モモ「リトさん、みなさんと同棲してみませんか?」(64)

ララ「リトー、お風呂あいたよー」

リト「ララ!! 裸でうろつくなっていってるだろ!!」

ララ「でも、まだ体濡れてるから」

リト「なら早くふけって!!!」

ララ「はぁーい」

ナナ「おい!! ケダモノ!!! なに姉上の裸をマジマジとみてんだよ!!!」

リト「見てないって!! そもそもララが……!!」

ナナ「姉上のでかい胸ばっかりみてんじゃねー!!」

リト「誤解だー!!!」

美柑「いつもいつも何やってんだか……」

セリーヌ「まうまうー」

モモ「……」

美柑「モモさん? どうかしたの?」

モモ「え? いえ、別に」

美柑「……?」

リトの部屋

リト「あー、酷い目にあった……」

モモ「ナナにはあとできつく言っておきますね」

リト「いや、まぁ、ララがああだから俺がしっかりしないとは思ってるんだけどなぁ」

モモ「……リトさん、でもお姉さまの裸体に関してはそこまで慌てることはなくなってきましたね」

リト「え?」

モモ「慣れた、といってもいいでしょうか?」

リト「いや、そんなことないって。やっぱり……その……驚くし……」

モモ「私の裸を見ても、出会ったときと比べれば動揺することはなくなりましたもんね」

リト「いや、それはないと思うけどな」

モモ「本当ですか?」スルッ

リト「モモ……!! ぬ、脱ぐな!!」

モモ「やはり、まだ抵抗があるんですね。私個人としては嬉しい反応なんですけどね」

リト「な、何言ってるんだよ。ほら、もう夜も遅いし、自分の部屋に戻ったほうがいいぞ」

モモ「そうですね。美柑さんの見回りもありますし。そろそろ戻ります。おやすみなさい、リトさん」

モモの部屋

モモ(私やナナはともかく、お姉さまとはもう長い時間一緒にいるのに、リトさんはあの調子……)

モモ(慣れたといってもリトさんの性格では一線を越えない限りは、きっとずっとあのまま……)

モモ(それでは私が幾ら外堀を埋めていっても、楽園なんて実現しないかもしれない)

モモ「……それでは、私の想いは……」

『ごめんなさい。貴方とは付き合えないの』

モモ「あら、好感度が足りなかったのかしら……。このヒロインだけは中々攻略が難しいわ。このキャラを落とさないとハーレムルートには行けないみたいだし……」

『だって、お互いのこと良く知らないでしょ? このまま付き合っても上手く行かないと思うし……だから……ごめんなさい』

モモ「うーん、デート回数を増やせばなんとか……お互いのことぐらいは……」

モモ(お互いのこと……?)

モモ「……」

『セーブしますか?』

モモ(そういえば、リトさんは楽園計画自体を反対しているというよりは、みなさんの気持ちを考慮して賛同できないという感じだった)

モモ(特に春菜さんの気持ちを考えているご様子……。それ故にリトさんは楽園計画は無理だと結論付けている)

モモ(そして春菜さんも、いえ、春菜さんに限らず、この国では一夫多妻にはあまり馴染みがないから、否定的な考えを持っている……)

翌日 リトの部屋

リト「うーん……」

モモ「リートさん」

リト「ん……?」プニッ

モモ「あんっ……だめ……」

リト「え? ――うわぁ!? モモ、また勝手に!?」

モモ「あの、ご相談があるんです」

リト「そ、相談?」

モモ「昨日、考えたことなんですが……」

リト「なんだ?」

モモ「リトさん、みなさんと同棲してみませんか?」

リト「ど、同棲? みなさんって、誰のことだ?」

モモ「楽園計画のリストに入ってる方々ですよ」

リト「な……!?」

モモ「まぁ、いきなり大勢と暮らすのは問題も多いでしょうから、手始めに春菜さん、古手川さん、ヤミさん、ルンさん辺りをご招待しようかと思っているのですが」

リト「な、なんでそうなるんだよ!?」

モモ「本当なら天条院さんやお静さんも考えてはみたのですが、お静さんはともかく天条院さんはお付きのかたもいますし」

リト「違う違う!! な、なんで同棲なんだ!?」

モモ「地球のこの国では一夫多妻に馴染みがないようですから、疑似体験とはいえ経験していただいたほうがいいかと思いまして」

リト「経験だって?」

モモ「はい。楽園とはどういうものなのか。それを知ってしまえばリトさんの考え方も変わるかもしれませんし」

リト「あまり変えたくないぞ、そんなこと」

モモ「要するに慣れてほしいんです。そういった状況に」

リト「慣れって……」

モモ「お姉さまや私、ナナ、美柑さんと一緒に生活して多少はリトさんも女性に対して免疫ができているはずですし、そろそろ次へステップアップしてもいいのではないですか?」

リト「そ、それは……」

モモ「ですから、楽園に対しての免疫をですね」

リト「そ、そんなの無理に決まってるだろ。そもそも、みんなが賛成するとは思えない」

モモ(やっぱり。リトさんの考え方には少し変化がある。同棲すること自体を否定はしていない……)

リト「西連寺や古手川にも迷惑がかかるし、そんなのダメだ」

モモ「……では、リトさん。もしも、春菜さんや古手川さんが賛成してくれれば、いいんですか?」

リト「え? いや、そんなの……」

モモ「どうなんですか?」

リト「ヤミだって首を縦に振るはず……」

モモ「リトさん。賛成してくれたら、いいのかどうか言ってください」

リト「そ、それは……」

モモ「……」

リト「い、いや!! やっぱりダメだ!! そんなことできるわけないだろ!!」

モモ「もし賛同してくれたらの話ですよ?」

リト「だから、そもそも賛同なんて得られないって」

モモ「得られたら、どうしますか?」

リト「モモ……。植物を使った催眠術か何かで無理やりなんてことを考えているなら、俺は……」

モモ「まさか。そんなことしません。それでは意味がないですし。みなさんには、ご自身の意思で参加してほしいですから」

リト「そんなこと……」

モモ「説得できたら、いいですか? 無論、ずっと同棲するなんてことはしませんよ。長くても1ヵ月ぐらいにするつもりです」

リト「でも……」

モモ「春菜さんが毎朝起こしてくれる。そう考えれば、リトさんも悪い気はしないと思いますけど」

リト(春菜ちゃんが……毎朝……?)


春菜『結城くん。起きて。遅刻しちゃうよ?』

リト『うーん……』

春菜『起きないなら……キスしちゃう……よ……?』


リト「――って、そんなことあるわけねー!!!」

モモ「リトさん。どうしてもダメですか?」

リト「ダ、ダメというか……その……」

モモ「では、こうしましょう。説得できなければ勿論、同棲計画は諦めます」

モモ「そしてもう一つ。説得ができて擬似楽園が形成したとき、リトさんが少しでも不快に感じたり、春菜さんたちに余計なストレスを負わせてしまった場合は……」

リト「場合は?」

モモ「楽園計画そのものを諦めます」

リト「モモ……」

モモ「なので、私の我侭を許してくれませんか」

リト「うーん……」

モモ「お願いします」

リト「……分かった。そこまでいうなら」

モモ「ありがとうございます!! リトさん!!」ギュッ

リト「で、でも、モモ。不思議植物を使ったりは……」

モモ「そんなことは絶対にしません」

リト「それならいいんだけど……」

モモ「リトさんのこと幸せにしますから」スリスリ

リト「モ、モモ……はなれてくれぇ……」

ナナ「おーい、リトー。美柑が朝ごはんできたって――」ガチャ

リト「あ……ナナ……」

モモ「あら、ナナ。おはよう」

ナナ「お、おまえは……また……!!」

リト「ナナ!! 違う!! これはモモがぁ!!」

リビング

ララ「リト? どうしたの? 目元が腫れてるけど……」

リト「なんでもない」

ララ「ホントに?」

リト「ああ。大丈夫」

ララ「そう」

モモ「ナナ、ちゃんと謝ったの?」

ナナ「リ、リトが悪いんだろ」

モモ「だから、私から抱きついたって言ってるでしょ」

ナナ「抱きつくなよな、あんなゲダモノに」

モモ「ナナは抱きしめられたくせに」

ナナ「あれはリトが勝手に!!!」

美柑「リト、はい。これで冷やして」

リト「サンキュ、美柑」

美柑「あとでモモさんから薬もらっておいたほうがいいんじゃない? そのままじゃ学校にいけないよ?」

リト「セリーヌ、いくぞー」

セリーヌ「まうー!!」ギュッ

ララ「リトー、はやく行こうよー!!」

リト「おう」

ナナ「お、おい、リト」

リト「どうした?」

ナナ「さっきは殴って……その……悪かったな……。ごめん」

リト「いや、俺もなんていうか悪いし」

ナナ「どうしてそう思うんだよ」

リト「うーん。モモに強く言えないのって、俺が情けないからだしな。こんなだからすぐに誤解されるし……はは……」

ナナ「いや、別に……」

モモ「……」

美柑「……モモさん? 何か企んでない?」

モモ「流石、美柑さん。鋭いですね。でも、悪いことではないんで、大丈夫ですよ」

美柑(あやしい……。素直なところがいつになく怪しい……)

通学路

リト「なぁ、モモ。本当にやる気なのか?」

モモ「はい。次の段階に進むためには必要なことだって思っていますから」

リト「でも……」

ララ「リト、モモ。どうしたのー?」

ナナ「変なこと話してるんじゃないだろうな?」

モモ「そんなことないわ。ところでお姉さま? 春菜さんと一緒に住むってなったら、どうですか?」

ララ「え? 春菜と一緒に住めるの!? わーい!!」

モモ「い、いえ、まだ仮定の話ですから」

ララ「春菜と一緒に住むならきっと今よりももっと楽しくなりそう! ね。リト?」

リト「ど、どうして?」

ララ「リトは春菜と一緒に住みたくないの?」

リト「な、なにいってんだよ!!」

モモ「では、お姉さま。古手川さんはどうですか?」

ララ「唯? うん、唯と一緒に住むのもいいよね。私、色々怒られそうだけど」

モモ「では、ヤミさんやルンさんとも一緒に住むとしても、お姉さまとしてはむしろ歓迎ですか?」

ララ「もっちろん!!」

モモ「ですって、リトさん」

リト「……」

ナナ「おい、モモ。それはどういう話なんだよ」

モモ「あとできちんと説明するから」

ナナ「はぁ?」

モモ(全ての準備が整ってから、ね)

ナナ「なんか、怪しいな」

ララ「あ、春菜だー!! 春菜ー!! おはよー!!!」

リト「え!?」

モモ「ナイスタイミング」

春菜「おはよう、みんな」

リト「き、奇遇だな、西連寺……」

春菜「う、うん……」

学校 共同玄関

ララ「それでね、リトがねー」

リト「お、おい、ララ!! あまり家のことをいうなって!!」

ナナ「リトがだらしないからだろ?」

春菜「あはは」

モモ(……さてと、次は……)テテテッ

春菜「……」

ナナ「どうしたんだ、春菜?」

春菜「え? ああ、ううん」

春菜「……」


モモ『お話があるので、お昼休みに屋上にきていただけますか? リトさんのことで、とても重大な話があるんです』


春菜(一体、なんだろう……。結城くんのことって……)

リト「ララ、いい加減にしろって」

ララ「ごめんね、リト」

昼休み

春菜(もういるのかな……?)

ヤミ「――貴方も呼ばれたのですか、西連寺春菜」

春菜「きゃぁ、ヤ、ヤミちゃん!?」

ヤミ「私もプリンセス・モモに呼ばれました」

春菜「そ、そうなんだ……。結城くんのことって言ってたけど……なんだろうね?」

ヤミ「わかりませんが、私にとって有益なことではないように思えますね」

春菜「でも、気になったからここに来たんじゃ……」

ヤミ「それは、どういう意味でしょうか?」

春菜「な、なんでも……」

ヤミ「私は暇だから来ただけです」

春菜「う、うん」

唯「――あら、二人ともどうしてここに?」

春菜「古手川さん……」

春菜(結城くんのことでこの3人が呼ばれたって……。もしかして……モモちゃんは……)

ヤミ「古手川唯、貴方も結城リトのことで呼ばれたのですか?」

唯「貴方もって……」

ヤミ「私も西連寺春菜も同様です」

唯「ど、どういうことなの?」

モモ「――まぁまぁ、今から説明しますから」

春菜「モモちゃん」

モモ「本当はもう一人、ルンさんをお呼びしたかったのですが今お仕事のほうが忙しいみたいですので、とりあえず今は……」

ヤミ「私たち3人が標的ということですか、プリンセス・モモ」

モモ「標的と言えば、標的になるんでしょうけど……」

春菜「モモちゃん、あの……」

唯「結城くんのことで言いたいことがあるって言ってたけど、どういうことなの?」

モモ「隠してもメリットはないので率直にお訊ねしますね。みなさんはリトさんと一つ屋根の下で暮らすことができますか?」

春菜「え……」

ヤミ「……」

唯「な……」

春菜(ゆ、結城くんと……い、一緒にって……)


リト『春菜、行ってきます』

春菜『まって。行ってきますのキスがまだ……』

リト『ああ、そうだったな。ん……』


春菜「あわわわ……!!」

ヤミ「……」


美柑『リト、ごはん美味しい? ヤミさんもがんばってくれたんだよ』

リト『ああ。ヤミ、ありがとうな』ナデナデ

ヤミ『……』


ヤミ「……」

唯(ゆ、結城くんとなんて……)


リト『もうすぐ産まれるな……』

唯『私、がんばるから……あなた……。ずっと、そばに……』

唯「ハ、ハレンチだわ!!!」

春菜「え!? ごめんなさい!!」

ヤミ「私は別にえっちぃことは考えていませんが」

モモ「まぁまぁ、落ち着いてください。みなさん。その様子だと、特に問題はないと捉えてもいいんですね?」

唯「な、何を言っているの!! そもそも学生が一緒に住むなんてこと非常識でしょ!!」

モモ「あらあら、古手川さん。どこから住む住まないの話がでてきたんですか?」

唯「え……。いや、それは……。いや、貴方の質問はそういうことでしょう!!」

モモ「まぁ、そうですけど」

春菜「あ、あの、どういうことなの? どうしてそんな質問を?」

ヤミ「返答次第では……」

モモ「ま、待ってください!! 実はお姉さまがみなさんと一緒に生活してみたいって言ってたんですよ」

ヤミ「プリンセスが?」

モモ「はい」

ヤミ「それならどうして結城リトのことだと言ったのです?」

モモ「もしお一人でもリトさんのことを嫌っているなら、ここで話を終わらせるつもりだったからです。でも、結果は良好。安心して話を進められます」

唯「どういうこと?」

モモ「みなさんは大変お優しい人たちなのは知っています。ですので、最初からお姉さまのことを言ってしまうと断りにくくなってしまうことを危惧したんです」

ヤミ「だから、結城リトの話だと言って誘い出したということですか」

モモ「はい。申し訳ありません。試すようなことをしてしまって」

春菜「それはいいんだけど……」

モモ「どうですか、みなさん。リトさんと生活しても問題なさそうですし、一度一緒に住んでみるというのは」

唯「問題あるに決まってるじゃない!!」

モモ「どうしてですか? 先ほどの様子だと、何も……」

唯「ララさんがそういってくれているのは嬉しいけど、同世代の男の子と一緒なんてハレンチだわ!!」

モモ「古手川さん。お言葉ですが、リトさんが何か直接的にハレンチな行為を働いたことがありますか?」

唯「え……」

モモ「たとえ、同じ部屋で何日いようが、リトさんは何もしない。私はそう確信していますが」

唯「そ、そんなわけ……!!」

モモ「古手川さんもリトさんがそういう人だということをきちんと理解しているのではないですか?」

唯「いや……でも……男の子だし……」

モモ「確かにリトさんも殿方です。一つ屋根の下にいれば劣情を抱くときもあるでしょう」

唯「そ、そうでしょう? だから、そんな一緒に住むなんて……」

モモ「でも、リトさんは私は勿論のこと、ナナ、お姉さまにさえそう古手川さんが考えているような行為は働いていませんよ?」

唯「そ、そんなの当然じゃない!! まだ学生なんだから!!」

ヤミ「そうですね。結城リトは私と褥を共にしたときもえっちぃことは……。いえ、それどころか……私と一夜を過ごすことを……」

春菜「ヤミちゃん? あの……」

ヤミ「い、いえ、なんでもありません」

モモ「何もリトさんと同棲をして欲しいとは言っていません。飽く迄もお姉さまの願いを叶える為に少しの間、結城家で生活してみませんか、ということです」

唯「モノは言いようね。結局、結城くんとも生活しないといけないってことじゃない」

モモ「いえいえ。確かに生活する場所はリトさんの家ですが、居住スペースはきちんとご用意しますよ」

ヤミ「そうなのですか?」

モモ「はい。リトさんは普段、私たちが寝起きしているところへは用事が無い限り来ることはありません。ですのでそこまで警戒しなくてもいいんですよ」

春菜「まぁ、結城くんがそんなことするはずないし……」

モモ「どうですか、みなさん? お姉さまのために協力してくれませんか? リトさんのことが心から嫌いで、同じ場所の空気も吸いたくないというのなら断ってもらっても結構ですが」

唯「べ、別にそこまでは言ってないでしょ……。ただ、同年代の男の子と同じ空間にいるというのが問題であって……」

モモ「では、ご検討して頂けるということですか?」

唯「そ、それは……」

モモ「春菜さんはどうですか?」

春菜「え、えっと……でも……結城くんや美柑ちゃんが迷惑をするんじゃ……」

モモ「リトさんは承諾してくれていますから、ご心配なく。美柑さんに関してはこれからですが、リトさんが許可を出した以上、美柑さんも反対はしないでしょう」

春菜「そ、そうなんだ……うーん……。でも、お姉ちゃんがどういうか……」

モモ(春菜さんはこれでよし。古手川さんも既に心はこちらに傾いている。残る問題は……)

ヤミ「……」

モモ「ヤミさん、どうでしょうか? ずっとという訳じゃないですよ? そうですね……。まずは1週間なんてどうでしょう?」

ヤミ「1週間ですか……。共同生活は苦手なので……」

モモ「殺し屋としても共同生活に鳴れる事は決して無駄ではないのでは?」

ヤミ「どういうことですか?」

モモ「社交性を身に付けることで潜入捜査とか楽になりますよ? ターゲット以外に傷をつけることもなく、スマートな仕事も可能になるかもしれません」

ヤミ「……なるほど。その考え方はありませんでした」

モモ(ふふ……。よしよし。後一押し)

モモ「返事はゆっくりでいいですよ。じっくり考えてください。でも、これだけは言っておきますね」

唯「な、なに?」

モモ「お姉さまはみなさんと生活できることを楽しみにしていました。そして、リトさんも……」

春菜「ゆ、ゆ、結城くんも……!!」

唯「や、やっぱり下心があるんじゃない!!」

ヤミ「……」

モモ「下心というわけではありませんよ。リトさんのご両親が自宅に戻ることが少ないので、家族が多くなることを快く思っているだけです」

唯「か、家族が……ふ、ふえ……!!」

春菜「そ、そんな……かぞくなんて……わたし……」オロオロ

ヤミ「家族ですか……」

モモ「はい。では、いいお返事を待っていますね」

唯「ちょ、ちょっと……!!」

ヤミ「プリンセス・モモ……」

春菜「ど、どうしよう……」

春菜(お姉ちゃん……許してくれるかな……)

教室

ララ「ねえ、リトー? 今日は買い物して帰るんだっけ?」

リト「ああ。そういえば美柑が……」

里紗「なになに。結城ぃー。まーた夫婦みたいな会話しちゃってぇー」

未央「ひゅーひゅー」

リト「茶化すなって!!」

ララ「夫婦だってー。恥ずかしいねー」

リト「ならもっと恥ずかしがれよ」

春菜「はぁ……」

リト「あれ。西連寺? どうかしたのか?」

春菜「え!? な、なに!? 別に……あの……!!!」

リト「え? でも、暗い顔してたし……」

春菜「お、お姉ちゃんに聞いてくるから!!」

リト「な、なにが!?」

春菜「もう少し待ってて!!」タタタッ

リト「な、なんだ……?」

ララ「なんだろうね?」

リト(オレ、またなにかしちゃったか……? ダメだ……心当たりが多すぎる……)

唯「……ねえ」

リト「古手川?」

ララ「なにー?」

唯「ララさん、私と一緒に生活したいって本当なの?」

リト「な……!?」

ララ「え? ああ! うんっ。本当だよ。唯とも春菜ともヤミちゃんとも一緒に住んでみたいなーって」

唯「そ、そう……なの……」

リト(モモが言ってた奴だな……。まさか本当に……? でも、古手川がそんなことをするわけ……)

唯「それは……ゆ、ゆう、き……」

ララ「ゆい?」

唯「な、なんでもないわ!! と、とにかく家族には言ってみるだけ!! いい!? 言ってみるだけだから!!」

ララ「わかったー」

リト(古手川のやつ、検討しようとしてるのか? そんな……どうして……?)

ララ「もしかして、唯と一緒に住めるのかな? ねえ、リト」

リト「そんなのあるわけないだろ」

里紗「なになにー? 結城の家で同棲でもするの?」

未央「おぉー、すごーい。結城くん、やるぅー」

里紗「わたしも結城の家でやりたーい」

リト「な、なにいってんだよ!!」

里紗「顔赤くしちゃって。可愛いんだから」

リト「うぅ……」

ララ「でも、どうして急にあんなこと……」

リト「モモじゃないのか?」

ララ「なるほど。モモがパーティーしようとしてるってこと?」

リト「そうじゃないと思うけど」

ララ「たのしみー」

リト(まてよ……。それなら、春菜ちゃんのあの態度……。もしかして、モモに誘われて迷ってるとか……!?)

廊下

春菜(どうしよう……。お姉ちゃんが反対したら、流石に断らないと……)

春菜(でも、こんなチャンスもうないかもしれないし……)

春菜(あ、でも、結城くんと結婚したら……)

春菜「はっ!? わ、わたしったら……なにを……!!」

リト「さ、西連寺!!」

春菜「は、はいっ!? なんですか!?」

リト「あ、えっと……」

春菜「結城くん……」

リト「もしかして、モモに何か言われたか?」

春菜「う、うん……。一緒に生活してみないかって……」

リト「ごめん。モモが変なこと言った所為で西連寺を困らせて」

春菜「そ、そんなこと!! 私は……う、うれし……」

リト「え?」

春菜「い、いや、私も、あの、そう! 私もララさんと一緒に生活してみたかったから、都合がいいなぁーって、思ってたところだったの。うん」

リト「そ、そうなのか?」

春菜「そうそう」

リト(そうだったんだ。なら、オレが気を回すのも変な話か……)

春菜(無理がある言い訳しちゃったぁー!?)

リト「ああ、そっか。西連寺がそう考えているんなら、いいんだけど」

春菜「で、でも、迷惑じゃ……ない……?」

リト「そ、そんなことないよ。西連寺なら歓迎したいぐらいだし」

春菜「え?」

リト「あ……!!」

春菜「……」モジモジ

リト「と、とにかく!! あの!! オレも美柑も迷惑だなんて思わないから!! 家族の人が良いっていうなら、来てもいいと思う!!」

春菜「ほ、ほんとに?」

リト「う、うん!!」

春菜「……ありがとう」

リト「ははっ……。いや、本当のことだから」

リト(はぁー……。春菜ちゃんがオレの家に……。それって……それって……)


春菜『結城くん、朝だよ。ほら、おきて……ねえ……。起きてくれないなら……キスしちゃうよ……? んー……』


リト(――だ、だめだ!! そんなことあるわけないだろぉー!!!)

ヤミ「結城リト」

リト「ヤミ? どうした?」

ヤミ「プリンセス・モモに言われました。ともに生活してほしいと。プリンセスがそれを望んでいることも」

リト「ララが? ああ、確かにそんなことも言ってたけど……」

ヤミ「プリンセスには恩がありますので望んでいるのであれば助力したいと思っています。それに美柑とも友達ですから、共同生活することに関しては問題はありません」

リト「ヤミ、それって……」

ヤミ「あなたの傍に居れば、いつでも抹殺することができますし」

リト「な……!?」

ヤミ「私と共に生活する以上、あなたに平穏はないと思ってください」

リト「ま、まて。それはつまり、ヤミはもう……」

ヤミ「はい。私は既に決めました。プリンセス・モモの提案に乗ります。1週間という期限も私にとっては丁度いいですから」

リト「マジか?」

ヤミ「本気です。それでは」

リト「……ヤミ」

ヤミ「なんですか?」

リト「美柑とララが喜ぶよ。ありがとう」

ヤミ「……そうですか」

リト(ま、まさか、ヤミが承諾するなんて……!!!)

リト(あぁー!! こえぇー!!!)

ヤミ(結城リトの家は通い慣れているとはいえ、やはり何か手土産の一つでも用意するべきでしょうか……)

リト(でも、ヤミがそう決めたっていうなら、オレのするべきことは一つだな)

リト「よし」

ララ「リトー、いたいたー。春菜は?」

リト「ララ。ちょっと付き合ってくれるか?」

ララ「うん、もっちろん!」

リト「なら、行こう。多分、職員室に行けばいると思う」

職員室

ティアーユ「え? イヴ……いえ、ヤミさんが?」

リト「はい。そうなんです」

ティアーユ「1週間の共同生活をしたいって、本人が言ったの?」

リト「モモの提案に賛成しちゃったみたいで……」

ララ「私もヤミちゃんと一緒に住んでみたいんだけど、ダメ?」

ティアーユ「いえ。私がどうこう口は出せないわ。本人が決めたことなら尚更ね。結城くんが強引に誘ったわけではないのでしょう?」

リト「そ、そんなことしませんよ!!」

ティアーユ「なら、構わないわ。よろしくね」

リト「いいんですか? そのララや美柑もいるとはいえ……」

ティアーユ「真面目なのね。そんな貴方がいるから安心して任せられるの」

リト「え、そ、そんな……」

ララ「リトは別に変なことしないもんねー」

リト「変なことってなんだよ!!」

ティアーユ(でも、彼女が座視しているかしら……?)

廊下

ヤミ「……なんですか?」

芽亜「何かいいことでもあったの、お姉ちゃん?」

ヤミ「何もありません」

芽亜「聞いたよ。リトせんぱいと一緒に生活するんでしょ? 素敵っ」

ヤミ「違います。プリンセスが私との共同生活を望んだだけです」

芽亜「ふぅーん……」

ヤミ「なんですか?」

芽亜「でも、ヤミお姉ちゃんはリトせんぱいと――」

ヤミ「違います」

芽亜「まだ何もいってないのにぃー」

ヤミ「何を言おうとしたかぐらいは分かります」

芽亜「姉妹だから? それって素敵だね」

ヤミ「そうではありません。貴方の思考が読めただけです」

芽亜「だから、姉妹だからでしょ?」

ヤミ「いい加減に――」

芽亜「わたしも一緒に生活してみたいなぁー。お姉ちゃんとも、リトせんぱいとも。……ダメ?」

ヤミ「私が判断していいことではないので」

芽亜「そっか。なら、リトせんぱいにきいてこないとっ」

ヤミ「待って……!!」

芽亜「共同生活……一つ屋根の下……素敵っ!!」テテテッ

ヤミ「黒咲芽亜!!」

ティアーユ「無駄よ。あの子は説得できない」

ヤミ「ティア……。貴方が話したのですか?」

ティアーユ「いいえ。私も今、結城くんからさっき聞いただけなの。恐らく、盗み聞きでもしていたんじゃないかしら」

ヤミ「黒咲芽亜、油断なりませんね。……いえ、私が油断していただけですね」

ティアーユ「結城くんのところで暫く生活するなら彼女の動向にも注意していたほうがいいわ」

ヤミ「そうじゃなくて……。私はプリンセスや美柑と生活することで社交性を高めて……」

ティアーユ「イヴ……。あの……結城くんに失礼のないようにね。って、今更、あなたにこんな偉そうなこと……。ごめんなさい」

ヤミ「……うん。わかったよ、ティア」

廊下

リト(とりあえず挨拶はしておいたし、これでいいよな)

ララ「たのしみだねー、リト」

リト「そりゃ、ララは楽しみだろうけどさ」

ララ「ヤミちゃんと一緒に暮らすのリトは嫌なの?」

リト「嫌っていうか、ちょっと怖いと言うか……」

ララ「どうして?」

リト「だって、ほら。ヤミに何かしちゃったらオレの命が――」

芽亜「せーんぱいっ!」

リト「芽亜か。なんか嬉しそうだな」

芽亜「みんなで一緒に住むって本当ですか?」

リト「だ、誰から聞いたんだ?」

芽亜「たまたま聞いちゃいました」

ララ「ほんとだよー。芽亜も一緒にどうー?」

リト「ララ!? これ以上、増やしてどうするんだよ!?」

>>44
ララ「ほんとだよー。芽亜も一緒にどうー?」

ララ「ほんとだよー。メアちゃんも一緒にどうー?」

芽亜「わたしはダメなんですか?」

リト「ダ、ダメっていうか」

ララ「いいじゃない、リト。みんな一緒のほうが楽しいし!」

リト(これ以上、女の子が増えたらオレがどうにかなりそうだけど……)

芽亜「それで、いいんですか?」

リト「あー……」

ララ「リト、私からもおねがいっ! メアちゃんも招待してあげよっ」

リト「うーん、そうだな。芽亜、本当に共同生活してみたいんだな?」

芽亜「もっちろん! ナナちゃんもいるし、リトせんぱいもいますからぁ」

リト「……それなら、まぁ」

芽亜「素敵っ! リトせんぱい、ふとっぱら!!」ギュッ

リト「あ。おい、芽亜!?」

芽亜「それじゃ、よろしくおねがいしまーす」テテテッ

ララ「よかったねー。メアちゃん、すごく嬉しそうだったよ」

リト(まぁ、ナナも喜ぶだろうし、悪いことじゃないよな。多分)

西連寺宅

秋穂「……同棲するってこと?」

春菜「そ、そうじゃないの!! ただ……えっと……一週間ぐらい、お泊りしないかって、誘われて……」

秋穂「ふぅん、そう。今度帰ってくるときは春菜も大人になってるってことね」

春菜「な、なにいってるの、お姉ちゃん!!」

秋穂「慌てない、慌てない。そうだ、いいもの渡してあげようか?」

春菜「いいものって?」

秋穂「はい。保健の授業とかで見たことあるでしょ?」

春菜「な、な……!?」

秋穂「やっぱり、まだ高校生なんだし、そういうことは大事だと思うのよね」

春菜「そういうことじゃないって言ってるでしょ!! おねーちゃん!!!」

秋穂「万が一もあるでしょ」

春菜「ないから!!」

秋穂「頑張ってきなさい、春菜」

春菜「ちがうのー!!」

古手川宅

遊「結城のところでお泊り会だと?」

唯「まぁ……うん……。お兄ちゃんはどう思う?」

遊「どうって言われてもなぁ……。お前、オレの知らないところで色々やってんだな。お前は堅物だと思ってたけど、やっぱり高校生だしそれぐらいはな」

唯「な、 なにを勘違いしてるの!? いい!? 私は飽く迄もララさんのところへお泊りにいくんであって!! 結城くん何も関係ないの!!」

遊「はいはい、わかったわかった。でも、結城の家に行くのは合ってるんだろ?」

唯「それは、そうだけど……」

遊「なら、もしものことを想定しておくべきだな」

唯「も、もしもって?」

遊「男がいる家に泊まりに行くなら、考えられるのは一つしかないだろ?」

唯「ハ、ハレンチよ!!! そもそも結城くんはそんなこと――」

遊「しないっていうのか? なら、安心だな」

唯「え……?」

遊「いや、まぁ、同じ男としては不安だけど、結城になら大事な妹を任せてもいいなって」

唯「な、何言ってるのよ!!」

結城宅

美柑「……え?」

モモ「ですから、みなさんでお泊り会をしようって話です。予定のメンバーは今のところ、春菜さん、古手川さん、あとヤミさんです」

美柑「それはいいんだけど、どうしてそんなことを?」

モモ「お姉様も楽しみにしているんです。問題はありますか?」

美柑「だから、お泊り会はいいんだけど、どうしてそれを家でやるのかってことを……」

モモ「いいんですね?」

美柑「うん。で、どうしてそんなことを企画したのか――」

モモ「お姉様、美柑さんから許可が下りましたー」

ララ「ホントにー!?」

美柑「ああ、うん……」

ララ「ありがとー!! 美柑!! 美柑には迷惑かけないようにするからね!!」

美柑「だから、モモさん!! お泊り会をする理由を教えて!!」

モモ「これから準備で忙しくなりますねー」

美柑(言う気はないのか……!!)

リトの部屋

リト(ふぅ……。もし春菜ちゃんと古手川も参加するってなったら、挨拶しておかないとダメだよな……)

リト「怒られないかな……」

美柑『リトー、ちょっといいー?』

リト「ああ。どうした?」

美柑「ねえ、リト。モモさんから聞いたんだけど、ヤミさんとかが泊まりにくるんでしょ?」

リト「みたいだな。迷惑なら今から中止にしてもいいけど」

美柑「ううん。迷惑ってわけじゃないんだけど」

リト「そうなのか?」

美柑「むしろ、賑やかになって楽しそうだし……。お泊り会自体は問題ないよ。ただ、どうして家でやるのかなって思って」

リト「え?」

美柑「ほら、ただお泊り会をするだけならいつかみたいにリゾート惑星とかに行けばいいだけだと思うし……」

リト「ま、まぁ、そうだな」

美柑「モモさんはララさんの願いを叶えようとしているだけとか言ってたけど、いまいち信用できなくて。リトは何かしってる?」

リト(美柑に本当のことを言えるわけねー。どうする……知らないって誤魔化すか……?)

美柑「どうしたの?」

リト「あー……そのだな……」

美柑「リトー? やっぱり、何か知ってるの?」

リト「えっと……」

美柑「むー」

ナナ「美柑ー。お腹減ったー」

美柑「ナナさん。うん、すぐに作るからー。――リト?」

リト「な、なんだ?」

美柑「変なこと考えてない?」

リト「それはない」

美柑「……ホント?」

リト「ああ」

美柑「……なら、いっか。リト、すぐにご飯の用意しちゃうから、降りてきてね」

リト「美柑……。オレも手伝うよ」

美柑(ま、私が見張ってればなんとかなるか)

リビング

ララ「楽しみだよねー、みんなで生活するの」

ナナ「春菜とコテ川とヤミだっけ? いいのか、ケダモノがいるのに」

リト「……」

セリーヌ「まうー?」

モモ「心配ないわよ。事故はあるかもしれないけど、故意に何かが起こることはまずありえないもの」

ナナ「んなのわかんねーだろ」

美柑「リトー。でんわー」

リト「誰からだ?」

美柑「古手川さん。話したいことがあるんだって」

リト「古手川か。分かった」

モモ(きた。古手川さんの様子だと断ることはまずないと思うけど……)

ララ「リトー、私も唯とはなしたーい」テテテッ

リト「何を話すんだよ」

ララ「一緒に生活するから、ごあいさつしておかないと。そーいうのって大事なんでしょ?」

唯『も、もしもし?』

リト「古手川、どうした?」

唯『あー、そのね……お泊り会のことなんだけど……』

リト「うん。やっぱり、やめておくか?」

唯『それは――あ、お兄ちゃん!? ちょっと!!』

リト「古手川?」

遊『もしもし。久しぶりだな、結城』

リト「あ、古手川の……」

遊『うちの妹と一緒に生活するんだってな』

リト「えぇ!? いや、そうじゃないんすけど……!!」

遊『違うって? おいおい、可愛い妹を弄ぶつもりか?』

唯『お、お兄ちゃん!!! 何言ってるの!? そういうんじゃないって言ってるでしょ!!』

遊『いてっ。やめろって、冗談だから』

リト「あはは……。あの、わざわざ電話ありがとうございます。ホントならオレから連絡しないといけなかったのに」

遊『何いってんだよ。世話になるのはこっちのほうだって。結城、唯を頼むな。こいつもお前のことは信頼してるみたいだからな』

唯『もう、お兄ちゃん!! 勝手なこと言わないで!!』

遊『はいはい。それじゃ、代わるから』

リト「ああ、はい」

唯『ゆ、結城くん、おに……兄のことは気にしなくていいからね。私はただララさんのお誘いを受けただけなんだからね。勘違いしないで』

リト「分かってるって……。って、古手川、お泊り会に参加するんだな」

唯『ま、まぁ、折角だから……』

リト「わかった。待ってる」

唯『……う、うん』

ララ「リト、かわってー」

リト「ああ。古手川、ララがかわってくれって言ってるから」

唯『え? う、うん』

ララ「唯ー。参加してくれるんでしょ?」

唯『ま、まあね』

ララ「ふつつかですがすえながくよろしくおねがいします」

唯『……は?』

ララ「よしっ。これでおっけー」

リト「何がオッケーなんだ」

モモ「リートさん、古手川さんはなんて言ってましたか?」

リト「ああ。参加するって」

モモ「ふふ。そうですか。あとは春菜さんだけですね」

リト「そうだな」

モモ「何とか同棲計画が頓挫しなさそうで良かったです」

リト「なぁ、モモ。詳しい説明はしないのか?」

モモ「ただ1週間ほど共に生活するだけじゃないですか。それ以上でも以下でもありません。説明なんて不要でしょう?」

リト「いや、まぁ、そうだけどさ」

モモ「お姉さまの願いでもあるんですから、悪いことではありませんし、嘘をついているわけでもない」

リト「うーん……」

モモ「リトさんが本当に嫌だというなら……仕方ありませんが……」

リト「……」

リト(春菜ちゃんが来るんなら、嫌なわけがないし。それに、ララが楽しみにしているなら……)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月09日 (水) 23:34:03   ID: ubit2z9R

どう考えたってこんなん未完じゃねぇかクソ

2 :  SS好きの774さん   2014年06月27日 (金) 01:52:50   ID: vOF7vDGR

これ完結してないだろ

3 :  SS好きの774さん   2014年07月05日 (土) 03:34:59   ID: 7KtJt_QF

どこが完結してるんだよ、アホか。

4 :  SS好きの774さん   2014年07月24日 (木) 17:11:33   ID: diNfNlEL

続き書けぇぃ

5 :  SS好きの774さん   2014年08月02日 (土) 03:45:20   ID: AFn3UZlb

完結させろ

6 :  SS好きの774さん   2014年08月11日 (月) 17:30:59   ID: QWGSoBI-

同感

7 :  SS好きの774さん   2014年11月20日 (木) 22:11:12   ID: cLmrxVSD

ちゃんと作ってください

8 :  SS好きの774さん   2015年05月10日 (日) 00:43:25   ID: wxwXDhe8

完結してねーじゃん

9 :  SS好きの774さん   2015年06月19日 (金) 22:40:56   ID: ouzwJW_u

ぶち殺すぞ

10 :  SS好きの774さん   2015年06月28日 (日) 17:59:02   ID: 3t_eFgke

#?}[♭#【[】【【]#【

11 :  SS好きの774さん   2015年10月03日 (土) 20:14:06   ID: UnvXDJI8

完結タグにだまされた……!

12 :  SS好きの774さん   2015年12月17日 (木) 13:35:19   ID: lOisUuJ7

普通に俺得だから続きお願いします
このままだと誰得なんだよー

13 :  SS好きの774さん   2017年05月06日 (土) 00:03:39   ID: CWASMMmJ

お前ら言い過ぎ.......おい、続き書けごら、なぐるぞ

14 :  SS好きの774さん   2018年01月27日 (土) 18:07:06   ID: ghdZkg_T

完結タグつきすぎやん

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