男「付き合うために安価を乗り越える」(56)


男「あ、あの。お話があります」

女「なに?」

男「ぼ…僕と付き合ってください!!」

女「……そうね。>>2をしてくれればいいわよ」

牛殺し


女「牛を殺してきて?」

男「えっ」

女「なんだか、急に焼肉がたべたくなっちゃって」

男「わ、分かったよ…。牛だね」

女「あ、ちゃんと北海道に行ってくるのよ」

男「ほ、北海道…」

女「よろしくね♪」

―北海道―

男「…初めての北海道だ」

男「牛を殺す…か。どこに行けば牛に会えるのかな…」

男「とりあえず、誰かに聞いてみよう」

男「んーと…」

>>3「……」テクテク

男「あのっ!すいません!」

訂正 安価↓

牛乳「あら、なぁに?」ドタプン
男(こっ…これは…牛のような…乳。略して牛乳…)
男「あの、私はですね。えぇと。牛を探しているんです」
牛乳「牛?」
男「えぇ。それでですね、もし知っていたら教えていただけないかな、と」キリッ
牛乳「そうねぇ、ここらへんで牛さんがいるとしたら…」
牛乳「私かしらー、なーんて…」
男「……」
牛乳「あっ…ごめんね忘れて?」
男(顔を真っ赤にしている)


牛乳「あっそういえば、私のお店のマスターが牧場をやっていたわね」

男「え、本当ですか?」

牛乳「今からお店に出るとこだから、一緒に来る?」

男「お願いします!」

牛乳「ふふっ。じゃあちょっとついてきてねー」

男(どんな店なのだろう…)



牛乳「ここよー」

男「こっここは…」

店の名前>>9

k.k.牧場

やべぇ元ネタがわからん

ごめん再安価↓


男「カフェ牛乳…?」

牛乳「コーヒー牛乳みたいな名前でしょう?」

男「ここで働いているんですか」

牛乳「うん。まだ見習いだけどねぇ」


カランカラン


牛乳「おはようございまーす」

マスター「おはよう。今日もいいおっぱいだね」

牛乳「やだもーマスターったら」

マスター「あっはっは」

男「あの…」

マスター「おっ、お客さんだなんて珍しいね。ささっ座って座って」

牛乳「ゆっくりしていってくださいねぇ」


男「あの、聞きたいことがあるんですけど…」

マスター「まぁまぁ。とりあえず一杯飲んでくれよ。何にする?」

男「は…じゃあホットコーヒーで」

マスター「おすすめはミルクだよ」

男「えっと、ホットコーヒ」

マスター「濃厚で美味しいんだよねぇ。ミルク」

男「…ホットミルクで」

マスター「待ってました!!牛乳ちゃん!!ホットミルクだ!!」

牛乳「かしこまりましたかしこぉ」


マスター「はっはっは。今搾りたてをご用意しますからね」

男「搾りたて…?」

マスター「えぇ。搾りたてです。これがうちの自慢ですからね」

男「それってまさか…」

マスター「えぇその、まさか。ですよ」


ミル姉さん「ほわああああいいわぁ…」

ミル姉さん「あっあっ…すごい…でるぅ…」

ミル姉さん「すごいぃ…ミルク噴き出してるわぁ…」

ミル姉さん「はぁん!!ちゃんと容器に入れてぇ…!!」

男「……」

マスター「あっはっは。豪快だろう?なかなかうまいんだよこれが」

ミル姉さん「あなた、結構いい筋してるじゃなぁい」

牛乳「えへへー」


ミル姉さん「でもね、あなた私とキャラかぶってるじゃない?そこんところ覚悟しておきなさい?」

牛乳「はっ…はい」

男「あの、すいません」

ミル姉さん「あら、なぁにこの可愛いボウヤ」

牛乳「あっそうだマスター。マスターの実家の牧場に牛さんっていますよね?」

マスター「あぁ。腐るほどいるよ」


牛乳「この人、牛を探してるんだけど見せてあげられるかなぁ」

マスター「うーん。ここから遠いからなぁ。ちょっと時間がかかるかな」

ミル姉さん「いいじゃないの。可愛いボウヤのお願いよ?聞いてあげなさいな」

マスター「姉さんには敵わないなぁ」

男「あの、ごめんなさい」

ミル姉さん「なぁに?」


男「あなた、牛ですよね」

マスター「!!」

牛乳「!!」

ミル姉さん「……」

マスター「なっ…何を言ってるんだ?馬鹿なこというんじゃないよ…」

牛乳「そうですよぉ」

男「いや、だって牛でしょ?ミルク出てるし、白と黒の模様あるし」

マスター「違うって言っているだろう!!」

ミル姉さん「もぉーいいのよマスター…いつかはバレることだったわ」

マスター「ミル姉さん…」


牛乳「嘘だ…嘘だと言ってよ…姉さん!!」

ミル姉さん「あら、私のために泣いてくれるのね。駄目よ?いい女は簡単に泣いちゃダメ」

牛乳「姉さん…」

ミル姉さん「ごめんなさい。今まで騙していて…でもね、私はこの仕事に誇りを持っていたわ」

ミル姉さん「この仕事を受け継ぐのはあなたしかいないの…大丈夫かしら?」

牛乳「はい…私…頑張っておいしいミルクを出します!!」

ミル姉さん「いい目だわ。頑張るのよ」


男「……あの」

ミル姉さん「いいの、気にしないで。私はもう消えるから」

男「ごめんなさい…ボクのせいで」

ミル姉さん「あなたのせいじゃなわ。いくらいい女でも、牛じゃ駄目」

男「牛ですからね」

ミル姉さん「臭いものね」



女「お帰りなさい」

男「…ただいま」

女「…牛は殺してきたの?」

男「うん…社会的にだけどね」

女「私は焼肉が食べたかったの。駄目ね」

男「でも、それでも僕は君が好きなんだ!!」

女「そうねぇ…>>27をすれば考えてあげなくもないわ?」

キス


女「そうねぇ…キス、ちょうだい?」

男「きっ…ききききき!!」

女「なんだか無性に欲しくなったのよねぇ…キス」

男「本当にいいの…?」

女「えぇ。近所の魚屋に行けばあるでしょ」

男「鱚…!!」


近所の魚屋

男「すいません。キスください」

魚屋「えっ?」ドキッ☆

男「いや、魚の方です」

魚屋「あっ、なんだよ!びっくりしたじゃないかぁ」

男(意味が分からないし笑えない)

魚屋「うーんと…あれ?さっきまでここにあったんだけど…」

男「あっ…!!あそこにいる人…」

魚屋「泥棒だ!!鱚を盗みやがって!!」

男「あれは…>>30だと…!?」

猫耳マッチョマン



タマ「ほう…!?俺の姿に気づくとは…貴様なかなかやるな」

男「ねっ…猫耳!?」

魚屋「……やばい」ガタガタ

男「どっどうしたんですか?」

魚屋「あっ…あいつはサザエ組のタマだ…」

男「サザエ組?」

魚屋「ここら一帯(フジ)を仕切ってる連中さ…」


タマ「ふんっ…わざわざ紹介ありがとさん」

男「…その鱚を返せ!!」

タマ「おあいにく。俺も仕事なんでね」

男(くそ…近づけない…)

タマ「小僧は利口だな。だが、魚屋ぁ…てめぇどういうつもりだ…?」

魚屋「お…お前たちには、商店街の皆が迷惑してるんだ…!!」ブルブル

タマ「ふんッ!!」ドギャァ

魚屋「ぐへぇ!!」ドグゥ

タマ「口の聞き方に気を付けるんだな」

男(こいつ、すごい筋肉だ…)

タマ「へっそんなにジロジロ見んなよ…」


男「きっ…鱚なんて盗んでどうするつもりだ?」

タマ「言っただろう?仕事だと」

男「……」

タマ「おっと、おしゃべりしてる時間はねぇな。ワカメのお嬢に叱られちまう」

タマ「…じゃあな。小僧、いつでも待ってるぜ…」

男「…サザエ組、か」


魚屋亭

魚屋「はぁ…はぁ…」

男(魚屋さん…大丈夫かな)

魚屋「悪いな…手借りちまって…」

男「…いいんですよ。それより、サザエ組のことなんですが…」

魚屋「……俺は悔しいっ!!あいつら、俺たちの足元見やがって…それでも、何もできない…!!」


男「僕が終止符を、打ちます」

魚屋「…お客さん?」

男「なにがあったのかはわかりません。でも、僕はサザエ組に行きます」

魚屋「お前さん…どうしてそこまでして…」

男「惚れた人が、待っているんです」

魚屋「…!!」

魚屋「……ちょっと待ってろ」

男「?」


魚屋「代々伝わる家宝だ。ちと古いが武器にはなるだろう」

男「こっ…これは…>>38

石火矢


男「石火矢…ってこれ、大砲ですよね」

魚屋「使い方が分からなくてな。是非使ってくれ」

男「……」


サザエ組


タマ「ワカメの姉貴。もってきやした」

ワカメ「ご苦労だったね。ほら、報酬のヤク(マタタビ)よ」

タマ「へへっ…たまんねぇ」

サザエ「あんた、ちゃんと金は払っただろうね」

タマ「ひっ…サザエの姉さん…」

サザエ「えぇ?きちんと仕事こなしてきたのかって聞いているんだよ」

タマ(ひええ…こいつはブルっちまうなぁ…)

タマ「あっ…あたりまえじゃないですか」


カツオ「へぇー…僕にはそうは見えないけどな」

タマ「カツオの兄貴!!」

カツオ「ねぇ、タラオもそう思うでしょ?」

タラ「あぁ。スマートじゃないな」

タマ(ちっきしょう…やべぇ…)

波平「そのくらいにしておけ…!!」

タマ「…組長!!」

波平「てめぇ、魚屋に手だしただろ」


タマ「はっ…はい。でもですね!!」

波平「魚屋には手を出すなって、言っていたはずだ…」ギロリ

タマ「ひっ!!」

波平「…まぁいい。次はねぇと思えよ」

タマ「はっ…はいぃ!!」


船「…いいんですか」

波平「ふん、ちゃんと後で魚屋には詫びを入れさせる」

船「そうじゃなくて、いつまでこんな遠まわしなこと続けるおつもりですか?」

波平「……」

船「罪悪感。でしょう?」

波平「ふっ、阿呆なことをいうな。あいつはもう組とは関係ないだろう」

船「毎日、魚を捌く身にもなってくださいよ…」

ガラガラ

男「…じゃまします」

タマ「はっはっは…ほんとに来るとは思わなかった」

ワカメ「あら、お客さんなの?」

カツオ「なんだい、手ぶらで来るなんて命知らずだなぁ。そう思うだろタラオ」

タラオ「あぁ、スマートじゃないな」

男「……」


以下回想

男「これは、僕には扱えません」

魚屋「そうかい…」

男「魚屋さん。僕をサザエ組のところに連れて行ってもらえますか?」

魚屋「…分かった、でも危なくなったらすぐに逃げるんだよ」

魚屋「あの人たちは、容赦しないから…」


回想終了


男「……鱚を返してください」

タマ(やっ…やべぇ)

ワカメ「鱚?なんで?」

男「その筋肉猫耳が盗んだんです」

タマ「ちがうんだ…ちょっと待てって…!!」

サザエ「もう一度しつけをする必要があるね」

タマ「っ…!!くそっ、ふざけやがって…」


タマ「いつもいつも、ペット扱いしやがって!!スッ

男「筋肉ナイフ…!!」

サザエ「なっ、なんなのさ」

タマ「くたばれえええええ!!!!!」


ドカーン

タマ「っがあああああああ」

ワカメ「げっ玄関が吹っ飛んだ!?」

男「さ、魚屋さん…」

魚屋「……」

サザエ「…あなた」

男「えっ?」

魚屋「久しぶりだね、サザエ」


ワカメ「マスオ兄さん…!!よくこの家に来れたわね!!」

マスオ「やぁ。ワカメちゃんも変わってないなぁ」

カツオ「…兄さん」

マスオ「銃を下ろしなさいカツオ君。君にはまだ撃てない」

タラ「……」

マスオ「……大きくなったな」

タラ「…スマートじゃない再開だな。親父」


波平「何しに来た」

マスオ「…おとうさん」

波平「黙れ、何しに来たと聞いている」

マスオ「僕は、この少年を助けたくてね」

男「…鱚を返してもらおう」

タラ「」

ワカメ「…さっきの衝撃で吹っ飛んじゃったわよ」

マスオ「あっちゃー…残念だね。また店に買いに来てもらうしかないね」

男「…はぁ」


マスオ「それと、もう援助してもらわなくても大丈夫です」

波平「……」

マスオ「毎日、大量に魚が売れるんですよ。だから、もう平気です」

波平「鱚は、お前が好きだった魚だろう」

マスオ「えっ?」

波平「…たまに、食わせに来い」

マスオ「…はい」

船「ここは、あなたの家なんですからね」

マスオ「ありがとうございます」


マスオ「ありがとう。君のおかげだ」

男「詳しい設定はよくわかりませんが、お役にたてて幸いです」


女「遅かったわね」

男「ごめん。キス売れ切れてた」

女「まぁしょうがないわね。あそこのお魚美味しいくて好きなの」

男「…でも、それ以上に君が好きなんだ!!」

女「またなの?そうねぇ…」

女「>>54>>55してくれるなら考えてみるわ」

阿部高和

ノンケにする

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