男「ヤンデレの幼馴染に拘束された。」(158)

はい

男「ヤンデレの幼馴染に拘束された」

男「…ってならない?」

幼「…ふぁ?」

男「なんでもない…」

男(…物語みたいにはいかないか)

幼「ゲームたのしいぃ」ニコニコ

男(こいつぽやぽやしすぎ…)

幼「えへへぇ…」

男「もう少し毒っ気があってもいいかな」

幼「♪」

男(…まじでヤンデレになってほしいわけじゃないんだよな)

男(少しは気が強くなってもいいかなって)

男(ん…ならツンデレのがいいかな…)

男(ツンデレ好みだし)

男(ヤンデレとツンデレ…クーデレもいいかな)

男「ん~…」ウデグミ

幼「…おとこ楽しそう。何、考えてるのかなぁ…」

幼「わたしのことだといいなぁ…」

幼「えへへ~」

男(…まてよ、デレキャラ以外にも幼に似合うキャラがあるかも)

男(…委員長、お嬢さま、義姉、義妹、メイド、許嫁、先輩、後輩…)

男(幼には何が合うかな?)

男「」ウーン

幼「」ジッ

幼「…男が真剣な顔してる」

幼「わたしとの将来のことかなぁ…」

幼「だといいなぁ」

幼「てへへ…」

男「よし!!」ダッ

幼「どうしたのぉ、男?」

男「幼には色んなキャラを演じてもらうっ!!」ビシ

男「そして!理想の俺の彼女になるのだっ!!」

幼「…わたし、男の彼女になれるの?」

男「いやっ、もう彼女だ!!」

幼「…はぅ/////」

幼「わたしが彼女…恋人…」

幼「ふぁ…」モジモジ

幼「男を想いつづけて16年、やっとむすばれるんだ…」

幼「…ふぇ」ジワァ

幼「…うれしいよぉ、とっても…」

幼「うれしいことなのに…すてきなことなのに…」

幼「涙が止まんないよぉ…」グスグス

幼「」グスグス

男「…泣くなよ…ほら、こっち来い」

男「…これでいいか?」ナデナデ

幼「…ありがと、男」

男「ティッシュ使えよ」

幼「…うん」ゴシゴシ

男「…可愛いな」

幼「!?」ビクッ

男「」ギュッ

幼「ふわ…」ポッ

男(…幼可愛いな、ほんとに)

男(幼のことは幼稚園の入園式で会った初めから好きなんだけど、今日はどんどん好きになってくるな…)

幼「」ギュッ ジーッ

男(…袖を掴んで、上目づかいでこっち見てる)

男(ヤバいわ…破壊力ありすぎ…)

幼「おとこぉ…だいすき」ニコーッ

男「おお…」

男「」ギュッ

幼「…えへへ…おとこが抱きしめてくれてる…あったかい」

男「大事にしてやるからな、幼…ずっと」ナデナデ

男(…間違いない。俺は幼を愛している…)

男(幼をもっともっと恋人らしくなりたい)

男(…もっともっと幼といちゃいちゃ、らぶらぶするために努力しなければ…)

男「」ギュッ

幼「ふふ♪」スリスリ

幼「おとこ、テレビ見よ?」

男「いいよ…ってか、見てるよ。テレビ点いてるじゃんか」

幼「」スクッ

幼「♪」ストン

男「…おぅ!?膝の上に座られた…」

幼「彼女だもん。当然だよ」

幼「えへへ~、男のお膝ひさびさだよ~」

幼「ふわ~」トローン

男「…なんと緩みきった顔」

幼「テレビたのしぃ」ニコニコ

男「…こんなに俺のそばで喜んでくれるのか」

男「…少し感動するな」

男「……」ギュッ

幼「男といっしょ♪男といっしょ♪」

男「むっ」グー

男「…俺の腹が減ったか…もう夕方だしな」

幼「男、男」チョイチョイ

男「…袖を引っ張ってどうした幼?」

幼「男、わたしお菓子取って来るね」

男「ありがとな」ナデナデ

幼「うん」

幼「キッチンに買い置きが…」トコトコ

男「…イイコだな幼は」

男「…さて」

男「…少しだが、今後の俺たちについて考えてみるか」

男「ふむ…」ウデグミ

男「…ふむふむ」

幼「男っ、お菓子、キャラメルコーンとかたべっこどうぶつとハッピーターン持ってきたよ」トテトテ
幼「あと…お茶…リプトン…はぇ!?」コケッ

男「あぶなっ!!」
男「」ダキ

男「大丈夫か幼?うん、お菓子もお茶も無事と…」

男「気をつけろよ…幼ドジなんだから…むっ!ドジっこ属性か…やるな…」

幼「…わたしドジじゃないよ…ちょっと足がもつれただけ…たまたまなのっ!」プクー

男「それがドジなんだよ…天然、ドジあざといくらいだな…」
幼「わたしは天然じゃないよ…しっかり気をつけて生きてるもん!」

幼「男はそういうけど、わたしはこう見えてもきちんとしたレディで…」

幼「あっ…」

男「」ギュッ

幼「…おとこがわたしをだきしめてくれてる/////」

男「今さらかい」

男「転びそうだったからな…わるい、はなすよ」

幼「はなさないでっ!!」

幼「このまま、もうしばらく…おねがい…」ウルッ

男「…わかった」ギュッ

男「幼…」

幼「…えへへ…おとこ…おとこ」スリスリ

男「…なんか、もう…よくわかんない…どうしよう…どうしよう…」

男「頭がぼうっとする…」

幼「わたしもだよ」トローン

男「…今日はずっとこうだ…おんなじようなことばっかりしてる…」

男「ずっと幼を抱きしめて…」

幼「…それでいいんじゃない。わたしは楽しいよ?」

男「…俺も楽しい」

幼「いっしょ…だね」ニコッ

男「ああ」ナデナデ

幼「…えへへ」

男(だめだ、幼は可愛すぎる…)

男(…もう、いや、初めからずっと幼しか見えない)

男(だからこそもっと可愛くする)

男(ずっと、ずっとそばにいるために)

幼「」ピトー

男「…幼は髪がきれいだね」ナデナデ サラサラ

幼「…ありがと。でも、くしゃくしゃの猫っ毛だよ?」

幼「恥ずかしいよぅ…」モジモジ

男「優しいさわり心地」ナデナデ

男「ふわふわしてて可愛いよ。子猫か子犬みたい」クシャリ

幼「わたしはペットじゃないよぉ」プクー

男「…ごめんね」

男「でもいい髪だな…甘い香りがするし」スンスン

幼「…嗅がないでぇ…もぉ…」

男「わるい、わるい」

男(…今日はマジで暴走しがちだな、俺)

男「それにしてもいい髪だな…」

男「!」

男「…幼、髪型変えてみないか?」

幼「髪型?」

男「いつもの栗色、ミディアムのウェーブもいいけど、たまには変えてみないか?」

幼「いいよ~、男が言うのなら」ニコー

男「うん、めちゃくちゃ可愛くしてやるからな…幼は初めから可愛いけど、もっと」

幼「ありがと、男♪」

男(…幼に一番似合う髪型を探して、それに似合うキャラになってもらおう)

男(髪型&キャライメチェン作戦開始!)

男「くしを通しまーす」ササッ

幼「はーい♪」

男「おー、ふわふわ」ササッ

幼「男に頭さわってもらうの好き~。気持ちいいんだもん」

男「うむ、俺も幼の髪が大好きだぞ」

幼「てへへ」

男「…甘い匂いでぼんやりしそうだな」ホワッ

男「いやいや、集中…さてどんなヘアスタイルにするか…」

男「髪きれいだし、美容院で切ってしまうのはもったいないから、この長さのままで」

男「…さて、まずはシュシュで左右2つに結んで」ササッ

幼「どうなるの~?」ワクワク

男「ツインテールのできあがり」

鏡で確認

幼「かわい~」

男「だろ」

幼「鏡の前でくるくる~」

男「うむ…すばらしい。素材(幼)も俺のセンスも」ウデグミ

男(キャラについて考えるか)

男「ツインテールに似合うキャラといえば…」

男「…ツンデレしかないな」

男「幼っ、ツンデレになるんだ!!」ビシ

幼「ほぇ?」

男「その髪型、ツインテールに似合うのはツンデレキャラだ!」

男「幼がイメージするツンデレを俺に存分に見せてくれ」

幼「ツンデレ、ツンデレかぁ…」

幼「…こうかな」

幼「…お、男のことなんか全然、好きじゃないんだからね!」

男「おっ、ブラボー!!可愛いぞ!!」パチパチ

幼「……」シュン

男「どうした?急に落ち込んで」

幼「…わたし、嘘でも男のこと好きじゃない、なんて言いたくないよ」

幼「…だって男のこと大好きなんだもん…」

男「…なんて可愛くていじらしい子!」

男「…そのセリフチョイスは幼だけど」

男「…変なこと言わせてごめんな」ナデナデ

幼「ううん…別にいいよ。なでなでありがと、男」ニコッ

男「…いや、男も幼をなでなでするの大好きだし」ギュッ ナデナデ

男「…幼にはツンデレは難しいな」

男「ふむ…」

男「ヤンデレは…」

男「…ものは試しか」

男「髪型変えるね、幼」チョイチョイ

幼「次はどんなの~?」

男「…ふふ」

男「どうだ!!」

鏡見る

幼「…前髪で目が隠れてる…なぁに、この髪型?」

男「ヤンデレ風ミステリアスヘアさ」

男「ヤンデレとは病的に男子を愛する女性」

男「不可解で怪しい魅力を持っているのだ」

幼「…えっとね、よくわかんないよ、男…」

幼「あのね…病的ってどんな感じなの?」

男「ヤンデレの女性は相手の男に強く依存しているんだ。決して離れられないくらいに」

男「相手に病的に愛するんだよ」

幼「わたしも男から離れられないよ」

男「依存しすぎてて、相手がそばに居ないと生きていられないくらいなのがヤンデレ」

男「病んでるデレデレって意味」

幼「…要はすごく好きってことかな」

幼「わたしも男がいないと生きていられないもん。ヤンデレさんだね」ニコッ

男「…ずいぶん可愛らしいヤンデレもいたもんだ」

幼「…おとこ…おとこ…えへへ」ピトッ

男「急にくっついてきたな」

幼「わたし、とってもヤンデレさんなの。男にすっごく依存してるよ」

幼「離さないでね、男♪」ギュッ スリスリ

男「言われなくとも」ギュッ

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   /               丶
  /                 ヽ

 i       ァ (       ハ
 |      ソノ  \弋元辷 i_
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ごめん誤爆った
無視して続けてくれ④

幼「えへへ」

男「…幼はツンデレでもヤンデレでもなく、デレデレだな。ホント癒し系だよ、まったく」

幼「男のことならいつでも癒やすよー」

男「幼といるだけで癒やされるよ」

幼「わたしも男に癒やされてるもん」

幼「お腹すいたんだよね?お菓子あ~ん」サッ

男「ありがと、幼」モグモグ

男「うまいな」

幼「お茶だよ~」

男「ありがと」ゴクゴク

幼「えへへ。お菓子とお茶おいしい?」

男「ああ、うまいぞ」

男「そうか…」

男「…幼はタイプとしては世話焼き幼馴染かな?」

男「…ちょいと髪型をいじるよ」ササッ

幼「どしたの男?」

男「できた」

男「低い位置でふたつ結び。優しい素朴ガールのヘアスタイル」

男「…幼馴染キャラにはフィットするはず」

鏡見て

幼「可愛いね、この髪型~」ニコッ

男「だろ?優しい幼にはピッタシ」

幼「男も優しいよ~」

幼「わたしの荷物必ず持ってくれるし。わたしが困ってたら必ず助けてくれるし」

幼「いつもわたしといっしょにいてくれてありがと、男♪」

男「いつもいっしょで感謝してるのはこっちだよ」

男「幼稚園に上がったときからずっとそばにいてくれてありがとう、幼」

男「おかげで毎日楽しいよ」

幼「ちがうよっ、男っ」

幼「はっきりいっしょにいるようになったのは幼稚園からだけど」

幼「初めてあったのはお母さん同士が同じ病室だったからだよ。家も近いのはそのときにわかったんだよ」

幼「だから赤ちゃん時代から家族ぐるみで交流があったの」

幼「わたしは幼稚園に入るころにはもう男が好きだったんだよ」

幼「だからわたしたちは運命で結ばれてるんだよ」

幼「わたしはそう信じてる…」

男「…なるほどロマンチックだな」

男「運命ならもっといちゃらぶしなきゃなー」

幼「わーい。いちゃらぶー♪」

男「…ふむ、どうしたらいちゃらぶがさらに高まるかな?」

男「……」

男「…おお!!あれを試してなかったな」ポン

幼「男ー、次はなにするのー?」

男「…これを着てほしい」

幼「…ん…わかった…でもこれ…」

男「男の夢さ」ニコッ

幼「夢なら仕方ないね…がんばる。見ててね、男!」

男「ああ、しっかり見とくさ!」

幼「着替えたよ~」

幼「これはメイドさんだね…可愛い服♪」(すそを摘んで)

男「気に入ってもらえてうれしいよ」

男「世話焼き幼にぴったりな衣装だ。とっても可愛い」

幼「えへへ~、ありがとー」クルリン

幼「…こうかな?…ごしゅじんさまっ、お帰りなさい」ニコッ

男「…ぐはっ!!?」

幼「ふわ!?男!!」

男「…なんて破壊力だ…可愛すぎる。戦略兵器クラスの威力だ…」

男「…思わず、萌死ぬところだったわ…」

幼「そのくらいで死んじゃだめだよ…」

男(…しかし、幼は本当にいい子だ)

男(大切にしなくてはな…)

幼「さてと、次はどうするの、男?」

男「幼」

幼「はい♪ごしゅじんさまっ♪」

男「お茶を頼むよ」

幼「かしこまりました、ごしゅじんさま」トコトコ

男「…やべえ…どきどきする」

幼「お茶でーす」トン

男「ありがと。ノリノリだな、幼。」

幼「…えへへっ、この服可愛いね。気に入っちゃった」

幼「この服どこで手に入れたの?」

男「友にもらったんだ。演劇部で使い終わった衣装なんだって」

幼「へぇ、よく出来てるねぇ」クルクル

男「…ああ…スカートがふわっとなるのいいな。可愛い…」

幼「そうでしょ?わたしもお気に入りだよ」

幼「♪」フワッ

男「ふふっ」

男「…ん~」ブンブン

幼「…男どうしたの?頭ふっちゃって」

幼「…あっ、まちがえちゃった…どうかしましたか、ごしゅじんさま?」

男「左耳がおかしくてさ…ゴミでも入ってたかな…」ブンブン

幼「見せてくださいな、ごしゅじんさま」

男「ああ、わるいな」

幼「膝枕しますね」

幼「よいしょっ」

幼「膝枕できました~」

男「ありがとう」

幼「お耳失礼しま~す」

幼「ん~」ジッ

男「……」

男(…メイドな彼女が膝枕で耳を見てくれてる…すばらしい…)

幼「綿棒使いますよ~」

男「うん」

男「…気持ちいい」

男「…ここが天国なのか」

男「…俺はきっと前世でいいことしたんだな。幼とこんなに幸せにすごせるんだから」

幼「お耳をきれいに…」

幼「…頭の重さって膝に気持ちいいなぁ…男の重さを感じるよ」

男「…やばい、眠い」

幼「…気持ちいいなら寝てもいいですよ、ごしゅじんさま」ニコッ

男「うん、ありがと…」

男「」ウトウト

……

男「zzz」スヤスヤ

幼「…えへへ」

幼「気持ち良さそうだね…」

幼「わたしでリラックスしてくれてありがと、男…」

幼「…ゆっくりおやすみなさい、わたしのごしゅじんさま」ニコッ

幼「ふふ」ナデナデ

男「zzz」スヤスヤ

……


男「…ああ、気持ちよかった」

幼「お目覚めですか、ごしゅじんさま?」

男「うん」

幼「よく寝られた?」

男「ああ、すごく気分がいいよ」

幼「お母さんがご飯作ってくれたから、運んで来たよ」

幼「ここで食べよ?」

男「うん…ありがとう」

幼・男「いただきます」

男「…相変わらずおばさん料理うまいな」モグモグ

幼「…うん」ジッ

幼「…わたしさっき、男にあ~んしたよね?」

男「うん、ありがとな」

幼「…わたしにもあ~んしてもらえないかな?」

幼「…あ~んされてる男、とっても楽しそうだったし、わたしも好きな人に甘えたいよ…」

幼「…だめかな、おにぃちゃん?」ジッ

男「…!?」

男「…おにい…」

幼「お腹がすいたよ、おにいちゃん」ニコッ
幼「あ~ん、して?」

男「…くっ…幼の誕生日の方が早いだろ…いつも自分のがお姉さんだって言ってるのに」

幼「…そうだね。でも別にいいよ」クスッ

幼「今日はわたしもノリノリなんだもん」

男「…ほら」スッ

幼「♪」パクッ モグモグ

幼「…ありがと、おにいちゃん」ニコッ

男「…おわっ…/////」

幼「…おにいちゃんが食べさせてくれるとご飯がおいしいなぁ」モグモグ

男「そいつは嬉しいな」ニコッ

幼「おにいちゃんといるだけでもご飯が楽しいよ♪」
幼「おにいちゃんのおかげで、ニガテなピーマンやタマネギもちゃんと食べられるよ~」

男「…幼、ピーマン、タマネギ食べられるじゃん」

幼「…えへへ、そうだっけ?」

幼「でも、ほめてほしいな…」
幼「…なでなでしてほめて?」

幼「幼はえらいなーって、よしよしして、おにいちゃん」

幼「…おねがい」(上目づかい)

男「…かはっ!?」

男「……」カアッ

幼「…さすがにやりすぎたかな…」

幼「…やっぱりはずかしいや/////」

男「……」ナデナデ

幼「…ふぇ!?」

男「幼はえらいな~、よしよし」ニコッ

男「…お兄ちゃんは妹を可愛いがらなきゃな」ナデナデ

幼「…えへへ…だよね」

幼「…妹作戦大成功」ニコッ

幼「…あぅ、男のなでなできもちいい…」

男「…妹キャラええな」ナデナデ

幼「…妹になるとたくさん甘えられるなぁ」

男「…あーっ、食った食った、腹いっぱいだわ」ゴロン

幼「……」

幼「…にーさん、ご飯のあとすぐに横になってはいけませんよ。牛になっちゃいます」

男「…うん?」

幼「…まったく、にーさんはだらしないひとです」

幼「しかたありません…ひざ掛けどうぞです」バサッ

幼「そのまま寝てたら寒いですもんね」ニコッ

男「…世話好き敬語妹!?」

幼「…まったく、世話の焼けるにーさん…にーさんの妹はタイヘンですよ」

幼「そんなにーさんのお世話ができるのはわたしぐらいです」
幼「…ご飯の後片付けはわたしはしますからにーさんはゆっくりしてくださいね」カチャカチャ

男「…すばらしいな」

幼「…ふふ、妹がお世話されるだけだなんて誰が決めましたか?」

幼「こういうのも好きなんですよね?」

幼「にーさんがお休みの間にいろんなキャラをりさーちさせてもらいました」
幼「…もっともっと、楽しんでくださいね…お兄さま」ニコッ

男「うっ!?」キュン

男「…すごい吸収力だな…さすがは俺の彼女」

男「…これは今後が楽しみすぎるぜ」

男「…さて、次はどんなのを見せてくれるのか…」

幼「…いろんなキャラするのは楽しいな…男も喜んでくれてるし…えへへ」

幼「…では洗いものをしてきますね、お兄さま」スッ

幼「お兄さまはゆっくりテレビをご覧になってください」

男「あっ、なら俺も手伝うよ」

男「今日は色々世話になっててわるいからさ、そのくらいは」

幼「…お手伝いしてくれるんだ?」

幼「…お姉ちゃん嬉しいな…ありがとう、男ちゃん」ニコッ

男「…えっ?」

幼「さっ、お姉ちゃんとキッチン行こう?」

幼「…やっぱり急にキャラを切り替えるとびっくりするみたい。楽しい」ニコッ

男「……」

男「…うん行こうか、姉さん」

幼「…はぅっ!?」

男「…でも、台所で姉さんとふたりきりだなんてドキドキしちゃうね」

男「…こんなに美人な姉さんだからね」

幼「…ふ、ふぇ!?」

男「…姉弟なのになに言ってんだろ、俺」

男「姉さんがきれいだからいけないんだぞ」

男「…あと優しくて、いっしょにいると楽しくて」

男「俺にとっては自慢の姉さんだな」ニコッ

幼「…むむむ…」

幼「……」
男「…負けっぱなしじゃないんだぜ」ニヤッ

男「さて、お皿を洗おうか」カチャカチャ

幼「…うん」カチャカチャ

男「…きれいに、丁寧にと…」カチャカチャ

幼「…うーんと…あっ!」カチャカチャ

幼「…男先輩は仕事がすごく丁寧ですね。掃除とかもしっかりするし…」
幼「マメな男の人って素敵ですよね」ニコッ

幼「わたし、そういう人と結婚したいです」ダキッ

男「…なっ/////」
幼「…男先輩はどんな女の子が好きですか?」

幼「わたしみたいなの…だめ?」

男「…あ、あぁ…」パクパク

男「……」

男(…一途な後輩か…この幼やりおる…)

幼「…それとも、わたしじゃだめですか?先輩…」ジワッ

男「そんなことない!!」ダキッ

男「幼がダメなわけないだろ!!」ギュッ

男「むしろ、俺は幼じゃないとダメなんだ…幼以外考えられないんだ!!」

幼「…わたしも先輩じゃないとダメです…愛しています、先輩」ギュッ

幼「…卒業してもわたしを忘れないでください」

男「忘れるもんか!俺は幼を待ってるからな、いつまででも…」

幼「…わたし、すぐに追いつきますから、待っててください、先輩」

男「…うん、ずっと待ってるよ、幼…」
男・幼「……」ギュー

幼母「……」ジッ

幼母「…なんであんなに盛り上がってるのかしら?」

幼母「…劇の練習とかかしら?でも演劇部とかじゃないわよね…」

幼母「…まぁ、楽しそうだし、いいわよね」

……

幼の部屋

幼「…今夜は泊まってくれるんだ、男ちゃん」

幼「…えへへ、お姉ちゃんうれしい」

幼「お姉ちゃん、いっぱいおもてなししちゃうよ」

男「おっ、また姉キャラ…そのキャラ好きだ」

幼「…男に好きなんて言われたって、うれしいんだからね!」

幼「…男の理想の女の子目指してがんばろうなんて思ってないんだからぁ!!」

男「…ツンデレ、マスターしたのか…」

幼「…すごいでしょ?わたしも成長するんだよ」

幼「まだまだ可愛いところみせちゃうよ、男♪」

男(…幼、いじらしいな)

男(…幼にこんなに思ってもらえるんだから、自分も何かお返ししたいな)

男(…なにをしたらいいか…)

男「……」ウデグミ

幼「……」

幼「…男、喜んでくれてる…うれしいな…えへへ」

幼「せっかく彼女になれたんだもん。わたし、もっと可愛くなるからね」

幼「…そしたら、もっともっと好きになってね」

幼「わたしももっと男を好きになるから…」

幼「…がんばるよ、男」ニコッ

男(…幼に何をしたら喜んでもらえるんだろうか?)

男(幼に相応しい俺になるにはどうしたらいいかな…何しようか?)

幼(キャラするの楽しいな…慣れてきたし)

幼(…次はどんなことしようかな?)

幼(…男、何したら喜んでくれるかな~?)

男「……」

幼「……」

……

幼「えへへ、いっしょに寝るの楽しいねぇ、男」

男「ああ、楽しいな」

幼「お客さま用のお布団、寝心地はどうかな?しっかり干したつもりだけど」

幼「…もちろん、男がいつ泊まってもいいようにね」ニコッ

男「…ありがとう、幼」ニコッ

幼「…ううん」

幼「…恋人をもてなすのは、許嫁として当然のことだよ」

幼「…そしてお泊まりもまた、許嫁として当たり前のこと…そうだよね?」

男「…許嫁だと!?」

幼「…えへへ、そうだよ…忘れちゃった?」

幼「…わたし達のだいじなだいじな約束…」

男「…そうか」

……


小学校時代

幼「…やめてぇ」ジワッ

プチdqn「このやろー!やんのかー!」
プチ不良「なんだ、このやろー!」

幼「やだよぅ…こわいよ…」グスッ

男「……」

男「うおぉぉーっ!!!」ブンブン

プチdqn「わぁ!?…なんだこいつ!?」

男「幼に手をだすなっ!!」

プチ不良「ホウキを振り回すな!!あぶねぇ!!」

男「うおおぉぉぉーっ!!!!」ブンブン

プチdqn「うわー!!」
プチ不良「ぎゃぁー!!」

男「幼は俺が守る!!」

幼「…おとこ」

……

幼「…男!!」ダキッ

幼「ケガはない?悪い人達をホウキもって追いかけ回すなんてムチャだよ…」

幼「…男に何かあったら、わたし悲しいもん…」ギュー

男「…幼をどんなときだって守るって、幼稚園のころ約束したからな」

男「男だったら約束は守んなきゃ」ニコッ

幼「覚えててくれたんだ…」

幼「…ありがと、男」ニコッ

幼「…じゃあ、わたしも約束するね…」

……


幼『…わたし、男の理想のお嫁さんになるからね』ニパーッ

幼『ぜったい、結婚しようね』

男「…うん」コクッ

幼『…やくそく、だよ?』

ユビキリゲンマン♪

……


幼「…だからわたしは男の許嫁、婚約者なの」

幼「…それに、お母さん同士も、わたし達が大きくなったら結婚させようって話してたみたいだし」

幼「…つまり、わたしたちはもう結婚するしかない…」

幼「…よね?」

幼「小さいころの話だけど、本気なんだ…どうかな?」

男「……」

男「……」ギュッ

幼「ふぇ…」

男「当たり前だろ、そのつもりだよ!!」

男「ずっと幼しか見てねぇよ!!」

男「ぜったい幼を離さないからな!!」ギュー

幼「…うん…わたしも離さないよ…」ギュー

おやすみなさいませ
見てくれていたらありがとうです

幼「手ぇつなぐね、男?」ギュッ

男「…ああ」

幼「…男の手、あったかい」ニコッ

幼「こんなに安心できる手、ないよ」

幼「だいすき、男」

幼「…男は昔から、いつもわたしを守ってくれるね」

幼「わたしも男に何かできたらいいのに…」

幼「」ギュッ

男「…そんなことないよ」

男「俺だって幼にいつも助けられてる」

男「テストとか受験とか、色々大変なときはいつもいっしょにいるじゃん」

男「…幼がそばにいてくれるだけで十分だよ」

男「ありがとう、幼」ニコッ

幼「…わたしもおんなじ気持ちだよ」

幼「ありがと、男」

男「ふふ…」クスクス

幼「えへへ…」クスクス

……

幼「いっぱいお話ししたらのどが渇いちゃった」

幼「…ジュース持ってくるね」

幼「男はブドウジュースだよね?」

男「うん、ありがと幼」

幼「…えへへ、行って来るよ…わたしはカルピスと…」

幼「」タタッ

幼「…ただいま~おとこ♪」フラフラ

男「おかえり、幼」
幼「ほら、紙パックのぶどーじゅーすだよ~」フラフラ

男「…ありがとう…てか、幼なんか様子がへんだぞ。どうした?」
幼「どーもしないよ~。カルピス飲んだら気持ちよくなっただけだよ~」

男「…それならいいけど…」ゴクゴク

幼「おとこにダ~イブ♪」ピョーン
男「おあっ!?危ない!!」ダキッ

幼「えへへ~、おとこぉ…ぎゅっとしてぇ~」スリスリ

男「幼、いったいどうしたんだよ?ホントにおかしいぞ」
男「カツゼツも変だし、テンションもおかしい。足元もおぼつかない…」

幼「わたしはふつ~だよ~。ぽかぽかあったかくてきもちいいだけだもん♪」

幼「えへへ~♪」フニャア

男「…これは」

男「」チラッ

男「やっぱそうか…」

カルピスサワー「」カラッ

男「…間違えて酒を飲んだのか…」

男「カルピスソーダとカルピスサワー(酒)似てるもんな…」

男「…どうしよ?」

幼「おとこにだきつくのきもちい~」ピトッ

幼「…おとこ、おとこ…すきだよぅ…すきぃ」スリスリ

男「…めちゃくちゃに酔っ払ってるよ」

男「…酔っ払い幼か」

幼「わたし酔ってないよ~。げんきだもん」

幼「…ふぇ」ヒック

幼「…あれ、なんだか男に甘えたくなっちゃったよ…」

幼「おとこ~、なでなでして~」フンニャリ

男「…まぁ、ふんにゃりしてて可愛いけどな」

男「…ほら」ナデナデ

幼「えへへぇ、ありがと、おとこぉ…」ニコッ

男「…幼は甘えんぼになるのか…可愛いな」

幼「…そう、わたしは男に甘えるのがだいすきなんだぁ」ニコッ
幼「もっとしっかり甘えてもいい?」ズズイッ

男「…え?」

幼「」ギュッ バタン

男(…押し倒された)

男「…お、おい、なにしてんだよ…」
幼「…甘えるの」ニコッ

幼「…ねぇおとこ」

幼「…えへへ」ズイッ

男「…顔が近い」
幼「近づけてるの♪」

幼「」ジー

男「…な、なんだよ?」

幼「…ちゅーしよ?」

幼「わたし達付き合ってるんだもん」

幼「ちゅーするの当然だよね?」

男「…いきなりだな…少し恥ずかしいぞ…」
幼「…いきなりじゃないよ」
幼「わたしはずっと男とキスしたかった…」

幼「…男はちがうの?」ジワッ

男「…違わない」

幼「そう…」ジー
男「……」ジー

幼「」クテッ バタッ

男「…えっ?」

男「おい、幼!?」ユサユサ

幼「zzz」スヤスヤ

男「…寝てる」

男「…酔ってるとは言え、エライ色気のある幼だったな…」

男「…ドキドキしたわ…」

幼「…すき…おとこ…」ムニャムニャ

男「」クスッ

男「…俺も好きだぞ」

男「…今はほっぺでがまんな」

男「」チュッ

男「…おやすみ、幼」ニコッ

幼「…えへへ」スヤスヤ

男「♪」ナデナデ

……


チュンチュン

オキテー アサダヨー

男「…ん、なんだ?」

幼「朝だよー、起きてー!!」

男「…ん…ん」ムニャ

幼「…もー、起きろー!!!」バサッ

男「…今日は休みだろ…もう少し寝かせて」

幼「休みの日でも早く起きなきゃだめっ!!生活バランス崩しちゃうよ!!」

幼「わたしの目が黒いうちは男には規則正しい生活してもらうよ」キリッ

幼「…それに、せっかくの休みなんだから、すこしでも長く男と過ごしたいもん…」

男「幼…」

男「…そうだな、起きるよ。おはよう、幼」ニコッ

幼「おはよっ、男!」

幼「もー、男にはわたしがついてなきゃだめだね」ニコッ

男「ははっ、だな」

幼「さーっ、下でご飯食べるよー!」

男「ああっ!」

男「…世話好きで元気な幼馴染、ってところかな」

男「…よく見ると窓が開いてる…」

幼「幼馴染は窓から部屋に入るのが常識なんだよね?」

幼「そこから入ったって設定♪」

男「…よくわかってるじゃん」ポン

幼「てへへ…」

……

男「うまい」モグモグ

幼「男っ、そんなに急いで食べちゃだめだよっ」

幼「野菜もちゃんと食べないとだめだよっ」

幼「よく噛んで食べるのっ」

男「…ふふっ、わかってるよ」

幼「飲み物注いであげるね」コポコポ

男「ありがとう」ニコッ
男(…元気な世話焼き、わるくない…)

幼「あっ、ご飯おかわりする?」

男「…いただくよ」

見てくれてるかたありがとう。文章おかしいところないかな?すこし心配でして。

……



男「…朝の散歩か」テクテク

幼「ふふ、楽しいでしょ?」トテトテ

男「まあな、幼は散歩好きだよな」

幼「えへへっ、うん!」

幼「ただふらふらっと歩いてるだけで楽しいんだよね」

幼「…最近、あったかくなってきたからね…歩いてるとすごく気持ちいいなぁ」

男「…たしかにな」

幼「でしょ♪」

幼「わたしはお散歩大好きなんだ」

幼「いつも男がいっしょだからかなっ」クルッ

幼「いつもわたしとお散歩してくれてありがと、男」ニコッ

男「こちらこそ、俺も楽しいよ」ニコッ

男「…こんな素敵な彼女とのデートだしな…断わる理由が全くない」

幼「…デートって。えへへ…もう/////」
幼「わたしも今日は彼女としてだから、いつも楽しいけど、もっともっと楽しいよ~」
幼「いっぱい恋人らしいことしようね、男っ」

男「…じゃあ、恋人らしく手つないでお散歩デートしようか?」
男「お嬢さま?」ニコッ

幼「…はぇっ!?」ポッ

幼「…お、お嬢さまって…」

男「うん?…まずかった?」

男「…幼、上品な感じするし、おっとりしてるからさ」

男「それに何より可愛いし」ニコッ

幼「かわっ…」プシュー

男「…お嬢さまって言葉、かわいいイメージあるし、かわいい幼にぴったりなんだよね」

幼「…あぅ…可愛いなんてぇ…」モジモジ

男「」クスッ

男(…幼のリアクション、愛らしいな)

男「…それに、俺、幼のこと、お嬢さまみたいに大切してあげたいと思うしね」

男「…だめかな、お嬢さま?」ニコッ

幼「うぅ…はずかしいよぉ」アセアセ

男(さっきからずっと赤面してるな…いい、守ってあげたい雰囲気)

幼「/////」

男(…よし!!決めた!!)

男(今日は幼をお嬢さまとして扱い、楽しませてあげよう)

男(…日頃の恩返しにもなるし、いろいろご奉仕してみようか)

男「やるぞ!!」グッ

幼「…?」キョトン

幼「…なんだか男がやる気に満ち溢れてる…」

幼「気合いの入ってる男、かっこいい~♪」

幼「よくわかんないけど、がんばって~、男~」ニコッ

男「」フンス

おやすみなさい


男「…ちと失礼するよ」サッサッ

幼「…また髪型変えるんだね…手鏡用意してるなんて準備いいね」ニコッ

幼「ふふ、次はどんな髪型かな…」ワクワク

男「…髪の一部をまとめ上げて、残りを下ろす髪型、ハーフアップの出来上がり」

幼「…あ~、このヘアスタイル可愛い~♪」(鏡見て)

男「…だな」ニコッ

幼「…えへへ」

男「…お嬢さまというよりお姫さまだな、こりゃ。キレイ過ぎ」

男「…ええな、マジで」

幼「お姫さまなんて…」

男「ホントにそう見えるからな」

幼「…あわわ/////」

男「♪」テツナギ

幼「……」テツナギ モジモジ

男「…お嬢さま、お散歩楽しいですね?」

幼「…はぃ…」

男「…ふふ」

男(…幼、顔赤いな…可愛いらしい)

男(…楽しいな)

男(…次はどうしてあげようかな?お嬢さまにしてあげるご奉仕は…)

男「……」

幼「どうしたの、男?」

男「…よし!」

男「お嬢さまっ!!」

幼「…はい?」

男「」ダキアゲ

幼「きゃっ!?」

男「お姫さまだっこはいかがですか、お嬢さま?」

幼「…わるくないです」ギュッ

幼(…密着してる…お姫さまだっこって顔が近いんだ…)

幼「」ポッ

男「……」

男(…顔近い…テレるな)ポッ

男「このまま少し歩いてみまーす」

幼「え…恥ずかしいよ」

男「いいじゃん、ラブラブっぽくて」

男「…今、人けがないし、誰か来たら下ろすから…ダメですか、お嬢さま?」

幼「…も~…らぶらぶならしかたないよね…いいよ…」

幼「優しくエスコートしてくださいな♪男さま♪」

男「…かしこまりました」

幼「お願いいたしますわ」ギュー

男「ええ」ニコッ

男「…幼お嬢さま、お姫さまだっこは快適ですか?」

幼「…あ、はい…快適です…」

男「…幼お嬢さま、天気がよろしいですね。気持ちがいい」

幼「あぅ…そうですね…」

男「…幼お嬢さま、どこか行きたいところはございますか?」

幼「…ふぇ、やっぱりお嬢さまって呼ばれると、何だか不思議な感じがするよ~」

男「すぐに慣れますよ。なんと言っても、幼お嬢さまの適応力は素晴らしくいらっしゃいますから」

幼「…うぅ…」

幼「…ん~このまま、もう少しぶらぶらかな」

こんな感じで書いていきますが、需要はございますか?
あと、見てみたいシチュエーションとかありますか?
それではおやすみなさいませ。

ヤンデレは後ですこし

(今は手をつないでます)

幼「♪」(鼻歌)

男「…ご機嫌ですね、お嬢さま」ニコッ

幼「ご機嫌だよ、男と散歩してるからねっ」
幼「とっても楽しいよ」ニコッ

男「…私も楽しいですよ、お嬢さま」

幼「えへへ~」

幼「ずいぶんあったかくなったし、桜の季節ももうすぐだね~」

幼「今年もお花見、しようね、男」

男「そうだね、幼」

幼「おべんといっぱい用意して、お菓子たくさん用意して」
幼「家族で行ったり、友達と行ったり」

幼「いつもみたいににぎやかに楽しもうね」

男「うん、楽しみだな」ニコッ

幼「ね~」ニコニコ

男「ふふ」

幼「」クー

幼「…あふぅ/////」
男「…お腹が空きましたか、お嬢さま?」

幼「は…恥ずかしいよぅ…」

男「…可愛いお腹の音だったよ?」

幼「もう…ひどいよぉ…」

男「…そういえばそろそろお昼か…ずいぶん散歩してたんだね」

幼「男と過ごすと時間が短く感じるよ」

幼「楽しすぎるからかな」ニコッ

男「そうだな、幼といると俺も楽しいよ」ニコッ

幼「いっしょだね」

男「いっしょだな」

男・幼「♪」ニコニコ

男「さて、お昼食べに行きますか、お嬢さま?」

幼「うん♪」

幼「わたし、コンビニでお弁当買いたい」

幼「でね、外で食べたいな。今日は天気がよくてあったかいもん」

男「了解、それいいな」

幼「ではでは、ご~!!」

コンビニ

ラッシャッセー

幼・男「」テツナギ

幼「わたしはお嬢さまだからねっ!執事の男くんにおごってあげる」

男「そんな…わるいよ。自分で払う」

幼「遠慮しちゃだめなの」

幼「いつもお世話になってるんだもん。このくらいはしたいよ」

男「どちらかというと、幼の世話になってるのは俺なんだけど」

幼「えへへ、さっ、選ぼ?」

男「…うん、ありがとう…」

幼「なに食べよっかな~」

店員「……」チッ

幼「最近のコンビニはめにゅーが豊富だよ…」ジー

幼「…う~ん、悩むなー…」

男「ふふ…確かにな」

男(…弁当選びで迷う幼は可愛いな)

幼「スパゲティ系、カツ系、幕の内系…から揚げ、ハンバーグ…」

幼「…うう~、選べないよぉ~」

男「ゆっくり選ぼうか?」

男「」ニコニコ

幼「…むむ…から揚げ弁当とハンバーグ弁当とで悩むな~」

男「わかるぞ~、どっちもうまいからな…さて、他にも色々買っとくか…」ジッ


彼女「…ミートソーススパゲティとから揚げ弁当で悩むなー」

彼氏「どっちも買ってはんぶんこしようぜ」

彼女「だね♪」

彼女「お弁当をはんぶんこ」ニコッ

彼氏「おう、はんぶんこ」ニコッ


幼「……」ジッ

男「仲いいカップルだな…」

幼「……」ソデギュッ

男「…ふふ」ナデナデ

店員「カップル多いな…」ハァ

大きめな公園

幼「…遠慮しなくていいのに…」

男「彼女におごらせるってなんか良くないじゃん」

幼「まぁ…勝手に支払っちゃったけどね」

男「…ありがとう、今度絶対お礼するよ」ニコッ

幼「気にしちゃだめっ」プクー

幼「わたし達の間に貸し借りはないの!」

幼「なぜなら男は全てわたしのものなのだから」

幼「頭のてっぺんから足の爪先までね」

幼「男はずっとわたしのものだよ」

幼「…永遠にね」ニコッ

幼「ぜったい逃がさないよ」ギュッ

幼「…だからわたしが男にすることは、全部わたし自身のためでもあるの」

幼「わたしが好きでやってるんだもん」

幼「だからなんにも男は気にしちゃだめ」ニコッ

幼「…と独占欲の強いヤンデレっぽく、言ってみたよ♪」

男「そうか、ありがとう、幼」

幼「えへへ~」

男「…ヤンデレまでマスターしたか…」

男「気持ちは嬉しいが何か返さないとな…」

男「…じゃあ俺も色々と幼にしてあげるよ…いいことをね」

男「せめてものお礼に…」

幼「…そんないいよ……なにするの?」

男「」ギュッ

幼「…ふぇ/////」

男「」ナデナデ

幼「はぅ…はふぅ…ふわぁ…」トローン

幼「…はわわ…だめだよぅ…おとこぉ…」

幼「ぎゅっとしてナデナデしちゃだめなの…」

男「」ニコッ

幼「あぅぅ/////」

男「…お嬢さまはほんと可愛いですね」ギュッ ナデナデ

男「なでられると嬉しそうに、猫みたいに目を細めて…」

幼「…えへへ…それは男くんが悪いんですわ」

幼「いつもわたしにやさしくなでなでして、気持ちよくさせて…」

幼「絶妙な力加減でわたしを夢中にさせるのですから」

幼「本当にわるい男くんですわね」

男「そういうことがしたくなるくらい、可愛いお嬢さまがわるいんですよ」

男「だからもっとなでなでしまーす」ギュー ナデナデ

幼「う~、だめですの~!」バタバタ

男「あはは」

幼「…う~」ナデラレー

幼「…これじゃ、男に負けちゃう…」

男「…何の勝負で?」

幼「…あっ、そうだ!」

幼「ここはくーるキャラでやり過ごすよ~!」

幼「ここからはわたしのたーんだよ!反撃開始だもん!!」

男「…だから何の勝負さ?」

幼「もちろん相手を満足させる戦いだよ」

男「ほう…」ナデナデ

幼「わたしも男を攻めたいの」

幼「さーびすを与えられるだけでなく、与えてあげたいんだよ、男にも」

男「…うん、なるほど」ナデナデ

幼「それが恋人どうしだもん」ニコッ

男「…ふふ、ありがとう。幼はいい子だな」ナデナデ

幼「…いいこと言ってるんだから、なでなでは止めてよ…」

男「…止めていいのかい?」

幼「…いぢわる」プクー

幼「…だめ」

幼「…うん、お嬢さまはうまくいかないな~」

男「可愛いけど、高飛車さが足りないな」
男「幼は素直タイプだからね」

幼「…うん、だからね」

幼「次はくーるにいく…」
幼「…今日はあたたかい」

男「ああ、春だよな」

幼「…男といると楽しい」
男「俺も幼といると楽しいぞ」

男「クールキャラか…なかなかいいぞ」
幼「ありがとう、男っ♪」ニコッ

男「…あれ、クールは?」

幼「…おなかすいた、男」クイッ

男「…ごまかしたか幼よ…確かに腹へったな…」

男「昼ご飯にしようか?」
幼「うんっ、しよ♪」ニパー

幼「あっ…」
男「あはは」

……

幼「男~、お弁当おいしいね~」モグモグ

男「だな」モグモグ

男「幼、クールキャラとお嬢さまキャラは?」

幼「うーん、一休みかな?」

幼「ちょっと疲れちゃったよ」

幼「自分と違うキャラを演じるのは楽しいけどね」

幼「もちろんまだ続けるけど」

男「ほほう…演じる喜びを知ったかな?」

幼「うん!」

男「…自分でやらせといてあれだけど、幼は素でもかわいいよ」

男「いろんな幼を見てきたけど、根っこのところは変わらなかった」

男「幼は幼なんだよな」

男「どの幼も好きだよ」

幼「わたしもどんな男でも好きだよ」

幼「…だからほら、もっとらぶらぶっぽくね」

幼「あ~ん」サッ

男「ありがと」ニコッ

男「」モグモグ

男「ハンバーグ弁当もうまいな」モグモグ

男「じゃ、俺も、あ~ん」サッ

幼「ありがと」パク

幼「から揚げ弁当もおいしいよ~」モグモグ

男「あ~ん」サッ

幼「」パク

幼「あ~ん」サッ

男「」パク

幼「あ~んするの、楽しいね」ニコッ

男「だな」ニコッ

幼「お弁当、から揚げもハンバーグも、わたしが食べたいのだったのに、付き合わせてごめんね」

男「いや、俺も食べたかったし。幼の好きなのあ~んしてあげたいから」

男「分け合って食べるとおいしいよな」

幼「うんっ」

幼「……」

幼「…あ~んしてあげるのってドキドキするよね」

男「うん、俺も」

幼「あのね…」

幼「…これって、お、お嫁さんみたいだよね/////」

男「…えーと、お茶はと…」ガサガサ

幼「……」

男「幼、食後のお茶しようぜ!」

幼「……」プクー

男「…どうした、膨らんで?なんかの物まねか?」

幼「し、知らない!」プイッ

男「どうしたんだろ?」

男「…機嫌直してくださいな、お嬢さま」

幼「む~」プクー

男「ほら、ペットボトルの紅茶」

幼「むむ~」

男「チョコビスケット」

幼「…む、む…」

男「コンビニのロールケーキ」

幼「……」

幼「コンビニのロールケーキおいしい…侮れない」モグモグ

男「コンビニスイーツうまいよな」モグモグ

幼「さっきのお弁当もおいしかったし…コンビニすごい」

男「そうですね、お嬢さま」

男「はい、ビスケットとお茶もどうぞ」

幼「ありがとうですわ♪」

幼「チョコビスもお茶もおいし~」

男「お嬢さまご満足ですか?」

幼「うんっ」ニパー

男「それはよかった」ニコッ

幼「ケーキとお茶でお嬢さまのお茶の時間だね♪」

男「ふふ、少ししょぼいけどな」

幼「わたしは男といるだけでなんでも楽しいもん」

幼「男もそうかな?」

幼「わたしといて、楽しい?」

男「すごく楽しいぞ」ニコッ

幼「そっか、良かった…なら…」

幼「…男はどんなわたしでも好きなんだよね?」

男「ああっ」

幼「…これからわたしがすることでキライにならないでね…」

男「…な?」

幼「」チュッ

男「へ!?」カアアッ

幼「…えへへ、ちゅうしちゃったぁ~/////」

男「……」

幼「…昨日はチャンス逃しちゃってたけど、やっとできたよ」ニコッ

男「…酔ってたんじゃ?」

幼「うん…いきなり男とくっついてたからびっくりしたよ」
幼「そのとき酔いが醒めたの…だから、キスするチャンスだなって」

幼「…あれがお酒だったなんてびっくりだよ」
幼「残念なことに途中でダウンしちゃったし…」

幼「でもやっとできたよ、ちゅう」

幼「ファーストキスはどうだった、男?」ニコッ

男「…さ」

幼「…さ?」

男「さいこうです…」

幼「わたしも~」

男「あぅ…」

お休みなさい。見ているかたありがとう。

男「…なんでいきなし…?」

幼「うん」

幼「せっかく付き合えたんだから、しっかり気持ちを伝えておきたかったの」

幼「ちゃんとわたしから告白しよって」

幼「…どんなときでも大好きだよ、男」ニコッ

男「…俺もどんな幼も大好きだ」

幼「えへへ…うれしい」

幼「告白するってくすぐったいね」

男「うん…むずむずするな」

幼「…でも、うれしい」

男「俺も」

男「なんかごめんな幼…」

幼「ん?」

男「なし崩しで付き合いだして」

男「キャラのムチャブリとかして」

男「…きちんと幼に告白すれば良かったよな」

男「恥ずかしくてヘンなノリになっちゃったんだよ…ホントごめん…」

幼「えへへ、気にしないで。わたしもキャラ付けは楽しかったから」

幼「それに、なんであれ、男と恋人同士になれたのは嬉しかったよ」

男「そうか…じゃあ…」

男「まだキャラを演じてもいいのか?」

幼「もちろんだよ」ニコッ

男「…そっか」

男「…次のキャラは…」
男「…お嫁さんとか、どうだろ?/////」

幼「…ふぇ/////」

幼「…おとこ…それ告白ちがう…プロポーズ」
男「…それはクールキャラかな……確かに…」
男「恥ずかしいこと言ってすまん…忘れて…」

幼「…あなた、だいすきだよっ」ニコッ

幼「…こんなかな?」

男「!?」プシュー

幼「えへへ、なんかいいね、これって…あ・な・た♪」

男「」バタッ

幼「…男、男!?」ユサユサ

幼「しっかりしてぇ、男~!!」

男(…破壊力ありすぎでした…意識が…)

男(…幼と結婚したら…もちろん、そのつもりだけど…俺大丈夫かな?)

幼「おとこぉぉ~!!!」ユサユサ

……


数日後 男の家

男「買い出し終わり…」

男「ただいま」

幼「おかえりなさい、あなた」ニコッ

男「…お嫁さんゼリフ、あいかわらずの攻撃力だな」

男「毎日してもらってるおかげで、やっと慣れてきたよ」

幼「今から慣れておきたいんだ、わたしも」

幼「…いつか、男のお嫁さんになったときのためにね」ニコッ

男「…まだ高校生なのに?」

幼「いいの!」

幼「今日も男のために最高のお出迎えだよ」

幼「…ねぇ、このエプロン似合うカナ?」

男「似合うぞ」

幼「この髪型かわいい?」

男「ツーサイドアップってやつか…可愛いよな、それ」

幼「えへへ~、ありがとー」

幼「ご飯もできてるよ~、おばさん留守だから作ったの…カレーだけど…」

幼「いつかちゃんとしたお料理で男をもてなしたいな…」

男「十分うれしいよ。カレーうまいじゃん…ありがと」ポン

幼「えへへ~」

男「さっ、入ろうか」

幼「…待って、男」(袖を引いて)

男「うん?」

幼「家に帰ったら、お嫁さんにすることがあるでしょ?」

幼「…ん」(目をつぶって)

男「…ああ」

男「」チュッ

幼「」チュッ

幼「ふふ」

男「…じゃあ、ご飯にしようか?」

幼「そうだね、あなた♪」

男「…っ/////」

幼「」ニコッ

幼「ねぇ、男」ニコッ

幼「次はどんなキャラが見たい?」

男「なんでもいいよ…幼はいつも可愛いからな」ニコッ

幼「えへへ~、もう~」

幼「男♪」

男「うん?」

幼「ず~っと、いっしょだよ」

男「うん」ニコッ

男(…僕は)

男(デレデレな幼馴染にしっかり拘束されてしまっている)

男(それはこれからもずっとかわらない)

幼「男♪」ギュッ

おしまい

最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは。

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