教師「突然ですが転校生がやってきました」
「「おおーっ!」」
男友「センセー。男ですか?女ですかー?」
教師「お前はそればっかりだな。喜べ、女の子だ」
男友「っしゃ!やったぜ男!」
男「おいおいまだ美人かどうかわからじゃないか」
教師「それでは入ってきなさい」
ガララ
女「…ドーモ、みなサンおはようごさいマス」
「「「おおおーーーーっ!!!」」」「すげー美人!」
男友「…でかい!」
男「どこ見ていったんだよお前は」
教師「まあ見てわかると思うが女は外国人だ。えーと出身国は」
女「アメリカですヨ」
教師「そうそう、アメリカね」
男友「はいはい!英語どんだけ喋れるん?」
女<それはもうペラペラですね>
男友「すげー!何言ってるのかわからん!」
男「おいおい」
教師「それじゃみんな仲良くしろよ。ああ、あと女の席は男の隣な」
女「ハイです。…オトコ、ヨロシクね!」
男「おう」
男友「いーな、俺と席代わろうぜ」
【昼休み】
「ねえねえアメリカのどこに住んでたの?」
女「えーと、ロサンゼルす、デス」
「日本語どれぐらい喋るの?」
女「ほんの、チョット、ね」
男友「付き合ってください」
女「それってどういう、イミですか?」
男友「やべこの子すげーかわいい」
男「かわいいのはわかったから俺の机にたつんじゃねえ」
【英語の授業】
教師「…であるからして」
男(なんだかみんな女の方を見ているな。期待しているのか?)
教師「…じゃここの部分を女に答えて貰おうか」
ザワザワ…
女「エト、みんなワタシをみてどうしたんですカ?」
教師「ほらお前ら授業中だ。…女が答えにくそうにしているじゃないか」
女「アー。<~~であってーーーで○○であることがわかる>…あってマスか?」
教師「正解だ」
男友「すげー!今のすっげー難しかった問題なんだぜ!」
男「英語なんだからあたり前だろ」
<…ちっ、こんな10歳のガキでもわかる問題答えさせてんじゃねーよクソが>
男「!?」
女「どうしましたカ?なにかヨウですか?」
男「いや、なんでもない」
男(なんか汚い言葉が聞こえたような…気のせいか?)
今日は終わり
<>の中は英語だと思え
<だから、日本に行くのは嫌だったていったのに…授業めんどいなあ>
男(声からして女が愚痴言ってるのが明らかな件)
女「どうしましたカ?さっきカラこっちをナンドもみていマスけど」
女<何度も見てんじゃねーよクソ野郎。私じゃなくてあの教師のハゲ頭でも見てやがれってんだ>
男「……」
女<お?いかにも何もわかってないって顔してんな。まあ、英語の授業があんな低レベルなんだからお前なんかじゃ理解できるわけねーかw>
男<日本語の時と英語の時のギャップが凄いね。君>
女「 」
【下校中】
女<なんだよ、こっちくるんじゃねえよ>
男<いや、俺帰り道こっちだから>
女<うっせ、黙れ。周り道しろ。一緒にくんな>
男<いやここ一本道だし。それに君が言ってた汚いことは黙って…オーケイまず振り上げた腕を下ろそうか>
女<うるさい!一発殴らないと気が済まない」
男<理不尽。日本語で喋ってる時と正反対だよね。いろいろと>
女「ニホンゴえいごとちがうんだよー。それにマダまなんでイチツキしかナイし」
男<イチツキ?>
女< 一月だ!それぐらい勘で解りやがれ日本人>
女<というかなんでそんな英語ペラペラなんだよ。いろいろずるい氏ね>
男<やだね。長期休暇でアメリカにいくんだよ。ほぼ毎年な>
女<ケッ、金持ち自慢かよ。嫌になるわ>
男<仕事の手伝いだよ。仕事の>
女<はあ?仕事ってどんな…>
prrrrr
女<電話か。もしもし?パパどうしたの?今忍者のドージョーに入るって?そこどこ…切れた>
男<あ、それ俺の家だ>
女<えっ>
【男の自宅】
女父「いやー素晴らしいデース。まさかこんな所にニンジャのドージョーがあるなんて」
男父「はっはっはっ。もしよければ次の夏にラスベガスのショーでやりますので」
女父「オーウ、それは是非行かないといけませんネー」
女<…何これ>
男<俺の親父がやってる道場。外人向けに忍者の真似事やったらバカ受けしていろいろ引っ張りダコ。本当は空手の道場なんだけど>
今日は終わり
また明日以降
女<パパ何やってるの?確か残った引越しの荷物片付けをやるんじゃなかったの?>
女父<いや、さっきまでやっていたのだけど突然ボールとと一緒にニンジャがとんできたもんだからいろいろ見せてもらったのさ」
男「親父なにやってたんだよ」
男父「いや次の公演のネタ作りで魔球の練習をだな。いや、流石にWボールは無理だったわ」
男「むしろできた方がおかしいわ」
女<さっき言ってた仕事って…>
男<おう親父の通訳。親父英語無理だから>
男父「そういえばその子は誰なんだ?彼女できたという話は聞いてないが」
男「違うって。彼女は隣の家のひとだよ」
女父「まあぶっちゃけるとワタシの娘デース!」
女「ド、どモー、ワタシオンナ、といいマス」
男父「女か。いい名前ですね」
女父<女聞いたか?ニンジャがお前のこと褒めてくれたぞ!>
女<ニンジャが褒めたからってなによ>
女父<なに言ってるんだニンジャが褒めると大物になるんだぞ!あのムサシ・ミヤモトもイガのニンジャが褒めてからケンゴウの道のハシャになったんだぞ!>
女<どんな本読んだらそうなるのよ!>
男<サムライ、ハラキリ、ゲイシャがまだ実在してるって思いそうだな>
女<けっ、何がニンジャとサカズキカワシマースだ!家の鍵を渡さずどっか行きやがってこんちくしょう!>
男<うちの親父すげー飲むからな。あした休日だし朝まで帰ってこないぞ>
女<ハァ!?クソ、クソ、クソだな。一体私は何処に泊まればいいんだよ!>
男<電話すりゃいいじゃん>
女<ケイタイも置き忘れてんだよ!あんたのパパはどうなんだよ!>
男<親父は携帯でないからなあうちの母親以外は。で、母親が帰ってくるのは夜以降だ>
女<後何時間だと思ってだよ。もう!」
【ゲームセンター】
女<…で、突然誘拐犯のように腕引っ張ってこんなやかましい所に移動してナニするつもりなんだ、ああ?>
男<時間潰ししたいんだろ?まあ金があれば結構潰れるだろ>
女<ケッ、私の住んでた所を何処だと思ってんだよ?こんなジャパンのゲームで暇を潰せるわけ…>
「ヘーイ!ユーのダンスに勝てるのいるかいー?」
女<…なんだあ?>
女<なんかアフロのおっさんがダンスしてんだけど何これ>
男<ここのゲーセンの名物>
アフロ「ん?ヨウ、男!またダンス勝負するか?」
男「遠慮しとく」
女<知り合い?>
男<けっこう行ってるからなここ」
アフロ「ん?なんだよ!お前デート中だったよかヨ!」
女<デート中じゃねえし。ってかなんださっきのダンス。バッタが跳ねてるようなダセェ踊りだったぜ>
アフロ<けっこう口が悪いネ。せめてこれをプレイしてから言って欲しいヨ>
女<ヘッ、どうせパネル踏むあの遅れたダンスゲームだろ?そんなものよりストリートダンスでも見てるぜ>
アフロ<オウ、違うヨ。取り敢えずプレイしてみるがヨロシ>
女<なんか中華系の訛りがきこえたうな>
アフロ「気のせいね」
女<で、なんか画面に立ったんだけど何するんだよ?>
男<画面のマーカーに手とか足使ってそこに合わせるゲームだ>
女<ヘッ、そんなの楽勝だせ。どんとこい…ってうおっ?はやっ!ちょ、待ておい!>
アフロ<ヘーイ!散々バカにした結果これデスカー?>
女<うっせ!油断しただけだ!>
男「アレ最高難易度なんだけど大丈夫か?」
アフロ「失敗したら笑ってやろうゼ」
女<今バカにされたような…見とけよー!>
バッ、バッ、ズバババッ
男「うお、凄いキレのある動き。というか最初のミス以降一度もミスがない」
アフロ「なかなか美味いネ。まあこの後は俺でも何度かミスする所ダ。初見の彼女には到底…」
バッ、バババッ、ズババババババッ
男「ミスしませんね」
アフロ「アレー?」
女<おっ、なんかもう少しでクリアしそうだな。よーし、最後はっと!>
アフロ「ワオ!?バク宙!?」
女<へへっ、どうだ!>
男「…アフロの最高得点越えたな」
アフロ「…アメージング!」
女<楽勝、楽勝。これであのアフロに一泡吹かせ…うお!>
「スゲー!」「カッコカワイイー!」「写真いいですかー?」
男「まあ、あんだけ目立てば人も集まるわな」
女<な、なんだよお前ら!こっち見んなよ!やめろよ!くそっ!>
男<英語じゃなくて日本語で言わないと>
女「や、ヤメテヨー!ほ、ホメテモなにもでませんヨー。ウゥ…」
「カワイイー!」「片言モエー!」「しゃ、写真をー!」
女「ニャーッ!?ゼンゼンきいてくれないヨー!?」
男「まあそう思ったわ」
アフロ「ふう…俺この子のファンクラブ作るわ」
今日はここまで。
また明日以降
このSSまとめへのコメント
(; ・`д・´)ナン…ダト!?