【咲--Saki】京太郎「須賀君と××さんと!」 (481)

(´・ω・`)やあ ようこそ、京太郎スレへ
この鬼殺しはサービスだから、まず飲んで落ち着いてほしい

このスレは、延々と小ネタを募集しつつ拾いまくるだけの、短編集的な何かだ
物語に主軸はなく、連続性は曖昧で、ヤマもオチも意味もない、そんなスレさ
にもかかわらずズルズルと6スレ目……呆れたものだが、まあ、そんなスレもあるさ
先のことは誰にもわからないが、まあ、ゆっくりしていってくれたまえ

【貼り紙】
基本文量が少ないので無宣言不定期投下となっています
ネタは常時受付 ただし処理不可能なもの、胸糞・直球エロはまず無理です
ネタ被りが多発していますがご容赦下さい
回収遅れのネタが異様な数ありますが、ゆるりとお待ちいただければ幸いです
唐突な飯テロにご注意下さい
>>1はロリコンではない ないのだ
信じて下さい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413080533

連日寝落ちしてたん
スレタイから何からもうぐっだぐだやんね…



 【焦げ】


久「焼きおにぎりってさぁ」

京太郎「はい」

久「意外と難しいわよね」

京太郎「あー、そうですね確かに」

久「この間七輪で網焼き試してみたんだけど、ちょっと失敗してぼろぼろになっちゃったわ」

京太郎「結構気を遣ってあげないとこびりつきますからねぇ」

久「まあ、焦げたら焦げたで美味しいんだけどね」

京太郎「超わかります」

久「やっぱり手っ取り早くオーブントースターでやったほうが楽かしら」

京太郎「そうなんでしょうけど……なんかあれはあれで「焼ける」っていうより「乾く」現象が起きません?」

久「あぁ……確かにあるわね。カリカリどころかガチガチになっちゃう部分ができるの。あれは嫌だわ……」

京太郎「水分ゼロの米って意外と無茶苦茶硬いですからねぇ……」

久「やっぱり焼きおにぎりって言ったらこう、外はパリッ中はフワッて感じじゃないと」

京太郎「あと焼いてる時の、立ち上る醤油が焦げた匂い。あれがたまらないんですよ」

久「わかるわかる。あれはもう凶悪な兵器だわ」

京太郎「味噌なんかもいいですよね。あとは変わり種だと焼肉のタレを塗ってみたり」

久「あー、焼肉のタレはやったことなかったわ。今度やってみようかしら」

京太郎「ただしバター、テメーはダメだ」

久「……やらかしたのね」

京太郎「はい、ものの見事に……」



あー焼きおにぎり食べたい

何故バターが駄目かって?
単なる失敗談だ、気にするな ちゃんと作れば美味いから好きよアレ


 【艦これ】 ※俺は提督ではないので詳しくは知らん



久「金剛がこないよ……金剛がこないよ……」ズーン…

京太郎「ちょっと怖いっすよ部長……どうしたんすか一体」

久「金剛がこないのよ……」

京太郎「いや何の話ですか」

久「艦これ」

京太郎「はぁ」

久「榛名も比叡も霧島も居るのに金剛がこないのよ」

京太郎「いや知りませんがな」

久「金剛型って言ってね、金剛・比叡・榛名・霧島の4人、じゃなかった、4隻姉妹の戦艦がいるのよ」

京太郎「……??」

久「4人揃えないといけないんだけど、金剛だけ何回やっても何回やってもこないのよ……」

京太郎「……さいで」

久「建造で金剛型引き当てることはや54回……8割榛名ってどういうことよ……」

京太郎「…………」スクッ スタスタスタ…

久「ドロップはほとんど比叡だし……霧島は1隻しか来てないけど……」イジイジ

京太郎「…………」カチャカチャカチャ トポポポポポポ…

久「なんなの? もう榛名とジュウコンカッコカリでもしろっていうの? 可愛いのは認めるけど流石にめげるわよ私……」シクシク

京太郎「よくわかりませんが、とりあえず紅茶でも飲んで落ち着きません?」

久「…………」

京太郎「…………」

久「……須賀君、実は金剛って名前だったりしない?」

京太郎「貴女は何を言っているんだ(混乱)」



友人のぼやきがあまりにしつこいのだが、なんだ、金剛ってそんなレアなのか

俺……着任したら雷ちゃんとケッコンカッコカリするんだ……
まあ大体間が悪くて抽選に間に合わんのだが


 【しいたけ】



久「三大ナントカの秋といえば?」

京太郎「また唐突に……スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、あたりですかね」

久「でも正直スポーツするには風が冷たいし読書するには夜冷え込むわよね」

京太郎「身も蓋もねぇ!? いやまあ確かにその通りではありますけど」

久「よって秋とは食欲の秋こそがその真髄だと思うわけよ」

京太郎「こりゃまた大きく出ましたね」

久「というわけで須賀君、ちょっとそこの山まできのこ狩りにでも行かない?」

京太郎「斬新な誘い文句だなぁ!! せめてもうちょっと女子高生らしい発言をですね……」

久「ところでしいたけって自生してたりするのかしら」

京太郎「聞いちゃいねえ」

久「よく秋の味覚としてマツタケが挙げられるけど、正直何がいいのかさっぱりわからないのよね、あれ」

京太郎「ああ、それは確かに。わざわざ高い金出してまで食べる価値があるかというと……」

久「正直しいたけとかなめことかえのきで十分よね」

京太郎「むしろしいたけ最強説を推していきたい」

久「しいたけ、醤油、バター」

京太郎「なんて完璧な組み合わせなんだ……」

久「薄く切って炒めるもよし。丸のまま焼いて、傘を裏返したところに醤油を垂らすのもよし」

京太郎「これだけで白米3杯は美味しくいただける」

久「汁物との相性もいいし、炊き込みご飯の具としても欠かせない存在よね」

京太郎「殊の外万能なんですよね、しいたけ」

久「特に薄切りしてバターと醤油で炒めるのはほんと最高だわ。たまに無性に食べたくなるのよ」

京太郎「まあだいぶ塩分過剰ですけどね」

久「そこはもう気にしたら負けよ。ああ、それにしても……ねぇ?」フー

京太郎「そうっすねー……」フー



京久「「焼きいも食べたい……」」



優ま和咲「「「「しいたけは!!?」」」」



カァン!!

まいたけの天ぷらの美味さは異常


 【どーなっつ】



淡「どーぉなっつは~♪ どーぉなっつは~♪」

京太郎「小麦粉、卵、水、バター、砂糖、塩、イーストで出来ています」

淡「あと油少々!」

京太郎「少々どころか揚げた場合モロだけどな」

淡「あわ? 揚げないのあったっけ?」

京太郎「結構前からあるんだが……焼きドーナツっつったか。揚げたのに比べるともちっとしてるのが特徴だな」

淡「もちっとしたどーなっつ……」

淡「ぽんでらいおん?」

京太郎「ポンデリングな。そして違う」

淡「色々食べても結局最後はオールドファッションに戻るよねー」

京太郎「まあなぁ。シンプルなほうがドーナツ食ってるんだなーって感じもするし、そのせいじゃないか?」

淡「ところでさ、きょーたろー」

京太郎「ん?」

淡「『どーなっつ』と『どーなつ』ってどっちが合ってるの?」←真剣

京太郎「……どっちでもいいんじゃねぇの?」



あーミスド行きたい
そして帰り道で心当たりのない妹に襲撃されたい


 【ロボット】


久「心のあるロボットがどうこうとかよく見かけるけど、最近のロボットってあんまりロボロボしてないわよね」

京太郎「なんすかその表現……」

久「つまりロボットっぽくないと言いたいのよ」

京太郎「はぁ……まあ、確かにそんな感じはありますね」

久「でしょ? 全くけしからん話だわ」

京太郎「本音は?」

久「いいぞ! もっとやれ!」ヒューッ♪

京太郎「…………」

久「……なんだか喰い付きが悪いわね、どったの?」

京太郎「あー……うーん……なんというかですね」

京太郎「……ロボットに人間の真似事をさせることについて抵抗がというかなんというか」

久「あら……意外ね、須賀君は男の子だし、ロボットとかロマンだと思ってたけど」

京太郎「現実的に考えた時にちょっと……詳しく聞きます?」

久「是非」ウン

京太郎「現状の社会構造上、ロボットが必要とされる場面って要するに人間の代用が必要な状況なわけじゃないですか」

久「言っちゃえばそうね。まだ実用化には程遠いけど、ぱっと思いつくのは介護とかかしら」

京太郎「それ以外にも、生身の人間じゃ行き辛い場所の調査とかもありえますよね」

久「あー、なるほど。宇宙だとか深海だとか南極だとか?」

京太郎「はい。……で、そこに向かうロボットに、人間と同じような心があったとします」

久「うん」

京太郎「……どう思うんでしょうね。ロボットだって理由だけで、そんな場所に送り込まれたら」

久「…………あぁ、なるほど。須賀君の言いたいことがなんとなく見えてきたわ」

京太郎「まあ理由のひとつはそういう話です」

久「ん? まだほかにもあるってこと?」

京太郎「もうひとつのほうはもっと単純ですよ」

久「うーん、何かしら……」

京太郎「奴隷です」

久「……思ったより重いわね」

京太郎「多分大抵の人はわかってるんじゃないかと思うんですけどね。人間と同等のロボットなんて作ったらどんなことになるのか、って」

久「ロマンだけじゃやってけないのねぇ……」

京太郎「むしろ、だからこそロマンなのかもしれないですけどね」

久「なるほど、一理あるわね」


久「…………で、Xシリーズは面白かったかしら」

京太郎「ゼロシリーズも忘れないでいただきましょう」キリッ

久「須賀君はゼロ派かぁー」

京太郎「例の博士がどうしても悪人だと思えないんですよねぇ」シミジミ



\アイリスー!!/



京太郎「穏乃ちょっとおいで」チョイチョイ

穏乃「んぉ? なにー?」テトテト

京太郎「左手出して」

穏乃「うん」


 すっ


穏乃「……?」 E: 指輪(左手薬指)

穏乃「…………」ジー ジロジロ

穏乃「……」


穏乃「ほにゃぇやっ!!?」ボッ!!

京太郎「おお、伝わったか」



【プロポーズ(?)してみた 穏乃】


 【影踏み】



久「須賀君、影踏みしn」
京太郎「嫌です」

久「……」

京太郎「……」

久「影h」
京太郎「嫌です」

久「……」

京太郎「嫌です」

久「まあ嫌よね」

京太郎「地味に怖いんですよあれ」

久「正直ちょっと眠れなかったわ」

京太郎「やっぱり見たんですか」

久「うん、まあ、流れで」

京太郎「昼間放送するようなもんじゃないですけど、深夜にやられるとそれはそれでキツいものがありますよねぇ……」

久「前の回とか朝まで布団の中でカタカタしてたわよ私……」

京太郎「カタカタしちゃいましたか」

久「そりゃもうインハイの時の末原さんバリよ」

<メゲるわ……

京太郎「一話目はそんなでもなかったんですけどね。むしろなんか好きですし」

久「なんかいいわよね、あれ。二話三話も面白いし好きだけど、なんか、こう……」

京太郎「キますよね……」

久「正直クセになりつつあるわ……」

京太郎「俺は既にクセになってますよ」

久「ヤバいわね……」

京太郎「はい……」


久「で、影踏m」
京太郎「嫌ですってば」



蟲師がIMEの変換候補に入っているということに驚愕した


淡「ねーねーきょーたろー」

京太郎「どしたー?」

淡「着替え忘れちゃった」

京太郎「お前な、ちゃんと確認してから風呂入……ちょっと待てなんでここにいる」

淡「着替えどこだっけ?」 E: タオル(小さい方である)

京太郎「どこだっけじゃねえよせめてバスタオル巻いてこいや!?」

淡「あわ? タオルならつけてるよ?」

京太郎「前しか隠れてませんけども!?」

淡「んふふー、嬉しいくせにー♪」

京太郎「わざとかよ!! どこからわざとだ!!」

淡「ん? んー、全然」

京太郎「 素 か よ ! ! 」

淡「でさー、着替えどこだっけ?」

京太郎「ちょっとは動じなさいなこのおバカ!!」



【忘れもの】
京ちゃんマジおかん


 【昔の】



淡「面子ってさー」

京太郎「んー?」

淡「メンコって読めるよね」

京太郎「まあ、字は同じだからな」

淡「というわけでこんなものが出てきましたー」


っ[牛乳瓶の蓋]


京太郎「何故そんなものを……!」

淡「なんか麻雀部の物置にあったみたい」

京太郎「マジかよ。うわしかも重ねて中にコイン挟んでるやつまである」

淡「すごい綺麗に平らにしてあるよねー。っていうかすごい数……」

京太郎「小学校ならまだしも何故高校にこんなものが……」

淡「あわ? 小学校? なんで?」

京太郎「昔は給食の牛乳は全部瓶牛乳だったらしい」

淡「へー」

京太郎「ミルメークは粉だったらしい」

淡「嘘ぉっ!?」

京太郎「そしてきなこ揚げパンの日は戦争だったらしい……」

淡「あー……」



今パック牛乳なんだってね……マジかよ……


 【流れで】



淡「ねえねえデクノボー」

京太郎「須賀だよ覚えろ」

淡「覚えてるよ?」

京太郎「覚えてんのかよ! じゃあ名前で呼べよ普通に!」

淡「すがきょーたろー」

京太郎「おお、覚えてんじゃねーか……」

淡「でさ、デクノボー」

京太郎「須賀だよぉぉ!!」

淡「知ってるよ?」

京太郎「わぁっとるわ! 何故頑なに名前で呼ばない!!」

淡「んー……、流れで」キリッ

京太郎「どんな流れだ」

淡「さあ?」

京太郎「」ズコー

淡「それよりデクノボー、今日のおやつ何ー?」

京太郎「お前ほんっと良い根性してやがるな……」

淡「ふふーん、高校百年生ですから!」ドヤァ

京太郎「あっそ……今日はシュークリーム作ってきたけど、お前カスタード大丈夫だったか?」

淡「おー、シュークリーム! だいじょぶだいじょぶ! よくやったデクノボー!」

淡「でもなんで確認?」

京太郎「たまにカスタード駄目な人とかいるんだよ。一応ありとなしで作ってきたけどな」

淡「あわー、そーなんだ。じゃあ、もし余ったら淡ちゃんが全部食べてあげるね!」

京太郎「……太るぞ」

淡「ふふふ太ったりしないし!? 高校百年生ですし!?」アワアワ

京太郎「それ関係あんのか?」

淡「ん? んー……」

京太郎「…………」

淡「ないね!」ドヤァ

京太郎「ないんかい!!」



アワイニウム(もしくはキョウアワミン)補給中

知ってるか? 人間って独楽みたいに回るんだぜ
飛ばなかっただけマシだろうさ……眼鏡は吹っ飛んだがな



 【いつも通り】



淡「きょーたろー、お昼いこー」

京太郎「おお、行くか。どこで食う?」

淡「最近寒いから中の方がいいかなぁ」

京太郎「じゃあ、食堂か部室だな」

淡「部室開いてるかな?」

京太郎「鍵なら預かってるぞ。ほれ」

淡「あわ? 鍵って部長か先生しか持ってないんじゃないの?」

京太郎「なんか知らんが、この間もうお前も持ってろっつって渡されたんだよ」

淡「へー、なんでだろ?」

京太郎「うーん……掃除とか整理とか色々やってたくらいしか思い至らん……」

淡「不思議だねぇ。あ、でもでも、これで部室でお昼できるね!」

京太郎「だな。いっそ食材持ち込んで簡単な料理でも作るか」

淡「あはっ、なんかゼイタクだねー♪」

京太郎「ついでに淡に料理の仕方を教えよう」

淡「……にんじんの皮むきだけとかー、じゃ、だめ?」

京太郎「それは料理じゃなくて仕込みだ」



誠子「…………」

誠子(住んでるのか……?) ←通りすがり



昼休みじゃ料理するほど時間ねーだろjk

気付いたら寝ているという恐怖



 【寒くなってきました】



淡「はふぅ~……さむさむ」モゾモゾ

京太郎「あんまもぞもぞすんなー。ほら、集中集中」

淡「はーい」

誠子「…………」

淡「んーっと……あれ? きょーたろー、ここの公式ってどんなんだっけ?」

京太郎「ん? ああそれな。この場合は先にこっちを計算して……」

尭深「…………」ズズー…

菫「…………」

照「…………」ポリポリ

淡「うーん、もーっ! ややこいし!」プンスコ!! ←京太郎の膝の上

京太郎「ややこしい、な。なんかちょっと小さい石みたいになってんぞ」 ←抱っこして淡の勉強見てる

誠子(何故当然のように……!)

照(うらやましい……)ポリポリ

尭深(部活しなくていいのかな?)

菫(どこかに手頃な壁でもないものか……)



いよいよ冬ですね


 【12月15日】



京太郎「淡ー」

淡「んー?」

京太郎「レストランとカフェどっちがいい?」

淡「きょーたろーの手料理かなー」

京太郎「そうきたか……」

淡「あとはねー、お部屋でごろごろー、まったりー、でいいかなっーって」

京太郎「そんなんでいいのか?」

淡「いいのだ!」

京太郎「わかった。そんじゃせめて料理は気合い入れて作るとしますかね」

淡「あとねー、いっぱいかわいがってくれたら嬉しいかなー?」

京太郎「…………」

淡「かなー?」チラッ チラッ

京太郎「……ほら、おいで」

淡「とうっ!」バッ!!

京太郎「ぬあっ!? ──ぐっは! おま、飛びかかるんじゃねえよ!」

淡「すりすりすりすり~♪」ゴロニャン

京太郎「聞いちゃいねえ……」



尭深「……(#^ω^)」ビキビキ

誠子「ここ部室なんだけどなぁ……」

菫「おい、照。ちょっと胸を貸せ」

照「どういう意味……?」



ハァァァァァァァァァァァァッピィィィィィィィィィィィィバァァァァァァァァァスデェェェェェェェェェェイぐふっ!!(吐血)




淡「ねー、きょーたろー」

京太郎「んー?」

淡「サンタさんが来るのって、今日の夜だっけ? 明日の夜だっけ?」

京太郎「……どっちだったかな」

淡「なんか毎年わかんなくなるんだよね」

京太郎「年に一回だからなぁ」

淡「お祝いもどっちでやるのかよくわかんないしね」

京太郎「あー、確かに」

淡「そういえばシチメンチョウってさ」

京太郎「うん?」

淡「顔が7こあったりするの?」

京太郎「それはもはやUMAの類だろう……」

淡「サンタさんって煙突がなかったらどうやって入ってくるのかな?」

京太郎「どこでもドア説と通り抜けフープ説があるがどっちがいい?」

淡「んー、ピッキング説で!」

京太郎「何一つ夢がねえなオイ!!」



気付いたら24日という悲劇
【聖夜の色々】


 【2回目の年末】



京太郎「大掃除も済ませた」

淡「おそばも食べた」

京太郎「おせちも作った」

淡「お正月の飾りも昨日やったし」

京太郎「やることやったから後は年越すだけだなぁ」

淡「だねー」

京太郎「ガキ使でも見るか?」

淡「笑い納め?」

京太郎「そのまま初笑いまで持ってかれそうな気もするけどな」

淡「んー……それもいいんだけど」ノソノソ

淡「とーぅ」ポス

京太郎「うん?」

淡「きょーたろーとのんびりするほうがいいかなーって。ね?」

京太郎「……それでいいかぁ」ナデナデ

淡「~♪」ゴロゴロ

京太郎「音量落として紅白でも流すか」 ←見る気なし(失礼)

淡「紅白って年明けまでやってたっけ?」

京太郎「ちょい待てな。……いや直前で終わるみたいだ」ピッピッ

淡「そっかー」

京太郎「暇だなぁ……」

淡「だねぇ……」

京太郎「とりあえずみかんでも食うか」

淡「白いとこも取ってね」

京太郎「あいよー」



そんな年末




 なお、その頃の長野


和「今年はあの二人は来ないんですね」

咲「……居た方が良かった?」

優希「…………」

和「…………」

咲「ね」



 所構わずイチャついた結果である

言い忘れた
よいお年をー

大丈夫だ、俺よりは遅れていない
あけましておめでとうございます。今年もゆるりとよろしくお願いします



 【羽根つき】



淡「羽子板ってさー」コンッ

京太郎「んー?」コンッ

淡「どっちが表なんだろ?」コンッ

京太郎「あー、どっちだろうな?」コンッ

淡「羽根つきで使うのは絵がないほうだよね」コンッ

京太郎「普通に考えりゃこっちが裏だよな」コンッ

淡「でもなんか納得いかない」コンッ

京太郎「確かに」コンッ

淡「両側とも絵が描いてるのもあるよね」コンッ

京太郎「ああ、あれは本気で裏表がわかんねえわ」コンッ

淡「っていうか羽根つきで使っていいのかな?」コンッ

京太郎「気分的になんか嫌だよな」コンッ

淡「あ、閃いた」コンッ

京太郎「うん?」コンッ

淡「嫌いな上司の顔を羽子板に描くサービスとか儲かりそう!」コンッ

京太郎「生々しいなオイ!」コンッ



菫「……話しながらでよく途切れないな」カッ ズビュシュッ!!

照「ずるい。私も京ちゃんとやりたい」カッ ギュルンッ!!

誠子「というかなんで羽根つきなんかしてんですか私ら」スカッ

尭深「……新年だから、かな」スカッ

菫「よーし二人とも顔を出せ。次はヒゲでも描くか」

誠子「既にかなり真っ黒なんですがそれは」

照「まゆげつなげてみていい?」

尭深「いっそ一思いにお願いします」



三年生は手加減を知らない


 【日蝕む翳】



淡「きょーたろー」ギュー

京太郎「うん? どうした、淡」

淡「きょーたろーが見えなくなっちゃっても私が絶対見付けてあげるからね」

京太郎「いやアニメの話鵜呑みにすんなよ。……でもまあ、さんきゅ」ナデナデ

淡「あわ~♪」フニャ~

京太郎「うーん……」ナデナデペタペタフニフニ

淡「あわ?」

京太郎「淡がいなくなったらか……全っ然想像つかねえ」ムムム…

淡「そお?」

京太郎「お前は想像できるのか?」

淡「ん? んー……」

淡「…………」

淡「無理だね!」キリッ

京太郎「だよなぁ」ナデナデ

淡「~♪」スリスリ



迂闊に蟲師なんて見るもんじゃねえやな 良作すぎて影響受けすぎる


 【ファミチキ】



照「ファミチキください」

京太郎「……何故俺に言うんですか」

照「京ちゃんなら作れそうな気がしたから」

菫「お前は須賀を何だと思っているんだ……」

京太郎「流石に部室じゃ材料も道具も足りないですよ」

照「えっ」

菫「えっ」

誠子「へっ?」

淡「あわ?」

尭深「?」ズズ…

京太郎「……?」

菫「……まさか、作れるのか?」

京太郎「まあ、一応」

照「…………」ドヤァ

誠子(何故宮永先輩がドヤ顔に……)

淡「ファミチキかー……最近食べてないや」

尭深「私はLチキ派」

菫「同じじゃないのかそれは」

淡尭照「「「全然違う(違います)よ?」」」

菫「お、おう……」

誠子「私は揚げ鶏のほうが好きかなぁ」

京太郎「あれ意外と再現難しいんですよねぇ」

淡「できるの?」

京太郎「一応な」

菫「なんでできるんだ……」

京太郎「練習したので」ドヤァ

誠子(何故そこでちょっと自慢げなんだ……)



実際再現できるかどうかは知らぬ
スパイシーチキンもうまいよ!


 【ふぁ】



京太郎「repeat after me. ファミチキ」

やえ「はみちき」

京太郎「ファミチキ」

やえ「はみちき」

京太郎「……ファ、ミ、チ、キ」

やえ「……は、み、ち、き」

京太郎「…………」

やえ「…………」

京太郎「ふ、あ」

やえ「ふ、あ」

京太郎「ふあ」

やえ「ふあ」

京太郎「ファ」

やえ「ぱ」

京太郎「!?」

やえ「!?」



あらぬ方向に滑った模様



京太郎「……朝焼けってのは綺麗だよなぁ」

桃子「っすね~」

京太郎「他に誰もいないし、露天風呂独占での朝風呂ってのもたまにはいいもんだ」

桃子「全くっす」ウンウン

京太郎「…………」

桃子「…………」

京太郎「……で、なんで居る?」


 ※清澄の合宿所である。


桃子「ふふふ、甘いっすね。私の諜報能力は名探偵も真っ青っすよ」ドヤァ

京太郎「ステルスをそんなとこで活用すんじゃねえよ!?」

桃子「他に何に使えと?」 ←真顔

京太郎「論点はそこじゃねえ!!」



 【朝湯】
最近よく朝焼け見るんだよ あぁ眠い…


 【バリッと】



久「こうさ、ポテトチップスとかの袋を開けるじゃない」バリッ

京太郎「はい」

久「須賀君どこから開ける?」

京太郎「え……普通は上側じゃないですか?」

久「まこは下側かららしいのよ」

京太郎「上側が開き辛かったらではなく?」

久「普通に初めから下側からみたい。なんでかしら?」

京太郎「いや俺に訊かれましても」

久「真ん中で開ける人も居るわよね」

京太郎「あー、何人かで食べる時はやりますね俺も」

久「あれ爆発率高いわよね」

京太郎「力の入れすぎなのでは……」

久「山の上とかでやろうとすると袋がパンパンで難易度が上がるわよ」

京太郎「なんすかその無駄な情報」

久「端っこをちょっとだけ切ると解決するわ」

京太郎「そのまま最後まで切ればいいのに……」

久「角を斜めに落とします」

京太郎「はい」

久「袋を叩いて中身を粉々に砕きます」

京太郎「ちょっ」

久「ポテトチップスは飲み物よ!」ドヤァ

京太郎「せめて咀嚼しません!?」



上側って下側より糊付け幅が広い場合があるんだよね



淡「きょーたろー、おっきろー!」ドーン!!

京太郎「おぶらっは!」ゴファッ!!

京太郎「お、ま……! また性懲りもなく……!!」プルプル

淡「そして誕生日おめでとー!」ニパーッ

京太郎「誕生日が命日になる所だよこんにゃろう!」ムニーッ

淡「いひゃいいひゃいいひゃい! あにしゅんのこやー!」ペチペチ

京太郎「うおぉ……すげーやわこい上にえらい伸びるな」フニフニ

淡「ふふーん、もち肌ですから」ドヤァ

京太郎「何故に自慢げなのか」

淡「ノリで?」

京太郎「ノリか」

淡「あ、ケーキできてるよ」

京太郎「朝からか!?」

淡「パンがないならケーキを食べればいいよね!」

京太郎「どっちも元は小麦だよ!!」

淡「うん、知ってる」

京太郎「なら良し」

淡「そういえば、放課後に部室でパーティーやろーって、せーこが言ってた」

京太郎「それで朝からケーキがあるのか」

淡「うん。でもどうやって持っていこう?」

京太郎「普通に外寒いからある程度は平気じゃねえの? 学校着いたら冷蔵庫に入れればいいだろ」

淡「なるほど、そだね」

京太郎「それはそれとして。退いてくれ、起きれねえ」

淡「うん。その前にきょーたろー、ご報告があります」

京太郎「あん?」

淡「朝ご飯のパンがなかった!」

京太郎「そこはガチだったのか!?」



【二年目の誕生日】
変わらない二人



京太郎「…………」


謎の箱「…………」どーん…


京太郎(……朝起きたら部屋のど真ん中に馬鹿でかい包装された箱が鎮座していた)

京太郎(どういうことなの……)

謎の箱「…………」ゴトゴト

京太郎「!?」ビクッ!!

京太郎(っふぅぅ~……! 落ち着け須賀京太郎! 恐らく誰かが中にいるだけだ! 俺の知り合いでこういう意味不明なことをやらかしそうなやつは誰だ!?)

京太郎(…………)

京太郎(駄目だ! 心当たりが多すぎる!!)マイガッ!!

京太郎(くそっ、しかし放置するわけにもいかない……どうする? 開けるか?)

京太郎「…………」

京太郎「!」ピコーン

京太郎(そうだ、訊いてみよう)ウン ※寝起き

京太郎「ノックしてもしもーし」トントン

洋榎「うわははははははははは!! かかったな! 後ろや!!」バァーン!! ※押入れ

京太郎「はあああああああああああああああああああああああああああああ!!!??!?!」ビクーン!!

京太郎「ちょっ、え、ちょ、えぁ!? ほぁい!!?」

謎の箱「と見せかけてこっちもや!!」ビリィッ!!

京太郎「箱から手が!!?」怖ぇ!!

謎の箱「はっ! ほっ! ……あれ、ちょっ、あっ、お姉ちゃん! これ破けへん!」ワタワタ

洋榎「あっるぇー? おかしいなぁ、そない頑丈なわけないんやけど」

京太郎「えっ!? 中身これ絹恵さんなんすか!?」

謎の箱(絹恵?)「お姉ちゃん、出してぇ~!」

洋榎「しゃーないなぁ、ほら手ぇ出し」スッ


「 か か っ た な 」


洋榎「え? ぁ」ぐいっ


  ずるんっ


謎の箱「…………」シーン…


京太郎「」

京太郎「──────ぇぇぇええええええええええええええええええええええええええええええ!!!?!?!??」


謎の箱(洋榎?)「いやぁー! 出してぇー! 出してぇー!!」ガタガタガタガタ

謎の箱(???)「This way...」ガタガタガタガタ

京太郎「ゴンさん!?」

由子「おのれもののけーなのよー!」バァーン!! ※クローゼット

京太郎「真瀬先輩!? ってなんすかその恰好!?」

由子「のよー?」 E: 京太郎の私服

恭子「ちょっと! ずるいでゆーこ!」ズルリズルリ ※ベッド下

京太郎「ホァッ!? 末原先輩まで!?」

漫「あっ、ちょっ、先輩出番まだですよ!」パカッ ※謎の箱

京太郎「上重先輩もぉっ!?」

洋榎「こら漫ー、普通に開けんなー」ニュッ

絹恵「あーもう、グダグダやん……」ニュッ

京太郎「えぇぇぇぇぇ…………皆さん何してるんすか一体……」

郁乃「それはやね~」ヌッ ※背後

京太郎「くぁwせdrftgyふじこlp;@:!!?!?」

洋榎「おぉー、流石京太郎。ええ反応や」

京太郎「ど! ど! ど! どっから湧いたんですか!?」ドキドキ…

郁乃「え~? ずっとおったよ~? 背後に付かず離れず~。な~」ニヘ~

京太郎「なんすかその謎のテクニック……」

京太郎「というか、朝っぱらから皆さん揃って何してんすかマジで……」

恭子「それはな、須賀」ポン

京太郎「はい」

恭子「誕生日のお祝いしに来ただけなんやで」キリッ

京太郎「…………」

恭子「…………」

京太郎「すみませんちょっとどこからツッコミ入れたらいいかわかんねーっす……」

恭子「せやろな」ウン

絹恵「末原先輩、大変です」

恭子「なんや?」

絹恵「善野監督が息してません」

京太郎「居たんすか!!?」ガビーン!!


 ※この後無事蘇生しました。



【姫松の騒々しい誕生日】
テッキトーに書き始めたら何故かこんなことに なんじゃこりゃあ


京太郎「MAMAMA麻ァ雀部ゥ~♪」ガチャッ

久「むぁ、ひょぉはりょぉひゅん」モゴモゴ

京太郎「…………」

京太郎「久さん、折り畳み傘なんて咥えてなにしてんすか」

久「っぷあ。いやいや違うわよ、恵方巻きよ」

京太郎「……あぁ、今日は節分でしたか」

久「そうそう。つまり」

久「全国の女子が一斉に同じ方向を向いて黒くて太くて長いものを咥える日よ!」カッ!!

京太郎「…………」

久「…………」

京太郎「熱でもあるんすか……?」ピトッ

久「いや……うん……ごめん、一回言ってみたくて……」カァァ…

京太郎「久さんもれっきとした女性なんですから、みだりにそういうことを言うのは控えて下さいね」

久「ぁぅ……ご、ごめん……っていうか顔近いんだけど……!」モジモジ…

 ※デコくっつけ状態

まこ(そういうんは家でやれや……!!)

優希(タコスが甘くなるじぇ……)

咲(あっ、今なら四槓子出せそう)

和(咲さんの背後になんだかドス黒いものが!?)



そんな節分の放課後
【恵方巻き】

寝落ちしたった


 【名前の一文字目をどにするとパワフル】



誠子「になるんだってさ」

京太郎「どっからそんなネタ仕入れてきたんすか……」

誠子「んでうちの面子で試してみたんだけど」


 照(てる)
    ↓
 どる


誠子($(ドル)……)

京太郎($(ドル)……)

誠子「よし次」

京太郎「なんかコメントはないんすか!?」


 菫(すみれ)
   ↓
 どみれ


誠子「……どうよ?」

京太郎「なんか音階みたいになってますが……」

誠子「よし次!」

京太郎「尚もさらりと流した!?」


 尭深(たかみ)
    ↓
 どかみ


誠子「強そうだな」

京太郎「感想がシンプル……!!」

誠子「いやだって他にどうコメントすればいいのかさ」

京太郎「何故その状態でまだ続けようと思ったのか」



 誠子(せいこ)
   ↓
 どいこ


誠子「どっこいしょ的な」

京太郎「意味が解りませんが……」

誠子「いいんだよこういうのは感覚なんだから」

京太郎「せめて自分の名前でくらいまともな感想を……!」


 淡(あわい)
   ↓
 どわい


誠子「度合い?」

京太郎「何のっすか……」

誠子「パワフルさの?」

京太郎「……いやもうなんでもいいですけども」


 京太郎(きょうたろう)
   ↓
 どょうたろう


誠子「言いづらい!!」

京太郎「なんで『ょ』を残したんすか!?」

誠子「名前の一文字目って縛りだし」

京太郎「パワフルどころかすっごい間抜けな感じになってますけど!!」



他だと白望(しろみ)→どろみ の液状感とか凄い でもパワフルにはならない 何故だ

おのれ、こんなので腹が痛くなるとは我ながら末期的すぎるだろう……!
そしてドナドナ2番まで暗唱できる俺 だからどうしたという話である


 【雪予報】



淡「じー……」

京太郎「外眺めてどうした?」

淡「今日から雪が降るっていってたから降るかなーって」ジー…

京太郎「そうだなぁ……まだ朝のうちはそんなでもないんじゃないか? 帰りのがヤバいって話だし」

淡「去年くらい降らないかなー」

京太郎「また身動き取れなくなるだろ……」

淡「ニュース見てるとすっごい警戒してるよね」

京太郎「まあ去年がアレだったからな。有事の備えは常にしておかねえと大変だぞってのがよくわかったし」

淡「はっ、閃いた!」

京太郎「あん?」

淡「もう雨が降ったらおやすみでいいんじゃないかな!?」

京太郎「ハメハメハ大王か!!」



十分にご注意を


京太郎「週末に向けて雪の予報とはなんだったのか」

淡「今日とかもう暖かいくらいだったよね」

京太郎「こういうのを拍子抜けって言うんだろうなぁ」

淡「もうちょっと頑張ってくれてもいいのにね」

京太郎「いやまあ頑張られても困るけどもな?」

淡「しょーがない、雪見だいふくで手を打とう!」

京太郎「雪がないのに雪見とは……」

淡「せめて気分だけでもと思って」

京太郎「……まあ、雪がなくても美味いし、いいか」

淡「おこたで食べるとサイコーだよね」

京太郎「寒い日に暖を取りながら食うアイスってなんであんな美味いんだろうなぁ」



【雪、降らず】


 【2年目のバレンタイン】



京太郎「飴玉にもチョコ味とかあるんだなぁ」

淡「そうなの?」

京太郎「ああ。ほれ」

淡「あむっ。んー……、ほんとら、チョコっぽい味ひゅる」

京太郎「なんか粉っぽいよな」

淡「むむ、ひゃしかに! ひょーたろー、にょみもにょ!」

京太郎「たまには敢えてほうじ茶辺りいってみるか」

淡「湯治場?」

京太郎「かすりもしてないな!?」



誠子「おーいお前らー……後輩どもの面倒ちゃんと見ろよー……?」

尭深「聞こえてないんじゃないかな?」ズズー…


< ド ォ ォ ォ ー─── ン … …


誠子「……大学からここまで聞こえるのか。っていうか電話したの誰だよ……」

尭深「いつも通りだね」ズズー…



いつも通りだそうです


 【壁ドン】



久「須賀君、壁ドンやってみない?」

京太郎「───…」

京太郎「……アホなんですかアンタ」

久「なんなら蝉ドンでもいいわよ?」

京太郎「いやできねーっすよ!?」

久「女子力(物理)」キリッ

京太郎「男子だよ!?」

久「いいから壁を背にして立ちなさい!!」

京太郎「俺がやられる側ぁっ!!?」

久「須賀君」

京太郎「はい」

久「壁ドンやってみない?」キリッ

京太郎「キメ顔で言い直すことですかねぇ!!」



でも実際やられたらヒッサは大人しくなりそうである


 【鯛】



久「煮てよし!」

京太郎「! 焼いてよし!」

久京「「でもタタキはいや!!」」

京太郎「ってどうしたんすかいきなり」

久「実は親戚から鯛を貰ったのよ」

京太郎「ほほう」

久「煮付けか、お刺身か、塩焼きか。それが問題ね」

京太郎「それらにプラスしてあら汁というのもアリですよ」

久「いいわね、鯛のあら汁。でも生臭さが残ると台無しなのよねぇ……」

京太郎「ああ、それはですね」

京太郎「例えば器に入れたあらに粗塩を多めに振って、15分くらい置くと汁が出るんでそれは捨てて、身のほうをさっと湯掻いてから流水で塩やら鱗やら汚れやらを落とすと臭みが抜けますよ」

久「…………」

京太郎「もしくは味噌汁なら鍋にあらと一緒に酒をほんの少し入れて煮て、あくを取ればOKっす。後は煮立たないうちに味噌入れて溶かしてお好みの具を入れればできあがりっす」

久「…………」

京太郎「……なんすか?」

久「なんで即答できるわけ?」

京太郎「そりゃあ……」


優希「ん? なんだじぇ? 私らの顔に何かついているのか?」モグモグ

咲「優希ちゃん、食べながら喋るのはお行儀悪いよ」


京太郎「大体あいつらのせいです」

久「なるほど」

咲「え、何? 何の話?」

優希「何か謂れなき侮辱を受けた気がするじぇ」



世話焼き魂に火が付いた結果




久「ところであらに粗塩ってダジャレにしてはちょっと捻りがなさすぎない?」

京太郎「そんなつもりは毛頭ありませんでしたが!?」



ちなみに臭みの取り方はググった

とりあえず生存報告…
なんか、あれだ、急にボールが来たので状態が連続で来てもうなにがなんだか……


 【3/14】



淡「ホワイトデーのお返しってさー」

京太郎「うん?」

淡「なんか、どれそれだったらなんとかー、みたいなのあったよね?」

京太郎「あー……返すもので本命だか友達だか嫌いだかっていうあれか」

淡「そうそれ」

京太郎「でもあれ諸説ありすぎて何が正しいんだかわからないんだよなぁ」

淡「そうなの?」

京太郎「基本的にはクッキーかマシュマロかキャンディか、なんだけどな……。どれがどれなのかってのはまるでアテにならんわ」

淡「そうなのかー」

京太郎「だからもう開き直って、俺は毎年三種詰め合わせセットを用意することにしている」

淡「手作りで?」

京太郎「手作りで」

淡「へー」

淡「……えっ!? マシュマロって手作りできるの!?」

京太郎「できるんだなぁこれが」ドヤァ…



誠子「美味いし……(複雑)」

尭深「お茶に合うよね」ズズー…

菫「この味もしばし食べおさめか……」

誠子「また来る気満々ですか」

照「?」モグモグモグモグ

誠子「その「何を当たり前のことを」みたいな顔止めて」



そういや卒業シーズンでもあるよなぁと今になって気付いた


 【やみつき鶏】



久「商品名でなんとかニワトリって書かれると読み方に迷うわよね」

京太郎「急になんすか」

久「ほら、セブ●の揚げ鶏とか」

京太郎「あぁ……」

久「そういえば●ーソンにやみつき鶏(どり)って出たわよね」

京太郎「ありますねぇ」

久「読めて当たり前みたいに書いてあるのがちょっとイラッときたから、さすがに店員に読み方聞いちゃったわよ」

京太郎「……いや、まあ別にいいんじゃないですか、それで」

久「ちなみに味のほうはそこそこね」

京太郎「ありゃ、ずいぶん辛口な評価で」

久「そう、辛口なのよ」

京太郎「その心は」

久「香辛料が強めに効いてて炭酸がないとちょっと……」

京太郎「なるほど、そういうタイプですか」

久「ビールとかには合いそうな感じなんだけどねー」

京太郎「おいそこの未成年」

久「いやいや冗談よ冗談♪ さすがにそのくらいの分別はあるわよ」

京太郎「…………」ジトー…

久「いやーそれにしてもどーなのかしらねー、休みの日に華の高校生がコンビニ巡りってー(棒)」

京太郎「露骨に話を逸らすし……」



すみませんここまで書いて既に壁が恋しいのですが(憤怒)

どうでもいい話

先日ナデシコのBD-BOXを気まぐれに買い付けた結果



 閉めないで……





 サバじゃないんだからさぁ……



で爆笑してしまった。俺も相当キてるな…


久「ところであれどう? 鶏から」

京太郎「んー……塩っすね。しょうゆはちょっとくどい気がします」

久「そうねぇ、しょうゆならからあげくんのほうが食べやすいかしら」

京太郎「まあそれを言ったら大抵味が濃いんですけども」

久「やっぱり油モノはそうでこそって部分もあるわよね」

京太郎「なんだかんだ色々食べ回しはするものの、最終的に好みに合ってればなんでもいいやってなりますねぇ」

久「京太郎君はどの辺りで落ち着いたクチかしら?」

京太郎「スパイシーチキンです」

久「さっきまでロー●ンの話をしていたというのに……」

京太郎「そういう久さんは?」

久「●ブンのビッグアメリカンドッグ」

京太郎「人のこと言えねぇ!!」

久「だっておいしいじゃない!!」

京太郎「はい!!」



いい返事である

>>285
ナデシコって機動戦艦?なわけないか

>>292
おう合ってるでよ
なおゲキガンガー見たさに買った模様


 【海の家】



久「粉っぽいカレー!」

京太郎「不味いラーメン!」

京久「「そして溶けたかき氷!!」」

優希「海の家の定番だじぇ」

まこ「春先に何言うとるんじゃ……」

京久「「暇なので言葉遊びを」」

まこ「部活はどうした」

京太郎「してますが」

咲「あ、それポン」

京太郎「ほれ」

優希「ところでなんで粉っぽいカレーなんだじぇ?」

久「んー、なんて説明したらいいかしら。ルーが溶けきってないというか、水気が足りないというか?」

京太郎「いや食ったことないんでわかんないですけどね」

和「不味いラーメン……って、どう不味いんでしょう……」

優希「きっとタコスが入っていないんだじぇ」

咲「普通は入ってないよね……?」



盛況な祭の出店の食い物ほど不味いもんはない!(偏見)


 【俺物語!!】 ※若干のネタバレを含みます



淡「最初物語シリーズかと思ってた」

京太郎「何が」

淡「俺物語!!」

京太郎「耳元で急に叫ぶなよ」

淡「タイトルがそうなってるんだもん」

京太郎「そういやそうだな」

淡「あと表札もビックリマークついてるよね」

京太郎「あぁ……『剛田!!』になってたなそういや」

淡「スナの断り文句のさー」

京太郎「うん?」

淡「ダメってなんなんだろう」

京太郎「……確かに」

淡「嫌いとかヤダはわかるんだけど」

京太郎「ダメってなぁ」

淡「ねぇ」

京太郎「……ダメって」

淡「……ダメって」

京太郎「…………ダメっておま」クククッ

淡「っ、っっ」プルプル

京太郎「いやもうダメってどういうことだよっ」クックックッ…

淡「っ、あはっ、あははははははははははっ!」ケラケラケラ



誠子「…………」

尭深「…………」ズズー…

誠子「なんであいつら当然の如くひっついてんだろうね」

尭深「今更そこにつっこむの?」



なんかツボにはまった ダメてwww


淡「あ、どうしよう」

京太郎「うん?」

淡「ざっはるてると食べたい」

京太郎「ザッハトルテな」

淡「そうそう、ざっとはるて」

京太郎「ザッハトルテな」

淡「あわ? ざ・っ・は・て・る・て」

京太郎「ザ・ッ・ハ・ト・ル・テ」

淡「ザ・ッ・ハ・ト・ル・テ」

京太郎「ザッハトルテ」

淡「ザッハトルテ」

京太郎「よし」

淡「ところでざってはるとってどんなの?」

京太郎「ザッハトルテだってば」

淡「あわ?」

京太郎(かわいい(迫真))



ヒロインより先に主人公にまず萌える問題


尭深「ちなみにザッハトルテとは、チョコレート味のバターケーキにアンズのジャムを塗った後、表面全体を溶かしてチョコレート入りのフォンダン(糖衣)でコーティングする、チョコレートケーキの王様とも呼ばれるケーキです」

誠子「尭深が解説すんの!?」

尭深「参考:Wikipedia」

誠子「お、おう……」



フランツ・ザッハー氏が考えたトルテ(菓子)だからザッハトルテなんだってさ 安直だね!

とりあえずリハビリ続行


 【4月16日】



哩「京太郎、京太郎。ちかっと」チョイチョイ

京太郎「うぃ?」

京太郎(何故物陰から……)

京太郎「何ですか部長」

哩「ちっちっちっ」ノンノン

京太郎「?」

哩「まいるおねーちゃんばい」ドヤァ

京太郎「…………」

哩「…………」

京太郎「すみません、ちょっと意味がわからないです」

哩「今日から18歳ばい」

京太郎「はい」

哩「車ん免許も取れる歳ばい。つまり大人ばい」

京太郎「まぁ、はい」

哩「そいけん、まいるおねーちゃんばい」ムフー

京太郎「…………」

哩「…………」

京太郎「すみません、ちょっと意味がわからないです」

哩「そーいーけーん!」

京太郎(なんなんだこの可愛い生き物は!?)



久々に誕生日ネタを書いてみる


 【五月ですよ】



久「五月病ってあるじゃない」

京太郎「はい」

久「最近どうもあれを五月雨って読んじゃうのよ」

京太郎「はあ……」

久「さしずめ五月雨病ってところかしら」

京太郎「混ぜてどうするんすか」

久「五月雨斬りって技あるわよね」

京太郎「なんでしたっけそれ」

久「なんていうかシュパパパパーって感じの」

京太郎「あー。……あれ何がどう五月雨なんでしょう?」

久「……確かに五月雨要素ないわね」

京太郎「こう……集中豪雨的な……」

久「それ斬りっていうか突きなんじゃ……」

京太郎「秋沙雨!!」

久「季語が違う!」



五月ですよ
マジかよ


 【らーめん】



桃子「無性にラーメンが食べたいっす」

京太郎「何故それを俺に言う」

桃子「京さんなら作ってくれるんじゃないかと」

京太郎「……いやまあいいけど。味と具は?」

桃子「リクエストを受ける余裕があるんすか(驚愕)」

京太郎「変なのじゃなければな」

桃子「じゃあ、味はしょうゆで、具はおまかせで!」

京太郎「あいよー」



京太郎「へいおまち」ゴトッ

桃子「」

京太郎「どうした?」

桃子「……ちょっと食べる前にツッコミ入れていいっすか?」

京太郎「おう」

桃子「なんでチャーシューがあるんっすか」

京太郎「たまたま手作りの練習してたからな」

桃子「じゃあ味玉はなんであるんすか」

京太郎「チャーシューのたれに漬けるもんだからついでだついで」

桃子「何故メンマやなるとが」

京太郎「炒飯とかにも合うんだぜ、それ」

桃子「……」

京太郎「?」

桃子「京さん、ラーメン屋でも始めるんっすか?」

京太郎「何故そうなる」



ラーメン食いたい


 【 牙 を 剥 く 】



久「一羽でチュン!」

京太郎「! 二羽でチュチュン!」

久「……」

京太郎「……」

久「三羽……揃わない……!」

京太郎「なんてことだ……なんてことだ……」

咲「…………」ソワソワ

和「咲さん、ストップです」



窓開けたら小鳥の鳴き声が聞こえてきた


 【29日は】



久「お肉を食べるのよ!!」

京太郎「唐突になんすか」

久「何故なら今日は2(ニ)9(ク)の日だから!!」

京太郎「……はぁ、はい」

久「でも問題がひとつあってね」

京太郎「何でしょう」

久「……何肉にしようかしら?」

京太郎「俺に訊かれましても」



豚肉派です(どうでもいい) 生姜焼きうめぇ


 【カレーとは】



淡「ねーねーきょーたろー、ちょっと聞いて」

京太郎「んー?」

淡「カレーってさー、週末に残りもので作る料理だったんだって」

京太郎「ほー」

淡「ここで淡ちゃんは気付きました」

京太郎「うん?」

淡「カレーってもしかして、ホントはお肉入れないんじゃないの……?」

京太郎「──はっ!!」ガタッ

淡「入れないってゆーか、入れるお肉ないよね、多分」

京太郎「確かにその可能性はあるな……しかし肉のないカレーか……」

淡「うーん……」

京太郎「うーん……」

京太郎「……イカでも入れてみるか」

淡「それシーフードカレーじゃない?」

京太郎「入れないと野菜カレーになるぞ」

淡「おいしければなんでもいいのだ!」

京太郎「野菜カレーもそれはそれでうまいけどな」

淡「ところできょーたろー」

京太郎「うん?」

淡「実はカレーのルーと間違えてビーフシチューのやつ買って来ちゃったんだけど、どうしよう」

京太郎「…………」

淡「…………」

京太郎「まあ、具はほぼ一緒だから、いいだろ!」

淡「だよね!」



その通りなんだけど納得いかねえ



洋榎「カレー対ニンニク! レディ、ファイッ!!」

京太郎「やめて!!」



どん兵衛のカレーうどんとSBの生にんにくでやったら、にんにくが思いの外強くてワロタ


 【にんにくとにく】



咲「にんにくと、お肉……」

京太郎「微妙に取り回しに困るな……」

咲「ステーキしか思い浮かばない……」

京太郎「ステーキが悪いってわけじゃないんだが、選択肢に困るってのが切ないな」

咲「よーし、こうなったら!」

京太郎「こうなったら?」

咲「市立図書館で料理の本借りてくる!」

京太郎「いやネットで探せばよくね?」

咲「…………」

京太郎「…………」

咲「京ちゃん、ぶんめいにたよりすぎてはにんげんはだめになるんだよ」

京太郎「何で急に棒読みになってんだよ」



いくら咲ちゃんでもねっとさぁひんくらいはできると思いたい


 【ちゃーらー】



淡「ひーかるーくーもをつきぬーけ」

京淡「「ふぁーらうぇー!」」

淡「やっぱり『ふぁーらうぇー』だよね?」

京太郎「フライアウェイなんだけどな」

淡「そういえば、ファイヤードラゴンってどこ行ったんだろう?」

京太郎「また懐かしい名前を……!」

淡「悟飯の周りってマスコットっぽいのいっぱい出てきたよね」

京太郎「そう言われると確かに」

淡「ピッコロさんでしょー? ロボットのおじさんでしょー? それから」

京太郎「ち ょ っ と 待 て」

淡「あわ?」



異論は認めるが撤回はしない

俺氏渾身のミス
ファイヤーじゃなくてハイヤーだ


 【衝撃の事実】



淡「そういえばさ」

京太郎「うん?」

淡「実は悟空って車運転できるんだよね」

京太郎「マジで!?」

 ※マジです

淡「ナメック星人の弱点は口笛なんだよね」

京太郎「マジで!?」

 ※マジです

淡「バーダックってアニメのオリジナルキャラなんだよね」

京太郎「マジで!?」

 ※マジです

淡「悟空ってアラレちゃんと共演したことがあるんだよね」

京太郎「それは知ってる」

淡「なんで知ってるの?」

京太郎「……なんでだろう?」



世代的に知らないはずの人が何故か知っているアラレちゃんとの共演


 【浮気】



淡「きょーたろーさー」

京太郎「うん?」

淡「もし他の子からラブレターとかもらったらどーする?」

京太郎「なんだ急に」

淡「きょーたろーも浮気とかするのかと思って」

京太郎「しないけど」

淡「しませんか」

京太郎「しませんなぁ」

淡「えへー♪ じゃーいいや!」ギュー

京太郎「というかもし他から告白とかされても」

淡「うん」

京太郎「俺が好きなのは淡だしなぁ」

淡「」キュン

淡「うへへへへへ♪ もーきょーたろーってばー♪」ペシペシペシ

京太郎「叩かないで地味に痛い」



誠子「」バキッ!!

誠子「あっ……あぁぁ……高かったルアーが……」

 プルルルルルルルルル…

尭深「? もしもし」ピッ

菫『壁殴り代行するか?』

尭深「どうやって察知したんですか……?」



営業は大事


 【7月】



淡「きょーたろー、それ何してんの?」

京太郎「んー? 七夕飾り作ってんだよ。もうじきだしな」

淡「ちょっと気が早くない?」

京太郎「つっても、前日や当日に焦ってやるのも失礼な気がするしなぁ」

淡「誰に?」

京太郎「織姫と彦星?」

淡「疑問形なんだ……」

京太郎「気分的な問題だし」

淡「……あれ? こっちのてるてる坊主じゃん」

照「呼んだ?」ヌッ

淡「呼んでなあわぁっ!? テルーなんでいるの!?」

京太郎「雨多い時期だし、どうせなら晴れてほしいからと作ってみたら」

照「呼ばれた気がしてなんとなく来てみた」

京太郎「ということらしい」

淡「……テルだけに?」

照「照だけに」

淡「ダジャレじゃん」

照「うん」

京太郎(肯定した……)

淡(うんって言った……)

照「……」ドヤァァ…



この後3人で飾り作りまくった


 【夏が来る】



久「だというのにこの天気!」

  ざぁぁぁぁぁ…

京太郎「ものの見事に雨ですねぇ」

久「もういっそ水着で雨浴びしようかしら」

京太郎「雨浴びってなんすか……」

久「水着で 雨を 浴びるのよ!」

京太郎「そのままじゃないですか」

久「うん」

京太郎(うん!?)ガビーン



じめじめしてきっつい


 【笹】



京太郎「なんか最近竹なんだか笹なんだかがやたら伸びてくるな」

穏乃「だねー。とぉりゃぁーっ!!」スコーン!!

京太郎「……よく飛ぶなぁ」

穏乃「あははー、蹴っ飛ばすと簡単に折れるからちょっと面白いんだよねー」

京太郎「まあ、ほっとくと通行の邪魔になるレベルで伸びてくるしなぁ」

穏乃「そういえば気になってたんだけど」

京太郎「うん?」

穏乃「竹と笹ってどう違うの?」

京太郎「皮が腐るまで張り付いてるのが笹で、すぐ剥がれ落ちるのが竹だ」

穏乃「なんで即答できるの?」

京太郎「ふふふ、須賀ペディアを舐めるなよ」ドヤァ



単に自分も気になって調べたことがあるだけである


 【七夕】



優季「むーん、天気がイマイチだじぇ」

久「折角大きい笹持ってきたのにねぇ」

京太郎「運んだのは俺ですけどね」グデー…

咲「京ちゃんお疲れ様」ナデナデ

和「短冊も作ったのに、残念ですね」

京太郎「うん。それ作ったのも俺だけどな?」

まこ「ちゅーか全部京太郎が準備しとったじゃろ」

久「どうせならてるてる坊主も用意させるべきだったかしら」

まこ「自分で作るいう発想はないんかい」

優季「よし、今からでも作るんだじぇ! タコスを!!」

和「タコスを!?」

京太郎「タコスかよ!? タコス作ってどうすんだよ!?」

優季「もちろん食うんだじぇ!!」

京太郎「わあっとるわ!! 七夕と何の関係があるんだっつー話だ!!」

優季「それはだな」

京太郎「おう」

優季「タコスの力で京太郎が空まで飛んで雲を晴らすんだじぇ!」

咲「えっ!? 京ちゃんタコスで空飛べるの!?」

京太郎「飛ばねえよ!? 俺を何だと思ってんだ!?」

久「じゃあどうしろって言うのよ!」

まこ「なしておんしがキレとるんじゃ!?」



そんな清澄

咲日和の話を元ネタにして京ちゃんを強引にぶっ込みつつ俺テイストで書き直してみる実験 的な


 【親睦会?】 京ちゃんと久が同い年設定



久「今日は麻雀部の親睦会ってことで、みんな楽しみましょう!」

京太郎「三人しかいねーけどな」

まこ「さらに言うならなんで今更親睦会なんじゃ」 ※既に5月も半ばである

久「みんな楽しみましょう!!」

京太郎「現実から目をそらすな」

まこ「新入部員がわししかおらんいう事実は変わらんぞ」

久「部活仲間が残酷な現実を突きつけてくる……」ズーン…

京太郎「部活を認められただけでも成果だろ。三人なのに」

久「頑張って交渉してみたわ。褒めてもいいのよ」ドヤッ

京太郎「……」グイィ~

久「いたたたたた! なんで眉間狙い!?」

京太郎「ドヤ顔がムカついたから一番表情が崩れるかなと」

まこ「わかるわ」

京太郎「だろ?」

久「ひどい、右を見ても左を見ても敵しかいないわ」

まこ「三人しかおらんからの」

久「何度も言うことなくない!?」

京太郎「ツッコミ待ちじゃなかったのか」

久「ボケのためにジュースやお菓子まで用意するほど暇じゃないわよ」

まこ「無意味に用意がいいの」

久「食べ物につられて新入部員が増えないかと思って」

京太郎「それで来られてもそれはそれでどうなんだ」

久「入部させてしまえばこっちのものよ!」

まこ「なんじゃタチの悪い詐欺師のような言い草じゃの……」

久「あ、でも食べ物で釣ったらその後も食べ物をあげ続けなきゃいけないかしら?」

京太郎「……それは人間じゃなくて犬猫の類じゃないか?」

久「はっ! そうか、動物を部員として入れるという手も!」

京まこ「「いや、ないから」」



書くたびに久がなんかアホの子になってる気がする


 【缶詰】



京太郎「……ソーメンにシーチキンって」

智葉「いいだろう、別に。そう悪くないぞ」

京太郎「まあ、いいですけど……なんでまたこんな大量に期限ぎりぎりの缶詰が出てきたんすか」

智葉「随分前に非常用食料として買い込んでいたんだが、たまたま置き場がなくて奥の方へしまい込んだまま忘れていたらしくてな」

智葉「他にも牛缶やらサバ缶やら、まあ、色々とある。流石に棄てるわけにもいかんのでな、こうしてソーメンを啜りつつ少しずつ消費しているというわけだ」

京太郎「何故ソーメン限定……」

智葉「あぁ……まあ、暑いからな」

  チリーン……

京太郎「……ですね」

智葉「……今日も暑くなりそうだ」

京太郎「ところで思ったんですけど」

智葉「なんだ?」

京太郎「シーチキンだったら、キュウリの輪切りと混ぜてサラダにすればよかったのでは」

智葉「……そこまで頭が回らなかった」

京太郎「まぁ、暑いですからねぇ」

智葉「ああ、暑いからなぁ」

 チリーン……



キュウリには体温を下げる効果がある、らしい
夏やなぁ


 【慣れと暑さ】



  ミーン ミン ミン ミン ミン ミー …

京太郎「…………」

淡「…………」

  ミーン ミン ミン ミン ミン ミン ミン ミー …

京太郎「……ヤバい」

淡「……ヤバいね」

京太郎「くそ……多少高くついても昨日の帰りにアイス買っておきゃよかった……」

淡「手作りアイスはー……?」

京太郎「材料切れだ……それも明日買い足すつもりだった……」

淡「あわー……希望が断たれたぁー……」

  ミーン ミン ミン ミン ミン ミン ミン ミン ミン ミー …

京太郎「……せめてエアコンさえ無事なら……」

淡「うん……修理、いつ来るって?」

京太郎「…………来週」

淡「…………絶望だぁ……今晩寝れるかなぁ……」

京太郎「……あ、つーか淡ん家は? 自宅のほう」

淡「あ、その手があった」

京太郎「現状に慣れすぎて完全に頭から抜けてたな……」

淡「だねぇ……しばらく泊まる?」

京太郎「まあそこはご両親の返答次第ってことで」

淡「なんかすごい今更な感じがする」

京太郎「一応な、一応。とりあえず、行くか」

淡「途中でアイス買ってこー!」

京太郎「赤城しぐれ」

淡「じゃあ白いほうで」

京太郎「そっちにいくのか。つかそこらの店で置いてっかなアレ」

淡「なかったらパピコにしよう」

京太郎「そうなぁ、まあ行ってから物色しようぜ」

淡「はーい」



アイス食いたい


 【放課後アイス】



京太郎「日が傾いて少しは涼しくなるかと思えば……」

穏乃「まだまだぜんぜんあっついねー!」

京太郎「の、わりに元気だなぁ穏乃」

穏乃「夏だからな!」ドヤッ

京太郎「何故ドヤ顔」

穏乃「あっ、アイス買ってこうアイス!」

京太郎「自由だなー……」

穏乃「あった! ダブルソーダ!」

京太郎「あー、いいなそれ。なんか妙なお得感あるよな」

穏乃「うひひー、安いし、二人で分けられるのがいいよねー♪」

京太郎「……」

穏乃「ん?」

京太郎「いや、うん、そうな、うん」

京太郎(自然体で言ってるから恐ろしい……)



森永ダブルソーダ: 真っ二つに割れるアレ

リハビリが必要だ…

 【じゃんけん】



久「じゃんけんって基本的には運試しじゃない」

京太郎「は? はぁ、まあ」

久「でもちょっとした要素を加えるだけで心理戦になるわよね」

京太郎「……まあ、はい」

久「というわけでじゃんけんやりましょう」

京太郎「ここまで前置きっすか」

久「ほらほら構えて。いくわよ、最初──」

久「──っから!」パー
京太郎「ほい」チョキ

久「ハッ、読まれた!?」

京太郎「そりゃ前振りがありましたし……」



でも最終的にはまた運勝負に戻る


 【お昼休みの悲劇】



京太郎「お、やっぱ開いてら」ガチャ

久「あら、みんな揃ってどうしたの?」

咲「あ、部長。お昼、部室で食べようと思って」

優希「天気が悪いから食堂が混んでるんだじぇ」

まこ「教室で食べんのか?」

和「クラスが違うので、なんとなく……」

久「部活でもないのに全員揃っちゃったわねぇ」

京太郎「まあそんな日もありますって」

まこ「おんしらは弁当なんか?」

和「はい。優希以外は」

優希「私は当然タコスだじぇ! 今日は午前のタコスを我慢したからな、お昼のタコスは格別にうまいはずだじぇ!」

京太郎「いや待て普段は食ってんのかよ」

優希「愚問だな。休憩時間はタコスのためにあると言っても過言ではないじぇ」

咲「流石というか、ぶれないね……」

和「部長と染谷先輩もお弁当ですか?」

まこ「いんや、わしは見ての通りパン買うてきた。朝方ちと時間がのうての」

久「ちなみに私はコンビニに寄った挙げ句普通に遅刻したわ!」

京太郎「何故に自慢気なんすか」


優希「そんなことより早く食べようじぇ。お昼休みが終わっちゃうじぇ」

和「そうですね」

咲「こっちのテーブル使おっか」

まこ「すまんのぉ、雀卓使ってもうて」

和「椅子も足りてますから大丈夫ですよ」

京太郎「そういや部長はもう食べ終わったんすか?」

久「ううん、今温めてるところよ」

京太郎「……何故部室に電子レンジが」

久「こんなこともあろうかと!」

京太郎「…………まさか、その台詞を言いたかっただけでは」

久「~♪ ~~♪」

京太郎「口笛で誤魔化したよこの人!」

<チーン

久「あら温め終わったわね。ふっふっふ、今日の私のお昼はなんと!」

優希「いっただっきまーすだじぇ~♪」アーン

京太郎「っ!? この匂い……優希、待て!!」


久「カレーよ!!」


咲「……」
和「……」
まこ「……」
京太郎「……」
優希「……」

久「……あ、あら? みんな、どうしたの?」



おわかりいただけるだろうか


 【蚊取り線香】



久「蚊取り線香ってニコイチになってるじゃない」

京太郎「え? あぁ、はい」

久「ちょっと古いのを剥そうとしたら折れちゃったのよ」

京太郎「あー、たまにありますね」

久「で、開き直ってニコイチのまま火を付けてみたんだけど」

京太郎「ほうほう」

久「問題のニコイチ蚊取りがこちら」スッ

 もくもくもくもく

京太郎「今現在のお話し!? ってかうわケムたっ!!」



真夏より残暑くらいの時期のほうが蚊が増える気がする


 【秋の夜長に】



京太郎「読書の秋って言うよな」

和「はい」

京太郎「実は中学ん時に、咲が長編小説に嵌まったことがあってな」

和「はぁ」

京太郎「その頃連休中に」



 一日目・朝

咲「…………」ペラ…


 一日目・夜

咲「…………」ペラ…


 二日目・朝

咲「…………」ペラ…


 二日目・夜

咲「…………」ペラ…


 三日目・朝

咲「…………」ペラ…


 三日目・夜

咲「…………」ペラ…


 四日目・朝

京太郎「おい咲、もう連休終わりd」

咲「────」ピクピク…

京太郎「本に顔から突っ込んだりしてどうした!?」



京太郎「という出来事があった」

和「途中で止めましょうよ!?」



ありそうじゃない?


 【キノコ】



優季「マツタケの何がいいのかわからない」

京太郎「何故それを俺に言うのか」

優季「だって別においしいわけじゃないじぇ?」

京太郎「知らんがな」

優季「むしろシイタケのほうがおいしいくらいだじぇ」

京太郎「……ちょっとわかるけども」

優季「あとエノキとか、ナメコとかな」

京太郎「庶民派だな……」

優季「ところでタコスにキノコを入れてみようと思うんだが」

京太郎「好きにしたらいいんじゃないですかね」

優季「マジメな話をしてるんだからもっとマジメに答えるんだじぇ!!」バンッ!!

京太郎「どこに真面目な要素が!?」ガビーン



ナメコの味噌汁は正直ご馳走だった


 【かぼちゃ】



京太郎「いっきし!」クシュン!!

まこ「おお、なんじゃ、風邪か?」

京太郎「ですかねぇ、最近気温が不安定ですし」

まこ「そいじゃあかぼちゃでも食うか?」

京太郎「なんでかぼちゃ?」

まこ「冬至に食べると病気知らず、いうくらいに栄養たっぷりじゃけ。体も温まるんじゃと」

京太郎「ほほう」

まこ「いうてもまだ秋の始めじゃがな」

京太郎「まあそうですね」

まこ「ところでハロウィンに向けてジャック・オー・ランタンを試作してみたんじゃが、要るか?」

京太郎「気ぃ早っ!?」



中身はスタッフがおいしくいただきました


 【レンジャク】



京太郎「レンジャクって鳥がいるらしい」

咲「レンジャク?」

京太郎「こういう字を書く」ススス…

 『連雀』

咲「……なんだろう、なんかすごく麻雀っぽい」

京太郎「気持ちはわかる」

京太郎「ちなみに種類がすごく少ない。ヒレンジャクとキレンジャクとヒメレンジャクだけ、だったかな確か」

咲「へぇー」

京太郎「ちなみに字はこう」ススス…

 『緋連雀』 『黄連雀』 『姫連雀』

咲「…………」

京太郎「どうした?」

咲「……姫だけ色じゃないの?」

京太郎「……言いたいことはわかるけども」

咲「……」

京太郎「……」



京太郎「キレンジャク!」

優季「ヒレンジャク!」

まこ「キレンジャク!」

和「ひ、ヒメレンジャク!」

咲「ヒレンジャク!」

五人「「「「「五人揃ってゴレンジャク!!」」」」」

久「待って! 私が浜ちゃんポジなのは納得いかないわ!!」



写真見ると結構綺麗な鳥なんだこれが

なんかおかしいと思ったら優希の『希』が『季』になってた



 【中秋の名月】



京太郎「だんごできましたよー」

優希「遅いじぇ京太郎! 月が沈んじゃうじぇ!」

京太郎「ソッコー食いつくしたお前が言うな」

和「というか、まだそうそう沈みませんよ」

まこ「んむ。ちょうど真上からちょいと沈み始めくらいかの」

久「こんな時間まで起きてるなんて貴方達不良ねぇ」

京太郎「主犯格が何を言いますか」

咲「ちょっと雲が多いね」

優希「ふぇっきし!」クシュン!!

和「ひゃっ!? もう、驚かさないで下さい!」

優希「ぅい、ごめんだじぇ。思ったより寒いじぇ」

京太郎「だから上着持ってこいっつたろうに」

優希「子供はカズノコなんだじぇ」

まこ「風の子の間違いじゃろ」

久「子供って主張していい歳でもないわよねぇ」

咲「あれ? でもじゃあ今くらいの年齢ってなんて呼べばいいんだろう……」

和「ええと、青少年とかそんな感じでしょうか」

咲「女子は?」

和「……青少女?」

久「なんだか卑猥な感じになったわね」

京太郎「話がどんどん脱線しちゃおりませんかね」

優希「みんなそれよりもっとお月様を見るべきだと思うじぇ」

京太郎「お前が言うのか……」

優希「ふっ、ボケがボケで潰された私の哀しみなど京太郎にはわかるまい……」

まこ「茶が入ったぞぃ」

久「あらいつの間に。悪いわねまこ」

まこ「まあわしが飲みたかっただけじゃが」

咲「あっ、そういえばススキとか用意してないや」

和「ずいぶん今更なお話ですね……」

京太郎「……この状況下でボケとツッコミを成立されようというのが間違いだろう」

優希「それもそうだな」ウン



月の明るい夜は薄雲が白く厚い雲は夜空に同化して見えるのがちょっと面白い


 【お菓子か悪戯か】



淡「ねえねえきょーたろー」

京太郎「うん?」

淡「トリックオアトリート!」

京太郎「気が早ぇ!?」

淡「お菓子ない?」

京太郎「初めからそう言えや」

淡「ねんまりはよくないかと思って」

京太郎「……マンネリのことか?」

淡「たぶんそれ」

京太郎「お前、マンネリの意味わかってるか?」

淡「んーん、知らない」

京太郎「だと思ったよ……というか、それ以前に菓子はお前が昼に食いつくしただろーが」

淡「きょーたろーならポケットを叩けばビスケットくらい出てくるかと思って」

京太郎「俺のポケットは別に魔法のポケットじゃねえ」

淡「じゃー代わりにいたずらします!」

京太郎「トリックオアトリート続行!?」

淡「で」

京太郎「おう」

淡「どうしよう?」

京太郎「……」

京太郎「 訊 く の か よ ! ! 」



ハロウィンは近い


 【中華まん】



淡「あんまん」

京太郎「肉まん」

淡「ピザまんもいいよね」

京太郎「基本的にはこの3つに落ち着くよなぁ」

淡「久しぶりに食べるとすごくおいしいよねー」

京太郎「なー」

淡「んー……きょーたろー、やっぱり肉まんもちょーだい」

京太郎「じゃああんまんくれ」

淡「ほい」

京太郎「コーヒー1本で足りるか?」

淡「MAXコーヒーはコーヒーと呼んでいいのでしょうか……」

京太郎「言いたいことはわからんでもねえけども……」



なお2人で1本の模様 肉まんあんまんは半分こ そしてピザまんは買ってない


 【ハムカツ】



久「セブンのハムカツなんだけど」

京太郎「はい」

久「分厚いわよね」

京太郎「ですねぇ」

久「ハムカツって言うとどうしても薄っぺらいイメージがあるけど」

京太郎「サンドイッチとかは大体そんな感じですね」

久「分厚い粗挽きハムかしらあれ。食べ応えがあっていいわよね」

京太郎「あと意外に味が濃いです」

久「そうね。ソース付けてくれようとするんだけど毎回断ってるわ」

京太郎「ソース要るもの自体あんまりない気もしますが」

久「それは確かに」

京太郎「ただ、腹にたまるんですよねぇ……」

久「まぁ、肉と油だものね……」


 ぐ~…


京太郎「おおっと。話してたら腹が」

久「じゃあ行きましょうか」

京太郎「そうですね、行きますか」


京久「「ラーメン屋に」」


優ま和咲「「「「今までの話は!?」」」」



食感がたまらんのよ食感が


 【3年目の・・・】



淡「淡おねーちゃんだよ!!」バーン!!

京太郎「誕生日おめでとう」

淡「ありがとー」

淡「で、で。きょーたろー、おねーちゃんにしてほしいこととかない?」ワクワク

京太郎「逆じゃねーのか」

淡「おねーちゃんぶりたいからこれでいいのだ!」

京太郎「……いやまあいいけどもさ」

淡「あ、そだ」ピコーン

京太郎「うん?」

淡「きょーたろー、耳掃除したげる! おいでおいでー!」ポムポム

京太郎「……俺がするんじゃダメ?」

淡「なまあしだよ?」

京太郎(さらば俺の鼓膜!)



フトモモには勝てなかったよ……

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