杏「楓さんと」 (25)

シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ


本編
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第68回」
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第68回」 - SSまとめ速報
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外伝
光「OEN!」杏「ODEN?」
光「OEN!」杏「ODEN?」 - SSまとめ速報
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杏「うぃー…」ガチャ

杏「…あれ、誰もいない」

杏「まぁいいや。のんびりしてよっと…」

杏「んー…」ゴロゴロ

楓「おはようございます」ガチャ

杏「あ、楓さんおはよー」

楓「おはよう、杏ちゃん。ゲームしてるの?」

杏「うんー」

楓「見せて見せて」

杏「いいよー」ムクリ

楓「あら、ロボットが戦ってるわ」

杏「格闘ゲームだよー。面白いよ」

楓「格闘ゲーム…紗南ちゃんがやってるのを少し見た事があるけど…コンボ?とかが難しいのよね…?」

杏「最近のだとねー。でも、これは昔のゲームだからそういうのないし、シンプルで初心者にもオススメだよ」

楓「昔のゲーム…?確か、そのゲーム機って結構新しいのじゃなかったかしら?」

杏「あー…えっとね、ゲームは昔のゲームなんだけど、ダウンロードして新しいゲーム機でも遊べるの」

楓「へぇー…最近のゲームは凄いのね」

杏「楓さんはゲームとかしないー?」

楓「そうね…前に、紗南ちゃんと一緒に遊んだくらいかしら」

杏「おぉー。その時は何やったの?」

楓「レースゲームっ」

杏「レースゲームかぁ」

楓「最初は上手くカーブで曲がれなくて難しかったけど…慣れたら楽しかったわ」

杏「ドリフトとか決まると気持ちいいよね」

楓「カーブする時に、体がついつい傾いちゃって…」

杏「あるあるだねー」

楓「レースゲームはおもしれーす…なんて」

杏「でたー」

楓「ふふっ」

杏「さらっと言えるのが何気に凄いと思う」

楓「わーい、杏ちゃんに褒められたっ」

杏「褒め…?まぁ、いいか」

杏「楓さん、この後お仕事なのー?」

楓「えぇ、事務所でプロデューサーと待ち合わせなんだけど…少し早めに来ちゃった」

杏「流石だなぁ。杏はいっつもギリギリなのに」

楓「それも、きらりちゃんやプロデューサーに送ってもらって、ね」

杏「うん。家でギリギリまで寝てるから」

楓「それでも、遅刻した事無いのが凄いわ…」

杏「どやぁ」

楓「ふふ、きらりちゃんとプロデューサーに感謝しないとね?」

杏「うっ…そ、そうだね」

楓「でも、最近はちゃんと一人でもお仕事に行ったり、お家に帰ったりしてるわよね」

杏「ん、まぁねー」

楓「いいこいいこ」ナデナデ

杏「わー」

楓(あ、とっても撫でやすい)ナデナデ

杏「おあー」

杏「よし、終わりっと」

楓「ゲームはおしまい?」

杏「うん、キリの良い所までいったからー」

杏「それに、折角楓さんがいるんだしねー。一人でゲームやってるのも悪いし」

楓「そう?ふふ、ありがとう」

杏「いやいやー。杏も楓さんと話したいしねー」

楓「うふふ、嬉しいわ。じゃあ、ちょっとコーヒーでも入れてこようかしら」

楓「杏ちゃんも飲む?それとも、ジュースがいいかしら…?」

杏「んー、じゃあジュースでー」

楓「はーい。じゃあ、ちょっと待っててね」

杏「はーい」

楓「おまたせ」

杏「ありがとー…って、楓さん、ブラック?」

楓「ううん、お砂糖を少し」

杏「微糖かー」

楓「ビターなびとー」

杏「ちょっと厳しいかな」

楓「残念っ」

杏「なんか杏が楓さんのダジャレを評価する係みたいな感じに…」

楓「これから、新しいのを思いついたらまずは杏ちゃんに聞いてもらおうかしら」

杏「えぇー…べ、別に良いけど」

楓「わーい」

杏「喜ぶんだ…」

杏「ふぅー…なんだかいいねぇ、このまったりした空気が」

楓「そうね、外から聞こえる雨の音が、心を落ち着かせてくれるわ」

杏「それもあるけど、楓さんといると落ち着くなーって」

楓「そうなの?」

杏「いやー、いっつもちっちゃいのといる事が多いから…」

楓「うふふ、杏ちゃんは事務所だとお姉さんなのよね」

杏「う、うーん…本当にそうなのかはよく分からないけど…」

杏「年下の子といる事が多いから、たまにはこうやって大人のお姉さんと2人でのんびりってのも」

楓「ふふ…じゃあ、時間まで2人でのんりしましょうか」

杏「しよーしよー」

楓「しよーしよー♪」

杏「にしても最近、ホント暑いよねー…」

楓「暑いわね…ジッとしてても、少し汗をかいてしまうわ…」

杏「もう冷房がないと生きていけないよ…」

楓「今日は雨のおかげで少し涼しいけど…晴れの日は、冷房なしだと辛いかも…」

杏「ねー…」

楓「こう暑いと…温泉に入りたくなるわ…」

杏「えっ」

楓「えっ?」

杏「温泉?」

楓「えぇ、温泉♪」

杏「暑いのに…?」

楓「暑いからこそ、よ」

杏「そういうものなの…?」

楓「夏に入る温泉もいいものよ。汗を流しながら、ゆっくり浸かるの」

杏「うーん…?」

楓「温泉から上がったら、涼しい浴衣に着替えて…」

杏「…うん」

楓「団扇を扇ぎながら、ゆっくり花火を見たり」

杏「……おー」

楓「どう、楽しそうでしょ?」

杏「……うん、悪く無いかも?」

楓「やったっ」

杏「温泉は秋か冬ってイメージだったからなー」

楓「温泉は1年中楽しめるのよ。毎日入ってもいいぐらい」

杏「ま、毎日…」

楓「温泉のお仕事、来ないかしら…」

杏「来るといいねぇ」

楓「杏ちゃんは、何かこんなお仕事がやりたいな、みたいなのってある?」

杏「えー…お仕事の時点でイヤだけどなぁ…」

楓「ふふ、そう言わずに」

杏「うーん……あー、ゲームのお仕事とかなら…まぁ」

楓「ゲームのお仕事?」

杏「発売前の新作ゲームを体験プレイー、みたいな。紗南と一緒にさー」

楓「あら、それは楽しそうね」

杏「座ってゲームするだけなら、そこまで疲れないしー」

楓(それでも少しは疲れるのね…)

楓「どこか、行ってみたい所とか」

杏「うーん…行ってみたい所…今の時期なら…涼しいところ…」

楓「涼しいところ…北海道?」

杏「あー、北海道ねぇ。確かにこっちよりは涼しいけど、それでも暑い日は暑いよー」

楓「あ、杏ちゃんは北海道出身だったわね」

杏「そーそー」

楓「北海道は…」

杏「でっかいどー?」

楓「ふふ、息ぴったり♪」

杏「そ、そうなのかな…」

楓「杏ちゃんと、2人で北海道旅行っていうのも面白そう」

杏「え、そ、そうかな…?」

楓「杏ちゃんに色々案内して欲しいな」

杏「て言ってもなぁ…地元しか分からないし…」

楓「それなら、一緒に美味しいもの食べて、温泉に入るのでもいいかも」

杏「あー…うん、それなら…まぁ」

楓「ふふ、プロデューサーにお願いしてみよっと」

杏「杏より、普通に川島さんとか志乃さんとかと一緒の方が良さそうじゃない…?」

楓「それも楽しそうだけど…杏ちゃんとだって、きっと楽しいわ」

杏「そ、そっか……まぁ、楓さんがそう言うなら…」

楓「えぇ」

杏(な、なんか調子狂うなぁ…別にイヤじゃないけど…)

杏「ふわぁ…」

楓「あら、杏ちゃん眠いの?」

杏「んー、ちょっと…」

楓「じゃあ、どうぞっ」ポンポン

杏「んぇー、膝枕?」

楓「えぇ」

杏「んー……じゃあ、お邪魔するよー」ゴロン

楓「はい、いらっしゃい」

杏「あー……」

楓「どうかしら?」

杏「……うん、なんかいいかもー」

楓「ふふっ、よかった」

杏「杏寝ちゃうよー?大丈夫?」

楓「えぇ、お仕事の時間までは大丈夫だから」

杏「ん…じゃあ、おやすみー…」

楓「おやすみなさい」

杏「ぐう」

楓「早いっ」

―30分後―

楓「…♪」ナデナデ

小梅「も、戻りました…」ガチャ

輝子「フヒ…ただいまー…」

楓「小梅ちゃん、輝子ちゃん、おかえりなさい」

楓「あ…それにプロデューサー、おはようございます。3人一緒に?」

小梅「か、楓さん…ただいま…」

輝子「フヒ…ちょうど、事務所の前で一緒になった…偶然…」

楓「そうだったのね」

小梅「あ、あれ…杏さん…?」

輝子「フヒ…か、楓さんの膝枕で…寝てる…」

杏「すー…」

楓「ふふ…可愛いでしょう?もう少しだけ、このまま♪」


おしり

杏お姉ちゃんと楓お姉さんの組み合わせ

見てくれた人ありがとう

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