稲川「魔法少女だって?なあに言ってんだ」 (105)

祈りのために戦った少女たちの魂が災いを招くというグンマーにある見滝原。

田舎と呼ばれなくなって久しいこの地にショッピングモールがあった。

そこでは、成仏できない死霊たちが助けを呼ぶ声が聞こえると言う。

今回、稲川は理不尽に亡くなった少女の魂とあいまみえる。

同行するのは、特にオカルトに興味のない少しシャイな少女、鹿目まどか。

そして、幼馴染の腕を治すためにオカルトに手を出した、美樹さやか。

稲川らは、そこで奇妙な体験をする。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415007634

稲川「ここ見滝原ではね?昔からみょ~~に自殺やら事故やらが多いらしいんですね」

まどか「へぇ~」

さやか「・・・」

稲川「で、その現場にはいつも中学生、そうね、ちょうどまどちゃんとさやちゃんくらいの娘だ」

稲川「目撃されてるんですよ。その時その場所で!」

さやか「じゃあ・・・」

稲川「でもね?警察も目撃情報があるから殺人事件として捜査するんだ。」

稲川「でも指紋も毛髪もその少女らしき痕跡は、なーんにも見つからなかった」

稲川「でね?アタシ思うんだ。その少女は自殺とかを引き起こす悪霊かなんかと戦ってるんじゃないかって」

まどか「その中学生って・・・」

稲川「アンタらが通ってる中学の生徒らしいんだ。」

稲川「それでね、今日はショッピングモールの立ち入り禁止の場所でね?助けを呼ぶ声が聞こえたんだよね?」

まどか「うん・・・」

さやか「私も聞いた!」

稲川「では早速、行ってみましょうか?」

✝ショッピングモール✝

まどか「トキハーイーマーハージマリーツゲー」

鹿目まどかも今時の中学生・・・。ポップスを試聴しながら歌っている。
と、その時!

???「助けて・・・」

まどか「?」

???「助けて・・・まどか!」

稲川「おい!今!声!」

さやか「私も聞こえたあ↑」

稲川「前とか後ろとかから聞こえたわけじゃないんだ」

さやか「そうそう、直接脳内に・・・」

稲川「右でも左でも上でも下でもない。こう内側から声がうお~~いっての」

稲川「そんでもって・・・」

まどか「稲川さん!」

稲川「何?」

まどか「早く助けに行かなきゃ・・・」

稲川「そうだね」

遂に稲川達は助けを呼ぶ声の元へ向かうべく、立ち入り禁止区域へと突入する。
そして・・・

???「助けて・・・」

ガラガラガッシャーン

まどか「きゃああああああ」

さやか「いやあああああああ」

稲川「なんか落ちてきた!白いの。ぬいぐるみ。生きてる。」

まどか「あなたなの?」

???「助けて・・・」

ガラガラガラ

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「そこをどきなさい」

まどか「ダメだよ・・・、だって・・・この子ケガしてる・・・」

稲川「これまどちゃんの同級生かなんか?」

まどか「うん、今日転校して来たんだ」

ほむら「・・・(何なのこのオヤジは・・・)」

稲川「俺分かった~♪」

ほむら「!?」ビクッ

稲川「こいつはここで無念に散った少女の霊なんだよ~」

稲川「ホントは死んであの世に逝くはずだったのにぃ、未練があるんだよきっと~」

稲川「違う?」

さやか「だからここに迷い込んだ白いのを攻撃してるんだ」

ほむら「そうね、半分くらいは当たってるわ」

稲川「やっぱり俺達を殺しに来てるんだよ~!」

消化器「ブシャーーーーー」

ほむら「くっ・・・」

稲川「ゲホッゲホッ、オーエ、カーッ、ペッ!」

さやか「まどか、こっち!」

まどか「さやかちゃん!」

鹿目まどかと美樹さやかは取材班とはぐれてしまった・・・。

稲川「あー↑、気持ち悪いんだ!」

ホワアアアアアアン

ほむら「こんなときに・・・」

稲川「なんだこれは~?」

無数に浮かび踊る謎の発光体。そして・・・。

>>5の修正
一番最初の行が抜けてました


と、その時。美樹さやかが行動に出る。

消化器「ブシャーーーーー」

ほむら「くっ・・・」

稲川「ゲホッゲホッ、オーエ、カーッ、ペッ!」

さやか「まどか、こっち!」

まどか「さやかちゃん!」

鹿目まどかと美樹さやかは取材班とはぐれてしまった・・・。

稲川「あー↑、気持ち悪いんだ!」

ホワアアアアアアン

ほむら「こんなときに・・・」

稲川「なんだこれは~?」

無数に浮かび踊る謎の発光体。そして・・・。

<キャアアアアア

ほむら「まどか!」ダッ

稲川「まどちゃんの悲鳴だ!追わなきゃ・・・」ダッ

カメラマン「もう無理です・・・」ゼエゼエ

稲川「カメラ貸せ!俺が行く!」

稲川が鹿目まどかと美樹さやかの元へ。そしてまたもや謎の発光体が・・・。

稲川「おいおいまたかよ~!?しかもさっきのふざけた女はいないんだ~!」

さやか「これ夢でも見てるんだよねえ!?」

まどか「もう嫌・・・」

更に!悪霊たちが死のカウントダウンを始めるぅ!

使い魔「ZERO!」

悪霊たちが我々を襲おうとしたその時!

ガラガラガラ

マミ「危なかったわね、でももう大丈夫。」

稲川「おいおいまた変なのが来たよー」

稲川「やっぱり祈りのために戦ったそーじょ(少女)たちの魂が彷徨ってるんだ絶対に!」

マミ「・・・(何この人・・・)」

マミ「コホン!キュウべぇを助けてくれてありがとう。」

マミ「あなたたちも見滝原中?2年生?って自己紹介しなきゃね、でもその前に」

稲川「悪霊退治でしょ?多分」

マミ「え、ええ。そんなところね・・・」

稲川「昔ハリウッドとかでやってたでしょ?エクソシストって。」

稲川「彼女、やっぱりエクソシストなんですよきっと!」

稲川「すごいジャンプ力だ、人間じゃありえない!」

まどか「あの女の人、あんな高いところに!」

さやか「浮遊霊?」

稲川「鋭いね。あの女、えらくべっぴんだけど死んでるんだ!でも体は存在するしゾンビみたいなもんだ!」

ほむら「・・・(魔法少女の秘密を・・・。何者なのあのオヤジ?)」コソ

バンバンバンバンバンバンバン

まどか「す、すごい・・・」

稲川「うわ~、サールティーロイヤーリーっつって」

シュウウウウウウン

稲川「お、景色が戻った」

マミ「・・・」

ほむら「・・・」スタ

マミ「魔女は逃げたわ。しとめたいならすぐに追いなさい?今回はあなたに譲ってあげる。」

ほむら「私が用があるのは・・・」

マミ「飲み込みが悪いようね、見逃してあげるって言ってるの」

稲川「俺初めて見た!エクソシスト同士の縄張り争い初めて♪」

マミ「・・・(空気が台無しね・・・)」

ほむら「クッ(あのオヤジがまどかをけしかけたりしないといいけど・・・)」ヒュウウン

エクソシストが白い物体に手をかざす。
すると発光ともに白い物体の傷が消えていく。

???「ありがとうマミ、助かったよ」

マミ「お礼はこの娘たちに言って?」

???「どうもありがとう、ぼくの名前はキュウべぇ」

まどか「あなたが私を呼んだの?」

キュウべぇ「うんそうだよ(呼んでない人も来たけど)。鹿目まどか、それに美樹さやか」

さやか「なんで私たちの名前を?」

稲川「おいおいおい、冗談じゃないよ~」

キュウべぇ「今日はお願いがあってきたんだ」

まどか「お願い?」

キュウべぇ「僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ!」

稲川「この白いの、ふざけたこと言うな~」

稲川「でね?このあとこの巴マミが住んでるって家にいったんです。」

稲川「んでもってこの巴マミってのがまたえらいべっぴんなんだ!悪い気はしないよね?」

稲川「そんでお邪魔になった訳だけどこれがまたおかしいんだ。生活感が無い。普通ではありえないんだ。」

稲川「中学生の一人暮らしなのに高層マンションで間取りも広い。なのに家具はあまりないんだ。」

稲川「何かやだなーって、そんなこと考えてたら、彼女が紅茶とケーキを出してくれた訳だ、これがまた美味い。」

稲川「で、彼女がね?魔法少女とかいって、多分業界用語でエクソシストのことなんだろうけど・・・」

稲川「巴マミは我々にならないかって言うんです。そのエクソシストに?もちろん3人ともなる気は無ぁい」

稲川「キュウべぇも願いを何でも聞くっつって、そんな馬鹿な話あるかよ!ね?様子がおかしいんだ。」

稲川「あまりに怖くなったもんだから、3人ともウワァーって慌てて逃げたんだけれども、追ってきたりはしなかったんだ。」

稲川「噂では災いを招くと言われてましたがね?アタシ多分思うんです。あの少女は孤独と戦いながら、この地を守る守護霊だって。」

稲川「我々は彼女に、感謝するべきなんじゃないかな~、そんな気がしました。」

稲川「次回もまた、見滝原の守護霊を、そして見滝原に潜む悪霊、果たして事件と関係があるのか検証していきます。」

稲川淳二氏の見解が二転三転しますが仕様です

私は巴マミ、見滝原中の3年生。この前鹿目さんと美樹さん(と変な人)に会って、新しい仲間ができるかと思ったのだけれど・・・

まあ魔法少女なんて実際は簡単には信じられないわね。逃げられてしまったわ。

あの変な人と遭遇するくらいなら暁美さんと仲直りした方がマシ。

今日は取り逃がした魔女を退治しつつ暁美さんと仲直りする!頑張れ私!

稲川「今回も見滝原にやって参りました。」

さやか「あの~稲川さん」

稲川「なあに?さやちゃん」

さやか「マミさんのことなんですけど」

まどか「中学校にいましたんですよ!巴マミさんが!」

稲川「・・・(え?マジ?台本には書いてないぞ!?)」

稲川「だとしたら今夜もそいつ現れるんじゃないか!?」

まどか「あとほむらちゃん、暁美ほむらさんも、あの黒髪の娘なんですけど」

稲川「!」

さやか「2人とも生きてましたよ~!」

稲川「じゃあ今夜も悪霊が出る場所に待ち伏せたらいいわけだ」ナットク

稲川「う~わ~(歓喜)」

稲川「スタッフ、地図貸してくれない?出そうなとこ調べるから」

暮れ六つ頃、稲川の指示によって廃ビルに来た3人・・・。

日も落ち昼までとは違う世界がそこにはあった。

稲川「この廃ビル、調べてみたんですがね~、実は完成してないんですよ」

さやか「え?どういうこと?」

稲川「ほら、ビルの建設中ってバリケードみたいなものはるでしょ?」

スタッフ「仮囲いですね・・・」

稲川「だから周りからは何が起こってるかわからないんだ」

まどか「え・・・?(困惑)」

稲川「でね、調べたんだ」

稲川「そしたら、ビル完成間近にしと(人)が死んでんだここで!少なくとも3人!十中八九多分!」

まどか「嫌・・・」

さやか「ホントにここ入るんですか~?」

稲川「ちょっと2人とも黙ってて!」

まどさや「・・・」

稲川「でね、その3人は皆このビルの屋上から落っこちて、んで頭カ↑チ↓割って死んでったわけだ」

稲川「そしたら、未練が残ってるわけだから自殺さ(者)の悪霊が出てくる可能性が高い!どう?」

まどか「うぅ、おえっ」

さやか「大丈夫?」セナカサスサス

稲川「ちょっと霊障が強いね・・・、休憩してから屋上に行きましょう」

まどか「・・・(え?行くの?)」

鹿目まどかの容態が回復し、一行は屋上に向かった。

そこで一行は恐ろしい事件に遭遇する!

稲川「2人とも危ないから気をつけて」

まどか「うわあ~、ここのフェンスぐにゃんってなってるよぐにゃんって」

さやか「まどか!危ないよ!」

まどか「ティヒヒ、ごめん」

稲川「・・・」キリッ

さやか「稲川さんどうしたの?」

稲川「しっ」

まどか「・・・」

さやか「・・・」

稲川「ここじゃない」

まどさや「え・・・?」

稲川「ちょっと管理室の裏側に回ろうか?」

ここで稲川らは悪霊の気配に気づく・・・。

稲川「う゛!ん゛ん・・・、ここ濃い!すごく濃い♪」

さやか「濃いって何が?」

稲川「何がっておま、オ゛ウ・・・、ハア・・・ハア・・・。瘴気、え゛うー!」

まどか「なんか鳥肌立ってきたあ」

更に物音が稲川らに異変を伝える。

<カツ・・・カツ・・・

まどか「う・・・、誰かいるの?」

さやか「まさか・・・、足音ぉ!?」

稲川「アタシたちの他にいるんだよ人が!行こう!」

刹那!鹿目まどかと美樹さやかがいち早く異変を察知!

まどさや「きゃあああああああああ」

稲川「おい!どうした!?」

まどか「空中をファー!って女の人の髪の毛が!」

稲川「まどちゃんそれどこ!?」

まどか「そこです・・・」ユビサシ

稲川「んおぉい!?」

さやか「何?何?何なの?」ガクブル

稲川「見てそこ。婦人用の靴が一足・・・、これ、飛び降りだこれ」

まどか「いやあああああああああああああ」

さやか「ヒエッ・・・」

稲川「ちょっと下覗くから!2人はそこで待ってて!」

稲川が着地ポイントを見る。

稲川「あちゃ~。いない、だ~れもいない」クビフリ

稲川「多分なんだけど。もしかしたら2人が見たのは昔ここで飛び降りした人の、霊だったのかも知れませんね」

まどか「可哀想・・・」

さやか「成仏できるかな・・・?」

その頃

キュウべぇ「マミ!屋上から人が!」

マミ「分かってる!ハッ!」リボンピー

マミ「魔女の口づけ・・・」

マミ「寝せておきましょう」

キュウべぇ「それより」

マミ「そうね、屋上にまだ人がいるみたいだし歩いて見に行かなきゃ」

ほむら「私も連れて行ってもらうわ」

マミ「暁美さ~ん」ダキッ

ほむら「・・・、何の真似かしら巴マミ」ギロッ

マミ「あっ!ごめんなさい!」

ほむら「もういいわ・・・、上にいる3人は・・・」

マミ「まさか・・・」

ほむら「あの娘たち、放っておけば危険な目に遭うわ」

マミ「行きましょう」

ほむら「ええ」

まどか「そんな・・・あんまりだよ、こんなのってないよ・・・」ズーン

さやか「でもこれが現実なんだよ・・・」ドヨーン

成仏しきれなかった霊の無念に悲観する稲川達。

そして、エクソシストとの邂逅。

稲川「ほら、今度はエクソシs、エクソシスト♪」

ほむら「あなたたち、こんなところで何してるのかしら」

マミ「危ないわよ」

まどか「・・・(あの女の人が成仏できますように)」メトジ

さやか「・・・(このロケガチのやつだったわ・・・)」

ほむら「・・・(無視しないでほしいわ)」

マミ「!」

ほむら「結界が開いたようね・・・、急いだほうがいいわね」

稲川「お?悪霊来た?」

まどか「嫌・・・」

さやか「おえっ」

稲川「よし行こう!」ダッ

まどさや「待って!」ダダッ

マミ「・・・」

ほむら「私はあの女の人を見てるから魔女をお願いできるかしら」

マミ「ええ」

我々は守護霊よりも早く冥界への入口を見つけた。

この世のものではないと一目でお分かりいただけるであろう。

さやか「稲川さん、カメラとマイク持ちました・・・」

稲川「スタッフには見えないらしいんだ、ごめんね」

まどか「ホントに入るんですか?」ガクブル

さやか「こんなとこ入って大丈夫なんですか?」

稲川「大丈夫じゃないんだ」

まどか「うっ、ケホッ」

さやか「・・・(大丈夫じゃないのかよ・・・)」

マミ「待ちなさい、魔女退治は遊びじゃないのよ?」

さやか「マミ先輩!お願いします!」

マミ「先輩!?(先輩って言われてちゃった!)」

稲川「はい、よろしくお願いします」

まどか「・・・」

さやか「・・・」

マミ「・・・」

我々は現地のエクソシストを率いて、霊界の門をくぐった。

さやか「何て不気味な場所・・・」

稲川「もうこの世じゃないね」

マミ「魔女のけっk」

稲川「恐らくきっと、蟻地獄か蜘蛛の巣のようなものでしょうね」

この世にあらざるものがそこにはいた・・・。

まどか「きゃあああああああ」

さやか「何かいるううううう」

稲川「おいおい何だ何だ!?」

マミ「魔女よ(うるさすぎて気づかれたわ・・・)」

稲川「うっわ~、ドローっとした物体が動いてるよ~」

稲川「きっと怨念が集まって1つになってるんだ!多分!」

そして・・・、この世に未練を残した思念体が我々に襲いかかるぅ!

マミ「とっとと片付けるわ!」

稲川「こいつは危ないぜ~、俺たちを取り込むつもりなんだよ!多分」

まどか「こんなにはっきり怨霊が見えるなんて・・・」

さやか「きゃああああ今こっちみたあああああ」

マミ「くっ(うるさすぎて全然集中できない)」スルスル

まどか「触手がマミさんの足に!」

さやか「おえっ!」

稲川「オrrrr!カッー!ペッ!」

マミ「こんなマヌケな死に方は御免よ!」バンバン

稲川「ゴク(生唾)、ほら、エクソシストが怨霊を退治しています」

稲川「バンバンバンバンって退魔の銃をうってますね~」

まどか「おっおえっ、なんか飛び出た!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

稲川「うわ~、やっちゃったよ~(歓喜)」

さやか「稲川さん、あのティロ・フィナーレってのは・・・?」

稲川「お経です(断言)」

さやか「へぇ~」

まどか「勝ったんだ・・・」

さやか「現世に帰って来れたあ」ホッ

稲川「もしかしたら、あなたの街にもあの世への扉が、あるのかもしれませんね~」キリッ

マミ「・・・」

稲川「このあと金髪の女のエクソシストに悪霊の卵でグリーフシードって言うの?見してもらったんだけど」

稲川「つっても霊なんて大体哺乳類の霊だからね?卵って言うと違うかもしれないね」

稲川「で、そのグリーフシードってのがも~真っっ黒なんだ。こんな黒見たことない!」

稲川「んでもってそのエクソシストのソウルジェムっての?これまた卵みたいなんだけど」

稲川「その女がグリーフシードをソウルジェムにかざしたんだ」

稲川「そしたら黒いもやみたいなのがソウルジェムからファーッ!っつって」

稲川「グリーフシードの中に吸い込まれてた」

稲川「その女のソウルジェムってのがもともと濁ってたんだ、にごり梅酒くらいなもんかな?」

稲川「ん・・・って一瞬よそ見しちゃったんだ情けないけど」

稲川「でまた、ふって見たら濁りが一切ないんだ。もうこうなったらチョーヤのやっすい梅酒だ」

稲川「まるで魂が浄化されたみたいに綺麗ーになったんだ」

稲川「と言うかもう浄化されてました(断言)」

稲川「ともすればこのソウルジェム、エクソシストの魂そのものなのかも、しれないですよね~」

稲川「私事でございますが次回は病院に定期検診に行かなくてはなりません」

稲川「てな訳でそのついでと言っては何ですが病院で厄を振りまくという悪霊を探すことに致します。では」

>>29の修正
最初の行を修正しました

我々はエクソシストよりも早く冥界への入口を見つけた。

この世のものではないと一目でお分かりいただけるであろう。

さやか「稲川さん、カメラとマイク持ちました・・・」

稲川「スタッフには見えないらしいんだ、ごめんね」

まどか「ホントに入るんですか?」ガクブル

さやか「こんなとこ入って大丈夫なんですか?」

稲川「大丈夫じゃないんだ」

まどか「うっ、ケホッ」

さやか「・・・(大丈夫じゃないのかよ・・・)」

マミ「待ちなさい、魔女退治は遊びじゃないのよ?」

さやか「マミ先輩!お願いします!」

マミ「先輩!?(先輩って言われてちゃった!)」

稲川「はい、よろしくお願いします」

まどか「・・・」

さやか「・・・」

マミ「・・・」

我々は現地のエクソシストを率いて、霊界の門をくぐった。

見滝原の某病院。

見滝原唯一の総合病院で稲川は定期検診を受けなければばらない。

稲川はここで地獄を見る・・・。

看護師「はい、じゃあバリウムのんで下さい」

稲川「はい」ゴク

看護師「では・・・」

稲川「オrrrrrrr!」

とある病室。

<オrrrrrrr!

さやか「うっわー、すごい声」

上条「もう寝よ・・・(気持ち悪くなってきた)」

さやか「・・・、帰るね・・・」

駐輪場。自転車の数から病院が盛況していることが窺える。

厄が集まっている証なのだろうか・・・。

ここで鹿目まどかと美樹さやかに大きな試練が待ち受けるぅ!

さやか「はあ…よう、お待たせ」

まどか「あれ?上条君、会えなかったの?」

さやか「何かふて寝しちゃってさ。わざわざ来てやったのに、失礼しちゃうわよね」

さやか「ん、ん?どうしたの?」

まどか「あそこ…何か…」

グリーフシードが謎の光とともに産声をあげようとしている。

まどか「嘘…何でこんなところに」

さやか「またあの悪霊が?」

さやか「あ!まどか、稲川さんの携帯、聞いてる?」

まどか「え?うん」

さやか「まずったなぁ。まどか、先行って稲川さんを呼んで来て。あたしはこいつを見張ってる」

まどか「そんな!」

さやか「あの迷路が出来上がったら、こいつの居所も分からなくなっちゃうんでしょ?」

さやか「放っておけないよ。こんな得ダネ」

まどか「私、すぐに稲川さんを連れてくるから」

さやか「なんか禍々しいな・・・」

5分後、稲川と鹿目まどかが美樹さやかと合流・・・。

稲川「さあ行きましょうか」

マミ「待ちなさい(魔女に対する嗅覚が強すぎる・・・)」

ほむら「私たちだけで行くわ」

シュウウン

マミ「一貫して無視ね・・・」

ほむら「彼女ら、お化け屋敷レベルにしか考えてないわね・・・」

稲川らはまたしても悪霊の巣窟へと迷い込む・・・。

稲川「うわ~、ここ濃ぉい♪」

稲川「ほら、病院って何か息苦しさ感じるでしょ?それ感じる。うわ~(歓喜)」

まどか「気持ち悪くなってきた・・・」

さやか「これ絶対何かいる、いるよ、いる」

ほむら「待ちなさい、あなたたちは一般人なんだから関わるべきではないわ」

マミ「この様子だとむしろ同行してもらった方がいいくらい」

ほむら「駄目よ」

マミ「仕方ないわね・・・」リボンピー

そして黒い布地に包まれた足元から血塗られた様な帯が生え黒足を拘束する・・・。

ほむら「こんな事してる場合じゃ・・・」

マミ「・・・」リボンギュッ

さやか「・・・」

まどか「・・・」

稲川「んぐ・・・、金縛り・・・」

ほむら「・・・」

帯が更に締まり黒髪が微かに揺れる・・・。

稲川「苦しい・・・(なんで俺なんだよ・・・!)」

まどか「マミさん、駄目だよこんなの・・・」

マミ「しまった、誰かを縛らないといけない気がして・・・」

ほむら「それで正解よ・・・」

さやか「エクソシストだかなんだか知らないけど仕事の邪魔すんな!」

稲川「まどちゃんさやちゃん、気持ちは有難いけど仕方ありません」

稲川「仮にここ(入口)をモニター室としましょうか」

マミ「!?」

ほむら「?!?!?!?!」

稲川「まどちゃんカメラお願いできるかな?私はこのモニター室でそこから送られる映像を見てますから」

稲川「あとアタシのジャケットのポケットに無線入ってるでしょ?」

まどか「はい」

稲川「何かあったらそれで連絡ください」

さやか「私たちだけで行くの?」

稲川「どうしても危ないときは呼んで?すぐ行くから」

まどか「・・・(縛られてるのに・・・)」

稲川はモニター室で待機。

鹿目まどかと美樹さやかが現地のエクソシスト協力の下、最深部の映像を記録し稲川にその映像を送る・・・。

鹿目まどかと美樹さやかが身をもって霊体験しその様子を稲川がリアルタイムで分析することで病院に巣食う悪霊を捉えるシステムである。

ここで稲川らは地獄を体験する・・・。

さやか「薬とか注射とか薬瓶が大量に・・・」

まどか「不気味・・・」

稲川『怖いね、別の意味で。別の意味ですごく怖い』(※無線です)

ここで未練を残した哀しい霊を実験台にしているのだろうか・・・。

手術中のランプが不気味に点灯している・・・。

そして最深部・・・。

そこで我々は不運にも悪霊が生まれる瞬間を目の当たりにするぅ!

今日はここまでで

稲川『聞こえますか?応答して下さい、どうぞ』

まどか「聞こえてます、どうぞ」

稲川『アスコ(アソコ)。アスコの檻の中にグリーフシードがあるでしょ?』

さやか「ホントだ」

稲川『あれは危ない、嫌な予感する!』

さやか「やだやだやだぁ」

まどか「いやああああああああ」

稲川『俺ね、普段から怖いとか危ないとか言うでしょ!?違う!今回はホントに危ない!』

稲川『アタシ滅多に怖いとか危ないとか言わないんだ、自慢じゃないけどホントに自慢!』

稲川『私が話しましたらねえ、悪霊がいるとか言いますよね!?よく言いますよねぇ!?分かります!?』

稲川『嘘じゃないんだ!アタシ絶対嘘言わない!もうすぐ悪霊が生まれるんだよ!そこ!椅子!あの部分!』

まどか「うぅ・・・」

さやか「えー・・・(困惑)」

マミ「あれ魔女よ」

ほむら「あれはすごく危険よ、今回は私が・・・」

マミ「私に行かせて」

そして呪われているのだろうか・・・。

椅子に突如不気味な人形が現れる・・・。

マミ「今日という今日は速攻で終わらせるわよ!」

ほむら「待ちなさい!」

稲川『それはただの人形じゃないんだ!悪霊がとり憑いてるんですよ』

さやか「マミさん、その人形悪霊入ってるから気をつけて!」

マミ「?」

マミ「とりあえずティロ・フィナーレ!」

まどか「ナンマンダブナンマンダブ成仏して・・・」

ほむら「本体が・・・」

突如人形の口から黒い悪霊がエクソシストに急接近する。

そして――――――――

―――――――

――――

悪霊を退治、我々は現世に戻された・・・。

まどか「・・・」

稲川「・・・」

さやか「返してよ・・・」

ほむら「?」

さやか「返せよ・・・」

さやか「それは・・・それは・・・稲川さんのものだ!返せって言ってるだろ!稲川さんに!」

ほむら「駄目よ、あなたたちが関わっていい話ではないの。このカメラは没収よ」

まどか「ほむらちゃん・・・(録画データはもう抜いたなんて言えないよ・・・)」

さやか「うぅ・・・」ポロポロ

マミ「・・・」

稲川「今までのロケでも危険な目に遭うことも結構ありましたがね?」

稲川「死人が出るかと思ったのは初めてでしたよ」

稲川「金髪のエクソシストがね?お経を唱えたんです。悪霊を成仏させるために」

稲川「で人形に退魔の銃を撃つわけですね?現世への執着をなくさせるわけだ」

稲川「で、皆ホッとした。これで成仏されました~。で、警戒を解くんですね皆」

稲川「と思った次の瞬間、イィィィィ↑って黒い悪霊が間合いを詰めてきた!速すぎて誰も反応できない」

稲川「油断もあったしぃ、何より恐怖の余り動けないんだ!当然動きたいと思うんだけど、体がついて来ない」

稲川「ああもう終わったなって思っちゃうわけだよね?」

稲川「ウワァーッ!って叫んだのぉ。ね?彼女食べられちゃったんだから」

稲川「と思ったら次の瞬間、ダアァァン!って爆発音がしたの。んでもって悪霊は破裂しちまったんだ」

稲川「で、ふっと横見たらいるんだよ。誰がって?誰ってそのエクソシストが隣にいたんだよ~!」

稲川「で、化けて出たんだ!っつってアタシたちはもうダーッ!って逃げようとした」

稲川「でもよく見ると本人だったんだ。じゃああの瞬間食べられた彼女は何だったのか?フチギ(不思議)ですね~」

稲川「ともすれば見滝原にはえも言えぬ何かが、あるんじゃないですかね~」

稲川「次回も見滝原の悪霊を検証したいと思います」

マミ「ところで暁美さん?」

ほむら「何かしら?」

マミ「その・・・、助けてくれてありがとう」

ほむら「礼には及ばないわ。そのかわり」

マミ「そのかわり?」

ほむら「私の頼みを2、3聞いてほしいのだけど」

マミ「分かったわ」

>>47の修正
下から5行目 隣→まどちゃんの隣
ミスばっかでサーセン

稲川「今までのロケでも危険な目に遭うことも結構ありましたがね?」

稲川「死人が出るかと思ったのは初めてでしたよ」

稲川「金髪のエクソシストがね?お経を唱えたんです。悪霊を成仏させるために」

稲川「で人形に退魔の銃を撃つわけですね?現世への執着をなくさせるわけだ」

稲川「で、皆ホッとした。これで成仏されました~。で、警戒を解くんですね皆」

稲川「と思った次の瞬間、イィィィィ↑って黒い悪霊が間合いを詰めてきた!速すぎて誰も反応できない」

稲川「油断もあったしぃ、何より恐怖の余り動けないんだ!当然動きたいと思うんだけど、体がついて来ない」

稲川「ああもう終わったなって思っちゃうわけだよね?」

稲川「ウワァーッ!って叫んだのぉ。ね?彼女食べられちゃったんだから」

稲川「と思ったら次の瞬間、ダアァァン!って爆発音がしたの。んでもって悪霊は破裂しちまったんだ」

稲川「で、ふっと横見たらいるんだよ。誰がって?誰ってそのエクソシストがまどちゃんの隣にいたんだよ~!」

稲川「で、化けて出たんだ!っつってアタシたちはもうダーッ!って逃げようとした」

稲川「でもよく見ると本人だったんだ。じゃああの瞬間食べられた彼女は何だったのか?フチギ(不思議)ですね~」

稲川「ともすれば見滝原にはえも言えぬ何かが、あるんじゃないですかね~」

稲川「次回も見滝原の悪霊を検証したいと思います」

さやか「何を聴いてるの?」

恭介「ネコのマー」(※検索すれば出ます)

さやか「ああ、淳ちゃん?素敵な怪談だよね」

さやか「あ、あたしってほら、こんなだからさ、怪談なんて聴く柄じゃないだろってみんなが思うみたいでさぁ、たまに怪談を話したら、すごい驚かれるんだよね。意外すぎて尊敬されたりしてさ。」

恭介「さやかはさぁ…」

さやか「なーに?」

恭介「さやかは、僕を苛めてるのかい?」

さやか「え?」

恭介「何で今でもまだ、僕に怪談なんか聴かせるんだ。嫌がらせのつもりなのか?」

さやか「だって恭介、怪談好きだから…」

恭介「もう聴きたくなんかないんだよ!」

恭介「僕は・・・、クラシックが聴きたいんだよ!」

さやか「あっ(察し)」

恭介「別に僕はCDなら何でもいいわけじゃない」

さやか「そうなんだ」

恭介「怪談が好きなんて一言も言ってない」

恭介「もう寝よ・・・」

さやか「・・・、帰るね・・・」ガラララ

キュゥべえ「願いは何だい?あるんだろう?戦いの定めを受け入れてまで、叶えたい望みがあるんだろう?」

さやか「あっ、嘘くさい話は一切信じてないので」

キュゥべえ「・・・(白目)」

キュゥべえ「まどか、願い事は決まったかい?」

まどか「願い事とか特にないけど悪霊の出そうな場所教えて欲しいかな」

キュゥべえ「・・・。僕と契約して、魔法少女になってよ(ヤケクソ)」

まどか「も~、魔法なんてあるわけないでしょキュゥべえ?」

キュゥべえ「う~ん(エクソシストと言い換えると契約は出来ないしどうしたものか)」

まどか「私も小6までサンタさん信じてたし大丈夫だよ!ウェヒヒヒ」

キュゥべえ「・・・」

見滝原をあてもなく散策する3人・・・。

稲川「今回は手がかりがないのでそれを探すところから、始めましょうか」

稲川「いや~、流石に4回目となると場所探しも大変ですね~」

さやか「見滝原って案外出るんですね」

まどか「あ、仁美ちゃん!」

仁美「あら、鹿目さん、美樹さん、御機嫌よう」

まどか「そんなご機嫌でどこ行こうとしてたの?」

仁美「どこって、それは・・・ここよりもずっといい場所、ですわ」

仁美「ああ、そうだ。鹿目さんもぜひご一緒に」

仁美「ええそうですわ、それが素晴らしいですわ~」

さやか「さっすが仁美~!」

稲川「渡りに船だね、さあ行きましょう」

我々は知人の紹介の下、過去に悪霊がいたと言う廃ビルへと足をすすめる・・・。

廃ビルに向かう4人・・・。

と、その時。稲川らの周りに異変が。

さやか「なんか急に人が増えましたね」

まどか「なんか皆疲れた顔してるよ・・・」

稲川「ええ、憑かれてますよ、ええ」

さやか「そういえば仁美も様子がおk」

稲川「分かった!これだけ人が集まるんだ、これパーティーなんだよきっと~」

さやか「は?」

稲川「霊が人の体借りてパーティーするんだ。だからこんな十数人も人が集まってるんですよ!分かります!?」

まどか「・・・」

稲川「こんな風に社交ダンスすんだよ多分」クネックネッ

さやか「ははっ・・・」

パーティー会場となる廃ビルに到着した3人・・・。

稲川らはここで恐るべき体験をする。

まどか「何ここぉ?」

稲川「どうやらここが会場みたいですね」

さやか「なんか様子がおかしくない?」

稲川「!」

稲川「オヴウウウ!」

さやか「大丈夫ですか稲川さん!?」

稲川「だゆ(大丈夫)、だゆだゆ。いつもこうなの」

まどか「ちょっとバケツ借りますね」

稲川「バケツ・・・、まどちゃんありがとう。ちょっとアッチの部屋行きます」キイイイ、バタン。オエエエエエエエエ

稲川がバケツを持ち去ったその時!

霊たちが突如牙を剥く!

仁美「何てことしてくれたんですの?」

まどか「仁美ちゃん・・・?」

さやか「パーティーの邪魔したことは謝るからさ」

仁美「何を言っているんですの?これは神聖な儀式ですのよ」

仁美「そう。私達はこれからみんなで、素晴らしい世界へ旅に出ますの」

仁美「生きてる体なんて邪魔なだけですわ」

と、次の瞬間!霊に取り憑かれた者達が大挙して2人を襲いかかるぅ!

さやか「まどか!稲川さんの部屋に」

まどか「う、うん!」

鹿目まどかと美樹さやかは命からがら稲川の待つ部屋へと避難・・・。

今来たけど夜中なのに笑いすぎてやばい

>稲川『俺ね、普段から怖いとか危ないとか言うでしょ!?違う!今回はホントに危ない!』
>稲川『アタシ滅多に怖いとか危ないとか言わないんだ、自慢じゃないけどホントに自慢!』

こことかもうダメだった

パーティー会場とは名ばかりの監禁地獄・・・。

我々は悪霊の罠に嵌められたのだろうか・・・。

そして・・・、またしても謎の発光体。

我々は霊界へと連行される。

そこには稲川らに試練が待ち受けていた。

さやか「何か何か何かすんごい怖いんですけど」

まどか「パソコン?」

稲川「分かった!」

まどか「何が?」

稲川「アタシねぇ、分かりましたよ!これねぇ、もし間違えたら命はないでしょうね」

さやか「え・・・?」

稲川「これ(パソコン)はねぇ、さっき集まってたしと(人)達のねぇ、負の感情って言うの?」

稲川「多分・・・、いや多分じゃないんだけど、全部これに詰まってるんだ」

稲川「違う?」

そして悪霊の反応は如何に。

まどか「チョコボールについてるアレっぽいのがこっちに来るううう!」

さやか「い、稲川さん!」

稲川「これ、ヤバイですねぇ」

と、その時。

マミ「ティロ・フィナーレ」

エクソシストの除霊により悪霊の取り憑いたパソコンは故障。

我々は九死に一生を取り留めた。

そして、元の世界に戻った・・・。

お経って凄い(小並感)

>>62の下から2行目を修正

まどか「チョコボールについてるアレっぽいのがこっちに来るううう!」

さやか「い、稲川さん!」

稲川「これ、ヤバイですねぇ」

と、その時。

マミ「ティロ・フィナーレ」

エクソシストの除霊により悪霊の取り憑いたパソコンは故障。

我々は九死に一生を得た。

そして、元の世界に戻った・・・。

稲川「この後一緒にここに来た緑髪の女の子になんでここに来たの?って尋ねたんです」

稲川「そしたらその娘なぁんにも覚えてない、なんでここに居るのかも分からない、そう言ったんですよ」

稲川「もしかしたら操られてたのかもしれないし、あるいは何かの力でもって操られてたのかもしれませんねぇ」

稲川「でね、その娘が言うんだ。でも愉快だった記憶はありますって」

稲川「それ聞いた瞬間やっぱりパーティーだったんだあ!ってまどちゃんとさやちゃんがもうビビったのなんの(笑)」

稲川「でもね?あのバケツ・・・洗剤が入ってましてね?それが何に使うものなのかが全然分かんない」

稲川「パーティーに洗剤ってのがどうにも腑に落ちないんだ」

稲川「だってそうでしょ。しかもバケツに溢れんばかりの量なんだ」

稲川「そしたらエクソシストが言うわけ。自殺よ(裏声)って」

稲川「その瞬間背中がゾゾゾ~!って。もう怖いのなんの!」

稲川「結果最悪の事態は免れたんです。あ~よかった」

稲川「そんな訳で警察から事情聴取を受けましたよ、ええ」

稲川「という事で次回も見滝原、探索します」

キュゥべえ「はあ・・・。まさか君が来るとはね」

杏子「変な奴がうろちょろしてるって聞いたからさぁ、わざわざ出向いてやったのさ」

キュゥべえ「おじさんと少女2人がね」

杏子「おじさん!?何ソレ?超ムカつく」

キュゥべえ「それが魔女を見つける天才なんだよね」

杏子「ふーん、面白そうじゃん」

キュゥべえ「で、どうするつもりだい?杏子」

杏子「決まってんじゃん。要するに、舎弟にすればいいんでしょう?」

杏子「そのおじさん」

2度目の舎弟危機が稲川に襲いかかるのか・・・。

マミ「会いたいなら呼ぶけど?」

杏子「マミ、何の用だ?」

マミ「私は暁美さんのお願いで来ただけよ。いまさらあなたに対して何かしようなんて思ってないわ」

ほむら「佐倉杏子・・・、あなたに頼みがあって来たのだけれど」

杏子「何であたしの名前を知ってんだ?どこかで会ったか?」

ほむら「いいえ。本題に入らせてもらうわ」

ほむら「1つはワルプルギスの夜との戦いに協力すること」

杏子「ほう、見返りは?」

マミ「見滝原をあなたに譲るわ」

杏子「ふーん。信用できると思うか?」

ほむら「だったら前金としてグリーフシードなんてどうかしら?」

杏子「それはワルプルギスの夜と戦うためのストックだろ?」

ほむら「あなたが仲間になるなら安いものよ」

杏子「いやいい。そのかわり例の3人に会わせてくれ」

マミ「でも気が合うとは思えないわ」コソコソ

ほむら「そうね」

杏子「何だよ?」

マミ「ごめんなさい、何でもないわ」

2人のエクソシストの紹介で新たなエクソシストのもとへ向かう3人・・・。

マミ「こっちが魔法少女の佐倉さん」

佐倉「隣町で魔法少女やってる佐倉杏子だ・・・」

ほむら「でこちらが稲川淳二さん、鹿目まどか、美樹さやかよ」

まどか「私鹿目まどか。よろしくね」

さやか「どうも。さやかちゃんです」

稲川「初めまして、稲川です」

杏子「なんか頼りないな」

稲川「手厳しいですね」

杏子「大体何?あんたたち魔法少女じゃないんでしょ?」

稲川「確かに私たちはエクソシストではないですね」

さやか「だったら何さ!」

杏子「身の程知らずがしゃしゃり出てくるっていうの?そういうのウザイんだよねえ」

杏子「それとエクソシストって呼ぶのやめてくれない?気になって仕方ないんだけど」

まどか「ひどいよ」

ほむら「・・・(まさしくその通りなのだけれど)」

杏子「まあそんなことはいいや。率直に聞く」

杏子「あんたたちに魔女探しを手伝ってもらいたい」

稲川「悪霊なら構いませんよ」

杏子「おいほむら」

ほむら「?」

杏子「こいつら頑なにオカルトの話にもってくけどホントに話通じてんのか?」コソコソ

ほむら「多分通じてるわ」

杏子「なら我慢する」

杏子「本題に戻るけど条件がある。あたしのやり方に従うこと」

稲川「?」

杏子「例えばあたしはグリーフシードが得られない戦いは基本的にしない方針だが」

杏子「そういうのに口を出したりしないのが1つ目の条件だ」

さやか「そんだけ?」

杏子「意外だな。ギャアギャア言うタイプだと思ったんだが。どこかの誰かさんみたいに」

マミ「・・・」

杏子「そして2つ目なんだが、あたしはあんたたちを守らない。それでもいいか?」

稲川「私は構いませんが・・・。まどちゃんさやちゃんは少し気を遣ってもらえませんか?」

ほむら「それは私からもお願いするわ。この娘たち何言っても聞かないから」

まどか「ティヒヒ」

ほむら「・・・(笑ってる場合じゃないのだけど)」

杏子「ただでは無理だな」

稲川「こちらに同行して頂けるならお給料とお弁当がでますけど」

杏子「マジ!?いくいく!」

さやか「ちょっと!そんな中途半端な気持ちでやってもらっちゃ困るんだけど!」

ほむら「・・・(よく言うわよ)」

マミ「鹿目さんたちが佐倉さんに同行する話のはずよね?」

キュゥべえ「これじゃ逆だね、僕はもう行くよ」

ほむら「早く消えなさい」

こうして我々は専属のエクソシストを雇った・・・。

生存報告
完結させる意思はありますがリアルがいそがしいのでまだまだ時間がかかりそうです

こちらもどうぞ
食戟のハナヨ
食戟のハナヨ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419842212/)

いや~、まだ忙しいんだ
と言う訳でもうしばらくお待ちください

マミ「佐倉さん」

杏子「まだ何かあんのか?」

マミ「彼らのことだけど」

杏子「守れってか?そんなことならお断りだよ」

マミ「そうじゃないわ」

杏子「?」

マミ「彼ら、すごく邪魔だから」

杏子「はあ!?」

マミ「だから、すごく邪魔してくるの」

杏子「よく言ってる意味が・・・」

マミ「魔女と遭遇したら分かるわ・・・。じゃ」

杏子「どういう事だおい・・・」

大して書けないのでsageながら

2週間後。

稲川「いや~、今日も撮れましたね~」

さやか「よっしゃ~!」

まどか「お疲れ様です」

杏子「グリーフシード5個目だな」

さやか「見滝原ってやっぱ呪われてるんじゃ?」

杏子「まあ魔女はどこにでもいると思うが・・・」

まどか「見滝原以外でもこんなに出るものなのかな・・・?悪霊」

杏子「さあな」

さやか「でももっと近くで撮りたい~!」

稲川「確かに結界の入り口で待たされてはいいものは撮れませんね」

まどか「どうしよう・・・」

杏子(こいつら、一応使えるし先にこちらから譲歩した方が後々のためかもしれない。マミには釘を刺されたがこいつらが満足すればもっと動かしやすくなる)

杏子(だったらここでこいつらを一度魔女に近づかせ危険性を分からせる。そうすればもうただの魔女探知機になる)

まどか「杏子ちゃん?」

杏子「いいよ。近くで撮っても」

稲川「!?」クワッ

さやか「マジで!?」バッ

まどか「え!?」ガッ

杏子「うおっ!?」ビクッ

稲川「我々を守ってくれますか?」

杏子「もちろんそれはある程度気にするが守りきれる保証はないよ」

稲川「・・・」チラッ

まどか「・・・、行きましょう!」

さやか「私たちは命をかけてるんです!(という設定)」

まどか「病院でも危険は承知でいったんです!(という設定)」

稲川「そうですか。あ、この一連の会話を次回収録のプロローグにしましょう」

さやか「確かに。そのほうが脚本的にはいいかもしれないですね!」

まどか「何か感動的だね!」

杏子「・・・(呆れて物も言えない)」

稲川「では日程も・・・」

次回は稲川らはエクソシストに同行してもらって以来最も危険な探索になるだろう・・・。

>>87
一番下の行を修正

稲川「!?」クワッ

さやか「マジで!?」バッ

まどか「え!?」ガッ

杏子「うおっ!?」ビクッ

稲川「我々を守ってくれますか?」

杏子「もちろんそれはある程度気にするが守りきれる保証はないよ」

稲川「・・・」チラッ

まどか「・・・、行きましょう!」

さやか「私たちは命をかけてるんです!(という設定)」

まどか「病院でも危険は承知でいったんです!(という設定)」

稲川「そうですか。あ、この一連の会話を次回収録のプロローグにしましょう」

さやか「確かに。そのほうが脚本的にはいいかもしれないですね!」

まどか「何か感動的だね!」

杏子「・・・(呆れて物も言えない)」

稲川「では日程も・・・」

次回は稲川らがエクソシストに同行してもらって以来最も危険な探索になるだろう・・・。

きょうはおしまい

さやか「それで、話って何?」

仁美「恋の相談ですわ」

さやか「え?」

仁美 「私ね、前からさやかさんやまどかさんに秘密にしてきたことがあるんです」

仁美「ずっと前から・・・私、上条恭介君のこと、お慕いしてましたの」

さやか「そうなんだ」

さやか「まさか仁美がねえ。なーんだ、恭介の奴、隅に置けないなあ」

仁美「さやかさんは、上条君とは幼馴染でしたわね」

さやか「まあ、腐れ縁って言うか何て言うか」

仁美「本当にそれだけ?」

仁美「私、決めたんですの。もう自分に嘘はつかないって」

仁美「あなたはどうですか?さやかさん。あなた自身の本当の気持ちと向き合えますか?」

さやか「何の話をしてるのさ」

仁美「あなたは私の大切なお友達ですわ。だから、抜け駆けも横取りするようなこともしたくないんですの」

仁美「上条君のことを見つめていた時間は、私よりさやかさんの方が上ですわ」

仁美「だから、あなたには私の先を越す権利があるべきです」

さやか「は?」

仁美「え?」

仁美(ええい、ままよ!)

仁美「私、明日の放課後に上条君に告白します」

仁美 「丸一日だけお待ちしますわ。さやかさんは後悔なさらないよう決めてください。上条君に気持ちを伝えるべきかどうか」

さやか「明日面会できないと思うんだけどなあ・・・」

近いうちにキリのいいところまで書けると思います。
そしたらあとは山場は2つだけ

死の街、風見野。

散っていったエクソシストの怨念渦巻く摩天楼。

稲川とともに真相に迫るのは・・・。

エクソシスト及び淫獣数々の因縁をつけられてきた、鹿目まどか。

実は悪霊の存在に半信半疑、美樹さやか。

そして、夢は魔法少女のメルヘン少女、佐倉杏子。

杏子「夢じゃねーよ!」

結界の中に足を踏み入れた4人。

ここで、恐るべき真実にたどり着く。

>>95 4行目訂正

死の街、風見野。

散っていったエクソシストの怨念渦巻く摩天楼。

稲川とともに真相に迫るのは・・・。

エクソシスト及び淫獣に数々の因縁をつけられてきた、鹿目まどか。

実は悪霊の存在に半信半疑、美樹さやか。

そして、夢は魔法少女のメルヘン少女、佐倉杏子。

杏子「夢じゃねーよ!」

結界の中に足を踏み入れた4人。

ここで、恐るべき真実にたどり着く。

>>96 画像追加

死の街、風見野。

散っていったエクソシストの怨念渦巻く摩天楼。

稲川とともに真相に迫るのは・・・。

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira074930.jpg

エクソシスト及び淫獣に数々の因縁をつけられてきた、鹿目まどか。

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira074931.jpg

実は悪霊の存在に半信半疑、美樹さやか。

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira074932.jpg

そして、夢は魔法少女のメルヘン少女、佐倉杏子。

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira074933.jpg

杏子「夢じゃねーよ!」

結界の中に足を踏み入れた4人。

ここで、恐るべき真実にたどり着く。

稲川「私たちは今、悪霊の結界内にいるんですがねぇ」

稲川「見て、色がないですよねぇ。モノクロなんですねぇ」

稲川「もちろんここは現世なんかじゃあ無い」

稲川「恐らくこの世と~、あの世、の境目なんでしょうが」

稲川「とにかく先へ進みましょう」

結界に潜む悪霊は一体どのように生まれたのか・・・。

まどか「何で色が無いんですか?」

杏子「そりゃ魔女の・・・」

稲川「そう、何か理由があるんだ。何でだと思う?」

さやか「え・・・?(分からないから訊いたんじゃ?)」

まどか「なんでしょう?目が悪くなって色が見えなくなっちゃったり・・・」ウェヒヒ

稲川「あ、あれ見てあれ!」

まどか「・・・」

杏子「魔女だ、まだこっちに気づいてねえ」

さやか「きゃあ!何!?何アレ!?」

杏子「バカ!黙ってろ!」

まどか「真っ黒だよ・・・」

稲川「見えた!女の人だ!」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira074936.png

まどさや「ひあああああああ!」

杏子「だあってろ!」ドス

まどさや「っ!」

稲川「小柄だ、ワンピースを着てるのぉ♪よくある襦袢とかじゃないんだぁ」

稲川「年齢は、まどちゃん達と一緒くらいかなぁ?かなり若い!で、髪は黒い!で、あそこにうずくまってる!」

さやか「きゃあああああああ!」

その時!

杏子「気づかれた!」

こちらを向く黒い少女・・・。

まどか「こっち見たああああああああ」

杏子(変身するか・・・)

稲川「佐倉さんの足元!黒いの!」

杏子(やべっ)

その黒い影が美樹さやかに襲い掛かるゥ!

まどか「さやかちゃん危ない!」

杏子「バカ野郎!」ダッ

さやか「ひゃあ!」

杏子(ソウルジェム落としたったー!)

まどか「ソウルジェムが影に!」

杏子「返しやが・・・」ドサッ

まどか「杏子ちゃん!」

稲川「すごい霊障だ!一旦避難しましょう!」

我々が危険性を察知し避難しようとしたその時!

ドキャーン!ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!(声:稲川淳二)

まどか「ホムラチャン!」

ほむら「全くあなたたちは・・・(とりあえず杏子のソウルジェムは回収できた)」

杏子「ん・・・?」

戦いは終わった。

黒い少女は成仏していった・・・。

稲川「この後この知人のエクソシストが教えてくれたんですがね」

稲川「エクソシストの魂はソウルジェムに閉じ込められていて一定の距離大体おおよそ100mくらいですかねぇ」

稲川「それくらい離れると肉体と魂との繋がりがきれて肉体は死んでしまうって彼女言うんだ」

稲川「あぁ~、そしたらば合点がいった。佐倉さんが倒れたってのも納得ですよ」

稲川「で、これからが重要なんですが」

稲川「ソウルジェムって言うのはさ、浄化せずにおいとくと濁っていくものなんですよ」

稲川「で、だんだんと濁っていくんだけれども、いつか限界が来ますよねぇ」

稲川「するとソウルジェムがなんとグリーフシードに変化するんだ・・・」

稲川「・・・」

稲川「パリンって割れてゴォォって変形して濁りでもってジュブジュブジュブジュルジュブーって!!!」クワッ

稲川「つまり、エクソシストが悪霊になってしまうと言うことらしいんですね~」

稲川「今話しててももう寒気がとまらないですよ(笑)」

稲川「まだ話はあるんですが長くなるのでまたの機会にしましょう、ええ」

次回からは稲川淳二氏は怪談モードに入るため台本書きではなくなります
元ネタみたいなものは画像にある通りです
ナレーションはトランスフォーマーやバナナ釘でお馴染みの政宗一成氏です

杏子「それじゃあゾンビみたいなもんじゃねえか!」

ほむら「まあ、そうなるわね」

杏子「それにソウルジェムの穢れがたまると魔女になるって・・・!」

杏子「知ってるなら何故先に言わねえ!?」

ほむら「ただ適当なタイミングで言って信じてもらえるものでもないでしょう?」

杏子「チッ・・・」

ほむら「それにコソコソかぎ回ってる犬がいるのよ」

稲川(やべえ!)

ほむら「出てきなさい」

QB「やれやれ、君がそこまで知っているとはね・・・」

稲川(助かった~!)

杏子「どの面さげて出てきやがったテメエ!?」

QB「君が何故そこまで知っているのか、少し予想がついたよ」

QB「時間遡行者、暁美ほむら」

杏子「はあ!?」

ほむら「・・・」

稲川(特ダネきた!)

ほむら「早くここから去りなさい」

QB「じゃ、僕はこれで失礼するよ」

杏子「これ以上は訊かないでやるよ、じゃあな」

ほむら「また今度」

ほむら「ふう・・・」

ほむら「もう出て来なさい」

稲川「・・・」

ほむら「ついでだから、あなたに倣って知人の話を聞かせてあげるわ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月29日 (水) 19:30:06   ID: SvlfrD4_

稲川さんがいるだけでゾクゾクするww

2 :  SS好きの774さん   2016年08月08日 (月) 19:50:47   ID: FkzXEZgR

想像したら爆笑する

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