男「あれが紅魔館・・・」 (162)

CAUTION!!※注意!※CAUTION!!


割と自分で考えた設定や偏見なども入れる(二次成分

原作と違う点が多く見つかるかもしれない(原作崩壊成分

オリキャラ(主人公としての男)を登場させる

話の流れの途中で分岐(誰が誰を好きになるか)をする

恋愛?純愛?モノになる予定


それが苦手とか無理とかアカンって人は見ないことを推奨します!


なおこの作品は自分への挑戦も兼ねて投稿します
そしてなるべく公式設定にのっとり話を進めていこうと思っています

分かりにくい点や、意味不明な点があれば質問よろしくお願いします
そのほかにもこうしたほうがいいんじゃない?とかあればドンドンしてください

ではいきます


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1358694657

男「妖怪の山近くにあるって聞いて来たものの・・・」

男「一目で分かるくらい周りから浮いてるなぁこの館・・・」

男「情報を聞いた人もそれ以上の情報教えなかったのはこれのせいか」

男「とにかく先に進まないと話が始まらないよな・・・」

男「今何時かはっきり分かるな・・・」

男「あれだけデカイ時計だと目を細めなくても良いから助かるな」

男「でもここを通る途中妖精がいたときはどうしようかと思ったけど・・・」

男「あの子達みんな仲良かったな」

男「手が冷たい子もいたけど・・・、世の中わかんないことだらけだなぁ・・・」

男「・・・」

男「一人で喋るのはつらいなぁー!」バタバタ

男「そろそろ着いてもいいころだよな・・・」

美鈴「あいやまたれいそこ行く若者!」スタッ

男「・・・」

男「誰です?」

美鈴「紅魔館の門番してる紅美鈴よ」

美鈴「紅魔館に何か用でも?」

男「えぇ、ちょっと入ってみたいなって・・・」

レミリア「・・・?」

咲夜「どうかなされましたか?お嬢様」

レミリア「侵入者かしら」

レミリア「あれは・・・人間?」

咲夜「紅魔事件以来時たま人間が来ることもあります」

咲夜「特に霊夢と魔理沙はよく来るではありませんか」

レミリア「・・・そうよね、美鈴が下手しなければ良いけど」

男「そこを通してくださいよ」

美鈴「駄目です!理由もなしに通すなんて門番失格になってしまいます!」

男「そう固いこといわずに」

美鈴「だ〜め〜で〜す!」

男「んー・・・」

男 (仕方ないかなぁ・・・)

男「仕方ないですね、じゃあ諦めます・・・」

美鈴「ハイ!そうしてくださいな」

男「あぁーあー、せっかくはるばるここまで来たのになー」

美鈴「知りません、用が無いなら帰ってくださいよ」

男「ガックシ・・・あ、ところで美鈴さん」

美鈴「なんですか?」

  ピカーッ

美鈴「っ!?まぶし・・・」バッ

男「これって眩しいですかって聞こうとしたんですけど眩しそうですね」

  ビュン

男「門番の仕事、お疲れ様でーす」

美鈴「ま、待て!」

美鈴 (な、中に入られた・・・?)

美鈴 (見えない・・・、咲夜さんに叱られる・・・)アタフタ

  ガンッ

美鈴「痛っ!?」

美鈴「あれ、門閉まってる・・・?」

レミリア「ねぇ」

咲夜「なんでしょう」

レミリア「いつの間に侵入したのかしらね」

咲夜「!?美鈴が膝をついて・・・!?」

咲夜「どうなされますか?」

レミリア「別に良いわ、館に入るならお話でもしてあげて頂戴」

咲夜「かしこまりました」

男「中はやっぱり広いんだなー・・・」

男「うひゃー、でっかい噴水まである」

男「ここら一帯をみてるだけで一日終わっちゃうんじゃないかなー」

美鈴「待てええぇぇぇぇ!!」

男「ん?」

美鈴「目くらましで私を撒けると思ったんですか!?」

美鈴「お帰りください!さもないと・・・」

男「さもないとなんです?」

美鈴「叩き返します!」

男「た、叩き帰すねぇ・・・」

男「それはちょっと嫌かなー」

美鈴「ならおとなしく帰ってください!」

男「それも、嫌」ニッコリ

美鈴「」ブチッ

美鈴「はぁっ!」ブンッ

男「う、うわっ!?」サッ

美鈴 (避けられた!?)

男「あ、危ないじゃないか!」

美鈴「人間なのに、やるじゃないですか・・・」

美鈴「せぇいっ!」ダダダダッ

男「うおっ!?ちょっとまっ!?」

美鈴「・・・、全部避けられるってことは格闘技がお好きな人間さんですか・・・?」

男「・・・?」

男「・・・!そーそー!俺格闘技大好き!美鈴さんは?」

美鈴「好きですが・・・、せいっ!」バシッ

男「ごふっ!い、いってぇー・・・」

男「さすがに、不意打ちは駄目だって・・・」

美鈴「・・・」

美鈴 (体が固い・・・)

美鈴「それはおあいこでしょう、そっちもしたじゃないですか」

美鈴「んー・・・」

美鈴「いいでしょう!私はあなたに敵いませんでした!」

男「・・・はい?」

美鈴「私は、あなたを認めます、あくまでも私はですが」

男「んー・・・」

男「あっ、ずりぃ!そんなの言われたら殴り返せないじゃん!」

美鈴「えっ」

男「まぁ、いいか・・・」

美鈴 (変な人だなぁ・・・)

男「それにしても急に認めます!なんて、おかしな人だね?」

美鈴「」

美鈴「門番の仕事に戻ります、何かあったら呼んでください」

男「はーい」

男「あ、美鈴さーん」

美鈴「いきなりですか、なんです?」

男「あの噴水の水って飲める?」

美鈴「」

美鈴「そういうのはしないほうがいいと思いますよ・・・?」

男「じゃあ飲み物持ってない?」

美鈴「私は持ってないですが、館の人にお願いすればそれくらい貰えるでしょう」

男「そっか!ありがとう!」

美鈴「では」スタスタ

男「じゃあ見て回ろうかなー」

男「きれーだなー、花畑まであるのかー」

メイド「きれいでしょ?」

男「あ、ここの管理人さ・・・」

男「妖精?」

メイド「ここで雇われている妖精です」

メイド「私もここが好きなのでよく来るんですよ」

男「・・・えっと」

男「その格好からすると、お仕事はメイドさん」

メイド「はい、そうですけど」

男「いや、気づいてくださいよ」

男「今仕事の時間じゃないんですか?」

メイド「ちょっと位いいですよ」

メイド「・・・多分」

男「た、多分・・・」

男「適当な人・・・いや、妖精か」

メイド「そういうあなたは誰?」

男「え、えっと、人間・・・ですよ?」

メイド「そうですか、ごゆっくり」

男 (あら、意外と敵対心丸出しだったりじゃないのか)

男「では、別のところを見てきますね」

ここまでで、また明日書きます

もしかしたら次回あたりこちらからも質問するかも知れないです
なので見てくれた人がいたならその質問への返事もヨロシクしたいです

つまんね

エブリスタ()に履いて捨てるほどありそう

>>13
そうですか・・・、申し訳ないです
でも今の私ではこれが精一杯です

でもこれを書くと決めたので最後までやり通します
めげずにがんばりますので、また見てもらえる機会があればよろしくお願いします

多分いつもの末尾IOだから気にしなくていいと思うよ

>>15
ありがとうございます

でも自分でも駄文だと思っているので
これからも精進していきます

今から続き行きます
東方を題材にするのは思ってたより難しいかった・・・

男「・・・別のところと言っても喉が渇いたなぁ」

男「歩きっぱなしだったわけだし」

  ギィ・・・

男「お邪魔しま」ゴン

男「な、なんだ?」コンコン

男「見えない・・・壁?」ジィー

咲夜「いらっしゃいませ」パッ

男「うわっ!?」

咲夜「今日はどのようなご用件でここに来られたのでしょうか?」

男「んー・・・?」

男「そっか、メイドさんは沢山居てもおかしくないよな、こんだけ広いんだし」

咲夜「私含めメイドなら館に沢山居ますが・・・」

咲夜「メイドを見に来られたのですか?」

男「いや、そうじゃない」

男「えーっと・・・」

男「飲み物、もらえます?」ニコッ

咲夜「」

いきなりですが補足

咲夜さんが紅魔館全体の時間を止めていたため
現実の世界と時を止めた世界の壁が出来て、男は中に入れなかった
・・・ということでお願いします

男「客室・・・だよな」

咲夜「はい」

男「客室も赤基調・・・というか」

男「紅魔館の中も全部赤だったり?」

咲夜「基本的にはそうなります」

男「うへぇー・・・」

咲夜「お飲み物です、どうぞ」カチャリ

男「・・・どっから出したのさ?」

咲夜「・・・」

男「・・・あ、おいしい」

咲夜「ありがとうございます」ペコリ

男「その喋り方されると落ち着かないな・・・」

咲夜「メイドですので」

男「だよねぇ〜」

男「ちなみに、中って見て回ったりしても?」

咲夜「迷子になりますよ?」

男「え?」

咲夜「・・・?お迷子になられますよ?」

男「そこじゃない!」

咲夜「案内をして欲しいなら最初から申してください」

男「メイドだったらそこは気づいてくれるものかと・・・」

男「・・・ところで」

咲夜「なんでしょう」

男「なんでナイフなんかいっぱい持ち歩いてるんですか?」

咲夜「あぁそれは・・・!?」

咲夜「なんでナイフを持っていると・・・?」

男「え、いやだって」

男「見えてるし」

咲夜「・・・あ」

  キラッ

男「ちょっと物騒な人が紅魔館には多いのかな?」

咲夜「も、申し訳ございません」ササッ

咲夜「・・・でも見えていたのは一本だけですのに、どうして多数持っていると?」

男「そんな隠し方してるなら数本持っててもおかしくないかなって」

男「案の定持ってたわけだけど」

咲夜「勘だったわけですか」

男「まぁそういうことになるかな」

男「にしても広いねー」

男「外側から見たときとは少し大きさが違ってるような気もするけど」

咲夜 (そういえばなんでここに来たのかしっかりと聞いてなかった・・・)

男「ん?どったの?」

咲夜「いえ、何も」

咲夜「・・・少しお聞きしたいのですが」

フラン「あ!咲夜ー!」

フラン「あれ、お客様?」

咲夜「はい、中を見学したいと・・・」

男「ねぇねぇ、何このかわいい子!」ボソッ

咲夜「は、はい?」

フラン「私はフランドール・スカーレットっていうの!よろしくね、えーっと」

フラン「人間・・・さんでいいのかな?」

男「!?、あぁ!勿論人間でいいさ」

フラン「お兄さん!あたしと遊ぼ!」

男「ん?俺と?」

咲夜「ふ、フランドールお嬢様?この人は」

男「いやいいよ、遊ぶかー!」

咲夜「だ、駄目です!お嬢様との遊びは少し疲れるといいますか・・・その」ボソッ

男「だーいじょうぶだって、割と丈夫だから!」

フラン「いこー!」

男「おー!」

咲夜「あ、ちょっと!」

男「最初のところまで戻っちゃった」

フラン「ここなら広いよねー!」

男「ねー!・・・って、広い場所でなにするのさ?」

フラン「んーと、小手調べ?」ニコッ

男「いっ!?」

フラン「いくよー!」

男「ちょっとまった!まった!」

男 (やっぱここ危ない人しかいない!まともだったのは妖精メイドさんだけ!)

男「戦うんだよな?」

フラン「そうだけど?」

男「なんで?」

フラン「あなた強そうだもん!」ジリジリ

男「意外とか弱かったりもするかもよ・・・?」

フラン「私は人を見る目があるってお姉様が言ってたわ!」

男「お、お姉様?」

フラン「私から一分間逃げ切れたらお兄さんの勝ちね!」

男「い、一分か・・・」

男 (あのメイドさんが言ってる感じだとちょっとやばそうなんだよな・・・)

男「どうしてもかい?」

フラン「どうしてもだよー!」ゴオォ

男 (ここのエントランス何もないなおい!?)

男 (何か策を・・・っ!)

男「うおぁ!?」バァン!

フラン「まてまてー!」ビュン

男「き、きっついってこれ!」

咲夜「40秒経過しました」

男「ちょっと!いるなら助けて!」タッタッタッ

フラン「やっぱりお兄さんなかなかやるわねー!」ドォン

フラン「でも、これはどうかな・・・?」

男「ハァ・・・ハァ・・・あ?」

フラン「ぎゅっとして・・・」グググ

咲夜「お嬢様!?それは駄目です!」

フラン「どかーん!」

男「は?」グニャー

男「う、うおぇ!?」バッ

フラン「・・・、かわされちゃった」ショボン

男「れ、レフェリー!」

咲夜「誰がレフェリーですか!」

咲夜「あ、一分経過・・・です」

フラン「すごいねー、やっぱり私が見込んだ通りだったわ!」

男「は、はは・・・」

男 (服がえらい事になっとる・・・)

フラン「・・・後であなたの能力教えてね?」ボソッ

男「いっ!?」

咲夜「お嬢様、あれはしてはいけませんと・・・」

フラン「わかってるよー、もう使わないわ」

男「」

補足、もとい訂正、こんなんばっかですいません・・・
フランお嬢様の能力をちょっとだけ変更します
本来ならば、お嬢様の能力はかわすことの出来ないトンデモ能力
相手の(今回なら男)目というもの(物質の最も緊張している部分)
ぶっちゃけるとそこに力加えたら問答無用であぼーんするよっていうところ
それを手のひらに持ってきて握りつぶせる能力なわけですが

今回はそれを対象の空間を捻じ曲げる能力にさせていただきます
もっと言うと目を手のひらに持ってこずに相手をあぼーんさせる能力です
そのため距離が開きすぎると大きなタイムラグやスタミナとか使うような設定です

それでも男は曲がっていたわけですが、その辺は後々・・・

フラン「次は私が案内してあげる!」フンス

咲夜「し、しかし・・・」

男「いいよ、でも何処に行くのかだけ教えてくれる?」

男 (二人きりで人目のつかない場所はまずいよな・・・)

男 (この子と怠慢張るのはもう懲り懲りだ・・・)

フラン「じゃあお姉様のところに行こう!」

男「戦う前に言ってたお姉様って人か」

咲夜「・・・、失礼の無い様にお願いします」ペコリ

男「そこら辺はちゃんとわきまえてるつもりだ」

咲夜 (どこが・・・?)

男「じゃあ行こうか」

フラン「はーい!」

レミリア「・・・、いらっしゃい」

男「こんにちはー」

レミリア「なんで私の妹をおぶっているのか説明をお願いできる?」

男「いやー、最初のうち肩車とかしてたんですけどね」

男「今はご覧の通り寝ちゃってます」ツンツン

レミリア「頬を突かない!まぁでもありがとう、感謝するわ」

レミリア「でも途中で寝たならよくここまでたどり着けたわね・・・」

男「もう一歩手前だったんですよ、で、フランお嬢様はどうすれば?」

レミリア「そのソファーにでも寝かせておいて、起こさないようにね」

レミリア「フランが怖くない人間なんて、初めて見たわ」

レミリア「もっと言うと私も怖がられないなんてね」

男「えー、だって可愛らしいじゃないですか」

レミリア「は!?」ビクッ

男「フランちゃん」

レミリア「・・・、そうね」

レミリア (フランちゃんって・・・、まぁいいわ)

男「この子もそうだけど、あなた方二人は羽が生えてるんですねー」

男「鳥の妖怪?」

レミリア「」

レミリア「ここの情報を知っているだけ吐きなさい」

男「え」

レミリア「いいから」イライラ

男「んー、館全体が赤いって教えてもらったかな」

レミリア「・・・、続きをどうぞ」

男「え?終わりだけど?」

レミリア「はぁ!?それだけ!?」

レミリア「あっ、・・・ゴホン」

レミリア「本当にそれだけ?嘘はついてないわよね?」

男「なんの得もないのに嘘なんてつきませんよ」

レミリア「そう・・・、よね・・・」ハァ

男「・・・?」

今日はここまで、書き溜めがなくなったorz

この後まだ少しキャラの人数増えるので忙しくなりそうです
なのでがんばって書くつもりですが一日空いたりする可能性もあります
それでもいいという方はゆっくり見ていってください

あとルート分岐について少し質問、誰を最初に狙って欲しいですかね?
返事がなければ最初は美鈴になります(あとちょっと寂しくなります)

何かあればこちらからもまた連絡します、それでは

あと少しだけ補足!すいません!

この後からキャラ崩壊成分が出てくると思います(構想練ってる時点でそうなってます)
なるべく原作を意識して書きますが、ご了承ください・・・

咲夜いきましょう

>>31

了解しました

モブメイド妖精でいきましょう

>>33

じゃあ二番目それで

続きいきまーす

レミリア「何にも知らずにここに来たわけ・・・?」

男「あ、それともう一つ」

レミリア (あ・・・、後一つだけ・・・)ガクッ

レミリア「事前に学習するってのを省きすぎじゃないかしら・・・」

男「まぁ、言い返せないですけど」

男「で、もう一つっての言うのは」

パチュリー「レミィ?居るわよね?」ガチャ

レミリア「タイミング悪いわね、何か用かしら?」

パチュリー「ん・・・?人間?」

パチュリー「よくこの二人と一緒に居られるわね」

男「何か問題でも?」

パチュリー「何ともないなら別にいいけれど、レミィこれ」スッ

パチュリー「暇つぶし、探しておいたわ」

レミリア「本・・・、また・・・」

パチュリー「私に頼むから本になるのよ」

男「あなたは本屋さんか何か?」

パチュリー「ここの地下に行けば分かるわ」

男「もったいぶらずに教えてくれも・・・」

男「じゃあ行きますよ、案内よろしく頼めます?」

レミリア「ちょ、ちょっと・・・」

パチュリー「構わないわ、じゃあ着いて来て」

レミリア「・・・」グスン

フラン「・・・ん?ありぇ?」

フラン「お兄さんは・・・?」

レミリア「・・・地下」

フラン「何かあったの?」

レミリア「・・・なんでもないわ」グスッ

男「広いというか、広すぎ」

パチュリー「同感だわ、疲れるだけね」ハァ

男「ところであなたは何屋さんなの?」

パチュリー「魔女よ」

男「ノリのいい人は嫌いじゃない」ニカッ

パチュリー「無関心なだけよ」

パチュリー「まぁ着いたら教えてあげるわよ」ニヤニヤ

男「しかし魔女かー、この屋敷には何でもいるんだなー」

パチュリー「さすがに何でもはいないわよ、魔女もここには私だけ」

男「へー、で、気になってるんだけど」

パチュリー「何?」

男「息、上がってる?」

パチュリー「良くぞ気づいてくれたわ、そんなあなたに私を負ぶって欲しいのだけれど」

男「ま、また・・・?」ハァ

男「ここ?」

パチュリー「そうよ、ご苦労様」

男「魔女ならまほうで空飛ぶとか・・・、ね?」

パチュリー「たまには人に迷惑かけるのも悪くないかと思って」ニヤニヤ

男「変人しか居ないことは確かだなこの館」

パチュリー「ここは大図書館、私はパチュリー・ノーレッジ」

男「なんか暗い、湿っぽいし」

パチュリー「じゃあ私は自分の居場所に戻るわ」

パチュリー「本は持ち帰らないように、傷をつけるのも駄目よ」

パチュリー「あとは好きにしてくれて構わないわ、常識の範囲内で」

男「・・・」

男「口を挟む前に行っちゃったよあの人」

男「本、本、本・・・」

男「何処をどう見ても目に付くのは本ばかり・・・」グッタリ

男「・・・ん?あれは」

小悪魔「何かお探しですか?」ヌッ

男「うわっ!?どこから・・・」

小悪魔「しー、静かに」

小悪魔「ここで本をお探しなのでは?」

男「い、いや、ただの見学」

小悪魔「そうですか、フム」

小悪魔「物好きな人ですね、ここに本を読みに来ず見学だけだなんて」

男「成り行きでそうなっちゃってねー」

小悪魔「あ、帽子ずれてますよ?」

男「!?」ササッ

小悪魔「・・・、どうして隠すんです?そのむがむごご・・・」バタバタ

男「このことは少しの間内緒にしてくれる?」

小悪魔「」コクコク

男「まいったなー早速普通にばれちゃうなんて・・・」

男「これも遺伝かな・・・」

小悪魔「何かわけありのようですねぇ〜」ニタリ

男「まぁね、それよりあれ」

小悪魔「ん?あれ?」

魔理沙「・・・ばれた?」

小悪魔「こらあぁぁぁぁぁ・・・!」バサバサ

男「あの子も羽はえてるなぁ、流行ってるのかな?」

パチュリー「常識の範囲内といったはずだけれど・・・」

男「あれあれ」クイクイ

パチュリー「・・・」ハァ

男「俺はこっから出ますね、ここは面白いんでまた来ますね」スタスタ

パチュリー「ん・・・?えぇ、また・・・」

パチュリー「また来るのね・・・」ハァ

魔理沙「ちょっと借りてくだけだって!」

小悪魔「駄目です!魔理沙さんのちょっとは魔理沙さんが死ぬまでじゃないですか!」

男「さてと、なんか肝心なことを忘れてる気がするけど・・・」

男「まぁ、いいや!」

咲夜「ご帰宅ですか?」サッ

男「何処からともなく現れるね、メイドさん」

咲夜「ご帰宅なされるならこちらへ・・・」

男「どうも、楽しかったなー」

咲夜「それはよかったです・・・」

咲夜 (こちら側としては大変だったけど・・・)

ここから物語の分岐を始めます
なのでここまでの話は全√共通です、ゲームで言うキャラ紹介とチュートリアルみたいな
そして申し訳ないですが小悪魔はサブキャラっぽく生かしてみたいので
今考えている分では小悪魔は√対象になってません、ゴメンナサイ

では、まずは咲夜√から・・・

  翌日

男「あああああああああああああああああ!!」ダダダダダダッ

美鈴「・・・?」ムニャムニャ

男「美鈴さん!門開けてください!」ガッ

美鈴「い、いきなりなんですか!?」

男「用件言わずに昨日帰っちゃったんだよ!」

美鈴「あなたのことあまり知らないですけどあなたらしいですね」フフッ

男「い、いいから!」

美鈴「そんなに急ぎの用事なんですか?」

男「・・・」

男「案外そうでもないな・・・」

美鈴「」

男「すいませーん」コンコン

咲夜「・・・、またあなたですか」ハァ

咲夜「今日は何のご用件で?」

男「残念な顔しないでくれよ、ちょっとここの館主に用があって」

咲夜「レミリアお嬢様にですか?用件の内容をどうぞ」

男「・・・ん?(汗)」

男「ちょっとまって・・・」

男 (もしかすると昨日の人館主だったりする・・・?)

咲夜「・・・?」

男「・・・、あちゃー・・・」

咲夜「どうかなされましたか?」

男「い、いやいや!?なんでもないよ!?」アセアセ

男「えーっと用件だよな!それは・・・」

レミリア「嫌よ」

男「・・・そこを何とか」

レミリア「」ムスー

男「はぁー・・・、まさかなぁ・・・」

咲夜「お嬢様に何かなされたのですか?」ボソッ

男「いやね、実は昨日ちょっとからかっちゃって」ボソッ

男「そのときレミィとか呼ばれてたからもしかしたらって予測したわけ・・・、案の定館主だったけど」

咲夜「・・・おかしな人だとは思っていましたが、ここまでとは」ガクッ

男「いやだって、あの子が館の主だなんて思わないじゃん!」

レミリア「悪かったわね!」

男「モウダメダ」

咲夜「全部あなかが悪いですけどね・・・」

フラン「おにいさーん!」ガチャ

男「おぉフランちゃん」

フラン「昨日のこと忘れてないよね?」ボソッ

男「・・・できればお互いに忘れて欲しかったんだけどね」

レミリア「フラン、部屋の外に出てなさい」

フラン「えー、そんなぁー」

フラン「お姉様機嫌悪いけど何かあったの?」ボソッ

咲夜「この男がレミリアお嬢様に無礼を・・・」

男「知らなかったとはいえちょっとやりすぎたかなぁ・・・」

フラン「・・・ふーん」

フラン「お姉様、この人のお願い聞いてあげて!」

レミリア「何を言い出すのよ、昨日何があったのかは知らないけど」

レミリア「この人間にはけじめをつけて欲しいの」

男「こ、心に来るなぁ・・・」ズキズキ

フラン「大人気ないよ?」

レミリア「黙ってなさい」

フラン「この人何も知らなかったんだよ?」

レミリア「それも私をからかっていた口実に過ぎないわ」

男「いや、そこまで物事考えて行動できる人じゃないよ俺」

男「・・・」

咲夜「どうしました?」

男「自分で言ってて悲しくなってきた」

レミリア「・・・そうね、そこまで言うのなら」

レミリア「まず名前を教えてくれる?それくらいはいいわよね?」

男「あぁもちろん、俺は男だ」

レミリア「そう・・・、男」

男「はい?」

レミリア「今日からここに住みなさい」

咲夜「!?」

フラン「おー!」

男「・・・はい?(汗)」

レミリア「そして罰としてここで働きなさい、以上よ」

男「あー・・・、あー・・・?」

フラン「やったねお兄さん!」

咲夜「・・・これが得策なのですか?お嬢様」

レミリア「・・・この男の運命が見えないの」

咲夜「はい?」

レミリア「この男の運命を見ようとしたら、私の運命が見えたわ」

男「いいのかなぁ、俺がこんな立派でマッカッカーな館に・・・」

フラン「いいに決まってるじゃない!大歓迎よお兄さん!」

レミリア (どういうこと・・・?なんで・・・)

咲夜「こちらがあなたの部屋になります」

男「やっぱり広いなー」

咲夜「少しけじめをつけてくださいよ・・・」

男「あれ、タメ口?」

咲夜「これから同じ仕事の同僚だから・・・、ね」

男「まぁそっちの方が良いや、というか俺もメイドなの?」

咲夜「あなたはロワー・サーヴァント、下級使用人です」

咲夜「もっと言えばオッド・ジョブ・マンに該当します」

男「ろ、ロワ・・・?オッド?」

咲夜「まぁ力仕事ありの臨時雇いの人のことです、主に雑用をしてもらいます」

男「ざ、雑用かぁ・・・、しかも力仕事もありねぇ」ハァ

咲夜「まぁがんばってくださいね」

咲夜「フランお嬢様から逃げ切れたんですし、力仕事くらい余裕でしょう?」

男「まぁ・・・やるからにはやるけども」

男「なんだろうこのやりきれない感は・・・」

咲夜「期待してますよ?」フフッ

男「・・・」ジィー

咲夜「なんですか?」

男「いやね、名前思い出そうとしてるんだけど・・・」

男「さ、さ、沢村?」

咲夜「違います」

男「というか自己紹介してもらってないよね!?」

咲夜「そういえばそうですね、自己紹介が遅れました」

咲夜「十六夜咲夜といいます」ニコッ

男「作り笑い間がにじみ出てるなぁ」ニヤニヤ

咲夜「・・・」

咲夜「これに着替えてください」バサッ

男「あーちょっと投げないで、怒ってる?」

咲夜「別に!後帽子も取ってくださいね!」

男「この仕事用の服に帽子はないの?」

咲夜「・・・、まぁ合う帽子くらいあるでしょう」

咲夜「・・・あった、これでどうです?」

男「・・・、これなら良いかな」

咲夜「・・・」

男「・・・」

咲夜「早く着替えてくださいよ」

男「・・・エッチ」

咲夜「あっ・・・」カァ

咲夜「は、早くしてくださいね!」バタン

男「・・・ふー、まだばれてないっぽいかなー」

男「まぁ約束の日までばれなければいいんだし」ヌギヌギ

咲夜「着替えましたか?」

男「見れば分かるでしょ?どうよ!」ムン!

咲夜「では説明に移ります」スタスタ

男「・・・見てないし」

咲夜「今日はこれといってすることがありません」

男「・・・え?」

咲夜「・・・」キョトン

咲夜「今日やる事ないよ?」

男「砕けすぎ、意外と茶目っ気あるね咲夜さん」

咲夜「明日から少しずつ私の手伝いをしてもらいます」

咲夜「ですので今日は自由にしていてください」

男「いいのかそれ、俺はそれでもいいんだけどさ」

男「ちなみに咲夜さんは仕事あるんじゃないの?」

咲夜「私の分は私でやります」

男「せっかく雇ってもらったのに仕事がないなんて寂しいじゃないか・・・」

咲夜「・・・、じゃあこっち」

男「なんだあるんじゃん」

とりあえずここまで、また夜書き溜めして書きます

続きいきます

男「このカゴがいっぱいになるまで・・・?」

咲夜「えぇ、勿論」ドッサリ

男「うわ!?いつの間にノルマ達成したんですか・・・」

咲夜「道中で食べられそうなものを拾いました」

男「道中って・・・、まだそんなに歩いてないのに」

咲夜「この山は登ったことある?」

男「ない!」フンス

咲夜「・・・、世話が焼けますね」

男「め、面目ない」

咲夜「いつもなら適当にほっつき歩くんですがね・・・」

咲夜「今日はあなたに山での食材の取り方を伝授します」

男「あ、アイアイサー!」

咲夜「覚えるのが早いですね、いいことです」ザッザッ

男「まぁ、頭に何も入ってないからかなハハハ・・・」

男「ハァ・・・」ショボン

咲夜「自分で言って落ち込まないでくださいよ」

男「あ、これ食えそうだな」

咲夜「食べられる山菜とか元々知ってたんですね」

男「まぁ小さいころはちょくちょく山には遊びに行ったりしてたし」

咲夜「結構ワイルドなんですね」

男「ワイルドな人、好き?」

咲夜「あなたのことはどうとも思ってませんよ」プイッ

男「・・・素っ気無いなぁ」

咲夜「そろそろ降りましょうか」

男「あーい」

咲夜「疲れてないんですか?」

男「こんくらいならまだまだいけるけど?」

咲夜「・・・、人間離れしてますね」

男「いっ!?」

咲夜「私でも少し疲れてるのに」

男「ぜ、全然そんな風には見えないけど・・・」

咲夜「今日は山菜でなにか作れるかしら」

男「疲れてないけどおなかは空いたなー」グー

咲夜「能天気な人ですね・・・まったく」

咲夜「ただいま戻りました」ガチャ

男「戻りましたー」

メイド「おかえりなさいませー」パタパタ

男「あ、こないだの花畑にいたメイドさん」

メイド「あぁ!昨日はどうも」

咲夜「・・・、花畑の管理はあなたには任せていないけど?」

メイド「あっ・・・」

男「あー・・・、悪いことしちゃったかな、俺」ハァ

メイド「ももも、申し訳ございません!」

咲夜「またボーっとしていたのでしょう?」

メイド「は、はい」

咲夜「気をつけるように、ね?」

メイド「はい・・・」ションボリ

咲夜「男さんも甘やかしてはいけませんよ・・・」

男「は、はーい」シュン

咲夜「では厨房で準備をしてくるので待っててください」

咲夜「・・・、私たちが食事を食べるのは主人が食べ終わった後ですからね?」

男「・・・マジ?」グー

咲夜「マジです」

男「俺のおなかがこんなにも悲鳴をあげてるのに?」

咲夜「そうです、空腹に耐えるのです」

男「今日が俺の命日か・・・くぅ、泣けるぜ」グゥゥゥ

咲夜「・・・」

咲夜「お嬢様、私もまだまだ甘いようです・・・」

咲夜「これ、あげるわ」スッ

男「た、食べ物?」

咲夜「そうです、隠して持っておいたのに・・・」ハァ

男「ありがたやー」

咲夜「それを食べたら、厨房に来てください」

男「かったいなこれ、噛み切れん」モグモグ

咲夜 (大丈夫かなぁ・・・)

レミリア「・・・、これは男が作ったの?」

フラン「いいにおいー」クンクン

男「自信作、召し上がれお嬢様」ニマリ

レミリア「いいけど・・・」

フラン「いただきまーす!」

レミリア「・・・、普通ね」

フラン「中の上くらいかな?おいしいよ!」

男「辛辣な姉妹ですこと・・・」ガクッ

咲夜「ぷっ・・・」クスクス

男「咲夜さんまで、ひどいなぁまったく」

パチュリー「はっきり言っておいしくないわ」ニヤニヤ

男「」

男「シゴト ヤメテ イイデスカ?」ブワッ

咲夜「だ、駄目です」クスクス

レミリア「これから上手くなってもらわないとね」

パチュリー「見込みはないけど」

男「パチュリーさん俺のこと嫌い!?」

男「・・・仕事始めて初日で心折れそうになるなんて夢にも思わなかった」ショボン

咲夜「つ、次の食事をお持ちします」スタスタ

レミリア「表情が柔らかくなったわね」

パチュリー「咲夜のこと?まぁ多少変わったかしら・・・」

フラン「お兄さん何かした?」

男「今日一緒に山登ったくらい」

フラン「ということは今日は山菜料理かー・・・、うげー」

男「今日の仕事はこれで終わり?」グッタリ

咲夜「さすがにあれは堪えますね・・・」グー

咲夜「・・・」カァ

男「あはは、やっぱ咲夜さんも堪えてたか」

男「目の前に料理持って来るのは反則だよねぇ」

男「料理おいしそうだったし」グゥゥゥゥ

咲夜「美味しそうじゃないです、おいしいですよ」

咲夜「私がお嬢様達の為に作ったんですから」

男「どうせ俺のは美味しくないですよー」イジイジ

咲夜「まぁまぁ・・・」

男「でもまぁフランちゃんはともかく、パチュリーさんまで参加してくるなんて」

咲夜「からかい甲斐があるのでしょう」クス

咲夜「とはいえ、初日のお仕事お疲れ様です」ニコリ

男「・・・、柔らかくなった?」

咲夜「セクハラですか?」ニコニコ

男「笑顔が怖い!そういう意味じゃないから!」

男「元々ポーカーフェイス気味だったからさ、だから訊いた」

咲夜「よく分からないですね、まぁいいじゃない」

咲夜「ご飯、食べましょ?」

男「」グゥゥゥゥ

咲夜「お腹の音で返事しないでください!」

とりあえずここまでで

ちょっと自分でもこれ何処に向かって走ってるか分からなくなってきてます
流れは合ってるんですけど、話を発展していけるかが不安になってきました
情報の整頓と、話の筋道をしっかり考えるために一日投稿せず空けるかもしれないです

出来れば毎日書くつもりですが、ご了承ください・・・

続きー

  翌日

咲夜「おはようございます」コンコン

男「はぃ?」ガチャ

男「あぁ咲夜さん、おはようございます」

咲夜「お仕事の時間です」ニコ

男「やっぱ作り笑いだよな・・・」

咲夜「早く準備をしてくださいね?」

男「はーい、朝早いなぁ・・・」ヌギヌギ

咲夜「わーっ!わぁーっ!」バタン

男「・・・寝ぼけてた、さすがに謝んなきゃな・・・」

咲夜 (ひ、非常識な人だなぁもう!)ドキドキ

咲夜「お、終わりましたか?」

男「勿論、どうよ!」

咲夜「・・・、普通です」プイッ

男「相変わらずだな・・・」

男「・・・あ、謝るの忘れてた、まってー!」タッタッタ

咲夜「走らないでください、転びますよ?」

男「さっきのは寝ぼけてて、ごめん!」

咲夜「き、気にしないでください」

咲夜「・・・気にしてませんから」スタスタ

男 (今明らかに挙動不審だったよな・・・)

咲夜「あなたにはお庭の掃除をお願いします」

男「あれを俺一人で・・・?」

咲夜「他のメイドが先に掃除に当たっています、協力して掃除してくださいね?」ニコ

男「館内は?こっちも広いから大変でしょ?」

男「あー、でもメイドさんは沢山いたし大丈夫なのか」

咲夜「私一人でやりますけど?」

男「うそん、さすがに完璧人間の咲夜さんでもこの広さは一人じゃ」

咲夜「はいはい、とりあえずお庭に出てくださいね〜」グイッ

男「あ、ちょっと!手伝って欲しかったらいつでも」バタン

咲夜「いちいち突っかかってきますねあの人」

男「だって気になるし」ガチャ

咲夜「うわぁっ!?」

男「ほんとに手助けはいらない?」

咲夜「大丈夫ですよ・・・、あ」

咲夜「再度館に入りたいときはノックしてくださいね」

男「わかった、無理しないでくれよ?」バタン

咲夜「・・・、さて始めましょう」

男「・・・なんじゃこりゃ」

メイド「あ、昨日はどうも〜」フヨフヨ

男「あーメイドさん、言っちゃってごめんね?」

メイド「いえいえ〜、気にしておりませんので〜」

男「気にはしたほうがいいと思うなぁ・・・」

男「で、お掃除中だよねこれ?」

メイド「はい〜、そうですよ?」

モブメイドA「」キャッキャ

モブメイドB「」アハハハ

メイド「・・・、遊んでますね?」

男「うん、微笑ましいね・・・じゃなくて!」

男「掃除!しないと終わらないじゃん!」プンスカ

メイド「大丈夫ですよ〜、夕方までに終わればいいので、ね?」

男「そういう考え方は確実に駄目になるって!みんな集まってー!」

男「まずは役割分担から、指揮を取らせるなんて新人にさせるかね普通・・・」

メイド「なんだか咲夜さんみたい」ニコ

男「そ、そう?なんか複雑な気分だな・・・」

男「粗方終わったかな?」

メイド「こんなに早く終わったのはいつ以来でしょうか〜」フヨフヨ

男「あ、あのなぁ・・・(汗)」

男「ここで働いてるんだったらもうちょっと敬意をだね」プンプン

メイド「やっぱり咲夜さんにそっくりですよ!」ニコリ

男「・・・、まぁ終わったしいいか」ハァ

メイド「ありがとうございました〜」

モブメイドA「ました〜」

モブメイド「ましたぁー」

男「はーい、ご苦労様でした、一応先輩方〜」グッタリ

男「もしも〜し?咲夜さーん?」コンコン

咲夜「呼んだ?」

男「・・・、似てるかなぁ」ムム

咲夜「何のことです?」

男「いや、メイドさんに咲夜さんとそっくり〜なんて言われたからさ・・・」

咲夜「私とあなたが?」

男「」コクン

咲夜「まぁ、似てなくもないでしょう・・・、人間だし」

男「似てるってそこだったの!?」

男「あ、あと掃除終わった」

咲夜「またまたご冗談を・・・」

男「いや、しっかりやったんだけど・・・」

男「でもメイドさん達の力がなかったら時間掛かってただろうな」

咲夜「あの要領の悪いメイド達がここまで早く出来るとは思えないのですが」

男「あのね、咲夜さんが要領良過ぎなだけ!」

男「でも上手くいったのは確かだけどね」ニカッ

咲夜「フム・・・では今日のお仕事、お疲れ様です」ペコリ

男「えぇ!?またなの!?」

咲夜「館は私が掃除しますので・・・」

男「まだ終わってなかったり?」

咲夜「まぁ少しだけ」

男「じゃあ手伝えるな」ニッ

咲夜「で、でも・・・」

男「何もしないのは退屈で仕方ないからさ、いいでしょ?」

咲夜「そこまで言うのなら止めませんが・・・」

咲夜「ではこちらへ」

男「?」

咲夜「〜♪」

男「よっ、・・・と」

咲夜「次はそこをお願い」

男「はーい」スタスタ

男「・・・、そういえば咲夜さんって人間だよね?」

咲夜「勿論、人間以外に見えますか?」

男「まぁ見た目はメイドだけど、いつからお嬢様に仕えてるの?」

咲夜「それを知ってどうするんです?」

男「何歳くらいか当てようと思って」

咲夜「・・・」ハァ

咲夜「何でそんなことを気にするんです?」

咲夜「見た目より年齢は少し若いですよ、少し自慢です」

男「明確には教えてくれないんだね」ガックシ

咲夜「それはまぁ、恥ずかしいだけだけど・・・」

男「ふーん・・・」ジロジロ

咲夜「変な目で見てないでしょうね・・・」

男「足綺麗だなぁって」

咲夜「」

男「な、何も叩くことないのに」

咲夜「変な目で見るからです」カァ

男「若干、足フェチなところあるから・・・、すんません」

咲夜「あ、足フェチ・・・」

男「綺麗だったよ?」

咲夜「・・・っ」カァァ

男「ちょ、ナイフは駄目、マジで、ごめん」

咲夜「次言ったらほんとに投げますからね・・・」

男「綺麗なおみ足だったなー!」

  スコン!

男「アカン」ガクガク

咲夜「次の場所行きますよ!」プイッ

男「後少しの量じゃなかったのか・・・」

男「・・・あ、帽子が」

男「まぁ、まだ何とかなるかな、うん」

咲夜「手伝ってくれてありがとう」ツン

男「まだ怒ってる?」

咲夜「貴方が懲りないからですよ」

男「えーでも」

咲夜「」スッ

男「まだ言ってないから!ナイフしまってくれる!?」

咲夜「少しは懲りてください」ハァ

男 (今度から褒めてみようかな・・・)ニヤニヤ

咲夜「何を笑ってるの?」ニコリ

男「なんでもないよ、後はご飯かな?」

咲夜「えぇ、早く終わったから少し休憩を挟んでからね」

男「はーい」

レミリア「咲夜、今日もおいしかったわ」

フラン「ごちそうさまー!」

パチュリー「あなたの腕は相変わらずだったわね?」ニヤニヤ

男「・・・、いつか必ず見返してやる」ボソッ

咲夜「・・・」

レミリア「?、どうかした?」

咲夜「い、いえ、なにも」

レミリア「そう、ならいいけど」

男「仕事終わったー!」グッタリ

レミリア「まだ主人が目の前にいるっていうのに、もう・・・」

咲夜「申し訳ございません、後で叱っておきます」

男「その綺麗な足で?」

  スコンッ!

男「あ、あわわわ・・・」

咲夜「」カァァ

レミリア「足、ねぇ?」ニコリ

咲夜「お、お嬢様、違うのです、これは」

レミリア「仲良くやってるようで良かったわ、これからもがんばって頂戴ね」

男「勿論です」ビシッ

レミリア「・・・、そういうことだったか・・・」

男「?」

パチュリー「これまた珍しいわね」

フラン「お兄さんから角生えてるー!」

男「!?」

咲夜「鬼だったんですか」

男「・・・ん?ノリが軽い・・・」

男「怖くないの?俺が」

フラン「私達にそれを言われてもなぁ・・・」

咲夜「でも妖気は全く感じなかったのですが」

パチュリー「全くじゃなかったけど、気づけないのも無理はないわね」

フラン「違和感はあったんだけどねー」

レミリア「」

男「んー、思ってたよりも反応が薄いなぁ・・・」

男「ばれたらここを出て行くぐらいの気持ちで来てたんだけど」

パチュリー「それは駄目よ、まだここに仕えていないと、ね?」

咲夜「随分と間の抜けた鬼もいるんですね」クスクス

男「ひどい言われようだな・・・全く」

男「誰かに囲まれて生きるって、暖かいもんだな・・・」ボソッ

咲夜「何か言いました?」

男「いや、なんにも」

咲夜「でもまぁ、鬼だったとは・・・」

男「鬼だったら今まで起きたことに納得いくでしょ?」

咲夜「うん、まぁね」

男「今日は安心して眠れそうだ・・・」ファア

咲夜「明日も早いですから十分に睡眠をとってくださいね」ニコ

男「今日は咲夜さんの足を考えながら寝床に着きますね!」

咲夜「しつこいですよ!」カァァ

咲夜「・・・、そんなに綺麗かなぁ」ボソッ

男「じゃあ、おやすみ」

咲夜「あ、はい、おやすみなさい」

今日はここまで、毎回書き溜めがギリギリだなぁ・・・

おつー

見た目より若い=実年齢は戸籍的な意味での年齢より時間を止めた分だけ老いていると

>>80
そんな感じです

では続きいきます

男「おはようございまーす!」

咲夜「もう起きていたの?」

男「慣れちゃったのかな、目が覚めてしまった」ニッ

咲夜「良いことだわ、では今日は・・・」

男「」ジィー

咲夜「な、なんです?」

男「どうしてタイツなんですか?」

咲夜「昨日沢山言われたから肌を隠しているんですよ!」カァ

男「でもこれはこれで・・・」

咲夜「そ、そうですか・・・?」

男「・・・ん?嫌がらないの?」

咲夜「い、嫌ですよ勿論!」

咲夜「い、いきますよ!」スタスタ

男「・・・変なの」

美鈴「で」

男「ん?」

美鈴「何で男さんが門番の手伝いしてるんですか・・・」

男「いやー、毎日毎日することないって言われててね」

男「咲夜さんの提案で今日はここってわけ」

美鈴「咲夜さん私に面倒を押し付けましたね・・・」ハァ

美鈴「そういえば、帽子取ったんですね」

男「ん、だってもうばれちゃったし」

美鈴「ばれたんですか、案外早かったですね」

男「元から知っていたような言い方するね?」

美鈴「まぁ一発殴ったときに人間にしては硬過ぎると思ったんですよ」

男「それだけで分かったの・・・、すごいなぁ」

美鈴「鬼って発想まではいきませんがね」

美鈴「まぁ門番の仕事もいつも暇なもんですよ」

美鈴「人どころか妖怪もあまり来ませんから」

男「そうなの?意外だな」

美鈴「まぁ妖精は結構来るんですけどね、フワフワしながら」

男「じゃあ楽できるってことか」

美鈴「あんまりサボりすぎると咲夜さんに叱られますよ」

男「まぁやるからにはやるけどね」

美鈴「」スースー

男「叱られるんじゃなかったのかよ・・・」

美鈴「」スースー

男「・・・、そっとしておこう」

男「ほんとに何にもなかったな・・・」フアァ

美鈴「」スースー

男「まだ寝てるし・・・、さすがに起こしておくか」

男「起きてください美鈴さん」ユサユサ

美鈴「んー・・・」スースー

男「こんな体勢で長時間寝るってのは案外すごいよな」

男「めーいりーん!」

美鈴「んぐ!?あ、あれ・・・」

男「やっと起きた、おはようございます」ニコリ

美鈴「おはよう・・・ございます」フアァ

美鈴「・・・、ハッ!いやこれは違うんです、その・・・」

男「何慌ててるんですか、別に咲夜さんに言ったりしませんよ」

美鈴「あ、あれ、咲夜さんじゃなくて男さんでしたか・・・」ホッ

男「まぁ口を滑らせて言ってしまうかもしれませんが」

美鈴「滑らせないでください!お願いします!」ガタガタ

男「じゃあ戻るよ、咲夜さんには言わないようにするから」

美鈴「は、はい!お疲れ様でした!」ビシッ

男 (どうしても言われたくないんだな・・・)

レミリア「・・・料理の腕上げた?」

フラン「上の下くらい?」

パチュリー「マシなレベルね」

男「やっぱり最後は貶されるんだな」ハァ

男「今日は咲夜さんが付きっ切りで教えてくれたんだ」

咲夜「いつまでもその下手な腕を放って置くわけには行きませんからね」

男「腕が良過ぎなんだよ咲夜さんは・・・」

男「でもまぁありがとう」

咲夜「気にしないでください」ニコリ

フラン「今のは作り笑いじゃないね!」ボソッ

パチュリー「男と一緒のときはいつもニコニコしてるわね」ボソッ

男「今度また教えてね」

咲夜「も、勿論です」

レミリア「・・・」

レミリア「咲夜」

咲夜「はい、お嬢様」

レミリア「少しいいかしら」

咲夜「はい、なんなりと」

レミリア「あなたは男に肩入れしすぎじゃないかしら」

咲夜「え・・・」

レミリア「男の分の仕事、少し減らしているでしょう?」

咲夜「男に任せたらすべてやりきれない可能性があると判断しました」

レミリア「アイツは妖精メイドとは違うわ、何倍もね」

レミリア「罰として働かせてるんだから、少しくらい厳しくしないと」

咲夜「申し訳ありません・・・」

咲夜「あの・・・、まだ男のこと怒っていますか?」

レミリア「いいえ、思ったよりも馴染んでいるから少しつまらないなと思っただけよ」

レミリア「・・・もういいわ、明日からはしっかりとさせて頂戴」

咲夜「かしこまりました」

咲夜「では、失礼します」スタスタ

レミリア (あの時見えた私の運命が気になって仕方ないわ・・・)

レミリア「少し心配しすぎかしらね、きつく当たってしまったわ・・・」ハァ

男「・・・」

咲夜「・・・んー」ガチャ

男「俺の仕事減らしてたんだね」

咲夜「ドアの前で立ち聞きですか、あまり良くないですね」

男「ちょっと気になっちゃってね、悪気はないんだ」

男「明日からは俺も気合入れなおして仕事しないとな」

咲夜「こうなった以上はそうして下さい、こちらでもある程度は手回しします」

男「・・・、俺ってそんなに頼りない?」ハァ

咲夜「そんなことはないのですが・・・」

男「ちょっと位は俺を信用しろって、な?」

咲夜「そうですね、・・・やっぱり私は少し甘いんですかね」

男「優しいだけだよ、でもそのせいでちょっと損してるかな」ニッ

咲夜「優しくて損ですか・・・」

咲夜「悪い気分じゃないですね」ニコリ

男「やっぱ作り笑いしないほうがいいよ、自然なほうがずっといい」

咲夜「よく恥ずかしげもなくそんな言葉を・・・」カァ

男「一応鬼だからな、嘘はつきたくない」

咲夜「でも私達を騙してたじゃないですか」

男「まぁそれは会った途端お払い箱なんてことになったら困るし、俺は鬼でも少し変わり者なんだ」

咲夜「色々あるんですね」

男「フランちゃんと美鈴さんには、ばれてたみたいだけどね・・・」

男「じゃあ俺は部屋に戻るよ」

咲夜「えぇ、お疲れ様」

カキタメ、マタ、ナクナタ、また明日書きます・・・

  翌日

咲夜「・・・」カァ

男「普通ああいうのってさ、俺がするほうだよね」

男「俺が咲夜さんの部屋に入って、咲夜さんがさっきの俺の立場だと思うんだ」

咲夜「ごめんなさい・・・」カァ

男「いや別にいいんだけどさ、上半身裸なのを見られても困りはしないし」

咲夜「言わないでもらえますか・・・、恥ずかしいので」

男「俺は恥ずかしくないけど?」

咲夜「私が恥ずかしいんです!」

男「で、今日は何すればいいの?」

咲夜「男性には洗濯は任せられませんので、妖精メイドと協力して館の掃除に当たってください」

男「了解、館の掃除かぁ」

咲夜「なにか問題が?」

男「いや、別に」

男「じゃあ早速取り掛かりたいんだけど、どこからしたらいいかな」

咲夜「一階と二階を出来るだけ、です」

男「出来るだけ・・・」

男「地下室があるみたいだけど、いいの?」

咲夜「私がやります、減らしてるわけではないですからね」

男「わかった」

男「そういえば妖精さん達は?」

咲夜「寝ています」

男「は?」

咲夜「おねんねしてます」

男「言い方変えろって言ってるわけじゃないんだよ!」

男「結局先に一人でやることになってしまった・・・」

レミリア「あら、大変そうね」

男「昨日咲夜さんに説教なんか垂れるからですよ」

レミリア「やっぱり聞いてたのね、別にいいけど」

男「いいんだ・・・」

レミリア「少しあなたに聞きたいことがあるわ、そこら一帯の掃除が終わったら私のところに来なさい」

男「?」

レミリア (気にしすぎなのは分かってるけど、やっぱり確かめないと)

レミリア「案外早かったわね」

男「自活してましたからね、ここに来るまで」

男「掃除のコツも我流だけどあるんですよ、聞きます?」

レミリア「遠慮しておくわ、話があるとは言ったけど・・・」

レミリア「・・・ん、じゃあ私に未来視の力があるといったら信じる?」

男「俺は鬼ですよ?嘘ついたら怒りますけど」

レミリア「私一応主人なんだけど・・・」

男「まぁ信じましょう、い ち お う、主人ですからね」

レミリア「・・・」ウルッ

男 (あれ!?意外とメンタル弱い!?)

レミリア「は、話を続けるわ」

男 (あ、持ち直した)

レミリア「私は未来視の力を持ってるわ、運命を操るとも周りでは言われてるけど」

男「運命を・・・、すごい能力ですね」

レミリア「そ、そう?」ドヤ

男 (この人分かりやすい)

男「じゃあ、あの時は俺の未来を見ようとしてたわけですね」

レミリア「ばれていたの?まぁ見えなかったんだけど・・・」

男「聞きたいことって俺の未来についてですか?」

レミリア「・・・そうね、最終的にはそういう質問に変わってるかもしれないわ」

男「え・・・、冗談だったのに」

レミリア「あなたを視た時、代わりに私の未来が視えたわ」

レミリア「その点についてはあなたに心当たりはある?」

男「・・・、じゃあ俺の能力もお教えしましょうか」

レミリア「なるほど、ね」

男「まぁそういうことです」

レミリア「じゃあ続けるわ、未来を見ることが出来るといっても全部じゃないの」

レミリア「とても断片的に、ほんの少しだけ」

レミリア「そのせいでフランには少しバカにされているけど、それは別の話ね」

男 (バカにされてるのか・・・)

男「それと俺に何の関係があるんです?」

レミリア「大有りなのよ、・・・あなたと咲夜にね」

男「咲夜さんにも?じゃあ咲夜さんも呼ばないと」

レミリア「駄目よ、一人一人聞く予定だから」

男「はぁ・・・、わかりました」

レミリア「あなたと咲夜が一緒に私から離れてどこかへ行ってしまうような」

レミリア「そんな未来を視たの、正直今も困惑してるわ」

男「俺と咲夜さんが!?なんで?」

レミリア「断片的にしか見えないって言ってるでしょ!」ムスー

男「あ、すんません・・・」

レミリア「でも笑いながら何処かへ行くなんて変じゃない?」

男「笑いながらねぇ・・・」

レミリア「そこでまぁ、思いついたのが」

レミリア「あ、あなたっ・・・その、咲夜のことは、どう思ってるのかしら!」カァァ

男「急にどうしたんですか、あと急に何聞くんですか」

レミリア「私そういうのには疎いから・・・」

男「だとしてもキョドり過ぎでしょう」

男「まぁ好きですよ、あの人」

男 (めちゃめちゃ足綺麗だし)

レミリア「!?・・・、やっぱりそうなの」カァ

男「何で顔赤くするんですか」

男「でも俺じゃあ、あの人につり合わないですよ・・・」

男「そこら辺割り切って咲夜さんのことが好きです」

レミリア「・・・あなた、案外サッパリしてるのね」

男「はい、鬼ですから」

レミリア「鬼って便利ね・・・」

男「そうでもないですよ、むしろ不便です・・・」ボソッ

レミリア「正直嫌そうな顔してたならあそこで追っ払おうと思ったんだけどね」

男「うへぇ・・・」

レミリア「少し気がかりだったけど、様子を見ることにしたの」

レミリア「私から見てもあなた達の関係は良好だと見えるわ」

レミリア「私はあなた達がくっ付いてくれても構わないと思ってる」

男「意外ですね、普通は嫌がるものじゃないんですか?」

レミリア「そうなの?でもあの年代くらいの人間は恋をするものじゃないの?」

男「・・・、最近本読みました?というか読んでますよね恋愛小説とか」

レミリア「よく分かったわね、パチェに持ってきてもらったわ」

男「笑いながらどっか行くのだけで恋愛に結び付けるくらいだから、なんかの影響受けてるんだろうと」

男 (館の主人が恋愛小説ってなんか面白いな・・・)

男「あと、咲夜さんの前ではくっ付いてもいいなんて言わないほうがいいですよ」

レミリア「・・・?」

男「・・・でもねぇ、主人から認められても咲夜さんが俺のことどう思うかですから」

男「あと、告白するなら自分の力で、手助けは要らないです」

レミリア「元々からそんなことするつもりはないわ」

レミリア「・・・フランとパチェにも言っておくわ、あの二人が組むとちょっと面倒になるかもだから」

男「そこはよろしくお願いします、あと」

レミリア「あと?」

男「俺は鬼ですよ?ホントにいいんですか?」

レミリア「・・・、えぇ、いいわ」

レミリア「これは未来視で視たことじゃなくて私の推測なんだけど」

レミリア「あなたは私に複雑な感情を覚えるでしょうね」

男「未来視の次は占いですか?結構多趣味なんですね」

レミリア「違うわよ!」

咲夜「お呼びでしょうか」

レミリア「うん、お呼びよ」

咲夜「何か良いことでもあったんですか?」

レミリア「このままいい事になるかどうかはあなた次第よ」

咲夜「・・・?」

レミリア「あの時話したわよね、私の運命が視えたって」

咲夜「はい、確かに」

レミリア「あの時映ったのは、あなたと男が笑ってここから何処かへ行ってしまうの」

咲夜「・・・」

レミリア「どう?信じる?」

咲夜「お嬢様の言うことは必ずと言って良いほど当たります」

咲夜「・・・信じます」

レミリア「良かった、それで一つ聞きたいのだけれど」

レミリア「あなた、その、男のことはどう思ってるの?」

咲夜「は!?え、その・・・」

咲夜「どういう意味合いで言っているのでしょう・・・?」

レミリア「そのままの意味合いよ、答えて頂戴」

咲夜「急にそんなことを言われても・・・」

レミリア「素直に言ってくれていいわ」

咲夜 (それが出来れば苦労はしないんですお嬢様・・・)

咲夜「え、えっと」

咲夜「いい人・・・ですよ?」カァ

レミリア「鬼だけどね」

咲夜「」

レミリア「最初に会った時はは嫌味の度が過ぎてたけど、いい奴というのには私も同意よ、他には?」

咲夜「でもいつも迷惑ばかりをかけてしまって・・・」

咲夜「今日も・・・」カァ

レミリア「何かあったの?」

咲夜「い、言いたくないです!」

レミリア「何があったのよ・・・、あまり酷いことをされてるようなら私からも」

咲夜「わ、私が悪かったんです!男は悪くないんですよ!」

レミリア (すごい慌ててるわね・・・)

レミリア「まぁ・・・分かったわ、・・・足がどうのこうのとかも言ってたわね」

咲夜「あれは・・・、あの人足フェチらしくて・・・」

レミリア「あ、足フェチ・・・」キョトン

咲夜「異様な食いつきでしたね・・・」

咲夜「・・・でも容姿をあんなに素直に褒められたことはなかったので」

咲夜「うれしかったんですかね・・・?」

レミリア「私に聞かれても分からないわよ」

レミリア (脈アリ・・・?)

レミリア (案外、相性いいのかしら・・・)

レミリア (しかし足フェチって・・・)

レミリア (大丈夫かしら・・・)

咲夜「・・・、だから私はお嬢様一筋なので心配ございません!」

レミリア「へっ!?な、なによ急に」カァ

咲夜「私は男のことは確かに気になっている点がございます!」

咲夜「でも、お嬢様に全く構ってあげられなくなるなんてことはございません!」

レミリア「話が飛躍しすぎ!あと私は子供じゃないわよ!」

咲夜「あ、も、申し訳ございません」カァァ

レミリア「い、いいわよ別に」カァ

レミリア「で、でも私は止めたりしないわ、一応応援してるわよ」

咲夜「でも、そのせいで私はお嬢様の元から離れてしまうのでは・・・」

レミリア「少し気がかりだけど、構わないわ」

咲夜「!?」

レミリア「その代わり、必ず」
  
咲夜「・・・失礼します」

レミリア「ちょ、ちょっと話はまだ」

  バタン!

レミリア「急にどうしたのかしら」

レミリア「・・・、照れてたとか・・・?」

男「さすがに一日じゃこの仕事は終わらないよなぁ・・・」

男「そろそろ食事の時間か、厨房に行こう」

男「おーい!今日はお終いにしよー!」

メイド「はーい!」

モブメイドA「お疲れ様です〜」

モブメイドB「おなか空きましたね〜」

モブメイドC「今日は咲夜さん来ませんでしたね〜」

男「確かに、いつもなら次の指示くれるのに」

男「でも、急がないと間に合わないな・・・」

メイド「お手伝いしましょうか〜?」

男「自分の分で手一杯のくせに〜」

男「まぁ、その気持ちだけ貰っとくよ」ニコッ

メイド「そうですか、では私達は戻りますね〜」フヨフヨ

男「ほーい」

男「・・・、なーんか嫌な予感がする・・・」

男「咲夜さんはまだ来てないか・・・」

男「・・・あれ?、もう作ってある」

男「俺の分の所はまだ空いてるけど・・・」

男「どうせだったら俺の分も作ってくれててもいいのにな〜」

男「・・・早く作ろう」ハァ

男「お食事をお持ちしましたー」

フラン「あれ、今日はお兄さんなんだね」

男「なんか咲夜さんが見当たらなくて」

レミリア「気がかりね・・・」

パチュリー「・・・」

男「じゃあまず俺の料理から〜」スッ

フラン「いただきまーす!」

パチュリー「・・・いただきます」

レミリア「いただきます」

男「召し上がれ、・・・パチュリーさん元気ない?」

パチュリー「問題ないわ、おいしい」

フラン「うん、今日は確かにおいしい!」

男「今日は、って・・・」ガックシ

男「なんかコツを書いた書置きみたいなのがあったからね」

レミリア「よく出来てるわ、見込んだ通りね」

男「よく言うよ・・・」

フラン「咲夜こないねー」

男「・・・、俺ちょっと探してきます」ダッ

レミリア「あ、ちょっと!」

小悪魔「パチュリー様ー?」ガチャ

男「わっとっと、ごめんね!」ダダダッ

小悪魔「び、びっくりしたー・・・」

パチュリー「・・・どうしたの?」

パチュリー (大体予想はつくけど・・・)

小悪魔「何か大図書館に咲夜さんがずっといるんですけど・・・」

レミリア「咲夜が?」

フラン「何かあったの?」

パチュリー「知らないわよ、でもここに居させて欲しいって言われたから」

パチュリー「あの子暗い顔してたけど・・・、レミィ何か言った?」

レミリア「わ、私!?」

パチュリー「上から物言える立場なのはあなたとフランだけよ」

レミリア「物言ったのは確かだけど、何も思いつめるようなことじゃあ・・・」

パチュリー「気になるから、話して、いいわよね?」

男「・・・迷った」

男「地下室ってこんなになってたのか・・・」

男「まるで迷路だな、ここを掃除するって言ってたけど」

男「探しに来たのに迷子って・・・かっこわるいな、俺」ハァ

男「どうしようか・・・」

男「・・・こういうのは適当に歩いてたら何とかなる!根拠はないけど!」

男「よし、進むか!」スタスタ

今日はここまで、やっぱりスローペースになってきました

一応補足
レミリアの能力はよく分からなかったので自己流アレンジ加えてます
相手の未来(運命)を視る能力にしてます
言っちゃえば問題を見て(未来を視る)その問題のYES、NO(運命)を自分で決めるみたいな
ただし決めるところに関しては能力がするのではなくて、自力で出来るところまで
ここら辺までは原作とかに近い形なんですけど、断片的に見えるにしたのは多分オリジナルだと思います・・・

原作原作って言ってるけど、参考にしてるのはウィキペディアとかピクシブ大百科ですが・・・

ではこの辺で

パチュリー「・・・、レミィ何やってんのよ・・・」ハァ

レミリア「き、気になったんだから仕方ないじゃない!」

フラン「そんなんだからお姉様はお姉様のままなのよ!」

レミリア「どういうことよそれ!?」

パチュリー「多分くっ付くだの好きだのそっちは関係ないわ」

パチュリー「問題はその後ね・・・」

フラン「え、そうなの?」

パチュリー「レミィはここを離れても構わないって言ったんでしょ?」

レミリア「言ったけど・・・」

パチュリー「それは深く突き詰めればあなたが居なくても紅魔館は成り立つって言ってるようなものじゃない」

パチュリー「まぁぶっちゃけると咲夜の方はクビとでも捉えたんでしょ」

レミリア「そんなつもりは・・・っ」

パチュリー「なかったのは知ってるわよ、でも主人らしく考えて物事を言うことね」

レミリア「・・・ごめん」

フラン「それは咲夜に言わないと!」

小悪魔「あ、あのー?」

パチュリー「何?」

小悪魔「男さんは大図書館に向かったんでしょうか・・・?」

フラン「そうなんじゃないの?」

パチュリー「咲夜の居場所、男は知らないはずよ」

レミリア「飛び出していったものね・・・」

パチュリー「探してきてくれる?」

小悪魔「もっちろんです!」パタパタ

パチュリー「レミィは私に着いて来て、ね?」

レミリア「わ、分かってるわよ・・・」

フラン「私はー?」

パチュリー「レミィをからかいに行くか男を捜しに行くか、どっちがいい?」

フラン「からかいに行くー」ニコニコ

レミリア「・・・私ってそんなに威厳ないのかしら」グスン

咲夜「・・・」グスッ

パチュリー「咲夜、いるわね?」

咲夜「パチュリー様・・・あっ」

レミリア「・・・そ、その」

フラン「ちゃんと言わなきゃ、ごめんなさいって」

レミリア「わ、分かってるわよ」

レミリア「その、・・・あのね!必要ないなんていう意味で言ったんじゃないの」

レミリア「私には咲夜が必要よ、ごめんなさい・・・」

咲夜「本当、ですか・・・?」グスッ

パチュリー (相当泣いてたみたいね・・・)

レミリア「不甲斐ない私にまだついて来てくれる・・・?」

レミリア「・・・、いいえついて来なさい、主人としての命令よ」

咲夜「お嬢様あぁぁ!」ダキッ

レミリア「うわぁ!?」ズテーン

フラン「良かったわね、お姉様」ニッコリ

パチュリー「咲夜、早速で悪いんだけど、男の行きそうなところ分かるかしら?」

咲夜「うぅ・・・、男・・・ひっぐ、ですか?」ブワ

パチュリー「え、えぇ・・・あなたを探すって飛び出してまだ帰って来てないわ」

パチュリー (すごい泣いてる・・・)

咲夜「ちが・・・室じゃないです、かね・・・うっ」ブワ

レミリア「もがー!もごー!」ジタバタ

レミリア (さすがに苦しい、ど、どいて・・・)ジタバタ

フラン「咲夜ー、どいてあげてー?」

咲夜「あっ、ごめんなさい・・・」サッ

レミリア「ぷはぁー、な、なんで地下室なの?」

咲夜「私が、最後にそう、じしてた・・・場所です」

レミリア「あーよしよし」ナデナデ

フラン「地下室かー、探してくるね!」

パチュリー「レミィたちは後で合流しましょう」

レミリア「お、お願いするわ・・・」

咲夜「ひっぐ、ぐす、お嬢様・・・」

レミリア「・・・ごめんね?」

咲夜「・・・はい、私達もす、すぐ行きましょう」グスッ

男「なんか目眩がしてきた・・・」

男「同じような場所ぐるぐる回ってるような、うーん」

男「ちょっと、休憩・・・」

男「咲夜さん、どこいったんだろ・・・」

男「心配だな・・・」

フラン「大丈夫かなぁ」

パチュリー「男なら大丈夫よ、鬼だし」

フラン「でも地下室で迷子になると、なかなか自力じゃ出られないわ」

フラン「咲夜みたいに泣いてるかも・・・」

パチュリー「そのときはどうするの?」

フラン「私が撫でてあげるー!」

パチュリー「ふふ、いい子ね」

咲夜「・・・だ、駄目です!」タッタッタッ

レミリア「さ、咲夜、ちょっと早い!」バサバサ

パチュリー「案外早かったわね」

フラン「えー、何で駄目なの?」ニヤニヤ

咲夜「そ、それは・・・」

レミリア「・・・、咲夜もう一つ謝ることがあるわ・・・」

咲夜「え・・・、も、もしかして」

パチュリー「そのもしかしては当たりね」

咲夜「」ヘナヘナ

レミリア「ご、ごめんなさい!」

フラン「もう泣いちゃだめだよー?」ニコリ

咲夜「は、はは・・・」ウルッ

男「あー・・・眠くなってきた」

男「ここで寝ても起こられないかな・・・」

男「広いし良いよね!明日また探そう・・・」

男「・・・、駄目だ、咲夜さんが見つかってないのに休んでられるもんか・・・」

男「咲夜さーん?どこですかー?」

  さくやさーん!返事してくださーい!

パチュリー「良かったわね、返事してあげたら?」

咲夜「恥ずかしい・・・」カァ

フラン「でもがんばってくれてるのにー・・・」

咲夜「は、早く行きましょう!」

パチュリー「それが一番ね」ニヤニヤ

レミリア「地下室だと声がすごい響くわね・・・」

フラン「外の人に聞こえてないと良いね!」

咲夜「元気にいわないでくださいよ・・・」カァ

パチェ可愛いよおぉぉぉぉぉ

男「ここまでやっても見つからないとは・・・」

男「そろそろホントに眠気が・・・」

男「おなか空いた・・・」

男「これって俺地下室で遭難してね?」

男「ここで死ぬってことはないだろうけど・・・多分」

男「・・・、咲夜さーん!」

フラン「いたー!」

男「!?」

咲夜「ここでしたか・・・」ホッ

レミリア「男、迷惑かけたわね」

男「なんだ、ここじゃなくて別のところに居たのか・・・」

パチュリー「あなたの好きな大図書館よ」

男「俺が好きなのは紅魔館全体で・・・」ムニャムニャ

男「あとは・・・、咲夜さ・・・ん」フラッ

男「ぐー」バタッ

咲夜「・・・」カァァァ

レミリア「え?寝た!?」

フラン「告白されちゃったね!」

レミリア「い、今のが告白なの・・・?」

パチュリー「違うだろうけど、本心でしょうね・・・」

咲夜「」オロオロ

レミリア「とりあえず戻りましょうか」

今日は短いですがここでお終い
また明日書きます

>>110
パッチェさんは他人が困ってても最初の方はニヤニヤしながら見て楽しんでるけど
なんやかんやで最終的には手助けしてくれる面倒見の良いお姉さんっぽいイメージ・・・

あくまで個人的な意見ですけどね!

>>120
反応しちゃだめだ
反応しちゃだめだ
反応しちゃだめだ!!

メイド妖精ルートもまだなのにやめて欲しくないぜ
期待してる

お待たせしました、続きいきます
今回みたいに間を開けることも多々あると思いますがよろしくお願いします

>>121
全キャラやるまで人いなくなってもやめないです
ご期待に添えられる様にがんばりますね

男「ん・・・」フワァ

男「朝かー」グー

男「・・・そういや昨日晩御飯食べてないな」

咲夜「」スースー

男「え、は、何これ、え、あれ」オロオロ

男「・・・あ!、咲夜さん見つかったんだった・・・良かった」

咲夜「ん・・・、あれ」

男「あ、起きた」ニコッ

咲夜「・・・っ」カァァ

咲夜「お、おはようございます」キョドキョド

男「・・・、目が泳いでるけど、なんかあった?」

男「というか、付きっ切りで見てくれてたのかな?」

咲夜「途中で寝てしまったようですが・・・」

男「いや嬉しいよ、ありがとう」ニコッ

咲夜「」ボンッ

男「あ、あれ?咲夜さん?」

咲夜「きょ、今日もお掃除がんばりましょうね〜」フラフラ

男「え、うん・・・、前見えてる・・・?」

咲夜「・・・はっ!?」

男 (ボーっとしてたな・・・)

男 (・・・ん?)

男「俺・・・、着替えたっけ?」

咲夜「ッ!?」ビクッ

咲夜「その、あの、汗びっしょりだったので、さすがにそのままは駄目かなって・・・」アタフタ

男「・・・な、なるほど」

男「てことは・・・、ある程度は見ちゃった・・・?」

咲夜「・・・」カァァ

男「・・・、マジかぁー!」ガクッ

男「おなか・・・、すいた・・・」グー

レミリア「だらしないわよ、男」ニヤニヤ

咲夜「・・・」ボー・・・

パチュリー「どこを見てるの?咲夜」ニヤニヤ

フラン「男を見てるんだよねー?」ニコ

咲夜「みみ、みっ見てませんよ!?」ビクッ

男「俺を見ても腹は膨れないですよ咲夜さん・・・」グー

レミリア「少しはお腹の音を抑えなさい!」

フラン「んふー、お兄さん・・・?」チラッチラ

男「ぐっ、またしてもそのご飯チラ見せ攻撃か・・・!」グゥゥ・・・

男「や、やめて・・・、今日はマジできついから」ヘナヘナ

フラン「昨日は必死大声出しながらで走り回ってたんだね、大分奥まで進んでたし」チラッチラ

パチュリー「それだけ咲夜のことが大事だったわけね」ニヤニヤ

咲夜「わ、私のせいで・・・本当に」

男「わー!全然大丈夫ですよこれくらい!」クワッ

男「ね?ピンピンしてるでしょ?」シャキッ

フラン「じゃあもっとしても大丈夫そうだねー」ニコニコ

男「ぐ、ぐああぁぁぁ・・・」ガクッ

レミリア「あ、あんまりいじめちゃ駄目よ?」

フラン「んふふー」ニコニコ

咲夜「本当に大丈夫ですか?今日くらい安静に・・・」

男「だ、大丈夫・・・」グウゥゥゥゥ

男「さて、今日のお仕事はなんですかー?」

咲夜「・・・」

男「さーくーやーさーんー?」

咲夜「え!?あ、ええとですね・・・」

男「どしたの?何か気になることでもあった?」

咲夜「そろそろあなたの待ち望んだ行事に近づいてきていますし・・・」

男 (む、無視かぁ・・・)

咲夜「本格的に準備をしないといけませんね」ニコ

男「お、それのお手伝い?」ワクワク

咲夜「そうですね、そうしましょうか」

咲夜「・・・そういえばなんですが、なんで参加したいんですか?」

男「ん?んー・・・」

男「まぁ咲夜さんになら良いかな・・・」

咲夜「信頼してくれているんですね」

男「そう・・・だな、信頼かな、うん」

男 (好きだからです!なんて言えないわなぁ・・・)

男「でも結構重い話かな、それでも聞きたい?」

咲夜「あー・・・、でしたら仕事終わりに聞きましょうか」

男「それもそうか、話すと長くなるし」

咲夜「では、がんばりましょうか」

男「とは言っても具体的にやることはあまり変わらないんじゃ・・・」

咲夜「まぁ、ちょっとは変わりますよ?」

男「それでも、ちょっとだけなんだ・・・」

男「やっぱ無駄に広いよなぁ・・・」ハァ

男「まぁここをパーティー会場に使うんだもんな、これくらい広くてもおかしくないか」

フラン「お掃除中?」ヒョコ

男「あぁフランちゃん、まぁそんなところかな」

男「暇してるの?」

フラン「手伝わないよー」ニコリ

男「そ、そう・・・」

男 (先手を打たれた・・・)

フラン「ただちょっかい出しに来ただけなんだから」ニコニコ

男「俺掃除中なんだけどな」

フラン「だからこそよ」フンス

男「で、最初のちょっかいは何かな?」

フラン「咲夜に食べたいものがあるからそれをリクエストしようと思って、協力してほしいの」

男「なんだ、それくらいならお安い御用だけど」

男「何を作ってほしいの?」

フラン「一緒に伝えに行くの、ほら行こ!」グイッ

男「うおぉ!?強いって!」

  ごめーん!すぐ戻るからなー!

メイド「あ、はーい、大丈夫ですよー」フヨフヨ

  バタンッ!

咲夜「・・・」ボー

フラン「咲夜ー!」

男「痛ひ、引きずらなくてもいいじゃないか、せめて歩かせて・・・」

咲夜「あ、どうかなされましたか?」

フラン「・・・どこ見てたの咲夜?」

咲夜「な、なんでもないです」アタフタ

フラン「ふーん・・・、まぁいいや!」

男「フランちゃんがご飯をリクエストしたいんだってさ」

咲夜「フランドールお嬢様、でしょう?もう・・・」

咲夜「承りました、では何をお作り致しましょう?」

フラン「男、好きな料理言ってみて?」ニコ

男「俺?、そうだな・・・って」

男「何で俺が言うのさ、リクエストしたいのフランちゃんだろ?」

フラン「男が食べたいものが今日の晩御飯兼、今度のパーテーのメインデッシュよ!」フンス

男「パーテーって・・・、でもなんで俺?」

フラン「ちょっとした思いつき、別にいいでしょ?」

咲夜「私も構いませんよ?」

男「いや構ってよ・・・、そういうのはもっと大事にしないとさ」

男「んー・・・、そうだな」

男 (こういうのって急に聞かれると悩むよなぁ・・・)

咲夜「思いのほか悩んでるみたいですね」

男「あ、そうか」

咲夜「・・・?」

男「じゃあ咲夜さん」ニコ

咲夜「・・・はい?」キョトン

男「咲夜さんが決め」

咲夜「きゅ、急に何を言い出すんですか!?」カァァ

男「え、ちょっと」

咲夜「わ、私っ、だってまだ、心の準備ってものが・・・」ブツブツ

男「あのー?咲夜さーん?」

フラン「へぇ〜、お兄さん大胆だねぇ」ニタァ

フラン「咲夜が食べたいなんて・・・、んふふ」ニコニコ

男「ちょ!?誤解だって!・・・いや誤解じゃないけども!?」カァ

フラン「今日も食べて、パーティー会場でも食べるなんて・・・もう大胆って言葉ですむのかなー?」ニヤニヤ

咲夜「・・・ッ///」マッカッカァ

咲夜「」ダダダッ

フラン「あ、ちょっと咲夜!」

男「咲夜さんが決めてって言おうとしたんだけど、えー・・・マジかぁ」カァ

フラン「最初からすんなり言ってればよかったのに」ニヤニヤ

男「フランちゃん、目が生き生きしてるね・・・」ハァ

咲夜「・・・」ツーン

男「あの・・・、咲夜さん?」カチャカチャ

咲夜「・・・」プイッ

男「・・・ハァ」ガクッ

咲夜「食事の準備終わりました、行きましょう」スタスタ

男「ぁぃ・・・」

男 (目すら合わせてもらえなくなってしまった・・・)

咲夜 (恥ずかしくて男の顔見れない・・・)カァ

フラン「あれー?今日は咲夜を食べるんじゃなかったの?」ニヤニヤ

男「ぶっ!?」

咲夜「おっ、お嬢様」カァァ

レミリア「や、やめてよ・・・、絶対食べられないわよあたし」

パチュリー「レミィ・・・」ハァ

レミリア「な、なによパチェまで」

フラン「お姉様・・・」ハァ

レミリア「なんなのよ!もう!」

男「ス、ストップ!ストップ!」

フラン「ふふ、原因は男だけどねー」ニヤニヤ

男「も、もうやめて・・・」ガクッ

咲夜「・・・」モグモグ

男「・・・」パクパク

男 (気まずい!猛烈に!)

男「咲夜さんー・・・?まだ・・・怒ってます?」

咲夜「・・・」ピタッ

咲夜「別に、怒ってなんていませんよ」カァ

男「いやでも、悪いことしたのは俺だし・・・」

咲夜「・・・気にしてないですよ」パクパク

男「それはそれでちょっと悲しかったりするんだけどな・・・」シュン

咲夜「これ、あげます」サッ

男「え、でも」

咲夜「最後のほうに好きなものを残しておくタイプですよね」クス

男「あ、うん・・・」キョトン

咲夜「今日もお肉だけ残して、食べてもらえないのかと毎日ひやひやしてたんだから・・・」

男「そ、それはないって!」クワッ

男「ちょっと前まではこんな美味い飯食べたことなかったんだから、むしろ感謝してるさ」

男「これからずっと毎日食べていられたら幸せなのになぁ・・・」

咲夜「・・・、あなたはいつも」カァァ

男「・・・ん?」

咲夜 (やっぱ自覚なしにいってるんだなぁ・・・)ハァ

咲夜「なんでもないです、どうぞ食べてください」

男「あぁ、うん」

男「改めて、いただきまーす」

今日はここまで、結構終盤です
パーティーって行事便利ですよね、なにかしらとって付けてイベント起こせますから

では、おやすみなさい・・・

十日ぶりか・・・随分と遅れました
咲夜さん編最後まで連投します

咲夜「・・・では、聞かせていただきましょうか?」

男「ん?なにを?」モグモグ

咲夜「あなたについて、です」

咲夜「・・・、変な意味じゃないですから」

男「あー・・・、それね」

男「言うとなるとやっぱ軽く言えることじゃないしやっぱり」

咲夜「言ってください」ジィー

男「やっぱり・・・、いい・・・ます、ハイ」

男 (ここまで気にしてくれるとは思ってなかったけど)

男「・・・顔近いよ?」

咲夜「あっ・・・」カァ

男「まぁ、言っちゃったもんは仕方ないか・・・」

男「話すよ、全部」

男「つっても、食事時にする話でもないんだけどね」

咲夜「構いませんよ」

男「随分と優しいね、いい事あった?」

咲夜「話を逸らさないでくださいよ・・・」

男「はは・・・、ばれたか」

男「・・・そうだな」

男「俺が鬼なのはみんな知ってると思うんだけど、普通の鬼じゃないんだ」

男「人間と鬼の間に生まれた子、ハーフ?とかそういうのなんだ」

男「俺が生まれたときは鬼と人間は対立してた、今もそうかもしれないけど・・・」

男「でもうちの父さん母さんは違った、勿論最初はいがみ合ってたみたいだけどね」

男「そのうち二人がくっ付いて俺が生まれた、だけど問題もあった」

男「そのとき住む場所、まぁ鬼のところに人間が住んだら一捻りだから結局は人間の里に住むことになったんだけど」

男「住むこと自体は簡単だったけど里のみんなには認められなかった」

男「住んだときに帽子をかぶせられた、角がばれるとやばいってさ」

男「今思うとそこに住んでるだけで危険人物扱いだったのに帽子なんてかぶせても意味無いよな」

男「・・・最初は誰も寄り付かなかった、勿論近寄ることも出来なかった」

男「でも母さんは自分の力、鬼としての力を使って里のために全力を尽くした」

男「父さんも微々たる力だけど母さんの後押しをしてた、俺もそうだ」

男「その努力あって里のみんなと仲良くなれた、その日から俺は帽子をかぶらなくなった」ニコッ

男「・・・つい最近紅い霧が発生したじゃん?」

男「あれの少し前、俺からすればつい最近の出来事だけど」

男「俺は夜に里の仕事手伝っててさ、家には居なかったんだけどその時」

男「・・・母さんが父さんを殺したんだってさ」

咲夜「・・・え?」

男「話が唐突過ぎるのは分かってる、でも俺も現場を見てないしそのとき駆けつけることも出来なかった」

男「俺が見たのは散らばった灰と、紅白の服着た女の子が母さんを山のほうに連れて行く姿だけ」

男「次の日からはもう里には居られなくなった」

男「みんなから、『信じてたのに!裏切ったな!』なんていわれてさ・・・」

男「里で最後に耳にした噂は母さんが父さんを殺したって噂、しかも灰になるようなエグイ殺し方でだってさ」

男「信じられるはずなかった、でも父さんの死体は本当に灰になったみたいだった」

男「暴れたかった、地団駄踏んで目に付くもの全部吹っ飛ばしてやりたかった」

男「泣きたかった、両親が死んだ思いをぶちまけたかった」

男「・・・他にも沢山、沢山あった中で唯一したのは」

男「帽子をかぶった、昔みたいに」

男「そんで里を出た、フラフラしてたけど前だけはしっかり見えてた」

男「里を離れてフラフラしてたら、小売商の人間が居た」

男「ソイツは俺とおんなじハーフなんだと、んで人間とも割と仲がいい」

男「驚いたけど、ふらついてた時には気にしてなかったあの日のことが気になってそいつに聞いてみたら」

男「嫌な事から良い事、おまけに紅魔館の場所と紅白の女の子、果てはここで開催するパーティの事を教えてくれた」

男「山のほうに神社があることも聞いた、けどこっちが近かったからこっちに先に来た」

男「パーティ参加と、紅白の女の子に会うために」

咲夜「・・・」

男「俺の過去は大雑把にはこんな感じ・・・かな」

男「・・・ごめんな」

咲夜「・・・何で謝るんですか」

男「やっぱ他人に話す事じゃなかった」

咲夜「私は、他人ですか・・・?」

男「あ・・・、それは違ったかな、ハハ・・・」

男「あー・・・」

男「ごめん、ちょっと席外すよ」ダッ

咲夜「・・・」

咲夜「せっかくあげたのに、冷めちゃうじゃない・・・」

咲夜「もっと別の声のかけ方があったはずなのに・・・」

咲夜「どうしたらいいの・・・?」

咲夜「だって・・・、紅霧異変の少し前にあったことって・・・」

男「ただいま」

咲夜「お帰りなさい」

咲夜 (目の辺り、赤い・・・?)

男「・・・、冷めちゃったな」

咲夜「温めましょうか?」

男「いやいいよ、冷めてもおいしいだろうから」

男「あんまり動じてないんだね、やっぱ咲夜さんはすごいな・・・」

咲夜「・・・、気持ちは、変わらないから」ボソッ

男「ん?」

咲夜「いえ、貴方が席を外した後、私だって色々考えましたよ」

咲夜「でも考えても考えてもどれが一番いい答えなのか分からなかったんです」

咲夜「だから、開き直っただけです」

男「なんだよそれ・・・」クス

男「そっか、考えた上で開き直った、か・・・」

男「咲夜さんらしいというかなんというか」

咲夜「うそつきは嫌い、ですよね?」

男「まぁ、ね」

男「おはようございます」ニコッ

咲夜「今日も早いですね、おはようございます」ニコリ

男「昨日は、ありがとう」

男「なんか軽くなった、色々と」

咲夜「私は何もしていませんよ・・・」

男「いや、聞いてくれるだけでも十分心の支えになってくれたよ」

男「人に話すもんじゃないって言ったけど、俺は咲夜さんにこの事を話せて良かったと思ってる」

咲夜「そ、そうですか・・・」カァ

男「さーて、今日もがんばるぞー」シャキッ

咲夜「私に話せてよかった・・・かぁ」

咲夜「・・・」ボー・・・

レミリア「・・・?、咲夜?」

咲夜「・・・」

レミリア「これは・・・職務放棄?」

咲夜「・・・、あ、お嬢様」

レミリア「あ、お嬢様・・・、じゃないわよ」

レミリア「ボーっとしてるけど、大丈・・・」

レミリア (んー・・・?)

レミリア (こんな感じになってるのをパチェの本で読んだわね・・・)

レミリア「ということは・・・」ボソッ

咲夜「お嬢様?」

レミリア「咲夜!こっちに来なさい!」フンス

咲夜「?、え、ちょっと!?」

フラン「・・・」ニヤリ

レミリア「さぁ!この私に悩みを打ち明けてみなさい、咲夜!」ムン

咲夜「え?は、はい・・・?」

レミリア「私には見えるわ・・・手に取るようにわかる」

レミリア「咲夜は男のことが気になりすぎてしょうがないのよね!」

咲夜「ぶっ!?」

レミリア「安心しなさい!私がしっかりと恋の相談に乗ってあげるわ!」

咲夜「お、お嬢様・・・、あの・・・」カァァ

レミリア「さぁ!私はいつでも準備できてるわよ!」

咲夜「・・・、そう、ですね」

咲夜「お嬢様になら良いですよね、では相談に乗ってもらっても良いですか?」

レミリア「ドンと来なさい!私はあなたの主人よ!」

咲夜「えーっとですね、今から私はどのように男に接したら良いんでしょう・・・?」

レミリア「もう告白されたじゃない、恋人のように振舞えば」

咲夜「その恋人の振舞い方が分からないんです・・・」

レミリア「・・・」

レミリア (よくよく考えたらそこは私もよくわかんない)

咲夜「どうしたら良いんでしょう・・・?」

レミリア「え、えーっとそうね!あれが良いわ!」アタフタ

咲夜「何か秘策が!?」

レミリア (す、すごい見られてる・・・)

レミリア「み、道の角で食パンを咥えて男にぶつかるとか!?」

咲夜「・・・、そんなんで良いんですか」キョトン

レミリア「えーと、えーと・・・あとぉー・・・」

咲夜「いえ!もう大丈夫です!早速試してきます!」

レミリア「えぇ!?試すの!?」

咲夜「教えてもらったんですから当然じゃないですか」

レミリア「そ、それもそうよね・・・」

レミリア (なんか違う気がするのよね・・・)

フラン (お姉ちゃん・・・)ガクッ

男「今日も結構な量だよな・・・」ハァ

男「でもここも結構綺麗になったなー」フー

咲夜 (よ、よし・・・)

咲夜「きゃあ!」ドンッ

男「どわっ!?」ドーン

咲夜「い、いったーい(棒」

咲夜「男さん!どこ見て歩いて・・・あれ?」

男「うーん・・・」キュー

メイド「どうしました〜?」フヨフヨ

メイド「あら?お昼寝?・・・じゃあなさそうですね、気絶してるんでしょうか〜?」

メイド「・・・パン?」

咲夜「・・・勢いありすぎたかしら」

咲夜「・・・」ズーン

男「んー・・・?」ムクッ

男「イテテ・・・、頭打ったっぽい?」

咲夜「気がつきましたか?」

男「あー・・・、咲夜さんとぶつかったのか?」

男「気がつかなくて、ごめん」

咲夜「い、いえ・・・いいんです」シュン

男「・・・、元気ない?俺知らない間になんかしちゃったとか」

咲夜「そ、そういうわけじゃないんです!決して!」キョドキョド

男「そう、ですか・・・」

男「少しだけ休んで良いですか・・・、結構強く打ったみたいで」

咲夜「え、えぇ・・・」

フラン「咲夜ー」コソコソ

咲夜「?」

フラン「こっちこっち」コソコソ

咲夜「は、はい・・・」

咲夜「すいません、看病は少し後でも良いですか?」

男「もーまんたい、ちょっと休んだらまた仕事に戻るから」

フラン「さすがに強くぶつかりすぎだよー」

咲夜「見てらしたんですか!?」

フラン「相談のところから知ってるよー」ニコリ

咲夜「あ、あぁー・・・」カァ

フラン「恋人になりたいなら普通に遊んでいればいいのに!」

咲夜「遊ぶ、ですか・・・」

咲夜「でも私の柄じゃないですし・・・」

フラン「さっきの極端な行動のほうが柄じゃないと思うけど」

咲夜「レミリアお嬢様が教えてくれたことですから」

フラン「んー、でも結果はあれだったけどね」

咲夜「・・・」シュン

フラン「でも男があんな状態じゃ今から遊べないよね・・・」

フラン「・・・そうだ!着いて来て!」ダッ

咲夜「えっ!?は、はい!」

パチュリー「・・・だからって走ってくることないでしょう」

フラン「急いだほうが良いかなって」

パチュリー「何を根拠に・・・」

咲夜「もう、みんなにまたばれるんですね・・・」

パチュリー「別に手を出そうなんて考えてないわよ」ニヤニヤ

小悪魔「そうですよー」ニヤニヤ

咲夜「もう、いいです・・・」

パチュリー「でも私もそういう経験はないのよね・・・」

パチュリー「・・・!、咲夜」

咲夜「はい・・・」グッタリ

パチュリー「し、しっかりしなさいよ・・・」

パチュリー「あなた自分から男に好きって言ってないでしょ?」

咲夜「へ!?」

パチュリー「要するに告白よね」

パチュリー「恋人になるんだったら、遅かれ早かれその気持ちは伝えないといけないんじゃないかしら」

フラン「さすが、お姉様とは違うわね」

パチュリー「レミィにも相談したの?なら安心じゃないのかしら」

フラン「いや実はね・・・」ゴニョゴニョ

パチュリー「・・・、レミィもまだまだ子供ってわけね」ハァ

咲夜「やっぱ・・・言わないとまずいですかね・・・?」

小悪魔「そりゃそうですよー!」

咲夜「・・・」カァァ

パチュリー「ここで赤くならないでよ」

フラン「これでバッチリね!」

咲夜「うぅ・・・」

  バタン

パチュリー「・・・あれ」

小悪魔「どうしたんですか?」

パチュリー「あの調子だと今から言いに行く雰囲気じゃなかった・・・?」

小悪魔「でしょうねぇ」

パチュリー「告白って急にするものじゃないわよね」

小悪魔「ですねぇ」

パチュリー「・・・今からダッシュよ、順を追ってから告白しなさいって伝えてきなさい」

小悪魔「え、は、はい!」

パチュリー「フランが後押ししてるならなおさら急いでもらわないと・・・」ハァ

咲夜「遅かれ早かれ言わないと・・・か」ハァ

小悪魔「咲夜さーん!」バサバサ

咲夜「?、どうしたんですかそんなに急いで」

小悪魔「えーっとですね・・・」

小悪魔 (なんだっけ・・・あれ?)

咲夜「?」

小悪魔「わ、私からもアドバイスをと思って」フンス

咲夜「えー・・・ま、まだあるんですか・・・」

小悪魔「私のは、一撃必殺です!」

小悪魔「それはですねー・・・」ゴニョゴニョ

咲夜「な、ななな・・・」カァァ

咲夜「さすがにそれは無理ですよ!?」ボンッ

フラン「なになにー?教えてー?」

小悪魔「まっかっかですねー」ニコニコ

小悪魔「でもこれをすれば間違いないですよ・・・?」ニヤニヤ

咲夜「で、でも・・・、さすがに・・・」ブツブツ

小悪魔「私は二人の仲をくっつけたいからこのアドバイスをしたんです」

小悪魔「悪戯でこんなこと言いませんよ、真剣です」

小悪魔 (言いたいことは忘れましたが・・・)

咲夜「うぅ・・・、いや・・・、これは・・・」シュゥゥゥ

小悪魔「まっかっか通り越して煙出てますね・・・初めて見ましたよ」

フラン「わ、私も・・・、すごーい」

男「・・・、よくよく考えたらものすごい勢いで咲夜さんがぶつかってきたような」

男「まぁ、いいか・・・」

男「眠くなってきたな・・・」フワァ

男「今日も一日がんばったと・・・、寝よう」

  コンコン ガチャ

咲夜「ぐ、具合はどうですか?」キョドキョド

男「なんかあった?明らかに」

咲夜「何にもありませんよ!」

男「そ、そう・・・?」

男 (変なの・・・)

咲夜「・・・」ムム

男「?」

咲夜「・・・」ボンッ

男「ちょ!?大丈夫!?」

咲夜「え、えぇ・・・」

咲夜 (や、やるしかない・・・のよね)

男「ん?どしたの咲夜さん」

咲夜「・・・し、失礼します」ポフッ

男「・・・、はい!?」カァ

咲夜「・・・あ、あはは・・・、乗れた」カァァ

男「いや、乗れたじゃないでしょ!なんで俺の上に乗ってんの!?」

咲夜「だ、駄目・・・ですか?」

男「駄目というか・・・、意味不明・・・、えー何だこれー・・・」カァァ

咲夜 (なんかもうこれ以上に恥ずかしいことはないわよね・・・)

咲夜 (告白くらいこれより簡単よね・・・)

咲夜「あ・・・、そういうこと・・・」

男「なな何がそういうことなの!?俺にはもうさっぱり」

咲夜「私はあなたに言わなければいけないことがあります」ズイッ

男「か、顔が近いって咲夜さん!?」カァァァ

男 (何これ夢!?俺って気づかないうちに寝てた!?)

咲夜「男さんは私にちゃんと言ったのに私はまだ言ってないんです」カァ

男「・・・」ゴクッ

男 (この距離だとさっき飲んだ生唾の音も聞こえるって・・・)

咲夜「私は、あなたのことが好きです、もう仕事も手につかないくらい・・・どうしようもないほどに」

男「」

男 (最近の夢ってクオリティ高いのかな・・・、えー・・・)

咲夜「・・・あ」マッカッカァ

咲夜 (気づけば私すごいこと言ってる・・・)

男「・・・え?」

咲夜「え、えっと・・・」

男「一つ頼まれてくれない?」

咲夜「は、はい!」ビクッ

男「俺のほっぺ引っ張って?もうどうしようもないほどに」

咲夜「え・・・?は、はい」ギュウウウ

男「いだだだだだ!すおっふ!はらひて!」

咲夜「は、はい」パッ

男「イテテ・・・、んー」

男「夢じゃない、のか・・・?」

咲夜「へ?」

男「てことはつまりー・・・」ムム

男「・・・」ボンッ

咲夜「大丈夫ですか!?」

男「だ、誰のせいだと・・・」

男「・・・、そっかー、夢じゃないのか・・・」カァァ

男「勿論本気・・・なんだよね?」

咲夜「も、勿論です!」

男「だ、だよねー・・・、はは・・・」

男「俺、告白した覚えないんだけどなー・・・」ブツブツ

咲夜「・・・、確かにあれは告白とはちょっと違ったかもしれませんね・・・」

男「それらしいことは言ったのか・・・、身に覚えがない」ガクッ

男「告白するならこっちからって決めてたのになぁ・・・」ニコ

男「返事、いいかな?」

咲夜「・・・はい」ゴクッ

男「・・・その前に、もっかい顔近づけてくれたりする?」カァ

咲夜「え、えぇー・・・」カァァ

咲夜「・・・はい」ズィ

男「俺も大好き、先に言っちゃってたみたいだけど・・・」ダキッ

咲夜「わっ!?ちょ!?」

男「こんだけ勇気振り絞ってくれたんだもな、俺からもお返ししないとさ」ニッ

  チュ

咲夜「・・・ぁ」

男「・・・、あんま見つめないで、恥ずかしいからさ」カァ

咲夜「・・・ふふ」ニコ

男「え、さすがに笑われるとは思ってなかったんだけど」

咲夜「こんなにあっけなかったのに、こんなにもいっぱい・・・」

男「な、なんかエロイよ?咲夜さん」

咲夜「エロっ!?、もう!」

咲夜「・・・、あの」

男「はい?」

咲夜「昨日のことも、私とまた一緒に考えましょう?」

男「え・・・、う、うん」

咲夜「辛い顔は見たくないですからね・・・」

男「咲夜さん・・・」ウルッ

咲夜「・・・さんずけは、やめにしましょう?ね?」

男「わぉ、咲夜さ・・・、ゴホン」

男「咲夜って意外と奥手に見えてぐいぐい来るんだね・・・?」

男「昨日の事もあったのに」

咲夜「そ、それはみなさんが・・・」

男「・・・、ん?」

男「・・・みなさ、ん?(汗」

パチュリー「そろそろ退散するタイミングかしら」ボソッ

フラン「ずっと見てたいなー、こっちまで顔が・・・」ニヤニヤ

レミリア「わー・・・、キスしてた・・・」カァァ

小悪魔「上手くいったみたいですね、馬乗り作戦・・・」フフフ

パチュリー「フランが呼びに来るから何かと思えば・・・」

パチュリー「私は順を追ってからにしなさいって伝えてっていったのに」

小悪魔「ど忘れしちゃって・・・エヘヘ?」

パチュリー「・・・ハァ」

美鈴「でも昨日今日でこうなるとは・・・、台風ですねまったく」ニコニコ

パチュリー (あ、これもうタイミング逃したわね・・・)

パチュリー (まぁいいわ・・・)ニヤニヤ

男「ドアの隙間から・・・すごい見てる」

咲夜「・・・」ハァ

咲夜「さすがにたちが悪いですねぇ・・・」

咲夜「お嬢様?さすがに許しませんよ?」ニコニコ

  ちょ!?何で私だけ!?というか私主人だけど!?

  かんねんしろー!お姉様ー!

  ここはレミィに任せようかしら・・・

  あの状態の咲夜さんは本気でやばいやつだ・・・、お嬢様、お達者で

  お達者出で、じゃないわよ美鈴!フ、フランも放して!

  ガチャ

咲夜「逃がしませんよー・・・?」ニコニコ

男「さすがに止められない・・・」

男「というかあぁなったら咲夜さん止まらないもん・・・」

男「・・・はは」

男「キスまでしてさ・・・、ほんとに夢じゃないんだよな」

男「いつ俺はそれっぽいことを言ったんだろうか・・・」

男「・・・、もう一回しっかり話し合ったほうがいいよな」

男「くどいかも知れないけど・・・」

男「まぁ、今は手出しできないけどさ」

  さ、咲夜!本気でナイフは駄目!死んじゃう!

  覗き見なんてするからです!

  どっちが主人ですかあれ・・・?

  さぁ、どっちでしょうね?

男「・・・やっぱ無茶でも止めに行ったほうがいいよなこれ」

     

fin

一応おしまい、見てくださった方はありがとうございました
最後「わかんねぇー、わかんねぇー」ってブツブツいいながら書いてました
なので文があっちこっちに曲がってるかも・・・

続きというか別の人に移る場合は別スレ?のほうがいいのでしょうか

とりあえずまた間が開くと思いますが、つぎは妖精メイド編です
その次はパッチェさん押しの人がいたからパチュリー編かな?

男の過去はおぜうさまとフランちゃんのときに詳しく書くと思います

 

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