妹「いいかげん働いたら?」
妹「まだ学生だから良いって?就活は?バイトはしないの?」
妹「人の趣味なんだから勝手だろって?
わたしもお兄ちゃんが引き籠ってパソコン
カチャカチャしてなきゃこんな事言わないよ」
妹「最近お兄ちゃん外で遊ばなくなったよね。……え、元から?」
妹「そうだね。お兄ちゃん友達いないもんね」
妹「お兄ちゃんの建てるSSって妹ものばっかりだよね。ねえ、なんでなんで?」
妹「え、妹が好きだから?……きもいから近寄らないでくれる」
妹「最近自分の建てるSSスレが伸びないって?」
妹「そもそも伸びた事なんてあるの?」
妹「なにお兄ちゃん、人の顔見て……え?SSの妹は可愛いのになあって?」
妹「現実の妹の方が可愛いに決まってるじゃない。なに?ジャイ子?殺されたいの?」
妹「ねえ、お兄ちゃん。お兄ちゃんはなんで生まれてきたの?」
妹「生まれて来る意味なんてまったくと言っていい程なかったよね」
妹「そう言えばさ、お兄ちゃん。こないだエロSS読んで興奮してた
みたいだけど、あれ書いたのお父さんだよ?」
妹「お兄ちゃんが書くエロSSの女の人っていつもすぐに『ん…』とか
『あんっ』とか喘いでるけど現実はあんなに感じないからね?」
妹「……あっ、ごめん。童貞には分からない話だよね」
妹「元気ないね、お兄ちゃん。どうしたの?」
妹「ふーん、最近は流行のアニメやラノベがなくてSSが書きづらいんだぁ」
妹「他人の褌でしか相撲が取れないお兄ちゃんには辛い世の中だよね」
妹「いつも『もう寝ます』ってレスしてもなかなか寝ないよね」
妹「そんなに保守されるかどうかが気がかりなら、なんで深夜にスレ建てるの?」
妹「お兄ちゃん。お兄ちゃんに借りた数学のノートにびっしり書いてあったんだけど
これって今書いてるSSの設定なの?」
妹「びっくりするくらい、つまんないね」
妹「お兄ちゃん、他人の書いたSSは『設定があまい』とかツッコミ
入れまくるのに、自分の書いたSSの設定にはつっこまないんだね」
妹「この作者の書くSSキャラはキャラが立ってないって?お兄ちゃんの
書いてるSSの方がキャラ立ってないんじゃないかなあ」
妹「あっ、ごめん。お兄ちゃんのSSはキャラより、作者の方が立ってるから
関係ないよね」
妹「他人のSS叩いてる時のお兄ちゃん、輝いてるねっ!」
妹「ねえ、お兄ちゃん。お兄ちゃんのSSって完結したことあるの?」
妹「文才がなくてすみません?」
妹「ちがうよね。努力してこなかっただけだよね。今までの人生と一緒で」
妹「お兄ちゃん。いくら今売れてる作品のエロSSは伸びるからって、
それは作品への冒涜にはならないの?」
妹「二次創作はファン活動の一環じゃなかったの?」
妹「え?伸びるから書いてる?しったこっちゃない?本当にどうしようも
ないくらいのクズだね、お兄ちゃんは」
妹「今から用事が出来たので出かけます?」
妹「嘘だよね。お兄ちゃんは用事が出来るようなレベルの暇人じゃないもんね。
保守でスレがどこまで伸びるのか見たいだけだもんね」
妹「たまたま1本ヒットしたSS書いたからって、いつまでその栄光に
しがみついてるの?」
妹「その1本以外は全然当たってないんだから、変なプライドは捨てなよ」
妹「初SSです、拙いかもしれませんがお願いします?」
妹「なに言ってるのお兄ちゃん?これ、もう5作目だよね」
妹「お兄ちゃん。実はお兄ちゃんのSSにレスしてるの、わたしと
お母さんだけなんだ」
妹「……そう、近くのネットカフェでパソコンとケータイから。ごめんね?」
妹「自演はたのしい?」
妹「流行りの二次創作やエロは邪道だって?」
妹「そうだね。お兄ちゃんの書いてるSSは全部シリアスだもんね」
妹「だから伸びないんだよ…」
妹「お兄ちゃん。二次創作がダメだとは言わないけど、二番煎じはさすがに
どうかと思うよ……」
妹「え、このスレ?もちろん二番煎じですがそれがなにか?」
妹「お兄ちゃんのSSって、まとめに載ってるの見たことないや」
妹「え?まとめにくらい載ったことあるって?へ~どこどこ?」
妹「ログ速?それって……ううん、なんでもない。良かったねお兄ちゃん♪」
妹「お兄ちゃんのSS、長すぎてもうSSとは呼べないんじゃないかなぁ…」
妹「あっ、ごめん!だからって小説って呼ぶほどのモノでもないよね♪」
妹「SSなんて自分の好きなように書いたらいい?」
妹「好きなように書くのと、好き勝手に書くのは意味が違うって分かってる?」
妹「なんでいつも主人公の男君はやる気のない厨二病なの?」
妹「SSの中に作者が登場するのが痛い、ってまだ分かってなかったんだね、
お兄ちゃん」
妹「それと同じくらい、SSが完結した後も居座って解説してるのも
気持ち悪いんだよ、お兄ちゃん?」
妹「え?本編の中で解説しきれなかったからだって?」
妹「そういうのを蛇足って言うんだよ」
妹「必要な解説や伏線は、さりげなく本編の中で全部回収するもんだと思うけど?」
妹「本編の中で回収しきれないから、キャラの台詞が説明口調になるから
完結後に解説してるって?」
妹「ストーリー構成や台詞の言い回しに問題があるという発想は出てこないの?」
妹「文句だけは一人前だね、お兄ちゃん♪」
妹「お兄ちゃんの書くSSの主人公って、いっつもお兄ちゃんがモデルだよね?」
妹「虚しくはならないの?」
妹「建ったら書く?建たなくても書くつもりだったのに何言ってるの?」
妹「え、乗っ取りしかしたことないって?」
妹「そうだよね。乗っ取りなら完結しなくてもクオリティ低くても
ある程度は許されるもんね」
妹「いつも言い訳しながら生きてるお兄ちゃんにはぴったりだね♪」
妹「ネタが無くなったからもう書けません?」
妹「元々他のSSからネタパクって書いてただけでしょ?自分が
オリジナルみたいな言い方は良くないと思うな」
妹「他人のSSにケチつける前に自分のSS完結させなよ」
妹「お兄ちゃんの書くSSって、いつも設定に懲りすぎてちっとも感情移入
できないよね」
妹「二次創作は、キャラを崩壊させただけでレスがつくと思ってる?」
妹「仕事や勉強もそれくらい真剣になれたら良かったのにね♪」
妹「お兄ちゃんはSSが書きたいから書いてるの?それともチヤホヤされたい
から書いてるだけなの?」
妹「え、書きたいから書いてるだけだって?……それ、本当?」
妹「飽きたから書くのやめたって……次の展開が思い浮かばなかった
だけだよね」
妹「過去作晒しは気持ち悪い?」
妹「そうだよね。晒すほどのSSなんか書いたことないもんね♪」
妹「いっつもSS書いてるけど他に何か趣味はないの?」
妹「…………ごめん。そんなに考え込むとは思わなかったから」
妹「お兄ちゃんが夜中に半笑いでキーボード叩いてるの見たら、怖くて
トイレに行けなくなったんだけど……」
妹「たまには自分の顔、鏡で確認した方が良いよ?」
妹「そう言えばお兄ちゃん、さっきから筆が止まってるけど大丈夫?」
終わる
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