男「モンハン4でヘビーボウガン使ってみたいんだけど」(48)

女「【ヘビー】じゃなくて【ヘヴィ】だって言ってんだろ!」クワッ

男「すんませんしたっ!」

女「で、何? ヘヴィボウガン使いたいわけ?」

男「ああ、ガンナーに手を出してみたくてなー」

女「……その割にはヘヴィボウガンの名前を間違って覚えてたみたいだけど」

男「ごめんごめん、もう謝っただろ」

女「ハンパな気持ちで入ってくるんじゃねぇよ! ヘヴィボウガンの世界によー!」

男「……駄目か?」

女「べ、べべ別に駄目なんて言ってないでしょっ」

男「(なんだこいつ面倒くさいな)」

女「えーと、教えるにしても何が知りたいの?」

男「一番強い装備教えてくれよ」

女「死ね」ペッ

ビチャッ

男「ありがとうございますっ!(うわっ、きたねっ!)」

女「本音と建て前が逆よ、逆」

男「そ、それにしてもいきなり唾を吐きつけることはないだろ!?」フキフキ

女「よく何も知らない初心者がいうのよねー。さいつよ装備? ヘヴィボウガン舐めんな」

男「いつも思うけどお前って性格最悪だよな」

女「あーあー聞こえなーい。ま、ヘヴィボウガン使いは敵によって、場合によって装備を使い分けるのが当たり前なの。だから最強の装備はなくともその状況に合った装備ならあるわ」

男「唾を吐き出す前に最初からそう言えやコラ」

女「ま、最初は基礎知識から教えてあげるわ。感謝しなさい」

男「いつものことながらこの態度に腹が立つ。自分から頼んだだけに普段の倍はかたいな。この人格破綻者め」

女「まず、ヘヴィボウガンはその高い攻撃力が魅力よ。だからそれが生かせる物理弾を扱わせるのが普通ね」

男「相変わらず自分に都合の悪いことに対してはスルー力すげーな」

女「物理弾三種、何があるか答えてみなさい」

男「あ? 通常弾と貫通弾と……散弾か?」

女「へぇ、そのくらいはわかるのね」

男「バカにすんなや」

女「それじゃあ通常弾の説明に行きましょうか。まずはLv1通常弾ね」

男「ああ、何も持たなくても最初からあるあれか」

女「あれはゴミよ」

男「ふぁっ!?」

女「ぶっちゃけ使わないわ、あんなの」

男「な、なんでだ? 最初からあるし無限に撃てるんだろ?」

女「はーい、物事を単純にしか考えられないおばかさん発見」

男「……」イラッ

女「通常弾Lv1はね、威力が低すぎて話にならないのよ。使う弾がなくなったら使う。それ以上の価値なんてどこにもないわ」

男「ふーん……」

女「次は通常弾Lv2だけど……神ね」

男「さっきとは打って変わって褒めすぎだろ、おい」

女「威力は話すまでもなくLv1通常弾よりは上だけど、ぶっちゃけるとLv3通常弾よりも安定して高火力がだせるわ」

男「ふぁっ!?」

女「さっきも同じ驚き方をしてなかったかしら? つまらないからもっと変えて欲しいのだけれど。いや変えろ」

男「うるさいほっとけ。それよりもだ、ちょっと聞き捨てならないんだが通常弾Lv2の方が通常弾Lv3より威力が高いって聞こえたんだが?」

女「言ったわよ? 聞こえなかったの? その耳は節穴なの? 飾りなの? それとも聞き取れてたのに理解できなかったの? どれにしても可哀想なことには変わらないけど」

男「なんで確認しただけでこんなにぼろくそ言われなきゃいけないんだ」

女「通常弾は着弾した地点に単発ダメージを与えるわ」

男「それはわかる」

女「通常弾Lv3はその他の通常弾と違って跳弾するの」

男「つまり壁にあてて跳弾させてモンスターに攻撃が……」

女「出来ないわ。あくまで跳弾するのはモンスターに攻撃を当てた時よ」

男「と、するとあれか? 通常弾Lv3は跳弾する分威力が控えめにされていて、なおかつその跳弾させて複数ヒットを狙うのが難しいから通常弾Lv2が安定しているってことか?」

女「……そうよ」

男「説明できなかったからって不機嫌になりすぎぃ。子供か」

女「ちっ……。はあ、そして通常弾Lv2はお店で売っている【カラの実】と【ハリの実】で調合できるのカラハリ1:1で2~4発ね」

男「……カラハリっていくつ持ち込めたっけか?」

女「二つとも99個ずつね。つまり期待値で最初の99+297発持っていけることになるわ」

男「SUGEEEEE!」

女「そこまで持っていけばまず弾切れ起きない。極めて高い持久力を持っているわ。これらのことから通常弾をメインとして使う銃は通常弾Lv2を使っていくことになるわね」

男「ほほー」

女「通常弾Lv3も弱いわけではないけど、通常弾Lv2より有効な相手は少ないと覚えててもらえればいいわよ」

女「次は貫通弾の説明ね」

男「あ、知ってる知ってる。これをしゃがみ撃ちできる【グラビドギガロア】ってのが強いんだろ? 知ってるぜ」

女「死ね」ペッ

ビチャッ

男「再びありがとうございます!(またやりやがったな!?)」

女「本音と建て前が逆だと思うのだけれど」

男「そ、それにしても間違ってないはずだろ!? そのヘヴィ使ってる人たくさん見たし!」

女「ふっ……やれやれね。これだからにわかは。死ねばいいのに」

男「本当に性格最悪だなお前」

女「それじゃあ聞くけど、その銃を使ってた人はみんな強かったのかしら?」

男「いや、それはマチマチだけど……」

女「やっぱりろくに知識も持ってないにわかと当たったことがあるようね」

男「そんな知識だけでかわるもんかぁ?」

女「ふん、おそらく貫通弾をメインに使った時に初心者がよくやるミスね。答えは反動よ」

男「ああ、なんかあるな中だとかやや小だとか」

女「弾にはね、それぞれ無反動で撃てる反動という物が設定されてるのよ。」

男「なんぞそれ?」

女「わかりやすく言うと、ボウガンの反動値はどれだけの弾なら無反動で撃てるか示してるの。その反動に見合わない弾を撃てば大きくのけぞるし、
硬直したりするわね」

男「ああ、どうりでバカスカ撃ってる人もいれば間を置いて撃ってる人がいると思ったわ」

女「貫通弾Lv1を無反動で撃つのには反動が中、貫通弾Lv2と3は反動がやや小以下ではないといけないのよ」

男「うん……うん?」

女「ま、この辺りはややこしいわよね。例を上げて説明するとあなたがさっき言った【グラビドギガロア】があるでしょう?」

男「お、おう」

女「あれの反動は【中】よ」

男「でもしゃがみ撃ちができるのは貫通弾Lv2と3……だよな?」

女「ええ、だからこの銃でバカスカ撃ちたいのなら反動を【中】から一段階下げて【やや小】にするために【反動軽減+1】のスキルが必須になるわけね」

男「つまり?」

女「この銃を装備してるのに【反動軽減+1】スキルを発動させてない奴はにわかのゴミ屑野郎ってことよ」

男「お前ホント性格最悪」

女「ふぅ、話がそれたけれど貫通弾の説明ね。最初に言っておくけれどフルヒットするのなら貫通弾はLvが高い方が強いわ」

男「おお、普通にLvが高い方が強いのか」

女「ちゃんと私の話は聞いてたのかしらこのだんご虫」

男「だんご虫はかわいいからありだと思う」

女「ちっ……。貫通弾は文字通り敵の体を貫通して複数ヒットしていく弾よ」

男「貫通していくのなら頭に撃てばモンスター即死するんじゃね?」

女「モンハン力学ではそうならないわ。さて、この複数ヒットというのがくせ者ね。貫通弾は複数ヒットしていくのだけれどLvが高くなるほどヒット数が増してヒットする際の感覚が広くなっていくの」

男「お、おう」

女「……理解、してなさそうね」

男「理論はしってる」

女「……簡単にいうと、Lvが高くなるほど体格が大きいモンスター向けの弾ということ」

男「 な る ほ ど 」

女「具体的なサイズをいうと……そうね。ラージャンがいるでしょう?」

男「おれ、あいつ、きらい」

女「あら、そう。片言になるくらい嫌いなのね。そのラージャンに対して真正面から撃ってギリギリ貫通弾Lv2がフルヒットするかどうか……かしらね」

男「へー」

女「だからヘヴィボウガンが撃つ弾を決める基準は相手の体格ね。小さければ通常弾を、大きければ貫通弾を使うの」

男「あー、だから適した装備は合っても最強装備なんかないって言ってたのか」

女「ええ、そういうことになるわね」

男「さて、次は……」

女「上位ではどんなボウガンを使えばいいのか教えていくわ」

男「おい」

女「なに? 気安く声をかけないで欲しいのだけれど……」

男「いや、まだ弾がひとつあるだろう?アレが」

女「アレだとかタマだとかいやらしいわね」

男「ちげえよ!? そういう意味で言ったんじゃねえよ!?」

女「ち、近寄らないで……」ササッ

男「そういう反応傷つくからやめて!? ……じゃなくてまだ散弾が残ってるだろ」

女「……そういえばそんな子もいたわね」

男「ひでぇ」

女「……正直PTプレイをする上では使用は御法度ね。複数ヒットする上に攻撃範囲が広いから味方ハンターの動きを非常に阻害しやすいわ。使うならソロ必須ね。クソ猫どもならいくら当てても問題ないから」

男「猫どもに対して厳しすぎるだろ」

女「うるさいわね!……逆を言えばこれを使えば妨害できるということなのだけれど……」チラッ

男「PTプレイで使うわけねーだろそんなの」

女「……ふん。散弾の説明を続けるわ。PTプレイなら邪魔になる広い攻撃範囲だけれどソロなら有効に働くわ。ガンナーがしにくい雑魚敵の掃討や、狙いが甘くても当たるのが魅力、といえば魅力かしら」

男「最初は慣れるためにソロで散弾使うのもありか……」

>>1>>1>>1>>1>>1>>1>>1>>1>>1
だから『ヘビー』でも『ヘヴィ』でもなくてぇぇぇぇえぇぇぇぇぇええ!!!!

『ヘビィ』だつってんだろおあおおおおおおあああああああああ!!!!!
ヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィヘビィ

女「散弾は素直にLvが高い程ヒット数が増えて威力が増すわ。」

男「わかりやすくていいことだ、うん」

女「……モンスターの体、全体的にまんべんなくヒットするから威力的には弱点を狙い撃ちできる通常弾や貫通弾には劣ることもあるのが玉に傷よ」

男「……それじゃあ散弾って弱いん?」

女「いいえ、モンハン力学の不思議判定で何故か散弾のダメージが弱点に集まるモンスターがいるわ。そういったモンスター相手ならば大活躍できるわよ」

男「モンハン力学なら仕方ないな」

女「まずはゲリョスね。散弾を使うと頭にダメージが集中するわ」

男「なら簡単にトサカが壊せそうだな」

女「ええ、ゲリョスのトサカが壊せないのなら散弾が撃てるヘヴィを使うのは十分ありよ」

男「あのフラッシュがうっとおしいよなぁ……」

>>17

男「お い」

女「……」サッ

男「お い」

女「す、少し間違えただけじゃない!」

男「やーいやーい!にわかにわかー!」

女「うぅぅぅうるさいわっ!」

男「ヘビーじゃなくてヘヴィよ」キリッ

男「だっておwwwwwww」

女「はいはいはい!間違えたわよ!間違えてしまったわよ!認めます!認めればいいんでしょ!?」

男「(うわぁ、開き直ったうえに逆ギレしやがった……)」

女「もういいわねっ!」

女「ふんっ……。他にはジンオウガに効くわ」

男「へー、そっかー」

女「……なによ」

男「いやー?【ヘビィ】ボウガンを持っていくなら散弾なんだなーって感心しただけだよー? 【ヘヴィ】ボウガンでジンオウガなら散弾かー」

女「っ……!」プルプル…

男「いやーそれにしても俺初心者だからなー、【ヘビィ】ボウガンのこと全然知らなかったわー」

女「泣くわよ」

男「……お?」

女「全力で泣き叫んでやるわ。服をはだけさせて。あなたに泣かされたって」

男「おいぃ!? 洒落になってねぇぞ!」

女「……次はおすすめの銃の紹介ね。この辺はぶっちゃけ好みだし、検索すればすぐわかるだろうけど……」グスッ

男「……」

女「あ、あら? そ、それとも説明はぐすっ、もういらなかったかしら?」グスッ

男「……ごめん」

女「べ、別に謝られる道理なんてないのだけれど?」グスッ

男「からかいすぎたわ」

女「……別に気にしてない」

男「おう」

女「……あなたのゲームの進行具合を見てどう紹介するか決めようと思うのだけれど」

男「HRも解放して素材余ってる」

女「そう。なら貫通弾をメイン使う銃からね」

男「おう」

女「しゃがみをメインに使うボウガンからいくわ。まず最初にあなたがあげた【グラビドギガロア】ね。グラビモスの素材から作られたボウガンで多分、一番有名なしゃがみ撃ちボウガンよ」

男「俺でも知ってたくらいだからな」

女「そのせいで反動のことも知らすに使う人も増えて、このボウガンを使う人は地雷に近い扱いを受けることがある、そんなボウガンでもあるわ」

男「ひえー」

女「それに拘束する役がいないと脆い固定砲台でしかないからよほどの自信がない限り、ハメ部屋以外では使わない方が無難かも。ちなみに貫通弾Lv2と3の両方をしゃがみ撃ちできるのはこのボウガンだけだったりするわ」

男「ん? それじゃあしゃがみって使い勝手が悪いのか?」

女「特定の条件が揃えば強い。ただそれだけよ。次は【一天四海を捉うラゼン】ね」

男「くっ、なんという邪気眼オーラ……!」

女「モンハンは結構そういった武器が多いわよね。このラゼンは反動が【大】よ。そしてしゃがみ撃ちは貫通弾Lv3ね」

男「ということは反動軽減、しかも【反動軽減+2】がいるのか……」

旬を逃した感もあるしにわかであることも晒しちまったで恥ずかしいわ
完結は期待しないでくれ……。心折れそう……

女「でもさすがにラスボスモンスター、ダラ・アマデュラの素材から作られるだけあって攻撃力は高いし、空きスロットは3、防御力+40の高性能を誇るわ」

男「じゃあ強いのか?」

女「……一概に最強と言える貫通メインボウガンはないわ。それぞれ長所、短所があるのだから使いわけが大事よ」

男「ヘビィボウガンってややこしいのな」

女「まあ、とっつきにくいのは認めるわ。さて、このラゼンだけれどなんと、物理弾のLv2はまったく扱えないという異色のボウガンよ」

男「あ、本当だ。そしてしゃがみ撃ちはそれぞれの物理弾のLv3に対応ってことは……」

女「メイン火力になる通常弾Lv2を使えない、PTでは散弾なんてもっての他。だからこのボウガンは必然的に貫通弾をメインに使っていくことになるわ。だけれどLv2の弾が使えない都合上持久力は格段に落ちる」

男「弾切れが起きやすいってことか」

女「そうね。だからこのボウガンは短期決戦に向いているわ。このボウガンの攻撃力で貫通弾Lv3がフルヒットするならしゃがみ撃ちをすれば相手はズタボロよ」

男「火力が高いことには間違いないってことか」

女「そうね。あとこのラゼンの変わった使い方として反動軽減を【反動軽減+1】に留めて、リミッター解除して、反動が中から無反動で撃てる貫通弾Lv1をメインに使うこともできるわ」

男「リミッター解除ってしゃがみ撃ちができなくなるかわりに攻撃力が上がるやつだろ? レア6以上のボウガンができるあれ」

女「そうよ。隙が少ない相手と闘うのならしゃがみ撃ちを捨てることも十分選択肢の中に入るわ」

男「……でもそれって強いのか?」

女「……弱くはない、と言ったところよ」

男「なんだその歯にものが詰まったような言い方」

女「一番の魅力である貫通弾Lv3を捨てて貫通弾Lv1を使うスタイルにするとメリットは貫通弾Lv1は調合素材の入手が簡単だから持久力が上がることと。必須スキルが【反動軽減+1】で済むからその分スキルに余裕ができることね。威力は平々凡々よ」

男「……一番の特徴を捨ててるんだからそんなものか」

女「あくまでもそういう使い方もあるということね。ラゼンは貫通弾Lv1の装填数も多いから悪くないとは思うけれど。それじゃあ次ね、火力的には劣るけれど貫通弾のしゃがみ撃ちをするなら【ガノバッシャーガン】もなかなかの名銃だと思うわ」

男「運命の鎖を、解き放て!」

女「それはバッシャーマグナム。私が言っているのは【ガノバッシャーガン】よ」

男「つい言わなくてはいけない気がした」キリッ

女「気のせいだと思うわ。この【ガノバッシャーガン】は名前からもわかると思うけれど、ガノトトスの素材を使ったボウガンよ」

男「ああ、あのアイルー達が釣るだけで死んでしまうあいつか……」

女「一応出演できたのはいいものの素材だけの出演と比べてどちらが良かったのかしらね……」

男「で、なんでこれが名銃なんだ?」

女「まずは作りやすさね。さっきも言ったようにガノトトスの素材から作られているから、漁をするだけでメイン素材がそろうわ」

男「あー、そりゃあ楽だな」

女「さらにこの銃の素の反動は【やや小】だから反動軽減スキル無しで貫通弾を無反動で撃てるわ。好きなスキルを発動させることができるの。ちなみにこの銃がしゃがみ撃ちできるのは貫通弾Lv3と水冷弾ね」

男「属性弾のしゃがみ撃ちかー……。なんか使ってて強いイメージがないんだよな」

女「あら、使う相手を選べばちゃんと活躍するわよ? この銃は体が大きくて水属性に弱いモンスター、特にグラビモスを相手にした時に真価を発揮するわ」

男「あー、そいつがいたな」

女「それに何よりも、パワーバレルをつけたこのボウガンはかわいいわ」

男「 え っ 」

女「……なによ?」

男「(……この銃のパワーバレルってまんまガノトトスの頭、だよな? それがかわいい、のか?)」

女「言いたいことがあるのなら言ってくれないかしら」

男「……ああっ、そうだなっ!」

女「……なんだかとっても腑に落ちないけれどいいわ。次はレア5の王牙砲【震雷】ね」

男「くくくっ、また邪気眼オーラをビンビンにまとったボウガンがきやがったぜぇっ……!」

女「あなたの方こそ中二乙。さて、このバイk……じゃなかった、このオウガ砲は貫通弾Lv1のしゃがみ撃ち使いでは実質トップと言っても過言ではないボウガンよ。対応しているしゃがみ撃ちは貫通弾Lv1、電撃弾、麻痺弾Lv2、斬裂弾ね」

男「多くね?」

女「ええ、だからこそ多彩な狩りができるの。このボウガンは貫通弾はLv2まで対応しているけど反動は中よ。火力は貫通弾Lv1のしゃがみ撃ちだけでも十分だから反動軽減スキルをつけられずに切り捨てられることが多いわね」

男「貫通弾Lv2ェ……」

女「貫通弾Lv1は竜人問屋で増やせる【ツラヌキの実】と【カラの実】で調合できるから弾使いが荒くてもなんとかなるわ。電撃弾はそのまま電気属性に弱い相手に使えばいいの」

男「それ以外のしゃがみは?」

女「あんまり急かさないでちょうだい。はやい男は嫌われるわよ?」

男「そういう話してねえだろうがコラ」

女「あら、怖い。……麻痺弾Lv2、というか状態異常弾Lv2は反動がものスッゴく大きいわ。へビィボウガンだとあまり使わないから流すけれど、反動を【最小】にしなくてはいけないの」

反動表
【最大】>【大】>【中】>【やや小】>【小】>【極小】>【最小】

女「ライトボウガンならそこまで難しいことではないのだけれどね。おっと話がそれたわね」

男「なら麻痺弾Lv2は封印ってことか?」

女「とんでもない。反動によってできる隙があるにしても麻痺は魅力的よ。PTプレイなら普通に攻撃しているのより火力に貢献することもあるわ。でも状態異常は回数を重ねるごとになりにくく、効果も薄くなっていくから一度だけ狙うのが無難よ」

男「自力で拘束できるから貫通のしゃがみ撃ちも生かせるな」

女「ちっ……、ええまあそういうことね」

男「少し説明台詞をとったくらいで不機嫌になるなよ……」

女「不機嫌になんかなってないわ」

男「あー、はいはい」

女「そして次の斬裂弾だけど……」チラッ

男「斬裂弾ってなんぞ?」

女「……思った通りだから斬裂弾の説明自体から始めるわね。斬裂弾は着弾後、間を置いて切断属性の攻撃をその地点で複数回ヒットさせるわ」

男「お? ボウガンなのに切断属性?」

女「ええ、だいたい察しただろうけど斬裂弾はボウガンでモンスターの尻尾を切断する唯一の方法よ」

男「……でもそれなのに使ってる奴ほとんどみたことがないんだが」

女「斬裂弾を扱えるボウガン自体が少ないのよ。威力も他の弾に負けないくらいあるのだけれどね」

男「それじゃオウガ砲は斬裂弾のしゃがみを……」

女「しないわ」

男「なんやてっ!?」

女「……どっかのパン漫画を彷彿とさせるわね。斬裂弾のしゃがみ装填は5発だからよ。ちなみに普通の装填だと4発ね」

男「もう(斬裂弾のしゃがみ)いらないじゃん」

女「ええ、そういうことよ。それじゃあおすすめの貫通しゃがみ撃ちボウガンも紹介したし次は立ちボウガンの紹介をするわ」

男「えっ、しゃがみ撃ちはもう終わりなのか?」

女「私の(>>1)の偏見と独断で使いやすいのを選んで紹介したわ」

男「うーん、わかった」

女「次は立ちボウガンね。立ちボウガンはリミッター解除をしてしゃがみ撃ちを捨てることで数少ない隙に撃つスタイルね。基本的にこちらのスタイルが主になると思うわ」

男「ならばしゃがみ撃ちとはいったい……」

女「何回も言っているけれど場合にあわせて変えればいいのよ。隙が多い相手だったらしゃがみ撃ち、隙が少ないのなら立ちボウガンってね」

男「なるほどなー」

女「……さっきから相づちしかしてないわね。そういう人ってどうかと思うの。何か面白いことでも言ったらどうなの?」

男「無茶ぶりはやめろぉ!」

女「ま、いいけど。まずは【グラン=ダオラ】ね」

男「上のレスでもでてきたやつか」

女「クシャルダオラの素材から作られたボウガンね。貫通弾の装填数が全体的に多めでリロードも早く、扱いやすいヘビィだと言えるわ」

男「見た目も俺好みでいいなーこれ」

女「説明文に反動が抑えられているだのどうのこうの書かれているけれどこのボウガンの反動は【中】よ。【反動軽減+1】をつけるのを忘れないで欲しいわ」

男「説明文詐欺かよぉ……」

女「えっと、クシャルダオラの素材を必要とするこのボウガンだけれど、ガンナーにとって重宝する【ゾディアス装備】が作れる【マガジン・鋼龍飛翔!】クエストがあるからそれで集めるのをお勧めするわ」

男「よーし、なら俺も【グラン=ダオラ】を作って……」

女「待ちなさい」

男「ん?」

女「あなた、【貫通弾強化+5 ○○○】の御守りは持っているのかしら?」

男「は? ……えーと、お、あったあった」

女「!?」

男「で、どうしたんだ急に」

女「……もう既にMH4がでて結構たつわ。時間があればどんな装備が強いというのかもある程度定まってくるわ。いわゆる【テンプレ装備】ね」

男「ああ、有名所だと胴にナルガ装備であとは全部、胴系統倍加のナルガ倍加とかがそうだよな」

女「【グラン=ダオラ】テンプレ装備には貫通弾強化+5のスロット3の御守りが必須なのよ。よかったわね?その御守りがあって」

男「まさか……お前……!」

女「憎い! 物欲センサーが憎いわ! ずっとずっとずっと欲しいのにっ! 【貫通弾強化+5 ○○○】に、【通常弾強化+5 ○○○】がでないのよ!」

男「お、おぅ……。えーと、なんかごめんな?」

女「何謝ってるのよ!? バカにしてるの!? そう!? そうなのね!」

男「理不尽すぎんだろ!」

女「理不尽で悪かったわね!」

男「おい、落ち着けって」

女「……急にハーゲンダッツのバニラが食べたくなってきたわ」チラッ

男「このアマ……!」イラッ



男「おらよ」

女「……ありがとう」

男「……おう」

女「……それじゃあ説明に戻るわね。次は【炎カ砲ブレイズヘル】よ」

男「なんでカのところがカタカナなんだ?」

女「使っている機種じゃ変換できなかったの! さて、このヘビィは素材だけ登場したアグナコトルのボウガンね素で貫通弾が4発ずつ装填できるわ。立ち運用するのなら4発は欲しいところだからこのボウガンはその基準をちゃんと満たしてるわ。しかも反動は【やや小】よ」

男「登場してないモンスターのくせに強くね?」

女「そうね、新規モンスターの武器をもう少し強くしてもよかったと思うのだけれど……。さらにリミッター解除をすれば通常弾Lv2、火炎弾も多く装填できて全体的に隙が少ないボウガンよ」

男「もうこいつだけでいいんじゃないかな?」

女「そのかわりリロードが遅いわ」

男「やはりそんなうまい話はなかったな。最初からわかっていたが」キリッ

女「はいはい。 反動軽減スキルがいらないから火力スキルを盛ることで他の立ちボウガンに比べて単発火力で勝るけれど、リロードの遅さの関係で時間あたりだとほぼ同じダメージ量になるわ。だから立ちボウガンは最終的には好みの問題になっていくわよ」

男「リロード遅いのはなぁ。でも一発一発がデカいのは魅力的だし……」

女「装填速度をどうにかしようとすると火力が落ちちゃうのが困りものなのよね。こんなところかしら、次は【バイティングブラスト】よ」

男「おお、銃口が二つついてる!」

女「撃つのは一発ずつだけれどね。この【バイティングブラスト】は新規モンスター【ガララアジャラ】から作れるヘビィよ」

男「どんなヘビィなんだ?」

女「優等生、その一言に尽きるわね」

男「おいおい、期待させんなよ。実はどうせ大したことないんだろ?」

女「このボウガンはスキルを整えれば通常弾、貫通弾、散弾、どの種類の立ち運用に使えるわ」

男「嘘いうなや(真顔)」

女「死ね」ペッ

ビチャッ

男「うひょー!(何しやがんだてめぇ!)」

女「私が嘘つくわけないでしょうに。……ただ間違えることもあるだけよ」ボソッ

男「何回も唾を吐きかけんなや!」

女「ごめんなさい、つい」

男「(こいつ、まったく反省してねぇ。ならば……!)」

男「じゅるる、ごくん」

女「   」  

男「(ふははは!自分の唾を飲み込まれるなんて気持ち悪いことをされればもう二度と唾を吐きかけたりなんぞできまい! つうか自分で自分にどん引きしそう……)」

女「……ねえ」

男「ひいっ! すんませんしたっ」

女「どんな、味だった?」

男「は?」

女「私の唾液、どんな味だった?」

男「ば、バニラ味でした……」

女「美味しかった?」

男「ふぁっ!?」

女「美味しかった?それとも、美味しくなかった……?」

男「う、うまかったよ! (何言ってんだろ俺)」

女「……そう」クスッ

男「(なんなのこいつ。 な ん な の こ い つ )」

女「それじゃあ説明の続きね。【バイティングブラスト】、物理弾の装填数が優秀ね。素の状態だと貫通弾はLv1しか使えないけれど【貫通弾全Lv追加】を発動させることで装填数4の貫通弾Lv2と3が現れるの」

男「……」

女「聞いてる?」

男「あ、ああ。聞いてる聞いてる……」

女「スロットも3あるからスキルが発動させやすく、お守りも出にくいものを要求しないからヘビィ初心者にお勧めできるボウガンよ。【貫通弾全Lv追加】を発動させても他の貫通立ちボウガンとなんら遜色ない活躍をみせてくれるわ。まさに優等生という言葉にふさわしいわよ」

男「便利なヘビィだなー」

女「しゃがみ撃ちには麻痺弾もあるからあえてしゃがみ運用もいいかもね。じゃあ次で最後よ」

男「え、もうなのか?」

女「使いやすいボウガンに絞ったからよ。最後は【衝重砲【怒頭】】ね。」

男「……見た目がそのまんまティガレックス稀少種の頭だな」

女「ええ。ティガレックスの素材から作るボウガンをその稀少種の素材で最終強化したのがこのボウガンね。ティガレックス稀少種のボウガンだからキティ砲って呼ばれてるわ」

男「で、強いのか?」

女「強いわ。攻撃力が高くて、装填数、反動も優秀だから発掘装備でもこのボウガンの相互互換が限界だもの」

男「発掘装備と同じくらい強いとかすごいな」

女「スロットは残念だけど0だからお守り難度は高くなるけど生産ヘビィでこれ以上に通常弾の運用に長ける存在はないわ。一度限りなら爆破弾で飛んでいる敵を落としたり、反動が小だから貫通弾を撃てないこともないけどやはり真価を発揮するのは通常弾よ」

男「なら通常弾使うならこれを使うかー」

女「……素材にレア素材の【脈動する爆心】を使うのがネックなのよね」

男「……でも使う分の価値があるくらい強いんだろ?」

女「ええ、保証するわ。さてと、使いやすいボウガンはこれでおしまいかしらね」

男「やっと終わったかー……」

女「あ、どの武器でもそうだけど弱点をしっかり狙ってね? ボウガンはとくにそのあたりを意識してないと討伐に時間がかかるわ。あとはクリティカル距離ね」

男「まだあんの!? というか弱点はわかるけどクリティカル距離って……」

女「難しくないわよ? 弾丸が一番威力を発揮する距離のことだもの。 通常弾は近~中距離で、貫通弾は中~遠距離。ただそれだけ」

男「それだけって……」

女「たまにすっごく遠くから撃っている人がいるだろうけどこのクリティカル距離があるからちゃんとその装備を生かしきれてないということになるわ。通常弾、貫通弾以外だとただ当てればいいのだけれどね」

男「なあ、なんかわかりやすくクリティカル距離がわかる方法とかないのか?」

女「あるにはあるわ。クリティカル距離で当てると画面が少し振動するの。複数HITする貫通弾はとくにわかりやすいと思うわ。ま、なにより慣れよ慣れ」

男「そっかー……」

女「あとはー……スキルね」

男「反動軽減が必須なんだろ?知ってる知ってる」

女「ええ、間違ってないわ。私がスキルを考える場合はメインの弾がちゃんと撃てるか(反動軽減など)→回避スキル(回避性能、回避距離up)→○○弾強化→その他スキル、ね」

男「お、おう?」

女「反動軽減の大切さは知っていると思うけれど回避スキルも大事よ。ヘビィボウガンの移動速度は知っているかしら?」

男「すっごい遅いよな。あと武器を出すのもしまうのもおせぇ」

女「そう。そしてガンナーだから防御力も剣士に比べるととても弱いわ。だから生存率を高めるための回避スキルが必要になってくるの。まずは回避性能だけど……」

男「知ってる知ってる。慣れるとほとんど攻撃が当たらなくなって便利だよな」

女「ええ、その便利さはガンナーでも変わらないわ。でも私はどちらかというと【回避距離up】の方が好みよ」

男「回避性能は高レベルにしようとするとスキルの容量くうけど……、安全だと思うぜ?」

女「確かにそうね。でもヘビィは移動速度が遅いからBの前転で移動するの。つまり【回避距離up】は回避スキルでもありクリティカル距離維持の為のスキルでもあるの」

男「……バカでかい銃を持ってころころ転がり回るのってなんだかシュールだな」

女「諦めなさい。それがヘビィボウガンよ」

男「で、その次に考えるのが火力スキルか」

女「私の場合はだけどね。まずメインに使う弾の【○○弾強化】が筆頭ね。スキルポイントの割に火力が伸びるからヘビィ使いなら必ず入れるスキルよ。あとはお好みね、【痛撃】だったり【フルチャージ】だったり……」

男「うーっす、了解」

女「……あのね」

男「ん?」

女「せっかく覚えたんだからその、一緒に……」

男「…………」

女「その、ね……? わ、私と……」

男「よし、一狩りいこうぜ!」

女「う、うん!…………じゃなくて、仕方ないわね。別にいいわよ」パアァァッ

おしまい

くぅ~疲
Wikiをだいぶ参考にしたのでもっと詳しく知りたい人はWikiみてね。ノシ

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