八幡「雪ノ下をぶん殴りたくなってきた」 (19)
八幡「……もう俺は我慢の限界だ」
八幡「こちらを見るなり何かと罵声を浴びせてきては少しの反省もしねぇ…」
八幡「こいつはァ、めちゃ許せんよなァー?…待ってろよ雪ノ下雪乃、今すぐテメェの誇る自慢の顔をアンパンマンみてーにしてやるよっ!ぐふふっ」
八幡「さて、まずは雪ノ下を呼ばないとな」
八幡「明日は学校だから会えるんだが……放課後の奉仕部だと由比ヶ浜に見られちまうし……」
八幡「…今日は日曜日か、仕方ない今から呼ぶか」
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prrrrr
雪乃「もしもし」
八幡『ああ、俺だ。いきなりで悪いんだが今から俺の家に来てくれないか?』
雪乃「…ちょっと急すぎて訳が分からないのだけれど、何故私がキモガヤくんの家に行かなければならないのかしら?」
八幡「……チッ(出たよ出ましたよ本日最初の悪口…マジで殴りたいわ)…すまん、いきなりで悪かったよ、だがとても重要な話なんだ…兎に角すぐに来てくれ」
雪乃「…電話ではダメなのかしら?あとあなたさっき舌打ちしなかった?」
八幡『……知らん、んじゃ切るから』
雪乃「ちょっと、まだ」プチッ
雪乃「………じゅ、重要な話って……何なのかしら?///」
比企谷家
八幡「………おせぇ」イライラ
八幡「なんだ?あいつはまさか来ないのか?てっきり雪ノ下の真面目さから嫌でも『重要』と言われれば少しは急いで来るのかと思ったが……」イライラ
ピンポーン
八幡「!来たか……」
雪乃「……」ソワソワ
ガチャ
八幡「よお、遅かったな…かなり早く来るかと思っていたんだが」
雪乃「何故私があなたの家まで急いで行かなければならないの?妄想と現実の区別も出来ないのかしら。第一突然すぎるのよ、重要な話なのであれば前もって掛けてこないのかしら、そんな事だからいつまで経っても腐った目をしているのよ」
八幡「……あぁ…悪かった」
雪乃「…ええ、それにしても早く入れてはくれないのかしら、それともわざわざ呼んでおいて玄関で話すのかしら?」
八幡「……わりぃ、入ってくれ」
雪乃「ええ(比企谷くんの家……///)」
八幡「………」
八幡「………」
雪乃「……ねえ、黙っていないで何か飲み物は貰えないのかしら。さっきから徒歩できたから喉が乾いたのだけれど」
八幡「………」
雪乃「……ちょっと、比企谷くん?」
八幡「…ん?あ、悪い、少しぼーっとしちまってた」
雪乃「はぁー、で、何か飲み物が貰えると有り難いのだけれど」
八幡「…おう、今は麦茶しかないから麦茶でいいか?」
雪乃「ええ」
八幡「(何なんですかぁ?こいつはお客様だから何言っても良いとか思ってんですかぁ〜?家に来るなりいきなり悪口言って喉が乾いたから飲み物だあ?ふざけんなよこの糞ノ下!あぁ殴りてぇ!今すぐ殴りてぇぞコイツァよぉ〜!!)」
雪乃「……ノロガヤくん、まだなのかしら?」
八幡「…ちょっと……ちょっと待ってくれ……」ビキビキ
雪乃「……ねぇ比企谷くん」
八幡「あぁ?」
雪乃「その、小町さんは居ないのかしら?」
八幡「…あぁ、小町は親としばらく旅行に行ったからな」
雪乃「そう……じゃあ、その…二人っきりって事かしら?///」
八幡「あぁ、まあな。カマクラを除けば俺とお前の二人きりだな、そう…二人っきりだ」ニヤッ
雪乃「そ、そう……///」
雪乃「ところで重要な話とは何だったのかしら?随分急いでいたようだけど」
八幡「……あぁーそういやそんなこと言ってたっけな、なぁ雪ノ下、お前確か嘘は吐かないんだったよな」
雪乃「?ええまあ、それがどうかしたの?」
八幡「お前何か悪いと思った事をした事あるか?」
すまん寝落ちしちまってた
夜に続き書くと思う
このSSまとめへのコメント
おい八幡は雪乃の電話番号は知らないはずだぞ
いいじゃねえか、それくらい
小町が教えたとか勝手に登録したとか自分で考えとけ