男「具現化する能力と破壊する能力?」(10)

男「なにそれチートですやん。」

?「それくらいしないと、ゲームには勝てないよ?」

男「??………え?ゲーム?」

?「うん。ゲーム。」

?「あれ?天使からなにも聞いてない?」

?「世界約200カ国の代表200人でやる。」

?「………バトルロワイヤル。」

男「なにそれ怖い」

?「この反応は知らないみたいだね…」

?「なら僕のことも分からないか。」

?「僕は悪魔。君専用のゲーム案内人だよ。」

男「………( ゚д゚)」

悪「驚いてるみたいだけど、信用してないでしょ?」

男「……お前は…心の病でも抱えてんだろ?」

悪「その反応されるの2回目。慣れたよ。」

悪「全く…少しくらい信用してくれてもいいんじゃないかな?」

男「いやだって…ロワイヤルとか。漫画の世界だし。」

悪「……とりあえずさ。信用してくれる?」

男「話だけ聞いてやる。終わったら病院行こう。」

悪「もうそれでいいよ…とりあえず。この紙を見て。」

第3次世界大戦~バトルロワイヤル~

・このバトルロワイヤルは、戦争の被害を最小限に抑えるため。
各国の代表、一人を選出し戦わせ、最後の一人を決める。

・最後の一人の国は、世界の全てを支配できる。

・代表に選ばれた人間は、個体差を平等にするため、
能力が与えられる。ただし、能力の付加による個体差の不平等は、
関係ないこととする。

・代表だけで戦わせること。代表以外は戦ってはならない。

・最後の一人となった者には、願いを一つと能力を褒賞とする。

男「…よく出来た設定だな」

悪「まだ信じてないんだね…もう少しくらい信用してよ。」

男「とか言ってもなぁ。」

悪「ならさ!男に付加された能力を使ってみたら!なら信じてくれるよね?!」

男「能力…って…具現化と破壊の能力?」

悪「そう!目の前に何かを作り出すイメージで!出来たら信じる?!」

男「…どうせできないしな。」

悪「と・い・う・こ・と・は?」

男「……出来たら!信じてやる。」

悪「ここまでくるのに時間かかった…疲れるよ。本当に。」

悪「では…具現化の能力からしましょうか。」

悪「具現化する能力は簡単ですよ。まず、頭の中にイメージを作ります。」

悪「ある程度固まったら、目の前に移すイメージで。」

男「…………っ!」

悪「…お!……出来ましたね。具現化したものは…なんです?」

男「この前買い忘れたインスタント食品だな。」

悪「…なんて無駄遣いだ…」

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