類「ミスターはざま、ミスターやました 今日は俺のバースデーパーティーに来てくれてありがとう!」
道夫「君とは元教師改めアイドル同士、つまり仲間だからな、来るのは当然だ」
次郎「親しき仲にも礼儀ありっていうだろ」
類「本当にありがとう! 来てもらってくれてくれてI'm happy!」
次郎「しかしこれで舞田くんもおじさんに一歩近づいたな」
道夫「いくつになったんだ?」
類「えーと、いくつだったっけ?」
道夫「確かまだ20代前半だったか」
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次郎「若いっていいねぇ… 俺もこんなおじさんじゃなくて君みたいに若くなりたいよ」
道夫「聞き捨てならないな、それなら君より年上である私の立場はどうなんだ」
次郎「い、いや… べつにそんなつもりじゃあ…」
類「ちょっとまってよ! 俺のバースデーにケンカなんてしないでよ!」
道夫「…これは申し訳ない、少し頭に血が上って」
類「はざまらしくないよ、もっと冷静になろうよ」
類「はい、スマイルスマイル☆」ニコッ
道夫「ああ、そうだな」
次郎「さて、そろそろ始めますか」
類「うん!」
三人「カンパーイ!!!」
次郎「しかし教師やめてアイドルになるまでいろいろありましたね」
道夫「私のわがままに付き合ってくれた君たちには感謝しきれないな」
次郎「思えば苦労の連続でしたね 教師を勢いで辞めてしまい無職になったり」
道夫「何度もオーディションに落ちたり」
次郎「マニーを稼ぐつもりが逆にマニーが減ったり」
類「いろいろ大変だったね~ でもそのおかげで今の俺らがいるから」
次郎「終わりよければ全てよしだな」
次郎「ああそうだ、はいこれ プレゼントだ」
道夫「そうだった、実は私も用意してたんだ」
類「Oh,It's so nice! Thanks!」
道夫「喜んでもらえて私も嬉しい」
次郎「すまないな、金がちょっと足りなくてこんなものしか手に入らなかったが」
類「心がこもっていればノープロブレム! 大事なのはハートだよ!」
次郎「嬉しいこと言ってくれるねぇ」
道夫「苦労して買った甲斐があったものだ」
次郎「しかし、パーティーという割にはたった三人しかいないというのは寂しいものだな」
道夫「確かにそうだ、教師時代生徒と一緒にお祝いした時が懐かしい」
次郎「男三人テーブルを囲んで仲良く寂しく酒飲むというのはいささかどうだかねえ…」
次郎「せめてもう少しゲストを追加してくれれば賑やかになったんじゃないの?」
類「No problem! せっかくのバースデーを寂しく終わらせるつもりはないよ」
類「ゲストをよんだんだ もうすぐ来ると思うけど」
ピンポーン
道夫「来たみたいだな」
類「はいは~い、I'm coming!」
エムP(以下P)「こんばんは」
北斗「チャオ☆ マイケル、ハッピーバースデー」
翔太「マイケルおめでとう♪」
冬馬「よお」
類「やあ北斗、プロデューサー、それにジュピターのみんな」
類「来てくれてありがとう、俺、ベリーベリーハッピー!」
北斗「友人の誕生日のお祝いの招待を受けたら行くというのが礼儀だからね」
類「やあ北斗、プロデューサー、それにジュピターのみんな」
類「来てくれてありがとう、俺、ベリーベリーハッピー!」
北斗「友人の誕生日のお祝いの招待を受けたら行くというのが礼儀だからね」
北斗「はいこれ、プレゼント」
類「Wow! いいのかい? これ高かったんじゃないの?」
北斗「まあね、でもマイケルの喜ぶ顔が見れれば安いものだよ」
類「ありがとう北斗! ワンダフルでエレガントなプレゼントをくれるなんて」
類「ん~、しかもグレートなスメル」
北斗「マイケルのイメージに合わせて買ったんだ、気に入ってくれたかな?」
類「もちろんだよ 大切にするよ! これから毎日つけるよ」
北斗「気に入ってくれて嬉しいよ」
P「私からはこれを」
類「おお! こっちはなんてビューティフルでファンタスティックなプレゼントなんだ!」
類「俺に似合うかな?」
P「大丈夫 きっと似合いますよ」
P「普段のあなたのイメージを全く変えてしまいますが面影は残すことができる品です」
P「もしかしたら新しい自分に目覚めるかもしれません」
類「じゃあ後で着てみるよ」
冬馬(え? 本当に着るの? あれ…)
翔太「僕はこれ」
類「随分クールでエキセントリックだね」
類「へー、リバーシブルか… 面白いね☆」
翔太「気に入ってくれた?」
類「もちろん! 俺はどんなものを貰っても嬉しいよ!」
類「明日これ被ってみるよ」
翔太「本当? よかったあ♪」
ヨカッター アハハハハハ
道夫「賑やかになってきたな」
次郎「若いっていいですねえ…」
冬馬「俺はこれだ 一生懸命悩んで決めたんだ 感謝しろよ!」
類「………」
冬馬「どうした?」
類「随分ユニークなプレゼントだね」
冬馬「そうか! 気に入ってもらえて嬉しいぜ!」
類「今度着てみるよ」
翔太(今度っていつなの?)ヒソヒソ
北斗(今度は今度だろ)ヒソヒソ
道夫「ゲストというのはプロデューサーとジュピターのことだったのか」
次郎「おお、美女が来てくれた」
P「マイケル、頼まれたケーキを持ってきましたよ」
類「Thanks a lot! これで本格的にはじめられるよ」
一同「ハッピーバースデー!」パンパーン
類「センキュー!」
北斗「それで昨日コンクールで入賞したんだ、もう大喜びのなんのって!」
北斗「これがその時の写真さ、いい笑顔だろ?」
類「確かにハッピーな顔しているね 俺も彼女の演奏を聴いてみたいな」
北斗「じゃあ俺から頼んでみるよ」
類「ありがとう! ついでに彼女、俺に紹介してくれないかな?」
北斗「…渡さないぞ」
類「冗談だよ、冗談! It's a joke!」ハハハ
道夫「私たちをアイドルにしてくれたきっかけは君たち、ジュピターだ」
道夫「君たちのおかげで今の私たちが生まれた」
道夫「今ここで改めて礼を言おう」ペコリ
冬馬「あ、これはどうもご丁寧に」
翔太「でもこの年でよくアイドルになれたよね~」
冬馬「こら! 翔太!」
道夫「いや、別にいい 自分も自覚はある」
道夫「しかしこの業界もいいものだな 教師時代とは違う新鮮さを感じる」
道夫「ベクトルは違うが生徒たち… いや、子供たちが楽しんでくれて私もやってよかったと思ってる」
P「感動的な話ですね」
冬馬「なるほどな~」
P「そうだ! 冬馬、次のライブはS.E.Mの衣装を着てみませんか?」
P「それで硲さんたちはジュピターの衣装を着る、面白いことになると思いますよ!」
冬馬「え?」
道夫「なるほど確かに毎回同じ衣装を着るのには飽きたな」
道夫「たまには別の衣装に着替えるのも悪くない」
冬馬「いいな、やってみようぜ!」
道夫「ついでに決めポーズも教えてあげよう」
翔太「え! あのダサいのやるの!?」
道夫「ダサいとは何だ! ダサいとは! 私が時間をかけて考えたポーズだぞ!」
翔太「ひぃ…、ごめんなさい!」
P「賑やかになってきましたね」ハハハ
次郎「………」
次郎「………」プシュー
次郎「………」ゴクゴク
次郎「プハァ…!」
次郎「………」
次郎「いや別に寂しくなんかないよ ただ…」
次郎「このノリ、正直ついていけない…」
類「きてくれて本当にありがとう!」
北斗「それじゃあまた」
P「お元気で」
その他二名「さようならー」
道夫「それじゃあ我々も帰るとしよう」
次郎「じゃあね、舞田くん 今度また三人でどっかいこうよ」
類「またねー☆」
類「………」
類「さて、そろそろ行こうかな」
道夫「どうしたんだ?」
次郎「携帯忘れたみたいだ、ちょっと戻る」
道夫「わかった」
次郎「ん?」
類「~~~♪」
次郎「舞田くんじゃないか こんな夜に一体どこへ?」
道夫「何? 舞田くんが一人で出かけただと?」
次郎「ああ、しかも服まで着替えてね」
道夫「…尾行でもしてみよう 何か隠しているかもしれない」
次郎「趣味悪いけど、気になっちゃうよね」
女性A「キャー! マイケルよ!」
女性B「遅いよ~、レディーを待たせるなんて酷いよ!」
類「ソーリー、お詫びに今夜はたっぷりとエンジョイさせてあげるから」
女性C「本当! 流石マイケル!」
女性D「Let's begin! I wanna enjoy with you!」
類「オッケー! それじゃあ早速レッツゴー!」
ワーワー キャーキャー
次郎「若いっていいねぇ…」
道夫「そうだな…」
舞田くんお誕生日おめでとう!
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