真美「おっかえりー!!」(240)
小鳥「大変ですプロデューサーさん!」
P「おはよーどうしたんですか?」
小鳥「落ち着いて聞いてくださいね」
P「……はい」
小鳥「……このスレが落ちしました」
P「なに!?」ガタッ
小鳥「なんとか私が新しいスレ立てましたけど次はないと思ってくださいね」
P「はい。ありがとうございます。小鳥さんこういう時は役に立ちますね」
小鳥「まあこんな会話してると怒られそうですけど……」
P「……次更に立て直すとしたらペナルティってやつですか?」
小鳥「パワポケみたいにはそんなペナルティ……ありますね」
P「げっ! マジですか」
小鳥「なので気を付けてくださいね。では前スレの続きから再開ですよ!」
落ちた前スレ
真美「おっかえりー!!」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/internet/14562/storage/1375630601.html)
次の日
P「…………そういうことかよ……」
律子「どうかしましたか?」
P「いやな、前回の招待オーデイションでさ、俺たち合格したんだけど」
律子「あー場違いな衣装」
P「良いんだよ」
律子「で、何がそういうことなんですか?」
P「合格した理由だよ」
律子「あーそれ気になりますね」
P「なんだったと思う?」
律子「なんだったんですか?」
P「……確率的に80%と20%に分かれる」
律子「運が良かった」
P「……まーそうだな」
律子「……よくわからないですけど」
P「これ見ろよ」
律子「これはオーディション時の……」
P「どうせ負けだと思ったから反省会用に撮っておいたんだよ」
律子「どうせって……」
P「現にテレビ社長と見てただろ」
律子「まぁ……確かに動きが1ランク劣ってましたね」
P「その答えがわかったんだよ」
律子「ほう」
P「これだ」ポチットナ
律子「……え? これマジですか?」
P「おそらくな」
律子「春香のパンチラで合格だなんて……」
P「俺もショッキングだよ」
律子「……あずささんに頼んでみようかしら」
P「ビデオよろしく」
律子「くたばれ」
午後
春香「えええええええええええ」
P「ま、そゆことだ」
真美「なんだよなんだよーはるるんのおかげかー」
真「恥さらしだね」
春香「いやいや、そんな私のそ、その……」
P「わかってる。今後は気をつけろよな」
春香「はい…」ズーン
P「まーつまり、反省点は春香のがなかったら確実に落ちてたわけでビデオに一応撮っておいたんだけど、簡潔に言う」
真美「兄ちゃんもしかして……」
P「律子に取られたから安心しろ。全体的に技術が足りてないからしばらくはレッスン漬だ。で、2週間後のオーディションを受けよう。そうすればCは安定だ」
真美「へぇ~ファンは足りてんの?」
P「バッチしよ。ただ、C→Bだともう二回招待されないとダメです。たぶん」
真「また呼んでくれますかね?」
P「まー無理じゃね? まあ、あっち(961プロ)のアイドルに頼むけど」
真美「まーミキミキなら頼んでくれそうでしょ。あと、あっちの男の方にも」
P「えーつか、なんで家来たんだよ」
春香「プロデューサーさんのお家って一度訪ねてみたかったんですよね」
P「狭かっただろ」
春香「はい。寝床がなくて大変でした」
P「帰れよ。真もこのまま来るなよ」
真「どうでしょうね」
P「どうでしょうねって……」
真美「そろそろ兄ちゃんレッスンやろーぜ」
P「送りに行くから。俺よりもトレーナーさんに磨いてもらえ」
春香「えーでもプロデューサーさんはトレーナーさんの見えないところを見てるじゃないですか」
P「とは言ってもよ。基礎的なところは全部見たけどなぁ」
真「レッスン行きましょうよ」
P「そうだな。レッスン行こうか。いや、送り届けるだけだけどな」
春香「営業とかいつ行くんですか?」
P「今度ね。いきたいなら行こうか」
真美「てかさーアイドルって土日が潰れて結構つらいね」
P「そうなんだよな。俺も土日潰れるから辛いんだけど」
春香「ところで、プロデューサーさんのお家って随分真美とツーショットの写真がありましたよね」
真「それどころか美希とかの写真も」
P「あ? 写真くらい良いだろ」
春香「ま、まぁ…」
P「そもそも……いや、なんでもない」
真美「兄ちゃん……もうレッスン場行ってもロクに練習できないよ」
P「そうじゃん。もう今日は諦めて屋上でするか」
春香「でたー屋上練習法」
P「良いだろ。よし、行こうぜ」
次の日
P「……小鳥さん」
小鳥「あ、プロデューサーさん。おかげさまで」
P「いえいえ。では引き続き頑張ってください」
小鳥「はい」
小鳥「…………」
小鳥(良かった。何もデメリットがなかった)
ガチャリ
律子「あ、小鳥さん復帰したんですか」
小鳥「はい。すみません」
律子「いえいえ、ではこれを」ドサッ
小鳥「え……」
律子「金曜日までにお願いします」
小鳥「あ……え?」
律子「では……しばらく私は営業に行ってきますので」
小鳥「…………」
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{ ヽ {::::从/ , '´ / :::::i{.:.:.:./ !
ハ \ i::::_〈 イ { -ァ"i :::::::/ |/!/ !
|::ヽ、 '、!:::| ̄\ ト、! ./ { :::/ /
|:::::::\ ゙/ `ー-'y'゚一' ', /
夜・家
真美「真美最近思うのYO」
P「なんだヨー」
真美「最近兄ちゃんと遊びに出掛けてないYO!」
P「んなこと言ったってアイドルだから仕方がないヨー」
真美「でもでも昔は遊びに行ってたじゃんかYO」
P「それは真美がアイドルじゃなかったからだヨー」
真美「じゃあいつ行けるの?」
P「わからん」
真美「えー!! そりゃないっしょ→」
P「中学の友達と遊んできなさい」
真美「あーそーいや最近こっちで忙しくてなかなか遊べなかったなぁ」
P「だろ。だから遊んできなさいLINE使ってさ」
真美「そだね。そうそう、学校でさちょっち真美有名になったぜ」
P「学校で言い触らすなよ」
真美「上級生に告られちゃったぜ」テレッ
P「迎えに行くわ。面倒事起こされても困るし」
真美「ホント!? 兄ちゃん大好き☆」ギュッ
P「とは言ってもちゃんと中学の友達とは仲良くしろよな」
真美「大丈夫だよー」
P「そうなの?」
真美「おー。メールは毎日やってんかんね」
P「へぇー」
真美「テレビも見ていてくれてもー困っちゃうよね」
P「そうかそうか。でもほどほどにな」
真美「でね、さっきの話に戻るんだけどー」
P「あ、なんか嫌な予感」
真美「上級生に断った理由なんだけど」
P「頼む。もう彼氏いるとか言わないで」
真美「今はアイドルに専念したいって言っておいたよ。ファンだって」
P「真美ぃぃぃぃいいいいいよくやった!」ガバッ
真美「うわっちょっ! に、にいちゃ……あぁんっ」
終末のレッスン
P「じゃあお願いします」
トレーナー「わかりました」
P「じゃあ……元気でな」
春香「手紙書いてくださいね」
真「ボクは泣きませんよ」
真美「真美達のこと忘れないでね」
P「ああ」
ご愛読ありがとうごいました
・・・・・・・・・・・・・
P「お疲れー。トレーナーさんもお疲れ様です」
トレーナー「とりあえず、みんなちゃんと出来るようになりましたよ」
P「マジで!? じゃあ新曲でも挑戦してみるか?」
春香「」
真美「」
真「」
P「え? 死んでる!?」
トレーナー「みんな早く上に上がりたくて一生懸命やっていたもので……」
P「マジで!? 俺がいるとやる気出さないくせに」
トレーナー「それはプロデューサーさんに見られたくないからでは」
P「なるほど。とりあえず、お疲れさまと飲み物持ってきたから車乗ってくれたら嬉しいな」
真「……はい」
P「おー」
春香「……う、うう…」ズリズリ
P「大丈夫か?」
春香「み…、水…」
P「最初のケンシロウかよ。スポドリだけど」
春香「……」バッゴキュゴキュ
P「ヤバくなる前に飲めよ」
真美「」
P「こっちはやばくない?」
春香「はい真美」
真美「……」ゴクゴク
真美「ぷはぁ~いや~ありがとはるるん死ぬかと思った」
P「死ぬくらいならドリンク買っとけよ」
春香「残り30分だから……って思っちゃって」
P「あほか。やばいと思ったら飲めよ」
春香「わかりました。飲み物忘れたのが失敗でした」テヘベロチョチョ
P「そこの自販機……」
真美「あれ、あんまり美味しくない」
P「え? なんで?」
真美「だって青汁だもん」
P「クソだな」
春香「実は気づいたのが真で」
P「でもなんだかんだでまずいもう一本とか言いそうじゃん」
真美「そんな言っちゃったらまこちんまだまだ元気だと思うよ」
P「……あーもしかしてあのテンションは?」
春香「そゆことですね」
P「……まー生きてるだけましか」
真「早くしてください」
P「じゃあお疲れ様でした。またお願いします」
トレーナー「お疲れ様でした」
P「よし、帰るぞ」
いえ!
真「プロデューサー! マラソンしませんか?」
P「いや」
真美「えーいいじゃん行こうぜ行こうぜ」
P「真美よ。何キロ走らされるかわかってるか?」
真美「どうせ3キロぐらいしょ?」
P「お前それ言うのは簡単だけど走るとなると辛いぞ。あと、俺の場合10キロだと思うから」
真「えっ!? なんでわかったんですか? もしかしてエスパーですか?」
P「ああ。エスパーだよ」ゴロッ
真美「真美お風呂入ってくるね」
P「おー」
真「…………ちょっと! プロデューサー!!!」
P「何よ?」
真「マラソンじゃなくてジョギングでもいいですから」
P「……つかさ」
真「つかさ? つかさってだれですか?」
P「……ていうかさ」
真「……ああ。なんですか?」
P「なんで真いんの?」
真「いちゃわるいですか?」
P「悪いに決まってんだろ!! おとなしく帰って空手やってろ」
真「……へぇ~そういうこと言うんですか」
P「…………あっ! あっちにフリフリの衣装があったな」
真「えっ? 本当ですか?」
P「ああ。こっちに来てくれ」ガチャ
真「ここですか?」
P「そうそうそこまっすぐ……」バタン
真『あー! ちょっとプロデューサー!』ドンドン
P「大人しく帰って寝ろよ」
真美「いや~兄ちゃんも大変ですな~」フキフキ
P「全く……どうせ真美が前回招待したんだろ? おそらく今日泊まらせると早朝マラソンさせられるしな」
真美「兄ちゃん太らなきゃ真美は構わないよ」
P「てめー容姿も見てるのかよ」
真美「だって兄ちゃんぶっさいくだったら即お縄だよ」
P「だよね。絶対こんなに真美なついてくれないもん」
真美「つーか彼女なんてありえないっしょ」
P「いやっほい!」
真美「えへへ…じゃあ久々にしよっか」
P「ああ」
真美「今日は6350GSルールね」
P「は? ……あ、待って。美希に伝説貸したから本気になれないかも」
真美「うあうあ~ミキミキに貸しちゃうなんてありえないっしょ」
P「だってサザンが強すぎて無理とか言うんだもんよ」
真美「何かしたの?」
P「夢ミュウツーと夢ディアルガ」
真美「あちゃー」
P「まー夢なんてシングルじゃ意味なしだけどな」
真美「んじゃあフラットでいいよ」カチカチ
P「それで手を打ってくれ」カチッ
真美「まーシングルは兄ちゃんロクにやってないから弱いよね」
P「うっせ」
翌週
P「さて、前回習ったことを生かして最終調整に入ってほしい」
春香「わかりましたけどたぶん私たちってDランクのトップですよね?」
P「まーそうだろうな。よっぽどアホしなければだけど」
真「アホってそれはプロデューサーだけでしょ」
P「うっせーよ!」
真美「兄ちゃんさ、真美達学校から直接来てるから疲れてんの? わかる?」
P「わかるよ。でもアイドルなんだし耐えてくださいよ」
真「こうもてなしはないんですか?」
P「961プロ行ってください」
真「はい。お世話になりました」
P「ごめんなさい。でも精一杯頑張るんで」
P「というか、ここの弱小プロダクションが大賞取ったらかっこええやん」
真「そうですけど……」
P「だからさ、頑張ろう」
春香「ビッグになろうってことですか?」
P「ビッグになってくださいよ」
P「そもそもさ、社長いわく大賞以外負け犬とかいうけどそれ言っちゃうと大賞取れなかったアイドルは全員負け犬なわけで……そうなっちゃうとアイドル業界成り立たないわけよ。たぶん」
真美「んじゃあ無理に大賞狙わなくてもいいってわけ?」
P「そうじゃない。だって取れたら嬉しいに越したことないだろ」
春香「そうですけどね」
P「んじゃあ行くか」
真「はーい」
夜・家
響「聞いて欲しいんだけどいいかな?」
P「わり今日バイト」
響「……そっか。残念だぞ」
P「すまんな。それとも食いに来るか? おごれないけど」
響「良いの?」
P「いつもそうやって飯食いに来てるだろ。美味いのか知らんけど」
響「四番目に美味いぞ」
P「微妙だな」
響「一番が地元の味で二番が自分の手料理で三番目が真美の手料理だからな」
P「へー今度作ってもらいな」
響「ところで真美は?」
P「真美の家。あーそっか響は知らないもんな」
響「真美がどうかしたの?」
P「言っていいのかな?」
響「自分口硬いぞ」
P「ホントか?」
響「完璧だからな」
P「ホントかよ。でもうっかり零しそう」
響「……ってそう言えば前聞いたや」
P「……んーそんなこと話したな。まあいいや。んじゃあ響の話でも聞きに行くか」
響「真美は良いの?」
P「メールしておいた。ところで美希と貴音は?」
響「今日はラーメンとおにぎり食べ放題のところに行ったよ」
P「行かないの?」
響「前言ったけど自分はすぐにお腹いっぱいだけど2人が満腹したのが2時間後でもう胸焼けまでしてきて……」
P「あーそかそか。胃腸薬飲んだか?」
響「まあね。だから自分はパスした」
P「それが正解」
バイト先
P「……えっ? 新曲?」
響「そうなんだ。でさ、にぃにに聴いて欲しかったんだけど」
P「すまんな明日ならいいぞ」
響「明日は普通に学校で事務所だけど寄るほど元気ないや」
P「無理に来なくていいぞ」
響「あっ! むしろここのお店で流しちゃえば?」
P「それは無理だなー。これ俺が流してるわけじゃないし、茶店でもないからなー」
響「残念だぞ」
P「俺もだよ」
響「じゃあこれ」
P「少々お待ちください」
オーディションの日
P「ゆけー! 合格してくるのだ!」
真美「兄ちゃんチョー恥ずかしいNE!」
春香「確かに」
真「いやーでもなんか鍛えただけあって合格できそうですね」
P「よっしゃぁあああああ!! 行ってらっしゃい」
真美「……兄ちゃん頭ぶった?」
春香「多分仕事のし過ぎでおかしくなっちゃったんじゃ……」
真「小鳥の仕事結構こなしてましたからね」
春香「そう言えば小鳥さんのいない間千早ちゃんたちのいてもぼちぼちしてましたよね」
真美「でもでも真美も相手してもらってたよー」
春香「そういやそうでしたね」
真「なんだかんだで嫌味を言ってた三人にはボク達がちまちま相手してたよね」
春香「やよいはむしろけなげだけど」
P「なんでもいいから行って来いよ」
春香「はーうわああああああああ!!!」ドンガラガッシャーン
真「……久々に見た」
P「俺も」
真美「初見わこつ」
P「ここは笑顔動画じゃない」
―――――
――――
―――
――
―
審査員「2番おめっと」
P「うわ手抜きすぎる」
春香「なんかぬるかったですね」
P「そりゃそうさ。だってほかが……その……なあ」
真美「……もしかして……」
P「……そうなんだよ。Dランクのやつらの中で一番ずば抜けてたわけで」
真「やーりぃ! 今日はお祝いですね」
P「たかがCじゃん。あ、そうそうCランクになったのは良いんだけど、そろそろ新曲でリリースすっか」
春香「え?」
真「えっ」
真美「エエエエエエエエ!!」
P「なんだよ?」
春香「早すぎませんか?」
P「むしろいつまであの2曲で頑張ってるんだよ」
春香「えっ? だめなんですか?」
P「紅白でるほどの人気曲ならまだしもお前らのランクじゃ無理……だから、新曲行こうか」
真美「……よくよく考えるとそれいいね! でもう決まってんの?」
P「これからお願いしてきます」
真「ダメじゃないですか」
P「フヒヒサーセンwww」
春香「誰が決めるんですか?」
P「あれだな。前回のリストアップも含めて新曲を少々加えた中から一曲かな。いや、少々というか一曲だな」
春香「悩んじゃうなー」
真「ボクも選んでもいいんですか?」
P「3人で決めろよ」
真美「真美専用の曲が欲しいYO!」
P「まだいらないよ」
春香「じゃあいつになったらもらえるんですか?」
P「…………Aで」
真「もう2段UPが必要ですか?」
P「ソーナンスwwwwwww」
真美「……」
春香「……」
真「……」
P「…………ごめんなさい」
事務所
高木「合格おめでとう。テレビ見ていたよ」
P「再び律子よりもリードしてしまったか……すまんな律子」
高木「そのようだが、余裕は出来ないぞ」
P「ハハッ」
高木「ところで、何か話があるようだが……」
P「新曲でもリリースしようかなと」
高木「好きにしてくれ」
P「では、本題に入ります」
高木「ほう……なんだね」
P「後悔しますけど……いいですか?」
高木「…………もう一つクッションを頼むよ」
P「そうですか……じゃあ伊織ともうちょっとおしゃべりがしたいです」
高木「水瀬君とか? ははは。事務所なら会えるだろう」
P「いや、今地方営業に出張じゃないですか?」
高木「……ああ、そうだったね。しかし、だからと言って水瀬君の連絡先を渡すわけにはいかないね」
P「デスヨネー」
P「……では、良いでしょうか?」
高木「……きたまえ」ゴクリ
P「…………あのですね」
高木「な、なんだね?」
P「…………先月と今月の給料払えよ」バンッ
高木「……済まぬ」
P「……だから伊織に頼もうと思ったんですよ」
高木「それはいかんぞ」
P「じゃあ出せよ」バンッ
高木「済まぬ……済まぬ……」
P「……それか黒井社長と面識あるみたいなんでそっちからでもいいですけど」
高木「こ、この鬼め!!」
P「鬼はあんただよ!!! 聞くところによると律子と小鳥さんにはボーナス出したとか……」
高木「……眉間に風穴開けてやるぜェ~」チャッカマン
P「あんた予選落ちだろ」
高木「…………あの。じゃあ来月まで待ってください」
P「はぁ?」
高木「しょうがないだろ。トレーナーにレッスン場まで借りると事務所の運営がだね」
P「わかるよ! でもさ、経営者だから俺たちのことぐらい大事にしてくださいよ」
高木「アイドルも大事だ」
P「つまりアイドル=俺達ですか?」
高木「うん」
P「え? じゃああれですか? 俺も自分で稼いで来いと?」
高木「はい」
P「はいじゃないが」
高木「頼む! 来月にはまとめて出すから……な? 穴外したのがまずかったんだよ」
P「おまっ! 給料なにギャンブルに使っちゃってんの!? どっかの巡査長かよ!」
高木「……仕方がない。律子君に頼んで水瀬君に電話番号でも頼んでみるか」
P「頼んで頼んでってどゆこと?」
高木「じゃお疲れ」スタコラ
バタンッ
P「チッ……もうちょいバイト生活が続くのかよ」
次の週
P「てことで、みんなで新曲出そうぜ!!」
真美「……あの、話がちょっとわかんない」
P「個人曲ってやつ?」
春香「じゃあ私の歌ってことですか?」
P「そうそう。まあ俺がチョイスしてやるから待ってろよ」
真「プロデューサー厳選ですか?」
P「おうよ。まーまた一味変わった曲を新曲に行こうじゃないの」
春香「まーたオーバーマスターみたいなやつですか」
P「うん」
真美「え? あれそんなに悪くないじゃん」
真「いや、曲自体ボクも好きだけどあれは事務所の甘ったるい曲に会ってないって感じでね」
真美「あー……とは言ってもインパクトあったと思うけどな」
P「あっただろ! 十分に!」
春香「はいはい。じゃあ前に言ってた三人で決める曲と別ですか?」
P「うん」
真「良かった。ていうかそんなに出して大丈夫なんですか?」
P「ああ。まだまだひよっこアイドルだし」
真美「でもでもファンの数ってすごいんしょ?」
P「300,000人だろ…………30万人ってやけに多いな」
真「DL販売盛んなこのご時世CD10万枚行けば年間トップ100には入れますよ」
P「いや、そこは週間だろ。ともかく、んじゃあカセットテープにするか?」
春香「そんな用意こっちで出来るんですか?」
P「……んじゃあおとなしくCDか。売れるといいな」
真美「まず聴かないとわかんねーよ!!」
P「そりゃそうだ。んじゃあ行こうか」
春香「行くってどこにですか?」
P「作曲家さんのところ」
真「今から行くんですか!? でもボクフリフリしか……」
P「それでいいんだよ真は」
真「へへっやっぱりプロデューサーは流石だよ」
真美「何がー?」
作曲家さんのところ
P「どうも。おかげさまでこの子たちもCになりました」
作曲家「おめでとう。えーと、曲は前の含めてこれで、プロデューサーさんが頼んでおいた3曲は出来てるよ。あとはダンスのトレーナーさんとね」
P「ありがとうございます」
春香「どれどれ」
P「待て待てまだ秘密だ」
真美「えーケチだYO!」ブーブー
P「俺のチョイスはちょっとおかしいからね」
真「わかってますって!」
P「……まーそういう趣向にしたのは俺だもんなこのユニットの」
春香「えーっと3人で決めたのがこれです」ビシッ
P「……あー『Honey Heartbeat』かぁ」
真美「あれ? 驚かないね。つまんないね」
P「驚く理由がわからない。これさ、でも難しいぜ。ちょっとラップっぽい部分あるし」
真「あれ言えればいいですよね。東京特許きょきゃ局」
P「ダメじゃん」
春香「真よりは行けるはずです。隣の客はよく客食う客だ」
P「こえーよ」
真美「はるるんにまこちんだめだね~真美なら余裕余裕。坊主が坊主に坊主に坊主の絵を描いた!!」
P「真美が一番ひどい」
真美「エエエエエエエ!!! 一番出来てると思ったんだけどなぁ」
春香「ネタならひどいけど天然でもひどい」
真「でもこれに決めましたから!!!」
P「いや、良いよ。それで……確かその曲にあったのでこれ掛けろよ」
春香「え? なにこの悪趣味なサングラスは?」
P「ターミネーター3で最初にかけたサングラスみたいでいいだろ。あれと同じ種類だぞ?」
真「この手に言いな!」バッ
P「で、この厨二心あふれる穴あき手袋つける」ギュッギュッ
真「これあれですか? 何か能力やマテリアとか」
P「つかねーよ!!」
事務所・午後
P「どうよ? この変なチョイスは」
真美「本当だった……なにこのパラパラ?」
P「パラパラとか言うな。『Day of the future』だ」
春香「あのこれ完全に私向きじゃないですよね? 『風花』って」
P「いろんなジャンルに売ってみよう」
真「う~ん。まあわからなくはないですね」
P「だろ。『Brand New Day!』は良いだろ」
春香「まあ……これでこの曲はどうするんですか?」
P「その新曲のカップリングだな」
真「なるほど。汚いですね」
P「汚い言うな」
真美「んじゃあ真美達は2曲を同時に練習しないとダメなわけ?」
P「それだけじゃなくてマスターした2曲も練習な。振付忘れたらかっこ悪いし」
真美「んじゃあこれいつおいとめするの?」
P「お披露目な。それは今度だけどひょっとしたら事務所ライブでもするかもしれないからその時だな」
春香「事務所ライブなんて初耳なんですけど」
P「あー大丈夫まだまだ先だから」
真「えっ」
P「今口走っただけだから」
真「なんだ」
春香「じゃあ今からお願いってところですか?」
P「そそ」
春香「へぇ~」
P「さて、じゃあ今週はそれをトレーナーさんに頼んで『Honey Heartbeat』は合同で、個人曲は自宅である程度よろしく」
真美「兄ちゃん」
P「どうした……あーそかそか。んじゃあ真美は屋上な」
真美「うあうあ~はるるんの二の舞なんてやだよ」
春香「どれどういう意味かな?」
P「てことで、この後は営業もないしレッスン場も空いてないから解散ね」
真「この適当な感じになれてきましたよボクは」
家・夜
美希「ちょっと聞いて欲しいの!!!」ドンッ
P「何よまた来たの?」
響「こんな愚痴なんてそうそう言えないよ」
P「……あいつは?」
美希「真美?」
P「いや、真美は今日は中学の友達の家でお泊り会だって」
響「じゃあたかね?」
P「そそ」
美希「あー貴音なら台所にいると思うよ」
P「誰ん家の?」
美希「お兄さん」
P「へー…………って待てヤゴラァ!!!」
美希「そんなことよりもミキの話を聞いて欲しいの!」ガシッ
P「わかったからほら……こっちこい」
貴音「いやや~わたくしはこれを食べるんです!」ズルズル
P「食ってていいからもうこれ以上台所に行くな」
響「大変だね」
P「ああ。給料もまだだしワーキングプアってやつよ」
美希「で、今日3人でウインドショッピングしてたの」
P「暇だな」
美希「ミキ達もうBランクなんだけど……」
P「早くね?」
響「え? そうなの?」
P「……すまん。続けて」
美希「誰もミキ達のことに気付いてくれなかったの!!」ドンッ
P「良かったじゃん。りっらくすできて」
美希「ミキ達は上位アイドルなのになんで声かからないの?」
P「変装してただろ」
響「いや、全然この恰好」
P「あー地味すぎたんだ。なんつーかただの仲良い女の子たちだわ」
貴音「……代わりに来たのは下劣な男どもばかり……」
P「声かかってたじゃん。良かったよかった」
美希「良くないの!!!」バンッ
P「なんでだよ?」
美希「お店の人からかかってほしかったの」
P「もしかして星井美希さんですか? みたいな?」
美希「それ以外に何があるっていうの?」
P「…………ウインドショッピングってことは店の中入っていろいろ見たり試着とかしたよな?」
響「うーん。普通に外から見える服を見てたからなぁ」
P「それで声がかかるわけないだろ。たぶんだけど」
美希「やっぱり中に入って試着した方が良かった?」
P「むしろ美希ならそれくらわかるだろ」
貴音「知らないお店には入っちゃいけないとじいやから……」
P「小学生が知らない人について言っちゃダメと同レベルだぞ」
美希「むむむ。でも仕方がないの。貴音を無理やり連れていくのはいけないの」
P「まーな。さて、寝るか。お休み」
響「えっ? 待ってよ」
P「まだ何か?」
美希「ミキもポケモン強くなったの」
貴音「勝負してくださらないかしら?」
P「貴音がどんどんおかしくなってけど、大丈夫?」
貴音「ええ。この部屋だとどうもおかしくなってしまうようで……」
P「部屋のせいにするなよ。で、ルールは?」
美希「なんでもありなの」
P「あそう……んじゃま、初試合だから接待パーティーで行くわ」カチッ
響「美希、本当にやるのか?」
美希「あったりまえなの」カチカチ
貴音「しかし、ちゃんとできますかね?」
P「よーし、じゃあ見せ合いなしで6650な」
美希「良いよ。ミキのポケモンというか響と貴音と協力して育てたフェアリーズにはかなわないの」
P「お手並み拝見で」
少しポケモンのごり押しが進みます
ごめんなさい
ポケモンPVSミキ
ポケモンPはフライゴンを繰り出した
ミキはペラップを繰り出した
P「え?」カチカチ
美希「いけ!」カチカチ
ペラップのおしゃべり
P(スカーフか)
ペラップ「シネナノ」
フライゴンはダメージを受けた
フライゴンのリゅうせいぐん
ンゴンゴ フライゴンはドラゴンジュエルで威力を高めた
ヒュードゴドゴ
ペッラプは倒れた
美希「……どう?」
P「……どうって……もしかしてあのおしゃべりやりたかっただけ?」
響「うん」
貴音「台詞は時間が少なかったのでお許しください」
P「もっとましな言葉があるだろ!!! しかも偉い発音良かったな! 普通ならヴオォォォとかだぞ」
美希「さて、こっからはミキに響に貴音に似合いポケモンをオンパレードに組んだバトルなの」
P「ほう」
美希「……あ、でもペラップ入ってるからそれ次ね」
P「……そうかい」
美希「でもミキが勝っちゃうの」
P「まー俺も手を抜いてるからさ……期待してるぞ」
・・・・・・・・・・・
ポケモンP:6VS0:ミキ
ピキーン
ポケモンP:WIN LOSE:ミキ
美希「」
響「……こ、ここからが本気なんだぞ!!!」
貴音「落ち着きなさい」
P「はいはい。んじゃまあもっと手を抜いて2体で行ってやろう」
貴音「……後悔して知りませんよ」
P「負けたら土下座くらいしてやるよ」
美希「貴音に響、あれで行くの」カチカチ
P「決まったか?」
美希「行くの!!」
ポケモンPVSミキ
ゆけっ! バンギラス! ズシン
ミキはミュウツーを繰り出した
ミュウツー
―特性・きんちょうかん―
バンギラスは緊張してきのみが食べられなくなった
バンギラス
―特性・すなおこし―
砂嵐が吹き荒れた
P「映画行ったのかよ」
美希「これで終わりなの」カチカチ
ミュウツーのはどうだん
バヒュン
こうかはばつぐんだ
急所に当たった
バンギラスは倒れた
響「今度は行けるぞ!」
貴音「ふふふ。もうあとがありませんよ」
P「……ほい」
ゆけっ! ココドラ! ドスッ
美希「アハッ☆レベル1なの♪」
P「……」
ミュウツーのサイコブレイク
ギュイーンバヒュン
ココドラはダメージを受けた
ココドラ
―特性・がんじょう―
ココドラは攻撃を耐えた
響「え?」
ココドラのがむしゃら
バババッ
キランキラン
ココドラは持っていたかいがらのすずで回復した
砂嵐がミュウツーを襲う
ミュウツーは倒れた
貴音「なんと!」
P「どうよ」ドヤッ
美希「……ま、まだわからないの!」カチカチ
・・・・・・・・・
カイリューは倒れた
サンダーは倒れた
フリーザーは倒れた
ファイヤーは倒れた
美希「こ、これは緊急事態なの! 響と貴音はおにぎり!」
響「わかったぞ」
貴音「あと、らぁめんも」ガチャ
P「俺肉まんね」
貴音「承知」バタン
美希「……貴音大丈夫かな?」
P「さあ? ま、時間も勿体ないし、美希が負けたら今までのおにぎり代を払えよ」
美希「お、横暴なの!!」
P「あほか! ほれさっさと最後の一匹だしな」
美希「うう…貴音…響…ごめんね……ミキ……穢れちゃったの」
美希「みんなでサファリパークで捕まえたポケモンが最後なの」カチカチ
P「何が穢れだよ。てか、なんで第五世代なのに初代パなんだよ」
ミキはカイロスを繰り出した! ドスッ
カイロス
―特性・かたやぶり―
カイロスはかたやぶりだ!
P「」
美希「……ひっぐ…ぐすん」
P(いやまだわからん。ロマンなハサミギロチンをやりそうだし、ここは様子見でいや、がむしゃらで守るで良いな)
カイロスの地震
ゴゴゴゴ
効果は抜群だ
ココドラは倒れた
ミキとの勝負に負けてしまった
美希「えっ?」
P「」
P「お休み」ゴロッ
美希「ちょっとお兄さん!!」ガシッ
P「……ごめんなさい。お金と真美に関すること以外ならなんでもしますから」
美希「ふふ~んどうしよっかなぁ~」
P「で、でもまだイーブンだろ! 1勝1敗じゃん」
美希「チョーシに乗るから負けるの!」
P「ぐ……だって最初のメンツが思ったよりもクソだったから行けると思ってた今は反省している」
・・・・・・・・・・・
P「……こ、こちらでございます」スッ
貴音「あの、これだけですか?」
P「はい。家にある買い置きがこれで最後です」
響「ねーまだー」
P「た、ただいま」
美希「遅いの!」ドンッ
P「申し訳ありません」
貴音「お代りをお願いします」
P「申し訳ありませんがこちらは本日…今回で終了でございます」
響「だめだなーそんなんじゃお店開けないぞ」
P「……あああああもう!! なんで俺が給仕をやらんといかんのだ! 寝る!!」ゴロッ
美希「とは言ってもミキに舐めてかかって負けたのがいけないの」
P「普通に御三家でこいよ! なんでカイロスなんだよ」
響「貴音がそれが良いって言った」
貴音「ふふふ。もともとはくわがたですが、そのデザインはどうやらくわがたではないと」
P「いや、わかんね」
美希「でーまだなのー!!」カチカチ
P「ないない。もう食材もないし真美専用食い物も食っちまったし……」
貴音「なんと!? あなた様大変ではありませんか!!」
P「ああ。誰のせいだ誰の」
美希「お兄さん」
P「どうしたんよ?」
美希「真美ルートなのに真美全く出てきてないけどいいの?」
P「ギャルゲじゃあるまいし真美ルートってなんだよ」
響「まーまーにぃににはにぃにの進め方ってのがあるし」
P「……お休み」ゴロッ
美希「ちょっと待つの」ドカッ
P「ってぇ……何さ?」
美希「そこはミキの寝床なの」
P「勘弁してくださいよ。この頃お前たちの相手でふとんが恋しいんだ」
美希「ミキよりも?」
P「うん」
美希「真美よりも?」
P「う~ん……それは真美」
響「布団といい勝負とか真美可哀想」
P「今いないから……あ、このこと黙っとけよ」
貴音「そう言えばあなた様」
P「ん?」
貴音「黒井殿がこれを……」スッ
P「……招待オーディションinシャイニーフェスタ」
響「それ海でやるみたいでさしかも南国でだぞ!!」
美希「社長が今度はあんな事務所アイドル蹴散らすとか言ってたの」
P「あ、ごめん無理」ポイ
美希「えっ」
P「ハハハ。招待は嬉しいけど招待だけだろ? 金のない弱小事務所にこのフェスの参加費はともかく宿泊費が出せるわけないだろ」
響「え? なにそれ?」
貴音「真美が可哀想です」
P「例えば、もしそのシャイニーフェスタの日にラーメン二十郎で大食い大会を行われたとする」
貴音「それは真ですか!」ガタッ
P「例えばだ。どっちを取る?」
貴音「もちろんらぁめんです!!」
美希「それは違うよ!」
P「美希」
美希「な、なんなの?」
P「もしもよ、フェスの日に俺とおにぎりとババロアでも食べに行こうと言われたらどっちを取る? フェスだとまー961プロダクションのことだ。豪華な飯だぞ」
P「逆に俺との飯の場合は食べ放題」
美希「お兄さん!」
響「えええ……」
P「ってことで、断っといて」
貴音「承知しました」
P「せめて招待なら近場でよろしくと言っといて」
美希「わかったの」
響「あ、これ頂戴」
P「良いよ」
翌週
真美「HYE! 兄(C)!! ドウヨコノカッコウ!!」ジャーン
春香「フフフ。私も似合ってるはずですよ!」バーン
真「3人でジャケ撮ればもう完璧ですね!」メメタァ
P「あー丁度良かった。このオーディション出るから『Honey Heartbeat』の練習な」
真美「チョイチョイなんでそんなに反応ないのさ」
P「誰がこの曲に合う衣装チョイスしたと思ってるんだ」
春香「小鳥さん!」
P「俺だ」
真「うわっ」
真美「兄ちゃんのエッチ!」
P「まあ待てよ。で、まあレッスン行って来いよ」
春香「いや、その待てってなんですか?」
P「レッスンよろしこ」
真美「話わかんないよ」
P「はよオーディションのレッスンの練習行って来いよ」
真「そんなにオーディションは重要なのですか?」
P「このオーディションって前回の招待オーディションなんよ」
真美「え」
P「まじまじ。だからね。頑張ってほしいなーって」
真「だからプロデューサーは物まねするのはやめてって言ってるでしょ!!」
春香「いくら天使からげっそりしてるやよいでもお断りですよ!」
P「そんなになんで俺の物まねは酷評なのか」
真美「兄ちゃんは大人しく歌ってればいいよ」
P「なんだと」
春香「とりあえず、早く送って行ってください」
P「はいよ。よーし、車に乗れー!」
・・・・・・・・・・
P「ガソリンがない」
真美「ええええええ」
P「ガソリン買って来ないといけない」
真「ガソリンスタンドはあそこですよ」
P「いや、結構やばいんだよ」
春香「動かしてみないとわからないですよ」
P「そうだな。動けー!!」カチッ
プスン
P「……無理だ。すまんが走って行ってくれ。俺はガソリン買ってくるから帰りは迎えに行ってやるよ」
真「ボクは構わないですけど……この恰好で行くんですか?」
春香「ものすごく変な人に思われちゃいますよ」
真美「嫌らしい視線が来そうだよ」
P「しゃーないでしょ。ほれ行きなさい」
真美「あとで覚えてろよー!」
春香「飲み物忘れないでくださいね!!」
P「おっけ!」
タタタタ
P「おりゃ」カチッ
ヴィィイイイイン
P「動いたよおい」
P「ま、いっか。ガソリンいれてくっか」
夜・家
P「なあ」
真美「何?」
P「これ捨てていいか?」
真美「んーだめ」
P「んじゃあこれは?」
真美「んーだめ」
P「全部取っとくのかよ。邪魔なんだけど」
真美「そんなこと言ったってこれ大事なぬいぐるみじゃんか」
P「いや、そろそろ他のぬいぐるみがきて邪魔なんだが」
真美「そんなこと言ったってショーがないじゃん!」
P「このままだとぬいぐるみに一部屋取られるぞ。この寝室だけど」
真美「……ちかたないね」
P「それですましちゃいけないよ。あ、美希とかに上げるか……って今シャイニーフェスタ行ってるとか言ってたな」
真美「何それ?」
P「お金のある事務所のためにあるフェス」
真美「ないの?」
P「ねーよ……あ、そうそう、真美よ」
真美「ん?」
P「新曲はどうよ?」
真美「あーうん。頑張ってるけど結構難しいね。歌って踊ってだから」
P「まあな。2曲ともムズい?」
真美「ムズくなかったら真美が天才過ぎるか曲が簡単すぎるかのどっちかっしょ→」
P「まあな」
真美「あ、そうそう兄ちゃん」
P「なに?」
真美「真美さ、アイドルオールスターバトル終わったらさ」
P「アイドルアルティメットバトルだ。ん? なんか違うな」
真美「とーにーかーく!!」
P「ああ。すまんすまん」
真美「でね、真美は……そのアイドルエクストリームバーサスフルブーストが終わったら……引退しようかなって」
P「エクストリームってどんどん離れているぞって……まじ?」
真美「うん。え、えっとでもでもまだ……」
P「……まあ、落ち着け。いきなりどうした?」
真美「あ、あのね。兄ちゃんのプロデュースのおかげでこうまだここにいられるんだけどさ」
P「いや、それは真美がアイドルやりたいと言ったからだろ」
真美「そうだけど……兄ちゃんが言ってくれなきゃ真美引っ越しだったしょ」
P「まー」
真美「でもさ、こうアイドルとして真美はここにいるけど……なんか兄ちゃんと遠くなった気がするんだよね」
P「そうか? 午後とか結構会えるじゃん」
真美「そーだけどそーじゃないYO!」
P「えー……」
真美「だからさ……その……」モジモジ
P「……ま、気楽にいこうや」
真美「お母さんとお義父さんの仲が良くなったらまた兄ちゃんと一緒に遊びに行きたい!!!」
P「ふぁっ!?」
真美「だってさ! 前はよく遊びに連れて行ってくれたじゃん!! でもさ! 今はアイドルだからアイドルだからーとかで全然連れてってくれないじゃん」
P「そりゃな、パパラッチされたらお終いなんだぞ」
真美「なんか違うの!! これじゃあ結局、兄ちゃんとお別れした感じだよ……」
P「えっ? じゃあどーすんだよ」
真美「だから……終わったら引退する」
P「本当にそれでいいのか?」
真美「うん」
P「……まー今はどうとか言わないけど……あれだろ。また考えが変わるかもしれないから今は何も言わん」
真美「むー」
P「だってまだ予選の予選だぞ? 本選行けるかわからんし」
真美「それは……行けるようになんとかするのが兄ちゃんじゃなくて?」
P「わかってますよ。そこはええ……」
真美「えへ…えへへ……」ダキッ
P「いきなりどうした?」
真美「ん~久々の兄ちゃんエネルギーチャージ完了!!」ギュゥゥ
P「え? もう溜まったの?」
真美「そりゃあ一応普段から会ってるからね。こうね兄ちゃんエネルギーってこうね……」
P「こうって言われても……」
真美「とにかーく! エネルギーチャージは完了されたのだ!」
P「そうかい。で、完了するとどうなるの?」
真美「んふふ~……知りたい?」
P「そりゃね」
真美「……特にないんだ。でも兄ちゃんに真美に匂いでも擦り付けて他の女のものにならないようにするの」
P「物騒だなおい」
真美「これくらいやらないとだめっしょ→」
P「別にそこまでしなくても真美一筋だがな」
真美「そ、そうなの……えへへ…」デレデレ
P「ふぅ……さて、あー先ほどの話は頭の片隅に入れておくけど、ファンのことも考えとけよな」
真美「ファン……ファンかぁ……」
P「おやすみ」
真美「真美も一緒に寝るよ」
P「おーお休み」
――――――
―――――
――――
―――
――
―
オーディション・当日
P「てことで、まー新曲で挑んでみようか」
真「いや、ちょっときつい気がします」
春香「私も」
真美「真美も」
P「えっ? 何やってたんだ!!!」ドンッ
真「練習してたけど時間が足りるわけないでしょ!!」ドゴッ
P「ぐえっ!!!」
春香「そうですよ! 1曲ならまだしも2曲だからもー振付が被って……」ローキック
P「ぐああっ!」
真美「真美もまだ歌詞完璧に覚えてないYO!」エルボー
P「ぎええええええ!!」バタリKO
真「……みんな」
春香「……プロデューサーさん」
真美「……オバマスで」
春香「うんわかった」
真「それできまりだね。衣装はともかく」
・・・・・・・・・
審査員「合格は4番と6番」
春香「よしっ!!!」
真美「しゃっ!」
真「へへっ!」
P「合格おめでとう。全然見てなかったよ」
真美「うあうあ~兄ちゃん何やってんのさ!」
P「さっきまで伸びてた」
春香「でも合格してきましたよ、合格!」
P「おめでとう行って来いよ」
真「へへへ。ていうことはこの曲はもう完璧ですね」
P「そうだな。あとはたまに復習する程度で」
春香「でもこのようなオーディションをあともう一回ですか」
P「まー1回ちょいでBランクに上がれるファンは簡単に獲得できるけど……Aに上がるには2回は合格したいところ。この難易度高いオーディションは」
春香「でも今回ブッチギリだったと思いますよ」
P「そりゃー961プロいないんだもんよ」
真「でもラッキーととらえてもいいでしょうに」
事務所・夜
高木「合格おめでとうテレb(ry
家
高木「待つんだ」バキッ い え
P「うわっ! 家に上がってきたかと思ったじゃないですか」
高木「私の話をスルーして帰るんじゃない」
P「なんかあります?」
高木「君の方が順調のようだが」
P「俺センスありましたね」
高木「ああ。だが、律子君が上手く行ってないようでな」
P「えっ? なんでや?」
高木「ジュピターに苦戦しているようだ。それと、プロデューサーとしてのけいけんがまだ浅いのか中々仕事を取ってくることが出来ないようでね」
P「要するに手助けしろと」
高木「そこまでは言っていない」
P「いや、遠回しに言ってるようなもんだろ」
高木「じゃあ直接頼む」
P「無理ですね。こっちも今大事な時期で忙しい。営業なら持ってこれるけど竜宮のランク次第」
高木「Dだと」
P「D……なら頑張ってみます。ただ、ほかは何とも」
高木「それだけでも十分だよ。律子君にはレッスンに集中してもらいたいところだね」
P「ではその分給料も弾んでくださるんですよね」
高木「いや、それとこれとは別だよ」
P「……は?」
高木「……別だよ」
P「……じゃあ律子には頑張ってください。というか早く先月と今月の給料払えよ!!!」
高木「もうちょい待ってくれ……もうちょいでな…ジャンボが……」
P「夢という名の宝くじ買ってんじゃねーよ!!!!」
翌週
小鳥「鏡よ鏡よ鏡さん。この世界でいや、今世紀じゃなくてこの宇宙でとっても滅茶苦茶美人でナイスバディでエロくてセクシーで抱かれたい女ナンバーワンでどのアイドルよりも可愛いあざとくてオタ趣味を理解してくれるイケメンな金持ちの玉の輿確定な事務員は誰ですか?」
鏡(こトri)「ソレハオトナシコトリデス」
小鳥「しゃぁあああああああああああああああああああ!!!!」ガタッ
P「……熱、あります?」
小鳥「」
P「」
小鳥「」
律子「……妄想は同人誌までにしておいてください」
小鳥「」
小鳥「ごめんなさい。婚活頑張りますから忘れてください。欲求不満なだけなんです」
P「はいはい。じゃ、営業行っています。律子、この営業はお前にやるよ」
律子「え? でもプロデューサーが……」
P「これは律子用にもらってきた。高木…………社長に頼まれてな。なんでも竜宮は苦戦しているようだから、営業は俺ももらってくるよ」
律子「すみません。ありがとうございます」
P「じゃ」ガチャバタン
律子「あ、これお願いします」ドサッ
小鳥「……これ? 全部ですか?」
律子「はい。プロデューサー殿が営業のお手伝いをしてくださるようなんで、少し時間が空いたので私は作曲家さんのところ行って新曲リリースの話をしてきますので」
小鳥「……ご、午前中?」
律子「今日中ですね。では」ガチャバタン
小鳥「」
プルルルル
>>10
午後
春香「こんにうわあああああああああああああ!!!」ドンガ(ry
夜・家
春香「いや! まだ早いですよ!」ドガッ い/え
P「春香も俺の休息を邪魔するか」
春香「じゃじゃーん! クッキー焼いてきました!」
P「……砂糖と塩間違えてないよな?」
春香「そこまでひどいですか?」
P「疑ってるわけじゃないがドジっ子属性がついてそうな春香ならやらかしそうなんだ」
春香「そんなわけないですよ。塩は少しだけ入ってますけど……ホントに」
P「あー過程で?」
春香「はい」
P「どれどれ」パクッ
P「しょっぱ!」
春香「えっ」
P「お前塩と砂糖の分量反対にしたな」ゲホゲホ
春香「……」パクッ
春香「しょっぱ!! やっちゃいました」テヘペロペロ
P「じゃ、お疲れ」
春香「いやいや、まだまだ話はこれからですよ」
P「なんだよ? てか、実家から2時間だけど交通費どうなってるの?」
春香「……自腹ですね」
P「よっしゃそこに給料は回ってなかった」
P(そうか、それは気の毒だな)
春香「あの……本音漏れてますよ」
P「あ、別に忘れてもいいよ。じゃあなんで真よりも真美よりも早く来てるの?」
春香「それはもちろん早くレッスンやら営業やら……あと……定期代のもとを取ろうかと」
P「最後がえらい現実的だな」
春香「最初も現実的なんですが」
P「一般の女子高生からすれば非現実だろ。そもそもさ、アイドルって底辺はきっもいファンにスカートめくられたり何かついてるようなわからん手で握手とかするから結構酷なんだぜ。ソースなし」
春香「うわー実際ありそうなのかなさそうなのかわからないですね」
P「俺アイドルじゃないからわからんけど、高校や中学は基本制服だろ? だから、やっぱり学校1の可愛いやつにはスカートめくりとかする輩がいると思うのよ。いや、学校に寄るけど」
春香「いやー私の場合自分から転びに行ってましたね」
P「……え? 春香って痴女?」
春香「そんなわけありませんよ!!!」
P「じゃあなんでだよ」
春香「そうですね……う~ん。これは性分ということで」
P「なるほど。よくモテなかったな」
春香「私よりも可愛い子多かったですし」
P「そんなに卑下すんなよ。今は日本でもそこそこ人気の天海春香なんだから……きっと後悔してんじゃね?」
春香「プロデューサーさん……そうですね。高校違うとこいった男子は後悔してると思いますね」
P「いいよなー俺もこういう春香みたいな子と青春を謳歌したかったぜ」
春香「……でも大学生の時はサークルとか楽しんだと聞きましたよ」
P「誰から?」
春香「真美から。しかも真美とほぼ同棲と変わらないじゃないですか」
P「…………まーそうなるな」
春香「真美羨ましいな」ボソッ
P「ボソボソしゃべるなよ」
春香「えっ? いや! い、今のは独り言です!!!」
P「そう」
ガチャ
真「こんにちはー!」
真美「らっしゃーい」
P「お、来たな。んじゃあ今日の予定でも説明するか」
春香「はい!」
夜
P「…………バイト行ってくらぁ」
真美「おー」ペラッ
P(……真美が珍しく本読んでる)
P「……お土産は?」
真美「いらなーい」ゴロッ
P(……もうちょいで生おっぱい見れる……)ジー
真美「……!」
真美「そんなに真美の見たい?」ジトー
P「げっ! ばれた! そんじゃな」ガチャバタン
真美「あちょ! もーそりゃないっしょ→」
翌週
真「こんにちはーへへへ」ペラペラ
P「おー。何それ?」
真「これですか? いやー懐かしいでしょジャンヌですよ神風怪盗」バッ
P「懐かしいなホント。少女漫画好きなのはわかるけど、それホントに好きなのか?」
真「良いじゃないですか? アニメは不人気でしたけど」
P「俺は原作呼んでないから好きだったけどな。俺あのヨーヨーみたいなのが欲しいと思った」
真「知ってますか? コスチュームって初期と変わるんですよ」
P「え? マジで?」
真「はい。ボクはまだそこまで読んでないですけど」
P「へー。アニメも中途半端しか見てないし、記憶にあんま残ってないからちょっと気になるな」
真「まープロデューサーにはこっちの方が良いと思いますよ」スッ
P「君に届け……か。ベターな。最近真美とアニメ見たぞ」
真「真美はNANAとか読んでそうですけどね」
P「いや最近CITY HUNTER読んでたぞ」
真「……それプロデューサーのでしょ?」
P「よくわかったな」
真「真美なら無難にBLEACHですね」
P「さすが、わかってるじゃないか」
真「まーオサレですからね」
P「俺も借りて読んだけど……早く復帰してほしいぜ」
真「確か今週号からじゃないですか?」
P「え? マジ? 帰りに立ち読みしてみるわ」
真「それは良いですけど……読んでくださいよ」
P「んじゃ貸してくれ」
真「やーです。自分で買ってくださいね」
P「お金ないよ」
真「……そう言えばボクはプロデューサーのおかげでこの頃アイドルの営業でのお金やオーディション合格してテレビ出演したお金が入ってきました」
P「いいなー少し分けてくれよ」
真「真美に分けてもらってくださいよ」
P「……そーいや、あいつは何に使ってるんだろうな」
真「さぁ?」
P「ま、良いや。漫画はみんな来るまでだぞ」
真「ジャンヌですって」
夜・家
P「バイト」
真美「行ってら」
P「おう」
真美「あ、お土産にファミチキ」
P「あいよ」
真美「あと、カルピス」
P「ちょっと待ってろ」カチャカチャ
真美「……兄ちゃんこういうのってホーリツに違反しないの?」
P「……ごめん」
真美「もうちょっち待ってね。そうしたら兄ちゃんのカルピス飲んであげる」テヘッ
P「うっ……便所……」スタコラ
真美「むふふ~もしかして?」
ジャー
P「あーあ。とりあえず、着替えていくから適当に好き勝手したら帰れよ」
真美「んー今日は泊まってく」
P「そうかい。たまにはお母さんの飯食わしてくれ」
真美「え゛?」
P「金がないの」
真美「あー。ちかたない。ここはアイドル真美がファミレスに招待してあげようぞ」
P「はは~ありがたき幸せを感謝します」パンッ
真美「え? 錬金術でもすんの?」
P「できねーよ!」
翌週
P「あのさあ、もうBランク行ってさっさとAになろうぜ」
春香「とは言ってももうちょっと力貯めないとBどまりですよ」
P「でもさ、もう3週間くらいたってんじゃん」
真「それが普通なんじゃ……というかまだ律子の竜宮はDですよ」
P「ランクで決めつけてんじゃねーぞ!! 今年の甲子園だってAAAAAの日○三がBBCCC日○山○に負けたんじゃねーか」
春香「先に言いだしたのはプロデューサーさんですけど」
P「そうだな。スマホ」
真「うわ寒いギャグですね」
P「良いんだよ。とにかくさ、確か昇格にも期限があるんだよ」
春香「そうなんですか?」
P「そうそう」
真「初耳ですよ」
P「だからな。早いうちに昇格すればするだけIUに時間が間に合っていいんだよ」
真「IUって何の略でしたっけ?」
P「アイドルユニバース」
春香「違いますよ。アイドルアンサイクロペディアですよ」
真「2人とも違うのはわかった……あ、思い出した! アイドルアンリミテッドブレイドワークスですね!」
P「それはない」
春香「あ! 小鳥さんに聞けば良かったんですよ。小鳥さーん」
小鳥「…………」カタカタカタァッ
小鳥「何かしら春香ちゃん?」
春香「IUって何の略ですか?」
小鳥「アイドルアルティメイトよ」
P「アイドルしかかすってねーじゃん」
春香「これは多分Bになるにはもう少し先ですね」
P「そーだな。略称しまくってた結果だよ」
真「ところで真美は?」
P「……確か文化祭の準備とかで来れないんじゃなかったかな?」
春香「あー文化祭かぁ」
P「高校組はどうなのよ?」
真「ボクのところは5月に終わりました」
春香「私はまだですね。やるもの決めています」
P「へー真のところ早いな。春香はもうすぐじゃないか」
真「楽しかったですよ。プロデューサーも来ればよかったのに……」
P「まだあんまりコミュニケーション取れてなかったからな。すまんな。来年は行くよ」
春香「わ、私のところはまだですよ!!!」
P「遠い……っていうのはあまりにも酷だからな。暇だったら行くわ。ちと歳的にハズいけど」
春香「いやいや! 文化祭ですから誰でも歓迎ですよ!」
P「そうか。んじゃあ予定が空いてたら真と遊びに行かせてもらうかな」
真「ボクもですか?」
P「暇だろ?」
真「いや、わからないですよ? 突然誰か死んだりしますし」
P「物騒なこと言うな。あ、春香はやっぱり文化祭近くはそっち優先する?」
春香「う~ん。催し物が何かよりますね。あ、もちろんクラスのですよ。わき役程度ならこっち優先しますけど」
P「まーどっちも一生に3度しかない高校文化祭だし楽しんで来いよ」
翌週
春香「テレビの営業ですか!?」
P「そうそう。やっとテレビとかの営業が回ってきたんだよ。んで、各々一人ずつとのことだ」
真「へぇ~」
P「ただし、テレビは実質2人で1人は雑誌になる」
真美「えっ」
P「んで、テレビもちと当り外れがある。一発限りのゲストかしばらく観ることになるCMか」
真美「ほほう」
春香「これは……でもなんでまた一人ずつと?」
P「向こうの考えは知らん」
真「でもおかしいですね。ユニットをバラしたって意味ないのに」
P「……まあな。さて、今のは冗談で実は全員で行けるわけ」
春香「な~んだ」
真「てことは何か問題でも?」
P「どれからこなしてく?」
真美「そんだけ?」
P「そんだけ? 残念ながら仕事被ることはない。そもそも被るような営業の取ってき方はしていない」
春香「プロデューサーさんのコミュニケーション能力すごいですね」
P「サークルとバイト頑張ったからな」
真「研究室は?」
P「そこそこの私文だよ。だから研究室入らなくてもいい人が出てくる。で、俺はサークルとバイトでも大学生活を終わらした。就活で詰んでる時に社長に拾われたわけ」
真美「へぇ~。確かに兄ちゃんの部屋ってソツロンってのがないよね」
P「卒検なんてのもないからな」
春香「私はどうしようかなぁ~」
真「ボクも」
P「アドバイスとすれば行きたいところ行け。田舎の私大はサークルがしょぼいし文化祭も内輪祭りもいいところ。いや、文化祭自体内輪祭りか」
真美「真美は?」
P「高校なら偏差値そこそこでいいんじゃね? っても真美は普段から言葉を間違えて使ってるから心配だけど……普通科以外の学科通ってたやついたけど楽しかったらしいし」
春香「へぇ~」
P「ってこんな話はどうでもいいんだよ。行くぞレッスンに、もう4週間はCにいる。そろそろ上がりたいこの気持ち」
真「その割にはノリノリでしたよね」
P「しゃらっぷ」
夜・家
P「えー今日は集まっていただき誠にありがとうございます」
美希「なんなのなの」
響「珍しいよね。にぃにが呼ぶなんて」
貴音「この封筒は一体?」
真美「あれーフェスは?」
美希「終わったの」
P「……この中に765プロで働いた給料の先月分と今月分が入っている」ドンッ
4人「!?」
P「これで今日はパーッと行こうぜ!」
美希「おー! お兄さん太っ腹ぁ!!!」
P「ありがとう!」
貴音「お、おかわりも!?」ドキドキ
P「バッチ来いよ!!」グッ
貴音「なんとすばらしき……」ウルッ
響「早く早く! 早く見てみようよ! 結構分厚いし……どんだけ頑張ったの?」ワクワク
真美「そら兄ちゃんは真美達をCまで上げるくらい頑張ったのよ」
P「こー逆さでお金を出してみたかったんだよな。おいしょ」スッ
ドサッ
P「えっ」
美希「えっ」
貴音「な、なんですか? これは……」
響「……おーたむじゃんぼ」
真美「宝くじ……」
P「……は?」
美希「あれ? しかもこれまだ結果発表されてないの」
貴音「ということは、この結果が給料になると……」
P「何枚ある?」
響「ちゅうちゅうたこかいな……ざっと50枚」
P「1枚300円だから……50×300=15,000円」
貴音「こちらにお手紙が」
P「……」バッ
P「……」ペラッ
1等~3等に前後賞までで1469本ある。更に組違い賞が1287本。合わせて2756本だ。
50本もあれば当たるだろう。グッドラック!
P「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」ビリッビリ
真美「2756本も兄ちゃんの普段の給料より高い賞金があるんだ」
P「バーロー!! 分母がすごいんだよ!! 確か販売額が390億円だから300円で割ると130000000本つまり1億3千万本よ。んで、確率的にはえっと……」
貴音「0.0000212ぱぁせんとですね」
P「そう……って無理だろ」
響「よくわからないぞ」
貴音「がりがり君が5回連続で当たる確率と同じくらいですね」
美希「貴音マニアックすぎるの」
P「…………なんか疲れた。寝るわ。すまん。お休み」ピシャッ
美希「んーなんかがっかりだけどお兄さん可哀想なの」
響「うちでもあんな風な払い方じゃないよね」
貴音「高木殿でしたか。黒井殿と同じように黒いですね」
真美「ごめんよー真美も期待してたんだけどこれは予想外だZE!」
美希「今日は解散なの」
貴音「はぁ……」
響「落胆はわかるけど……仕方がないね」
翌週
高木「すみませんでした」
律子「ダメですよ。私や小鳥さんにはちゃんと現金なのにプロデューサーには宝くじで済ましちゃ」
高木「漢ならバクチだと思ってました」
小鳥「プロデューサーさんはギャンブルしそうに思えませんよ」
高木「……」ゴソゴソ
高木「すまぬ」ドンッ
P「ありがとうございます」
律子「よかったですね」
小鳥「今度またもらえなかったらまた私たちに言ってくださいね」
P「すまん律子に小鳥さん、協力してもらうとは思ってなかったけど助かった。ありがとうございます」ペコペコ
律子「とりあえず、社長は給料の半分を事務費に」
高木「なんでや!」
小鳥「ギャンブルに使ってるくらいならアイドルのために使ってくださいよ」
高木「ギャンブルではない! 夢だ!」
律子「夢見ないで現実見ろよジジイ」
高木「さーせん」
P「いやーこれも恩を売った結果かな」
律子「そりゃあんな良い営業もらってきてもらっては見て見ぬふりは出来ませんよ」
小鳥「休み明け以降あまりプロデューサーさんの書類など回ってきませんし、気を使ってるのかと思ってます。はい」
P(小鳥さんは単に最近あんまり書類ないからなぁ)
律子「あ、一応今確認しておいた方が良いんじゃないですか?」
小鳥「そうですね。社長のことですし、外側だけ福沢先生で中はただの紙かもしれないですよ」
P「お、そうだな」スッ
ペラペラ
P「社長」バキッ
高木「黒井にもぶたれたことないのに」スッ
P「うるせージジイ! おし、先月分だな。今月分はまー来月で良いですよ」
高木「チクショウ」
律子「それ社長の言う台詞じゃない」
小鳥「そんなに嫌ならクビ切ればいいのに」
律子「多分、プロデューサー並の人材が見つからないのでしょう」
夜・家
P「お前ら! これを見ろ!!!」バッ
4人「…………」
P「給料だ! 先月のな!」
貴音「……あの…………それだけですか?」
P「……えっ」
響「それ自分たちがFランクの時のギャラだった」
美希「最近ミキそれ分の服買っちゃったの」
P「……は」
真美「それ+もうユキチセンセイ二人分がCM出演のギャラだったよ」
P「…………」シュン
真美「ちょ! で、でも…………」
P「良いんだよ……どうせフォローが浮かばないんだろ。わかってるよ」
P「俺がひたすら頭下げまくって営業もらってそれをお前たちに出演してもらってその繰り返しで俺はこれっぽっち。一方アイドルはそれでどんどんギャラとかあがって……」ブツブツ
美希「もういじいじうっさいの!!!」バンッ
美希「ミキがお兄さん以上稼いでる? だから何? それはお兄さんの努力が足りないんじゃないの?」
P「」グサッ
貴音「み、美希……そ、それは言っては……」
P「……いや、良いよ。確かにバイトもやって合わせても今のお前たちのギャラ1本分にもならねー」
響「そ、そんなことないぞ……」
P「根拠のないフォローは良いよ……なんか疲れたお休み」ピシャ
真美「ミキミキ~言い過ぎだYO」
美希「だって本当のことなの」
貴音「……美希、あなたは前にわたくしと食べ放題に行きましたね」
美希「行ったけど……」
貴音「あそこで働いている方々はどう思いましたか?」
美希「頑張ってると思ったの」
響「貴音…」
貴音「黙ってなさい。良いですか、あそこで働いている方々は殿方と同じくらい頑張っていることに気づきましたか?」
美希「知ってるの。すぐにミキのおにぎりも出してきてくれて動き回ってたの。それで頭下げたりしてたの」
貴音「……1日どのくらいもらっていると思いますか?」
美希「んー50万くらい?」
貴音「……自給850円と仮定して基本労働時間8時間とすると1日6800円です」
美希「1日だけでしょ?」
貴音「では6800円を一か月分に換算してみましょう。そうなると」
6800×30=204000
貴音「一か月20万弱です」
美希「えっ」
貴音「先ほどの殿方の封筒があります。確認しなさい」
美希「……」ガサガサ
美希「…………17万円……そんな……」
貴音「そしてこちらが夜の分です。大体10万円ですね……合わせて27万円くらいと言ったところでしょうか」
真美(安すぎ)
響(仕送りの大体3倍だぞ)
貴音「更に765プロは無名の弱小プロダクションと黒井殿が言っております。なので、わたくしたちは簡単に営業が入ってくると思いますが、そうはいきません」
貴音「わざわざわたくし達に会釈をしてくださるお偉い方に必死に頭を下げてもらってきてるのですよ。真美、今までどのような営業を?」
真美「ヴぇっ? え、えーと最近はテーマパークのライブをもらってきたっけな? めちゃめちゃ喜んでたYO! 真美達じゃなくて律っちゃん達のらしかったけど」
美希「テーマパークってミキ達が無名の時に……」
貴音「これでもまだ殿方が努力不足と言えますか?」
美希「……そ、そんな…ミキ……お兄さんに……う…ひどいことを……うう……」グスッ
響「はいさい。そこまでにして今日はもう解散しようよ」
真美「そーだね。大丈夫だよミキミキ。兄(C)優しいから」
美希「……ぐしゅん。謝るの」
響「ところで貴音やけにお金に詳しいよね」
貴音「らぁめんを研究するうちにそちらにも……原価人件費など様々……」
真美(原価厨)
翌週
真美「ここで見せてよぉ~君のフルコンボ~♪」
3人「今日も~花さ~か~り~」
トレーナー「…………う~ん。真ちゃんはもうちょっと二人合わせても」
真「はい……難しいなぁ」
トレーナー「春香ちゃんはもうちょっとあざとく」
春香「はい! ……あざとく!?」
トレーナー「真美ちゃんは……特にないわね」
真美「完璧?」
トレーナー「そうじゃないの。何か……何か足りないの」
真美「足りない……」
トレーナー「プロデューサーさんに聞いてみたらわかるかも」
――――――
―――――
――――
―――
――
―
真美「なんだと思う?」
P「…………色気」
真美「せくちーだけどなぁ。兄ちゃんにしか伝わらないのかなぁ?」
P「それでいいんだ」
真美「……じゃあなに?」
P「……ちとビデオとかあったら見せてみな」
真美「ないね」
P「ないのか。んじゃあ気付いたらCランクともそろそろおさらばしたいし昇格オーディションの時に見せてもらおうか」
真美「おっ! 見ちゃう?」
P「ああ。見ちゃう」
真美「んふふ~まあ期待してなって。メロメロになっちゃうぜ!」
P「んじゃあ飯でも食べ行くかと思ったけどアイドルだし……なんか買ってくるわ」
真美「すまんのう。青年」
P「……えらいピンポイントだな」
真美「だってダイハツでしょ?」
P「大卒だ!」
昇格オーディション
P「……ふむ」ジー
審査員Do「う~ん」
審査員Vo「あ~」
審査員Vi「はぁ~ん」
春香「てりゃあああ」ズザザザザ
P「なるほど」
P「…………そゆことか」
・・・・・・・・・
審査員「合格はね……5番」
春香「やった!」
真「へへっ! 最近負けなしだね!」
真美「やーりぃ!」
P「おめでとう。とりあえず、撮影行って来い」
真美「わっかりました~」
春香「あー私の物まねだ! 意外と上手い」
真「真美は物まね上手いよね。亜美と組むと止めれないよ」
夜の事務所
高木「合格(ry
夜・家
真美「いや~ありがとう」
P「流石だな。あと一歩だ」
真美「真美にかかれば楽勝っしょ」
P「……話がある」
真美「どったの? 怖い顔して……整理?」
P「字が違うし! 野郎はならないと思うよ」
真美「んじゃあなんで怖い顔してるのさ?」
P「前にトレーナーさんが言ってたことが分かった」
真美「おっ! それでそれで! なんなのさ?」
P「…………おそらく、真美の本心じゃないか?」
真美「真美の?」
P「ああ。多分前言ってくれたことが原因かな?」
真美「…………」
P「おそらく、AにはなれてもIUは勝てん。今日の審査員の反応がその答えだからな。いや、場合によっちゃ真美のせいで春香と真はずっとBどまりかもしれん」
真美「…………真美のせいっていうの?」
P「まだそうとは限らない。ただ、トレーナーさんは真美が楽しくアイドル活動をやっているかどうかを見抜いたんだと思う。どこかに作業感があることを見抜いたんだと思う」
真美「…………」
P「まー真美が決めることだ。ただ、思いっきりアピールするなよ」
真美「……うん」
P「はい。これでおしまい。さてと、飯食おうぜ飯」
真美「おー」
翌週
P「でな、俺は思うわけよ。やっぱり、この仕事はキツイって」
亜美「……なんでそのつまんない話を亜美にするんですかねぇ」
P「いや、午後は暇なのと亜美しかいなかったからな。いおりんは?」
亜美「いおりんはキュア・エースじゃんか」
P「あれいいよな」
亜美「伊織んやって欲しいよね」
P「ひらめいた!」カチカチ
亜美「どったの?電話なんかかけて」
P「……おっ! いおりんか! てっきり他の人が出るかと思ったぜ。ラッキー」
伊織『はぁ? ちょっとなんでアンタがあたしの家の番号知ってるわけよ!?』
P「エースショットを頼む!!!」
伊織『しね』ガチャ
P「」
亜美「ちかたないよ。いきなりはないっしょ」
P「しょうがないから妄想で……」
伊織『エースショット! ばきゅーん!!!』ビシッ
P「よし!」ブルルルル
P「はい」
伊織『アンタ妄想したでしょ?』
P「……ああ!」
伊織『……帰り道気をつけなさい』ガチャ
P「」
亜美「まあ話し戻して、亜美良くわかんないけど兄ちゃん頑張ってるしいいんじゃね?」
P「頑張ってるって……過程は良くても結果出せないとダメなのよ。それがジャパニーズソーシャルスタディってやつよ」
亜美「あーいわゆる成果主義また資本主義ね。それに関しては亜美からは何とも言えないね。パパはお医者さんだけど、開業医なのか勤務医なんのかわかんないし」
亜美「そもそも開業医っても儲かるのってジュニアからっていうじゃん。だから亜美のじいちゃんが医者なのかわかんないけど、パパは毎日忙しそうだしカツカツって感じじゃない?」
亜美「でもパパ確か開業医だったかな……だから、お金はあると思うよ。経費で落とせば……」
P「すみませんすみません! もうこの話は辞めましょうはいさい終わり終わり」
P(亜美の方が入れ知恵ばっかりで下手したら2chの情報も鵜呑みにしそうで危ないな)
亜美「ちょっと兄ちゃん聞いてるー?」
P「え? なんだって?」
亜美「よーするに、東京五輪で亜美もゲストとかで呼ばれたりするかな?」
P「7年後だろ? 良い女になってんじゃね」
亜美「兄ちゃんがいいおっちゃんか……」
P「しみじみ語るな」
亜美「ピヨちゃんが一番ヤバいよね。いろんな意味で」
P「それは黙っておいてやれ」
ガチャ
あずさ「こんにちは~あら? 亜美ちゃんとプロデューサーさんだけ?」
P「こんにちはお久ぶりですね」
亜美「あずさお姉ちゃんおっすおっス!」
あずさ「何のお話をしていたのかしら?」
P「東京五輪のバンッ!!!
亜美「うひゃっ!」
あずさ「……そのお話はまた今度しましょう……ね?」
P「はい」
亜美「お、おうぅ…」
あずさ「物わかりが良くて助かるわぁ。プロデューサーさんも亜美ちゃんも」
P(……ドユコト?)
亜美(……あずさお姉ちゃんのトシじゃない?)
P(あー)
あずさ(やめろってんだろうガッッッ!!)
P(ごめんなさい)
亜美(兄ちゃんのせいです)
P(ちょ)
帰り道
P(伊織の予言は脅しということで何も起こらなかったぜ)
P(怖かったけど)
家・夜
P「…………」ゴロッ
真美「兄ちゃんちょっち頼みごとがあるんだけど」
P「んー」ゴロッ
真美「これお願い」スッ
P「んー……サンタさんだと!?」
真美「真美じゃサンタさんには会えないっしょ→」
P「まだ早いだろ。サンタさんはそんなに仕事大好き人間じゃない」
真美「前もって欲しいものを頼んでおくのがスジってもんじゃん?」
P「……待て、なんで4通も?」
真美「ミキミキ達の分」
P「そこまで俺の知ってるサンタさんは親切じゃないから無理」ポイ
真美「真美の分もお姫ちん達のぶんもかわんないよ」
P「どーだか」ペラッ
故郷が見れる望遠鏡ください たかね
P(えええええええええええええ)
P(ラ王と期待してたんだけどなぁ……)ペラッ
Alienwareシリーズの最新版が欲しいの♪ みき
P「`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!」
真美「どったの? むせた?」
P「い、いや……違う……ああ、気にするな。別に真美が関わってるわけじゃないから」
真美「そう」カチカチ
P(ALIENWAREったらゲームのためのパソコンだろ。あいつそんなにネトゲとかやってたのかよ。てかノートか置き型かどっちだよ……まだ続きが……)
ノートパソコンでお願いしますなの☆ みき
P「」
P「…………」カタカタカタ
真美「どったの? いきなりネットなんか繋げて……」
P「……うっはすげーなこれ」
真美「うひゃー兄ちゃんのオンボロパソコンよりもめちゃめちゃ(E)」
P「ふぅ……」ゴロッ
真美「あり? もしかして?」
P「いや……別件よ」
真美「なーんだ。やっと買い替えかと思ったよ」
P「Win8だからこいつもまだまだ使えるっての」ペラッ
餌とトイレ用の砂。あと、ストレス発散用のおもちゃに(ry お願いします ひびき
P(こ、こうきやがったか!!!)
P(まあ響のは……合計すると結構行くのは確実)
P(いや、でも貴音も侮れん。美希のはPC業界は常に安くなるから最新版が出るギリギリで最新版買えばいいとして……真美のか)ペラッ
プレステ4 まみ
P(……下手したら真美が一番安いかもしれない)
P(確かにこれは前々からやりくりしてないと絶対に買うことは無理だからと言って家に置いておくことは無理……さてどうするか)
翌週
P「お前ら! 招待オーディションきたで!」
春香「いよっしゃ! いっちょ合格してきましょうか!」
真「今度は961プロもいるんですよね?」
P「モチのロンだ。週末までに調整しておけよ」
真美「営業とかは?」
P「あるよ。あ、そうそうすまんが今週末は土日潰れるけどいいか?」
春香「私は良いですよ」
真「ボクも」
真美「真美もいいよ」
P「おけ! 日曜がオーディションで、土曜日が雑誌の取材……えっと……FRI○AYだ」
春香「えっ」
真「なんていうところの……」
真美「以下金曜の夜はフライでー禁止」
P「……すまん。まーでもお前らなら悪い話は聞かないし大丈夫だと思うが……」
春香「最悪プロデューサーさんがストップかけてくださいね」
P「任しとけ」
取材日
記者「よろしくお願いします」
P「よろしくお願いします。質問によってはこちらでストップをかけますので」
記者「わかりました。こちらの独断にさせてもらいます」
P「じゃあそれでねつ造が生まれましたら知り合いの弁護士を通して訴えさせてもらいますので」
記者「どうぞ」
P「一応この会話全部ICレコーダーに録音させてもらってますので」
記者「……チッ」
春香(プロデューサーさんすごい)
真(というか知り合いに弁護士いるんだ)
真美(ツッパリじゃない?)
春香(はったりね)
家
P「え? 弁護士? いるよ」
真美「えっ? マジ?」
P「サークルの友達のお兄さんが弁護士なんだよ。昔ちょこっとあったことも飯食たことあるし……何かあれば助けてくれるって言ってたからな」
真美「いがい……」
P「大学の人脈舐めんなよ」
真美「兄ちゃんのこと舐めてた」
P「サークルで遊んでましたって俺のようじゃなくてサークルに研究室入ってるやつもいるからな」
真美「へー」
P「まあなんだ。そこは大学生になってから楽しめや」
真美「勉強するところでしょ? 真美勉強はやだなー」
P「すべてがそうじゃない。ま、俺の言ってる答えは真美が大学生に慣れたらダナー」
真美「くそーじゃあ今日はモンハンだ!!」
P「待ってくれよ。今日はペルソナ4やらせてくれ」
真美「だめだー!! ><」ポイ
P「やれやれ……3回死ぬなよ」
真美「それは兄ちゃんだって」
翌日
P「暇だし昨日見た夢の話でもしようか」
春香「結構です」
P「そうか」
真「なんで961プロの招待オーディションなのにプロデューサーの夢の話を聞かないといけないのですか」
P「緊張ほぐしに」
真美「兄ちゃんってオーディションの時のコミュニケーションへたくそだよね」
P「……すまん。結構面白いと思ったんだけどなぁ」
春香「ちなみにどんな内容ですか?」
P「おっ聴くか?」
真「まー順番までの暇つぶしに」
P「……事務所にテロリストが入った夢だな」
真美「行こっか」
春香「そうだね」
真「行ってきます」
・・・・・・・・・・
P「…………はい、落ちた理由は何だと思う?」
春香「今日は体調不良でした」
P「合理化」
真「今日はオーディションやる日ではありませんでした」
P「逃避」
真美「本当はこのオーディションは苦痛なんだ」
P「抑圧」
美希「ミキ……こっちの事務所でアイドル活動してていいのかわからないの」
P「分離」
響「低ランクの方が楽しかった」
P「退行」
貴音「失敗のほうが楽しいと……」
P「逆転」
黒井「本当は高木のところのアイドルなんか招待したくなかった」
P「反動形成」
春香「というか美希達も落ちるときは落ちるんだね」
美希「春香のところは落ちるとわかってたの」
響「久々にDDRで勝負しない?」
真「そうだね。そろそろ決着つけないとね。アイドルとは別に」
真美「今日遊びに来る?」
貴音「ぜひ」
P「次回は合格しますんで……あ、ASBリーグ優勝おめでとうございます」
黒井「いやなに……私からすればあんなの余裕だね。王者は絶対なのだよ」
事務所・夜
高木「(ry
翌週
春香「プロデューサーさん! 文化祭ですよ、文化祭!!」
P「もうそんな時期か……」
春香「……早かった」
真美「真美も行っていいの?」
春香「うーんでも来るなら二日目の方が良いかな」
P「何やんの?」
春香「……休憩所です…」
P「やる気ねー」
春香「い、いや! 本当はもっとあったんですよ! お化け屋敷とか喫茶店とか演劇とか……でも……」
真美「何があったの?」
春香「休憩所が半数で……お化け屋敷・喫茶店・演劇の三国同盟状態で……」
P「ふんふん」
春香「それで、一度は合体して……休憩所を追い詰めたのですが……」
真美「休憩所が悪者みたいだNE!」
P「まーわからんだんでもない」
春香「あの……深夜の学校でサバゲーで決めようってことになって……」
P「それなんてスクラン?」
春香「……で、休憩所チームVS三国同盟で行われて……」
P「よく、女子どさくさに紛れて襲われなかったな」
春香「あ、クラスメイトにさくらちゃんっていう女の子が男子を威嚇しているので……もちろん審判でした」
真美「どっかで聞いたことあるよね」
P「気のせいだ」
春香「それで、スタートして互角でしたけど……三国同盟チームが勝った後のことを想定して仲間割れで……それに気付いた休憩所チームがとどめを……」
P「休憩所って……人いるの?」
春香「見張り役と……椅子と……机と花瓶だけで……」
真美「楽ちんだね!」
P「楽だけどなんかやりたいよな。ぶっちゃけ前日で準備出来そうだし」
春香「そうなんですよ。だからほとんどの人が部活のお手伝いで……私はまあ何もなのでこっちに来ますけど」
P「じゃあ文化祭も行く必要なくね」
春香「見張り役があるので……」
P「うわ……ぜってー二日目くらいからいなくなるぞ」
春香「と、言うわけで是非遊びに来てくださいね! うちのクラスは壊滅ですけど他は結構楽しそうなので」
真美「言ってみな」
春香「お化け屋敷にたこ焼きにチョコバナナにお好み焼きや占いなんてのも!!」
P「……その……涙拭けよ」
春香「……良いんです。まだ来年と再来年がありますから……」
P「……真美のところは?」
真美「中学なんて団扇祭りだYO!」
P「内輪と覚えろ。ないりんだ」
真美「ただ、兄ちゃんの作ってくれた工作見せるだけ……」
春香「どんなの作ったの?」
真美「10万円たまる貯金箱」
春香「あっ(察し)」
P「悪かったな」
小鳥「……泣きたいのなら泣きなさい」
真「大丈夫です……もう……楽しみましたから……」
春香(…………ほっ)
翌週末・オーディション
P「今度こそ合格しような……961プロからの招待じゃないけど」
真美「なんのオーディションさこれぇ?」
P「歌姫楽園……条件があったけど合格したからな」
春香「なんか珍しいオーディションですね。普段なら黒井社長のやつですよね」
P「だって社長から連絡こないし」
真「ボク思うことがあるんですけど」
P「何?」
真「やっぱり前回のオーディションはプロデューサーの夢の話を聞かなかったからだと思うのですが……」
P「聞くか?」
真美「ないようがないよう」
P「あるよ」
春香「内容に寄りますね」
P「……昨日見た夢は、俺のライブだ。東京ドーム借りて朝から声が枯れるまで歌い続ける夢さ」
真美「行こっか」
春香「そうだね」
真「なんていうんですかね……生理的に無理です」
P「」
P「ちきしょぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!!」
・・・・・・・・
審査員「4番」
春香「いよっしゃー!!」
真美「やったぜ!」
真「へへっ! 見てくれましたかプロデューサー!!」
P「……俺の夢……」
真美「やっぱり夢なんて関係なかった!!!」
春香「わっほい!!」
P「……あのさ」
真美「ん? どったの兄ちゃん」
P「今気づいたけど春香の膝サポーター真っ黒ジャン」
春香「えっ? ああ、これですか? まーあれですね。摩擦ってすごいんですよ」
P「サポーターも摩擦もすごい!」
事務所にはいかずに直接帰りました
P「ああ……真美とデートしてぇなぁ」
真美「え」ドキッ
P「だってそう思うだろ? 明日は日曜日だしゲーセン行くのが日課だったじゃん」
真美「ま、まーね」
P「んで朝起こされていくのが日課だってのに……」
真美「……よ、よーし!」
P「どったの真美(C)」
真美「似てないからやめて」
P「ご、ごめんよ~」
真美「…………」
P「ごめんなさい」
真美「兄ちゃんやっぱり真美辞める!」
P「な! なに!!?」
真美「うん……真美は常に今を生きてるからね」
P「…………全然わからん。てかなに辞めるの? ゲーム?」
真美「…………アイドル」
P「まじ?」
真美「IUが終わってから……結果はどうであれ辞める」
P「……そうか。いや、確かにアイドルってのにも賞味期限があるからな……長くやるのもいればトップ取って速攻で結婚引退なんてしたアイドルなんていたし」
真美「だからね、それまでデートはお預け」
P「んじゃあ明日は家でだらだらしてるか」
真美「おっ! 良いねと言いたいけど……なんかオオカミになりそうだから友達の家行ってくるから」
P「行ってらっしゃい。俺ゲーセン行くわ」
真美「鬼! 悪魔!! 兄ちゃん!!!」ダダダ
P「なんだよそれ……どっかの事務員かよ」
日曜日
P「……さて、真美が遊びに行ったところだし……今日は一日アニメ三昧を始めます」
P「まずは……進撃で一日が終わるし進撃見ようか」ピッ
・・・・・・・・・
P「OPが凄すぎて事務所辞めたい」
次の日
P「実はいうとおもうあまりIUまで時間がない」
P「だからレッスンとオーディションの交互に行う」
真美「おけ」
春香「レッスンと言われましてももうやることないと思いますけど」
P「じゃあ営業か……もらってくるから」
真「なんでそんな時間までだらだら過ごさせたんですか!!!」
P「いや、大丈夫かと」
真「そんなわけないでしょうに……」
P「正直に話そう。前々回のオーディションは合格すると思ってた」
春香「なんで駄目だったんでしょうか?」
P「黒井社長いわく……魔王エンジェルと覇王エンジェルがいたからだと」
真「堕天使ですか」
P「まー俺はよくわからないけど、次回は頑張ろうぜ。てことで、レッスンで週末にはなんと黒井社長からオーディションを招待された。だから行くぞ」
真美「またいるんじゃない? 魔王エンジェロイド」
P「いても勝つさ……な?」
春香「…………」
P「黙るなよ」
真「多分」
P「多分とか言うなよ」
真美「じゃあわかんない」
P「パスするか? いや、時間はないけど次回に回せるぞ」
真美「いやいや! 行くって! 真美達なら楽勝だね!!!」
P「おk! じゃあメール返しておくわ」
春香「なんでアドレス知ってるんですか?」
P「仕事の付き合いよ」
真美「じゃお疲れ」
P「あ、春香」
春香「なんですか?」
P「文化祭の日オーディションだけど大丈夫?」
春香「いよっしゃぁぁぁあぁああああああああああああああああああ!!!!!」ガタッ
P「!」
春香「もちろんオーディション行くに決まってますよ。てことで、残念ですが来年来てください」
真「で、でも一般公開って基本二日じゃ……」
春香「そんな! オーディション終わった次の日はみんなお疲れですから絶対休暇だよ! 私も休むし……」
P「……よっぽど行きたくないんだな」
春香「休憩所ですし……何が嬉しくて休憩所の見張りをしなくちゃいけないんですか」
P「そ、そうか」
家・夜
P「そういや……言いたいことがる」
真美「んー」ペラッ
P「……これさ、イマサラタウンで超恥ずかしいんだけど」
真美「えーなんなの? もしかして真美のお菓子食べちゃった?」
P「いや、それくらい買ってくるって」
真美「なんなのなの。真美は孔雀王で忙しいんだけど……」ペラッ
P「好きだ付き合ってくれ」
真美「真美はずっと兄ちゃんの彼女じゃん」
P「好きだ結婚してくれ」
真美「んー真美がコーコー卒業したらねー」ペラッ
P「イッヤフゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」
真美「ちょっと! うるさい!!」ドカッ
P「すまん」
終末オーディション
P「おい時間見ろよ」
春香「」
真美「いや~午前中に終わってよかったねー」
真「しかも合格ですよ! ボク達ってすごいですよね!」
P「てことで、春香の高校の文化祭行こうぜ!」
真美「サンセー!」
真「春香、案内して!」
春香「……いやどす」
P「は?」
春香「だってですよ! 今からじゃもう一般公開終わってますし……下手したらアイドル披露ですよ」
P「宣伝にはもってこいじゃね?」
真「文化祭でライブとか楽しそう」
真美「はるるんの友達ならただでいいよ。サイン」
春香「そういう問題じゃ……」
P「そもそも一週間前と言ってることが違うじゃないか!!」
春香「と、とにかくダメです!!」
真「んじゃあ春香は行かなくてボクとプロデューサーと真美で行ってくるよ」
真美「おっ! 良いこと言うね~」
P「お疲れ。帰りは電車だな。電話で律子に言っておくからこのまま行くか」
春香「いや! やめて! マジで来るな!!」
P「えっ」
真「どうしたのさ」
春香「とにかく今日だけは……来るなら明日にして……」
真美「んーそういわれると今日行きたくなっちゃうよね」
P「今から高速で飛ばせば30分は見れるな」
春香「だぁあああああああああああ!!! だからやめてください!」
真「よっ!」腹パンドゴッ
春香「げふっ」
真「よし、行きましょうか」
P「おう」
春香の高校
P「なんとか間に合ったな」
春香「ああ……どうしよ……まだ時間あるし……」
真「プロデューサーさすがですね!」
真美「兄ちゃん本気で逃げてたよね」
P「ああ。帰りは下道な。高速だと捕まるし」
「あ、春香来てくれたんだ!」
春香「ゲッ」
P「友達が呼んでるぞ」
「これから最後の劇だから早くして!」
真美「あれ? 休憩所じゃないの?」
「春香! 早く! そちらの知り合いの方も是非……もしかしてナムコエンジェル?」
真「そうですけど何やるんですか?」
「サインください!! 後でいいんで! えっと……書くもの……」ゴソゴソ
真美「はるるんなにやんの?」
「あ、えっと……劇ですよえと……これです」サッ
P「それどれ」
『劇場 ハルシュタイン閣下 ~学園制圧編~』
主演
ハルシュタイン閣下:天海春香
愚民:クラスのみんな
P「行くぞ」
真美「おう」
真「場所どこですかね」
春香「やめろぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!!」
―――
――
―
P「えっ! ビデオで撮ってあるって!!」
「画質や音質ひどいですけど……」
真美「欲しい!」
春香「」
真「いや~面白かったよ。今日は楽しかった」
P「まあなんだ。良かったじゃないか。主役張れて。しかも一年一部公開だろ」
春香「よくねーわ!!!」
P「こらこら。アイドルがそんな口調なわけないだろ」
春香「あーもうなんで今日のオーディション午前中で終わっちゃったのかなぁ」
P「そんだけうちと美希達が圧倒的だったでいいじゃん」
春香「そうですけど……」
P「ダビングしておくから事務所にてみんなで見ようぜ」
春香「辞めてください!」
P「じゃあ真美見るか」
真美「そだね」
春香「う…うう……」ポロポロ←涙
真「そう泣いたって閣下の行ったことをボク達愚民は許さないよ」
春香「劇はもういいから!!!!」
眠いので寝ます
続きはもうちょっとあるのでまた夜には更新します
では
翌週
P「問題です」
小鳥「はい」
P「正解したら昼飯でも奢りましょう」
小鳥「本当ですか!?」
P「ええ」
小鳥「どんと来てください!!」
P「太くて硬くて長い棒は?」
小鳥「チnP「はずれです」
小鳥「……えっ」
P「そんなもんめんぼうに決まってるじゃないですか」
小鳥「えっ」
P「めんぼうっても白くてちっこい綿棒じゃなくて生地を薄く伸ばす麺棒ですから」
小鳥「……そうですか」
P「では営業行ってくるんで」ガチャ
バタン
小鳥「……」カタカタ
小鳥「……」
翌週
P「あのさ、気づいたんだけど俺達Aに上がれるファン集めたわ」
真美「ホント!?」
P「営業とかでファンが増えたようでな。やっぱりテレビとかのライブはファンを多く獲得できるわ」
春香「ソースください」
P「とんかつでいいな」
春香「そっちじゃなくてSourceの方ですよ」
P「え? ああ、そっちか。単純に昇格オーディション受けてもいいですよって事務所あてに手紙が届いた」
真「ついにやりましたね! 律子のところのユニットは?」
P「知らね。お通夜じゃね」
春香「というか、最近小鳥さんアイドルズ見ないんですけど」
真「そう言えば……たまに雪歩は見るけど」
P「確か、笑顔動画のイベントに参加してるはず。てか、メインそっちだし」
真美「……歌い手?」
P「さあ? 俺は彼女たちを救えなかったことに罪悪感を感じるよ」
真「社長が悪いでいいですよ」
P「そうだな」
翌週・家
P「めずらしく真美もいない日曜の朝だけど」
P「そろそろ……12月か」
P「ヤバいな……バイトの時間を増やしたけど、どうやっても24日25日とプレゼントと元旦とかの食事とかの費用が足りない……あ、夢があったな」ゴソゴソ
――――――
―――――
――――
―――
――
―
P「……5等が1本とサンキューオータム賞が1本か……ま、プレゼント回しても足りないけど良かったことにしよう」
P「……夜間バイトでも入れるか……あーでもしんどいな。スクラッチ……当たらねーし」
P「寝るか。IU近いし、12月近いし今はそれどころじゃないな……でもあれだな」
P「結局なにすることなくだらだら過ごして日曜日が終わってしまった」
P「……まいっか」
翌週
P「そーいやさ、個人の曲どうした?」
真美「あれ? 兄ちゃんしらないの?」
P「何が?」
真美「あれみんな完璧よ。はるるんはともかく」
P「なんで春香だけって……ああ……そういや貴音っぽい曲だけだよな」
真美「そーそ。あ、でも真美なら余裕だよ。だてに兄ちゃんとカラオケ行きまくった……あーまた行きたいなー」
P「あーそだなー」
真美「IU終わったら死んじゃうほど行っちゃう?」
P「おk!」
真美「イエー!」パンッ
P「フゥ~!」パンッ
――――――
―――――
――――
―――
――
―
審査員「よし、2番だな」
P「イエー! Aになったぜぇ~」
春香「ヴぁい!」
真「やーりぃ!」
真美「イエ───(σ≧∀≦)σ───ィ」
P「やったな。これでIU予選に出れるぞ!!」
真美「長かった……」
春香「もう負けてもいい」
真「フリフリ着たい」
P「……えっと……実はIUはいつやるかわかってませんけど来年にはやるでしょう」
真美「これでやっとショーカクキゲンから解放されるってわけだNE!」
P「そうそう……今日は帰って宴は無理だけど社長に飯おごってもらおう」
真美「おっ! 兄ちゃんケチってるね!」
P「バーロー! お前たちをここまで育てたプロデューサー様だぞ」
春香「プッ……自分で様とか」
真「感謝してますよ! だってボクは屋上でダンス出来なかったら今頃小鳥さんアイドルズとしてずっと表の世界には戻ってこれなかったし……」
真美「真美も兄ちゃんにプロデュースされなかったら……」
春香「……え、えとわたわたしは!!」
P「無理スンナ」
春香「はい!」
P「ひでえ」
事務所・夜
高木「おめでとう! だけどおごるのはまたにしてくれ!!」
P「HA?」
高木「だって天海君達いないじゃん」
P「……確かに俺だけしかいないわ」
高木「またな。そうそう、IUの予選の件は追って連絡するよ」
P「うぃーす」
高木「ともあれここまでご苦労だったね。給料は律子君を経由して渡しておくよ」
P「……なんか怪しいんだよね。律子にしっかり確認取らせますわ」
高木「ところで、もうすぐクリスマスだが、事務所ライブでもやらないかね?」
P「いや、良いです。クリスマスはちと私事があるんで」
高木「……そうか。それで、彼女はどうする気なんだね?」
P「なんとも。俺はあいつに任せてありますね。分かれ道を俺らが決めるわけにはいかないでしょう」
高木「……なるほど。まあ君に任せるよ。もちろん抜けた後もだが」
P「そこはまあなんとかしますね」
・・・・・・・・・
P「……さて、俺は何が悲しくて一人でライバルユニットのプレゼントを買いに行かなくてはならなかったのか」
P「いや、でもいいさ。楽しめればな」
P「その分元旦後の1月はひもじい生活をするだけだけど」
P「さて、もうすぐクリスマスだし……どっかに隠すか」
P「……あーサンタさんって大変だな」
P「でも仕方がないだろ」
P「少女の夢のためだしな」
P「ただし、真美は除く」
――――――
―――――
――――
―――
――
―
美希「クリスマスなの!」
貴音「た、食べてもよろしいのですか!?」ジュルリ
響「もうちょっと待つべきだぞ」
P「いやー良いのかお前らクリスマスなのに家に来て」
真美「と言いながら兄ちゃんうまく仕事律っちゃんに押し付けたよね」
P「ちゃうちゃう。あげたと言えよ」
貴音「わたくしたちはIUに向けてということでしばらく営業はないです」ソー
P「そうか」バシッ
貴音「……いけず」
響「IUって年明けて5日に行われるって」
P「ほう。それが本選だろ。つまり予選的に3日からか」
美希「まーもう細かいことはいいの」
真美「いけー! シャンパンシャワー!!」バッ
響「うぎゃー! 冷たい! さすがに冬はやめて!!」
P「おいおい。床とか服が汚れたり気持ち悪い感触になるぞ」
真美「クリスマスだし良いじゃん」
響「うう…服がべちょべちょ気持ち悪いぞ」
真美「あ、お風呂沸かしてあるから一緒に入ろうYO!」
響「そうだな。自分と真美の食べ物取っといて」
P「多分な!」
美希「限界! いただきますなの」パクッ
貴音「わたくしも」バクッ
P「ダメだ! それは俺の」ガバッ
美希「いけないの」バッ
貴音「お待ちなさい! それはわたくしのです!」グサッ
P「は? こんなに食うと肥えるだろ? だから大人しくアイドルはケーキでも食ってろ」グググ
美希「お兄さんじゃそんな大きな七面鳥食べきれないの」グググ
貴音「美希もあなた様で食べきれませんよ。ですからこちらはわたくしが処理します」グググ
P「あー? どうせ大晦日の年末ライブがあるんだしこんなところで体重増やしたくないだろ~^^」
美希「招待したのはお兄さんなんだからむしろミキ達に譲るべきなの」
貴音「とにかく食べさせるのです!! あむっ」バクリ
P「あーこいつ反則技使ったぞ!!」グッ
美希「ぶへっ!!」ベチャ
P「美希!! お前ケーキに顔突っ込むんじゃねーバンッ!
貴音「あなた様もぴざに顔を当ててはいけませんよ」モグモグ
P「うおわちいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」バッ
P「だれだよぉぉぉぉおおおおおおお!! お前か!」ブンッ
貴音「フッ」サッ
美希「唐揚げを投げるなー!」ブンッ
ガチャン
P「げべべ! てめー!!」ブンッ
美希「ケーキバリア!!」サッ
べちょ
貴音「加勢します!」シュッ
ガチャン
P「あー!! ワインが!!! チクショー!!!」ブンッ
べちゃ
美希「べふっ! おりゃー!!」ブンッ
貴音「美希! そっちはべちゃ
貴音「…………」ズリズリ
貴音「ふんっ!」ブンッ
美希「ぎゃう!」ズテーン
P「シャンパンで濡れてしまえ!!」バシャバシャ
美希「ひっ! 冷たいのー!!!」ゴロゴロ
ドガッ
3人「!」ビクッ
響「……なんなの?」
真美「これ……」
P「…………あ」
美希「い、いつの間に……」
貴音「おのれでぃけいど」
バンッ
響「どゆこと?」
真美「ねえ?」
P「…………え、えっとだな」
ウガー
クタバレー
ウワー
ナノー
メンヨウナー
・・・・・・・・・・・
P「…………」フキフキ
P「…………」ゴシゴシ
P「…………」ベリベリ
P「…………」ペタペタ
美希「……ゴミ袋に紙とか入れたの」
P「おーさんきゅ」
貴音「……なんで……こんなくりすますに……」カチャカチャ
アハハハハハ
キャーウギャー
P「一瞬の盛り上がりだったな……真美と響は真美の家で楽しんでるようだし……はぁ」
美希「お兄さんのせいなの」
P「はぁ?」
貴音「おやめなさい! 争ったって……虚しさしか生みません」
P「……すまん。美希」
美希「……ううん。ミキもごめんなの」
P「…………よし。とりあえず食べ物と飾りつけ以外は元の部屋になったな」
美希「もうこたつで特番見よう」
貴音「みかんありますか?」
P「……まあ待て。こんなことになった時のために保険をかけておいた」
美希「えっ?」
P「……おっ! 良かった見つからなかった」ガチャ
貴音「それはなんでしょうか?」
ぱかっ
P「ここに5つのショートケーキがあるじゃろう。お前ら2つ選べよ」
美希「お兄さん……」ジーン
貴音「あなたさまぁ…」ジーン
P「真美と響には内緒だぞ」
美希「うん!」
貴音「で、ではわたくしはこれとこれを」サッサッ
美希「ミキはこれ」ササッ
P「……ああ。良いよ。いただきます」パクリ
美希「いただきますなの」パクパク
貴音「な、なんと面妖な味なのでしょう」モグモグ
P「無理に面妖とか言わなくていいぞ。素直に美味いでいいからあむ」パクリ
――――――
―――――
――――
―――
――
―
次の日
P「あーこたつでくたばってしまった」チラッ
美希「ZZZ」
P「美希は寝てると」チラッ
貴音「……昨日は激しかったですね」ポッ
P「…………」
貴音「乗らないのですか?」シュン
P「いやな、確かに貴音とはお楽しみしたいけど……俺には真美がいるからな」
貴音「……では『別ルート』では是非わたくしを…」
P「ああ。そうしような」ナデナデ
貴音「ふふふ」デレデレ
P「あ、そういや昨日メールでさ」ヨイショ
貴音「何事ですか?」
P「……サンタさんからプレゼント預かってきたんよ」ゴソゴソ
P「ほれ」スッ
貴音「なんと!?」
P「いや、なんでも……最近の家って煙突ないからプレゼント渡しに行けないんだって」
貴音「そうなのですか?」
P「そりゃ煙突から入ってくるわけだし」
貴音「何故煙突からなのですか?」
P「そりゃあサンタさんってのは子供に見られちゃいけないからな。最近の子供は深夜アニメで夜遅くまで起きてるわけで、ドアから堂々とは出来ない。かと言って窓だと入れない」
P「そこでだ! サンタさんってのは親と連絡を取り合ってるわけ」
P「んで、こっそりプレゼントを渡して翌日に子供に渡すってわけよ」
貴音「面妖な」
P「ああ。だからな。サンタさんを見つけようとか言うんじゃないぞ。あと、靴下用意してても小さいから無理」
貴音「なるほど」
P「以上。さて、とっとと体動かして年末年始とIUに向けて頑張りますか」
貴音「そうですね。ですが、もう少しのんびりするのも悪くないのでは?」
P「……まだ朝早いしな」
――――――
―――――
――――
―――
――
―
美希「お兄さんありがとなの!」ニマァ
響「お礼言っといてよ!!」ホクホク
真美「んー昨日はいつの間にか眠っちまってたよ」
P「残念だったな。あと、すまんな2人とも。昨日は台無しにしちまって」
響「気にしないで。過ぎたことはしょうがないさー」
真美「そーそーでも大晦日はあんなことにしないでね!」
P「任せろよ」
真美「でもさ、なんで真美だけ引換券なの?」
P「まだ日本じゃ売ってないから俺が代理でその引換券で買ってくるから」
真美「確か外国だともう……」
P「バーローSONYタイマーがあるだろ」
真美「あー」
P「だから待っててくれだってさ」
真美「それまでPS3で我慢か……ちかたないね」
P「そーゆーこった。ASBでも良かったか?」
真美「……ありかも」
P「えっ」
真美「あ、兄ちゃん。お願いがあるんだけど」
P「何よ」
真美「今日休んでいい?」
P「学校は行け」
美希「ひどい」
P「義務教育だろ」
響「うー憂鬱だぞ」
貴音「わたくしは一度家に帰ります」
P「ほれ、みんなも帰れ」
事務所
P「ちはーってうわ! 酒くさ!!」
小鳥「ZZZ」
律子「ZZZ」
あずさ「ZZZ」
P「女子会やってたのかよ」
P「……ああ、こうだけはならないでほしいな。うちのユニットたちには……」
午後
P「どうやら12月30日に事務所ライブが出来ちゃったんだって」
春香「そこで調整ですね」
P「そう。だからレッスンと個人曲の課題をやっておくこと。IU終わったら新曲リリースするか」
真「良いですねぇ」
真美「またか」
P「またじゃないだろ」
事務所ライブの日
P「んじゃあ頑張って来い」
律子「今年の怒りをぶつけて好き勝手暴れてきなさい」
小鳥「フォーメーションGよ」
P(2人とも指示がひどい)
律子(これで竜宮小町も解散ね)
小鳥(これは3on3の時の基本的な配置だから大丈夫よね)
真美「……あ、あのさ2人とも」
春香「どうかした?」
真「ボクと春香に?」
真美「あ、あのね……実は……」
春香「……もう時間ないけど……」
真美「すぐいうから……えっと…………真美ね……」
―――
――
―
夜
P「……今日は疲れてたか?」
春香「……」
真「いや、そうじゃないです」
P「…………確かに疲れじゃないようだな」
真美「…………」
P「わかった。何も言わない。まーIUまでには普段の調子を取り戻しておくこと」
真「……はい」
春香「わかりました」
真美「……あ、兄ちゃん悪いんだけど……今日ははるるんとまこちんとご飯食べるから」
P「あ、そう。んじゃまあ疲れがたまる前に戻って来いよ」
真美「最悪迎えよろ」
P「タクシー使えよ金持ち。そんじゃあな」
ガチャバタン
真美「…………ここじゃあれだから場所替えてもいいかな? 真美が出すから……」
春香「真美は後悔しないの?」
真美「えっ?」
真「まあ待って春香。あんなライブぎりぎりで引退だけじゃボクは何とも言えないし、納得いかない。だから理由も込めて場所替えて話そう。真美もそれでいいでしょ?」
真美「うん」
・・・・・・・・・・
ファミレス
真美「…………ってこと」
春香「そっか」
真「…………」
真美「真美のわがままだけど……ごめんなさい。だけどこれだけは譲れない」
真「ファンにはどう説明する気?」
真美「それは……」
真「春香は若干納得しかけてるけど、そんな過去の泣き落としみたいな感じで引退はしてほしくない」
真「そりゃ余命何か月ならまだしもだけど……」
真美「……」
春香「真……」
真「すぐには思いつかないと思うよ。多分、真美はさっきの話で落としにかかってたんだと思うし、今から適当に言葉並べてもボクは認めないね」
真美「……ご、ごめん」
真「謝らなくていいよ。でもこれだけは言わせて……ファンの引退するときの理由は学業に専念でいいと思う。でもボク達には本心を聞かせて欲しい」
真美「……わかった。あ、えと……真美が出すから」ゴソゴソ
真「いやいいよ。真美はネタをじっくり考えてきてよ。ここは春香のおごりだから」
春香「えっ」
真美「……もう帰るね」
真「わかった。お疲れ様」
春香「お疲れ…」
春香「…………真さすがに……」
真「春香だってそう思わなかったの?」
春香「そりゃ……でもロマンチックだなぁって」
真「まあ確かに……プロデューサーって真美にはなんか特別って感じはしたけど……」
春香「はぁ……」
真「でもなんかあれは真美の意思じゃないなって気がして」
春香「じゃあなに?」
真「70%は真美の意思だけど残りは遊びたい?」
春香「じゃあいいんじゃない?」
真「でもボクは認めないよ」
春香「何に認めないかわからないけど……IUは頑張らないと」
真「そうだね。しっかしプロデューサーさんと真美かぁ……」
春香「左手だけ黒い手袋してる先生と青髪のスケート場で働いてる娘みたいだね」
真「?????」
・・・・・・・
ガララッ
P「おかえり」
だきっ
P「おわっ! どうした?」
真美「…………」ギュ
P「……あーOKOK。真か。まああれだ、シロー・アマダみたいに叫べば何とかなるっしょ。アイナ好きだぁぁあああみたいな」
真美「…………今日一緒に寝よ」
P「いいとも」
真美「…………」ギュー
P「……まーあれだ。明日はまたいつのメンツと騒ぐんだし、そんなことは今は置いといて」
真美「…………ぅん」
P「さて、飯行くか」
大晦日
P「あのさ、大晦日の特番でなくていいの? うちんところは紅白出場にはあと2か月早かったらと言われたけど」
響「呼ばれたから行ってくるよ。CDTVの年越しライブは美希がいるからダメだけど」
美希「3番手だからすぐに終わって戻ってくるの」
貴音「だから、蕎麦は取っておいてください」
真美「いいなぁ~真美も歌いたかった」
P「まーま。うち等は美味しいもんでも食ってだらだらしてような……」
真美「だねー」
美希「ぐぬぬ……ズルいの!」
P「ずるくねーの。テレビ見ててやるから早く行って来いよ! 後ろなんでまだいるんだよ」
響「まだ朝の5時30分だぞ」
P「みんな早起きだなー」
真美「今日は真美と1日ゲーム三昧でしょ」
P「そうか! なら早く起きないとダメだな」
貴音「行きましょう。残念ながら集合は8時ですよ」
美希「あふぅ……眠いけど仕方がないの」
P「てか、朝早く何しに来た」
響「遊びに来た」
P「どうせ午後眠くなって恥かくからある程度は寝とけよ」
美希「そうなの。ミキもう眠いのあふぅ…」ウトウト
貴音「TAXiを」
P「響に頼めよ。あと、TAXIにしとけ。ちなみにフランク・マーティンも呼べないからな」
貴音「そうですか……」シュン
・・・・・・・・・・
P「えっ? ゲーム三昧じゃなくて宿題やるだと!?」
真美「だからこっちお願い」スッ
P「なんだ、ただのドリルじゃねーか」ペラッ
やってみよう!
1=2である証明をしなさい
P「ファッ!?」
真美「テキトーにやって答え合しといて」
P「宿題は真美自身がやらないと筆跡でばれるから頑張りなさい。俺は寝てるから」
真美「兄ちゃん……ケチッ!!!」
P「けちってねーよ!」
―――――
――――
―――
――
―
ピンポピンポピンポ
P「チッ! 疲れて解散じゃないのかよ」
真美「来たよー!」
貴音「蕎麦! 蕎麦はまだですか!?」
P「ほれ! どん兵衛だ」
貴音「こちらではありません!」バシッ
P「そんな……」
貴音「……」スンスン
貴音「こっちですか!」スタスタ
美希「邪魔するの」
響「あれ? にぃにはかっぷ蕎麦? 寂しいね」
P「ちげーよ!」
美希「ねー蕎麦のほかに何かないの?」
P「ないよ。おせちは出来たてを狩ってきたけど年越してくえ」
貴音「…………」ジュルジュルズルズルルルルル
P「……で、どうだったの?」
響「まー楽しかったけどなんか浮いてた」
P「それ言っちゃダメっしょ」
美希「やっぱり歳言ってる人たちってオーラがあるねって」
P「オーラないんかい」
美希「ミキ達が見聞色の覇気だとすると、大物は覇王色の覇気なの」ズルズル
真美「おいちーね」ズルズル
貴音「そうですね」ズルルル
P「あーなるほど。年越しもいいけど眠いから明日あけおめな。お休み」
響「なんかしたの? 今日?」
P「蕎麦とか明日の用意してたら終わった」
真美「んじゃ紅白はもういいとして」ポチットナ
P「笑ってはいけないだな」
美希「えーこっちがいいの」ポチットナ
響「スポーツ祭りというプロレスかー」
貴音「喧嘩するくらいならこちらでいいのです。子供の味方」ピッ
4人「……ど、ドラえもん」
貴音「……」ゴロッ
P「普通に寝転んでみてる」
美希「まー大晦日だし」ゴロッ
響「こたつ最高」グテー
真美「真美は寝ころべない」ジー
P「俺なんか椅子だぞ」
・・・・・・・・・・
23時30分頃
P「もうすぐ年越しなんだけど懺悔タイムでもしようじゃないか」
真美「ゾンビって何?」
P「懺悔だよ。犯した罪悪を告白して許しを請うことだな」
貴音「ではまずは響から行きましょうか」
響「うぇっ!? じ、自分か?」
P「言え!」
響「え、えーと……」
響「実は……961プロにスカウトされた時……なんだこいつと思った」
P「誰が?」
響「社長」
P「あーちかたない」
真美「ちかたないね」
美希「お兄さんのところの社長もちかたないの」
貴音「そうちかたないのです」
響「…………」
P「次真美」
真美「えっ? 真美も?」
美希「早く」
貴音「時間がありません」
真美「えっと……じゃあ……よくやってたんだけど」
P「ほう」
真美「えっと……兄ちゃんの部屋にあるミキミキのおにぎりやお姫ちんのカップ麺よく食べてた」
美希「…………」
貴音「…………」
バンッ
真美「うひっ!」ビクッ
美希「まー年末だから許すの」
貴音「今ので許します」
真美「ご、ごめんよ」
P「それくらいで怒るなっていつも俺パシリに使ってるだろ」
美希「……じゃあお兄さん行ってみよう」
P「……………………これはあんまり言いたくないんだけど」
響「そ、そんなに……ひどいのか?」
美希「なんかあやしい」
貴音「…………」
P「……よく寝てる真美のおっぱい揉んでた」
4人「」ドンビキ
P「あーあ! やっぱり自分から言っておいてやっぱり違うこと言えばよかった!!!」
美希「…………ま、まあ年末だから真美も許してやるの」
真美「お、おう……兄ちゃんならその……」ゴニョゴニョ
P「はいさい。次は美希」
響「気安くハイサイなんて言わないでくれる変態プロデューサー」
P「お前のコミュニケーションは難しい」
美希「んーとね。実はミキ、かつらなんだ」パサッ
4人「!?」
美希「本当はショートの茶髪なの」
P「…………」
美希「……やっぱり変だよね」シュン
真美「いやいや! そんなことないって真美とそっくりになっていいじゃん」
P「そうそう。むしろ今までよくかつら落ちなかったな」
美希「貴音に響……今までだましててごめんなの」グスン
響「……気にしてないぞ」
貴音「同じく」
美希「ありがとう……」ゴシゴシ
真美「( ;∀;) イイハナシダナー」
P「( ;∀;) イイハナシダネー」
響「じゃあ貴音はなんかあるの」
貴音「……一度だけらぇめん残しました」
P「それは許されないな」
真美「全くだYO」
響「これは一番の罪だぞ」
美希「どうしてそんなことをしたの!!」バンッ
貴音「申し訳ありません……行けると思ったのです」
P「謝罪会見開くしかないな」
美希「ビデオカメラ早くなの」
響「椅子とマイクと机!!」
真美「もうちょい汗と髪の毛乱して」
四条貴音~らぁめんを残す~
パシャパシャ
記者H「貴音、ラーメンを残したって本当なのか?」
貴音「……はい」
パシャパシャ
記者M「どうして残したの!」
貴音「……わたくしは普段から週4某らぁめん店に通っております。そして、その時は少しお腹の調子が……し、しかしわたくしはこの程度ならいけると思ったのです」
パシャパシャ
マネージャーP「すみませんがこれ以上はお答えできません」
記者M「なんでもっと早く言わなかったんだYO!」
貴音「誠に……申し訳…ありません…でした……」ペコ…リ
パシャパシャパシャパシャ
マネージャーP「すみませんがこれにて会見は終わりにします。こっちに」
貴音「……」スッスタスタ
記者H「貴音! もう一個!!」
・・・・・・・・・・
P「……ふぅ。まあこれで良しだな」
美希「あふぅ……で、この写メどうする?」
P「記念」
響「あー!! もう年明けちゃってるぞ!」
真美「うそ……あ、ほんとだ」
貴音「あけおめ」
P「あけおめ」
響「明けまして……えっ」
美希「あけおめなの」
真美「あけおめ」
響「あけおめ」
次の日
真美「兄ちゃんお年玉!」
P「はいよ」つ500円玉
美希「えっ」
P「お年玉だろ? ほれ」つ500円玉
貴音「落とし札」
P「ほらよ」つお年玉袋
響「にぃにのお財布大丈夫なのか?」
P「ヤバいよ。でもさ、なんだかんだお前たちとも付き合い長いから真美だけにはやれないじゃん。ほれ、2人ともジョークだ」つお年玉袋
真美「さっすが兄ちゃん!」
美希「ミキ、信じてたの!」
P(ああ。12月の給料だからな)
P「さて、今日からどっちはあるんじゃないか? つか、3日から予選だからまーそろそろ帰って最終調整した方が良いんじゃない」
響「あーもうそうなんだ」
P「余裕か」
響「もちろん。自分たち完璧だからな」
真美「真美達だって絶対負けないんだかんね!」
P「おーよ」
美希「まーミキ達を楽しませてよ」
P「昨日楽しかっただろ」
美希「そっちじゃないの」
貴音「しかし、どちらも優勝しないと意味がありません。お互い5日まで残ることにまずは専念しましょう」
真美「そだねー。あ、でもお帰りは真美の家からのほうが安全だよー」
美希「わかったの」
次の日
P「えーまだ二日目というのにレッスン場に来てもらってありがとう」
春香「そりゃ明日ですもん」
真「やるしかないですって!」
真美「やらなきゃ負ける」
P「とりあえず、明日のプレッシャーにも負けないためには軽めの最終調整でいいか」
真美「そりゃそうっしょ」
P「じゃ、よろしくお願いします」
春香「……誰に言ってるんですか」
P「そうか。今日はトレーナーさんいないんだ。そもそも1月2日じゃ仕方がないな」
真「とにかくやりましょうよ!」
P「おk!」
・・・・・・・・・
P「……よし、こんなもんだな」
真「えらくあっさりですね」
春香「まあ明日に備えてだからね」
真美「あ、2人ともいい?」
真「! 良いよ」
P「えーまた乙女会議?」
春香「まあまあ」
P「んーまあ先に車で待ってるからマッサージなど済まして来いよ」スタスタ
真美「……おし」
真「それでどうなの?」
――――
―――
――
―
真美「ファンも大事なんだけど……やっぱり真美は真美の気持ちに嘘はつけないよ」
真美「その……だからごめん」
真「やっぱり真美の気持ちは変わらなかったかぁ……うん。頑張ろうか」
真美「ごめんよまこちん」
真「仕方がないたら仕方がないね」
春香(本当結構言い争ってたけど時を飛ばしました。てか、私は)
家・夜
真美「言ってきたはるるんとまこちんにやめるって」
P「……マジかよ今かよ! 真美が本気なら俺も何とか動いてみる。動いてくれるかわからんけど」
真美「誰が?」
P「計画が」
真美「あー」
――――
―――
――
―
IU・本選1日目
真美「おーし頑張っちゃうよ→」
真「やってやりましょうプロデューサー!!」
春香「ナムコエンジェルが勝利を勝ち取りますよ!」
P「待て」
春香「はい」
P「そこはリーダーじゃないの?」
真美「気にしちゃだめだYO」
真「そうですよ!」
P「行って来いよ」
?「ハロー。高木の犬と薄汚いアイドル」
P「黒井社長じゃないっすか」
黒井「まさかここまで残っているとは思ってなかったがね」
P「やればできるんですよ」
黒井「だーが、ここで終わりだ。いや、勝手に終わってくれるだろうね」
P「ええ。ですが、終わるのは5日ですがね」
黒井「ハン。良いことを教えてやろうIAはジュピターが取った。これでフェアリーも取れば二冠という完全勝利なのだがね」
P「マジで!?」
黒井「あ、ああ。(知ってると思ってた)」
P「でもまあ負けませんね。お互い生き残ってからまた会いましょうよ」
黒井「フン。別に貴様らが負けるのが早いだろうな。出番だよ響ちゃん! 貴音ちゃん! 美希ちゃん!」
P「あんたみたいなおいぼれがちゃん付けとかキモイんだよ!!!!」
P(野郎……負けねー)
黒井「………………せいぜいそうほざいているといいプロデューサー君」HAHAHA
P「……ちくしょうめ」
P「だが、期待してるぞ。ナムコエンジェルよ」
・・・・・・・
P「すみません。今日はわざわざご足労ありがとうございます」
真美母「真美はどうですか?」
真美パパ「……」
亜美「連れてくるのに苦労しちゃったぜ」
P「さんきゅ。あと、3回の合格で優勝します」
P「ですから、真美の有志を見て欲しいのです」
真美母「ですが、なんでこの人と……」
P「真美のお願いですね。その……どうか、仲直りをしてほしいと」
亜美「亜美からもお願いだYO」
亜美パパ「しかしですね……」
P「お願いします。せめて、真美の活躍だけでもご覧いなってください」ペコリ
亜真美両親「……」
P「……すみません。俺はこれから真美達の様子を見てきます。亜美、頼んだ」
亜美「がってんしょーち!」
――――――
―――――
――――
―――
――
―
審査員「……本日の合格番号を発表する。合格者は3ユニットorグループまで」
審査員「えっとまずは1番」
美希「あはっ☆ 楽勝なの」
響「やったな」
貴音「次も頑張りましょう」
審査員「3番」
せいぞう「やったぁ!」
真美「……」ゴクリ
春香「……」ゴクッ
真「……」ジリッ
審査員「最後の番号は……」
P「…………頼む」
審査員「…………6番」
東豪寺麗華「あれくらい楽勝ね」
P「」
真美「」
真「」
春香「」
・・・・・・・・・・・・
黒井「HAHAHA所詮高木のところのアイドルなどその程度ってことだな」
P「」
美希「お兄さんの代わりにミキ達が優勝するの」
春香「」
真「」
真美「」
・・・・・・・・・
事務所・夕方
高木「残念だったね」
P「……はい」
高木「……今は彼女たちの傍にいてあげるべきだね。その後はユニットなどを解散するかどうか考えよう」
P「はい。スミマセン。力がないもので……」
高木「君は悪くない。それにこの事務所を多きく有名にしてくれたではないか」
P「IU……優勝以外はダメなんじゃないんですか? つまり2位も敗北と一緒です!」
高木「…………今日はもう休んだ方が良いだろう」
P「そうですね……」
・・・・・・・・・
ファミレス・夜
P「……その……すまん」
真美「……」
春香「……」
真「……」
P「最後まで見ていたが完璧だった。ただ、審査員にはそれが伝わらなかっただけどと思う」
春香「……ごめんなさい今日で終わっちゃって……」
真「悔しいです」
真美「……」
P「……さて、まあまあ。でもさ、楽しかっただろ。ところでさ、どうする? このままのユニットで頑張るか?」
春香「…………それは考えさせてください」
真「……ボクも」
真美「……あのさ」
P「どうした?」
真美「真美……引退して良いよね?」
P「……するかしないかは真美しだいだ。どうやら驚かないのは聞いたようだけど良いのか?」
春香「はい! 真美」
真美「なに?」
春香「ごめんね。IU優勝の最高のカタチで引退させたかった」
真「……ボクも。でも結果は……ホントごめん!!」
真美「……何言ってるんだYO!」
真美「真美は……真美はぐすっ…はるるんとまこちんと一緒にアイドル出来たことが最高のカタチだよ!!」ポロポロ←涙ね
春香「……」グスッ
真「……」ポロポロ
P「……まあ待てよ。まだ引退してるんじゃないし泣くなよ」
春香「だ、だって……ひぐ…うわーん!!」ポロポロ
P「……まあいっか」
――――――
―――――
――――
―――
――
―
真美母「あ、プロデューサーさん」
P「あ、どうも。スミマセン。俺の力不足で真美を勝たせてやれなくて……」
真美母「勝負の世界は公平です。ですが、真美が輝いているのが見れて良かったです」
P「そうですか。それは良かったです」
真美母「それに感謝しているのは私と父ですから」
P「えっ」
真美母「真美のおかげで私たち復縁できたのです。真美が頑張っているのにバカなことをしてたということで……亜美も説得してくれて……」
P「おめでとうございます」
真美母「それで……私、来週中には父のところに帰りますけど……真美はどうするか……」
P「……」
真美母「えっと……私たち的には一緒が嬉しいんですけど……あの子はやっぱり貴方と一緒が嬉しいと思います。それは私に父に亜美もわかっているようで」
真美母「ですから……」
――――――
―――――
――――
―――
――
―
高木「えーなんと美希君が帰ってきてくれたぞ」
P「どうしたんだよ?」
美希「社長がミキのおにぎり食べたの!」
高木「!」ビクリ
P「で、ついでに響と貴音もか」
響「あれだぞ。自分たちも勝てなくて悔しかったんだぞ」
貴音「魔王エンジェル……次こそは……」ギリッ
高木「ま、そういうわけだ。彼女たちはよろしく頼むぞ」
P「マジで? まーええですよ」
高木「それと、今度はソロで売り出すのかね?」
P「いえ、彼女たちと相談ですね……1人抜けたのでナムコエンジェルは解散ですし。で、ほかには?」
高木「昨日小鳥さんアイドルズが解散したよ。遅れてしまったが君頼むよ」
P「マジで?」
雪歩「お久しぶりですよろしくお願いしますぅ」
千早「お願いします」
やよい「うっうー! お願いしまーす」
P「よろしくな」
高木「で、律子君は引き続き頑張るようで」
律子「今度は行けます! ええ」
高木「そんなわけで頑張ってくれたまえ」
P「よっしゃ! 俺の目標は最低でもお前たちをプロデュースすることだ」
春香「ひっど」
真「ロリコン!」
P「うっせ!」
―――
――
―
P「はあ……疲れたぜ。初日なのに去年と大違いだし……」
P「まあいっか。ふぃ~帰宅帰宅」カチャリ
P「俺には可愛いアイドルが家で待っててくれるわけだし」
ガチャリ
P「たっだいまー!!」
たたた
真美「おっかえりー!!」
だきっ
P(こんな風にな)
真美「日曜日は真美とデートNE!」
P「ああ。良いぞ」
おわり
ロードしますか?
→ はい
いいえ
↓×1
ロードで違う子でも書いてみようかと
本当は残りのレス的に一人だったけど落ちたから多分全員行けるんじゃないかな?
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