DQN「声上げんじゃねえぞ!」男「俺男ですけど」DQN「えっ?」 (80)

…夜…―公園―

DQN1「えっ? 女じゃ、男? え?」

DQN2「嘘だろおい、どうすんだよ……犯すのか?」

DQN3「馬鹿言うなよ……いくら可愛くても、さすがに野郎を犯す気はねえよ」

男「……」

DQN4「……お前、マジで男なの?」

男「……」ボロンッ

DQN5「男じゃねえか……」

男「だからそう言ったんだろうが」

DQN6「……ど、どうする?」

DQN7「ど、どうもしねえよ……女じゃねえんだから」

DQN8「……帰るか」

DQN9「そうだな……お前も、あれだ。変態とかには気を付けて帰れよ」

ぞろぞろぞろ

男「……」

―自宅―

ガチャン、バタン

男「……」

妹「おか」

男「ちくしょおおおおおおおおおあああああああ!!!」

妹「!? とまら、ど、どうしたのお兄ちゃん!?」

男「また女に間違えられたああああああああああああ!!!」

妹「……ああ、またか」

男「……俺は、俺は男だあああああああああああああああ!!!」

妹「わかってるよ、お兄ちゃんの股間がそれを証明してるから」

男「股間で証明しないとわからない男なんてええええええええええ!!!」

妹「取り敢えず落ち着こうよ、ここ玄関だし近所迷惑だよ」

男「ちょっと部屋で泣いてくる」

妹「手洗ってからにしてね。あとご飯出来てるから」

―男の部屋―

男「えーんえーん」グスン、ヒッグ

男「ちくしょう、ちくしょう。だからDQNは嫌いなんだクズしかいねえ」

男「くそが、前はホモにすら『こんな女みたいな男じゃ掘る気にもならねえ』って言われたし」

男「想いをよせてた女の子に告白した時は……」

男「『男として見れない』ってどストレートに、それ以上ないほど分かりやすい言葉で振られたし」

男「ふえぇ……」グスン、ヒッグ

コンコンッ、ガチャッ

妹「大丈夫かいお兄ちゃん」

男「なんだよぉ……」ウルウル

妹「せっかく私が作った料理、冷めちゃうからもういい加減下降りてきてよ」

男「……はい」スタスタスタ

妹「はいこれ」

男「……ハンカチ?」

妹「顔ぐちゃぐちゃだからそれで拭きな」

―食卓―

男「……あ、なんだ。お前ご飯食ってなかったのかよ」

妹「あー、お腹減ってなくてね。と思ったらお兄ちゃん下に降りてきた瞬間お腹減ってきたわ」

男「なんだそれ……。お、おお!?」

妹「気付いた? 今日はお兄ちゃんの大好きなカニクリームコロッケなんだよ」

男「マジか、やったあ! それならそうと先に言ってくれよー。そしたらいつまでも部屋になんていなかったのにぃ」

妹「ごめんごめん(お兄ちゃん元気付けるためにあの後急いで買いに行ったなんて冗談でも言えないな。また泣くだろうし)」

男「よっしゃ! 早く食べようぜ!」ぴょんぴょん

妹「食べ物の前でそんなにはしゃがないでよ」

男「だってカニクリームコロッケだぜカニクリームコロッケ!」

妹「はいはいそうだねー(全力疾走で買いに行って良かったー)」

男「いただきまーす!」

妹「いただきます」

……

男「あー美味しかったカニクリームコロッケ」

妹「お風呂上がった後もそれ言うのかい」

男「この余韻は明日まで続くよ」

妹「ちゃんと歯磨いて寝るんだよ」

男「わかってるよ! お兄ちゃん子供扱いするなっ!」

妹「はいはい、お兄ちゃん(笑)子供扱いしませんよ」

男「なんだよ(笑)って……」

妹「さーて、じゃあ私もお風呂入ってこよーっと」スタスタ

男「なんだよ(笑)ってよおおおおおおお!」

妹「あ、バスタオルどこにある?」

男「脱衣場に置いといた」

妹「わかったー。じゃあねー」スタスタスタ

男「……」

男「……なんだよぉ、(笑)ってぇ」

……

妹「さっぱりしたー。エアコンの前借りるね」

男「……いつも言ってるが、パンツくらい穿いてから来いよ」

妹「家族なんだしそんなのよくない?」

男「お前は女の子なんだから……」

妹「……」

男「たとえ家族でも、少しは恥じらいってもんをだなぁ」

妹「……」

バサッ!

男「ッ!? わあああああああ! なんでバスタオル広げてこっち向くんだよ露出魔かお前は!!!」

妹「にしししし、なーにお兄ちゃん? もしかして妹の裸見て照れてるの?」

男「バカ! 見せ方の問題だっ! そんなことされたら誰だって驚くわ!」ドキドキ

妹「顔真っ赤だねぇ……照れてる照れてるぅ」にやにや

男「……う、うるせえ/// て、て、照れてねえし!」ドキドキ

男「……なあ妹」

妹「なにお兄ちゃん」

男「……俺、そんなに女みたいに見えるか?」

妹「……」

男「正直に答えてくれ」ウルウル

妹「……見えないよ(おちんちん見えなきゃ完全に女の子だわ)」

男「ほ、ホントッ!?」パァッ

妹「そもそも、生まれた時からお兄ちゃん見てきた私にそれを聞くのは少し酷だよ」

男「……? なんでー?」キョトン

妹「そりゃあそうだよ。私は今までずっとお兄ちゃんを『お兄ちゃんとして』見てきたんだもん」

男「……あ、そっかあ!」

妹「お兄ちゃんっていう先入観があるから、どうしても女とは思えないのさ(見た目は女の子だけど……とは言えないや)」

男「うーん、もっと男らしくなりてえ!」

妹「……だったら現実的な話し、男性ホルモンを分泌しまくるしかないね」

男「だんせーほるもん?」

妹「んじゃ、おやすみお兄ちゃん」

男「おやすみ妹」

ガチャッ、バタン

―男の部屋―

男「……」

ドサッ! パカッ、ポチッ!

男「……」

……ホンワーン

男「ッ!!」

カタカタカタカタカタ……ッターン!

男「……なになに、『オナ禁をすると男性ホルモンの分泌を抑える』?」

男「……お、お、おなにーをしまくると男性ホルモンの分泌が多くなり、髭などの体毛が濃くなりニキビが増える?」

男「……」ペタペタ

とぅるんっ

男「……。……よし、おなにーしまくるぞ!!!!」

男「……い、いざやろうとすると、き、緊張するな」ドキドキ

男「いや、俺はおなにーしまくって男らしくなるんだ!」

男「……まずはオカズ探しだ!」

カタカタカタ……

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ッターン!

男「えふしーつー? アダルト動画? ……よし取り敢えずこれにしよう!」カチッ

男「なになに……『驚愕! リアルレイプ大全集!』」

男「あー、さっきのクズどもが俺にやろうとしてたやつだな……」

男「……ごくり」ドキドキ

男「っよっしゃあ! じゃあ今日はこれをオカズにしておなにーしまくってやるぜ!!!」

…十数分後…―妹の部屋―

妹「……あー、ここで終わりかぁ。また一年新刊待たなきゃいけな」

バンバンバンバンバン!!!

男「ふええええええん妹助けてえええええレイプ怖いよおおおおおおおおおおお!!!」バンバンバン!

妹「……」

男「レイプがあれほどまでに恐ろしいものだとは思わなかった」

妹「そりゃ恐いよ、される方はたまったもんじゃないし」

男「……」グスンッ

妹「……で? オカズ探しに失敗して私の部屋に駆け込んでどうすんの?」

男「……ごめん、邪魔したな。俺部屋に戻るよ」スタスタ

妹「……今日も女に間違えられたって言ってたけどさぁ」

男「……っ」ビクッ

妹「もしかしてお兄ちゃん」

男「な、なんでもねえよ! ……ただ女に間違えられただけだっつうの!」スタスタスタ

妹「素直じゃないなーったく……お兄ちゃーん!」

男「んなっ、なんだよぉ!」

妹「今日はなんか私ぃ、お兄ちゃんと一緒に寝たい気分だなー! いーい? お兄ちゃんっ!」ニコッ

男「ッ!? ……しょ、しょーがねーなー妹は。じゃあ、お兄ちゃんが一緒に寝てやるよー!」キラキラ

妹「やったあ! 大好きお兄ちゃんっ!(しょーがねーなーお兄ちゃん(笑)は)」

…朝…

妹「んんー! よく寝たー!」

男「……」くかーくかー

妹「お兄ちゃん朝だよ、起きろー!」

男「……んぅ、妹ぉ……一緒に寝てくれて、ありがとぉ」すやすや

妹「お礼はいいから早く起きな。遅刻しちゃうよ」ゆさゆさ

男「……んぐ……? ……ッ!?」ガバッ!

妹「うおっ! ……ど、どうしたお兄ちゃんそんな跳ね起きて!?」ドキドキ

男「……俺、さっき変なこと言ったりしてなかった?」

妹「……変なこと?」

男「……寝ぼけて、妹にありがとうとか言ってなかった?」

妹「あー、言ってない言ってない大丈夫だよお兄ちゃん」

男「そ、そっか。……はあ、言ってたら恥ずかしくて変な汗かくとこだった」

妹(変な汗かいてもいいから素直になってくれ)

結構前から方向性見失ってたよ・・・・・
申し訳なかった。お休みなさい

…学校…

男「はあ…結局駄目だった。どうすればいいのか」

男「いや、今までやった事が無いのにいきなり特殊な物を見てもできないよな」

男「家に帰ったら無難な物を探してみよう」

男「ただいまー」

妹「おかえり。もうすぐでご飯できるから」

男「わかった。手を洗ってくるよ」

~30分後

男:妹「いただきます」

男(早く食べておなにーしないと)ハフッハフッ

男「うっ!げほげほっ」

妹「あーあそんなに慌てて食べたらつまるよ」

男「ああすまん」

妹「ほんと。おもしろいなあ…」

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