春香「あれ?事務所にいるの>>4だけ?」 (98)

春香「おはようございま~す!」

>>4「おはようなの」

春香「あれ?事務所にいるの>>4だけ?」

モバマス、グリマス等はわかりません

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雪歩

P

P「うん☆そうなの」

春香「…とりあえずその気持ち悪い喋り方やめてください」

P「なんだよ~。ノリわるいなぁ~」

春香「美希が可愛そうなんで。でも早いですねプロデューサーさん」

P「>>7

残業だよ。

P「残業だよ」

春香「ええ、だってもう朝ですよ!?それなのに残業!?」

P「ああ、昨日からずっと事務所にいる」

春香「そんな……プロデューサーさん、
   何の残業してるか知りませんけど無理しないで下さい。
   プロデューサーさんになにかあったら皆悲しむんですよ?」

P「春香……」

春香「もちろん私だって……」

P「心配掛けてすまない。
 でもこれは絶対明日までには終わらせなきゃいけない案件なんだ」

春香「いったい何なんですか?その丸一日以上かかってる案件って」

P「>>10だよ」

響に告白

P「響への告白の内容だよ」

春香「……え?」

P「昨日からずっと考えてたんだ。響ってサバサバしてるように
 見えてこういうことに疎いし慣れてないだろ?
 だからまずはそういう雰囲気だって気付かせることから始めないと……」

春香「……残業って言いませんでしたか?」

P「ん?ああ、だからしっかりタイムカード押してないだろ?」

春香「>>12

そうなんですか!じゃあ私仕事いってきます!

春香「そうなんですか!じゃあ私仕事いってきます! 」タッタッタ!

P「おう、気をつけてな」



春香(ケータイとりだしポパピプペ……っと)

春香「あ、社長?昨日プロデューサーさんが朝まで残業してたの知ってます?
   ……はい、はい。それなんですけどその内容が――」

春香(これであの人も少しはまともに仕事するようになってくれるかな……)

結果Pはどうなった?

コンマ00~50 クビ

コンマ51~90 春香に逆ギレ

コンマ91~99 改心する

安価↓1

「おい!春香待てテメェコラァァァァァ!!!!」ドドドドド!!

プロデューサーさんが鬼の形相で追いかけてくる
その威容に私の足はすくみ、逃げるのを忘れてしまった

春香「な……何ですか?」

P「なんですかじゃねぇよ!このアバズレドクソリボンが!!
 テメェ社長にチクっただろ?あぁん!?
 どうしてくれんだ!おかげで減俸だよ!響にプレゼント買おうと思ってたのに!!」

春香「そ、そんなの自業自得じゃないですか!
   響ちゃんとそういう関係になりたいっていうのは自由ですけど
   それを勤務時間つかって、しかも残業として報告するなんて……」

P「うるせぇ!もうキレた。>>17してやる」

万時固め

P「卍固めしてやる!来い!」 グイ

春香「は?ちょっと何を――痛!イタタタタ!!ギブギブ!
   やめてください!ホントに折れちゃいますって!!」

P「うるせぇ!人の恋路を邪魔した罰だ!」

春香「痛い、痛い!ごめんなさいごめんなさい!
   ね?もう気が済みましたよね?これぐらいで終わりに――」

P「おまえ何勘違いしてんの?」

春香「イタタ……え?」

P「折れちゃうんじゃない。――折るんだよ」

春香「!!」ゾクゥ

P「ちょっとふざけて終わりだと思ったか?
 減俸がどんだけ社会人に重いか、その体に教えてやるよ」

プロデューサーさんの顔からはいつもの温和な表情は消え
さりとて憤怒でもなく、ただ無機質に『折る』ことだけに従事する顔

虫の様な冷酷さが、そこにあった

春香「……いや。いや。イヤ、いやぁぁぁ!!助けてぇぇぇぇ!!!!」

>>22「何してるんですか!」

小鳥

小鳥「何してるんですか!プロデューサーさん!?
   春香ちゃんを離してください!」

春香「こ、小鳥さん!助けて、助けてください!!」

P「……」ググ

春香「アガァァァァ!!?!」

小鳥「ちょ、本当に何やってるんですか、春香ちゃん死んじゃいますよ!?」

P「……黙ってろ」

小鳥「……え?」

P「起こしてしまったんですよ、俺の中の『獣』を」

コンマ00~80 折れる

   81~98 助かる

   99    小鳥さんも加勢する

安価↓1

――ゴキィィィィ!!

静寂の中、響き渡る怪音
春香ちゃんの腕はあらぬ方向に曲がっていた

春香「アガァァァァァ!!?!?ぴぎぃぃぃぃ!!!」

P「……」

プロデューサーさんの顔には達成感も喜びも。ましてや後悔もない『無』
ただ当然の成り行きを見るように転げまわる春香ちゃんを無感情な目で見ていた

小鳥「……卍固めなら」

P「……」ピク

小鳥「卍固めなら首を折るほうが楽だったんじゃないですか?」

――血が、湧く
プロデューサーさんはあくまで無感情だがその冷たさが却って私を奮い立たせる

P「なにが言いたいんですか?」

小鳥「獣を起こした?笑わせてくれますよ。>>32

私の本気を見せてあげましょう

小鳥「私の本気を見せてあげましょう 」

P「!!」サッ!

――遅い!私のギアは先程の光景が目に入った瞬間にとっくにトップに入っている

小鳥「そりゃ!」ゲシ!

春香「グフゥ!?」

私は牽制に春香ちゃんをプロデューサーさんに蹴り飛ばす

P「――! チィッ!」バシ!

それを片手で事も無げに弾き飛ばすプロデューサーさん
さすがだ 人間大のものを咄嗟の反応で弾くとは

    こうでなくては『本気』の甲斐がない

P「っく!春香を目くらましに隠れたか……」

P(小鳥さんは『本気』と言った。ここで声を荒げて呼びかけても無駄だ)

P「……」スゥ

P(五感……いや、嗅覚だ!おそらく音も影も捉えきる隙なんて無い!)

コンマ00~50 みつける

   51~99 奇襲を許す


安価↓1

小鳥「ピヨッハァァァァァ――!!」

その声と共に、冗談のように中空に独り浮かぶ俺の腕
ザシュ――という漫画じみた擬音が耳に届いた錯覚さえ感じた

P「……」ボタボタ

小鳥「へぇ、声一つ発しないなんて。すごい根性ですね」

P「いまのは……わざと急所をはずしましたね」

小鳥「当然ですよ。なんたって>>45

あなたはまだ目覚め切っていませんからね

小鳥「あなたはまだ目覚め切っていませんからね。
   魅せてくれるんでしょう?――もっと!」

よく言う 人の片腕をちぎっておいて何が目覚めだ
だが血の熱さが俺に訴える、体の獣が唸りをあげる

 『もっとうまく使え、まだまだ澄み渡らせろ。そうすれば――』

P「そうすれば――誰にも負けないのにと!!!!」

転がっている春香を片手で掴む
リーチ。彼女に相対するに俺の体一つでなど驕りだ
武器を使う。それは、人が古来より他種を圧倒した要因――!!

P「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

小鳥(春香ちゃんを振り回して……愚策っ!
   その大降りに貴方の動きは殺されましたよ)

小鳥さんが跳躍する
その姿は肉食獣が獲物を仕留める瞬間であり、

小鳥「楽しかったですよ、プロデューサーさん」

   ――――どこか、遊び足りない少女の寂しさがあった







P「まだだ!」ガッ

小鳥「! 春香ちゃんに頭突きを!?」

春香「オゴェェェェェ!!」ゲロォォォ

撒き散らされる吐瀉物 春香を振り回すことによってそれは広範囲にぶちまけられる

小鳥「――ッチィ!目が!!」

P「そこだぁぁ!!」ドグシャァ!

俺の貫手は小鳥さんに

コンマ 00~50 届いた
    
    51~99 躱された

安価↓1

武器(春香)を、使った
策を、講じた
血を、――きっと初めて――熱くさせた

その結果――貫手は虚しく宙を抉った

小鳥「ピヨッシャァァァァァァ!!」ザグシュ!

小鳥さんの手刀は最後まで鋭く、俺の頚動脈を叩き斬った

P「カ……は……」

小鳥「ハァッ……ハァッ!」

戦いは勝者と敗者に正直だ
血を流して倒れた俺が敗者で、彼女は勝者だった

小鳥「面白かったですね……プロデューサーさん」

P「はは……何いってるんですか?死ぬんですよ俺は。
 楽しいわけないじゃないですか」

小鳥「……そうですね。でもありがとうございます」

P「え?」

小鳥「目覚めてくれて、ありがとうございます」

P「――――はは」

武器(春香)を、使った
策を、講じた
血を、――きっと初めて――熱くさせた

その結果――貫手は虚しく宙を抉った

けれども、獣は満ち足りた表情で俺に別れを告げた

P「そうか……楽しかったんだ。俺は」

小鳥「……ねぇ、プロデューサーさん。どうして春香ちゃんにあんなことを?」

P「響を……いや、本当は>>61だったのかもしれない」

伊織を好き

P「伊織を好きだったのかもしれない……
 でも俺は落としやすそうな響に知らないうちに妥協してたんだ」

小鳥「私がやらなくても響ちゃんファンに殺されてましたね貴方」

P「はは、ならよかったです」

小鳥「ん?」

P「最後の相手が小鳥さんで……よかった
 暴徒に殺される哀れなプロデューサーじゃなくて、戦士として[ピーーー]るんだから」

小鳥「……ふふ、おかげで私はまた独りですけどね」

P「最後に……>>63と……」

小鳥「>>63?」

P「ここに来る前の俺の異名です……。
 異名なんて子供っぽかったし気に入ってないけど
 それでも社長が拾ってくれるまで俺を表すのは
 それしかなかったから……せめて最後は一緒に……」

安価ミス >>65

グッドマン

小鳥「グッドマン……それがプロデューサーさんの?」

P「いつも……無感情に『仕事』はこなすけど、それだけ。
  相手への敬意も闘志もない俺に同志がつけた揶揄です。
  『あいつは成績はグッドだけど、きっと人工心臓と人工血管の塊りだ』って」

小鳥「ふふ、じゃあその異名は一緒に連れていけませんね」

P「え?」

小鳥「今日の貴方の血はとんでもなく熱かったから
   >>70と呼ばれる私に死を感じさせるほどに」

光悦の不死鳥

P「光悦の不死鳥……あなたがあの
 『まるで本阿弥光悦が磨き上げた刀、それを凌駕する輝きの武人』だったなんて……」

小鳥「世界は狭いですね」

P「ははは…まったくですよ――ガハッ!」

小鳥「……最後に伊織ちゃんにでも響ちゃんにでも伝えたいことは?」

P「そう…ですね…。じゃあ>>75>>78と」

伊織が好きだと伝えてくれ

P「響に、伊織が好きだと伝えてください」

小鳥「死ぬ間際なのにどんだけ伊織ちゃんにチキンなんですか。
   ていうか告白もされてない響ちゃんにそれを言っても……」

P「ふふ、響の困惑した顔…が…ヒュー……目に浮かび…ます」ガク

小鳥「――さようなら、ベストマン」

その後、私は倒れた春香ちゃんを病院に連れて行き
翌日事務所の事の顛末を伝えた

皆おびえていたし、律子さんはすぐに110番に電話した
もちろん響ちゃんも伊織ちゃんも怯えながら意味がわからないと泣き喚いた

ただ、社長だけはこう言った

>>84

これは始まりにすぎない

「これは始まりにすぎない 」

その言葉に皆は首を傾げたが私だけは身震いがした

彼との闘争は私の武の終わりではなく――

警察「警察だ!動くな!!」

警察「音無小鳥!殺人の容疑で連行する!!」

私は大人しく彼らに従う
だがそれは終わりではなく、休止
次の闘争までの、しばしの眠り




時は過ぎた 町中を歩く『彼』の顔を見て私は老いた体を嘆く
あと二十年若ければここで――

高木「おぉ――い」

――いや、それは私の役割ではない
武の道は今も刑務所で鍛え続ける彼女や、
血を湧き起こしたかつての『彼』のようなものにしか微笑まないのだから

高木「おおい君!そうそう、そこでディスプレイを見ている君だよ!実は――」


           これは始まりにすぎない


                                 END

くぅ~疲れましたww

グッドマン→ベストマンのくだりは
小鳥さんがPを賞賛して~と勝手に思ってたのですかベストってグッドより下でしたっけ?
無学で申し訳ありません……

春香は好きです!本当に大好きです!一番好きな雪歩の次にくるときがあるくらい好きです!

最後に、このような駄文に参加くださり本当にありがとうございました

あ、あと一人称視点がころころ変わって読みづらかったと思います
すいませんでした

前作 P「>>3!デートに行くぞ!」

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