【ラブライブ!】リリホワ式れんあい塾【安価】 (1000)
希「知らないLove*教えてLove」
凛「未熟だもんって、く・ら・く・ら、Cry」
希「こんなに誰か見てるなんて」
凛「違う私になっちゃった?」
海未「……なんでいきなり歌詞を読み上げてるんですか」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406345167
希「いや……こんな歌詞を書いてる割に、海未ちゃんって恋愛経験ないねんな?」
海未「そ、そうですが……仕方ないでしょう。大体、希や凛だって同じじゃないですか」
希「せやねんなぁ……けど最近思うねん。これでええんやろうかって」
凛「でも凛たちには恋愛なんて無縁だしねー…」
海未「無縁でいいんですよ。清く正しい学園生活……素敵です」
希「せっかくの女子高生やのにー?」
凛「青春は一生のうち一度だけなんだよー?」
海未「女子高生だろうが青春だろうが、恋愛なんて破廉恥なことには関わらないのが一番です」
希「海未ちゃんはお堅いなぁ…」
凛「……でも、高校生の間に一度くらいはしてみたいよねー…恋」
希「いや…一年生の凛ちゃんがそれを言ったら、ウチの立場がないやん」
凛「大丈夫だよー、希ちゃん可愛いし! あ、海未ちゃんもね!」
海未「はいはい。それより早く今日の練習を始めますよ。私たちだけいつまでも休んでいるわけにはいきません」
のぞりん「はーい」
※はじめに※
・リリホワ三人のうち、一人を主人公にして始めます。(安価で決めます)
・恐らく、恋愛アドベンチャーゲームのような感じで進みます。
・ラブライブ出場とかそういう要素はあまり出てこず、気楽にスクールアイドル活動を送っています。
※選択肢について※
・合間に主人公の行動、言動を決める選択肢(安価)が出現します。
・安価が無効だった場合、基本的に安価下で処理します。
※好感度について※
・行動の選択肢により、好感度を上げるキャラ、もしくは起こる出来事が決定します。
・言動の選択肢は三択で、最善の選択、普通の選択、最悪の選択に分かれています。
最善の選択の場合→好感度アップ
普通の選択の場合→好感度変化なし
最悪の選択の場合→好感度ダウン
・どの選択が最善かなどの基準はこちらの独断で決めています。
※目的※
タイトルにれんあいとついているので、最終的に誰かと恋愛することが出来れば成功です。
誰を主人公にしますか?
>>9
1.星空凛
2.園田海未
3.東條希
(学年順)
2
では、園田海未を主人公として始めていきます。
しばらくお待ちください。
―――
――
―
ザアアアアァァァァーッ
穂乃果「雨やまないねー…」
ことり「天気予報によると、今日の夜くらいまでずっと降り続けるらしいよ」
海未「ということは……今日の練習は中止ですね」
穂乃果「だねー。あーあ、つまんなーい…」
ことり「天気ばっかりは仕方ないよ」
海未(放課後の用事がなくなってしまいました…)
どうしますか?
>>14
1.弓道部の練習に出る
2.とりあえず部室に行ってみる
3.帰る
1
海未(μ’sの練習がなくなったことですし、弓道部のほうに行ってみましょう)
海未(申し訳ないことに、最近あまり顔を出せてなかったですし…)
穂乃果「うーん、放課後どうしよっかなぁ…」
ことり「海未ちゃんはどうするの?」
海未「私は弓道部のほうに行きます」
ことり「そっかぁ。あ、みんなにも練習を中止にするってメール送っとこうか」
穂乃果「そうだねー」
―――
――
―
―放課後―
ヒュッ
スパンッ
海未(…少し間が空いていましたが、身体が覚えてくれていたみたいですね)
「相変わらず上手ね」
海未「ありがとうございます」
「それだけに、やっぱりもったいないわ。今日みたいに、園田さんが毎日部活に来てくれればいいのに」
海未「そ、それは……その、すみません…」
「冗談よ、そんな真面目に受け取らないで。あなたが来ると……ほら、色々厄介なことにもなるし」
海未「厄介…?」
「主にギャラリー的な意味でね」
海未(ギャラリー……、見学者のことでしょうか)
海未(そういえば今日はやけに見学している生徒が多いような気が……でもそれは私とは関係ない気が…)
「…さて、そろそろ休憩にしましょうか」
海未「はい」
ガヤガヤ
海未(なんだか今日は本当に見学者が多いですね……弓道が流行っているのでしょうか。良いことです)
海未(さて…私はあの喧騒に巻き込まれないように、裏口から外に出ることにしましょう)スタスタ
海未「………あ。中にタオルを忘れたままでした……取りに戻らないと」
「あ、いた」
海未「? >>18?」
(人の名前でお願いします)
花陽
海未「花陽?」
花陽「よかったー。海未ちゃん、中にいなかったから」
海未「あ、今ちょうど中から出てきたところで……って、どうして花陽が弓道場に?」
花陽「μ’sの練習がなくなったってクラスの子に言ったら、弓道部の見学に付き合ってって頼まれちゃって…」
海未「ああ、なるほど…」
海未(やっぱり弓道ブームがきているのでしょうか…?)
花陽「それでね、海未ちゃんを探してたの」
海未「私をですか? どうしてまた…」
花陽「あのね、これ」ス
海未「……サイン色紙、ですか?」
花陽「うん。あの……実は、友達が海未ちゃんのサインが欲しいって…」
海未「え、私の? ……あ、えっと、アイドルとして、という意味でしょうか」
花陽「そうみたい。μ’sのファンの子だから」
海未「えっと…」
海未(サインを書くのは、あまり得意ではないんですよね……前に頼まれたときも、サイズが小さいと言われてしまいましたし…)
海未(一人でこの色紙を埋めるだけのサインが書けるかどうか…)
>>21
1.書く
2.断る
3.花陽にも書いてもらう
1
海未(しかし珍しい花陽の頼み事ですし……ここはきちんと引き受けなければ)
海未「分かりました。では、書かせてもらいます」
花陽「ありがとう! あ、えっと、これ、マジック」
海未「ありがとうございます」
海未(大きく。出来るだけ大きく。余白を残さないように…)カキカキ
海未(それでいて丁寧に、止め・はね・払いをしっかりと…)キュッ
海未「…出来ました。これでいいですか?」
花陽「うん。わ、海未ちゃん字綺麗だね!」
海未「そ、そうですか? ありがとうございます」
花陽(でもサインというよりは、達筆な文字って感じがすごいけど……これも海未ちゃんらしさなのかな)
花陽「海未ちゃん、本当にありがとう。友達も喜んでくれると思う」
海未「いえ。ご友人によろしくお伝えください」
花陽「うんっ。…でもちょっと安心しちゃった」
海未「安心?」
花陽「私も一緒だから分かるんだけど……海未ちゃんって、あんまりこういうサインとか、得意なタイプじゃないでしょ?」
花陽「だから断られちゃうかなって、少しだけ不安だったから…」
海未「…得意ではないですけど、花陽の頼みなら断ったりしませんよ」
花陽「えへへ……嬉しいなぁ。じゃぁ海未ちゃん、残りの練習も頑張ってね」
海未「はい」
【花陽の好感度がアップした】
とりあえず今回はここで止めて、また夜に再開します
最後まで書ききれるよう頑張りますので、よろしくお願いします
好感度を数値にしたほうがいいかなと、今更ながらに思ってしまいました
まだ夜じゃありませんが、再開していきます
ゆったり更新になると思いますが、ご了承ください
―――――
海未(平気かと思いましたが、やはり久しぶりの練習は疲れますね…)
「では、今日の練習はここまで! みんなお疲れ様ー」
オツカレサマデシター!
海未(さて、私も帰ることにしましょう)スタスタ
「ああ、園田先輩帰っちゃった…」
「また声かけられなかったねー…せっかく見学してたのに」
ザアアアアァァー
海未「相変わらずすごい雨ですね…」
海未(ことりの言っていた通り、夜まではやみそうになりですね)
海未(さて、忘れ物もないですし、早く帰って……って、あれ?)
海未(昇降口のところで立ち止まっているのは…>>30ですね)
(人物名でお願いします)
まき
海未(真姫ですよね……どうかしたんでしょうか)
真姫「……はぁ…」
海未「真姫?」
真姫「うぇっ!?」ビクッ
真姫「…って、なんだ、海未……ビックリさせないでよ」
海未「すみません。それより、こんなところで立ち止まって…どうかしたんですか?」
真姫「あー……いや、その、ね」
海未「?」
真姫「……傘を忘れたの」
海未「え? でも今朝のニュースで降水確率が八十パーセントと言ってましたけど…」
真姫「…朝、ニュースを見ている時間がなかったのよ。……その…寝坊、しちゃったから…」
海未(真姫が寝坊……穂乃果ならともかく、珍しいですね)
海未「では入っていきますか?」
真姫「何に?」
海未「傘です」
真姫「……誰の?」
海未「私以外いないと思うのですけど……嫌ですか?」
真姫「………」チラ
ザアアァァーッ
真姫「…お言葉に甘えさせてもらうわ」
海未「はい」
海未「…」バサッ
海未「では、行きましょうか」
真姫「ええ。……」キョロキョロ
海未「…どうかしましたか?」
真姫「いや、別に。…同じクラスの子に見られたら面倒くさいことになりそうだなって」
海未「どういうことですか?」
真姫「海未って下級生に人気あるのよ。…自覚なかったの?」
海未「……あまり」
真姫「はぁ………、まぁいいわ。だからあんまりこういうことはしないほうがいいんだけど。雨に濡れるのはやっぱり嫌だから」テクテク
真姫「行きましょ」
海未「あ、はい」
海未(下級生に人気……、真姫が冗談を言うとは思えませんが……本当なんでしょうか…)
海未「…あ、そういえば真姫はどうしてこんな時間まで学校に残っていたんですか?」
真姫「ちょっと音楽室で曲を考えてたの」
海未「ああ、なるほど。新曲ですね」
真姫「ええ」
海未「今日は練習も休みだったのに…真姫は偉いですね」
真姫「別にそんなこと……、……」
海未「? 表情がすぐれませんが……どうかしましたか?」
真姫「……実は最近、あんまり作曲が上手くいってないの」
海未「…スランプですか?」
真姫「多分ね。昨日も夜遅くまで考えてたんだけど、なかなかいいフレーズが浮かんでこなくて…」
海未(それで今日は寝坊したんですね…)
真姫「…海未は、こういうときどうしてる?」
海未「え?」
真姫「何も詞が浮かんでこないとき」
海未「えっと……」
>>36
1.「良い詞が浮かぶまで部屋に閉じこもってます」
2.「気晴らしに出かけたりしています」
3.「別にどうもしていません」
2
海未「気晴らしに出かけたりしています」
真姫「出かける………新しい発想ね…」
海未「あ、新しいでしょうか…? ちなみに真姫はどうしているんですか?」
真姫「一日中家で缶詰状態。曲を思いついては紙に書いて、見直して、やっぱりダメだと思ってその紙を破り捨てる……その繰り返しね」
海未(小説家みたいですね…)
真姫「まぁあんまり効果はないんだけど…」
海未「それなら、外に出たほうが色々と刺激があっていいかもしれませんよ」
真姫「そう言われても……私、あんまり外で遊んだりしないし」
海未「では、今度私と一緒に出掛けませんか?」
真姫「え? …海未と?」
海未「はい。……あ、もちろんあくまで提案なので、断ってもらっても大丈夫です」
真姫「そう言われると断りづらいんだけど……でも、いいの? 私、あんまり気を使って話したりとかしないし……退屈だと思うわよ」
海未「平気ですよ。元々、私もあまり騒がしいのは得意じゃありませんから」
真姫「そう……。……じゃぁ、付き合ってもらっていい?」
海未「はい、喜んで。今週の土曜日でいいですか?」
真姫「うん。詳しいことはまたメールするわ」
真姫「……ありがとう」
【真姫の好感度がアップした】
―――――
真姫「じゃぁ海未、また明日ね。わざわざ送ってくれてありがとう」
海未「いえ。風邪をひかないように気を付けてくださいね」
真姫「ええ。海未もね」
―――――
海未(さて、と……私も家に帰りましょうか)
海未(……そういえばこの間、凛と希が言ってましたね。恋愛がどうとか)
海未(正直恋愛なんて、今まで考えたこともありませんでした。…今後も考えることはなさそうですけど)
海未(…恋とか、誰かと付き合うとか、そんなものは、まだまだ私には無縁ですしね)
◆ ◆ ◆
―教室―
穂乃果「晴れたね! いい天気だね!」
海未「今日は一段と元気ですね…」
ことり「穂乃果ちゃん、お天気がいいと元気になるよね」
穂乃果「うんっ。雨も嫌いじゃないけど、やっぱりおひさまが出てるほうがいいよね~」
海未「まぁ否定はしませんが……今日は練習も出来そうですし」
穂乃果「そうだね! よし、今日も頑張ろう!」
海未「本当に元気ですね…」
穂乃果「だってせっかくの晴れの日なんだから、元気出さないともったいないよ」
海未「出し過ぎて、練習のときにへばったりすることがないように気を付けてくださいね」
穂乃果「大丈夫だよ~。今の穂乃果ならなんでもできる気がする!」
海未「よほど昨日の大雨でテンションが下がっていたんですね…」
ことり「あはは…」
―――――
穂乃果「」グーグー
海未(……授業中なのに、穂乃果が思い切り寝ていますね)
海未(まぁ割といつものことですが……このままでは先生に怒られてしまいます。なんとか起こさないと…)
「高坂さん! なにを寝ているんですか!」
穂乃果「ふぇっ!?」
海未(……遅かったみたいですね)
―昼休み―
穂乃果「少し寝てたくらいでお昼休みにお説教だなんて……うぅ…」
海未「仕方ないでしょう。ほら、早く行かないと、お昼を食べる時間がなくなってしまいますよ」
穂乃果「はーい……二人とも、先に食べてていいからねー…」トボトボ
ことり「ほ、穂乃果ちゃん、足取りが重かったね…」
海未「まぁあの先生のお説教は長いですからね……昼食の時間が残っていればいいんですけど」
ことり「穂乃果ちゃん、ファイト…」
ことり「あ。あと、海未ちゃん、ごめんね。ことりもちょっと用があるの」
海未「用?」
ことり「被服室に行ってくるの。衣装のことでちょっとやっておきたいことがあって…」
海未「そうですか…」
海未(一人で教室でお昼を食べる……あまり経験のないことなので、なんだか落ち着きませんね)ソワソワ
海未(…どうしましょう……)
>>45
1.穂乃果を待つ
2.被服室に行く
3.他の場所に行く(指定)
2
海未(被服室に行ってみましょう)
海未(…あ、でもことりの邪魔をするわけには……。……何かお手伝いをすれば邪魔にはなりませんよね…)
海未(もし邪魔になるようだったら、何かしらの理由をつけて教室に戻ってきましょう)
―被服室前―
ことり(この間中途半端に終わっちゃった作業、昼休みのうちに終わるといいなぁ…)ガチャ
海未「ことり!」
ことり「え? …海未ちゃん? なんでここに?」
海未「えっと……迷惑でなければ、私もここでお昼をいただいていいですか?」
ことり「もちろんいいけど……でも、作業するから少しバタバタしちゃうよ?」
海未「それは全然平気です。作業も、私に出来ることがあれば手伝います」
ことり「嬉しいけど、なんでそんな………、あ、なるほど。そういうこと」ニコ
ことり「ふふ、海未ちゃん、一人で食べるのが寂しかったの?」
海未「う……いえ、別に寂しいというわけではなくて、ただ落ち着かなかっただけです」
ことり「そっかぁ。うん、じゃぁことりと一緒に食べようねー」ナデナデ
海未(こ、子供あつかいされている気がします……)
ことり「じゃぁ海未ちゃん、中入って」ガチャ
海未「お邪魔します」
ことり「海未ちゃんはお弁当だよね。なら先に食べてから作業に入ろっか」
海未「あ…すみません」
海未(今日のことりのお昼がパンだったのは、このためだったんですね…)
ことり「気にしないで。ことりもちょうどお腹すいてたから。さ、食べよ」
海未「はい。では、いただきます」パカ
ことり「いただきまーす」ペリ
海未(早めに食べて作業に取り掛かれるようにしないと…)パク、パク
ことり「…海未ちゃんのお弁当って、いつも綺麗だよね」
海未「え、そうですか…? クラスの方にはよく暗いと言われるのですが…」
ことり「暗いというよりは、渋いって感じじゃないかな。煮つけとか多いし。でも健康にはよさそうだし、おいしそうだよ」
海未「健康、ですか…」
海未(今日のことりのパンはすべて菓子パンですし、あまり栄養バランスはよくなさそうですね…)
海未「…あの、ことり」
ことり「ん?」
海未「一口、いかがですか?」
ことり「え、いいの? 珍しいね」
海未(まぁ確かに私たちはあまりお弁当の交換はしてませんね…。穂乃果がいつもパンですし、私とことりだけするのもなんだか変ですし)
ことり「じゃぁ卵焼きもらってもいいかな?」
海未「はい、どうぞ」ス
ことり「……」
海未「……? あの、お箸を受け取ってもらえませんか?」
ことり「あーん」
海未「え?」
ことり「せっかくだし、あーんってしてほしいなぁ」
海未「へ……な、なんでそんなことを…」
ことり「だって海未ちゃんがお弁当分けてくれるなんて珍しいから。嬉しくて」
海未(何故嬉しくてそんな行動に出るんですか……まぁ恐らく私をからかってるんでしょうけど…)
>>49
1.箸を押し付ける
2.あーんする
3.卵焼きをおひたしに変えて食べさせる
2
海未(ここでオタオタしたらことりの思うつぼ……それはなんだか悔しいですし、)
海未「…分かりました」
ことり「え?」
海未「……あ、あーん、してください」スッ
ことり「……」
海未「……」
海未「…ことり、この態勢でいるのは、心身ともに辛いです…」
ことり「あ、ご、ごめんね。えっと……いただきますっ」パクッ
海未「…どうですか?」
ことり「うん、おいしい。…でもビックリしちゃった。海未ちゃんが本当にしてくれるなんて思わなかったから」
海未「ふふ、私だっていつまでもことりにからかわれてばかりじゃありませんよ」ドヤッ
ことり「ふーん……そっかぁ」ヒョイ
海未「…どうして私のお箸をとるんですか?」
ことり「はい、あーん」スッ
海未「……え?」
ことり「さっきのお返し。今度はことりが海未ちゃんに食べさせてあげる」
海未「えっと……」
海未(こ、ここで動揺したら負けですよね……って、なにと戦っているんでしょうか、私は…)
海未「いただきます」パク
ことり「どう?」
海未「…よく知った味ですね」
ことり「だよね。はい、お箸返すよ」
海未「ありがとうございます」
海未(…ことりのからかいを無事にかわすことが出来ました……! 人生で初めてのことじゃないでしょうか…)パク
ことり「…そういえば、今のって間接キスだよね?」
海未「!?」ゲホッゴホッ
海未「へ、変なことを言わないでください!///」
ことり「あ、やっと照れてくれた! えへへ、海未ちゃんはそういう顔のほうが可愛いよ」
海未「うぅ…」
【ことりの好感度がアップした】
―――――
ことり「海未ちゃんが手伝ってくれたから助かっちゃった」
海未「いえ、私は本当に些細なことしかやってませんから」
ことり「そんなことないよー」
ガラッ
穂乃果「うわあぁぁんっ! 海未ちゃん、ことりちゃん!」ギューッ
海未「ほ、穂乃果? どうしたんですか、急に」
穂乃果「だってだって! ようやくお説教から解放されて教室に戻ったら、二人ともいないんだもん! 寂しかったよー!」
海未「それは……その、すみません…」
穂乃果「うぅ……まぁ他の子と食べたからいいんだけどさ…」
海未(…そういえば、他の友人と食べるという選択肢もありましたね。いつも二人と一緒にいたもので、失念していました…)
―――――
―放課後―
穂乃果「練習だぁーっ!」
凛「にゃー!」
にこ「あの二人の元気はどこからくるのかしら…」
ことり「お日様から、かなぁ」
絵里「まぁやる気があるのはいいことだわ。さ、練習を始めましょう」
海未「まずはストレッチからですよね」
絵里「ええ」
海未(さて……誰を誘いましょう)
>>54
μ’sメンバーから一人選んでください
えりーちか
海未「絵里、よかったら一緒にストレッチしませんか」
絵里「いいわよ。…けど、海未が私を誘うなんて珍しいわね」
海未「そうですか?」
絵里「いつもは穂乃果かことり、それか同じユニットの二人じゃない」
海未(そういえばそうですね……声をかけやすいからでしょうか)
絵里「まぁそう言う私もほとんど希とばかりなんだけどね」
絵里「じゃぁ始めましょうか」
海未「はい」
絵里「…」グイー
海未「やっぱり絵里の体はやわらかいですね」
絵里「まぁ柔軟運動は小さい頃に嫌ってほどやらされたから。そう言う海未だって、かなりやわらかい方だと思うけど」
海未「私も昔から鍛えてますから」グイー
絵里(…本当にやわらかいわね。自分で言うのもなんだけど、柔軟には結構自信があったのよね……でも、同じくらいかしら)
絵里「ねぇ海未。どっちが体がやわらかいか、勝負しない?」
海未「何ですか、急に…」
絵里「私ね、負けず嫌いなの」
海未「なんとなく知ってはいましたが………、いいですよ。私もあまり負けるのは好きじゃありませんし」
絵里「そうこなくっちゃ」
にこ(あいつら、今が練習中だって分かってんのかしら…?)
海未「では、いきますよ」
絵里「ええ。あ、負けたほうは罰ゲームだから」
海未「え」
安価下コンマ
偶数:海未の勝利
奇数:絵里の勝利
海未「…」グイー
絵里「……どう?」グイー
凛「えーっと……ちょっとだけ絵里ちゃんのほうが勝ってる…かな?」
絵里「やった!」
海未「そんな…」ガクッ
穂乃果「よし、じゃぁ凛ちゃん、次は穂乃果と凛ちゃんで勝負しよ!」
凛「受けて立つにゃー!」
にこ「だから今練習中だってば…」
海未(…少しくらいは勝算があると思っていただけに、悔しいですね…)
絵里「さすが海未ね。さっきの勝負、結構危なかったわ」
海未「いえ…絵里のほうがさすがです。やっぱりすごいですね」
絵里「ありがとう。…じゃぁ約束は守ってね?」
海未「え?」
絵里「負けた方は、罰ゲーム」
海未「」
穂乃果「どうだー!」グイーッ
凛「負けないにゃー!」グイーッ
希「んー…どっちが勝ってるやろ?」
ことり「えぇっと…」
花陽「どうだろう…」
にこ「練習……まぁもういいわ…」
真姫(…退屈)クルクル
絵里「…なんだか穂乃果たちはやけに盛り上がってるわね」
海未「そうですね……ところで、あの、絵里。罰ゲームって何をすればいいんですか…?」
絵里「んー、そうね………>>63」
メンバーと妹達を園田道場でおもてなし
絵里「μ’sのメンバーと…あと、亜里沙たちを海未の家でおもてなし、とか」
海未「さ、さすがにそんな大人数を家に招待するのは…」
絵里「もちろんいっぺんにとは言わないわ。海未の都合も考えて、数人ずつとかでいいから……お願いできないかしら」
海未「……まぁ、勝負の結果ですから。分かりました」
絵里「ありがとう。さすが海未ね」
海未(しかし何故絵里がこんなことを……、私の家に来たいというわけでもないでしょうし)
海未(それにμ’sのみんなだけでなく、亜里沙たちまでなんて……何か事情でもあるんでしょうか…?)
―――――
―放課後―
海未(さて……帰りましょうか)
海未(……そういえば、さっきの絵里の罰ゲームは早めに片づけたほうがよさそうですね)
海未(土日に一人ずつ招待していたのでは時間がかかってしまいますし……平日の放課後にしましょう)
海未(もてなすというのがテーマですから……手作りのお菓子でも作ってご馳走するとか……そんな感じでいいでしょうか)
海未(…よし、今日の夜に早速作ってみましょう)
―自宅―
海未(……というわけで、作ってみましたが……何も考えずにクッキーにしてしまいました)
海未(クッキーを嫌いな人はいなかったと思うので、大丈夫だとは思うのですが…)
海未(しかし、いざ友人をもてなすとなると、難しいものですね……絵里は本当に何故あんなことを提案してきたんでしょうか…)
ピリリリリッ
海未(メール? ……あ、真姫から。土曜日のことですね)
海未(真姫とどこに行くかも決めなきゃいけないですね。あ、でも真姫に合わせたほうがいいんでしょうか…)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
―教室―
穂乃果「今日もいい天気だねー」ノホン
ことり「そうだねー」ノホン
海未(さて…家に呼ぶ順番はどうしましょうか)
海未(…亜里沙や雪穂と二人になると会話を続ける自信がないので、あの二人はそれぞれの姉とセットで呼んだほうがいいですね)
海未(早く済ませたいので今日から……いえ、相手の都合も考えなくちゃいけませんから、明日から始めたいのですが……まず誰に声をかければいいでしょうか)
>>68
1.穂乃果&雪穂
2.絵里&亜里沙
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
5
海未(真姫にしましょう。土曜日の件もありますし、声をかけやすいですし)
海未(そうと決まれば、放課後に話しましょう)
穂乃果「海未ちゃん、いい天気だねー」
海未「あ、はい。そうですね」
穂乃果「のんびりするねー」クター
海未(……ひなたぼっこをする犬みたいですね)
―――
――
―
穂乃果「海未ちゃん、ちょっと先に部室に行ってて」
海未「いいですけど……穂乃果は?」
穂乃果「穂乃果は職員室に寄ってくから」
海未「……またお説教ですか?」
穂乃果「ち、違うよ! 先生に書類運びを頼まれてるの!」
海未「そうだったんですか。てっきりまた何かやらかしたのかと…」
穂乃果「もー! 穂乃果そんなにバカじゃないもん!」
海未「すみません」
穂乃果「…まぁ、この書類運びも、この間の小テストの成績が悪かった罰なんだけどね…」
海未(私の謝罪を返してほしいです)
海未「ことりは日直ですよね」
ことり「うん。ちょっと時間かかるかも」
海未(日直の仕事は大変ですけど、二人一組ですし、そこまで時間がかかるとは思えないのですが…)
穂乃果「じゃぁまたあとでね、海未ちゃん、ことりちゃん」
ことり「うん、またねー」
海未「また」
海未(二人のことは少し気になりますが……余計なお世話かもしれませんし…どうしましょう)
>>73
1.部室に向かう
2.穂乃果を手伝う
3.ことりを待つ
2
海未(罰で書類運びということは……もしかしたらたくさんの量を運ばされるのかもしれません)
海未(……罰なのに手伝うのはあまりよくないのですが、やはり少し心配です)
海未「穂乃果」
穂乃果「ふぇ? どうかした?」
海未「書類を運ぶの、手伝います」
穂乃果「え、いいの? 多分大変だよ?」
海未「それならなおさら。あまり時間をかけすぎて練習を遅らせるのも嫌ですから」
穂乃果「じゃぁお言葉に甘えよっかな。ありがとー、海未ちゃん」
海未「いえ。では急ぎましょう」
穂乃果「はーい」
―職員室前―
海未「ほ、本当に多いですね…」ドッサリ
穂乃果「先生容赦ないよね…」
海未(こんなに運ばせるなんて…先生はよほど怒っているのですね。穂乃果の小テストは一体何点だったんでしょうか…)
穂乃果「海未ちゃんがいなかったら、確実に運べなかったね…」
海未「そう言ってもらえると、来た甲斐があります。さ、運びましょうか」
穂乃果「うん」
穂乃果「…重いねー」テクテク
海未「ですね」テクテク
穂乃果「…ごめんね、海未ちゃんにまで付き合わせちゃって」
海未「私が勝手にやったことですから」
穂乃果「…今日の海未ちゃん、なんか優しいね」
海未「…普段そんなに厳しいですか…?」
穂乃果「厳しいよー。すぐ怒るもん」
海未「それは穂乃果のためを思ってです」
穂乃果「愛ゆえ?」
海未「まぁそんな感じです。厳しくするのもそのためですよ」
穂乃果「そっかー。んー……ならいいのかな」
海未(…それにしてもこの書類、本当に多いですね。こんなに何に使うんでしょうか)
穂乃果「おっと」フラ
海未「大丈夫ですか?」
穂乃果「あ、うん。へーき」
海未(…書類、重そうですね。同じくらいの量ですが、私と穂乃果では力の差がありますし…)
>>77
1.穂乃果の書類を少し持つ
2.何もしない
3.全て自分が持つ
2
海未(…あまり過保護なのもよくないですし、何も言わないことにしましょう)
海未「穂乃果、あと少しですよ。頑張りましょう」
穂乃果「うん、頑張る!」
穂乃果「早く終わらせて部室に行きたいしね」
海未「ですね」
―――――
穂乃果「あー……ホントに重かったねー」
海未「あんなに大量の書類、一体何に使うんでしょうね」
穂乃果「謎だよねー。…もしかして、ただの嫌がらせだったりして」
海未「それはさすがにないと思いますが……」
ガチャ
にこ「あ、ようやく来た。あんたたちが最後よ」
海未「遅れてすみません」
穂乃果「すぐに着替えるね」
ことり「ところで、海未ちゃんと穂乃果ちゃん、一緒に来たんだね」
海未「穂乃果の書類運びを手伝っていたので」
ことり「あ、なるほど…。……ことりも手伝ってほしかったなぁ」
海未「え、でもことりはパートナーの方がいたでしょう?」
ことり「それが、部活の練習があるからって……」
海未「そうだったんですか…」
海未(だから時間がかかると言っていたんですね。それならそうと言ってくれれば……って、ことりの性格を考えると、それは難しいですね)
海未「…すみません、気付かなくて」
ことり「あ、ううん。ごめんね、ちょっとからかっただけだから、そんなに本気で謝らないで」
ことり「ほら、海未ちゃんも早く着替えてこないと、にこちゃんに怒られちゃうよ」
海未「はい…」
―――――
絵里「……じゃぁ少し休憩にしましょう」
海未(休憩時間になりましたし、)テクテク
海未「真姫」
真姫「なに?」
海未「明日の放課後は暇ですか?」
真姫「放課後って、練習が終わった後よね? 暇だけど……どうしたの、急に」
海未「よければ家に来ませんか?」
真姫「は? ……え、本当にどうしたの? 何か企んでる?」
海未「企んでませんよ」
真姫「……でも、海未が何の理由もなく私を誘うなんて、変じゃない」
海未(普段あまり人を誘うことがないですし、疑われるのも無理はありませんね…)
海未「えっと……実は、昨日の絵里との勝負の時に約束をしていて…」
真姫「……なるほど。それにしても、エリーも変な提案をしてくるわね」
海未「ですよね。私も少し戸惑いました」
真姫「まぁでも、そういうことなら。明日、お邪魔させてもらうわ」
海未「はい、お願いします。あ、真姫はクッキー食べれますか?」
真姫「食べれるけど……それがどうかしたの?」
海未「おもてなしのために必要なことなので」
真姫「…?」
―――
――
―
絵里「じゃぁ今日はこれくらいにしましょうか」
海未(今日はいつもより早めに練習が終わりましたが……どうしましょうか)
>>83
1.弓道部に行く
2.帰る
2
海未(途中から練習に加わるのは迷惑かもしれませんし……今日は帰りましょう)
穂乃果「海未ちゃーん、ことりちゃーん、帰ろー」
ことり「はーい、ちょっと待ってね穂乃果ちゃーん。海未ちゃんももう帰る支度できた?」
海未「はい。行きましょうか」
ことり「うん」
―――――
穂乃果「今日の練習、いつもより終わるの早いよね」
ことり「そうだね」
穂乃果「このまま帰るのもなんだし、どこか寄って帰ろっか!」
海未「どこかって…どこですか?」
穂乃果「えっとねー……、あ、駅前に新しいアイス屋さんが出来たってクラスの子が言ってたから、そこにしない?」
ことり「うん、いいよ。ちょうど冷たいもの食べたいと思ってたんだー」
海未「ではそこにしましょうか」
穂乃果「やった!」
―アイス屋―
穂乃果「んーっ……これ美味しい! 苺の酸味と生クリームの甘さが…最高!」
海未(確かに美味しいですが……それにしてもすごいボリュームですね。アイスというよりは、小さなパフェという感じがします)
ことり「海未ちゃんはなに頼んだの?」
海未「あ、私はショコラスペシャルを。ことりはクリームチーズですよね」
ことり「うん。ね、海未ちゃんの少し貰ってもいい?」
海未「構いませんよ。どうぞ」
ことり「わーい、ありがと」パク
穂乃果「あ、いいなー、穂乃果も食べたい!」
海未「穂乃果もことりの後で食べていいですよ」
穂乃果「ほんと!? やったー!」
海未(それにしても、これだけボリュームがあると夕飯に差支えそうなのですが……甘いものは別腹というやつでしょうか)
海未(…それにしてもこれ、見事にチョコの味しかしませんね)パク
海未(あまり甘すぎるのは嫌なので試しに頼んでみたのですが……見事に甘ったるいチョコ味でした)パク
海未(絵里なら喜びそうな味ですが…。……しかし本当に量多いですね)パク
ことり「海未ちゃん、すごく無言で食べてるね」
海未「あ……はい。おいしくて」
ことり「そっか。あ、ことりのも一口どう? さっきのお礼」ス
穂乃果「あ、じゃぁ穂乃果のもー」ス
海未「えっと…」
海未(同時に差し出されても困るのですが…)
>>87
1.ことりのものから食べる
2.穂乃果のものから食べる
2
海未(……とりあえずさっぱりしてるストロベリーのほうから)パク
穂乃果「!」
穂乃果「どう? 美味しい?」
海未「…はい、すごく。本当に甘さと酸味のバランスがいいですね…」
海未(それに比べてなんでこのショコラは甘さオンリーなんでしょうか…)
穂乃果「えへへ、よかったー」
ことり「海未ちゃーん、ことりのも食べてよ」
海未「あ、はい、いただきます」パク
穂乃果「ことりちゃん、後で穂乃果もそっち貰っていい?」
ことり「うん、いいよー」
【穂乃果の好感度がアップした】
―――
――
―
ピリリリリッ
海未(メール? ……弓道部の部長から…珍しいですね)
海未(…朝練の連絡。今日の練習は行っていませんし、ちょうどいいかもしれませんね)
海未(了承のメールを送って……あと、穂乃果とことりにも明日は先に行くと連絡を入れておきましょう)ピッピッ
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未(こんなに朝早くからの練習は久しぶりでしたが……やはり体を動かすのはいいものですね)
「園田さん、お疲れ様」
海未「部長もお疲れ様です」
「今日の朝練はあなたが来てくれたから、部員たちもちゃんと練習してくれて助かったわ」
海未「いえ、そんな…」
海未(…さて、朝練も終わったことですし、教室に…)
希「あ、海未ちゃーん」
海未「希? どうしてこんな朝早くに…」
希「忘れがちやけど、ウチも生徒会役員やから。ちょっとお仕事があって」
海未「そうでしたか…お疲れ様です」
希「ありがと。ところで海未ちゃん、この間ウチらと話したこと覚えてる?」
海未「この間……ああ、恋愛云々の話ですか?」
希「うん、それ。あの後ウチなりに考えてみたんやけどね、恋愛とかそういうのを抜きにしても、色々な経験をするのって大切やと思うねん」
海未「経験ですか…」
希「色んな人と関わることで視野が広がるやろ。それによってもっと良い詞が出来たりするんやないかなぁって」
海未「…なるほど」
海未(確かに今までの私は、小さいころからの習慣のまま、穂乃果やことりといつも一緒にいました)
海未(登校時も昼休みも放課後も……よく考えると、一日の半分以上はあの二人といる気がしますね)
希「もちろん、穂乃果ちゃんやことりちゃんと仲がええのは良いことなんやけどね」
海未「…そうですね。もう少し行動の幅を広げてみたほうがいいのかもしれません」
海未(せっかくμ’sが出来たのですし…他のメンバーとももっと交流を深めなくては)
希「ん。まぁそんな深刻に考えず、軽い気持ちでね」
希「凛ちゃんも言うてたやろ。青春は一度きり。楽しんだもん勝ちやで」
海未「…はい。ありがとうございます」
―――――
―昼休み―
海未(楽しんだもん勝ち、ですか…)ウーン
穂乃果「海未ちゃん? どうかした?」
ことり「唸ってるけど…頭痛いの?」
海未「あ、いえ、大丈夫です」
海未(希ともああいう話をしましたし……これからはもう少し行動を変えてみるのもいいかもしれませんね)
海未(今はちょうど昼休みですし…)
>>93
1.ここで食べる
2.別の場所に行く(再安価)
2
海未(思い立ったが吉日と言いますし、やってみましょう)ガタ
穂乃果「ほぇ? 海未ちゃんどうしたの? 急に立ち上がって…やっぱり頭痛いの?」
海未「すみません、穂乃果、ことり。私、今日は違う場所でお昼を食べてきます」
ことり「え? 違う場所って?」
海未「決めてません。では、時間がないので行きます」スタスタ
ことり「え、ちょっ、海未ちゃん?」
海未(穂乃果やことりに訳を聞かれても、上手く説明できる自信がないので誤魔化してしまいましたが……不審に思われていないでしょうか)
海未(作詞のために視野を広げる…なんて、はたから見ればよく分からない行動ですしね…)
海未(…どこに行きましょうか)
>>96
1.部室
2.音楽室
3.屋上
4.中庭
5.一年教室
6.三年教室
5
海未(一年生の教室に行ってみましょう。…三年生の教室よりは入りやすいはずです)
―一年教室前―
海未(…たとえ下の学年でも、よそのクラスの教室には入りづらいものですね…)
海未(第一、ここまで来て凛たちがいなかったら、いい笑いものですが…)
花陽「…あれ? 海未ちゃん?」
凛「にゃ? …あ、ホントだ、海未ちゃーん!」テッテッテッ
海未「あ、凛、花陽……よかったです」ホッ
花陽「よかったって?」
海未「い、いえ、なんでも」
凛「それより海未ちゃん、どうしてここに? μ’sの連絡事項かなにか?」
海未「そういうわけではないのですが……あの、よかったら一緒にお昼を食べませんか?」
花陽「え、私たちと?」
海未「はい。迷惑でなければですが…」
凛「迷惑なわけないにゃー。海未ちゃんがわざわざ来てくれるなんて珍しいし、すっごく嬉しいよ!」
花陽「うん、私も嬉しい」
海未「そう言ってもらえると助かります」
海未(…あれ? そういえば真姫の姿が見えないような…)
【凛の好感度がアップした】
【花陽の好感度がアップした】
凛「じゃぁ海未ちゃんはここに座ってー」
海未「ありがとうございます」
海未「あの、ところで真姫はどこに?」
花陽「真姫ちゃんはたまに、昼休みにどこかに行っちゃうの」
花陽「多分音楽室なんだろうけど……そういう時は一人でご飯食べたいときなのかなって思って、ついていかないことにしてるんだ」
海未「なるほど…」
海未(特に今はスランプ中みたいですし、そっとしておいたほうがいいのかもしれませんね)
凛「それより早くご飯食べよー。ごーはーんー」パカ
海未「凛たちもお昼はお弁当なんですね」
凛「うん。凛はお母さんに作ってもらってるけど、かよちんは自分で作ってるんだよ! すごいよねー」
海未「それは偉いですね」
花陽「い、いや、それほどでも…」エヘヘ
凛「海未ちゃんのお弁当は? お母さんが作ってるの?」パク
海未「私は母と共同で作ってます。だからおかずごとに私が作っていたり、母が作っていたりします」
凛「ふぇー、そうなんだー」モグモグ
花陽「凛ちゃん、食べながらしゃべるのはお行儀悪いよ」
凛「ふぁーい」モグモグ
花陽「ところで海未ちゃん、今日は穂乃果ちゃんたちとは一緒じゃないんだね」
海未「はい。少し事情がありまして」
花陽「事情?」
海未「いえ、こちらの話です。私たちも食べましょう」
花陽「うん」
海未(それにしても、花陽と凛がお弁当であることも知らなかったなんて……私の行動範囲って想像以上に狭かったんですね)
海未(やはりこれからはもう少し広い視野をもって、作詞に役立てなくては)
花陽「あ、そうだ、海未ちゃん。この間のサインのことなんだけど、友達すごく喜んでたよ」
海未「それはよかったです」
凛「海未ちゃんってうちのクラスでは人気あるんだよー。なんかカッコいいんだって」
海未「カッコいい、ですか…」
凛「よく分からないよね」
花陽「り、凛ちゃん、それを海未ちゃん自身に言っちゃうのは…」
海未「いえ、事実ですから」
凛「でも海未ちゃん、気付いてる?」
海未「え?」
凛「海未ちゃんが来た時からずっと、クラスの子がチラチラこっち見てること」
海未「え…」チラ
サッ
海未(……何人かがすごい勢いで顔を逸らしましたが…凛の言う通り、こちらを見ていたってことなんでしょうか)
海未「…なんだか落ち着きませんね」
花陽「えっと…でもみんな、悪気はないから」
凛「そうそう。それに海未ちゃんはアイドルだし、見られてなんぼーって、にこちゃんも言ってたにゃ」
海未「それもそうですね……では、極力気にしないようにします」
凛「うん、それが一番だよ」
凛「…それにしても、みんな海未ちゃんが来たら注目するのに、凛には特に何の反応もないんだよねー……凛だって一応アイドルなのに…」
花陽「私は注目されないほうがいいと思うけど……恥ずかしいし…」
凛「凛だって注目されたいわけじゃないけど…でもちょっとくらいは……んー……凛はアイドルっぽくないからかな…?」
>>104
1.「そんなことありませんよ」
2.「そうかもしれませんね」
3.「気にすることないですよ」
1
海未「そんなことありませんよ」
海未「凛は…、もちろん花陽も真姫も、他のみんなも、立派なアイドルです」
凛「そうかな……でも凛、みんなみたいにキラキラーってしてないし…」
海未「キラキラーっというのが具体的にどういうものかは分かりませんが、私の目には、凛は十分輝いて見えますよ」
凛「えっ? ほ、ほんと?」
海未「はい。ステージに上がる前の凛は楽しそうでキラキラしてます。私は花陽やにこほどアイドルを知りませんが、そんな凛の姿は魅力的だと思いますよ」
凛「っ……そ、そっかー。えへへ、海未ちゃんに言われるとなんか照れるにゃー」
花陽「よかったね、凛ちゃん」
凛「うんっ」
【凛の好感度がアップした】
凛「よーしっ、海未ちゃん、褒めてくれたお礼に凛の唐揚げあげる!」
海未「え、いや、そんなの悪いですよ」
凛「いーの、いーの! はい、あーんっ」ズイッ
海未(…凛の性格上、あまり断るのもよくないですね)
海未「あ、あーん……」パク
凛「おいしい?」
海未「はい、とても。凛のお母様は料理上手ですね」
凛「えへへー、そうなんだよー。料理だけが取り柄なんだにゃ」
海未(だけって…)
海未「あ、よかったら私のおかずもどうぞ」
凛「ホント? じゃぁ遠慮なくいただきますにゃー」
海未「花陽もよかったらつまんでください」
花陽「ありがとう、海未ちゃん。私のお弁当もよかったら…、…味の保証は出来ないけど」
凛「かよちんのお弁当はいつもすっごく美味しいよ!」
花陽「そ、そうかな……、ありがとう、凛ちゃん」
―――――
海未(あれから三人でそれぞれのお弁当をつまみあいながら食べました)
海未(あの二人と一緒にいると和みますね………しかし、周りの視線がすごかったので、結局早めに教室を出てきてしまいましたが)
海未(お昼休みが終わるまでにはまだ時間がありますし……どうしましょうか)
どこに行きますか?
>>109
1.教室に戻る
2.部室
3.音楽室
4.三年教室
3
海未(…花陽の予想では、真姫は音楽室にいるんでしたよね)
海未(今もまだ曲を考えているんでしょうか。……スランプの時はあまり他人が口を出さないほうがいいのですが……少し気になるので、見に行ってみましょう)
―音楽室前―
海未(とりあえずノックを)コンコン
「………開いてるわよ」
海未(…ものすごく不機嫌そうな声ですね)ガラ
真姫「……海未だったのね。凛がノックするわけはないから、花陽かと思ったわ」
海未「すみません。お邪魔でしたか?」
真姫「別に。はかどってたわけでもないし。そんなところにいないで、中に入ってきたら」
海未「では失礼します」
真姫「…で?」
海未「え?」
真姫「用件は? 何かあるから来たんでしょ」
海未「あ、いや……調子はどうかなと」
真姫「それだけでわざわざここまで来たの? 随分物好きね…」
海未「少し心配でしたから」
真姫「心配?」
海未「私もスランプの経験はあります。そういうとき、一人だと気が滅入ってしまっていたので」
真姫「……それでわざわざ話し相手になりに来たってこと?」
海未「私で務まるのであれば、ですけどね」
真姫「…海未って本当に物好きね」
海未「穂乃果たちだって花陽たちだって、私と同じ立場なら同じことをしたと思いますよ」
真姫「……そうかもね。お節介な人たちばかりだし」
海未「そこが穂乃果たちの良いところでしょう」
真姫「…………まぁ、否定はしないけど」
真姫「なら遠慮なく話し相手になってもらおうかしら」
海未「はい。お昼休みが終わるまでもう少しありますし、それまで何か話をしましょう」
真姫「…話題は海未が提案してよ。私、そういうの苦手だから」
海未(私もあまり得意ではないのですが……まぁ無理強いは出来ませんしね)
海未「分かりました。では…、」
―――――
海未「……あ、もうすぐチャイムが鳴りますね。そろそろ戻りましょう」
真姫「そうね。じゃぁさっさと帰りましょ」
海未「はい」
真姫「……戸締りよろしく」
海未「分かりました」
真姫「……。…あの、海未」
海未「なんですか?」
真姫「海未のそれはわざとなの?」
海未「え?」
真姫「いや、私さっきからあえて生意気なことばっかり言ってるんだけど……まったく怒る気配がないじゃない」
海未「生意気なこと……、言ってましたか?」
真姫「言ってたでしょ…。相手になってもらおうとか、話題提案しろとか、さっさと帰ろとか、戸締りよろしくとか」
海未「…あまり気になりませんでした」
真姫「……海未って変わってるわね」
海未「そ、そうでしょうか…」ガラ
真姫「怒ることとかあるの? あ、戸締りは私がするから」
海未「ありがとうございます。怒ったことくらいありますよ。穂乃果にはしょっちゅうです」
真姫「そういえばそうだったわね…。それなら後輩が生意気なこと言ったら、少しは怒った方がいいわよ。調子に乗る子もいるだろうし」
海未「えっと……これからは善処します」
真姫「うん。……あと、ごめん。本当に話し相手になってもらって」
真姫「話題見つけるのが苦手なのは本当だから、海未が話してくれて助かったわ。…ありがと」
海未「いえ、私は私で楽しかったですし、気にしないでください」
真姫「………そう」
【真姫の好感度がアップした】
―――
――
―
海未「では、三分間休憩を挟みます」
穂乃果「ふわぁーっ、疲れたー!」バタンッ
凛「凛も疲れたにゃー!」バターンッ
にこ「ちょっ、いきなり倒れるんじゃないわよ! 危ないでしょ!」
海未(あの三人は元気ですね)ガサゴソ
海未(……あれ? ボトルがない……、あ、そういえば部室に置きっぱなしでしたっけ…)
海未(取りに行っている間に休憩が終わって体を休ませられないのは辛いですし……かといって何も飲まないわけにも…)
海未(誰かに少し貰うしかないでしょうか…)
海未(しかし一体誰に…)
>>116「どうかしたの?」
(人物名でお願いします)
繧翫s
海未「あ、凛…それに花陽も」
花陽「海未ちゃん、ずっと荷物を探ってたけど……何か探し物?」
海未「えっと…実はボトルを部室に置き忘れてきたみたいで…」
凛「そうなの? 海未ちゃんも案外おっちょこちょいだにゃー」
海未「凛には言われたくないのですが……今回は否定できませんね」
花陽「あはは……、じゃぁ海未ちゃん、私の飲む?」ス
海未「いいんですか?」
花陽「うん。……あ、でも今ちょっと飲んじゃったんだけど……それでもいいかな…?」
海未「全然平気ですよ。ありがたくいただきますね」コクココク
海未(…花陽の分をなくしてしまわないように、あまり飲まないようにしましょう)
海未「ありがとうございます、助かりました」
花陽「ううん。役に立てたならよかった」ニコ
海未(花陽は本当に良い子ですね)
凛「…海未ちゃん、海未ちゃん!」
海未「はい?」
凛「凛のも分けてあげる!」
海未「え、でも…」
凛「へーきへーき! 凛、中学の頃は陸上部だったし、その頃はスパルタで水を飲まないで練習とか普通だったしね」
海未(もしかして、私が遠慮して飲んでいたことに気が付いて…?)
海未「…では、遠慮なく。ありがとうございます、凛」
凛「どういたしましてー」ニコー
海未(凛も良い子ですね……たまに練習中にふざけたりしていますが)
海未(……ああ言ってくれたとはいえ、さすがに少しは遠慮していただきましょう)コクコク
凛「よーし、残りの練習も頑張ろう!」
花陽「うん、頑張ろうね、凛ちゃん。海未ちゃんも」
海未「ええ、そうですね」
【凛と花陽の好感度がちょっとアップした】
―――
――
―
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃーん、帰ろー」
海未「あ、えっと…」
海未(今日は真姫をもてなす日なので、やはり真姫と一緒に帰ったほうが…。一度真姫の家に帰るより、そのまま家に来てもらったほうが早いですし)チラ
真姫「……?」
真姫「……」
真姫「……あっ」
海未(完全に、今気が付いたって反応ですね…)
ことり「海未ちゃん、どうかしたの?」
海未「すみません。今日は少し先約がありまして…」
穂乃果「先約? 用事か何か?」
海未「はい。なので二人は先に帰っていてください」
穂乃果「んー…分かった。じゃぁまた明日ねー、海未ちゃん」
ことり「またね、海未ちゃん」
海未「はい、また明日」
―――――
海未「あ、真姫」
真姫「ごめん、待った?」
海未「いえ、全然」
真姫「……って、なんで私たちはこんな待ち合わせみたいな会話してるのかしら…」
海未「さあ…。よく考えれば、普通にみんなに事情を話せばよかったですよね…」
海未(何故わざわざ別々に部室を出て、中庭で待ち合わせるなんてことをしているんでしょうか……)
真姫「まぁいいわ。とにかく帰りましょう。このまま海未の家に寄っていけばいいんでしょ」
海未「はい。すみません、お手数おかけして」
真姫「別に。元はといえば、エリーの妙な提案のせいだし」
海未「まぁそうですけど……とにかく、精いっぱいおもてなししますから」
真姫「………ほどほどに期待してるわ」
今日の更新はここまでにします
また明日再開したいと思います
想像以上にゆったりな好感度の上がり方ですが、頑張ります
分かりにくくなってきたら、そのうち各キャラの好感度も表示していきたいと思います
お付き合いいただき、ありがとうございました
のんびりと再開していきます
―――
――
―
真姫「……海未の家って、思ってた通り広いのね」
海未「まぁ道場も兼ねていますから、一般よりは広い部類かもしれません」
真姫「私の家は洋風だから、こういう純和風な家ってちょっと新鮮だわ」
海未「ゆっくりしていってくださいね」
真姫「ええ」
真姫「……それで、これは?」
海未「クッキーです」
真姫「いや、それは分かるんだけど……その隣のものは?」
海未「昆布茶です。美味しいし身体にいいしで、素敵なものですよ」
真姫「……まぁいいわ。せっかく出してくれたんだし、いただくわね」
海未「はい、どうぞ」
真姫「…」ゴクン
真姫「……独特な味ね。嫌いではないけど」
海未「よかったです」
海未(しかし、独特な…ということは、微妙ということでしょうか…。次からは飲み物は気を付けたほうがいいかもしれませんね…)
海未「あ、クッキーもどうぞ」
真姫「ん、ありがと」パク
真姫「美味しいわ」
海未「何よりです」
真姫「……」
海未「……」
真姫「……やっぱり二人だと会話に詰まるわね」
海未「そ、そうですね。お互いあまり話すタイプではないですし…」
海未(しかしそうも言っていられませんよね……今日は真姫をきちんともてなさなければ)
海未「えっと……何かお話でもしましょうか」
真姫「いいけど……何を話すの?」
海未「そうですね……」
海未(あまり暗い話題は避けたほうがいいでしょうか…)
>>133
1.凛と花陽について
2.土曜日のことについて
3.スランプについて
2
海未「土曜日のことについて、とか」
真姫「ああ……確かにちょうどいいかも。まだ集合場所と時間くらいしか決めてなかったしね」
海未「真姫はどこか行きたいところはありますか?」
真姫「行きたいところ…、……特に思いつかないわ」
海未「ではどんな場所が好きですか?」
真姫「騒がしくないとことか、疲れないとことか、人がごちゃごちゃしてないとこ。あと、暑いのもあまり好きじゃないわ」
海未(本当に外出があまり好きではないんですね…)
海未「えっと……では、映画館なんてどうですか? 上映中は静かですし、冷房もきいてますよ」
真姫「そうね。他の人が作ったサウンドを聞くのも勉強になるだろうし」
海未「ではそうしましょうか」
真姫「ん。……でも海未はそれでいいの?」
真姫「付き合ってもらうのは私なんだし、海未に行きたいところがあるなら、そっちを優先するけど」
海未「いえ、私も静かな方が落ち着きますから。映画も最近見てませんでしたし」
真姫「ふーん…。…この間も感じたことだけど、海未は長いこと穂乃果たちといるから、騒がしいのが好きなのかと思ってたわ」
海未「騒ぐのも嫌いではないですけどね。穂乃果たちと一緒にいると騒がしい時間ばかりなので、たまにはゆったりした時間が恋しくなるんですよ」
真姫「……ちょっと分かる気がするわ。凛を思い出すと、特に」
海未「ああ…あの二人のテンションは似てますもんね」
真姫「あれはあれで楽しいんだけどね。でも私も今はあまり騒がしくしたい気分じゃなかったから、遊園地とか提案されなくてちょっとホッとしたわ」
真姫「だから…その、映画、楽しみにしてるわ」
海未「はい、私もです」
【真姫の好感度がアップした】
―――
――
―
海未(今日の真姫へのもてなしは、とりあえず成功…ということでいいんですよね。昆布茶はさておき、クッキーはあの後も褒めてもらえましたし)
海未(これで残りは九人……先は長いですね)
海未(明日誘うとしたら、今のうちにメールで予定を聞いておかないと)
誰にメールしますか
>>138
1.穂乃果&雪穂
2.絵里&亜里沙
3.ことり
4.凛
5.希
6.花陽
7.にこ
2
海未(…絵里と亜里沙にしましょう。そもそも絵里には聞きたいこともありましたし)
海未(亜里沙とは連絡先を交換していないので、絵里にメールを)ピッ
海未『今、いいですか?』
絵里『いいわよー、なに?』
海未『明日の放課後、何も予定がなければ亜里沙と一緒に私の家に来てくれませんか』
絵里『罰ゲームの件ね。分かった、じゃぁ亜里沙にも伝えておくわ』
海未『よろしくお願いします』
海未(これでよし、と…)
海未(…絵里はともかくとして、さすがに亜里沙に昆布茶を出すのはまずいですかね…中学生ですし。甘いもののほうがいいかもしれません)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未(さて……昼休みですね)
穂乃果「わーい、お昼だー」ランチパックー
海未(今日はどうしましょうか…)
>>141
1.ここで食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
2
海未(視野を広く…ですね。昨日とは別の場所に行ってみましょう)ガタッ
ことり「え、海未ちゃん今日も別のところで食べるの?」
海未「はい」
穂乃果「二日連続なんて珍しいねー……何か問題でもあったの?」
海未「いえ、ただ作詞のために世界を広げたくて」
ことほの「え?」
―――――
海未(穂乃果たちには不審がられてしまいましたが……まぁ上手く説明できることでもないですし、仕方ありませんね)
海未(では部室に向かいましょうか)
―部室―
海未(来たのはいいですけど……普通に考えて、開いてるわけないですよね。誰もいないでしょうし)
海未(…まぁせっかく来たことですし、とりあえずドアノブだけでも回して帰りましょう)
ガチャ
にこ「!?」ビクッ
海未「あれ、開いた……って、にこ?」
にこ「なんだ、海未か、ビックリした……」
海未「こんなところで何をしてるんですか?」
にこ「いや、それは完全にこっちのセリフなんだけど……」
海未「私はなんとなくです」
にこ「あ、そう…。…今日は絵里と希が生徒会の用事で教室にいないのよ」
海未(……なるほど。確かに一人で教室で食べるのは、勇気がいりますしね)
にこ「……い、言っとくけど、別にあの二人以外に友達がいないわけじゃないわよ? ただ、にこはアイドルだから、自分を安売りしないだけ」
海未「分かってますよ」
にこ「ならいいけど…」
にこ「……で?」
海未「え?」
にこ「その手に持ってるの、お弁当でしょ。それを持って来たってことは、食べる場所探してたんじゃないの?」
海未「はい。ですが……あの、お邪魔じゃないですか?」
にこ「あのね、一人なのに邪魔も何もないでしょ」
海未「ではここで食べてもいいですか?」
にこ「もちろん。ここはあんたの部室でもあるんだし」
海未「ありがとうございます」
海未「ところで、にこはパソコンと向き合っていましたが、お昼はもう済ませたんですか?」
にこ「まだ。ちょうどこの動画が終わったところだったから、今から食べようと思ってたの」
海未「ではご一緒できますね」
にこ「ん。…けどあんた、いつもの二人はどうしたのよ?」
海未「穂乃果とことりは教室で食べています」
にこ「…なんであんたはここにいるの?」
海未「視野を広げるためですね」
にこ「は?」
海未「説明が難しいので、深く気にしないでください」
にこ「あ、そう…。じゃ、とりあえず食べましょうか」
海未「はい」
海未(にこもお弁当派なんですね。…意外とパン派は少数なのかもしれません)
海未「……」パクパク
にこ「……」チラ
海未「……」パクパク
にこ「……」ソワソワ
海未(……なんだか、にこがソワソワしているような気がします。どうかしたんでしょうか…)
海未(……まさか、やっぱり私がここにいたら邪魔だったり…?)
海未(…どうしましょう…)
>>147
1.さっさと食べて退室する
2.話しかけてみる
3.様子を見る
2
海未(…正直、にこのことはよく分かりませんし、観察しているだけじゃ何を考えているかなんて分かりようがありませんね)
海未「…あの、にこ」
にこ「えっ……あ、な、なに?」
海未「いえ、先ほどから落ち着かないようなので…どうかしましたか?」
にこ「あー……や、ごめん。ほら、海未と二人きりって今までなかったじゃない? 情けないけど、なに話したらいいか分からなくて…」
海未「そういうことですか……よかったです」
にこ「よかった?」
海未「あ、いえ、こっちの話です」
海未(とりあえず、邪魔だとは思われてないみたいですね…)
海未「では、私から質問してもいいですか?」
にこ「質問?」
海未「はい。私は恥ずかしながらアイドルのことにはあまり詳しくありません。なのでこの機会に勉強しておきたいなと」
にこ「! そういうことなら、にこに任せなさい! 一からじっくりアイドルのことを教えてあげるわ」
にこ「まずは基本的なところから、今流行しているアイドルについて詳しく語っていくから、よく聞きなさい!」
海未「は、はい、お手柔らかに…」
海未(なんだか変なスイッチが入ったみたいですね……)
【にこの好感度がアップした】
―――――
にこ「でね、その子がまた上手いのよー。カメラに向けてのアピールが自然で可愛くて…!」
海未「……あの、にこ」
にこ「ん?」
海未「あと一分ほどで昼休みが終わります」
にこ「えええぇっ!? ま、まだお弁当半分くらいしか食べてないんだけど…!」
海未「話に熱中し過ぎましたね……えっと、今から急いで食べれば間に合いますよ」
にこ「うぅ……にこ、早い食いとかあんまり得意じゃないんだけど…キャラ的に」
海未(キャラ的に…?)
海未「えっと……よければ手伝いましょうか?」
にこ「そうしてくれると助かるわ…」
海未「では遠慮なく。いただきます」ヒョイ、パク
海未「……あ、美味しい」
にこ「え、ホント?」
海未「はい。味付けも絶妙で、しつこすぎずアッサリしすぎず……にこのお母様は料理が上手ですね」
にこ「あ、あー……うん、まぁね…はは…」
海未「?」
にこ「ごちそうさまでした!」
海未「授業開始まであと二十五秒……!」
にこ「走るわよ!」
海未「はい! ……って、ダメです! 廊下を走るのは校則違反です!」
にこ「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?」
海未「せめて早歩きでいきましょう!」
にこ「っ……この堅物!」
海未「か、堅物って…」
にこ「ああもう、早く行くわよ!」スタスタスタッ
海未(あ、でもちゃんと早歩きなんですね……)スタスタ
―――――
「珍しいですね。園田さんが遅刻なんて」
海未「す、すみません……」
「んー……まぁいいです。次からは気を付けてください」
海未「はい。本当にすみませんでした」ペコリ
ことり「…海未ちゃんが遅刻なんて珍しいね…」ヒソヒソ
穂乃果「だねー。いつもはちゃんと時間見てるのに……よほど何かに熱中してたのかな?」ヒソヒソ
穂乃果「それにしてもあの先生、いつも遅刻した人は罰として廊下に立たせてるのに、海未ちゃんだけズルいー」
ことり「あはは…」
―――――
「園田さん」
海未「あ、はい。なんでしょうか」
「さっきの遅刻の罰として、このノートを職員室に運んできてくれる?」
海未「分かりました」
海未(先ほど廊下に立たされなかったのは、このためだったんですね…)
ことり「海未ちゃん、手伝うよ」
穂乃果「穂乃果もー」
海未「いえ、これくらいなら一人でも平気です。二人は先に部室に行っていてください」
穂乃果「えー……まぁそう言うなら…分かった。じゃぁいこ、ことりちゃん」
ことり「あ…うん。じゃぁ海未ちゃん、またあとでね」
海未「はい」
海未(私もさっさと用事を済ませて部室に向かいましょう)ヒョイ
海未(…見た目よりは重いですね。プリントと違って、ノートは一冊一冊の重みがあるからでしょうか)
海未(まぁでも運べない量ではありませんし、急ぎましょう)テクテク
海未(今日の練習メニューはどうしましょうか……まずはいつも通りストレッチから初めて…今日はあの曲のフリを練習するのもいいかもしれませんね)テクテク
>>155「あ!」
海未「?」
海未(今、なんだか聞き覚えのある声が…)クル
のんたん
希「やっぱり海未ちゃんやん」テクテク
海未「希? どうしてここに…」
希「どうしてって、ここ学校やし。それにこの廊下はウチらの教室から部室に行くときの通り道なんよ」
海未「そう言われればそうでしたね…。一人なんですか?」
希「エリちは生徒会の先生に用事頼まれて、職員室。にこっちは一足先に部室に向かったみたい」
希「で、海未ちゃんは……罰当番か何か?」
海未「当たりです。授業に遅刻してしまった罰ですね」
希「へー、海未ちゃんが遅刻なんて珍しいなぁ」
海未「まぁ色々ありまして…。私もこれを運び終えたらすぐに部室に向かいますので」
希「せやね。よーし、じゃぁ頑張ろう」ヒョイ
海未「はい……って、なんで希がノートを…」
希「一人より二人のほうが早いやん」
海未「しかし…悪いです」
希「ええよ、これくらい。友達やん」
海未「でも、これは私の罰で…」
希「もー、海未ちゃんは真面目さんやなぁ。たまには黙って人の厚意に甘えることも大切なんやで?」
海未「………、…それもそうですね」
希「うん。じゃ、いこか」
海未「はい。……あ、あの、希」
希「ん?」
海未「ありがとうございます」
希「…ふふ、どういたしまして。ちゃんとお礼が言えるなんて、良い子やね」
海未「こ、子供あつかいしないでください」
希「海未ちゃんは可愛いなぁ」
海未「だから子供あつかいは…!」
【希の好感度がアップした】
―――
――
―
海未(やはり今日はこのメニューにして正解でしたね。みんなの集中力もいい感じですし、有意義な練習です)ウンウン
海未(…と、感心するのもいいですが、せっかくの休憩時間ですし、今日は誰かに話しかけてみるのもいいかもしれませんね)
海未(今まではあまり私から話しかけることはありませんでしたが……希の言うように、何事も経験です)
誰に話しかけますか
>>159
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
4
海未(まずは近すぎず遠すぎずの場所からということで…)
海未「凛」
凛「にゃ? 海未ちゃんどうかした? ……あっ! さっきの練習中にどこかのステップ間違ってたりしてた…?」
海未「いえ、そうではなくて…ただ凛と話がしたいなと」
凛「え、凛と? …海未ちゃんにしては珍しーね」
海未「同じユニットですし、何よりもっと仲良くなりたいですから」
凛「そ、そう? えへへ、そう言ってくれると凛も嬉しいにゃー」
凛「よし、じゃぁ海未ちゃん、凛とお話しよ!」
海未「はい」
【凛の好感度がちょっとアップした】
海未「そういえば、今日は花陽と一緒じゃないんですね」
凛「かよちんは……ほら、あそこ。絵里ちゃんたちにダンスのステップ教えてもらってるの」
海未「凛が教えてあげたりはしないんですか?」
凛「んー…凛はどっちかというと体で動くタイプだから、あんまり人に教えるのは得意じゃないんだよ」
海未「ああ、なるほど……凛は運動神経がいいですからね」
海未(何事においても、才能のある人は教えるのはあまり上手くないと言いますし)
凛「いやー、それほどでも。……けど、本当は凛もかよちんに教えてあげたりしたいんだけどね」
凛「かよちんはよく凛の勉強見てくれてるし…分からないことがあったら教えてくれるし。凛も恩返ししたいなぁと思ってるんだけど…」
海未「恩返し、ですか…」
凛「うん。けど凛がかよちんよりも出来ることって言えば、運動くらいだし……こんなんじゃダメだよね…」
海未(心なしか凛が落ち込んでいる気がします……ここは先輩としてきちんと返してあげないと…)
>>163
1.「何もしなくていいんじゃないですか」
2.「頑張ってダンスを教えてあげたらいいじゃないですか」
3.「……」(いい言葉が思いつかず黙る)
1
海未「何もしなくていいんじゃないですか」
凛「そ、それは、凛が役立たずだから…?」
海未「ち、違いますよ、そんなわけないでしょう」
海未「ギブアンドテイクの関係というわけではないんですし、凛は
凛「海未ちゃん」
海未「なんですか?」
凛「ぎぶあんどていくってなに?」
海未「」
海未「…とにかく、花陽は凛になにかを返してほしくて凛に優しくしているわけではないと思いますよ」
凛「でも、凛は本当にかよちんに何もしてあげられてないし…そのうち愛想つかされそう」
海未「では逆に、凛が花陽に頼られたとして、そのお詫びに花陽は何もしてくれない。…それで花陽を嫌いになったりしますか?」
凛「するわけないよ! 凛、かよちんのこと大好きだもん!」
海未「だったらそういうことですよ」
凛「にゃ?」
海未「先ほども言いましたが、花陽は見返りを求めて凛に優しくしているわけではないと思います」
海未「凛が特別なことをしなくても、花陽はあなたを嫌ったりはしないはずですよ。…それとも、花陽はそんなに冷たい子なんですか?」
凛「ち、違う! かよちんは優しいもん!」ブンブンッ
海未「なら心配することないです」
凛「そっかなぁ…」
海未「はい。…どうしても恩返し云々にこだわると言うのなら。凛と一緒にいるときの花陽はとても楽しそうですから」
凛「にゃ?」
海未「一緒にいるだけで、凛は花陽に十分恩返ししているということになるんじゃないでしょうか」
凛「一緒にいるだけで…? 勉強教えたりとか、そういうことしなくても?」
海未「そういうものは向き不向きがありますから。凛に向いているのは、人を楽しませることだと思いますよ」
凛「…そっか……じゃぁ凛、これからもっとかよちんに楽しいって思ってもらえるように頑張る!」
海未「その意気です」
凛「うんっ。……なんか海未ちゃん、最近優しいね!」
海未「そうですか? 特に前と変わらないのですが…」
凛「んー……まぁいっか! 凛はこっちの海未ちゃんの方が好きだにゃ」
海未「そう言ってもらえると嬉しいです。……ただ、練習中は厳しくしごかせてもらいますけどね」
凛「そ、そこは優しくならないんだね……まぁ海未ちゃんらしいけど…」
【凛の好感度がアップした】
―――
――
―
海未(さて、今日は絵里と…)チラ
ことり「海未ちゃん、帰ろー」
海未「あ、すみません、ことり。実は…」
海未(昨日説明しそびれましたし、これを機にみんなに説明しておいたほうがいいですよね)
~~~~~
穂乃果「ふぇー…この間の柔軟対決のとき、そんな賭けしてたんだね」
にこ「にしたって絵里、なんでまたこんな妙な罰ゲームにしたのよ」
海未「あ、それは私も聞きたかったです」
絵里「本人には言わないでほしいんだけど…亜里沙のためよ」
希「亜里沙ちゃんの?」
絵里「ええ。あの子、海未のファンなんだけど、あまり会える機会がないから。私が作ってあげようと思って」
にこ「相変わらずシスコンね…」
絵里「にこに言われたくはないけど、妹が可愛いのは当たり前でしょ」
穂乃果「えー、そうかなぁ……うるさいし、全然可愛げないけど…」
海未「それは穂乃果がだらしないからでしょう」
穂乃果「ええぇっ」
ことり「あはは…」
花陽「あの……亜里沙ちゃんのためなのは分かったんだけど…」
真姫「それならエリーと亜里沙ちゃんだけでいいじゃない。なんで対象が全員なの?」
絵里「それは……、面白そうだったから、なんとなく」
海未「なんとなくって…」
希「さすがエリちやね」
にこ「こんなのが生徒会長で大丈夫なの…?」
絵里「失礼ね。生徒会の活動は真面目にやってるわ」
絵里「まぁそんなわけだから、海未は大変だろうけど頑張ってね」
海未「は、はい…」
―――――
海未「ところで、亜里沙とはどこで集合するんですか?」テクテク
絵里「校門まで来てくれるって言ってたわ。ただ中学とはちょっと距離があるから、もしかしたらまだ来てないかも…」テクテク
亜里沙「う、海未さんっ、練習お疲れ様です!」バッ
海未「わっ……って、あ、亜里沙…もう来ていたんですか…?」
亜里沙「は、はいっ! 今日は、あの、海未さんの家に行けるって聞いて……走ってきました!」
海未「何もそんなに張り切らなくても……けどすみません。待たせてしまったみたいで」
亜里沙「いえ、全然っ。あ、お姉ちゃんも、練習お疲れ様ー」
絵里「一瞬本気で忘れられてるのかと思って、ショックだったわ…」
絵里「とりあえず、三人そろったことだし海未の家に向かいましょうか」
海未「そうですね」
亜里沙「……」ソワソワ
海未「?」
絵里「ほら、早く行くわよ二人とも」
海未「あ、はい。…亜里沙、行きましょう」
亜里沙「は、はいっ。あの、海未さん」
海未「なんですか?」
亜里沙「……隣を、歩いてもいいですか?」
海未「え、も、もちろん」
亜里沙「ありがとうございますっ」パァッ
海未(亜里沙が私のファンだというのは本当だったんですね。……嬉しいですが、なんだかすごく照れくさいです)
―――
――
―
亜里沙「……」ドキドキ
絵里「亜里沙、そんなに緊張しなくても……とって食べられたりはしないわ」
海未「当たり前です。あ、二人とも飲み物はどうしますか?」
絵里「私はなんでも」
海未「亜里沙は?」
亜里沙「あ、え、えっと……海未さんと同じもので!」
海未「え。でも私のものは…その、少し独特な味がするので、ジュースのほうが美味しいと思いますよ」
亜里沙「平気です。亜里沙、海未さんと同じものが飲みたいです」
海未「そうですか……ではそうしますね」
海未(なら絵里も同じものでいいですよね。一人だけ紅茶でも、なんだか変な感じですし)トポトポ
絵里「ところでこのクッキー、手作りみたいだけど……海未のお手製?」
海未「はい。この間焼いたものです」
絵里「へー…もらってもいい?」
海未「もちろん」
絵里「じゃぁいただきます」パク
亜里沙「あ、亜里沙もいただきます」パク
亜里沙「……おいしいです! すごく!」パァッ
海未「お気に召してもらえて嬉しいです」
亜里沙「海未さんってお菓子作りも上手なんですね」
海未「いえ、私なんて全然……周囲にもっと上手い子たちがいますから」
亜里沙「あ、穂乃果さんとか?」
海未「はい。実家が和菓子屋なだけあって、お菓子作りの腕は確かですよ」
亜里沙「そうなんですかー……あ、でも亜里沙は海未さんのクッキーすごく好きです!」
海未「ふふ、ありがとうございます」
亜里沙「はいっ」
絵里「それにしてもこれ、本当に美味しいわね。でも、海未が作ったにしてはちょっと甘めな気がするけど」
海未「穂乃果とことりは甘いのが好きなので。昔からお菓子を作ると自然と甘くなってしまうんです」
絵里「あ、なるほど。……つまり海未はこのクッキーを愛しい幼なじみのために作ったってことね?」
海未「い、愛しいって……変な言い方をしないでください」
絵里「本当のことじゃない」
海未「ただの幼なじみです」
絵里「愛しくないの?」
海未「……せめて、親しい、にしてください」
絵里「じゃぁ、私と穂乃果たちなら、どっちが愛しい?」
海未「なっ、なにを言って…!」
絵里「さぁ、どっち?」ニッコリ
海未(な、なんという満面の笑み…。絵里もことりと一緒で私をからかうのが好きみたいですが…いい迷惑です…)
海未(しかし、いつまでもやられっぱなしの私ではないんですよ…)
>>174
1.しかし狼狽してしまう
2.毅然とした態度で太刀打ちする
3.逃げる
2
海未(亜里沙の前でカッコ悪いところを見せるわけにもいきませんし…)チラ
亜里沙「?」
海未「…そんなの、決まってるじゃないですか」
絵里「え?」
海未「絵里のほうが愛しいですよ」
絵里「え、ちょ、海未…?」
海未「このクッキーだって、絵里のことを思って焼いたんですから」
絵里「そうなの?」
海未「はい。絵里はチョコが好きらしいので、甘めがいいのかなと思いまして」
絵里「そ、そう…」
海未(と、思わず言ってしまいましたが……μ’sのため、という意味では、間違ってませんよね…)
絵里「…珍しいわね。海未が穂乃果たちより他の人を優先するなんて」
海未「最近は色々と思うところがありますから。それに、穂乃果たちが大切なのはもちろんですが、他の人のことだって大切に思ってますよ」
海未「たとえば、絵里のこととか」
絵里「……」
海未「……」
海未(の、ノーリアクションですか……結構勇気を出して言ったのですが……どもらずに言えた自分を褒めてあげたいです)
亜里沙「海未さん、カッコいいです…!」
海未「あ、ありがとうございます。はい、亜里沙。お茶が入りましたよ」ス
亜里沙「ありがとうございますっ」
海未「あ、絵里にも今…」
絵里「…」ガタッ
海未「ど、どうしました?」
絵里「……お手洗い」
海未「へ?」
絵里「どこにあるの?」
海未「ここを出てまっすぐ行けば見つかると思いますけど…」
絵里「行ってくるわ」テクテク
海未「は、はい」
海未(なるほど…お手洗いに行きたかったから無言だったんですね)
亜里沙「やっぱり海未さんってすごいです」
海未「え?」
亜里沙「亜里沙、久しぶりに照れてるお姉ちゃんを見ました」
海未「照れてる……?」
亜里沙「はい。気づきませんでしたか? お姉ちゃん、照れるとムスッとした声になるんです」
亜里沙「多分お手洗いっていうのも、ただ恥ずかしくて誤魔化しただけだと思いますよ」
海未(分かりにくすぎませんか…)
【絵里の好感度がアップした】
―――
――
―
海未(絵里はあの後微妙に不機嫌でしたが……恐らく私相手に照れてしまったことが悔しかったんでしょう。負けず嫌いですし)
海未(何はともあれ、亜里沙が喜んでくれたので、成功ですよね)
海未(さて、明日は土曜日ですし、早めに寝て…)
♪カクシテーヒライテーカクシテー
海未(携帯に電話? 誰からでしょうか…)
>>179
電話の相手
(μ’sメンバーの誰かでお願いします)
真姫
海未(真姫から……ということは、明日のことか何かでしょうか)ピッ
海未「もしもし?」
真姫『あ、海未? こんな夜中にごめん』
海未「いえ、平気です。どうかしましたか?」
真姫『明日のことなんだけど……何の映画見るか決めてる?』
海未「特に決めてませんけど…」
真姫『そう。ふーん……』
海未「…?」
海未「あの、真姫に希望があるなら、それを聞きますけど…」
真姫『…別に見たいってわけじゃないけど、ネットで調べたら、今放映してるやつで、面白そうなのがあったから…』
海未「じゃぁそれにしましょうか」
真姫『いいの? ホント?』
海未「はい。真姫の気分転換が目的ですから、あなたの意見を優先しますよ」
真姫『ありがと。……あー、あと、ごめんね』
海未「え?」
真姫『ううん、なんでも。ただ海未ってお人よしよね』
海未「どういうことですか?」
真姫『ごめん、深く気にしないで。私はそういうところ嫌いじゃないから。じゃぁまた明日ね』
海未「……切れてしまいましたが、なんだったんでしょうか…」
【真姫の好感度がちょっとアップした】
海未(それにしても、真姫が見たいと言っていたのはどんな映画なんでしょうか…)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未「……今、地獄の底からあなたに会いに行きます。ゾンビに恋する女の子。ホラーでラブな大スペクタクル映画……ですか」
真姫「ネットでの評判は上々だったわよ」
海未「……真姫、私はあまり、ラブストーリーは得意じゃないのですが…」
真姫「だから昨日の夜に確認の電話を入れたじゃない」
海未(…なるほど。それで、ごめんね、なんて言っていたんですか…)
海未「まぁ、真姫が見たいのなら、かまいませんけど…」
真姫「ありがと。じゃぁ早速行きましょ」
海未「はい」
海未(しかし、真姫がこういうものを好きなんて、少し意外ですね…)
真姫「……」
海未「…真姫? チケット売り場は向こうですよ」
真姫「え、あ……ごめん、なんでもないわ」
海未「?」
海未(今、どこを見て………、売店、でしょうか…)
真姫「私が買ってくるから、海未はここで待ってて」
海未「お願いします」
真姫「ん」テクテク
海未(さて……)チラ
海未(真姫が売店を見ていたということは、何か買っておいたほうがいいんでしょうか…)
安価下コンマ
0.1.2.3:ポップコーン
4.5.6:シナモンシュガーチュロス
7.8.9:期間限定トマトスナック
海未(ポップコーンは王道的ですし……ここはひねりをきかせるべきでしょうか…)ウーン
海未(……よし)
―――――
真姫「海未、お待たせ。もうすぐ上映のがあったから……って、なにそれ」
海未「ジュースです。トマトジュースがあったので、それにしました」
真姫「トマト…ありがと。…って、そうじゃなくて、そっち。右手の方」
海未「あ、これはシナモンシュガーチュロスです。おすすめと書いてあったので、つい」
真姫「チュロス……、…私、初めて見るわ」
海未「えっ」
真姫「あ、いや、見たことくらいはあるかもしれないけど……こういう脂っこくて甘そうなものは、お父さんが食べさせてくれなかったから」
海未「それは、その……厳しいですね」
真姫「まぁ医者の家系だから。健康第一って感じだし」
海未「そうですか……もしかして、普通にポップコーンのほうがよかったですか?」
真姫「あー……いや、ポップコーンというより……」
海未「?」
真姫「…いや、なんでもないわ。トマトジュースもあるし、あっちはまたの機会ってことで」
海未「あっち?」
真姫「何でもない。それよりそれ、私が食べてもいいの?」
海未「もちろんです。真姫のために買ってきましたから」
真姫「ありがと。……ところで海未」
海未「はい?」
真姫「海未の分のジュースとかは?」
海未「………………あっ」
真姫「…海未って変なところでぬけてるわよね」
【真姫の好感度がちょっとアップした】
―――――
海未(それにしても……ゾンビに恋をするなんて、斬新な発想ですね。画面的にはどうなんでしょうか……って、あ。ゾンビは普通に人間の姿とあまり変わらないんですね。これはホラー的にはどうなんでしょうか)
真姫「……」
海未(時々ゾンビの体から血が吹き出たりはしてますが、あまり怖くはないですね。…ホラーというより、恋愛に重きをおいてるんでしょうか)
真姫「……」
海未(……ひ、ひぃっ! ききっ、キスシーンまであるんですか!/// し、しかもなんか長いですし……相手の男の方はもはやゾンビというよりただの人間のようなメイクになってますし…!)
真姫「……」
海未(紆余曲折ありましたが、なんとかハッピーエンドに…)
キャアアアアアアアアァァァァァァッ
うみまき(!?)
ヤメテエエエエエェェェ、イヤアアアアアアァァァァアアアアアッ!
海未(な、何故か唐突にゾンビの方が主人公の女の方を襲って……う、うわ…なんでこのシーンだけこんなに気合いが入ってるんですか…!)
真姫「」
ゾンビトニンゲンガアイシアウナンテ…ムリダッタンダ…
海未(何故そうなるのですか…。というか本当にちゃんとしたゾンビだったんですね…)
-Fin-
海未(Fin……あ、終わりですか。唐突すぎやしません…?)
海未「えっと…変わった映画でしたね」
真姫「……」フルフル
海未「真姫?」
真姫「な、なんであんな、最後のシーンだけやけにグロかったのよ…」
海未「ああ……気合い入ってましたよね。大画面で見てしまっただけに、余計に迫力が」
真姫「……」
海未「…もしかして、怖いんですか?」
真姫「こっ、怖くなんかないわよ! ほら、さっさと出るわよ!」ガタッ
海未「あ、はい」
海未(図星だったみたいですね……ホラーは平気そうでしたけど、グロテスクなものが苦手なのでしょうか)
―――――
真姫「はぁ……なんかごめんなさい」
海未「何がですか?」
真姫「あの映画を選んだこと。ネットでは評判良かったんだけど……個人的には無かったわ」
海未「まぁそういうこともありますよ。ラストはあれでしたけど、中盤あたりの盛り上がりは面白かったと思います」
海未(キスシーン以外は)
真姫「それはそうだけど……まさかあんな投げやりなラストだとは思わなかったわ…あれは無い…」
海未(よほどラストが嫌だったんですね…)
真姫「……で、これからどうする?」
海未「え?」
真姫「いや、もうすぐお昼だけど……映画は終わったし、もう一緒にいる用はないじゃない」
海未「えっと…」
海未(真姫の表情は暗いですし、このまま帰っても、良い曲が作れるとも思えませんし…)
海未「もう少しだけ一緒に遊びませんか?」
真姫「いいけど……どこに行くの?」
海未「そうですね…」
>>192
場所選択
(行けそうな範囲でお願いします)
CDショップ
海未「CDショップとかどうでしょうか。確かこの近くにあったはずですから」
真姫「CDショップ……って、CDがいっぱい置いてあるところ?」
海未「はい、まぁ。……もしかして行ったことないですか?」
真姫「ええ。そういう買い物は全部ネットで済ませてたから」
海未(映画の件もそうですが、真姫はネットが好きなのでしょうか…)
海未「では良い機会ですし、行ってみませんか。あそこのほうがよりたくさんの音楽に触れられますし」
真姫「……そうね。行ってみたいわ」
―――
――
―
―ショップ内―
真姫「……」
海未「…真姫?」
真姫「広い…!」
海未「そうですね。ここは東京でもトップクラスの規模を誇るお店ですから」
真姫「あそこに並んでるのも、あっちのも全部CDなの? 何枚くらいある?」
海未「詳しくは分かりませんが……とりあえずたくさんだと思います」
真姫「…」キョロキョロ
真姫「見て回ってもいい?」
海未「もちろん」
真姫「行ってくる!」タッタッタッ
海未(…なんだか、子供みたいなはしゃぎ方ですね)
海未(真姫が行ってしまいましたし、私もどこか適当な場所を…)
真姫「……」
海未「?」
真姫「やっぱり海未も一緒に行きましょ」
海未「え?」
真姫「一人で見て回ってもつまらないから」
海未「そうですか……では一緒に行きましょう」
真姫「ん」
海未「ここらへんは洋楽コーナーですね……私はあまり詳しくありませんが」
真姫「私はお父さんの影響で結構聞くわよ。あ、このCDとか家にもあるわ」
海未「ちなみに真姫のおすすめは?」
真姫「えっと……、これ。この人の歌はどれも素敵なんだけど、特にこの曲はメロディーがすごく綺麗なの」
真姫「あ、それとこっちの曲も、またこれとは違った魅力があって…」
真姫「…で、それからこっちの曲は……、って、喋りすぎね。ごめんなさい」
海未「いえ、全然。勉強になりますし、話してくれたほうが嬉しいくらいですよ」
真姫「そう? ……じゃぁ、えっと、こっちの曲はね、」
海未(いつもよりはるかに饒舌ですし……よほど音楽が好きなんですね)
―――――
真姫「ここは……アイドルソングとか、かしら」
海未「そうみたいですね。ちらほらと見知った顔が」
海未(これは確かにこがファンだと言っていたグループですね)
真姫「……昔はこういうの、あんまり好きじゃなかったんだけどね」
海未「アイドルですか?」
真姫「ええ。クラシックとかそういう系統が好きだったから、こういうものはどうしても軽く思えたの。まぁ今はそれが間違いだったって気が付いたんだけど」
真姫「…ところで、海未。あれはなに?」
海未「試聴コーナーですね」
真姫「試聴……? 聞けるの?」
海未「はい。そのためのヘッドホンです」
真姫「へえ……面白いわね」
海未「聞いてみますか?」
真姫「うん。……けど、色々ありすぎてどれがいいのかさっぱり分からないんだけど…」
海未「好きなものでいいと思いますけど」
真姫「…海未が選んでくれない?」
海未「え? 私がですか……えっと…」
海未(真姫に向いているのは、どれでしょうか…)
>>197
1.アップテンポな曲
2.バラード調の曲
3.演歌系の曲
2
海未(やっぱり落ち着いたバラード調の曲ですかね)
海未「真姫、これなんてどうでしょうか」ス
真姫「ん、ありがと」スチャ
真姫「……」
海未(私も後でどの曲か聞いてみましょう。歌詞とか、参考になるものがあるかもしれませんし)
真姫「……海未」
海未「はい。どうでしたか?」
真姫「…すごく良い曲ね。メロディーとか、私の好みだわ」
海未「ホントですか。よかったです」
真姫「アイドルの歌の中にもこういうものがあるのね…」
海未「音楽の形は自由ですから。その曲が好きなら、こっちもおすすめですよ」
真姫「ええ、聞かせてもらうわ」
真姫「ちなみに、そっちの曲は? 海未、さっきそっちも見てたわよね。聞いてもいい?」
海未「あ、これは…」
海未(選ばなかった演歌調の曲…)
真姫「……。……ざ、斬新ね」
海未「まぁ、音楽の形は様々ですから」
海未「私はこういう曲も嫌いではないですが……真姫には先ほどのような曲のほうが良いかと思いまして」
真姫「……海未って、意外と私のこと分かってくれてるのね」
海未「いえ、そんな……まだ分からないことの方が多いですよ」
真姫「そう……、まぁでも、これから知っていけばいいじゃない」
海未「え……そ、そうですね」
海未(真姫からそんなことを言ってくれるなんて……友人として少しは信頼を得たということでしょうか…嬉しいです)
真姫「……私も海未のこと、もっと知りたいしね」
【真姫の好感度がアップした】
【西木野真姫の好感度が50を超えました】
※改めて、好感度について
・好感度のMAXは100です。
・50を超えた時点で、相手が主人公への好意を自覚します。
・自覚すると、主人公が選択しなくてもたまに話しかけてきたりするようになります。
(その頻度はキャラの性格や立ち位置によって変わります)
※告白について
・このssでは、主人公自らが告白するという選択は出来ません。
・好感度が70以上のキャラと二人きりになったとき、特定の選択肢によって相手から告白を受ける事が出来ます。
・告白の返事も安価で決定されます。
・好感度の高いキャラクターが複数人いると告白イベントも発生しにくくなるので、平和的なラストを迎えるためには、一人の好感度をコツコツ上げていくほうが効率はいいと思います。
―――――
真姫「結局夕方まで付き合わせちゃって……ごめんね」
海未「いえ、私も楽しかったですから」
真姫「そ、そう……。…曲作り、今なら上手く出来そうな気がするわ」
海未「ホントですか! よかったです……真姫がいないと、μ’sの曲は作れませんから」
真姫「ええ、多分もう大丈夫。…私、これからも頑張って曲作るから、海未も詞を作ってね」
海未「はい。お互い頑張りましょう」
真姫「うん」
―――
――
―
海未(真姫の役にも立てましたし、今日は本当によかったです)
海未(久々のお出かけも楽しかったですし……映画も、まぁ、キスシーン以外は、よかったですし)
海未(明日は日曜日ですね……今日は遊んでしまった分、弓道の練習にいそしむのもアリでしょうか)
海未(もしくはダンスのステップの確認をして……あ、練習メニューを組むのも…)
♪カクシテーヒライテーカクシテー
海未(? またこんな夜中に電話……二日連続とは珍しいですね)
>>206
電話の相手
穂乃果
海未(穂乃果……なら、こんな夜中でも珍しくはないですね。いつも唐突ですし)ピッ
海未「もしも
穂乃果『やっほー、海未ちゃん! 元気ー?』
海未「……はい、まぁ。穂乃果も相変わらず元気そうですね」
穂乃果『うん、穂乃果はいつでも元気だよー』
海未「で、どうかしましたか?」
穂乃果『んー……特にこれといった用はないんだけどね』
海未「では切りますね」
穂乃果『ちょちょっ、冗談! 冗談だから!』
海未「で、何ですか」
穂乃果『海未ちゃんさ、明日なにか用事ある?』
海未「特にありませんが……それが?」
穂乃果『じゃぁ穂乃果たちと遊ばない? ことりちゃんも一緒だよ』
海未「穂乃果たちと……、はい、いいですよ」
海未(せっかく誘ってくれたのに、無碍にするのも悪いですし。練習はまた今度にしましょう)
穂乃果『ホント? よかった~、断られたらどうしようかと思っちゃった』
海未「穂乃果たちの誘いなら、滅多なことがない限り断りませんよ」
穂乃果『それは分かってるんだけど……でも最近の海未ちゃん、ちょっと付き合い悪かったから』
海未「あ……す、すみません。そんなつもりはなかったのですが…」
穂乃果『そんなに真面目に謝らなくても大丈夫だよー。子供じゃないんだし、海未ちゃんには海未ちゃんの用事があるって、ことりちゃんも言ってたから』
穂乃果『あ、でも明日は来てね! 朝の十時に穂乃果の家! 楽しみにしてるから』
海未「はい、ではまた明日」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未「では、いってきます」
「いってらっしゃい、海未さん」
海未(約束の時間まであと二十分……いつも通りですね)ガラ
海未(ことりはもう来ているでしょうか)テクテク
ピーンポーン
雪穂「はーい」ガラ
雪穂「あれ、海未ちゃん?」
海未「おはようございます、雪穂」
雪穂「おはよー。お姉ちゃんだよね? 部屋にいるから、あがって」
海未「はい、おじゃまします」
雪穂「…というか、お姉ちゃんってば海未ちゃんたちと遊ぶ約束してたんだね」
海未「ええ。そう言うということは、ことりはまだ来ていないんですね」
雪穂「うん。あ、お姉ちゃんまだ寝てると思うから、ごめんだけど起こしてあげて」
海未「分かりました」
海未(もうすぐ十時だというのに、まだ寝ているんですか…)
ガラ
穂乃果「…」クカー
海未(本当に寝ていますね…)ハァ
海未「穂乃果、起きてください」
穂乃果「ん、にゃぁ…」
海未「しかも爆睡ですか…」
海未(ことりが来る前に起こしたいのですが……どうしましょう)
>>212
1.布団を引っぺがす
2.揺する
3.様子を見る
3
海未(こうなったら叩き起こして…)
穂乃果「ん…」ゴロ
穂乃果「……」スースー
海未(…なんて良い寝顔……さすがに起こしにくくなりますね…)
海未(……もう少し放っておけば、自然と起きるかもしれません)
海未(とりあえず私は漫画でも読んで待っていましょう)
―――――
海未(……さすがにそろそろ起こしたほうが…)
穂乃果「ふにゃ……うみ、ちゃ…」スー
海未(…可愛い……)キュン
海未(い、いや、可愛くはないですけど……やっぱり起こしづらいですね……)
海未「でもこのままだとことりが来る時間に…」
ことり「なっちゃうよね」
海未「そうですね……って、うわぁっ!? こ、ことり、いつの間に…?」
ことり「ついさっきだよ。やけに静かだったから、ことりも静かに入ってきたんだけど、気付かなかった?」
海未「まったく気付きませんでした…」
ことり「それより、穂乃果ちゃんは見事に眠ってるね」
海未「恐らく昨日夜更かしでもしたんでしょう」
ことり「かな。…で、なんで海未ちゃんは穂乃果ちゃんを起こさずにジッと見てたの?」
海未「べ、別に他意はありません」
ことり「そっか。じゃぁ起こそっか」
海未「はい」
ことり「…」
穂乃果「……」スヤスヤ
ことり「……良い寝顔だね」
海未「……起こしづらいですよね」
ことり「あ、だから起こさないでおいたんだね。うん、これはちょっと気持ち分かるかな…」
海未「でしょう」
ことり「んー…でもこのままじゃいつ起きるか分からないし……」
海未「で、では、私が心を鬼にして、穂乃果の布団を引っぺがします…」ス
ことり「それとも、起きるまで待つ?」
海未「え? でも今、いつ起きるか分からないと…」
ことり「それまでの間、ことりと二人じゃ嫌?」
海未「え、えっと…」
穂乃果を起こしますか?
>>216
1.起こす
2.起こさない
2
海未(そもそも私たちを呼んだのは穂乃果なんですが…)チラ
穂乃果「…」スヤァー
海未(こうも見事に爆睡していると、やはり起こすのはなんだか可哀想な気がしますね…)
海未(多分ことりの発言も、穂乃果のためを思ってでしょうし…)
海未「…分かりました。では穂乃果が起きるまで待ちましょう」
ことり「うんっ」
―――――
海未「……」ペラ
ことり「あ、ごめん、まだことり読んでない」
海未「あ、はい」ペラ
ことり「………、うん、読み終わったからめくるね」ペラ
海未「……あの、ことり」
ことり「んー?」
海未「どうして私たちは、二人で一冊の漫画を読んでいるんでしたっけ」
ことり「ことりと海未ちゃんの読みたい漫画がかぶっていたからです」
海未「ああ、なるほど…」
海未(しかし、私の趣味とことりの趣味がかぶるなんて珍しいですね…)
海未「ことりはこういうファンタジーものより、恋愛もののほうが好きかと思ってました」ペラ
ことり「うん、そうなんだけど……って、あれ? 海未ちゃんこれ読んだことないの?」
海未「一巻だけしか」
ことり「そっか…、…なるほど」
海未「それがどうかしたんですか?」ペラ
ことり「えーっとね………うん、読み進めていけば分かるかな」
海未「?」
海未(……その漫画は、序盤はいたって普通のファンタジーものでした。魔法の使える世界で努力して徐々に強くなっていく主人公。ザ・王道です)
海未(しかし五巻目あたりから…)
海未「っ……///」ペラッ
ことり「海未ちゃん、めくるの早いよ。ことりまだ一文も読めてない」
海未「す、すみません……」ペラ
海未「……あ、あの」
ことり「んー?」
海未「なんか、その……この巻は、やけに女の子の、その、妙なシーンが多くないですか?」
ことり「サービスショットってやつだね」
海未「こんな風にスカートがめくれるなんて、不自然じゃないですか?」
ことり「ファンタジーだから。それにほら、そういうシーンの中にも、ちゃんとこうやって恋を進展させていくシーンとか…」ペラ
海未「ひぃっ! な、何故唐突にこんな体勢になるんですか! どう考えてもおかしいじゃないですか!」
ことり「ファンタジーだから。それにしても、相変わらず海未ちゃんはこういうシーンが苦手なんだね」
海未「だ、だって、破廉恥じゃないですか……こんなの、好きな人の気が知れません…」
ことり「この漫画はさておき、恋とか愛とか、ことりは好きだけどなぁ…」
海未「ことりはことり、私は私です」
ことり「海未ちゃんは正論しか言わないね」
海未「良いことじゃないですか」
ことり「つまんないとも言うよ?」
海未「つまんなくて結構です」
ことり「うーん……海未ちゃん、本当に興味ないの? 恋とか」
海未「ありません」
ことり「嫌よ嫌よも……ってやつではないの?」
海未「ありえません。大体、学生の身で恋だの愛だのにうつつを抜かすなんて、もってのほかです」
ことり「そっかぁ。じゃぁもし、ことりが好きな人ができたって言ったらどうする?」
海未「え、それは……」
>>222
1.「応援します」
2.「寂しいです」
3.「呆れます」
2
海未「寂しいです」
ことり「えっ」
海未「…なんですか、その意外そうな顔は」
ことり「あ、いや、てっきり怒られるのかと思ったから」
海未「私だってそこまで鬼じゃありませんよ。それに、さっきも言ったでしょう。ことりはことり、私は私なんですから」
ことり「ふーん……あ、でも寂しいとは思ってくれるんだ」
海未「…当たり前じゃないですか。ことりとはずっと一緒にいたんですから」
ことり「ふふ、そっか。心配しなくても大丈夫だよ、ことりには好きな人なんていないから」ナデナデ
海未「わ、分かってますよ、それくらい。からかわないでください」
ことり「海未ちゃん可愛いー」
海未「ああもう! ほら、早く漫画の続きを……!」ペラ
ことり「あ、海未ちゃんそのページは確か…」
海未「っ!!???///」
ことり「うん…海未ちゃんには刺激が強すぎたね。……ただの入浴シーンだけど」
【ことりの好感度がアップした】
―――――
穂乃果「ふわあぁー……」ノビー
海未「おはようございます、穂乃果」
穂乃果「あ、おはよー、海未ちゃん、ことりちゃん」
ことり「…穂乃果ちゃん、寝ぼけてる?」
穂乃果「え? …………、あああああああぁぁぁぁああああああっ!!」
ことうみ「っ」ビクッ
穂乃果「ご、ごめん! 約束忘れてた…わけじゃないけど、普通に寝過ごしちゃった!」
海未「いいですよ、別に。とりあえずそのパジャマを早く着替えてください」
穂乃果「あ、うん。ちょっと待ってて!」ヌギッ
海未「ここで着替えないでくださいっ」
穂乃果「えぇー。じゃぁちょっと下で着替えてくる!」バタバタ
海未「……穂乃果は本当にいつも元気ですね」
ことり「和むよねー」
―――――
穂乃果「さて、じゃぁ………何する?」
海未「穂乃果に任せます」
ことり「穂乃果ちゃんに任せるよ」
穂乃果「なんという丸投げ…」
穂乃果「んー……この間はDVDを見たし……今日は…トランプとか?」
海未「いいですよ。今までの雪辱戦です」
ことり「ふふ、海未ちゃんでも冗談言うんだね」
海未「ことりは私のことをバカにしてませんか?」
ことり「キノセイダヨ」
穂乃果「じゃぁトランプとってくるからちょっと待っててねー」テクテク
海未(今日こそは二人に勝って私が一位に輝いてみせます……特にババ抜きでは今まで一度も勝てたことないですし…)
ことり「海未ちゃん、気合い入ってるね」
海未「ええ。今日こそはことりを、ぎゃふんと言わせてみせますよ」
ことり「ほんと? …じゃぁこうしよっか!」
海未「え?」
穂乃果「罰ゲーム?」
ことり「うん。最下位だった人が一位の人の命令をなんでも一つ聞くの」
穂乃果「うん、いいよー、面白そう」
ことり「じゃぁ決定だね。海未ちゃんも良いって言ってくれたし」
海未「では始めましょうか」
穂乃果「なんのゲームにする?」
ことり「うーん……」
海未「ババ抜きで」
穂乃果「えっ……でも海未ちゃん、ババ抜き苦手なんじゃ…」
海未「穂乃果。苦手なことから逃げていたら、何も始まらないんですよ」
穂乃果「海未ちゃん……カッコいい…!」ジーン
ことり「う、うん…多分後悔することになると思うけど…」
【トランプの勝敗決めコンマ】
偶数:穂乃果が一位
奇数:ことりが一位
安価下
―――
――
―
穂乃果「んー……よし、これだ!」ヒョイッ
海未「ああぁっ!」
穂乃果「やった! 勝った!」
海未「な、何故……」
ことり「何故って…。はい、海未ちゃんの番だよ」
海未「はい……」ヒョイ
海未(そろわない…)
ことり「えっと……これかな」ヒョイ
ことり「あ。あがり」
海未「!?」
穂乃果「海未ちゃん、ホント弱いよね…」
ことり「その原因に気が付いていないのは、逆に才能かもしれないね」
海未「うぅ……」
穂乃果「海未ちゃんが罰ゲームだね」
海未「まぁ約束ですからね…」
海未(絵里のことといい、最近は罰ゲームに縁がありますね…)
穂乃果「えっと、じゃぁ罰ゲームは…>>232」
ほむらのお手伝い
穂乃果「穂むらでお手伝いしてもらおっかな」
海未「穂乃果にしては真っ当な罰ゲームですね」
穂乃果「海未ちゃんは穂乃果をなんだと思ってるのかな…」
海未「で、お手伝いにはいつ行けばいいですか」
穂乃果「んー……あんまり先延ばしにすると穂乃果が忘れちゃいそうだから、明日とか」
海未「急ですね……しかしまぁ、分かりました。放課後、穂乃果の家にお邪魔させてもらいます」
穂乃果「うん、よろしくねー」
海未「では、続きをしましょうか」
ことり「またババ抜き?」
海未「………七並べで」
ことり「海未ちゃん……苦手なことから逃げていたら、何も始まらないんじゃなかった?」
海未「に、逃げてなどいません。計画的脱却です」
ことり「意味は変わらないと思うんだけど…」
―――
――
―
穂乃果「……結局海未ちゃん、しんけいすいじゃく以外では全敗だったね」
ことり「まぁ七並べでも、手札になにがあるか、表情でバレちゃってたからね」
海未「修業が足りませんでしたか…」
ことり「結局、ことりにぎゃふんと言わせられなかったね」
海未「いつかことりを超えてみせます……それが私の将来の夢です…」
穂乃果「スケールが大きいのか小さいのかよく分からない夢だね…」
穂乃果「ま、まーとりあえず! 海未ちゃん、明日はよろしくね! お母さんにも話しとくから」
海未「はい、分かりました。よろしくお伝えください」
穂乃果「うんっ」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未(今日は穂乃果の家のお手伝いがありますから、絵里の罰ゲームの件はとりあえず置いておいたほうがいいですね)
穂乃果「海未ちゃん、昼休みだよ」
海未「? 分かっていますよ」
ことり「今日はいいの?」
海未「……あ」
海未(すっかり忘れていました。…どうしましょうか)
>>236
1.ここで食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
4
海未「すみません、行ってきます」ガタッ
穂乃果「うん、いってらっしゃーい」
ことり「ちなみに、どこに行くの?」
海未「決めてません」
ことり「え、それなら教室で食べても……って、もう行っちゃった…」
―――――
海未(ことりに言ったように、本当に決まってないのですが……どうしましょうか)ウーン
「今日風強いねー」
「せっかく屋上で食べようと思ってたのにねー」
海未(屋上ですか…。よし、屋上にしましょう)
海未(あ、でも今、風が強いと…………まぁ大丈夫でしょう)テクテク
海未(しかし、風が強いとなると、もしかしたら屋上には誰もいないかもしれませんね)
海未(……そもそもμ’sのメンバーが屋上にいるわけはないのですが……まぁ一人もいいものですけど)ガチャ
「ひゃ!」パサッ
海未(ひゃ? 今の声、どこかで聞き覚えが…)
海未(……って、なんですか、これ)ヒョイ
海未(ランチクロス……誰かのものでしょうか)
>>239
屋上にいる人物
(穂乃果とことり以外でお願いします)
りんぱな
花陽「ご、ごめんなさい、今私のランチクロス…が……って、海未ちゃん?」
凛「あ、海未ちゃんっ」
海未「花陽……それに凛も。どうしてこんな風の強い日に屋上に…?」
花陽「それはこっちのセリフでもある気がするけど……凛ちゃんが、今日は屋上でご飯が食べたいって言ったから」
凛「いやー、風が吹いて気持ちいいかなーと思ったんだけど……想像以上だったにゃ!」
海未「本当にすごい風ですね。あ、花陽、これお返しします」
花陽「うん、ありがとう。それで、海未ちゃんはどうしてここに?」
海未「私もなんとなく外で食べたい気分だったので」
凛「そーなの? じゃぁ三人で食べようよ!」
花陽「そうだね。風も多分そのうち弱くなるだろうし」
海未「ではお言葉に甘えて」
海未「あ、ところで真姫は?」
花陽「真姫ちゃんは今日も音楽室」
凛「なんか今日は足取り軽く出て行ったから、きっと曲作りが順調なんだにゃ」
海未「そうですか…何よりですね」
海未(スランプを無事脱出できたみたいで、よかったです)パカ
フワッ
海未「おっと」パシ
海未(ふたを開けた瞬間にバランが浮かび上がるとは……本当に風が強いですね)
凛「ではでは、いっただきまーす」
海未・花陽「いただきます」ペコリ
―――――
凛「かよちんかよちん、これもらってもいい?」
花陽「うん、いいよ。はいどうぞ」ス
凛「わーいっ」パク
海未(なんだか親子というか…仲のいい姉妹みたいですね…)
海未(穂乃果やことりとはまた違った感じで…和みますね)ホッコリ
花陽「? ……あ、よかったら海未ちゃんも食べる?」
海未「え……あ、はい。では、せっかくなので」
花陽「うん。はい」ス
海未「え」
花陽「え? ………あっ! ご、ごめんなさいっ、つい凛ちゃんの時のくせで…!///」
海未「い、いえ、全然。こちらこそ変な反応をしてしまって…///」
凛「二人とも、食べさせるだけなんだから、そんなに顔真っ赤にしなくても」
海未「そ、それもそうですね…」
海未(何を今更狼狽えているんでしょうか、私は…)
海未(いや、しかし花陽相手だとなんとなく気恥ずかしいものが……穂乃果たちなら平気なんですが)
花陽「あの、海未ちゃん」
海未「え?」
花陽「えっと…どうする?」
海未「どうする、とは?」
花陽「あの…私のお弁当」
海未「あ、えっと…も、もらいます」
花陽「うん。じゃぁ、えっと……どうぞ」ス
海未「いただきます」パク
海未「……」モグモグ
花陽「…どうかな?」
海未「はい、相変わらず美味しいですよ。花陽は良いお嫁さんになりますね」
花陽「そ、そう? えへへ…ありがとう」
【花陽の好感度がちょっとアップした】
ヒュゥッ
凛「わ……今のすごい風だね」
海未「ですね。早めに食べ終えて戻ったほうがいいかもしれません」
花陽「じゃぁ急いで食べなきゃ」
凛「だね」
海未「あ、でもそんなに急がなくても…」
ヒュウウゥゥゥーッ
フワッ
海未(す、すごい突風……って、ん? 今、何かがふわっと舞い上がって…)
凛「ああ! 凛のランチクロス!」
花陽「わ、私のも……しかも二度目…」
海未「あ、私がとってきます。二人は待っていてください」
花陽「ご、ごめんね海未ちゃん」
海未「いえ、全然」
海未(しかし、風が強いせいで、ランチクロスはいまだ空中をフワフワしてますね……本当にどれだけ強風なんですか)
海未(柵があるのでまず大丈夫でしょうけど、下手したら遠くに飛んで行ってしまうかもしれませんし、早めにとってしまわないと)
海未(…それにしても、同時に飛んでいったはずなのに、まったく正反対の方向に存在しているのはどういうわけなんでしょうか)
安価下コンマ
1.2.3.4:凛のを先にとる
5.6.7.8:花陽のを先にとる
0.9:二枚同時にとる
海未(とりあえず凛のほうからとりましょうか)
海未(万が一にも逃がさないように走って…)タッタッタッ
―――――
海未「はい、どうぞ、二人とも」
凛「ありがとー海未ちゃん!」
花陽「海未ちゃん、ありがとう。やっぱり海未ちゃんも運動神経いいね」
海未「今のはあまり運動神経は関係ない気もしますが……、それより、そろそろ本格的に風が強くなってきましたね」
凛「凛たちもちょうど食べ終わったし、そろそろ校舎に戻ろっか」
花陽「そうだね」
凛「あ、海未ちゃん、海未ちゃん」チョイチョイ
海未「どうかしましたか、凛。花陽が先に行ってしまいますよ」
凛「ちょっとだけ耳貸してほしいにゃ」
海未「?」
凛「あのね、ホントはこんなこと言うのはダメなんだけど…」
凛「ランチクロスをとってくれたとき、凛のほうを先にとってくれて、ちょっと嬉しかったよ」
海未「え、あ、あれは…」
凛「へへ、海未ちゃんカッコよかったにゃ。じゃぁ早く戻ろ!」グイッ
海未「ちょ、凛、引っ張らなくても…」
海未(位置的に凛のもののほうが近かっただけなのですが……まぁわざわざ言うことはないですかね。喜んでくれてるみたいですし)
【凛の好感度がアップした】
【星空凛の好感度が50を超えました】
―――――
海未「では、私はこれで」
花陽「うん。またね、海未ちゃん」
凛「あ、海未ちゃん…」
海未「どうしました?」
凛「いや……その……、ううん、やっぱりなんでもないにゃ! また部室でね!」
海未「ええ、また」
海未(昼休みが終わるにはまだ少しだけ時間がありますが……どうしましょうか)
>>252
1.教室に戻る
2.部室
3.音楽室
4.三年教室
1
海未(今日は真っ直ぐ教室に戻りましょう)テクテク
ガラ
穂乃果「あ、海未ひゃんおふぁえひー」モゴモゴ
海未「…せめて飲み込んでから喋ってください」
ことり「海未ちゃん、おかえり。今日は早かったね」
海未「風が強かったもので…」
穂乃果「風? 海未ちゃん、外に行ってたの?」
海未「はい、屋上に」
穂乃果「屋上? 今日は風強いのに……チャレンジャーだね」
海未「まぁ風のせいでゆっくり食べられませんでしたが……楽しかったですよ」
ことり「楽しい……って、誰かと一緒だったの?」
海未「はい。凛と花陽と偶然会ったので」
穂乃果「風の強い日に屋上でご飯食べるの流行ってるのかな…?」
今回はここで止めます
また今日の夜か明日にでも再開します
お付き合いいただき、ありがとうございました
あまり間隔おいてませんが、のんびり再開していきます
ことり「それにしても花陽ちゃんたちと海未ちゃんかぁ……なんかあんまりイメージわかないかも」
海未「そうですか?」
穂乃果「うーん……確かに。というか、真姫ちゃんは?」
海未「真姫はたまに別の場所でお昼を食べているらしいので、今日もその日だったのかと」
穂乃果「なるほど。真姫ちゃんはアウトローだね」
海未「ですね。…それより穂乃果、そろそろ食べ終わらないと、授業が始まってしまいますよ」
穂乃果「そうなんだよねー。……えへ」
海未「?」
ことり「あのね、実は穂乃果ちゃんのあのパン、四つ目なの」
海未「よ…!? 何故そんなに…」
穂乃果「いやー……パンを四つ買えばお得って書いてあったから、つい買っちゃって…。おかげさまでもうお腹いっぱいだよ…」
海未「食べきれないのなら、お得の意味がないじゃないですか…」
穂乃果「うぅ……海未ちゃん、残りあげる…」
海未「ものすごく食べかけなんですけど…」
穂乃果「そんなの今更気にしないでよー。幼なじみでしょ」
海未「…分かりました。ただ、これに懲りて二度と無駄な買い物はしないように」
穂乃果「はーい…」
海未「…」パク
穂乃果「そうだ!」ガタッ
海未「な、なんですか急に!」
穂乃果「穂乃果、ちょっとジュース買ってくる! パン食べすぎたら喉乾くねー」タッタッタッ
海未「……なんというか、穂乃果って風みたいですね。落ち着きがなくて、脈絡がないところとか」
ことり「ごめんね穂乃果ちゃん、否定できない…」
海未「もう少し落ち着いてくれたらいいんですけどね」パク
ことり「そうだねー……ところで海未ちゃん」
海未「なんですか?」
ことり「それもある意味、穂乃果ちゃんとの間接キスだよね」
海未「……。……変なこと言わないでください…って、前にも言いませんでしたっけ」
ことり「あの時とどっちがドキドキする?」
海未「は?」
ことり「ことりがあーんってしたときも、間接キスだって言ったよね。その時と今、どっちの方がドキドキしたかなぁって」
海未「べ、別にどっちもドキドキなんて…」
ことり「どっち?」
海未「……」
>>262
1.穂乃果
2.ことり
2
海未「……強いて言うなら、ことりです」
ことり「そっかー」
海未「あくまで、強いて言うなら、ですからね」
ことり「分かってるよ?」
海未「…あんまり変なことばかり言わないでください」
ことり「うん、ごめんね」ニコ
海未(絶対反省してませんね…)
ことり「……」
海未「……なんですか?」
ことり「えへへ。強いて、だとしても嬉しいなぁって思って」
海未「…別に嬉しがることでもないでしょう」
ことり「嬉しいよー。海未ちゃんの赤くなった顔、好きだもん」
海未「……ことりは本当に、なんというか、悪趣味だと思います」
ことり「うん、知ってる」
【ことりの好感度がアップした】
―――
――
―
穂乃果「放課後だね」
海未「ですね」
ことり「部室いこっか」
穂乃果「だね」ガタ
穂乃果「じゃぁ部室にレッツゴー!」テクテク
穂乃果「って、うおわぁっ!」アトズサリッ
海未「穂乃果は少しくらい落ち着けないんですか…?」
ことり「あはは……穂乃果ちゃん、どうかしたの?」
穂乃果「あ、いや、外に」
海未「外? …ああ、廊下のことですか」ヒョコ
凛「あ、海未ちゃん!」
海未「凛? …それに花陽と真姫も……どうしたんですか、こんなところで」
花陽「えっと…私もよく分からないんだけど…」
ことり「分からない?」
花陽「えっと、凛ちゃんが穂乃果ちゃんたちを誘って部室に行こうって…」
穂乃果「凛ちゃんが?」
凛「うんっ。穂乃果ちゃんたちと一緒に行きたいなーって思って」
海未(部室に行けば会えるのに、どうしてわざわざ…)
真姫「…とりあえず、さっさと部室に行きましょ。エリーたちがもう来てるかもしれないし」
ことり「そうだね。じゃぁいこっか」
凛「うん。……」チラ
海未「?」
凛「さ、行くにゃー!」
穂乃果「おー!」
海未(今、凛に見られたような気が……気のせいですかね)
真姫「……海未」チョイチョイ
海未「どうしました?」
真姫「私、スランプから抜け出せたみたい」
海未「それはよかったですね」
真姫「うん。…ありがとう」
海未「いえ、私は何もしてませんよ」
真姫「そんなことないわ。海未には感謝してるんだから」
海未「そう言ってもらえるとありがたいです」
真姫「…ねぇ海未、よかったら今度…」
ことり「海未ちゃん、真姫ちゃん、早くしないと穂乃果ちゃんたちに置いていかれちゃうよ」
海未「あ、はい。真姫、行きましょう」
真姫「あー……うん。そうね」
―――――
海未「さて、では今日もストレッチから始めましょうか」
μ’s「はーい」
海未(…誰を誘いましょう)
>>270
μ’sメンバーから一人選んでください
絵里
海未「絵里、一緒にストレッチしませんか?」
絵里「いいわよ。こうして誘われるのも二度目ね」
海未「そうですね。…今日は柔軟対決はしませんから」
絵里「分かってるわよ」
凛「…あの、海未ちゃん」
海未「? どうしましたか、凛」
凛「今度ストレッチするときは、凛と組んでほしいんだけど……いいかな?」
海未「ええ、いいですよ」
凛「ほんと!? やった! じゃぁ約束だからね!」タッタッタッ
絵里「……海未も案外すみにおけないわね」
海未「え…?」
海未「…」グイー
絵里「あ、そういえば亜里沙のことなんだけど」
海未「亜里沙がどうかしましたか?」
絵里「あの子から伝言。この間海未の家にお邪魔させてもらったから、よければ今度は家に遊びに来てください…だって」
海未「それはありがたいですね」
絵里「まぁ無理にとは言わないから、気が向いた時にでも連絡して。海未が来てくれたら、亜里沙も喜ぶと思うから」
海未「分かりました」
絵里「……それにしても、海未って下級生に好かれやすいのかしら」
海未「最近たまに言われますが……そうでしょうか」
絵里「凛だって亜里沙だって下級生じゃない」
海未(亜里沙はともかく、どうして凛まで…?)
絵里「一年の間じゃ結構人気らしいし」
海未「自分ではあまり分かりませんが…」
絵里「事実そうなんだってば。よく気付かないでいられるわね」
海未「…昔から、そういう類のことには鈍いと言われていましたので」
絵里「……すごく納得がいったわ」
絵里「まぁ憧れてる下級生の子たちも、海未の本当の姿を見たらどう思うかしらね」
海未「本当の姿?」
絵里「ほら、海未って生徒の間ではカッコいいってイメージで通ってるらしいから」
絵里「けど実際は正反対じゃない」
海未「……バカにしてるんですか?」
絵里「してないわよ。カッコ悪くても、可愛いんだからいいじゃない」
海未「…まったく嬉しくないのですが…」
絵里「あら、本当にそう思ってるわよ? 海未ちゃんは可愛いわ」
海未(確実にバカにされてますね…。こうなったら少しくらいは言い返さないと…)
海未「え、絵里だって可愛いじゃないですか」
絵里「え?」
海未「絵里の方こそ、私よりずっと可愛いですよ」
絵里「……海未に言われてもあんまり嬉しくないわね」
海未「なっ…」
海未(そりゃまぁ、私が言ったって絵里が喜ぶわけはないですけど……そんなストレートに言わなくてもいいじゃないですか…)
絵里「……」グイッ
海未「……」
絵里「……」グイー
海未「あ、あの、絵里、押しすぎです。痛いです」
絵里「あ、ごめんなさい…」パ
海未「? どうかしたんですか?」
絵里「いや、別に。……ただ…あんまり可愛いとか、言われ慣れてないから」
海未「え? ………もしかして、照れてるんですか?」
絵里「……照れてるわけないでしょ」
海未(ムスッとした声……、本当に分かりにくい人ですね…)
【絵里の好感度がちょっとアップした】
―――
――
―
穂乃果「じゃぁ海未ちゃん、今日はよろしくね!」
海未「はい」
希「? 今日なにかあるん?」
ことり「海未ちゃんが穂乃果ちゃんのお家のお手伝いをするの」
花陽「海未ちゃんが? どうして?」
海未「三人で遊んだときの罰ゲームとして…」
真姫「また罰ゲーム……海未って運ないのね」
海未「…否定できませんね」
―――――
穂乃果ママ「じゃぁ海未ちゃん、よろしくね」
海未「はい」
穂乃果ママ「穂乃果、海未ちゃんが手伝ってくれてるからってサボったら……分かってるわね?」
穂乃果「わ、分かってるよ。大丈夫だってば」
穂乃果ママ「じゃぁお母さんはお父さんの所に行ってくるから、何かあったら呼びにくるのよ」
穂乃果「はーい」
海未「それで、私は何を手伝えばいいんですか?」
穂乃果「主に接客だけど……この時間帯はあんまりお客さん来ないんだよね」
海未「つまり?」
穂乃果「やることが、ない」
海未「……何のために私を呼んだんですか?」
穂乃果「いつも穂乃果一人で暇だから。雪穂は勉強があるって言って付き合ってくれないし」
海未「…つまり暇つぶしですか?」
穂乃果「正解!」
海未「…」イラッ
海未「やることがないなら帰っていいですか?」
穂乃果「えぇっ、ダメだよー、罰ゲームだもん!」
海未「しかしただ突っ立っているのは……、何かすることはないですか?」
穂乃果「んー……じゃぁお話ししよう!」
海未「お話…ですか。なんの?」
穂乃果「恋バナ!」
海未「別のにしましょう」
穂乃果「即答!?」
海未「…まさか穂乃果の口から、恋なんて単語が出てくるとは思いませんでした」
穂乃果「穂乃果だって年頃の女の子だもん、人並みに興味はあるよー」
海未(凛といい希といい……こういう話が流行っているんでしょうか)
海未「でも私たちは女子校ですし、そういうこととは無縁じゃないですか」
穂乃果「まぁそうなんだけど。あ、でもうちの学校じゃ結構流行ってるみたいだよ。女の子から女の子への告白」
海未「女の子から? ……あ、そういえば前に絵里がそんな感じのことを言ってましたね」
穂乃果「絵里ちゃんモテるもんねー」
海未「生徒会長ですし、見た目も中身もしっかりしていますからね」
海未(時々意地悪なのが玉に瑕ですが)
穂乃果「女の子か……んー……」
海未「どうしました?」
穂乃果「いや、女の子同士がアリだったら、誰と付き合いたいかなぁって思って」
海未「変なことを考えないでくださいよ…」
穂乃果「海未ちゃんは?」
海未「え?」
穂乃果「海未ちゃんはもし女の子と付き合うとしたら、誰がいい?」
海未「私は……、…いませんよ、そんな人」
穂乃果「もしもだよー。そんなまじめに考えなくていいから」
海未「……それなら、>>280ですかね」
凛
海未「凛ですかね」
穂乃果「凛ちゃん? 意外なところにいくね」
海未「まぁ一緒にいると楽しいですから」
海未(穂乃果やことりは身近過ぎて言いづらいですし)
穂乃果「あー……確かに。でも凛ちゃんかぁ…そっかー」
海未「…分かっていると思いますけど、もしもの話ですからね」
穂乃果「分かってるよー。大丈夫、誰にも言ったりしないから!」グッ
海未(微妙に信頼できないのは何故なんでしょうか…)
穂乃果「…………あっ」
海未「どうしました?」
穂乃果「いや、ちょっと忘れ物。取ってくるから待ってて」タッタッタッ
海未「え、ほ、穂乃果! ……行ってしまいました」
海未(忘れ物ってなんなんでしょう……。というか、穂乃果がいないときにお客さんが来たらどうするつもりですか…)
海未(まぁ穂乃果もすぐに戻ってくるでしょうけど…)
海未(……手持無沙汰なので、商品を綺麗に並べておきましょう)イソイソ
―――――
ズラーッ
海未(自分で言うのもなんですが、完璧な配置です…)
海未(…しかし、穂乃果は遅いですね。忘れ物というのが見つからないのでしょうか)
海未(完全にやることもなくなってしまいましたし……布巾でも持ってきて軽く掃除とか…いや、途中でお客さんが入ってくる可能性もあるし、それはやめたほうがいいのでしょうか)ウーン
海未(仕方ありません。とりあえずお客さんが来た時のために、営業スマイルの練習を…)
ガラ
海未「! い、いらっしゃいまえ!」
海未(いきなりのことなので噛んでしまいました…)
>>284
(入って来た人物)
希
希「はーい、いらっしゃいましたー」ヒラヒラ
海未「へ……の、希…?」
希「うん、のんちゃんやでー」
海未「…何しに来たんですか?」
希「お客様に対してその言葉はどうなんかなぁ…」
海未「……お客様、当店に何かご用があるのでしょうか?」
希「冗談やって、そんな真顔で答えんといてよ」
希「海未ちゃんがどんな感じで働いてるか、様子見に来てん」
海未「別にサボったりはしていませんよ」
希「そんなこと心配してへんよ。…ところで穂乃果ちゃんは?」
海未「何か忘れ物をしたとか言って、どこかに取りに行っています」
希「そっか。じゃぁせっかく来たことやし、何か買っていこうかな」
海未「あ、いえ、それは悪いですよ。希は様子を見に来てくれただけなんですし…」
希「えーのえーの。ウチ、和菓子好きやから」
海未「それなら、いいのですが…」
希「海未ちゃんのおすすめは?」
海未「もちろんこの穂むらまんじゅうです。お店の名前がついているだけあって、売り上げもナンバーワンですし、味もおすすめですよ」
希「そっか。じゃぁそれ貰おっかな」
海未「ありがとうございます。ではちょっと待っててください」
希「うん。……ところで、さっきの「いらっしゃいませ」、盛大に噛んでたね」
海未「……忘れてください」
希「いやー、でも可愛かったよ。い、いらっしゃいまえ!」
海未「ま、真似しないでくださいっ///」
希「ふふ、冗談やて。海未ちゃんはすぐに赤くなるなぁ。せやからエリちやことりちゃんにもからかわれてしまうんよ」
海未「それは…希たちが意地悪なことばかり言うからでしょう」
希「愛ゆえやん」
海未「そんな愛はいりません」
希「でも、ウチらがある日突然優しくなったら、それはそれで嫌やろ?」
海未「まさか。大喜びですよ」
希「えー……不気味やない?」
海未「……まぁ確かに、少しは調子がくるってしまうかもしれませんが」
希「やろ? やからウチはこれからも海未ちゃんをからかい続ける!」
海未「何ですか、その迷惑極まりない宣言は」
希「やから、愛やて」
海未「だからそんな愛はいりませんってば…」
【希の好感度がちょっとアップした】
希「…にしても、穂乃果ちゃん遅いね」
海未「そうですね……よほど探し物に手間どっているんでしょうか」
希「んー……名残惜しいけど、ウチそろそろ帰るね。夕飯の支度もせなあかんし」
海未「はい。では、気を付けて」
希「うん、ありがと。じゃぁ頑張ってね」
海未「ありがとうございます。あ、お見送りしますね」
希「いや、そこまでしてくれんでも大丈夫」
海未「しかし、わざわざ来てくれたんですし…」
希「へーきやって。そういうんは、もっとちゃんとした女の子にやってあげた方が喜ぶと思うよ」
海未(ちゃんとした女の子って……)
希「じゃ、またね海未ちゃん」
>>290
1.希を見送る
2.見送らない
1
海未「希」テクテク
希「ん?」
海未「扉、私が開けます」
希「へ……どうしたん? これもサービスの一環?」
海未「いえ、お見送りの一環です」
希「いや、でもそれはええって言うたやん」
海未「私がやりたいんです」
希「…海未ちゃんも物好きやね」
海未「ええ、物好きですよ」ガラ
海未「どうぞ」
希「あ、ありがとう」
希「えっと……じゃぁまた学校で」
海未「はい」
海未「……あの、希」
希「なん?」
海未「先ほどの言葉ですが……、希だってちゃんとした女の子ですよ」
希「え?」
海未「……一度しか言いませんから、しかとお聞きください」
希「う、うん」
海未「普段はおちゃらけてますが、希はれっきとした可愛い女の子です。だからあまり自分を卑下するようなことは言わないでください」
希「……海未ちゃんにそれを言われたんじゃ、ウチもおしまいやね」
海未「どういう意味ですか…」
希「ううん、なんでも。……ありがとうね」
海未「……いえ、別に。大したことは言ってませんから」
希「ふふ。下級生の子が言うてたけど、海未ちゃんはたまにカッコいいね」
海未「……絵里にはカッコ悪いと言われましたが」
希「エリちは天邪鬼さんやから、あんまり発言を本気にせんほうがええよ」
海未「そうします」
希「…じゃぁ今度こそ、また明日ね」
海未「はい、また」
希「……可愛い女の子、かぁ。海未ちゃん、よく真顔であんなこと言えるなぁ…」
【希の好感度がアップした】
海未(希の姿も見えなくなりましたし……そろそろ中に入りましょう)ガラ
穂乃果「あ、海未ちゃん!」
海未「穂乃果……戻っていたんですか?」
穂乃果「うん、たった今。海未ちゃんがいないから、帰っちゃったんじゃないかってヒヤッとしちゃったよ」
海未「希を見送っていたんですよ」
穂乃果「えっ、希ちゃん? 来てたの?」
海未「はい。穂乃果を待っていたんですが…夕飯の支度があるとかで」
穂乃果「あ~…それならもっと早く戻ってこればよかったなぁ…」
海未「まぁ仕方ありませんよ。それで、忘れ物は見つかったんですか?」
穂乃果「うんっ。これこれ…じゃーん!」
海未「……エプロンですか」
穂乃果「エプロンですよ! せっかく海未ちゃんに手伝ってもらってるんだから、海未ちゃんにも穂むらのエプロンをつけてもらおうと思って!」
海未「では早速…」
穂乃果「あ、ちょっと待って。穂乃果がつけたい」
海未「何故ですか」
穂乃果「なんとなく!」
海未「はあ……まぁいいですけど。ではお願いします」クル
穂乃果「はーい」スル
穂乃果「………これでよし、と! 海未ちゃん、出来たよー」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「いえいえ。…うん、良く似合うよ! 和菓子屋の看板娘って感じ!」
海未「看板娘はあなたでしょう…」
穂乃果「だって海未ちゃんのほうがそれっぽいんだもん。黒髪だし、サラサラだし!」
海未(黒髪はともかく、サラサラは関係ないのでは…)
穂乃果「……あ、そういえば今ので思い出した」
海未「何をですか?」
穂乃果「前にお母さんがね、海未ちゃんみたいな子が娘だったら嬉しいって言ってたよ」
海未「それは…なんというか、ありがたいですね」
穂乃果「うん。でね、穂乃果と海未ちゃんが結婚すればそれが実現できるねって」
海未「……穂乃果のお母様は、相変わらずユニークですね」
穂乃果「海未ちゃんのお母さんも一緒になって話してたけど」
海未「」ズルッ
穂乃果「う、海未ちゃん大丈夫!?」
海未「だ、大丈夫です……少しすべっただけなので…)
海未(何を話しているんですかあの人は…!)
穂乃果「海未ちゃんのお母さんもユニークだよね」
海未「ユニーク過ぎるのも困りものですけどね…」
海未「大体、女同士で結婚も何もないでしょう」
穂乃果「でも世の中にはそういう人もいるし、そこは当人の気持ちの問題なんじゃないかな」
海未「まぁ……確かにそうかもしれませんが…」
穂乃果「海未ちゃんは嫌なの?」
海未「何がですか」
穂乃果「穂乃果と結婚するの」
海未「……あの、何を言ってるか、分かってますか?」
穂乃果「分かってるよー。もちろん本気じゃないけど、なんとなく気になって」
海未「……」
>>298
1.「嫌ではないですけど…」
2.「嫌ですよ」
3.「恥ずかしいじゃないですか」
1
海未「嫌ではないですけど……」
穂乃果「えっ、嫌じゃないの? 穂乃果だよ?」
海未「穂乃果だから嫌じゃないんでしょう。見ず知らずの他人よりはマシです」
穂乃果「マシって……うーん、まぁいっか。海未ちゃんの中では評価高い方なんだよね、きっと」
海未「最高位ですよ」
穂乃果「へ?」
海未「? 私の中の穂乃果の評価の話ですよね?」
穂乃果「うん」
海未「最高位ですよ」
穂乃果「……え? 穂乃果の評価ってそんなに高いの?」
海未「そりゃ長年一緒にいますから。ことりも同じですよ」
穂乃果「そっかぁ……、うーん…?」
海未「なんですか、その唸りは」
穂乃果「いや……海未ちゃんって結構穂乃果のこと好きなのかなって」
海未「今更ですか…」
穂乃果「いや、だっていつも怒ってばっかだし」
海未「前も言ったでしょう。怒るのも穂乃果のためです」
穂乃果「あ、そういえばそうだったね」
穂乃果「……そっか。海未ちゃん、穂乃果のこと好きなんだね」
海未「好きって……まぁ、友達としては、そりゃ…」
穂乃果「……ふへ」
海未「…なんですか、その笑いは」
穂乃果「あ、ごめん。なんか嬉しくて。海未ちゃんがついにデレた!」
海未「……いいから、真面目に店番しますよ」
穂乃果「はーいっ」
【穂乃果の好感度がアップした】
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未(今日は少し疲れましたね……なんだかんだ、立ちっぱなしの仕事は辛いです。穂乃果は小さい頃からお店のお手伝いをしていましたが……偉いですね)
海未(さて……明日は絵里の罰ゲームを消化しないといけませんね。……絵里の願いはかなえたんですし、もうこれをする意味はない気もするのですが)
誰にメールしますか
>>303
1.穂乃果&雪穂
2.ことり
3.凛
4.希
5.花陽
6.にこ
4
海未(希にメールしてみましょう)ピ
海未『今、いいですか?』
希『ええよー。どうしたん? あ、穂乃果ちゃんのお家のおまんじゅう、すごい美味しかった!』
海未『それはよかったです。よかったらまた買いに行ってあげてください。ところで明日の放課後、私の家に来てほしいのですが…』
希『うん、買いに行くー。家云々っていうのは、あのエリちとの約束のやつやんね。了解しましたー』
海未(これでよし、と)
海未(希は上級生ですが、ああいう性格ですし、ユニットも同じですし、緊張することはなさそうですね)
海未(希にも連絡しましたし、今日はそろそろ寝ましょうか)
ピリリリッ
海未(? メール……凛からですね。なんでしょうか)
凛『穂乃果ちゃんからメールで聞いたんだけど……もしも海未ちゃんが誰かと付き合うなら、凛だって言ってくれたって本当?』
海未「」
海未(穂乃果……今度怒るべきでしょうか…)
海未(とりあえず返信を…)ピッピッ
海未『本当ですよ。凛と一緒にいると楽しいですから』
凛『そ、そっか! そう言ってもらえると嬉しいにゃー! じゃぁおやすみなさいっ』
海未(わざわざ確認のためにメールをしてくれたんでしょうか…?)
【凛の好感度がちょっとアップした】
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ことり「……穂乃果ちゃん、遅いね」
海未「また寝坊ですかね…」
ことり「携帯に電話してみよっか?」
海未「お願いします」
ことり「うん」ピッピッピッ
海未(まったく……穂乃果の寝坊癖はいくつになっても治りませんね…)
ことり「あ、穂乃果ちゃん? 今どこ? あ、今起きたの……うん、やっぱり…」
海未(今起きたって……遅刻確定じゃないですか)
ことり「うん、分かった。じゃぁ頑張ってね。はい、はーい」ピッ
ことり「先に行ってて、だって」
海未「まぁそうしないと遅刻間違いなしですからね」
ことり「じゃぁいこっか」
海未「はい」
ことり「穂乃果ちゃん、間に合うといいね」
海未「間に合ったら奇跡的な時間ですよ。…それより、廊下に立たされなきゃいいのですが」
ことり「だねー。一時間目ってなんだっけ?」
海未「数学ですね」
ことり「………立たされそうだね」
海未「あの先生は厳しいですからね…」
ことり「穂乃果ちゃん、可哀想…」
海未「寝坊した穂乃果が悪いんですけどね…」
ことり「あ、そうだ。穂乃果ちゃんといえば……海未ちゃん、昨日はどうだった?」
海未「昨日? ……ああ、罰ゲームのことですか。順調でしたよ」
ことり「そっか、よかった。本当は様子を見に行きたかったんだけど…お母さんに手伝いを頼まれちゃって行けなかったの」
海未「そうだったんですか。でも何か事件が起こったわけでもないですし、見に来てもつまらなかったと思いますよ」
ことり「海未ちゃんのエプロン姿だけでも見たかったんだけどなぁ…」
海未「それを見てことりに何の得があるんですか…」
ことり「目の保養とか」
海未「保養になんてなりませんよ」
ことり「なるよー。穂乃果ちゃんと海未ちゃんがお揃いのエプロンしてるなんて、想像しただけで可愛いもん」
海未(相変わらずことりの感性はよく分かりません…)
ことり「……ね、海未ちゃん」
海未「なんですか?」
ことり「穂乃果ちゃんのお家のお手伝い、楽しかった?」
>>311
1.「楽しかったですよ」
2.「楽しくなかったですよ」
3.「楽しかったですけど…」
1
海未「楽しかったですよ」
ことり「…、そっか! ならよかったぁ」
海未「?」
海未(今一瞬だけことりの表情が曇ったような気が…)
海未「あの、ことり」
ことり「海未ちゃん」
海未「はい」
ことり「多分だけど……そろそろ走らないと、ことりたちも遅刻しちゃいそうな時間かも」
海未「えぇっ」
―――
――
―
穂乃果「うわーんっ! 聞いてよ海未ちゃんことりちゃん!」
穂乃果「ちょっと遅刻しただけなのに罰として自習プリント三枚だよ!? 理不尽だよ!」
海未「ちょっとって……二十五分も遅刻すれば、そうなりますよ」
ことり「理由を聞かれたときに、大きな声で「寝坊しました」って言っちゃったのも、まずかったね…」
穂乃果「ううぅ…」
穂乃果「しかもこれ、明日提出なんだよ…? 出来るわけないじゃん!」
海未「逆ギレしないでください。頑張るしかないでしょう」
穂乃果「ふええぇ~ん……」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん、元気出して」ナデナデ
穂乃果「うぅ…」
海未(なんだか可哀想になってきますが……でも寝坊したのは穂乃果ですし、仕方ないですよね…)
穂乃果「わーん、わんっ、わんっ」
海未「…穂乃果は犬か何かなんですか?」
ことり「多分あれは泣いてるんだと思うよ」
―――――
―昼休み―
ことり「海未ちゃんは今日もどこかにお出かけ?」
穂乃果「近頃の海未ちゃんはアクティブだねー」
海未(どうしましょうか…)
>>316
1.ここで食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
2
海未「すみません。では今日も行ってきます」ガタ
穂乃果「うん、いってらっしゃい」
ことり「早く帰って来てねー」
海未(まるで教室が家みたいですね…)
―――――
海未(さてと……今日はどこに行きましょう)
海未(屋上は昨日行きましたし……、……部室とか)
海未(さすがに今日はにこはいないでしょうけど……って、あ、にこがいなければ部室も開いてないんでしょうか)
海未(…とりあえず行くだけ行ってみましょう)
―部室前―
海未(開いていなかったから、大人しく教室に戻ることにしましょう)ガチャ
にこ「!?」ビクッ
海未(なんだか既視感が…)
にこ「海未? ……何よ、また来たの?」
海未「はい、なんとなく。…絵里たちはまた生徒会ですか?」
にこ「そうよ。結構大変らしいわ」
海未「そうですか……あの、今日もご一緒していいですか?」
にこ「いちいちにこに許可とる必要ないってば」
海未「では失礼します」パタン
にこ「……というか、よく来る気になったわね」
海未「え?」
にこ「この間、にこがアイドルのことについて語りすぎて、海未まで授業に遅れちゃったじゃない。…だから正直、もう来ないかと思ってたわ」
海未「あの話は勉強になりましたし……時間を確認しなかったのは私のミスでもありますから」
にこ「…そう言ってくれると気が楽になるわ。ありがと」
【にこの好感度がちょっとアップした】
海未「いえ。では…その、お弁当を一緒に食べましょうか」
にこ「うん」
海未(なんだかんだでにこは先輩ですし、今思えば二人でお昼というのは少し緊張しますね…)
にこ「いただきます」パカ
海未「…この間も思いましたが、にこのお弁当は綺麗ですね」
にこ「そ、そう?」
海未「はい。色とりどりというか……美味しそうです」
にこ「いやー、それほどでも……あ、よかったら少し食べる?」
海未「いいんですか?」
にこ「まぁにこは先輩だから! 遠慮は無用よ」
海未「では。ありがとうございます」
にこ「いえいえ」
【現在の好感度】
穂乃果・20/100
絵里・15/100
ことり・30/100
凛・55/100
真姫・50/100
希・25/100
花陽・30/100
にこ・15/100
(あくまで恋愛感情的な意味なので、友情の数値とはまた異なります)
確認のため、最後に好感度表をおいておきました
今回の更新はここで止めます
また明日にでも再開したいと思います
お付き合いいただき、ありがとうございました
のんびり再開していきます
海未「あ、にこもよかったら私のお弁当をどうぞ」
にこ「ありがと。……にしても、海未って意外とこういうの平気なのね」
海未「え?」
にこ「いや、なんかこういうお弁当分けっこしたりとか、女子高生っぽいノリは苦手かと思ってたから」
海未「得意というわけではありませんが……穂乃果たちで慣れてますから」
にこ「あ、なるほどね。…って、そういえば今日も穂乃果たちとは別行動なの?」
海未「はい。人生経験を積んでいる最中なんです」
にこ「そ、そう……よく分からないけど。あ、じゃぁお弁当もらうわ」パク
にこ「……美味しい」
海未「よかったです」
にこ「これって自分で作ってるの?」
海未「何品かは。母と一緒に作っているので」
にこ「ちなみに海未の作ったやつは?」
海未「卵焼きと、この炒め物です」
にこ「じゃぁ卵焼きもらっていい?」
海未「どうぞ」
にこ「ありがと。……、うん、美味しい。海未も料理作れたのね」
海未「一応一通りのものは。確かにこも料理上手でしたよね。合宿の時にいただいたカレー、美味しかったです」
にこ「ま、まぁにこはスーパーアイドルだから! できないことなんて何もないのよ!」
海未「すごいですね」
にこ「…なんか、素で返されると恥ずかしいわね…」
にこ「……」パク
海未(…私から何か話題を振った方がいいんでしょうか)
海未(にこの好きなものといえば…やはりアイドル)
海未(しかしにこはこの間のことを気にしているようですし……どうしましょうか…)
>>329
1.料理の話を続ける
2.アイドルの話をしてみる
3.黙り込む
1
海未(万が一にもにこが傷ついたらいけませんし、ここは無難に料理の話を続けることにしましょう)
海未「ところで、にこは自分でお弁当を作ったりしないんですか?」
にこ「あ、いや、実はにこも作ってるの」
海未「えっ……じゃぁこれ、にこが作ったんですか?」
にこ「うん」
海未(てっきりお母様が作っているものとばかり…)
海未「すごいですね…」
にこ「いや、そんな改まって感心されるようなものでもないわよ」
海未「そんなことないです! すごく美味しいですよ!」
にこ「っ」
海未「あ…すみません、大声で」
にこ「いや、別にいいけど…」
にこ「……あの、そんなに美味しかった?」
海未「はい、とても。この間もお伝えしましたが、味付けが絶妙で素晴らしいです」
にこ「そ、そう……ありがと///」
海未「にこは本当に料理が上手ですね」
にこ「いや、まぁ、慣れてるっていうのもあるんだけどね。夕飯とか、よく作ってるし」
海未「そうなんですか。それは偉いですね」
にこ「う、うん」
にこ「……なんか、海未ってすごいわね」
海未「すごい?」
にこ「ものすごくストレートに褒めてくるなぁと…」
海未「? だって本当のことですから」
にこ「あ、そう…。………こっちからしたら、ちょっと心臓に悪いけど…」
海未(何故心臓…?)
【にこの好感度がアップした】
―――
――
―
穂乃果「青く透明なー私になりたいー……あぁ、消えたい…」ハァ
絵里「な、なんだか今日の穂乃果は見るからに元気がないわね」
希「負のオーラが出まくりやね」
ことり「実は穂乃果ちゃん、今日はちょっと寝坊しちゃって…」
海未「授業に遅れた罰として、自習プリント三枚を課せられたんです」
花陽「そ、それは災難だったね…」
真姫「まぁ遅刻するほうが悪いんだけどね」
凛「でも三枚なんて……凛だったら間違いなく逃げ出すにゃ…」
にこ「そうね……にこも絶対ごめんだわ」
穂乃果「はぁ……今日中に終わればいいなぁ…」
海未「終わらせるしかないでしょう」
ことり「ファイトだよ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「うぅ…」
絵里「さて…じゃぁそろそろ練習を始めましょうか」
穂乃果「はーい…」
海未(本当に、見るからに元気がないですね…)
海未(プリントが無事終わればいいんですけど……よりにもよって、穂乃果の苦手な数学ですからね…)
穂乃果「…」トボトボ
海未(手伝った方がいいのでしょうか……しかしあまり甘やかしすぎるのも……いや、でも…)ウーン
ことり「海未ちゃん? 早く行かないと、置いてかれちゃうよ」
海未「あ、はい、今行きます」
―――――
絵里「はーい、じゃぁ休憩にしましょ」
海未(休憩時間ですね)
海未(誰かに話しかけに行くべきでしょうか…)
誰かに話しかけますか
>>335
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
9.やめておく
3
海未(ことりに話しかけに行きましょう)
海未「ことり、ちょっといいですか?」
ことり「あ、海未ちゃん。いいよー。どうしたの?」
海未「ことりと話がしたくて」
ことり「ホント? 嬉しいなぁ」
海未「嬉しいんですか?」
ことり「うん。だって海未ちゃんから話しかけてくれることって、あんまりないから」
海未「そうでしたっけ…?」
ことり「そうだよー。特に最近はお昼休みはいつも忙しいみたいだし?」
海未「う……すみません」
ことり「ふふ。だから嬉しいんだよ」
【ことりの好感度がちょっとアップした】
ことり「それで、話って?」
海未「………。考えてませんでした」
ことり「海未ちゃんって肝心なところ抜けてるよね」
海未「返す言葉もありません…」
ことり「んー……じゃぁ穂乃果ちゃんの話でもする?」
海未「穂乃果の?」
ことり「うん。ほら、穂乃果ちゃんのほう見て」
海未「?」チラ
穂乃果「うわーんっ、三枚なんて終わるわけないよーっ」
凛「こうなったら適当にプリントをうめていくしかないにゃ!」
花陽「そ、それじゃ先生に怒られちゃうよ」
真姫「大体、三枚くらい頑張れば何とかなるわよ」
穂乃果「それがならないから泣いてるんだよぉ…」
海未「……後輩に泣きついていますね」
ことり「割と本気で泣いてるね」
海未「なんというか…情けないです…」
ことり「でも泣いてる穂乃果ちゃん可愛いよ」
海未「…ことりの趣向は特殊ですから、賛同は出来ません」
ことり「それは残念。…それで? 海未ちゃんはどうする?」
海未「どうする、とは?」
ことり「助けてあげないの?」
海未「……あまり甘やかしすぎたら、ダメな子になってしまいます」
ことり「ふふ…海未ちゃんってたまに穂乃果ちゃんのお母さんみたいなこと言うね」
ことり「じゃぁ放っておくの?」
海未(……放っておいたら、一人で徹夜してプリントを解いて、また遅刻……そんなイメージしかわきませんね…)
海未「…夜、穂乃果の家に行きます」
ことり「海未ちゃんは優しいね」
海未「穂乃果がだらしないからです」
ことり「私がしっかりしないとーって、そんな感じ?」
海未「そうです」
ことり「…ねぇ、海未ちゃんの目から見て、ことりはだらしない?」
海未「ことりですか? …いえ、全然。寝坊もしませんし、宿題も忘れませんし」
ことり「しっかりしてる?」
海未「はい、かなり」
ことり「そっかぁ」
海未「…どうかしたんですか?」
ことり「ううん、なんでもない」
海未「…?」
海未(今の質問の意味はなんだったんでしょうか…)
ことり「…それにしても、今日は暑いね」
海未「唐突ですね……まぁ確かに暑いですけど」
ことり「こんなに暑いと服を脱ぎたくなるよね」
海未「気持ちは分かりますが……やらないでくださいね」
ことり「さすがに冗談だよ」
海未「あ、倒れるといけないので水分補給はしっかりとしてください」
ことり「分かってるから大丈夫。……」パタパタ
海未「……」
ことり「…」パタパタ
海未「…あ、あの///」
ことり「ん?」
海未「暑いのは分かりますが…その、服をパタパタするのは、よくないです」
ことり「だって暑いんだもん」パタパタ
海未「だ、だったらせめて襟元とかでやってください……どうして裾でするんですか。肌が見えます」
ことり「襟でやっても肌は見えるよ?」
海未「首と腹部では印象が大分違うでしょう」
ことり「女の子しかいないんだから、そんなに気にしなくてもいいんじゃないかな」パタパタ
海未「またパタパタと…」
海未(普段はこんなことしないのに…どうしたんでしょうか、急に)
海未(…とにかく、注意すべきですよね……)
>>343
1.普通に注意する
2.だらしないと注意する
3.危機管理能力云々を語りながら注意する
3
海未(ここは友人としてしっかり注意しなければ…!)
海未「ことり」
ことり「ん?」
海未「確かに今この場には女性しかいません。しかし、その行動が習慣になってしまったら、ここ以外の場所でもしてしまうかもしれないのですよ」
海未「もしその時に男性がいたらどうですか」
ことり「どうって言われても……よくないね、としか…」
海未「よくないなんてものじゃありません。危ないんです。変な目で見られたらどうするんですか」
ことり「大げさだよ。これくらい、ちょっと活発な子なら誰だってやってるよ?」
海未「他所様は他所様、家は家です」
ことり「家って……ことり、海未ちゃんの家族じゃないもん」
海未「ものの例えです。それはさておき、あなたは可愛いんですから、もう少し危機管理をしっかりしないとダメです」
ことり「…うん?」
海未「大体ことりは…いや、穂乃果もですけど。やたらと人にくっつきすぎなんです。顔も近いですし、あまり人をドキドキさせないでください」
ことり「うん」
海未「今までは周りが良い人たちばかりでしたが、社会に出たら色々な人がいます。誰にでも同じことをしていたらすぐに好きになられて、大変なことになりますよ」
ことり「……ねぇ海未ちゃん」
海未「なんですか」
ことり「海未ちゃんって、ことりたちのこと可愛いと思ってる?」
海未「当たり前でしょう」
ことり「当たり前なんだ……そっか」
ことり「で、近付かれたらドキドキしてるの?」
海未「そ、そんなことはありません」
ことり「でもさっき…」
海未「気のせいです! それより話はまだ終わってませんよ」
ことり「長いよぉ…」
海未「そもそもことりは…」
ことり「ねー海未ちゃん」
海未「何ですかさっきから」
ことり「誰にでも同じことをしてたらすぐに好きになられる…って、言ったよね?」
海未「はい」
ことり「それって、海未ちゃんもことりのこと好きってこと?」
海未「……なっ、なななななにを言ってるんですか!///」
ことり「だってそう聞こえるんだもん」
海未「そんなわけないでしょう! 友人として言っているだけです!///」
ことり「…ならいいけど……顔真っ赤だよ?」
海未「っ…」
【ことりの好感度がちょっとアップした】
―――
――
―
海未「はぁ……」
希「海未ちゃん? どうかした?」
海未「あ、いえ、なんでもありません」
海未(私はどうしてことりに勝てないのか考えていたんですが……そんな場合ではありませんね)
海未(せっかく希が来てくれてるんですし、精いっぱいもてなさなければ)
希「それにしても、海未ちゃんお菓子も作れんねんな。クッキー美味しいよ」
海未「ありがとうございます。あまり凝ったものは作れませんけどね」
希「いやー、これだけでも十分女子力高いよ」
海未「女子力…久しぶりに聞きましたね、その単語」
希「それにしても、海未ちゃんも大変やね。罰ゲームで全員おもてなしなんて」
海未「まぁ否定はしませんが……少し楽しくもあるんですよ。今までこうして少人数で話す機会はあまりありませんでしたし」
希「そう言われると、確かにそうやね。よし…じゃぁウチとも何かお話しよか」
海未「はい」
希「んー……しかしこうして話題を考えてみると、浮かんでくるのはμ’sのことばっかりやね」
海未「まぁそうなりますよね。…では、μ’sの……三年生のことを聞いてもいいですか?」
希「うん、ええよー。ウチもあの二人のことが一番話しやすいし」
希「その代わり、海未ちゃんたちの過去の話とかも聞いていい?」
海未「はい、もちろんです」
―――――
希「はは……穂乃果ちゃんは昔から変わらへんのやね」
海未「まったく変わりませんね。何も考えずに突っ走っていってしまうところとか、特に」
希「けどそんな穂乃果ちゃんやからこそμ’sが出来たんやと思うと……なんか感慨深いなぁ…」
海未「ですね。……あ、気が付けばもうこんな時間ですか」
希「ホンマや。ごめん、ウチそろそろ帰るね。夕飯作らなあかんから」
海未「あ、はい。すみません、こんな時間まで」
希「いや、ウチも楽しかったから」
希「じゃぁ海未ちゃん、またね」
海未「また明日」
―――――
海未(さて、食器類を片づけて……って、このハンカチって…)ヒョイ
海未(……見覚えがないですし、落ちていた位置から考えて希のものですよね…)
海未(どうしましょうか……今から走っていけば追いつけると思いますが…)
海未(最悪追いつけなくても、希は一人暮らしですから、家に届けることは可能です)
海未(しかし、そもそもそれほど急いで届けるべきなのでしょうか……)
>>352
1.届ける
2.明日にする
1
海未(…届けるのは早いに越したことありませんよね)テクテク
海未(もうすぐ夕飯ですが……まぁ少しくらい遅れても大丈夫でしょう)
―――――
海未「……」タッタッタッ
海未(希、いませんね……もしかしてどこかに寄って帰ったりしているんでしょうか…)
海未(だとしたら家の前で待っているしか……、あっ)
海未「希!」
希「へ? ……って、海未ちゃん? どうしたん?」
海未「これ、忘れ物です」ス
希「え……あ、ほんまや。気付かへんかった…」
海未「恐らく座った時に落ちたんでしょう。私も気付くのが遅れて申し訳ないです」
希「いや、そんなん全然。…わざわざこれを届けに来てくれたん?」
海未「はい。明日でもいいかなと思ったんですけど…時間もありましたから」
希「そっか……でもごめん。走ってきたみたいやし…疲れたやろ?」
海未「いえ、全然。これくらい、いつもの練習に比べれば」
希「けど…」
海未「私のことを気にかけてくれるなら、ごめんよりも、ありがとうって言ってほしいです」
希「え?」
海未「現金なものですけど…お礼を言われると元気が出るんです。なので、よければ」
希「……うん、ありがとう海未ちゃん」
海未「ありがとうございます」
希「ふふ…海未ちゃんまでお礼言うたらあかんやん」
海未「あ、いや、しかし今のありがとうは、希のありがとうに対するありがとうで…」
希「うん、海未ちゃんはやっぱりカッコいいね」
海未「そ、そうでしょうか…」
希「気遣いが出来るって意味でね。ウチが男の子やったら、すぐ告白してるかも」
海未「それは光栄ですね。希と付き合えたら楽しそうですから」
希「……うーん…そういうことサラッと言うから人気出るんやろうね」
海未「?」
【希の好感度がアップした】
―――
――
―
ピーンポーン
ガラ
雪穂「はーい……って、え? 海未ちゃん? どうしたのこんな時間に」
海未「夜分遅くに申し訳ありません、雪穂。穂乃果はいますか?」
雪穂「いるけど……多分、部屋でダウンしてると思う。自習プリントやってるから」
海未「だと思って、手伝いに来ました」
雪穂「あ、なるほど。海未ちゃんって過保護だねぇ…」
海未「自分でもそう思います…」
雪穂「まぁいいや。これ以上お姉ちゃんの唸り声聞いてるのも嫌だったから、助かる。あがって」
海未「はい、おじゃまします。あ、これお菓子です。こんな時間にお邪魔してしまいましたから、そのお詫びに」
雪穂「海未ちゃんって恐ろしいほど真面目だね…」
ガラ
海未「穂乃果、調子はどうですか」
穂乃果「!? え、う、海未ちゃん?」
海未「あ、すみません。ノックを忘れました」
穂乃果「いや、それはいいけど……なんでここに?」
海未「様子を見に来たんです。…一人で三枚は大変でしょう」
穂乃果「海未ちゃん…!」パアァッ
穂乃果「ありがとう! 大好き!」
海未「はいはい、私もですよ。それより早く済ませてしまいましょう」
穂乃果「はーいっ」
―――――
穂乃果「海未ちゃん、ここ分かんない…」
海未「ここはこの公式を応用すれば解けますよ」
穂乃果「応用かぁ……、…応用って…?」
海未「えっと…すみません、ペン借ります。つまりですね、ここをこうして…」カリカリ
穂乃果「……あー、なるほど! さすが海未ちゃん、頭いい!」
海未(ここは確か一年生で習った範囲なのですが……言わないでおきましょう)
穂乃果「んー……、……海未ちゃん、ここも分かんない…」
海未「これはですね…」
―――――
穂乃果「終わったー!」
海未「お疲れ様です」
海未(さすがに三枚は時間がかかりましたね…)
穂乃果「いやいや、海未ちゃんのほうこそお疲れ様。結局ほとんどやり方聞いちゃってごめんね…」
海未「私は解き方を教えただけで、解いたのは穂乃果自身ですよ。よくめげずに頑張りましたね」ナデナデ
穂乃果「えへへー」
海未「ではプリントも終わったことですし、私はこれで失礼します」
穂乃果「あ、海未ちゃん、よかったら今日は泊まっていかない?」
海未「いや、でも何の支度もしてませんし…」
穂乃果「大丈夫だよー。パジャマなら穂乃果の貸してあげるし、鞄とかは明日の朝早めに起きて取りに行けばいいし」
穂乃果「もうお互い夕飯も済んでるし、泊まるって言ったって一緒に寝るくらいだしさ」
どうしますか
>>360
1.泊まる
2.遠慮する
1
海未「…分かりました。ではせっかくですし、泊まらせてもらいますね」
穂乃果「ほんと? やった! 海未ちゃん遠慮ばっかしてるから断られるかと思ったよー」
【穂乃果の好感度がちょっとアップした】
穂乃果「じゃぁせっかくだし一緒にお風呂入ろ!」
海未「入りません」
穂乃果「即答!?」
海未「二人だと狭いじゃないですか」
穂乃果「えー、そんなこと言ってー、本当は恥ずかしいんじゃないの?」
海未「私が今更穂乃果相手に照れるわけないでしょう。あ、家に連絡しますから、ちょっと待っててください」
穂乃果「はーい。あ、穂乃果もお母さんたちに海未ちゃんが泊まること言ってくるねー」テッテッテッ
海未「お願いします」
海未(さて、では早速連絡を……自宅の電話でいいですかね)ピッ
―――――
海未(穂乃果の家に泊まることは珍しいことでもないのですぐに了承が出ましたが……穂乃果は遅いですね。ついでに何か用事でも済ませているのでしょうか)
海未(…暇なので、漫画でも読んでいましょうか)
海未(……この間ことりと一緒に読んだものは二度と読まないようにして、何か別のものを…出来れば恋愛系以外を…)キョロキョロ
海未(…これにしましょう。表紙から漂うスポーツ漫画感。これなら恋愛がメインになったりはしないはずです)
~~~~
海未(……気が付けば主将と女子マネージャーのラブコメになっているのですが……何故ですか)
海未(…そういえば穂乃果も、ことりと同じで意外と少女趣味でしたね……昔から恋愛ものとか好きでしたし)
海未(…どうしてみんな、誰かを好きになったりとか、恋人を作ったりとか、そんなことに熱中するのでしょうか)
海未(それよりも運動や勉強に力を入れたほうが有意義だと思うのですが……いや、それは人それぞれですかね)ペラ
ピリリリリッ
海未(? メール? 夜中にくるなんて珍しい……誰からでしょうか)
>>365
メールの相手
(穂乃果以外でお願いします)
にこ
海未(にこから? …さらに珍しいですね)ピッ
にこ『今暇?』
海未『暇ですけど…どうしました?』
にこ『大したことじゃないんだけど、今週の土曜日って空いてる?』
海未『空いてますよ』
にこ『じゃぁちょっと付き合って』
海未『えっと……買い物とか、ですか?』
にこ『正解』
海未(にこが私を誘うなんて珍しい……というか、初めてですね。一体どういう心境の変化でしょうか……あ、誰かと一緒とか、そういうことですかね)
海未『分かりました。ではどこに集合しますか?』
にこ『朝十時に駅前で』
海未『了解しました』
海未(…しかし、買い物って何を買うんでしょうか。μ’s関連で何か必要な物とかありましたっけ…?)
海未(……まぁ土曜日になれば分かりますね)
穂乃果「海未ちゃん、お待たせー」ガラ
海未「あ、穂乃果、遅かったですね」
穂乃果「うん、これ持ってきたから」ジャーン
海未「…って、私が持ってきたお菓子じゃないですか」
穂乃果「お母さんが海未ちゃんにも少しくらい食べてもらわないと悪いからって。それにしてもこのお煎餅おいしいねー」
海未「私のお気に入りなんですよ」
海未(…今更ですが、和菓子屋にお煎餅を持ってくるのはある意味礼儀知らずかもしれませんね…次から気をつけましょう)
穂乃果「はい、海未ちゃんも食べて食べて」
海未「ありがとうございます」ス
穂乃果「…」ヒョイ
海未「……何故かわすんですか」
穂乃果「ちょっと待ってね」ペリッ
穂乃果「はい、あーん」ス
海未「……」パク
海未(やっぱり美味しいですね)パリパリ
穂乃果「美味しい?」
海未「はい」
穂乃果「じゃぁもう一口。あーん」
海未「あーん」パク
穂乃果「……。あのね、前から薄々思ってたんだけどね」
海未「…」パリパリ
海未「…」ゴックン
海未「なんですか?」
穂乃果「少しくらい口にもの入れて喋ってもいいと思うんだけど……ホント真面目だね」
海未「そういう性格なんです。で、何ですか」
穂乃果「いや、海未ちゃんって穂乃果相手にはまったく照れないよね」
海未「…どういうことですか?」
穂乃果「いや、たとえば今のだって、相手が他の子なら照れてたんじゃないかなって。ことりちゃんとかでも」
海未「ああ……確かにそうですね」
穂乃果「前にことりちゃんが、海未ちゃんの照れた顔可愛いーって言ってたから、穂乃果も見ようと思ったのにー」
海未「見たことくらいはあるでしょう。人前に出る前とか」
穂乃果「そうだけど……こう、面と向かって見たいんだよ」
海未「そう言われましても」
穂乃果「というか、どうして穂乃果には照れてくれないの?」
海未「照れてほしいんですか?」
穂乃果「そういうわけじゃないけどー……不思議だなと思って。穂乃果の時だけみんなと反応違うから」
海未「まぁそれは仕方ないでしょう」
穂乃果「なんで? ……もしかして穂乃果のこと、嫌い?」
海未「そんなわけないでしょう…。どうしてすぐそういう方向にいくんですか」
穂乃果「だって穂乃果も海未ちゃんの照れた顔見たいんだもん!」
海未「意味が分からないです…」
穂乃果「ねーねー嫌いじゃないならなんで? どうして?」
海未(いつも以上にしつこく聞いてきますね……これは答えてあげたほうがいいのかもしれません)
海未「それはですね…」
>>377
1.「そういう性格だからです」
2.「長い付き合いだからです」
3.「穂乃果だからです」
2
夕飯のため、少し抜けます
戻ってきたらまた再開します
海未「長い付き合いだからです」
穂乃果「そっかぁ……って、ちょっと待って。それじゃことりちゃんは?」
海未「こ、ことりは……また、別ベクトルの話です」
穂乃果「えー………もしかして海未ちゃん、ことりちゃんのこと好きなの?」
海未「何故そうなるんですか…」
穂乃果「だってことりちゃんにはいっつもオタオタしてるじゃん」
海未「あれはことりが私をからかってくるからです」
穂乃果「じゃぁ穂乃果も海未ちゃんからかう!」
海未「からかわなくていいです!」
穂乃果「ことりちゃんばっかりズルいよー」
海未「……穂乃果はそのままでいいんです」
穂乃果「ふぇ?」
海未「穂乃果は穂乃果のままのほうがいいんですよ」
海未「私は今のままのあなたが…その、好きですから」
海未(私をからかうのはことりや絵里や希だけで十分ですし)
穂乃果「海未ちゃん…!」パァッ
穂乃果「うんっ、じゃぁ穂乃果は穂乃果のままでいる!」
海未「そうしてください」ナデナデ
穂乃果「えへへ。あ、海未ちゃん、はいあーんっ」ス
海未「いただきます」パク
穂乃果「おいし?」
海未「…」パリパリ、ゴクン
海未「美味しいです……二度目ですが」
穂乃果「へへ。じゃぁもう一口ー」
海未(なんだか餌付けされてる気分ですが……やはり穂乃果はこのままのほうが落ち着きますね)
海未(穂乃果にまでからかわれたら、私はもうどうしようもありませんし…)
【穂乃果の好感度がちょっとアップした】
―――
――
―
穂乃果「じゃぁ海未ちゃん、寝よう!」
海未「…お布団は?」
穂乃果「一緒にベッドで寝よ?」
海未「嫌です。蹴飛ばされたくないですから」
穂乃果「け、蹴飛ばさないよー。大丈夫だから、ほら、早くー」
海未「……分かりました。蹴飛ばしたら、明日一日口ききませんから」
穂乃果「そこまで!?」
海未「じゃぁ電気消しますよ」
穂乃果「はーい」
パチ
海未(…暗くてもすんなりベッドの場所まで行けるのは、この部屋に慣れきっているからでしょうか)テクテク
海未「失礼します」モゾ
穂乃果「はーい、いらっしゃーい」
穂乃果「こうやって海未ちゃんと一緒に寝るのは久しぶりだね」
海未「ですね」
海未(いつもはことりも一緒ですから、私はお布団で寝てますし)
穂乃果「穂乃果ね、誰かと一緒に寝るの好きなんだー」
海未「知ってます」
穂乃果「だからギュッてして寝てもいい?」
海未「ダメです」
穂乃果「なんで!?」ガンッ
海未「暑いじゃないですか」
穂乃果「えぇーいいじゃーん、ケチー」
海未「いいから早く寝てください。明日はいつもより早く起きなくちゃいけませんし」
穂乃果「はーい」
穂乃果「……」ギュ
海未(まぁ、手くらいいいですよね。……正直、手を握られていると、寝にくいですけど)
穂乃果「海未ちゃん、おやすみなさい」
海未「はい、おやすみなさい」
―――――
穂乃果「んにゃー……えいっ」ドカッ
ドスン
海未「いたっ!」
穂乃果「むにゃ……うみ、ちゃ…」スヤスヤ
海未「……やっぱりこうなりましたか」
海未「とりあえずベッドに戻って…」
―二十分後―
ドスン
海未「……寝れる気がしません…」ハァ
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「海未ちゃーん」
海未「…ん、……?」モゾ
海未(今、何か声が聞こえたような気が…)パチ
ことり「あ、起きた」
海未「ことり……? ………えっ!? ど、どうしてここに?」
ことり「そろそろ起きないと遅刻しちゃうよ?」
海未「えっ、い、今何時ですか!?」
ことり「はい、時計」ス
海未「!?」
海未(な、何故こんな時間に………、…あ、そういえば昨日は穂乃果に蹴飛ばされたせいであまり寝れなかったんでした…)
ことり「二人そろって集合場所に来ないんだもん。心配して来てみたら……まさか二人で仲良く寝てるとは思わなかったなぁ」
海未「宿題を手伝ったついでに泊まらせてもらったんです。それよりも早く支度をしないと」
ことり「うん。あ、その前に海未ちゃん」
海未「はい?」
ことり「お泊まり、楽しかった?」
海未「へ? いや、お泊まりと言っても、ただ寝ただけですし…」
ことり「楽しかった?」
海未(なんだか前にも似たような質問があった気が…)
>>386
1.「楽しかったですよ」
2.「楽しくなかったですよ」
3.「楽しかったですけど…」
3
海未「楽しかったですけど…」
ことり「けど?」
海未「穂乃果の家に泊まるときはいつも三人一緒だったので、少し変な感じでした」
海未(寝る場所もベッドでしたし)
ことり「……ことりがいなくて寂しかった?」
海未「え、あ……えっと、寂しかった、というか……やっぱり三人でいるほうが良いですね」
ことり「…海未ちゃん」
海未「? どうしました? …どこか具合でも…」
海未(というか私はいつまで寝転がっているんでしょう……起き上がらなくては)ムクリ
ことり「海未ちゃんっ」ギュッ
海未「へ、こ、ことり? なんで急に抱きついて…」
ことり「…こんなこと言ったらダメなんだけど……ことりね、海未ちゃんと穂乃果ちゃんが二人でいるとき、ちょっとだけモヤモヤしちゃうの」
海未「モヤモヤ…?」
ことり「今まで三人一緒だったから。…ことりだけ仲間はずれだなぁって思っちゃって」
海未「ことり……」
海未(まさかそんなことを思っていたなんて…。……確かに私も、穂乃果やことりが二人でいるときは少し寂しくなったりしますが…)
ことり「…なんて、ごめんね。変なこと言っちゃって」パッ
海未「いえ、全然。…私も、少しだけ気持ちは分かりますから」
ことり「そっか。……でも嬉しかったよ。海未ちゃんが今、三人でいるほうが良いって言ってくれて」
海未「当たり前でしょう。穂乃果だってきっとそう思ってますよ」
ことり「うん、ありがとう。……海未ちゃん、大好き」
海未「私もですよ、ことり」
ことり「…うん」
【ことりの好感度がアップした】
【南ことりの好感度が50を超えました】
―――
――
―
海未「ふふ……また遅刻ですね…」
穂乃果「またプリントだよー……」ガクッ
ことり「あはは……、まぁしょうがないよ。今日も一時間目が数学だったから」
海未(あの後急いで支度をしましたが…結局授業には間に合いませんでした…)
海未(三人仲良く遅刻……そして全員に罰として自習プリント一枚ずつ。…まぁ一枚なだけマシですけど)
穂乃果「うぅー…海未ちゃん、なんで起こしてくれなかったのー…?」
海未「私も寝坊したんですよ……穂乃果に蹴飛ばされたせいで眠れなかったんです」
穂乃果「ご、ごめんなさい…」
海未「私はいいですが…。ことり、すみません。あなたまで私たちの巻き添えで遅刻してしまって…」
ことり「ううん、平気。ことりが好きで二人を待ってたんだから」
海未「そう言ってもらえると助かります…」
海未(とりあえずプリントは夜にでも……あ、でも今日は月に一度の舞踊の稽古の日…)
海未(家に帰ったらすぐに稽古を始めないと怒られそうですし……仕方ありません。練習の後、学校に残ってやりましょう)
―――――
―昼休み―
海未(さて、今日はどうしましょうか…)
>>392
1.ここで食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
7
海未(そういえば絵里や希とはまだお昼を共にしたことがありませんでしたね…)ガタ
ことり「あ…海未ちゃん」
海未「どうかしましたか?」
ことり「今日もどこかに行くの?」
海未「はい。少し」
ことり「…そっかぁ。早く帰って来てね」
穂乃果「来てねー」
海未「はい」
―――――
海未(今日は生徒会の用事がなければいいんですが)テクテク
―三年教室前―
海未(……しかし、三年生の教室というのは緊張しますね)
海未(勇気を出して、いざ…!)
にこ「海未?」
海未「へぁっ、にこ!?」
にこ「へぁって……、どうしたのよ、こんなところで」
海未「あ、えっと……お昼を、一緒に食べようかと思って…」
にこ「お昼を? にこたちと?」
海未「はい」
にこ「最近の海未はやけにアクティブね……どういう心境の変化?」
海未「色々ありまして。…あの、今日は絵里と希は?」
にこ「教室にいるわよ。じゃ、行きましょ」
海未「はい。えっと…失礼します」ペコリ
にこ「えらく律儀ね」
海未「先輩方の教室ですから」
にこ「といったって、二年教室とそんなに変わらないけど」
絵里「あら、随分珍しいお客さんね」
希「海未ちゃんいらっしゃーい」
海未「お邪魔してます」ペコリ
にこ「一緒にご飯食べたいんだって」
希「そうなん? 海未ちゃん一人?」キョロキョロ
海未「はい。穂乃果とことりは教室です」
絵里「それはますます珍しいわね。まぁいいわ。早く食べましょ、時間がなくなっちゃうから」
希「じゃぁ海未ちゃんはここ座って。ウチの隣」
海未「はい、ありがとうございます」
希「どーいたしまして」ニコー
絵里「…なんだか知らない間に随分仲良くなってない?」
希「まぁ同じユニットやからね」
絵里「それもそうね。じゃぁにこ、私たちも仲良くしましょうか」
にこ「お断りします。ほら、絵里もさっさと座りなさいよ」
絵里「お断りされた…」シュン
希「いただきまーす」パカ
絵里「いただきます」パカ
海未(絵里も希もお弁当……、パン派って穂乃果だけだったんですね)パカ
絵里「それにしても、海未が私たちの教室に来てまで一緒にご飯が食べたいだなんて……何かあったの?」
海未「いえ、特に何も。ただ絵里たちと一緒に食べたことがなかったので、来てみたくなって」
絵里「海未にしては随分と行動的ね」
海未「最近は色々と思うことがありましたから」
希「まぁでもこういうのも新鮮やん。いつもは三人で食べてるし」
にこ「そうね。たまにはこういうのも面白いわ」
絵里「面白い、ね……確かにそうかも」チラ
海未(……気のせいでしょうか。なんだか妙に嫌な予感が)
絵里「それで?」
海未「?」
絵里「海未は今日、私たちの中の誰に会いに来てくれたのかしら?」
海未「誰って……」
海未(絵里の顔がにやけてます……私をからかうのがそんなに楽しいんでしょうか…)
>>398
1.絵里
2.希
3.にこ
4.ノーコメント
1
海未(…やはりいつまでも絵里のおもちゃでいてはいけません。ことりに比べれば、絵里にくらい勝てるはずです)キリッ
にこ「なんか急に凛々しい顔になったわね」
希「カッコいいね」
にこ「そう…?」
海未「絵里」
絵里「ん?」
海未「私は絵里に会いに来ました」
絵里「…へぇ、そうなの?」
海未「はい。絵里と一緒に食べたくて」
絵里「……ふふ」
海未「?」
絵里「最近、海未も大人になってきたわね。前みたいに照れたり困惑することもなくなったし」
海未「いつまでもからかわれっぱなしじゃありませんから」
絵里「なんだか寂しいわ」
海未「こんなことで寂しがらないでください」
にこ「というか、絵里もあんまり海未をからかうんじゃないわよ。可哀想じゃない」
希「いやー、でも海未ちゃん、いいリアクションするしなぁ」
絵里「そうよ。オタオタしてるのとか、可愛いじゃない」
にこ「あんたらね…」
海未「いいんですよ、にこ。私が狼狽えるのが悪いんです」
にこ「いや、まぁ……海未がそう言うならいいけど」
海未「それに、そういう風に接してもらえるのもちょっと嬉しいですし」
にこ「……海未ってドMなの?」
海未「違いますよ! そうではなく……からかってくるということは、それだけ親しいということですから」
にこ「…プラス思考ね」
海未「はい。それに、からかわれるのはことりで慣れてますから」
希「海未ちゃんも意外と大変なんやね…」
海未「否定はしません」
絵里「……それだけ親しい、ね。本当にプラス思考…」
【絵里の好感度がアップした】
―――――
海未(三年生の教室は緊張しましたが……希たちがいたおかげか、最後のほうは気にならなくなりましたね)テクテク
ガラ
ことり「海未ちゃん、おかえりなさいっ」タッタッタッ
海未「あ、はい、ただいまです」
穂乃果「うみひゃん、おふぁえりー」モグモグ
海未(食べながら喋ってはダメだと、何度言えば分かるんでしょう…)
ことり「……」ソワソワ
海未「? どうしました?」
ことり「あ、いや、どこに行ってたのかなって」
海未「三年生の教室です」
ことり「三年? 絵里ちゃんたちのところ?」
海未「はい」
ことり「そっか。あ。あのね、さっきフミちゃんがね、」
海未(なんだか今日のことりは元気ですね……いいことです)
―――
――
―
ワン、ツー、スリー、フォー!
ワン、ツー、スリー、フォー!
海未「…?」
海未「ことり、少し遅れてますよ」
ことり「う、うんっ」
海未「真姫は速いです」
真姫「は、はい」
海未「凛は……ものすごく速いです。よく分かりませんが、落ち着いてください」
凛「にゃ、にゃーっ」
海未(三人のミスがやけに多いですが…具合でも悪いんでしょうか…)
―――――
海未(さて、休憩時間ですが……どうしましょうか)
誰かに話しかけますか
>>404
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
9.やめておく
4
海未(様子がおかしかったのも気になりますし…)
海未「凛」
凛「! なに? 海未ちゃん」
海未「いえ、これといって用はないのですが……お話しませんか?」
凛「うんっ、する!」
海未「では、隣失礼します」
凛「うん!」
海未(機嫌はいいように見えますが……)
海未「あの……凛、今日は調子が悪かったりしますか?」
凛「え? どうして?」
海未「いえ、ミスが多かった気がしたので」
凛「あ、あー……いや、海未ちゃんが心配するようなことは何もないから大丈夫だよ」
海未「そうですか…ならいいのですが」
凛「…ごめんね。迷惑かけちゃって」
海未「いえ、全然。迷惑とかそういうことではなくて、ただ心配だっただけです」
凛「…心配してくれたの?」
海未「それはそうでしょう。凛は大切なメンバーなんですから」
凛「そっかぁ……えへへ」
海未「? でも何もないのなら何よりです」
凛「うん。心配かけてごめんね」
海未「いえ。では残りの練習も頑張りましょうね」
凛「うんっ」
【凛の好感度がちょっとアップした】
【現在の好感度】
穂乃果・30/100
絵里・25/100
ことり・50/100
凛・60/100
真姫・50/100
希・35/100
花陽・30/100
にこ・25/100
(あくまで恋愛感情的な意味なので、友情の数値とはまた異なります)
今回の更新はここで止めます
また明日にでも再開したいと思います
お付き合いいただき、ありがとうございました
皆さんレスありがとうございます
ご意見いただきましたので、これから連取りは禁止にしたいと思います
連取りになってしまった場合は安価下で処理させていただきますので、ご了承ください
これからもまったりとお付き合いいただけるとありがたいです
では、更新再開していきます
―――
――
―
穂乃果「ふわぁーっ……今日も練習疲れたねー」
穂乃果「今日はもう帰ったら寝るぞー!」
海未「…自習プリントのこと、覚えてますか?」
穂乃果「あああぁっ!」
海未(忘れてたんですね…)
ことり「まぁ今日は一枚だけだから大丈夫だよ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「うん…頑張るよ…」
絵里「え、穂乃果はまた遅刻しちゃったの?」
海未「はい。ただ、今回は三人一緒に」
希「海未ちゃんとことりちゃんも? それは珍しいね」
穂乃果「穂乃果が遅刻するのは珍しくないの…?」
にこ「事実でしょ」
穂乃果「あぅ…」
絵里「じゃぁ穂乃果たちがプリントを解く時間を増やすためにも、今日はもう帰りましょうか」
真姫「そうね」
海未「あ、すみません。私は少しやることがあるので、学校に残ります」
穂乃果「え? やることって?」
海未「あー……まぁ、色々です」
海未(本当のことを言ったら、恐らく穂乃果やことりは付き合ってくれるでしょうし……私の都合で二人を巻き込むわけにはいきません)
―――――
海未(教室はもう鍵がかけられているかもしれませんし…にこに部室の鍵を借りたので、ここでやりましょう)
海未(さて、では早速プリントを…)ガサゴソ
ガラ
海未「?」
>>431
入って来た人物
(理事長とかだとシュールなので、μ’sメンバーでお願いします)
真姫
真姫「…」
海未「真姫? 何か忘れ物ですか?」
真姫「いや、そういうわけじゃないけど。……海未の用が何なのか、気になって…」
海未「え?」
真姫「ほら、さっき穂乃果に聞かれたとき、答えをはぐらかしてたでしょ? だから人には言えないようなことなのかなって…」
海未「ああ……あれは違うんですよ。ただ穂乃果たちを巻き込みたくなかっただけです」
真姫「どういうこと?」
海未「実は今日は家で舞踊の稽古をする日で……家に帰ったらすぐ稽古に引っ張り出されてしまうんです」
海未「μ’sの練習に舞踊の稽古……その後にプリントを解くのは、さすがにしんどいので……学校で終わらせてしまおうかと」
海未「これを穂乃果たちに言ったら、二人も付き合うと言いだしそうだったので、誤魔化したんですよ」
真姫「あ、なるほど…」
真姫「てっきり何か変なことでもしてるんじゃないかと思って、心配しちゃったわ」
海未「変なことって……、でもまぁ、ありがとうございます。心配してわざわざ戻ってきてくれたんですよね」
真姫「…まぁ、海未に何かあったらμ’sの曲が作れなくなっちゃうからね。私の曲は、あなたの詞がないと完成しないんだし」
海未「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいです。では、これからも頑張って詞を作りますね」
真姫「……うん」
【真姫の好感度がちょっとアップした】
真姫「……」
海未「……あの」
真姫「なに?」
海未「私は大丈夫ですから、そろそろ帰ったほうがいいんじゃないでしょうか」
真姫「…」
海未「?」
真姫「…あ、あの、実は私の家、今日お客さんが来るの」
海未「そうなんですか」
真姫「でね、そのお客さん、お偉いさんか何かで、パパと真剣な話があるらしいの」
真姫「それで…ママがね、今日はあんまり早くに帰ってこないほうがいいって言ってて」
海未「それなら、寄り道でもして帰った方が良いのかもしれませんね」
真姫「……」ムゥ…
海未(な、何故不機嫌になっているのでしょうか…)
真姫「……残る」
海未「え?」
真姫「私もここに残るって言ってんのよ! 文句ある?」
海未「あ、ありませんけど…」
真姫「じゃぁ遠慮なく」ガタ
海未「……」チラ
真姫「……」ムス
海未(…何か怒らせるようなこと言いましたっけ…)
真姫「……私も宿題する」
海未「あ、はい。お互い頑張りましょう」
真姫「ん」
海未「……」カリカリ
真姫「……」カリカリ
海未(しかし、無言で居続けるのも少し気まずいですね…)
海未(真姫は宿題を解くのに必死そうというわけでもありませんし…雑談でもしたほうがいいんでしょうか)
海未(…私と真姫の共通の話題といえば、やはりμ’sのこと。特に凛と花陽のことでしょうか。しかしどういうふうに切り込めば…)
真姫「……ねぇ海未」
海未「あ、はい。なんですか?」
真姫「海未って……ほら、あんまり恋愛とか、得意じゃないじゃない?」
海未「え……はい、まぁ、そうですけど」
海未(どうして急にそんな話を…)
真姫「……じゃぁ、その……好きな人とか、いないの?」
海未「いませんけど…」
真姫「あ、そう……、そっか。そうなのね」
海未「…? それがどうかしたんですか?」
真姫「いや、別に。ただ気になっただけ」
海未「はあ…」
海未(……って、もしかしてこれは、真姫なりの話題提示だったんでしょうか…?)
海未(何故恋バナなのかは分かりませんが…ここは先輩として…)
>>437
1.「恋って…あの、青春って感じですよね」
2.「真姫はどうなんですか?」
3.「すみません、あまりこういう話は得意ではないんです」
3
海未「すみません、あまりこういう話は得意ではないんです」
真姫「…分かってるわよ。海未は恋愛とか興味なさそうだもんね」
海未「興味がないとまでは……」
真姫「…あるの?」
海未「…いえ、ありませんが」
真姫「……」
海未「す、すみません……今のは私が悪かったです…」
真姫「いや、別に…いいけど…」
海未(真姫が先ほど以上に不機嫌そうな顔になってしまいました…)
海未(せっかく話題を出してくれたのに、あんな返しでは当然ですよね……、何をやっているんでしょうか私は…)
【真姫の好感度がちょっとダウンした】
―――――
海未「……、よし」
真姫「終わった?」
海未「あ、はい」
真姫「じゃぁ帰りましょうか」
海未「え? …もしかして、待っていてくれたんですか?」
真姫「……まぁ、今日の宿題は少なかったから」
海未「すみません、待たせてしまって…」
真姫「いいのよ別に。…私が好きで待ってただけだから」
真姫「それより、早く帰りましょ。海未はお稽古があるんでしょ」
海未「そうですね。では行きましょうか」
真姫「ん」
真姫「それにしても、海未やことりが遅刻なんて珍しいわね」
海未「今日は少し寝坊してしまいまして」
真姫「寝坊? 海未が?」
海未「はい……夜、あまり眠れなかったんです」
真姫「…何か悩み事とか?」
海未「いえ、くだらない理由なので、気にしないでください」
真姫「けど海未が寝坊するほどのことなんでしょ? 気になるわ」
海未「えぇっと……」
海未(穂乃果に蹴飛ばされたせいで眠れなかった…なんて、情けないのであまり言いたくないのですが…)チラ
真姫「……」
海未(真姫は純粋に私を心配してくれているんでしょうし……誤魔化すのも忍びないですね)
海未「実は昨日の夜、穂乃果の家に泊まった際に、穂乃果の寝相が悪くて……何度か蹴飛ばされてなかなか眠れなかったんです」
真姫「そうなの? ……って、え? 泊まり?」
海未「はい」
真姫「……あ。そ、そういえば凛と花陽もたまにお互いの家に泊まるって言ってたわね。幼なじみってそういうものなのよね」
海未「まぁ私たちの場合はそうですね」
真姫「そう……。……、ん?」
海未「どうしました?」
真姫「穂乃果の寝相が悪くてって……もしかして、一緒のベッドで寝てたの?」
海未「はい」
真姫「……それも、普通のこと?」
海未「どうでしょうか…。一緒に寝たのはさすがに久しぶりでしたね」
真姫「あ、そう…」
真姫「……」
海未「……あの、どうかしましたか?」
真姫「いや、別に……」
海未「?」
真姫「……幼なじみっていいわね」
海未「え? あ……そ、そうですね…って、私が言うのも、変な感じですけど」
真姫「…私、昔は勉強ばっかりで近所の子と全然遊んでなかったから、海未たちみたいな関係がうらやましいわ」
海未「真姫……」
>>444
1.「今はμ’sがあるじゃないですか」
2.「これから仲を深めればいいんですよ」
3.「……」(言うことを考える)
2
海未「これから仲を深めればいいんですよ」
真姫「……でも、どんなに頑張っても時間の差は埋まらないわ」
海未「人と人との関係を作るのは時間だけじゃありません。むしろ、どう過ごすかのほうが大切だと私は思います」
真姫「どう過ごすか…」
海未「はい。そもそも、時間の差なんて考えなくていいんですよ。真姫は真姫なんですから、他人と比べる必要はないと思いますし」
海未(恐らく真姫は凛と花陽のことを言っているんですよね。あの二人は幼なじみですし、間に入りづらいと思っているのかもしれません)
真姫「……じゃぁ、海未は…」
海未「え?」
真姫「海未は、これから……私との仲、深めてくれる?」
海未「えっと…」
海未(何故私? ……あ、凛と花陽のことじゃなく、μ’s全体の話だったんでしょうか)
海未(まぁ…確かに、凛と花陽、私と穂乃果とことりは幼なじみですし、三年生は前々からの知り合いですしね)
海未(真姫が不安になるのも仕方ないのかもしれません)
海未「もちろんですよ」
真姫「……ホントに?」
海未「はい。私も真姫ともっと仲良くなりたいですから」
真姫「そ、そう…」
真姫「……………、…嬉しい」
海未「? すみません、真姫。よく聞こえなかったのですが…」
真姫「な、何でもないわ。大したことじゃないから」
海未「そうですか…?」
【真姫の好感度がアップした】
―――
――
―
海未(…あ、そういえば絵里の罰ゲームを消費しないと)
海未(えっと……誰にしましょうか)
誰にメールしますか
>>449
1.穂乃果&雪穂
2.ことり
3.凛
4.花陽
5.にこ
3
海未(凛にメールしましょう)ピッ
海未『今、いいですか?』
凛『うん、いいよー』
海未『予定が空いているなら、明日家に来てくれませんか? 絵里の罰ゲームの件です』
凛『分かった! じゃぁ明日の放課後、海未ちゃんちに寄るねー』
海未『はい、ありがとうございます』
海未(これでよし、と)
海未(……凛には、さすがに昆布茶よりもジュースですよね)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
穂乃果「海未ちゃん、おっはよー!」
海未「おはようございます。穂乃果がことりより早いなんて珍しいですね」
穂乃果「えへへ。実はね、昨日の夜に自習プリントやったんだけどね、一人で全部解けたの!」
海未(当然のことといえば当然のことなのですが……穂乃果だとすごいことのように思えるのは何故でしょう)
海未「偉いですね」
穂乃果「でしょー! 雪穂にも珍しく褒められちゃったんだよー。良い子良い子ーって頭撫でてもらった!」
海未(姉の威厳が…)
穂乃果「海未ちゃん、海未ちゃん」
海未「何ですか」
穂乃果「海未ちゃんも褒めて! 頭!」
海未「はいはい」ス
海未「良い子良い子。偉いですよ」ナデナデ
穂乃果「わーいっ」
海未(穂乃果は相変わらず子供みたいですね…)ナデナデ
穂乃果「えへへ」ニコニコ
海未(……まぁ、そこが穂乃果らしいですけど)
ことり「二人とも相変わらず仲良いね」
海未「いや、それほどでも……って、ことり? いつの間に…」
ことり「ついさっき。気が付かなかった?」
海未「すみません…」
穂乃果「ことりちゃん、おはよー!」
ことり「おはよう、穂乃果ちゃん。海未ちゃんに頭撫でてもらってたけど、何か良いことあったの?」
穂乃果「自習プリント一人で出来たの! ことりちゃんも褒めて!」
ことり「それは偉いねー」ナデナデ
穂乃果「やったぁ!」
海未(穂乃果はどれだけ頭撫でられるの好きなんですか…)
穂乃果「よし、二人にも褒められたことだし、学校いこっか」
ことり「うん」
穂乃果「今日もμ’sの練習楽しみだなぁー」テクテク
海未(穂乃果はいつも元気ですね)
ことり「…ねぇ海未ちゃん」
海未「どうしました?」
ことり「自習プリント、ことりも一人で出来たよ」
海未「え? えっと……それは偉いですね…で、いいんでしょうか」
ことり「頭撫でてほしいな」
海未「あ、そういうことですか」
海未「えっと…ことりも良い子ですね」ナデナデ
ことり「…えへへ。ありがとう、海未ちゃん」
海未「いえ」
海未(ことりも案外甘えん坊なんですね。穂乃果のものがうつったのでしょうか)
―――
――
―
海未(お昼休みですが…今日はどうしましょうか)
>>456
1.教室で食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
3
海未(久しぶりに教室で食べることにしましょう)
穂乃果「ありゃ? 海未ちゃん今日はお出かけしないの?」
海未「はい。今日は二人と食べたいなと思って」
穂乃果「そっかー。久しぶりだからなんか嬉しいよ」
ことり「ことりも。海未ちゃん最近お出かけばっかりで寂しかったから」
穂乃果「よーし、今日は久しぶりに三人でお話して食べようね!」パリッ
海未(って、もうパンを開封している……気が早いですね)
【穂乃果とことりの好感度がちょっとアップした】
穂乃果「そういえば海未ちゃんってさ」パク
穂乃果「ふぃふぁふぁへほほへはへへはほ?」モグモグ
海未「何を言っているかさっぱり分かりません」
穂乃果「…」ゴックン
穂乃果「今までどこでお昼食べてたの?」
海未「色々です。屋上とか他の教室とか」
穂乃果「ほぇー……なんでまた?」
海未「…強いて言うなら、人生経験でしょうか」
穂乃果「ほぇー」
海未(あの顔はあまり分かっていませんね……まぁいいですけど)
ことり「もしかして海未ちゃん、μ’sのみんなのところに行ってたの?」
海未「はい。たまには別の人と食べてみるのも新鮮かなと…」
ことり「…いいね、それ。楽しそう。ことりも今度やってみようかな」パク
海未「ぜひ」
穂乃果「んー…」
海未「穂乃果、どうかしましたか?」
穂乃果「あ、ううん、なんでもない」
海未「?」
海未(パンがあまり美味しくなかったのでしょうか…?)
ことり「海未ちゃん、はい、あーん」ス
海未「……突然なんですか」
ことり「美味しいよ」
海未「美味しいのは分かりますが……貰う理由がありません」
ことり「ことりが食べてほしいから…じゃ、ダメ?」
海未「……」
ことり「海未ちゃん、お願い」
海未「っ……ことりは本当にズルいです」パク
ことり「ふふ。美味しい?」
海未「……はい」
穂乃果「んー、やっぱりことりちゃんには赤くなってるよねー」ウーン
―――――
ことり「あ、ことりちょっとお茶買ってくるね」
海未「ついていきましょうか?」
ことり「平気。じゃぁ行ってくる」
海未「気をつけて」
穂乃果「いってらっしゃーい」
パタン
穂乃果「ねー海未ちゃん」
海未「なんですか」
穂乃果「穂乃果ってね、実はマイナス思考なんじゃないかなって、最近思うの」
海未「…唐突ですね」
穂乃果「うん。唐突に思ったから」
海未「何かあったんですか?」
穂乃果「海未ちゃん、最近お昼休みは他の子と食べてるんだよね?」
海未「はい。それが何か?」
穂乃果「…穂乃果たちと一緒に食べるの、飽きちゃったのかなって、思ったの」
海未「……本当にマイナス思考ですね。穂乃果らしくもない」
穂乃果「だって今までこんなことなかったし…」
海未「…あのですね、」
>>463
1.「そんなわけないじゃないですか」
2.「そうかもしれません」
3.「考えすぎです」
1
海未「そんなわけないじゃないですか」
穂乃果「…ほんと?」
海未「本当です」
穂乃果「ほんとにほんと?」
海未「本当に本当です」
穂乃果「ほんとにほんとにほんと?」
海未「ああもうしつこいですよ! 本当だと言ってるじゃないですか」
穂乃果「う……ごめんなさい」
海未「本当にどうしたんですか。そんなに不安になることでもないでしょう」
穂乃果「…だって、海未ちゃんが積極的に人と関わりにいくなんて、変だと思ったから…」
海未「酷い言われようですが……まぁ否定は出来ませんね」
穂乃果「だから、穂乃果たち…というか、穂乃果が何かしちゃったのかなぁって……。穂乃果、いつも海未ちゃんのこと困らせてるし…」
海未「……穂乃果」
穂乃果「ん?」
海未「私は穂乃果が好きです」
穂乃果「えっ」
海未「親友だと思ってます。それに長い付き合いですし、あなたに迷惑をかけられることなんて、もう慣れきっています」
海未「だから今更そんなこと気にしないでください」ナデナデ
穂乃果「……えへへ。穂乃果も海未ちゃん大好き!」
海未「ありがとうございます」
【穂乃果の好感度がアップした】
―――
――
―
穂乃果「よし、放課後だ! 練習だ!」
ことり「穂乃果ちゃんはいつも元気だね」
海未「ですね」
海未(昼休みのことはもう気にしてないみたいですね。よかったです)
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん、今日も練習頑張ろうね」
ことり「うん」
海未「はい」
穂乃果「よーし、じゃぁ……って、ん?」
海未「どうしました?」
穂乃果「廊下に見知った髪の毛が見える」
ことり「見知ったって……あ、真姫ちゃんたちだね」
海未「ホントですね。どうしたんでしょうか」
穂乃果「凛ちゃん、真姫ちゃん、花陽ちゃんっ」テクテク
花陽「あ、穂乃果ちゃん。授業お疲れ様」
穂乃果「ありがとー。でもどうしたの? こんなところで」
凛「いやー、なんとなくまた三人と一緒に部室まで行きたいなって思って!」
海未(そういえば前にも似たようなことがありましたね。…まぁ凛のことですし、深い意味はないでしょうけど)
ことり「じゃぁみんなで一緒にいこっか」
凛「うんっ」
穂乃果「よし、じゃぁ凛ちゃん、部室まで競争しよっか!」
凛「にゃ、いや、でも凛は……」チラ
海未「?」
穂乃果「どうかした?」
凛「う、ううん、なんでも! よし、穂乃果ちゃん競争だにゃ!」タッタッタッ
穂乃果「おーっ」タッタッタッ
海未「二人とも、廊下を走っては……って、聞いてませんね」
ことり「あはは……、ことりたちも早く追いつかないとね」
花陽「うん」
海未「ですね。では行きましょうか」
真姫「…そうね」
―――
――
―
海未(さて……休憩時間になりましたが、どうしましょうか)
誰かに話しかけますか
>>470
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
9.やめておく
2
海未(…今日は絵里に話しかけてみましょう。何事も勇気です)
海未「絵里」
絵里「どうかした?」
海未「えっと…少しお話してくれませんか?」
絵里「話? 海未が私と? …最近、よく珍しいことをするのね」
海未「これも人生経験です」
絵里「言っている意味は分からないけど……、いいわよ。私も海未と二人で話したいわ」
海未「ありがとうございます。では、隣失礼します」
絵里「ええ」
海未「……」
絵里「……」
海未「……」
絵里「…もしかして、なに話すか考えてない?」
海未「恥ずかしながら」
絵里「まぁ話題から探していくのもそれはそれで面白そうだけど」
海未「申し訳ないです」
絵里「気にしないで。…それで、海未は何か話したい話題とかは?」
海未「……特に」
絵里「だと思った。んー……なら私が提案するけど、何でもいいの?」
海未「はい」
絵里「じゃぁ、恋バナしましょうか」
海未「……前言撤回してもいいですか?」
絵里「ダメ」
海未(…もしかして絵里はいじめっ子なんでしょうか…)
海未「一応言っておきますが、私とそんな話をしても面白くないですよ」
絵里「大丈夫。私は海未の慌てた顔を見ているだけで楽しいから」ニコッ
海未「いい笑顔で言うことじゃないですよ…」
絵里「さて、じゃぁまずは海未の好きな相手から聞こうかしら」
海未「まずはって……、…そんなのいるわけないじゃないですか」
絵里「いないの?」
海未「いるように見えますか?」
絵里「見えない」
海未「なら聞かないでください」
絵里「じゃぁ、好きとはいかないけど、気になる人とかは?」
海未「気になる人…?」
絵里「そう。恋愛感情じゃなくても、ちょっと気になってる人とか」
海未「気になる人……」
海未(恋愛感情じゃなくても、と言われると……どうなんでしょうか…)ウーン
絵里「…悩んでるってことは、いるの?」
海未「真剣に考えているだけです」
絵里「海未って真面目ね」
海未「ちなみに、絵里はいるんですか? 気になる人とか、好きな人とか」
絵里「いるわよ」
海未「えっ…だ、誰ですか?」
絵里「海未」
海未「…………、はっ!? な、何をいきなり…!///」
絵里「ふふ、冗談よ」
海未「……………絵里」
絵里「軽いジョークじゃない。そんなに低い声出さないでよ」
海未「心臓に悪い冗談はやめてください…」
絵里「ごめんね。それで、海未の気になる人は?」
海未「あ、えっと……」
>>475
1.いる(名前も一緒にお願いします)
2.いない
1絵里
海未(……どうせならさっきの冗談の仕返しをすべき、ですよね。やられっぱなしは嫌ですし)
海未「…いますよ」
絵里「そうなの? 意外ね……、誰?」
海未「絵里です」
絵里「…………、えっ。…あ、さっきの仕返し?」
海未「正解です」
絵里「なんだ……ちょっと驚いたわ」
海未「それは何よりです」
絵里「海未も意外と負けず嫌いよね…」
海未「運動部はみんな負けず嫌いですから」
絵里「そういうものなのかしら…」
海未「あ、でもあながち嘘というわけでもないですよ」
絵里「え?」
海未「絵里のことはいつも気にしてますから」
海未(どうやったら言い勝てるかとか、そういう意味で)
絵里「え……そ、そうなの?」
海未「はい」
絵里「そう……、それこそ意外ね。海未は私のことなんて気にかけてないかと思ったわ」
海未「そんなわけないじゃないですか」
絵里「だって私にはあまり話しかけてこないじゃない」
海未「それは……やっぱり上級生ですから、どうしても少し話しかけにくい面があるのかもしれません。…申し訳ないです」
絵里「謝らなくてもいいけど……あ、でも最近は希と仲が良いみたいじゃない」
海未「希は同じユニットですし、ああいう性格ですから」
絵里「…なんとなく納得したわ」
絵里「……まぁでも、気にかけてくれてるっていうのは、正直嬉しいわ」
海未「嬉しい? …絵里が私の言葉で喜ぶなんて……」
絵里「私を何だと思ってるのよ…」
海未「……いじめっ子?」
絵里「えっ」
【絵里の好感度がアップした】
―――
――
―
凛「……」ソワソワ
海未「……あの、凛?」
凛「な、なに?」
海未「いえ……あの、落ち着きませんか? さっきからソワソワしてますけど」
凛「あ、ごめん。海未ちゃんのお家って初めてだから、ちょっと緊張しちゃって…」
海未「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。あ、ジュースのお代わりどうですか?」
凛「うん、ありがとー」ス
海未「いえ」トポトポ
凛「…ところで、海未ちゃんの飲んでるそれはなに?」
海未「昆布茶です」
凛「おいしい?」
海未「好みですね」
凛「んー……飲んでみてもいい?」
海未「はい、いいですよ。どうぞ」ス
凛「ありがと!」
凛「海未ちゃんはこのお茶好きなの?」
海未「はい」
凛「そっかぁー……んー…えいっ」グビッ
海未「どうですか?」
凛「………、…オイシイ、ヨ!」
海未「凛は分かりやすいですね…」
凛「うぅ……ごめん…凛はちょっと苦手かも…」
海未「いえ、いいんですよ。人の好みは様々ですから。はい、ジュースつげましたよ」
凛「ありがとー…」
凛「…」ゴク
凛「……」シュン
海未「そ、そんなに落ち込まなくても。昆布茶が飲めなくても生きていくのに支障はないと思いますよ」
凛「いや、そうじゃなくて…」
海未「?」
凛「……海未ちゃんがおいしいって思うものを、凛もおいしいって思いたかったから…」
海未「別に私に合わせなくてもいいんですよ?」
凛「けど……凛も、凛の好きなものを誰かに好きになってもらえたら嬉しいから」
海未(つまり、私にも同じことで喜んでほしかったということでしょうか)
海未(…凛をどう元気づけましょう……)
>>481
1.クッキーを食べる
2.励ましの言葉を送ってみる
3.ラーメンの話をする
3
海未「えっと……ですね、凛」
凛「にゃ?」
海未「私はラーメンが好きです」
凛「う、うん? 凛も好きだけど…どうしたの急に」
海未「凛は穂乃果の家のお饅頭は好きですか?」
凛「好きだよ?」
海未「そうですね。つまり、そういうことです」
凛「え、ど、どういうこと?」
海未「凛の一番好きなものを私も好き。私の一番好きなものを凛も好き。それでいいんじゃないでしょうかということです」
凛「…?」
海未「えっとですね、つまり、昆布茶なんて些細な問題じゃないですかってことが言いたくてですね…」
海未(なかなか上手く伝わらないもどかしさ…)
凛「…もしかして海未ちゃん、凛を励ましてくれてるの?」
海未「えっと……まぁ、はい。その通りです」
海未「すみません。全然伝わらなくて…」
凛「いや、全然大丈夫。凛も頭悪いから」
海未「私の伝え方の問題ですよ」
海未「えっと、つまりですね、私が美味しいと思うものを凛はもう既に美味しいと思ってくれているので、それでいいんじゃないでしょうか…と、そういうことが言いたかったんです」
凛「うん、…へへ」
海未「? 何ですか、急に笑って」
凛「あ、いや…海未ちゃん不器用だなぁって」
海未「……バカにしているんですか?」
凛「ううん。そういうとこ海未ちゃんらしくて…その、好きだよ」
海未「ならいいんですけど…」
凛「うんっ」
【凛の好感度がちょっとアップした】
―――
――
―
海未(明日の用意も出来ましたし、後は寝るだけですね)
海未母「あ、海未さん」
海未「? どうかしましたか?」
海未母「あのね、実は明日から……」
―――――
海未(……ずっと海外に行っていた友人家族が久々に帰ってくるから両親そろって月曜日まで泊まりで遊びに行ってくるなんて……)
海未(まぁ友人との再会を邪魔する気はありませんが……しかし三日も家を留守にするなんて)
海未(…三日間留守番ですか。両親に信頼されているということですし、喜ぶべきなんでしょうか…?)
海未(……三日間、一人。……さ、寂しくなんてないですけどね)
【現在の好感度】
穂乃果・45/100
絵里・35/100
ことり・55/100
凛・65/100
真姫・60/100
希・35/100
花陽・30/100
にこ・25/100
今回の更新はここまでにします
また明日にでも再開したいと思います
お付き合いいただき、ありがとうございました
のんびりと再開していきます
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未母「夜は戸締りをしっかりして、万が一不審者が侵入してきたら無理せず追い払うんですよ」
海未「はい」
海未(無理せず追い払うってどういうことでしょうか…)
海未母「月曜の朝には帰ってこられると思いますから」
海未「分かりました。楽しんで来てください」
―――――
穂乃果「ほぇー、それで海未ちゃん、今日から一人なの?」
海未「ええ。まぁ三日間だけですけど」
穂乃果「すごいなー。穂乃果が同じ立場だったら絶対お母さんたちについてくよ。一人じゃ寂しいし……学校も休めるし」
海未「後半、本音がもれてますよ」
穂乃果「あはは…。あ、でも海未ちゃんは寂しくないの?」
海未「それはもちろん寂し……い、いえ、私は穂乃果と違って鍛えてますから」
穂乃果「鍛えてることとは関係ないと思うんだけどなぁ…」
穂乃果「それにしても、ことりちゃん遅いね」
海未「ことりが二日連続で穂乃果より遅いなんて……明日は雪ですかね」
穂乃果「…海未ちゃん、穂乃果のことバカにしてるよね?」
ことり「海未ちゃーん、穂乃果ちゃーん、遅れてごめん!」タッタッタッ
穂乃果「あ、ことりちゃん! どうしたの? 寝坊?」
ことり「ううん、ちょっと身支度に時間がかかっちゃって…髪型がなかなか整わなかったから」
穂乃果「すごく女の子って感じの理由だねー…」
海未「穂乃果なんてしょっちゅう寝癖をつけたまま登校してますもんね」
穂乃果「そ、そんなにしょっちゅうはしてないもん! 最近は週二くらいだよ!」
海未「十分多いですよ…。その点、ことりはきちんと身だしなみに気を使えていて偉いです」
ことり「ありがとー。…やっぱり、好きな人の前ではちゃんとしていたいからね」
海未「好きな人?」
穂乃果「穂乃果たちのことだよね!」
ことり「うん。穂乃果ちゃんも…海未ちゃんも、大好きだよ」
穂乃果「わーいっ、穂乃果もことりちゃん大好き!」ギュッ
ことり「ふふ、穂乃果ちゃんは可愛いねー」ギュー
穂乃果「えへへー」
海未「二人とも、じゃれるのはそこらへんにして、早く登校しますよ」テクテク
穂乃果「はーい。海未ちゃんは相変わらず真面目だねー」
ことり「だね。…海未ちゃんにも、大好きって言ってほしかったのになぁ…」
穂乃果「?」
―――――
海未(…あ、そういえば今日の夕飯は私が作るんですよね。材料は………確かまだ冷蔵庫にありましたね)
穂乃果「……」ジー
海未「? どうかしましたか?」
穂乃果「お昼休みだけど、海未ちゃん今日はどうするの?」
海未「ああ…えっと、」
どうしますか?
>>498
1.ここで食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
2
海未(……そういえば、明日にこと出かける予定がありましたね)
海未(そのことを話しに行ってみましょう)ガタ
ことり「…海未ちゃん、今日はお出かけするの?」
海未「はい」
穂乃果「そっかぁ…」シュン
海未(…また穂乃果のマイナス思考が出ても困りますし、きちんと言っておかなければ)
海未「穂乃果、ことり。私は最近、出来るだけ他のμ’sメンバーと交流しようとしています」
ことり「…うん。休憩時間の時とかも、積極的に話しかけたりしてるもんね」
海未(バレてたんですか…)
海未「しかしそれはすべて作詞のためです。もちろん純粋に親交を深めたいという思いもありますが」
穂乃果「作詞?」
海未「様々な経験をすることにより視野を広げ、良い詞が書けるようになるためです」
穂乃果「なるほど……海未ちゃんもμ’sのために色々考えてくれてたんだね」
海未「はい。なので、すみませんが今日も行ってきます」
穂乃果「うん、いってらっしゃーい」
ことり「…いってらっしゃい、海未ちゃん」
海未(さて、にこの教室に……あ、でももしかしたら…)
―部室前―
海未(ここにいる可能性も否定はできませんし、念のため…)コンコン
にこ「はーい」
海未(…本当にいましたね。来てよかったです)ガチャ
にこ「海未? …また、なんとなく、でここに来たの?」
海未「いえ、今日はにこに会いに来ました」
にこ「え? にこに?」
海未「はい。ご一緒してもよろしいですか?」
にこ「……まぁ、いいけど…」
【にこの好感度がちょっとアップした】
にこ「…で?」
海未「?」
にこ「いや、にこになんか用があったんじゃないの?」
海未「あ、はい。明日のことで少し」
にこ「あー、買い物のこと」
海未「はい。明日は何を買いに行くのかなと思いまして。μ’sの備品とかですか?」
にこ「いや、μ’sは関係ないわ。百パーセントにこの趣味に基づいた買い物」
海未「え? ……あの、何故その買い物に私を?」
にこ「…迷惑だった?」
海未「あ、いえ、そういうことではなくてですね。同学年の希や絵里…もしくは花陽たちのほうがよかったんじゃないかと思って…」
にこ「まぁ普段ならそうしてるんだけど」
にこ「……今回はお詫びも兼ねてるのよ」
海未「お詫び?」
にこ「ほら、この間…海未が初めて昼休みにここに来た時。あんたを授業に遅刻させちゃったじゃない」
海未「ああ…」
にこ「そのお詫び」
海未「まだ気にしていたんですか」
にこ「なによその言い方。気にするに決まってるでしょ。…海未ってなんか普段遅刻とかしなさそうだし」
海未「それは否定しませんが……にこがそこまで気負うことでもありませんよ。というより、この話は前の時に解決したものかと思ってました」
にこ「にこの中では完全解決はしてないの」
にこ「とにかく、このままじゃにこの気が済まないから、明日きちんとお詫びさせてよ」
海未「そこまで言うのなら、拒否する理由もありませんが…」
海未(にこは案外律儀というか……責任感が強いんですね)
にこ「じゃぁ決定ね。で、どこに行きたい?」
海未「え?」
にこ「お詫びなんだから、海未の希望を聞かないと意味ないでしょ」
海未「えっと……」
海未(行きたいところ、行きたいところ………、特にないのですが、どうしましょう…)
>>504
1.にこの行きたい場所にしてもらう
2.正直に希望がないことを伝える
3.適当な場所を言う
1
海未(人間素直が一番と言いますが、行きたいところがないなんて……それはさすがに失礼ですよね)
海未「あの、にこ。出来れば行く場所はにこが決めてくれませんか?」
にこ「いや、だからそれだとお詫びの意味がないじゃない」
海未「私はにこともっと仲良くなりたいです」
にこ「は? な、なに言ってんのよ急に」
海未「なにって……私の正直な気持ちですけど」
にこ「…海未って、時々尊敬するくらい羞恥心がなくなるわよね…」
海未「全然褒められている気がしないのですが……、ともかく、にこと仲良くなるために、にこのことを知りたいんです」
にこ「……だからにこの好きな場所を教えろと、そういうこと?」
海未「はい」
にこ「ふーん……、まぁ、そういうことならいいわよ。にこの好きなとこに連れてったげる」
海未「ホントですか! ありがとうございます」
にこ「お礼言われるのもなんか変な感じだけど…」
にこ「…というか、にこの好きなところに行くならアイドルショップになるけど…いいの?」
海未「全然いいですよ」
にこ「そう。…海未ってああいうのは苦手かと思ってたわ」
海未「アイドルショップのことですか? 私はこう見えてもスクールアイドルなのですが…」
にこ「それはそうだけど、自分がアイドルだからってアイドルが好きとは限らないじゃない」
海未「確かにそうですね。…けど、私は嫌いじゃないですよ。むしろ好きです」
海未「しかしあまり詳しくはないので、明日はアイドルのことについてたくさん教えてもらえると嬉しいです」
にこ「! …ま、任せなさい! このにこにーが海未を立派なアイドル博士にしてあげるわ!」
海未「はい、期待してますよ、にこ」
にこ「ふふ」
【にこの好感度がアップした】
―――
――
―
穂乃果「あー、お腹すいたー」
にこ「今から練習だってのに、そんなんで大丈夫なの?」
穂乃果「大丈夫…じゃないかも。いや、大丈夫!」
真姫「どっちなのよ…」
穂乃果「多分大丈夫! でも早くお家に帰ってご飯食べたいなー」
花陽「や、やめて穂乃果ちゃん…ご飯って単語を聞くとお腹がすいちゃう…」
凛「かよちんはご飯が大好きだもんね」
絵里「まぁよく食べるのはいいことだけど……それより早く屋上に向かいましょう」
穂乃果「はーい。…あ、海未ちゃんは今日の夕飯なに作るの?」
海未「まだ決まっていませんが…冷蔵庫にあるもので適当に」
希「あれ、海未ちゃんって夕飯自分で作ってるん?」
海未「いえ、普段は母に作ってもらっています。ただ今日は母がいないので」
ことり「え、おばさんいないの? どこかにお出かけ?」
海未「はい。ちょっと友人の家に」
穂乃果「そこのお家に三日間お泊まりなんだよね?」
海未「ええ。よほど楽しみだったのか、今朝早く、両親そろって出かけて行きました」
希「え、お父さんも? じゃぁその間海未ちゃんは一人ってこと?」
海未「はい」
花陽「大変だね……私だったら三日も一人でお留守番だなんて、考えるだけでダメそう…」
穂乃果「そうだよねー。穂乃果も寂しくて途中で誰かのお家に泊まりに行っちゃうかも」
絵里「…あの、みんな話すのはいいけど、足も動かしてね?」
穂乃果「あ! ごめん絵里ちゃん、すぐ行きます!」ダッ
絵里「いや、だからって走らなくても……、本当に穂乃果は極端ね」
―――
――
―
海未(…さて、今日の休憩時間はどうしましょうか)
誰かに話しかけますか?
>>510
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
9.やめておく
1
海未(今日は久しぶりに穂乃果に話しかけてみましょう。……いえ、しょっちゅう話してはいるんですけど)
海未「穂乃果」
穂乃果「あ……うみちゃー」グデ
海未「……随分とお疲れのようですね」
穂乃果「いやー…お疲れというよりは、お腹のほうがね…」
海未「そういえば練習前にお腹がすいたって言ってましたね」
穂乃果「うん。お腹すいたー」
海未「…そんな調子で後半は大丈夫なんですか?」
穂乃果「うぅーん……気合いでなんとか」
海未「気合いって…」
海未(空腹も意外とバカにできませんからね…)
海未「…しんどいようでしたら、今日は早めに練習を切り上げますか?」
穂乃果「ふぇ? あはは、平気だよ。海未ちゃんってば心配性なんだからー」
海未「しかしそれで万が一倒れでもしたら…」
穂乃果「子供じゃないんだから大丈夫だよ」
海未「ならいいんですけど……くれぐれも無理はしないように」
穂乃果「うん。…へへ、やっぱり海未ちゃんってたまに優しいよね」
海未「たまにって…、褒めてるんですか、貶してるんですか」
穂乃果「もちろん褒めてるんだよ。穂乃果、優しい海未ちゃん好きだもん」
海未「…そうですか。ちなみに、私が厳しくするのは穂乃果だけですけどね」
穂乃果「えぇっ。……あー…それは、愛ゆえってやつなんだっけ…?」
海未「はい。可愛い子には旅をさせよと言うでしょう」
穂乃果「そっかぁ……うん、まぁそれならいいかな…」
穂乃果「…それに、海未ちゃんって意外と過保護だもんね」
海未「過保護? …穂乃果に対してですか?」
穂乃果「うん。穂乃果のこといつも心配してくれるし」
海未「それは穂乃果が危なっかしいからです」
穂乃果「でも心配してくれてることには変わりないよね?」
海未「……まぁ、そうですけど」
穂乃果「えへへ。…穂乃果、これからもいっぱい迷惑かけると思うけど、愛想尽かさないでくれる?」
>>514
1.「迷惑をかけないように努力はしてください」
2.「当たり前です」
3.「仕方ないですね」
1
海未「迷惑をかけないように努力はしてください」
穂乃果「えー、ここは普通に…当たり前じゃないですかっ、とか言ってくれればいいのにー」
海未「甘やかしすぎないようにするのが私の教育方針なので」
穂乃果「穂乃果、教育されてたの…?」
海未「今のはものの例えです」
海未「…それにしても穂乃果、これからも私に迷惑をかけることを前提としているのはどういうことですか」
穂乃果「え? い、いやー、だって絶対そうなると思うし?」
海未「努力する気はないんですか」
穂乃果「あ、あるよ、もちろん! ……少しは」
海未「少し?」ピク
穂乃果「え、えっと…その…」
海未「…いい機会ですから言っておきますけど、そもそも穂乃果は普段から自分の体のことを考えなさすぎなんです。いつもいつも無茶をして、そのたびに私やことりがどれだけ心配してると思って…」クドクド
穂乃果「わーんっ、休憩中にまでお説教は聞きたくないよー!」
【穂乃果の好感度がちょっとダウンした】
―――
――
―
海未(さて、宿題も済みましたし、後は夕飯の支度ですね)テクテク
海未(とりあえず冷蔵庫に一通りのものは用意してありましたが…何を作りましょうか……)
シーン…
海未(……それにしても、この広い家の中に私一人しかいないと思うと、やはり少し寂しいものがありますね)
海未(…しかし、弱音を吐くわけにもいきません。両親が帰ってくるまでの間、立派に留守を務めてみせなくては…!)グッ
ピーンポーン
海未「!!」ビクッ
海未(…って、なんだ、インターホンですか……ビックリしました…)
海未(しかし、誰でしょうか……宅配便?)テクテク
海未(それならハンコを……、いや、今から取りに行くのもなんですし、サインでいいですかね)
海未「お待たせしました」ガラ
>>518
訪問者
(μ’s+妹組の中から選んでください。人数制限はありません)
穂乃果、ことり
ことり「あ、海未ちゃん、こんばんは」
穂乃果「こんばんはー…」
海未「ことり? それに穂乃果も……って、穂乃果はどうしてそんなにヘロヘロなんですか?」
穂乃果「お腹がすいてて…」
海未「あれからまだ何も食べてなかったんですか…」
海未「それより、どうして二人が家に?」
ことり「海未ちゃんが寂しがってるんじゃないかなぁって思ったから、遊びに来たの」
海未「……べ、別に寂しくなどありませんが」
ことり「そう? じゃぁ帰ろうかなぁ…」
海未「えっ……あ、いや、せっかく来てくれたんですし、少しあがっていきませんか? ちょうど今から夕飯を作るところなので、よかったら一緒に」
ことり「じゃぁお邪魔しよっかな。…ふふ、海未ちゃんってホント分かりやすいよね」
海未「うぅ…」
海未(ま、まぁ、正直寂しかったのは事実ですし、二人が来てくれて嬉しいですけど…)
ことり「おじゃましまーす」
穂乃果「おじゃましまぁす…」ヘロヘロ
海未(……嬉しいなら、やはりきちんとお礼は言うべきですよね)
海未「あ、あの、二人とも」
ことり「ん?」
穂乃果「どーかした…?」
海未「こんな時間に、わざわざ来てくれてありがとうございます。……その、助かりました、色々…精神的に」
ことり「…うんっ、どういたしまして」
穂乃果「海未ちゃんのためならこれくらい全然どうってことないよー」
【穂乃果とことりの好感度がちょっとアップした】
穂乃果「…それより穂乃果のお腹がそろそろ限界なんだけど……ご飯今から作るんだよね?」
海未「あ、はい、すみません。えっと…穂乃果はアイスでも食べますか?」
穂乃果「食べる!」パアァッ
―――――
ことり「じゃぁ穂乃果ちゃんがアイスを食べている間、二人でお料理作ろっか」
海未「はい。すみません、お客であることりに手伝わせてしまって…」
ことり「そんなの気にしないで。ことりは海未ちゃんの役に立ちたくて来たんだもん」
海未「ことり…」
海未(友達のためにそこまで……なんて良い子なんでしょうか…)ジーン
ことり「それで、なに作るの?」
海未「鶏肉の甘酢あんかけにしようかと」
ことり「よし、じゃぁ早速作ろっか」
海未「はい」
穂乃果「海未ちゃん! 海未ちゃん!」ドタドタ
海未「なんですか、穂乃果」
穂乃果「このアイス美味しい!」
海未「…そうですか。ならそれを食べながら大人しく居間でテレビでも見ててください」
穂乃果「はーい」テクテク
海未「まったく、穂乃果は…」
ことり「あはは…。……けど、穂乃果ちゃんはあんなにお腹すいてたのに、なにも食べずに海未ちゃんの家に来たんだよね」
海未「そういえばそうですね」
ことり「やっぱり二人は仲良しさんだね」
海未「まぁ長い付き合いですから。ことりだって穂乃果と仲が良いでしょう」
ことり「うん。…ことりと海未ちゃんも、仲良しだよね?」
海未「当たり前じゃないですか」
ことり「そっか……うん、それならよかった」
海未「では今度こそ料理を始めましょうか」
ことり「うんっ」
―――
――
―
穂乃果「いやー、やっぱり海未ちゃんとことりちゃんは料理上手だね! すっごく美味しいよ!」
海未「食べた途端、急に元気が戻りましたね」
穂乃果「そりゃお腹いっぱいになったら誰だって元気になるよー」
ことり「ふふ。穂乃果ちゃんのお口にあってよかったよ」
穂乃果「いやー、ことりちゃんは料理も上手だしいつも優しいし、良いお嫁さんになるねー」
ことり「そんなことないよ。穂乃果ちゃんのほうがいつも明るいし、一緒にいると気分がパアァッてなるから、良いお嫁さんになると思うな」
穂乃果「え、いやいや、穂乃果なんて全然! ことりちゃんのほうが、」
海未(お嫁さん、ですか……いつか二人が誰かと結婚するのかと考えると、なんだか泣きそうになりますね…)パク
ことり「…ねぇ、海未ちゃん?」
海未「?」モグモグ
ことり「海未ちゃんなら、穂乃果ちゃんとことり、どっちと結婚したい?」
海未「………、……答えなくちゃいけないですか?」
ことり「聞きたいなぁ」
穂乃果「あ、穂乃果も聞きたーい」
海未(どちらと言われても………そもそもどちらとも結婚できないじゃないですか、なんて言うのは、さすがに野暮ですよね…)
>>524
1.穂乃果
2.ことり
3.両方
3
海未「……」ンー
海未「……」ウーン
穂乃果「すっごい迷ってるね」
ことり「海未ちゃん真面目だから」
海未(結婚ということは、生涯を共にするということ……その相手を穂乃果かことりから選ぶとなると……)
海未「…あの」
ことり「ん?」
海未「二人とも、というのはダメですか」
穂乃果「二人とも?」
海未「精いっぱい考えましたが……やはりあなたたちのどちらかを選ぶなんて私には無理です。結婚するなら二人としたいです。…しかし、残念なことに日本では重婚が認められていません…」
穂乃果「……ぷっ」
海未「?」
穂乃果「あははっ…もー海未ちゃん、真面目に考えすぎだよー」
ことり「ふふ…ごめんね、海未ちゃん。冗談だから、そんなに真剣に考えなくてもよかったんだよ」
海未「ふ、二人して笑わなくてもいいじゃないですか」
穂乃果「だって、すっごい真面目な顔で……日本では重婚が…とか言うんだもん! 笑うなってほうが無理だよ」
海未(本気で考えた私がバカみたいじゃないですか…!)
ことり「…それにしても、二人ともなんて、海未ちゃんって意外と欲張りなんだね」
海未「欲張りって……、仕方ないじゃないですか…二人のうち片方だけなんて、私は嫌なんですから」
穂乃果「まぁずっと三人一緒だったもんね。今更一人だけ離れるっていうのも、変な感じかも」
海未「でしょう。だから結婚するなら三人がいいです」
穂乃果「…うん。なんか海未ちゃんは昔から変わらなくてホッとするなぁ」
穂乃果「よーしっ、じゃぁ海未ちゃんに穂乃果とことりちゃんをプレゼントしましょう! もってけドロボー!」ギューッ
海未「わっ……と、ご飯の最中にお行儀悪いですよ、穂乃果」
穂乃果「穂乃果はもう海未ちゃんのお嫁さんだからいいのー」スリスリ
海未「まったく…」
ことり「……」チラ
海未「…えっと、ことりも、よかったら」
ことり「…いいの?」
海未「もちろん。ことりも……あの、私の…お嫁さんになってくれるんでしょう?」
ことり「……うんっ」ギュッ
海未(さすがに二人同時に抱き付かれると体勢的にしんどいですが……穂乃果たちなら全然嫌な気はしませんね)
【穂乃果とことりの好感度がちょっとアップした】
【高坂穂乃果の好感度が50を超えました】
【現在の好感度】
穂乃果・50/100
絵里・35/100
ことり・65/100
凛・65/100
真姫・60/100
希・35/100
花陽・30/100
にこ・40/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
今回の更新はここで止めます
また夜に再開するかもしれませんが、しないかもしれないので念のため好感度表をおいておきます
想像以上に告白イベントが発生できませんが、さすがに好感度70は設定値が高すぎたのかもしれません…
お付き合いいただき、ありがとうございました
個人ルートになるかハーレムルートになるかは分かりませんが、完結目指して頑張ります
ゆったり再開していきます
―――
――
―
海未「今日はありがとうございます」
ことり「どういたしましてー」
穂乃果「じゃぁ海未ちゃん、またね」
海未「……あの、やっぱり送っていきますよ。もう遅いですし」
穂乃果「んー…でも穂乃果とことりちゃんの家の方向は反対だよ?」
海未「あ…」
海未(そういえばそうでした……どうしましょう…)
>>537
1.穂乃果を送っていく
2.ことりを送っていく
3.何とか二人とも送っていく
4.やめておく
3
海未「………穂乃果」ガシ
穂乃果「ふぇ? な、なに?」
海未「お願いがあるんです」
穂乃果「お願い…?」
―――――
穂乃果「…海未ちゃんと穂乃果でことりちゃんを送っていって、」
ことり「その帰りに海未ちゃんが穂乃果ちゃんを送っていく」
穂乃果「……なんというか、すごい発想だね」
海未「これくらいしか良い案が思いつかなくて…」
ことり「ことりか穂乃果ちゃん、どっちかを選んで送っていくって発想はなかったの?」
海未「ありません。穂乃果にもことりにも、暗い夜道を一人で歩かせるなんて、そんな危険なことをさせるわけにはいきませんから」
穂乃果「もー海未ちゃんは過保護だなぁ」
海未「し、仕方じゃないですか。心配なんですから」
ことり「ふふ、海未ちゃんは優しいね」
海未「別にそんなことは…」
【穂乃果とことりの好感度がちょっとアップした】
【南ことりの好感度が70を超えました。二人きりになると告白への選択肢が追加されることがあります】
―――――
ことり「海未ちゃん、穂乃果ちゃん、送ってくれてありがとう」
穂乃果「ううん、全然ー」
海未「ではことり、また」
ことり「うん。……あ、海未ちゃん」チョイチョイ
海未「どうかしましたか?」
ことり「明日って空いてる?」ヒソ
海未「あ……すみません。明日はちょっと用があるんです」
ことり「そっかぁ…」
海未「何かありましたか?」
ことり「ううん。ただ一緒に遊びたかっただけだから、気にしないで」
ことり「じゃぁ二人とも、また学校でね」
穂乃果「うんっ」
海未「はい」
―――――
海未「穂乃果、すみませんでした。私のワガママでことりを送るのに付き合ってもらって…」
穂乃果「ううん、全然。穂乃果もことりちゃんを一人で帰らせるのは心配だったから」
海未「そう言ってもらえると助かります」
穂乃果「ことりちゃんは可愛いから、悪い人に襲われちゃうかもしれないもんね」
海未「そうですね。まぁ穂乃果もですけど」
穂乃果「うんうん、そうだね、穂乃果も………って、え?」
海未「どうしました?」
穂乃果「え、いや…穂乃果も…?」
海未「穂乃果もですよ。だからことりを送るのに、穂乃果にも付き合ってもらったんじゃないですか」
海未「あなたを一人で帰らせて万が一何かあったら、私はご両親に顔向け出来ませんから」
穂乃果「……」
海未「…穂乃果?」
穂乃果「……あの、海未ちゃん」
海未「はい」
穂乃果「…こ、ことりちゃんは、可愛いよね?」
海未「はい」
穂乃果「……じゃぁ、その……穂乃果は?」
海未「? 可愛いですよ」
穂乃果「っ……そ、そっか……///」
海未「…?」
海未「…穂乃果、なんだか様子がおかしいですけど、具合でも悪いんですか?」
穂乃果「あ、いや、別になんでもないよ! さ、早く帰ろ海未ちゃん!」
海未「ならいいんですけど…」
海未(さっき顔が赤くなっていた気がしましたが……暑かったんでしょうか…?)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
―駅前―
海未(さて……、……どうしましょう)
海未(にことの約束の時間は十時。しかし朝早くに起きすぎて、思わず一時間前に来てしまいました)
海未(さすがに、にこの姿はありませんね)キョロキョロ
海未(……待ちますか)
海未(……暇ですね)
海未(携帯でもいじって……いえ、それは何となく嫌ですね…)
>>543「あれ? こんなところでなにしてるの?」
海未「?」
(人物名でお願いします)
ほのか
海未「穂乃果…?」
穂乃果「うん」
海未「……え、穂乃果ですよね?」
穂乃果「なんでそんな何度も確認するの?」
海未「いや……だって、穂乃果が休みの日のこんな時間に起きてるなんて…」
穂乃果「ほ、穂乃果だってさすがに九時には起きてるよ!」
海未「そうですか……で、どうしてこんなところに?」
穂乃果「駅前に新しい喫茶店がオープンしたって聞いたから、見に来たの」
海未「ことりは一緒じゃないんですか?」
穂乃果「うん。今日一人で行ってみて、美味しかったら二人を連れて行こうかなって思って」
海未「なるほど」
穂乃果「…で?」
海未「え?」
穂乃果「海未ちゃんはどうしてここに?」
海未「待ち合わせです」
穂乃果「待ち合わせ? えっと……誰と?」
海未「にこです」
穂乃果「にこちゃん? 海未ちゃんとにこちゃんって…なんだか珍しい組み合わせだね」
海未「はい、まぁ色々ありまして」
穂乃果「そっかー……どこか行くの?」
海未「一応」
穂乃果「そっかー……」
海未「? どうかしましたか?」
穂乃果「あ、いや……ううん、なんでもない。ところで、にこちゃんはまだ来てないの?」
海未「はい。恐らくあと五十分ほどしたら来るかと」
穂乃果「え、五十分…? …集合時間、何時なの?」
海未「十時です」
穂乃果「海未ちゃん……いくらなんでも一時間前行動はどうかと思うよ…?」
海未「今日はたまたまですよ」
穂乃果「あの、それって…にこちゃんとお出かけするのが楽しみだったってこと?」
海未「え…いえ、そういうわけでは…」
海未(…って、否定するのもおかしいですね。にこにも失礼ですし)
海未「ええ、楽しみですよ」
穂乃果「えっ……。そ、そっか……」
穂乃果「……」
海未「穂乃果?」
穂乃果「……う、海未ちゃん。穂乃果、今から、変なこと聞いていい…?」
海未「何ですか?」
穂乃果「…にこちゃんと、穂乃果…たち、と、遊ぶの……どっちが楽しい?」
海未「え」
>>549
1.にこ
2.穂乃果たち
3.選べない
2
海未(穂乃果たち…恐らくことりですよね。もちろん二人と遊ぶのは楽しいですけど……しかし、にこと遊ぶのも楽しみですし…)
海未「……選べません」
穂乃果「…また? 海未ちゃんって優柔不断だよね…」
海未「それは否定できませんが……しかし、穂乃果は穂乃果ですし、にこはにこです。優劣をつけるのは何か違う気がするんです。私にとっては二人とも大切な友人ですから」
穂乃果「……まぁ、にこちゃんって言われるよりはいいけどさ…」
穂乃果「…でも、いつか絶対穂乃果のことを選んでもらえるようになるから」
海未「…? それ、どういう意味ですか?」
穂乃果「今の海未ちゃんには教えてあげない」
海未「な、何故ですか。気になります」
穂乃果「知らなーい。じゃぁ穂乃果、やっぱりお家に帰るから」タッタッタッ
海未「あ、ちょ…穂乃果!」
海未(今の穂乃果の発言はなんだったんでしょうか、一体…)
―――――
にこ「あ、海未」
海未「にこ。おはようございます」
にこ「おはよ。予想通り早いわね。にこも二十分前には来たつもりだったんだけど…待たせちゃってごめんね」
海未「いえ、全然。私が早すぎただけなので」
海未「では早速行きましょうか」
にこ「ええ。……ホントにアイドルショップでいいの?」
海未「もちろん。にこのおすすめの場所でお願いします」
にこ「…よし、じゃぁ行きましょっか」
海未「はい」
【現在の好感度】
穂乃果・55/100
絵里・35/100
ことり・70/100
凛・65/100
真姫・60/100
希・35/100
花陽・30/100
にこ・40/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
早いですが今日の更新はここまでにします
明日はまたいつもと同じペースで再開したいと思いますので、よろしくお願いします
ゆったり再開していきます
柔軟の選択肢は素で忘れてました……そのうち不意に復活するかもしれません
―――――
―店内―
海未「…意外とこじんまりとしていますね」
にこ「この手の店は広けりゃいいってもんじゃないのよ。大切なのは品揃え」
海未「そうなんですか?」
にこ「ええ。たとえばこのCDとか、他店では滅多にお目にかかれないレアものよ」
海未「へえ……」
海未(…って、高いっ…! CDって普通千円ちょっとくらいじゃないんですか…?)
にこ「まぁさすがにこのレベルには手を出せないけど……あっちの方には普通の値段のやつが置いてあるわよ」
海未「では見にいってみましょうか」
にこ「ええ」
海未「こうして改めて見ると、色々なアイドルがいるんですね…」
にこ「そりゃね。テレビに出ている有名なアイドルから、無名な地方アイドルまで数えるとキリがないくらい」
にこ「まぁにこはほんとどのアイドルの情報を把握してるけど」
海未「えっ、すごいですね…」
にこ「好きだからね!」
にこ「でね、このアイドルがリリースしたCDがランキングを独占しててね!」
海未「すごいですね」
にこ「あと、こっちのグループはダンスがすごく上手なのよ」
海未「私たちも参考にしたいですね」
にこ「で、こっちの子たちは歌がすごいの! あと自分たちでバンド演奏もしてて、それも見どころの一つね」
海未「斬新ですね」
にこ「……あの、海未」
海未「なんですか?」
にこ「さっきからすごい淡々と返事をくれてるけど……楽しくない?」
海未「た、楽しいですよ、とても。淡々としているのはそういう話し方なだけです」
にこ「ならいいんだけど……」
海未(私の話し方はどうも誤解を与えてしまうみたいですね…)
にこ「……本当は今日ね、穂乃果やことりも誘おうかと思ってたの」
海未「そうなんですか? では何故私だけを?」
にこ「あー……その、海未とね、少し交流を深めようかと」
海未「私と?」
にこ「ん。ほら、にこと海未って、あんまり二人で話したりとかしてなかったじゃない」
海未「まぁ確かにそうですね…」
にこ「だからちょうどいいかなって。せっかくこうして友達になれたんだし、やっぱり仲良くしたいし」
海未「にこ…」
にこ「…迷惑だった?」
海未「いえ、全然! むしろ嬉しいです。私もにこと仲良くなりたいですから」
にこ「そう言ってくれると助かるわ。…よし、じゃぁ次のお店行くわよ!」
海未「次もあるんですか?」
にこ「ええ。あと十件くらい」
海未「じゅ、十件も…」
海未(これは長期戦になりそうですね…)
―――――
にこ「……あ、そろそろお昼ね」
海未「そうですね。どこかのお店に入りましょうか」
にこ「ええ。にこはどこでもいいから、海未に任せるわ」
海未(と、言ってくれてますが……出来る限りにこが喜びそうなところがいいですね……どうしましょうか)
>>565
1.ファミレス
2.メイド喫茶
3.ラーメン屋
2
海未(…ファミレスやラーメン屋さんよりは、メイド喫茶のほうがにこの好みそうですね…)
海未「では、あのお店にしませんか?」
にこ「え? あそこってメイド喫茶よ? いいの?」
海未「はい」
にこ「海未はああいうとこは苦手かと思ってたわ」
海未「得意ではないですけど、苦手というほどでもないですよ」
にこ「じゃぁ別にファミレスでもいいわよ?」
海未「いえ。たまには冒険したいので」
にこ「……ふーん。ならいいけど」
海未「では行きましょうか」テクテク
にこ「……まさか、にこの好みに合わせてくれたのかしら…?」
【にこの好感度がちょっとアップした】
―店内―
「お帰りなさいませ、お嬢様ー」
「こちらのお席にどうぞー♪」
海未(…しかし、やはりこの歓迎の仕方は慣れませんね)
にこ「相変わらずこのお店はメイドさんのレベル高いわね…」キョロキョロ
海未「にこはアイドルだけではなくメイドさんも好きなんですね。前に、ことりのサインも持っていましたし」
にこ「まぁね。可愛い女の子は基本的に好きよ。見ていて和むし、色々勉強になるし」
海未「勉強?」
にこ「キャラの作り方とか」
海未「勉強しなくてももう十分作れていると思うのですが…」
にこ「海未はなににする?」
海未「んー……ではこの…も、萌え萌え? オムライスでお願いします」
にこ「じゃぁにこは、ぷかぷかワンちゃんカレーライスにしよ」
海未(すごいメニュー名ですね)
「かしこまりましたー、しばらくお待ちくださいにゃん☆」ニャンッ
海未「にゃ、にゃん…」
にこ「キャラよ」
海未「すごいですね…」
海未(ことりもああいうことをしていたのでしょうか…?)
にこ「ここのお店は料理がすごく美味しいのよ」
海未「それは楽しみですね」
にこ「…ところで、疲れてない?」
海未「え?」
にこ「いや、午前中ずっとアイドルショップめぐりに付き合わせちゃったじゃない」
海未「ああ…平気ですよ。普段の練習で体力には自信がありますから」
にこ「ならいいけど…」
海未「それに、まだ五件しか回っていないじゃないですか。午後からもお付き合いさせてください」
にこ「……うん」
にこ「なんかあれね、海未って思ったより付き合い良いのね」
海未「そんなに付き合い悪そうに見えてたんですか…?」
にこ「悪そうっていうか……なんとなく接点がないから近づきにくかった、みたいな感じ」
海未「なるほど…」
にこ「…まぁ、今もあんまりないけどね。接点とか、共通点とか」
海未(共通点…)
>>571
1.μ’sのこと
2.アイドルのこと
3.お弁当のこと
3
海未「……お弁当、とか」
にこ「え?」
海未「えっと……にこはお弁当を自分で作っていますよね」
にこ「うん。…あ、そっか。海未も作ってるんだっけ」
海未「ええ。まぁ私の場合は母の手伝いみたいなものですが……料理を作るのは好きなんです」
にこ「あ、じゃぁにこと一緒ね」
海未「はい。…これって共通点になりますよね?」
にこ「そうね。…ふふ、意外と探せばあるものなのね」
海未(まぁ私たち以外にもお弁当を作っている人はいるのですが……それを言うのはさすがにやめておきましょう)
にこ「あ、ところで海未はどんな料理が……」
「お待たせしましたー。お料理お待ちしましたにゃん☆」
にこ「あ、ありがとうございますー」
海未「にこのカレーは、ライスの部分が犬の形になっているんですね」
にこ「うん。だからあんなメニュー名なの。可愛いんだけど……ちょっと複雑よね」
海未「ああ…分かります。砂糖菓子のサンタさんとか、食べづらいですよね…」
にこ「そうそう。まぁ可哀想なんて言ってたらキリがないし、食べるんだけど」パク
海未「あ、犬が……」
にこ「寂しそうな声出すのやめてよ…。それよりほら、海未も食べたら?」
海未「そうですね。では、いただきます」パク
海未「……本当に美味しいですね。ちょっとびっくりしました」
にこ「でしょ? ここは料理の味だけなら、東京に数あるメイド喫茶の中でも五本の指に入るレベルなんだから」
海未「それはすごいですね…」パク
にこ「……美味しい?」
海未「? 美味しいですよ」
にこ「にこね、オムライスも好きなのよ」
海未「え? ………あ、よかったら食べますか?」
にこ「ありがとう!」パァッ
海未(よほど食べたかったんですね…)
海未「えっと…」
海未(自分の使ったスプーンを渡すのも気が引けますし……しかし予備のスプーンは置いてないですし…)
海未「では、どうぞ」ス
にこ「へ?」
海未「え?」
にこ「あ、いや……海未、こういうの平気なのね」
海未「こういうって…? ……ああ、食べさせることですか。穂乃果たちで慣れているので…」
にこ「なるほどね……じゃぁ、あーん」パク
海未(…とは言ったものの、さすがに少し恥ずかしいですね)
にこ「んー、やっぱり美味しい!」
海未「フワフワの卵が素晴らしいですよね」
にこ「そうなのよ! この絶妙な焼き加減がプロの仕事って感じよねー」
にこ「あ、こっちのカレーも一口食べる?」
海未「はい」
にこ「じゃぁ、あーん」ス
海未「いただきます。………あ、カレーも美味しいですね」
にこ「でしょ!」
海未「…そういえば、にこは先ほどなんて言おうとしたんですか? 店員さんが来る前」
にこ「あ。海未はどんな料理が好きなのかなって。食べるほうじゃなくて作る方ね」
海未「基本的に何でも好きですよ。にこは?」
にこ「んー……にこはオムライスとかかな。作ると妹たちが喜んでくれるから」
海未「にこらしい理由ですね」
にこ「そ、そう? …ただ、何回作ってもこんな風にフワフワにはならないのよね…」
海未「あ…そういえば前にテレビでフワフワオムライスの作り方を紹介していましたよ」
にこ「え、ホント!? 知りたい!」
海未「はい。よければメニューをお教えしましょうか?」
にこ「うんっ。…あ、というか、よかったら今度一緒にオムライス作らない? 実施で教えてもらったほうが分かりやすいし」
海未「えっと……私でよければ。上手く教えられるかは、自信ありませんが…」
にこ「いーのいーの。じゃぁ今度暇なとき教えて」
海未「はい」
海未「にこと一緒に料理するの、楽しみです」
海未「穂乃果やことり以外の、近しい年齢の人と料理をするのは初めてなので」
にこ「にこもあんまり学校の子と作ることないから………、その、楽しみよ」
海未「はい。妹さんたちに喜んでもらえるよう、頑張りましょうね」ニコ
にこ「っ……う、うん」
にこ「……海未の笑った顔とか、身近で見るの初めてね」
海未「え?」
にこ「あー…いや、なんでもない」
【にこの好感度がアップした】
【矢澤にこの好感度が50を超えました】
―――
――
―
海未(さすがに丸一日のショップめぐりは少し疲れましたね…)
にこ「今日はありがと。本当はにこが海未にお詫びする日だったのに、普通に楽しんじゃってたわ…ごめん」
海未「いえ、私も楽しかったですから。アイドルのことも知れましたし、にこともお話しできましたし」
にこ「そ、そう……それなら、よかった」
海未「はい。ではまた学校で」
にこ「ん、またね。気を付けて帰るのよ」
海未「にこもお気をつけて」
にこ「うん」テクテク
―――――
海未(さて、私も帰りましょうか)
海未(……あ、そういえば今日も家に一人なんでしたっけ…)
海未(…月曜日には帰ってくるんですし、あともう少しの辛抱ですね)
♪カクシテーヒライテーカクシテー
海未(電話? 誰からでしょうか…)
>>580
電話の相手
絵里
海未(絵里から? ……出なくてもいいですかね…、……いや、さすがにダメですね)ピッ
海未「もしもし?」
絵里『あ、海未? 出るの遅かったけど…ひょっとして忙しかった?』
海未「いえ、ただ絵里からの電話だったので、出なくてもいいかと思案していただけです」
絵里『…あの、海未って私が三年生だってこと覚えてる?』
海未「先輩後輩を廃止したのは絵里でしょう」
絵里『そうだけど……まぁいいわ。海未からの愛のあるいじりも貰ったところで、本題ね』
海未(愛のあるって……なんか本人に言われると否定したくなりますね…)
絵里『海未のご両親って確か今日もいないのよね?』
海未「はい、そうですけど」
絵里『だったら、今から遊びに行ってもいい?』
海未「え……何故ですか?」
絵里『ちょっと、嫌そうな声出さないでよ』
絵里『うっかり海未のご両親のことを亜里沙に話したらね……遊びに行きたいってオーラがすごいのよ』
海未「ああ、なるほど。はい、亜里沙なら大歓迎です」
絵里『…もしかして海未って私のこと嫌い?』
海未「大好きですよ」
絵里『すごく嘘くさく聞こえるのは何故なのかしら…』
海未「ところで、今から来るということは…」
絵里『あ、夕飯は大丈夫。さすがに海未の家でいただくのは悪いから、食べてから行くわ』
海未(むしろ一緒に食べてもらえたほうが嬉しいのですが……ワガママは言えませんね)
海未「分かりました。では待っていますので…何時くらいに来れそうですか?」
絵里『えーっとね、』
―――
――
―
海未(亜里沙は和菓子などは大丈夫でしょうか……雪穂と友達ですし、食べたことくらいはありますよね、多分)
海未(和菓子ならば緑茶のほうがいいですかね。しかし亜里沙は緑茶大丈夫でしょうか…)
海未(絵里は……まぁ、なんでも食べますよね)
海未(……確かに、私はそろそろ絵里が上級生だということを思いだした方がいいかもしれませんね)
ピーンポーン
海未(あ。亜里沙たちでしょうか)スク
ガラ
絵里「海未、こんばんは」
海未「あ、絵里、こんばんは。えっと…亜里沙は?」
絵里「あら、海未は私じゃなくて亜里沙を待ってたの?」
海未「はい」
絵里「即答!? 海未ってやっぱり私のこと嫌いでしょ…」
海未「好きですよ。それより亜里沙は?」
絵里「実はね、海未の家に出かけてくるって言ったら、お父さんがうるさくて」
海未「うるさい? …わ、私の家に何か問題が…?」
絵里「あ、いや、そういうことじゃなくて……亜里沙ね、今日出た宿題をまだやってなかったらしいの。それで、出かけるなら宿題を終わらせてからにしなさいって言われちゃって」
海未「えっと……つまり?」
絵里「宿題が終わり次第ここに来るわ。で、私は一足先にやって来たの」
海未「しかし、亜里沙に一人で夜道を歩かせて大丈夫なんですか?」
絵里「平気よ。夜道って言ったって、街灯もいっぱいあるし、人通りも多いし」
海未「でも万が一亜里沙に何かあったら…」
絵里「あーはいはい。まったく、海未は過保護ね」
絵里「あの子は存外しっかりしてるから大丈夫よ」
絵里「ところで、私は家に上がってもいいのかしら?」
海未「あ、はい、どうぞ」
絵里「うん。おじゃまします」
―――――
海未「どうぞ。粗茶ですが」
絵里「ありがと。……これは?」
海未「和菓子です」
絵里「…穂乃果のお家に売っているやつ?」
海未「ですね。どうぞ」
絵里「うん、じゃぁ遠慮なく」
絵里「……」パク、モグモグ
海未(…私はお茶でも飲んでいましょう)ゴク
絵里「……」
海未「……」
絵里「……あの、海未」
海未「なんですか?」
絵里「海未って私と話したいこととかないの? 聞きたいこととか」
海未「………特には」
絵里「……あの、海未って本当に私のこと好き?」
海未「ええ。友達ですし、尊敬できますし」
絵里「そう。……ちなみにどんなところ?」
海未「え」
絵里「私の尊敬できるところ」
海未「ええぇっと……」
海未(絵里の尊敬するところ……言わないだけでたくさんあるのですが、どうしましょうか…)
>>588
1.容姿
2.ダンスの技術
3.しっかりした性格
2
海未「ダンスの技術…ですかね」
絵里「ダンス?」
海未「はい。絵里のダンスはとても綺麗ですし、思わず見とれてしまいます」
絵里「へ、へぇ……海未がそこまで褒めてくれるなんて珍しいわね」
海未「絵里には感謝していますから。絵里が教えてくれたおかげでμ’sのみんなのダンス技術は確実にアップしましたし」
絵里「まぁ私に出来るのはそれくらいだから」
海未「それくらいだなんて、私に謙遜するなんて絵里らしくないですよ」
絵里「……ふふ、それもそうね」
【絵里の好感度がちょっとアップした】
絵里「ごちそうさま。美味しかったわ」
海未「ならよかったです」
絵里「……」
海未「……」
絵里「…やることがないわね」
海未「ですね。話すこともないですし」
絵里「こういうときは後輩が気を使って話題を振るものじゃないの?」
海未「先輩後輩は廃止だと言ったじゃないですか」
絵里「海未はそれを引っ張るわね……」
絵里「……分かったわ。私が話題を提示していいのね?」
海未(…なんだかデジャヴが…)
絵里「じゃぁ、恋バナね」
海未「この間もしませんでしたっけ…?」
絵里「いいじゃない、そういう話が好きなお年頃なんだから」
海未「だからって…」
絵里「この間ははぐらかされちゃったけど……本当のところはどうなの?」
海未「本当のところ?」
絵里「気になる人。いないの?」
海未「……絵里だって言ったじゃないですか」
絵里「それは冗談でしょ。今日こそは本音で話し合いましょう」
海未「嫌です」
絵里「何でよ」
海未「こういう話は苦手なんです。やりたいなら、穂乃果かことりとでもしていてください」
絵里「あの二人は恥ずかしがらなさそうだもん。希も同じ理由で却下」
海未(恥ずかしがりそうなのは花陽あたりですが……さすがに下級生を売るわけにはいきませんね…)
絵里「ね、気になる人くらいいるでしょ?」
海未「………いませんよ」
絵里「今の間は?」
海未「気にしないでください。それより、絵里のほうこそいないんですか。私にだけ聞くのはフェアじゃないですよ」
絵里「えー……」
絵里「気になる人ね……、……改めて考えると難しいわね」
海未「でしょう」
絵里「んー……好きな人じゃなくてもいいのよね?」
海未「はい」
絵里「……なら、海未ね」
海未「……その冗談は前に聞きましたよ」
絵里「いや、割と本気で。最近、海未のこと考えてること多いし。どういう風にからかったら面白いかなとか、どんなこと言えば赤面するかなとか」
海未「出来ればもっとマシな考え方をしてほしいのですが…」
絵里「まぁ考え方はさておき、一日の何分の一かは海未のことを考えてる気がするわ」
海未「……えっと」
海未(う、嬉しい…で、いいんでしょうか…? しかし考えている内容が内容ですし…)
絵里「海未は?」
海未「え?」
絵里「私のこと、考えることとかある?」
海未「え、えっと……普通、ですね」
絵里「普通……まぁ予想通りの答えね」
海未「なんかすみません…」
絵里「いや、いいのよ。明らかな嘘つかれても嬉しくないし」
海未「あ、でも絵里が私のことを考えてくれているのは嬉しいですよ」
絵里「あんな内容でも?」
海未「う……まぁ、違う内容だったらもっと素直に嬉しかったと思いますが…」
絵里「じゃぁ今度は別のことで考えてみるわ」
海未「は、はい……それもなんだか恥ずかしいですけど」
絵里「ふふ。……それにしても、亜里沙遅いわね」
海未「そうですね。宿題にてこずっているんでしょうか」
絵里「んー……あんまり遅くなると両親が心配するだろうし、もしかしたら今日は来れないかもしれないわね」
海未「そうなんですか……残念です」
絵里「そうならないように頑張ってほしいんだけどね。…亜里沙が来ないと、海未も寂しいでしょ?」
海未「はい。……ただ、今は絵里が来てくれて少し心強いですけど」
絵里「え?」
海未「やはり家に一人というのは…少し寂しいものがありますから」
絵里「あ…やっぱり海未でも寂しいのね」
海未「私だって一応女ですから」
絵里「へー……じゃぁ私が来て嬉しかった?」
海未「え…いや、別に…」
絵里「海未の素直な返事が聞きたいわ」
海未「う…」
絵里「ね、嬉しかった?」
>>596
1.嬉しい
2.嬉しくない
1
海未「……嬉しい、です」
絵里「……」
海未「…せめて何か言ってくれませんか?」
絵里「いや、ようやく海未が私に心を開いてくれた気がして…」
海未「最初から閉ざしてなどいないのですが…」
絵里「だって海未ってば私の扱いはやけにぞんざいだし、話しかけると鬱陶しそうな顔するし、これでも結構傷ついてたのよ?」
海未「それは……すみません。後者については恐らく間違いだと思うのですが、前者については事実です」
絵里「あ、やっぱりぞんざいに扱われてたのね…」
海未「ただ、嫌いだからとかじゃないですよ」
海未「絵里は……その、なんとなく、私の知っている人に雰囲気が似ているので…つい」
絵里「知ってる人って?」
海未「まぁそれは誰でもいいじゃないですか」
海未(姉だなんて言ったら、シスコンとか言われそうですし、黙っていましょう)
絵里「気にはなるけど……海未の反応的に、親しい人なのよね、多分」
海未「はい、それはもう」
絵里「だったらいいわ」
海未「絵里が私の態度を気にしているのなら、今度からはもっと丁重に扱わせてもらいます」
絵里「あ、いや、今のままでいいわ。何だかんだで今みたいな関係も嫌いじゃないから」
海未「ならいいのですが……」
海未(そういえば、にこにも誤解されていたみたいですし……やっぱり私は思っていることを態度や言動で表すのが下手みたいですね)
海未(…だったら、恥ずかしくてもきちんと伝えておかなくては)
海未「……あ、あの、絵里」
絵里「ん?」
海未「私は、本当に絵里のことを嫌いだなんて思っていません。先ほども言ったように尊敬できる人ですし……その、大好きです」
絵里「……」
海未(……恥ずかしくて穴があったら入りたい気分ですね)
絵里「……ごめんなさい。思わず絶句しちゃった」
海未「い、いえ、こちらこそすみません…いきなり変なことを言ってしまって…」
絵里「あ、いや、全然。……嬉しいわ、すごく。ありがとう」
海未「いえ……」
絵里「……ね、海未」
海未「はい?」
絵里「もう一回言って?」
海未「何をですか」
絵里「さっきのセリフ。私は、尊敬できる人だし……、の後の言葉」
海未「え、えっと……、……だ、大好き、です…///」
海未(なんでこんなセリフを二度も……、絵里は私を困らせて楽しいのでしょうか…)
絵里「……」
海未「絵里? どうしました?」
絵里「う、ううん、別に。なんでも」
海未「…?」
【絵里の好感度がアップした】
【絢瀬絵里の好感度が50を超えました】
―――――
亜里沙「海未さん! 亜里沙、頑張って宿題を終わらせました…!」
海未「偉いですね、亜里沙」ナデナデ
亜里沙「わ、あ、ありがとうございます!」
海未「あ、よければ和菓子をどうぞ。亜里沙のために用意しました」
亜里沙「ホントですか! ありがとうございます! いただきますっ」
海未「いえ」
海未(亜里沙は本当に可愛いですね……妹がいたらこんな感じなんでしょうか)
絵里「……海未って年下の子には特に優しいわよね」
海未「可愛いですから」
絵里「あ、そう。まぁ確かに年下は可愛いわね」
海未「ですよね」
絵里「…私にとっては海未も年下なのよ?」
海未「? 知っていますけど」
絵里「………知ってはいたけど、海未は鈍いわね」
海未「え?」
―――
――
―
海未(今日は絵里と亜里沙が来てくれたので、寂しくなかったですね)
海未(あと一日の辛抱です。頑張りましょう)
ピリリリリッ
海未(メール?)
海未(誰からでしょうか…)
>>602
差出人
のんたん
海未(希……珍しいですね。なんでしょうか)ピッ
希『やっほー海未ちゃん。一人の夜はどんな感じ?』
海未『普通な感じです。なにか御用ですか?』
希『明日なんやけどね、暇やったら一緒に遊ばへん?』
海未『はい、いいですよ』
希『ほんま? やったー! あ、二人じゃあれかもしれへんし、誘いたい人がおったら誘っといてね』
海未『分かりました。では、また明日』
希『うん、おやすみー』
海未『おやすみなさい』
海未(希から遊びの誘いだなんて…ますます珍しいですね)
海未(同じユニットですし、親睦を深める的な感じでしょうか)
海未(……明日が楽しみです)
海未(…あ、誰かを誘ってもいいと言っていましたね)
海未(どうしましょうか…)ウーン
>>606
1.やめておく
2.誰かを誘う(指定)
1
海未(せっかくですし、明日は希と二人で遊びに行きましょう)
海未(希相手なら、恐らく会話に詰まることもないと思いますし)
海未(そうと決まれば、今日は早く寝ましょう)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未「おはようございます」
希「おはよー。ごめん、待った?」
海未「いえ、私も今来たところです」
希「ならよかったー……って、なんかこのやりとり、デートみたいやね」
海未「へ、変なこと言わないでください。照れるじゃないですか」
希「いやー海未ちゃんは初心で可愛いなぁ。ところで、海未ちゃん一人?」
海未「はい」
希「じゃぁもうちょっと待とか」
海未「あ、いえ、今日は私一人なんです」
希「えっ」
海未「えっ。す、すみません、ダメでしたか…?」
希「あ、いや、全然。ただ意外やなぁって。てっきり穂乃果ちゃんかことりちゃんを呼んでくるかと思ってたから」
海未「たまには希と二人で遊びたいなと思いまして」
希「ふふ、嬉しいこと言ってくれるなぁ」ナデナデ
海未「な、撫でないでください///」
希「よーし、じゃぁどこ行く? 今日はウチが誘ったから、行先は海未ちゃんの希望に応えるよ」
海未「えっと……私はどこでも。希にお任せします」
希「ならウィンドウショッピングとかどう? 駅前にあるショッピングモールに可愛らしい感じの雑貨屋さんがオープンしたらしいんよ」
海未「いいですね。ではそこに行きましょう」
希「うん。レッツゴー」
海未「ゴー……って、あ、希」
希「ん?」
海未「手を」ス
希「え? なに?」
海未「繋いでいきましょう。今日は日曜日ですし、人通りが多いです。はぐれたら面倒なことになりますから」
希「いやー、さすがにこの歳で迷子になったりはしーひんよ?」
海未「それでも万が一ということがありますから。それに人波に飲まれて怪我でもしたら大変です」
希「海未ちゃんは心配性やねぇ。じゃぁ繋いでいこっか」ギュ
海未「ありがとうございます。では、行きましょう」
希「うん。…こうしてるとほんまにデートみたいやね」
海未「…あんまり変なことを言わないでください」
【希の好感度がちょっとアップした】
―――――
海未「ここがその雑貨屋さんですか?」
希「うん。ほら、この置物とか可愛い」
海未「あ、ホントですね。…この動物のストラップも可愛いです」
希「ほんまや。このキツネさん、どことなくエリちを思い出すなぁ」
海未「ああ、確かに……ずる賢そうなところが特に」
希「海未ちゃんはほんまエリちには容赦ないね」
海未「愛ゆえですよ。あ、この犬のやつは穂乃果に似てますね。こちらのヒヨコのような鳥はことりみたいです」
希「お、こうなったら全員見つけよっか。えっと、このハムスターが…花陽ちゃんかな。で、猫が凛ちゃん」
海未「これは……なんですかね…豹…? 随分デフォルメされていますが……真姫っぽいですね。このウサギは……にこでしょうか、可愛いですし」
希「んー…にこっちもウサギなイメージやけど、ウチ的には海未ちゃんもウサギさんのイメージやねんなぁ」
海未「私がですか? 確かに、前に衣装でウサギ耳をつけましたが…」
希「いや、ほら、寂しがり屋っぽいところとか。一人にすると寂しくて泣いちゃう、みたいな」
海未「ば、バカにしないでください! 一人だって生きていけます!」
海未(……いえ、やっぱり無理かもしれませんね…。みんながいなくなったらと考えると、ちょっと泣きそうです…)
希「じゃぁ海未ちゃんもにこっちと同じウサギってことで。じゃ、次いこか」
海未「え、ちょっと待ってください」
希「ん?」
海未「全員見つけると言ったじゃないですか」
希「え、誰か忘れてるっけ?」
海未「…本気で言ってますか? 希自身が抜けてますよ」
希「………ああ」
海未(本当に忘れてたんですね…)
希「いやー、ウチの分は別にええよ」
海未「希だってμ’sの一員なんですから、見つけないと私の気が済みません」
希「…海未ちゃんって変なとこ頑固やんな」
海未「希だって人のことは言えませんよ。……あ、これとかどうでしょう。可愛い狸ですよ」
希「…ふふ、ほんま可愛いね。ウチにはもったいないかも」
海未「そんなことありません。希は可愛いですよ」
希「……海未ちゃんと一緒にいるとなんかペース狂うなぁ」
海未「?」
【現在の好感度】
穂乃果・55/100
絵里・50/100
ことり・70/100
凛・65/100
真姫・60/100
希・40/100
花陽・30/100
にこ・55/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
今回の更新はここまでにします
また明日再開します
お付き合いいただき、ありがとうございました
のんびり再開していきます
―――
――
―
希「はい、あーん」
海未「…あーん」パク
海未(この行為も慣れてしまいましたね…)
希「どう?」
海未「はい、とても美味しいです。ふわふわしてて」
希「ここのお好み焼は本場関西の味を忠実に再現してるからね。ネットでも評判なんよ」
海未「なるほど……あ、希も一口どうですか」ス
希「うん、いただきまーす」パク
希「んー、美味しい!」
海未「よかったです。それで、お昼からはどこを回りましょうか」
希「そうやねぇ……本屋とか? 三階におっきなとこがあるんよ」
海未「ではそうしましょうか」
希「…そういえば海未ちゃん、最近アクティブやね」
海未「前に希に言われましたから。色々な人と関わりを持つことで視野が広がると」
希「そっか…。…で、どんな感じ?」
海未「前に比べるとみんなと仲良くなれた気がします」
希「そうやね、ウチの目から見てもそんな感じがする」
海未(希がそう言ってくれるなら間違いありませんね。希は周囲のことをよく見ていますし)
希「……ただ、あんまり色んな人と仲良くなりすぎるんも大変かもしれへんよ」
海未「どういうことですか?」
希「んー……ほら、女の子同士の友情ってちょっとややこしいとこがあるやん」
海未「ややこしい…?」
希「独占欲とか、そんなん」
海未「えっと……つまり、複数人と仲良くなることにより、誰かが嫉妬するかもしれない、ということですか?」
希「うん」
海未「それは大丈夫ですよ。μ’sはみんな仲が良いですし、それに私のために嫉妬する人なんていませんよ」
海未(…言ってて少し虚しくなりますね…)
希「そうかなぁ…」
海未「そうですよ」
希「んー……。…なら、ええんやけど」
海未「はい。あ、お水のおかわり貰ってきます」ガタ
希「うん、いってらっしゃーい」
海未「いってきます」テクテク
希「……海未ちゃん、人の好意に鈍感そうやもんなぁ」
希「…まぁでもまだ大丈夫かな」
―――
――
―
海未「今日は楽しかったです」
希「いやいや、こちらこそ。急に誘ったのに付き合ってくれてありがとう」
海未「いえ。……あの」
希「ん?」
海未「もしかして今日誘ってくれたのって、私が家に一人だって知っていたからですか?」
希「……」
海未(誘われたときは、普通に親交を深めるためかと思っていましたが……それならば、希の性格的に同じユニットの凛だけいないのは妙ですし)
希「いや、ウチがただ海未ちゃんと一緒におりたかっただけやで」
海未「…希は優しいですね」
希「やからそんなんやないって」
海未「希がそう言うならそういうことでもいいです。ただ、今日は本当に楽しかったので…ありがとうございます」
希「どういたしまして。…ふふ、海未ちゃんはホンマ可愛いね」ナデナデ
海未(……今回は大人しく撫でられておきましょう)
海未(……それにしても、希に頭を撫でられるのは何となく落ち着きますね。手が温かいからでしょうか)
希「よし、存分に海未ちゃんも撫でたことやし、」パ
希「じゃぁまた学校でね」
海未「はい、また」
海未(……)
海未(………さて、希の姿も見えなくなりましたし、私もそろそろ帰りましょう)
海未(今日の夕飯は何にしましょうかね)
海未(……? あれは……>>621?)
(人物名でお願いします)
花陽
海未(花陽? こんなところで見かけるなんて珍しい……というより、学校外で見かけるのがそもそも初めてですね)
海未(何かのお店の前で立ち止まっているようですが……何かあったんでしょうか)
海未「花陽」
花陽「ぴゃぁっ!? ……あ、なんだ、海未ちゃんか…」
海未「すみません。驚かせてしまいましたか…」
花陽「ううん。ちょっと考え事してただけだから大丈夫」
海未「考え事?」
花陽「うん。これを買うかどうかで」
海未「これ? ……ああ、お米ですか」
海未(そういえば花陽はお米が好きでしたね)
花陽「このお米ね、珍しい品種でなかなか見つけられないものなの」
海未「そうなんですか。…でもさすがに十キロのお米を衝動買いするのは…ご両親に怒られませんか?」
花陽「それは大丈夫。慣れてるから」
海未(慣れてるんですか…)
海未「では、何を迷っているんですか?」
花陽「えっと……実はそもそもお米を買いに行くように頼まれてたんだけど……その分と、この十キロのお米を両方持つ自信がなくて…」
海未「ああ、なるほど。ならお手伝いしますよ」
花陽「えっ、い、いいの? 重いよ?」
海未「鍛えてますから。ここで会ったのも何かの縁ですし、友人を放ってはおけませんし」
花陽「あ、ありがとう海未ちゃん!」
海未「いえいえ」
花陽「じゃぁ私、買ってくるね!」
海未「はい」
―――――
花陽「よいしょ、と…」ドス
海未「本当に重そうですね…」
花陽「うん。美味しそうだよね!」
海未(重さと美味しさは関係あるのでしょうか…?)
海未「では早速、私はこちらを持ちますね」
花陽「あ、ううん。そっちは私が持つよ」
海未「? どちらも一緒じゃないんですか?」
花陽「そっちの袋は二十キロなの」
海未「に……」
海未(計三十キロ……確かに一人で持ち運ぶのはしんどいかもしれませんね)
花陽「こっちは私が持つよ。海未ちゃんはそっちのほうをお願い」
海未(どうしましょうか…)
>>625
1.十キロのほうを持つ
2.二十キロのほうを持つ
2
海未(…って、考えるまでもありませんね)
海未「花陽、やっぱりこっちの袋は私が持ちます」
花陽「え…でも、重いから…」
海未「それならなおさら花陽に持たせるわけにはいきません」
花陽「けど……」
海未「後輩の前でくらい、カッコつけさせてください」
花陽「海未ちゃん…」
海未「なんて、先輩後輩を持ち出すのは卑怯ですね、すみません」
海未「ただ単に、私が花陽に重いものを持たせたくないだけです。なので、私に持たせてください」
花陽「……うん。ありがとう、海未ちゃん」
海未「いえ」
海未(…とはいっても、十キロの方も相当重いですけどね…)
【花陽の好感度がちょっとアップした】
海未「花陽の家はこっちでしたっけ」
花陽「うん。……海未ちゃん、疲れたらいつでも交代するから、言ってね?」
海未「平気ですってば。自慢ではありませんが、小さい頃から筋力トレーニングを続けていますから」
花陽「それなら、いいんだけど……」
海未「それより花陽のほうこそ大丈夫ですか?」
花陽「あ、うん。私のほうは海未ちゃんに比べれば全然」
海未「そうですか。疲れたらいつでも言ってくださいね。持ちますから」
花陽「……海未ちゃん、三十キロ運べるの?」
海未「はい」
花陽「す、すごいね…」
海未「それほどでも」
花陽「……あ、そういえば海未ちゃんはどうしてあそこにいたの? お買い物帰り…ではないよね? 荷物持ってないし…」
海未「希と遊んだ帰りだったんです」
花陽「希ちゃんと? なんだか珍しい組み合わせだね」
海未「かもしれませんね」
花陽「…でも、ちょっとうらやましいな」
海未「うらやましい?」
花陽「私、年上の人と二人で遊んだこととかないから。…緊張しちゃいそうだし」
海未「希…というより、みんなとならそんな心配もいらないと思いますよ。特に穂乃果なんかは騒がしすぎて緊張が吹き飛んでいくかもしれません」
花陽「あはは……そうだね。μ’sのみんなとなら平気かも。……でも、改めて二人で遊ぼうって誘うのもなんだか変かなって」
海未「…では、私と遊びませんか?」
花陽「えっ?」
海未「えっと……ほら、私も一応花陽の先輩ですし。改めて誰かを誘うのが恥ずかしいなら、私でよければ付き合いますよ」
花陽「……うん、ありがとう、海未ちゃん」
花陽「…勇気が出たら、海未ちゃんにメールするね」
海未「はい。他の人を誘えそうだったら、そうしてください。私はあくまで保険のつもりで」
海未(…と、言っておけば、無理強いするような形にもなりませんよね…多分)
花陽「……」
海未(……って、会話を途切れさせると花陽に気まずさを与えてしまうかもしれません)
海未(えっと……花陽が楽しめて、それでいて私も話せることといえば…)
>>631
1.アイドルのこと
2.幼なじみのこと
3.お米のこと
4.引っ込み思案な性格のこと
1
海未(花陽の好きなものといえばアイドル。にこに教わったことを役立てる日がきました。…存外早かったですね)
海未「花陽」
花陽「なに?」
海未「×××ってユニットのことについてなんで
花陽「海未ちゃん知ってるの!?」
海未「は、はい…」
花陽「すごい! そのユニットは今着実に実力をつけてきてるんだけど、まだテレビとかには出たことないから普通の人は知らないのに…」
海未「前に教えてもらったので」
花陽「そうなの? あ、じゃぁこの間リリースされた新曲のことは…」
海未「それも聞きました。サビの部分に画期的な工夫がなされているんですよね」
花陽「そう! そうなの!」
海未(想像以上の食いつきですね……にこに教わっておいてよかったです)
―――――
花陽「それでね、その時のアピールの仕方がまた斬新で…!」
海未「私たちも見習わなくてはなりませんね」
花陽「うん。あ、あとね、メインボーカルの子の声が……って、あ…ついちゃった」
海未「残念ですけど、話はここまでですね」
花陽「うん……」
海未(心なしか落ち込んでいるような…。…あのユニットのことがそんなに好きなんでしょうか)
海未「…花陽。よければまた今度、話を聞かせてください」
花陽「え……いいの? 私、勝手にペラペラ話しちゃって……鬱陶しくなかった…?」
海未「いえ、全然。パフォーマンスの話は参考にもなりますし、新鮮で楽しいです」
花陽「そ、そっか…」
花陽「……じゃぁ、また聞いてくれる?」
海未「はい、もちろんです。楽しみにしてますよ」ナデナデ
花陽「…!」
海未(…って、思わず頭を撫でてしまいましたが、花陽はこういうことは苦手かもしれませんね)ス
海未「よいしょ、と…」ドサ
花陽「ありがとう海未ちゃん。玄関まで運んでもらっちゃって、ごめんね…」
海未「いえ、いい運動になりました。では、私はこれで」
花陽「うん。……あの、海未ちゃん」
海未「なんですか?」
花陽「あの……その……ま、また明日」
海未「? はい、また明日」ニコ
【花陽の好感度がアップした】
―――
――
―
海未(重いものを持ったせいか、少し手がしびれてますね。…まぁすぐに治るでしょう)テクテク
海未(……あれ?)
海未「ことり?」
ことり「あ、海未ちゃんおかえりなさい!」
海未「た、ただいま……って、どうしてことりが私の家の前に?」
ことり「海未ちゃん、携帯見てないの?」
海未「え? ………あ、」
海未(ことりからの着信が五件も…)
海未「す、すみません、気付きませんでした……何か用だったんですか?」
ことり「ううん、用ってわけじゃないんだけど…」
海未「え、では何故電話を?」
ことり「…海未ちゃんの声が聞きたくて」
海未「え?」
海未(声? …そんなことでわざわざ?)
海未「…ことり、何か悩みでもあるんですか?」
ことり「な、ないよ。…そんなことだけで電話するなんて変?」
海未「変とは言いませんが……初めてのことなので」
ことり「ことりだってそういう時があるんだよ」
海未「そうですか…よく分かりませんが…とにかく、待たせてしまったみたいですみません」
ことり「ううん。…ところで海未ちゃん、今日はどこかにお出かけ?」
海未「はい、少し」
ことり「そっか。……えっと、あのね、海未ちゃん」
海未「なんですか?」
ことり「家に上がってもいいかな? …大切な話があるの」
海未(大切な話…?)
海未「しかし、もうすぐ夕飯の時間ですよ? 帰らないと、親御さんが心配します」
ことり「へ、平気だよ。ちゃんと連絡してきたから…」
海未(……嘘ですね。ことりも案外分かりやすいですし、すぐ分かります。しかし何故そんな嘘を……喧嘩でもしたんでしょうか?)
>>637
1.家に上げる
2.自分の家に帰るよう説得する
1
海未(とにかく、事情を聞いたほうがいいかもしれませんね)
海未「では、上がってください」
ことり「えっ、いいの?」
海未「待たせた上に追い返すわけにもいかないでしょう」
ことり「ありがとう海未ちゃんっ」
―――――
海未「どうぞ。昆布茶ですが」ス
ことり「うん」
海未「…それで、どうしたんですか?」
ことり「え?」
海未「家に帰りにくいのでしょう?」
ことり「へ?」
海未「…違うのですか? それで私の家に来たのかと思っていたんですが…」
ことり「……。……あー、う、うん! 実はそうなの! ちょっと色々あって……訳は話しにくいんだけど…」
海未「そうですか…」
ことり「……ねぇ、海未ちゃん。ことりね、今日はお家に帰りたくないの」
海未「なら泊まっていきますか?」
ことり「いいの?」
海未「はい。どうせ今日は私一人ですから。ただ、明日登校する前にことりの家に寄って鞄を取りに行かなくてはなりませんけど」
ことり「それくらい全然大丈夫! やった、海未ちゃんのお家にお泊まり!」
海未(そんなに喜ぶことでしょうか……小さい頃はよくしていましたよね)
ことり「……あ」
海未「どうしました?」
ことり「ううん、ごめん、ちょっと廊下に出て電話してくる」
海未「電話?」
ことり「お家に。えっと……ほら、喧嘩してても、無断外泊はダメだから」
海未「ああ、なるほど。それは良い心がけですね」
ことり「えへへ」
海未「ではいってらっしゃい」
ことり「うんっ、いってきまーす」
海未(なんだかことりの機嫌がいいような気がしますが……気のせいですよね。親と喧嘩中なんですし)
海未(しかし、あの親子でも喧嘩するんですね……今まで一度も見たことないので、喧嘩なんてしないかと思っていました)
海未(……あ、そういえばことりの言っていた大事な話って結局なんだったんでしょうか。…喧嘩したという報告のことでしょうか…?)
海未(…ことりが帰ってくるまでテレビでも見て待ちましょうか)ピッ
♪カクシテーヒライテーカクシテー
海未(? 電話…最近よくかかってきますね。誰からでしょうか)
>>641
電話の相手
ことり母
海未(……うん?)
海未(え、ことりのお母さんから……って、ちょっと待ってください。ならことりは一体誰と電話しているんですか)
海未(……とりあえず出ましょう)ピッ
海未「はい、園田です」
ことりママ『あ、海未ちゃん? ごめんなさいね、急に』
海未「いえ。…あの、今ことりから電話が来ませんでしたか?」
ことりママ『え? さぁ、どうかしら……って、そんなこと聞いてくるってことは、やっぱりまだ海未ちゃんのお家にお邪魔してるのね』
海未「はい。家には帰りづらいみたいで」
ことりママ『……え? 帰りづらいって…どういうこと?』
海未「へ? いや……あの、喧嘩してるんですよね?」
ことりママ『してないわよ?』
海未「」
海未「え…でも、ことりは、家で色々あって帰りにくいと言っていましたけど…」
ことりママ『あの子がそんなことを? …けど、本当に何もないのよ? ただ、海未ちゃんのお家に出かけてくるって言って出て行って、いつまで経っても帰ってこないから心配になって電話しただけなの』
海未(なんだか話がかみ合いませんね……どういうことでしょうか)
海未「…あ。ところでどうして私に電話を?」
ことりママ『ことりはちょっと抜けてるところがあるから。海未ちゃんにかけたほうが確実に出てくれるかなって』
海未「なるほど…」
海未(まぁ私もことりからの着信に気付きませんでしたし…抜けていますけど)
ことりママ『それにしても、そんな嘘ついてどうするつもりなのかしら…』
海未「さあ…? ……あの、ことりは私の家に泊まることになったのですが…大丈夫でしょうか?」
ことりママ『海未ちゃんのお家に? あ、もしかして穂乃果ちゃんも一緒?』
海未「いえ、二人だけです」
ことりママ『え、二人? 珍しいわね、ことりが穂乃果ちゃんを誘わないなんて』
海未「そう言われればそうですね」
ことりママ『…………そういえば、ことりは最近よく海未ちゃんのことを話すのよ』
海未「そうなんですか」
ことりママ『……なんとなく分かった気がするわ』
海未「え、なにがですか?」
ことりママ『ううん、こっちの話。ごめんね海未ちゃん、ことりのこと一晩だけ面倒見てあげて』
海未「それは構いませんけど……ことりに事情を尋ねなくてもいいんですか?」
ことりママ『なんとなく分かったから大丈夫』
海未(だから何が分かったというのでしょうか…)
―――――
ことり「……ただいま戻りました」
海未「おかえりなさい」
ことり「……お母さんから電話がかかってきました」
海未「でしょうね。で、なんと?」
ことり「…海未ちゃんに、ことりの嘘がバレたと…」
海未「はい。…説明してくれますよね?」
ことり「はい…。…まさかことりがお母さんに電話するより先に、お母さんが海未ちゃんに電話しちゃうなんて、思いもしなかったよ…」
海未「それはいいですから、説明を」
ことり「はーい…」
海未「で、どうしてあんな嘘をついたんですか?」
ことり「……引かない?」
海未「引きませんよ」
ことり「……海未ちゃんのお家に泊まりしたかったから」
海未「それなら嘘なんてつかなくても、素直に言ってくれればよかったじゃないですか」
ことり「……それだと、多分ダメだったんだよ」
海未「ダメって……私が断ると思ったんですか?」
ことり「ううん。ただダメだと思ったの」
海未「どういう意味ですか」
ことり「言わない。ね、それより夕飯の準備しようよ。ことりも手伝うから」
海未「………、分かりました。もう深いことは聞きません」
海未「…理由はどうあれ、ことりが家に泊まってくれるのは嬉しいですから」
ことり「…うん、ありがとう海未ちゃん」
【ことりの好感度がちょっとアップした】
海未(結局、ことりが嘘をつかなくちゃいけなかったのは何故なんでしょうか…)
海未(……もしかして、何か悩み事とか…? …相談が何もないということは、そこまで大したことではないということなのかもしれませんが…)
海未(…しかし、さっきは元気だったのに、今は少し元気がないようにも見えますし…)
海未(……私だけでことりを励ませるのでしょうか…)ウーン
>>647
どうしますか?
1.誰かを誘う
2.自力で頑張る
2
海未(誰かに頼りすぎるのもよくないですね……己の力で何とかことりを元気づけてみせます…!)グッ
ことり「海未ちゃーん」
海未「はいっ」
ことり「? エプロン借りてもいい?」
海未「あ、はい、どうぞ。では私も」
ことり「……、よし。じゃぁ早速作ろっか」
海未「はい」
ことり「ふふ、ついこの間も海未ちゃんと二人でお料理したよね」
海未「そうですね。本当につい最近のことですが…」
ことり「こうして並んでお料理作ってると、なんだかあれだよね」
海未「あれ? ……あ、仲良しですか?」
ことり「うーん……うん、まぁそうかな」
海未「?」
海未(……それにしても、元気がない…というわけでもないんでしょうか…)
ことり「~♪」
海未(むしろご機嫌のような気が……)
―――
――
―
ことり「いただきまーす」パク
海未「いただきます」
ことり「…んー、おいしい!」
海未「上手く作れたみたいですね」
ことり「うんっ。やっぱり海未ちゃんお料理上手だね」
海未「上手いのはことりのほうですよ」
ことり「そんなことないよー」
海未「……あの、ことり」
ことり「ん?」
海未「さっき、私の家に入る前に言っていたじゃないですか」
海未「大切な話があるって。それは一体何のことだったんですか?」
ことり「……聞きたい?」
海未「え?」
ことり「大切な話、聞きたい?」
海未「それはもちろん…」
ことり「でも、これはきっと海未ちゃんにはあまりいい話じゃないよ」
海未(いい話じゃない…?)
ことり「…ことりが海未ちゃんのことどう思ってるか、言ってもいい?」
海未「ことり…?」
海未(なんだかことりの顔がやけに真剣なのですが……そんなに需要な話なんでしょうか…)
>>651
【南ことりの告白を聞きますか?】
1.聞く
2.聞かない
2
2
海未「……ことり、少し時間をもらってもいいですか?」
海未「ことりが何を言おうとしているのかは…正直検討もつきません。ただ、真剣な話みたいですし、心の準備的なものが…」
ことり「…まぁ確かにご飯食べながらする話でもないかもね」
海未「すみません、私から振っておきながら…」
ことり「ううん、全然。……ただ、今度はちゃんと聞いてね?」
海未「善処します」
ことり「…うん」
【ことりの依存度が上がった】
※依存度について※
・好感度が70を超えたキャラに出現します。
・間違った選択肢を選んでしまったり、告白を聞かなかったりするとアップしていきます。
・あまり高くなると大変なことになるので、極力上げないようにしましょう。
つーことは好感度は70から下がらない?
>>656
70からは下がることがあります、依存度はそのままです
ただ一度50以上になると、50以下にはならないようになる予定です
―――
――
―
海未「すみません。洗い物まで手伝わせてしまって」
ことり「ううん、全然。二人でやったほうが早く終わるしね」
海未「ありがとうございます。あ、ことり、よかったら先にお風呂に入りませんか? 先ほど沸かしておいたので」
ことり「じゃぁ一緒に入ろっか?」
海未「冗談はいいですから」
ことり「冗談じゃないよ」
海未「………お断りします」
ことり「えぇー…昔はよく一緒に入ってたのに…」
海未「小さい頃の話でしょう。ほら、早く入ってきてください」
ことり「はーい。上がったら一緒にテレビ見ようね」
海未「はい」
―――――
海未(……ことり、お風呂長いですね。ゆったり浸かっているのでしょうか)
海未(それは良いことですが……一人だと暇ですね)
海未(…誰かに電話でもしてみましょうか。最近よくかかってくることはあっても、私からすることはあまりなかったですし)
海未(しかし、誰にしましょう……)
>>660
かける相手
(ことり以外でお願いします)
絵里
海未(……名簿順で、絵里にしましょう)ピ
海未(そういえば絵里に電話するのは随分と久しぶりですね)
ピリリリ…ガチャ
絵里『…はい』
海未「あ、夜分遅くに申し訳ありません。海未です」
絵里『画面に名前出てるんだから分かるわよ。…それで、何かあったの?』
海未「いえ、特になにも」
絵里『え、じゃぁなんで私に電話を?』
海未「なんとなく暇だったので」
絵里『ようするに暇つぶしね』
海未「言い方は悪いですけど、そうなりますね」
絵里『あ、そう…。……まぁ、いいけど』
海未(あれ…てっきり怒られるかと思ったんですが)
海未「絵里、今日は優しいですね」
絵里『失礼ね……私はいつだって優しいわよ』
海未「そうですか…?」
絵里『それにしても、暇だからなんて理由で電話をかけてくるなんて、海未にしては珍しいわね』
海未「最近はアクティブになることを目標にしていますので」
絵里『よく分からないんだけど…』
海未「もっと積極的に人と関わるようにした、ということです」
絵里『ふーん…? あ、なら私とももっと関わってくれるってことよね?』
海未「まぁそういうことになりますね」
絵里『だったら今度私と一緒に映画でも見に行かない?』
海未「……絵里のほうこそ、珍しいですね。私を誘うなんて』
絵里『別に理由なんてないわ。ただなんとなく。それより、行くの? 行かないの?』
海未「絵里が誘ってくれるのであれば、もちろん行きますけど…」
絵里『決まりね。じゃぁいつか空いた日が出来たらメールして』
海未「はい」
絵里『楽しみにしてるから』
【現在の好感度】
穂乃果・55/100
絵里・50/100
ことり・75/100
凛・65/100
真姫・60/100
希・40/100
花陽・45/100
にこ・55/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
今日の更新はここで止めます
お付き合いいただき、ありがとうございました
のんびり再開していきます
―――――
海未(思いのほか長く話してしまいましたね)
海未(ところで、ことりはまだでしょうか)チラ
ことり「あ、電話終わった?」
海未「!?」ビクッ
海未「ことり…いつからそこに?」
ことり「ちょっと前かな。海未ちゃんが電話してたから声かけなかったの」
海未「そうだったんですか…すみません、気を使わせてしまって」
ことり「ううん、全然。じゃぁ次は海未ちゃんがお風呂入ってくる?」
海未「はい、いただきます。ちょっと待っていてくださいね」テクテク
ことり「はーい」
ことり「……海未ちゃんが電話してたのは、ことりがお風呂に行ってたからだよね。…ことりと一緒にいるのがつまらなかったからじゃないよね」
―――
――
―
海未「明日は早いですし、そろそろ寝ましょうか」
ことり「うん」
海未「では早速お布団を…」
ことり「うーみちゃん」
海未「なんですか?」
ことり「一緒に寝よ?」
海未「………まぁ、いいですけど」
ことり「え、ホント? いいの?」
海未「はい」
ことり「海未ちゃん…!」パァ
海未「前に穂乃果とも一緒に寝ましたし」
ことり「……そういえばそうだったね…」
海未「ええ。じゃぁ私の布団だけ敷きますね」
ことり「あ、手伝うよ」
海未「ありがとうございます」
海未「ではおやすみなさい」
ことり「おやすみー」ギュ
海未「…あの、抱きつくと寝づらくないですか?」
ことり「ことりは平気。抱き枕みたいな感じで」
海未「私は寝づらいのですが…」
ことり「でもことりはこの体勢が落ち着くんだけどなぁ…。今日は愛用の枕もないし…」
海未「……わ、分かりました。それならこのままでいいです」
ことり「ありがとー海未ちゃんっ」ギュッ
海未(まぁ、ことりが寝たら離れてくれるでしょう…)
ことり「……ねぇ、海未ちゃん」
海未「どうしましたか?」
ことり「最近、色んな人と仲良くしようとしてるって、言ってたでしょ?」
海未「はい」
ことり「……じゃぁ、今時点での海未ちゃんの一番大切な人って誰?」
海未「た、大切な人? ……μ’sのメンバー、とか、家族とか…?」
ことり「そうじゃなくて……、言い方が悪かったね」
ことり「…一番、一緒にいたいと思う人は?」
海未(一緒に…? ……誰ともっと親交を深めたいかとか、現時点で誰と一番仲が良いかとか、そういうことでしょうか?)
>>676
(人物名でお答えください)
穂乃果
海未(ここは普通に一番親しい人の名前でいいですよね)
海未(…ことりに対して、ことりの名前を出すのは恥ずかしいですし…)
海未「穂乃果…ですかね」
ことり「……穂乃果ちゃん?」
海未「はい。やはり幼なじみですし」
ことり「……そう。そう、だよね」
海未「…? ……あ、もちろんことりのことも同じくらい仲が良いと思ってますよ」
海未(とってつけたような言い方になってしまいましたね…)
ことり「……うん。ありがとう海未ちゃん」
ことり「変なこと聞いてごめんね? もう寝よっか」
海未「はい」
ことり「……」ギリッ
海未「っ……、ことり?」
ことり「あ、ごめん。力込めすぎちゃったかな…」
海未「はい、少し…」
ことり「ごめんね」
海未「いえ。では、おやすみなさい」
ことり「うん」
―――
――
―
海未「…」スースー
ことり「…海未ちゃんはやっぱり穂乃果ちゃんが一番好きなのかな…」
ことり「………なんで、ことりじゃないの…?」
【ことりの依存度が上がった】
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
穂乃果「あ、海未ちゃーん、ことりちゃーん」
海未「すみません穂乃果、遅れてしまって…」
ことり「ごめんね…待った?」
穂乃果「ううん、平気ー。それより二人そろって遅れるなんて珍しいね。なにかあったの?」
海未「昨日はことりが家に泊まっていたので、朝はバタバタしていたんです」
穂乃果「ええぇっ!?」
ことり「そ、そんなに驚かなくても」
穂乃果「だ、だって、それなら穂乃果も呼んでほしかったよー」
ことり「ごめんね…」
海未「それより早く学校に行きましょう」
ことり「あ、うん」
穂乃果「はーい」
海未(……あっ)
海未(そういえば絵里の罰ゲームのことをすっかり忘れていました……今日からまた再開しないと)
海未(……部活の休憩時間中にでも誰かを誘ってみましょう)
穂乃果「海未ちゃーん、立ち止まってたら遅刻しちゃうよー」
海未「はい、今行きます」
―――――
海未(さて……昼休みですが、どうしましょうか)
>>683
1.教室で食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
7
海未(どこかに行ってみましょう)ガタ
海未「穂乃果、ことり、行ってきます」
穂乃果「えー………まぁいいけど…」
ことり「…いってらっしゃい」
海未「はい、いってきます」
―――――
海未(…さて、どこに行きましょうか)テクテク
海未(……三年生の教室とか…。ああ、でも、あそこに入るのは勇気が…)テクテク
絵里「海未?」
海未「あ、絵里」
絵里「こんなところでどうしたの?」
海未「え?」
海未(あ…気が付いたら三年生の教室の前に……、完全に無意識でした…)
絵里「お弁当箱を持ってるってことは……あ、もしかして私と一緒に食べたかったとか?」
海未「はい、希たちと一緒に食べてもいいでしょうか」
絵里「いいけど……そこは別に、私とって言ってくれてもいいのに…」
絵里「というわけで、本日のゲスト、園田海未さんです」
海未「なんですか、その紹介の仕方…」
絵里「別に」
海未(なんでちょっと不機嫌なんでしょうか…)
にこ「あー……じゃぁ海未、ここ座る? にこの隣」
海未「はい、ありがとうございます」
絵里「…海未」ガシ
海未「何ですか?」
絵里「ここに座ってもいいわよ」
海未「え?」
海未(ここにって……絵里の隣?)
海未(どちらに座れば…)チラ
希「海未ちゃんの好きなほうでええんちゃう?」
海未「えっと…」
>>686
1.にこの隣
2.絵里の隣
1
海未「えっと……では、にこの方で。先に言ってもらったので」
にこ「! う、うん。じゃぁこっち」
海未「はい。絵里、すみません。せっかく誘っていただいたのに…」
絵里「別にいいわよ。にこのほうが先だったのは事実だし」
海未「ありがとうございます」
希「じゃぁ早速ご飯食べよっか」
絵里「ええ」
海未「はい。あ、にこ、隣失礼します」ガタ
にこ「ん」
にこ「……」チラ
海未「どうかしましたか?」
にこ「あ、いや、なんでもない」
海未「?」
【にこの好感度がちょっとアップした】
希「海未ちゃんとこうして食べるのも二度目やね」
海未「ですね。…やはり三年生の教室は緊張します」
にこ「この間来た時は、最後の方ほとんどリラックスしてたように見えたけど」
海未「それは三人がいたので。三人と話している間に緊張も解けてました」
希「嬉しいこと言ってくれるなぁ」
絵里「じゃ、海未の緊張を解くために、何か話でもしながら食べましょうか」
にこ「そうね」
海未「すみません、気を使わせてしまって…」
絵里「別にこれくらいいいわよ。そもそも黙々とご飯を食べるなんてつまらないし」
希「で、なに話すん?」
絵里「んー……」チラ
海未「…」
海未(…なんでしょう、またもデジャヴが…)
絵里「女子高生が集まってする話。すなわち、恋バナよ」
海未(絵里はどれだけ恋バナが好きなんですか…!)
にこ「……にこは嫌よ。それよりアイドルの話しましょう」
海未「わ、私もアイドルの話がいいです」
絵里「希は?」
希「面白そうな方かな」
絵里「じゃぁ二対二ね」
にこ「アイドルの話だって面白いわよ!」
希「じゃぁじゃんけんで決めよか」
絵里「そうね」
にこ「あんたらね…。…あーもー、海未、ちゃっちゃと勝っちゃいなさい」
海未「えっ、私がやるんですか?」
にこ「…悔しいことに、にこはあんまり運がよくないのよ」
海未「そ、そうですか……では」
希「それじゃ海未ちゃん、じゃーんけーん」
海未(って、相手は希ですか……それってつまり…)
~~~~~
絵里「じゃぁどんな話から始める?」
にこ「海未……」ジト
海未「申し訳ありません…」
にこ「…まぁ希相手に運で勝てって方が無理あるわね」
希「二人とも諦めて話に集中しよ」
海未「集中と言われても…」
海未(この手の話をするのは三度目なので…さすがに少し飽きが…)
にこ「というか、恋バナって具体的に何話すの? にこ、そういうのあんまりしたことないからよく分かんないんだけど」
絵里「そうね、たとえば……」
絵里「……」
絵里「…私もよく分からないわ」
にこ「ならなんで提案したのよ…」
希「まぁ定番なのは、好きなタイプとかやない?」
海未「好きなタイプですか…」
希「エリちはタイプとかある?」
絵里「そうね……からかうと面白い子とか」
海未「ああ……絵里はいじめっ子ですもんね」
絵里「いじめ子って……まだそのイメージだったの…」
希「にこっちは?」
にこ「ないわよ」
絵里「強いて言うなら」
にこ「ないってば」
海未「ないんですか?」
にこ「………ホントにないわよ。……好きになった人がそのままタイプになる感じ」
希「乙女やねぇ」
にこ「うっさいわね! そういう希はどうなのよ!」
希「んー…ウチもエリちと同じで、一緒にいて楽しい子かな」
絵里「やっぱり楽しさは大切よね」
海未(絵里と希では、楽しさのベクトルが違う気がしますが…)
絵里「…で、海未は?」
海未「え?」
にこ「好きなタイプよ。…あるの?」
海未「あ、えっと……」
>>694
1.ない
2.ある(タイプも一緒に記述してください)
2
王子様みたいな人
海未「………その、わ、笑わないでくださいね」
にこ「他人に笑われるような好みってどんなのよ…」
希「大丈夫、笑わへんよ」
海未「えっと………あの、お、王子様みたいな人…とか」
絵里「お、王子様…?」
にこ「またファンシーなことを言ってきたわね…」
海未「あ、あくまで理想ですよ」
希「王子様かぁ……王子様っていうと、やっぱり優しい感じ?」
海未「そうですね。優しくて礼儀正しくて…、そんな感じでしょうか」
絵里「優しい…」
にこ「礼儀正しい…」
海未「二人とも、どうかしましたか?」
にこ「あ、いや、なんでも……」シャキッ
希「にこっち、なんで急に背筋を正すん?」
にこ「にこはいつだってこうよ」
希「え…?」
絵里「あー……海未。よかったら私の卵焼き食べる?」
海未「え? いえ、別にいりませんが…」
絵里「あ、そう…」シュン
海未「?」
希「…?」
―――――
海未(なんだか絵里とにこの様子が急におかしくなった気がしたんですが……気のせいでしょうか)テクテク
海未(しかし、話の内容はアレでしたが、やはり三人と話していると落ち着きますね)テクテク
ことり「海未ちゃんっ」
海未「ことり? 何か買いに行く途中ですか?」
ことり「うん。ちょっとジュースを買いに。海未ちゃんは今帰りだよね?」
海未「はい」
ことり「じゃぁ……あの、購買部までついてきてくれないかな? …ダメ?」
海未「いいですよ。では二人で行きましょう」
ことり「うんっ」
ことり「…えへへ。海未ちゃんと二人、嬉しいなぁ」ギュ
海未「く、くっつくと歩きにくいですよ」
ことり「嫌?」
海未「嫌…では、ないですけど…」
ことり「じゃぁこのままでいい?」
海未「……まぁ、はい」
ことり「ありがとー」
―――
――
―
ことり「海未ちゃん、屋上いこ!」ギュ
海未「はい。…あの、手は繋がなくてもいいのでは?」
ことり「いいからいいから」
海未(なんだか最近、ことりがやたらとくっついてくる気がするのですが……そういう時期なんでしょうか)
穂乃果「あーいいなー。穂乃果も海未ちゃんと手繋ぎたい!」
海未「はいはい」ギュ
穂乃果「やった!」
凛「……いいなぁ」
真姫「……」
花陽「凛ちゃん? 真姫ちゃん?」
にこ「…ほら、ジッと見てないで、にこたちもさっさと屋上行くわよ」
―――――
絵里「さて、いつも通り柔軟から始めましょうか」
海未(…誰かを誘いましょうか)
>>699
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
5
海未(真姫にしましょう)
海未「真姫」
真姫「っ……な、なに?」
海未「一緒に柔軟しませんか?」
真姫「あ、うん。…私でいいの?」
海未「? もちろん」
真姫「……そう」
海未「では早速始めましょうか」
真姫「うん」
【真姫の好感度がちょっとアップした】
海未「……」グイー
真姫「…海未って体やわらかいわね」
海未「絵里の方がすごいですよ。前に勝負して負けましたから」
真姫「エリーは別格でしょ。バレエやってたんだし」
海未「それを言うなら、私も舞踊をしていますよ」
真姫「まぁそうだけど…。…褒めてるんだから、素直に褒められなさいよ」
海未「す、すみません……えっと、では、ありがとうございます」
真姫「ん」
海未「じゃぁ交代ですね」
海未「失礼します」グ
グイー
海未(真姫も十分やわらかいですよね……まぁ絵里の指導のおかげで、みんなかなりやわらかくなりましたが)
真姫「……ねぇ、一つ聞いていい?」
海未「なんですか?」
真姫「前に…私と仲を深めたいって言ってくれたじゃない」
海未「はい」
真姫「……なら、話しかけたりしてもいい?」
海未「え?」
真姫「海未を見かけたときとか、話かけてもいい?」
海未「そんなの当たり前じゃないですか」
真姫「そう。…ありがとう」
海未(…私って、そんなに話しかけにくいのでしょうか…)
―――
――
―
海未(休憩時間になりましたね)
海未(絵里の罰ゲームのことで、誰かを誘わないと。…正直、当日に誘うのはどうかと思いますが、仕方ないですし、とりあえず話しかけるだけ話しかけてみましょう)
誰に話しかけますか
>>705
1.穂乃果&雪穂
2.ことり
3.凛
4.花陽
5.にこ
4
海未(花陽にしましょう)キョロキョロ
海未(ちょうど一人みたいですね)
海未「花陽、今ちょっといいですか?」
花陽「海未ちゃん? うん、いいけど…どうかした?」
海未「絵里が私に課した罰ゲームのことを覚えてますか?」
花陽「あー……確か、おもてなし、だったっけ?」
海未「はい。それで、いきなりで悪いのですが……花陽は今日の放課後空いてますか?」
花陽「うん、大丈夫だよ。えっと…海未ちゃんのお家に行けばいいのかな?」
海未「お願いします」ペコリ
花陽「あ、ううん、こちらこそ」ペコリ
>>704
間違えました
凛ちゃんへのおもてなしは既に済んでいました
―――――
穂乃果「海未ちゃーんっ」
ことり「一緒に帰ろー」
海未「すみません。今日は、あの罰ゲームのことがあって…」
ことり「あ、そっか。……ことり、まだ呼ばれてないなぁ…」
穂乃果「穂乃果もだよね?」
海未「す、すみません。そのうち呼びます」
海未(幼なじみ相手におもてなしと言われても……正直、今更感がありますしね…)
ことり「うん、待ってるよ」
穂乃果「じゃぁ穂乃果たち先に帰ってるねー」
海未「はい。また明日」
―――
――
―
花陽「海未ちゃんのお家、大きいねー…」キョロキョロ
海未「散らかっているので、あまり見ないでください。恥ずかしいですから」
花陽「え、これで散らかってるの…?」
海未「はい。あ、どうぞ。クッキーです」ス
花陽「ありがとう」
花陽「いただきます。……あ、美味しい」
海未「それはよかったです」
花陽「……あ、そうだ。海未ちゃん、昨日はありがとう。お米を運んでくれたの、すごく助かったよ」
海未「いえ、全然。あのお米、どうでしたか?」
花陽「すっごく美味しかった! 一粒一粒がつやつやしててね、食感もすごくよくって!」
海未「ふふ、花陽は本当にお米が好きなんですね」
花陽「うんっ。アイドルと同じくらい大好き!」
海未「いいですね。そういう風に夢中になれるものがあるのは良いことです」
花陽「えへへ…。……あ、でも私、昔から好きなもののことになると、熱中する癖があって…」
海未「確かにそうですね。テンションも上がってますし」
花陽「う…」
海未「どうかしたんですか?」
花陽「…えっとね、」
花陽「その……鬱陶しくないかなって」
海未「鬱陶しい?」
花陽「ほら、テンション高いのとか、大きな声出しちゃうのとか」
海未「ああ……そんなの全然ですよ」
花陽「…そう、かな…」
>>711
1.「気にすることありませんよ」
2.「控えた方が良いのかもしれませんね」
3.「私はそういう花陽も好きですよ」
3
海未「私はそういう花陽も好きですよ」
花陽「ふぇっ!?」
海未「…なんて、これは凛のを真似ただけなのですが」
海未「でも本心ですよ。好きなことを好きだと語ることが悪いことなわけないじゃないですか」
花陽「…ほ、ほんと?」
海未「はい。それに花陽は普段大人しいですから、多少はしゃいだところで鬱陶しくなるわけありません」
海未「こう言ってはなんですが、μ’sにはもっと騒がしい人がたくさんいますし」
花陽「そっか……。えへへ、海未ちゃん、ありがとう」
海未「いえ。あ、よければ昆布茶もどうぞ」
花陽「あ、うん、ありがとう。いただきます」ゴク
海未「…あ、言い忘れてましたが、私は好きなものを話してるときの花陽は可愛くて好きです」
花陽「! ごほっ、げほっ…!」
海未「だ、大丈夫ですか!? すみません、急に変なことを…」
花陽「い、いや、大丈夫……ちょっとビックリしちゃっただけだから…」
花陽「…それより、今……あの、か、可愛いって…」
海未「はい。今もそうですが、お米やアイドルの話をしているときの花陽は目がキラキラーっとしてて、可愛いです」
花陽「っ……そ、そっか…あ、ありがとう…///」
海未(……顔が赤いですけど…さすがに、可愛いなんて言うのは変でしたかね…)
【花陽の好感度がアップした】
【小泉花陽の好感度が50を超えました】
【現在の好感度】
穂乃果・55/100
絵里・50/100
ことり・75/100
凛・65/100
真姫・65/100
希・40/100
花陽・55/100
にこ・60/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
今回の更新はここまでにします
お付き合いいただき、ありがとうございました
ゆったり再開していきます
―――
――
―
海未(クッキーも喜んでもらえましたし、花陽に対するもてなしもそこそこといったところでしょうか)
海未(さて…残りもあと少しですし、頑張りましょう)
海未(とりあえず今日のうちにメールして予定を確認しておかないと…)
>>724
誰にメールしますか?
1.穂乃果&雪穂
2.ことり
3.にこ
2
海未(ことりにしましょう。ちょうど今日ああ言われましたし)ピッ
海未『今大丈夫ですか?』
ことり『うんっ! どうしたの?』
海未『絵里の罰ゲームの件で、明日家に来てもらってもいいですか?』
ことり『大丈夫だよー。じゃぁ明日楽しみにしてるねー』
海未『はい』
海未(これでよし、と。さて、明日に備えて早めに寝ましょうか)
海未「…………あ、そういえばμ’sの練習メニューを組まないと…」
海未(すっかり忘れてました……、急いで取りかからないと、寝る時間が…)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未「……」スースー
「海未ちゃーん、朝だよー」
海未「ん……」
「……起きないの?」
「…海未ちゃん」
海未「…にゃ……」
「にゃって……、可愛いなぁ…」
「……起きないなら、ちょっとくらいいよね」ス
海未(…? あれ、朝…? でもなんだか、頭がぼやけて……眠い…)
安価下コンマ
偶数:起きる
奇数:起きない
海未「……って、学校に行かないと!!」ガバッ
ことり「わっ……」
海未「え? …あ、ことり…? おはようございます」
ことり「あ、うん、おはよう海未ちゃん」
海未「どうしてここに?」
ことり「海未ちゃん、これ、今の時間」ス
海未「! ち、遅刻ギリギリ…ですね」
ことり「うん。まぁでも今から走ればなんとかなるよ」
ことり「待ち合わせ場所に海未ちゃんが来なかったから、心配して迎えに来たの」
海未「そうだったんですか……あ、ところで穂乃果は?」
ことり「穂乃果ちゃんなら…」
穂乃果「海未ひゃーん、起きたー?」ヒョコ
海未「……何を食べているんですか?」
穂乃果「卵焼き。海未ちゃんのお母さんにもらった」
海未「そうですか…」
ことり「と、とりあえず海未ちゃん、急いで準備して」
海未「あ、はい。着替えますので、少し待っていてください」
ことほの「はーい」
海未(昨日寝るのが遅くなってしまったとはいえ、寝坊なんて……我ながら恥ずかしいです…)ハァ
ことり「……海未ちゃん、もう少し寝てくれててもよかったのに」
海未「え?」
ことり「ううん、なんでも。じゃぁ穂乃果ちゃん、廊下で待ってよっか」
穂乃果「うん」
―――――
海未「ふわぁ……」
穂乃果「海未ちゃんあくび? めずらしーねー」
海未「すみません……昨日少し夜更かししてしまいまして…」
ことり「海未ちゃんが夜更かしだなんて、ますます珍しいね」
穂乃果「なにかしてたの?」
海未「いえ、大したことではないので」
海未(練習メニューを組んでいて寝るのが遅くなった、なんて言ったら心配をかけてしまいますしね…)
ことり「…海未ちゃん。何か悩みがあるなら、ことりに…」
海未「平気ですよ」
ことり「……そっか」
穂乃果「?」
―――
――
―
海未(さて、昼休みですが…どうしましょう)
>>731
1.教室で食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
7
海未(三年生の教室に行ってみましょう)ガタ
ことり「…またどこか行くの?」
海未「はい。……、? …す、すみません」
ことり「なんで謝るの?」
海未「あ、いえ…」
海未(今一瞬、ことりの顔が少し怖かったような気が…)
穂乃果「? 海未ちゃん、いってらっしゃい。早く帰って来てねー」
海未「はい、行ってきます」
ことり「…いってらっしゃい、海未ちゃん」ニコ
海未「行ってきます、ことり」
海未(…気のせいですよね)
―――――
海未(今日こそは、勇気を出して自分から教室に入ってみましょう…!)
海未「し、失礼します」ガラ
にこ「へっ?」
海未「あ、にこ」
海未(ちょうど扉の前に立ってたんですね……ちょっとびっくりしました)
にこ「う、海未? どうしたの?」
海未「えっと……お昼を、と思って…」
にこ「え、今日も?」
海未「め、迷惑でしたか…?」
にこ「いや、そうじゃなくて……純粋に、穂乃果とかことりのことはいいの?」
海未「二人にはきちんと言ってきてますから」
にこ「ならいいけど…。……ま、まぁ、にこも海未と一緒に食べられるのは嬉し
絵里「あら、海未じゃない」
にこ「」
すみません、ちょっと止まってました
少しだけ更新します
海未「あ、絵里。おじゃましてます」
絵里「今日も私たちと一緒にご飯を?」
海未「はい。お邪魔じゃなければ」
絵里「邪魔なわけないじゃない。さ、こっちにおいで」
海未「? はい」
海未(なんだか絵里が妙ににこやかというか…優しいというか……機嫌がいいのでしょうか)
海未「…あ、にこ、先ほど何か言いかけてませんでしたか?」
にこ「い、いや、なんでも」
海未「そうですか。では、行きましょうか」
にこ「ええ」
にこ「……ったく、絵里の奴、変なとこで割り込んでくるんだから…」ブツブツ
海未「?」
―――――
希「にしても、海未ちゃんは最近ウチらと食べるのがブームなん?」
海未「そういうわけではないですけど……なんとなく、ふっと思い浮かんだので…」
絵里「それだけ私に会いたかったってことね」
海未「違うと思います」
絵里「バッサリ…」
希「まぁ人数多いんは楽しくてええことやけどね。じゃぁいただきまーす」
海未「いただきます」
にこ「いただきます。…海未のお弁当、相変わらず綺麗ね」
海未「へ……そ、そうですか?」
絵里「本当ね。惚れ惚れするわ」
海未「二人のお弁当のほうが綺麗だと思うのですが…」
にこ「そ、そんなことないわよ。にこのは質素だし…」
海未「そんなことないですよ。とても美味しそうです」
にこ「………ありがとう」
海未(それにしても、絵里もにこも、いきなり褒めてくれるなんてどうしたんでしょうか…)
希「んー……」
海未「希、どうかしましたか?」
希「あ、いや…、…海未ちゃん」チョイチョイ
海未「はい?」
希「あんまり大勢の人と同時に仲良くなりすぎると、大変なことになるかもしれんよ」ヒソヒソ
海未「それって、確か前にも言ってましたよね?」
希「うん」
海未「大丈夫ですよ。私に執着するような物好きはいませんから」
希「そうかなぁ…」チラ
にこ「……」
絵里「……」
希「うーん……」
海未「希? どうかしたんですか?」
希「あ、いや、なんでも。ごめんね、変なこと言って。ご飯食べよか」
海未「はい」
絵里「…あ、海未、私の卵焼き食べる?」
海未「え? いえ、大丈夫です」
にこ「じゃぁにこのウインナーは?」
海未「い、いえ、結構です」
にこ「そう…」
海未「?」
絵里「あ、海未、それなら私のお茶を…」
海未「い、いりませんよ?」
絵里「あ、そう…」
海未「……あの、絵里、にこ。今日はどうしたんですか? 様子がおかしいような気がするのですが…」
海未「なんだか妙に優しいというか……」
にこ「そ、そんなことないわよ」
絵里「そうよ。私はいつだって優しいわ」
海未(それは確実に嘘ですよね…)
海未「…よく分かりませんが、悩み事があるなら言ってくださいね」
海未「二人に何かあったら、私も嫌ですし…」
絵里「……う、うん」
にこ「わ、分かってるわ。……海未は優しいわね」
海未「普通ですよ」
希「……ほんまに大丈夫かなぁ…」
【絵里とにこと希の好感度がちょっとアップした】
【現在の好感度】
穂乃果・55/100
絵里・55/100
ことり・75/100
凛・65/100
真姫・65/100
希・45/100
花陽・55/100
にこ・65/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
本当に短いですが今日はここまでにします
お付き合いいただき、ありがとうございました
(次にストレッチの選択肢が出なかったのは凛との約束があるからかと思ってた)
(描写なかったけど)
>>1です
後付けのような説明になってしまいますが、>>272の次の日にストレッチの選択肢がなかったのは>>747さんの言う通り凛とストレッチしたことになっているからです(本当に描写はありませんが)
それ以降選択肢がないのは素で忘れていました
朝ですがのんびり再開していきます
―――――
ガラ
ことり「おかえり海未ちゃん」
海未「こ、ことり? ただいまです…」
海未(いきなり声をかけられたのでビックリしました…)
海未「扉の前にいましたが、何か用でもあったんですか?」
ことり「ううん。ただ、海未ちゃんまだかなぁって、待ってたの」
海未「わざわざ立って待っていなくても…」
ことり「海未ちゃんが帰って来て真っ先に声かけたかったから」
海未「そうですか…」
海未(よく分かりませんが……恐らく暇だったということでしょう)テクテク
穂乃果「あ、海未ちゃんおかえりー」
海未「はい、ただいま。…穂乃果は何をしているんですか?」
穂乃果「ノートの隅っこにパラパラ漫画描いてるの」
海未(よほど暇だったんですね…)
ことり「穂乃果ちゃん、それ先生に見つかったら怒られちゃうよ」
穂乃果「大丈夫だよー。あ、それよりことりちゃん、海未ちゃんになにか用があるんじゃなかったの?」
海未「え?」
ことり「なにもないよ?」
穂乃果「あれ? でも十分くらい前からずっと扉の前で待ってたよね?」
ことり「それは…ほら、暇だったから」
穂乃果「それなら穂乃果とお話してくれればよかったのにー。ことりちゃんが行っちゃったから落書きで暇つぶししてたんだよ」
ことり「あはは……ごめんね、穂乃果ちゃん」
海未(わざわざ十分も待っていたんですか……)
―――
――
―
穂乃果「……遅いねー。希ちゃんと真姫ちゃんと花陽ちゃん」
絵里「そうね。…希のほうは、何となく見当がついてるけど」
にこ「花陽と真姫ちゃんは?」
凛「えーっと……かよちんはなにか用があるって言ってて…聞いても教えてくれなかったの。真姫ちゃんは……なにかやりたいことがあるって言ってたにゃ」
海未「ようするにどちらも用事があるということですね」
にこ「どうする? 先始めとく?」
ことり「んー……でも三人も抜けちゃうと全体練習がやりにくいような気もするんだよね…」
穂乃果「それもそうだねー……、よし! 探しに行こう!」ガタッ
絵里「探しにって……、花陽が凛に教えなかった点から見ても、人に見られたくない用件かもしれないわよ」
穂乃果「その時は黙って帰って来ればいいんだよ」
海未「しかし…」
にこ「にこも穂乃果に賛成。このままじゃいつ練習が始められるか分からないし。見られたくないって言っても、そんなヤバいことしてるわけじゃないだろうし」
絵里「……仕方ないわね。ただし、声をかけちゃいけない状況だったら大人しく戻ってくること」
穂乃果「はーい」
海未(本当にこれでいいんでしょうか……しかし、このままでは練習が出来ないのも確かですし…)
穂乃果「よし、じゃぁ穂乃果は教室見てくるね!」
海未「え、バラバラに探すんですか? 六人いるんですし、三組に分かれて探したほうが…」
穂乃果「三組より六人で探すほうがすぐ見つかるよ! なんとなくだけど!」
海未「なんとなくって…」
絵里「まぁここは穂乃果に任せましょ。三人が見つかったらメールで連絡ね」
穂乃果「はーいっ。じゃぁいってきます!」ダッ
海未「穂乃果、廊下を走ってはいけませんよ!」
海未(…って、聞こえてませんね……)ハァ
海未(さて、私はどこを探しましょう…)
>>753
1.校舎裏
2.音楽室
3.アルパカ小屋付近
1
凛「じゃぁ凛はアルパカ小屋に行ってくるねー。多分かよちんそこだろうから」
絵里「なら私は……音楽室かしらね。真姫がいるならそこだろうし」
にこ「じゃ、にこたちは残った場所を適当にって感じね」
ことり「海未ちゃんはどこ探す?」
海未「私は校舎の外を。校内にいるという確証もないので」
絵里「じゃ、さっさと三人を見つけて練習を始めましょう」
―――――
海未(さて、と……校舎の外と言っても色々ありますが……、中庭にはいないみたいですね)キョロキョロ
海未(次は……校舎裏とかでしょうか)テクテク
「……! …!」
海未「?」
海未(微かに声が聞こえる……誰かいるんでしょうか)ソロ
海未(あ、希……と、あれは……リボンの色的に一年生ですね。何を話しているんでしょうか…)
海未(……少し気になりますが、一年生の子の表情が真剣な感じですし、聞かないほうがいいですね)
海未(…どうしましょう。何となく声をかけづらいですし……とりあえず絵里たちに連絡を…)
タッタッタッ
海未「?」
海未(今の足音は…? ……あ、まさか希がどこかに…)チラ
希「ありゃ? 海未ちゃん?」
海未「うわああぁっ!」ビクッ
希「そんなに驚かんでも…」
海未「す、すみません……まさか希が近くに来ているとは思わなかったので…」
希「近くに来ているとは……ということは、もしかしてさっきの見てた?」
海未「う……すみません…覗き見るつもりはなかったのですが…」
希「いやいや、ええよ。その様子じゃ内容までは聞いてないみたいやね」
海未「はい。ここからじゃ遠くて聞こえなかったので。ただ、真剣な話をしているのかな、くらいしか」
希「ん、せやね。真剣な話…やったんかな」
海未「……どんな話だったんですか?」
希「え?」
海未「あ、すみません……無理に聞くつもりはないのですが……なんだか希の顔が寂しそうだったので…」
希「…海未ちゃんは鋭いなぁ。言ってもいいか分からんけど、告白されたんよ」
海未「こ、告白!?/// え、で、でも、女の子同士…」
希「まぁ愛の形は人それぞれって言うしね」
海未「そ、そういうものですか…」
希「そういうものやね」
海未「……希は、あの子と付き合うのですか?」
希「どうやと思う?」
海未「質問に質問で返さないでください」
希「ごめんごめん。…断ったよ。前にあんなこと言うたけど、ウチも海未ちゃんと一緒で恋愛とかそういうのは、あんまり向いてへんから」
海未「そうですか…」
希「いやー、やっぱり恋愛は難しいね」
海未「そうですね。私もそういうことはあまり得意ではないです」
希「海未ちゃんは気になる人とかおらんの?」
海未「気になる人……って、そういう意味でですか?」
希「うん」
海未「私は男性の知り合いが少ないですから…」
希「じゃぁ女の子では?」
海未「えっ」
希「愛の形は人それぞれ、やん」
海未「お、女の子で、ですか…」ウーン
海未「……」
海未「……」
海未「………」ウーン
希「いや、ごめん海未ちゃん。そんな熟考せんでもええよ。軽いジョークやから」
海未「え、ジョークだったんですか…」
希「海未ちゃんは何でも真に受けるから面白いね」ナデナデ
海未「…あまりからかわないでもらいたいのですが…」
希「ごめんね。……なぁ海未ちゃん」
海未「何ですか?」
希「ウチ、生徒会の副会長やってるねん」
海未「もちろん知っていますけど…」
希「それでアイドルもやってるから、多分それやと思うねん」
海未「?」
希「ウチが人から好かれるんは、そういう立場にいるからやないかなぁって思うの」
海未(…つまり、副会長やアイドルという要素をなくしたら、人に好かれなくなると、そういう意味でしょうか)
>>759
1.「そうかもしれませんね」
2.「そんなわけないじゃないですか」
3.「よく分かりません」
2
海未「そんなわけないじゃないですか」
希「うん、海未ちゃんならそう言ってくれると思ってた。優しいなぁ」
海未「別に優しくしたいから言っているわけではなく、本心ですよ」
海未「…希は、絵里のこともそういう目で見ているんですか?」
希「え?」
海未「絵里は女子生徒に人気があると聞きましたけど……絵里が好かれるのも、生徒会長でアイドルをしているからですか?」
希「いや、エリちは……そういう人やから。人に好かれる人柄やし」
海未「なら希だって同じですよ」
希「ウチとエリちは違うよ。やから比べるのはおかしいやん」
海未「…希は面倒くさい性格ですね」
希「うん、よく言われる」
海未「もういいです。他の人の気持ちは分かりませんから、私の主観のみで話させてもらいます」
海未「私は希が好きです。生徒会副会長とか、スクールアイドルとか、そういう要素を全部なくしても、希が好きです」
希「海未ちゃん…」
海未「そもそも、副会長やアイドルという立場だって、希だからこそ務まっていることじゃないですか」
海未「きっと希を好きになった人たちは、そういうものを全部ひっくるめて希を好きになっているんだと思います」
希「……そっか。ふふ、海未ちゃんに励ましてもらうなんて、先輩として情けないなぁ」
海未「先輩禁止、って言いだしたのはあなたたちでしょう」
希「それもそうやね。…ごめんね。さっき告白されたとき、相手の子が泣いてたから……それ見て少しナーバスになってたんかも」
海未「いえ。ただ、これから練習なので、いつまでも落ち込んでいたらみんなにも心配をかけてしまいますから」
希「うん。もう大丈夫」
海未「それならよかったです」ナデナデ
希「……頭を撫でる意味はなに?」
海未「たまにはいいじゃないですか。撫でられる側の気持ちも少しは分かるでしょう」
希「……そやね」
海未「では部室に行きましょうか。あ、その前に絵里たちにメールをしなくては…」
希「……やっぱり海未ちゃんは優しいよ」ボソッ
海未「? 希、今何か言いましたか?」
希「ううん、なんでも。…もー海未ちゃんは女たらしさんやなぁ」ペシペシ
海未「意味が分からないのですが…」
【希の好感度がアップした】
【東條希の好感度が50を超えました】
―――
――
―
海未「ただいま帰りました」ガチャ
希「ただいまー」
絵里「あら、海未、希。これで全員集合ね」
海未「花陽たちは結局どこに行っていたんですか?」
花陽「私はアルパカ小屋に餌をやりに」
凛「凛に秘密にしてたのは、新しい餌を倉庫に運ぶ作業を先生に頼まれたからだって。もーかよちん、ちゃんと言ってくれれば凛も手伝ったのに」
花陽「ごめんね凛ちゃん……でも凛ちゃんにまで重い作業を手伝わせたくなくて…」
凛「かよちん…」
海未(相変わらず花陽は良い子ですね…)
絵里「で、真姫は不意に良いフレーズが思いついたから音楽室で弾いてたのよね」
真姫「ええ。急いでたから凛たちに連絡いれるの忘れてて…」
穂乃果「そして穂乃果は、全教室を探し回って足が疲れただけの結果でした…」
ことり「同じく…」
にこ「右に同じね…」
海未「お、お疲れ様です」
―――――
絵里「さて、じゃぁ今日も柔軟から始めるわよ」
「「「「はーい」」」」
海未(今日は誰に声をかけましょう…)
>>765
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
6
海未(希にしましょう)
海未「希。一緒に柔軟しませんか?」
希「ウチと? …うん、ええよー」
海未「ありがとうございます」
希「…もしかして海未ちゃん、さっきのことで気使ってくれてる?」
海未「いえ、全然。ただ単に希と組みたいと思っただけです」
希「え…そ、そっか。うん、嬉しいなぁ」
【希の好感度がちょっとアップした】
希「じゃぁ後ろから押すよ」
海未「はい、お願いします」
希「よいしょ、と」グ
海未「……」グイー
希「おお。海未ちゃんってほんま体やわらかいね。エリちと同じくらい」
海未「ありがとうございます。あ、もうちょっと押してもらえますか」
希「はーい」グー
海未「…」
海未(……他の人の時はあまり気になりませんでしたが、後ろから密着して体を押されるこの態勢だと、希の胸の大きさを思い知らされますね…)
希「海未ちゃん? なんか急に無言になったけど…苦しい?」
海未「い、いえ、平気です」
海未(変なことを考えてる場合じゃありません。集中しなくては…)
希「?」
絵里「……私だって希と少ししか変わらないんだけど…」
にこ「は? なによ急に」
絵里「いや、なんとなく……海未って表情に出るタイプだから、なに考えてるかすぐ分かるなぁって」
にこ「なに言ってるか本気で分かんないんだけど…」
一旦止めます
出来たらまた夜に再開します
のんびり再開していきます
―――
――
―
ことり「…えへへ」
海未「? どうかしたんですか?」
ことり「ううん。ただ、二人きりだなぁって」
海未「そうですね。あ、よかったらクッキーを」
ことり「ありがとう。……うん、美味しいよ」
海未「よかったです」
ことり「……それで、おもてなしって具体的には何するの?」
海未「ぐ、具体的ですか…。……恥ずかしながら、特に何も考えていません」
ことり「今までのみんなには?」
海未「普通に、お話を」
ことり「じゃぁことりともお話してくれる?」
海未「はい」
海未「何を話しましょうか」
ことり「海未ちゃんの好きなことでいいよ」
海未(好きなこと……。ことりと私の共通した好きなことといえば…)
海未「では、穂乃果の話でも…」
ことり「やっぱりことりが決めていい?」
海未「あ、はい、どうぞ」
海未(話したい話題でもあったんでしょうか…)
ことり「……海未ちゃんは、ことりのことどれくらい好き?」
海未「……はい?」
ことり「はい?じゃなくて。どれくらい好き?」
海未「ど、どれくらいって…。手をこうやって広げて…これくらい、って答えればいいんですか?」
ことり「パーセンテージで答えてほしいかな。百パーセント中で」
海未「ええぇ……」
>>774
1.答えない
2.50%
3.100%
3
海未「えっと…百パーセントが最大だというのなら、百パーセントですよ」
ことり「…ほんと?」
海未「はい。ことりのこと大切ですから」
ことり「えへへ……嬉しい。ことりも海未ちゃんのこと好きだよ」
海未「嬉しいです」
ことり「…うん、本当に大好きだよ」
海未「? 私も大好きですよ」
ことり「……うん」
【ことりの好感度がアップした】
ことり「……よし、じゃぁ海未ちゃんにもう一個質問」
海未「はい」
ことり「恋人にするならどんなタイプの人がいい?」
海未「……な、何故急にそんな話に…?」
ことり「好奇心かな」
海未「ええぇ…。別の話にしませんか…?」
ことり「……海未ちゃん、お願い…」
海未「っ………、わ、分かりました…」
ことり「やった!」
―――
――
―
ことり「長居しちゃってごめんね、海未ちゃん。それに送ってもらっちゃって…」
海未「いえ、全然。ことりと話すのは楽しいですから」
海未(何故か恋愛系の話ばかりで、少し戸惑いましたが…)
ことり「…そっか。……ねぇ、海未ちゃん。ちょっと顔寄せてくれない?」
海未「? こうですか?」
ことり「ありがとう。…大好きだよ」チュッ
海未「……へ? え、こ、ことり…」
ことり「えへへ、ほっぺにちゅーしちゃった」
海未「ちゅ、ちゅーって……/// な、なんでいきなり…」
ことり「したかったから。じゃぁ海未ちゃん、また明日」タッタッタッ
海未「は、はい…」
海未(……したかったから、って………ことりの考えていることはよく分かりませんね…)
―――
――
―
海未(さて、絵里の罰ゲームの件、残り二人ですね)
海未(どちらにメールしましょうか…)
>>779
誰にメールしますか?
1.穂乃果&雪穂
2.にこ
2
海未(にこにしましょう)ピッ
海未『今お時間いいですか?』
にこ『いいわよ。どうかした?』
海未『明日の放課後私の家に来てほしいんです』
にこ『え、なんで?』
海未『絵里の罰ゲームの件で』
にこ『あ、そういうこと…了解。じゃ明日ね』
海未『はい、ありがとうございます』
海未(これでよしと。あとは明日穂乃果を誘えば完了ですね。…長かったです)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未(お昼休みですね。今日は…)
ことり「…」
海未「? ことり、どうしました?」
ことり「今日はここで一緒に食べよ?」
海未「え?」
穂乃果「そうだよ海未ちゃーん。たまには穂乃果たちと食べよー」
海未「えっと…」
海未(どうしましょう…)
>>783
1.教室で食べる
2.他の場所に行く
2
海未「えっと…すみません…」
穂乃果「えぇー……まぁ海未ちゃんがそう言うなら止めないけどさ…」シュン
ことり「……そうだね」
海未(りょ、良心が痛みますが……言ってしまった以上は訂正するのも変ですし…)
ことり「……海未ちゃん」
海未「はい」
ことり「……ううん、やっぱりなんでもない」
海未「…?」
【ことりの依存度がアップした】
―――――
海未(どこに行きましょうか…)
>>786
1.部室に行く
2.音楽室に行く
3.屋上に行く
4.中庭に行く
5.一年教室に行く
6.三年教室に行く
4
海未(中庭にしましょう)
海未(……誰もいない可能性もありますが、たまには一人で食べるのもいいかもしれません)
海未(……いや、そうなると穂乃果やことりと一緒に食べたほうがよかったんじゃないかという話になりますが…)
海未(とりあえず行ってみましょう)テクテク
―――――
―中庭―
海未(人は多いですが、見知った人はいないみたいですね)キョロキョロ
海未(…とりあえず食べましょうか)
海未(場所を確保して…)
ポン
海未「!?」ビクッ
海未(今、誰かに肩を…)クル
>>789
肩を叩いた人物
(μ’sメンバーでお願いします)
穂乃果
穂乃果「海未ちゃんっ」
海未「え? 穂乃果……どうしてここに?」
穂乃果「ことりちゃんがね、なんか考えたいことがあるってどこかに行っちゃったの。だから穂乃果もたまには別の場所で食べようと思って!」
海未「そうだったんですか」
海未(ことりの考え事って一体なんなんでしょうか…?)
穂乃果「というわけで……あの、一緒に食べてもいいかな?」
海未「ええ、そういうことなら」
穂乃果「ほんと? 穂乃果じゃ代わり映えしないけど…」
海未「そんなことないです。穂乃果と二人というのも久しぶりですから、嬉しいですよ」
穂乃果「! うんっ、穂乃果も嬉しい!」
【穂乃果の好感度がちょっとアップした】
穂乃果「いただきまーすっ」パクッ
海未「穂乃果は本当にパンが好きですね」
穂乃果「だって美味しいんだもん!」
海未「それはいいですけど……あまりパンばかりだと栄養が偏りますよ」
穂乃果「大丈夫だよー」モグモグ
海未「ならいいのですが…」パク
穂乃果「……」ジー
海未「? なんですか?」
穂乃果「ちょーだい」
海未「え?」
穂乃果「海未ちゃんのお弁当一口ちょうだい?」
海未「ああ、なるほど…。…はい、あーん」ス
穂乃果「えっ?」
海未「どうしました?」
穂乃果「あ、いや……ありがとう。あーん」パク
海未「美味しいですか?」
穂乃果「……うん///」
海未(何を照れているんでしょうか…)
穂乃果「う、海未ちゃんも、穂乃果のパン食べる?」
海未「いえ、別に」
穂乃果「そっか。……海未ちゃん、お料理上手くなったよね」
海未「そうでしょうか」
穂乃果「うん。あれだね、海未ちゃんと結婚できる人は幸せだよ」
海未「結婚ですか……あまり想像できませんけど」
穂乃果「そんなことないよ。……ほ、穂乃果も海未ちゃんと結婚したいなーって思ってるし」
海未「……あの、穂乃果も私も女なのですが…」
穂乃果「分かってるよー。……穂乃果じゃ嫌?」
海未「いや、嫌とかではなくて、法律的に…」
穂乃果「そういう難しい話じゃなくて、海未ちゃんの気持ちを聞きたいの」
穂乃果「……穂乃果と結婚するのは嫌?」
>>795
1.嫌
2.嫌じゃない
3.嬉しい
2
海未「嫌じゃないですよ」
穂乃果「ホント!?」パッ
海未「ええ。ただ、穂乃果がきちんと早寝早起きをして、家事も分担制にしてくれるならですけど」
穂乃果「する!」
海未「…冗談だったのですけど、即答ですか」
穂乃果「それで海未ちゃんと結婚できるなら!」
海未(こうも素直に喜ばれると、こちらも素直に対応したくなりますね…)
海未「…穂乃果と一緒にいたら楽しそうで良いですね」
穂乃果「もちろんめいっぱい楽しませるよ! 海未ちゃん、結婚しようね!」
海未「考えておきます」
穂乃果「うんっ」
【穂乃果の好感度がちょっとアップした】
【現在の好感度】
穂乃果・65/100
絵里・55/100
ことり・85/100
凛・65/100
真姫・65/100
希・60/100
花陽・55/100
にこ・65/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
短いですが今回の更新はここまでにします
お付き合いいただき、ありがとうございました
昼間ですがのんびり再開していきます
―――――
ガラ
ことり「…あれ? 海未ちゃんと穂乃果ちゃん」
穂乃果「あ、ことりちゃん! もう帰ってたんだ」
ことり「うん。…二人は一緒だったの?」
穂乃果「うんっ。穂乃果一人で食べるのは寂しかったから、海未ちゃんを誘ったの」
ことり「そっか。…海未ちゃん、穂乃果ちゃんとなら一緒に食べるんだ」
海未「い、いえ、そういうわけでは……、…すみません」
ことり「やだなぁ海未ちゃん。ことり全然気にしてないよ」
海未「それならいいのですが…」
ことり「うん。…それに、ちゃんと考えてあるからね」
海未「?」
―――
――
―
海未(今日のストレッチは誰を誘いましょう…)
>>809
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
2
海未(絵里にしましょう)
海未「絵里、よかったら一緒にやりませんか?」
絵里「! え、ええ、いいわよ?」
海未「…なんで動揺してるんですか?」
絵里「し、してないわよ。気のせいでしょ」
海未「?」
絵里「…それより、今日は私を誘ってくれるのね。海未のことだから、また希を誘うのかと思ってたわ。昨日も楽しそうだったし…」
海未「希と一緒も楽しいですが、絵里とも仲良くしたいので」
絵里「……そ、そう」
【絵里の好感度がちょっとアップした】
絵里「じゃ、じゃぁ、押すわよ」
海未「? はい、お願いします」
絵里「……」グイ
海未「あ、もうちょっと強くても大丈夫です」
絵里「ん」グイー
海未「……」
絵里「……」ギュ
海未「……」
絵里「あの」
海未「なんですか?」
絵里「どう?」
海未「どう、とは?」
絵里「いや、今密着してる状態じゃない」
海未「はい。あ、いい力加減です。さすが絵里ですね」
絵里「あ、そう…。……海未のバカ」グイッ
海未「痛っ」
―――――
海未「あ、そうだ。穂乃果」
穂乃果「ん?」
海未「絵里の罰ゲームの件、穂乃果たちが最後なので、明日雪穂と一緒に家に来てくれませんか?」
穂乃果「うん、分かったー。でもなんで雪穂と一緒?」
海未「私と二人きりじゃ雪穂が退屈するかと思いまして。どうせなら二人一緒にと」
穂乃果「そっかぁ。……うん、まぁ二人きりになれないのはちょっと残念だけど、分かった」
海未「ではよろしくお願いします」
穂乃果「りょーかいっ」
―――
――
―
海未「どうぞ、粗茶ですが」ス
にこ「あ、うん、ありがと」
海未「……」
にこ「……」
にこ「…あー……あの、何か話でもする?」
海未「そうですね。アイドルの話でもしますか?」
にこ「アイドル…!」パァッ
にこ「……」ハッ
海未「?」
にこ「あ……いや、海未の好きな話でいいわよ」
海未「どうしたんですか急に。人に合わせるなんて、にこらしくもない」
にこ「聞きようによってはすっごい失礼な発言だけど……まぁいいわ。……海未には優しくしようって決めたのよ」
海未「それは嬉しいですが……なんでまた?」
にこ「あんたが王子様みたいな人がいいとか言うから…」ボソ
海未「え?」
にこ「あ、ああ、いや、なんでもない! 後輩に優しくするのは先輩として当然のことでしょ!」
海未「はあ…」
にこ「えっと…だから海未の好きな話でいいわよ。ほら、なにがいい?」
海未「好きな話……」
海未(と、言われても…どうしましょうか)
>>815
1.μ’sの話
2.アイドルの話
2
海未「…では、アイドルの話にしましょうか」
にこ「え? いや、だから海未の好きなことでいいってば」
海未「私はにこが好きです」
にこ「……はっ!?///」
海未「花陽もそうですが、アイドルの話をしているときのにこは活き活きしているので、見ていて和みます」
にこ「あ、ああ……好きってそういう意味…」
海未「なのでにこが話していて楽しい話題がいいんです」
海未「そもそも今日はにこをおもてなしするために来てもらってるわけですし」
にこ「そういえばそうだったわね…、…じゃぁこの間の話の続きとか」
海未「はい」
にこ「…ちょっと長くなるかもしれないけど…」
海未「全然大丈夫です。にこの話は聞いていて楽しいですから」
にこ「そ、そう? そんな気を使わなくても…」
海未「本心ですよ」
にこ「……っ!」ガンッ
海未「!? な、何故いきなり机におでこをぶつけたんですか…?」
にこ「い、いや、なんか照れて…」
海未「斬新な照れ隠しですね…」
【にこの好感度がアップした】
【矢澤にこの好感度が70を超えました】
―――
――
―
にこ「悪いわね。わざわざ送ってもらって」
海未「いえ。一人で帰って何かあったら大変ですから」
にこ「にこは一応三年生だし…心配し過ぎだと思うけど…」
海未「年齢は関係ありませんよ。にこが可愛いから心配なんです」
にこ「か、可愛いって……ま、まぁそりゃ、にこにーは世界一可愛いけど…」
海未「それに加えて最近は変な人が多いですから。万が一ということもありますし」
にこ「うん……、あ、でもここまででいいわ」
海未「家の前までお送りしますよ」
にこ「いや、大丈夫。さすがにこれ以上甘えるわけにはいかないし」
海未「そうですか……ではまた明日」
にこ「うん。……あ、あの、海未」
海未「なんですか?」
にこ「えっと………、…や、やっぱりなんでもない」
海未「?」
にこ「じゃぁまた明日」
海未「はい、また」
にこ「………さすがに今ここで言うのは早すぎるわね…」
海未(今小声で何か言っていたような……気のせいでしょうか)
―――
――
―
海未母「あ、海未さん」
海未「はい」
海未母「明日の朝は遅めに起きていいですよ」
海未「え? しかしお弁当の準備が…」
海未母「それは大丈夫ですから」
海未(一人で作ってくれるということでしょうか…?)
海未「分かりました。ではお言葉に甘えさせてもらいます」
海未母「ええ。……ふふ、海未さんは愛されているんですね」
海未「え?」
海未母「いえ、なんでも」
海未「…?」
海未(結局あの言葉はどういう意味だったんでしょうか……いえ、お母様の言うことに深い意味などないような気もしますが…)
♪カクシテーヒライテーカクシテー
海未(電話? 誰からでしょう…)
>>820
電話の相手
ことり
海未(ことりからですね。なんでしょうか)ピッ
ことり『あ、海未ちゃん、こんばんはー』
海未「はい、こんばんは。どうしました?」
ことり『用ってほどでもないんだけどね……えへへ』
海未「なんだかご機嫌ですね」
ことり『うん、ちょっとね。あ、海未ちゃんは好きなお弁当のおかずとかあったっけ?』
海未「いえ、特にはないですけど……あ、強いて言うなら卵焼きですかね」
ことり『そっか。じゃぁ頑張って作るねっ』
海未「はい……って、え? どういう意味ですか?」
ことり『ううん、なんでも。……明日、楽しみにしててね』
海未「は、はい…」
海未(イマイチ言っている意味が分からないですけど…)
【ことりの好感度がちょっとアップした】
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未「え……えっと…」
ことり「海未ちゃん、おはよう」
海未「あ、はい、おはようございます、ことり」
ことり「呆けた顔してるけど大丈夫? まだ眠い?」
海未「いえ、どちらかというと眠気は吹き飛びました」
ことり「そっか。あ、もうすぐ朝ごはん出来るから待っててね」
海未「はい……って、ちょっと待ってください!」
ことり「なに?」
海未「どうしてことりが家にいるんですか? それもこんな早い時間に…」
ことり「お弁当作るの手伝ってたの」
海未「……え? お弁当って、誰の?」
ことり「海未ちゃんの。ことりのはお母さんに作ってもらったから」
海未「…すみません、話がまったく見えないのですが…」
ことり「昨日のお昼休みに海未ちゃんのお家に電話して、おばさんに頼んだの」
ことり「今日の海未ちゃんのお弁当はことりに作らせてくださいって」
海未「そ、そうですか……でもどうしてわざわざ?」
ことり「作りたかったからかな」
海未「どうして家で?」
ことり「海未ちゃんのお家に来たかったからかな」
海未(つまり、なんとなくってことでしょうか…)
ことり「……迷惑だった?」
海未「いえ、そんなことは……ただ急なことだったので驚いてしまっただけです」
ことり「そっか、ならよかった。…頑張って作ったから、ちゃんと食べてね」
海未「はい、ありがとうございます」
海未(あ、昨日の夜の電話は今日のことを言っていたんですね…)
―――
――
―
海未(さて…お昼になりましたが…どうしましょう)
>>825
1.教室で食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
2
海未「穂乃果、ことり、今日も少し出かけてきます」ガタ
穂乃果「うん、いってらっしゃーい」
ことり「いってらっしゃい、海未ちゃん」ニコー
海未「? はい」
海未(穂乃果はともかく、ことりまで妙に笑顔なのは何故なんでしょう…)
海未(……機嫌がいいんですかね)
―――――
海未(今日はどこに行きましょう……)テクテク
―部室前―
海未(……何も考えずに歩いていてここに来てしまうのは、日々の習慣というものなんでしょうか)コンコン
「はーい」
海未「失礼します」ガチャ
にこ「あ、海未。…なんか昼休みにここで会うのは久しぶりね」
海未「そうですね。ご一緒してもいいですか?」
にこ「もちろん」
海未「絵里と希は生徒会ですか?」
にこ「うん。今日はなんか書類整理があるって、希がぼやいてたわ」
海未「大変そうですね」
にこ「まぁ生徒会はあの二人を中心に回ってるから。色々気苦労も多いだろうし、大変よね」
海未「今日の練習は優しくしたほうがいいかもしれませんね」
にこ「そうしてあげると喜ぶと思うわ。主に希が」
海未「ではそうしましょうか」
海未(さて、私もお弁当を広げましょう。ことり、いただきます)パカ
海未「!?」
海未(美味しそう、なのですが……何故ご飯の部分に海苔が……いえ、海苔はいいのですが……何故その海苔を切り貼りして文字にしているんですか…)
にこ「……えっ? なにそのお弁当」
海未「あ、これは…」
にこ「……海未ちゃん大好き、って書いてあるけど」
海未「か、書いてありますね…」
にこ「…なんか、絵に描いたような愛妻弁当ね」
海未「あ、愛妻って……はは…」
にこ「まさか自分で作ったの?」
海未「さすがにそれは無いですよ…」
にこ「…じゃぁ誰に作ってもらったの?」
海未「ことりですけど…」
にこ「ことり? …あー、なるほど。あの子ならやりそうね」
海未「そうですか…? 私はすごく驚いてるんですが…」
にこ「まぁそりゃこんなの書いてあればね」
海未「と、とりあえず食べましょうか」
にこ「ん」
海未(なんとなくご飯は食べづらいですね……、卵焼きからいきましょう)パク
海未(あ、美味しい)パァ
にこ「……嬉しそうね」
海未「え?」
にこ「可愛い幼馴染の愛妻弁当は美味しい?」
海未「変な言い方をしないでくださいよ……まぁ美味しいですけど」
にこ「ふーん……そう…」
海未「どうかしたんですか?」
にこ「いや、別に……」
にこ「……ねぇ、もしもにこが同じようにお弁当作ってきたら、同じように喜んでくれる?」
>>830
1.「それはないですね」
2.「もちろんですよ」
3.「どうでしょうか」
2かなぁ
海未「もちろんですよ」
にこ「…ホントに?」
海未「はい。にこもことりと同じで料理上手ですから。にこのお弁当が食べられる人は幸せだと思います」
にこ「そ、そっか…///」
【にこの好感度がちょっとアップした】
海未(…ご飯の部分を食べるたびに罪悪感がわいてきますね。文字を崩すのは変な感じがします)パク
にこ「……にしても、ことりも大胆なことするわね」
海未「大胆? …ああ、このメッセージですか?」
にこ「ん。にこなら絶対無理だわ」
海未「私もですよ…。……けど、ことりの気持ちがこもっている感じがして嬉しいです」
にこ「気持ちって……ちゃんと意味分かってるの?」
海未「もちろん。友達として大好きだという意味でしょう」
にこ「……海未ってそのうちことりに刺されそう」
海未「!?」
海未「さ、刺されるって、どういう意味ですか…?」
にこ「冗談よ。そんな顔面蒼白にならなくても」
海未「冗談ですか……もう変なこと言わないでくださいよ…」
にこ「ごめんね。…ただ、あんまりたくさんの子と同時に仲良くするのはやめたほうがいいかもしれないわよ」
海未「前に希にも似たようなことを言われました」
にこ「でしょ。万が一ってこともあるし……冗談抜きで本当に刺されたりしたら笑えないし…」
にこ「…だから、仲良くするのは一人に絞ったほうがいいわよ」
海未「絞ると言われても…」
海未(それはつまり、誰かと親友になれるような勢いで親しくしろという意味なのでしょうか…?)
―――――
ガラ
海未「ただいま帰りま
ことり「うーみちゃんっ」ギュッ
海未「こ、ことり……突然抱きつかないでください…ビックリしてしまいます」
ことり「ごめんね。あ、お弁当どうだった?」
海未「美味しかったですよ」
ことり「よかったー。卵焼きとか頑張ったんだよ!」
海未「はい、私好みの味付けで素敵でした」
ことり「えへへ。……あ、ご飯はどうだった?」
海未「あ……ああ、あれはちょっと恥ずかしかったですけど…嬉しかったです」
ことり「ほんと? 嫌がられたらどうしようって思ってたけど、よかった」
海未「私がことりのすることを嫌がるわけないじゃないですか」ナデナデ
ことり「…海未ちゃん///」
海未「さ、席に戻りましょう」
ことり「うんっ」
―――
――
―
絵里「じゃ、今日もストレッチから始めましょう」
「「「「はーい」」」」
海未(今日は誰に声をかけましょうか…)
>>836
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
5
海未(真姫にしましょう)
海未「真姫、一緒にやりませんか?」
真姫「! う、うん、やる!」
海未「? 今日は元気がいいですね」
真姫「あ、いや……ほら、海未から誘ってくれるの久しぶりだから」
海未「そうでしたっけ…?」
真姫「そうよ。……穂乃果やことりはともかく、三年生とばっかり仲良くしてて…」
海未「す、すみません。そんなつもりはなかったのですが…」
真姫「…ううん、ごめん。私も嫌味な言い方しちゃって…」
海未「いえ、全然。では柔軟始めましょうか」
真姫「ええ」
海未(これからは真姫にもちゃんと声をかけるようにしましょう……って、ああ、でもそれだとにこたちの言っていたことに逆らうことになるような気が…)
【真姫の好感度がちょっとアップした】
【現在の好感度】
穂乃果・65/100
絵里・60/100
ことり・90/100
凛・65/100
真姫・70/100
希・60/100
花陽・55/100
にこ・80/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
ここで一旦止めます
できたらまた夜に再開しますが、念のため好感度表を置いておきます
真姫「…ねぇ」
海未「はい」
真姫「前に私たちの教室にお昼を食べに来たことがあったでしょ」
海未「ええ」
真姫「たまにはまた来てよ。…ほら、凛も花陽も喜ぶと思うし」
海未「はい、機会があればぜひ」
真姫「うん」
―――
――
―
海未「どうぞ。クッキーです」ス
雪穂「ありがとう海未ちゃん」
穂乃果「ありがとー」パク
穂乃果「んー、甘くておいしい!」
雪穂「うん、本当に美味しい」
海未「ありがとうございます」
海未「雪穂、すみません。急に呼び出してしまって」
雪穂「気にしないで。お姉ちゃんから話は聞いてたから」
穂乃果「海未ちゃんこそ大変だったんじゃない? 十何人もお家に呼んだんでしょ?」
海未「確かに時間はかかりましたが、その分楽しかったですよ」
穂乃果「そっかー。あ、みんなとはどんなことしたの?」
海未「お菓子を食べながらひたすら話したくらいですね」
雪穂「じゃぁ私たちも何か話す?」
穂乃果「そうだねー。んー……μ’sの話じゃ雪穂が退屈になるかもしれないし……高校の話も中学の話もしっくりこないし…」
海未「三人が共通して話せることがいいですね」
雪穂「んー……あ、じゃぁ海未ちゃんのこと聞いていい?」
海未「え、私の?」
雪穂「実は、今日のことを亜里沙に言ったら、亜里沙がうらやましがってたんだけどね、」
海未(うらやましがってたって……確か亜里沙もおもてなししたはずなんですが…)
雪穂「亜里沙をなだめるために、海未ちゃんのことを色々聞いてくるって約束しちゃって…」
海未「ああ、なるほど」
海未(しかし私のことを知って亜里沙に何か得があるのでしょうか…)
海未「…あ、でも私の話ばかりだと二人が退屈なのでは…」
穂乃果「全然平気! むしろ聞きたい!」
海未「そ、そうですか…」
雪穂「私は亜里沙に頼まれたから、義務を果たさないといけないし」
雪穂「じゃぁ早速質問していっていい?」ガサゴソ
海未「いいですけど……今鞄から何を取り出したんですか?」
雪穂「亜里沙からの質問を紙にまとめてみたの」
雪穂「えーっと……まず質問その1。好きな食べ物」
海未「穂むらのおまんじゅうですね」
雪穂「その2。身長、体重、スリーサイズ」
海未「い、言いにくいのですけど……、特に後半二つ」
雪穂「大体でいいよ」
海未「はい…」
海未(…本当に、こんなことを知って亜里沙はどうするつもりなのでしょう…)
―――――
雪穂「その60」
海未(お、多いですね……そろそろ疲れてきました)
雪穂「好きなタイプ」
海未「えっと…優しくて、礼儀正しい人ですかね」
雪穂「ふんふん。はい、ここから後半戦スタート、頑張ってー」
海未(えっ)
雪穂「その61。μ’sのメンバーのうち、一番可愛いと思う人」
海未「……あの、亜里沙はこれを聞いてどうしたいんですか…?」
雪穂「参考にしたいんじゃないかな」
海未「参考…?」
雪穂「それはさておき、答えは? あ、容姿とかじゃなくて性格とかそういう意味の可愛さね」
海未「え、えええ……」
穂乃果「……」ドキドキ
海未(誰と言われても……みんな可愛いと思うのですが…)
>>847
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
3
海未(可愛いといえば……)
海未「やっぱりことりですかね……一般的な可愛いというイメージと合致しますし」
雪穂「あー確かに。何となく分かるよ」
海未「ですよね」
穂乃果「ことりちゃん…かぁ……」シュン
雪穂「…お姉ちゃん、なんか落ち込んでない?」
穂乃果「お、落ち込んでないよー。ことりちゃん可愛いもんねっ、うん、海未ちゃんの気持ち分かる! 穂乃果もそう思う!」
雪穂「…?」
海未(穂乃果ももちろん可愛いのですが……さすがに本人を前に言うのはあまりにキザというか…寒いですしね)
雪穂「んー……じゃぁ次の質問いくね」
海未「はい」
―――
――
―
海未(これで絵里の罰ゲームは無事終了ですね。普段は二人きりで遊ぶ機会のないメンバーとも話すことが出来てよかったです)
海未(明日もまたみんなと仲良く出来ると嬉しいのですが……希とにこが言っていたことも気になりますし…)ウーン
海未(……まぁ今から考えても仕方ないですよね。とりあえず明日からはみんなと仲良くするか、一人だけと仲良くするか……考えながら行動することにしましょう)
海未(どのみちもうすぐ夏休みですしね)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
穂乃果「おはよー、海未ちゃん、ことりちゃん」
海未「おはようございます……って、あれ?」
ことり「穂乃果ちゃん、リボンの色かえた?」
穂乃果「えっと…今日だけちょっとお試しで」
ことり「うん、そのリボンも似合ってて可愛いよー。…あ、よく見るとことりと色がお揃いだね」
穂乃果「あはは……ちょっとことりちゃんを意識してみましたー」
ことり「え? なんでことりを?」
穂乃果「なんとなくかなぁ…」チラ
海未「?」
穂乃果「ど、どうかな? 海未ちゃん」
海未「え?」
穂乃果「…似合う?」
海未「あ、はい。可愛いですよ」
穂乃果「そ、そっか! ありがとう///」
海未「?」
ことり「……じゃぁ穂乃果ちゃんも来たところだし、学校いこっか」
穂乃果「うんっ」
海未「はい」
―――
――
―
海未(さて…昼休みですが、どうしましょうか)
>>854
1.教室で食べる
2.部室に行く
3.音楽室に行く
4.屋上に行く
5.中庭に行く
6.一年教室に行く
7.三年教室に行く
7
海未「穂乃果、ことり、今日も少し…」
ことり「出かけるの?」
海未「あ、はい」
ことり「…うん、いってらっしゃい」
海未「は、はい」
海未(なんだかことりの目が怖いのですが……機嫌が悪いんでしょうか…)
穂乃果「海未ちゃん…早く帰って来てね」
海未「はい。いってきます」
穂乃果「…うん」
海未(穂乃果はなんだか元気がないような……)
―――――
海未(…今日は三年生の教室に行ってみましょう)テクテク
―三年教室前―
海未(そろそろこの教室にも自然に入れるかもしれません…)ソー
にこ「! 海未っ」
海未「え? あ…にこ、こんにちは」
にこ「うん。なに? ひょっとしてまた一緒に食べたくて来たの?」
海未「はい」
にこ「そう。じゃぁ早く教室入って。一緒に食べましょ」
海未「ええ。……あの、にこ、何か良いことがあったんですか?」
にこ「え?」
海未「何となくいつもより声が弾んでいる気がするので」
にこ「あー……いや、まぁ、普通よ。それより早く」グイ
海未「あ、はい」
海未(やはり機嫌がよく見えますが……まぁ機嫌は良いに越したことはないですよね)
絵里「あら、海未。最近本当によく来るわね」
海未「め、迷惑ですか?」
絵里「全然。むしろウェルカムよ」
海未(ウェルカムって…何故英語で)
希「じゃぁ海未ちゃんも交えて一緒に食べよか」
絵里「そういえば、もうすぐ夏休みね」
希「せやね。ふふ、夏休みになったら嫌な生徒会の仕事ともおさらばや」
絵里「まぁ夏休み中でも呼び出されることはあるらしいけどね」
希「ええぇっ」
にこ「どんまい。まぁでも普通に楽しみよね、夏休み。グータラ出来るし」
海未「夏休み中でもμ’sの練習はありますから、忘れないでくださいよ」
にこ「わ、分かってるわよ。けど午前中だけとか午後だけとかの予定なんでしょ?」
海未「はい。さすがに丸一日練習というのは厳しいですから」
にこ「それなら楽勝よ」
絵里「じゃ、にこは特別に練習メニューを倍にしましょうか」
海未「そうですね」
にこ「やめなさいよ!」
希「ファイトやで、にこっち」
絵里「まぁでも、夏休みは時間が出来るからいいわよね。……たとえば、誰かと遊ぶ時間とか」チラ
海未「? そうですね」
海未(含みのある言い方でしたが、絵里は誰か誘いたい人でもいるんでしょうか)
にこ「そうね。まぁにこはチビたちの世話で大変だけど……それでもやっぱり遊んだりはしたいわよね」チラ
海未「そうですね。私も夏休みは少しのんびりしたいです」
にこ「………はぁ」
海未(何故溜息…)
希「……」ウーン
希「海未ちゃん」ヒソヒソ
海未「何ですか?」ヒソ
希「夏休みやからって、あんまりハメ外しすぎひんようにね」
海未「は、はい、分かっていますけど…」
希「あと、色々とほどほどにね」
海未「は、はい…?」
絵里「……ねぇ海未」
海未「何ですか?」
絵里「もし海未がこの三人の中の誰かと遊びに行くとしたら、誰がいい?」
海未「……えっ? な、なんですか、唐突に」
絵里「唐突じゃないでしょ。さっきまで話してたじゃない、夏休みのことについて」
海未「だからって…」
絵里「誰がいい?」
にこ「……」ソワソワ
希「……」チラ
海未「えっと…」
>>860
1.絵里
2.希
3.にこ
4.選べない
4
海未「………」
海未「……選べませんね」
絵里「…優柔不断」
海未「否定はしません。しかし絵里たちはみんな大切な仲間ですし、一人を選ぶというのは…」
にこ「…まぁ海未らしいっていえば海未らしいけどね」
希「せやね。ここで誰か一人選ばれてもそれはそれで気まずかったかもしれへんし」
絵里「…それもそうね。許してあげるわ、海未」
海未「あ、ありがとうございます。……でも、三人と一緒に遊んだりしたいと思ってるのは本心ですから」
にこ「…そんなの、わざわざ言わなくったって分かってるわよ」
海未「そうですか……ちゃんと伝わっていてホッとしました」
希「ふふ、海未ちゃんは可愛いなぁ」ナデナデ
【絵里と希とにこの好感度がちょっとアップした】
―――――
ガラ
穂乃果「! 海未ちゃん! 今日は帰ってくるの早かったね!」
海未「はい、少し心配で」
ことり「心配って?」
海未「教室を出る際、二人の様子が少しおかしい気がしたので…」
穂乃果「あー……、いや、心配しなくても別に大丈夫だよ。お腹がすいてちょっと元気なかっただけだから」
ことり「…うん。ことりも一緒」
海未「そうだったんですか……ではこれは無駄になるかもしれませんね」ス
穂乃果「ふぇ? ジュース?」
ことり「これどうしたの?」
海未「二人に。私のおごりです」
穂乃果「え、なんで? 海未ちゃん、何か良いことでもあったの?」
海未「そうではなくて、二人の元気がなかったように思えたので……励ますために」
ことり「…海未ちゃんありがとう」
海未「いえ、そんな」
穂乃果「穂乃果からもありがとう! 海未ちゃんっ!」ギューッ
海未「く、苦しいですよ、穂乃果」
海未(とりあえず、二人に何事もなくてよかったです)
―――
――
―
海未「では、ここでいったん休憩にしましょうか」
「「「「はーい」」」」
海未(…休憩時間になりましたし、誰かに話しかけてみましょう)
>>865
誰に話しかけますか?
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
6
海未(希に話しかけてみましょう)
海未「希、ちょっといいですか?」
希「んー? どうかした?」
海未「少しお話ししませんか」
希「うん、ええよー。…あ、でも穂乃果ちゃんたちは大丈夫?」
海未「? はい。穂乃果たちとは関係なく希と話したいんです」
希「………そういうことは、あんま言わん方がええと思うよ」
海未「え?」
【希の好感度がちょっとアップした】
希「……そういえば最近ね、エリちとにこっちが海未ちゃんの話ばっかりするんよ」
海未「そうなんですか?」
希「うん」
海未「それは、なんというか……嬉しいですね。恥ずかしくもありますが」
希「嬉しいん?」
海未「はい。それだけ絵里やにこと仲良くなれたということですし」
希「そっかー……うん、まぁ何事もプラスに考えたほうがええしね」
海未「?」
海未「…あ、ところで希は…」
希「ん?」
海未「いえ……その、希も、少しは私のことを話してくれていたら嬉しいなと…」
希「……海未ちゃん、自分で言ってて恥ずかしない?」
海未「割と…」
希「あはは……うん、まぁウチも…その、海未ちゃんの話はするよ」
海未「そ、そうですか…嬉しいです」
希「うん…」
―――
――
―
海未(今日の練習も疲れましたね…)
海未「穂乃果、ことり、帰りましょう」
穂乃果「うんー」
ことり「あ、ごめん海未ちゃん、穂乃果ちゃん。ことりちょっと衣装のことでやりたいことがあるから、被服室に寄ってくの。先に二人で帰ってて」
海未「そうですか…残念ですね」
凛「あ、あの、海未ちゃん!」
花陽「ちょっといいかな…?」
海未「凛、花陽、どうしました?」
凛「よかったらラーメン屋さんに寄って帰らない? あ、かよちんも一緒だよ。真姫ちゃんは学校に残るらしいから一緒には行けないけど…」
海未「え?」
花陽「だ、ダメかな?」
海未「あ、いえ…では穂乃果も一緒に」
穂乃果「あー…ごめん海未ちゃん。実は穂乃果、お店の手伝いがあって……寄り道は出来ないの」
海未「そうなんですか? えっと、なら…」
海未(穂乃果と凛たち、どちらと帰ればいいんでしょう…)
にこ「…ね、ねぇ海未。ラーメン屋もいいけど、にこと一緒にアイドルショップに寄ってかない?」
海未「えっ」
海未(に、にこまで……しかも放課後に誘われるのは初めてな気が…)
凛「にこちゃん割り込みはずるいにゃー…」
にこ「う……仕方ないじゃない。凛の声に負けて声かけるタイミング逃しちゃったんだから」
絵里「……それなら私もこの流れに乗って。海未、私の家に寄っていかない?」
海未「…何故ですか?」
絵里「亜里沙が会いたがってるのよ」
海未(それは嬉しいですが……今言われると事態がさらにややこしくなるのですが…)
ことり「……ねぇ海未ちゃん。やっぱりことり、海未ちゃんにお手伝いしてほしいな。だからことりと一緒に残ろ」
海未「えっ!?」
海未(ことりまでですか…)
真姫「……残るなら、音楽室に来てよ」
海未「え?」
真姫「私、音楽室で新曲を考えるから。……海未がいてくれたら捗ると思うし…」
海未「え、えっと……」
海未(なんでみんな一斉に言うんですか……全員の頼みを承諾するのは絶対に不可能ですし…)
希「海未ちゃん、さっきから「え」を連発しとるね」
海未「の、希……」
希「…だから言うたやん?」
海未(言ったって……、…ああ……複数人と仲良くならないほうがいいって…こういうことですか…)
海未(しかしこんなことになるなんて…)
絵里「……で? 人気者の海未ちゃんは誰を選ぶのかしら?」
海未「え、ええっと…」
海未(とりあえず誰かを選ばなくては…)
>>871
1.穂乃果と帰る
2.絵里の家に行く
3.ことりと残る
4.凛と花陽とラーメン屋
5.真姫と残る
6.あえて希と帰る
7.にことアイドルショップ
1
海未「えっと………」
海未(凛と花陽は先に声をかけてくれましたし、にこには初めて誘ってもらえましたし、亜里沙のことも大切ですし、ことりや真姫を手伝いたいという気持ちもありますけど……なんだか頭がこんがらがってきました…)
海未「ほ、穂乃果!」ガシッ
穂乃果「ふぇ?」
海未「すみません! せっかく誘ってくれて嬉しいのですが、私は穂乃果と帰ることにします!」バッ
花陽「う、海未ちゃん、そんな頭を下げなくても大丈夫だよ」
凛「そうだよ、凛たちも急に誘っちゃったわけだし…気にしないで」
にこ「別に怒ってないから…とりあえず頭上げなさい」
絵里「亜里沙には私からちゃんと言っておくから大丈夫よ」
ことり「…うん。ことりも平気」
真姫「ま、まぁ、私も無理にとは言ってないし」
海未「あ、ありがとうございます…」
ことり「……穂乃果ちゃんと、仲良く帰ってね」
海未「はい」
ことり「…」
【ことりとにこの依存度がアップした】
【絵里と凛と真姫と花陽の依存度がちょっとアップした】
―――
――
―
穂乃果「…海未ちゃん、ごめんね」
海未「え?」
穂乃果「穂乃果が早く帰らないといけないから、それに付き合わせちゃって…」
海未「別に付き合ったわけではありませんよ」
穂乃果「でもみんなに誘われてたのに…」
海未「みんなには申し訳ないと思っていますが……ただ私が穂乃果と帰りたかっただけですから」
穂乃果「え…」
海未「穂乃果と一緒にいると落ち着きますしね」
穂乃果「海未ちゃん……///」
海未「……顔赤いですよ。大丈夫ですか?」
穂乃果「う、うん、平気……大丈夫……嬉しかっただけだから」
海未「ならいいですけど…」
海未(そんなに照れるようなこと言いましたっけ…? …最近の穂乃果は照れ屋ですね)
【穂乃果の好感度がアップした】
すみません、書くのを忘れてましたが、穂乃果と希と真姫の好感度が70を超えてるので、これ以降三人にも告白の選択肢が発生する可能性があります
―――――
海未「では穂乃果、また。お手伝い頑張ってくださいね」
穂乃果「う、うん。……あの、海未ちゃん」
海未「なんですか?」
穂乃果「穂乃果、頑張るから…頭撫でてもらってもいいかな?」
海未「? …まぁそれくらいなら」ナデナデ
穂乃果「えへへ、ありがと。……海未ちゃん、大好き」
海未「私もですよ」
穂乃果「……うん、嬉しい」
穂乃果「じゃぁ海未ちゃん、またね」
海未「はい」
―――
――
―
海未(さて……明日は土曜日ですが、どうしましょうか)
海未(誰かを誘ってみるとか……しかし今日のこともありますし、もし断られたら…)
海未(……いえ、でもみんな気にしていないと言ってくれましたし…)
海未(と、とりあえずメールで誘うだけでもしてみましょう…)
>>883
誰にメールしますか
1.穂乃果
2.絵里
3.ことり
4.凛
5.真姫
6.希
7.花陽
8.にこ
すみません、安価下でお願いします
海未(…真姫にメールしてみましょう)ピッ
海未(今、少しいいですか?…と、送信)ピ
♪カクシテーヒライテーカクシテー
海未「!?」ビクッ
海未「あ、電話……真姫からですね」ピッ
海未「はい、もしもし」
真姫『あ、海未? メールより電話のほうが早いから電話したの。…何か用だった?』
海未「えっと……真姫、明日の予定は空いてますか?」
真姫『……空いてるわ。なに? どうかした?』
海未「よければ一緒に遊びませんか? 今日のお詫びに甘いものでもおごります」
真姫『別におごってくれなくていいけど……、でも遊ぶのは遊びたい』
海未「そうですか。では明日の朝十時、駅前で集合ということで大丈夫ですか?」
真姫『ええ。楽しみにしてる。海未と会うの』
海未「私もです。ではおやすみなさい」
真姫『うん、おやすみ』
ピッ
海未(さて、無事に真姫も誘えましたし…、……他の人はどうしましょう…)
海未(真姫と二人で遊ぶべきなのでしょうか……それとも他に何人かいたほうが真姫も気が楽でいいのでしょうか…)
>>889
1.誘わない
2.誘う
1
海未(……やはり他の人を誘うのはやめておきましょう)
海未(もしも明日真姫が二人じゃ嫌だと言ったら……いえ、そんな直接的には言わないでしょうけど。その時に誰かを誘うことにしましょう)
海未(では明日のためにも今日はもう寝ましょうか)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
海未(…さて、と。これで身支度は終わりましたし、後は駅に向かうだけですね)
ピリリリリッ
海未「? メール……あ、ことりからですね」
海未(なんでしょうか…)ピ
ことり『海未ちゃん、今日は何か予定ある? なかったらことりと一緒に遊ばない?』
海未(なんというタイミング……。とりあえず今日は真姫との予定が先でしたし、申し訳ないですが断りのメールを入れておかなくては)ピッピ
海未(……よし、では出かけましょう)
【現在の好感度】
穂乃果・75/100
絵里・65/100
ことり・90/100
凛・65/100
真姫・70/100
希・70/100
花陽・55/100
にこ・85/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
中途半端ですが今回の更新はここまでにします
だんだん安価が多くなってきましたが、お付き合いいただきありがとうございました
のんびり再開していきます
―――
――
―
海未(約束の二十分前……これなら真姫を待たせることはないはずです)テクテク
真姫「あ、海未。おはよ」
海未「……真姫、随分早いですね」
真姫「あー……まぁ、その…今日はたまたま早くに目が覚めたから。別に他意はないわ」
海未「そうですか……待たせてしまってすみません」
真姫「いや、全然。それで今日はどこに行くの?」
海未「この近くに美味しいケーキ屋さんがあるんです。店内にカフェも設置されているので、そこでお茶でもどうですか?」
真姫「いいわね。…あ、でもおごるのはやめてよ」
海未「わ、分かってますよ」
海未(本当はそうするつもりだったのですが……やはり変に気を使うのはよくないですね)
海未「では行きましょうか」
真姫「うん。……海未はそのお店よく行くの?」
海未「よくと言うほど頻繁ではありませんが、たまに穂乃果やことりと一緒に行きます」
真姫「ふーん……やっぱり海未たちって仲良いわね」
海未「まぁ長い付き合いですし、それなりには」
真姫「そう……」
海未(……あ。そういえば真姫は前に幼なじみの関係がうらやましいと言ってましたっけ)
海未「真姫が初めてなんですよ」
真姫「え?」
海未「穂乃果やことり以外の友達とそのお店に行くのは、真姫が初めてなんです」
真姫「……そ、そう、なんだ…」
海未「はい」ニコッ
真姫「っ……///」サッ
海未(真姫が顔をうつむかせてしまいました……。今みたいなことはわざわざ言うことでもなかったでしょうか…)
―――――
―店内―
真姫「休日だけど、結構すいてるのね」
海未「この周辺はケーキ屋さんが多いですから、他のお店に流れているんだと思います」
海未「私的にはこのお店のケーキが一番美味しいと思うのですが……感じ方は人それぞれですしね」
真姫「まぁすいてるに越したことはないけど」
海未「それで、真姫はどのケーキにしますか?」
真姫「んー……じゃぁこの苺のショートケーキ」
海未「了解です。では私は…」
>>914
1.真姫と同じものにする
2.違うものにする
2
海未「私はベイクドチーズケーキにしますね」
真姫「ん」
―――――
真姫「じゃぁいただきます」
海未「どうぞ」
真姫「……」パク
海未「……」ドキドキ
真姫「! 美味しい!」パァッ
海未「お口にあったみたいでよかったです」
海未(人に自分のおすすめのお店を紹介するのはドキドキしますね)
真姫「海未たちが気に入るのも分かるわ」
海未「はい。あ、では私もいただきます」
真姫「うん」パク
海未「……」モグモグ
真姫「……」モグモグ
海未(…向かい合って無言でケーキを食べるというのは、なんだか変な感じですね…)
海未(何か話題をふった方がいいんでしょうか…)ウーン
真姫「……」モグモグ
海未(……それにしても、よほど気に入ってくれたのでしょうか、真姫の食べるペースが早いですね)
海未(…夢中になって食べているのが、なんだか小さい子みたいで微笑ましいです)フフ
真姫「? 海未、どうかした?」
海未「あ、いえ、なんでも。…美味しいですか?」
真姫「うん、美味しい」
海未「ふふ」
真姫「な、なんで笑うのよ」
海未「いえ、なんだか可愛いなと思いまして」
真姫「か、可愛いって……/// 急に変なこと言わないでよ!」
海未「す、すみません。悪気はなかったのですが…」
真姫「いや、別に悪気があったとは思ってないけど……///」
海未(その割に真姫の顔が赤いのですが……やはり怒っているんでしょうか)
海未(どうすれば機嫌を治してもらえるのか……、……あ)
海未「真姫」
真姫「…なに?」
海未「私のケーキも一口食べてみませんか?」
真姫「え?」
海未「チーズケーキ、嫌いじゃなかったですよね」
真姫「そうだけど……もらっていいの?」
海未「はい、ぜひ」
真姫「……じゃぁもらう」
海未「はい。では……どうぞ」ス
真姫「……え?」
海未「? あーんしてください」
真姫「あ……、え……」
海未「真姫? どうしました?」
真姫「な、なんでもない……。……あーんっ」パクッ
真姫「……あ、こっちも美味しい」
海未「よかったです」
真姫「ん。………それに、海未が食べさせてくれたから、余計に…」
海未「え?」
真姫「な、なんでもない!」
【真姫の好感度がちょっとアップした】
真姫「……あ、あの、海未」
海未「はい」
真姫「よかったら私のケーキも一口……」
♪カクシテーヒライテーカクシテー
海未「あ、すみません、電話です」
真姫「そ、そう…」ガクッ
海未(誰からでしょうか…)
>>920
電話の相手
凛
海未(凛からですね……どうかしたんでしょうか)
海未「すみません、ちょっと外に出て電話してきますね」
真姫「ん、いってらっしゃい」
ピッ
海未「はい、もしもし」
凛『あ、海未ちゃん、おはよー』
海未「おはようございます、凛。どうかしましたか?」
凛『えっとね、海未ちゃんって今日暇かな? よかったらお昼から一緒に遊びたいなーって思ったんだけど…』
海未「あー……えっと…」
海未(どうしましょうか…。お昼には真姫と別れていると思うのですが……)
>>923
1.誘いを受ける
2.断る
3.真姫に聞きに行く
2
海未(…あ、そういえば今日はことりの誘いも断っていたんでした…)
海未(ここで凛の誘いを受ければ、ことりに悪いですし……)
海未「すみません、凛…」
凛『あ、もしかして海未ちゃん忙しかった?』
海未「はい、今日は少し用があって……」
凛『そっかー。残念だけど、それなら仕方ないね』
海未「せっかく誘ってくれたのに本当にすみません…」
凛『ううん、凛もいきなり誘ったのが悪かったから。じゃぁ海未ちゃん、また今度ね』
海未「はい、また」
ピッ
海未(……用があるというのは、嘘になりますよね……せっかくの後輩の誘いを…、…心臓が痛いです…)シュン
すみません、最初に書くの忘れてました
ご指摘通り依存度は好感度が70を超えていないとアップしないはずなのですが、全員が選択できるような選択肢では選ばれなかったメンバーは強制的に依存度が上がるということでお願いします
完全に後付けです、申し訳ない
―――――
真姫「あ、おかえり」
海未「はい…」
真姫「…何かあったの?」
海未「い、いえ、なんでも」
海未(真姫に心配をかけないようにしないと…)
真姫「電話、誰からだったの?」
海未「えっと……知人からです」
海未(凛からと言えば、用件を聞かれるでしょうし、そうしたら凛の誘いを断ったことがバレてしまいますし……すみません真姫)
真姫「ふーん…。……あ、海未、私のケーキも一口食べない? さっきのお礼」
海未「では、ありがたくいただきます」
真姫「……はい、…あ、あーん」ス
海未「ありがとうございます」パク
真姫「……美味しい? って…さすがに食べたことあるわよね」
海未「はい。いちごのショートは穂乃果がよく頼んでいるので」
真姫「…やっぱり穂乃果とも食べさせあったりするのね」
海未「ええ。穂乃果は食いしん坊なので、私やことりのケーキをよく奪取していきます」
真姫「容易に想像できる光景ね…」
海未「ですから、こうやってゆっくりと食べられるのは、ある意味貴重な体験ですね」
海未「今日は真姫と一緒に来てよかったです」
真姫「……うん…私も海未と来られてよかった」
海未「そう言ってもらえると嬉しいですね」
【真姫の好感度がちょっとアップした】
―――
――
―
真姫「本当に美味しかったわ。今度、凛や花陽とも来たいくらい」
海未「是非そうしてください」
真姫「うん」
海未「では、家までお送りしますよ」
真姫「えっ」
海未「え? あ……送るのは迷惑ですか?」
真姫「あ、いや、そうじゃなくて……」
海未「?」
真姫「……海未は、お昼から何か用事あるの?」
海未「いえ、特には」
真姫「…じゃ、じゃぁ昼からも私に付き合ってくれない?」
海未「はい、いいですけど…」
真姫「! ありがとうっ」
海未(凛の誘いを受けていたら、ダブルブッキングするところでしたね…)
―――
――
―
海未「……真姫、本当にここでよかったんですか?」
真姫「私が行きたいって言ったんだから、良いに決まってるじゃない」
海未「しかしここは前にも来ましたよね?」
海未(前に真姫と遊んだ時に来たCDショップですし)
真姫「……だからよ」
海未「え?」
真姫「前に海未と一緒に来た場所だから。……私にとっては、その…特別な場所なの」
海未「特別ですか」
海未(よく分かりませんが、良い思い出になっているみたいでよかったです)
海未(…あ、このCD、前ににこがおすすめされたものですね)ヒョイ
海未(せっかくですし、買ってみましょうか…)
真姫「…それ買うの?」
海未「検討中です」
真姫「へぇ……海未にしては珍しいチョイスね」
海未「にこにおすすめされたものなので」
真姫「にこちゃんに? ああ、そういえばにこちゃんは好きそうね」
海未「はい。んー……せっかくの機会ですし、買ってみます」
真姫「ん。……ねぇ、海未とにこちゃんって二人で話したりするの?」
海未「最近は結構」
真姫「そうなんだ…」
海未「じゃぁこれ買ってきますね。ちょっと待っててもらえますか?」
真姫「ん」
真姫「……やっぱり海未、最近色んな人と仲良くしてるわよね…」
真姫「私もただ単にその中の一人ってだけなのかしら…」
中途半端ですが一旦ここで止めます
出来たらまた今日中に再開します
いつもトリップつけるタイミングが分からないので、せっかくなので今つけてみました
のんびり再開していきます
海未「すみません真姫、待たせてしまって」
真姫「ううん、全然」
海未「真姫も何か買いますか?」
真姫「そうね、せっかくだし。……海未が選んでくれる?」
海未「私がですか? いいんでしょうか…」
真姫「いいのよ。お願い、選んで」
海未「はい、では……」
―――――
アリガトウゴザイマシター
海未「本当にあれでよかったですか?」
真姫「ええ。海未が選んでくれたものだし」
海未「そうですか……そう言われるとなんだか照れますね」
海未(最近真姫もだんだんと心を開いてくれているようで嬉しいです)
海未「では、どこかでお昼にしましょうか」
真姫「ええ。私はそういうお店とかよく分からないから…悪いけど海未に任せるわ」
海未「はい」
海未(ケーキにCDと出費が続いてしまいましたし……ファミリーレストランなどが無難でしょうか…)
―――
――
―
真姫「…」パク
海未「…」モグモグ
真姫「美味しいわ」
海未「よかったです。真姫にはあまりこういう場所はおすすめしにくかったので…」
真姫「まぁ私はファミレスにはあんまり縁がなかったしね。…一緒に行く人がいなかっただけだけど」
海未「でも今は違うでしょう」
真姫「……そうね」
海未「…」パク
真姫「……海未ってさ」
海未「はい」
真姫「遊び慣れてるわよね」
海未「……言いたいことは分かるのですが、その言い方だと誤解を招きそうですね」
真姫「やっぱり穂乃果やことりと遊んでるから?」
海未「恐らくそうですね。二人ともああいう性格ですから」
真姫「ふーん…」
海未(なんだか今日の真姫は喜んだり怒ったり深刻そうな顔をしたり、表情が豊かですね…)
真姫「……ねぇ、海未」
海未「なんですか?」
真姫「話があるの」
海未「話?」
真姫「……大事な話。聞いたら多分、海未は困ると思うけど……」
海未「困る…?」
海未(一体何の話なんでしょう…。…そういえば前に、ことりにも話があるって言われたことがありましたね…)
>>937
【西木野真姫の告白を聞きますか?】
1.聞く
2.聞かない
1
海未「……」ジ
真姫「……」
海未(もしかしたら何か曲作りで悩んでいるのかもしれませんし……)
海未「いいですよ。聞きます」
真姫「…ホント? 後悔しない?」
海未「しませんよ」
真姫「そう…」
真姫「……あ、あのね、私…海未が、好きなの」
海未「? 私も真姫のことは好きですよ」
真姫「違うの。そうじゃなくて………付き合いたいとか、そういう方向の、好き」
海未「付き合い…?」
海未(……え?)
海未「そ、それって……買い物に付き合いたいとか、そういう意味じゃなくて…?」
真姫「交際したい…みたいな意味の」
海未「……え、えっと…」
海未(真姫が私を好き? しかも付き合いたいって……ど、どういうことですか…いつからそんなことに……?)
真姫「……やっぱり、困る?」
海未「あ、えっと…」
真姫「…気持ち悪いわよね。女同士で好きとか、付き合いたいとか…」
海未「…そんなことはありません。そういう感情は人それぞれですし……その想いを気持ち悪いなんて、絶対に思いません」
真姫「……ありがとう」
海未「いえ……なんだか偉そうな言い方で、すみません」
真姫「ううん、全然。……ね、ねぇ、それなら返事聞かせてくれる?」
海未「え?」
真姫「…告白の返事」
海未「あ、ああ……えっと…」
>>942
どうしますか?
1.告白を受ける
2.告白を断る
3.保留する
3
海未「……あの、真姫」
真姫「ん?」
海未「途中で私に腹が立ったら、平手打ちしてください」
真姫「何よ、急に…」
海未「先ほどの返事なのですが……、すみません」
真姫「……」
海未「私に時間をいただけませんか」
真姫「時間って……、どういうこと?」
海未「考える時間がほしいんです。私は…正直、この手の話が得意ではありません。恋とか愛とか、そういうものがあまり分からなくて…」
海未「だから考えさせてほしいんです」
真姫「……お断りしますってことじゃないのよね?」
海未「はい」
真姫「……じゃぁ待つわ」
海未「すみません…」
真姫「別にそんな何度も謝らなくていいわよ。……正直、断られると思ってたし」
真姫「……ただ、想いを伝えたからには私も吹っ切れたから」
海未「え?」
真姫「…海未に本気で好きになってもらえるよう頑張るってこと」
海未「え、えっと……///」
海未(なんて答えればいいんでしょうか…)
真姫「さて、そうと決まったらさっさと食べて次の場所に行きましょうか」
海未「は、はい。…あ、でも次はどこに?」
真姫「CDショップは私の希望だったから、次は海未の好きなところに連れてって」
海未「私の、ですか…。真姫が気に入ってくれるかは保証できませんが…」
真姫「いいのよ。海未と一緒ならどこでも楽しいから」
海未「そ、そうですか…///」
真姫「…意外とこういうストレートな言葉に弱いのね。穂乃果たちで慣れてるかと思った」
海未「…穂乃果たちとは色々と違うじゃないですか…。さっきあんなことを言われたばかりなんですし…」
真姫「それもそうね。…海未って、顔赤くしてるの似合うわね」
海未「まったく嬉しくないのですが…」
【真姫の好感度がちょっとアップした】
【真姫の依存度がちょっとアップした】
―――
――
―
真姫「今日はありがとう。楽しかったわ」
海未「いえ、こちらこそ」
真姫「海未が選んでくれたCD、今日の夜さっそく聞いてみるわね」
海未「はい、ぜひ」
真姫「じゃ、また学校で」
海未「また」
―――――
海未(……真姫に告白されてしまいました…。しかし真姫は一体いつから私のことを…)
海未(…誰かと付き合うなんて、私とは縁のない話だと思っていたんですけど…真剣に考えなくてはいけませんね)
海未(……とりあえずもうすぐ家につきますし、今日は早めに寝ましょう)
>>948「あ、帰って来た」
海未「え?」
(真姫以外の人物名でお願いします)
ほのか
海未「穂乃果? どうしてここに…」
穂乃果「海未ちゃんを待ってたんだよー。せっかく会いに来たのに、留守だって言われちゃって…」
海未「それはすみません……しかし何も外で待っていなくても…家で待っていてくれればよかったじゃないですか」
穂乃果「海未ちゃんのお母さんもそう言ってくれたんだけどね。…ここにいれば海未ちゃんを真っ先にお出迎え出来るから」
海未「家の中からでもそんなに変わりませんよ」
穂乃果「もー! 海未ちゃんは乙女心が分かってないんだから…」
海未「そんなこと言われましても……。ところで何か用だったんですか?」
穂乃果「いや、別に」
海未「別にって……なら何故会いに来たんですか」
穂乃果「理由が必要? 強いて言うなら海未ちゃんに会いたかったからだけど」
海未「穂乃果は相変わらず自由ですね」
穂乃果「へへー」
海未「褒めてませんよ」
海未「…せっかくですし、お茶でも飲んでいきますか?」
穂乃果「うんっ!」
穂乃果「あ、ところで海未ちゃん、今日はどこ行ってたの?」
海未「少し町に」
穂乃果「へー…呼んでくれれば穂乃果も付き合ったのにー」
海未「穂乃果とはいつも遊んでますから、今日くらいはいいかと思いまして」
穂乃果「えー……なんか海未ちゃん、最近幼なじみ離れしようとしてるでしょ? 昼休みもどっか行っちゃうし」
海未「幼なじみ離れも何も……別に私はそこまで二人にベッタリというわけでも…」
海未(…いや、ベッタリでしたね。認めたくはないですが…)
海未「いつまでも三人一緒というわけにもいきませんから、自然なことですよ」
穂乃果「…でも、穂乃果は海未ちゃんが離れたら寂しいよ」
海未「穂乃果…」
穂乃果「だから一緒にいてね、海未ちゃん」ギュ
海未「…し、仕方ないですね。穂乃果は私やことりがいないと何をするか分かりませんし…」ナデナデ
穂乃果「えへへ…海未ちゃん大好きっ///」
海未(穂乃果といい、ことりといい……私はどうしてこうも勝てないんでしょうか…)
【穂乃果の好感度がアップした】
【現在の好感度】
穂乃果・85/100
絵里・65/100
ことり・90/100
凛・65/100
真姫・85/100
希・70/100
花陽・55/100
にこ・85/100
(あくまで恋愛感情としての好感度なので、友情とはまた別です)
今回はここまでにします
このスレで完結させるつもりが……無理な気がしてきました
お付き合いいただき、ありがとうございました
ちょっと期間あいてすみません
朝ですがのんびりと再開していきます
―――
――
―
海未(結局穂乃果は軽くお茶をして帰っていきましたが……本当に何の用もなかったみたいです)
海未(…もしかして寂しがらせてしまっていたんでしょうか……だとしたら気を付けないといけませんね)
海未(……それと、今日真姫に言われたこともちゃんと考えないと…)
海未(とりあえず入浴でもしてきましょうか…)
♪カクシテーヒライテーカクシテー
海未(電話……、最近この携帯は大活躍ですね)
>>967
電話の相手
絵里
海未(絵里からですね…なんでしょうか)ピッ
海未「はい、もしもし」
絵里『あ、海未? 今時間大丈夫?』
海未「大丈夫です。どうかしましたか?」
絵里『前に海未が私に電話してきたことがあったじゃない? その時に話したこと…覚えてる?』
海未「ああ……、確か映画のことを」
絵里『あ、ちゃんと覚えてたのね。…それなのにメールをくれないってことは、海未は私と映画に行きたくないってことなのかしら』
海未「い、いえ、決してそういうわけでは…。ただ、私はあまり自分からメールをしないので、タイミングがなかったといいますか、その……すみません…」
絵里『別に責めてるわけじゃないんだし、そんなにしょぼくれなくてもいいわよ』
絵里『で、本題なんだけど。海未さえよければ、明日にでも映画見に行かない?』
海未「はい、いいですよ」
絵里『ホント? じゃぁ約束ね』
海未「はい。…あ、何を見るかは決まっているんですか?」
絵里『んー…特には。私は何でもいいから、海未に任せるわ。……た、ただ、ホラーものは……あの…』
海未「分かってますよ。ホラー以外のもので、何か考えておきますね」
絵里『ええ、ありがとう。じゃぁ明日、楽しみにしてるわね』
海未「はい。では、おやすみなさい」
絵里『ん、おやすみ』
ピッ
海未(絵里が私を誘ってくれるなんて珍しいですね……)
海未(それにしても、最近の絵里は妙に優しいような気がします……まぁ、いいことなので、気にすることもないですけど…)
海未(……あ、せっかくの日曜日ですし、他にも誰か誘った方がいいんでしょうか…)
>>971
1.誘う
2.誘わない
1
海未(…絵里は私と二人より、誰か一緒の方が喜びそうですし、誰か誘ってみましょう)
海未(しかし誰にすれば…。普通に考えて共通の知り合いじゃないとダメですし…そうなるとμ’sのメンバー…もしくは亜里沙でしょうか…)
>>973
誰を誘いますか?
1.穂乃果
2.ことり
3.凛
4.真姫
5.希
6.花陽
7.にこ
8.亜里沙
8
海未(……亜里沙にしましょう。前に絵里が、亜里沙が私に会いたがっていると言ってくれていましたし。絵里も亜里沙が一緒だと喜ぶでしょうし)
海未(そうと決まれば早速亜里沙に電話を……と、そういえば前に番号を教えてもらって以来、一度も電話したことありませんでしたね…)ピッ
ピリリリリリッ…ガチャ
亜里沙『ひゃいっ』
海未「ひゃい?」
亜里沙『あ、す、すみません! …う、海未さんですよね?』
海未「はい、園田海未です。夜分遅くにすみません」
亜里沙『い、いえ、全然! むしろ嬉しいです! 海未さんから電話もらったの初めてなんで……ちょっと緊張して変な声が出ちゃいました…』
海未(ああ、それが今の「ひゃいっ」ですか。…亜里沙は相変わらず可愛いですね)
亜里沙『あの…海未さん、私に何かご用だったんですか?』
海未「はい。亜里沙は明日、何か予定ありますか?」
亜里沙『明日は特に何もないですけど…』
海未「では私たちと一緒に映画に行きませんか?」
亜里沙『映画!? いいんですか!?』
海未「はい。あ、絵里も一緒なのですが」
亜里沙『え、お姉ちゃんも? …あ、あの、それってもしかして、海未さんとお姉ちゃんのデートに亜里沙がお邪魔するってことになるんでしょうか…?』
海未「で、デートって……違いますよ。普通に遊びに行くだけです」
亜里沙『そうですか…じゃぁぜひご一緒させてください!』
海未「ええ。では楽しみにしてます」
亜里沙『はいっ』
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
絵里「……」ムス
海未「……あ、あの、絵里?」
絵里「……」
海未(…無視ですか)
海未(…何故絵里は不機嫌なんでしょうか。集合時間にも遅れずに来ましたし、変なことを言った覚えもありませんし……そもそも今日顔を合わせた時には既にあんな調子でしたし…)
亜里沙「…あ、あの、海未さん」
海未「どうしました? 亜里沙」
亜里沙「今日はお誘いいただき、ありがとうございますっ」ペコリ
海未「あ、いえ、こちらこそ。来てくれてありがとうございます」
亜里沙「海未さんと一緒に休日を過ごせるなんて夢みたいです」
海未「そ、それはさすがに言い過ぎですよ」
海未「えっと……」チラ
絵里「……じゃ、映画館に向かいましょうか」
亜里沙「うんっ」
海未「…はい」
海未(とりあえず、絵里の機嫌をなおせるように頑張らないと…)
―――――
絵里「で、結局見る映画は亜里沙が決めることになったのよね?」
亜里沙「うん。海未さんが亜里沙の好きなのでいいよって言ってくれたから」
絵里「…亜里沙には随分と優しいのね、海未さんは」
亜里沙「海未さんは誰にでも優しいよ?」
絵里「……それもそうね。亜里沙を見てると心が癒されるわ」ナデナデ
亜里沙「?」
海未(何の話をしているんでしょうか……って、それより、チケットの購入は二人に任せてしまいましたし、私は何か食べるものを…)キョロキョロ
海未(…どれにしましょう…)
安価下コンマ
0.1.2.3:ポップコーン
4.5.6:ロシアンケーキ
7.8.9:チョコレートチュロス
海未(絵里はともかくとして、亜里沙の好みがイマイチ分からないので…ここは普通にポップコーンでいいですかね…)
海未(このセットメニューを注文して……飲み物は一般受けしそうなものを三つ購入して、後で二人に好きなものを選んでもらいましょう)
―――――
海未「それで、何を見ることにしたんですか?」
絵里「…これ」ス
海未「……」
海未(子犬の奮闘記……なんだかほのぼのしてそうな映画ですね。けどホラーや恋愛ものよりは遥かにまともです。さすが亜里沙)
絵里「上映まではまだ少し時間があるわね」
亜里沙「あ、じゃぁ亜里沙、ちょっとお化粧直しに行ってきてもいいですか?」
海未「はい、構いませんよ。ここで待っていますから」
亜里沙「じゃぁいってきます」タッタッタッ
海未「……最近は中学生でもお化粧をするんですね」
絵里「え? いや、今のは……」
海未「?」
絵里「あー……ううん、なんでもない。亜里沙のためにも黙っておくわ」
海未「よく分かりませんが……そう言うなら無理には聞きません」
絵里「……で?」
海未「え?」
絵里「海未はどうして今日、亜里沙も誘ったの?」
海未「どうしてって……亜里沙も一緒のほうが楽しいかと思ったからです」
絵里「…つまり、私と二人じゃ楽しくないからね」
海未「ち、違いますよ。どうしてそうなるんですか」
絵里「だってそうとしか思えないんだもの。海未のほうから映画に誘ってくれなかったのだって、結局そういう理由でしょ」
海未「だからあれはタイミングがなかったからで……」
海未(……って、まさか絵里の機嫌が悪かったのは、そのせいだったんでしょうか…)
海未「……あ、あの、絵里」
絵里「なに」
海未「もしかして絵里は、私と二人がよかったんですか?」
海未(…なんて、絵里に限ってそんなことあるわけ…)
絵里「………そうよ」
海未「えっ」
絵里「…何よ、その心底驚いてますって顔は」
海未「事実驚いてますから」
絵里「私が海未と二人でいたいって思うのは、そんなにおかしい?」
海未「おかしいというか……その……」
海未(なんて言えばいいんでしょうか…)
>>982
1.「違和感があります」
2.「嬉しいです」
3.「…熱でもあるんですか?」
1
海未「違和感があります」
絵里「違和感?」
海未「普段の絵里っぽくないというか……なんだか変な感じといいますか…」
絵里「…ちなみに、海未から見た普段の私って?」
海未「意地悪な先輩」
絵里「そのイメージをそろそろ払拭したいのだけど…」
海未(頼りになるとか、優しいとか、他にも色々ありますけど……絵里にはあまり素直に言いたくないんですよね…からかわれそうですし)
海未「とにかく、絵里はあまり人数にこだわらないタイプというか……むしろ大人数のほうが嬉しいのかと思ってました」
絵里「まぁ確かに普段はそうだけど…」
海未「特に亜里沙とは姉妹仲が良好ですし、彼女も一緒のほうが喜ぶかなと思って呼んだのですが……考えすぎだったみたいですね」
絵里「……? 亜里沙を呼んだのは、海未が亜里沙に会いたかったからじゃないの?」
海未「もちろんそれもありますが、一番は絵里が喜ぶと思ったからです」
絵里「……私のため?」
海未「はい」
絵里「……、そう」
海未「?」
【絵里の好感度がちょっとアップした】
―――
――
―
ウフフ、アハハ
海未(……思った以上にほんわかした映画ですね)
海未(飼い主の女の子が延々犬と戯れるだけという……これはストーリーとして大丈夫なんでしょうか。絵的にはすごく可愛らしいですが)
海未(しかし内容が完全に子供向けなので、亜里沙はともかく私たちには少し退屈かもしれませんね…)チラ
絵里「……」
海未(…これでもかというほどスクリーンを凝視してますね…。心なしか目がキラキラしてますし、子供みたいで少し可愛いです)チラ
亜里沙「……」
海未(亜里沙も似たような感じで……さすが姉妹ですね)
海未(私ももう少し真剣に見ることにしましょう)
―――――
絵里「なかなか面白かったわね」
亜里沙「そうだねー。わんちゃん可愛かった!」
海未(結局最後まで山場もなく淡々とした映画だったのですが……二人は楽しめたみたいなので、よかったです)
絵里「さて、じゃぁどこかでお昼にでもする?」
海未「そうですね。亜里沙、何か食べたいものはありますか?」
亜里沙「えーっと………あ、亜里沙、回転寿司に行ってみたいです!」
海未「え、回転寿司ですか?」
亜里沙「はいっ、前に雪穂から聞いたんですけど、お寿司がくるくる回るんですよね! ぜひ一度目の前で見てみたくて…」
海未「では、お寿司にしましょうか」
絵里「そうね」
―――――
亜里沙「ハラショー! 見てお姉ちゃん! ホントにお寿司が回ってるよ!」グイグイ
絵里「ちゃんと見てるから、引っ張ると危ないわよ、亜里沙」
亜里沙「あ、ごめんね」
海未「ふふ、亜里沙は可愛いですね」ナデナデ
亜里沙「! う、海未さんのほうが可愛いですよ!」
海未「えっ…それはないと思いますけど…」
亜里沙「そんなこと! 亜里沙、海未さんのこと世界で一番可愛いと思ってます! お姉ちゃんと同じくらい!」
海未「あ、ありがとうございます…///」
絵里「はいはい、仲が良いのはいいことだけど、早く席に行かないと迷惑になっちゃうわよ」
海未「それもそうですね……、行きましょうか、亜里沙」
亜里沙「はいっ」
絵里「……私だって、海未のこと可愛いと思ってるわよ」ボソリ
海未「絵里? 今、なにか…」
絵里「何でもないわ。ほら、早く行きましょ」テクテク
海未「あ、はい」
亜里沙「あ、あの、海未さん」
海未「はい?」
亜里沙「亜里沙、前々からやってみたいことがあったんです」
海未「やってみたいこと? なんですか?」
亜里沙「…その……あ、あーんって、するやつを」
海未「…あ、食べさせるってことですか?」
亜里沙「はいっ。それで、あの…よかったら…」ス
海未(お寿司を食べさせるというのも、なんだか斬新ですね…)
海未「では…えっと、いただきます」パク
海未「ん………うん、美味しいですよ。ありがとうございます」
亜里沙「い、いえ、こちらこそ! ありがとうございました!」バッ
海未(そんなに勢いよく頭を下げなくても…)
絵里「……」ソワソワ
海未(…絵里がなんだかソワソワしてますね。あと、何故か猛烈に視線を感じますし…)
>>988
1.絵里にも食べさせてもらう
2.あえて絵里に食べさせてみる
3.様子を見る
2
海未(…もしかして今の亜里沙とのやりとりがうらやましかったのでしょうか……)
海未(しかし、私が亜里沙に言って、絵里に同じことをしてもらっても、あからさますぎて絵里は喜ばないでしょうし…)
海未(……ここは私が亜里沙の代わりを務めましょう。…務まるかは分かりませんが)
海未「絵里」
絵里「な、なに?」
海未「絵里は、マグロは大丈夫ですか?」
絵里「マグロ? 大丈夫だけど…それがどうかしたの?」
海未「では、どうぞ」ス
絵里「……何が?」
海未「あーんしてください」
絵里「………、えっ!?」
海未「え、じゃなくて、あーんです」
絵里「い、いや、なんでそんな流れに?」
海未「私も亜里沙に食べさせてもらったので」
亜里沙「そのお礼にお姉ちゃんに食べさせてあげるなんて……さすが海未さんです!」
絵里「いや、意味が分からないんだけど……それなら亜里沙に食べさせてあげればいいじゃない」
亜里沙「もー…お姉ちゃんってばそんな遠慮ばっかりしてたら損しちゃうよ」
絵里「別に遠慮ってわけじゃ…」
海未「亜里沙の言う通りですよ。絵里、遠慮せずに」
絵里「だから遠慮じゃなくて……」
海未「……私相手じゃ、やっぱり嫌ですか?」
絵里「っ……あ、あーもー! 食べるわよ! いただきますっ」パクッ
海未「絵里…!」パァッ
絵里「……何よ、その嬉しそうな顔」
海未「いえ、迷惑だったらどうしようと思ってたので…」
絵里「…迷惑なわけないじゃない。海未のすることならなんでも嬉しいわ」
海未「最近の絵里は本当に優しいですね」
絵里「…どうせ不気味だって言いたいんでしょ」
海未「いえ、素敵です」
絵里「……っ、あ、亜里沙! 亜里沙には私が食べさせてあげるわ!」
亜里沙「わーい、ありがとうお姉ちゃん!」
【絵里の好感度がアップした】
【絢瀬絵里の好感度が70を超えました】
次スレ作りました→【ラブライブ!】リリホワ式れんあい塾【安価】その2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408073538/)
ちょうどキリがいいので、移行していきたいと思います
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません