりしたいってプロデューサー言ってたよねっ……あ」

モバP「お前ら何言っ……あ」

先輩P「……」カチャ

トライアド「「「おつ」」」

先輩P「シッ」

トライアド「「「???」」」

美嘉「え~?修学旅行じゃないんだから。ねっねっ!グアムとかよくない?アタシの生水着姿見たいでしょ?サービスしちゃうよ★」

モバP「んんっ!美嘉……悪い事は言わないから、冗談もその辺で……な?」

未央「そ、そうだよ~。美嘉ねー、はしゃぎ過ぎ!あはは……」

美嘉「アタシは本気だよっ。旅行のこと知ってるのアタシ達だけだし、凛達には悪いけど、ここは華麗に抜け駆けするんだ★先輩Pにもオフのお願いしたし!アタシも息抜きしないとっ」

モバP「おぉ……もぅ……」

未央「ぁぁ……さよなら、美嘉ねー」

卯月「ん?後ろに何かあるんですか?」クル

卯月「あ!凛ちゃん達おかえり~!」

美嘉「!?」ビク


渋谷凛「うん。ただいま……美嘉」

北条加蓮「旅行と抜け駆けについて」

神谷奈緒「くわしく」


美嘉「プロデューサー……アタシ振り返りたくない……」

モバP「あぁ……奴もいるしな」

先輩P「誰が奴だ、アホ」ゴッ

モバP「うぐっ……なんでこうも重いコブシなんだ……」

先輩P「それで、美嘉」

美嘉「ひうっ」

先輩P「身構えんなって。これ今月のスケジュールな」ピラ

美嘉「んなっ!?」

未央「うわぁ……みっちりだ……」

先輩P「モバPの休暇の日に合わせてオフのお願いされたら、私への挑戦としか思えんぞ」

美嘉「うぅ……ごめんなさい」

先輩P「素直に謝ったから、私は許そう。これが本当のスケジュールな」

卯月「いつも通りですね。ちょっとお休みが増えてる?」

先輩P「……気のせいだよ」

美嘉「うわぁぁ!先輩P、ごめんなさい!大好きっ!」ダッ

先輩P「うおっ!いちいち抱きつくなっ!」

モバP「キマシっ!……って、すごいな。なんだあれ」

乃々「顔が胸に埋まってるんですけど……」

美嘉「っぷは!すっごいこれ。すっごい!!」

先輩P「人の胸で遊ぶなっ!」コツン

美嘉「あいたっ。へへへ、ゴメンゴメン★」


凛「そうやって、うやむやにしようとしてるけど……駄目だよ?」ガシ

加蓮「先輩Pも言ってたでしょ?私“は”って」ガシ

奈緒「無駄な抵抗はやめよう……な?ほら、会議室行こう」ガシ


美嘉「……ッス」ズルズル


―――――

ちひろ「珍しく美嘉ちゃんが暴走してましたね」

先輩P「ですね。原因はこいつでしょうが……仕方ないな」

モバP「は?」

先輩P「いや、お前は悪くないんだけどな。自分の担当アイドルに気が行くのは当然だし。デビュー前の娘達もいるしな」

モバP「はぁ……?」

先輩P「まぁ、なんだ。時間があったら構ってやってくれってこと。私が休暇中もあんまり絡んでないだろ?」

モバP「ん~……そう言えばそうですね。先輩の担当アイドルって送迎だけであとは自分達でこなせますから。まゆくらいでしたね、自分の担当以外では」

先輩P「まゆの機嫌の良さはそれでか。とにかく、あんまりお前との接触を押し留めるのも、いいことにならんなと」

モバP「え……でも」

先輩P「線引きは出来てるだろ。ぐだぐだ言わず構ってやれ」

未央「そーだそーだ」

卯月「そーだそーだ」

三船美優「そ、そーだそーだ」

モバP「……美優さん。そんな柱の影に隠れて、顔だけ出して何を……」

美優「最近、Pさんが冷たいので怯えてるんです。構ってくれれば治ります」

モバP「冷たくした覚えは……」

美優「契約した日を境に、Pさんの態度が素っ気無い気がします……」

モバP「いや、何て言うか……」

未央「しまむー、『アイツ、お前のこと好きなんだと!ひゅ~』って言われた、小学生みたいだね」ヒソ

卯月「気まずくなって距離を置いてしまうアレだねっ!」ヒッソー!

モバP「二人共聞こえてるぞ。特に卯月な。……確かに意識しすぎてました。ただ、アイドルとプロデューサーである以上」

美優「意識はしてくださいっ!」

モバP「あ、はい」

未央「弱っ!」

モバP「まいったな……どうすれば……」

和久井留美「そうね。まずは一緒に飲みに行くって約束を果たせばいいと思うわ」ス

モバP「留美さんまで、そんなコミカルな体勢で……」

美優「……で、どうですか?」

モバP「……そうですね。いい機会だし、行きますかっ」

留美「今まで放置されて、不安の日々だったわ……ちらっ」

モバP「も、もちろん!俺の奢りでっ!」

先輩P「あざーす」

モバP「貴様っ!」

ちひろ「ごちでーす」

モバP「悪魔っ!」

高垣楓「獺祭が飲み放題と聞いて」ニュ

モバP「誰っ!?」


※獺祭(だっさい)……フルーティで口当たりのいい日本酒。高い

留美「フリーのモデルで、雑誌の撮影で仲良くなった……」

楓「高垣楓と申します」

モバP「あ、モバPです……じゃなくて、一応関係者以外は事務所内に……」

先輩P「あぁ、大丈夫だ。私が呼んだんだよ。アイドルに興味が出てきたみたいでな」

留美「私達がこの年齢からアイドル始めたって話したら、食いついてきたのよ」

楓「お二人を見てたらなんだか楽しそうで……駄目ですか?」ジ

モバP「え、あっいえ、そんなとんでもない」ワタワタ

楓「ふふっ、よろしくお願いしますね」

モバP「は、はい。よろしくお願いします……パイセンパイセンっ!なんか神秘のオーラがあるんスけどっ。女神なんスけどっ!」ヒソッ

先輩P「いい加減パイセン言うなや。……んまぁ、そうだな。そこまで言うならお前担当でいいぞ」

モバP「は!?なんで……」

留美「なに澄ましてるのよ。どうせ焼き鳥食べたいな、とか思ってるんでしょ?」

楓「焼き鳥と獺祭は意外と合うんですよ。そんな組み合わせは、だっさいなんて言っちゃ嫌ですよ?……ふふっ」

モバP「おや?」

美優「は、はは……」

留美「またこの子は……」

楓「さらに鳥レバーも食べレバー、栄養がええよう……ふふっ」

モバP「……なるほどぉ」

先輩P「な?お前にぴったりの人だろ?」

モバP「もう、どんとこい!」



―――――――――

――――――

―――

モバP「ぬはぁぁ……昨日飲み過ぎたかな……体が重い……」

上田鈴帆「なんね、辛気臭さか顔して。Pしゃんも着ると?ウチ特製の着ぐるみ。自然と笑顔になるばい」

モバP「また今度な。えっと……ここ公道だけど、脱がないの?」

鈴帆「ウチのアイデンティティを否定すると?死ねと?」

モバP「そこまでか。しかしよく出来てんなぁ」

佐藤心「鈴帆ちゃん、はぁとに負けず劣らず衣装作り上手☆とってもスウィーティー♪」

モバP「俺、スウィーティーって柑橘類イメージしちゃって、すっぱい感じがするんですよね」

心「いやーん、はぁとのあま~い魔法のコトバになんて事いうの~☆暗に歳のこと言ってるのかー☆おまえ後でナックルパートな☆」

モバP「深読みし過ぎですよ、しんさん」

心「……びっくりするわ。大抵、佐藤さんで……あ、シュガーハァトって呼べぇ☆もう、ぷーんぷん!」

モバP「ハハッ。蘭子はまだかなー」

心「……っ☆……っ☆」ドンッドンッ

モバP「か、かわいく叩いてるつもりなんでしょうけど、これただの殴打ですよ~☆」

神崎蘭子「同胞たちよ、待たせた。魔術を鍛える装束は煩わしいものだな(みなさん、お待たせしました。着替えに手間取っちゃって)」

鈴帆「蘭子しゃんの服なら仕方なかばい。ウチはジャージの上に直でいけるけんね!」

モバP「……しかし、目立つな。怪獣、ゴスロリ、ピンク」

鈴帆「ウチはドラゴンじゃけんね!あんぎゃおおおおっす!!」

蘭子「なんと浅はかな!内なる波動に気付かぬとはっ!(大人っぽい格好したつもりなのにぃ!)」

心「雑っ☆」

モバP「ふははっ、それじゃ帰るか!」



―――

モバP「闇に飲まれよ!」カチャ

蘭子「闇に飲まれよ!」

鈴帆「闇に飲まれよ!」

心「闇に飲まれよ☆」

向井拓海「おう、闇に飲まれよー」

村上巴「飲まれよー」

双葉杏「はいはい、やみのまー」

佐久間まゆ「お疲れ様です……仲いいですねぇ。向井さんもそういうキャラだったんですね」

拓海「もう慣れたよ。Pの担当見たらわかるだろ?このくらいじゃ、まだまだ」

巴「確かにの。楓もなかなか強烈だったし。Pの担当は愉快じゃ」

杏「すごい美人なのにね~。て言うかそれ、自分達も同じカテゴリーで見られてるってことにならない?」

拓海・巴「「言うな……」」

モバP「なんだよ~、仲いいことは良い事だろ~?楓さんとも愉快にいこうぜぇ~」

まゆ「むぅ……ん?Pさん、少し顔色悪いですね?大丈夫ですか?」

モバP「あぁ、大丈夫大丈夫。ちょっと昨日飲み過ぎたみたいでな。大した事ないよ」

まゆ「駄目ですよぉ?もっと自分を労わってください。じゃないと、まゆ心配で泣いちゃいますよ?」

モバP「わかったわかった。泣くと言えば、くるみは?」

拓海「あっちで乃々を盾にしてるよ」

巴「あらましは……大沼くるみ、財前時子との関係改善の為、コミュニケーションをとろうと奮起。が、あえなく失敗。その際、机の下からもりくぼを召喚」

モバP「そっか……」

乃々「そっか……じゃないんですけどっ!じゃないんですけどっ!!」ダダッ

大沼くるみ「ふぇぇ、乃々しゃんまって~」タタッ

財前時子「いい加減、そのとろさ叩き直してやるわ!待ちなさいっ!!」ダダッ

モバP「おわっ!乃々、俺を盾にするな!あそこに杏がいるだろ!」

杏「巻き込むなっ!馬鹿っ!!」タタッ

蘭子「んな!我の背後に……ならばっ!」タタッ

鈴帆「ウチは阿蘇山の火口に帰らんと!」ドスドス

心「……はぁとは阿蘇山の火口じゃないぞ☆」

拓海「なんだこれ」

巴「もうわからんの」

まゆ「楽しそうですねぇ」

モバP「と、時子さん落ち着いて!何をそんなに」

時子「そのとろいの、あろう事かっ、私となわとびを一緒にしようとかほざきやがったのよ!」

くるみ「一緒にトレーニングしたら仲良くなれると思ってぇ、ふぇぇ」

モバP「……フフ」

時子「二人まとめて躾けてやるわっ!」

モバP「ちょ!?」


ちひろ「……………………………………………………………買出し行ってきまーす」

拓海「逃げたな」

巴「逃げたの」


―――――――――

――――――

―――

心「お疲れっしたー……あ、プロデューサー居たんだぁ☆隠れて見てるなんてオチャメさん!うふん♪」

ルキトレ「お、おつかれさまでした。すごい変わり身ですね……」

モバP「ルキトレさん、お疲れ様です。いつもごめんね?今日なんかマンツーマンだったから、特に大変だったでしょ?」

ルキトレ「い、いえ。レッスン自体は真面目にやってくれてるので……偶に戸惑ってしまう、わたしが未熟でして」

モバP「ルキトレさん、アレと相対して戸惑わない奴なんて……いない」キリ

ルキトレ「やだ……かっこいい……」ハッ

心「おーい、はぁとをダシに何をしてるのかなぁ?て言うか、いじめだよね?お仕置きしちゃうぞ☆」

ルキトレ「ご、ごめんなさい。ちょっとした冗談のつもりで……」

モバP「え?」

心「……必☆殺☆はぁとアターック☆必ずぅ殺すぅ」ビュン

モバP「ちょっ!?おわっ!なにこのハートの物体っ!どっから出して、あぶっ!」サッ

心「はぁとのジャージは幸せのハートがいっぱい☆いやーん、もぉっ☆避けんなぁ~♪」ビュンビュン

モバP「じょ、冗談ですって!肩よすぎでしょっ!これ重い球ついてますよ、絶対!」サッサッ

心「打ち返せないほど重いハート……重い女って言いたいのかぁ☆ゆ~るさな~い♪」ビシュンビシュン

モバP「めんどくせぇ!!」ダダッ

心「逃げるなぁ~♪」ダダッ

ルキトレ「………………お疲れさまでした。……なんか寂しい」


―――

モバP「機嫌直してくださいよ。ちょっとした茶目っ気だったんですよ」

心「む~、じゃあ黄泉の泉へ誘え☆」

モバP「え?……あぁ、蘭子でいうお茶しようですか。それくらいでいいのなら」

心「メイド喫茶ね♪」

モバP「……そうきたかぁ」

心「知り合いがいるから、大丈夫。楽しい楽しい☆」

モバP「はぁ……まあ、ちょっとは興味あるんで行きましょうか」

心「決まりっ!それじゃ早くいこっ!置いてっちゃうぞ?ほらほら、早くはぁとを捕まえないと居なくなっちゃうぞ☆」タタ

モバP「……」

心「……」クルッ ダダッ

心「他人のフリしてんじゃねぇよ。流石のはぁとも恥ずかしいわ」

モバP「……さーせん」

「「「おかえりなさいませ!ご主人様、お嬢様!」」」

モバP「おお、実際言われてみるとなんか感動するな」

心「でしょ?お嬢様……いい響き☆」

安部菜々「おかえりなさいませぇ、あ!はぁとちゃん!久しぶりですね!」

心「ナナさん、お久ぶり~♪今日はちょっと報告があって来たのぉ」

菜々「さん付けなんて……駄目ですよ~?それで、報告ってもしかして!そちらの方とっ!?」

心「はい……結婚します☆」

モバP「あ、佐藤さんのアイドル活動をプロデュースしてる、モバPといいます」

心「おい☆スルーは良くないぞ~?あと、シュガーハァトな☆」

菜々「アイドル……活動……?」

心「そう!此度はぁとは無事オーディションに受かり、アイドルになりましたっ!わぁ~パチパチ」

モバP「正確には候補生ですけどね。もうすぐデビューです……えっと、どうしました?」

菜々「プロデューサー……さん?」

モバP「は、はぁ」

菜々「……」

心「……はぁとはちょっとお花摘み~。プロデューサー、ナナさんがかわいいからってナンパはご法度だぞ☆スカウトもね♪すんなよ?絶対すんなよ?」スタ

モバP「ははっ、佐藤さんも困った人ですね。で、どうです?アイドルやってみません?な~んて……」

菜々「ぜひっ!」グ

モバP「!?」

菜々「ぜひっ!!」ググ

モバP「え、あ」

菜々「ぜっひ~!!!」グググ

モバP「ちょっ、まっ…………ふふ」

菜々「笑い事じゃないですよっ!ナナはナナはっ!!」

モバP「え、もしかして本気だったり……」

菜々「冗談でこんなに必死になれませんよっ!」

モバP「そ、そうですね。でも、実は昨日新人が入ってきたばっかりで……すいません」

菜々「っ……そうですか……」

モバP「あぁ、勘違いしないでください。その人、元々芸能活動をしていたので、完全に新人って訳ではないんです。なので」

菜々「枠はあるってことですかっ!?」

モバP「お、落ち着いて。上司に相談してみます。そこで、大丈夫そうなら改めてお話をしましょう」

菜々「あ、あ……ありがとうございます!よろしくお願いします!!」ペコ

モバP「いや、まだ決まった訳ではないですよ?多分、スカウトって形にならないと思うし」

菜々「がーん……ナナはスカウトするに値しないと……」

モバP「個人的にはですが、ルックスも申し分ないし、人柄も良さそうってことで十分スカウト圏内ですよ?」

菜々「ですかっ!よろしくお願いします!!」ペコッ

モバP「いやいや、上司が面談すると思いますので」

菜々「がーん……駄目なパターンです。これ……」

モバP「ん~、大丈夫だと思いますが。アイドル的なかわいさ満開だし」

菜々「ですよねっ!よろしくお願いします!!」ペコー!

モバP「だからって、決まる訳ではないですけど」

菜々「がーん……上げて落とされました……」

モバP「ただ、僕なら絶対合格にします」

菜々「でしたっ!よろしくお願いします!!」ペッコー!!

モバP(やだっ、この子おもしろっ!)

モバP「そうだ。一応言っときますが、うちの事務所パンチ効いてる人多いんですが……大丈夫です?」

菜々「はいっ!ナナ、電波がピピッと来ました!Pさんのいる事務所なら、絶対大丈夫って!」

モバP「でん……ぱ?」

菜々「そうです!ナナはウサミン星からやってきたんですよぉっ!ピピッ!っと受信しました!」

モバP「……確かに大丈夫そうですね」

菜々「という事で!アイドルになれますように、Pさんへのハートウェーブ送信ーっ! ピリピリンッ!」

モバP「あ、はい。……えっきし。こりゃ、風邪ひいたかな?」

菜々「ああっ!突然投げやりにっ!」



―――――――――

――――――

―――

先輩P「昨日言ってたアイドル志望の娘、面談明日でいいか?」

モバP「また急ですね。いつでもいいとは言ってたので大丈夫だと思いますが」

先輩P「来週からお前休みだし、他にもちょっと立て込んできそうなんだよ。明日じゃないと、当分先になりそうでな」

モバP「了解しました。連絡しときますね……ぶしっ!あ~」ズズ

先輩P「きったねーな。っと、電話だ」

モバP「俺も、もうしとこ。えっと、アナベベ……じゃなくて、いかん頭もボーっとしてるな……。あ、安部さんですか?―――」




モバP「う~ん、鼻づまりもひどい。やっぱ病院に行ったほうがいいかな……うん、行くからそんな足を撫で」

前川みく「ただいまにゃっ!Pちゃんお疲れにゃ、お疲れにゃぁ!!」ビョンッ

先輩P「んっと。ストップ」ハシッ

みく「にゃっ!?」ブラン

先輩P「撮影前倒しになったから、行くぞ」スタスタ

みく「え!?Pちゃんっ!たすけっPちゃ」バタン

モバP「……奈緒、おかえり」

奈緒「ただいま……小粋に抱えて行ったな」

モバP「あの人ゴリラでしょ、もう」

奈緒「報告しとくな?」

モバP「勘弁してください。死んでしまいます」

奈緒「ははっ、冗談だよ……ちひろさんは?」

モバP「買出し。最近、新たな謎ドリンクの開発に乗り出して……」

奈緒「そっか……ふーん」キョロキョロ

モバP「ふーんって、こっちは戦々恐々と……どした?」

奈緒「いや、二人きりだなって……」

モバP「え?」

奈緒「……なあ、隣座っていいか?ちひろさんの机だけど」

モバP「あ、あぁ。別にいいと思うけど」

奈緒「ん……」スト

モバP「なんかあったのか?」

奈緒「ううん。でも、ちょっと思うところがあって」

モバP「思うところ?」

奈緒「あたしさ、なんていうか……さっきのみくまでとは言わないけど、あんな風に自分を出せないんだ」

モバP「うん。奈緒はあんな風になってはいけない。絶対」

奈緒「ふふっ。でもな、やっぱり羨ましいんだよ。凛も加蓮も結構ぐいぐい行くだろ?あたしは一歩引いてしまう時があるし」

モバP「えっと、撮影のことか?」

奈緒「違う違う、Pさんのこと。アンタを想う気持ちは誰にも負けないって思ってる。けど、どうしても照れが出て踏み出せないっていうか」

モバP「あ、あの……今まさに自分をさらけ出してるし、割と踏み出してる様に感じるんだけど、奈緒さん?」

奈緒「そんな事じゃ駄目だからさ、もっと素直になれるよう頑張るよ」

モバP「耳を傾けて欲しいな?」

奈緒「差し当たっては、Pさんっ!」ズイッ

モバP「うおっ!な、なに?」

奈緒「その……寄り添っていい?」ジィ

モバP「え、あ、うん」

奈緒「やった!……えへへ」スス

モバP「って!駄目……えへへ!?」

奈緒「えへへ。肩に頭乗せちゃお」コト

モバP「吹っ切れてる……もう、いいか。ただなぁ」

奈緒「こうして、二人きりで寄り添ってると、その……こ、恋人みたいだなっ」


「それはいただけませんねぇ」ガシ


奈緒「きゃあ!Pさんっ!あ、足に何かっひゃあ!やだやだっ」ギュウ

モバP「二人きりではないんだよなぁ……って、奈緒かわいいな」


「さらに抱きつくなんて……超えてはいけないラインですねぇ」ヌラァ


奈緒「やぁ!なんか出てきたっ!怖い怖い……って、まゆ!?」

まゆ「はい、まゆですよ~。意図せずアシストしてしまったみたいですねぇ。ギャップ萌えですかぁ?」

奈緒「っ!?なし!今のなしっ!!違うからな、Pさん!演技だから!勘違いすんなよっ!」バッ

まゆ「素直になるんじゃないんですか?うふっ」

奈緒「なっ……聞いて……Pさんっ!なんで教えてくれなかったんだ!て言うか、どうやって収納してたんだ!全然気付かなかったぞ!」

モバP「まゆ小さいから、股広げたら案外いけるんだよ」

奈緒「言い方っ!大体、股の下に女の子を押し込むなんて、どうなんだ!」

モバP「奈緒も言い方っ!乃々にしてもまゆにしても、座った時にはすでに入ってるんだよ!」

奈緒「何が!?」

モバP「何が!?」

まゆ「奈緒さん……」

奈緒「あっ!ち、ちが…………Pさんのむっつり!!」

モバP「マジかっ!俺かっ!!」

奈緒「う~、う~っ!!」グイグイ

モバP「そうだな!俺だなっ!」

奈緒「優しくすんなっ!馬鹿野郎っ!!」

モバP「そんなっ!まゆ、どうしよう!むずいっ!!」

まゆ「え、え?ま、まゆですか?あの……そんな時は…………こう……強引にキスして、うやむやに?」

モバP「あ~、少女漫画でよくあるな。うんうん、あるある」

奈緒「あたしは、やさしくがいいな」

まゆ「急に素に戻らないで下さいっ!もうっ!とにかく二人共っ!!」ダンッ

モバP・奈緒「「!?」」ビクン

まゆ「今回の事は盗み聞きしてた、まゆが悪いです!全部忘れるので許して下さいっ。ごめんなさい!!」

モバP・奈緒「「は、はい」」

まゆ「でも、安易に下ネタに走った二人もどうかと思います!謝ってください!!」

モバP・奈緒「「ご、ごめんなさい」」

まゆ「はいっ!よろしい!!じゃあ、まゆは帰ります!お疲れ様でしたっ」

モバP・奈緒「「お疲れ様でした……」」


モバP「……まゆでもテンパるんだな」

奈緒「……うん。声のハリと機敏さが三割り増しになってた」

モバP「……ね」

奈緒「……」

モバP「……」

奈緒「……あたし達も全部忘れよう」

モバP「ん、無理」

奈緒「泣くぞ?」

モバP「ん、忘れる」

奈緒「ん」

―――――――――

――――――

―――



モバP「すいません、こちらから指定しといて、こんな騒がしいところで。急に会議室を別の用件で使わないといけなくなって」

菜々「いえいえ。芸能事務所なんだなって実感できて、ナナはうれしいですよ!生凛ちゃんがすぐ傍にいるなんて、感動ですよ!」

凛「あ、ありがとう……面と向かって言われると、ちょっと照れるね」

蘭子「蒼き乙女の魂の輝きは侮れぬな(凛ちゃんはやっぱり有名ですね!)」

菜々「わっ!この娘もすごいかわいいっ!」

モバP「ほらほら、今から面談始めるから」

蘭子「ぶ~」

菜々「え?Pさんがですか?」

モバP「はい。予定していた上司に急な仕事が入りまして。会議室の件もそれと一緒です。それで、僕に任されちゃいまして」

菜々「ですかっ!よろしくお願いします!!」ペコッ

モバP「あれ?デジャヴ……あ、マスク姿なのは勘弁してくださいね。ちょっと風邪ひいちゃいまして。じゃあ、始めましょうか」

菜々「はいっ!」

凛「お茶、入れてくるね」

モバP「あ、じゃあ俺は水でお願い。安部さんは?」

菜々「ナナも水をお願いします!デトックスですよ~」

蘭子「蒼き乙女よ、我も生命の起源を注ぎに行こう(凛ちゃん、私も手伝います!)」

凛「うん。それじゃ、行こっか」

蘭子「はい!」


―――

凛「ペットボトルで持って行くのもなんだよね。コップどこだろ?」キョロキョロ

蘭子「む~、生命の起源も多様にあるのだな(いっぱい種類がありますね……)」

凛「え?わっ!ほんとだ。ちひろさんかな?蘭子、好きなの選んでいいよ」

蘭子「ぬっ!ならば……これだっ!クリスタル……ゲイザー?」

凛「ガイザーだね。せっかくこんなにあるし、もう一つは違うの入れようか。どれがいい?」

蘭子「ん~、では……おぉっ!硝子細工に封印されておるわ!(瓶のもあります!)」

凛「おー、珍しいね。あ、コップ発見。氷、氷っと」

蘭子(これなんて読むんだろ?スパイリュタス?……ん?spiritって書いてある。……魂!魂の水!!かっこいい!)

凛「蘭子、もう一本持ってきて。……余ったの、後で飲も」トクトク

蘭子「魂が籠ってる究極の生命の起源だ。我が開封しよう」カシュ

凛「ふふ、ありがと。それじゃ、これをプロデューサーにあげようか」トクトク

蘭子「うむ……ん?」ツン

凛「水だけど、お茶請けあったほうがいいよね。えっと……」

蘭子「蒼き乙女よ、その……今入れた生命の起源、こう……攻撃的な芳香を発してないか?」

凛「え?そう?今ちょっと鼻詰まってて……プロデューサーにうつされたのかな?ふふ……おそろい。……よしっと」カチャ

蘭子(え!?持っていくの!?どうしよう!)オロオロ

凛「ほら、行くよ」スタスタ

蘭子「ま、待って……あぁ……」

―――


ちひろ「さーて、今日も素敵ドリンクの開発に精を出しますか!」ガチャ

ちひろ「……ん~、流石に冷蔵庫の中、片付けないといけませんね。希釈用の水で溢れかえって……あれ?」ゴソゴソ

ちひろ「冷凍庫の奥に入れてたはずの、スピリタスが……危ないですね。アイドルの娘達の、目につかない所に入れとかないと」カチャ

ちひろ「ん?」チャプチャプ

ちひろ「嘘……これ……開いて、はる……」


※spirytus(スピリタス)……殆どエタノール。強い


―――

モバP「では、履歴書を拝見させてもらいますね。えっと……安部菜々さん、17歳っと」

菜々「え!?」

モバP「え?」

菜々「あ、いや……」

菜々(素で17歳って書いちゃった!)

モバP「17歳……卯月、奈緒、美嘉と同い年ですね」

菜々「で、ですね~。なので、敬語も敬称も無しでお願いします!安部さんじゃなくナナとっ!」

モバP「不思議なんですけど、タメ口にするの凄い抵抗があるんですよ。呼び捨ても……なので、菜々さんと呼ばせてもらいますね」ニコ

菜々「有無も言わせぬ、いい笑顔です……」

モバP「住んでるとこは……ちょっと遠いですね。電車で一時間くらいかかりそうですが、大丈夫です?」

菜々「はい!若さでカバー出来ますっ」

モバP「……?あ、すいません。なんか強烈な違和感が……」

菜々「あ、あはは……」

モバP「ん?学歴の最後が卒業になってますね。在学の間違い……あれ?そういえば、初めて会ったとき平日でしたよね?休みだったんです?」

菜々「……キャハッ!」

モバP「!?」ビク

菜々「……すいません。実は」

凛「おまたせ。はい、ナナさん。プロデューサー」スッ

菜々「え?あ、ありがとうございます。うぅ、言いそびれた……ん?」ツン

モバP「おぉ、ありがとう。風邪ひくとなんか喉渇いて」

蘭子「……ぁ、ぁ」ドキドキ

菜々「……水、ですよね。気の所為か、刺激的な香りが……」クンクン

モバP「ははっ、毒なんて入ってないですよ。こう、ゴクリといっても……」クイ

蘭子「や、やっぱりだめぇ!プロデューサー飲まないでぇ!!」

モバP「?……ン」コク

凛「ひゃっ!ど、どうしたの、蘭……プロデューサー!?ナナさん!?」

モバP「」バタンバタン

菜々「」ビタンビタン

ちひろ「プロデューサーさん、スピリタスが開封されてたんですが……え!?」

モバP「ゴハッ!ガハッ!アガ、ケヒケヒッ!ンガハッ!!」ゴロゴロ

菜々「は、鼻がっ!ほわぁぁ!鼻がぁぁ」ゴロゴロ

凛「プロデューサー!ナナさん!!あぁ、どうしようどうしよう」オロオロ

ちひろ「何があったの!?凛ちゃん、蘭子ちゃん!!」

蘭子「み、みずを二人に……プロデューサーが口に含んで、毒霧で……ナナさんの顔面に……ふぇぇ、ふわぁぁ止めたけどぉ、間に合わなくてぇ!うわぁん!」ポロポロ

凛「私、毒入れちゃったの?やだよやだよぅ。誰か二人を助けてぇ」ポロポロ

ちひろ「あぁ、泣かないで。毒じゃないから。多分スピリタスっていう、ちょーっと強いお酒だから。ね?大丈夫大丈夫」

モバP「スピリ……タス……だと?ガフッゲフッ……おのれ、ちひろ……謀ったな……」

菜々「息吸った瞬間に、Pさんから熱いぶっかけですよ~……鼻の奥がヅーンってしますよ~顔面はスーっとしますよ~」

ちひろ「と、とりあえず、水とタオル持ってきますので。凛ちゃんと蘭子ちゃんは二人を見てて」

凛「うん……」グスグス

蘭子「はい……」グスグス


―――

ちひろ「あの……いつまで正座をしてないといけないんでしょうか」

モバP「別に強制はしてないですよ。ちひろさん自身が、大事な子供達がいる事務所に酒を……スピリタスを置いていた人を、許せたらいいんじゃないんですか?」

ちひろ「うぐぅ……」

菜々「あのぅ、ナナはどうすれば……」

モバP「あ、ごめんなさい。変なことに巻き込んじゃいまして。本当に申し訳ないです。鼻、大丈夫ですか?」

菜々「はい。ナナは、もう大丈夫です。ナナよりPさんの方が……」

凛「顔色すごい悪いよ。ごめんね、私がちゃんと確かめなかった為に……」グス

蘭子「熱もこんなに……私が瓶だからって……うぅ、ごめんなさい」グス

モバP「泣くな泣くな。凛も蘭子も何も悪いことしてないんだから、気にすんな。………………それで、菜々さん。この通り体調最悪なので、面談はここまでで」

菜々「あ、はい……え!?」

モバP「すいません、限界です。病院に行きたいと思います」フラフラ

菜々「え?え?放置?」

モバP「あ、そうか。合格です。後日、住民票と、え~と……あとは、ちひろさんに詳細を。では」フラフラ

凛「待って!付き添うからっ!」タタ

蘭子「わ、私もっ!」タタ

菜々「……え?嘘……こんな簡単に……ナナはアイドル?」

ちひろ「そうですよぉ。これから仲良くしていきましょうね!さっそくですが、足が痺れて立てないので、手を貸して欲しいなと」

菜々「やりましたぁ!!はぁとちゃんにお礼の電話しないとっ!」タタ

ちひろ「……マジか」


―――――――――

――――――

―――

モバP「明日から休みっ!ごふっ、ごほっ!!」

楓「大丈夫ですか?旅行に行くとか小耳に挟んだんですけど、そんな状態じゃ……」

美優「そうですよ、無理したら駄目です……」サスサス

モバP「ふ~、ありがとうございます。10連休ですからね!最初の2,3日はおとなしく寝て、そっからですね!」

留美「それがいいわね。……ところで、その旅行は一人よね?」

モバP「え、ええ。京都で抹茶を嗜みながら、温泉に入ったり、甲冑を身にまとって武将気分になったりしようかなと」

楓「温泉……プロデューサー、私来週オフが三日ほどあるんです」

留美「駄目よ」

楓「ぶ~、私も温泉っ!行きたいです、行きたいですよっ!プロデューサーも一人じゃつまらないですよね?」

モバP「まぁ……でも、一人だけってのも、それはそれで楽しめるんですよ」

楓「むぅ……甲冑も一人で?私も興味あるなぁ、巴御前みたいなの。でも一人じゃ恥ずかしいなぁ……ちら。その後、温泉入りながら一杯飲みたいな……ちら」

モバP「は、はは……」

留美「結局、温泉じゃない。立場を考えなさい」

モバP「留美さんは頼りになるなぁ」

留美「じゃあ、はやく惚れなさい」

モバP「おおぅ、漢前……」

美優「……楓さん。私も来週オフがあるんです。一緒に、温泉に行きませんか?……京都に」

楓「!……もちろんご一緒します。ふふっ」

留美「まったく……美優もたくましくなったわね」

美優「留美さんは……」

留美「私は仕事。あくまで、女だけの旅行よ。いい?」

美優「はい……偶然知り合いに会うかもしれませんが……」チラ

モバP「……偶然なら仕方ないですね。男女二人きりって状況にならなければ。うん、まあ……」

留美「先輩Pが構ってやれって言ったからかしら?考え方が柔軟になってるわね。んもう、妬けちゃうわね」

モバP「仕事ですからねぇ。先輩の言う事は絶対。社畜の鑑」

美優「仕事抜きで構ってください……もう、Pさんの馬鹿……」

先輩P「お疲れ~。モバPちょっと話が」

加蓮「Pさん!やったよぉ!!決まったぁ!!」ダダン

モバP「のわっ!飛びつくなっ!近い近いっ!!」

加蓮「耳噛んでいい?耳噛んでいいっ!?もう、噛んじゃうっ!」ハムッ

モバP「あふんっ……やめ……ひゃうんっ!」ビクン

先輩P「気持ち悪りぃ!!」ゴッ

モバP「んごっ!……ひでぇ」

先輩P「お前もぶっ壊れすぎ。自重しろ」パカン

加蓮「いった~い!Pさんとの関係認めてくれたんじゃないの~?」

先輩P「そういうことじゃないわ……あぁ、もう……どっちにしても暴走すんのかよ。めんどくせぇ」

モバP「それで、決まったってフェスの事?」

卯月「ですよ~!はむっ」

モバP「ひうんっ!」ビクン

先輩P「だから、やめろっちゅーに。……未央ストップだ。天丼とかお約束とかいらねぇ」

未央「……ちぃ」

留美「フェスって結構出演してるわよね?すごく、喜んでいるようだけど」

奈緒「まあ、いつものフェスでも出れることは嬉しいんだけど」

凛「今回は海外なんですよ」

卯月「U・S・A!U・S・A!」

先輩P「ドイツな」

美優「すごい!おめでとうっ!……楓さん?」

楓「ドイツ……ビールとソーセージが私を呼んでる。今夜祝杯を兼ねて、行きましょう?」

美優「は、はは」

モバP「楓さんはぶれないなぁ。とにかく良かったな。NGとTPも世界デビューかぁ……凛は特に大変だろうけど頑張れ」

凛「うん。来月だからちょっと不安だけど……選んでもらったからには全力を尽くすよ」

モバP「急なオファーだったもんな。来月って……」

先輩P「昨日、スケジュールの組み直しで一日潰れたからな……あ、そうだ。その事で話があるんだよ」

モバP「なんですか?……へっぶし!んあ……すんません」ズズ

先輩P「……体調悪いとこすまんが、フェスまでこいつらの事にかかりきりになるんだよ。んで、こいつら以外の私の担当してる娘を……な?」

モバP「わお……昨日さらに新人が入ってるんですが……」

先輩P「だーいじょうぶ、だいじょうぶ!私が休暇中、回せてたんだから!いけるいけるっ!」

モバP「また適当に……まあ、そうですね。それに、明日からの休暇で英気を養えますし。任せてくださいっ!」

先輩P「おう、お前の休暇が終わるまでは私も頑張るっ!それじゃ、三日後から頼むな?」

モバP「はい!……は?」

先輩P「お前が出張に行ってた、ちびっ子事務所あるじゃん?あそこ、配水管逝っちゃったらしいじゃん?」

モバP「いや、知らんけど……は?」

先輩P「直すついでに、軽く改装するらしいじゃん?事務所が使えんくなる訳じゃないけど、改装中は子供達危ないじゃん?」

モバP「は?は?」

先輩P「工事は三日後から。そっからしばらく、うちで預かりまーす!わー、楽しみねー!卯月、ねー?」

卯月「ね、ねー」

モバP「卯月ですら、戸惑ってるじゃないですか!何人いると……て言うか!俺の休みっ!抹茶!甲冑!!温泉!!!」

美優「あ……温泉」

楓「にーがーさーなーいー」ガシ

美優「はう……」

先輩P「一人で甲冑着てなにするんだよ……チビ達は基本親御さん達がついていくだろ?なら、例え10人以上いようと、お前なら……な?」

モバP「それプラスここの娘達でしょうがっ!じゃなくって……いや、これも大事ですが!休み!俺の休み!!」

先輩P「このご時勢、連休とれるなんて……うらやましい」

モバP「二日!あんた、十日!俺、風邪!あんた元気!!」

先輩P「いい大人なんだから、体調管理はしっかりしとけよ」

モバP「ぬがぁ!こ、このっ!ふぬぁぁ!ふぬぉぉ!!」グネグネ

留美「お、落ち着いて。私達もフォローするから、ね?よーしよし……」ギュウ

モバP「ふおぁぁ……ふあぁぁ」ウットリ

先輩P「気持ち悪りぃ!!」ゴッ

モバP「んがっ!……このぐらいの役得ぐらい、いいじゃないですか……」

先輩P「留美さんも、それはやり過ぎですよ……未央ストップだ」

留美「はーい」

未央「……ちぃ」

先輩P「真面目な話、二日でもキツイんだよ。お前には本当に悪いと思ってる。だけど堪えてくれ。こいつらの為にも」

モバP「……ずるいなぁ。わかりましたよ……その代わり、絶対成功させてくださいよ!」

先輩P「おう!」

加蓮「Pさん、私の為にごめんね。私もPさんの為に頑張るね!」

奈緒「あたし達の為だろ。調子乗んな」コン

加蓮「ごめんごめん。あれ?ちひろさん、どうしたの?」

ちひろ「……今、あっちの事務所から電話があったんですが」

モバP「どうしたんです?そんな優しさ溢れる視線で見られると照れ」

ちひろ「工事明日からになったそうです」

モバP「」

ちひろ「明日からに……なったそうです」

先輩P「……」ポン

モバP「」

先輩P「今日は、もう上がっていいぞ。ゆっくり、風邪治して……な?」

モバP「」

卯月「え?じゃあ、プロデューサーさんの休み」

未央「シッ!」


モバP「もう疲れたんだ……」





                                            ハッピーエンド

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月04日 (火) 14:19:02   ID: l8oG009s

これは流石にPが可哀想

2 :  SS好きの774さん   2016年08月16日 (火) 06:14:30   ID: iK_d04RI

ブラック過ぎんだろw

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