一夏「エロ本ひろった」 (25)


一夏「クックック、こんなところでお目にかかれるとは」

一夏「IS学園にいる間は無理だと思っていたが」

一夏「さっそく部屋に帰ってやってやるぜッ!写生大会だ!」

シャル「なにかするの?」

一夏「ふぎゃあシャル!」ドキンッ!

シャル「お、脅かさないでよ」ビク

一夏「な、なんで俺のそばにいるんだ!」

シャル「いちゃいけないの?」

一夏「いや・・・べつにいいけどさー」タラタラ

シャル「それより写生大会って?」

一夏「えっ?なにそれ?」

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シャル「なにそれってさっきいってたじゃん」

一夏「そうだったかな?いや、そういえば急に鱒を描きたくなってきたなって思っただけでだな」

シャル「なんでそんなもの描くの?」

一夏「うるさいっ!お前には関係ないだろっ!」

シャル「お、お前ってやめてよ!ちゃんと名前でよんで!」

一夏「ご、ごめんなシャル、つい」

シャル「あれ?そういえばなに持ってるの?」

一夏「なにも持ってない!お前には関係ないだろっ!」ウガー

シャル「お前って言うな!」

一夏「やべっ、切れちゃったよ」

一夏「わ、悪かったよ!もう言わないから!」アセアセ

シャル「・・・それってもしかして如何わしい本じゃないの?」

一夏「違う!そんなわけないだろ!なにを証拠に!」

シャル「手に持ってるじゃん」

一夏「なーんももってないもんねー」ヒラヒラ

シャル「なんか落ちたよ?」

一夏「ぎゃあ!」

シャル「・・・」ジー

一夏「に、逃げる準備を!」ゴソゴソゴソ

一夏「歯ブラシ、タオル、ハンカチ、ティッシュ、スコッティ、エリエール・・・」

シャル「・・・一夏」

一夏「なんですか?」

シャル「これHな本だよね?」

一夏「えっち?悪いけど英語苦手なんだ、日本語でお願いします」

シャル「へんたい」

一夏「おおっ」ゾクゾクゾク

シャル「・・・へんたい」

一夏「じゃあなシャル、俺ちょっと鱒描いてくるから」

シャル「ちょっとまて」ガシ

一夏「な、なんだよ!まだなにかあるのか!?」

シャル「一夏は今から何をしようとしてるの?」

一夏「なにって?飯食って寝るだけだよ?」

シャル「嘘ついたらダメ」

シャル「・・・一夏さ」

一夏(やばい!もしかして学校にばらす気か!?)

一夏「ち、千冬姉にはばらさないでくれっ!オナニーしようとしたなんて知れたら殺されちまう!」

シャル「え?」

一夏「金なら少しだけあるっ!な、なんとかこれで」ズイ

シャル「な、なにしてるのっ!べつにばらしたりしないよ!」

一夏「本当か!?」パァァァ

シャル「うん、ただね」

一夏「ひぃ!タダより恐いものはない!」ガクガク

シャル「違うよ!」

シャル「ただその・・・た、溜まってるのかな?って///」

一夏「た、溜まる?」

シャル「う、うん///」

一夏「・・・」

一夏「・・・」

シャル「な、なんか言ってよっ!」

一夏「痴女だーーーーーーーーーーッ!!!」ダダダダダダ

シャル「・・・えっ?」



一夏「あ、あぶなかったぜ!あやうく俺の童貞が奪われる寸前だった!」

一夏「しかし、エロ本だけは隙をみて回収できたぜ!」

一夏「そして俺の部屋まで後少しの距離!」

一夏「部屋に入っちまえばこっちのもんだ!」

ラウラ「なにがだ?」

一夏「しまった!こいつがいた!」

ラウラ「なんだ?わたしのことをいっているのか?」

一夏(こいつは不法侵入をいともたやすく平気に行ってくるやつだ)

一夏(お、俺に安息の地はないのかッ!)

ラウラ「どうしたんだ?」

一夏(しかし他にそんなことするやつ等はいない・・・こいつさえいなければ・・・こいつさえ・・・)

ラウラ「おーい」

一夏「・・・」

一夏「なあラウラ」

ラウラ「なんだ?」

一夏「お前うざい、氏ね」

ラウラ「は?」

一夏「氏ねじゃなくて死ね」

ラウラ「・・・」

ラウラ「・・・」

一夏(ん?ちょっといいすぎたか?)

ラウラ「・・・ぐっ」ウル

ラウラ「ちょっとトイレ行ってくる」ダッ

一夏「よし!部屋に入ってオナニーだ!」



一夏「さて、ティッシュに電マにエネマグラに乳首クリップ」

一夏「準備万端だぜ!」

一夏「では、頂きます」

ペラ

一夏「あれ?活字がいっぱい、もしかしてノベルだったのか?なら挿絵の所まで飛ばして」

一夏「・・・って、なんじゃこりゃ?恋愛小説じゃねぇか!そうかだからエロいのか!」

一夏「・・・」ペラペラ



一夏「なんて献身的な良い子なんだ!この相手の男はどうして気づかないんだよ!」



一夏「料理もうまくてレズじゃない!最高じゃないかこの子は!それに引き換え相手の男はくそ野郎だな!」



一夏「とうとう告白だ!どうする!?決まっている!OKしないやつは男じゃない!」



一夏「うっ・・・ま、まさかすでに女がいたなんて・・・それも5人も・・・な、なんて非道なやつだ!こいつ人間じゃねぇ!」








一夏「さ、最後のページだ、ど、どうなるんだ結末は・・・」ドキドキ

ペラ

一夏「あれ?ナスが写ってる?こりゃ炒め物だ」

一夏「ん~?」クル

一夏「おおっ!裏をよくみりゃこれは料理本じゃないか!丁寧なレシピが添えてある!」

一夏「って俺のエロ本はどこいったんじゃああああああああああああッ!!!」バシーン


コンコン 

ガチャ

ラウラ「なぁ嫁、話があるんだが・・・」

一夏「うるせえ今それどころじゃねぇ!ゲダウトッ!出てけこの野郎!」

ラウラ「は、話だけでも!わたしがなにか悪いことしたのか!?だったら言ってくれ!たのむっ!」

一夏「だまれッ!死ね!消えろ!」

ラウラ「お願いだ・・・話・・・だけでも・・・」ウル

一夏「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」

ラウラ「ふっ・・・ぐっ・・・」ウルウルウル

一夏「はぁ~」タメイキ

一夏「すぐ泣く女は嫌いだぜ?」

ラウラ「す、すまない・・・すぐ泣き止む・・・がら・・・まっで・・・」グスグス

シーン

ラウラ「よめぇええええええええええええっ!」ビエエエエエエエエン!





一夏「くそ!俺のエロ本はどこだ!?」クワッ

鈴「ふんふーん♪」

一夏「丁度いい!あいつに聞くか!」

一夏「この辺りでエロ本見なかったか!?」クワワッ!

のほほん「えっ?エロ本!?」

一夏「そうだ!エロ本だ!!!」

のほほん「おりむーもやっぱり男の子だねー、興味あるんだー」

一夏「えっ?そりゃまぁ」

のほほん「うんうん、青春だねー」

一夏(青春なのか?)

一夏「あー、なんだかのほほんさんを見てたらのほほんとしてきた」

一夏「ありがとう!少し心が安らいだよ」

のほほん「よかったよー」

一夏「そんなにあせっても見つかるものも見つからない、人生気長にかまえなきゃな!」

のほほん「なんだかわからないけどそうだねー」

一夏「そうだ!今度お礼にSEXしないか?」

のほほん「しないよー」

一夏「あっはっは!冗談だよ!」

のほほん「冗談なの~?」

「「アッハッハッハッハ」」




一夏「うーん、さっきの俺は少しどうかしてたな」

一夏「心に余裕がないばかりについあんなことを」

一夏「冷静になってみるとひどいやつだよな、俺」

一夏「・・・謝らないとな」

一夏「ん?噂をすればなんとやら」

一夏「おーい!」

のほほん「ん?どうしたのー?」

一夏「さっきはSEXとか言ってごめんなさい」ペコ

のほほん「・・・おりむーちょっと頭がおかしいよー」

一夏「でさ、話は変わるんだけど一緒にエロ本さがしてくれない?」

のほほん「あのねー、わたしも一応女の子なのだよ?」

一夏「それが?」

のほほん「女の子が男の子と一緒に落ちてるエロ本探すなんてありえなくないー?」

一夏「一リアルな」

のほほん「でしょー」

一夏「じゃあ一緒に探してくれるんだな!ありがとう!」

のほほん「えっ?どういう思考回路でー!?」

一夏「とりあえず君は東へ、俺は西へ」

のほほん「東は壁だよ」

のほほん「・・・はぁー、仕方ないなぁ、一緒に探してあげるよー」

一夏「そうか!ありがとう!やっぱ頼りになるなのほほんさんは!」

のほほん「え?そ、そう~///」テレテレ

一夏「巨乳だし、かわいいし!」

のほほん「えへへ~///」

一夏「その頭逝かれたしゃべり方やめればもう男はほっとかないんじゃないか?」

のほほん「・・・」

一夏「さぁゆこう!エロ本を探しに!」

のほほん「やっぱやめた」

一夏「うっそぉ!?」

一夏「な、なんでだよ?」

のほほん「心臓をノミで削りとるようなこと言っておきながらしらばっくれないで」

一夏「あれ?まともにしゃべってる・・・」

のほほん「じゃあね、もう話かけないでね」

一夏「ま、まっ・・・いっちまった」

一夏「俺なんか言ったか?」


シャル「いちかーーー!」タッタッタ

一夏「ん?」

シャル「あの・・・本・・・返して・・・」ハァハァ

一夏「本って?」

一夏(もしかしてさっきの小説か?)

シャル「さっき・・・もってた・・・じゃん」ハァハァ

一夏「とりあえず息整えろよ、はい」つ飲み物

シャル「ありがと」ゴクゴク

シャル「!?ゲホッ!ゴホッ!」

シャル「な、なにこれ?」ゼェゼェ

一夏「しょんべん」

シャル「なに飲ませてるの!アホなの!?」

一夏「それより本のことだけどさ」

シャル「それよりじゃねえよ!」

一夏「やべっ、もしかして結構怒ってる?」

シャル「当たり前でしょ!」

一夏「ごめんなさい」ペコ

シャル「べつにいいよ、次は一夏に飲んでもらうから」

一夏「いやああああ!痴女ォォォォォォォォ!」


シャル「痴女ォォォォォォォォ!じゃなくて少しはぼくの懐の深さ的な所を褒めろ!」

シャル「じゃなくて!ああっ!もう!めんどくさい!さっさと本返してッ!」

一夏「返してってあれシャルのなの?」

シャル「・・・チガウヨ?」

一夏「はい?」

シャル「とにかく返して!」

一夏「シャルのじゃないなら返す必要なくない?」

シャル「人のもん盗っておいて返さないとかどういう了見なのさ!」

一夏「まぁ返してもいいけどさ」

シャル「ホッ・・・で?どこにあるの?今もってるの?」

一夏「あれ?そういえばどこだっけ?部屋かな?」

シャル「じゃあ取りに行こうよ!」

一夏「でも今俺エロ本探してる最中だからさ、また今度」

シャル「今度じゃなくて今でしょ!」

一夏「なんか今のラミレスっぽいなぁ」ホノボノ

シャル「うるさいっ!」

~部屋

一夏「えーっと・・・あれ?ないぞ?」

シャル「えーーーーッ!」

一夏「おかしいな?たしかこの辺りに叩きつけたんだけど」

シャル「ぼくの大事な本になにしてくれてるのさ!」

一夏「やっぱシャルのなんだ」

シャル「違うって言ってるでしょッ!」ウガー

一夏「ひぃ!人間の恐い所っ!」ガクガク

一夏「でもなんでないんだろ?」

一夏「うーん・・・うーん・・・」

ラウラ「・・・」ドアゴシ

シャル「あれ?ラウラじゃん?どうしたの?入ってこないの?」

ラウラ「・・・わたしは嫁に嫌われてるから」

シャル「えっ?」

一夏「おぉラウラ!丁度よかった!ここにあった本知らないか?」

ラウラ「!?」

ラウラ「よ、嫁がわたしに話を?・・・いやだまされるな!」

ラウラ「アーアーアーアーアーあーあーあーあーあーあわわわわわあー!!!」

シャル「ラ、ラウラが壊れた・・・」

ラウラ「ウラーラーラーラーラーラー」



一夏「うーん、なにか重要なアイテムがないとしゃべってくれないのか?」

シャル「なんでRPGみたいになってんの?ぼく達友達でしょ?」

シャル「ラウラ、ぼくの本はどこか知らない?」

ラウラ「らーらーらーらーラウラーラ-アラーラーラーラーラ」

一夏「ダメか」

シャル「ラウラ・・・」

一夏「しょうがない、こうなったら自力で探し出すしかなさそうだな」

シャル「探すって?」

一夏「俺の推理だが、おそらくラウラはここにあったシャルの本を拾ったはずだ」

シャル「だからぼくのじゃないって!」

一夏「まぁ聞け、そして拾った本を一度持って帰り、そしてどこかに隠した!」

シャル「なんでそんなことするの?」

一夏「動機までわからないが、それはラウラが元に戻ってから聞くとしよう」

シャル「うーん」

一夏「つまりラウラの部屋を探せばシャルの本は見つかるはずだ!・・・たぶん」

シャル「ぼくのじゃないけど、ラウラの部屋って、ぼくの部屋だよね?じゃあ一度行ってみるのもいいかも」

一夏「本が見つかればラウラも元に戻るだろう」

シャル「そうかなぁ」チラ

ラウラ「・・・ウラ?」

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