スレ主の構成力を成長させるスレ (39)

 ここはスレ主の構成力を皆様の助けをもらって成長させるスレです。

 スレ内容を説明させていただきますと、皆様が出したテーマやストーリーなどをスレ主が文章にしてショート・ストーリーとして作成します。
 そしてそれを皆様に評価していただく、というものです。
 スレ主は作家志望ではありませんが作家志望に対するくらい厳しめに評価してくれれば光栄です。もちろん酷評だけではなくアドバイスも忘れないでください。

 上記の事柄が中心ですが、漫画や小説などで思うことを書いてくれても、スレ主には勉強になるのでありがたいです。



 『安価は取りません。メール欄にsaga又はsageを忘れずに』
 ちなみに更新は基本予告有りでやりますがたまにゲリラ投稿もします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369470223

 では誰かテーマやストーリーをください。
 テーマだけの場合はスレ主が独力で考えますが、ストーリーがある場合はそれを元にします。
 一人だけではなくて複数人による共同制作作品でもいいのでお願いします。




 皆様の意見をつかって6時—6時30分から書き始めます。

書き込んでいいのか知らないけど
【テーマ】冒険

ちょっとわかりにくかったけど、大まかなストーリーを書き込めば、それで短編書くから、批評してくれって事でいいのか?

「笑いながら別れるカップル」みたいな、単純なやつでも構わん?

 そんな感じです。
 単純なものでも複数人が投稿してくれれば合成できるので大まかでもいいです。
 あと欲を出すなら『キャラクター』も考えてほしいです。やっぱりスレ主だけじゃあ同じような人物しか作れないので。
 



 ちなみにスレ主が予告どおりに現れなかったときは昼寝してたか緊急事態かのどちらかです!!

>>4だが、じゃあ
男→近所のニヒルなお兄さん
女→県外に住んでる礼儀正しいお姉さん
で、よろ

昼寝か緊急事態ってwwwww

キャラって自分で考えた奴なのかな?
【名前】斎藤・剛(つよし)
【性格】優しい不良系
【趣味】サバイバル、山籠り、無人島生活

【名前】黒井・鉄心(コクイ、テッシン)
【性格】怒りっぽい
【趣味】釣り

 じゃあ書き始めますね。今回はほのぼのでいきます。

気体

 空は青々として輝かしい朝。町にはすずめの会話が飛び交っていた。
 そんな中、通学路を彼女が歩いているとモモンガを肩に乗せた男が道を塞いできた。
「助手、おはよう」
「おはようございます、博士」
 助手と呼ばれた少女はうっとおしげに返事を返す。
「どうした? 覇気がないぞ?」
 博士と呼ばれた青年は眼鏡の位置を整えながら少女とは対極的にさも楽しげに話している。
 少女はやれやれと頭を横に回した。そしてそのまま博士のほうを一切見ずに学校に向けて直進した。
「ちょっ、助手。何をそんなに急いでるんだ?」
「博士。今日は何の日か分かりますか?」
「さあ? 少し待ってくれ、考えるから」
「夏休み明け初日です」
 少女は一旦立ち止まって答えると、そのまま去っていった。
 その後姿を見守る博士はちょっと驚いたようだった。
「ふむ。俺はあいつが学校に行くようなやつだったとは思いもしなかったぞ」
 彼はきょろきょろと辺りを見回しているモモンガに囁くと次の話し相手の元に向かっていった。


 学校のチャイムがなる時刻に、少女は自らの席に座ると机に肘を置き、夏休み明けに久々に見る面子を眺めていた。
 そんなことをしていると担任教師が入ってくる。
「おい、お前ら! 久しぶりな顔もあるだろうが席に着け!」
 自分の号令にそそくさと生徒たちが席に着いたのを確認すると、担任は満足そうに微笑を浮かべながら話を始めた。
「今日からお前らと同じ教室で生活する『斉藤期待』だ! ほら、自己紹介しなさい」
 突然のニュースに教室がざ湧き始めた。担任がそれをなだめようとするも治まる気配を見せない。クラスのリーダ格の黒井鉄心までもが騒いでいる。
「私の名前は斉藤期待です」
 斉藤が口をあけたとたんにクラスがシーンと静まり返った。
「父の仕事の都合によりこの高校に転校して来ました。これからいろいろとお願いします」
 紹介を終え、斉藤は頭を深々と下げた。クラス中が拍手で歓迎の意を表す。
「助手。あいつしっかりしてるなぁ」
 黒井が話しかけてきた。
 ちなみに彼女の名前は助手ではないのだが例の博士の影響で、人は彼女のことを名前ではなく愛称で、助手と呼ぶ。初めは抵抗があったもののなれてしまえばどうということのないもので、今では呼ぶに任せている。
「うーん」
 返事に困った。もともと彼女は人に関心はない。いや、人どころか何にも特にこれといった興味を持たないのだ。
 学校にも行くが、それも彼女にとっては何にもこれといった意味はないものだった。だが、学校が嫌いなわけではない。むしろあのすずめの十倍はうるさい博士から離れられる口実ができるので気に入っているのかもしれない。それでもやはり学校自体には興味はなかった。
 答える気がないのを悟ったのか黒井は顔をしかめて再び転校生のほうを向いた。
 助手は申し訳ないとは思った。
 

 HRも終わり転校生が席に着くとクラスの連中がこぞって斉藤の周りに集まった。
「前はどこに住んでたの?」
「斉藤さんって趣味何?」
「親御さんの仕事って何だよ?」
 斉藤はそれらの質問にてきぱきと答えた。それはさも精密機械のようだった。
 助手はその姿を尻目に教室を出て行く。
「あれ? 早退するのか?」
 声をかけてきた黒井に手を振ると助手は学校から飛び出していった。


 助手は家に帰宅するために駆け足で通学路を通り抜ける。
「あんな無駄で退屈な授業をやってられっか」
「やっぱり早退したか」
 助手が恐る恐る横を向くと、そこには、博士がいた。
「うわぁっ!」
 助手が間近で叫んだのに耳をやられたのか、彼はよろめいていたが、それでも博士は助手と並走している。
「いきなり近くに来ないでください」
「いや、そんなこといわれてもさ、たまたま見かけたから近づいただけなのに」
「何のようですか?」
 目を三角にしながら彼女はスピードを落とさずに、それどころか加速させながら煙に巻くように尋ねた。
「そんなこと言われたって、家が近所だろ?」
 彼女のことを気にもかけてないように飄々と答える博士を恨めしく見つめる眼をさらに見つめ返しながら彼もまたスピードを上げた。
「そうですね。でもあたし急いでいて、博士とおしゃべりしてる暇はないんです」
 助手はさらにスピードを増す。
「何をそんなに急いでるんだよ?」
 博士もスピードを上げる。
「だから急いでるからあんたと話している暇はねえんですよ」
「いやでも、お前、前言ってたよな? 年中暇だって」
 なんやかんやで騒ぎたてながら彼女たちは家まで爆走した。
 二人の追いかけっこは、あと少しで家、というところで博士が眼鏡を落としたことによって生じたタイムロスを利用して助手が家に逃げ切ったことにより終了した。
 助手は達成感を感じていたが、これもまたそんな面白くないこと、だと気づいて二階の自室の窓から博士をのぞいた。
 しばらくは肩で息をしながら敗北感に慕っていた彼だが、彼もまたそんなにむきになることではなかったということ、と思い定めて自分の家に帰っていった。
 その後姿をやはり窓から見ながら、彼女はそれでも自分が愉悦を感じていることに気がついた。




 【まだ途中なので続きは書くけどひとまずここまでで矯正箇所を指摘してください。文章構成って難しい】

文の間をあける。
何個かに分けて出す。
くらいかな?

今のところは>>20以外、特になし
これは要望なんだが、台詞部分だけss風に変える事は出来るだろうか

少女「」

博士「」

みたいな感じで

逆に読みにくくなるかもしれないけど

今、気がついたけど、↓の部分って文章が不自然じゃない?

「そんなこと言われたって、家が近所だろ?」
彼女のことを気にもかけてないように飄々と答える博士を恨めしく見つめる眼をさらに見つめ返しながら彼もまたスピードを上げた。

もっとすっきり仕上げた方が良いような感じもするが

構成力の話であって文章の話ではないと言われたらそれまでだが、>>1としてはどうなん?
連投すまん

 翌日。助手は学校に行った。
黒井「おいーす。お前早速サボったから今日は来ないかと思ったよ。お前のことだからやっぱりHR終わったらすぐに早退か?」
 声をかけてきた黒井を一瞥すると助手はやれやれと首を振る。
助手「そんなしょっちゅう早退してたら、出席日数が足りなくなって留年だろ。そんなへまはしたくないね」
 まるで五歳児にでも言い聞かせるように話す助手を見て、黒井は苦虫を噛み潰したような顔をした。
黒井「そうか……。うん……そうだな。そろそろHRが始まるから着席するか」


 助手はすべての授業を昼寝で過ごして放課後を迎えた。
黒井「お前ずっと寝てたよな?」
助手「ところどころは起きていた」
 わざわざ詰りにきた友人に軽く抗議をしていると、ふと彼女の視界に斉藤が入った。
助手「斉藤、あんたこのクラスでもう人気者だな。友達もたくさんできただろ?」
 いつもなら、話したこともないような人には話しかけない性質なのだが、なぜか声をかけてしまった。黒井の詰問を、さっさと終わらせたかったせいかもしれない。
斉藤「あなたは、授業中に教科書で正面を隠しながら早弁をしてた人」
助手「どんな覚え方だよ」
斉藤「ごめんなさい」
 斉藤は節目がちになりながら謝った。いつもはありえないのだが、そのときの助手は特別で、なぜか斉藤の表情を気にしてしまった。
助手「気にするなよ」
 助手の言葉がまだ言い終わらない内に、斉藤は、まるで何かに追い立てられるかのように、鞄を持って教室から出た。
助手「行っちまった」
黒井「そうだな。それにしても、斉藤はお前と違って慎ましかったな」
 慎ましい? 彼女の脳裏にその言葉が浮かんだ。慎ましいとは少し違う。それよりも何かを恐れているようだった。
助手「黒井」
黒井「何だ? ラーメンを奢れっていわれてもそういかねえぞ」
 そのとき助手の口から出た言葉は黒井を驚愕させた。それどころか発言者自身も言ったことを信じられないでいた。
助手「斉藤のやつ、なんか心配になってくるな」
 自分は何かに意義をつけるような人間ではない。それを本人が一番分かっているがゆえに、なおさら斉藤を気にしたということを気にした。


 翌朝になり、登校をした助手はその日、斉藤の観察をした。授業中、休み時間、その他、観続けていた。するとある事実が分かった。斉藤期待はできる限り人との交流を避けているのだ。思い返してみると、転校してきた当日に群がってきたクラスメイトの質問に対する答え方も、可能なまでにコンパクトにまとめており、それ以上の踏み込みを許さなかったのだ。
 助手は疑問に思った。なぜ斉藤はわざわざ友好関係をあらかじめ拒絶しようとしているのだろうか、と。なので放課後、本人に直接確かめることにした。
助手「ちょい斉藤」
斉藤「なんですか?」
助手「一緒に帰らないか?」
 斉藤は、刹那に戸惑うような素振りを見せたが、その申し出を承諾した。二人は揃って校門を出た。
 その後、沈黙が続いた。校門を出てしばらく経ったが、斉藤は話す気配を見せない。しかたなしに助手が口火を切る。
助手「あんたさ、何で人と距離感を保っているわけ? 過去に辛いことでもあった?」
斉藤「何を言ってるんですか? 私は誰とも距離なんかとってませんよ」
 ごまかそうとしているのか、微笑みながら返事をしてくる斉藤を、助手は疑いの眼差しで見た。斉藤はしばらくは微笑を維持し続けたが、やがて顔をこわばらさせた。
斉藤「ちょっと、ごめんなさい」
 斉藤は逃走した。そして助手は走り去っていく斉藤をただ見ていた。


 ドアを叩く音に博士は飛び起きた。
博士「誰だよ、人が仮眠を取っている最中に」
 博士は寝巻きのまま玄関に出た。
助手「博士? あたしだよ、あたし」
博士「助手か? この前は逃げたくせに今更何のようだ?」
 ドアを開けるとそこには助手がいた。
博士「俺はただいま絶賛睡眠中だったんだけどな」
 博士の方には、いつの間にいたのか、モモンガが乗っている。
助手「博士! あんたに頼らなきゃいけない事態なんです」
 少し気をよくした博士は話を聞くことにした。助手は『斉藤期待』のことについて相談した。


 







 【アドバイスありがとうございます。この調子でください。そういえば文と文の間を空けるってどういうことですか? 次回の更新は火曜日までにします】

たとえば


男「こんな」

女「感じ」


かと思われ


人にもよると思うけど、俺は
台詞と台詞の間は1行、地の文と台詞の間は2行
地の文と地の文の間は1行ってやってる。

翌日。助手は学校に行った。


黒井「おいーす。お前早速サボったから今日は来ないかと思ったよ。お前のことだからやっぱりHR終わったらすぐに早退か?」


声をかけてきた黒井を一瞥すると助手はやれやれと首を振る。


助手「そんなしょっちゅう早退してたら、出席日数が足りなくなって留年だろ。そんなへまはしたくないね」


まるで五歳児にでも言い聞かせるように話す助手を見て、黒井は苦虫を噛み潰したような顔をした。


こんな感じかな。読みやすくして欲しいってだけだよ

「なるほど分かった。お前はその斎藤ってやつが人を拒絶している理由を知りたいんだな」

「そうです」

 なるほど、を繰り返しながら博士はモモンガを撫でている。

「それにしても珍しい」

 彼は遠くを見つめ、語る。

「俺がお前を助手にしたのは、お前が規律を守らないうえに、これが何よりの理由なのだが、物事に関心を示さないやつだからだったからなのにな」

 博士は助手との出会いを感慨深げに思い出す。初めて見たのはいつ、どこでだったかは覚えてない。しかし、近所だったこともあり、よくは見かけていた。よく一人ぼっちだったので、子供心に構ってやろうと話しかけたら、嫌な顔で返された。当時はまだ幼かったせいもあり、博士はその後も猛烈に話しかけた。二週間ほど話しかけるとあいさつは返してくるようになった。三ヶ月ほど話しかけると普通に話ができるようになった。そして現在、向こうから話しかけてくるようになった。

「過去を振り返っても、お前ほど気にもかけず話せる人間もいないぞ」

「そうですか。あたしは博士ほどしつけえ野郎は見たことがないですよ」

「そうか、それは良かった。それより本題だ。お前は斎藤が人との距離を保つことに関心を持っている。さて、この状態をお前はどう思う?」

 助手は首を捻る。

「さあ?」

「お前は人と自分を重ねることができないのか?」

「博士は斎藤が人に興味がないと思っているんですか? ちょい違いますね。あれは、あたしみたいにどうでもいいことに関わりたくないからじゃないです。まるで………………なんか、ビビってんです」

 助手は断言する。それを博士は眼鏡を袖で拭きながら、小馬鹿にしたように笑っている。

「違う。俺が訊いたのは斎藤の状態じゃない。お前の状態だ」

「いや、意味がわからない」

「お前はそいつと友達になりたがっているんだよ。それに気づかなかったのか?」

 そんなはずはない、と目が訴えかけているが博士はそれを無視して続けた。

「俺とお前はどうやってここまでの関係になった? 俺がお前に関心を持った。だから話しかけ続けた。その結果がこれだ。お前もやってみろ」

 反論の余地はなかった。博士は述べ終わると、ドアを閉め、鍵をかけてしまった。助手はただドアの前に立つしかない。もう一度ドアを蹴り、博士を呼び出す手もあったが彼女はそうはしなかった。頭の中で、さっきの言葉が渦巻いている。ほんの少し転校生に興味を持っただけなのだが、もしかしたら博士が言ったとおりなのかもしれない。頭の中の整理がつかないので彼女は自宅に帰ることにした。





 【前回よりは成長しましたか? 稚拙な文章で悪いのですが、これでもスレ主は読書家とまでもいかなくとも新聞や小説をそこそこ読んでいます。読んでいるだけでは何かが足りないのでしょうか? 他に何が必要か教えてください。次回の更新は火曜日まで】

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