勇者「あうあーwwwぱしへろんだすwwwww(^p^)」(37)


王「さぁ行け勇者よ旅立ちの時はきた!!」

(^p^)「おぎゃ?」

母「いってらっしゃい。あなたは勇者として生まれたのよ」

(^p^)「あうー……ゆーしゃ! ゆーしゃ!」

王(ふぅ、これでようやっと厄介払いができるわい)

母(とりあえず旅立たせたらそのうち死ぬでしょw)


(^p^)「いってきあす! おかーやん! おうさま!」

王「この世界のこと、たのんだぞ……!」ジワッ

母「必ず、魔王を倒してママのとこ戻ってきてね? お願いよ……?」グスッ

王(さぁて、次の勇者を選定しておくかのw)

母(ようやく解放されるわw くふwwこの先私は勇者を産んだ母として老後も安心♪)

王「選別だ。もっていけい! わっはっはワシは太っ腹な王でな!」


▼【勇者は50Gと銅の剣を手に入れた】


王(さすがにこの装備で放り出されて生き残ることはできんじゃろw)
母(もう二度と戻ってこなくていいのよw)

-城下町-


(^p^)「なうーーwwwwあうあーwwww」

ドンッ

不良1「ッ!」

(^p^)「おももも、これはもうしわけないwwwww」

不良2「あ? なんだてめぇ」

(^p^)「あううあーwwwどこへいけばいいか、わかあないのれすwwwwww」

不良1「おしえてやろうか?w」

(^p^)「あう?」

不良2「俺たちについてくるといいぜ」

不良3「へへ、まぁまぁこっちこいよぉ」

(^p^)「これはありがたいのれすwwwwうぃくうぃくwww」

不良1「へへ」ニヤリ


-薄暗い路地裏-


不良2「おらぁ!!」ベキッ

(゚p゚)「 がぺ 、ごへっ」

不良2「ひゃははは! もろいぜ!!」ドゴッ

(゚p゚)「んひっ」

不良3「地獄へ直行しやがれ!!」ドゴォ

(゚p゚)「あーーうーーー」

▼【勇者は力尽きた】

不良1「……あーすっきりした」

不良2「なぁ、こいつの格好……なんか勇者っぽくね?」

不良3「んなわけねーだろこんなクソ雑魚が勇者なわけねぇ」 

不良1「しかも50Gしかもってねぇぜ。ただの白痴だ」

(゚p゚)「あぺぺ……」


不良1「いこうぜ。時間の無駄だった」

不良2「おめーはホントケンカ好きだよなぁ」

不良1「最近この辺も治安がよくなったからな。物足りねぇんだよひゃはは」


……ヒョコッ

僧侶「どうやら去ったみたいですね?」キョロキョロ

(゚p゚)「あうー……」

僧侶「あのー……大丈夫ですか?」

僧侶「ひどい怪我……連れていかなきゃ! んしょ、んしょ。重たいですね」

ズルズル


――



(-p-)「……」

僧侶「起きてください」

(^p^)「……うぃく」

僧侶「あぁ、よかったぁ……」

(^p^)「おぎゃwwwwww」

僧侶「あのぅ、人違いだったらごめんなさい。あなたは勇者様……ですよね?」


(^p^)「ゆーしゃーwwwゆーしゃーwww」

僧侶「やっぱり!」

(^p^)「あうあうあーwwwwおっぱいwwwおっぱいwww」

僧侶「……うーん、ほんとに勇者様なのカナ」

(^p^)「しゅきーーwwしゅきーwww」モミュ

僧侶「きゃっ! ちょ、ちょっと! やめてくださいっ!! きゃー!!」


戦士「てめぇーなにやってんだ!」メコッ

(^p^)「おぎゃっwwwいたいのれすwwwwww」

戦士「はーはー! 僧侶に気安くさわんな! あたしが相手になるぞ!」

僧侶「ちょ、ちょっとぉ、ぶっちゃだめですよ」

戦士「ほんとにこんなやつが勇者なのか!?」

僧侶「確かに勇者様ですよ。すごい波動を感じますし」

魔法使い「魔力もたくさん内包している」

(^p^)「あうあーあwwwこむすめがいっぱいなのれすwwwwwおぎゃwwwっw」


戦士「とりあえず行くぞ! 馬車にのれや!」ガシッ

(^p^)「ぼうりょくはんらい! はんたい!」

僧侶「はぁ…なんだか先が思いやられますね」

魔法使い「無理そうなら途中でパーティ抜ける」

(^p^)「ぼきにすべてまかせるのれす、ぼきにすべてゆだねるのれす」

(^p^)「ゆーしゃwwっwゆーしゃwwあうあーwwwwww」

戦士(こいつまじであかんやつや…)

魔法使い「強ければ問題ないけど」

僧侶「さきほど街の不良にリンチされてました」

魔法使い「そう…」


一行が馬車で旅立ち数刻が過ぎた。

戦士「もうすぐ魔物が活性化する時間だなぁ」

僧侶「怖いですね。私戦闘経験あまりないので」

魔法使い「私馬車の中にいる」

戦士「おいおい私とこのアホで戦えっていうのかよ」

戦士「ま、この辺の雑魚相手なら問題ねーけど」


▼【スライムが現れた】

戦士「来やがったぜ」

(^p^)「……!」


(^p^)「おぎゃwwwおぎゃwwwwすらいむー」

(^p^)「すらいむぅー!」

戦士「叫んでねぇで抜刀しろこのタコ!」

(^p^)「あうあうあーwwwwwぱしへろんだすwwwwww」

スライム「ピキー!」

僧侶「わわっ、怒ってますよぉ。戦わなくちゃ」

戦士「おっしゃ! 記念すべき初戦だ。こいつを軽く蹴散らしてパーティの指揮を高めようぜ!」

魔法使い「そのセリフ勇者が言えたらよかったんだけど」

戦士「おりゃー! 覚悟ー!」


(^p^三^q^)ヒュンヒュン


戦士「あ!? おい邪魔すんな勇者この糞野郎」

戦士「あ!? おい邪魔すんな勇者この野郎」

(^p^)「すらいむー! すらいむー! すらwwwいむwww」

戦士「ああスライムだよ! いいからそこどけ!」

(^p^)「確かにスライムは人間社会に実害をもたらすと定義された魔物である」

僧侶「!?」

(^p^)「だがしかし、出会い頭にすぐさま攻撃を仕掛けるなどという選択はあまりに軽率かつ野蛮だと私は考える」

戦士「あ?」

(^p^)「無論、人間側の主観的判断に基づくとスライムが害敵であることは明らか。
   ゆえに私は、まずはこの判断そのものに一考の余地があるのではないかという提案をしたい」


戦士「おい……勇……者……?」

僧侶「??」

(^p^)「スライムという種族はかねてより極めて臆病だ」

(^p^)「他種族との混生を苦手とし、ひっそりと独自の生殖コロニーを築き、大抵がそこで生涯を終える」

(^p^)「日暮れに現れるのは人を襲うためでなく、巣の周囲を警戒してのこと」

魔法使い「……」


(^p^)「しかしその臆病さは魔物世界における種族主義、暴力主義がもたらした迫害の歴史に起因したものではない」

(^p^)「彼らは決して弱いわけではない。諍いが無益なことを本能で知っている」

(^p^)「何よりも聡明なのだ。知恵とはそう、彼らにとっての力だ」

(^p^)「己が身過ぎ世過ぎの安泰、一族の存続が最大の眼目であると理解しているからこそ彼らはこの世界に適合した進化を遂げてきた」

(^p^)「臆病という性分は時に大きな明哲となり、種族維持の基盤をかたちづくるのだ」


(^p^)「確かに、一般に人語を解すまでに至る知能をもった個体は数少ないであろうが、集団としては十分すぎる知性を持ち合わせている」

(^p^)「剣をひくがよい。両者協議の場を設け、親睦を重ねることによって、あるいは我々の僚友となりうる可能性が」


戦士「うるせぇ!」

ゴツッ

(^p^)「おぎゃwwwwwwwww」


戦士「おらぁあ!!」ザクッ

スライム「ピキィィィィ!」

魔法使い「燃え盛れ!火炎魔法!」ボッ

スライム「ピキャアアアアアア! ……ア……ピギ」

スライム「  」チーン


僧侶「やった! 倒しましたね! 初勝利の大勝利です!」

戦士「へへ、どんなもんだ」

(^p^)「あうあーwwwwwせんしたんつよいのれすwwwwまほつかたんカッコいいのれすwwww」

戦士「おめーはよぉ……」

(^p^)「すらいむー! あうあうあーしんでるのれすwwwww」

戦士「はぁ、なんか怒鳴る気失せた。ほら、いくぞ」

僧侶「勇者様お怪我はございませんか? 大丈夫ですよね♪」

魔法使い「こいつ何もしてない」

(^p^)「うぃくwwうぃくwwwwwwんひっwwww」

きょうはここまでなのれす

▼【魔物の群れをやっつけた】
▼【魔物の群れをやっつけた】
▼【魔物の群れをやっつけた】
▼【魔物の群れをやっつけた】
▼【魔物の群れをやっつけた】

戦士「ハァ、ハァ…」

(^p^)「こいつら……しんでるのれすwwwwwwwwおぎゃwwwwwww」

戦士「ハァ……はぁ……どんだけでてくるんだよ。雑魚のくせに」

僧侶「思ったより魔王軍の進行は進んでいるようですね」

僧侶「意外ときれい好きだったりしますか?」

戦士「そりゃ女の子だし……」

魔法使い「魔力なくなった、もう無理歩けない死ぬ」

戦士「街明かりは見えてるんだけどな。日が暮れる前に行くか?」

魔法使い「行く以外選択肢がない。行こ。おんぶ」

戦士「…は?」

僧侶「私がおんぶしてあげますね!」 

▼【僧侶は魔法使いをおぶさろうとした、しかしバランスを崩して倒れてしまった】

僧侶「うぅ……思ったより重」

魔法使い「……」ジトー

(^p^)「でーぶwwwwwでーぶwwwwwwwwwww」

魔法使い「ハァ?」イライライラ ベコッ

(^p^三^q^)ヒュンヒュン

魔法使い「あぁもううざい! こいつ戦えない頭悪い臭いキモいなんなの!」

(^p^)「ゆーしゃwwwwwゆーしゃwwwwwまおーwwwあうあうあーwwwwwww」

戦士「ほれいくぞ。まぁほんとはここいらでもうちょい敵を狩って減らしておくのもいいんだけどな」

魔法使い「なんで? だるいんだけど」

戦士「いやー、ここでたくさん倒しておけばさ、それだけ街へ流れてくる魔物の数も減る」

戦士「そうなりゃ……街の人たちの暮らしが少しでも良くなるのかなって」

魔法使い「……」

魔法使い「私たちがちょこちょこ敵の数を減らしたって、生態系は変わらないと思う」

魔法使い「そんなことで犠牲者が減るなら魔王討伐なんていらない」

魔法使い「勇者は巨悪である魔王をうち、影響力をとりはらい、魔物の住みにくい世界をつくる」

魔法使い「それが使命。私たちはそれの手伝い。違う?」

戦士「…もっともだ」


魔法使い「……でしょ?」

(^p^)「…」

戦士「うん…でもさ、やっぱ気になるんだ……私らが今日とり逃した魔物が、明日明後日だれかを襲うんじゃないかと」

魔法使い「杞憂。考えても無駄。馬鹿」

戦士「っせーなーバカはないだろバカは! わかったよ今日のところは街まで進んで一休みしよう」

魔法使い「じゃあおぶって」スッ

戦士「……はいはい」

僧侶「……」

戦士「なんだよ」

僧侶「いえ、戦士さんってただの脳みそが筋肉な人だと思ってましたから意外で……」

戦士「こいつらはもー! ひっでぇなぁ…」

戦士「勇者! お前もなんとか言ってやれ!」

(^p^)「……」

戦士「なんだよ黙りこくって。さすがに疲れたか? でもお前はおんぶしねーけどな!!」

(^p^)「魔王という影響力か、着眼点は良い。ピラミッド型の組織を崩壊させる術を考えるなら、統率をとる頂点の一人を狙い打つのは定石だろう」

(^p^)「だが考えてもみるがいい、もしその頂上が傀儡あるいは置物だった時のことを」

(^p^)「なぜ組織が磐石であるか、それはヒエラルキーにおける下位層の数、つまりこの場合魔王の熱烈なシンパ達が」


戦士「うるせぇえええ!」

ベシッ

(^p^)「おぎゃwwwwwwwwwww」

僧侶「えー! 可哀想です! 私ちょっと聞きたかったのにぃ」

魔法使い「……一応勇者って私らの話は理解してるんだね」

戦士「ろくに戦わねーし、なにかとわけわかねーこと言い出すしなんなんだよこいつは!」

僧侶「魔物に会うたびにブツブツなにかいってましたしね」メモメモ

戦士「うわお前いちいち書き写してるのかよ……きもぉ……」

僧侶「勇者様の一言一言は神の啓示にも等しいんですよ! もっとありがたがって拝聴すべきです!!」

魔法使い「狂信者」

戦士「ハァ……せいぜい賢く生きろよな。お前は一応賢い部類の人間なんだからさぁ」

僧侶「さぁ、街へ急ぎましょう。日が暮れたら危険です!」

魔法使い「ほら、いけいけー」ペシペシ

戦士「もーお前は自分で歩けよぉ!!」

(^p^)「んーあーーーwwwwwwwwwwwww」

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