モバマス・堀裕子のSSです。
書き溜めてあります。何かあれば指摘してもらえると幸いです。
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ガチャ
モバP「ただいま戻りました」
ちひろ「お疲れ様です、プロデューサーさん」
モバP「ちひろさんもお疲れ様です」
ちひろ「いえいえ、どうでした?スカウトの方は?」
モバP「ん~、今日はてんでダメでしたね。ティンと来る子がいませんでした」
ちひろ「そうですか。まあそういう日もありますよね」
モバP「そうですね。地道にやっていきますか」
ガチャ
裕子「エスパーユッコ、ただいま帰還しましたー!」
ちひろ「あら、裕子ちゃんおかえりなさい」
裕子「ただいまです、ちひろさん!」
モバP「お疲れユッコ。レッスンどうだった?」
裕子「ふっふっふ、ばっちりですよプロデューサー!」
モバP「そうかそうか、それはよかった」
裕子「プロデューサーの方はどうでした?」
モバP「俺?ダメだったよ。また明日頑張るさ」
裕子「むー、残念ですね」
モバP「ところでこのあとはどうするんだ?帰るなら送っていくが」
裕子「んー、ちょっとトレーニングしてから帰ります」
モバP「トレーニング?レッスンも終わったあとなのに熱心だな」
裕子「トレーニングはトレーニングでもサイキックトレーニングですよ」
モバP「なんだ、感心して損したな」
裕子「あー!なんですかその言い草は!普段のトレーニングがあってこそ今のエスパーユッコがあるんですよ!」プンプン
モバP「すまんすまん。ところでサイキックトレーニングって具体的に何をするんだ?」
裕子「おやおや?もしかして?サイキックトレーニングに?興味がお有りですか?」ドヤッ
モバP(うぜぇ…)
裕子「仕方ないですね、今回は特別にプロデューサーにトレーニングを見せてあげましょう!」
モバP「わーい」(棒読み)
ちひろ「仲良しですねぇ」
裕子「まずはこれです!」
モバP「スプーン…スプーン曲げか」
裕子「ぴんぽんぴんぽん大正解!さすがはプロデューサー!」
モバP「それぐらい誰でも分かるだろ」
モバP「んで、具体的にはどうするんだ?」
裕子「まずスプーンを持って目を閉じて瞑想します」
モバP「ほう」
裕子「そして精神を集中して…念じて念じて…」グヌヌヌ
モバP(すごい迫力だ)
裕子「フンッ!!!!!!!!!!!!!」グニャ
モバP「力業じゃねーか!!!!!」
裕子「違いますよ、超能力です」エッヘン
モバP「全く…って、このスプーン結構固いぞ…すげーなお前…」
裕子「これがエスパーユッコの力です!」
ちひろ「裕子ちゃん、事務所のスプーン曲げるのだけはやめてね?」
裕子「わ、わかってますよー」ハハハ…
モバP(前にちひろさんに怒られてるの見かけたけど、これだったのか…)
裕子「さ、さて次はこれです」スッ
モバP「コップ?」
裕子「これに水をなみなみと注いで…」
モバP「ほう、なんだかすごそうだな」
裕子「そして葉っぱを載せます」
モバP「…ん?」
裕子「そして手を添えて…」
モバP「これ超能力じゃなくて念能力じゃねーか!!!!」
モバP「しかもトレーニングじゃねーし!水見式だし!属性調べるやつだし!!」
裕子「そ、そんな矢継ぎ早にツッコまなくても…軽いジョークですよ、サイキックジョーク」
モバP「全く…お前サイキック付ければ誤魔化せると思ってない?」
裕子「そ、そんなことはありません!」
裕子「さて、次はこれです!」
モバP「ほう、知恵の輪か」
裕子「そうです。これで脳を活性化させて超能力を強くするんです」ドヤッ
モバP(前にもやってるの見たけど、すっげー簡単なやつに時間かけてたよなぁ)
裕子「これをこうして…あれっ、こう…?ん~」カチャカチャ
モバP(そんなに難しそうに見えないけど時間かかりそうだな~)
~十分後~
裕子「ぐぬぬぬぬぬ…」カチャカチャ
モバP(うーむ…こりゃだめそうだ)
裕子「…ふっ、ふはははは!」
ちひろ「」ビクッ
モバP「きゅ、急にどうしたユッコ、気でも触れたか?」
裕子「必殺!サイキック知恵の輪ほどき!!」ブンブンブン
モバP「小学生かお前は…」
裕子「これはただ振りまわしているのではなく、回しながら念動力で外してるのですよ!」ブンブンブン
モバP「それで取れることはあるけど、危ないからやめなさいって」
裕子「フンヌウウウウ!あっ!」ピュー
モバP「あっ」
ちひろ「いたっ」ペシッ
裕子「見ましたかプロデューサー!取れましたよ!」
ちひろ「裕子ちゃん、ちょっといらっしゃい?」ニッコリ
裕子「あっ…はい」
モバP(終わった…)
裕子「すみませんでした…」ショボーン
ちひろ「次から気を付けてね?ケガ人が出たりしたら大変だから」
裕子「はい…気を付けます…」
モバP「だからやめろって言ったのに」
裕子「うぅ…で、でも、これくらいではエスパーユッコはめげませんよ!」
モバP「お前もよくやるよ…」
裕子「今度は危なくないです。これです」
モバP「トランプ?」
裕子「そう、ずばり!透視です!」
裕子「ぐぬぬぬぬー…これは…!ハートの5!」ペラッ
ちひろ「おお!また当たりです!裕子ちゃんすごいじゃないですか!」
モバP「ええ、すごいですね…なぁ、ユッコ」
裕子「なんでしょう?」
モバP「なんでこんなにすごい超能力、今まで披露しなかったんだ?」
裕子「と、とっておきはいつでもあとから披露するものじゃないですか!」
モバP「これ似たトランプ、俺見たことあるよ。もしかしてこれ、トイ○らスで買ったんじゃ
ないのか」
裕子「…良く分かりましたね」
モバP「なあユッコ…このトランプ、手品用じゃないか?」
裕子「…君のように勘のいいプロデューサーは嫌いだよ」
モバP「ずるしてんじゃねーよ」
裕子「すみませんでした」
モバP「まったく、ずるしなくても透視なんてちひろさんでも出来るぞ」
ちひろ「えっ」
裕子「え!そうなんですか?」
ちひろ「いや、そんなこと…」
モバP「まず紙コップを四つ用意しまーす」
ちひろ「あう、なにか嫌な予感がします…」
裕子「ほほう」
モバP「あ、ちひろさんとユッコはちょっと反対側向いてもらえますか?」
ちひろ「あ、はい」クルッ
裕子「エスパーユッコのライバル、エスパーチッヒ現る…」クルッ
モバP「これをこうして…」ゴソゴソ
裕子「二人合わせてエスパーチュッコ!これでいきましょう!」
ちひろ「裕子ちゃん、私はエスパーじゃないから…」
モバP「もう向いていいですよー」
ちひろ(なにをやらされるのやら…)クルッ
裕子「ちひろさんは可愛いしアイドルとしてもやっていけますよ!」クルッ
ちひろ「これは…」
モバP「この四つの紙コップに、一つだけモバコインが入ってます。それを当てるというやつです」
ちひろ「プロデューサーさん、私を金の亡者か何かと勘違いしてませんか…?」
モバP「そ、そんなこと思ってないですよ」ハハハ
ちひろ「まあいいですよ。これくらいのお遊びには付き合ってあげます」ハァ
モバP「さすがちひろさん!」
ちひろ「ん~…じゃあ、これで」ユビサシ
裕子「私もそれがあやしいと思いました!」ビシッ
モバP「では…オープン!」パカッ
裕子「ああ!当たりましたよちひろさん!やっぱりエスパーチッヒだったんですね!?」
ちひろ「い、いや…たかだか四分の一ですし…」
モバP「じゃあもう一回やりましょうか」
モバP「なー?ちひろさんでも透視は可能なんだぞー。ユッコも見習えよ?」
裕子「すっ、すごい…十回連続なんて…ちひろさん!師匠と呼んでもいいですか!?」
ちひろ「…プロデューサーさん」
モバP「なんですか?」
ちひろ「これ、全部にモバコイン入ってません?」ジトー
裕子「えっ?」
モバP「あ、やっぱばれてました?」パカッ
ちひろ「やっぱり…」ハァ
裕子「あー!プロデューサーずるしちゃいけないんですよ!」プンスコ
モバP「まあいいヒマつぶしになったろ?ちなみにいつから気付いてました?」
ちひろ「五回目辺りですかねー。さすがにここまで当たると疑いも芽生えますよ」
モバP「初見だと結構騙されちゃうんですよねー」ハハハ
モバP「さてと、もう暗くなってきたからユッコはそろそろ帰れ。送っていくから」
裕子「わかりましたー!」
―車内―
裕子「あーあ、ちひろさんがエスパーだったら弟子にしてもらおうと思ったのになー」
モバP「試しに弟子入りしてみるのも面白いかもしれないぞー?」
裕子「えっ?」
モバP(いやー、紙コップには500MCが一枚と100MCが三枚入ってたはずなんだが…)
モバP(十回連続500MC引くんだからちひろさんは恐ろしいな…)
終わり
以上です。
確かにいつの間にかちひろさんSSになってましたねww
またネタ浮かんだらユッコでSS書きたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。
HTML化依頼出してきます。
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