花陽「変わらないでいて」 (22)

前回の鍋ライブ!
突然真姫ちゃんに食べ歩きをさせたり、海未ちゃんの家に突撃したりしてみんなを振り回す凛ちゃん、今日はそんな凛ちゃんの誕生日!

今回もゆっくり書きます。

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凛「ふー、今日は雨で寒いにゃー」

海未「もうすっかりウチに馴染んでますね…寒いなら家にいた方が良いんじゃないですか?」

凛「ウチはこたつ無いから…」

海未「そうですか……それにしても、折角の誕生日なのに残念ですね、みんなで遊ぶ予定でしたのに」

凛「誕生日…そういえばそうだったにゃ」

海未「自分の誕生日くらい覚えていてください…」

海未「結局ウチでダラダラするだけになってしまいましたね」

凛「ん、別に構わないにゃ、海未ちゃんも居るし---」

海未「凛…」

ピンポーン

海未「?」



花陽「おじゃまします!」

真姫「ハロー、つみれ。」




海未「」

凛「二人も来るしにゃ」

真姫「はいラーメン買ってきたわよ」

凛「よっしゃ、パーティにゃパーティ」

花陽「凛ちゃんと海未ちゃんは味噌ラーメンで…」

真姫「花陽が塩で私が醤油ね」

凛「具もいろいろあるにゃ〜」

花陽「あ、お母さんもどうぞ」

海未母「お気遣いありがとう御座います」

海未「ちょ、ちょっと待って! 待ってください!」

真姫「あれ、味噌きらい?」

凛「なんだこれ、七味?」

海未「凛! 人を呼んだなら先に言ってください!」

凛「ママさんには言ったし良いかなって」

海未母「では作って来るので待っていて下さいね」

花陽「お手伝いします!」

凛「二人ともなに言ってるにゃ、作るのは真姫ちゃんで充分にゃ」

真姫「任せて」

花陽「なんて頼もしい真姫ちゃん…!」

海未母「まぁ…ではご一緒しても宜しいのですか…?」

海未「ダメです!」

海未「はぁ…結局3人で行きましたね」

凛「追い出すことないにゃー」

海未「友達といるところに母親って気まずいじゃないですか…」

凛「そんなものかにゃ」

海未「そういえば凛、誕生日プレゼントは何がいいですか?」

凛「ん? うーん…なんだろう…特に今欲しいものはないにゃ…」

海未「なんでもいいんですよ? マイ箸とか」

凛「なぜそこでマイ箸…」

凛「うーーー…ん、保留!」

海未「えっ!?」

凛「無理やり考えて買ってもらっても申し訳ないし、来年すごい物買ってもらうにゃ」

海未「まぁ…凛がいいなら良いんですが…」

真姫「出来たわよ!」

花陽「はい味噌ふたつ!」

凛「とりあえず今はラーメン食べるにゃ」

海未「そうですね」

凛「トッピングタイム!」

真姫「メンマとチャーシューと海苔と味玉を入れたわ、これぞ醤油」

海未「THE って感じですね」

花陽「私はわかめともやしとネギを入れたよ」

凛「ヘルシー志向かにゃ、気にしなくていいのに、凛はチャーシューとメンマともやしにゃ」

海未「では私もわかめともやしを…あと海苔でも入れましょう」

真姫「hey 味噌二人! これを入れなさい!」

海未「これは?」

凛「さっきの七味だ」

真姫「日本三大七味の一つ! それがこの七味よ!」

海未「八幡屋…礒五郎?」

凛「なんか名前怖いにゃ」

真姫「それ買いに長野まで行ってきました」

海未「長野まで!?」

凛「その七味への執念なんなのにゃ」

真姫「まぁとりあえずかけなさい…そして食べなさい…」

花陽「いただきます!」

うみりんまき「「「いただきます!」」」

花陽「はぁー…やっぱり塩ラーメンにわかめは合うね」

真姫「味玉ってどのタイミングで食べればいいのかしら、花陽ホワイトペッパーとって」

花陽「醤油はコショウがないとね!」

凛「おいしぃぃぃ!」

海未「これは…なかなか辛いですが、格段に美味しい!」

真姫「ははは、そうでしょう、びっくりするくらい美味しいでしょう」

花陽「くそー…目の前でおいしくされるの悔しい」

凛「一口あげるにゃ」

花陽「おいすぃぃい!」

真姫「私の長野一人旅は無駄ではなかった」

海未 (いつ行ってきたんでしょう…?)

海未「いやー…美味しかったですねこの七味…」

真姫「もちろん全員分あるわよ」

海未「ありがたく頂きます…母もきっと喜びます」

凛「かよちん…いや、かよ様…」

花陽「うむ…」

凛「どうかお許しを…」

花陽「…」



海未「二人は何を…?」

真姫「いや…これは私も初めて見るパターンよ」


凛「どうかお米を堕とす事のお許しを…」

花陽「…」

真姫「まさか…」

海未「まさか…」

花陽「凛…」

凛「…」




花陽「祭りじゃ…!」

凛「Foooooo!!!」ドバドバーッ

真姫「行ったぁぁぁ!」

海未「迷いなくスープにお米を入れたぁ!」ドバドバーッ

真姫「海未も行った!」

凛「そして食べる!」

花陽「うむ」

うみりん「美味しい!」



真姫「花陽…昔のあなたなら目の前でこんなこと…許さなかったでしょうね」

花陽「よいのじゃ…食べている人が一番おいしく頂ける形でお米を頂く…それでよいのじゃ…」

真姫「花陽…!」

花陽「ただ塩には合わない…」

真姫「花陽…」

花陽「ひたすらに悔しい」

凛「なんだかんだいつも通り楽しい誕生日だったにゃ」

真姫「そうだ凛、プレゼント要らないってどういうこと?」

凛「特に深い意味はないにゃ、ただ今は欲しいもの無いからこうして遊んでくれるだけで満足にゃ」

花陽「凛ちゃん…」

真姫「あらやだこの子ったら」

海未 「なんだか嬉しいですね」

凛「そこそこ感謝はしてるよ!」

真姫「そこそこって…」

花陽「ありがと、凛ちゃん」

真姫「おじゃましました!」

花陽「おじゃましました!」

海未「二人とも気をつけて下さいね」



凛「海未ちゃん」

海未「凛?」

凛「いつもごめんね、突然押しかけたりして」

海未「別に気にしてませんよ、今日は泊まります?」

凛「うん、泊まる」

海未「…なんだか元気が無いですよ?」

凛「…平気だよ」

海未「なにかあったんですか?」

凛「そういえば今日…ウチの夜ご飯カツ丼だったなって…今思い出して…」

海未「あぁ…もう4ヶ月経ったんですね…渋谷の蓬莱亭が無くなってから」

凛「うん…もう今年はカツ丼食べられないのかな…」

海未「食べたがってましたもんね…」

凛「うふふ…」

海未「きっと食べられますよ」

凛「来年の誕生日はカツ丼で頼むにゃ…」


おわり

そんな感じで凛ちゃんおめでとう、君からもらった石5個で回したらワンダラ穂乃果ちゃんだったよ。

もうカツ丼関係なくなってきたので次こそカツ丼をメインに書きます、また来月!

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