堀裕子「さいきっくリコール!」 (56)


P自宅


P「うおっいけねもう12時半か!?」ガバッ

P「13時に事務所前だったよな...間に合うか!?」

P「昼飯は行く途中に買うか...よし!」ガチャ バタン






P「いけね、キー忘れた」ガチャ


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こんばんは
モバマス堀裕子ssです
このssは
モバP「裕子が風邪を引いた?」
の話を引き継いでます
それでもよろしかったら、ぜひ


数日前


裕子「プロデューサー!さいきっくデートのこと忘れてませんか!?」

P「ナンノコトカナー」

裕子「プロデューサーの青春時代を取り戻すためにやろうって、約束したじゃないですか!」

P「ああ、うんそうだったかもしれない」

P(正直行きたくない)

裕子「もー...楽しみにしてたんですよ?」

P「いやーごめんな?時間が取れなくてな...ほら、今週末も...」

裕子「そこ!そこなんですよ、プロデューサー!」

P「はあ?」


裕子「私の超能力によると、今週末は私もプロデューサーもオフなんです!」

P「...確かにそうだが貴様何故知っている」

裕子「ふっふっふ...エスパーユッコの能力をもってすれば、これくらい造作もないことですから!」

P「...俺の手帳か」

裕子「...なんのことやら」

裕子「と、ともかく!今週末は空いてますよね!行きましょう、さいきっくデート!」

P(まあ、慰安旅行だと思えば良いか...それに...)

裕子 ワクワク

P「...そうだな、行くか」

裕子「やった!」


P(...つってもこのあとが面倒なんだよな...人気の多い場所じゃ記者がな...)

P「とりあえず、土曜13時事務所前集合でどうだ?」

裕子「分かりました!プロデューサー、遅れないでくださいね!」

P「...社会人なめんなよ裕子。時間にだけはルーズになれない種族なんだよ、社会人は」

裕子「...とりあえず大丈夫ってことですね!」


そして現在
事務所前


P「すまん、少し遅れちゃったな」

裕子「プロデューサー、社会人って...」ジトー

P「...にしても、ずいぶん雰囲気変わるなあ!」

裕子「髪下ろして眼鏡かけただけですけどね!エスパーユッコのさいきっく変装術、どうやら成功のようですね!」

P「黙ってれば裕子ってバレなさそうだな」

裕子「フフン、見直しましたか?ただでさえ美少女だった私に、この知的でクールな雰囲気が加われば...」

P「さ、裕子車に乗れよー」ガチャ

裕子「最後まで聞いてくださいよ!」


裕子「む、この車何かにおいます!」

裕子「これは...」クンクン

裕子「分かりました!加蓮ちゃん行きつけのファストフード店のにおいです!」

P「少なくともファストフード店は当たり」

裕子「どうですか!このエスパーユッコのさいきっく探知能力!」

P「そうかあ...加蓮ちゃんの行きつけか...そのうち会っちゃったりしてな...」ニマニマ

裕子「む」

裕子「...プロデューサー、早く行きますよ早く!」


P「分かった分かった...って裕子助手席に乗るつもりかよ」

裕子「え?駄目なんですか?」

P「いや...でも助手席は危険だし...」

裕子「プロデューサーを信頼してますから大丈夫です!さあ、行きましょう!」

P「お、おおう...」


運転中


P「裕子。その袋からハンバーガー出して広げといて。止まったら食べるわ」

裕子「はーい」ガサガサ

裕子「...プロデューサー、昼ご飯食べてないんですか?」

P「それも当たり」

裕子「ちゃんとご飯は三食食べないと駄目なんですよ!」

P「普段はちゃんと食ってるよ。今日は少し急いでただけで」

裕子「バランスも重視してますか?ファストフードでは偏ってしまうんです!」

P「おおう...」

裕子「ちなみに!シアン、マゼンタ、イエローの三食の食べ物を食べるとなお良いんですよ!」

P「お前マジでそんなもん食ってんの?」


P「心配すんなって、さすがに健康には気を使ってるつもりだ。俺が倒れたら誰が裕子の相手をするんだよ?」

裕子「それもそうですね!では早速、そんなプロデューサーにはこのエスパーユッコのランチタイム超能力をお見せしましょう!」

P「あーはいはい、今日はなんだ?」

裕子「名付けて、さいきっくナビゲート!」

裕子「これからプロデューサーが行くところをテレパシーで先読みして、目的地まで的確にナビゲートする能力です!」

P「そいつあ便利だ」


裕子「そこを右です!」

P「なるほど左か」

裕子「ここは直進ですね!」

P「さすが裕子!右だ」

裕子「ここは直進、間違いなし!」

P「直線道路だからな」


















裕子「飽きました」

P「目的地も知らないのによく頑張ってたと思うよ」


裕子「今日行く温泉街って何処なんですか?車で行けるってことは、ものすごく遠いわけじゃないんですよね?」

P「んー、正確には温泉街じゃないんだ。この時期、温泉街は何かと賑わうからな...万が一のことを考えると危険だ」

裕子「つまり温泉はなしですか...がっくり...」

P「そこで、山奥の地味な温泉宿を貸し切りで使わせてもらうことにした」

裕子「貸し切り!?」

P「俺の親族が経営してるところでな、まあ眺めだけは良いから気休めにはなると思うぞ?」

裕子「それは楽しみですね!貸し切り温泉~♪」

P「...単純だなあ」


温泉宿
17時30分頃


P「さ、着いたぞ」

裕子「長かった...」

P「おい、しっかりしろよ」

お婆「P坊、よく来たね」

P「その呼び方はやめてくれないかな婆ちゃん」

お婆「良いじゃないの良いじゃないの!...で、此方の子は?」

裕子「堀裕子、さいきっくアイドルです!応援よろしくお願いします!」

P「...こんなだけど、俺の担当アイドルです」


お婆「あいどる?隠し子かなんかかえ?」

P「違うよ。簡単に言えば仕事仲間ってことだよ」

お婆「あー仕事!いやぁー、てっきりあたしの知らない間にP坊が結婚したのかと...」

P「しないよ。する時は婆ちゃんも呼ぶから、長生きしてくれよな」

お婆「あたしゃ老いぼれだから早めに頼むよ」カッカッカ

裕子「...」

P「...すまん裕子、忘れてた。婆ちゃん、鍵くれる?」


お婆「あいよ」ジャラ

裕子「...ありがとうございます!」

P「ん、どうも」

裕子「それじゃ、部屋までテレポート!」

P「婆ちゃん、風呂は夜入るから」

P「裕子、温泉は夜だからな」

裕子「はい、了解です!」

P「よし。...婆ちゃん、手伝えることあったら言ってくれよ」


今日はここまで
また明日書きます


きました
書きます


Pの部屋


P「確か7時頃料理がくるんだよな...」

P「それまでゆっくりしてるか!」ゴロン

P「ここ最近、裕子も俺も仕事の嵐だったからな...理由はともあれ、こうしてじっくり休むことが出来るんだ」

P「そう考えれば、この旅行はずっと有意義な...」


ピンポーン


P「...」ガチャ

裕子「遊びにきました!」

P「ちょっとくらいは休ませてくれないかな」



P「俺運転で疲れちゃったし。サイキックトレーニングでもしてろ、な?」

裕子「なんだかユッコの扱いがぞんざいすぎませんか!?」

P「ご飯は一緒に取るからさ、今は寝かせてくれ...」

裕子「むぅ、分かりました...。でも、この部屋からは凄まじいパワーを感じるんですよね...」

裕子「ここでサイキックトレーニングをすれば何かが覚醒する予感!プロデューサー、ここでトレーニングしても良いですか?」

P「はいはい、変なことはするなよ」


P「んじゃ、おやすみ...7時頃起こしてね...」

裕子「了解です!おやすみなさい、プロデューサー」


数分後


P zzz...

裕子「もう寝ちゃいましたね...やっぱり凄く疲れていたんでしょうか」

裕子「...」

裕子「プロデューサーの疲れよ吹き飛べ!さいきっくヒーリング!」ムムム

P zzz...

裕子「...」

裕子「暇だなあ...」


裕子「...手くらいは握っても良いですよね、プロデューサー」


ギュッ


裕子(あ、あれ...あれ?)ドキドキドキドキ

裕子(なんだか凄く緊張する...)ドキドキドキドキ

裕子(それに...な、なんだか熱く...)ドッドッドッドッ


パッ


裕子「び、ビックリしました...」ドキドキドキドキ


裕子(なんだか凄いドキドキする...)

裕子(今まではこんなこと無かったのに...)

裕子(はっ!もしやこれがサイキックパワーの受け渡しなのでは!?)

裕子(きっと睡眠中プロデューサーはサイキックパワーを発しているに違いない!絶対にそうです!)

裕子(そうと決まれば手を...)スッ

裕子「...」ドキドキドキドキ

裕子(...緊張して握れない)ドキドキドキドキ


裕子「握るだけ、握るだけ...」ドキドキドキドキ


ピンポーン


裕子 ビクッ

「お食事をお持ちしました」

裕子「も、もうそんな時間ですか...」

裕子「プロデューサー、起きてください!」ユサユサ


P「おおお...悪いな、寝かせてもらっちゃって」

裕子「い、いえいえ!新たな発見もあったので!」

P「新たな発見...?」

裕子「ナ、ナンデモアリマセンヨー」

「では、失礼します」

P「あ、すいません。裕子のもこの部屋に持ってきてくれませんか?」

「かしこまりました」

P「さ、裕子のが来たら夜ご飯食べようか」

裕子「はい!」


...........


裕子「ご馳走さまでした!とても美味しかったです!」

P「美味しいのは間違いないんだが、色とかがあまり良くないし家庭的すぎるのかな...」

P「うん、そうかもしれない。婆ちゃんに言っておこう」

裕子「料理も美味しいし、部屋も良いところですね~!畳も良い匂い~...修学旅行を思い出します...」

P「修学旅行?」


裕子「はい!京都行ったんですよ、去年!」

P「ああ、なるほど」

P「修学旅行か...夜、みんなと色んな話をしたな...懐かしいなあ」

P「裕子も、よくあるガールズトークってのをしたのか?」

裕子「あー...それなんですけど...」

P「?」

裕子「昼間にさいきっくパワーを使いすぎたというか、夜はパワーを補充しなきゃならないというか...」

P「...寝たんだな」

裕子「サイキッカーにとって睡眠は大事なんですよ!...でもやりたかったなあ、ガールズトーク」


P「まあ、そういうトークで知らない方が良い話も出るしな...やらなくて良かったとでも思っておくんだな」

裕子「そういうものなんでしょうかね?」ウーム

P「俺は少し後悔したよ...」ズーン

裕子「て、テレパシーは封印しておきますね...」

P「そもそもないだろ」


P「まあでも、そうだな...温泉浸かった後、少しだけならガールズトークまがいのことしてやるよ」

P「今日のお礼とお詫びってことで」

裕子「本当ですか!?それじゃあ、ユッコの初ガールズトークですね!」

P「そんじゃま、温泉行こうか...つっても本当に温泉なのかは怪しいもんだけどな」

裕子「さー行きましょう!さいきっく温泉でエスパーユッコ、パワーアップ!」


男湯
露天風呂

ガララ


P「おおー、やっぱり景色は相変わらず素晴らしいな!」ジャブ

P「紅葉も美しいし、空気は澄んでるし!」

P「...ただ撮影で使った所には遠く及ばないな」

『おおおおーっ!!』

P「ん?」

『自然のパワーを感じますよ!んんん~...ユッコの超能力がまた一つ向上した予感!さいきっくエコー!やっほー!!』アッホー

P「裕子ーうるせー」


女湯
露天風呂


裕子「プ、プロデューサー!?」

『そうだけどー』

裕子「ここは女湯ですよ!?」

『そっちにはいねえよ!』

『...男湯が隣にあるんだよ。多分その石の壁挟んで隣同士なんだろ』

裕子「ああ、なるほど...プロデューサーが覗きに来たのかと思いましたよ!」

『...お前なあ、まともな大人は覗きなんかしないから』

裕子「でも私の学校であったんですよ、覗き騒動!」

『なにっ!?』ザバァ

裕子「未遂だったんですけどね!美少女ユッコから発せられるフェロモンにやられてしまったんでしょうね、アハハ!」


男湯
露天風呂


P(確かに裕子の体は扇情的だからな...年頃のガキには刺激が強すぎるか)

P(まあ裕子を覗いたら二度と日の光を拝めなくしてやるけどな)

P「その年の男子には気をつけろよ、裕子。奴らは性欲の権化だ、下心の塊だ」

『そんなことはないと思いますけど...』

『でもみんなから注目されるって悪い気はしないんですよね、全然!』

P「そうかもしれないけど...裕子は人の裏に鈍感そうだからなあ、少し心配だよ」

『裏ですか?』


女湯
露天風呂


『そ、隠されたそいつの本性みたいなもんよ』

裕子「...」

裕子「つまり、私で言う美少女とサイキッカーの顔ってことですね!」

『あーうん、今ので不安が募ったわ』


『裕子、お前は優しいし明るいし、人を楽しませてくれる奴だと思う』

『でも世の中には...特に大人の世界には、他人を陥れようとする人は沢山いるんだ』

『そういう人を敏感に察知することも、これから大事になるからな』

裕子「うーん...よく分かりませんね」

裕子「でも大丈夫!危なくなったらプロデューサーが守ってくれるって、信じてますから!」

『...はあ、嬉しいのやら嬉しくないのやら』

『裕子!俺はもう出るからな!』ザバァ

裕子「あ、なら私も出ます!」ザバァ

『テレポートしなくていいから、ちゃんと着替えてこいよ』

裕子「も、もうわすれませんって!」


Pの部屋


バーン


裕子「レッツさいきっく~ガールズトーク!!」

P「テンションたけーな」

裕子「いやあとっても楽しみにしてたんですよ!なんだかんだ言って、今の子ってガールズトークしないと思うので...」

P「え、そうなの?ボーイズトークはよくやったんだけどなあ」

裕子「男の子を部屋に呼んだりすることが多いみたいなので、女の子だけでトークすることってないんですよ」

P「...なるほど、お前は男子が来る前に寝てたのか」

裕子「私の部屋は呼んでなかったみたいですよ?」

裕子「それは置いといてやりましょう、ガールズトーク!」

P「...え、そういう始め方なの?」


裕子「じゃあどう始まるんですか?」

P「いや、普通にそれとなく始まるんじゃないの?」

裕子「それじゃあただのお喋りじゃないですか?」

P「夜間トークってのはな、内容が一線超えてもお咎め無しなのが特徴なんだよ」

P「あとは布団に入って消灯して...くらいか」

裕子「なるほど!ならプロデューサー、布団を敷いて電気消しましょう!」

P「ええ...めんどくせえ...」


............


裕子「消しまーす...さいきっく消灯!」パチン

P「...あだっ!踏むな裕子!」

裕子「す、すいません...」モゾモゾ

裕子「それじゃあ、始めましょうか!一線超えますよ!」

P「どんなのがくるんだ?」

裕子「じゃあ、えーと、えーと...あ!」

裕子「プロデューサーって結婚しないんですか?」


P「結婚かあ...したいよね。願望はあるよ」

裕子「へえ、意外です!」

P「ただ結婚するってことは大変なことだし、それにはそれなりの苦悩もあるし努力も必要なんだよ」

P「願望はあるけど、それだけの苦悩も努力もするつもりはない。だから結婚はしない」

P「...こんなこと言ってると障害独り身になりそうだ」ハハハ

裕子「それじゃあ結婚したい人...は、いるんですか?」

P「仮にもアイドル事務所にいるんだ...この人すげー美人だな、とか可愛いなって思うことはあるさ」

P「でもそれだけだよ。それと結婚は違うさ」

裕子「なんだか難しいですね...結婚って」


P「そりゃそういう人といるとドキドキするし、その...なんだ、俺も童貞だし...そっちの興味がわくこともないわけじゃない」

裕子「ど...なんですか?そっちはどっち?」

P「まあ、とりあえず!生涯一緒にいたいって思える人って言うのは...まあ、いないかなあ」

裕子「私の学校の友達とかで付き合ってる子もいますけど...それとはまた違うんですかね?よく分かりません...」

P「高校の頃なんて殆どお遊びさ。まあ、でも良い経験になるとは思うけどね、そういうのも」

P「裕子は駄目だぞ!」

裕子「わ、分かってますよ!」


裕子「でもじゃあなんで付き合うんでしょうかね?別に結婚するわけでもないのに」

P「さあな。俺はそんな経験ないから分からん」

P「ただ...」

裕子「ただ?」

P「もし裕子が誰かを好きになったら...その気持ちは大事にしてほしいと思う」

P「裕子はアイドルだからこそ、そういった気持ちにどう向き合うべきかしっかり考えて、しっかりと何らかの決断を下せば良いと思う」

裕子「プロデューサー...良いことを言いますね!」

P「俺は応援しないけどな!」

裕子「えーっ!?酷くないですか!?」


P「...え、まさか裕子好きな人いるのか!?」

裕子「いませんって!...というか、私好きとかそういうのよく分からないんですよねー...」

裕子「超能力者が好きですって言ったら、みんなから白い目で見られるんですよね...本当のことなんだけどなあ」

P「んー...そうか、そういうことね」

P「裕子、ちひろさんは好きだろ?」

裕子「はい!いつもお世話になっていますから!」

P「でもそれと ”異性が好き” の好きは少し違う」

裕子「?」

P「つまりな、」

P「人を好きになるってことはな...異性を好きになるってことはな、こう胸がドキドキして、その人ともっと体で、心で触れ合いたいって思うことだ」

P「そしてそのことで苦しむことだ」

裕子「...」

裕子「つまりはサイキックパワーの昂りですね!」

P「わけがわからないよ」


P「ま、結局は自分で気付けってことだ!」

裕子「えー、もう少し教えてくださいよ!」

P「もう無理!俺にもよく分からないんだから!」

裕子「じゃあ話題を変えましょう!」

裕子「プロデューサー、スペインでのテレパシーですけど...」


数十分後


裕子「だから今なら出来ると思うんです!」

P zzz...

裕子「プロデューサー?」

裕子「...もう寝ちゃってますね。仕方ないですね、私は部屋に...」

裕子「...」

裕子「ちょっとパワーを貰おう...」モゾモゾ


裕子「...!」ドキドキドキドキ

裕子(ま、またドキドキしてきた...)

裕子「プロデューサー、手を借りますね...」ドキドキドキドキ

裕子「...」

裕子「抱きついた方が効率的に良かったりして...」

裕子「...うん!きっとそうです!きっと!」



ギュ



裕子「ち、近い...」ドキドキドキドキ

裕子(緊張する...けど、これは間違いなくパワーを貰ってる証拠!)

裕子 ドキドキドキドキ

裕子「感じます...感じますよサイキックパワーの昂り!」ドキドキドキドキ











裕子「...あれ?」ドキドキドキドキ


裕子「サイキックパワーの昂りってことはつまり...」ドッドッドッドッ










翌朝
裕子の部屋


ピンポーン


P「裕子ー、起きてるかー」

裕子『は、はい!ただ今!』


ガチャ


裕子「おはようございますプロデューサー!」

P「おう、おはよう。それじゃ朝ご飯食べて事務所に帰ろうか」

裕子「はいっ!今日もしっかりパワー充電出来ましたから!」

P「はいはいそりゃあ良かったな」

裕子「今日もはりきって行きましょう、プロデューサー!」


帰りの自動車にて


P「裕子、今回はごめんな?結局俺、夜も先に寝ちゃったしさ」

裕子「いえいえ、プロデューサーはいつも頑張ってますから!眠たくなってしまうのも仕方ないですよ!」

P「本当にごめんな...」

P「...あ、そうそう、裕子はあのまま俺の部屋で寝ちゃうんじゃないかと思ってたけど...ちゃんと自分の部屋で寝たんだな」

裕子「あ!それなんですけど...」

P「?」

裕子「プロデューサーが寝たところまでは覚えているんですけど...そのあとがどうも思い出せなくて...」

P「なにそれ恐い」


裕子「私、朝起きたら自分の部屋の床で寝てたんですよね...布団も敷かずに!」

P「部屋に帰ってすぐ寝た...ってことか?」

裕子「まあ、そうなのかもしれませんけど...」

裕子「こういう時こそ、さいきっくリコール!」

裕子「説明しよう!さいきっくリコールとは忘れてた何かを思い出し、取り戻す能力である!」

裕子「この旅行中、プロデューサーはずっとこれにかかっていたんですよ!」

P「なるほど。それで青春を思い出して取り戻すって設定だったのな」

裕子「設定じゃないですよ!」


裕子「それでは、さいきっくリコール!ムムムーン!」

裕子「...あ」

P「思い出したか?」

裕子「お、思い出してません!思い出してませんからね!いやー珍しいですね!エスパーユッコの超能力が不発だなんて!」

P「あ、そう?まあ、その空白の時間で変なことしてなきゃ良いんだけど」

裕子「ししししししてないです!なんにもしてないです!」

P「おおう、そうか、いや、なら良いんだが...」

裕子(さいきっくリコール...よりによって本当に成功するなんて...)









裕子「さいきっく大弱り...!」

P「?」









終劇!


これにて終わり
なんか公式の進展があったらまた裕子ss書くよ
まあ、それまでは他の続き書いたり新しい奴書いたりします
見てくれた人ありがとう

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