ナナ「ゴホゴホッ…」 リト「風邪か?」 (44)
ナナ「ゴホゴホ……、あ~喉痛いぃ~」
モモ「あら? ナナどうしたの?」
リト「風邪か? なら体をあっためて横になってゆっくりしないと……」
モモ「なら看病ですね☆」
リト「ああ、そうだな。みんなでナナを」
モモ「リトさんお願いしますね♪」
リト「…………………え?」
モモ「お姉様ー、ナナが風邪をひいてしまったのでリトさんが看病するそうですよー。」
ララ「え? そうなの?」
リト「え、いや、俺まだそんなこと言って」
モモ「ですからリトさんは今日学校をお休みになるそうです。だからお姉様今日は私と二人きりですね!」
リト「ちょ! 俺の話を」
ララ「そうなんだ。ならリト、これ使って。私の発明品で、風邪ぐらいなら二時間もあれば治るお薬だから♪」
リト「発明品なのか薬なのかどっちなんだよ!?」
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リト「て、そうじゃなくて!! こういうのは一人でやるもんじゃ」
モモ「リトさん、みんなでナナの看病をしたらそれこそ風邪うつっちゃいますよ。」
リト「?、確かに……」
モモ「それとも、もしかしてリトさんはナナの看病をするのが嫌なんですか?」
ナナ(えっ……、そうなの?)
リト「そんなわけないだろ!? 心配に決まってるじゃないか!!」
モモ「なら問題ありませんね♪ ではリトさんお願いします♪」タタッ
リト「え、あ、ちょ、モモー!!」
ナナ(嫌じゃない、心配してくれてるのか……。良かった……)
ナナ(て、なんで喜んじゃってるんだ!? 看病してくれるのはあのケダモノなのに! うぅ~……)
モモ(ふふふ……、これでナナはもっとリトさんを意識するわ。)
モモ(リトさんのことだから、私達が帰って来るまでに少なくとも五回はナナに性的接触(無自覚)を試みるでしょう。)
モモ(これでハーレム計画がまた一歩理想に近づくわ!!)
ララ「どしたのモモー、大丈夫?」
モモ「え、あー大丈夫ですよお姉様。早く学校に行きましょう。」
モモ(リトさん、頑張ってくださいね。キスまでなら、許しますから♪)
蜜柑「リト、じゃあ今日は学校に行かないの?」
リト「あぁ、なんか成り行きで……」
蜜柑「成り行きでもなんでも、ナナさんのことしっかり看ててよね。」
リト「もちろんだ! 」
蜜柑「熱さまシートは二階の棚、氷枕もそこに入ってるから。あとリンゴは一個まだ冷蔵庫にあるからね。」
リト「おう(……リンゴ?)」
蜜柑「土鍋の場所は分かる? お粥だからといって手抜いちゃダメだからね。」
リト「ああ、まかせろ(なんでリンゴ……、あ、もしかして……)」
リト「蜜柑、もしかしてお前風邪の時にはリンゴのすりおろしたやつが食べたいのか?」
蜜柑「!!! べ、別にいいでしょ!!」
リト「……なら、蜜柑が風邪引いた時にはちゃんとやってやるからな。」ナデナデ
蜜柑「/// わ、私もう行くから。」ダッ
ナナ「あーゴホンゴホン、なんか熱っぽいかな~。喉も痛いしな~」
リト「あ、悪いナナ。すっかりほって置いてて。」
ナナ「フンッ。いいから早く看病するならし……」フラッ
リト「ナナ!!」ダキッ
リト「大丈夫かナナ!!」
ナナ「……………zzz」
リト「なんだ、疲れて寝ただけか……。」
リト「さて、看病始めとするかな。」オヒメサマダッコ
[PM4:00]
モモ「さ~て、ナナにリトさんは何をやらかしたのかしら~♪♪」
モモ「ただいまリトさんっ! ナナはどうですか?」
リト「え、あ、その…………へ、部屋でゆ、ゆっくりしていらっしゃるかと!」
モモ「(……ん? 何かしら、めちゃくちゃ動揺してるわリトさん) そうですか。なら私、ナナの様子を見に行きますね。」
リト「お、おお。ナナは今日ずっと寝てたからな!! ずっとな!」
モモ(……………怪しい)
モモ「ナナ~、元気になったー?」ガチャリ
ナナ「へ? あ、も、モモか。」
モモ(……変に乱れた寝間着。紅く染まった両頬。トロンとした目に少し湿気のあるシーツ)サワリ
モモ(これはもしかして……、よほどリトさんの看病に興奮して汗かいたのかしら☆ なら……どんな風だったか吐かせるしかないですよね♪」
ナナ「え、モモ。吐かせるって何を」
モモ「あら? 私としたら、つい口に出て……」
モモ「ま、いっか。ナナ!!」
ナナ「ひゃ、ひゃい!!」
モモ「リトさんになにをされたの? また無自覚に胸でも揉まれたのかしら?」
ナナ「な、な////」プシュー
モモ「ちゃんと白状しないとナナがリトさんに[ピー]されたとか[ピー]し返したとか蜜柑さんに言いつけるわよ!」
ナナ「な、やめろよモモ!!…………?ぅ~、分かったからやめろよな!!」
モモ「なら、分かるわよね?(さて、ナナはどんな辱めを受けたのかしら?)」
ナナ「……絶っっっっっっっっ対に他のやつには言うなよ!!」
モモ「ええ、分かってるから早く♪♪(これは……リトさんやりましたね! ハーレムにまた一歩近づく何かを!)」
ナナ「…………モモ達が学校に行ったあと……………………」
ナナ「ん………….あれ?あたし、どうして…」
リト「お、大丈夫かナナ。」
ナナ「え!? な、なんでお前があたしの部屋に!?」
リト「なんでって……ナナの看病に決まってるだろ?」
ナナ「あ、そうか……。あたし風邪ひいてたんだ…」
リト「その様子だと、ララの薬がよく効いたみたいだな。本当に二時間ちょっとで風邪治しちゃうとは……、ララ様々だな。」
ナナ(あ、熱さまシート張ってある。枕は氷枕だし……、それに……)
ナナ「それ、お粥?」
リト「ん? ああ、風邪が治ったからといってもナナの体力はいつもより落ちてるだろうし、作ってきた。久しぶりだから味の感覚がイマイチ掴めなかったけど、食べれるか?」
ナナ「うん、じゃあ食べる(アレ? なんだろう…。いつもより素直に言葉が出てくる……。風邪のせい?)」
リト「そうか、じゃあ「…………ん」……え、なんだって?」
ナナ「…………アーン、してくれない?」
リト「…………え?」
ナナ「スプーン持つのも面倒だし、病人だから、いいだろ?(な、な、何言ってんだあたし!? で、でもして欲し……、てまた変なこと考えて!)」
リト「ナナがそう言うなら、こ、こうか?」スー
ナナ「うん。」バクッ
リト(う、うわぁ// なんだこの状況! 蜜柑以外の女の子にアーンするなんて!! ヤバイ、すっごい顔赤くなってるんじゃないか!?)
ナナ「うん、美味しい。アリガト、リト。」
ナナ(なんか……、ごちゃごちゃ考える方が面倒かも。リトのお粥美味しいし……、リト優しいし…)
ペケ『ここで少し解説を。ララ様の今回の発明品は、基本的には風邪薬なんですが少々副作用がありまして……』
ペケ『人の感覚神経に作用して、なんやかんやうんぬんかんぬんでして……。要するに服用してから数時間ほど素直になってしまうんですね。』
ペケ『まあ害はないのでララ様も「ま、いっか♪」とのことでした。』
リト(なんだなんだナナのやつ!? ちょっといつもと違い過ぎないか!?)
ナナ「リトー、そのリンゴも……アーンしてくれる?」
リト(これはヤバイ! 何というか……素直なナナヤバイ!!!)
リト「あ、ああ、ほら。」スー
ナナ「ん」バクッ
リト「ナナ、どうかしたのか? 最近悩みかなにかあるのか?」
リト(ナナが素直だなんて絶対おかしい……。)
ナナ「え? ううん。寧ろ……楽しくて、嬉しいことばっかだけど。」
リト「え、そうなのか?」
ナナ「だから、リト。アリガト。」
リト「へっ?」
ナナ「メアのこと……、リトのおかげでもっと仲良くなれたから。」
ナナ「だから………………、アリガトな!!」ニコッ
リト「!?!?!?///」
リト(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ)
リト(なんだコレ!? 兵器レベルでナナが可愛い!!)
ナナ(なんだろう……、心がポカポカする。)
ナナ(それに………、もっとリトと……)
ナナ「ねぇ、リト」
リト「な、なんだ?」ドキッ
ナナ「さっきからその……、ちょっと寒いから…」
リト「寒いのか? なら毛布を」
ナナ「違う! そうじゃなくて!」
ナナ「後ろから抱っこして///」
リト「」
今回はここまで。午後には完結予定。
よし、悲しみを乗り越えて再開
リト(ちょっと待て、一旦落ち着いて状況を整理しよう)
ナナ「……えへへ//」
リト(俺は今、ナナ達三兄弟の部屋にいる。)ギュッ
ナナ「んんっ……、ちょっとリト、くすぐったい。」
リト「え、あ、ごめんナナ。」ギュッ
リト(そしてあぐらをかいて座ってる俺の膝の上には……)
ナナ「あ、そーじゃなくてぇ~」
リト(ナナ様が駐在されているという……)
リト(…………)
リト(なんだコレ)
ナナ「リト! 聞いてるのか!?」
リト「うわ! え、な、何?」
ナナ「そうじゃなくて……」
ナナ「もっとこう……、ぎゅーっとして!!」
リト「」
リト「」
リト「」
リト(アレだ、もう考えてたら爆発しそうだ……。無思考でいこう、そうしよう……)
猿山『うっせー!! 爆発しちまえリトのバーカバーカぺったんこ!!!』
リト(なんでお前が出てくるんだよ!!!)
ナナ「………むふっ、えへへ//」フリムキギュッ
リト「わぉ」
リト(無思考とか無理だ!! ドキドキが止まらない!!)
ナナ「ん~」ギュースリスリ
リト(何が一番問題かって? ギャップがすごいんだよ!!)
リト(いつもいつもケダモノ言われてるナナにこんな風にされて……、そりゃ誰だってドキドキするに決まってるだろ!!)
チキン食ってきますよ。
チキン美味かった。
…………リア充死ねっくそ。
ナナ(なんだろう……、リトに抱かれてると、なんていうかこう………、嬉しいんだよなぁ)
ナナ(それと、もっと欲しくなる。)
ナナ(リトの温もりが欲しい。リトの…………、ううん。)
ナナ(リトが、欲しい。)ギューー
リト(な、ナナの慎ましくも確かな存在感のある二つの丘が俺にアピールしてくる、だと!?)
ナナ「リト、リト、リトぉ……」ギューー
リト(どうしよう蜜柑、お兄ちゃん理性が持ちそうにありません。)
ナナ「リトぉ、最後に、お願いしてもいい?」
リト「お、おお。なんだ?」
リト(まあそうは言ってもナナだもんな。ララみたいな感じで間違い一歩手前まで行く事は)
ナナ「キス、して?」
リト「\(^o^)/」
ナナ(………………ん?)
リト「な、なな、何をおっしゃっているのでしょうかナナさん!?」
ナナ「お、おい! あたし今なんて言った!?」
リト「え、いや、その……」
リト「キスして、とのことでしたが//」
ナナ「終わった……orz」
リト「…………ナナ。」
ナナ「いや、今のは違くて。て、別に違うわけじゃないんだけど、あの、その」
リト「ナナ!!」
ナナ「!! な、なんだよ。」
リト「さっきの言葉は、取り消せ。」
ナナ「え!? な、なんで!?」
リト「ナナは風邪でちょっと頭が混乱してるだけだ。そんな状況で頼まれたって、そんな軽々しくキスするわけには」
ナナ「ちがう!!!」
リト「え…」
ナナ「それはちがう!! あたしは、リトと……」
ナナ「本気でキスしたいと思ったから!! リトが、リトのことが好きだから!!!」
リト「な、ナナ……」
ナナ「…………嫌だったら、止めろよ。」ガシッ
リト「え、ナナ、さ」チュッ
ナナ「…………へへっ//」ブチッ
ナナ「…………へ?」
リト「ナナ、ナナー!!!!!!!!」ガバッ
ナナ「え、ちょ、リト!?」
~~~~~
ナナ「それで、1時からついさっきまでずっと……」
モモ「」
ナナ「あ、あいつって最中にずっと「ナナ、ナナ!」って呼んでくるんだよ、エヘヘ。」
モモ「」
モモ「」
モモ「」
ナナ「それでさー、あたしが好きか?って聞いたらさー、「………おう」ってさー」
モモ「………りえない、そんなこと」
ナナ「モモ?」
モモ「そんなこと、ありえないんだからぁ!!!」バタンッ
オネエサマァナナガ ナナガァ!!! ? ナンカヨクワカンナイケドオイシイモノタベニイク? ハ.ハイ ウワァァァン
ナナ「モモのやつ、なんなんだよ…」トントン
ナナ「はーい」ガチャリ
リト「……おっす。」
ナナ「リト……」
リト「今さ、家に他に誰もいないからさ…」
ナナ「……お前さっき三回もしたじゃん。」
リト「好きだ!!!」
ナナ「……へ、ちょ、急に何言って//」ガシッ
リト「もう離さないからな、ナナ」
ナナ「…………うんっ!!」
蜜柑「…………なーんにもきこえないもんねーだ。」グスン
~end~
これでおしまい。クリスマスまでかけて何やってんだ俺………。
To love るはつるぺたナナが最強、次点で唯、春菜、蜜柑が同列。異論は認める。
一時間したらhtml依頼出します。
一番はメインヒロインララだろ!!
このSSまとめへのコメント
蜜柑じゃなくて美柑じゃね
ナナ最高!
個人的にはヤミかなー