亜美「兄ちゃーん!」真美「今日は何の日でしょーか?!」 (36)


P「今日? あれだろ、美希の誕生日」

亜美「はぁ……」

真美「これだから兄ちゃんは……」

P「えっ、違ったっけ?」

亜美「それもそうだけど、そんなんじゃないっしょ!」

真美「もっと大切なことだよっ!」

P「お前ら、美希を祝う気はないのか?」

亜美「兄ちゃん、それはそれ」

真美「これとあれだよ~」

P「いや、意味わからんぞ」


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亜美「もーっ! せっかく『いい兄ちゃんの日』なのに、そんなんじゃ『ダメ兄ちゃんの日』だよー!」

P「『いい兄ちゃんの日』? ……あぁ、11月23日だから『いい兄さんの日』か」

真美「兄ちゃん、気づくの遅すぎー」

P「今日の日付で美希の誕生日以外思いつく方が難しいって」

亜美「真美さん真美さん、兄ちゃんの頭はミキミキでいっぱいみたいですな」

真美「いやいや亜美さん。兄ちゃんの頭はミキミキのムネムネでいっぱいかもしれませんぞ?」

P「お前らなぁ……」

P「それで『いい兄さんの日』がどうかしたか? あ、まさか俺に何かしろってわけじゃないよな?」

亜美「んっふっふ~、その逆だよ兄ちゃん君っ!」

真美「頭がムネムネしてる兄ちゃんには、もっとムネムネしてもらうっぽいよー!」

P「いい加減ムネムネから離れない? さっきから周りの視線が痛いんだけど、主に千早あたり」

とりあえずここまで
明日明後日でなんとか終わらせたい……

とりが失敗してたみたいだけど>>1です

テキトーに投下します


亜美「というわけで」



真美「今日は兄ちゃんのお願いを叶えてしんぜよう」



P「『いい兄さんの日』なのに少し変な感じだな。で、お願いはなんでもいいのか?」



亜美「いいけど、亜美、兄ちゃんと離ればなれになるのはヤだよ?」



P「亜美……」



真美「お巡りさんのお世話になることはダメって意味だかんね」



P「……」



亜美「さぁ、兄ちゃん!」



真美「兄ちゃんの願いはなんだい?」



P「……俺の願いは」




亜美「……」



真美「……」



P「音無さん、チェックお願いします。あぁ、ありがとな、雪歩。置いといてくれ」



P「……あー、お茶が美味い」



亜美「……ねぇ、兄ちゃん。もういいっしょ?」



P「なんだなんだ、まだ30分も経ってないぞ」



真美「申し訳ないが真美たちの力を超える願いは叶えれないのだよ……」



P「1日どころか30分も大人しくしていられない子たちが叶えられる願いってなんですかねぇ」



亜美「亜美たちが楽しいことならヘーキだよ?」



P「俺の願いを叶えてください」

なんかおかしい……



真美「兄ちゃん兄ちゃん。真美、メッチャお腹空いたよー……」



P「もう何なんだよ自由すぎるよカップ麺でも食べてろよ」



亜美「兄ちゃんも食べるっしょ?」



P「え、あー……うん……よろしく……」



亜美「カップラーメン一丁!」



真美「よろこんでー!」



P「……大丈夫かなぁ」





P「仕事が捗るぅー」

亜美「兄ちゃん兄ちゃーん! ご飯できたっぽいよー!」


P「あ……できちゃったんだ……」


真美「どしたの、兄ちゃん? なんか元気ないね?」

P「いや……なんでもないよ……」


亜美「兄ちゃんはミソとしょうゆ、どっちがいい?」

P「じゃあ、醤油で」

真美「残念! しょうゆは真美が予約済みなのだ!」

P「えぇ……」

亜美「ミソは亜美のだから、兄ちゃんには、この塩味をあげるね!」

P「もうなんかわけわからんね」


亜美「いっただきまーす!」

真美「いっただきまーす!」

P「……」

P「(果たして食えるのかこれは? あいつらのことだから色々と入れてそうなのが……)」

P「(塩味なのに塩っぽいのが入ってない、だから塩を入れてあげようとかいいそうだし、
  むしろ甘い方がうまいんじゃねとか考えてそうだし……)」

亜美「兄ちゃん、食べないの?」

真美「食べれないならお姫ちんに食べてもらう?」

P「い、いや食べる。食べるよ」


P「(ラーメン食ってて貴音の名前なんかだしたら……ほらメッチャこっち見てるよギラギラしてるよ穴あいちゃうよ)」

P「(いっそのこと貴音にあげようかな……)」

P「(いや、それはダメだ! 俺が食わなきゃ代わりに貴音が犠牲になる! そして亜美と真美は確実に天誅されてしまう!)」

P「(だから俺は退けない、いや退かない。俺はプロデューサーだ! あいつらの兄ちゃんだ!!)」

P「いただきますっ!!!」

亜美「なんでそんな気合入ってんの?」



P「…………」

P「……うまい」

P「うまっ、え、なんで? えっなんで? どうしたんだお前ら? どっか頭打ったか? それとも嫌なことでもあったのか?」

真美「兄ちゃん、真美たちのことバカにしてるっしょ?」

P「ホントおいしい。お前らは天才かもしれないな、いやホントに」

亜美「これ、ただのカップラーメンだよ?」

P「うまっ、うまっ……え、なんですか貴音さん? 当て付け?
  いえ、決してそんなつもりは……待って! それ、俺の昼飯だから、お願い待って!」

P「」

亜美「……兄ちゃん。亜美、兄ちゃんが今何して欲しいか手玉にとってるよ……」

P「」

真美「ご飯買ってこようか? 兄ちゃん」

P「オナシャス」


P「復活」

亜美「おー」

真美「おー」

P「ったく……えらい目にあったぜ……」

亜美「兄ちゃん、さっきからキャラがブレブレだよ」

P「おっと」



真美「さぁ、兄ちゃん! 次ぃいってみよーかー!」

P「まだやるのか? そうだなー……掃除……」

亜美「かしこ!」

真美「かしこまりましたかしこ~!」

P「は、やめて欲しいなーって……あーあ」





亜美「ほうきで掃くぜ!」

真美「がってん!」

亜美「うりゃりゃりゃりゃりゃー!」

真美「うりゃりゃりゃりゃりゃー!」

亜美「ケホッケホッ……」

真美「兄ちゃん、けむい……」

P「窓ぐらい開けてからやれ。ゴホッゴホッ」


亜美「モノ片付けるぜ!」

真美「片すぜ!」

亜美「あ、マンガ発見」

真美「こっちも」

亜美「……」

真美「……」

P「掃除しろよ」


亜美「お皿洗うぜ!」

真美「洗うぜ!」

亜美「ちびたい……」

真美「あばばばば」

P「お湯がでるまで待ちなさい」



亜美「床拭くぜ!」

真美「やるぜ!」

亜美「んしょ、んしょ」

真美「ほっ、ほっ」

亜美「ふいぃ~」

真美「終わったー!」

P「無事に終わった……だと!?」

亜美「亜美たちがホンキをだせば……あーっ!? はるるんがバケツにつまずいたー!?」

真美「しかも無駄にこらえたせいで、棚まで倒したー!?」

P「……やっぱりこうでなくちゃな!」


亜美「な、なんとか終わったぜ……」

P「お疲れ。ほれ、ジュース飲むか?」

真美「わーい! ありがと、兄ちゃん!」

P「それ飲んだらみんなのこと手伝ってやってくれな。今日、最後のお願いだ」

亜美「うん!」

真美「まぁ、ミキミキの誕生日会は色々な意味でなかったことにされそうだけどね~」

P「え?」

真美「なんでもないよ! 行こっ、亜美」

P「あっ、おい。……どういうことだ?」



P「うー……さみぃ」

亜美「あれ? 兄ちゃん外で何してんの?」

P「ちょっと涼みにな。お前らはもう帰るのか?」

真美「うん。明日早いし」

P「そっか、気をつけてな。……なんか上が騒がしいけど、なんかあったか?」

亜美「ミキミキが自分の境遇に嘆いているのさ……」

P「今日の主役に何があったんだよ……」


亜美「ねぇ、兄ちゃん」

P「ん?」

亜美「今日の亜美たちって兄ちゃんの役に立ってた?」

P「んー……まぁ、なんだかんだで助かったのかな? たぶん」

真美「ホント!?」

P「たぶんな、たぶん」

真美「兄ちゃん、今日のこと、ゼッタイ忘れちゃダメだかんね?」

P「3日ぐらいは努力してみるよ」

亜美「約束だよ! ゼッタイ忘れちゃダメだからね!」

P「わかったわかった」

真美「それじゃ、真美たちいくね。ママのこと待たせてるし。バイバイ、兄ちゃん!」

亜美「じゃねー、兄ちゃん!」

P「歯ぁ磨けよー。……さて、戻りますか」


それから……




真美「兄ちゃーん!」

亜美「今日は何の日でしょーか?!」

P「今日? 確か11月25日だから……」

P「……」

真美「兄ちゃん?」

P「『いい双子の日』……?」

亜美「だいせーかいっ! どんどんぱふぱふー!」

真美「やんややんやー!」

P「もしかして俺に何かしてくれる……わけないよな……」

亜美「いい勘してるねー兄ちゃん君!」

真美「んっふっふ~、『いい兄ちゃんの日』には真美たちがお願い叶えてあげたから、
   今度は兄ちゃんが真美たちのお願いを叶える番だかんね!」

P「あぁ、だから忘れるなって念を押してたのね……はぁ、しょうがないなぁ」

亜美「やったー!」

真美「ばんざーい!」


P「それで、俺は何をすればいいんだ?」

亜美「亜美、遊園地に行きたい! それから動物園に水族館、カラオケとゲーセンも!」

P「おいおい……」

真美「あとショッピングもしたいし、おいしいご飯も食べたい! あと温泉もいいかも!」

P「ちょ、ちょっと待て! そんなにあったら回りきれるわけないだろ? それに、俺には仕事もあるんだぞ?」

亜美「それなら亜美たちがオヤスミとっておいたよ」

P「は?」

真美「いやー話のわかる上司で羨ましいよー」


P「……よ、よし百歩譲って今日一日は付き合ってやる。でも俺の体力にも限界があるから、お願いは一人一つだからな」

亜美「なんでもいいの?」

P「もちろん。でもお巡りさんのお世話になることはダメぞ」

真美「じゃあ、兄ちゃん」

P「なんだ?」

真美「真美たちのお願い、百個叶えてね?」

P「」

亜美「んっふっふ?、ほら、兄ちゃん! 一日はもう始まっているんだよ!」

真美「車に乗り込めーっ!」

P「……ははっ。毒を食らわばなんとやらっていうし、こうなったら久々の休みを満喫すっかな」


P「さーて、運転頑張りますかね」

亜美「ねぇ、兄ちゃん。一個だけお願いしてもいい?」

P「おー、100個のお願いが99個になるなら大歓迎だぞー」

真美「兄ちゃんはさ、これからも真美たちといてくれる?」

P「なんだそれ? あたりまえだろ。ほら、とっとと乗った乗った」

亜美「ホントに? ウソじゃない?」

P「嘘ついてどうする? お前らが飽きるまでせいぜい相手させてもらうよ」

亜美「……」

真美「……」


P「よーし、シートベルトはしたか? 今日は遊園地やらなんやら盛りだくさんだからな、バンバン飛ばしていくぞ」

亜美「……んっふっふ~、ゆっくり行かないと兄ちゃんの体力がもたないっしょー」

P「俺はまだ若いっつーの」

真美「あれ? さっきと言ってることが違うような……」

P「気のせい気のせい。そんじゃ、出発!」

亜美「おー!」

真美「おー!」



おわり

これで終わりです

依頼出してきます

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