原作考えたったwww誰かSSつくってチョンwww(176)

20xx年韓国は半島の無血統一を果たし経済人口軍事力共にと米中列強と並ぶ国力を手にいれる

中国共産党支配は既に瀕死であった
統一コリアンの存在感は中国国民に勇気を与え結果大規模な民衆運動が起き一党独裁体制を打倒する至る

崩壊した中国を保護国としアジアの平和と安定に寄与し名実共に世界トップの強国となる

その圧倒的な技術資金力で資源開発を地球唯一のエネルギー産出国となりユダヤ系資本を駆逐しアジアを白人支配からの解放に成功

天然ガスや原油のパイプラインを断たれたロシアは財政難により併合を望みこれを快く承諾ウクライナやモンゴルなど周辺国もこれに追従
大統一コリアン合衆国の誕生である

インド他エネルギー利権を失った中東国を次々と併合しアフリカ大陸をも支配下に置き過去の覇権国米国は完全にひれ伏し我が軍門に降る

世界統一を果たした偉大なるコリアンは仇敵日本に対しても寛大な救いの手を差し伸べるが聞き入れずテロを繰り返す始末

世界世論を受け日本を海洋封鎖し完全に孤立させ有人史以来初めて争いの無い豊かで平和な時代が訪れ


そして数十年後

生態調査で土人列島に上陸した生物学の調査団は皆カルチャーショックを受け言葉を失う事になる
そこに人間の姿はなかったのだ
裸で山を駆け回り竪穴式住居にすむ文明を失った原人japという変わり果てた姿だった

   ━━━韓━━━

コリアン「俺の名前を言ってみろ!」

近所のガキ「知らねぇよカス!」


兵士1「ああなると、さすがに和猿でも哀れだな」

兵士2「そうか? なるべくしてなっただけだろ」

兵士1「まあな」

兵士1「さんざん偉大なる祖国、我が大韓民国の歴史を否定してきた民族だ」

兵士1「当然、と言えば当然なんだが……」

兵士2「止めとけ」

兵士2「あの民族に加担してもいい事は何もない」

兵士1「…………」


博士「あ~そこの兵士」

兵士1「はっ!」

兵士2「はっ!」

博士「サンプルがいる。 二、三匹、和猿を獲ってこい」

兵士1「はっ! 了解であります!」

兵士2「生け捕りですか?」

博士「エサ代も馬鹿にならん。 オスとメスを適当に殺して獲ってこい」

兵士2「了解です」

兵士1「わかりました」


     ザッザッザッ

兵士1「あれでいいだろう」

兵士2「そうだな」

     パンパンッ! グエッ! ギャアッ!

     ドサッ……

兵士2「ふう……それじゃあ、とっとと運ぶぞ」

兵士1「おう」

     ズルズル……

     ……ォモニ

兵士1「!?」

兵士2「? どうした?」

兵士1「…………」

兵士1「何でも無い」


大韓民国 釜山



兵士2「はーやっと帰ってきたな」

兵士1「……そうだな」

兵士2「どうした? 体調でも悪いのか?」

兵士1「いや……」

兵士1「腹が減っただけだ」

兵士2「なんだよ……心配して損した」

兵士2「今日の任務は終わったし、少し早いが晩飯でも食うか?」

兵士1「…………」

兵士1「ああ、気分転換にそうしよう」


居酒屋



兵士2「おい! 給仕の白豚!」

兵士2「チェゴヤ(前菜)が遅いぞ!」

白人女「す、すみません……もう少しお待ちを」

兵士2「ったく……使えねぇな、白豚は」

兵士1「もう少し若けりゃ、お仕置きをするところか」

兵士2「俺はあれでも行けるがな」

兵士1「冗談だろ……あんなオバさん」

兵士2「もちろん非常食的な意味でだ」


―――――――――――

兵士1「ふう……結構食ったな」

兵士2「そうだな」

兵士2「じゃあ、そろそろ行くか」 ガタッ

白人女「あ、ありがとうございます……」

兵士1「おう。 じゃあこれ代金」 チャララ…

白人女「…………」

白人女「も、申し訳ありませんが……これでは足りません」

兵士1「え? 昨日までこの値段だっただろう?」

白人女「そ、そうなのですが……今日から値上げをいたしまして」

兵士2「なんだとぉ?」

兵士2「おい、白豚。 てめえぇの事情なんて知った事か」


白人女「し、しかし、その……材料費も上がっていて……私達もギリギリなんです!」

兵士2「この白豚があっ!」

     バキッ!

白人女「ああっ!」

兵士2「このクズが! てめえら白豚が安穏と暮らしていけるのは」

兵士2「我が大韓民国軍の治安維持力があってのものだろうがっ!」

     がスッ! ドガッ!

白人女「ひいいっ!」

兵士1「……おい、もうその辺にしてやれ」

兵士2「いいや! ちょうどいい機会だ……」

兵士2「こいつにどちらが上か下か、分からせてやるよ」 ニヤニヤ

兵士1「…………」


兵士1(やれやれ……付き合ってられん)

兵士1「ほどほどにしとけよ。 俺は先に戻る」

兵士2「ああ」

―――――――――――

兵士1「…………」

兵士1(……とは言うものの)

兵士1(最近の物価高騰は確かに酷い)

兵士1(自治領を認めている地域の方が、安定している、とも聞く)

兵士1(由々しき問題ではあるが……俺の頭じゃ考えるだけ無駄だな)

     キャー! イヤァ!

兵士1「…………」

兵士1「……今日は疲れたな。 早く帰って休もう」


釜山 兵士宿舎



tv「我が栄光ある大韓民国国民の皆様、今晩は」

tv「今日のニュースです」

tv「無謀にも支那地区で発生した暴動は」

tv「我が大韓民国軍の圧倒的かつ電撃的な掃討作戦により」

tv「三日と持たず鎮圧されました」

兵士1「…………」

兵士1(……実際は北京で絨毯爆撃しただけだけどな)

tv「それでは、底辺民族・支那人から解放された、我が同胞の声をお伝えします!」

tv「栄えある大韓民国軍に助けてもらえるなんて光栄です!」

tv「最高! やっぱり大韓民国人は、選ばれた民族だ!」

兵士1「…………」


tv「経済情報です」

tv「相変わらず、我が大韓民国企業、サムスン、lg、ヒュンダイは絶好調」

tv「非常に高い水準で株価は推移しており……」

兵士1「…………」

tv「また、物価の上昇も許容範囲内で収まっており」

tv「それほどの懸念は無い、との政府見解です」

兵士1「…………」

tv「続きまして、スポーツです」

tv「栄えある我が同胞が、すべてのスポーツで快進撃を続けており……」

     ブッ…

兵士1「…………」


翌日



兵士1「おはよう」

兵士2「おう、おはよう」

兵士1「昨夜は遅かったようだが……いつ帰ったんだ?」

兵士2「いや、戻っていない」

兵士1「おいおい。 明らかに軍規違反だぞ?」

兵士2「硬いこと言うなよ。 中尉殿も一緒だったんだし」

兵士1「マジかよ」

兵士2「マジマジ。 だから問題ないって」

兵士1「……まあいい、任務に付くぞ」


     ブロロロ……

兵士2「そういや昨日のkリーグの試合」

兵士2「漢江(ハンガン)レンジャーズの結果見たか?」

兵士1「……0-2で天安(チョナン)ファイターズに負けてたよ」

兵士2「何ィ!? あの弱小チームにかよ!?」

兵士1「そういう時もあるだろ」

兵士2「そうだけどよ……最近スポンサーが大手企業になっただろう?」

兵士2「金でも掴まされたのか、と、思ってよ」

兵士1「考えすぎだ。 ……確かにスポンサーが大手になった途端」

兵士1「調子を急激に上げるチームは少なくないが……」

兵士1「給料が上がったりして、選手が奮起しただけだろう」

兵士2「そりゃ選手の気持ちは分かるがなァ……」


     ブロロ……プスン、パスン……ロロ……

兵士1「ちっ……!」

兵士2「またかよ……」

     ロロロ……ポスン……

兵士1「……ダメだ。 動かん」

兵士1「エンジンを見てみる」

兵士2「おう」

     キィ……

兵士1「ふむ……」

     カチャカチャ……

兵士2「直りそうか?」

兵士1「……無理だな。 どこが壊れているのかもわからん」

兵士2「はあ……」

兵士1「基地にもどるぞ」


釜山 駐屯地



兵士2「このカスどもが!」

     ガスッ! ドカッ! バキッ!

整備兵「ひいいっ」

兵士2「分かっているのか!」

兵士2「てめぇら底辺アジア民族共の平和は、俺達、大韓民族軍のおかげなんだぞ!」

兵士2「使ってやってるだけ幸せに思え!」

整備兵「ひぎゃああっ」

     ガスッ! ドカッ! バキッ!

兵士1「……もうその辺でいいだろ」

兵士1「整備兵、さっさとジープを直せ」

兵士1「出来なければ、代わりを用意しろ」

整備兵「は、はい……」


     ブロロロ……

兵士2「ったく。 あいつら、自分の立場を全く分かってやがらねぇな」

兵士1「そう言うなって。 あいつらも生きているんだ」

兵士1「出来の悪いのも多少はいるだろうさ」

兵士2「お前は甘いって。 あいつらの出来の悪さは民族自体が、だ。 劣等民族なんだよ」

兵士2「だから俺達、大韓民国民が奴らを使わなくちゃならない」

兵士2「最初に、全部抹殺すべきだったんだよ」

兵士1「…………」

兵士1「そろそろ目的地だな」

兵士2「ウヒヒ、やっと小遣い稼ぎできるぜ」

兵士1「…………」

     ブロロロ……


漁村



村長「おお、これはこれは……よくぞおいでくださいました」

兵士2「うむ、定期的な視察だがな」

村長「ご苦労様です」

兵士2「……最近この漁村、景気がいいと聞くが?」

村長「ええ、我が偉大なる大韓民国軍のおかげで」

兵士2「ほう……その割に漁船の数が、申請よりも多い様に見受けられるが……」

兵士2「決められた漁獲量を守っていないのではないかな?」

村長「いえいえ、けしてその様な事は……」

村長「あちらの部屋でご説明をいたしましょう」


     イラッシャイマセ……

兵士2「ほうほう……」

兵士1「…………」

村長「それでは、ご説明の前にまずこれを……」つ(袖の下)

兵士2「うむ」

村長「ささ、みんな。 精一杯のおもてなしを」

     ……ハイ

兵士1「…………」

兵士1(こんな、子供まで……)



―――――――――――


夕方



兵士2「あー腰痛ぇ」

兵士1「…………」

村長「ご理解、いただけましたか?」

兵士2「うむ! お前の意見はよぉ~くわかった!」

兵士2「問題ない、と、上に伝えておく」

村長「ありがとうございます。 ぜひ、またお越し下さい」

兵士2「うむ! ハッハッハッ!」

兵士1「…………」


     ブロロロ……

兵士2「どうした?」

兵士1「…………」

兵士1「……何でも無い」

兵士2「嘘言うなよ……当ててやろうか?」

兵士2「あてがわれた女が好みじゃなかったからだろ?」

兵士1「そんなんじゃない」

兵士2「じゃ、なんだよ?」

兵士1「大丈夫なのか、少し心配になった」

兵士2「何の心配だよ」

兵士1「……賄賂をもらって、上に報告しないでいいのだろうか、とな」

兵士2「…………」


兵士2「ブハハハ!」

兵士1「…………」

兵士2「何言ってるんだよ、お前」

兵士2「こんな事、みんなやってるっつーの」

兵士2「上官なんて、どれだけ私腹を肥やしている事か」

兵士1「…………」

兵士2「気にすんなよ」

兵士2「俺達は、おこぼれに預かってるだけだって。 大した事ァないさ」

兵士1「…………」

兵士1「そうだな」

兵士1「そう……だよな……」

     ブロロロ……


数日後

釜山 駐屯地



     ガヤガヤガヤ…

兵士1「……ん?」

兵士2「なんだか騒がしいな?」

中尉「お? 貴様ら、戻ったか」

兵士2「はっ!」

兵士1「ただいま哨戒任務より戻りました、中尉殿」

兵士2「ところで……この騒ぎはいったい、何なのでありますか?」

中尉「うむ。 詳しい事はわからんが……アフリカが独立を発表したとか」

兵士1・兵士2「!?」


中尉「まあ事実だとしても心配はあるまい」

中尉「我が大韓民国軍は即座に対応するからな」

中尉「エジプトに駐留している部隊だけで十分沈静化出来るだろう」

兵士2「その通りですね」

兵士2「全く……黒犬民族め。 大人しく従っておけばいいものを」

中尉「まあそう言うな。 所詮、それだけの存在だった、というだけだ」

中尉「我が大韓民国の民度とは比べるべくもない」

兵士2「ですよね」

中尉「その内、正式な発表があるだろう。 それまで兵士宿舎で待機しておけ」

兵士2「はっ!」

兵士1「了解です!」

中尉「それではな……」

     テク テク テク…


兵士1「…………」

兵士2「どうした?」

兵士1「……おかしいと思わないか?」

兵士2「何がだ?」

兵士1「今年に入って3度目なんだぞ? 独立宣言されるのは」

兵士2「しょうがないだろ」

兵士2「底辺民族の分ざいで、身の丈に合わない事をするから痛い目にあう」

兵士2「自業自得さ」

兵士1「俺が言いたいのはそれじゃない」

兵士1「毎回、軍事行動が必要な程の規模で起きている、という事だ」

兵士2「…………」


兵士2「そんなに気にする事じゃないと思うけどな、俺は」

兵士1「……だといいんだが」

兵士1「それに、もう一つ気になる事がある」

兵士2「?」

兵士1「詳しい戦果が、まるで聞こえてこない」

兵士2「…………」

兵士1「この間の支那地区の暴動もそうだ」

兵士1「どうして『鎮圧した』で終わりなんだ?」

兵士1「被害の状況や犠牲者数も明らかにされない」

兵士2「……きっと情報が錯綜してるんだよ」

兵士1「…………」

兵士2「それに俺達がこんな事を考えたってしょうがない……」

兵士2「さっさと兵士宿舎に戻ろうぜ」

兵士1「…………」


釜山 兵士宿舎



tv「我が栄光ある大韓民国国民の皆様、今晩は」

tv「今日のニュースです」

tv「最初の話題は、いよいよ見頃になったソメイヨシノの情報です」

tv「かつて、憎き倭猿どもが起源を主張していたこの美しい花」

tv「我が大韓民国首都・ソウルで、多くの人々が花見を楽しんでおります」

兵士1「…………」

tv「次のニュースです」

tv「昨日、ソウルで起こった列車事故は、運転手の操作ミスによるものであると判明しました」

tv「一部、列車事故の原因はブレーキの欠陥である、とのデマも広まりましたが」

tv「すべての事故原因は、この運転手の過失であり、デマはデマである、との見解です」

兵士1「…………」


兵士2「よお、tv見てるのか」

兵士1「ああ」

兵士2「何か気になるものでもあったか?」

兵士1「……無い」

兵士2「だろう? 気にしすぎなんだよ、お前は」

兵士1「違う」

兵士2「は?」

兵士1「『気になる話題自体』が無いんだ」

兵士2「……だから気にしすぎだって。 ちょっと疲れているんだよ」

兵士1「…………」

兵士1「……かも、しれないな」




     我が大韓民国は誇り高く、無敵で、世界中から感謝されている。

     俺は、学校でそう習ってきた。

     なのに……



     気のせいだ。 きっと俺の考えすぎだ。

     そう思いながらも……何かが引っかかっていた。




みてるで

>>36
ありがとう。



―――――――――――


さらに数日後



兵士1「…………」

兵士1「……おい、店員」

店員「はい?」

兵士1「りんごが一山1万ウォン(現在レートでだいたい1000円)って、どういう事だ?」

店員「……最近、輸入が滞ってて品薄なんですよ」

兵士1「だからと言って、この値段は……」

店員「すみませんが、俺たちも商売なんで」

兵士1「…………」


     テク テク テク…

兵士1「…………」

兵士1(おかしい……どういう事なんだ)

兵士1(我が軍は、アフリカの独立宣言も未然に防ぎ)

兵士1(秩序は保たれたはず)

兵士1(なのに……)

兵士1(物価の上昇は止まらず、街は閑散としだしている)

兵士1(我が大韓民国の食料や物資の緊急輸入体制は万全だったのに)

兵士1(何故だ……?)


釜山 駐屯地



兵士2「戻ったのか……ずいぶん早いな」

兵士1「…………」

兵士2「何か買ってくる、とか言ってなかったか?」

兵士1「高すぎて買う気が失せた」

兵士2「そうか……」

兵士1「…………」

兵士2「…………」

兵士2「ったく! イライラするぜ!」

兵士1「落ち着けよ……そろそろ哨戒任務の時間だぞ」

兵士2「……そうだな」


     テク テク テク…

中尉「おい、お前たち」

兵士1「! これは中尉殿!」 ビシッ

兵士2「はっ! 何か御用ですか?」 ビシッ

中尉「これから哨戒任務か?」

兵士1「はい、そうであります」

中尉「……最近、村々で不正行為が横行している様だが」

中尉「よもや見逃しているのではないだろうな?」

兵士2「ちゅ、中尉殿! 心外であります!」

兵士1「…………」


中尉「ならいいが」

中尉「まあどの道、監査をすれば分かる事だがな……」

兵士1「……!」

兵士2「……!」

兵士2「ちゅ、中尉殿!」

兵士2「その……大したものではありませんが、これを……」つ(袖の下)

兵士1「わ、私も……どうぞ」つ(袖の下)

中尉「……ふむ」

中尉「さすが大韓民国軍の兵士だ。 私は満足している、ふふふ……」

中尉「下がってよし」

兵士1「はっ……」

兵士2「はっ……」



―――――――――――


兵士2「ああもう! イライラする!」

兵士2「さっさとお楽しみに行こうぜ」

兵士1「……そうだな」

     ガキュキュキュキュウン…… ガキュキュキュキュウン……

兵士2「…………」

兵士1「……エンジンがかからないな」

兵士2「整備兵ッ!」

整備兵「ひいっ」

兵士1「…………」


     ブロロロ……

兵士2「…………」 イライライライラ

兵士1「…………」

兵士1「……そろそろ例の漁村だ」

兵士1「機嫌直せよ」

兵士2「……ああ」

兵士1「ふう……」

兵士1「…………」

     ブロロロ……


兵士1「……!?」

     キキィッ!

兵士2「うおっ!?」

兵士2「おいっ! 何で急に止まるんだよ!」

兵士1「あれを見ろ!」

兵士2「あん?」

兵士2「!?」

兵士2「お、おい、あれって……」

兵士1「間違いない……我が軍の駆逐艦だ」

兵士2「け、けど、なんであんなにボロボロなんだ!?」

兵士1「わからん……が、何かが起こっている」

兵士2「…………」

兵士1「戻るぞ」


釜山 駐屯地



兵士1「中尉殿!」

中尉「ん? 何だ? ずいぶん早いが、もう任務から戻ったのか?」

兵士2「それよりもついさっき、損傷の激しい我が軍の駆逐艦を見たんです!」

中尉「!」

兵士2「何か、起こっているのでしょうか!?」

中尉「お前ら! 任務を中断するとは何事だ!」

兵士1・兵士2「!?」

     バキッ! ドカッ!

中尉「全く……今回は大目に見てやる」

中尉「だが! 見たものについては何も語るな!」

中尉「わかったか!」

兵士1・兵士2「はっ……」

中尉「ふん……」




     だが、俺達がしゃべるまでもなく……基地内は、その話でもちきりだった。

     そして、艦名からインドに配備されていた艦である事も判明している。

     しかし、乗組員は完全隔離され、箝口令も布告されたので

     それ以上の事は分からずじまいだった……。





釜山 兵士宿舎



tv「我が栄光ある大韓民国国民の皆様、今晩は」

tv「今日のニュースです」

tv「昨今の物価上昇に政府は、企業に対して便乗値上げを止める様、勧告しました」

tv「ただ……各企業の反応は鈍く、物価の上昇は今後も続くとみられ」

tv「政府の早い対応が望まれております」

兵士1「…………」

tv「次のニュースです」

tv「明日予定されていたアメリカ地区代表との会談は」

tv「アメリカ地区側からの一方的な意向でキャンセルされました」

tv「政府は不快感を示し、今後、何らかの制裁が必要との意見も出始めています」

兵士1「…………」


兵士2「どうだ? tvの様子は?」

兵士1「……普通だ。 何の変化もない」

兵士1「そっちはどうだった?」

兵士2「お手上げだ……」

兵士2「ネットは、ずいぶん前から使えなくなってるし」

兵士2「俺達の階級で詳しい情報を知っている奴はいない……」

兵士1「…………」

兵士2「…………」

兵士1「……上の様子、だいぶおかしいな」

兵士2「……ああ」

兵士2「何があったのか……妙にピリピリしている」


兵士2「ちっ……!」

兵士2「どうなってるんだよ? 今、世界に何が起こっている?」

兵士1「わからん……が」

兵士2「が?」

兵士1「……いや何でも無い」

兵士1「それより、もう休もう。 明日は、例の倭猿の調査護衛だ」

兵士2「こんな時に調査かよ……」

兵士1「ぼやくな。 任務は任務だ」

兵士2「…………」


兵士1「…………」

兵士1(みんな口にしないが)

兵士1(同じ事を考えているだろう)

兵士1(…………)

兵士1(もしかしたら……我が大韓民国軍は、世界各地で)

兵士1(苦戦しているのかもしれない、と……)

兵士1(…………)

兵士1(もう寝なくては)


翌日

釜山 駐屯地



兵士1「…………」

兵士2「…………」

博士「やあ、今回も護衛をよろしく頼む」

兵士1「は、はあ……」

兵士2「そ、それはいいんですけど……前回に比べてずいぶん大荷物ですね」

博士「今回は詳しく調査をしようと思ってな」

兵士1「こちらの方々は?」

博士「わしの家族だが、研究員でもある。 調査を手伝ってもらうつもりだ」


兵士1(……あからさまに)

兵士2(怪しい……)

博士「まあ、気になる所もあるだろうが」

博士「ひとつ……これで許してくれ」つ(袖の下)

兵士1・兵士2「!」

兵士1・兵士2(こ、こんなに!?)

兵士1「…………」

兵士2「……まあ、そういう事なら」

兵士1「それじゃあ、荷物を運ぶのを手伝います」

博士「うむ。 頼むよ」

博士「艦長に挨拶してくる」


巡視船 仁川(インチョン)内部



     ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……

兵士1「……博士」

博士「ん? 何かな?」

兵士1「実は、聞きたい事がありまして」

博士「何かな?」

兵士1「前回の調査で倭猿を二匹捕らえましたが」

兵士1「あの時……死ぬ間際に『オモニ(母さん)』と言ったんです」

博士「…………」


兵士1「何度も聞き違いだ、と、自分に言い聞かせたんですが」

兵士1「どうしても納得できなくて……」

博士「…………」

兵士1「教えてはもらえませんか?」

博士「…………」

博士「そうだな……話してもいいが」

博士「条件がある」

兵士1「条件?」

博士「君が携帯している武器を全て、こちらに渡してくれ」

兵士1「!?」

兵士1「……何を言っているんですか、博士」

博士「渡せないのなら、諦める事だな」

兵士1「…………」


     ゴト……

兵士1「……正直、心外ですが」

兵士1「あなたは栄えある大韓民国・国民だ」

兵士1「何を恐れているのか分かりませんが、あなたを信頼します」

博士「……ふ」

博士「栄えある、か……」

兵士1「……?」

博士「よろしい、話すとしよう」


博士「まず……結論を言っておく」

兵士1「はい」

博士「君が……君達が狩猟した倭猿」

博士「あれは、朝鮮人だ」

兵士1「…………」

兵士1「はあっ!?」

博士「驚くのも無理はないが、とりあえず聞け」

兵士1「…………」

博士「わしもな、2年前に初の調査をした時から、疑問に思っていたんだよ」

博士「骨格や体格……何よりもdnaが、ほぼ我が大韓民国人と一致した」

兵士1「……!」


博士「次にわしは、仮説を立てた」

博士「おそらく、これはパンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)の成れの果てだと」

兵士1「…………」

博士「だが……新たな疑問が浮かび上がる」

博士「捉えても捉えても、朝鮮人のdnaしか出なかったんだ」

兵士1「…………」

博士「そこで、わしはまた様々な仮説を立てた」

博士「一つずつ可能性を消してゆき、残ったものは……残酷な事実だった」

兵士1「…………」


博士「わしが調査した場所は、日本ではなかったんだ」

兵士1「!?」

博士「わしは、太陽の位置や時間の経過などから、おおよその位置を割り出して」

博士「そこが朝鮮半島西側のどこかであると判断した」

兵士1「ありえない……第一、何故そんな事を!?」

博士「もちろん同じ疑問をわしも持った」

博士「そこでわしは、艦長に金を握らせて、どうしてこんな事をしたのか聞いてみた」

兵士1「……ゴクッ」


博士「……我々は歴史で、寛大な処置をとろうとしたのに」

博士「日本はテロを繰り返し、反省の色が見えず」

博士「世界統一が成された後、海洋封鎖された、と、習ってきた」

兵士1「その通りです」

博士「ある意味でそれは正しい」

博士「だが実際は、大韓民国軍は日本に攻める事ができなかったんだ」

兵士1「そんなはずは!」

博士「戦力的には可能だったが」

博士「国際世論がそれを許さなかった」

兵士1「……!」


博士「君も知っての通り、世界は大韓民国が統一した」

博士「しかしその実態は、韓国系の議員による世論誘導がほとんど」

博士「その誘導によって実権を握り、他国の国力を得てきた」

博士「ほとんどの大国が混乱していた時期だったのも大韓民国に味方した」

博士「だが……日本だけが上手くいかなかった」

兵士1「…………」

博士「そこで先に言った武力制圧を行おうとしたが」

博士「世論誘導した左翼系議員の反発に合う」

博士「結局、海洋封鎖、という兵糧攻めになった」

兵士1「……じゃあ」

兵士1「今の日本はどうなって……?」


博士「大韓民国が世界統一をして数年後」

博士「日本に居たパンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)が」

博士「雪崩を打って大韓民国に流入しだした」

博士「日本に居場所が無くなった事と」

博士「海洋封鎖された影響で食糧不足になったからだ」

兵士1「ちょっと待ってください」

兵士1「そんな話、初めて聞きましたが?」

博士「そりゃそうだろう」

博士「パンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)は、ほとんどが船ごと沈められたそうだから」

兵士1「……!」


博士「そんな中でもたどり着いたパンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)は」

博士「わしが調査した土地にすべて集められ、放っておかれたのだよ」

兵士1「あ、ありえない……! そんな話!」

兵士1「パンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)とはいえ、同胞があんな姿になるなんて!」

博士「…………」

兵士1「……!」

兵士1「ちょっと待て……」

兵士1「仮にその話が正しいとして」

兵士1「この艦は、今、どこに向かっているんだ?」

博士「…………」

博士「日本だよ」

兵士1「!?」


兵士1「馬鹿な! よりにも寄って日本だと!? 裏切り者め!」

     ジャキン!

兵士1「!!」

博士「黙ってもらおう」

兵士1「…………っ」

博士「まあ……君の気持ちはわからんではない。 そう教育されてきたのだから」

兵士1「…………」

博士「……さっき日本は海洋封鎖で食糧不足になった、と言ったが」

博士「今現在では、それを克服するテクノロジーがあるそうだ」

兵士1「……!?」


博士「それだけではないぞ?」

博士「原子力発電も以前とは比べ物にならない程進化したし」

博士「国民全てに高等教育も施しておるそうだ」

兵士1「…………」

博士「どうかね? 君もわしらと一緒に亡命せんかね?」

兵士1「…………」

兵士1「……亡命が受け入れられると思っているのか?」

博士「さてな……だが、今の大韓民国より」

博士「生き延びられる可能性はあると思う」

兵士1「!?」

兵士1「どう言う意味だ!?」


博士「この艦の艦長は事情通でね」

博士「世界中で大韓民国軍が敗走している事を掴んでいるんだよ」

兵士1「な……!?」

博士「君も薄々は感じていただろう?」

博士「止まらない物価の上昇」

博士「続け様に起こる独立宣言」

兵士1「……!」

博士「詳しい事は知らないが……」

博士「北米での独立宣言からずうっと負けっぱなしらしい」

兵士1「う、嘘だ!」


博士「君がどう思おうが構わないよ」

博士「だが、賛同できないのなら艦から降りてくれ」

博士「今なら……救命ボートで戻る事も出来るだろう」

兵士1「…………」

博士「悪い事は言わん。 亡命した方が君の為だ」

博士「思えば、大韓民国が世界統一を果たして数十年」

博士「世界は、確かに紛争こそなかったが……」

兵士1「…………」

博士「あくまで『大韓民国の為の平和』にすぎなかった」

博士「そして今、世界はその平和を拒絶した」

兵士「…………」

博士「……断言しよう。 大韓民国はこれからその報いを受ける」

博士「その様な場に居るのは、無意味でしかない」

兵士1「…………」



―――――――――――


兵士1「…………」

兵士2「…………」

兵士2「本当に行くのか?」

兵士1「ああ」

兵士2「あの話を聞いて、どうして戻る気になれるんだよ……」

兵士1「あれが事実と決まったわけじゃない」

兵士1「お前こそ家族が祖国に居ながら、何故あっさりとあの話を受け入れた?」

兵士2「い、いや、それは……その……」

兵士1(…………)


兵士1(我が身可愛さ、か……)

兵士1「……ともかく、俺は俺の決めた道を進む」

兵士2「そ、そうか……まあ、元気でな」

兵士1(心にもない事を言いやがって……)

兵士1「……じゃあな」

     ザブン…

兵士2「…………」

兵士2「はあ……馬鹿な奴だね」

兵士2「世の中ってのは、もっと柔軟に考えて行かなきゃ」

兵士2「生きられないもんだぜ♪」




     俺は、救命ボートを手でこいで

     丸一日かけて朝鮮半島にたどり着いた。

     何とか釜山駐屯地に戻ろうとする俺だったが

     道すがら、傷ついた艦艇や兵員を目撃する。



     ……不安が俺を襲った。







     そして、その不安は的中する。

     我が大韓民国軍は、世界各地で敗走していた。

     あの博士の言う通り、北米で起こった独立宣言以降

     負けっぱなしだったのだ。







     どうしてこんな事になったのだろう……

     簡単に言えば、隠蔽体質のせいだ。



     指揮官は、負けた事実を上に報告しなかった。

     自分の出世に響くからだ。

     そして、もうどうしようも出来なくなって、初めてそれが発覚する。

     それの繰り返しと積み重ねが大きな戦局に響いていった。







     他にも原因はあった。

     敵は『コリアンゴーホーム』を合言葉に軍・民間を問わず

     徹底的に大韓民国・国民を排除していった。

     それは、多民族の意思統一に貢献していたのだ。







     俺にはわからなかった。

     俺達は、全世界の統一、という大偉業を成し遂げ

     平和をもたらした偉大な民族のはずだ。

     どうして、こんなにも恨まれる?

     何故、尊敬されない?

     俺達は寛大にも、お前達の生活の面倒も見てやったというのに!







     さらに問題があった。

     戦力差は、我が軍が圧倒的に上だった。

     だが、とにかく武装が故障する事が多かった。 あのジープの様に。

     長年、整備を底辺民族に任せきりにしていたからだ。

     おまけに敵が現れると一気にそちらへ流れていく……

     整備の出来なくなった我が軍は、ほとんど満足に動かない装備で戦うしか無かった。







     もう終わりだ。 俺達、大韓民国は消滅する。

     そう思っていたが、それはなかった。



     ……しかし、そっちの方がまだマシかもしれない措置を

     世界は俺達に施した。






―――――――――――


十年後 朝鮮半島



男「それをよこせぇぇぇぇっ!」

野人「くるなぁぁぁっ!」

     バキッ! ドカッ! ガスッ!

男「はあっはあっはあっ」

野人「」


―――――――――――

     パチ パチ パチッ(焚き火の音)

男「ガツガツガツ……」

男「あちっ!はふはふ……」

男「……ふう」

男「…………」

男「……何とか、今日も生きられたな」

男「へ……へへへ……」

男「ハハハハハハはははハハハハハハ……」

男「ハハハハハハ……ハハ……」

男「ハ……」

男「…………」


男(……あれから)

男(どのくらい経ったのか……)

男(…………)

男(世界は、各地に散らばる大韓民国人を片っ端から集め)

男(それをすべて朝鮮半島に送り届けた)

男(その数、およそ5億人……)

男(…………)

男(毎日毎日送られてくる大韓民国人……)

男(最初こそ受け入れていたが)

男(増え続ける難民に業を煮やし、政府は受け入れを拒否し、難民船の撃沈まで敢行した)


男(……だが、復活した国連軍は)

男(大韓民国の戦力自体を奪う戦いを仕掛けた)

男(戦車や戦闘機はもちろん……武器弾薬を作る工場すらも破壊した)

男(送り届けられる大韓民国人を防ぐすべは……もう無きに等しい状態になった)

男(…………)

男(増え続ける人口……)

男(そして、それを支えられる食糧生産力など)

男(朝鮮半島には無かった)


男(…………)

男(そこからは地獄だったな)

男(大韓民国人同士で食料の奪い合いが始まり)

男(政府も軍も……機能しない状況になった)

男(この俺だって、死体を貪った事は一度や二度じゃない)

男(…………)

男(あいつは……兵士2は……どうなったのだろう?)

男(亡命が認められて、安穏と暮らしているのだろうか……)

男(それとも追い返されたか、難民でここに帰ってきたのだろうか……)

男(…………)

男(……まあ、どうでもいい、か)




     今日も一日が始まる。

     俺はいつも通り、その日の糧を探し始めた。



     ……ふと、何かがキラリと光るのを見つける。

     俺は、何の気なしにそれを確かめてみた。







     それは、鏡だった。 女が使うような、小さな手鏡。

     俺は、それを覗いてみた。



     ……そこには








 ――かつて調査をした時に見た――

 ――朝鮮人と同じ顔がそこにあった――





     終わり

ぐう疲。もしかしたら>>1に書かれたあらすじを
ssにして欲しかったのかもしれなかったけど、日本人として無理。
後、核兵器ガン無視なのもワロス。あえてそれに従ったけどね。

あえてこのssに題名をつけるとしたら

兵士1(この倭猿……何を言ったんだ?)

かな? お粗末ですた。


男「ざまあみろ! これでおしまいだ! ジャップ!」


韓国 学校



先生「……という歴史だ」

先生「全く……倭猿は大戦中の犯罪行為を少しも反省しない」

先生「皆も気をつけろ」

先生「ジャップは、笑顔で近づいて人を殺す、殺人鬼予備軍だからな」

     は~い

男「先生! 今現在の極右政権・首領アベが」

男「我が大韓民国に対し、無配慮な経済戦争を仕掛けてくるのは」

男「その現れなんですね!」

先生「うむ。 その通りだ!」


     キーン コーン カーン コーン

先生「お? もう時間か」

先生「それでは、今日はここまで」

     キリーツ レイ カムサハムニダー

     ガヤ ガヤ

女「男、一緒に帰ろ?」

男「ああ、わかってる」

男「近頃物騒だもんな」

女「頼りにしてるよ、男」

男「任せとけ」

男「日帝の倭猿が来たって守ってやるさ!」

女「うん!」


     テク テク テク…

男「え!?」

男「隣のクラスの娘が!?」

女「うん……レ○プされたんだって」

男「…………」

男「これというのもすべて、極右アベがもたらした」

男「経済政策のせいだ……!」

女「え?」

男「だってそうだろ? 治安の悪化は、経済との結び付きが大きい」

男「大韓民国に経済不安を与えているのは、憎き日程残滓の極右政策だよ!」

男「まったく……wwⅡでの愚行をいつまで経っても反省せず」

男「あえてこんな挑発行動をとってくるんだから!」

男「本当に最低民族だよ!」

女「……そうだね」


上級生「お? 男じゃねーか」

男「あ……上級生さん」

上級生「なになにぃ? 可愛い娘連れてんじゃん」

女「……」 ビクッ

上級生「紹介しろよ、男」

男「え? あ、はあ……友達の女です」

男「女、こちら、俺の先輩の上級生さん……」

女「……よろしく、です」

上級生「よろしくー♪」

上級生「じゃあさ、さっそくだけどぉ、カラオケに行かね?」

男「ああ、いいですね、それ」

上級生「おいおい……男ぉ。 空気読めよぉ」

男「え……」

上級生「俺と女ちゃんだけに決まってんだろ」


男「え? い、いや……いくらなんでもそれは」

上級生「なになにぃ? 俺に逆らうのかぁ?」

男「…………」

女「ちょ……!? 男!?」

上級生「じゃ、行こうぜ、女ちゃん♪」

上級生「君の可愛い声、聞かせてくれよぉー♪」

     グイッ!

女「や……そ、そんな……!」

女「男……おとこぉ……!」

     ……………………

男「…………」


翌日の学校



男「…………」

男「あ……」

女「…………」

男「…………」

男「お、おはよう……女」

女「…………」

男「じょ、上級生さん、優しかったろ?」

女「…………」

     ガスッ!

男「ぐっ……!」

女「近寄んな……フニャ○ンが」


男「……!?」

女「何、ほうけた顔してんのよ」

女「守るとか言っておきながら、見事なヘタレっぷりだったわね」

男「…………」

女「私」

女「絶対、あんたの事、許さないから」

男「…………」

女「今後は私を”さん”付けで呼びなさい」

女「望んでいなかったけど……私、上級生のモノになったから」

女「あんたより立場は上よ」

男「!!」


女「いい気味ね」

女「これからは私の機嫌損ねたら」

女「上級生呼んで、あんたをボコってやるわ」

男「な……」

女「まあ、とりあえず……昼飯買って来い」

女「もちろんあんた持ちで、ね」

女「ずうっとコキ使ってあげるわ」 クスクス

男「……てめぇ」

女「あら……そんな言葉使いでいいの?」

女「さっそく上級生、呼ばれたいんだ?」

男「……わかりました、女さん」

女「ふふん」


男「くそ……あのアマァ……! 猫かぶってやがったな!」

男「絶対に許さねぇ」

男「覚えてろよ……必ず酷い目に合わせてやる」

男「…………」

男(だけど……どうするかな……)

男(…………)


―――――――――――


男「お待たせしました、女さん」

女「ん」

女「……何これ? 私、ハヤシライスを注文したはずだけど?」

男「いや、カレーライスって……」


     ブチャアッ!

男「うあちゃ!」

女「口答えすんな」

女「さっさとそのカレー片付けて、ハヤシライス買って来い」

女「どうせフニャ○ンのあんたの事だから」

女「そのカレーにザー汁でも入れてんでしょ? お見通しよ」

     アハハハハ……

男「…………」

男(せいぜい今の内に笑っていろ)


数日後

学校



女「あ、来たわね」

男「…………」

女「じゃあ今日は……とりあえず靴でも舐めなさい」

男「…………」

女「…………何黙ってんのよ」

女「さっさと命令を聞きなさい!」

男「やなこった」

女「!?」


女「…………」

女「いい度胸ね」

女「今すぐ上級生、呼んでやろうか?」

     アン アン アアン モットォ…

女「!?」

     ザワ ザワ  イマノナニー?

男「ククク……」 ニヤリ

女「…………」

女(い、今のって……まさか!?)

男「何の声か……いや、誰の声か、わかったみたいだな」


女「ど……どうして、そんな物が!?」

男「上級生にさ、お前のアヘ顔見たいって頼んだら」

男「あっさり動画くれたんだよ」

女「!!」

男「おまけに」

男「上級生の顔まで写ってやがったからな……」

男「あいつに対して、いい脅しの材料が出来た」

女「…………」

男「さんざん……俺にやってくれたよなぁ? 女……」

女「……何が望みよ」


男「別に……何もしなくていい」

男「まあ、気持ち良くは、させてもらうがな」 ククク…

女「…………」

男「逆らったら、ネットで有名人になるって思っとけ」

女「……わ、わかったわ」


―――――――――――


男「オラオラオラァ!」 パンパンパンパンッ!

女「うっ…くっ……ひぎっ……」 パンパンパンパンッ!

男「はあはあはあっ、オラオラオラ……うっ!」 ビュルビュルビュルルッ!

女「ああっ……! こんな……中に……出すなんて……」

男「けっ……上級生にも出されまくってるくせによ」

女「ううっ……ぐすっ……」


男「今さら泣いても遅いっての」

男「まあ出来ても俺はしらんがな」

男「てめぇで何とかしろ」

女「ううっ……ぐすっ……」

男「あと言っとくけど、俺を殺しても無駄だからな」

男「俺が死んだら、コイツが犯人です、というメーセージ付きで」

男「あの動画が見つかるようにしてあるから」

女「…………」

男「お前は」

男「一生」

男「俺のモンだ……」 ククク…

女「…………」




     その翌日、女は、学校の屋上から飛び降り、自殺した。

     飛び降りた場所に遺書があり、偶然だったが

     俺がいち早くそれを処理することができた。



     中身は確認していないが、いろいろ余計な事が書かれているだろう。

     本当に幸いだった。







     ったく、ヒヤヒヤさせやがって……

     最後までロクでもない奴だと思い知らされた。



     それからは、平穏無事に過ごしている。

     日帝の攻撃的経済政策のせいで、我が大韓民国経済は失速しつつあるが

     そんな事は俺が許さない! 必ず、俺が、自身の手で、日本に引導を渡してやる……!







     そして

     そんなさなかだった。



     日本に、天罰とも言える大災害が発生したのだ!

     俺は、歓喜した。




日本人が長年夢想し続けて果たせていない夢がある。

それは世界的なit大国になることでも、ノーベル賞を取ることでもない。そんなものは「手段」であって「目的」ではない。

一番の希望は、世界が称賛し、その歴史に驚異の眼差しを向け、女性に人気が殺到する日本に「韓国が嫉妬」してくれること。

そして、日本は世界から受ける絶賛と羨望に笑顔で答えながら、落ちぶれた韓国には目もくれないこと。

…寝言を呟き、涎を垂らしながらそんな甘い夢を見てうたた寝をしている日本が目を覚ますと、そんな夢とは掛け離れた現実に直面せざるを得ない。

不憫に思った宗主国(アメリカ)様が「我が属国にもう少し心地よい夢を見続けさせてあげよう」としたのが、このアベノミクス。

bbcやロイターなど国際メディアにデータを取らせると、ちゃんと期待した通りの数字も出てくる。

どんな理想郷でも、嫉妬してくれる韓国がいてくれなければ、日本にとってはワサビの入っていない寿司と変わらない。

だから、嬉しくてしょうがないニートやネトウヨが勇んで書き込みに来ているのも許してやってほしい。

経済・外交・民生。いま日本が自国を直視するには、あまりにも現実が酷すぎるから。


韓国



tv「東日本大震災も記憶に新しい中」

tv「またしても日本を天罰が襲いました」

tv「長年沈黙を保っていた、日本の富士ヤマが」

tv「ついに、その怒りを爆発させたのです!」

男「♪」

tv「我が大韓民国に対して行ってきたwwⅡの数々の愚行を」

tv「自然が、地球が、その大いなる力を持って罰してくれたのです!」

男「その通りだ!」

tv「これこそが、日程残滓の行ってきた大いなる報いでしょう」

tv「また、詳しい被害の状況は情報が入り次第、お伝えします」


男「ハハハハハ!」

男「笑いが止まらないぜ!」

男「最高の日だ!」

男「ハハハハハ!」

男「胸がすっとしたぜ!」

男「これでアベノミクスとかいう極右政策もおしまい」

男「我が大韓民国に新しい時代が来る!」

男「>>117の言うとおり、夢の時間はおしまいだ! ジャップども!」

男「厳しい現実の元、のたうちまわって死んでいけ!」

男「ハハハハハ!」


数日後



tv「富士ヤマの大噴火から数日が経ちました」

tv「以前、勢いは衰えず、偏西風に乗って」

tv「日本の関東地区は、ほぼ全域に火山灰が降り注ぎ」

tv「都市機能は完全に麻痺」

tv「日本株は、変わらずストップ安が続いております」

男「いいぞ♪いいぞ♪」

tv「また、その影響で我が大韓民国の経済にも影響が出始めており」

男「……え?」

tv「先行きに懸念が生じております」

男「…………」


tv「ニュースを続けます」

tv「今回の日本の噴火災害で、我が大韓民国・国内では」

tv「これを契機に独島と対馬を韓国領と日本政府に認めさせ」

tv「その上での救援をするべきだ、との世論が根強いです」

男「その通りだろ」

tv「しかしながら」

tv「醜悪な日本の悪行を知らない、世界各国は」

tv「大半が日本に同情的で、支援の輪が広がっております」

男「ちっ……日本の実態を知っていればな」

tv「この為、韓国政府は、国際世論に同調し」

tv「日本への支援を検討する事を決定しました」

男「面白くねえ……」


翌日

学校



男「おう、上級生」

上級生「あ、男さん」

男「日帝ども、しぶといな」

上級生「ですね」

男「今回の災害で滅亡すると思ったが……」

男「また生き延びそうだな」

上級生「まあ、しぶといですから、あの国は」

男「だな」


男「でもまあ、相当なダメージだろうな」

上級生「それは間違いなく」

上級生「何しろ、政治も経済も東京に集中してましたから」

男「バカだよな」

男「富士ヤマの噴火は、ずっと前から予測されてたにもかかわらず」

男「都市機能の分離をしなかったんだからな」

上級生「全くです」

男「農作物も相当の被害が出る」

男「物価の高騰も避けられんだろう」

上級生「他には、避難住民っすね」

上級生「東京だけで2000万人も居るんですから」

上級生「どうするのか、見ものです」

男「クックックッ、本当にそうだな!」


     フッ……

男「ん?」

上級生「あ……また停電ですね」

男「ここのところ、多いな」

上級生「まあ、すぐ復旧しますけど」

     パッ

上級生「ほら、点いた」

男「まったく……しっかりしてくれよな」

上級生「まあまあ」


男「今日はどうする?」

上級生「そうっすね……飯でも食いに行きますか?」

男「いいな」

男「飯代、また下級生からカンパしてもらおうぜ」

上級生「それでいきましょう!」

     ハハハハハ……


数日後



tv「引き続き、富士ヤマ噴火災害の続報です」

tv「関東地区の被害はとどまるところを知らず」

tv「東北地方にも被害が拡大しております」

男「ワクワク」

tv「我が国の科学者は、降り注いだ火山灰により」

tv「今後、100年に渡り関東地区は不毛の大地となるのでは?」

tv「と予想している研究者もいます」

男「ざまあ♪」


tv「支援の状況です」

tv「アメリカ政府は、在日米人の救出を主任務としながらも」

tv「食糧・飲料水等の緊急支援を発表」

tv「また、アメリカでは一般市民も義援金や支援物資を集め」

tv「日本へ贈ろう、という運動が……」

男「…………」

tv「また、asean加盟国、eu諸国、南米諸国、オーストラリア」

tv「アフリカ等の発展途上国からも支援の声明を発表しており」

tv「世界各国が競うかの様に支援表明を行っております」

男「ギリギリギリッ」


tv「ただ、一部地域で治安の悪化が認められ」

男「!!」

tv「政府機能の低下が招いた結果だ、と、専門家は指摘しており」

tv「我が大韓民国は、救援に支障が出る事を懸念して」

tv「救援隊を送る事には消極的です」

男「つーか、送るなよ……」

tv「また、在日同胞はこの混乱を避けて」

tv「我が大韓民国に一時避難、または、帰国を……」

男「ちっ……パンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)もくたばればいいのに」


tv「続いて、経済情報です」

tv「日本の株価が下げどまらない中」

tv「多くの資金が資源エネルギーに流入しており」

tv「先物取引では高騰が続いております」

tv「これにより、我が大韓民国でも影響が懸念され……」

男「……?」

男(どういう事だ?)

男(どうして韓国企業の株価が上昇しない?)

男(日本が居なくなれば、我が国が台頭出来るはずなのに……)


     フッ ブツンッ!

男「あ!」

男「また停電かよ!」

男「ったく……」

男「…………」

男「…………」

男「…………」

男「……あれ?」

男「復旧しないな?」

     パッ

男「ちっ……脅かすんじゃねーよ」

男「…………」


翌日



上級生「あ、男さんちィースッ」

男「おう」

男「最近面白くねーな」

上級生「そっスか?」

男「日帝は天罰を受けたのに、何故か大韓民国にまでとばっちりを受けている」

上級生「ああ……」

上級生(こいつ、経済をわかっていねーな)

上級生「そうですよねー迷惑ですよねー」

男「あんな国、早く滅べばいいのにな」

上級生「全くです」

上級生(こいつ、真性のアフォだな)


上級生(今、日本の部品メーカーからの供給が止まって)

上級生(サムスンや ヒュンダイが 大わらわなのを知らないんだろう)

上級生(国に洗脳されているとはいえ)

上級生(ここまで浸透していると哀れに思えるな)

上級生(ま、教えてやらんけど)

上級生(ククク……)


数日後



tv「緊急速報です」

tv「日本政府は、今回の噴火災害による被害拡大のため」

tv「諸外国人の強制国外退去を勧告しました」

男「!」

tv「日本国は、復興支援住宅などに自国民の救済を最優先とし」

tv「他国人の救済に当てる余裕はない事と」

tv「治安の悪化による被害を防ぐ目的だと説明しました」

tv「我が大韓民国政府は、一定の理解を示しつつも」

tv「人道的に問題のある処置ではないか?と批判を強めております」

男「さすがレイシスト国」

男「最低の国だな」


tv「ただ、噴火は今後も続くと予測され」

tv「災害の度合いから、自主的に日本から脱出する者も多く居る模様で……」

男「…………」

tv「次のニュースです」

tv「我が大韓民国は日本を脱出した、在日韓国人の受け入れを表明」

tv「中には、実に50年ぶりの帰国を喜ぶ人も居り」

tv「政府は、緊急支援仮設住宅の建設を決めました」

男「ちっ……」

男「パンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)なんて、支援するなよ」

tv「それでは、帰国を果たした同胞の声をお伝えします」

在日「いやあ、こんな形だけど帰れて嬉しいよ」

ザイニチ「日本は今、地獄よ!韓国に帰れて良かったわ!」

男「…………」


男「ったく」

男「パンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)は、本当に身勝手だよな」

男「我が身可愛さに大韓民国を捨てたくせに……」

男「恥知らずもいいとこだ」



     そして、『その日』が来た



男「…………」

男「……ん?」





     ゴゴゴゴゴゴ……ゴゴン……



男「!」

男「じ、地震!?」



     グラグラグラグラ……



男「ひ、ひえええっ!」

男「うわわわっ!」




     地震の規模は、m6,1

     震度は、日本の基準で5強



     そして、問題は、その震源地の場所だった……






男「…………」

男「……ふー」

男「収まったか……脅かしやがって」

男「…………」

男「はいはい、停電ね」

男「わかっていますよ」

男「…………」

男「…………」

男「…………」

男「…………まあ、地震だし」

男「多少は時間、かかるわな」




     時間がかかる。

     その見通しは間違いじゃなかった。

     だが、まる一日過ぎても、その次の日になっても

     電気は復旧しなかった。



     俺を含めて人々は、ラジオに耳を傾ける。

     中には聴料金を取る奴まで居た。





さらに数日後



男(ちっ……電気の復旧は当分先だとぉ)

男(確かに結構な揺れだったけど……しっかりしろよな)

男(それに)

男(電気と一緒に水道まで止まりやがった)

男(どうなってやがるんだ……ったく)

男(ラジオじゃ問題ない、心配ない、と繰り返すばっかだし)

男(救援の話とか出ねーのかよ)

男(……ん?)


上級生「…………」

男(ありゃあ、上級生じゃねーか)

男(大荷物しょって、どこに行くんだ?)

男「…………」

男「おい、上級生」

上級生「!!」

男「どこに行くんだ? そんな荷物しょって?」

上級生「…………」

上級生「どこだっていいだろ」

男「……!?」

男「てめ」

     バキッ!

男「ぐはっ!」


上級生「うっせーよ。 黙れカス」

男「! なんだと?」

男「そんな舐めた口ききやがって……あの動画流されたいのか!? ああん!?」

上級生「くくく……電気止まってるのに出来んのかよ」

男「……復旧したら覚えとけ」

上級生「まあ、そんな事はどうでもいいがな」

上級生「こんなクソの国からオサラバするし」

男「!?」

男「どう言う意味だ?」

上級生「自分で調べろ……と、言いたい所だが」

上級生「どうせもうここには帰ってこないからな」

上級生「教えてやるよ」


上級生「お前も気がついてるだろうが……」

上級生「電気の復旧、いくらなんでも遅すぎるよな?」

男「ああ……」

上級生「例の地震で発電所の半分位が壊れてるからなんだよ」

男「なっ……!?」

上級生「まだあるぜぇ?」

上級生「原発のダメージは特に酷くてな……」

上級生「いくつかがフクシマみたいになってんだよ」

男「ウソだ!!」

上級生「まあそう思っとけ」

上級生「アメリカを初めとして、世界各国は韓国にいる自国民に対して」

上級生「韓国からの避難勧告を出してる」

男「」


男「ど、どうしてそんな情報を!?」

上級生「家には燃料電池があってな」

上級生「普通にtvで知ったんだ」

上級生「もっとも中国と日本の、だけどな」

男「他国の情報を信じるのかよ!」

上級生「しょーがねーじゃん」

上級生「知りたい事を放送してたのはそこらへんしか無かったし」

上級生「そのおかげで、アメリカの救助情報を得られたしな♪」

男「!?」

男「どう言う意味だ!?」

上級生「今、国際港や国際空港じゃ」

上級生「他国からのチャーター便が押し寄せてて」

上級生「自国民をどんどん救出してる」


男「だとしても、お前には関係ないだろ!?」

上級生「俺は、アメリカ国籍持ってんだよ」

男「!」

上級生「両親がアメリカで俺を産んでくれたからな♪」

上級生「そのおかげで、両親ともども『アメリカ人』として」

上級生「堂々と救出してもらえるってわけさ!」

男「…………」

上級生「まあ、せいぜいこのクソ国で頑張って生きてくれ」

上級生「犯罪者のパンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)と共にな!」

男「……いくらなんでも言いすぎだろう?」

男「あいつらは一応避難民じゃないか」

上級生「ああ、そうか」

上級生「お前はtvを見ていないんだったな」

男「?」


上級生「クソ日本で、富士ヤマ噴火後」

上級生「治安を悪化させていたのは」

上級生「ほとんどがパンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)と在日中国人だったんだよ」

男「!」

上級生「こっちのtvじゃ穏便な言い回しになってたがな」

上級生「クソ日本は、それをきっかけに大規模なパンチョッパリ(在日朝鮮人の蔑称)どもの排斥を始めた」

上級生「帰化人も含めて」

男「…………」

上級生「それじゃあな、男」

上級生「放射能まみれで生きてくれ♪」

男「…………」




     翌日。 電気も復旧しないままラジオで

     災害危険地域が発表された。

     どの地域も原発があった地域だ。



     国民は立ち入りをしないよう、注意喚起された。

     韓国の実に20%近い地域が自由に出入り出来なくなったのだ……。







     当然、韓国市場は全面安の展開。

     いや、日本で災害が起きた時から下がっていたのが

     更に酷くなった印象だ。



     韓国の金融市場は、もう風前の灯(ともしび)だった……。







     ここで俺に、一つの疑問が生じる。

     クソ日本には、世界中から救援の話が持ち上がっていた。

     くらべて我が大韓民国はどうだ?

     ラジオでの話じゃ我が国の方から救援要請している様な有様だ。



     我々は、偉大な民族だ。その民族が窮地におちいっているのに

     どうしてどこからも救援の話が出ない? 何故、支援の輪が広がらない?

     偉大な我が国が無くなってもいいのか? そんなハズないだろう?







     だが、世界は……俺達に冷たかった。






―――――――――――


三年後


男「ゴホッゴホッ……」

男「はあ……はあ……」

男「……っ」

男「…………」

男「……くそ」


男(……あれから、三年が過ぎた)

男(俺は……兵役義務で二年間の兵役に就いた)

男(この混乱に乗じて北が攻めてくるかと思ったが)

男(それはなかった)

男(だが……)

男(代わりに待っていたのは……)

男(原発廃炉の石棺作業)

男(…………)

男(上は放射能の心配はない、としていたが)

男(誰も信じていなかった……)


男「ゴホッゴホッ……」

男(…………)

男(あれから、いろいろあった)

男(いつまでも治らない電気を始めとするインフラ)

男(インフラの整備事業を怠り、無茶な料金設定でコストカットをしていた為)

男(すべての復旧させるだけの人材も資金も乏しく……)

男(結局、首都圏のインフラだけ復旧させて他は切り捨てられた)

男(…………)

男(そのせいで、多くのデモや暴動が発生)

男(不満を持つ軍部でも一部これに参加)

男(……俺もその一人だった)

男(…………)


男(だが)

男(軍部は、治安維持を理由に銃弾でそれに応えた)

男(まるで北朝鮮や中国の様に……)

男(…………)

男(おかげで治安は何とか維持されたが)

男(閉塞感と地域格差は広がるばかり……)

男(俺はその暴動の罪で強制労働をさせられた)

男(あの原発の廃炉作業だった……)

男(…………)


男(作業を初めて一年後)

男(俺は甲状腺がんを発症した)

男(国は安全基準を満た作業に従事させており、責任はない、と治療費の負担を拒否)

男(そして、強制労働期間の短縮を「報酬」として渡す事だけを伝えて)

男(俺は……放り出された)

男(…………)

男(病院は、どこも金のない奴には見向きもしない)

男(何とか切除手術だけは受けられたが……)

男(先週……)

男(肺転移がわかった……)

男(…………)


男(もう、金がない)

男(あっても間に合わない)

男(…………)

男(だが……このままじや済まさなねえ)

男(どうせ俺は死ぬんだ……絶対に何人か道連れにしてやる)

男(ふ、ふふ、ふふふ)

男(ふふふふふふふふふふふふふふふふ……)




     次の日の朝、俺は懐に刃物数本と

     兵役時代の混乱期に密かに隠していた拳銃を忍ばせて

     自宅のボロアパートを出た。



     最低でも10人は道連れにしてやる

     そんな決意をしていた。

     後悔なんてものはもうない。







     首都ソウルに出てきた俺は、ふと、街頭の大型tvを見た。

     日本の事を伝える内容だった。

     日本の富士ヤマは、ようやく活動を低下させ

     本格的な復興が始まるらしい。



     朝鮮人と中国人の国外退去は、相変わらず解除されていないみたいだ。

     まあ、当然か……。 どうでもいい事だが。







     アメリカに行った上級生の奴はどうしただろうか?

     日本だけじゃなく、アメリカ、カナダにヨーロッパでも

     大規模な韓国・中国人排斥運動が行われたと聞く。

     俺たちの周りは、レイシストだらけだ。

     ふふふ……







     ……さて、誰を狙うかな?

     ああ、あいつらがいい。 のんきに幸せそうな顔をしている。



     死ね。 

     俺より幸せな奴は死ね。 みんな死んでしまえ。







 ――俺は、手にしたナイフを躊躇なく振り下ろした――







 ――綺麗な赤い噴水が上がる――

 ――それが、何よりも綺麗に思えた――




     おしまい

ぐう疲。韓国のインフラは真面目にヤバそうっすよ。
震度0で倒壊するような建物を作る国だからねー。
救いなのは、地震のあんまりない地域ってだけ。
でも、可能性はゼロじゃない。活断層は、結構あちこちに存在しますし。

今回のは、ちょっとどぎつく表現。
カイカイ速報や嫌韓宣言で翻訳されている韓国サイトのレスにも
まともな意見は、少ないけどあります。
でも、圧倒的にこのssみたいな奴が多い。

それが全てじゃないだろうけど
こういう人間じゃないと、生き残れない社会だったんじゃないのかなー?
とか思っています。 自分解釈だけどね。

後、韓国・朝鮮人の思考は、悪役を考える上で結構役に立ちます。
自分を悪く思わない、自分以外のせいにする、だから平気で嘘を付ける。
それも罪悪感なしで。
書いてる方としても、遠慮なくこいつらを酷い目に合わせられるくらいにwww

それじゃーねー。

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