凛「カーロチン」 (31)

スレが落ちたので

凛「カーロチン、一緒に帰ろ♪」

花陽「ごめん凛ちゃん、私炭水化物派だから・・・」

凛「・・・・・・」

凛「・・・かよちんはカロチンになるべきだよ」

花陽「どうしてぇ! 凛ちゃんだってラーメンたくさん食べて炭水化物たくさん採ってるよねぇ!」

凛「凛は食べた直後にたくさん運動するからいいんだよ!」

凛「でもかよちんはよく食べるから太るでしょ!」

花陽「それは言わないでよ!」

凛「食べるのをやめるなとは言わないよ!でもせめて食習慣だけでも直すべきだよ」

凛「というわけでかよちんには一週間カロチンを摂取してもらうからね」

花陽「ところでカロチンって何を摂取すればいいの?」

凛「ちょっと調べてみたんだけど人参とかほうれん草とかに多く含まれているよ」

花陽「緑黄色野菜を多く取ればいいみたいだね」

凛「でもかよちんはお米ばっかり食べるからそんなに食べ過ぎると太るよ!」

花陽「これからは野菜も摂取するように心がけるね」

凛「そう・・・かよちんは今から『カロチン』になるにゃ!」

・一日目


真姫「かよちん、いっしょにお昼ご飯食べましょ」

花陽「いいよ」

凛「じゃあ凛もー!」

パカッ

真姫「かよちん・・・何これ」

花陽「これですか?人参とほうれん草とかぼちゃと・・・それから」

真姫「そうじゃなくてっ!なんで弁当箱の中身が全部野菜で統一されてんのよ!あなた、無類のお米好きじゃないの!?」

花陽「真姫ちゃん・・・花陽は生まれ変わるんだよ」

真姫「はぁ?」

凛「かよちんはね・・・進化する道を選んだんだよ」

真姫「あんたね・・・かよちんに余計なこと吹き込んだの」

凛「まぁ見ててね!一週間後のかよちんの生まれ変わった姿を!」

真姫「はいはい、期待せずに待ってるわ」

・二日目

にこ「あれっ花陽ちゃんってそんなに野菜食べるような子だったっけ?」

凛「かよちんは只今野菜ダイエット中なんだよ!」

にこ「ふーん、野菜ばっか食べててよく飽きないわね」

花陽「もうデブとは・・・言わせないんだ」

にこ「ま、体調壊さない程度にしなさいよ。練習に差し支えるから」

・三日目

花陽「おはよう絵里ちゃん・・・」フラッ

絵里「ど、どうしたのその顔!?具合悪そうだけど!」

花陽「全然、たいしたことないよ、このくらい」

絵里「花陽が最近野菜ダイエットを始めたのはにこから聞いてたけど・・・」

絵里「あの・・・そんなにきつそうなら無理しなくてもいいのよ」

花陽「大丈夫です、練習には、差し支えないようにしますから」


凛「どうやら禁断症状が出てきたみたいだね。ここが正念場にゃ!」

・四日目

花陽「あぁ・・・お米がたっくさーん!おいしいなぁ!もぐもぐ・・・」ムシャムシャ


海未「これでお米断ちから四日目ですか・・・とうとう野菜がお米に見えるようになりましたか」

凛「効果が現れてきたんだね!カロチン化にまた一歩近づいたにゃ!」

海未「私にはどう見てもギャグにしか見えないのですが」

凛「凛は善意でやってるだけだよ!決して『かよちん』と『カロチン』の発音が似てるからって理由でこんな企画したわけじゃないよ!」

海未「・・・・・・あと三日持つのでしょうか」

支援

・五日目

花陽「かゆ・・・うま・・・」モグモグ


ことり「花陽ちゃんおかしくなっちゃってるよ!?」

凛「圧倒的ご飯不足で自我が崩壊して・・・とうとうかよちんは未知の領域へといってしまったんだにゃ」

ことり「これ助けたほうがいいよね!?ねぇ!?」

凛「落ち着いてことりちゃん! あの状態でもかよちんは野菜を食べ続けようとしている!」

凛「かよちんは欲を抑えるだけの力はまだあるということだよ!」

ことり「だけどっ・・・!」

凛「今はかよちんを信じよう・・・!」

・六日目


花陽「臭げrsがれhべrブタぇfせぐぇs替えgbんgtばhうぇカロあw・・・グヘヘヘヘ」ガサガサガサガサ


希「うわああああぁ!なぜか花陽ちゃんが目の色変えてウチを襲ってくるけど!?」

凛「とうとうかよちんが悪魔に魂を食われてしまった・・・今のかよちんはただの野獣!」

希「だからってなんでウチが狙われてんの!」

凛「それは・・・美味しそうだからじゃないかにゃ」

希「とばっちりやん!ウチ、とばっちりもええとこやん!」

凛(ついに明日最終日だよ!カロチンがどうなるのか楽しみだにゃ!)

・最終日

穂乃果「おーい花陽ちゃーん!おはよ」

花陽「・・・おはよう穂乃果ちゃん」ゲッソリ

穂乃果「花陽ちゃん・・・目が笑ってないよ」

花陽「・・・そうですか?ふふっ別にどうってことありませんよ」ニヤッ

穂乃果「ならいいけど・・・」

花陽「・・・運命の体重測定、楽しみにしてください」フラッ


穂乃果「花陽ちゃん大丈夫なの・・・?」

凛「大丈夫だにゃ・・・カロチンならきっとやってくれるはずだよ!」

凛「運命の・・・体重発表!」

オーパチパチ

凛「さーて、本日は小泉花陽ダイエット企画をご視聴いただきありがとうございます!」

凛「果たしてカロチンはダイエットに成功することができたのでしょうか!」

花陽「・・・大丈夫!あれだけがんばったもん・・・きっと私の体重は痩せてるはずなんだ!・・・ファイト花陽」


真姫「・・・これでダイエット失敗してたら目も当てられないわよ」

にこ「きっと大丈夫よ・・・この一週間死に物狂いで我慢してきたんだから」

絵里「なんで私たちまで緊張しちゃうのかしら・・・」

海未「さぁ・・・花陽のがんばりを間近で見てきて情が移ったのでしょうか」

ことり「途中から人外になってたような気がするけど大丈夫なのかな・・・」

希「ウチなんか右手思いっきり噛まれたで」

支援

穂乃果「花陽ちゃん!自分に自信を持ってね!」

花陽「穂乃果ちゃん・・・ありがとう!」

凛「それでは!カロチンには体重計に乗っていただきます」

花陽「・・・・・・」ゴクリ


凛「それでは結果発表です!」

花陽(神様!お願いします!)

ガタッ




花陽の減量値[kg]=>>21のコンマ判定の数字×0.05

3kg以上で成功

りんがべー

ダレカタスケテェー

凛「カロチンは2.35kgの減量に成功・・・目標は3kgのダイエットだったから残念ながら失敗にゃ」

花陽「そ、そんなぁー!?」

凛「カロチンは頑張ったよ・・・でも現実は非情にゃ」

花陽「あれだけ・・・お米我慢してたのに」

花陽「私はカロチンになることができなかったよ。だからカロチンっていうのはよそう・・・凛ちゃん」

凛「・・・・・・」

穂乃果「結果は残念だったけど・・・効果あっただけで収穫じゃない?」

穂乃果「ダンスの練習しても減らすことのできない体重をこれだけ減らしただけですごいと思うよ!」

花陽「それじゃ意味ないんです!カロチンにならなきゃ意味ないんです!」ダッ

穂乃果「あっ・・・出て行っちゃった」

凛「かよちん・・・」

俺「かよちん・・・」

穂乃果「・・・花陽ちゃん落ち込んでたね」

絵里「無理もないわよ・・・目標に届かない悔しさなんて私たちも何度も味わってきたでしょ」

海未「ええ・・・だからこそ花陽の想いも痛いほどよくわかります」

ことり「でも花陽ちゃんがそれでダイエットやめちゃうのは・・・ことり少し残念かな」

真姫「当たり前でしょ!かよちんは今まで好物を我慢して頑張ってきたんだから!」

にこ「できれば花陽にはこれからもダイエットしてもらいたいわ」

穂乃果「どうしたら・・・どうしたら花陽ちゃんを勇気づけられるかな」

凛「あっ・・・そうだ!目には目を!歯には歯を!」

穂乃果「どういうこと?」

凛「かよちんを再起させるためには、凛たちもダイエットすればいいんだにゃ!」

凛「だからこの中の誰かがダイエット成功すれば、かよちんもきっと勇気づけられるよ!」

穂乃果「でも誰が・・・」

凛「適役がいるにゃ~」



希「えっ?えっ?」

?「うちはデブやない!ふくよかなだけや!」

凛「というわけで今から安価で希ちゃんのダイエットを開始するにゃ!」

希「なんでウチなん・・・」

凛「だって最近希ちゃんへのファンレターに『最近太ったよね』ってお便りが多く寄せられているんだよ?」

希「アレはアニメスタッフの誇張表現や!目の錯覚!うちはそこまでデブやない!」

凛「もう観念するんだよ・・・一般の一部には『デブ』という認識が植えつけられてるんだよ」

希「冤罪にも程があるやろ・・・まぁやるからには一生懸命やってみるけど」

凛「・・・それじゃあ目標はかよちんより痩せること!」

凛「じゃあ一日目は真姫ちゃん!希ちゃんを痩せさせる方法何かない?」

真姫「ん、そうね・・・>>34がいいと思うわ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月03日 (木) 06:37:27   ID: pCfMWIjG

精飲

2 :  SS好きの774さん   2014年10月15日 (水) 13:18:15   ID: xOTu6ULO

横に並ぶと希が大柄に見えるのはなんでだ?
重ねると同じくらいなのに。

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