勇者「あんたのアナルに刺さってるのが聖剣だって言うのか!?」 (73)

女神「その通りです……貴方が勇者であるならこの聖剣を引き抜く事が出来るでしょう」

勇者「なんだこの女……」

魔法使い「変態さんだよお……」

戦士「フン、下らねぇ!そんなの俺が引っこ抜いてやらぁ!」ガッ

女神「あっ、ちょまっヒギィイイイイイ!!!」

戦士「うおっ!?なんだこれ、ちっとも抜けねぇ!!」グイッグイッ

女神「ああががががばなじでばなじっ」

勇者「おい、戦士!辞めてやれ!」

戦士「ちっ」パッ

女神「ひゅー……ひゅー……で……ですから……この聖剣は聖なる血筋の者でないと抜けません……」

女神「それと、強靭な精神力と知力、膂力を持つもの……だから勇者でないと抜けないと……」

戦士「な、なるほど……俺は農家の生まれだから抜けなかったという訳か……」

魔法使い「知力も足りてないんじゃないかなぁ?」

女神「あっ……赤く腫れてる……」

勇者「なんだこれ」

女神「で、では改めまして……勇者よ、聖剣を引き抜くのです!そして魔王を討伐に」

勇者「おい、魔法使い、お前引き抜いてみろよ」

女神「えっ」

魔法使い「私ぃ?えー、嫌だなぁ」

女神「だ、ダメです!勇者でないと聖剣は引き抜けないのですよ!」

勇者「でもこいつ、一応俺の妹だぜ?」

女神「えっ、そ、そうなのですか?」

魔法使い「一応ねー」

女神「で、ではこの際貴方でも構いません……魔法使いよ、聖剣を引き抜き、私を解放するのです」

魔法使い「うーん、大丈夫かな……」

女神「それにしても聖なる血筋を引くものが二人もいるとは……魔王討伐もそう遠い日ではないでしょう」

魔法使い「まあ、異母兄妹だけどねぇ、腹違いって奴?」ギュッ

女神「えっそれでは聖剣は引き抜けなンギイィヒイイイイイイ!!!」

魔法使い「んにぃいいい」グイイイイ

女神「あっ……はっ……む、むりっ、むりむりむりぃいいいい!!」グググ

戦士「おっ、俺の時とは違うぜ!!ちょっとずつ抜けてんじゃねえか!!」

勇者「本当だ!頑張れ二人共!」

魔法使い「で、でもこれ、中でなんか引っかかって……よいしょっ」ガッ

女神「がっ……!」

戦士「おおっ、さっそく知力が出たぜ!尻を足場にすりゃ引きぬく力は二倍になる!」

女神「ピ、ピンヒ……ピンヒールゥウウウウガガガガ」

魔法使い「ふぬぬぬぬっ」グイッ

女神「アアガ……ガガガッ……ぎッ!!」

ポンッ

魔法使い「わっ!ち、ちょっと抜けたよ!ちょっと!」

戦士「ゲッ!な、なんてエグい形をしてやがる!ありゃ本当に聖剣なのか!?」

勇者「出口に対して返しに……!そりゃ抜けないはずだ!!」

女神「ぎっ………ひぃひ……」

魔法使い「はあっ……はあっ……」プルプル

女神「ひっ……ひぃっ……」

戦士「なんだ? さっきからあの姿勢で動かないぞ」

勇者「おい、魔法使い!大丈夫か?」

魔法使い「うー、これ無理かも……ちょっとでも力を抜くと引き戻されそう……」

女神「……だ、ダメでず……手を離しては……絶対に」

魔法使い「あー無理だこれ、ごめんお兄ちゃん」パッ

女神「手っ手を離してはヒギィイイイ!!」ズボォオ

戦士「おっ、中に戻っていったぞ」

勇者「なるほど……本物の魔法武具であることは間違いないな」

女神「ヒィ~~ヒィ~~~!!」ゴロゴロゴロ

勇者「こっちは本物の女神じゃなさそうだが」

女神「勇者たる者の血筋とは……父と母、2人の血が聖なる物でないといけないのです……」サスッサスッ

女神「後……この聖剣は単なる力ずくでは抜けないという事も……言ったつもりなんですが……」サスッサスッ

魔法使い「そんなの聞いてないよねぇ?」

女神「お黙りなさいっ!」

魔法使い「ひっ!」

女神「よく見なさい!この丸くて赤い痣を!何故ピンヒールなのですかッ!何故私を足蹴にしたんですかッッ!」ズイッ

魔法使い「だ、だってぇ……お兄ちゃんにいい所見せたかったし……」

女神「あああッッ!!お話になりません!!勇者、早くこれを引き抜いて!!」ズイッ

勇者「うわっ……嫌だなぁこの人」

戦士「よおし、もう一回俺がチャレンジするよ!早く開放してやりたいしな!」

女神「えっ……ままま待ちなさい!ですから貴方では聖剣を引き抜く事は絶対に」

戦士「大丈夫だ!靴はちゃんと脱いだぜ!」グニィッ

女神「ヒィイッ!!不浄な、不浄な足がッ!!」

勇者「アナルから聖剣生やしといて不浄もクソもねぇだろ!戦士、思いっきりやれ!」

戦士「おうっ!!」グイイイイイイイイイイイイ

女神「ひゅー……ひゅー……ひぃー……」グデッ

戦士「っかしいなあ……なんで抜けねーんだ……」

勇者「両足で踏ん張ったほうがいいんじゃないか?」

女神「っ……ひゅー……」

戦士「もう思い切ってよ、ナイフで穴広げるってのはどうだ?」

女神「ぎっ!? ひぃ、ひぃー、ひぃー」

魔法使い「じゃあさ、氷魔法で聖剣の周りに氷を生成してさ、炎魔法で瞬時に溶かすと同時に引き抜いて」

女神「あ、あなた達!」

勇者「ん?」

女神「魔王討伐の命を神から受けたあなた達は、思えばこの場所に来るのに、大変な苦労をしてきた事でしょう!」

女神「そんなあなた達に、何のねぎらいもしないのは、よくよく考えればとても失礼なことかと!」

戦士「おいおい、バカなことを言うなよ!女神様にそこまで気を使わせる気はないぜ?さ、もう一回」

女神「ききき休憩です!きゅうけーい!もう無理です!!本当に!!!」

魔法使い「ほぇー、これが女神様のお部屋かあ」

女神「自由にくつろいで下さい……」

魔法使い「なんか思ってた感じと違うねぇー」

戦士「そうだな、なんか所帯じみてるっていうか」

女神「お茶を入れてきます……」

勇者「……なあ、あいつ本当に女神なのか」

戦士「女神も一枚岩じゃねえって事だろ?広い天界にはあんなのもいるだろよ」

魔法使い「ずっと地上に居るみたいだし、凋落してるのかもねー」

戦士「そうだ!勇者、お前がさっさと引き抜いてやりゃ済む話じゃねえのか!?」

勇者「いや、普通に嫌だろ……強敵だらけのダンジョンを抜けた先で女にケツ向けられて引き抜けって言われたら……」

魔法使い「まあまあ、魔王討伐も始まったばかりだしさ!ちょっとここでゆっくりしようよ!」

戦士「そうだな!このダンジョンで何ヶ月か特訓しながら抜いていこうぜ!」

ガシャーン

戦士「向こうで何か落ちた音がしたぞ?」

勇者「……」

女神「お、おまたせしました……天界の草を煎じた、特別なお茶です……」ブルブルカチャカチャ

魔法使い「あ、いい匂いー!」

勇者「なあ女神さん、くつろげって言われたけど、椅子とかはないのか?」

女神「いっ……椅子は、無いのです、申し訳ありません」

戦士「まあまあ、床に座ればいいじゃねーか」

魔法使い「そうだね~」チョコン

勇者「まあいいか」ドカッ

女神「し、失礼します」クネッ

戦士「……ん?なんだ女神様、随分とセクシーに座るんだな」

女神「えっ……だ、だって」

戦士「ははあ、女神様だから座り方を知らないんだな!ちゃんと腰を地べたに付けて座らないと疲れが取れないぞ!」ヒョイッ

女神「えっちょっ」

戦士「よいしょっ、ほら、足をこうやって組んでよ、よいしょっ」クミックミッ

戦士「腰を地べたに付ける!!」ドカッ

女神「アッ ~~~ッッッッッ! ~~~ィィィィィィ!!!!」ズムッッッ

魔法使い「勝手にベッド使ってもいいのかなあ」

勇者「部屋主が起きないんだから勝手に使うしかないだろ」

戦士「女神様も疲れてるんだろーよ! 俺があぐらをかかせてやった途端机に突っ伏して寝ちまったし」

勇者「……まあいいか」

魔法使い「それよりさ、聖剣!どうやったら抜けるんだろうね!」

勇者「うーん、もう抜けなくてもいいんじゃないか?なんか汚そうだし」

魔法使い「えー、でも女神が体内に宿していた聖剣! って言ったらさ、すっごくハクが付くよ~!」

戦士「確かに、金に困ったとき高く売れそうだな!」

女神「ギヒっ……ギッ……ヒッ……」ダラダラッ

魔法使い「あーっ女神様またいびきかいてる!」

戦士「女神の涎って錬金とかに使えるんじゃねえのか?」

勇者「……頭痛くなってきた」

魔法使い「……ふわぁ……あふ……おはよう……」

勇者「おう、おはよう」

女神「……」ブルブル

魔法使い「……女神様、どうして震えてるんだろ」

勇者「原因はあれだろ」

戦士「ひゃくいち!ひゃくに!ひゃくさん!」ブンッブンッ

魔法使い「戦士は頑張り屋さんだねえ」

戦士「おう!今日こそは女神様の聖剣を引き抜いてやらないといけないしな!」

女神「!! ……」ガタガタガタ

魔法使い「……女神様さ」

女神「ひ、ひゃいぃ!?」

魔法使い「聖剣ってさ、どんな形してるかとか、分かんないの?」

女神「聖剣の……形?」

魔法使い「ケホッ、ケホッ」

戦士「こりゃすげぇ埃だな」

女神「聖剣について描いた絵巻物です……ですが、完璧に史実に基づいた物ですよ」

勇者「へぇ……こりゃ面白……ッ!」ペラッ

魔法使い「ええっ!? 聖剣ってこんな凶暴な形なの!?」

戦士「うおっ…!返しに、玉に、バネに……ここ、吸盤になってるのかぁ?」

女神「ですから言ったでしょう……力ずくでは絶対に抜けない、と」

勇者「……おっ、これ、もしかして女神か?」

女神「ええ、その通りです」

女神「人々が聖剣を巡って争い始めたため、神から聖剣を守るように言われて、それからずっとここで聖剣の守護者として……」

戦士「でもおかしくねーか?ここには聖剣が女神様のアナルに突き刺さってるなんて書かれてねーぞ」

女神「……」

勇者「……」

魔法使い「……ま、まあ、ずっとここで一人だったんでしょ?だったら、まあ、そういう事も……」

女神「……」

戦士「とにかく大体の攻略法は掴めてきたな!」

魔法使い「そうだね! まず、昨日の要領で、一度グイって引き抜いて」

戦士「その後はバネだから、グリグリ回して……」

魔法使い「次は玉だね!ここはじっくり抜くしか無いよねぇ」

戦士「次は……ううん、ここは複雑すぎてわかんねえなあ」

魔法使い「そこはぶっつけ本番で行こうよ!思いっきり倒したりさ、色々やってみよう!」

女神「勇者っ……」ヒシッ

勇者「触んな」

女神「で、でもこのままだと私のお尻が壊れちゃ」

勇者「壊れたってどうってこたねーだろ!女神なんだから」

勇者「それに自分で入れたんだから自業自得だろうが」

女神「ひぅ……」

戦士「よし、じゃあとりあえず俺がやってみるよ!」ガシッ

魔法使い「頑張れー!」

女神「ぃっ……せ、戦士よ……聖剣を引き抜き、私をこの地獄から解放するのです……」

勇者「さすがに女神なんだな、王立図書館だと禁書レベルの古文書がそこらに転がってる」ペラッ

アアゴオオオオオオオ

勇者「……」ペラッ…ペラッ

ンキオオオオオオオビイイイイイ

勇者「……」ペラッ…ペラッ


勇者「声が聞こえなくなったな」ギィッ

勇者「おーい、抜けたか?」

女神「ぃひひっ……ぎひっ……えひひ」ブクブクッ

魔法使い「あ、お兄ちゃん!もー全然ダメ!ちっとも抜けないよ!」

勇者「だろうな……多分、勇者の血筋の者じゃなきゃ百年かかっても抜けないだろ」

魔法使い「えー、やっぱりお兄ちゃんがさっさと抜けば済む話だったんじゃない!」

勇者「まあ、いつまでもここでグダグダやってる訳にも行かないしな……そろそろ俺が抜いてやるか」

勇者「ところで戦士はどこ行ったんだ?」

魔法使い「戦士なら、休憩って言って外にモンスター狩りに出かけたよ!」

戦士「ハァッ、ハァッ、ハァッ!」バターン

魔法使い「あ、お帰り!」

勇者「おう、戦士か、今からこいつ抜くから、出発の準備しな」グイッ

戦士「ま、待て!勇者!それを抜くんじゃない!」

勇者「……なんだって?」

魔法使い「戦士、残念だけどどれだけ頑張っても戦士には抜けな……」

戦士「違うんだよ!俺たちさ、ここに来る時は強敵揃いですっげー苦労しただろ!?」

勇者「……そうだな」

魔法使い「MP切れ起こしそうで怖かったよー」

戦士「で、今回りのモンスターと戦ってみたんだけどよ……」

戦士「なんかすげー弱いんだよ!!」

戦士「て、いうか、俺がすごく強くなってんだ!!」

魔法使い「えっ!」

勇者「!!」

魔法使い「た、確かに私も、昨日までと魔力の感じが違うというか……溢れるっていうか……」

勇者「ま、まさか……聖剣を引き抜こうとした事で、モンスターを倒す以上に経験値を得たという事か……?」

戦士「……なあ」

魔法使い「……うん」

勇者「……そうだな」


勇者「おい、起きろ」ペチン

女神「……あ……勇者……私、今、故郷に帰って神と接見を……って、あれ?」ギチッ

勇者「今から出発だからな、さっさと起きてくれよ」

女神「し、出発って……え?で、でも聖剣は……」

勇者「なあに、いずれは抜いてやるって」

女神「そ、そうですか……その、話が掴めないんですけど……」

勇者「さあ、行くぞ皆!」

戦士「おう!」

魔法使い「頑張るよー!」

女神「あ、あの?皆さん?え?」

勇者「とりゃああ!!!」ザシュッ



勇者「ふぅ、なんだか俺だけ苦労が一倍だな」

戦士「悪いな、勇者」

魔法使い「私達みたいに気軽に強くなれないもんねー」

戦士「でも、新しい土地に入ってから急に強くなってきやがったよな、敵」

魔法使い「そうだね……」

戦士「また女神様に頑張ってもらうか!おーい!女神様!」

女神「ひぇっ!?き、昨日やったばかりではないですか!!」

戦士「まあまあ、世界を救うためだからさ!さ、下向いてくれ」

女神「ひぃいッ!!ど、どうか優しく、優しくして……アギィイイイイイイイ!!!!」

      ̄ ̄ ̄二二ニ=-  
  '''''""" ̄ ̄  
             -=ニニニニ=-  
   
    ~~~ ( )*( )  
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                          '''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'             ∧∧  
     ~~~ ( )*( )     _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ |   レ | (⊃⌒*⌒⊂)  
                  _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) 、_,ノ  __ノ  /__ノωヽ__)

勇者「ううん……」

魔法使い「どうしたの?お兄ちゃん」

勇者「いや、どうもさ、最近、お前と戦士ばかり戦闘で活躍してねえか?」

魔法使い「ええ!? ……うーん、そうかも」

勇者「だろ!? 馬車から飛び出たら一瞬で周りはお前の魔法でチリになってるし、生き残った魔物の首も戦士が刈り取っちまうし」

魔法使い「でも、お兄ちゃんは回復が……」

勇者「回復は女神がやってんじゃねーか!!だから最近戦闘で俺の出る幕がないんだよ!」

魔法使い「そんな事言われても……」

勇者「……わかったよ」

勇者「俺が聖剣を引き抜いてやる、そうしたら俺も強くなれる」

魔法使い「えっ!? で、でもそれじゃ私達が」

勇者「いいから、まあ見てなって」

女神「……い、今なんと?」プルプル

勇者「だから、聖剣を引き抜きに」

女神「……~~~~ッッッ!!」ガッ

勇者「……」

女神「ついに……ついにこの苦行から……うう、ううう」ウルウル

勇者「気が引けるなあ」

女神「えっ?今なんと?」

勇者「なんでもないよ、気が変わらない内に抜かせてくれ」

女神「はっ、はい!さ、さあ、勇者よ!聖剣を引き抜いて、私を天界へと誘うのです!」ズイッ

勇者「……おっと、その前に」

女神「え?」

勇者「どうだ?動けないか?」

女神「縄など必要ありませんのに……」ギチッギチッ

勇者「何百年も刺さりっぱなしの聖剣を抜くんだぞ?何が起きても困らないようにしてるだけだ」

女神「うう……そうですね」

勇者「よし……じゃあ抜くぞ……」

女神「は、はい!さあ、さあ早く!!」フリッフリッ

勇者「よっ……おお、おおお!?」グッ

女神「あっ……こ、これは……ひっ」

勇者「な、なんだこれは!?聖剣の力が俺に……!?」

女神「そ、その通りです!聖剣の力が勇者の血に秘められた力を増幅させているのです!!」

勇者「な、なるほど……これは凄い力だ!」

女神「そ、そして一時的に力を失った聖剣は、柔らかく、しなやかになって……あひん!」ヌポッ

勇者「えっ!?か、返しが簡単に抜けたぞ!?」

女神「い、いいから……一息に引き抜いて!!」

勇者「う…うおおおおおおお!!!」ヌポッヌポッヌポッブチッブチッギュリギュリギュリッズルズルズル!!!!

勇者「どうだ?」

魔法使い「うん、さっきまでずっと泣いてたけどやっと落ち着いたよ。さっ、行ってらっしゃい」

勇者「……気が引けるなあ」



勇者「おう、女神」

女神「あっ……ゆ、勇者」

勇者「どうだ?落ち着いたか?」

女神「え、ええ……ご迷惑をおかけして申し訳ありません」

勇者「そうか、そりゃ良かったよ」ズンッ

女神「ええ、でも、これでようやく聖剣の番という役目から解き放たれて……」

女神「えっ……」

勇者「おっ、全然気づかなかったな……こりゃ縛る必要なかったか」

女神「えっ……あっ……いっ……ぎっ……」

勇者「奥まで入れるぞー」

女神「イギギギギギギ!!!ガヒギギギ!!!!」

女神「う゛お゛っ…お゛お゛っ………」

勇者「よし、入りきった!」

女神「ゆ゛……こひゅー、どうじ……ひゅー」

勇者「あー、やっぱりな、聖剣を1回引き抜いたくらいじゃ、あいつらと並ぶ力は得られなかったみたいだ」

女神「な゛……そん……な゛……ひー……ひー……」

勇者「まあ、いつでも引き抜けるってわかった事だしさ、魔王を討伐するまでは付き合ってくれよ!」ズルズルズル!!!

女神「イイイギイヒィイイイイイイィィィ!!!!」


女神の高貴な咆哮は、破裂音と共に王国中に響き渡ったという……。

これはひどい(良い意味で)

      ̄ ̄ ̄二二ニ=-  
  '''''""" ̄ ̄  
             -=ニニニニ=-  
   
    ~~~ ( )*( )  
                    ~~~ ( )*( )    _,,-''"  
      ~~~ ( )*( )                ,-''";  ;,  
             ~~~ ( )*( )     _,,-''"'; ', :' ;; ;,'  
                          '''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'             ∧∧  
     ~~~ ( )*( )     _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ |   レ | (⊃⌒*⌒⊂)  
                  _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) 、_,ノ  __ノ  /__ノωヽ__)

勇者の邪剣「欲棒」と等価交換だな

中原「アナルだめぇぇぇ」

>>47>>49の間が抜けてたんだが

勇者「よっと」

女神「あ……」

勇者「よう、お、今日は戦士と特訓してないんだな」

女神「ふん」プイ

勇者「……どうした?」

女神「もう私は二度と貴方と話さないと決めたと言ったじゃないですか」

勇者「喋ってんじゃん」

女神「なっ……なんですか貴方は冷やかしに来たんですか!」

勇者「ううん……嫌われてるなあ」

女神「当然です!さあ、ここは私の馬車ですよ!出て行きなさい!」ゲシゲシッ

勇者「いてっ、いててっ……俺の馬車だっつの」

女神「ふんっ」ププイ

勇者「あーあ、せっかく聖剣を引き抜きに来たのによ」

女神「……え?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年04月24日 (火) 17:52:52   ID: XA5Gu-h-

安価飛べなくて良いから順番整理した方がいいと思う

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