【咲-Saki-】京太郎「須賀君と××さんろ」 (1000)
(´・ω・`)やあ ようこそ、京太郎スレへ
このハンターはサービスだから、まず飲んで落ち着いてほしい
このスレは、延々と小ネタを募集しつつ拾いまくるだけの、短編集的な何かだ
物語に主軸はなく、連続性は曖昧で、ヤマもオチも意味もない、そんなスレさ
え、もう4スレ目になるのにまだやる気なのかって?
ははは、まあそんなことよりゆっくりしていってくれたまえ
【貼り紙】
基本文量が少ないので無宣言不定期投下となっています
ネタは常時募集 可能な限り拾いますが胸糞・直球エロはまず無理です
ネタ被りが多発していますがご容赦下さい
回収が遅れてるネタが飽和気味ですが、ゆるりとお待ちいただければ幸いです
>>1はロリコンではありません
おっぱいが好きです でも小さい子はもっと好きです
唐突な飯テロにご注意下さい
●前々々スレ
京太郎「須賀君と××さん」
京太郎「須賀君と××さん」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387035363/)
●前々スレ
【咲-Saki-】京太郎「須賀君と××さんと」
【咲-Saki-】京太郎「須賀君と××さんと」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389701753/)
●前スレ
【咲-Saki-】京太郎「須賀君と××さんよ」
【咲-Saki-】京太郎「須賀君と××さんよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392383977/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399256219
僅かに目を離したらあれよあれよという間に埋まっていた
どこに潜んでいたというのか
【どこが好き?】
小蒔「えっと、私が何か粗相をしてしまった時など、優しくたしなめて下さって、それから撫でて下さるところとか……」ポッ
淡「えー、ずるい! 私結構思いっきり怒られるのにー」ブー
小蒔「淡ちゃんはどうですか?」
淡「えっとねー、私が調子悪かったりちょっとイライラしてる時でも傍にいてくれてー、文句も言わないで受け止めてくれるところとか、かな」
小蒔「ふふっ、淡ちゃんにもお優しいじゃないですか」ニコニコ
淡「そうだけど……むぅー、他にはないの?」
小蒔「そうですね……私が微睡んでいる時などに、何も言わなくても膝を貸して下さって、優しく髪を撫でて寝かしつけて下さるところ、とか」
淡「わかる! きょーたろーの膝気持ちいいよねー!」
小蒔「ですよね! とてもよく眠れて、そしてとても安心するんです!」
淡「私もちょっと疲れてる時とか膝枕してもらうけど、すっごくよく寝れるもん! 魔性の膝だよ!」
小蒔「はい! あ、でも……欲を言うなら、腕枕だともっと素敵です……」テレテレ
淡「まったくもって!!」
小蒔「今度二人でお願いしてみましょうか」
淡「いっそきょーたろーを抱き枕にしよう!」
小蒔「いいですね! 素敵です!」
京太郎「む゛ー! む゛ー!」ジタバタ
菫「ははははは、モテる男はつらいなぁ、須賀」
霞「もう少し聞きたいからもうしばらく静かにしていてね♪」
*簀巻きにした京太郎の上に座ってる菫さん霞さんの図
よし、壁を殴ろう
【雑巾掛け】
玄「ごめんね、お掃除手伝ってもらっちゃって」
京太郎「いやいや、二人でやった方が早いですし」
玄「えへへ、ありがとう京太郎君♪」ニコー
京太郎(かわいい)
京太郎「あと床拭いて終わりですかね」
玄「そうだね。雑巾をしぼってー」
京太郎「ただし絞りすぎないように絞ってー」
京玄「「よーい、どんっ!」」ダッ!!
玄「わっ! 京太郎君速いよ!?」タタタタタ…
京太郎「今こそ風がどこから吹いてくるのか確かめるために向かい風に向かって走り続けた中学生のあの日の経験を活かす時ィ!!!!」ズダダダダダ!!!!
玄「そんなことしてたの!?」
京太郎「ちょっと青春を持て余しまして」
玄「そ、そうなんだ……」
京太郎「とか言ってる間に周回遅れですよそいやあああああああ!!!!」ギュィィィィィィィィィィン!!!!
玄「なんか変な音鳴ってるよ!?」
京太郎「気のせいです」
玄「気のせいなの……?」
京太郎「ところで玄さん」
玄「?」
京太郎「スカートめくれてますよ」
玄「ふえっ!?」バッ!!
玄「きょ、京太郎君のえっち! ばか! もっと早く言ってよぉ!」
京太郎「すみません風圧でめくれたみたいで」
玄「風圧で!?」
ちなみに純白でした
【甘えてる(照だけに)】
照「京ちゃん、肩貸して」
京太郎「膝じゃなくていいんですか?」
照「今日は肩の気分」
京太郎「じゃあ、どうぞ」
照「ん」コテン
京太郎「疲れてます?」
照「ううん。ただ、こうしてると京ちゃんがいるんだなって感じて、幸せなだけ」
京太郎「俺もですよ。あ、そうだ。クッキー作ってきたんですけど、食べますか?」
照「食べさせて?」
京太郎「ははっ、はい。あーん」
照「あーん」
菫「…………」
誠子「…………」
尭深「…………」ズズ…
淡「…………」
淡「……ねえ、菫。止めなくていいのあれ」
菫「勘弁してくれ、ただでさえピンク色の空気で眩暈がするのに……」
誠子「完全に二人の世界ですよねぇ」
尭深「……お茶が甘い」
淡「正直私も酔いそうなんだけど……」
菫「ならお前が止めてこい……私は無理だ、色々な意味で」
淡「えー」
誠子「悪いけど頼むよ。私も今もうまさに砂糖吐きそうなの我慢してんだ」
淡「むぅ……わかった、ちょっと行ってくる」ハァ…
尭深「頑張って」
照「京ちゃんのお菓子はおいしい」
京太郎「愛を込めてますからね。照さんのために作った照さん専用のお菓子です」
照「うれしい……」
淡「あー……あのさ、二人とも」
照「でも、今度は私が京ちゃんに何かしてあげたいな」
京太郎「それじゃあ、そうですね、今度膝枕とかしてもらってもいいですか?」
照「いいよ。京ちゃんに膝枕してあげるの、ちょっとしてみたかったし」
京太郎「奇遇ですね」
淡「おーい、そこの二人ー」
照「ふふっ、そうだね。耳掃除もしてあげよっか?」
京太郎「大丈夫なんですか?」
照「昔は咲にもしてあげてたから」
京太郎「だったら、お願いします」
照「任せて。照お姉ちゃんが綺麗にしてあげるね」
淡「…………」
菫「……大丈夫か?」
淡「無理、吐く、死ぬ」
誰か止めてやれ
【ラオウの如く】
衣「わはははは、もこもこだー♪」モフモフ
カピー「(・ω・)キュ、キュ」 ←無抵抗
京太郎(元々そこそこでかいカピーがさらにでかく見える不思議!)
衣「京太郎! この巨躯なる窮鼠はなんという名なのだ?」モフンモフン
京太郎「ああ、カピー(仮名)ですよ。カピバラなんで安直ですが」
衣「カピーか! んふふ、お前はなかなか良い毛並をしているなー♪」モッフモッフ
カピー「(・ω・*)キュ…」プイッ
京太郎(カピーが照れている!?)
衣「……うーむ、衣くらいなら背に乗せて進めそうだな」ジー…
カピー「(´・ω・`)キュ…」
京太郎(そんな困り顔で見るなよ……)
カピー「(・ω・)キュー…」
カピー「(`・ω・´)キュ!」シャキーン
衣「お? 急に伏せてどうかしたのか?」
京太郎(カピー、お前ってやつは……!)
京太郎「乗っていいってことなんじゃないですかね?」
衣「ほんとか!? よ、よーし……」オソルオソル
衣「よいしょ……ん」ポス
カピー「(・ω・)キュ!」ス…
衣「お……おお、おおおー!」
カピー「(・ω・ )キュ、キュ、キュ」トコトコ
衣「あはは、すごいぞカピー! まるで名馬に跨っているかのような心持だー!」
カピー「(*・ω・*)キュキュ~♪」
京太郎「もしもしハギヨシさんすみませんカメラ持ってうちまで来て下さい速やかに!!」
トキメキが止まらない
【あーん】
塞「はい、京太郎。あーん」
京太郎「……いやあの、自分で食べられますから」
塞「何言ってるの。風邪引いてるんだから無理しないで、ほら、あーん」
京太郎「……あーん」
塞「ん。はい、もう一口。あーん」
京太郎「……あーん」
塞「もう一回。あーん」
京太郎「……あーん」
塞「はいもう一度。あ」
京太郎「ちょっとストップで」
塞「あ、飲み物飲む?」
京太郎「そうではなく」
塞「?」
京太郎「……何故毎回『あーん』と言うので」
塞「……」
塞「ほら、あーん」
京太郎「スルーっすか!?」
あーん
【おひるごはん】
京太郎「咲ー、弁当箱洗ってきたぞー」
咲「あ、別にいいのに、洗わなくても」
京太郎「汚れは早いうちに落としとかないとこびりついて取れにくくなるんだよ。特に米粒とか固まるとスポンジが痛む原因になるしだな」
咲「あう……わ、わかったよ、ありがとう」
京太郎「おう。こちらこそごちそうさま」
咲「それで……えっと、どう、だった?」
京太郎「そうだなー」ウーン…
京太郎「10点満点中8点ってとこだな」
咲「がくー……9点以上の壁が高いよぉ……」
京太郎「いやいや十分美味いぜ? これならいつでも嫁に行けるレベルだ、うん」
咲「よ、嫁!? そそそそれはちょっとまだその気が早いっていうかでもまんざらでもないけどそのあのその……!」ワタワタワタ!!
京太郎「おーい咲さんや、唐突にトリップするんじゃありませんって」
咲「きょ、京ちゃんがいいなら毎朝だってお味噌汁作ってあげるよ!?」
京太郎「少なくとも弁当は毎日作ってくれてるだろ。俺と交換だけども」
咲「あう……そ、そうじゃなくて……」
京太郎「まあそうだなぁ、とりあえず高校卒業して、それからだな」
咲「ふぇ?」
京太郎「ん?」
咲「え、あ、えと、え……あ……え?」
京太郎「? 毎朝味噌汁作ってくれるんだろ?」
咲「えぁ……はぃ……」
京太郎「じゃあ、その時を楽しみにしてるよ、お姫様」ポン ポン
咲「あ、あぅぅ……っ」プシュ~…
壁はどこだ
ま~た京豚スレか 好い加減にしなさい
【あすなろ】
京太郎「かーすみさん」ギュッ
霞「あら、ふふ、どうしたの背中から抱きしめたりして?」
京太郎「これあすなろ抱きって言うらしいですよ」
霞「あぁ……確か、昔のドラマで流行ったことがあったとか」
京太郎「で、実際どんなもんなのかと思いまして」
霞「そうねぇ……ふふっ」キュ
京太郎「お?」
霞「温かくて、でも、少し照れくさいわね」
京太郎「ご満足いただけました?」
霞「ええ」
霞「……ねぇ、あすなろの言葉の意味、知ってる?」
京太郎「例え届かなくても努力を続けよう、とかそんな意味でしたっけ」
霞「あら、教えてあげようと思ったのに、知っていたのね」クスッ
京太郎「IH目指してる身にはぴったりの言葉だと思いまして」
霞「そうね、でも」ギュ…
京太郎「?」
霞「私達には京太郎君がいるもの。負けるわけがないわ」ニコッ
京太郎「…………」
京太郎「いや自信持つのはいいですけど侮って足元掬われるのはやめて下さいね?」
霞「あらあら……もう、厳しいわね」
そんな県予選前
霞「彼らはね、咲のSSが好きなのではないのよ」
霞「自分の姿を須賀くんに重ね、咲キャラたちと絡みたいだけなの」
初美「そうなんですかー?」
霞「そうよ。須賀くんはかわいそうだわ。京豚の、自己投影の犠牲になってしまったせいでいろいろな人に嫌われてし亦野だから・・・」
霞「京太郎SSの『京太郎』を、『俺』に置き換えて御覧なさい」
霞「ほとんどのSSで、違和感なく話が進むはずよ」
初美「うわー・・・ほんとうなのですよー」
霞「こういったスレにはね、ただちにふんふむを召還しなくてはならないの」
霞「『悪』をのさばらせてはいけないのよ」
【悪魔】
<すばあああああああらああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!??!!?!?
京太郎「おおう!? 何だ何だ!?」
姫子「花田ん悲鳴ばい……珍しかね」
京太郎「え、今の悲鳴なんすか?」
姫子「んー……多分?」
煌「すばああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛!!!!!!
京太郎「あ、花田せn」
煌「らああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!!!!」
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛├゛├゛├゛├゛……
京太郎「n輩……?」
姫子「……一目散、やね」
京太郎「部室のほうから来ましたよね。何かあったんでしょうか?」
姫子「んー、とりあえず行ってみん?」
煌「なりませぬ!!」
京姫「「うひゃあ!?」」
姫子「は、花田、さっき走ってったんと違うん?」
煌「お二人に気付いて全速力で戻って参りました!」ゼー…ゼー…
京太郎「は、はぁ……お疲れ様です」
煌「ともかく、今は部室に近付いてはなりませぬ! あそこには悪魔が居ます!」
京太郎「悪魔って……」
姫子「なんでちょいちょい侍?」
煌「己を鼓舞しておるのでする!!」
姫子「や……今まさにちんにぐっ(逃げ)とったやん」
煌「すばっ!?」
京太郎「あー……それより悪魔ってなんのことです?」
煌「言えませぬ!!」
京太郎「それじゃどうしようもないんすけど……」
煌「その名を呼ぶのも恐ろしい……! あの黒い体! 素早い動き! 長い触角! 薄く美しい羽!!」
京太郎「最後褒めてませんか」
姫子「ちゆーか、それってつまりご」
煌「すばああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
姫子「ちょっ、うらめしか(うるさい)!!」
京太郎「どんだけ苦手ですか……」
姫子「や、得意な人はおらんとやろ」
煌「もう無理です! こんな校舎にいられません! 私は逃げさせていただきます!!」
姫子「あ、うん」
煌「しかしこれは敗北ではない! 戦略的撤退である! すばあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛……
京太郎「……」
姫子「……」
京太郎「いつになく騒がしかったですね」
姫子「うん……とりあえず、部室いく?」
京太郎「鶴田先輩は大丈夫なんですか?」
姫子「ほうってたら部活ばできんやろし……」
京太郎「まあそうですね、行きますか」
姫子「ん」
京太郎「開けますよ、覚悟はいいですか?」
姫子「よし……こい!」
京太郎「せっ!」ガチャッ
姫子「……」
京太郎「……」スタスタ
姫子「なんもおらんとやね」テクテク
京太郎「ですね」
カサカサカサカサカサカサ…
京太郎「」
姫子「」
姫子「……聞こえた?」
京太郎「……聞こえました」
姫子「……せーので振り返らん?」
京太郎「わかりました」
京姫「「せーの……!」」バッ
G「」カサカサカサカサカサカサ
G「」カサカサカサカサカサカサ
G「」カサカサカサカサカサカサ
G「」カサカサカサカサカサカサ
G「」カサカサカサカサカサカサ
G「」カサカサカサカサカサカサ
京太郎「」
姫子「」
姫子「ぴ……」ヒクッ
京太郎「う、わ……」ジリ…
姫子「────~~~~~~~~~~っ!!!!」 ←声にならない悲鳴
京太郎「緊急退避ィイイ!!!!」ガシッ ズシャアアアアアアア!!!! バターン!!!!
京太郎「」ゼー…ゼー…
京太郎「」スゥー…
京太郎「 多 い わ ! ! 」
姫子「ひくっ、えぐ……うぇぇ……!」ギュー…
京太郎「鶴田先輩、しっかりしてください。もう部室の外に出てますから」
姫子「うぇぇぇぇ……!」エグエグ
京太郎「大丈夫、大丈夫ですから……」
仁美「……廊下で抱き合ったりして、どうしたん?」ヂュー
京太郎「あ、江崎先輩」
仁美「さっさと部活ばせんね?」カチャ
京太郎「あっちょっ!」
G「我解放の時!!」カサカサカサカサカサカサ
仁美「」
京太郎「」
姫子「ひ……」
カサカサカサカサカサカサ
カサカサカサカサカサカサ
カサカサカサカサカサカサ
カサカサカサカサカサカサ
仁美「くぁwせdrftgyふじこlp;@:!!?!?!」
京太郎「なんてことしてんだああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」ヒョイッ ダッ!!
姫子「ふぇゃっ!? ちょ、須賀!?」 ←お姫様抱っこ
G「じょう!」カサカサカサカサカサカサ
姫子「ひっ!」
京太郎「うおおおおお来るんじゃねえええええええええええええええ!!!!!!」ダダダダダダ…!!
仁美「ちょおっ、置いていかんでえええ!!!!」ダッ!!
<なんで追ってくるんだよ畜生ォォォォォォ!!
<なんか増えとる! 増えとっばい!!
<ひぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
哩「……? なんやろか、騒がしかな」
美子「何かあったんでしょうか……」
カサカサカサカサカサカサ
哩美「「……?」」クルッ
その日、新道寺は混乱と恐怖に包まれた
【流星雨】
ハギヨシ「どうぞ、お嬢様。皆さんも」
透華「ご苦労ですわハギヨシ」
一「すみません萩原さん、お任せしちゃって」
ハギヨシ「構いませんよ。今夜は私にお任せを」
衣「京太郎! こっちの椅子に座るがよい!」
京太郎「いいんですかね、俺も混ぜてもらって」
智紀「みんな一緒の方がいい」
純「そうそう。な、歩?」ベシベシ
歩「あぅ、純さん、頭を叩かないで下さい~」
衣「衣は京太郎の上だ!」ピョン
京太郎「おっと。衣さん軽いですねぇ」
純「衣はちっこいからなー」
衣「む、ちっこくなどない! 純が大きすぎるのだ!」
京太郎「ととと、暴れたら危ないですよ」キュ
衣「むー……んへへ♪」ニマー
一「(羨ましい……!)」ギリッ ※小声
歩「(全くです!!)」 ※小声
透華「そうしているとまるで兄妹のようですわね」
京太郎「そうですか? まあ確かに同じ金髪ですけど」ナデナデ
衣「ふにゃ~♪」トローン
純「(兄貴なのか姉ちゃんなのかは言及しねえのな)」
智紀「(言わぬが華)」
ハギヨシ「皆さん、お時間ですよ」
純「お、もうか?」
透華「それではハギヨシ、明かりを消しなさい」
ハギヨシ「暗くなりますので、手元、足元にお気を付け下さいませ」
歩「うわわ、真っ暗になりました」
一「あ、でもほら、上」
純「おー……こりゃまた」
京太郎「凄いですね」
智紀「満天の星空」
衣「今宵は新月だ。大気も澄み渡っているし、星がよく見える」
透華「まさに私に相応しい星空ですわ! でも、肝心のものが見えませんわね」
純「まあ焦るなって。放っておいてもそのうち……おっ」
歩「あ! 今キラッてなりました!」
衣「なにっ、どこだ? どこだ?」
京太郎「一瞬ですからもう消えちゃいましたね。でも大体同じあたりで落ちるはずなんですが」
一「うーん、見逃した」
透華「私の目から逃れようだなんて、いけ好かない流れ星ですわ!」
智紀「どっちの方向?」
歩「えっと、こっちです!」
純「んでもっとかなり上な」
衣「むむむ、次はまだなのか?」
京太郎「まあまあ、のんびり待ちましょう」
衣「…………あっ!」
京太郎「おっ」
一「あっ、見えた見えた!」
智紀「私も」
透華「ムッキィィィィィィィ! またもまばたきで見逃しましたわ!!」
純「タイミング悪っ」
京太郎「いやでも多分もう……お」
衣「おおっ」
歩「いっぱい降り始めました!」
智紀「もっと増える」
純「……あ、そうだ」ゴロン
一「? どうしたの寝っ転がって」
純「横になったほうがよく見えるんだよ」
衣「そうなのか? よし、京太郎!」
京太郎「了解っす」ヒョイ
京太郎「ん」ゴロン
衣「♪」
智紀(ラッコの親子……)
一「それなら……」トコトコ ゴロン
京太郎「? 何故隣に?」
一「いやー、なんとなく?」
京太郎「はぁ、?」
歩「わっ、私も!」ゴロン
京太郎(挟まれた……)
透華「んなっ! ふ、二人ともずるいですわ! どちらかそこを代わりなさい!!」
一「残念、早い者勝ちだよ♪ どうしてもっていうなら、歩にどいてもらいなよ」
歩「ええっ!?」
透華「では命令です! 歩、そこを変わりなさいな!」
歩「そんなぁ……」
純「おいおい、騒いでばっかいないで星を見ろよ」
智紀「勿体ない」
衣「ふわぁぁ……すごいぞ京太郎、星の雨だ!」
京太郎「これは確かにすごいですねぇ」
純「……当事者が一番我関せずで星見てるし」
そんなモンプチ
何の気なしに流星群で書いたが、実は流星群観られる日だということを知らなかった俺である
なんだこの地味な奇跡は
もっと違うところに運を下さい(切実)
今日になってから知るとかマジなんなの
【ロココ調の右】
久「母のうしろの仁王の」
京太郎「なんか違いませんか」
久「うーん、音は合ってる気がするんだけど」
京太郎「何でしたっけね……インド人を右に、に近い意味不明さだった気がするんですが」
久「パパの後ろの日本の首相の」
京太郎「多分違いますけどなんすかそのそこはかとない事件の匂い」
久「そもそもどのくらいの長さのセリフだったかしら……」
京太郎「えーと……」
京太郎「なんとかの後ろのなんとかのなんとかの真ん中にあるほにゃららの下のロココ調の右」
京太郎「くらいじゃなかったですかね」
久「ちなみにロココというのは美術様式のひとつで、バロックと似た部分があるらしいわ」
京太郎「まずバロックがわかりませんが」
久「簡単に言うと無駄に派手なヨーロッパのあれよ」
京太郎「何一つ伝わってこない……!」
久「神の後ろの天使の翼の真ん中にあるホクロの下のロココ調の右!」
京太郎「言葉としては綺麗に繋がってるのに何かが著しくおかしい!!」
久「ホクロのある天使とかなんか嫌ね」
京太郎「自分で言っておいてこの人は……」
久「せめて最初の単語だけでもわかればなー」
京太郎「音の感じは合ってるんですよね、多分」
久「うーん、馬鹿の後ろ? とか?」
京太郎「無礼すぎる上になんのヒントにもなりませんがな」
まこ「……おんしらさっきから何の話しとるんじゃ」
京太郎「あれですよ、魔法陣グルグルの」
久「そういえば何のヒントだったかしらこれ」
京太郎「……なんでしたっけ?」
まこ「……よくそんな状態で話を続けられるの」
久「そういえば、よく魔法陣の「ほう」の字を方角の「方」で書いちゃう人いるのよね」
京太郎「あぁ、数学のほうの魔方陣っすか」
久「そうそう。魔法の陣と魔の方陣で意味が全く違うし、形も丸と四角である意味正反対だけど、読みは一緒なのよねぇ」
京太郎「魔の方陣のほうはちょっとした暇潰しになりますよね」
久「何が凄いってちゃんと解があるっていうのがすごいわよね」
まこ「脱線しとる脱線しとる。おんしら話をどこに転がす気じゃ」
雑談なんて話題がコロコロ転がるもんだけどこの二人で喋らせるとほんと際限ない
ちなみに「肩のうしろの2本のゴボウのまんなかのスネ毛の下のロココ調の右(字あまり)」が正解
ヒッサのおさげでククリ(コスプレ)を想像したら思わずふいた
似合ってるとは思うけど
歳の話はやめよう(震え声)
【5月8日】
凛「京せんぱーい」
京太郎「お、凛ちゃん。今帰りか?」
凛「うん。途中まで一緒していいですか?」
京太郎「いいぞ。なんなら一緒に寄り道してくか?」
凛「あー、京先輩悪い子だー。小学生をどこに連れ込もうとしてるんですか?」ニヤニヤ
京太郎「人聞きの悪いことを言うな。喫茶店にでも行こうかと思ってただけだっつの」
凛「あれ、この辺りにそんなお店ありましたっけ」
京太郎「最近出来たんだよ。少し奥まった所でひっそりやってるから知らないかもな」
凛「へー、だったら行ってみたいかも。……あ、でもお小遣いが……」
京太郎「それくらいは奢るよ」
凛「おー、さすが京先輩甲斐性ありますね!」
京太郎「いや誘ったの俺だし。それに凛ちゃん今日誕生日だったろ」
凛「! 覚えてくれてたんですか!?」
京太郎「まあ、うん。可愛い後輩だしな」
凛「えへへ、ありがとうございます♪」ニヘー
凛(やたっ! つまりはこれって誕生日デートだよね!)グッ
京太郎(都合よく遭遇できてよかったぜ、危うくプレゼントが無駄になるところだった……)フー…
凛「えいっ♪」キュッ
京太郎「お……」
凛「それじゃエスコートお願いしますね、京先輩♪」
京太郎「おう、任せとけ」キュッ
凛「~♪」
憧「……」<●><●>
綾「……」<●><●>
憧「ほあっ!? あ、綾! いつの間に……」
綾「おにーさんが校門を出た時からです」<●><●>
憧(す、ストーカー!?)
お前が言うな
凛たんイエア!!
憧さんはぶれないなぁ(諦観)
日付跨いじまった
何度目の報告だよという話だが、また仕事が忙しくなるらしい
無論隙あらば書くが
【5月10日】
怜「13キロや」
京太郎「何の話ですか」
怜「間違えたわ、18歳や」
京太郎「はい。おめでとうございます」
怜「ありがとー」
京太郎「で、怜さん」
怜「うん?」
京太郎「俺はいつまで抱っこしてればいいんですかね」 ※膝の上
怜「今日1日はこのままやな」キリッ
京太郎(理性が持つだろうか……)ゴクリ…
怜「我慢できんよーなら押し倒してもええよ?」
京太郎「不用意なことを言わないでいただきたい……!」
京太郎(そして清水谷先輩の目が恐い!!) ※部室、部活中
視線の意味が序盤と終盤で真逆になる竜華
そういえばメグことダヴァンはどっちが名前なのだろうか
こんな小さい島国なのに……
ありがとう
アレクサンドラ監督はアレク表記
【5月12日】
京太郎「メグさん、ちょっとストップ!」
メガン「なんデスカ? ラーメン屋は待ってはくれまセンヨ!」
智葉「いや待つだろ、少なくとも閉店時間までは」
明華「うぶ……もう限界が……」フラフラ…
慧宇「さすがにこれ以上食べるのは……」ヨロヨロ…
ネリー「2人とも贅沢だよ! お腹いっぱい食べられるのはすごい幸せなことなんだよ!」
アレク「お金を出してるのは私だけど……というかどれだけ食べる気なのよ……」ゲッソリ
メガン「マダマダ、行きたいラーメン屋はアト10件はありマス!」
明華「」
慧宇「」
京太郎(2人が死んでしまう……!!)
智葉「……まあ言い出したのはこっちだから付き合うが、せめてもう少し手加減をだな」
ネリー「ネリーはまだまだ食べられるよ!!」
京太郎「うん、ちょっと黙ろうか」
メガン「監督のオゴリとイウこのチャンスは今日だけデス! 行けるところマデ行ってみせマス!」
アレク「言うんじゃなかった……給料が……」トホホ…
京太郎「いざとなったら俺が弁当作りますよ……」
アレク「お願いするわ……切実に」
ネリーがなんか禁書っぼくなった気がするけど多分気のせい
うーむ、いまいち不調
【マホとタコスと○○先輩】
*3年の教室にて
マホ「麩菓子せんぱーい!」
京太郎「うん、俺のことだというのは判るけど須賀だからね? おいこらそこ笑うな」
マホ「ほぅあっ!? ご、ごめんなさいです須磨先輩!」
京太郎「まだ違う」
マホ「あわわ……えっと、えっと……!」
京太郎「で、なんだ? 用事か?」
マホ「あっそうでした! あのあの、優希先輩に聞いたんですけど、先輩はタコス作りの名人なんですか!?」
京太郎「名人ではないな……得意料理ではあるけど。誰がタコスマエストロだオイ」
マホ「じゃあじゃあ、今度マホにも先輩のタコスを食べさせて貰ってもいいですか!?」
京太郎「いいけど、別に今度と言わず今日でもいいぞ。材料なら部室に置いてるし」
マホ「ホントですか! すごいです! それじゃあ、部活楽しみにしてますね!」ニパー
京太郎「そんな期待するようなもんでも……いやお前らも便乗しようとすんなそんなにはねえよ!」
マホ「ではでは、また部活で!」
京太郎「おう。……おい何をニヤニヤしてやがるテメエら」
京太郎「は!? ばっ、ちげえよ単に可愛い後輩だからであってだな!?」
ミカ「どうだった?」
マホ「ご馳走してもらえることになりましたです! あと、千葉先輩は人気者でした!」
ミカ(まだ間違えてる……逆に凄い)
そしてクラス内でのロリコン疑惑が激化していく京太郎
オウ風評被害やめーや(威圧)
ちょっと小さい子が好きなだけなのにこの言われ様はどういうことなのか
小学生? 大好きですが何か?
【カップヌードル】
久「ヌードル、カレー、シーフード」
京太郎「カップヌードル三原食とでも呼びましょうか」
久「チリトマトを加えて四天王というのもアリかしらね」
京太郎「しおという手もありますよ。けど広げすぎると収拾つかなくなりそうなのでひとまず三原食で語りましょう」
久「個人的にミニサイズとミドルサイズはカレーが最強だと思うのよ」
京太郎「その一方でビッグになるとシーフードの安定感が際立ちますね」
久「ビッグのカレーはね……なんだかこう残念な感じが否めないわ……」
京太郎「めっちゃ伸びますからね、何故か」
久「あんまりおいしくなくなってしまったカレーを食べてる時のわびしさときたらないわよ」
京太郎「その一方でシーフードは意外と伸びにくい気がします」
久「やっぱりスープの違いかしら。でもキングサイズになるとやっぱり伸びるわよね」
京太郎「ですねぇ。キングはもう、原点にして頂点、ヌードルこそ最強ですね」
久「というか……正直どのサイズでもヌードルの味の安心感はすごいわ」
京太郎「時々無性に食べたくなる時があるんですよねぇ」
久「当たり前だけど、これぞカップヌードル! って感じがして、ほっとするのよね」
京太郎「カレーは逆に実はそんな率先して選ばない気がしません?」
久「あー、確かに。他に候補がなかったらカレーにするわね。あとカレーの気分の時」
京太郎「3つの中だとシーフード安定なんですよ俺」
久「わかる。とりあえず買っておくってレベルで選んじゃうわ」
京太郎「それで気付いたら部屋に複数個ストックが」
久「そしてしばらく買い控えてるといつの間にかなくなって」
京太郎「いざ食べようと思った時に無い……」
久「その瞬間の絶望感ときたらもう……」
置手紙『ちょっとコンビニ行ってきます。4人より』
京久((ついに逃げたか……))
一方チリトマトは3分だと若干麺が硬い
【ちぢむ】
浩子「くしゃみで小さなる薬が出来たで」
京太郎「すみません意味がわかりません」
浩子「つまり、くしゃみで小さなる薬や」
京太郎「情報が何一つ増えていない……!!」
セーラ「なんや、薬が小さなるんか?」
浩子「そんなわけないでしょう、なに言うてるんですか(真顔)」
セーラ「お、おう」
京太郎「念のため訊きますけど、何が小さくなるんっすか」
浩子「そらもう人間よ」
京太郎(物理法則仕事しろ!!)
浩子「というわけで江口先輩飲んでください」
セーラ「いやなんでやねん!?」ガビーン
浩子「まあ実はもう江口先輩の茶に混ぜて飲ませたんですけども」
セーラ「んなあっ!?」
京太郎(……江口先輩が小さくなる……だと……?)
京太郎(…………)
せーら『きょうたろー! しょーぶやー!』テコテコ
京太郎「アリですね」キリッ
セーラ「はぁああっ!?」
浩子「ほな早速くしゃみしてもらいましょうか」
セーラ「待て待て待て待て! なんでオレがそ」ガシッ
京太郎「今です船Q先輩!」
セーラ「ちょっおまっ!」
浩子「でかした須賀。ほな胡椒を少々」ぶわさっ
セーラ「ぶふぇっ!?」
京太郎(古典的な上に大量に……)
セーラ「ひっ……ふぁ……っ」
セーラ「……くしゅっ」
京太郎(あらかわいい)
ぼふんっ
セーラ「く、くしゃみしてもうた……」サー…
京太郎「…………」
セーラ「……って、なんも変わってへんやん。おいコラ船Qお、ま……!?」
ひろこ「ふむ、じっけんせいこうですね」
セーラ「お前が縮むんかい!?」
京太郎(これはこれで……!!)
船Qのド●●●ん感
頭良い人ってなんかもうすごいらしいよ
知らんけど
ひろこ「せつめーするとなー、くすりをのんだひとのくしゃみをあびたひとはちいさくなるんや」
セーラ「……ああ、それで「くしゃみで小さなる薬」なんか」
ひろこ「いっかいだけやけどな。もういっかいならまたくすりをのまんといかんねん」
セーラ(心なしか喋りも子供っぽく……)
京太郎「それにしても見事に小さいですね」ナデナデ
ひろこ「ふっふっふ! うちのかぎゃきゅはかんぺきやで!」ムフー
セーラ「言えてへん言えてへん」
ひろこ「んしょっ、けどふくがおっきいわ。めがねもずれるし」
京太郎「何歳くらいになってるんですかこれ」
ひろこ「きゅーしゃいみみゃんや!」
セーラ「ごめんなんて?」
京太郎「9歳未満、ですかね。何故にまたそんな歳に……」
ひろこ「それはやなー」
ひろこ「くーはきゅーで、しゃーはしゃいでー、みーはみーなんや!」
セーラ(さっぱりわからん……)
京太郎「なるほど」
セーラ「今のでわかるんか!?」
京太郎「つまり」
・「く」は「9」
・「しゃ」は「シャー(西)」を「さい」と読んで「歳」
・「み」は「未」で「未満」
京太郎「ということです」
セーラ「こじつけかい!」
ひろこ「はい!」
セーラ「うわ良い返事っ!」
京太郎「ところでこれどのくらいで戻るんですか?」
ひろこ「じっけんちゅーや」
京太郎「なんて無謀なことを……」
セーラ「戻らんかったら大事やで……」
続くかもしれない
そら9歳『未満』ですしおすし
???「俺の科学は完璧だ」
あ、間違えた
「俺の科学力は完璧だ」だ
ふと気付いたんだけど「アメイジング スパイダーマン」って表現って、要するに「究極!!変態仮面」みたいなもんだよな
マスクだけなら!!
一方その頃別室では、
竜華「怜ー、おるー?」
とき「おー、りゅーかー」トテトテ
竜華「」
ぶ ぱ っ ※←鼻血
どさっ
竜華「」ピクピク…
とき「何や、りゅーか体ちょうわるいんか?」ツンツン
泉「いやいや……」
竜華が生命の危機に瀕していた。
竜華「べ、ぼらびぶうんびゃ、ぼべ」
セーラ「ごめんなんて?」
※鼻ティッシュ状態
京太郎「どうしましょうかねぇ」
とき「んー、うちはしばらくこのままでもええよー?」 on 京太郎右膝
ひろこ「もどらなかったらもどるくすりつくります」 on 京太郎左膝
泉(何故当たり前のように二人とも須賀の膝に……)
とき「むしろなんかいつもよりちょう子ええねん」
京太郎「そうなんですか?」
ひろこ「ほうほう」メモメモ
とき「たぶん今なら五じゅん先くらいまで見えるで」ムフー
泉「無茶苦茶パワーアップしてるやないですか」
竜華「ぼび……びっばびばっべ……」ホロリ
セーラ「なに言うてるんかはわからんがなんか言ってることが間違ってんのはわかる気がするわ」
京太郎「怜さんは7、8歳くらいですかねこれ」
とき「10さいくらい若くなっとんのやなー、なんやフシギや」
セーラ「今更それを言うんかい」
泉「船久保先輩は幼稚園年少くらいですかね」
ひろこ「かわええやろ?」ドヤ
京太郎「はい」ナデナデ
ひろこ「ふふーん♪」パタパタ
とき「むー、きょーちゃん、私はー?」クイクイ
京太郎「もちろん可愛いですよ」ナデナデ
とき「むふー♪」ニコニコ
竜華(羨ましい……!)ギリッ…
泉(なんや清水谷先輩のほうから邪な気配が……)
どっちの話なんでしょうかねぇ
【なんか】
淡「たまにね、自分の中からこう、ぶわーっていうか、じわじわーっていうか、どーんっていうか、なんか出てくる感じがすんの」
京太郎「なんだそりゃ」
淡「さあ?」
京太郎「自分でもわかんねーのかよ……」
淡「うん。なんかよくわかんないの」
淡「でも、その時の感じを思い出して、こう、ぐわぁーっ! って広げると、なんか上手くいくような気がするんだよね」
京太郎「なんかって、何だよ」
淡「さあ?」
京太郎「そこもわかんねーのかよ!?」
淡「うん。全然わかんないの。でもなんかこう、どばーっときてどかーんって感じで、うん、なんかそんな感じ?」
京太郎「訊き返されてもわかんねーって……」
淡「ないかなー、そういうの」
京太郎「色々と抽象的すぎてまるでわかんねーよ馬鹿」
昔某友人が言ってた意味不明な話。鉄コン筋クリート観てたら何故か思い出した
親友が言うには要するに何か欲求なのかストレスなのかそういうのが溜まってる状態から爆発するとなんか凄いことになるって話らしい
わかるんだけどやっぱりよくわからない話
【冷】
京太郎「夏がにじり寄って来てますねぇ……」
久「そうねぇ……」
京太郎「こう暑いと、あれですね」
久「ええ、あれね」
京久「「アイス食べたい……」」
京太郎「個人的に真夏はスイカバー最強なんですよ」
久「あー、なんかわかるわ。夏ときたらスイカ、スイカといえばスイカバーよね」
京太郎「普通のスイカも好きですけどあれ、めっちゃ汚れるんですよねぇ」
久「それもまた風情ってもんでしょ。早く売り始めないかしら……」
京太郎「え、スイカって普通貰うもんじゃないっすか?」
久「えっ」
京太郎「えっ」
久「なにそれずるい」
京太郎「そう言われましても……」
久「ただでスイカが手に入るなんて卑怯よ! 今もう貰ってたりしないの!?」
京太郎「流石にまだありませんて。小玉ならそろそろポツポツ出来始める頃ですけど、ピークは6月7月ですし、大玉は7月8月ですよ」
久「なんてことなの……ああもうスイカの話したせいでスイカが食べたくなってきたわ……」
京太郎「スイカってなんであんなうまいんっすかね……」
久「謎ね」
京太郎「とりあえず帰りはスイカバー買って我慢しますか」
久「実は赤色の部分より皮の部分の方が好きだったりするわ」
京太郎「わかります」
久「でもなんとなく先に食べちゃうのよね、あの部分」
京太郎「超わかります」
咲「聞いてたら余計に暑くなってきたよ……」
和「私もです……」
優希「そんな時は激辛タコスで汗を流すんだじぇ!」
まこ「甘いもんの話をしとったんに辛いもんを食わすとか鬼か……」
アイスって選り取りみどりでいいよね
一言言わせてくれ
お前ら一体どこから湧いた(恐怖)
【5月17日】
京太郎「おーっす、ハピバー」
憧「おーっす、ありりー」
京太郎「今年はどこ行く?」
憧「去年は遊園地で一昨年は水族館と行ってるし、たまには街中行かない? 大阪とか」
京太郎「往復時間かかるけど大丈夫か?」
憧「なんとかなるでしょ」
京太郎「そうなると電車か……挑むなぁ」
憧「う……ま、まあ京太郎居るし、平気平気!」
京太郎「一応ボックス席狙ってくか?」
憧「……オネガイシマス」
男性恐怖症改善のための訓練と称して毎年誕生日デートをしている二人
小学の時に当時はサッカー小僧だった京太郎と二人で帰ってる途中に変質者(俺)に「俺の●●●●を見てくれ」やられた際、憧チャーの黄金の左足がおじさんの●●●●をプチッとして二人してトラウマが
というのを考えはしたが書きはしない
俺が物理的に痛いだけですしおすし
【相方】
淡「やー勝った勝った! きょーたろー、ご飯行こー♪」ピョコン ガシッ
京太郎「うおっち。急に飛び乗るなよ危ないな」
淡「えー? そんなこと言いつつ嬉しいくせにー。うりうり」ツンツン
京太郎「まあ実際悪い気はしないけども」
菫「……」ジー…
京太郎「? なんすか?」
菫「いや……仲が良いなと」
淡「にひひ、いーでしょー?」ニヘー
菫「ふと思ったんだが、お前達も喧嘩することはあるのか?」
京太郎「喧嘩っすか?」
淡「したことあったっけ?」
京太郎「喧嘩にならなかった事案なら結構あるぞ」
淡「なんと!」
菫「つまり喧嘩になりそうにはなったと」
京太郎「うーん……喧嘩というか」ウーン…
京太郎「あ」ポン
京太郎「むしろ結構な割合で漫才になってた感じですねぇ」
菫「何故漫才……」
淡「なるほど! 相方だもんね!」ムフー
菫(まんざらでもないだと……!?)
そんな二人
エイちゃん耳かきは予定済みなんだぜ ただしいつになるかは俺にもわからない
木下秀吉は永遠の嫁
性別? 秀吉だろ?
類は友を呼ぶって言葉考えたやつ天才にも程があるだろ
【晴れ】
穏乃「いやー……いやいやいやー……」
穏乃「絶好の登山日和だね!」
京太郎「そうだなぁ」
憧「ちょ……っと……! あんたら、早いわよ……っ!」ゼー…、ゼー…
玄「憧ちゃん、大丈夫?」
京太郎「おいおい、無理すんなよ憧。こっちのペースに合わせなくていいぞ?」
穏乃「そうそう。山登りでは絶対に無理はしない! 鉄則だぞ!」
憧「いや……あんたら見失ったら山の中で迷子になるって……」ハー…、フー…
玄「穏乃ちゃんと京太郎君は体力あるよねー」
京太郎「そういう玄さんもわりと余裕ありますね」
玄「えへへ。私はおうちのお手伝いとかで動き回ってるから、体力には自信あるよ!」ムフー
穏乃「おおう、頼もしい」
憧「私は駄目だわー……小学生の頃はまだ自信あったけど、ずっと麻雀とか勉強とかで運動あんまりしなかったし」ハァー…
京太郎「だからたまには付き合えっつったろ。まあ、穏乃と二人で限界まで走り回るのも面白かったけどな」
穏乃「すごい時は気付いたら神奈川まで行ってたよねー」
京太郎「中華街の肉まんマジ美味かったなー」
憧「はぁっ!? 神奈川ぁ!?」
玄「ふ、二人ともすごいね……」
京穏「「それほどでも」」
憧「この体力馬鹿ども……」
穏乃「ところで、先生達は?」
憧「あー……。ほら、あそこ」
宥「先生、大丈夫ですか?」
灼「ハルちゃん、しっかり」
晴絵「ぜひー! ぜー、ひーっ! はぁあーっ! ひ……うぇっふ! ごふっごふ!」 ←瀕死
玄「……先生、体力ないんだね」
京太郎「宥さんに支えられるレベルってすごいな……」
穏乃「ふーむ、これは私が徹底的に鍛え直してあげる必要がありますなあ!」
憧「どこの鬼教官よあんた……やめてあげなさい」
体力面で穏乃と張り合う京太郎
とりあえず普通に走ったら三日がかりでも無理なんじゃねえの? ってくらいの距離
まあ誰も一日で言ったとは言ってないがなフハハハハ
言ったとはじゃねえよ行ったとはだよ馬鹿か俺
穏乃「口でクソ垂れる前と後に“サー”と付けろ! 分かったか、ウジ虫ども!」
穏乃「俺の使命は役立たずの●●●●ン野郎を見付け出し、蹴り飛ばすことだ!」
穏乃「アカの手先のお●●●豚め! ●●の●でミルクを飲むようになるまで●●●●してやる!」
穏乃「隠れて●●をかいてみろ! 首を切り落として糞を流し込むぞ!」
穏乃「奈良にいるのは鹿と●●●を吸う●●マ野郎だけだ!」
穏乃「パパの●●がシーツのシミになり、ママの●●●●に残ったカスがおまえだ! 分かったか、ウジ虫ども!」
穏乃「ケツの穴を引き締めろ! ダイヤのクソをひねり出せ! さもないとクソ地獄だ!」
考えるのは自由だがそんなもん書かれても、その、なんだ、困る
【5月19日】
京太郎「とりあえずまずは帽子を取ってみるか」
春菜「トレードマークを真っ先に奪われた!?」
凛「もうちょい髪長ければ縛れるんだけどなー。伸ばしなよ、10秒で」
春菜「私妖怪?」
桜子「スカートにする? ズボンにする? それともジャージにする!?」
春菜「いや、ジャージはちょっと……」
ひな「お化粧とかやってみたい所存ー」
春菜「それはやめて!」
春菜「あああなんでこんなことに……」
よし子「あはは……(苦笑)」 ←巻き込まれたくないので何も言えない
凛「ふふふ……春菜も素材がいいから弄り甲斐があって面白いわぁ……」ワキワキ
京太郎「髪は下ろしたままにするべきか、それともアップにしてみるか」
未来「お団子にしよう!」
綾「それじゃ未来ちゃんと同じになるよ」
春菜「下ろしたままでいいよぉ……どうせ似合わないし」
凛「ちょっとちょっと京先輩、こんなこと言ってますぜ?」
京太郎「よーし桜子、姿見持ってこい」
桜子「スガタミ? 京ちゃんの親戚?」
よし子「大きい鏡のことだよ。ほらそこに立てかけてあるやつ」
桜子「あーこれかー」
京太郎「まずはシンプルにポニーテールから行ってみよう」
綾「リボンとかもつけてみますか?」
ひな「もっとふわふわした感じにしてみたい所存ー」
凛「いいねぇいいねぇ、もういっそのことフリッフリの姫ロリ仕様にしてみようか!」
春菜「……もう好きにして」
晴絵「……なあ灼。あそこの高台から望遠鏡構えてるのって、憧だよな?」
灼「気にしない方がい……」
晴絵「お、おう……いやでも、何やってんだあいつ……」
春菜ちゃんはおしゃれさせたら大化けすると思うの
【カレー】
久「昨日セ●ンに寄ったら、やたら赤いカレーがあったのよ」
京太郎「ほう」
久「でも辛いわけじゃなかったわ。むしろ甘いくらい」
京太郎「ということは、トマトか何かの赤さですかね」
久「そうね、原材料のところ見たら、トマトピューレとか書いてあったし」
京太郎「で、お味の方は如何でした?」
久「これ言って良いのかしら……」
京太郎「大体見当は付きますが、どうぞ」
久「なんというか、カレーとハヤシの中間みたいな感じだったわ」
京太郎「トマトピューレの圧倒的破壊力……」
久「けして不味くはないの。ううん、むしろ美味しいのよ」
久「でも、なんというか……ちょっともやもやするのよ」
京太郎「逆に気になりますねそれ」
久「このもやもや感はぜひとも味わってほしいわ。大丈夫、ちゃんと美味しいから」
京太郎「ところでコンビニのカレーって温めた直後の匂いがもうヤバいですよね」
久「確かに……前に並んでいた人がカレーを温めてたりしたらもう、すぐさま列から離れるレベルだわ」
京太郎「でもインド人的には日本のカレーは『カレーではない何か』らしいですね」
久「ピザなんてイタリア人から『ピザではない何か』って言われるわよ」
京太郎「カレーライスはもう日本食と考えていいんでしょうか」
久「どうかしら……間違ってはいないでしょうけど」
咲「中辛」
和「甘口です」
優希「激辛だじぇ」
まこ「うちは辛口じゃの」
和「私は辛いのはちょっと」
まこ「こればっかりは好みが分かれるのう」
優希「辛くないカレーなんて甘くないアイスみたいなもんだじぇ!」
咲「それ大分違うと思う……」
個人的には中辛くらいが食べやすい
市販のルーは別メーカーのをミックスして使うと良い感じ
あと多目に作るのは鉄則 夏場は痛むことがあるからあれだけど
ジャンプのハンドボール漫画が試合中にいきなり全裸になったやつしか思い出せん…
歳か
いよいよ本気で投下が怪しくなってきた
ネタはこれでもかというほどあるのだが……
【ないものねだり】
哩「……巷には『おっぱい枕』っちもんがあるらしい」
姫子「……おっぱい枕ですか」
美子「…………」ペタペタ
煌「…………」ペタペタ
仁美「なしてこん面子でそがん話ば……」
哩「姫子と二人で京太郎ん部屋ば行った時んこつばい」
煌「ちょっとお待ちをその話詳しく」ガタッ
姫子「詳しくも何も忘れもんば届けに行っただけばい」
美子(ずるい……)
哩「そこで発見したんが、これや」ス…
『おっぱい☆パラダイス ~溢れる母性、魅惑のおっぱい枕編~』 ※エロ本
仁美「持ってきたんですか」
哩「なんか参考になるか思って……」
煌(新手の自虐プレイでしょうか……)
哩「ばってん……これ読んだ限りやと、京太郎が巨乳好きちいうこつしかわからんかった……」ズーン…
姫子「だ、大丈夫ですよ部長! おおお女は胸だけとちゃうですし!」カタカタ
美子「……」ウンウン
哩「やったら、私らん魅力って、何やろかなぁ」
煌「…………」
仁美「…………」
美子「…………」
姫子「…………」
哩「…………」
哩「……いかん。どげんプレイでも受け入れる気概くらいしか思い至らん」
煌「むしろそういう覚悟はあるんですか」
なおこの後合流した京ちゃんが太ももについて熱く語った挙句膝枕権争奪戦争に発展するのだがそれはまた別の話である
煌さん→耳掻きしてくれたり優しく子守唄とか歌ってくれそう
美子さん→寝付くまで静かにそっと撫でててくれそう
仁美→駄弁ったりちょっかい出しあったりして休まらなそうだけど一番キャッキャウフフしそう
哩→緊張でガチガチになってテンパって逆に宥められたりした挙げ句枕役が反転しそう。そしてまた結局テンパりそう
姫子→照れながらも嬉しさ全開でにこにこしながら撫でてきてくれそう
結論: かわいい(断言)
【すばらまくら】
煌「さあ! どうぞ遠慮なくおいでませ!」ポンポン
京太郎「……では、失礼して」ス… ポスッ
※なお他の子たちは席を外しております。
京太郎(……これはなかなか)
煌「いかがですか? 私のひざまくらは」
京太郎「そうですね……」
京太郎(やや細身でありながらも絶妙な柔らかさと滑らかさ……)
京太郎(そして花田先輩だからか感じる、凄まじいまでの安心感……)
京太郎「すばらです」キリッ
煌「すばらっ! ご満足いただけたようで大変にすばらです!」ニパー
京太郎(かわいい)
京太郎「こうしてると眠くなってきますねぇ」
煌「でしたら、お休みになってもかまいませんよ。なんでしたら子守唄でも!」
京太郎「花田先輩の子守唄ですか、聴いてみたいです」
煌「すばらっ! お任せください、私が京太郎君に最高の安眠時間をお届けします!」
京太郎「ははは、なんか頼もしいっす」
煌「それでは、うぉっほん!」
煌「ぼぉや~、よい子だねんねしな~♪」
京太郎「何故その曲を選んだ!?」
オチを忘れないすばら先輩
【よしこまくら】
美子「交替だよ」カチャ
煌「おや、もうですか」 E:耳かき
京太郎「ありがとうございました」ムクリ
煌「いえいえ。こちらこそ途中になってしまい申し訳ありません」
美子「耳掃除?」
煌「意外に汚れていらっしゃるようで。あ、そうだ! よろしければ安河内先輩、どうぞ続きを!」
美子「へぁっ!? わ、私がするの!?」
煌「さあさ遠慮なく! それでは私はこれにて! すばらっ!」
パタン
京太郎「……」
美子「え、えっと……」 E:耳かき
京太郎「あー……お願いしてもいいですか?」
美子「う……うん……。それじゃ」ス…
美子「どっ、どうぞ」ポンポン
京太郎「失礼します」ゴロン ポスッ
美子「その……どう、かな?」
京太郎(……吸い付くような肌と弾力! 柔らかすぎず硬すぎず実にすばらっ!)
京太郎「素敵です」キリッ
美子「そ……そぅ……」カァァ…
京太郎「耳掃除をお願いしても?」
美子「うん。あの、痛かったら言ってね?」
京太郎「はい」
京太郎「…………」
美子「……ん、終わり、かな。京太郎君、反対は……京太郎君?」
京太郎「んぁ……あぁ、すみません、微睡んでました」
美子「ふふ、そっか」ナデナデ
京太郎「反対は花田先輩が済ませてくれたので、大丈夫です」ウトウト
美子「うん、わかった」
美子(ちかっと残念たいね……って、なんば考えとっとね!?)ブンブン
京太郎「安河内先輩?」
美子「な、なんもなかよ!?」
京太郎「はぁ、はい……」
京太郎「ふぁ……く」クワァ…
美子「……眠い?」
京太郎「すみません……思いの外気持ちよくて……」
美子「……そっか」ナデナデ
京太郎「お……」
美子「眠いのなら、寝てていいよ。交替までまだあるから」ナデナデ
京太郎「……ありがとう、ござい……す…………」
京太郎「…………」スー… スー…
美子「……ふふっ」ナデナデ
引っ張ってくれそうなすばら先輩と甘やかしてくれそうな美子ちゃん
大幅に過ぎているが
【5月24日】
白望「…………ダルイ」グデー…
京太郎「ご覧の有り様でございます」
塞「案の定というかなんというか……ほらシロ! 今日はみんなで一緒に出掛けるって約束だろ! 起きなって!」
白望「ダルイ……眠い……」
胡桃「怠けるな!」
塞「ええい! エイちゃんカーテン開けちゃって!」
エイスリン「ハイ!」シャッ!!
白望「うぁぁ……とけるぅ……」
豊音「えっ、溶けるの?」
京太郎「溶けませんよ?」
豊音「なんだ、びっくりしたよー」
白望「誕生日くらい寝させて……」
塞「いやいつも寝てんじゃん」
白望「誕生日にも寝させて……」
胡桃「シロはどれだけ寝る気なのかな……」
白望「…………」ンー…
白望「寝なくてよくなる時まで?」
塞「そんな時は永遠に来ないって」
豊音「あははー、シロは今日もいつも通りだねー」
エイスリン「イツモドオリ!」
胡桃「仕方ない、最後の手段に出ようか。京太郎」
京太郎「うぃす」
白望「? 何?」
京太郎「もしこのまま起きないようなら」
京太郎「シロさんのために作った料理もケーキも俺達だけで食べます」
白望「そんなことさせない」ムクッ
塞「はぁ……結局京太郎の料理で釣るのが一番早いのか……」
豊音「京くんのご飯おいしいからね。仕方ないよねー」ニコニコ
エイスリン「ウンウン」コクコク
京太郎「……胡桃先輩、ひとついいっすか」
胡桃「何かな?」
京太郎「自分で言うのもなんですけど、なんか餌付けしてるような気持ちになってきたんですが」
胡桃「……気にしたら負けだよ」
そんな誕生日の朝のやり取り
現時点で大分止まりまくってるが、すまんしばし休むかもしれん
自分で言うのもなんだが珍しく精神的にキてるらしい
とりあえず書きたいのに書けないこの精神状態をなんとかするためにも週末までは充電期間に充てる
まあフッ切れ次第復活するが、経験的に急失速から一週間もあれば勝手に復活するのでゆるりと待っていただければ
リセットボタンって便利だよなぁ、と思う今日この頃
別に俺自身にリセットボタンがあるわけではないが
【大雨】
ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー───…
淡「あわー……」
京太郎「モノの見事に土砂降りだなこりゃ」
淡「すっごいねこれ。全然外が見えないよ」
京太郎「だからって窓に張り付くな。というか、お前帰らないのか?」
淡「傘ないもん」
京太郎「マジでか。予報だと深夜まで降りっぱなしだぞ」
淡「おおう、それは困りましたなー」
京太郎「そもそも降水確率90%越えてたろうが。せめて折り畳みとかないのかよ」
淡「ふふん、淡ちゃんのカバンの中にはご飯と筆記用具しか入ってないよ!」ドヤッ
京太郎「いや……威張って言えることじゃねえぞそれ……」
京太郎「……ったく、しょうがねえな。送ってってやるよ」ハー…
淡「お? デクノボーは傘あるの?」
京太郎「ひとつだけな。ま、デカいやつだから二人でもなんとかなるだろ」
淡「ふーん……」
京太郎「ほら行くぞ。さっさと出ろ」
淡「うん」テテテ…
ざ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ …… !!
京太郎「うわすげぇ……」
淡「え? 何?」
京太郎「ん? なんだって?」
淡「なに!? 聞こえない!!」
京太郎「声がでけえ!!」
淡「しょーがないじゃん聞こえないんだから!!」
京太郎「あーはいはいすみませんね!! とにかく、さっさと行くぞ!!」バッ
淡「わかった!!!!」
京太郎「声がでけえ!!!!」
淡「あわー……何これ滝?」
京太郎「いや雨だろ。それよりもうちょい寄れよ、濡れるだろ」
淡「うん」
京太郎「大星の家ってどっちだっけ?」
淡「んーと……あっちかな」
京太郎「何故曖昧になる……」
淡「雨で見えないんだもん」
京太郎「そういう問題か……?」
淡「それより傘もっとこっち寄せてよ」
京太郎「いやお前がもうちょい寄れって」
淡「むーん……あ、閃いた」
京太郎「なんだよ」
淡「おんぶにしよう!」
京太郎「その考えは今すぐ雨に流せ」
淡「えー」
京太郎「大体お前がちゃんと天気予報見てれば予防できたことだろが。一緒の傘に入れてやってるだけありがたいと」
淡「よ、ほっ、せっ」ヨジヨジ
京太郎「登ってんじゃねえよ!?」
そんな雨の二人
【ひとみまくら】
仁美「うーい」ガチャ
美子「あ、交替?」ナデナデ
仁美「ん。あれ、京太郎ぬっとっと?」
美子「うん。起こす?」
仁美「いや、そのまんま交替すったい」キュピーン
美子「わかった。そーっとそーっと……」クイ ス…
仁美「そいで滑り込むようにさっと」サッ
京太郎「…………」グゥグゥ
仁美「よかぬっとっとねー」
美子「それじゃ、また後でね」
仁美「おー」ヒラヒラ
パタン
仁美「しっかしよく起きんな。うりうり」グリグリ
京太郎「んぐぁ……zzZ」スピャー
仁美「眉間弄ったくらいじゃ起きんか。んー」ナデナデ
仁美「うわ……なんやこんサラサラん髪……」イラァ…
京太郎「ん……んん……? なんか硬い……」
仁美「おうどういう意味や」ベシッ
京太郎「った……んぁ、あれ? 江崎先輩?」
仁美「おはようさん。美子やなくて残念やったな」
京太郎「あー……寝てる間に時間になってたんすか。なんかすみません」
仁美「……まあ、そいはよかばってん、私ん膝はどうなん?」
京太郎「ふむ……」
京太郎「硬くてちょっと痛いですね。痩せすぎでは?」
仁美「なんやとこら。うりうりうり」ガシガシ
京太郎「ちょっ、髪弄んないで下さいよ!」
仁美「うっさいこんアホ! ほぅれ変な前髪ぃ」クリクリ
京太郎「いややられても鏡がないと見えないんですが」
仁美「あ、ちょい待ち。もうちかっと面白くしてから見せるけん」
京太郎「俺の髪はおもちゃじゃないんですがねぇ……」
仁美「こんサラッサラな髪ばしちょる京太郎が悪い」
京太郎「なんつー暴論」
リハ・ビリー
【待ち合わせ】
ミーンミンミンミンミー…
京太郎「…………」
まこ「…………」
京太郎「……、来ないっすねぇ……」
まこ「じゃのう……」
京太郎「……。暑いっすねぇ……」
まこ「じゃのう……」
京太郎「…………」
まこ「…………」
京太郎「待ち合わせ、何時でしたっけ……」
まこ「10時のはずじゃが……」
京太郎「……今、11時っすよね」
まこ「……おう」
京太郎「っあー───! もう!! なんで四人揃ってものの見事に遅刻なんだぁ!!」
まこ「参ったのう……連絡があっただけマシじゃが」ハァ…
京太郎「駄目だ……このままじゃ待ってる間に干物になってしまう……!」
まこ「メールを見たかぎりじゃと、まだ30分は来そうもないしの……」
京太郎「とにかく、一旦どこかに避難しましょう! そこの喫茶店にでも!」
まこ「そうじゃね。そうするかの」
京太郎「くっそ、もっと早く避難するべきだった……汗がやば──」
まこ「? どうした?」
京太郎「」
京太郎「……イエ、ナンデモ」ギギギ…
まこ「妙なやつじゃのう」
※E:白ワンピ
この後気付いたまこが真っ赤になって京太郎を叩いたり実は既に居た四人がスネークしてたりなし崩し的に京まこデートに発展したりしますが特に問題はありません
【化粧】
久「眉毛をさ」
京太郎「はい?」
久「剃って書き直す子達っているじゃない?」
京太郎「ああ、いますね」
久「無意味よね」
京太郎「女性の貴女がそれを言いますか」
久「だってわざわざ顔を真っ白にしてその上に化粧を重ねるのよ?」
久「個性もへったくれもあったもんじゃないわ」
京太郎「言いたいことはわかりますが……」
京太郎(顔立ちが素で整ってる部長の言って良いセリフではないかと……)
久「白い紙に似顔絵描いてるようなもんじゃない。どうせなら素材を生かさなくちゃ」
京太郎「いやまあ確かに間違っちゃいませんけども」
久「というわけで須賀君という素材を生かしてみようと思うのよ」
京太郎「……はい?」
久「ここに須賀君に合わせたサイズの女子の制服があります」
京太郎「」ダッ!!
久「今よみんな! 捕まえて!」
優希「逃がさないじぇ!」
和「大人しくしてください!」
咲「京ちゃん観念してね!」
まこ「すまんのう」
京太郎「馬鹿な!? 優希と咲はまだしも和や染谷先輩まで!?」
久「ここで発表します。今日の部活動は須賀君の女装撮影会です」
京太郎「何の意味があるんですか!?」
久「趣味よ!」
京太郎「趣味かよ!?」
この後たっぷり弄ばれました
【職業】
京太郎「優希は性格的には戦士あたりか?」
和「いえ、火力と速度と後半の息切れを考慮すると、魔法使いかと」
優希「おおう、確かに!」
咲「和ちゃんは……僧侶とか?」
京太郎「あー、なんか雰囲気とかそんな感じだな」
和「そうですか……? 個人的には、町の人Aとかその辺りかと……」
優希「それじゃただのモブキャラだじぇ」
京太郎「じゃなけりゃそうだな……頭いいから商人か、もしくは賢者とか」
咲「あー……『さとりのしょ』とか読んでそうだもんね」
和「実在しないものは読めませんが」
京太郎「いやいや、ものの例えものの例え」
優希「染谷先輩はどうなるんだじぇ?」
京太郎「ふむ、一番商人が似合いそうではあるが……」
咲「言っていい?」
和「どうぞ」
咲「宿屋の娘」
京和優「「「あー……」」」
優希「これ以上ない人選だじぇ」
京太郎「確かに、変に職業に拘るよりもそっち系でこそしっくりくるものがあるな」
和「それを言ってしまったら、私もやはり町の人Aでは?」
咲「いや、和ちゃんは間違いなく精霊とか女神様とかのほうだと思うな」
和「ふぇ!? そ、そうでしょうか……」
京太郎「うんうん。もしくはお姫様とかな」
和「そ、そんな……私がお姫様だなんて……!」モジモジ
優希「そして京太郎はその城にいる兵士Aだじぇ!」
京太郎「モブ中のモブじゃねえか!?」
和(もしもそうなったら、へ、兵士とお姫様のっ、禁断の……!)ブンブンブン
咲(和ちゃんがまた変なこと考えてる気がするよー……)
咲「あ、そうだ。それじゃ私は?」
京太郎「そりゃあ……」
優希「…………」
和「…………」
咲「…………」
咲「…………?」
京和優(((言えない……魔王とは言えない……)))
久「やっほー、部活やってるー?」ガチャッ
京太郎「あ、遊び人が来た」
優希「ほんとだ遊び人が来たじぇ」
和「遊び人が来ましたね」
咲「うん、遊び人だね」
久「顔見せるなりこの言われ様は何!?」
咲さんが魔王という風潮
【酒】
優希「酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞー♪」
京太郎「飲もうとすんな」スパーン ※ハリセン
久「あら綺麗な音」
京太郎「というか何故酒があるのかね片岡くん?」ムギィー…
優希「ひひゃひゃひゃはひ! ひひゃひひひゃひひゃひ!!」バタバタ
咲「京ちゃん、あんまりほっぺた引っ張ったら可哀想だよ……」
まこ「自業自得じゃあ」
和「これ、お酒なんですか?」
咲「見た目だけ見るとちょっと珍しいジュースかと思っちゃうよね」
和「はー……」
京太郎「お前まさか日常的に飲んでるんじゃねえだろうな」
優希「いやー……たまたま間違えて買ってきちゃったんだじぇ」テヘリ
久「いやいや、たまたま間違えてもレジを通らないでしょ」
優希「そこは個人経営の店を狙ってバッチリだじぇ!」
咲「つまり狙って買ってきたんだね」
優希「ハッ!? しまった!!」
久「はい没収」
まこ「ほいよ。とりあえずバッグの中にでもしまっとくかの」
優希「あー私の酒がー……」
京太郎「アホか。合宿に酒持ち込むとかどこの不良だ」
優希「あははー、まあ流石に冗談だじぇ。もしもばれたら大問題になるからな!」
咲「持ち込んでる時点で相当問題だと思うよ。ねえ原村さ」
和「んっ、んっ、んっ」ゴキュゴキュ
咲「」
和「っはぁ……意外とイケますね」ドンッ
京咲優ま久「「「「「──ぇぇぇえええええええええええ!!?!?」」」」」
久「なんてことになる可能性もあるから変なもの持ち込んじゃ駄目よ?」
和「私は飲酒なんてしません!!」
優希「全くひどい言いがかりだじぇ!?」
京太郎「目が泳いでる目が泳いでる」
そんな五月の合宿前のやり取り
【酔わせてみた ver.和】
京太郎「ただいまー。っても誰もいねえけど」
和「お邪魔します」
京太郎「とりあえず荷物はキッチンに持ってくか。遠慮なく上がってくれな」
和「はい」
京太郎「しっかし、なんでまた春期大会の打ち上げが俺ん家なんだか……」
和「優希や咲さんの希望ですし……」
和(私も来たかったというのもありますが)
京太郎「で、当の二人と染谷部長は?」
和「食材と、いくつか料理を用意して来るそうです。それと、竹井先輩も来るみたいですよ」
京太郎「……あの人ヒマなのかね」
和「さあ……」
京太郎「まあ来るまではやることもないし、飲み物だけ冷蔵庫に放り込んでのんびり待つかね」
和「そうですね」
京太郎「しかしまあ、結構適当にカゴに放り込んだから種類あるなぁ……」ゴソッ
和「入りきるでしょうか」
京太郎「んー、溢れたら適当に置いとけばいいだろ。流石に全部飲むとは思えんし」ガチャガチャ…
京太郎「とか言ってたら案の定溢れたな……まだ冷たいし少しだけ飲んじまうか。和ものど渇いただろ」
和「実は少し……」
京太郎「んじゃこん中からどうぞ。さーて茶菓子かなんかあったか……」
この時目を離したが為にあんなことになろうとは……
京太郎「うーん、煎餅くらいしかなかったな。悪いな和、ろくなもん出せなくて」
和「…………」
京太郎「和?」
和「……ひっく」
京太郎「?」
和「…………」ポー…
京太郎「和? なんか顔赤いけど……どうした?」
和「……………………ふふっ」ニマァ…
京太郎「!?」ビクッ
和「ふふふ……ふふふふふふふふふふふ……」フフフフフ…
京太郎「の、和……? どうし……っておまその缶!?」
『KIRIN コーラショック(お酒)』
※コーラとウォッカのカクテル(現在生産中止)
京太郎(ナニィイイイイイイイイ!!?!?)
京太郎(馬鹿な!! コーラショックって普通に炭酸飲料じゃなかったか!?)
※非常に紛らわしいですが、『KIRIN コーラショック(お酒)』と『JT コーラショックプラス(炭酸飲料)』が存在します。
和「ふふふふふふ……コーラって思ったより美味しいんですねぇ……」ニコニコニコ
京太郎(完全に酔ってる! つーか酔うのはえーな!?)
和「ん……暑いです……」シュル…
京太郎「ちょっ待て待て脱ぐな! 今エアコンつけっから!」ワタワタ
和「えいっ」スポーン
ぷるんっ
京太郎「」
和「はふぅ……涼しくなりました……」
京太郎( ア カ ン )
和「……須賀くんも脱ぎましょう」ユラァ…
京太郎「ホァッ!?」
和「大丈夫です。ちょっと涼しくなるだけですから……」フラフラ
京太郎「セイセイセイ! 落ち着け和別に脱ぐ必要は」ドンッ
京太郎「しまった壁が!?」※クリスマス以来2度目
和「ふふっ、つかまえたぁ♪」ギュー
むにゅんむにゅん
京太郎「」
和「んー……すー……須賀くんの匂い……ふ……ん」スーハー
須賀ホーン「出番かね?」ムクリ
むにゅんむにゅん
京太郎「」
京太郎「」
京太郎「」
プツンッ
京太郎「和ァァアアア!!」ガバッ!!
和「ふゃんっ!」ドサッ
咲「何してるのかな二人とも」
京太郎「」
和「ぁん……そんな急に……」モジモジ
咲「……京ちゃん」
京太郎「ま、待て咲! これにはやむにやまれぬ事情が!!」
和「は、初めてですから……せめて優しく……」
咲「…………」ニッコリ
京太郎「」
<カァン!!
<ぬわー─っ!!
魔王による華麗なインターセプト
マジで日中の時間が無くなってきたぜフゥハハハァ!!
投下できない日が増えそうだ
【公認の仲】
久「例えば私と須賀君が恋人のふりをしたとします」
京太郎「はい」
久「どういう反応が見られるかしら?」
京太郎「それを俺に訊くんですか」
久「いっそ試してみる?」
京太郎「…………」
咲『京ちゃん……毎度毎度仲良しなのはいいけどその度にお腹空く話するのやめてよ……』
和『部長とお付き合いされているのでしたら、そろそろあの雑談という名のテロ行為を自重させて下さい』
まこ『おんしがしっかり手綱握っとかんと暴走するけえ、なんとかせい、な?』
優希『それよりタコスを作るんだじぇ』
京太郎「……いや、多分今と状況一切変わんないです」
久「そう?」
京太郎(既に付き合ってるものとみなされてるからなぁ……)
久「ところで恋人と言えば駅前の喫茶店でカップル限定パフェが出るようになったのよ」
京太郎「ほう、いいですねパフェ。四季を問わず楽しめますが、これから暑くなる時期ですから冷たいパフェがより一層おいしくいただけますし」
久「そうそう。アイスクリームもいいけど、喫茶店で頼むならやっぱりパフェよねー」
京太郎「折角ですし近々行ってみますか。カップルのふりでもして」
久「そうね、その時は須賀君にお相手お願いしようかしら♪」
和「……まさかあれで別に付き合ってるわけではないとは」
咲「意外だよね。クラスのみんなに教えたらすごくびっくりしてたよ……」
まこ「というか、また結局食いもんの話じゃのう」
優希「腹ペコさんだじぇ」
咲さんあなた人のこと言えた義理じゃないんじゃないですかね
駄目だ飯関係のレス見るたびに噴く
【そういえば】
京太郎「そういえば、インハイ二回戦の大将戦の最後、咲お前盲牌すらせずに加槓したよな」
咲「へ? あー、うん」
京太郎「なんなの?」
咲「なんなのって言われても……」
京太郎「ツモの予測ならまだしもツモる牌が完全に見えてるとか割と本当に意味不明なんだけど」
咲「そうかなぁ……」
京太郎「なんなの?」
咲「なんなのって言われても……」
ふと全国編アニメ見返したら盲牌すらしてなかったんですけどこの子
【無自覚】
咲「麻雀って楽しいよね!」ゴッ
マホ「あわわわわわわわわわ……!」ガクガクブルブル
京太郎「もうやめろぉ! マホが再起不能になる!!」
咲「えっ」
マホ「しゅ、しゅましぇんぱぁい……!」エグエグ
京太郎「よしよし、もう大丈夫だからな。あと須磨じゃなくて須賀だ」ナデナデ
和「よく判別できましたね……」
咲「あれぇー……なんでこんなことになってるの……?」
優希「おおう、無自覚だじぇ」
京太郎「だから無理に手加減しようとするなと」
咲「えっ、で、でもそうしたら練習が……」
和「あの……言いにくいのですが、手加減しようとするあまりにその……いつも以上にプレッシャーが……」
咲「ええっ!?」
マホ「しぇんぱぁい……!」グズグズ ギュー
京太郎「もうマホの面倒は俺が見るから、他回れ、な?」ポンポン
咲「うー……もっとマホちゃんと打ちたいのにー……」
優希「実力の差がありすぎてマホがもたないじぇ」
和「咲さんはまず気迫を抑えませんと……」
咲「うーん、そんなこと言われてもわかんないよ……」
京太郎「自覚がないってこえーな」ナデナデ
マホ「ふえぇ……」ギュー
三年時の咲さんと打った場合慣れてないと多分みんなこうなる
【卒業後 白糸台】
菫「久しぶりだな、京太郎」ヨッ
京太郎「……へ?」
京太郎「菫さん? なんでここに……」
菫「たまたま暇が出来たのでな、後輩の様子を見に来た所だ」
菫「で、新虎姫の面子はどうした?」
京太郎「あー……今ちょうど一年の指導に回ってますよ。あとまだ虎姫の正規メンバーが確定してないんで、その絡みで」
菫「なんだ、そうなのか?」
京太郎「そもそも去年が異常でしたからね。紅茶飲みます?」
菫「ああ、戴こう」
菫「相変わらず美味いな」
京太郎「恐縮です」
菫「ところで……聞いたぞ、春季大会の結果」
京太郎「聞かれちゃいましたか」
菫「まあ雑誌で見ただけだがな。大したものじゃないか」
京太郎「うーん……俺の方はそんな実感ないんっすけど。ああでも淡や先輩方はガチですね」
菫「全く末恐ろしいよ。京太郎に至っては、去年まで碌に打ったこともないとは思えないな」
京太郎「先生が良いですからね」
菫「そういうことにしておこう」クスッ
淡「たっだいま~! あれ? スミレがいる!」
誠子「おお? お久しぶりですね先輩」
尭深「こんにちわ」
菫「来たか。三人とも久しぶりだな」
淡「あーっ! 菫だけ紅茶飲んでずるい! きょーたろー、私も!」
京太郎「はいよ。ちょっと待ってろな」
菫「淡は相変わらずのようだな」
誠子「これでも一年生の前では落ち着いてるんですよ。ただ、京太郎がいるとタガが外れますけど」
菫「一人で牌譜整理なぞしていた本当の理由はそれか……」
尭深「賑やかなんですけどね。指導の時にはちょっと」
誠子「どっちかって言うと京太郎に指導させたほうが、一年の呑み込みが早いんですけどね」
菫「なるほど、相手の本質を見抜く目は健在というわけか」
尭深「でも、京太郎君は一人しか居ませんから」
京太郎「? 何の話です?」
菫「ん? いや何、京太郎は器用だなという話さ」
淡「ふふーん、私の未来の旦那様だもん! 当然っ♪」ギューッ
京太郎「こらこら、茶を淹れる時に抱きつくな。危ないだろ」ナデナデ
菫「その関係も相変わらずのようだなははははは」ヒュッ パァン!!
誠子「……先輩もお変わりないようで」
菫「ははははははは」
誠子(目が笑っていない……!)
京太郎「折角なんでお茶菓子も出しましょうか」
照「お菓子と聞いて」ガラッ
淡「あ、テルだ」
誠子「宮永先輩まで。どうしたんですか一体」
照「暇だったから京ちゃんにお菓子を貰おうと思って」
菫「……いやお前、今住んでる所からここまで結構距離あるだろう」
照「それを言ったら菫もそう」
菫「私は単純に後輩の様子を見に来ただけだ」
照「じゃあ私も後輩の様子を見に来たということにしておく」
菫「建前を後付してどうする」
京太郎「まあ来るんじゃないかとは思ってましたけども」
尭深「そうだね、結構来てるし」
京太郎「隙あらば来ますよね」
淡「うんうん。それも決まってお茶の時間にね!」
菫「何をしているんだお前は……」
照「お菓子を食べに来ている」
菫「そういうことじゃなくてだな」
誠子「言うだけ疲れるだけだと思いますよー」
京太郎「しかし久々に旧虎姫が揃いましたね」
淡「スミレが全然来なかったからねー」
照「菫ももっと来るべき」
菫「……なんだ、私がおかしいのか?」
誠子「いやぁ、どっちかって言うと宮永先輩のほうが異常なんじゃないかと」
尭深「でも、折角集まったんですから、今日は皆でお茶にしましょう」
京太郎「ちなみに今日のお菓子はクルーゾワです」
淡「何それ初めて聞いた」
尭深「フランスのお菓子だね。ヘーゼルナッツが入ってるんだっけ」
京太郎「です。たまたまレシピを見付けたんで挑戦してみました」
照「……」ダバー…
誠子「よだれ!!」
菫「照お前食いしん坊度が上がってないか?」
照「そんなことはない」フキフキ
京太郎「はははっ、じゃ、まあ皆さん遠慮なくどうぞ」
淡「いっただっきま~す♪」
照「いただきます」
菫「躊躇いもなく……やれやれ、全く」クスッ
こんな風な出来事が続いたり続いたり
【ありがちな駆け引き】
久「漫画とかでよく、好きな人や気になってる人に対して「今気になってる人がいます」ってアピールする展開あるじゃない」
京太郎「王道ですね」
久「でもあれって結構な賭けよね」
京太郎「というと?」
久「相手の性格や自分の捉え方でひどいすれ違いをすることもあるってこと」
京太郎「あー……そういえばサラ●●イズでそんな話ありましたね。女の子の結婚式になってから初めて高校時代両想いだったって判明したやつ」
久「そうそうあんな感じ。そういうすれ違いを避けるためにもね、想いはきちんと伝えるべきだと思うのよ」
京太郎「それはまあごもっともですが……難しくはないですかね」
久「そういう弱気な姿勢はノン! 何事も勢いが肝心なのよ!」
京太郎「そんなもんですかねぇ……」
久「そんなもんよ。というわけだからほら」ヘイ
京太郎「……?」
久「試しに好きな人を教えてごらんなさい」カマン
京太郎「そう来ますか……」
久「どうせ和なんでしょ! このおっぱい星人!」ペッ
京太郎「勝手に断定されて勝手に軽蔑された!?」
京太郎「いやまあ確かにおっぱいは好きですけども!」
久「正直あのおっぱいは反則よね。同性の私でも思わず鷲掴みしたくなるもの」ワキワキ
京太郎「気持ちは痛いほどよくわかります。が、別におっぱいで人を好きになるほど短絡的じゃないですよ俺」
久「あらそうなの? じゃあ誰が好きなのかしら」
京太郎「普通この流れだったらまず好みから訊くもんじゃないですかねえ」
久「そんな細かいことはいいのよ! さあ速やかに白状なさい!」
京太郎「なんか俺に好きな人がいる前提で進めてますけど、いるとは一言も言ってないんですが」
久「あら、いないの?」
京太郎「ここは黙秘で」
久「ちょっと! それじゃ気になるじゃない!! いるかいないかだけでもハッキリしなさいよ!!」
京太郎「いやあの部長、最初に自分がした話覚えてます?」
久「──ハッ!」
京太郎「というかなんでそんな気になるんですか?」
久「え? あー……、あれ? なんでかしら?」
京太郎(自分で話振っておいて無自覚ときた……)
久「うーん、なんなのかしら……なんだかものすごいモヤモヤするわねこれ……」ムムム…
京太郎(なんで自分のことだけ鈍いんだろうなこの人は……)
京太郎「はぁぁ……」
久「ちょっと、なによそのため息は」
京太郎「なんでもないですよ。単にどっと疲れただけです」
久「? ??」
割と核心的なことまで言ってるのに気付かれない京ちゃん
京太郎「とまあそんな会話があったわけよ」
和「それはまた……なんと言ったらいいか」
優希「部長にも困ったもんだじぇ」
まこ「相変わらずいうか、なんというか……」
京太郎「どうなんすかねぇこれ。自惚れじゃなけりゃ脈ありだとは思うんすけども」
まこ「そりゃーもう、なあ?」
和「正直傍目から見たら丸わかりですよ」
優希「むしろ気付いてない部長が異常なんだじぇ」
まこ「全くの」
京太郎「まあ俺が察するくらいだもんなぁ……っと、リーチ」
和「ポン。というか、須賀君のほうはどうなんですか?」
京太郎「俺か?」
まこ「んむ、まあそこが肝心じゃの」
優希「どうなんだ? 京太郎は部長が好きなのか?」ワクワク
京太郎「なんで楽しそうなのお前」
京太郎「まーそうだな、好きだよ。ちゃんとな」
和「はー……」
まこ「えらいはっきり言いよるの……」
優希「ほほう、なんでだ? どこを好きになったんだ?」ニヤニヤ
京太郎「お前完全に面白がってるだろ」
優希「恋バナは女子トークの華だからな! 盛り上がらずにはいられないじぇ!」
京太郎「男子交えて女子トークすんな」
和「失礼、ツモです。2000・3900」
京太郎「あらら、持ってかれたか」
まこ「京太郎の待ちはどうなっとったんじゃ?」
京太郎「一応断平確定の三面張だったんですけどね」パタリ
優希「おー、ものの見事に私らの手牌で使い切ってるじぇ」
和「惜しかったですね」
まこ「ふむ、これならむしろ三面張は諦めてこことここを──」
京太郎「ああなるほど、そうすると──」
久「…………」
久「」フラ… ゴンッ
久「」ヨロヨロ…
咲「……あれ、部長。どうしたんですか?」
久「あ、あら、咲……」
咲「顔真っ赤ですけど……風邪ですか?」
久「あー……そ、そうかも、ちょっと、保健室で休んでくるわね。あはははは……」
咲「……? はい、お大事に……」
久「…………」フラフラフラ…
咲「…………」
京太郎「……」ヒョコ
まこ「……」ヒョコ
和「……」ヒョコ
優希「……」ヒョコ
まこ「どうじゃった?」
咲「間違いなくガチです」
優希「これで少しは進展するかもしれないな」
京太郎「というか、こんな回りくどいやり方する必要あったんすか?」
まこ「久のことじゃ、どうせ正面から告白しただけじゃあ逃げ回ってまともに返事したりせんじゃろうし」
和「ヘタレですね」
咲「和ちゃん結構言うね……」
優希「何はともあれこれでしばらくは静かになるじぇ」
京太郎「テメェそっちが本音か!」
久「……」ガラガラ ガラガラ…
久「」ヨロヨロ ボフッ ゴロン
久「」
久「」
久「~~~~~~っ!!!!」ボフンッ ボフンッ ボフンッ!!
続くのか?
京太郎「おーいぶんどー」
星夏「はい?」クルッ
ぐにっ
星夏「…………」
京太郎「ふむ、意外にやわこい」グニグニ
星夏「あの、須賀君……?」
京太郎「それにしてもリアクション薄いなー。もっとなんか大げさに驚いてくれてもよくね? こうカッと目を見開くとか」
星夏「えー……いや、私別に芸人でもなんでもないんで……」
京太郎「じゃあ今から目指すか」
星夏「なんでやねん」ビシ
京太郎「そのツッコミが欲しかった!」
星夏「は、はぁ……」
華菜「にゃ~にゃにゃにゃ~にゃ~♪」~♪
京太郎「お。おーい池田せんぱーい」
華菜「にゃ?」クルッ
ぐにっ
華菜「おっふ……」フラリ…
星夏(またやった!?)
華菜「こら須賀ー! 乙女のほっぺにいきなり何をするかーっ!!」フシャーッ!!
京太郎「そう! その反応が欲しかった!」カッ!!
華菜「にゃっ!? い、一体何の話だし!?」ビクッ
唐突に【不意打ち】
未春「…………」
京太郎「…………」ソローリ
未春「ん? 須賀君どしたの?」クルッ
京太郎「うおっ!? な、なんで気付いたんすか!?」ビクッ
未春「えっと、眼鏡にちらっと映ったから。何か用事?」
京太郎「今し方失敗した所です……」
未春「?」
華菜「眼鏡に映るとか何それずるいし」
星夏「そんなに映り込むものなんでしょうか」
光の加減にもよるけど意外と見えたりするんだなぁこれが
京太郎「福路さーん」
美穂子「はい?」クルッ
ぷにっ
美穂子「きゃっ!?」
京太郎「おおう、思った以上に驚かれた」
美穂子「もう、女の子のほっぺたをつつくなんて……」
京太郎「すみません出来心で」
美穂子「そんな悪い子は、えいっ」ペチッ
京太郎(すげー優しくでこぴんされた……)
美穂子「めっ! ね?」ニコッ
京太郎「…………」
京太郎「結婚して下さい」キリッ
美穂子「ふぇっ!?」
キャップに「めっ」とかされたらこうなるよな(断言)
京太郎「貴子さーん」トントン
貴子「あん?」クルッ
すかっ
京太郎「」
貴子「……なんだよその微妙な顔は」
京太郎「まさか逆向きに振り返るなんて……失望しましたちゃちゃのんのファン辞めます」
貴子「何の話だ一体」
京太郎「いえ、ちょっと不意打ち的に貴子さんのほっぺたがどのくらい柔らかいのか確かめてみようかと」
貴子「またくだらねえことを……」
京太郎「ちなみに文堂は無反応で池田先輩はなかなかのリアクションで吉留先輩には失敗しました」
貴子「お前マジで何やってんの?」
京太郎「そして福路先輩は女神でした」
貴子「いや意味がわからねえっての」
多分コーチは逆向きに振り返るくらいの対応はしてくると思う
お前らがドムだなんだと言うからドムドムバーガー思い出しただろうが
正式にはドムドムハンバーガーだが
【ジッパー】
穏乃「憧ー! 見てて見てて!」
憧「えー? 何よ一体?」ギシ
穏乃「『スティッキー・フィンガーズ!!』」ギュイイイイイイイイン!!!!
憧「」
※ジャージの正面のジッパーを素早く下げ上げしています
穏乃「どやっ!」
憧「アホか!? あんた何やってんの!!」スパーン!!
穏乃「いったぁっ!? なんで叩くの!?」
憧「なんでも何m」
京太郎「うぃーす」ガチャリ
穏乃「あ! 京太郎、見てて見てて!」
京太郎「あん?」
憧「ちょっ」
穏乃「『スティッキー・フィンg(ガッ)』あっ!」ギュイイイイイイ… ハラリ
京太郎「」ブフォッ
憧「」ブフォアッ
※ジャージの前が全開になりました
穏乃「あちゃー、失敗失敗!」テヘヘ
京憧「「いいから前を閉じろ!?」」
穏乃「ぅ?」
この後無茶苦茶説教された(by穏乃)
【進路相談】
教師「…………」
淡「あわ~♪」ゴロゴロ
京太郎「…………」ナデナデ
教師「……なあ須賀よ、今が何の時間かわかるか?」
京太郎「淡の進路相談ですよね」ナデナデ
淡「だーねー。ごろごろ♪」スリスリ
教師「そうか、わかってるのか……」
京太郎「はい」
教師「はいじゃねええええよ!! なんだよなんで大星の進路相談に須賀おめーがいんだよ!? あれか!? 大星の将来は自分の将来でもありますってか見せつけてんのか当て付けてんのか悪かったな三十路過ぎても独り身でほっとけこの白糸台名物金髪バカップルがあああああああ!!!!!!」ァァァァァァ!!!!!!
淡「あわー、先生うるさい」
京太郎「落ち着いてください。誰も一言もそんなことは言ってないです」
教師「もうなんなのお前ら二人で一人なの? めんどくせえからさっさと結婚しろよコノヤロウ」グデー
京太郎「いや法律的にまだ無理でしょう」
教師「っていうかなんでいんの須賀、真面目に」
京太郎「淡を他の男と二人きりにできるわけないでしょう何言ってんですか(真顔)」
淡「うへへ~♪ もーきょーたろーってば心配性なんだから~♪」ギュー♪
教師「ハハハ、爆ぜろ(怒)」
教師も楽じゃねーやな…
(描いても良いのよ?)
【爪】
淡「痛っ!」ガリッ
菫「む、どうした?」
淡「うー……爪が卓に引っかかったぁ~」
京太郎「あちゃー、最近整えてなかったもんなぁ」
淡「きょーたろー……」ウルウル
京太郎「しょうがないな、ほらおいで」ポンポン
淡「えへー♪」テテテ… ポス
菫「…………」
誠子「ナチュラルに膝に……」
尭深「その前に対局が途中なんだけど……」
照「ずるい」
菫「いや、うん……もういい……」
京太郎「まずは左手からな」
淡「きれーにやってね?」
京太郎「任せろ。毎度のことだしな」
誠子「毎回須賀がやってるのか……」
尭深(ペットかな?)
照「ずるい」
菫「それしか言えんのかお前は」
淡「~♪」パタパタ
京太郎「こらこら、足バタバタすんなー」ノシッ
淡「あわー、きょーたろーにアゴで押さえられてしまったー♪」ヘニャー
京太郎「暴れたらぐりぐりするからな」
淡「それはそれで!」
京太郎「オイコラ」
照「ずるい」
菫「わかったからもう照お前代わりに卓に着け面倒臭い」
誠子(部長がツッコミを放棄した……)
尭深(疲れるだけだからね)
誠子(こいつ直接脳内に!!)
尭深(いや、そういうのいいから)
誠子(アッハイ)
ほっとくと結構伸びるよね、爪
パァン!!
誠子「!? 何の前触れもなく牌が弾け飛んだ!?」
菫「おっといかんいかん、つい力が入ってしまった」
誠子(ノーモーション壁殴りだと……!!)
しれっと凄い要求をされた気がするが、そんなこと言うとほんとに待つ人だぞ俺
後悔するなよ(念押し)
【誤差】
久「プリングルスってあるじゃない」
京太郎「ありますね」
久「あれ昔、スプリングルズだと思ってたのよ」
京太郎「地味にちげえ」
久「卵ボーロってあるじゃない」
京太郎「はい」
久「あれは卵ボールだと思ってたわ」
京太郎「案の定……」
久「須賀君そういうのある?」
京太郎「そうですねぇ……」
京太郎「シーフードドリアをsea風ドドリアだと思ってました」
久「字面で見なくちゃわからないネタで来たわね……海っぽいドドリアさん……」
京太郎「こう、なんか囚人服風の水着とか似合いそうじゃないですか?」
久「……あー、なんかわかるわねそれ。そういえばああいう水着ってなんて呼ぶのかしら」
京太郎「さぁ……」
久「水着といえば、ビキニってあるじゃない」
京太郎「ええ、まあ」
久「初めて耳にしてからしばらく『びくに』だと思ってたわ」
京太郎「何故そんな微妙な……」
久「ショートケーキがあるならロングケーキもあるって本気で思ってたくらいだもの……」
京太郎「俺はジンジャエールがあるならお寺エールもあると思ってましたね」
久「ペン汁とかアーモン度とか」
京太郎「微妙どころか強引すぎる」
久「ちなみに今考えたわ」ドヤァ
京太郎「ドヤ顔になる意味がわからない……!!」
覚え間違えってあるよねっていう
無秩序に伸びた雑草を踏み分けて、その昔学舎だった場所を目指す。
足を一歩進める度に、青臭い香りが鼻をつくが、俺はそれが嫌いじゃなかった。
途中、名前も知らない綺麗な花が咲いていて、手折っていこうか少し悩んで、止めた。
代わりに随分とボロくなった、今となっては何の役にも立ちそうもないスマートフォンを取り出し、数少ない有用な機能の一つであるカメラ機能を呼び出す。
手土産としてはささやかすぎるかもしれないけれど、たまにはこんなのもいいだろう。
僅かに踏み均されてはいるものの、未だ地面を覆い尽くす草原の中を、一人ゆっくりと歩いていく。
かつては校庭であり、学生達が時に駆け回り、時に球技に勤しみ、時に祭りを催し、そして篝火を囲んで踊ったこともあるこの場所には、今はもう、誰もいない。
遠く端のほうに目をやれば、朽ち果てたボールやゴールポスト、テニスラケットなど、様々なものが草に埋もれ、蔦に絡まれ、深い眠りについている。
眼前に迫った建造物はその全身に亀裂を走らせ、これもまた蔦に覆われて、崩れ落ちる日を今か今かと待っているようにさえ見えた。
扉を失った玄関をくぐり、土と枯れ葉にまみれたリノリウムを踏み締める。
廊下を這いずる蔦を追うように階段を上り、上り、また上り……。
最上階。蔦の葉に覆われ光を遮られた廊下の先に、まるでそこだけが切り取られたかのように光を浴びる、一枚の扉を見付けた。
入り口の上には札がかけられているけれど、そこにある文字は擦りきれて、読むことができない。
ドアノブに手を触れる。冷たい金属の感触。
錆びだらけになったそれは、けれど抵抗なく回り、その向こうと外界をわけもなく繋いだ。
部屋の中には強い日の光が射し込み、ガラスのない窓からは涼やかな風が吹き込んでくる。
その、光と風をその身に受けながら、その人はまるで当たり前のように、そこで一人、椅子に座り、こちらに背を向けていた。
「良い風ね」
「そうですね」
扉を開け放ったままで、その人の隣まで歩を進める。
視線は合わせない。そんなことをしなくても、お互いどんな顔をしているのか、わかるからだ。
「さて……今日は何の話をしましょうか」
その人が微笑む。顔を見た訳じゃない。ただ、雰囲気がふわりと、柔らかくなったのを感じた。
「じゃあ、花の話なんてどうでしょう?」
「あら、随分と乙女チックな話題ね」
くすり、と笑う。
「そうね……どうせなら花言葉について、なんてどうかしら」
「ああ、いいですね。面白そうだ」
「まずは何がいいかしら……知りたい花とかある?」
「なら、さっき見かけた花なんですけど」
スマートフォンで撮り収めた写真を見せると、その人は目を見開いた。
「……あら、こんな花がここにもあったのね。驚きだわ」
「珍しい花なんですか?」
「昔はたくさんあったんだけど、今ではとんと見なくなったわね」
「詳しく聞かせてもらっても?」
「いいわよ。時間はたっぷりあるんだから。
時間の許す限り、話し相手になって貰うわよ?」
「ははっ、どうかお手柔らかに──」
京太郎「という小説のような何かが部長の鞄から零れてきたわけだが」
優希「衆目に晒すとはなかなかの外道だな」
咲「」
和「咲さんが巻き添えで重大なダメージを……!」
【終末を想う】
この後所業がバレて、ヒッサが羞恥のあまりロッカーに引きこもったり遅れてきたまこさんにものすごくお説教されたりしますが特に問題はありません
廃墟に行きたすぎてついカッとなってやった
今は沈静化している
地の文とか久しぶりに書いたなぁ…
ブラボー! おお、ブラボー!!
ありがとう、ありがとう!
淡「きょーたろー」クイクイ
京太郎「あん? どうした?」
淡「お姫様抱っこって出来る?」
京太郎「できると思うが」
淡「ほうほう。じゃー、はい!」スッ
京太郎「……」ギュッ
淡「あわ~♪」ヘニャ~
淡「ってハグじゃなくってー!」
京太郎「冗談だよ。やってやるからちょっと離れろな」
淡「やだ♪」ギュー
京太郎「自分で言い出しといてこの子は……じゃあせめて腕を首に回せ」
淡「こう?」
京太郎「そんでちょっと横向いて」
淡「うん」
京太郎「ほっ」グイッ フワ…
淡「あわ……おー! いけてんじゃんきょーたろー!」
京太郎「案外出来るな。つーか軽いなー淡、体重何k「てい!(ベチーン!!)」ったぁ!?」
淡「もー! 女の子の体重を訊くなんてデリバリーが足りないよ!」プンスコ
京太郎「……デリカシー?」
淡「あ、それだ」
京太郎「じゃあこのまま部室までデリバリーするか」スタスタ
淡「うちまででもいいよ?」
京太郎「部活中ずっと抱っこさせる気かテメェ」
【お姫様抱っこ】
なおきっちりお持ち帰りしました(直球)
カナブンが剥き出しの蛍光灯に果敢なアタックを繰り返してウザい
何が彼をそこまで駆り立てるのか
久「おっぱいっていいわよね……」ハァー…
まこ「……」
京太郎「……」
咲「……」
優希「……」
和「……」
!?
まこ「暑さにやられたか……?」
久「失礼ね正気よ」キリッ
京太郎「何故そこでキメ顔に」
優希「ついに部長が犬と仲良くするあまりにおっぱい星人に……」
咲「ちょっと待ってその理屈だと私もになるんだけど」
京太郎「不名誉な言いがかりをつけるな!!」
和「…………」
京太郎「和、無言で距離取らないで傷付く」
久「ヘイヘイヘーイ、話題の中心役を何もしないでかっさらっていくのは止めなさい泣くわよ」
まこ「どうしたいんじゃおんしは」
久「おっぱいについて語り合いたい」
優希「のどちゃん私の後ろに隠れるんだじぇ!!」
咲「そっそれ以上近付いたら通報しますからね!!」
和「…………(蔑む目)」
久「わーお予想外に辛辣な反応」
京太郎「むしろまだ通報してないだけ良心的なんじゃないすかね。つーか俺巻き添え食ってんすけど……」
久「でもおっぱい好きでしょう?」
京太郎「はい!」 ←良い返事
`¨ - 、 __ _,. -‐' ¨´
| `Tーて_,_` `ー<^ヽ
| ! `ヽ ヽ ヽ
r / ヽ ヽ _Lj
、 /´ \ \ \_j/ヽ
` ー ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´ `¨´
久「というわけでふとおっぱいの良さについて語り合いたいと思ったのよ」
まこ「おっさんか」
久「華の女子高生よ?」
まこ「その「何言ってんだお前」いう面やめい」
優希「ふっ……のどちゃんのおっぱいに触れたこともないくせにおっぱいについて語ろうなどと片腹大激痛だじぇ!」
和「優希!?」
咲「ほんとどうやったらそんな育つのかな」<●><●>
京太郎「咲落ち着け目が怖え」
オチはないし続きもない 【π】
うん、最初のセリフをヒッサに言わせたかっただけなんだ
【おひるね】
京太郎「……zzZ」スピャー…
淡「きょーたろーが風通しがいい日陰で大の字で寝てるね」
小蒔「可愛らしい寝顔ですね」ニコニコ
淡「ねー」
淡「ところでこれってチャンスだと思うんだけど」
小蒔「──はっ!? 今ならこっそり抱き枕にしても気付かれません!」
淡「さらに腕枕のおまけ付きだよ! とゆーわけでー……」ゴロン
小蒔「わ、私も……」ソッ…
淡「……」
小蒔「……」
京太郎「……zzZ」スカピー
淡「……えへ」フニャー
小蒔「……ふふっ」ニヘー
淡「いいねー、これいいねー♪ すっごいいいねー♪」ギュッ
小蒔「はい。京太郎様の温もりを間近に感じて、とても安心できます!」ムギュッ
淡「このまま私達も寝ちゃおっか?」
小蒔「賛成ですっ」
淡「あわ~♪」スリスリ ゴロゴロ
小蒔「♪」ギュ~ッ
京太郎「うーん……zzZ」スヤスヤ
菫「さて、この映像はどうしたものか」
霞「まずは保存用観賞用布教用でコピーを取って、京太郎君脅迫用にも1枚焼いておきましょうか♪」
菫「ついでにベストショットを画像化してポラロイド風にしてみるのはどうだろう」
霞「それは楽しそうね。あ、いっそのことこれまでの写真も集めてカレンダーにしてみるとか」
菫「ほほう、それはなかなかいいアイディアだな」キュピーン
※天井裏
なにやってんだお前ら
ヒャッハー! 支援絵超絶感謝だぜー!!
しかしそれにしてもこの3人+2人、一体どういう間柄なのだろうか…
淡と姫様かわいい(KONAMI)
京ちゃんに「娘はやらん」と言う菫お母さんとな
【混乱】
久「エルチキってあるじゃない」
京太郎「はい」
久「あれの辛いやつあるでしょ」
京太郎「ありますね」
久「あれが未だに、レッドなのかホットなのか混乱するのよ……」
京太郎「あー……途中で名前変わったんでしたっけ」
久「どっちだったかしら」
京太郎「……どっちでしたっけ?」
久「途中でからあげクンに合わせたのならレッドよね」
京太郎「逆に紛らわしいからと変えたのならホットですね」
久「どっちだったかしら……」
京太郎「マジでどっちでしたっけ……」
しばらくローソン行かなかったら本気でわかんなくなった件
智葉「痛っ」
京太郎「あー、思いっきり赤くなってますね……」
智葉「やはり慣れないものを履くと擦れるな……これでは歩けん……」
京太郎「可愛くて似合ってるんですけどねぇ」
智葉「っ」ベシ
京太郎「あだっ」
智葉「か、可愛いなどと気安く言うな馬鹿者! 全く……」プイッ
京太郎「えー、素直な感想なんですけどね」
智葉「だからそういうことを言うなとっ!」
京太郎「よっ」ヒョイッ
智葉「ふひゃぇあぅぁえ!!?!?」ビクーン!!
京太郎「とりあえず立ち往生もなんですし場所変えましょう」
智葉「なっ、ばっ! ま、待て京太郎! なんでこんな抱え方で……!!」バタバタ
※お姫様抱っこである。
京太郎「え? だって手っ取り早いですし」
智葉「せめて背負え!!」
京太郎「お断りいたす!!」カッ
智葉「おおいっ!?」
二行目履くを穿くに変えるとあら不思議
【姐御様抱っこ】
二行目じゃねえ三行目だ 地味な間違いフッフゥー!
久「休みの日に昼まで寝てしまった時の喪失感って凄いわよね」
京太郎「言葉にできないほどに」
久「でも正直ニチアサ観るでもないなら殆どダラダラするだけだったりしない?」
京太郎「あー、まあ、はい」
久「なのに何故か妙に勿体無いのよね」
京太郎「改めて考えるとS(少し)F(不思議)ですね」
久「あれかしら、1回で8時間寝るより2度寝込みで8時間寝る方が満足感があるみたいな」
京太郎「意識してだらけるのと単純に寝過ごすのじゃ確かに違いますね」
久「寝起き直後の布団の魔力は異常よね」
京太郎「わかります」
久「そして抗えず2度寝したらうっかり寝過ごして遅刻なんてよくあることよね」
京太郎「よくわかります」
京太郎「……で、言いたいことはそれだけですか」
久「いや、あの……えと…………ごめんなさい」
京太郎「まあいいですけどね。その代わり……」ゴソゴソ
京太郎「約束通り罰としてこれを着ていただきます」スッ
久「……念のため訊くけど、それ、何?」
京太郎「国広さんお勧めの一着です」※全国編のアレ
久「何一つ隠れないけど!?」
【寝過ごして】
一ちゃんが着てて見えないんだから大丈夫だよ多分な!!
なお着せた後はすごくゆっくり脱がしました
【とれない】
淡「おーいデクノボー」
京太郎「須賀だよ。何度目だコノヤロウ」
淡「なんか細くてそこそこ長いのない?」
京太郎「なんだそりゃ」
淡「なんか細くてそこそこ長いの」
京太郎「足してこいよ情報。何に使う気だ」
淡「えっとねー、蛍光灯の上にヘアゴムが乗っかっちゃったの」
京太郎「何故そんなことに……」
淡「使わないから飛ばして遊んでた」
京太郎「使わないもんを持ち込むなっつーか飛ばすな」
淡「なんかない?」
京太郎「……長いほうの箒でつつけばよくね?」
淡「おおっ」ポン
淡「せーのぉっ!」フラフラ
京太郎「箒を逆向きに持つな振りかぶるな!!」
淡「あわ?」
昔これで叩き割ったアホがいる
なお京ちゃんが代わりに取ってあげました
【某荒川】
久「農家の謎の最強感」
京太郎「唐突に何の話ですか」
久「百姓貴族読んだのよ」
京太郎「何故そこから農家最強説に!?」
久「だって真冬の北海道でパンイチで外に出ていく親父がいるのよ!?」
京太郎「そこぉ!?」
久「普通に考えて死ぬでしょ」
京太郎「いや死にはしないでしょう……」
久「あとトラクターに轢かれたり」
京太郎「あー……」
久「何で一家揃ってああも頑健なのかしら」
京太郎「そりゃ幼少期から肉体労働に従事してる上に常日頃から美味いモン食ってれば多分……」
久「もしくはあれね、血筋ね」
京太郎「血筋と言うと」
久「ほら、ご先祖様が実はグンマーだったって話あったじゃない」
京太郎「それは近代になって流通した単なるジョークですけど!?」
久「え!? グンマーって実在しないの!?」
京太郎「何をどう転がしたら実在すると思うんですか!?」
親類曰く、ヘンダーランドもなければワルプルギスの夜も来ない 峠の走り屋は稀に居る
【忍び寄る荒川】
京太郎「えーっと、次は向こうの店で卵の特売だったな」スタスタ
憩「……」ソロー…
憩「…………ふーっ」
京太郎「フォウッ!?」ゾゾワッ!!
京太郎「ちょっなっあっ!?」ズザザッ
憩「んふふ♪ やっほー京くん」ニコニコ
京太郎「あ、憩さん。……いきなり背後から耳に息吹きかけるとか、心臓に悪いんで勘弁してくださいよ」
憩「ごめんなー、つい悪戯したくなってー♪」
京太郎「……まあいいですけども、相変わらず普段からその恰好なんですね」
憩「似合うとるやろー?」E: ナース服
京太郎「既に憩さんイコールその恰好という公式が成り立ちつつあります」
憩「京くんも着てみる?」
京太郎「いやいや何の拷問っすか」
憩「えへへ、お揃いもいいかなってー」ニヘー
京太郎「せめて男のほうの恰好させて下さい切実に」
憩「似合うと思うんやけどなー?」
京太郎「なんなんすかその謎のナース服推し……着ませんよ? 着ませんからね?」
他の恰好の憩ちゃんが思い浮かばない不具合
【後からかける粉系でよくある事故】
優希「暴君ハバネロ、ハバ盛」
京太郎「ついに単純に辛いに手を出したか……」
優希「ふ、甘いじぇ京太郎。私はこれをタコスに使うんだじぇ!」
京太郎「正気か!?」
優希「何故そんな判断に至ったかと言うとだな」
京太郎「なんだ、なんか理由でもあんのか」
優希「うむ。この付属の辛さ10倍の粉がだな」
優希「普通に食べようとすると鼻に入って死ねるんだじぇ……」
京太郎「素直に諦めるという選択肢はないのか……」
優希「だって美味いだろ?」
京太郎「それは同意せんでもない」
ちなみに鼻に入らないよう口で呼吸しようとすると気管に行きそうになってやっぱり死ねる
美味いんだけどねぇ……辛いけども
暴君は実のところ調味料としても機能するのよね
素の状態で食うのが結局は一番うまいけどね
【確認】
由暉子「京太郎君、手を出していただけますか?」
京太郎「ん? おう」スッ
由暉子「んっ」
むにゅんっ
京太郎「」
由暉子「ん、あんっ」グイグイ
むにゅんむにゅんっ
京太郎「」
京太郎「ナニヲシテイルノデ?」ギギギ…
由暉子「胸が大きいと感度が悪いという噂を耳にしたので。んあっ!」ビクンッ
京太郎「だからって年頃の男の手を使うのはやめろぉ!! 自分で確かめろっていうかそういう話を男子相手にしないで!?」
由暉子「でも、男の方は女性の胸が大好きだと聞いていますし……ふぁ……っ」ハァハァ
むにゅんむにゅんっ
京太郎「いやそれは否定できねーけどもう十分わかっただろ離せ離して理性がさあっ!!」
由暉子「……京太郎君なら、いいんですよ?」
京太郎「なにがだぁあああああ!!!!」
続かなーい
うさぎについて調べたらあまりの事実に戦慄した
そしてころたんはリボンがうさぎっぽいなあと思い出して色々と大変なことになった
ふぅ… お前らときたら、ころたんをそんな目で見るなんてとんだ紳士共だぜ
(意訳:書けぬ 書けぬのだ)
【きぐるみ】
<京太郎! 入っていいぞ!
京太郎「失礼します……と、おお」
衣「ふふーん、どうだ京太郎! うさぎさんの着ぐるみだー!」モコモコ
※顔だけ見えてると思いねぃ
京太郎「これはなかなかに可愛いですね」ナデナデ
衣「むふー♪ もっと愛でるがよいぞ!」
京太郎「可愛い可愛い」ナデナデモフモフ
衣「えへへ♪」ニヘー
京太郎「それにしても、もこもこですね」モフモフ
衣「うむ! ハギヨシが10分で作ってくれたのだ!」
京太郎(執事パネェ!!)
衣「これは着心地も良く動きやすく、そしてなんと見た目ほどには暑くないのだ!」
京太郎「おおう……それはまたすごい」
衣「他にも色々とあるぞ! えっとな、ノノカのペンギンもあるし、ゆーきのネコもあるし、それからそれから」
京太郎「なんでもアリですねぇ……」
衣「うむ! なんでもあるのだ! よーし、折角だから他のものも着て見せてやろう!」
京太郎「ありがとうございます」ナデナデ
衣「えへー♪」ポヤー
衣「ではひとまずこれを脱ごう。んっ……」
京太郎「あ、じゃあ俺はまた外に──」
衣「……む? あれ、くぬっ! ふぬぬ……っ!」
京太郎「…………」
衣「……脱げない」ウルウル
京太郎「おおぅ……」
そして涙目で「脱がせて」とお願いしてくるころたんがいるわけですね、はい
え?ハギヨシさんが着ぐるみ如きに10分かけるの?
>>646
うさぎ
エトペン
セアミィ
カピー
くんくん(ローゼンメイデン)
緑のアイツ
赤いアイツ
ゴ●リ
ハリモグラ(はりもぐハーリー)
カリメロ(カリメロ)
etc etc...
総計100着前後をだとしたらどうかね
*ちなみに
ハギヨシ「……」シュババババババババババ!!!!
透華「あ、相変わらず凄まじい生産速度ですわね……」
一「用意した素材が見る間に着ぐるみに変わっていくね……」
智紀「縫製も完璧。流石」
透華「このうさぎなんて外はもふもふ中はふわふわサラサラなのに、ほんのりひんやりしていますわ」イジイジ
一「あ、透華、あんまり触らないほうが」
透華「……私も着れないかしら」グイーッ
智紀「無理」
透華「いいえ、頑張ればきっと!」グググ…
…ぶちっ
透華「あ゛」
一「? どうかした?」
透華「いぃぃぃいいいいえええええ!!? ななななんでもありませんことよっ!!?」バッ!!
一「え、あ、うん……」
ということがあったようです
え? ハギヨシが気付かないはずないって?
そこはそりゃおめえ、空気読んだんだよ
【知能テスト】
京太郎「ここに壷がある」
咲「うん」
京太郎「おーい優希」
優希「ん?」
京太郎「この中にケースに入ったタコス無料券五枚綴りが入っている。取り出せたらお前のものだ」
優希「なんと! そのくらい楽勝だじぇ!」
咲「そして優希ちゃんは壷に手を入れたまま頑張ってるんです」
まこ「なんという……」
優希「ふぬうううううう!! ぬおおおおおおおおお!!」
京太郎「頑張るなぁ……」
久「諦めが悪いわねえ」
和「あら? 部長、その手の怪我は……」
久「……」フイッ
まこ「ブルータス、お前もか」
久「取れたんだから結果オーライよ! ……壷を割っただけだけど」
和「ち、力業ですね……」
咲「私は図書券だったんですけど、部長は何を貰ったんですか?」
久「6人分のプール無料券よ。今度の休みにみんなで行きましょう」
まこ「あー、そんでわしは水着の割引券じゃったんか」
和「変なところで手が込んでますね」
咲「和ちゃんは?」
和「ふぇっ!? あ、わ、私は……」
咲「?」
久「咲。和の右手を見てみなさい」
咲「……うわぁ」
和「その……普通にはまってしまいまして……」E: 壷
まこ「何故つっこんだんじゃ……」
久「油でなんとかなるかしら……」
優希「ぬぐああああああああ!!!!」
京太郎「おお、もう……」
和(い、言えません……まさか手を入れて取ったら『いつでもなでなで券』も貰えると言われてついやってしまったなんて……)カァァ…
久(実は手を入れて取ったからボーナスで『ひざまくら券』貰ったなんて教えられないわよねぇ……)フゥ…
特に続くわけではない
メイドガイ(ボソッ
*余談
京太郎「咲、この壷の中身をどうやって取り出す?」
咲「どうしたの急に……」
京太郎「いやなに、ちょっと伝統工芸部の友達が練習で作った壷なんだが、使い道に困ったらしくてな」
咲「押し付けられたの?」
京太郎「まあそんなとこだ」
咲「これってあれでしょ、猿が中身を取り出せるかっていう」ヒョイッ
京太郎「そうそう。まあ知ってるか」
咲「よっ、と」パサ
咲「? 丸めた図書券?」
京太郎「それも使い道に困ってるってーんで以下略だ。ほしけりゃやるぞ」
咲「ふーん、そういうことなら貰うね。ありがとう京ちゃん」
京太郎「さてと……他の人にもやらせてみるか」ウン
咲「誰も引っ掛からないんじゃないかな……」
京太郎「まあ物は試しで行ってくらぁ」
咲「うん。いってらっしゃーい」
……夫婦か?
*続、余談
京太郎「そんなわけで壷なんですが」
まこ「またアホなことを……こんなもんこうじゃろ」ヒョイッ クルッ パサッ
京太郎「あっさりと……」
まこ「わからん方がどうかしちょるじゃろ……で、これは?」
京太郎「お袋が自治会で貰ってきた割引券っす。使わないんで貰っといてください」
まこ「随分数があるの」
京太郎「いっそ皆で使うのもありなんじゃないっすかね」
まこ「ふむ。まあ、ありがたく貰っとくわ」
京太郎「しかしあれですね、あっさりクリアされると面白味に欠けますね」
まこ「手を突っ込ませたいんかおんしは」
京太郎「なんかアイディアあります?」
まこ「そうじゃのぉ……手ぇ突っ込んで取ったらオマケでも付ける言うたらええんじゃないか?」
京太郎「なるほど……なんか適当に考えてみますかね」
京太郎「そんじゃちょっくら次行ってきます」
まこ「おお、ほどほどにな」
あえて止めないまこさん
*さらに余談
京太郎「とは言ったもののオマケなぁ……なんか他に持ってたか」ゴソゴソ…
京太郎「ん? これは……ああ、あの時のか。でもこれはうーん……」
久「……」ソロー…
京太郎「まあ駄目なら駄目で適当でいいか。えーっと」
久「だーれだ♪」ピトッ
京太郎「世界が暗く!?」
久「闇に閉ざされた終末の世界で貴方は何を求めるの?」
京太郎「それでも俺は光を求めて──って何言わすんですか部長」ベリッ
久「いやー、隙だらけだったもんだからつい」アハー
京太郎「まあ探してたんで調度良いっすけども」
久「ん? 何か用事?」
京太郎「ええ、ちょっとチャレンジを」ヌッ
久「……なんで壷?」
京太郎「これの中身をですね、敢えて手を突っ込んで取っていただきます」
久「ああ、そういう……いやいや、手ぇ入れたら取れないでしょう」
京太郎「まあ別に手を入れなくても、中身さえ取り出したらそれを進呈しますが」
久「んん? それじゃ何かボーナスでもあるのかしら?」
京太郎「まあ一応。ここにカードが三枚あります」
久「うん」
京太郎「シャッフルして裏返しで……はい、選んでください」
久「んー……じゃあ、これ」ピッ
京太郎「ええと……『どこでもひざまくら券』」
久「そおい!!」ズボッ!!
京太郎「躊躇いなく行った!?」
久「ふんぬ!! ふんんんんんん!!」グイグイグイグイ!!
京太郎「ちょっ! 無理しないで下さいっていうか何でそんな必死!?」
久「人には時としてプライドをかなぐり捨ててでも限界を超えなければならない時があるのよ!!」ググググググ…!!
京太郎「いやよくわかりませんがだからって力ずくはどうなんですか!?」
久「! それよ!」
京太郎「はい?」
久「 そ お い ! ! 」
どごがしゃあん!!
京太郎「床に叩きつけたァ!!?!?」
久「…………ふ」ス…
久「取れたわよ」ドヤァ…
京太郎「あ……はい……」
ザ・力技
久「ところで須賀君」
京太郎「なんでしょう」
久「……手が痛い(泣)」
京太郎「……そりゃそうでしょうよ……保健室行きますか?」
久「うん……」
案の定である
*そして余談
京太郎「気付けば放課後ときた。1つ割れたけどまだ3つも壷がありやがる」
京太郎「花瓶替わりにでもするか……?」
和「あ、須賀君」
京太郎「お、和」
和「今から部室ですか?」
京太郎「おう。……あ、そうだ」
和「?」
京太郎「和。ここに壷があるだろ?」
和「はい」
京太郎「この中にこのエトペンキーホルダーをポイ」ポイッ
和「! エトペン!」
京太郎「さてここで和には2つの選択肢がある!!」カッ!!
和「ふぇ……?」
京太郎「1つは手段を問わずにエトペンを救い出す道。もう1つは壷に手を入れてエトペンを救い出す道だ!」
和「……それって、結果は変わらないんじゃ」
京太郎「後者の場合は俺からオマケが進呈されます。なおどっちの方法をとってもエトペンキーホルダーは和のものだ」
和「オマケですか……」
京太郎「とりあえずこの2枚のカードから片方を選んでくれ」
和「えっと、それでは、こっちで」スッ
京太郎「こっちな。ふむ、『いつでもなでなで券』か」
和「────ッ!!」ピシャァアーz_ン!!!!
京太郎「で、どうする?」
和「……まったく、そんなもので釣ろうだなんて」ズボッ
和「そんなオマケ程度でわざわざ難しい方法を取る人なんているわけないじゃないですか」グイグイ
京太郎「……言動と行動が噛み合ってないぞ」
和「幻覚ですもしくは目の錯覚です黙ってて下さい気が散ります」グイグイ
京太郎「お、おう……」
和「全く、須賀君はいつもそうやって、もう! もう!」グイグイグイグイ
京太郎「……えーと…………」
和「…………あれ?」グッ グッ
京太郎「? どうした?」
和「…………」グッ グッ
京太郎「…………」
和「…………あの、須賀君」
京太郎「おう」
和「……完全に手首にはまってしまったみたいです」プラーン
京太郎「なんですと!?」ガビーン
E: 壷 (攻撃力+20)
*で……
優希「なるほど、ひっくり返せばよかったのか」
京太郎「ガチでわかんなかったのかお前……」
まこ「真性のアホじゃの……」
優希「ふっ、照れるじぇ」
京太郎「いや褒めてねーから」
優希「じょ?」
和「ようやく抜けました……けど、油でぬるぬるします……」
咲「石鹸で洗えば大丈夫だよ」
久「そういえば、この壷どうするの?」
京太郎「どうしましょうねぇ、花瓶にでもしますか?」
まこ「随分とごつい花瓶じゃのう」
優希「ならばいっそ金魚鉢とか!」
咲「金魚が見えないよ!?」
和「実際使い道に困りますね」
京太郎「3つもあるから余計にな」
久「ドアの上に仕掛けて開けた瞬間脳天を直撃するようにしてみましょうか」
まこ「下手したら死人が出るわ阿呆」
咲「やっぱり花瓶くらいしかないかなぁ」
京太郎「いや待てよ? 植木鉢替わりでも通用するか」
和「それは大差ないのでは……」
京太郎「いやほら、花以外にも何か小さいものなら育てられそうだろ?」
優希「ほほう、ならば私は唐辛子を推すじぇ! 手作りサルサソースでタコスパワーをレベルアップだじぇ!」
まこ「食う気満々か」
久「そういう前提ならプチトマトとかどう? カロテンやビタミンCが豊富で栽培もそれほど難しくはないからお勧めよ」
京太郎「プチトマトと来ましたか……」
久「ノン、プティトメェトゥ」チッチッ
京太郎「盗んだトラクターで走り出しでもする気ですか貴女」
久「よくこのネタについて来れるわね、流石だわ」
京太郎「それほどでも」
咲和優ま「「「「???」」」」
京太郎「まあとりあえず花瓶または植木鉢ってとこですかね」
久「そうね。それじゃあ早速植えるものを買いに行きましょうか」
咲「今から!?」
まこ「ちょおっ、部活はええんか!?」
久「急がないとホームセンター閉まっちゃうじゃない! みんなでちゃっちゃと行くわよ!」
優希「私は唐辛子一択だじぇ。ハバネロならなお良し!」
京太郎「もうプランターも買った方が早そうだな」
和「え、あの、ほんとに行くんですか!?」
まこ「やれやれ、しょうがないのう……」
咲「ど、どうしよう……私何育てたら……」オロオロ
和「悩むところが違うのでは……」
京太郎「っと、そうだ和、ちょっと」チョイチョイ
和「はい?」
京太郎「ほれ、景品」 っ『いつでもなでなで券』
和「あっ! い、いいんですか!?」
京太郎「まあ一応条件クリアしたし。要らなかったら破いて棄ててくれな」
和「これを捨てるなんてとんでもない!!」クワッ!!
京太郎「お、おう……それなら別にいいんだが……」タジ…
和(こ、これさえあればいつでも須賀君に、な、なでなでを……っ!)ドキドキ
京太郎『ほら和。いい子いい子』ナデナデ
和「……っ」グッ!!
咲「? 和ちゃん、ガッツポーズなんてしてどうしたの?」
和「ふぇゃっ!? な、にゃ、な、なななんでもないですよ!!?」ワタワタ
咲「……?」キョトン
京太郎(……さて、咲の誕生日になんとなく作ったフリーパスだけど、この最後の1枚どうするかなぁ)ピラピラ
京太郎(というかこんなもん欲しがられるとは思わなかったな……咲は一番無難な『おかしつくる券』だけども)クルッ
『だっこするされる券』
京太郎(……いやぁ、流石にいらんよなぁ)
後にそれが全国を巻き込んだ史上最大規模の麻雀戦争の火種になることを俺達はまだ知らない(大嘘)
そうは言うがな大佐
つまりifで他の高校でも壷に手を突っ込ませればいいのか?
オーフェンはブラックタイガーのインパクトが強すぎて内容まるで覚えてねえや…
アーカードの旦那の名前が挙がってたがウォルターのことも忘れないであげて下さい
【知能テスト episode of side A.】
京太郎「壷だ」
憧「壷ね」
京太郎「今日はこれを使ってちょっとした余興をしてみようと思う」
憧「ふーん」
京太郎「興味なさげだな」
憧「どうせろくなこと考えてないんでしょ?」
京太郎「まあ聞け。まずこの壷の中に、ガチャガチャのカプセルに入れた水族館のチケットをポイ」ポイッ カラン
憧「ガチャポンじゃない?」
京太郎「呼び方は地域差があるらしい。単にガチャだったり、ガシャポンだったり」
憧「へー」
京太郎「ちなみに正式名称はカプセルトイである」
憧「かすりもしてない!?」
京太郎「そこそこ衝撃だよな。で、壷に入ったこれを取り出す方々なんだが」
憧「引っくり返せばいいんでしょ?」
京太郎「はい正解ー。でも、それじゃ誰でもできるし面白くもなんともないだろ?」
憧「まあそうね」
京太郎「そこで敢えて手を入れて取ってもらおうと思う」
憧「誰がやるのよそんなの……」
京太郎「それで取れたら中身は取った人にプレゼントと言っても?」
憧「む……いやいや、そんな水族館のチケット程度で……」
京太郎「まあそうしなくても普通にくれてやるつもりだけども」
憧「」ズコーッ!!
憧「ちょっと! それじゃますます無意味じゃない!」
京太郎「だから余興だっつっただろ!」
憧「逆ギレ!?」
京太郎「というかこの企画の本題はだな」
憧「本題とかあったの……本題は?」
京太郎「果たして穏乃が普通に取れるのかどうかという所だ……」
憧「…………。どうしよう、断言できない……」
お前ら穏乃をなんだと思ってんだ
誰が得すんだよぉ……
で、どこで買えるんだい?
京太郎「しかし何だな、単に中身だけプレゼントじゃ微妙だな」
憧「何、オマケでも付けるの?」
京太郎「なんか案あるか?」
憧「うーん……例えばジュース奢り、とか」
京太郎「微妙すぎやせんか新子さんや」
憧「自分で言っといてなんだけど微妙ね」
京太郎「というか金のかかる類で釣るのはなぁ……」
憧「え? じゃあこのチケットは?」
京太郎「お袋が町内会で貰ったやつ。そういうのが結構あってなー」
憧「あー……」
京太郎「かと言ってオマケで放流するほどの数でもないし、うーん……」
憧「それなら京太郎が何かしてあげたら?」
京太郎「何かと言うと?」
憧「……勉強見てあげるとか?」
京太郎「……一年が俺、憧、穏乃しかおらん上に憧の方が成績良いし穏乃はまず喜ばんだろう」
憧「思ったよりパッと出てこないわね……」
京太郎「いっそ肩叩き券でも作るか」
憧「孫かあんたは」
京太郎「いやでも玄さんとか肩凝ってそうじゃね?」
憧「どうせ私は肩凝るほどないわよ!!」ダンッ!!
京太郎「突然どうした!?」ビクッ!!
ないなら育てたらいいじゃん(いいじゃん)
*前振りはあんまりにも長引きそうだったので省略されました
京太郎「で……オマケがこれか」
『いつでもなでなで券』
『どこでもひざまくら券』
『だっこするされる券』
『すーぱーまっさーじ券』
*ちなみに数分前・・・
憧「『あーんするされる券』ゲットオオオオオオオオ!!!!」
京太郎「わざわざ公表するのやめていただけません!!?」
京太郎「どうしてこうなった」←鈍感
京太郎「ほんとにこんなのでみんなノッてくるのか?」←愚鈍
京太郎「誰も得しねーだろ……」←朴念仁
灼「何の話?」ヒョコ
京太郎「うおうっ!?」ビクーン!!
灼「……京太郎、驚きすぎ」
京太郎「あ、ああ、すんません。ちょっと考え事してたもんで」
灼「ふーん……それなら、声に出すのは止めた方がいいと思……」
京太郎「え゛……声に出てました……?」
灼「思いっきり」
京太郎「おうふ……」
京太郎(あぶねぇ、変なこと考えてなくてよかった……)
灼「……その壷、何?」
京太郎「え? ああ、これは……」
京太郎「…………」フム
京太郎「突然ですがここで京太郎チャレンジのお時間です!!」カッ!!
灼「!?」ビクッ!!
京太郎「ルールは簡単! このカプセルに入った景品を壷の中から取り出すだけ!」
灼「きゅ、急に何……?」
京太郎「ところで基本的なクリア方法わかります?」
灼(一瞬でテンション戻った……)
灼「ひっくり返せばいいと思……」
京太郎「では敢えて手を突っ込んで取って下さい」
灼「……なんで?」
京太郎「いやまあ単なる余興なんですけどね。どうせならゲーム性を求めてみようかと」
灼「こっちのメリットは?」
京太郎「景品にオマケが付きます」
灼「見せて」
京太郎「うす。って言ってもまあ別に大したものじゃ」
灼「これ」ピッ
京太郎「即決!?」
灼「ん」スポッ サッ パッ
灼「はい、取れた」
京太郎「あっさりと……」
灼「ルールの穴に気付けば、簡単」
京太郎「流石は部長ですね」
灼「それほどでもな……」プイッ
灼「……それより、これ」
京太郎「え゛、早速っすか?」
灼「……駄目?」
京太郎「いや、駄目じゃないっすけど……」
灼「ん。じゃああっちで」クイッ
京太郎「アッハイ」
京太郎「…………」
灼「♪」ゴロゴロ
京太郎(よもや早速『どこでもひざまくら券』を使ってきなさるとは……)
灼「……満足」ポヤーン
京太郎(……眠かったんかなぁ)←
さて、アコチャーアラチャーはどうやって取ったのでしょう?
乙
手を入れてそのまま壺をひっくり返して手を抜く
A. 取れりゃいいんだよ取れりゃあ
ちなみに>>717がパーフェクト
【夏雲】
京太郎「…………」ボー…
煌「おや京太郎君、何をなさっていらっしゃるので?」
京太郎「あ、花田先輩。いやぁ、すごい雲だなぁと」
煌「ほほう……なるほど、確かに見事な入道雲! すばら!」
京太郎「白すぎて眩しいんですけど、つい眺めちゃうんですよねぇ」
煌「ですねぇ」
煌「……それにしても、まるで写真のようですね」
京太郎「ですねぇ」
煌「はっ! いや実物でしたこれ!」
京太郎「はっ!」
写真みたいな風景
【せせらぎ】
京太郎「…………」ジー…
煌「おや京太郎君、今度は何を見てらっしゃるので?」
京太郎「ああ、花田先輩。これ見て下さい、すごいですよ」
煌「すば? ……すばっ!? な、何事ですか!?」ビクッ
京太郎「いやなんか見つけた時には既にこんなだったんすよ」
煌「おおう……驚きですね。それにしてもこれは……」
哩「? 川なんか覗き込んで何しとっと?」
姫子「遅刻すっとよ?」
煌「おや、部長に姫子、おはようございます!」
京太郎「おはようございます」
姫子「何見とっと? ……ってうひゃあっ!?」ビクーン!!
京太郎「やっぱビビりますか」
姫子「こ、こんないっぱいうねうねしてるなんて……」カァァ…
煌「……何か、違う方向に思考が逸れてはいませんかね」
哩「こんだけおると色々できそうやね……」ジィ…
京太郎「セイセイセイ、部長、視線がおかしなことになってますから」
煌「朝からぶれませんねぇ……すばらっ!」
仁美「すばらくはなかとやろ」ゴスッ
煌「ずばっ!?」グハッ…!!
美子「みんな集まってどうしたの?」
京太郎「あ、おはようございます。いや実は川の中が凄いことになってまして」
仁・美「「?」」ジ…
ドジョウの群れ「「「ワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサ」」」
仁美「キモぉっ!?」
煌「すごい数ですよねー」
美子「……」ジュルリ
哩「ん!? 美子、今……」
美子「え、なんですか?(すっとぼけ)」
ちょっと散歩してたら小川の日陰になってるとこにものすげぇ数のドジョウがいてビビった
都市伝説となりつつある料理に「地獄鍋(どじょう豆腐)」というのがある
鍋に水を張りどじょうを入れ、火にかけ、どじょうが狼狽えだした辺りで豆腐を入れるとどじょうが豆腐に潜り、しかしそのまま茹であがってしまうという珍妙な料理である
実在する(というかテレビでも放送されたことがある)にも関わらず眉唾扱いされる原因は調理の難しさが一つ
もう一つは『天然のどじょうでなければ成功しない』ということが知られていないことが原因となる
泥に潜る習性を利用した料理なんだが、養殖のどじょうは泥のない環境(例えばパイプの中とか)で育てるから、そもそも潜る習性がなく豆腐に潜ろうとすらしない
その為そのまま茹であがってしまい、単なる茹でどじょうと湯豆腐になってしまうのだ
特にネット上では失敗談ばかりが見つかり、肝心の成功した証拠映像がさっぱり出てこないのでこのような状況になったと考えられる
うまいんだけどな、あれ
まあ嘘なんだけどね
でもテレビで見たってのは本当ではある
実際にどじょうが豆腐に潜る映像があったかどうかは忘れた 確かそこだけアニメーションで「こうなりますよー」って紹介してたからデタラメかもしれない
もはやUFOとかと同じ類の不思議話だな
*知能テスト阿知賀編 続き
京太郎「玄さーん」
玄「おや、京太郎君」
京太郎「今からちょっと玄さんにある挑戦をしていただきます」
玄「?」
京太郎「ここに壷がありますね」
玄「うん」
京太郎「そしてこのカプセルの中に、俺の秘蔵のとある本と交換できる引換券をご用意!」
玄「京太郎君の秘蔵本……はっ、もしや!」
京太郎「そう……『全国ご当地アイドル美乳図鑑~谷間より愛を込めて~』です!」
玄「……っ!!」ゴクリ…
玄「そ、それで私はどうすれば!?」ソワソワ
京太郎「ではまずカプセルをこの壷に入れますよね」
玄「はい!」
京太郎「これを取り出してもらいます。ただし!」
玄「?」
京太郎「先に確認しておきますが、基本的な取り出し方はわかりますよね?」
玄「ひっくり返せばいいんだよね?」
京太郎「ここでは敢えて手を入れて取っていただきます」
玄「むむっ……急に難しそうなのです」
京太郎「見事成功すればオマケも付きますよ」
玄「オマケ?」
京太郎「はい。この中から一つどうぞ」
玄「ほうほう。うーん……あ、お姉ちゃんたちはやったのかな?」
京太郎「穏乃と宥さんはまだですね」
玄「じゃあ、これにするのです!」
『すーぱーまっさーじ券』
京太郎「……敢えてそれに行きますか」
京太郎(冗談で入れたんだが)
玄「えへへ、だって抱っこはお姉ちゃんが欲しいかなって思うし、穏乃ちゃんはなでなでされてるとすごく嬉しそうだもん」
京太郎(女神か?)
玄「それに……」ジ…
京太郎「?」
玄「うへへ、な、なんでもないのですっ」テレテレ
京太郎「はぁ」
玄「では! いざ尋常に挑戦なのです!」
京太郎「頑張って下さい」
玄「おまかせあれ!!」
なお中々取れなくて途中で涙目(可愛い)になったりしますがいたたまれなくなって京ちゃんがヒントを出してなんとかクリアしました
【もしかして】
京太郎「咲って実はツンデレの素養があるんじゃね?」
咲「……京ちゃん、頭大丈夫?」
京太郎「憐れみのこもった目で見るんじゃありません。ほら、1話目の時とか」
咲「あ、メタ発言ありなんだ」
京太郎「文句言いつつもレディースランチ代わりに注文してくれたり、そのくせ「嫁さん違います」とかツンを見せてきたり」
咲「別にツンってわけじゃないんだけど……」
京太郎「俺が和で妄想してるのを察してむっとした顔になったり」
咲「あれは京ちゃんが悪いと思います」ムスッ
京太郎「ほらその顔! 不意に見せる嫉妬っぽい表情!」
咲「し、嫉妬なんてしてないよ!」
京太郎「じゃあなんだってんだよこのツンデレ嶺上小悪魔!」バンッ!!
咲「だからツンデレじゃないっていうか嶺上小悪魔って何なの!?」
京太郎「つまりだな」
咲「な、何……?」
京太郎「かわいいんだよこんちくしょおおおおおおおおおお!!!!」ァァァァァァ!!!!
咲「ふゃぇっ!!?」
カンッ
【老】
京太郎「椅子に座ってると意外と腰にきますよね」ンー…
久「そうねぇ……私も歳かしら」
京太郎「10代が何を言う」
久「どこかの最強が言っていたわ! 『中学生とかババアだろ』と!!」
京太郎「それセロリのほうですけど!?」
久「つまり私ももうしわくちゃのお婆ちゃんなのね……」シクシク
京太郎「あからさまな泣き真似せんでください。そもそも肌めっちゃスベスベじゃないっすか」
久「いいのよお爺さん、そんな気を遣わなくても」
京太郎「誰がお爺さんか」
久「老後はやっぱり和風木造平屋の家に住みたいわね」
京太郎「ああ、なんかわかります。縁側でまったりするのとかいいですよね」
久「もちろん庭は広くして、孫たちが来たときにはそこで遊べるようにするの」
京太郎「孫に昔の遊びを教えるのとか楽しそうですねぇ」
久「桜や紅葉を植えておけば春夏秋冬楽しめるかも」
京太郎「春は花見をして、夏は庭で花火をしたり縁側でスイカを食べたり?」
久「秋は紅葉を楽しみながらのんびりして、冬は庭に積もった雪で色んな遊びを楽しんで」
京太郎「バーベキューとか餅つきなんかもアリですね」
久「そうそう。やっぱり広い庭っていいわよねぇ」
京太郎「庭の話だったんすか」
久「庭は大事よ? 車を止める場所とは別にしたい所だけど」
京太郎「あー、確かに庭に車があるのってなんか微妙に嫌ですね」
久「ついでに池も造って鯉とかも飼ってみましょう。世話は須賀くんに任せるわ」
京太郎「丸投げせんでいただきたい」
咲「……」
和「……」
優希「……」
まこ「……」
((((夫婦か……?))))
おかしいな、マッサージネタになるはずだったのに
ふと思った
アラチャーなら壷の中身を指先だけで掴んで引っ張り出せるかもしれない
ボウリングって握力要りそうだし
【臨海の秘密】
高校の麻雀部でマネージャーをやってるんだけど、OG連の方針がどうこうで外国人留学生を校内でよく見る。
で、暑くなりはじめるこの時期になると俺が一人の時を見計らってこっそり近付いてくるやつがいる。
用件は「忍者の薬をくれ」
彼ら彼女らの言う「忍者の薬」とは梅干。
ばあちゃん直伝の梅干を学食の食券1枚と交換している。
1年の時に夏ばて気味の留学生に日本古来の食品で夏ばてにいいんだよとあげたら効いたらしく、
「あれはグレイトだぜ・・・」と申し継ぎされているらしい。
しかし留学生仲間の間では
「梅干? あれは人間の食い物じゃねえ! 日本人はなんであんな物食うんだろうなHAHAHA」
とやりあってるらしく、おおっぴらに買えないから、こっそりと俺に耳打ちしにくる。
梅干が外国人にも効くのかとこちらもびっくりだが、彼ら彼女らの間では俺は忍者の首領扱いになっている。
メグさん、妙な爪痕を遺していくのは止めてください。
お陰でお袋に「あんた梅干し職人にでもなるの?」とか言われています。
京ちゃんが2年か3年の時の話
ふと外国人といえばコピペだよなあと思ったのでなんとなく
あ、セリフ直すの忘れてた
「あれはグレイトでス・・・」
だな
*おまけ
ネリー「キョウタロ、食券分けて!」ピョン ガッシ
京太郎「集るな乗るな抱きつくな! 弁当はどうした!」
ネリー「キョウタロ……残酷だけど、おべんとを作るのにもお金がかかるんだよ……」
京太郎「知っとるわ!」
ネリー「ねーえー! わーけーてーよーしょーっーけーんー!!」プラーンプラーン
京太郎「ぐおおおおおっ! 首を軸にしてぶら下がるんじゃねええええええ!!」グェェ…ッ!!
という光景がこの時期の風物詩となります
一方ハオや明華が困ってる時には躊躇いなく食券を差し出す京ちゃんである
稀に監督も世話になる
*続・阿知賀壷
宥「うんしょ……ん~……っ! ふぇぇ……」ウルウル
京太郎(なんかいじめてるような気分になってきた……)
京太郎「あの、無理しないで下さいね? なんならヒントでも」
宥「はぅ……ううん、私、お姉ちゃんだもん。もうちょっと頑張ってみるね」
宥「んんん~……っ!」プルプルプル
京太郎(力みすぎて真っ赤になっている……)ハラハラ
宥「はぁっ……はぁ…………はぅぅぅ……」ショボーン…
京太郎(やべぇ、息が荒くなった宥さんが色っぽい……)ゴクリ
宥「まだ、まだ……お姉ちゃんだもん、頑張るもんっ!」
京太郎(だがいたたまれない……!)
その後10分程頑張ったものの取れず、結局ヒントを出してようやくクリアしました。
息も絶え絶えの宥さんがエロかったです。あとクリアできた時の宥さんからの尊敬の眼差しが胸に刺さりました。(小並感)
by京太郎
ちょいテス
&heart;
♥
こうか
【耳かき ver.エイスリン】
ちょっと前振りが長いが気にするな
エイスリン「キョウタロウ!」テテテ…
京太郎「エイスリンさん、早かったですね」
エイスリン「ヨンジュウビョウ!」ドヤッ
京太郎「ラピュタっすか、また懐かしい……っと、それより行きますか」
エイスリン「イク!」ムフー
京太郎「……あ、そうだ」
エイスリン「?」
京太郎「私服、似合ってますよ。可愛いです」
エイスリン「…………、~~~~っ!!?!?」ボッ!!
エイスリン「──っ! ────っ!!」バシ バシ バシッ
京太郎(ホワイトボードで叩いてきた。どうしよう、かわいい)ホンワカ
京太郎(でもちょっと角が痛い)
京太郎「すみません軽口が過ぎました。早いとこうちに行きましょう」
エイスリン「ムー……」ムスー
京太郎(むくれてるエイスリンさんもかわいいなぁ……)ほのぼの
京太郎「で、ここが俺の住んでるアパートです」
アパート「築40年である。僅か6部屋しかないのである」
エイスリン「…………」
エイスリン「オンボロ!」
京太郎「まあ否定はしませんが、中はリフォームして綺麗なもんですよ。もっとも、まだ俺以外誰も住んでないんですけど」
エイスリン「キョウタロウダケ?」
京太郎「場所が場所ですからねぇ……宮守の共学化に合わせて学生入居者を拾うつもりだったみたいなんですが、ちょっと立地が悪くて」
京太郎「ちなみにオーナーはシロさんのお祖父さんです」
エイスリン「grandpa?」
京太郎「はい。まあ滅多に来なくて実質的に管理人を押し付けられてたりするんですけども、その代わり格安で住まわせて貰ってるんで正直ありがたいですね」
エイスリン「ブシノナサケ?」
京太郎「それだいぶかなりまったくもって違います。まあ立ち話もなんなので、部屋まで行きましょうか」
エイスリン「ウン! イク!」コクコク
京太郎「そしてここが俺の城です」
エイスリン「シロ?」 っ《白望のデフォルメ絵》
京太郎「いやシロさんのことではなく……」
エイスリン「?」キョトン
京太郎(この言い回しは通じないのか……うーむ、わからん)
エイスリン「ヒロイ! イガイ!」
京太郎「さり気に6畳2部屋で水回り完備なんですよねぇ……」
エイスリン「ゼイタク!」
京太郎「若干持て余し気味ですけどね。今お茶淹れますよ」
エイスリン「! テツダウ!」
京太郎「お嬢様はお座りになってお待ち下さい」
エイスリン「ジョオウサマ?」
京太郎「ちょっと違う」
エイスリン「?」
京太郎(あかん、かわいい)
京太郎「さて、一息ついたところで、本題と行きますか」
エイスリン「エト……、フツツカモノデスガ、ヨロシクオネガイシマス」ペコリ ※三つ指
京太郎「」
京太郎「……どこで覚えたんですかその挨拶」
エイスリン「? ニホンノアイサツ、チガウ?」
京太郎「それはもっと大事な場面で使う挨拶です」
エイスリン「??」
京太郎「あー……まあ、いいです。とりあえず耳掃除しましょう耳掃除」
京太郎「はい、どうぞエイスリンさん」ポンポン
エイスリン「ン」コテン
京太郎(……膝の上からエイスリンさんが見上げてきてる件)
京太郎(だめだ、かわいすぎる。しかし……)
京太郎「……横を向いて下さい」
エイスリン「コウ?」コロン
京太郎(かわいい(錯乱))
京太郎「あー……じゃあ、動かないで下さいね。痛かったら言って下さい」
エイスリン「ワカッタ!」
す…
エイスリン「ッ」ピクッ
京太郎(おおう、これは掃除し甲斐のありそうな……)
京太郎「ちょっと湿らせた方がよさそうなんで、綿棒濡らして入れますね」
エイスリン「テンボウ?」
京太郎「そりゃさすがに入りませんて。ちょっと冷たいかもしれないですよ」
つぷ…
エイスリン「!?」ビクッ
京太郎「動かないで下さいねー」クイクイ
エイスリン「ッ……ァ……! ン……ッ!!」ピクッ ピクッ…
京太郎「一旦こんなもんかな……うおぅ……」
綿棒「前が見えねェ」
京太郎(浅いところやっただけで結構……これは気合いを入れてかからねば!(使命感))
エイスリン「……ッ、…………ッ」ハァ… ハァ…
京太郎「そんじゃ、耳かき行きますよ」
エイスリン「ェ……?」
エイスリン(マダ……イレテナカッタ……?)
京太郎「ん」
すぽっ
エイスリン「!!?!?」ビクゥッ!!
京太郎「動いちゃ駄目ですよー」クイクイ
エイスリン「ァ……ャ……ッ、ヒ……!」ビクッ ビクッ
エイスリン(ャ、ァ……コレ、ダメ……!!)
かりかり かりかり
エイスリン「~~~~ッ、~~~~~~ッ!!」
エイスリン(コエ……ダセナイ……ッ!!)
かり かりかり かり かりかり
エイスリン「ッ、──ッ! ~~ッ! ッ!」
かりかり かりかり
かりっ
エイスリン「ッ、────ッ!!」ビクンッ!!
京太郎「……ふーっ」
エイスリン「~~~~~~~~~~~~ッッッ!!?!?!?」
京太郎「よし、綺麗になった。エイスリンさん、次は……」
エイスリン「──ッ、────ッ」ハッ… ハッ…
京太郎(……あるぇー?) ←今気付いた
エイスリン「」
エイスリン「」
エイスリン「」ムクリ
京太郎「あの、エイ……」
がしっ
京太郎「すぅえぃ?」
エイスリン「……」
京太郎「ちょ、あの、エイスリンさん……? 目が座っ
ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
*記録はここで途切れている
カァンッ!!
ハート記号使おうかと思ったがやめた
この辺が俺の限界点
宥さんは『だっこするされる券』でござる
寝る
【初夏】
淡「あっづぃ……」デローン…
京太郎「見事に溶けてるな」パタパタ
淡「きょーたろー、あおいでー……」
京太郎「へいへい」パタパタ
淡「あわー……」
京太郎「しっかしまさかここにきてエアコン故障とはなぁ」
淡「スミレたちはー?」
京太郎「大対局室行ってるぞ、向こうは無事らしいし」
淡「あー……でも向こう行くのはやだなー……」
京太郎「先輩たちにすげー可愛がられるもんなお前」
淡「淡ちゃんはきょーたろーのものなのにー……」プクー
京太郎「恥ずかしげもなく……つーかマジで大丈夫か?」
淡「のど渇いたかも。冷たいのある?」
京太郎「任せろ。ジュースも炭酸ありなしアイスもあるぞ」
淡「準備万端じゃん。冷蔵庫さまさまだねー」
京太郎「なんならソーダフロートとかもできるぞ」
淡「パフェとかサンデーとかもできるの?」
京太郎「実はソフトクリームメーカーもある」
淡「おおぅ、いつの間に……」
京太郎「なんせあっついからなぁ……」
淡「そうだねー、あっついもんねー……」
こうして虎姫の部屋にどんどん設備が充実していく
うちのあわあわは割と先輩方に愛されてるんじゃないかと思う
【きーん】
淡「かき氷早食い大会ー!」
尭深「わー」パチパチ
菫「……いきなりどうした?」
京太郎「実は親戚からかき氷機貰ったんですよ」
誠子(この部屋どこまで設備が増えるんだろう……)
照「京ちゃん、準備できた。早く」ソワソワ
菫「みんな乗り気なのか……」
誠子「なんせ暑いですからねぇ」
尭深「それにしても、本格的だね、それ」
淡「ドラマとかでしか見たことないかも」
京太郎「かなり古いやつみたいで。使えるには使えるんですが、そもそも使わないからと譲り渡されたわけです」
照「削るのは任せて」ギュルギュル
菫「……それはそういう能力だったか?」
誠子「まあまあ。それより先に味を決めときましょう。全員に行き渡ったら一斉にスタートで」
菫「こういうのはゆっくり食べるものだと思うんだが……まあ、たまにはいいか」
京太郎「決まりました? それじゃ照さんお願いします」
照「お姉ちゃんに任せて」キリッ
ギュルルルルルルルルルルル!!!!
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ…!!!!
京太郎:レモン
淡:レモン(きょーたろーと一緒(重要))
誠子:メロン
尭深:宇治金時
菫:グレープ
照:いちご練乳
京太郎「レディ……」
淡「ごーっ!」
しゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃく……
全員「「「あいたたたたたたたたた……!!」」」きーん…
白糸台は今日も平和です
イチゴとメロンとブルーハワイを全部混ぜるとブドウ味になって驚いた小3の夏
一方>>790が眩しくて直視できない俺
君達ほんと食べ物の話になると水を得た魚状態だよね
【西瓜】
京太郎「ヘイ! スイカ一丁!」ドンッ
久「来たわねスイカ! 待ってたわ!!」ガタッ
まこ「対局中に立つな」
久「うい」ストン
優希「そういえば朝持ってたな。どこに隠してたんだ?」
京太郎「先生に許可取っといて家庭科室の冷蔵庫借りたんだよ。今ならまだいい具合に冷たいぜ」
咲「じゃあ速攻で終わらせるね」ゴッ
まこ「なんか出とるなんか出とる! どんだけ食いたいんじゃ!」
久「もう中断でいいじゃない、どうせ始めたばっかなんだし」ジャラジャラ
優希「それもそうだじぇ」ジャラジャラ
まこ「もう崩しとるし……仕方ないのう」
和「…………」ジー…
京太郎「? 和、どうかしたか?」
和「……これが、スイカなんですか?」
京太郎「えっ」
久「えっ」
咲「えっ」
優希「じょ?」
まこ「見たことないんか、珍しいの」
和「いえ、一口サイズの赤いものは見たことがあるんですが……」
京太郎「あー、なるほどな。最近だとそういう人もいるのか」
久「なるほど、魚が開きになった状態で泳いでると思ってる子がいるのと同じようなものかしら」
和「さすがにそこまでではないですけど、実物は丸くて大きいんですね」
優希「この黒と緑の部分は皮だから食べられないんだじぇ」
和「そのくらいはさすがにわかりますっ」
咲「それより早く食べようよ、温くなっちゃうよ?」
京太郎「あいよ。そんじゃ切り分けて」
久「あーちょっと待って待って! どうせなら……」ゴソゴソ
まこ「?」
久「これを使うわよ!」ドンッ
レジャーシート「ヘイ!」
木刀(洞爺湖)「ヘイ!」
優希「おおっ!? ということはもしや!」
久「イエス! スイカ割りするわよ!!」
まこ「学校でか!?」
京太郎「風情もへったくれもないな……」
咲「っていうか、どうやって木刀が棚に入ってたんだろう……」
和「…………!!」ソワソワ
京太郎(和の目が期待に満ち溢れている……!)
危ないので外でやりました
けっこう綺麗に割れました
書いといてなんだけど阿知賀時代にスイカくらい見てるかもなぁ
見てなかった場合ということでここはひとつ
スイカの塩って腹下し防止の効果もあるんじゃなかったか?
そういやバカ殿でスイカ人間になる話があった気がする
京太郎「穏乃ー」
穏乃「うん? 何、京太郎」テコテコ
京太郎「そもさん!」
穏乃「せっぱ! だっけ?」
京太郎「そうそう、偉いぞー」ナデナデ
穏乃「おぉ? んへへー、まーね!」ムフー
京太郎「で、意味わかってるか?」
穏乃「……」フイッ
京太郎「穏乃はアホかわいいなあ!!」ナデクリナデクリナデクリ
穏乃「おわあああああ!?」グリングリングリン
京太郎「つまり『問題出すよ!』に対して『受けて立つよ!』というわけだ」
穏乃「おぉぉ、なるほどー」フラフラ
京太郎「というわけで問題です。この壷の中にカプセルが入っています。取り出すにはどうすればいいでしょう?」
穏乃「? 普通に取ればいいじゃん」
京太郎「よーしやってごらんなさい」
穏乃「らくしょーらくしょー♪ ほっ」スポッ
穏乃「よっ」プラーン
穏乃「……ありゃ?」
京太郎「と、このように中のものを掴むと手が抜けなくなるわけだ」
穏乃「な、なんだってー!?」プラーン
京太郎「ふはははは! さあどうする穏乃! ちなみに無事クリアすれば2つの景品をゲットだぜ!」
穏乃「えっ!? 何、何!? もしかして新しいジャージとか!? それとも登山靴とか!?」
京太郎「なんでそっち系だよ!? お前麻雀部だよね!?」
穏乃「麻雀と山登りは別腹です」キリッ
京太郎「それに付き合ってる俺が言うのもなんだけど、お前変わってるよな」
穏乃「なんですと!?」ガビーン
憧「で、どうだったの?」
京太郎「ひっくり返すという発想が出ないまま壷を砕く方向に行きやがった」
憧「……猿は猿でも怪力猿だったか」
京太郎「そのうち轟盲牌使えそうだよな」
憧「……どうしよう、やっぱり否定できない」
カーン
個人的にはワン子最萌え 次点で心
【そんな日もある】
*たぶん二学期頃の話 原作世界線寄り
京太郎「うーん、見事な焼き鳥……4連続で聴牌すら取れずのラスとは」
優希「おのれ犬ぅ! キサマがほいほい振り込むからあっさり東場が流されて全然勝てなかったじょ!」ガジガジ
京太郎「噛むなよ、わざとじゃねえよ」
久「かつてないほどの焼き鳥っぷりだったわねぇ」
まこ「後ろから見とったが、二、三向聴辺りからひたすら無駄ヅモやら裏目やらの嵐じゃったのう」
京太郎「しかも裏目になってなくても良くて一向聴でしたねぇ……鳴ける牌も出やしねえ」
咲「そんなことあるんだねー」
和「せめて降りれば放銃は減ったかと思うんですが……」
京太郎「そういうタイミングに限って現物も安牌も無かったわけだが」
和「そ、そこまでですか……」
京太郎「ネトマだったらランク落ち不可避レベルだったな……」
咲「それはどうしようもないね……」
優希「ぐぬぬ、大人しく観戦してればいいものをっ」
久「それじゃ須賀君の練習にならないでしょう。というか優希、勝てないのを人のせいにしないの」
優希「うー……不完全燃焼だじぇ」ムー…
京太郎「染谷先輩牌譜貸してもらえます?」
まこ「ん? ほれ」
咲「どうかしたの?」
京太郎「いや、滅多にない状況だったから傾向があるようだったら対策立てとこうかと」
和「確率の問題ですしアテにならないのでは?」
京太郎「咲の牌譜見てもそれを言える和は正直凄いと思う」
和「……褒めても何も出ませんよ?」
久(褒めてるのかしら今の……)
京太郎「それにしても酷すぎて逆に面白いな」
久「華々しく敗けるのが快感になってきたというわけね?」
京太郎「人をドMみたいに言わないでいただけます!?」
東一でいきなり三倍満でフッ飛ばされることもあれば、持ち点1000切った所から西入に持ち込んで逆転一位取れることもある
麻雀ってカオスだよなぁ
天極牌やってた頃はもっぱらサンマでやってたが、
明らかにこれ何か調整してるだろってレベルで同じ役満を何回も見る日があったな
三回打って三回とも誰かしらが国士無双あがったりとか
ちなみに同じ日に自分でも狙ってみたらなんの障害もなくあがっちまって草生えた
麻雀って楽しいよね! 一緒に楽しもうよ!(魔王スマイル)
【折鶴】
久「鶴ガウォーク!」
京太郎「また懐かしいものを……」
久「本来足があって当たり前のものなのに、折り紙だと何故かキモいわよね」
京太郎「まあ元々が言うほど鶴っぽくないですし」
久「手持ち無沙汰な時にちょうどいい紙があったりするとつい折っちゃうのよ」
京太郎「ああ、それはわかります。気付いたら量産してたことありますし」
久「どのくらいまで小さいのが折れるか挑戦するのはデフォよね」
京太郎「あ、俺1円玉サイズまではいけました」
久「なにそれ凄い」
京太郎「爪楊枝とかあると結構楽にいけますよ」
久「ところで鶴ってたまに折り方わからなくならない?」
京太郎「折り終わったと思ったら開かないとかはよくありますねぇ」
おてもとの袋を鶴に仕上げるのは基本
【タウリン2000㎎】
京太郎「ファイトォー!」
穏乃「いっぱぁーつ!」
京太郎「……!」ググ…
穏乃「……っ!」グググ…
憧「……なにしてんの」
京太郎「おう憧。あれだよ、CMで親指だけで蓋回すやつあったろ」
穏乃「気合いいれたらできるかもと思ってさ」
憧「…………、いやあれ先に緩めてるだけだと思うわよ」
京穏「「なん……だと……?」」
握力さえあればワンチャン……?
【議論中】
京太郎「どうしても譲れませんか……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
久「愚問ね、譲れないのはお互い様でしょう?」
ドドドドドドドドドドド…
美穂子「あ、あの、二人とも落ち着いて……」
京太郎「美穂子さんには割烹着のほうが似合うってことがなんでわかんないんですか!!」バンッ!!
久「そっちこそ! 美穂子にはメイド服が一番似合うに決まってるでしょ!!」バンッ!!
美穂子「あの……あぅ……えっと……あの……!」オロオロ
京太郎「美穂子さんが持つ圧倒的母性! それをさらに際立たせる古き良き日本の割烹着! これ以上の組み合わせがありますか!?」
久「母性? はンッ(鼻笑)、そんなもの美穂子の魅力のほんの一部分よ! 見なさいこの綺麗な髪! 愛らしい容姿! 蠱惑的なバスト! これだけの魅力があるのにそれを包み隠す割烹着なんてナンセンスよ!」
久「その点メイド服なら美穂子の外見的魅力も引き出しつつ磨きつつ、さらに美穂子の世話焼きな性格も相まって相乗効果で更なる魅力アップが見込めるわ! 美穂子に「御主人様♪」なんて言われた日には鼻血モノよ!!」
京太郎「なんのまだまだァ!! 母性とは子供にのみ向けられるものにあらず! 夫とそしてあらゆる人々に向けられる慈愛の極み! 美穂子さんの性格を加味するならこっちだって負けちゃいませんよ!」
京太郎「そして割烹着を下から押し上げてなお主張する母性の象徴! 隠されているのにもかかわらずそこにあることを意識せずにはいられない圧倒的存在感! 美穂子さんに無用な露出は不要なんですよ!!」
久「ぐぬぬぬぬぬ!!」ギリギリギリ
京太郎「うぐぐぐぐぐ!!」ギリギリギリ
美穂子「うぅ……ふ、二人ともっ!!」
京太郎「美穂子さん! どっちですか!? もちろん割烹着ですよね!!」
久「どっちなの美穂子! もちろんメイド服よね!?」
美穂子「ふぇっ!? や、あ、その、えっと……」オロオロ
美穂子「!」ハッ
美穂子「そ、そうじゃなくて! お店の中で騒いだら迷惑ですよ!」
美穂子「めっ!」
京太郎「…………」
久「…………」
店員「…………」
客「「「…………」」」
俺「…………」
京太郎「部長」
久「うん」
京久「「エプロンつけてもう一回言って下さい」」キリッ
美穂子「!?」ガビーン
愛されキャップ in ファミレス
今日 が 京淡 に見えた俺よりは正常だろう気にするな
あ、違った 今日 じゃねえや、今夜 だ
【尾ひれ】
「ねえ知ってる? 一年の須賀君と高鴨さん」
「知ってる知ってる。有名だよね」
「何だっけ? 四国八十八箇所巡りを走って一日で終わらせたとか」
「鳥取砂丘で爆走してたらクリーチャーと間違えられて狩られかけたとか」
「私はグンマーを無傷で踏破したって聞いたよ?」
「関東までは庭みたいなものだって話だけど」
「えー? 確か電車の乗継ことごとく間違えて北海道まで行ったけど真っ直ぐ走って帰ってきたとかも聞いたよ?」
「真冬の津軽海峡を泳いで渡ったっていう話は?」
「鳴門海峡の大渦巻を気合いだけで止めたらしいよ」
「台風の進路を変えたとか」
「雷に打たれたけどちょっと服が焦げただけだったとか」
「イオナズン使えるらしいよ」
「ベギラゴンじゃなかったっけ?」
わいのわいのうんたらかんたら
京太郎「なんかあらぬ噂が飛び交ってるらしい」
穏乃「なんでだろうなー」
京太郎「せいぜい一昨年の夏休みに岩手まで歩き旅した程度なんだけどな」
穏乃「シロさんたち元気かなー」
京太郎「そういや去年麻雀部の面子が揃ったっつってたし、上手くすりゃインハイで会えるかもしれないぞ」
穏乃「おお! そっかそっか、楽しみだなー!」
灼「…………岩手?」
憧「……調べたら国道8号線経由で徒歩183時間の距離888kmとか出たんだけど」
灼「…………」
憧「…………」
((どこから尾ひれなんだろう……))
気付いたらこんなん思い付いてた 設定として今後反映されるかは未知
【看病】
京太郎「ぅ゛ぉ゛ぉ゛……めっちゃダルい……」グッタリ
京太郎「まさかよそ様の家で風邪を引くとは……」
コンコン キィ…
健夜「きょ、京太郎君、大丈夫?」ヒョコ
京太郎「とりあえずはー……動かれませんけども」
健夜「おかゆ作ったんだけど、食べられそう?」
京太郎「ちょっとだいぶだるいですが……折角なんで食います」
健夜「じゃ、じゃあ、入るね……?」ソロー…
京太郎「どうぞー……ってフォゥアッ!!?」ガバッ!!
健夜「あっ! む、無理に起きたら、駄目だよっ!」プルプル E: 裸エプロン
京太郎「いや起きますよなんすかその格好ぐふぇっふ! げぐふっ! ごふっ!!」ゴホゴホ
健夜「え、えと、あのね? こーこちゃんが、男の子はこういう格好で看病したらすぐ元気になるからって……」モジモジ
京太郎「元気になる部分が違う!! ……あ、やば、くらっときた」フラー…
健夜「うわわっ!」コトッ ←食器置いた
健夜「だ、大丈夫!?」タタッ
京太郎「ぐ……だ、大丈夫です! 大丈夫なんで服を着て下さい!!」
健夜「そんなこと言ってすごい汗だよ!? ちゃんと私が看病するから!」
京太郎「別の部分が健康になっちゃうんですって!!」
健夜「そっそそそそっちのお世話もまた今日もちゃんとするからっ!!」
京太郎「なんか目的変わってきてませんかねぇ!!?」
続かない
「今日も」 ←
【たなばた】
京太郎「うぃーす。笹貰ってきましたー」バッサバッサ
まこ「おお、お疲れさん。すまんの手伝わんで」
京太郎「いえ、軽トラで運んでもらったんでほとんど自分じゃ運んじゃいねーんで」バッサバッサ
優希「ばひゃばひゃうるひゃいじぇ」モグモグ
京太郎「飲み込んでから喋れ。後の皆は?」
優希「んぐっ。一年坊どもは短冊の紙を買いに行ったじぇ」
京太郎「ねえのかよ……いや先に言えよついでに買ってきたのに」
優希「さっき気付いたんだじぇ」
まこ「和と咲は図書室に行っとる。咲のやつが本を返し忘れ取ったらしくての」
京太郎「またっすか」
まこ「うむ、またじゃ」
久「やっほー、部活やってるー?」
優希「おお、またもや久先輩だじぇ」
まこ「おんし、また来よったんか」
京太郎「つくづく暇そうですね」
久「あら何かしらこの言われ様……せっかく暇を作って来てるのに」
京太郎「来すぎてて卒業した気がしないんですけど」
久「奇遇ね! 私も卒業した気がしないわ!!」ドヤァ!!
まこ「なんでそこで胸張って言うんじゃ……」
咲「ただいまー。あれ? 久先輩」
和「ただいま戻りました。って……久先輩、またいらしたんですか」
久「ふふふ、私は油断してるとどこからでもどこにでも現れるわよ」フフフ…
京太郎「いやいや何者なんすか一体」
久「元生徒議会長だけど?」
京太郎「違う、そうじゃない」
和「あ、須賀君。お疲れ様です」
京太郎「おう。そういや、この笹どこに置けばいいんだ?」
優希「机の脚にでも縛り付けとけばいいんじゃないか?」
咲「そうだね、花瓶もないし」
まこ「あっても花瓶程度じゃ倒れるじゃろうしの」
久「ん? 何の話?」
和「ほら、月曜日は七夕ですから」
久「あぁ……もうそんな時期なのね……」フッ…
京太郎「なんなんすかそのわざとらしい憂い顔は」
久「このスレも最初から数えたら半年以上続いてると思うと感慨深くて」
京太郎「セイセイセイ、四次元的発言は基本NGですよ先輩」
久「おおっと」
他4人「「「「???」」」」
裕子「戻りましたー」
ミカ「ただいまでーす」
マホ「お、おじゃましますのです!」
まこ「おーお疲れさん。なんじゃ、マネ子も来たんか」
ミカ「途中でエンカウントしたんで拉致って来ました♪」
マホ「えとえと、ほ、ほんじつはおまねきにあずかり……!」
裕子「マホ落ち着け。そんな畏まらなくっていいから」
マホ「はっ、はいですっ!」
和「マホちゃん、久しぶりですね」
優希「5月の合宿の時以来だじぇ」
京太郎「なんか2人増えただけで大所帯っぽく感じるなぁ」
マホ「あ、えーっと……す、す……」
京太郎「…………」
マホ「! 酢だこ先輩!」
京太郎「須賀だよ、覚えて(切実)」
マホ「かすりもしてないのです!?」ガーン!!
咲「だ、大丈夫だよ! 『す』は合ってたから!」
京太郎「……俺そんな影薄いんすかね」ドヨーン…
久「あー…………どんまい」ポムポム
まこ「短冊はあったんか?」
裕子「それが品切れで、仕方ないので代わりに折り紙にしたんですけど」
ミカ「それと穴開け様のスクリューポンチも買ってきました」
和「そういうことなら、短冊型に切りましょうか」
優希「おおっと! 折り紙があるならついでに色々飾り付けしようじぇ!」
久「じゃあ千羽鶴でも吊るしましょうか」
京太郎「誰の快癒祈願っすか一体」
咲「お願い事なら短冊に書いた方が早いような……」
マホ「そういえば、みなさんお願い事は決まってるんですか?」
優希「…………」
和「…………」
咲「…………」
裕子(無邪気に……)
ミカ「ぷ……くくっ……」プルプル
マホ「?」キョトン
京太郎「急に黙ってどうしたんだ、お前ら」
マホ「マホ、何か変なこと聞いたでしょうか?」
久「いやー、いやいやいや、相変わらず飽きないわねぇ」ケラケラ
まこ「うちの麻雀部じゃもはや風物詩じゃあ……」
みんな何をお願いするんでしょうかねぇ
【天の川】
淡「ねーねーきょーたろー」
京太郎「んー?」
淡「私が織姫できょーたろーが彦星だったらどうする?」
京太郎「天の川を泳いででも渡る」←即答
淡「んへへ~♪ そっかそっか♪」ギュー ゴロゴロ
天の川程度で京太郎を止められると思うなよ
む? 他所と勘違いしちゃおらんかねそりゃ
君らはマホちゃんをどうしたいんだ(困惑)
俺は抱きしめてナデナデしてクンカクンカしてふにふにしてにゃんにゃんしたい
馬鹿野郎、綾ちゃんとは手を繋いであるいは腕を組んであてもなく商店街を散歩したりしたいわ舐めんな
マホ「須ぎゃ先輩」
京太郎「ぎゃってなんだ、ぎゃって」
マホ「…………はみまひは(噛みました)ぁ……」ウルウル
京太郎「おいおい……大丈夫か? ちょっと診せてみ」
マホ「あい。えれー」アーン
ミカ「ちゃーっす。遅れま、し……」
マホ ←涙を溜めた状態で目を閉じて顎を上げて舌をちょっと出している
京太郎 ←それを覗き込むような姿勢 なお手はマホの顎へ
ミカ「……おじゃましました」ニッコリ
京太郎「ちょっと待て誤解だ!?」
マホ「?」
【アウト】
【トルティーヤドッグ】
久「昨日セブ●に寄ったら、トルティーヤドッグっていうのが置いてたのよ」
京太郎「あの春巻きの親戚みたいな見た目のやつっすか」
久「そうそう。食べたことある?」
京太郎「買おうと思ったら運悪く目の前で売り切れまして」
久「もったいないわね。けっこうイケるわよ、あれ」
京太郎「イケますか」
久「ええ。単にソーセージをトルティーヤで包んで揚げてるだけみたいだけど、そのシンプルさがいいのよ」
京太郎「ほほう」
久「トルティーヤの端っこの部分はサクサクしてて、中はモチモチしてて、食感も中々」
久「それにソーセージもパキッと音を立ててジュワッと肉汁が広がって、うっかりペロリと3本いっちゃったわよ」
京太郎「いっちゃいましたか」
久「いっちゃったわね。ケチャップ&マスタードも付けてくれるけど、正直なんにも付ける必要なかったわ」
京太郎「惜しいなぁ……今日の帰りにでも置いてればいいんすけどねぇ」
久「私も買っていこうかしら。あ、でも気を付けて。店舗によっては複数個買った時にパックに入れられることもあるから」
京太郎「あぁ……揚げ鶏とかでもやられますねそれ」
久「ちゃんと割り箸を貰うか、先に手持ち用の紙袋に入れるようお願いしておいた方がいいわね」
京太郎「……なんかパック詰めのものを食べ歩きとか、縁日みたいじゃないっすか?」
久「そういえばそろそろ祭りの季節ね……たこ焼き、焼きそば、わたあめ、お好み焼き……」
京太郎「りんご飴、チョコバナナ、かき氷、じゃがバター……」
久「……じゃがバター?」
京太郎「何故か近年になって出没し始めたんですよ、じゃがバター」
久「じゃがバター……」
京太郎「はい、じゃがバター……」
久「……」
京太郎「……」
京久((何故じゃがバター……?))
優希「トルティーヤと言えばタコスを忘れてはならない(戒め)」
まこ「なんじゃあ途中から縁日の話んなっとったが」
咲「あと冷やしパインとか、唐揚げとか、牛串とかあるよね」
和「そういえばケバブのお店も見たことがあります」
あ、トルティーヤドッグは中々美味しかったです。箸貰わなかったから素手で手掴みだったけど
【台風】
京太郎「うおお……風やべーな」
憧「雨戸がないから余計怖いわね……」
京太郎「とりあえずカーテンだけでも閉めとくか」
宥「ストーブつけたい……」プルプル
玄「窓開けられないから、毛布で我慢しよ?」
灼「というか、この時期にストーブはちょっと……」
穏乃「う~っ! ワクワクしてきたぁーっ!」
晴絵「はいはいはしゃがない。遊びでいるわけじゃないんだからね」
京太郎「それにしても、よくこのタイミングで校内合宿の許可なんて下りましたね」
晴絵「んー、いやほら、ここって高台じゃん? 緊急時の避難所にも指定されてるから多少はね」
憧「確かに家にいるよりこっちのが安心かも……」
京太郎「あー、憧とか玄さん宥さんは特にだな」
憧「うちは古いからねー。……大丈夫かしら」
灼「大丈夫なんじゃない? 多分」
玄「うちはお父さんや従業員さんがちゃんとしてくれるから平気かな」
穏乃「ねえねえ! そんなことより、せっかくだから校舎の中、探検しない!?」
京太郎「おいおい、穏乃落ち着け」
憧「だから遊びじゃないって……」
晴絵「あ……いやでもどこか戸締りとかし忘れてたらヤバいわね」
憧「え? 宿直の先生とかが見るんじゃないの?」
晴絵「その宿直が私です」キリッ
憧「ああ……なるほど、そういうこと……」
穏乃「だったら先生の仕事の手伝い! ってーことならいいよね?」ムフー
晴絵「あー、まあ、いいか。そんじゃあ手伝ってもらうかな。他に来てくれる人ー?」
京太郎「んじゃあ俺行きます。穏乃とペアで」
穏乃「ほっほーう。京太郎、私について来れるかな!?」
京太郎「一人にすると何かやらかしそうなんで監視も兼ねて」
晴絵「よし、頼んだ」
穏乃「なんですとーっ!?」ガーン!!
憧「んー……よし、私も行くわ。人手は多い方がいいと思うし」
宥「えぇぇ……憧ちゃんも行くの……?」プルプル
玄「それなら、いっそのことみんなで回った方が早いと思うな」
灼「同感……」
宥「えぇぇ~……」
玄「大丈夫だよ、お姉ちゃん。私が一緒に行くから」ニコッ
憧「……玄だけだと心配だから私も着いてくわ」
晴絵「うーし、そんじゃあ灼は私と一緒な」
灼「わかった……」
穏乃「嵐の中の誰もいない校舎を探検……! う~っ! テンションあがってきたああああー───っ!!」
憧「……京太郎」
京太郎「善処はする」
憧「よろしく。全く、子供なんだから……」
とか言いつつ実は内心ワクワクしているアコチャー
なーんか空回りしてるような感覚があるなぁ……
ギアが入らんというか
しかしそうこうしているうちに950超えか
リクまるで消化してねえ(愕然)
【KEYMAN】
久「Dr.ネクロが痴女すぎるわ」
京太郎「唐突になんっすか」
久「KEYMAN読んだのよ」
京太郎「またアングラなモンを……」
久「単行本分しか読んでないけど、いいわねあれ。サリーとフロルもっと出せばいいのに」
京太郎「……その心は?」
久「サリーはモフモフしたい。フロルはペロペロしたい」
京太郎「さっきから何故感想がオッサン臭いんですか」
久「そりゃあ>>1が」
京太郎「四次元発言やめい」
久「アレックスかっこいいわよね」
京太郎「ネーミングがまんまですけどね。アレックス・レックスて」
久「最初ワニかと思ったけどティラノサウルスなのねあれ」
京太郎「テメェオレの女に何しやがる!!」
久「直後に照れてるのが可愛いったらもう……!」
京太郎「まあ俺はアーロンさん推しなんすけども」
久「インフレ全開なせいか忘れられるけど、相当強いわよねあの人も」
京太郎「アレックスがパワー型としたらアーロンさんは技の人、なんですかね」
久「ただ擬音がアメコミ調だからちょっと目が慣れないわ……」
京太郎「かえって特徴的ですよねぇ、あれ」
久「ピート頑張れ、超頑張れ」
京太郎「やる時はやる男的な気配がプンプンしますよねぇ」
画面が濃いから人によっては目が滑るかもしれんが、中々に中々
【あわぴょん】
淡「見てみてきょーたろー!」
京太郎「んー?」
淡「あわぴょんだぴょん!」 E:ウサ耳
京太郎「おお、何気に似合うな」ナデナデ
淡「あわ~♪ えへへ、でしょでしょー?」ニヘー
京太郎「しかしウサギの鳴き声は実際は「ぷー」とかそんな感じらしいぞ」
淡「そうなの!?」
京太郎「生で聴いたわけじゃないからなんとも言えないけどな」
淡「……ぷー」
京太郎「…………」
淡「…………、おならみたい」
京太郎「思っても言うんじゃありません」
でもあれはあれで案外可愛いもんですよ
リクリスト後悔は後ほど
週末には次スレ行きたい
根本的に整理下手なんだよなぁ…
【これも言えない】
やえ「京太郎、ひちみ取ってくれ」
京太郎「は……いやどっちっすか?」
やえ「何が?」
京太郎「……」
やえ「?」
京太郎「七味ですか? 一味ですか?」
やえ「ひちみ」
京太郎「……」
京太郎(これはまさか……)
京太郎「リピート・アフター・ミー。七味」
やえ「ひちみ」
京太郎「一味」
やえ「一味」
京太郎「そっちかー……はい、七味っす」ヒョイ
やえ「あ、うん」スッ
京太郎「……」フイッ
やえ「む」スカッ
やえ「……何?」
京太郎「やえさん、もっかい七味って言ってみてください」
やえ「? ……ひちみ」
京太郎「言えてない、言えてないですよ……」
やえ「えっ、嘘!? ひちみ、ひちみっ、ひちみ!」
京太郎「…………」
やえ「ひちみ……ひちみ! ひ・ち・み! どうだ!?」
京太郎「頑張るやえさんが可愛いです」キリッ
やえ「ふにゃん!?」ボフンッ!!
言えなそうな気がした
【やっぱり言えない】
京太郎「やえさん、面白そうなのありました?」
やえ「……笑うなよ?」
京太郎「? はい」
やえ「これだ」スッ
っ《水の都の護神》 ※ポケモン映画
京太郎「また懐かしい……」
やえ「らちあしゅとらちおしゅが気になって……」
京太郎「…………」
やえ「…………」
京太郎「ラティアス」
やえ「らちあしゅ」
京太郎「くっ……!」プルプル…
やえ「わ、笑うにゃ! 言えにゃいにょあしかかにゃいにゃりょ!!」カァァーッ!!
京太郎(だめだ……可愛すぎる……!!)
どんどん悪化していくよぅ
【be urobutchered】
京太郎「…………」
久「…………」
京久((1・2話目からこの絶望感とか……))
京太郎「虚淵ですね……」
久「虚淵すぎるわね……」
京太郎「何が恐ろしいって、これで最終的に面白いのが恐ろしいんですよね」
久「頭の中どうなってるのかしら本当」
京太郎「一般的なハッピーエンドがどう足掻いても書けなかったらしいですよ」
久「それもそれでどうなの……」
京太郎「っていうか虚淵仕事しすぎじゃないっすか?」
久「一時的なものだとは思うけど、そうね……」
京太郎「楽園追放実は結構楽しみなんですけどね」
久「また“urobutcher”が炸裂するのかしら」
京太郎「……胃が持つかが勝負ですね」
久「でも面白いのよねぇ……」
京太郎「そうなんですよねぇ……」
虚淵さんマジなんなんすか
絶望とか鬱のハードルは……下がったっていうよりむしろ上がってる気がする
ちょっと無理ゲーくらいだと大したことないと感じる(感覚麻痺)
とりあえず次スレやねんで
【咲-Saki-】京太郎「須賀君と××さん!」
【咲-Saki-】京太郎「須賀君と××さん!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405221964/)
とりあえず次スレはまず、これまでに収集したネタの未処理分のリストを貼る
改めて見ると結構凄まじい量だから何割か削ることになるが
今スレの残りはリクエストでも感想でも要望でもご自由にカマン
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません