【Fate】緑茶「あんたがオレのマスターか?」【安価・コンマ】 (751)

≪このスレではサーヴァントを操作して、安価で決まったマスターに聖杯を入手させることを目的とします≫
≪朝・昼・晩とマスターは三回の行動を行いますので、安価でサーヴァントの対応を決めてください≫
≪拒否も構いませんし、反論しても良いでしょう≫
≪聖杯入手だけがエンディングではありません。サーヴァントとマスターにとって、最高の結末を目指しましょう。≫


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       ヽ!: : : : : /!/ ⌒ヽ: : : : : /       ≪今回の主人公は緑茶です≫

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(※このスレは、Fateシリーズの設定に付随した安価・コンマスレです)

【選択可能マスター】

・衛宮士郎        ・遠坂凛          ・間桐桜
・イリヤ          ・間桐慎二        ・言峰綺礼
・葛木宗一郎      ・間桐臓硯        ・バゼット
・カレン          ・衛宮切嗣        ・ウェイバー
・遠坂時臣       .・間桐雁夜        ・ケイネス
・雨生龍之介      ・岸波白野♂   .   ・岸波白野♀
・ダン=ブラックモア .・ありす           ・臥藤門司
・ランルーくん     .・ラニ=VIII        .・ユリウス
・レオ.          .・ジナコ=カリギリ.    ・トワイス
・殺生院キアラ     ・Apも一応行けるよ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403005854




≪まずは聖杯戦争に参加するマスターを7名決めます≫


≪安価↓一~↓七。被った場合は下にズレて行きます≫

≪今回はちょっと岸波被りは無しでお願いします≫
≪♂のんは↓で≫

1、ユリウス・B・ハーウェイ

2、カレン・オルテンシア

3、バゼット・フラガ・マクレミッツ

4、岸波白野

5、間桐雁夜

6、殺生院キアラ

7、葛木宗一郎



≪続いて、この中から緑茶のマスターになる人物を選出します≫
≪相性とかあんまり考えなくて大丈夫≫

≪安価↓三≫

☆セイバー(???)
★マスター:???


☆アーチャー(緑茶)
★マスター:ユリウス・B・ハーウェイ


☆ランサー(???)
★マスター:???


☆ライダー(???)
★マスター:???


☆キャスター(???)
★マスター:???


☆アサシン(???)
★マスター:???


☆バーサーカー(???)
★マスター:???


≪では順番に。カレンの召喚したサーヴァントのクラスを決めてください  安価↓三≫
1、剣  2、槍  3、騎  4、魔  5、暗  6、狂

≪ランサーのサーヴァントを安価で決めます≫

1、クーフーリン

2、ディルムッド

3、ヴラド三世(月)

4、エリザベート

5、ヴラド三世(Ap)

6、カルナさん


≪安価↓三≫

☆セイバー(???)
★マスター:???


☆アーチャー(緑茶)
★マスター:ユリウス・B・ハーウェイ


☆ランサー(ヴラド三世)
★マスター:カレン・オルテンシア


☆ライダー(???)
★マスター:???


☆キャスター(???)
★マスター:???


☆アサシン(???)
★マスター:???


☆バーサーカー(???)
★マスター:???


≪バゼットの召喚したサーヴァントのクラスを決めてください  安価↓三≫
1、剣  2、騎  3、魔  4、暗  5、狂

≪よかった……枯渇するおじさんは居なかったんだね…≫

≪では、バーサーカーのサーヴァントを決定します≫

1、ヘラクレス

2、ランスロット

3、呂布

4、フランケンシュタインの怪物

5、スパルタクス

6、エリザベート


≪安価↓三≫

☆セイバー(???)
★マスター:???


☆アーチャー(緑茶)
★マスター:ユリウス・B・ハーウェイ


☆ランサー(ヴラド三世)
★マスター:カレン・オルテンシア


☆ライダー(???)
★マスター:???


☆キャスター(???)
★マスター:???


☆アサシン(???)
★マスター:???


☆バーサーカー(エリザ)
★マスター:バゼット・フラガ・マクレミッツ


≪はくのんの召喚したサーヴァントのクラスを決めてください  安価↓三≫
1、剣  2、騎  3、魔  4、暗

≪キャスターのサーヴァントを選択します≫

1、メディア

2、ジル・ド・レェ

3、玉藻の前

4、ナーサリーライム

5、アヴィケブロン

6、シェイクスピア

7、アンデルセン


≪安価↓三≫

☆セイバー(???)
★マスター:???


☆アーチャー(緑茶)
★マスター:ユリウス・B・ハーウェイ


☆ランサー(ヴラド三世)
★マスター:カレン・オルテンシア


☆ライダー(???)
★マスター:???


☆キャスター(玉藻の前)
★マスター:岸波白野


☆アサシン(???)
★マスター:???


☆バーサーカー(エリザ)
★マスター:バゼット・フラガ・マクレミッツ


≪おじさんの召喚したサーヴァントのクラスを決めてください  安価↓三≫
1、剣  2、騎  3、暗

≪やったねおじさん! 低燃費だよ!≫

≪アサシンのサーヴァントを選出します≫

1、佐々木小次郎

2、ハサン・サッバーハ(腕)

3、ハサン・サッバーハ(百)

4、李書文

5、ジャック・ザ・リッパー(Ap)

6、セミラミス



≪安価↓三≫

☆セイバー(???)
★マスター:???


☆アーチャー(緑茶)
★マスター:ユリウス・B・ハーウェイ


☆ランサー(ヴラド三世)
★マスター:カレン・オルテンシア


☆ライダー(???)
★マスター:???


☆キャスター(玉藻の前)
★マスター:岸波白野


☆アサシン(セミラミス)
★マスター:間桐雁夜


☆バーサーカー(エリザ)
★マスター:バゼット・フラガ・マクレミッツ


≪キアラさんの召喚したサーヴァントのクラスを決めてください  安価↓三≫
1、剣  2、騎

≪性バーのサーヴァントを選択します≫

1、アルトリア

2、ネロ・クラウディウス

3、ガウェイン

4、ジークフリート

5、モードレッド

6、鈴鹿御前



≪安価↓三≫

≪葛木のライダーもこのまま決めます≫

1、メデゥーサ

2、イスカンダル

3、フランシス・ドレイク

4、アストルフォ


≪安価↓三≫

☆セイバー(アルトリア)
★マスター:殺生院キアラ


☆アーチャー(緑茶)
★マスター:ユリウス・B・ハーウェイ


☆ランサー(ヴラド三世)
★マスター:カレン・オルテンシア


☆ライダー(メドゥーサ)
★マスター:葛木宗一郎


☆キャスター(玉藻の前)
★マスター:岸波白野


☆アサシン(セミラミス)
★マスター:間桐雁夜


☆バーサーカー(エリザ)
★マスター:バゼット・フラガ・マクレミッツ


≪剣と暗がそれぞれ別のベクトルに危ないけどそこそこいい雰囲気≫
≪参加者が決定しました。聖杯戦争を開始します≫

【冬木市  簡素なホテルの一室】


全身を覆っていた光が解けて、空調の効いた肌寒い空気に皮膚が触れる。
聖杯戦争。
オレは召喚に応じたサーヴァントとして、仮初とは言え二度目の生を受けることになった。

ユリウス「――アーチャー、ロビンフッドで間違い無いか」

黒いコートに黒い瞳。
陰気な顔をした男が訪ねて来る。

ロビンフッド。
まあ確かに、間違いではないが。

恐らく期待されている『それ』とは違うだろう。


≪どう返す?  安価↓三≫
1、そうっすよ。オレがロビンフッドだ。
2、そうと言えばそうだが……厳密にはそうとも言えないんですわ。
3、その他

緑茶「そうっすよ」

ええい、知るか。
どうせオレがアーチャーなんだ。
他のロビンフッドに鉢合わせることは先ず無いんだから、バレやしない。

緑茶「オレがロビンフッドだ。……おたくも、捻りの無いサーヴァント選ぶねぇ」

ユリウス「捻りの無さは自覚している。その分、利点もあるだろう」

それは、知名度による補正やステータスのことを言っているのだろうか。
だとしたら見当違いだ。オレは、決して強いサーヴァントじゃ無い。

謀殺。毒殺。
搦め手を好む卑怯者だ。

緑茶「オレは正面からの斬った張ったは苦手でね。そういうのが望みなら、勘弁して欲しいんすけど…」

と言っても、これは承知の上か。
わざわざ触媒まで使って『ロビンフッド』を呼ぶような奴だ。
奇襲や罠に理解が無いとは言わせない。


≪ユリウス、直後コンマ≫
1ほど期待外れ、9ほど計画通り

ユリウス「無論だ。はなから正攻法を選ぶつもりは無い」

緑茶「だと思ったよ。この分じゃ、お互いの方針に食い違いは無さそうっすね」

恐らくこの男も、オレと似たようなものなのだろう。

戦場に誇りは要らない。
騎士道やら名誉やらは、オレにとっては突くべき隙以外の何物でも無い。

ユリウス「基本的な戦略は任せる。オレも単独で行動するが、問題は無いな」


≪どう返す?≫
1、あいよ、了解っす。
2、それで死なれちゃ元も子も無い。
3、その他

安価↓三

緑茶「あいよ、了解っす」

その方がお互い全力が出せるだろう。
元よりオレは、群れて戦うことに馴れていないのだ。

緑茶「あっと、そうだ。ちなみに、拠点はここで決定ってことでいいんすか?」

罠を張った後で移動すると言われては堪らない。
ホウレンソウは大切だ。

≪直後コンマ≫
1~3、ユリウス「決定だ。動くつもりはない」
4~6、柳洞寺を狙ってる
7~9、気に入った場所があったらいつでも変更していいよ
  0、特殊

ユリウス「決定だ。ここにはオレの主君がいる。移動は考えて居ない」

緑茶「主君……ねぇ。…ハイハイ、わかりましたよ。じゃあそのように動きますわ」

それだけ言い残して、オレは霊体になった。

主君……主君か。
どうやら面倒くさいものを抱えているマスターのようだ。
それで反逆者のオレを召喚するのだから、いい度胸だと言えようか。

緑茶(さて……先ずはどうすっかね…)


≪どうしよう?  安価↓三≫
1、トラップ職人
2、町を見て回る
3、ユリウスについて調べる
4、その他


緑茶「……まあ、ここは妥当にトラップでも敷きますか」

こんなビル街では全力の半分も出せないが、だからと言って仕掛けないわけにも行くまい。
取り敢えずは、この辺りで使えそうな道具や材料を探すところから始めよう。



≪直後コンマ≫
1~3、緑茶「大したもんないわ」
4~6、倉庫発見
7~9、ホームセンターの誘惑
  0、特殊

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≪特殊判定(00)、直後コンマ≫
1~3、ホテルの玄関を抜けると、そこは緑生い茂る庭園でした
4~6、緑茶「やべぇ、近代トラップ案外楽しい」
7~9、どこかで誰かがカリバる音がした
  0、特殊

                              ,        _,.,_,ノ⌒`'"~
                             ,爻     ̄~"`、ー- 'ヘ.,_,ノ^ヽ.,'"~"'ヽ、
 ノ⌒`'"~"'ヾ ,、                   '彡ミ_     _,爻_        ,、
⌒       爻、`'"~')、.,_,..、            爻爻ミ、    _,彡ミ、       ,爻_
.,_,.)'^`   、彡ミ,      ⌒):、,_   _  `=爻彡ミミ_    ィ爻爻ミ、_    _,彡ミ、 .:.
       _爻爻ミ_ノ'`"~⌒ 'ー- ー' ~`  .,、  爻彡ミミ、_  `シ爻彡ミ`  :.  ー爻爻ミ、_.::::
'ヘ.ノ^ヽ.,' =爻彡ミミ、_               爻 シ彡ミミミミ   爻彡{ミミ、 .:::. -=爻彡ミミ;::::::
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ホテルの玄関を抜けると、そこは見るからに罠の仕掛け甲斐がありそうな森だった。
ここまで見越してホテルを選んだのなら、うちのマスターは流石だと言わざるを得ない。

緑茶「さあ、盛り上がってきましたよっと」


≪ホテルの庭園、トラップ占有率 直後コンマ≫
≪コンマ×10=占有率(%)≫


時刻は午前11時。
一仕事を終えたオレは汗を拭い、休憩を取る

緑茶「………よし。我ながらいい仕事だ」

この庭園の90%はトラップで固めることが出来た。
歩き方を少しでも間違えれば即死する状態だ。

緑茶「マムシに蜂……ムカデにイモリ、アマガエルも居たか」

天然の毒素をふんだんに使った和風トラップのフルコース。
オレの宝具と組み合わせれば、英霊だろうと一溜りも無い。

緑茶「へへっ、防衛戦が待ち遠しいぜ」


≪昼の行動、安価↓三≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、町を見て回る
3、ユリウスについて調べる
4、その他


緑茶「さて、町を一通り見て回りますかね」

陣地に誘うには接触が不可欠。
無理に敵を呼ぶ必要は無いが、ここまでの完成度だ。
強気にもなる。

緑茶「地形はちゃんと頭に入れとかないとな」

徘徊の結果で手頃な森林地帯でもあれば、そこに罠を張ってもいい。
備えあれば憂いなし、オレの戦争は戦う前に勝敗が決まっているものだ。


≪どこに行こう?  自由安価↓三≫

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       ヽ!: : : : : /!/ ⌒ヽ: : : : : /

          <乂: : :./   ● ヽ/~)/
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ     罠が張れそうなのは…
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./


≪直後コンマ≫
1~3、橋
4~6、学校の裏、雑木林
7~9、アインツベルンの森
  0、特殊

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/ ⌒ヽ: : : : : /

          <乂: : :./   ○uヽ/~)/
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ        j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪特殊判定、直後コンマ≫
1~3、教会に行ったら大変なことになった
4~6、学校の裏で誰か戦ってる
7~9、セミラミス「同盟組もうぞ!」
  0、重ねて特殊


実体化して雑木林の調査をしている所に、背後から突然気配がした。
つい先ほどまで無人だった場所から、唐突に現れたサーヴァント。

緑茶「……アサシンか!」

弓を構える。幸い、毒矢のストックは万全だ。
正面を見据えて弦を引き絞るが、しかしアサシンは顔色一つ変えなかった。

セミ様「まあ待て、アーチャー。我は戦闘を望まん。そのつもりなら、とうに貴様の首を裂いておるわ」

緑茶「……お前にそれが出来るとは思わねーがな。……そんじゃあ何の用っすかね? 悪いけど彼女なら間に合ってるぜ」

死の香りがする。こんな一目で危ないと分かる女は願い下げである。
それがデートにせよ、共闘にせよ、だ。

セミ様「……組む気は無い、と言った顔だな。 何故だ? 今は戦争の序盤も序盤。断る理由はあるまいて」

態度が一々鼻につく、人を見下す癖が染み込んだ表情。見れば一目でわかった。
オレ自身は、支配者に対してそこまで強い嫌悪があるわけでは無いが。
だからと言って好きかといったらそれは違うし、相性が悪くないというわけでもないのだから。

セミ様「ふむ……貴様さては、革命家か反逆者だな? その目を見ればわかる」

緑茶「そういうこった。だから用件だけ言ってさっさと失せな」

セミ様「そうか。では……我と組め、アーチャー」


緑茶「……あ?」


セミ様「わからんか? 我と共に聖杯を目指せと言うておる。反逆者だのなんだのと、そんな事は気にせん」

緑茶「……おたく、頭沸いてんのか? オレがOK出すわけ無いっしょ、見てわかんだろ」

セミ様「そうかの? 下らんプライドで勝機を逃すうつけには見えんが……どうだ?」

……言い方は気になるが、もっともだ。
下らない意地で同盟を蹴るよりも、生かす方が利口だろう。
誇りなどくだらない。先ほどそう唱えたばかり。

緑茶「あんたが何企んでるかは知らねーけど、確かに同盟ってのは良い話だ」

お互いに利点があり、故に疑う余地も少ない。
何か企んでいるように見えるのは先入観で、本当にただ同盟を望んでいるだけかも知れない。

何より、此方は正攻法に弱いのだ。
最後まで残す相手として、アサシンというのは御誂え向きである。


≪安価↓三≫
1、同盟する
2、だが断る
3、その他


緑茶「……まあ、話は預かっとくよ。善処はしてみるつもりだ」

セミ様「そうかそうか!いやはや良かった。 その用心深さと冷静さ、我はお前を気に入ったぞ」

これもご機嫌取りだろうか。
アサシンで女と来れば、それはほとんど『そういうこと』だと見て間違いないだろうから。

緑茶「気に居られても困るんすけどね。生憎、オレは追われる恋より追う恋が好きでして」

セミ様「それだけ軽口が叩ければ上等だな」

お互いに腹の探り合い。
オレは作り笑いを浮かべて、アサシンは嘲るように笑っている。
同盟関係というのなら、これくらいの緊迫感はむしろあったほうがいい。

セミ様「では、通信機代わりに鳩を付けよう。我の使い魔だ、丁重に扱えよ?」

緑茶「おいおい、これ爆発したりしねーだろうな」

セミ様「せぬわ、どんな発想だ」

そうでなくとも監視の意味合いはあるだろう。
マスターから了承が得られたら、早々に射抜くと決めた。



≪今回はここまで  お疲れ様でしたー≫

≪一日目 夜  トラップホテル≫

オレは一度拠点に戻り、マスターに同盟の件を相談した。

緑茶「…つーことなんすけど。まあ悪い話じゃあないとは思いますよ」

他の三騎士連中やライダーあたりと正面からやり合うには不安が残る。
つまり、それらのクラスと同盟を結ぶのは致命的だ。
同盟を結べば手の内が知れて、オレのトラップは半分も機能しなくなるだろう。

だが、相手がアサシンなら罠などはなから有って無いようなもの。
手を組むにあたって、もっともデメリットが少ない陣営だと言える。

緑茶「まあ、あんたがマスターなんでね。決めるのはアンタだ」


≪直後コンマ≫
1~3、ユリウス「願っても居ない話だ」
4~6、ユリウス「必要ない」
7~9、レオ「願っても居ない話です」
  0、特殊

ユリウス「不要だ。アサシンとの同盟は危険が伴う上に、手の内は出来るだけ晒したくない」

緑茶「御尤も。そう言うと思ってたぜ、マスター。んじゃ、こいつは要らねーな」

オレは鳩を追い立てると、弓を構えて空を睨む。
翼をばたつかせてたどたどしく飛ぶ後ろ姿を狙って、弦を離した。

緑茶「悪いね。交渉は決裂ってことで」

数多の羽となって砕けた鳩は、ならば最初から生きてなど居なかったのかも知れない。
なにはともあれ、これでアサシン陣営とは明確に敵対した形だ。
オレに断られた今、あの女なら他の陣営に同盟を持ち掛けるのは、先ず間違いないだろう。

緑茶「さて……トラップの餌食になるどこだかね」


≪夜の行動 安価↓三≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、町を見て回る
3、ユリウスについて調べる
4、アサシンについて調べる
5、その他

緑茶「そう言えば、旦那。アンタの願いを聞いてなかったな」

ユリウス「言う必要があるか?」

緑茶「いや、都合が悪いってんなら話さなくても結構っすよ」

表面上、相性は良好だ。
マスターもマスターで敵陣営の情報を探っているようだし、スタイルは上手くかみ合っている。

だが、戦い方と思想は違う。
オレのようにただ殺すために弓を引くものも居れば、誇りを持って敵を射る英霊様もいる。
ユリウス・B・ハーウェイは、何のために殺すのか。


≪直後コンマ≫
1~2、レオを勝たせること
3~9、言う気は無い
  0、特殊

ユリウス「言う気は無い。お前はただ、勝つために弓を引けば良い」

緑茶「へいへい了解っすよ、りょーかい。んじゃ、さっさと仕事してきますわ」

まあ妥当だろう。
大方予想は出来ているが、言葉にされると重みが違う。

マスターの判断は、きっと正しい。


≪夜の行動 安価↓三≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、町を見て回る
3、ユリウスについて調べる
4、アサシンについて調べる
5、その他

           y---ヽvイ---z_
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          <乂: : :./   ● ヽ/~)/       ≪探索の結果≫
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≪直後コンマ≫
  1、敵陣営から奇襲
2~3、他陣営と遭遇
4~5、とくに何も
6~8、特別なイベント
  9、『顔の無い王』使用状態で他陣営を発見
  0、特殊

≪一日目終了≫

☆セイバー(アルトリア)
★マスター:殺生院キアラ


☆アーチャー(緑茶)
★マスター:ユリウス・B・ハーウェイ
敵対陣営:暗


☆ランサー(ヴラド三世)
★マスター:カレン・オルテンシア


☆ライダー(メドゥーサ)
★マスター:葛木宗一郎


☆キャスター(玉藻の前)
★マスター:岸波白野


☆アサシン(セミラミス)  
★マスター:間桐雁夜
・敵対陣営:弓


☆バーサーカー(エリザ)
★マスター:バゼット・フラガ・マクレミッツ


≪夜イベント、トリップ判定  安価↓三で好きな数字(1~6)を一つ≫

≪トリップ内容→ #魔SL騎暗狂 ≫
≪バーサーカー陣営≫

【新都  大通り】


エリザ「きぃー! ムカつく!ムカつくムカつくわ!」

夜の新都を一人で歩くサーヴァント。
バーサーカー、エリザベート・バートリーは苛立っていた。

エリザ「何よあの堅物! 私を召喚しておいて『残虐行為は許しません』ですって!? ふざけないでよ!!」

残虐行為を許さない。それはつまり、ブラッドバスを欠かすことになる。
だがそれは建前だ。本当の苛立ちはそこには無い。

彼女が真に苛立っているのは、殺す気で突き出した槍を躱されたこと。

エリザ「……なによアイツ。人間じゃないわよ……」

バゼット・フラガ・マクレミッツ。
現存する宝具を所有した希少な家系、「伝承保菌者(ゴッズホルダー)」。


≪直後コンマ≫
1~3、誰かに見られている
4~6、そのまま朝までほっつき歩いた
7~9、誰かを見つけた
  0、特殊

エリザ「あぁーもう! 誰でもいいからボコしたい! どっかに都合のいい相手は―――」

そこまで言ってふと、バーサーカーはサーヴァントの気配を知覚した。
狂化の恩恵か、微弱とは言え野生の勘が働いて、視界に入ってすらいない何者かに感づく。

エリザ「いるじゃない、都合のいい相手♪ さて、どんなやつかしら!」

喜色満面。
あどけない笑みを浮かべたまま小走りに、気配のした方角へと急ぐ。


≪そこに居た鯖、直後コンマ≫
  1、まさかの緑茶
2~3、ヴラドさん
4~5、メドゥーサさん
6~7、青王
  8、キャス狐
  9、蝉様
  0、特殊

ヴラド「――――――」

血塗れの鎧に、無精髭。
黒と赤と白で成り立った外見は、夜の闇においても殊更暗さを強調する。

バーサーカーはその姿に、少しだけ―――ほんの少しだけ、見入ってしまった。
似ている気がしたから。自分と、噛み合う気がしたから。

ヴラド「――――……おお……おお! なんと…なんと美しい!」

エリザ「…え?」

バーサーカーは赤面する。散々言われてきた台詞とはいえ、初対面での不意打ちだ。
彼女にしては珍しく素直に照れた場面だった。

だが――――

ヴラド「なんとおぞましく、卑劣で、汚濁した輝きか!髪の赤は沁血か!肌の白は冷血か!」

エリザ「……え、あれ? …ねぇ、ちょっと――――」

ヴラド「よもやここまで極上の、完成された供物が他にあろうか!いや無かろう!」

エリザ「…話を聞いて―――」

ヴラド「美しき肢体をこの槍で貫き、我が神へ捧げねばなるまい!」

エリザ「……ちょ、いい加減に――――」

ヴラド「神さえもが渇望し手を出す美しさよ! 故に貴様は我が槍で、天井に召し上げられるのだと知れ!」


エリザ「いい加減にしなさいっての!!!!」



    ≪今日はここまで お疲れ様でした≫


ヴラドさんとガトーとドナルd…ランルーくんの台詞作れるのは尊敬する

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>   >>202

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ  .シェイクに比べたら数倍マシ
       ヽ!: : : : : /!/  /、: : : : :/   .あいつ自体は嫌いじゃないけど、台詞だけひたすら面倒
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i   このスレは人少なくても進むので昼間から再開
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

バーサーカーは、特殊な意匠が施された槍を振り下ろす。
大上段から繰り出される一発はアスファルトの地面を砕くが、ランサーには掠りもしない。

ヴラド「狂気のまま憤怒のままに当たる愚者よ!神の威光に唾を吐く怪物よ!」

躱したというよりは、いなしたという方が正しい。
ランサーは自分を切り捨てんと飛来した斬撃を手甲の側面で流し、破顔のままに前進する。

ヴラド「天に吐いた唾は己に降りかかる!仇を穿たんと放つその槍とて同じ!」

エリザ「うるさい!ちょっとは静かに出きないの!?」


≪戦闘は、最終的に勝率判定でもしようと思います≫

≪直後コンマ(反転)、エリザの勝率≫
≪↓二コンマ(反転)、ヴラドの勝率≫

≪エリザ 70%≫
≪ヴラド 特殊判定≫

≪直後コンマ≫

1~3、仇を穿たんと放った槍が帰ってくるウラドさん(0%で計算)
4~6、割とガチ(100%で計算)
7~9、無実無根の自覚はあるか(勝利確定)
  0、重ねて特殊
  

≪現在の勝率  エリザ20 ヴラド80≫

ヴラド「血を愛す乙女よ!ならば己が鮮血に溺れて悦に浸るが良い!」

掬い上げるように放たれた槍は、バーサーカーの下腹部を抉る。
月を背に戴天する形で浮かされ、自重の全てが穂先に集中している状態。

ヴラド「見よ!あの忌々しき月光を!我らが汚名の象徴たる月を!」

その状態のまま、ランサーは一気に捲し立てる。
少女の苦悶など気にも留めず。
少女の悲鳴など意にも介さず。

ヴラド「その美しさは醜さと同義!お前とて身を虚偽に喰われしものだろう!」

場所が悪い。時間が悪い。相性が悪い。
バーサーカーにとって、全ての要素がマイナスに働く。

吸血鬼。その完成度としてより強固な絶対性を得るランサーを相手取るに当たって、月夜の下は最悪だ。


≪二ターン目≫
≪直後コンマ(反転)、エリザの勝率≫
≪↓二コンマ(反転)、ヴラドの勝率≫

≪エリザ 特殊判定(00)≫
≪ヴラド 90%≫

エリザ「うるさいって……言ってるでしょ…! 黙りなさい……黙れ…!」

最悪がどうした。
最悪など自分はとうに味わった。

今が最悪などと言っていられるうちは、最悪とは到底言えない。
そもそも彼女こそ、『最悪』と言われたシリアルキラーの一人。


≪直後コンマ(00)≫

1~3、竜鳴雷声(100%で計算)
4~6、鮮血魔嬢(勝利確定)
7~9、鮮血は湯水の如く → 絶頂無情の夜間飛行 → 竜鳴雷声(ヴラド消滅)
  0、重ねて特殊

竜の腕力は、人間のそれとは比べるまでも無い。
ランサーが掲げた槍を掴み、空中で己の肉体を引き抜く程度は出来て当然。
その際に自らの槍を取り落すが、バーサーカーは無視して続ける。

ヴラド「足掻くな!傷は塞がらんだろう!例え竜とて、その傷では――――」

エリザ「……『鮮血は湯水の如く』(レ・サング・デ・オングリ)………!」

自らの血を持って、自らの肌に美の回帰を促す。
自身のものだからよく馴染むのか、血は早々に肉となり、穿たれた穴を補った。

エリザ「その傷では……なにかしら?」

先ほどまでその身を刺していた穂先に足を掛け、滑るように落下する。
目指すはランサー。その鼻っ柱を砕くように、無手のまま繰り出すのは横凪の尾鎚。
立場が文字通り逆転し、ランサーは空へ、バーサーカーは地面に立つ。
しかし、それも束の間だ。

エリザ「『絶頂無情の夜間飛行』(エステート・レピュレース)!!」

その声に呼応して、地を転がっていた彼女の槍が動きを見せる。
起立し、向きを変え、飛翔をもって駆けつけた槍の勢いに乗り、空へと臨む。

ヴラド「………! おのれ、よもやそこまで…!何故救いを拒絶するか、小娘!」

エリザ「そんな鬱陶しいもの、押し付けないでくれる? 私は神様に救われてやるほど安くないの」

穂先でランサーを突きさして、引き連れながら高度を上げる。
忌まわしいと言っていた月に、出来るだけ近く。

エリザ「残念だけど私は好きよ、月。だって月光の下では、私の美貌が輝くもの」

バーサーカーは槍から離れ、ランサーを更に上空へと打ち上げる。
無防備で無感動な狙い撃ち。

エリザ「天に吐く唾――――帰ってくるか見ものね。   ――――『竜鳴雷声』(キレンツ・サカーニィ)!!!」


月夜に散った無辜の怪物。月夜に舞った無辜の怪物。
その幕は、少女の絶叫にて降ろされる。


          ≪ランサー、消滅≫

≪二日目  朝≫

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  ヽヽ: : : : : /
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/       ≪ユリウス判定、直後コンマ≫
          / |lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
        丶ヘ        j---ヽ
           /⌒l,、 __, ノ ァT--、
         ./ニニ.lT‐‐‐‐T/ ∧ニニ\
         lニニ ノ// X ////.∧ニニ∧

≪ランサーの消滅を…≫
1~3、察知してない
4~6、知ってる
7~9、バサカの情報もそこそこある
  0、特殊

緑茶「よう、旦那。なにか成果はあったかい?」

ユリウス「いや、特には無いな。戦争が始まっているとは思えない、静かな夜だった」

初日の動きとしてはそんなものか。
オレも昨日は、実質罠張ってただけだしな。


≪夜の行動 安価↓一≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、町を見て回る
3、ユリウスについて調べる
4、アサシンについて調べる
5、その他

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
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          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  ヽヽ: : : : : /
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ        j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪ホテル内部、トラップ占有率 直後コンマ≫(近代的:-1)
≪コンマ×10=占有率(%)≫

ホテルの内部にも罠を仕掛け、拠点の防衛を盤石の物にしておこうと思ったその時のこと。
具体的には、電気配線をいじってみようかと考えたときのことである。

レオ「アーチャー!待ってください!その回線をいじられると困ります!」

緑茶「あ?なんで。 勝つため…ひいてはアンタらの身を守るためなんすけど」

レオ「見てわからないんですか? その回線を抜かれるとマシンパワーが落ちるんです」

緑茶「……マシンパワーって…それただのゲームじゃ…」

レオ「ただのゲームではありません。フロンティアです」

緑茶「いや知らねーけど。とにかくこっちは必死で戦争してんだ。たかがゲームのために―――」

レオ「フロンティアです。貴方、狩人でしょう?間違えないでください」

緑茶「………」


≪これは朝の行動でした≫
≪昼の行動 安価↓一≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、町を見て回る
3、ユリウスについて調べる
4、アサシンについて調べる
5、その他

そろそろ頃合いだろう。
相互理解は十分、ある程度の信頼感も芽生えて来た時期だ。
ユリウス・B・ハーウェイ。
キナ臭いマスターについて調べておきたい。

緑茶「旦那が君主だというアレも、ただのガキにしか見えねーんだよなぁ…」

その辺りも含めて、調査すべきことは多そうだ。


≪直後コンマ≫
1ほど何もわからない 9ほど深いところまで

西欧財閥。
そんな名前の巨大組織が存在し、人類の管理を目論んでいるという。
触りだけ聞けば怪しさ満点の、とてもお近づきにはなりたくない組織だが、これが案外大規模らしい。
既に現時点で世界の60%のシェアを管理・運営し、世界経済の67%、全世界の武力の90%を網羅しているという話だ。

緑茶「そんな組織のお偉いさんが、なんだってオレみたいなサーヴァントを……」

ユリウス・B・ハーウェイは、西欧財閥の裏側を担当する暗殺者。
レオナルド・B・ハーウェイとは異母兄弟の関係に当たるという。

緑茶「義務でこんな狂った戦争にまで参加すんのか。この中だったらオレが一番まともなんじゃねーか?」

片や巨大組織お抱えの暗殺者。片やその主君と来た。
反逆者の英霊など霞んでしまう。

緑茶「自分が無いように見えたのはこのせいってことか。……んだよ、やっぱ面倒なモン抱えてるじゃねえの」


≪夜の行動 安価↓一≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、町を見て回る
3、ユリウスについて調べる
4、アサシンについて調べる
5、その他

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  ヽヽ: : : : : /
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ        j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪ホテル内部、トラップ占有率 直後コンマ≫(近代的:-1 ハンター:-1)
≪コンマ×10=占有率(%)≫

緑茶「ねえ、ちょっと……」

レオ「兄さん、粉塵持ちました?」

ユリウス「問題ない。調合分まで持っている」

レオ「兄さんガンナーでしょう? そこまでは必要ありませんよ」

ユリウス「む……そうか」

レオ「はい。その分弾を種類を増やした方が結果的に速く狩れます」

緑茶「あの……罠仕掛けたいんすけど…」

とりあえずこの階層には一定間隔で毒針が仕掛けてあるが、申し訳程度のものだ。
これではあまりに心許無い。

レオ「……? これから行くのは古龍ですよ? 罠は効きませんが」


……だめだこいつら!


   ≪今回はここまで お疲れ様でしたー≫

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/ ⌒ヽ: : : : : /

          <乂: : :./   ● ヽ/~)/  いきなり他陣営トリップ判定!
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i  安価↓一だ!
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪トリップ内容→ #暗R狂剣C ≫
≪セミ様の行動≫


≪の前に雁夜判定≫
  1、クリーン雁夜
2~5、蟲在りだが進行度低。
6~9、虫の息。

【新都 ビジネスホテル】


間桐雁夜は、巻き込まれる形で聖杯戦争に参加した。
いつも通りに土産を持ってこの地に変えると、何の因果か令呪がその手に現れたのだ。

無論、最初は辞退するつもりでいた。魔術に関わる気など、さらさら無かった。

セミ様「くくく……一見すると美しい理由だがな。年端もいかぬ娘のためとは、泣けるではないか」

雁夜「………」

遠坂桜。かつて恋した人の、大切な娘が今、地獄に居る。
大人でさえも尻込みするようなおぞましい空間に、少女が囚われている。

セミ様「憎かろう? そんな所業が良く出来たものだと、心無い判断に血涙であろう?」

雁夜「…………やめろ」

セミ様「憎いなら憎いと、そう言えば良い。 少女のためなどと気取らずに、正直にならんか」

雁夜「……やめろ!」

セミ様「少女を地獄に送った男が憎いと言え。 自分から女を奪った男が憎いと言え」

雁夜「やめろ!!」


≪直後コンマ≫
1~3、やめる
4~6、やめない
7~9、突然の奇襲
  0、特殊

セミ様「おお怖い怖い、ではやめにするとしようか」

雁夜「……アサシン。君は、俺に力を貸してくれるんじゃないのか…?」

その問いに、セミラミスは考える。
間桐雁夜の人間性は、確かに面白いとは思う。
目的の暗さも、そのための手段も自分好みで実に楽しい。
だが――

セミ様「雁夜よ、それはお前が素直になったらの話だ。少女を助けるためだのと宣っているうちは興が乗らぬ」

雁夜「…どうして……桜ちゃんを助けたいのは本当だ。時臣はその過程に過ぎない」

この状況の元凶は遠坂時臣だ。
桜を救っても、あの男が遠坂の家長である限り、最悪は繰り返される。
繰り返されると、思っている。

セミ様「それが逆だというのに何故気付かん。お前の行動は全て遠坂時臣への当てつけだろう」

アサシンは笑って言う。
愚か者を諭すように。飼い犬をあやすように。
その態度が癪に障ったのか、雁夜は話題を切り替えた。

雁夜「………とにかく、俺は魔術に関しては素人だ。御三家の一角だが、家からの支援は受けれない」

そも、打倒すべき対象には間桐家の実質的な当主も含まれている。
完全に孤立無援。たった一人で戦いぬくしかない。


≪直後コンマ≫
1~5、セミ様「同盟組んできたぞ」
6~9、そんな物は無い
  0、特殊

セミ様「その件なら案ずるな。使えぬ主に変わって、我が同盟を執りつけて来た」

雁夜「……アーチャーには、断られたんだろう? 一体どこの陣営と?」

アサシンにとって、アーチャー陣営と手を組めなかったのは痛い所だ。
単独行動をフルに駆使していたあの男なら、最終的にマスターを『アサシン』に変えてることだって出来たのに。

セミ様「アーチャーほどの優良物件ではないが、しかし何の頼りも無いよりはよかろう」


≪直後コンマ≫
1~2、アルトリアさん……
3~4、メドゥーサさん
5~6、エリザ
7~9、キャス狐
  0、特殊

`'-、       \     ヽ    ..l   l       |       /        /      /          ,/
   \       .\    ヽ.    ..l.  ..l      │      l       . /      ,/      . /
     ゙'-、      .\    .ヽ    .l,   !   .ト、____ゝ\    ト、  ./     /      . /
       `'-、     \.   ヽ,   ...l   ! ._>――‐    \`¨ヽ} 〉.../     ./     . ,/゛
`'‐、、      ゙'-、     \   .\..`ー=ニ二              ヽ\ jj/_    ../     ,, '"      _..-''
   .`''-..、     `'-、   .\   ヽ,   /              リ     |  /    . /      _..-'″
      .`''-、、    `'-、   `-.   /                        |       /     .,..-'"
- ..,_       ゙゙'-、、   .`'-、 ..-=ニ二..ィ                    、 ._/゛   ._..-'″
   .`'''ー ,,_     `''-..、   \   . ./     /   /       ∧ハ. l l |   :,     .._..-'"           _,,
       `''ー ,,    `'-、、  `'-/     /   / /| │ | |  | | l |  ト :,.._..-'″       . _,,.. -''''"゛
              `''ー ,,.   ゙゙'__//   /../l../| ./ 1 /| ハ!   | /! .j |: . |ゝミ      ._,, -''''"
‘''''―- ..,,,,_,            `''.- 、 \_ . : . : . / l/‐リ‐-レ.,_|/  __,.斗j-ハ│:.:j   _,, -''''"゛           _,,
        `゙゙"''―-___/   〉__  フ: . 「 ヽ|   <屯ソヾ:.:',  /:.ィr=ァ 'リW.'''"゛     . __,,,.... --ー'''''''゙゙ ̄゛
             / /    /   ヽ/イ.: .| :.{       /  l | ,`¨´//}'′.. --ー'''''''゙゙゙´
_______ ./ .:′/    {   /ヽ ∨ \   ':,      l | /  .イ/  ______________
          i  /   /     {  |,ノハ. : ゝ!  ':     /___j}  / '′
          |  /  `ヾゝ ,、     「l_V: | 、    ,ィ======ァ〉/、._ `゙゙''''― ..,,,_       俺のアサシンは最強なんだ!
..... --ー¬''^゙ ̄...|      j7く ‘,     |`ヽ}从  \   \_,. イ /ニニヽ . ..、    `゙゙''''― ..,,_,
         _|    ≪__, ーiぃ=-  /ニニム  '.  \  '''''''''''}/!ニニ}ニムニヽ''ー、,,           `゙"''― ..,,,_
    _,,, ー'''"゛..:,       r=ァ=={ ´  /ニニニム___':_ 丶---- '_j:i:i:i:/ニニ7ニニム ...`''ー ..,,
-‐''"゛       ′    レ'     /ニニニニ≧ュ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ニ>ニニニム.-、,   `゙'ー .._
       ._...___}          /ニニニニニニニニ≧ュ:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ニニニニニニム `''-、、    `''ー .._
   . _..-'"../ヽ,ノ-=≦≧ュ    /ニ>ニニニニニニニニム:i:i:i:i:i/ニニニニニニ㌻⌒ー 、..`'-..、     `゙''- .
.. -'"   ./  .′ニニニニニニニ≧ュ /ニニニ>ニニニニニニニム:i:i:/ニニニニニニア>     `ー‐.`'-、、
    /   /ニニニニニニニニニニニニ}ニニニニニ>ニニニニニニ∨ニニニニニニアニニニニ>     | \.、、
        /       ./    /       l゙   │     l    ヽ .ヽ   .\.      ゙'-、     `''-、
      /        ./     ./       !    ,!      !    ヽ  .ヽ.   \       \
   . /         ,./      /        ,!     !      l    ヽ  ヽ    \       . \
 /            /      ./        │    │      l     ヽ  ヽ    \        `'-、

≪特殊判定(00)直後コンマ≫
1~3、AUO御降臨
4~6、アサ次郎「うーっす」
7~9、セミ様「間桐臓硯をキレイキレイしたぞ!どうだ!」
  0、特殊

AUO「ほう? この我をおいて、優れたサーヴァントが居たと?」

黄金の鎧を身に纏う、豪華絢爛を絵にかいたような男。
尊大な口調がやけに似あうその様は、単一の人間とは隔絶された存在。

セミ様「扱いやすさ、掃除のしやすさまで考えたらの話だ。強さでお主に敵う輩はおらぬよ」

AUO「なんだ、つまらん。よもや我に比肩する英霊が居たかと期待したぞ」

セミ様「最古の王が何を言うやら……」

雁夜「お…おい……これ、どうなってるんだ…?」

魔力が間引かれている感覚はない。
この男―――最古の王、ギルガメッシュは独立して動いている。
単独行動……にしては、存在が確か過ぎた。

AUO「訳がわからんと言った顔だな、雑種。それも当然、雑種に我が理解できる筈がない」

セミ様「大惨事聖杯戦争……100年前から受肉して現世に留まっておるとは、流石にしぶといな」

AUO「ほざけ、女。手を貸してやるとは言ったが、上下の関係を持った覚えはないぞ」

セミ様「無論だな。どちらも下という性格ではない。 好きに動け、我らに手を出さんだけで十分だ」

彼女の言葉を聞き届けると、英雄王は笑みと共に豪奢な鎧を翻した。
最古の王の参戦が、状況を大きく左右することとなる。


≪今回はここまで おつかれさまでした……≫

                      ̄ ̄   .、
                 /   ,......--......ミ.  \
                 ./   . /.::::_::::::_:::::.∨ .ハ
                 .,′ .:/> ――..<∨  ',
                   ,′ .l| i|._   __.|L、Ⅵ   ::
                ./  .|{l||_l|_lミ_|l_|l|_|l_l|l|  ::;         この誤字本気でとんでもねぇ……マジで大惨事聖杯戦争だぜ…
              /i | l i}l≫示ミ   ィ示ミzl! . | ∧
               /.:| | | 从`ゞ┘ i  ゞ‐’ 从 | ∧
                l | | | l ∧u.  _'__   ./;’.i.| /
               ∨Ⅵ| | l ::;>、 ‘ ' .ィミ/! .; l /
                乂}:|| | |:/〈} :><:/|〉/.:;’./ /         大丈夫、いくら戦闘時常時補正+3なAUOでもコンマ次第であっさり昇天なさる
                ノヽ〉_:〉〉 . \   /..i /._/イ_\
                く/.Ⅳ\〉 .   \/  //.イ7:|〈ハ〉
                 //;′〉、\ ._/ ,.イ /i/ '; ヽ.∨       緑茶にだって勝ち目はありますよ
             l  / / .}}.li、∨   ./ rfi乂{、.....\〉}
        _    .¨¨TT´\.リノ├i /{ ¨¨ /  ̄¨7´

         |ハ>‐fトfヘfハ.\ . \/ 乂∧_,イ/./ .rfrfrfrr=―z┐
         |/.i   |j_}_|jノ、  ¨i /   \〉≠  ./}-{!{!.{!リ  ハi./               ≪再開します≫
          乂|_/_..イl:ハ .:/|′| l     .∧  ∧.| :} }ト、 .l {/
        _>'´   .∨} ./.;′ |        i|./ | :| ||



≪三日目、朝の行動 安価↓一≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、町を見て回る
3、アサシンについて調べる
4、その他

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  ノヽ: : : : : /
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/   曲射なんて邪道
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./   男は剛射一本だろ
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪どこに行こう? 安価↓三≫

【三日目の早朝  遠坂邸】

冬木の聖杯戦争には、アインツベルン・遠坂・間桐というこの戦争を始めた一族――所謂御三家が存在する。
彼らの子孫には優先的に令呪が与えられるようになっており、ならばとりあえず調査しておいて損はない。

緑茶「……はずだったんスけどねぇ…」

遠坂邸、そのリビングと思しき部屋では、朝からいい年した髭面の大人がワイン片手に飲んだくれていた。

威厳の欠片も無いが、恐らくあれが遠坂家の現当主だろう。
令呪が現れず、それゆえの自暴自棄と見た。


≪どうしよう?≫
1、聞き耳立ててみる
2、次行こう、次
3、その他

安価↓三



―――――――3分後――――――――

緑茶「……さて、と」

あの様子では、恐らく昨晩から飲みっぱなしだろう。
最早悪酔いを通り越して泥酔の域だ。
アルコールの過剰摂取は、身体に悪いことである。

しかも、飲んだ本人だけが迷惑を被るものでは無いのが問題だ。
屋内の家具は倒れ、空のボトルが散乱している有様を見るに、家庭内暴力に及んでいてもおかしくない。

緑茶「んじゃ、行きますか……」

遠坂邸を囲うように、祈りを込めた矢を配置してきた。

飲んだくれは、ちょっと痛い目見たほうがいい。

                      イー ・ バウ
緑茶「――――――――――――『祈りの弓』!」


≪直後コンマ≫
1~7、壮絶に嘔吐する時臣
8~9、エリザ「痛い痛い痛い!頭痛い何これ!?」
   0、特殊

【遠坂邸、リビング】

時臣「―――こ、これは……ッ!?」

一瞬、空間が歪んだような錯覚。
遠坂時臣は最初、それが魔力の奔流であると認識した。
その認識は間違いではないが、正確でも無かった。

歪んだような錯覚の原因は、他らなぬ自身の内にあるのだから。

時臣「……ゥ…!……!?」

込み上げる不快感。
胃を這い回り、喉で逆巻くアルコールが気持ち悪い。

立ち上がり、洗面所に向かおうとするが、それも出来ない。
平衡感覚の乱れは、先ほどの何倍にも増していた。最早まともに立つことさえ出来ない。

無様にカーペットに崩れ落ちた時臣は、その衝撃によって堰の制御をうしなって――――

時臣「うェェェェェェ………」

結果、遠坂時臣は横になった姿勢のまま、カーペットの上にアルコールを吐瀉することになった。
務めて優雅たろうと足掻いた結果、それは吐き出すというよりも流れだす形になる。
頬を吐瀉物が流れるその姿は、とても優雅とは言えない。



緑茶「よし、次は間桐だ」

【間桐邸】


緑茶(オイオイ、御三家はいったいどうなってんだ)

間桐家にもサーヴァントの気配はなかった。
そして残念なことに、間桐家にも飲んだくれがいた。

鶴野「………ヒック…ウーイ…」

現在オレは、『顔の無い王』で間桐家邸内に侵入している。
光を遮る造りの建物だったので、外からの調査が出来ない故の行動だが……

緑茶(その結果で再び飲んだくれに遭遇とは……しかもマスターでもねえし)


≪どうしよう?  安価↓三≫
1、もっと調査しよう
2、正義の飲んだくれクラッシャー
3、次だ次
4、その他



―――――――3分後――――――――


緑茶「やれやれ、まったく……」

オレは一度外に出て、先ほどと同じような手際で祈りの弓を配置する。
一日に二度もやることになるとは思わなかったが、アル中にはいい薬になるだろう。

緑茶「そもそもこの家、なんかキナ臭いんだよな……嫌なマナが漂ってるっつーの?」

魔術師の工房とは得てしてそんなものだが、それにしても異様である。
自然の流れを無理に弄っている…というよりは、腐らせているような印象を受けた。

緑茶「オレが宝具使ったら空気爆発したりしてな、はは」

まあ、冗談はこのくらいにして。


                      イー ・ バウ
緑茶「――――――――――――『祈りの弓』!」


≪直後コンマ≫
1~7、悶絶し嘔吐する鶴野
8~9、爺「ぐおおお!?」
   0、空気爆発した

鶴野「……なんだ?………っ!?」

微弱な魔術回路で魔力の動きを感じ取った直後、それはやってきた。
胃の中で何かが暴れている。食道を駆けあがり、外気に触れようと蠢く液体。

鶴野「ぶっ、ボゴ…うおぇェェェェェェェ……」

溢れ出たそれは、朝食とアルコールが混じったドロドロの吐瀉物。
時臣ほどに粘らなかったおかげか、鶴野の衣服に飛沫は飛び散っていない。

だが―――。

鶴野「はぁ……はぁ………ウっ…!」

第二波の到来。
何を隠そう間桐鶴野は、遠坂トキオミとは比べ物にならない量のアルコールを摂取していた。

鶴野「おぼォエぇぇぇぇぇぇぇェェェ……」

この後幾度となく訪れる波に、鶴野は苦しむこととなる。




緑茶(アインツベルンはまともだといいなぁ)

【アインツベルンの別荘】


そこは、森の奥地に佇む城だった。
この立地であれば、オレの技術が十二分に発揮できるであろう陣地。

緑茶(陣地は、まあ羨ましいんスけどね……)

そこにおわすアインツベルンのマスター……もとい、アインツベルンの傭兵が問題だった。

キアラ「セイバー、気分はどうですか?」

セイバー「………」


≪セイバーとキアラの性事情、直後コンマ≫
1ほどセーフ  9ほどキマシタワー

セイバー「悪くは、ありません……ですが、今後このようなことは控えていただきたい」

キアラ「そうですか……流石は英霊、私の技術をもってしても肉欲に溺れないとは感心しました」

なん……だと……?
こいつら、聖杯戦争中になにやってんだ?
いや、なにはナニだろうがそうじゃなくて、何で当たり前みたいにナニしているのかという話である。

ちなみに、オレが来た時にはもう事後だった。
宝具の性能も相まって、これじゃまるでオレが変態みたいじゃねーか、どうしてくれんだ。


≪どうしよう?  安価↓三≫
1、見なかったことにして帰ろう…
2、ヒャッハー!不浄は消毒だァー!
3、奇襲してみる(戦闘開始)
4、その他



―――――――10分後――――――――

緑茶「なんなんスか……マジなんなんスか…」

えっちなのはいけないと思う。
ましてやこれは聖杯戦争。
命を懸けた戦いに対して、まさかオレ以上に水を注す奴が居るとは夢にも思わなかった。

今回のお宅は広大だったので矢の設置に手間取ったが、10分で滞りなく完了した。
邪な気持ちとか、そういう抽象的なものに祈りの弓が有効かどうかはわからない。

だが流れである。御三家総浄化である。



                      イー ・ バウ
緑茶「――――――――――――『祈りの弓』!」

≪直後コンマ≫
1~2、アイリが(アンリマユを)嘔吐する
3~7、特に何も
8~9、キアラ「きゃあー!?」
   0、特殊


緑茶「………………何も起きないっすね」

というか、冷静に考えたらこれはけっこう不味いかもしれない。
宝具の発動に要する魔力を感知されてしまうではないか。

『顔の無い王』で、余程のことが無い限りはやり過ごせるが……。


≪直後コンマ≫(直感:-1)
1~3、セイバーに見つかる
4~6、セイバーに会う
7~9、アイリを見つける
   0、特殊

セイバー「………」

噂をすればなんとやら、セイバーさんのお出ましである。
だが、どうやら直感でここまで来たようで、オレの正確な位置までは把握していないようだ。

服装もフリルのワンピース(マスターの趣味か…?)と、明らかに臨戦態勢では無い。

緑茶(奇襲も手だが、相手は最優のセイバーだ……正直戦いたくはねーな…)


≪どうしよう?  安価↓三≫
1、だが奇襲
2、エスケープ
3、その他

オレはマントを捨て去り、高らかに言う。



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: : : : :r=- _l: : : : : : : : : : : : : : : X  l: : : : : : : :l
: : : :/    l: : : : /l: :.:..イ: : : .ィ=yヽ l: : : : : : : :l       さっきはおたのしみでしたね(笑顔)
: : : :l    .l: : :/ l/ .!: / |;ij   l: : : : ハ: /
: : : :.ヽ   .|/    .|/   ¨   l: : / ´
ヽ: : : : ヽ                   lノ
./: : : : : :/=- l                  ヽ
从: : : :./   ヽ                /
ニニ=-     ヽ      `-=ニフ ,'     |
ニニニニ=-       、         /   _ 人 _
//\ニニニニニ=-      ___/     `Y´
////.\ニニニニニニ=-  ヽ.ニニニニヽ      |
//////.\ニニニニニニニニニニ>.ニニニ|ヽ




直後、セイバーは一瞬にして鎧姿へと切り替わり攻撃をしかけてくる。
一介の弓兵如きには、とても対応できる速度では無かった。

≪直後コンマ≫(森:+1)
1~7、DEAD END
8~9、意味の無い挑発はしない、これぞ緑茶クオリティ
   0、特殊

対応できる速度じゃないのは、最初から―――それこそ戦いが始まる前からわかっていたことだ。
ちょっと挑発が効き過ぎたか、思った倍速で突っ込んできたのには度胆を抜かれたが、問題は無い。

セイバーが踏み込んだ脚が、地面に吸い込まれる。
落とし穴は、古典的だが有効な罠だ。

一度引っかかってしまえば、為すがままになるしかない。

セイバー「な、これは!?」

穴の中は蠱毒の壺。
毒虫毒蛇の蠢く、先ずは地獄の一丁目。

緑茶「驚くのはまだ速いっての」

狼狽するセイバーに向かって、イチイの毒矢を放つ。
これは不可視の剣に阻まれるが、注意を逸らすことが目的である。

緑茶「ほら、どうしたよ。さっさと出ねーと蟲に刺されちまうぜ?」

鉄のブーツを這いあがり、何匹かの孤独の蟲は英霊の足に食らいつく。
次の瞬間には振り払われるが、それでいい。何も倒せとは言っていないのだ。

切っ掛けを作るだけで、十分な仕事である。

セイバー「……はぁ…ぐっ! …何故だ…? 毒虫程度で、何故…――」

ここは『祈りの弓』に囲まれた結界、不浄を持つ者はその身を焼かれる。
だが、説明してやる義理は無い。


≪どうする?  安価↓三≫
1、ここで倒す
2、遁面
3、その他

セイバーは穴から足を引き抜き、透明の剣を構える。
だが先ほどに比べて、その姿は弱弱しい。

緑茶「強がるなよ。致死性の毒だぜ? 立ってるのも辛いはずだと思うんスけど」

セイバー「黙れ、卑怯者。…私は、聖杯を諦めるわけには…!」

緑茶「だったら尚更退くべきじゃないっすか? ここで戦ったら、死ぬよオタク」

俺は捨て去ったマントを拾い上げ、身を包む。
『顔の無い王』。
不可視の一撃は、オレにもある。

セイバー「……またか! おのれ!」


≪直後コンマ、緑茶の勝率≫ (森:+1 『顔の無い王』:+1)
≪↓二コンマ、青王の勝率≫ (『祈りの弓』:-2)

≪90 - 30 = 60  初期値50 +60≫
≪現在の勝率  緑茶99(上限) 青1(下限)≫

セイバー「…くっ……! 直感さえ、働けば…!」

直感スキルは、毒に侵されて機能していないのだろう。
オレは後ろから、イチイの毒矢を頭部に放つ。

セイバー「――――ッ!!」

セイバーは躱したが、直感で避けたとはとても言えない不出来さだ。
頭部こそ捉えなかったものの、首筋からは赤い線が下に流れる。


≪直後コンマ、緑茶の勝率≫ (森:+1 『顔の無い王』:+1)
≪↓二コンマ、青王の勝率≫ (『祈りの弓』:-2)

≪変動なし≫
≪現在の勝率  緑茶99(上限) 青1(下限)≫

セイバー「はぁ…! はぁ…! くっ……!」

ついに剣を杖にして、膝を地面に突くセイバー。
視界さえふら付いて、最早『顔の無い王』の意味すらない。

緑茶「いや、残念っすね。マジで。 でも、俺が強かったとかじゃないんで」

ただ単純に、相手が愚かだっただけ。
力のある者を挫くことこそ、オレの唯一の英雄譚である。


≪直後コンマ(反転)  00~60で勝利  61~98でセイバー消滅≫

セイバーは光になって消えた。
それは確かに綺麗だったが、そんな事を思うのも失礼だろう。

卑怯者の感想など、英雄サマには侮辱でしかあるまい。

緑茶「…さてと……朝っぱらから仕事し過ぎだろ、オレ」

最優良クラスのセイバーを打倒したが、この勝利はむしろ相手がセイバーだったからこそだ。
ここまで猪突猛進な相手はそう居ないだろう。

緑茶「アサシン、キャスター……その辺りの対策は追々考えるとしますか」



≪今回はここまで  お疲れ様でした≫

≪現在の戦況≫

×セイバー(アルトリア)
★マスター:殺生院キアラ
  【消滅】


☆アーチャー(緑茶)
★マスター:ユリウス・B・ハーウェイ
敵対陣営:暗


×ランサー(ヴラド三世)
★マスター:カレン・オルテンシア
  【消滅】


☆ライダー(メドゥーサ)
★マスター:葛木宗一郎


☆キャスター(玉藻の前)
★マスター:岸波白野


☆アサシン(セミラミス)
☆イレギュラー(ギルガメッシュ)
★マスター:間桐雁夜
・敵対陣営:弓


☆バーサーカー(エリザ)
★マスター:バゼット・フラガ・マクレミッツ




≪三日目、昼の行動 安価↓一≫
1、トラップ職人(アインツベルンの城)
2、他の場所に移動
3、その他

≪商店街≫


セイバー撃破という大仕事を終え、息抜きのつもりで商店街に寄ってみた。
深山町側のメインストリートだけあって、昼間から賑わいを見せている。
主婦や子供が大半だが、中には平日の昼間に何故こんな場所に居るのかと疑いたくなるような者もいる。

緑茶(ああは成りたくねえよなー…)

オレは『顔の無い王』を使用しながら、人波を躱すように進む。


≪商店街での遭遇判定≫(顔の無い王:+2)
1~3、サーヴァントとばったり
4~6、公園で酔っ払いを見つけたよ
7~9、サーヴァントを発見
   0、特殊

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : :) └: : .>

          //: : : : : : : :/ヽ :⌒: : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  ノ ヽ: : : : :/
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/     また酔っ払いか!
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i     いい加減にしろ!
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪酔っ払い、直後コンマ≫
   1、まさかのユリウス
2~4、鶴野
5~6、トッキー
7~8、バゼット

   9、AUO
   0、特殊

≪商店街 公園≫

鶴野「ウィ~……ヘヘヘ…ヒック」

またお前か。
ブランコに揺られてワンカップとは……駄目な大人の見本みたいな有様じゃないか。
あれに懲りずに飲んでいるとは、対した精神力である。


≪直後コンマ≫
1~4、特に情報はなかった
5~7、鶴野「くっそ、妖怪め……良いように使いやがって…」
8~9、鶴野「言い様だ雁夜め!俺を置いて逃げた罰だ!」
   0、特殊

その後数分間聞き耳を立てたが、酔っ払いの戯言した聞こえてこなかった。
深酒しても情報は漏らさないという強い意志なのか。
それともまともな思考さえ放棄するほどの深酒なのか。

……どう見ても後者だ。それが世界の選択なのだと思う。

緑茶「はいはいイーバウイーバウ」

汚い絶叫を尻目に、オレはその場を立ち去る。


≪三日目、夜の行動 安価↓一≫
1、トラップ職人(ホテルに帰投)
2、他の場所に移動
3、適当に散策(コンマ判定)
4、その他

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/ ⌒ヽ: : : : : /

          <乂: : :./   ● ヽ/~)/      適当に散策すっか
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i      夜だし、どっか戦ってんだろ
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪直後コンマ≫
1~3、二騎脱落してるけど港イベント開催
4~5、敵サーヴァントと遭遇
6~7、とくに何も
8~9、他陣営の戦闘に遭遇
   0、特殊



           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/ ⌒ヽ: : : : : /

          <乂: : :./   ○uヽ/~)/
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ        j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪トリップ判定、(1~4)の内2つを選択≫

≪安価↓三≫

≪トリップ内約 →  #狂魔(暗金)騎 ≫
≪キャスター、ライダー≫


タマモ「ちょ、なんですかこのメガネ教師! 戦えるマスターとか反則じゃなくって!?」

戦況は、殆ど二対一。
和装のサーヴァントが自身の主であろう少女を庇う形で、相対する二人の猛攻を防ぐ。

片方はサーヴァント。
両目を覆う目隠しが特徴的な、長髪の女。
あの戦闘スタイルを見るに、アサシンか、もしくはライダーあたりだろう。

そして片方は、サーヴァントかと見紛うほどの手練れ。
独特な軌道を描く拳筋は、暗殺拳のそれだ。


≪どうしよう?  安価↓三≫
1、不利な方に加勢。恩を売ろう。
2、有利な方に加勢。確実に一騎潰そう。
3、決着まで見守ろう。
4、その他

あ、ミスった   ちょっと書き直してきます

≪トリップ内約 →  #狂魔(暗金)騎 ≫
≪バーサーカー、ライダー≫


エリザ「バゼット! 何やってんのよ、ちゃっちゃと終わらせなさい!」

バゼット「そのつもりです! ですが、この男……!」

マスター対マスター。サーヴァント対サーヴァント。
お互いに干渉する余裕は無い。

サーヴァント達の戦いは、若干とは言えバーサーカーが優勢だ。
そもそも、バーサーカーとライダーではステータスの差が大き過ぎる。
だがその分、ライダーは宝具が優遇されたクラスである。
結果はまだ分からない。

緑茶(というか、普通に喋ってんじゃねえか)

狂化されていないのに、それがバーサーカーでいいのだろうか。
聖杯の選定基準は良く分からない。


≪どうしよう?  安価↓三≫
1、バーサーカーに加勢。猪突猛進な馬鹿を生かしておいた方が楽。
2、ライダーに加勢。バーサーカーは性格が面倒っぽい。
3、決着まで見守ろう。
4、その他

緑茶(……ここは傍観だな。巻き込まれる可能性の方が高い)

戦っているサーヴァントが、バーサーカーとライダーである。
片や狂戦士、片や対軍宝具と、チームプレイには向かないクラス同士。

緑茶(で……マスター同士の戦闘だが…はは、なんスかありゃ。本当に人間かよ)

女の拳は剛直な高速。男の拳は婉曲な高速。
どちらも速いが、どちらも相手に当てるには至らない。

真に評価すべきは拳速ではなく、お互いの回避能力だろう。

緑茶(うわー怖い。やっぱ魔術師って頭おかしいっスわ)


≪狂陣営勝率、直後コンマ≫(バゼット:+1)
≪騎陣営勝率、↓二コンマ≫(蛇:+1)

≪現在の勝率  狂:50 騎:50≫


状況は拮抗。
回避に徹するライダーと、それをちょこまか追うバーサーカー。
拳士同士の殴り合いは、速度こそ増すが進展は無い。

エリザ「あーうっざい! 少しはまともに戦おうって思わないの!?」

ライダー「………」

バゼット「くっ、速い…! やりますね、素の拳で、まさかここまで追い縋るとは!」

葛木「………」



緑茶(うっわ。これ絶対煽ってるよ。だってあの人たち、さっきから一言も発してねーもん)


≪狂陣営勝率、直後コンマ≫(バゼット:+1)
≪騎陣営勝率、↓二コンマ≫(蛇:+1)

≪現在の勝率  狂:60 騎:40≫


エリザ「何で黙ってんの!? まさか無視!? 無視してるの!?」

バーサーカーの槍が、より一層激しく、滅茶苦茶に振り回される。
元々技術など無いも同然の、力任せの槍捌き。
つまりそれは単純に、連撃が苛烈さを増すことを意味する。

ライダー「………くっ…」

エリザ「あ!喋った! 喋ったわ! いま『くっ…』って言ったわよね!? やったわ!私の勝ちよ!」

ライダー「…………」

エリザ「ちょ、何でよ!? 何とか言ってよ! 反論してきなさいよー!!」


緑茶(………)


≪狂陣営勝率、直後コンマ≫(バゼット:+1)
≪騎陣営勝率、↓二コンマ≫(蛇:+1)

≪現在の勝率  狂:99(上限) 騎:1(下限)≫


バゼット「―――っ! ――はっ!」

サーヴァントの戦闘は相変わらずだが、マスター同士の戦闘には動きがあった。
女魔術師が振りぬいた拳が、相手の拳の合間を縫って打撃する。

眼で追えないほどの拳速。
それを躱していた相手も相当の手練れとは言え、当たってしまえばそこまでだ。

葛木「……ぐ…!」

膝を突き、血反吐を吐く。
立つ気力は、見るからに無さそうだ。

ライダー「…! クズキ……!」


≪魔眼判定、直後コンマ≫
1~3、『斬り抉る戦神の剣』
4~6、対魔力Aに阻まれる
7~9、バゼットに決まる
   0、特殊


緑茶(……は? なんだよそりゃあ!)

ライダーが目隠しを外し、女拳士を睨んだ。
たったそれだけ。それだけで、あそこまでの猛威を振るった拳は止まる。

エリザ「……バゼット…?」

石化の魔眼。
真名のヒントとしては、十分すぎる代物だ。
だがそれは、英霊と呼ぶには余りに遠い存在。
反英霊でも足りない、化物の領域だろう。


≪勝利判定、直後コンマ(反転)≫
≪00~48でバーサーカー勝利  49~99でライダー勝利≫

バーサーカーの存在が薄まるのを感じる。
魔力供給が途絶え、消滅に向かって行くのだろう。

ライダー「退きましょう、クズキ。私達の勝ちです」

エリザ「は、はあ!? 待ちなさいよ!逃げるの!? 私はまだ、負けてなんて…」

ライダーは答えない。
自分のマスターを抱えて走り去る姿を、バーサーカーは追うが―――

エリザ「ちょっと…! なんで……なんでよ…嫌! 嫌よ!消えたくない!死にたくない!」

徐々に肉体が失われていく。
足が崩れて、最早追う事もままならない。

エリザ「嫌……嫌ぁ……もう暗い場所は嫌……助けて…誰か…誰、か…―――――」



                    【バーサーカー、消滅】



≪どうしよう? 安価↓三≫
1、ライダーを追う
2、帰宅

≪三日目 夜 柳洞寺≫


緑茶(妙な魔力を感じる……結界か)

正面、鳥居をくぐらなければ内部には侵入出来ないと見た方が良さそうだ。
恐らくこの寺が霊脈の要だろう。

緑茶(魔眼は、大抵の場合『見ること』で効果を発揮する……)

『顔の無い王』の性質は、『見えないこと』だ。
此方の存在を、視覚的に認識することが不可能になる宝具。
そもそもライダーは、通常時は魔眼を封印している。
立地条件は悪くない。目隠しを外すタイムラグを考えるに、奇襲は有効な手だろう。

緑茶(なにより、あの厄介なマスターが昏睡してるってのは大きい)


≪どうしよう?  安価↓三≫
1、葛木狙い
2、ライダー狙い
3、その他

≪柳洞寺  境内≫


寺の石段を登り、本堂へと続く石畳。
その中央に、件のライダーは直立していた。

ライダー「…………」

緑茶(気付いてねえ……よな?)

目隠しのせいで表情がわかり辛い。
オレが上がって来て無反応なのだから、恐らく感づかれてはいないだろう。

緑茶(さて…念のため、後を取っておきますか)

『顔の無い王』を使用したまま、ライダーの後方で弓を構える。
一歩踏み込めば接触する距離。


≪暗殺判定、直後コンマ≫
1~3、まさかの回避
4~7、ライダーにイチイの毒を付与
8~9、脳天直撃、消滅必至
   0、特殊

ライダー「―――――ッ!!」

緑茶(反応した!? 不味い!)

後方に向かって、刈り取るように放たれた蹴り。
バックステップで回避するが、絶対的な優位は崩れた。
オレの身体を引き裂く代わりに、放った毒矢がへしゃげて落ちる。

ライダー「…矢……アーチャーですか」

緑茶(なんつー反応だよ……かぁー!ミスった! どうすっかね、これ!)

ライダー「姿が見えませんが……遠方からの狙撃でしょうか…」

どうやら幸運なことに、直近からの射撃であるとは気付かれていない。
退くなら今だ。


≪どうしよう?  安価↓三≫
1、速攻帰る
2、葛木だけ殺して帰る
3、戦闘開始
4、その他

≪三日目  深夜  トラップホテル≫

緑茶「…つーことっスね」

ユリウス「セイバーを打倒し、ライダーの真名まで把握してくるとは……想像以上の戦果だ」

自分でも働き過ぎだとは思う。

緑茶「これで残るはランサー、ライダー、キャスター、アサシンっスね」


≪ユリウス判定、直後コンマ≫
1~3、ユリウス「そうだな」
4~7、ユリウス「ランサーの脱落は確認した」

   8、ユリウス「イレギュラーを確認した」
   9、ユリウス「キャスターは倒してきた」
   0、特殊

ユリウス「ランサーの脱落は確認した。これで残るは三騎だ」

緑茶「へぇ……なんか不吉っすね。オレ以外の三騎士が早々に脱落とは」

その内の一騎はオレの戦果なので、言えた義理ではないが。
しかし、今日で二騎ものサーヴァントが脱落するとは。
戦争の決着は、思ったより早くなるかもしれない。


≪三日目終了  他陣営トリップ(1~4) 安価↓三≫

≪トリップ→ #騎金魔暗 ≫
≪来たぜ我らがAUO≫


        i     i      !         /          j  l
        j       l      |         /     /    /  !
     ト、  !     !        !       /     /     /   j
     ∧ ヽ{     |        j    /    イ       /   /  ィ
     ∧ ヾ     !     /  / ,ィz, ィ ´       イ     // /
        ∧  \   ',    /  //: : /       ̄´     /  /
     ー、 ヽ   ヽ  ',    / イ/: : : : /ィュ-――       イ   / ,
       ヽ`ヽ ゝ、\ ヽ /レ' : : : : : : : : ´⌒ヾミ ̄ __ ´     ///
         \   ト`゙`ー': : : : : : : : : : : :   /  アー-r ‐、    / /
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            ヽ!: : : : : : : : : : : : : ;,ィ、-ャ'ア     ' j  j }   イイ7
             `ヽ、: : : : : : : ;xイz' ゝ-' ^       )ソ /   / /
              r‐ぅト、: : : : : : : : : : :        jイ /
              ハ` ‐' 、: : : : : : : : :        __j }_  /                ≪今回はここまで  お疲れ様でした≫
               ∧ : : l: : : : : : : : : : :        i|三三 ̄l!ヽ
              i三ヘ: : |: : : : : : : : : : :      j|三三   ! ヽ
              i!三ニヽ` 、` : : : :_ -'     lL三三_!  ハ_

              L三三ニ>: : : ̄: : : :    /: : : : : : : :_!__ _x入

                     \: : : :   /: : : : j: : ≦/>イ    ヽ ,, <
                       ヽ__: :ィ: : : : : : _/イニ> ´      ゝ゚´
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   , -<´    ≧=ュ>=イ/イ三三三>、ェイ/ソ      イ/


     ル1 ジV //Vi,∧

     ノ :/  // ノ ∧
   / /   i :/ /   i
  .∨ソ ∧wヾi/lイ',/.//ル

    ∨f.--   -- 彡/イ/
    |. ━   ━  .irヽi
     l    l     _ツ     暇だしどっか行って蹂躙しよう
     ヽ  ―     ノ{__}
, < ̄\>,..__,..r;;'´ x< ̄>

   `√ フii\ ,// /      ∧
    ∨ i| i i ./ |       |

≪AUOの真夜中散策気まぐれ判定、直後コンマ≫
1~2、特に成果なし
3~5、学校
6~7、柳洞寺
8~9、カモった
   0、特殊

                                _  __
                             / /    <

                           ハ/  '       _彡'
                           '{:、{::.、 |  /.ー-- \
                        _ 从 へ {/:{: : :/_  >

                    ,     =Y/ヽ   ^ ̄⌒}: :/彡イ
                   / i{  /--= |i ' ・`} r___,、 〈: -=彡イ
                   ,   八  i   / |i  ノ  ´・ Y v 、 彡'_  -=ミ
                   i    \ ∨Y,八 r 、     }ノ'/人_   ノ   )  _ 
                   |i   {   \人 ,ハ ー   イ〔 /   //   /    ヽ
                 イハ      } \: | ゝ-=≦// ゝ' r==彡  /      ハ
                / {i|  \   |   | |/へ///  /ノ-―=彡         / !
                    / ,八_,厶 \  |   |  { 人 ' )  /     {      /  ,
                人___彡 ´ \ ゝ  人 |/ / へ ,     八    /  /
             / /_       \_彡'____|彡____}i      _      /
             ゝ彡'           \  人 -=_八-=ニ        ノ{
                           人, へ\     〉、      ,  ≦   v

≪特殊判定、直後コンマ≫
1~3、教会へGO
4~6、無念雁夜!アサシン脱落!
7~9、【速報】英雄王、トラップで死ぬ【朗報】
   0、特殊

≪三日目  深夜  トラップホテル≫

AUO「ほう? なかなか風情のある建物だ」

英雄王ギルガメッシュが今まさに立ち入ろうとしている敷地は、言わずもがなアーチャーの陣地である。

よもや罠程度で最強の英霊が死すまいと、誰もが思うだろう。
不浄の爆発ごときで朽ちる英雄王ではないと、誰もが思うだろう。

それは英雄王とて同じ。
いつものように慢心し、一切の警戒も無く足を踏み入れた森には――――

AUO「なっ!? うおおおおおおおおお!?」

足がらみ。鎧を着ることさえ怠っていたギルガメッシュの足に、毒塗りのツタが絡みつく。
皮膚を裂いて、微量の毒が流れ込んだところで連動する罠が起動。
しなった樹木に繋がっていたツタが英雄王の身体を浮かし、反動で中へと放り投げる。

AUO「なああああ!? ごふっ!」

着地した地点には、ロープで作った簡素な囲いが作られている。
その中に居るモノが、この状況では最悪だった。

AUO「なっ……へ、蛇だと……!」

蛇。ロープで尾を縛られ、拘束された毒蛇だった。
ギルガメッシュにとって、それは天敵に該当する。
いくら事実に相違があろうと、英霊とは伝承に引きずられるもの。

牙は容赦なく突き立てられ――――




―――――――――――――――

緑茶「何すかこれ」

トラップが起動したので駆けつけてみれば、どうやら英霊らしき男が蛇の群れでもがいていた。
『顔の無い王』を使用している以上当然と言えば当然だが、此方に気付く様子も無い。

緑茶「これがキャスターっすかね……まあいいや、毒は十分はいってるし…」

オレは弓を構え、もがく男の額をを寸分違わず撃ち抜いた。

        イー・バウ
緑茶「――『祈りの弓』……さて、これでホントに今日の仕事はおしまいっスね」




                ≪緑茶、自覚なく最強に勝利。AUO消滅≫



≪翌朝≫

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/ ⌒ヽ: : : : : /

          <乂: : :./   ● ヽ/~)/
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ  マスター、昨日攻めて来たキャスター…だと思うサーヴァントを倒したッスよ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪ユリウス判定、直後コンマ≫
1~5、ユリウス「でかした」
6~9、ユリウス「どうやらそれはアサシンの駒だったようだ」
   0、特殊

緑茶「なんか金髪のいけすかねー男だったんスけど、トラップでもがいてたんでサクッと」

ユリウス「……本当か…?」

緑茶「え? …そりゃ勿論……嘘吐く理由がないっスけど」

ユリウス「……英雄王、ギルガメッシュ」

緑茶「はい?エイユウオー?」

そりゃ、その名は当然知っているが。
何故このタイミングで英雄王が…―――――

緑茶「……え…マジかよ…まさか―――」

ユリウス「そのまさかだ。お前が下したその男こそ―――英雄王ギルガメッシュに他ならない」

それはたまげた。まさか知らない内に大英雄を下していたとは。
しかし、現界するクラスがキャスターとは意外である。

緑茶「……いや、まあでも、適性がありそうなのはキャスターぐらいっスかね」

ユリウス「………ギルガメッシュは前回の聖杯戦争からの生き残り…イレギュラーなサーヴァントだ」

緑茶「…うわー、なにそれ。メンドくせえ。……じゃあ、オレは無駄な仕事したってことッスか?」

ユリウス「そうでもない。どうやら英雄王はアサシン陣営と結託していたようだからな。素晴らしい戦果だ」


≪この情報はどこから? (この判定が良くてもユリウスのスレ内評価が上がるだけ) 直後コンマ≫
1~3、ハーウェイネットワーク
4~6、足で稼いできた
7~9、臓硯を…
   0、特殊

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  ヽヽ: : : : : /
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/      ≪この黒蠍、てんでダメ≫
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ        j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./


≪三日目、朝の行動 安価↓三≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、町を見て回る
3、キャスターについて調べる
4、その他

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : :) └: : .>

          //: : : : : : : :/ヽ :⌒: : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  ノ ヽ: : : : :/
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/    もう! トラップの時間よ!
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i    ほら!ゲームやめなさい!
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪トラップ占有率、直後コンマ≫(近代的:-1 ハンター:-2)
≪コンマ一桁×10≫

≪PCがやけに重い≫

≪前回10% + 40% = 50%≫



緑茶「駄目だあいつ……速くなんとかしないと…」

いじれる回線はいじった。
ダクト内部も人が通れるように工作し、室内戦でも後れを取ることが無い程度には改良したが……

緑茶「肝心の本丸が手薄じゃなぁ……」

マシンパワーが落ちるからやめろだの、散らかってるように見えて整理されてるからいじるなだの……
オレはお前のお母さんか!



≪四日目、昼の行動 安価↓三≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、探索
3、キャスターについて調べる
4、その他

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  ノヽ: : : : : /
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ   マシンパワーが命より大事か!?
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪トラップ占有率、直後コンマ≫(近代的:-1 ハンター:-2)
≪コンマ一桁×10≫

≪前回50% - 20% = 30%≫


―――
――――――
――――――――――


緑茶「オイこれどう言うこと!? トラップ撤去されてんだけど!?」

レオ「ええ、邪魔でしたからね。仕方ないです」

緑茶「はぁ!? ごめんいまなんて言った!? もっかい言ってみろ!!」

レオ「邪魔でしたからね」

緑茶「邪魔じゃねえよ!? お前の命守ってんの! そんなにゲームが大事か!」

レオ「知らないんですか? 人間関係は命より重いんですよ?」

緑茶「ゲームじゃん! 顔も知らないようなやつ相手じゃん!」

もうやだ、さっさと戦争終わらせて英霊の座に帰りたい。


≪四日目、夜の行動 安価↓三≫
1、トラップ職人(ホテル内部)
2、探索
3、キャスターについて調べる
4、その他

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : :) └: : .>

          //: : : : : : : :/ヽ :⌒: : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  ノ ヽ: : : : :/
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/    戦争じゃコラァ!!
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪緑茶とハーウェイの陣地争奪戦≫
≪トラップ占有率、直後コンマ≫(近代的:-1 ハンター:-2)
≪コンマ一桁×10≫

≪  ドロー  ≫


緑茶「だーかーらー! 邪魔なくらいじゃなきゃ意味ねえんだっつーの!」

レオ「何をいってるんですか、貴方トラップの達人なんでしょ? 味方の邪魔にならずに敵に被害を及ぼすトラップを…」

緑茶「出来ねえから! どんなトラップだ!」

レオ「…? ハンターはシビレ罠にも落とし穴にも架かりませんが……」

緑茶「現実見ろよ!頼むよ!」




≪他陣営トリップ、(1~3で好きな数字を一つ)  安価↓三≫

≪トリップ内容  #暗らいだー魔  ≫
≪ライダーさんだよ!≫

             . : : : : : : : : : : :.\: : : . .、
        /: :/: : : : : : : : : ⌒ヽ: : : :.\

.        /: : :/: : : : : : : : : : : : :-: 、: : : : : ヽ
       /: : :/: : :/: : : : : : :/: : :-、: : :_: ヽ: ::.
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     /: : : : : :.:.|: : : : : :.:/:.:/    ̄ ´`.|: : :.:.|

     : : :.:.:|:.: : :|: : : : : .辻十―       .|: : :.:.|
     |: : : :|: : :.:|: : : : :/ .|: :!. -、     ̄|ヽ: : |
     |: : : :{⌒Y|: : : : 笊示ミx.    "__|: : :.:.|

     |l : : :{ r } |: : : : |乂リ   ヽ___. ィf卞!: : : :|
.     八: :小ヾ .|: : : : ト _|:.|.///ナTト ゞ' |: Y: :|
     /: : /: :l: :.ゝ|: : : :.:  |:.| ̄ ´/ 〉ゝ//ォに二 ヽ_
.    /: : /: : :|: : :.:|: : : ::  .|:.|        〈に二と_彡へ               ≪今回はここまで≫
   /: : /: : :.ノ: :.:.:.|: : : :ト  !:.!` - '  ィ: ヽ_  ノー 、¨. ヽ
.  /: : /: : : : : : /|: : : :|  介  _ 。.≦:.:|: :ゝ ヽ-    ハ. |
 /: : /: :_   "__ |: : : :| //  {  ` r- L|ヽヽ    ./ } |
./: : /:/      `|: : : :|.//    _ /   |: : ハ ` ーヘヽ____
: : :/: :       |: : : :|:/ ̄ヽ  l.     、 |: : : ゝ _  _ イ  イ           ≪お疲れ様でした≫
: :/: : {        |: : : :|.             ゝ|: : : :|{ゝ ___.レ |l |
:/: : :_|   {      .|: : : :|.         /}l .|: : : :||l    }l }l |
: : : :.| {~ -  _|: : : :|_  -=彡  }l .|: : : :||l    }l }l |

: : : :.L|   {l   {|: : : :| 「   「   }l  :}l .|: : : :|}l    }l }l |
: : : :.Y|― {l _..}|: : : :| {l   {l  :}l  :}l .|: : : :|}l     }l }l |
:{: : : : } _{l   }l: : : :| {l:  :{l  :}l  :}l .|: : : :|{l    }l }l |
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:|: : : : |{:\:{l\  :{l: : : :| {l   {l  :}l  :}l .|: : : :|{l    }l }l |

           __
         ,ィzュ、ー、`ヽ

        ,イ 厂  _ハ  \
        リ  ト__,ィ三ム  ハ
       /j  j三>=ニ|  | !    問題!

        // ├´ r `ヽ.!   |j
      .//  人_|__j!   |!、    私はいま、どこにいるでしょーか!
      {/  /  7i:i:i:i:i:i:| r┴ヾ
      ノ  /  /i:i:i:i:i:i:i:ij ヽー'
    ⌒j     /、i:iイ:i:i:i:i/ ハ
     八 j. 〈_/ノ:i:i:i:/ /:i:i:i:i.

     ( 乂   /i:i:i:ノノ:i:i:i:i:i:i.
        /    {:i:i:i:i´:i:i:i:i:i:i:i人
      { /   ∧ ̄ T ̄ ̄ヽ  、
      ヽハ  /  、  |     \_)
        ヽ{   ヽ_」

≪答え 直後コンマ≫
1~3、アインツベルンの城
4~6、柳洞寺
7~9、夜の学校
   0、直後コンマ

【四日目  夜】


ライダー「……異常を感じ来てみれば…なんですか、これは」

アーチャーの行方を追う中で感じた違和感。
その先にあったのは御三家の一角、アインツベルンの拠点だった。

禍々しい魔力の奔流。
あらゆる不浄を詰め込んだかのような、黒い力。
ライダーはこの時点でようやく、自身のような怪物が召喚された理由を知る。

通常、冬木の聖杯戦争においては、彼女のような『倒される側』が呼び出されることなど無い。
正真正銘、英霊同士の果し合い。聖杯を巡って争うに相応しい、高尚な闘いとなるはずだった。

だが、ここまで内部が汚染された聖杯ならば話は別。

ライダー「それにしても何故、このタイミングで聖杯が起動するのでしょう……」

6騎、少なくとも5騎以上のサーヴァントを内包せねば、ここまでの状態にはならない。
アーチャー、キャスター、アサシンの内でどこかが脱落した、というのが最も理屈に合う回答だ。

ライダー「………」

疑問に思っても解決する問いでは無い。ライダーは自問自答を中断し、城門から内部に進む。


≪直後コンマ≫
1~3、誰も居ないよ
4~6、アサシンが待ち構えてるよ
7~9、キアラさんだよ
   0、特殊

【アインツベルンの城  ロビー】


黒の法衣。柔和な笑みを浮かべた女、殺生院キアラはロビーの中心に立っていた。
誰かが訪れて来ることを予期していたようで、その証拠に、扉を蹴破って侵入したライダーを見ても表情が変わっていない。

聖杯の『泥』がすぐそこまで迫ってきている状況下で、それでもなお平然と笑う姿は、ライダーから見ても異様に映った。
危機感が無いと言うより、危機自体が無いも同じと言われているような―――壊れているとも断じれない、落ち着いた微笑。

ライダー「……貴女は――」

キアラ「セイバーのマスター、殺生院キアラと申します。もっとも、元マスターではありますが」

ライダー「この状況を説明できますか?」

ライダーの問いに対し、キアラは眉を下げる。困ったような表情になりながらも、口角は上がったままだ。
相手に安らぎを与えるような鈴の声音で、知っていることを全て話した。


≪直後コンマ≫
1~2、『この世、全ての欲』
3~6、キアラ「良く知りません」
7~9、大体の事情は知っている
   0、特殊


キアラ「いえ、残念ながら力にはなれません。アインツベルンにも雇われた形ですので、正直驚いています」

ライダー「……そうですか」

知らない、という点は疑わなくても良いだろう。
サーヴァントも無くこの場に留まろうとした精神は驚嘆に値するが、マスター一人に何が出来るでも無い。
もしくは、出来ることがあると踏んで留まったのだろうか。現状を見るに、手を尽くしても無駄だったようだが。

ライダー「では、状況の説明は求めません。もっと端的に聞きましょう。 『アレ』は、聖杯ですか?」

指さす先には、泥で溢れかえった器が一つ。
殆ど隠れてしまっているが、目を凝らせば微かに光る黄金が見えた。

キアラ「ええ、間違いなく。 『彼女』の守護こそが、私の雇われた理由です」


≪直後コンマ≫
1~6、泥がヤバいので一旦撤退
7~9、聖杯の破壊を試みるライダー
   0、特殊


聖杯の吐く泥が少しづつ勢いを増す。
このまま留まり続ければ、ライダーも泥の一部と化すだろう。
撤退の判断は当然だった。

ライダー「私は一度、ここを去ります。退避に手を貸せというのなら、手伝いますが」



≪直後コンマ≫
   1、???
2~4、エスケープ
5~9、キアラ「守護が務めですので」
   0、特殊

           , - ―  ― - 、
        _´: : : : , - 、: : ヽ: : : : ヽ

       /: : :ヽ ,ィヽ; : :ヽ : : :`、: : : .ヘ
       /: : l ミ v彡  l : : : l : : : i : : : :.ヘ
   i   l : : l      _L : : l : : : ト : : : : l
_ __人__ _ l : :十 、  '´ -__L: : :!: : : :l : : : : :l

  `Y´   | : :リャtテ  r テTij| ア:.l : : : ハ.: : : :.l
   l    l.: :lハ`tリ, =i  ゞ.+': : ! : : /ソ}: : : : l
       l : lゝ一、 `ー‐ l : :l : : /_ノ: : : : :l
      |.: |:人   _   l.: l : :/l: : : : : : : l
      |.l |:.:.:.:.ヽ ` ´  |: l : /|: : : : : : l

      |l: l:.:.:.:.:.:.:` - イ. !:l :/ー‐!.: : : : : : l
      |: :l:.:.:.:.|l:.:.:.:.:.:.く.ノ:ノ_ l : : : : : : .l
      |:.:l|:.:.:.:l.|:.:.:.:ィ´二 ̄   .i : : : : : : :l
      |:.i l:.:.:.l l:.:r´    ヽ   l : : : : : : :.l

      |:.| l:.:.:.l レ1      丶 .l : : : : : : : l
      |:.| l:.:.:.l/ l        ヽ.l : : : : : : : .l

≪特殊判定、直後コンマ≫
1~3、ライダーは泥に呑まれた
4~6、キアラさんの本気
7~9、レオ「やはりこうなりましたか」
   0、特殊



キアラ「お気遣い有り難く。 ですが、その必要はありません」

キアラは言葉と共に足を組み、胸の前で手を合わせる。
回路に魔力を走らせて、魔術の構成を開始した。

キアラ「これを扱うのは随分久しいですから、少々お時間を頂きます」

ライダー「な、何をするつもりですか……?」

目を瞑り、術式を編みながらも、キアラはライダーの問いに答える。

キアラ「聖杯の中……彼女の、引いては彼女の先代の魂に潜って参ります。貴女には、空になった私の身体をお願いしたく」

ライダー「それは構いませんが……そのようなことが可能なのですか?」

今度は答えず、首肯のみ。
魔術の構築が最終工程に近づいたのだろう。
唱える言葉は、最大の冒涜。最大の禁忌。



キアラ「――――――――――――『万色悠滞』」



≪直後コンマ≫
1~3、失敗。キアラさんは死んだ
4~6、聖杯は一時的に収まった
7~9、アンリマユが聖杯から押し出された
   0、特殊

≪5日目  早朝≫

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  /、: : : : :/
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ    なんかとんでもないことが起きたような予感!
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪ユリウス 直後コンマ≫
1~3、ユリウス「昨夜も平和だったな」
4~6、ユリウス「聖杯の一時的な起動と、その収束を確認した」
7~9、ユリウス「殺生院キアラだと…!」
   0、特殊


今日はいつもに増して慌ただしい。
しかも、その原因がどうやらゲームではなさそうだというのが驚きだ。

緑茶「真面目なあんたって、何気に始めて見るんスけど……何かあったのか?」

レオ「ああ、アーチャーですか。……いえ、直接聖杯戦争に関係のある話では無いのですが…」

ユリウス「……いや、そうとも言い切れない。奴は『万色悠滞』」を使用して聖杯に干渉したようだ」

レオ「なっ…! ……現状で、異常は確認できますか?」

ユリウス「まだ何とも。ただ、一時的に聖杯の起動が収束したことは確実だ」

緑茶「聖杯の起動!? ちょ、そりゃ一体どういうこった!」

消滅したサーヴァントはランサー、セイバー、バーサーカー。
昨日撃ち殺したギルガメッシュを含めても四騎しか居ない。聖杯の起動には足りない筈だ。

レオ「そのギルガメッシュが問題なのです。かの王の魂は別格だ。サーヴァント三騎分に相当する質量を持つ」

ユリウス「現在、聖杯には6騎分の魂が入っている計算になる。……その割には魔力が弱い気もするが、誤差の範囲だ」

緑茶「げっ…マジかよ。じゃああと一騎落ちたら、聖杯が降霊するってことっスか?」

ユリウス「そういうことだ。一刻も早く聖杯を入手しておく必要がある」


≪聖杯の状況 直後コンマ≫
1~3、ライダー、葛木先生、キアラさんの布陣で守られてる
4~6、ライダーはキアラさんを連れて柳洞寺に帰った。現在フリー。
7~9、レオ「ハーウェイの手で包囲しています」
   0、特殊


ユリウス「聖杯はアインツベルンの拠点にあるが、どうやらライダーとそのマスター、加えて殺生院キアラが保有している形だ」

レオ「ライダーの真名はメドゥーサでしたか。アーチャーの『顔の無い王』で魔眼対策は可能ですね?」

緑茶「あ? ああ、恐らく問題ないスけど。でもまあ、クラスがライダーだ。切り札は魔眼だけじゃないだろうよ」

しかし、メドゥーサの騎乗対象というのが思い当たらない。
真名が判明したのに、宝具が連想されないクラスだ。

ユリウス「その辺りの戦術は引き続きアーチャーに任せる。オレは少々、ライダーのマスターについて調査をしたい」

レオ「はい。では、殺生院キアラは僕が担当しましょう。全員の準備が整い次第向かいます」

緑茶「あいよ、んじゃその時になったら声かけますわ」

ライダー。一度殺し損ねた相手だ。
攻めの戦は得意じゃないが、それでも勝機は十分ある。


≪今回はここまでー お疲れ様でしたー≫

                            ,ィ
                         iヘ  r';;|
                        _|! \;;;;;|    ィ´{___
                   ゞヽ__、!_/ ム, j;;;;;;/

           __        ィ/. : : : : :く ノ ミ';;;〈
           _) ひ、   r-/. : : : : : : : : :ヽ.゙,w゙;; /
    ┌――‐ ┐´  .-‐- ゝ.‐};ノ,: :i :i: : :/: :,:-:ヽゝi;;;く
    |       .| _,´ .ィ´: : :<;;i´i≧、!: /ィ≠ィ,ヽ:ゝ};;;;;;>_
    |     | (  'γ:_:.'´_)、ト{弋}/ 弋リノ: :i:}:ノ;;/: : : :`ー- ._ ___ . -―― - 、.
   _|      |、(|\ レ´__ ーラ: :i:ハ" ' _ ノ 7: :ィハ!-'` …- .: : : : : :`ー- ._     ヾ:、
 /.:::i       |:::Lゝ::У.::∧_{: /j′>┬ //― 。     ヽ: : : : : : : : : : : :`ヽ    }:i
./.:.´ !   _ |::::::::::::::::: 〈イ;;ゝ!- ̄`く(oイ,'     }      ヽ: : : : : : : : : : : : : :,  jノ   ≪いきなり判定から≫
{::,′ |   / i ト、::::::::::::::::::ィヾ;;、_У__∠二二二二!       }、: : : : :ト、: : : : : : ;
ヽ:.  |  .{ | | }ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.:::::::::::::::::::::::::::::::::/        |:ハ: : : :,゜ ヽ: : : :, ゜
  `  |___l ├‐┴―‐‐.:::::::::::::::::::::::::>―――≠― -- .   j′: : :/   }:./
      ! | |___::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:.=- .j/  ー'´
      _| j/ , `ヽ.-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.`ヽト:.\
    , ´   { ィ/  _   、\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:、ヽ:.、
   {_. -‐-、ヽ〈 ,ム  ,.ィ´:`ー――――――― ´ ̄ ̄ ̄ ̄ニ=-、ヾ.i:i\
       ヽ ゝノ_/\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i`ヽi:i:i:ト、
         ̄      \:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iノ}::〉
                >――――――――――――――‐<´ j/

≪直後コンマ、キャスターは聖杯の異常を…≫
1ほど掴んでない 9ほど掴んでる

≪↓二コンマ、アサシンは聖杯の異常を…≫
1ほど掴んでない 9ほど掴んでる

≪セミ様がこのままフェードアウトする可能性が出てきました≫



                     │ /
                       ′/
              r、  /:ヘ  /:ヘ
            〉ニニニ≧ニ≦ニニ7

              ゞ=/7/:.マム、ニニ)
           ∠/:∠/:ミl:ヽム:.、ニ>__     みこーん!
               /.:./~メ:.人:.イム:..\⌒ヾ:.
          イ:.:/ __{:.!)=={j:.:ト\:.ヽ マ:.ヽ

          人( / ヾ三㌢`ヽ  )ノ ノ: : }
          ┌'‐ミ、i、  i 、 ヽ ゝ―彡: : ′
          r'―-、Y≧===/: : : : : : : :/

            ..:::::::::::::::/;i;i;iト': : : : : : : : :/\_
       /.:::::::::::::/;i;i;i;i;i;t゙: イ'´く_/.:::::/イ
      ヽ≧、::::/;i;i;i;i;i;i;i/.:ゞ、zf;i;i;i;i;∧:::/〃j__,,

        rfミヾУ;i;i;i;i;i;i;i;i/======V;i;i;i;i;iV/rァ‐‐゛
      `¨~7;i;i;i;i;i;i;i;i;i/|:::::::人::::::|V;i;i;i;i∧゙′

          /;i;i;i;i;i;i;i;i;イ. l:::::::::::::::::::! V;i;i;i;i∧
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.         /;i;i;i;i;i;i;i;/ jニ!::::::::::::::::::!ニ} V;i;i;i;i;i;i;iム
       |;i;i;i;i;i;i;i/  ,ニ.|::::::::::::::::::|ニ; ∨;i;i;i;i;i;i;ム
       |;i;i;i;i;i;i〈  /ニニ!::::::::::::::::::!ニ{  ∨;i;i;i;i;i;i;i}
.      八;i;i;i;i;i;i;i∨ニ / ̄ ̄ ̄ }ニ'。  |;i;i;i;i;i;i;/
         \;i;i;i;i∧ニ..′     {ニニ} |;i;i;i;i/
         \;i;i∧.′      '.ニ; |;i;㌢
           `=冫          '.ニ{  ヽ´
           jニ,′        }ニ゚.
            {ニ.}        r〃ニ.}
            「又|       [ヽニイ
          ヽ=′       `==


≪黒聖杯だなーあたりまでは気付いたキャス狐の行動、直後コンマ≫
1~3、レッツ奪取!(三つ巴)
4~6、放置しましょう(キャス狐フェードアウト)
7~9、???
   0、特殊

≪アインツベルンの森≫


岸波白野とその従者、キャスターは枯れ木の森を徒歩で進む。
掻き分けるツタはそもそも無いが、それでも素人が歩くには厳しい道だ。
木の根を避けて、ぬかるみを避けて、それでなお真っ直ぐ進むというのは想像以上に難しい。

キャスターはここに至るまで何度も白野を止めていたし、今だって引き返したいくらいだ。
それでも白野が進む以上、彼女は付従うしかない。
彼女の失敗は、聖杯の異常をマスターに報告してしまったことに他ならなかった。
言わなければ、こうはならなかったのに。死地を知らなけば、死地に飛び込むことは無かったのに。

キャス狐「……あのー、ご主人様? 本気で行くおつもりですか?」

白野「……キャスターなら、その汚染をなんとか出来るかも知れないんでしょ?」

キャス狐「できる『かも』、です。つーかぶっちゃけ、出来ない可能性の方が高いです」

聖杯から感じる負の魔力は、彼女が扱う呪術と根本的には同系統のもの。
何を呪うか、何に呪われたか。その程度の違いである。もっとも、呪術においてはそれが全てでもあるのだが。

白野「それなら……行く。可能性が少しでもあるなら、進まないと」

キャス狐「もう少し、自分を大切にしてはいただけませんか? これでは……死にに行くようなものです」

白野「どっちにしたって、私は死ぬんでしょ?」

それはそうだが、それは違うと思った。
巻き込まれて死ぬのと、関わって死ぬのでは負う責任が違う。
岸波白野は今、責められる側に自ら立つつもりでいる。

だけど、その有り方こそが彼女であり。
キャスターが見蕩れた、魂の輝きでもあるのだから。

キャス狐「…………はぁ…ほんっとに! こんなときくらい自分本位になれってんです!」

これ以上無粋を言って輝きをくすませるのは野暮だろうと、渋々ながらに黙るのだった。


≪五日目 朝≫

           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/  /、: : : : :/
          <乂: : :./   ● ヽ/~)/     さて、準備完了だ!
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./     いつでも行けるぜ!
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪どうしよう?≫
1、出陣
2、ユリウスと会話
3、レオと会話
4、その他

安価↓1

≪アインツベルンの森≫


枯れ木の森。
オレにとっては慣れたものだが、後ろの二人はそうでも無いらしい。
身体能力が高い分、マスターの方はそれなりには歩けているが、それでもぎこちなさが見て取れる。
その上官たるや言わずもがな。赤色のスーツを着ている時点で森を舐めているような気がしないでも無い。

緑茶「なあオイ。それ脱げないんスか? どう考えても歩き辛いってわかんだろ」

レオ「お気遣い痛み入ります。ですが、これから向かうのは戦場ですので。貴方も、騎士に動きにくいなら甲冑を脱げとは言わないでしょう?」

緑茶「はぁ、なるほどねぇ。じゃあそりゃ礼装みたいなもんってわけっスか」

レオ「ええ……それなりの対魔力はあるでしょう。スキルで言ったらCランクと言ったところですか」

緑茶「そうかい、そりゃあ失敬。だがまあ人間相手に真剣だな、アンタ」

まるで、サーヴァントを相手取るかのような面持ちだ。
さっきまでゲームで燥いでいた子供が、今は死を覚悟したかのような顔つきだった。

レオ「人間ではありませんよ」

緑茶「……はい? 何が? ……お前の相手か?」

レオ「その通り。殺生院キアラは人外だ。正直、長時間相手取る自身はありません」

笑ってはいたが、それが無理やり作った表情だというのはすぐにわかった。
冗談というわけでは、どうやら無さそうだが。

レオ「……ですが、気を使う必要は無い。あなたは今まで通り、貴方のやり方で戦ってください」


≪なんと答えますか?  安価↓三≫
1、言われなくてもそのつもりッスよ
2、出来るだけ手早く済ませてやるよ
3、その他


緑茶「はいはい了解。 出来るだけ手早く済ませてやるよ」

レオ「……礼は、言いませんよ」

構わない。大いに結構。
こちとら礼を言われたことなど、生まれてこの方数えるほどしかありゃしない。
責任転嫁も、罵詈騒言も、慣れたものだ。

汚く、卑劣に。影から狙う。

誰もが怯える闇討ち影討ち騙し討ち。
御覧あれ。卑怯者の戦いを。


緑茶「―――…無貌の王、参る」


≪城に到着 どこに向かおう?≫
1、正面から堂々と
2、二回の窓からこんにちわ
3、先ずは外周をぐるっと

安価↓一



オレとクソガキが『顔の無い王』を使用して姿を隠した状態で、ユリウスの旦那が正面の門を開け放つ。
荘厳なエントランスホールの中心には、二回へと続く階段があった。
見えたのは二人。
階段に腰かける法衣の女と、それを守るように立つ表情の無い男。
ライダーの姿は、無い。

緑茶(霊体化? いや、この状況でそれはねえ。だったら…―――)

ジャラジャラと、鎖を垂らしたような音。
聞こえたのは―――

緑茶「上から来る! 避けろ!」

旦那は自力で、クソガキはオレの蹴りで安全圏へと逃れる。
狙いは唯一見えて居た旦那だったためか、留まったオレにも外傷はない。

緑茶「悪いなクソガキ、蹴った意味なかったわ!」

言いながら、オレはもう一度蹴りを放つ。
クソガキに向かってでは無く、ライダーに向かってだ。
着地の瞬間を狙って、首を狩るような起動を描く回し蹴り。
ライダーの身体は思いのほか軽く、その衝撃だけで城の外へと叩き飛ばすことに成功する。

緑茶「サーヴァントは任せな。 オタクらはここでゆっくりどうぞ」

背を向けたまま投げかける台詞は、少しキザに映っただろうか。
そう思うなら、それでもいい。
オレはライダーから視線を離すことなく、自らも外へと向かう。

引き絞る矢は、毒蛇を殺すに至るか否か。




                         ≪今回はここまで  お疲れ様でした≫


ライダーは四肢全てで地を捉えた、獣のような構えで迫る不可視を警戒する。
人体の構造上、どうあっても前傾になる体勢。
戦闘に向いているようには思えないが、だからこそ何をしてくるかわからない。

対するアーチャーは、迷わず直進を選択した。
近接戦闘がしたい訳では、決してない。そもそも彼には騙し討ちしか勝ち筋が無い。
面と向かって戦えば、いずれボロが出るだろう。
ならばボロが出る前に、自身のホームへとライダーを押し込む必要がある。

緑茶(このままライダーが森に逃げ込んでくれれば楽なんスけどね)

構えを取ったライダーが今更背を向けて逃げ出すこ可能性は、考えるだけ無駄だろう。
天井から落下するという奇天烈な攻撃手段を見る限り、お互い拓けた土地は苦手そうだが。
苦手だからやらないというわけには、残念ながらいかなかった。


≪緑茶の勝率、直後コンマ≫
≪ライダーの勝率、↓二コンマ≫

≪現在の勝率  弓:50 騎:50≫


                     ,, -`ー、__ , -‐‐- 、
                   /     }´     ヾ、
                   il     /       i ヽ
                  i l ..  ../:::...     、 l  i丶

                     !l::::   /    ‐-、 ヽ } |:: } ` 、
                       l!::   /       ヽ }ノ/:: /    } 、
                 , l   /       ...:::/、:::::ノ    /::: ` 、
                   //==/====、、 ::::/  `ー 、 _ノ::::::    ` 、
               / /__二ヽ'  ‐'   `゙ヽi      `゙ - 、:      ヽ、__ -‐-,、
            i´{  ノ´: :´゙ヽ´ ̄`ヽ    ヽ}    ,-、    _>‐===´      ト`i
         r-/ ヽ`>': ,': : : : : ; : : : : : `ー-- 、_ヾー‐ ´ヽヾー、-'、 ヽ      __ノー-= ハ/
        人   / : ,': : : : : : :',: : : : :`ヽ、__: :二_` ヽ、 ! l  i i  !   -‐´` 、`ー'-'` 、
          /  丶/! : ; : : /: :,=='==、 : : ヽ  `ヽ ` ゝ、ヽ!ノ-‐ー'、_ノ-‐´     `ー 、__ ` 、
        //ー =7ー' l: :i : : l: :/  =="  | : : ',ハ-‐  〉、´-、 ヽi、、                `ー,- `ヽ
      / /  /   ! l : : イ ト、__ヽ´_ヾ_ノi : : i ヽ_,ィi     ノノ `ー´               l    }
     { i  /   丶i: :i | |、三_=非rィソl : : ト、、!ノ   /                   `ー=‐'

     `ー-´     }: :{ | |ヾ、_r'´::l   ´i: : トノ>、
             /|ゝ、| |ハ ゝ ‐= -' ノi l: :l"ヽ  `ー=、-‐-、           ……熱源ステルス…厄介ですね
             _ノ | |: :| |/ヾ゙ 丶 ´  l !: :l  `、    ヽ
          ´ ̄  | |: :| |、  i|/∧   l l: :l    }     ヽ
                  | |: :| | ∧ノ /∧  !l: :i  ,-‐'     ノ
                  l |: :|: :! ∧=" ノ )、 l lハ       ´
                 l |: :|: :l/ {_二_/ハ  l l ヾ、_
                  ! |: :|: :l  /`゙=   i l l   `ー、
                  !丶 |: :l 丶    ト、l lー- 、  '
                  `、_ |: :トー‐ヽ   } )l´ ̄ `゙ =、
               ! |: :l`ー-‐!  / / !l      ヽ


『顔の無い王』は光学ステルスと熱ステルスを最高峰の性能で併せ持つ、伝承防御の魔術礼装。
だが残念ながら、足音までは殺すことは出来なかった。
無意識に焦っていたのか、ライダーに近づいて弓を射るまでの間に二度、砂利を転がし音を鳴らす。

一度目で距離感を掴まれ、二度目で進行方向が割れた。
ライダーの回避は、弓の射線から効率よく逃れる方向へと実行される。

その方向が斜め後方で、結果的に森へと近づく形になったのが幸いか。


≪緑茶の勝率、直後コンマ≫
≪ライダーの勝率、↓二コンマ≫

≪現在の勝率  弓:50 騎:50≫


                                 /
                              //

                        xニニヽ      //
                     〈⌒ ̄ ̄ \ //
                    ∨ x三ミヽ ⌒Y  ̄`
                    彡'' ̄⌒ヽ: : : : : : : : : \

                     〈 o/-‐/Χ} : : イ: |: : :ハ    _x ==ァx           /  ̄ ̄
                     ∨o /: :/ _V  |: | |: : : . x ''"   _x''"          /  //
                     //∨ /: :/_ £,__|: | ハ: : :|     _x "             /  / 〈
                     //: :/V: : X弍〕<>[=: : |ノ: : :.|/} x "           /  /  ー
              ー=≦ /: :/: : /: / 八 ̄⌒ 7: : ー/ /、                /  /
                 /: :/: : : :/: /|   >―/: : /:/ /ヽ ハ             /  /   __
                 /: :/ : : : : /: イ: 〉    r――‐ ´ イ――――ァ        /  /  /´ 〉
            /: : イ : : : : // |/    ヽ― < _  -<  ̄           |   |_ /  /_/
         ー=彡'´   ノ : : /イ: : : 八    /: /  ヽニ> \\         ヽ _ /  /__
                /: : /´: : |: : :〈  `ヽ. /: /  _ ィ彡| Lノ ー'          _/ /
           /:_: /: : : : : :|: :〈////\/: /二二 /ニニ|       ノ|       / ,/ /
       ー=彡'´x "/: : : : : : |: : :V ////: 厶--ミニニニリ   /:/        / .// ∧\
           _ x "   /: : : : : : : |: : : ヽ/ ' ´ /////ハ ニニ/  /:/      / / 〈__/ / /
      _ x "     /: : : : : : : : |: :/´ ///////// } ニニイ二ニニ=―-     / /    / /
    _ x "         ; : : : : : : : : ///////////// / /彡ヘ\           |  / 〉_/ /
_ x "             |: : : : : : :/ ´\ ////// ノ '/ ミニ彡ヘ: :\           \/ /_/
             |: : : : /   // //// / // ミニニ彡へ: : \     __ / /
             |: : /   // /// イ///イ ミニニニ彡//\: : \   / / /
             |/   // // へ 二二 イー彡´/  < //\  //〈__/ 〉
        / ̄ ̄ /   //// ´       /    / /////////ヽ{/ 〉/ /
      /    _く   / // ´\      /\  / ////////,' ―x /_/
    /__∠   Χ  / ´     >―-´ 二 \ |//////// Χ〉ヽ)ニ\
     //// ヽ    }/_   _     _    _ \ _ 〈 〈 // //\ ニハ
]=[三]=[三]=[三]=[三]=〔 ニ 〕=〔 ニ 〕=〔 ニ 〕=〔 ニ 〕=〔 ニ 〕≧''ー ///////ハ ニフ

  ////////////    ̄     ̄     ̄     ̄     ̄、//////////////}


アーチャーが射った矢を躱すと同時に、鎖付きの短刀を投げる。
相手は正真正銘『見えない』敵だ。下手に攻めれば隙を作ってしまうだけ。
攻撃が許されるのは、相手の居場所が明確に掴めた瞬間のみ。
不可視の相手にカウンターは、最もリスクが大きく、かつ最も効果的な手段。

それは無論、アーチャーとて自覚していること。
矢を放ったままその場を動かず惚けているほど愚かでは無い。

弦を離すと同時に行った回避行動は、しかしそれでも出遅れた。
最小限の振りで、最短の軌道を描いた短剣。躱せただけでも儲けだろう。



≪緑茶の勝率、直後コンマ≫
≪ライダーの勝率、↓二コンマ≫

≪現在の勝率  弓:45 騎:55≫


回避には成功したものの、アーチャーは大きく体勢を崩す。
立て直すのに要した時間は2秒弱。ライダーが接敵するには、十分過ぎる時間。

接近の勢いをヒールに乗せて、足を突きだす。
見えない故に急所は外していたが、命中したことには変わりない。
防御したとは言え、咄嗟だった。これでは単に腕で打撃を受けたようなものである。

アーチャーは痛みを極力無視しながら、バックステップで距離を取る。
当然、距離を取った分だけ森からは遠ざかることになった。

                         _ -=ヽ-=z_
                         ゝ: : : : : : : : : :ゝ
                      /: : : : : : : : : : : : :ヽ
                      \: : : : : : : : : : : : : :ゝ
                          Y: : : : : : : : : : : :/
                ,ィ//>=-  /: : : : : : : : : : ィノ               (森は遠い……お互いに決め手がねえ状況…)

                ィ´//////////>´ ヽ、: : : / /
              ∠_/////////////////>ヽ从{/__ _   r----------ァ
          //////ー ― 、////////////>、々  ヽニニ=-----=ニヽ/_   (一発でも毒矢が当たれば…)
         //////////////`ー ― ― ― 、_ > 〃- ヽ=ニニニニニニ-∧ .}
       /////////////////////////////////////////X ̄ ̄ ̄ヽ々ノ
      ////////////////////////////////////////// .}
    //////////////////////////////////////// /   ,
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≪緑茶の勝率、直後コンマ≫
≪ライダーの勝率、↓二コンマ≫

≪現在の勝率  弓:45 騎:55≫

がむしゃらに撃っても当たりはしない。
それがわかっているからこそ、消極的な攻めになる。

アーチャーからの攻撃が止むという事は、即ちライダーも対抗策を失うことを意味する。
相手が見えないというのは、ただそれだけで厄介極まりない。

ライダー(かといって、ここで動けば隙を晒すだけ。私は待ちに徹するしかない)

緑茶(攻撃事態が反撃の切っ掛けになる以上、無駄撃ちは出来ないが……だからって、待ってりゃ有利ってわけでもねーんだよな…)

少なくとも、アーチャー対ライダーで考えるならば、攻撃しないのは策の一つ。
しかし彼の雇主は言っていた。
『殺生院キアラを、長時間相手取る自信は無い』と。



                          -y-- - _

                         ’    /  =-
                       ’            (
                      ’       ヽ    \
                     ’         ゝ  =-´
                         {             .レ-y′
                       '    .l_ヽ  从l 人           ………さて、どうすっかね
                     ヽl  .Ⅳ´赱ヽl-=ニニニュ---l
                       ゝt_ -=ニニ≦////////.! -< ^ヽ __

           _         ///ヽ/---_______________________ヽ≦////ヽヽ
      r-´ヽr ヽ――――-/////////////////////////////////// ヽヽ
     f、ヽ////////////////////////////////////////////////.∧/ヽ
      >///////////////////////////////////////////////////.∧// ヽ
     ///////////.///////////////////////////////////////////.∧// .ヽ

      ////////////\/////////////////////////////////////////// ∧/// ヽ
    .///////////////ヽ_______________________>///.ヽ
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  .//////////////////////////////////////////////////////////////////////.ヽ

  .////////////////////////////////////////////////////////////////////////.ヽ
  l//////////////////////////////////////////////////////////////////////////ヽ
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≪緑茶の勝率、直後コンマ≫
≪ライダーの勝率、↓二コンマ≫

≪現在の勝率  弓:50 騎:50≫


頬を伝う汗の感触が異常に気持ち悪く、鋭敏になった感覚の現状を知らせてくる。
お互いに動きが止まってしまった。

速く終わらせねばいけないと頭の中ではわかっているし、焦りもある。
だが理性がそれを押さえつけ、無用な射撃を拒んでいた。
これは決して、冷静さでは無い。
安全策を選ぶことが、果たして正しい選択だろうか。

緑茶「………違えよな…」

自身がが戦う前、堂々とのたまった言葉は何だったか。
他ならぬ自分だ。忘れたとは言わせない。

引き絞った弦は、限界まで到達している。
後は離すだけ。後は放つだけ。

緑茶「……リスクなんて知るかっての。待つのはもう飽き飽きだ」

ありったけの殺意の毒、ほんの少しの祈りを込めて。
勝利への布石を、撃つ。



≪勝利判定、直後コンマ(反転)≫
≪00~49でアーチャー勝利  50~99でライダー勝利≫

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         ¨'''‐- ,,,_
              ¨''''‐- ,,,__
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放った矢は斬り落とされて、無防備なアーチャーの懐に短剣が投げ入れられた。
回避は間に合わない。悪あがきも出来ない。
ここで消えたくはないが、抵抗するのも苦しいだけか。

アーチャーは両手を、力無く降ろして――――

≪直後コンマ≫
1~3、DEAD END
4~6、令呪を持って命ずる!避けろ、アーチャー!
7~9、重ねて命ずる!ライダーを拘束しろ!
   0、特殊


目を瞑って、せめて最期にきちんと祈りを上げようと、思ったところで。
声がした。
聞き慣れたとは、とても言えないが。
しかし十分、勇気の出る声援だった。

ユリウス「令呪をもって命ずる―――避けろ、アーチャー!」

緑茶「―――――――了解だ、旦那!」

令呪による強化。一撃のみに絞った回避命令の効果は、絶対の一言に尽きる。
摂理を曲げ、法則を曲げ、運命を曲げて短剣の軌道から逃げおおせた。
宙に浮いた鎖はとことんまで無防備で、アーチャーはそれを迷わず掴む。

ユリウス「ライダーは殺すな。聖杯の破壊にはそれの宝具が必要だ」

アーチャー「オイオイ、こりゃあまた無茶な注文してくれんじゃねーの」

鎖を使った綱引きは、ライダーが手放すことで終いとなる。
仕掛けて来るのは接近戦。弓兵相手に、退く選択はし辛いのだろう。



       /

      /
     ./             iヽ              ./
    /     、___   }V .},.イ          /       /
          >  `ミ′    `ヽ       /       .イ     /
       、__,ィ            乂__ -- 、 .// ̄\  /__ノ    /
       ∠     /          く     ヽ}/´ ̄ ̄∨ /⌒ ー    }\
       /  ′ ′     .i     、_    ハ/  ̄ ̄ .V         /
      ー'イ {   i      ト、    マ  =ミx }/  ̄ ー {       /}
      __ 彡 ,:  .{      | ,X   {     > f ̄`ヾi      / .′
      ノ__/ .ハ  ',    i  { ィッ^Y  i !-‐.ァ / イ .}ヽ. Vノ    /  ./   ./    まあ、やるだけやってみますけどね
        ノ__ ,.ヘ  、   .|\{   } ハ{ / ノ_/ _}_ノ ,.し     /   /   ./
   /    ⌒Y  \   N  !  ノi/ /弋_..イ } .ハ    ./    '    ′
  ./    /  >マ从,.へ!  __ ,  ハ/ o     し′{  /   ./   /
  /    /  r''___,,zz≦ __ ヘ,,.. _ zイ   .}       ./   ./   /        勢い余って殺しちまっても勘弁してほしいッスね
 .′      `ヽ            9ー-./--o   /   /   /
 {    ′  / ー--           o'     / トー ´   .イ ー- ..
 .ヽ   {    ≧=zz __  ===--         /(__ノ    ,ィ       イ
   、                   ミx  /       "´      .イ
     '' ー― --              /     /       .イ
                       /     /      .イ
                      /マ.,    {      /ー―--                    ≪今回はここまで  お疲れ様でした≫
       ./            ./   マ:,   \    /
     /             /乂_ ノ マ:,     ー― ,
    /            /        マ:,      / ∨ <
                    /     ,. イ    マ:,     /.  ∨  `'' <

【アインツベルンの城 エントランス】


レオ「貴女の目的は、決して僕たちと相いれない。それについては議論の意味も無いでしょう」

それが少年の意見だ。世界の秩序と解放は、明らかに、完膚無きまでに矛盾しきっている。
殺生院キアラの望みなど、そもそも誰が理解できようか。
理解を得たければそれこそ、世界の方を変えるしかない。

しかしそれは、最終目標を議論した場合についての話。

キアラ「……果たして、そうでしょうか。 少なくとも今この時点において、私と貴方が協力する理由はあるでしょう」

レオ「…どういうことです?」

キアラ「私が聖杯の中に潜ったことは既にご存知かと思います。その結果見えたものは、あまり都合が良いとは言えないものでした」

聖杯の泥。それが何を意味するのか、聖杯内部に直接干渉するまでは明確に掴めていなかったが。

キアラ「悪の肯定。欲望を殺戮で叶える願望機。 私が目指すものとは、ほど遠い」


≪直後コンマ≫
1~3、???
4~6、聖杯を破壊します
7~9、キャスター「ちょっと待ったぁ!」
   0、特殊


キアラ「聖杯を破壊します。 もともと貴方も、それが目的なのでしょう?」

西欧財閥が聖杯を求める理由は、管理するためだ。
余人の手に渡り、混沌の足掛となることを防ぐこと。
その余人の代表とも言うべき殺生院キアラが聖杯を諦めて破壊すると言っている。

レオ「その言葉に、含みは感じられませんね。 僕たちの望む『管理』とは大きく外れてしまいますが…」

全て思い通りに行くとは思っていない。
折衷案で、お互いの意見をお互いに尊重し、折ることが出来る部分は折れておくのが得策かもしれない。

相手は魔人だ。
如何に彼とて、戦闘になれば結果は火を見るより明らかなのだから。

キアラ「殺戮は私の望む所ではありません。 どうか御英断を。」

レオ「……破壊…確かにそれが最も禍根の残らない選択でしょう。 よろしい、その言葉を信じましょう」


この場において決定権を持つ二人が出した結論は、聖杯の破壊。
誰も救われず、何も解決しない、未来に責任を投げるだけの延命策。



≪ところで緑茶とライダーの戦闘結果は?≫
≪勝利判定、直後コンマ(反転)≫
≪00~49でアーチャー勝利  50~99でライダー勝利≫


相性の悪さか、速度の差か。
開けた土地で撃つ弓は、一度たりとも的を捉えず。
掠ることも無いのなら、祈りの弓も意味を為さない。

射る度に返す刃が飛んで、アーチャーの肉を裂いていく。
繰り返すうちに回避は鈍り、傷が増えるたびに此方の狙撃の精度も落ちた。
最後には、足を絡げて仰向けになった。

隠れて殺してきたアーチャーの弓では。
闇から狙ってきた卑怯者の目では。
個たる怪物に正面から挑んで、勝てる道理など更々無かったのかもしれない。

経験不足ではなく、実力不足。
化け物を殺す英雄の役を、彼では役者不足だった。


                      _ ト.v.イ_
                  -= ´: :`ヽ: :/=-z

                ヽ ̄: : : : : : : : : : : : : : ヽ_
                /: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
                <: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
                  >: : : : : : : : : : :: : : : : : : : :∠
                <: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :./
                  ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : ./
                   ヽ: : : : : : : : : : : : : : : :/           ……悪い、旦那
                   ヽ: : : : : : : : : : : : : : l
                        ム: : :/ ⌒ \: : :_ヽ
              _ -= f´/////////////////ヽ_        騙し騙しやってきたツケ、ここで全部払わされちまった
              |//////////////////////////7
           _ ノ///////////////////////////\_
        _ -=//////////////////////////////////////ヽ
       //`――――――――――――――――――――´/ \
       l////\////////////////////////////////////////i
       l//////\//////////////////////////////////////.l
     /////////.\////////////////////////////////////.|

     l////////////\///////////////////// ////////////.乂
    .///////////////\///////////////////////////////////ヽ
  .///////////////////\_______////////////////////ヽ


ユリウス「…いや、良くやった。お前が時間を稼いでくれ御蔭で、話は丸く収まったようだ」








           y---ヽvイ---z_
         ヾ ̄: : : : : : : : : : : :/_
       ∠: : : : : : : : : : : : : : : : :.>

          //: : : : : : : :/ヽ : : : : : :ゝ
       ヽ!: : : : : /!/ ⌒ヽ: : : : : /

          <乂: : :./   ●uヽ/~)/         ……はあ?
          /_|lヽ/ 、_,、_, ⊂⊃_ノ:ゝ
      /⌒ヽ.ヘ  ゝ._)   j /⌒i
       \ //ヽ>,、 __, ノ ァ/  ./
         .ヽ///ヽT‐‐‐‐T/∧_./

≪直後コンマ≫
1~3、セミ様「待っていたぞ、この時を!」
4~6、聖杯破壊
7~9、このタイミングでキャスター到着
   0、特殊

                 ノ^廴   ,メヘ,、
                   /. :,ノ    |:、: :ソ
                /. : ;':|     .|:ヘ: :ヽ.
          __,,,.イ.,: :/: :|     .|: .゙、:ハ:ヽ.___,ィ
            イ;;;;;;;>゙从' ゙i: : :ト、   ,ィ!: : ヾ,,^"`廴;;;;;;;;;;j
         {;;;;;メ、゙ 、.: :{: : :.};;;メ^{;;ノ: : : },, " ゝ ,>;;;;;;ノ

         ヘ;;廴、 .::;=''≠ー´ ̄ ̄`ゝ―'、::、" ゞヽ;;;;〉
          V ,, .,’´     .:/ :::′  `ヾ、.._(;;/        、

         ,.::^メ′ ,   .    '  ::      ヾ:^゙:.、        ゙!:、
     ,へ ノ.:::/  /  ノ.:      .      ヾ::::.丶     ヾヘ. ト:ヽ        ………あ、あれ?
    ,;;;;;;;;/.::::::/ ,.:'  ,  /::/ , ノ i  i .      :.∨:::.ヽー-'^> i. :`: : |゙,
   /;;;;;ノ.:.::::/´ /::  / /.:: _,'_イ!: |  _l!_、:. :   i ヾ<::.:.:.:.:.:.:.〉ィ'. : :: : :!:i
  /;;;;;;<.:.:.::::;:'イ::イ:i:: ,':. i::..::/.:ノ,'゙メ /: '´:ハ:.、:.:i i :} 、ヾ;、 ̄二=‐'ノ. : :: :: :: :|
. /;;;;;;;;;;;;;`i.;:':::{:/:リ|:: !:. iィ==、ヽ!;イ::. ィ,ィ=ミ、!:| ::}、 ヾミ、:::::::/´. : :: :: :: :; ::}

/;;;;;;;;;;;;/.:/.:,'リーハ:. l:: 、抃::ij::リ゙ノ'ノ.:! .ハイcij::ノハノ :.、!:.ヽ, メゞく:.\: :: :: :: :: :ノ::,′      もしかして全部終わっちゃってます…?
、;;;;;;/.::. /::/ ハノ;;∧.!:::.゙ヘヽー゚´ /ノイ' ゞ‐゚' ノイ :i:、V;テ,ソ、:. ヽ:. ヽミ、: :: :〃:ノ!
 >'イ .::::/.:::! :レ;;;;/ ト!:::、::トミ=‐  _'_  U:,イノ }:::iミリ: : :}:; :.ヽ  ヽ: :: :'.: /;;|
,.イ::!:: i:::: : ,、|;;;;;{ ノハ::. ヾ、ゝ . V:::::::::〉  イノj .イハ八乂_jノ'.:i }、 .::ハ: :: ::,';;;;;〉

 {:ハ:: |、::. i;;ヾ=-;;メ-∧、:.゙ヾ    ` ー‐ ' ´ノイノ:/_!ハ_: ノ.:;ィ .;ノ: } /.: :: ::/;/
 ゝヾ、.{ ヾド_;;;f三三ヾミ「`ヽ   Y    _ノイノ三三ミ|: ´ノイ: : :リ: :: :: /´
    ヾ__,、 r‐( ̄ ̄二 ゙̄{r===、__ |__,=≠t_',)_____ `(ミ、:,ィ三ミ、:/
 ,ィ彡三三ヾ彡!イ´:.,ゝ-、:.〉、ニニニ>"ニニニ-イ::.:.:.,=、_:.:.`<ミ三三三ミミヽ


≪キャス狐は聖杯を…… 直後コンマ≫
1~6、運用できないよ
7~9、運用できちゃうよ
   0、特殊

話が丸く収まったところで到着したキャスター。
聖杯の運用が可能ならば、話はまたしてもややこしいことになってしまう。
あと一騎落ちれば、聖杯は機能するのだ。

オレかライダーのどちらかを脱落させ、キャスターに運用を補助してもらうことが可能になる。
内心では嫌な顔をしながらキャスターに聖杯の精査を一任したのだが、結果として状況に変化はなかった。




 \;;;;;;;;∨   /    /l ,| i    i    l  .l    i   lヾ/  l;;;;;;;;;/、\
   };;;;;;:/   /    / l l.l |    ト    l  l     l   l    l;;;;;;;;{ \\
  /;;;;;/   /    / l l l .|    l ヽ   l l.|    l    ヽ   |;;;;;;;;;`ヽ\\
. /;;;ノィ   l 」__/___l_l  l,lヘ  `v|  」 -- r tl‐   l     , ゝ   |;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ\
/j;;;:;;;;|   l,イ  ./__|/ ̄l.l ヘ   |二|____|_|_|   l   l     |;;;;;;;;;;;;;;;.ヘ 、\
  ヽ;;;;;|   l .l  /イ ̄ ̄ 「ll ヘ  .l ´T ̄ ̄ ヽTヽ /   l __!;;;;;;;;;;;;;/   \\   うわぁ……思ったより真っ黒…
   ゙;;;;|    .l ./__弋__/__{.  ヘ .l _⊥__/」 /     ∧ ̄ ̄!;;;;;;;;/     ヽ
   ヽ| イ  i  ll  ̄「「「「 ̄     ヘl  ̄ ̄ ̄ ̄l ./     }__.ノ;;/゙、
  / l/;;;i人|   ト、 川 |   、       j  / /      ハ-メヘ
 /    〉;;;;;;ノイ .|   し             /イ      ノ' /;ヽ\\ 丶        解呪とか呪い返しとかそういうレベルじゃねーです
./   /;;;;;;;;;´;ヽ ヘ       , -‐- 、      ノイ,    / /;;;;;;;;;;;\\ヽ
'     ヘ、;;;;;;;;;;;Ⅵ ヘ     `ー――'   U  ノ   /イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 、\’,
      \;;;;;;;;;;|  |>    u        , /    /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/\\\}        聖杯自体が呪いに変化してますね、これ
        `ヽ;;ヘ  ト  >        <,イ  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/、\\\ ノ
          'へソ .|ヽ 八トヽ  l`ー  ´ /  /,ィ' ´ー'ー―'´ヽ' \\ /         まあ、私が召喚されてる時点で察しはついてましたけど…
           ,   ノ `   l\     {  /' |/\\\\\\\ ,'
            イ   /  __.ノ\.\   !  }/,イ、\\\\\\\ {
        , -― !   { ’      ヽ. \ \〆, ヽ'/`ー  - 、\\\\jハ i    i!
      ,     ',  !   、_  \  \'イ ヽ }          ̄  ・ 、 _ノ人   八
.    /   l,   \{          ヽ \.◯/,ソ  -‐―― '    、  ´\ ヽハノ  ヽ


その後の行動は迅速だった。
この場に居るサーヴァント達に明確な望みは無いし、唯一願いを持つ殺生院キアラは破壊を進言した張本人だ。

ライダーのマスターが令呪を消費し、宝具によって聖杯の破壊を要請する。

現れるのは黄金の手綱と、純白の天馬。
神々しさと共に荒々しさを振りまく輝きは、翼を振って急加速を開始する。

膨大な魔力の渦を生み出す滑空は、聖杯目掛けて更に勢いを増して―――

                                                                              /}
                                                                        /  ル' フ
(\                                                                     /し   /  /
ヽ \  (\                                                           .   ´         /
ぃ ヽ \ \\                       ((_从=ミ                              ´          /_
 \ \ \. ` \                   弋γヽ`ヽ ミ                    . : ´                /
{ \ \ \     `  .                      {〈 σ 、 ∨ ヽ                  ,.  ´                  /
\ `ー `            `    ..           } 「  ハ ‘, トゝ  _           / . . : : :               ∠
  ヽ                 : : : : : . `   、      込nハ .:  Vハ  /悪ヘ.     / . : : : :                  <
      > --            : : : : : : : . \         } ' .: }彡ェl 辷^\、  / . : : :                ニ=-
     ` ー 一ァ                 : : : : : . \     ∧ レ  \rv 个ハ }ヾ/ . : :                に  ̄
           ゝ- 一に _ ノ  ノ         : : : . `{⌒ヽ{ {⌒¨ヽ  /∧ヽ/>  . : :              ミ `      ベルレ    フォーン
                    と _ ノ  人    从  l jヽl.:l jヽ _ノ//  ̄. . . : :         ヾ  ミ `         『騎英の――手綱』!!
                           ̄ し廴 | l_!:| l  (_Y  : :   - 、ミ  _⌒
                                ∨ 〉 ∨ 〉          ∨     `ヽ
                               ∨   ,∨\        }  }=ミヽ  ハ
                                     /// `7 =ー‐ァ ´   ノ  )ハ  リ
                                 / '/ /    {  /{   /      } /l
                                    j 人 {      〉  〉 \  〉     (イ人
                                        / /   / /      \
                                        / /     j {
                                       辷7      廴j
                                            廴ノ






緑茶「…っと。 ここまでだな。聖杯本体が消えたんじゃ、単独行動も意味ないっすわ」

体の自由が少しずつ奪われていく感覚。
死ぬのでも無く、消えるというのは初めての経験だが、楽に死ねるというのは助かる点だ。

キャスターとそのマスターは、涙と笑顔を振りまきながら別れの挨拶で締めている。
ライダーとそのマスターは無言だったが、ああいう別れも悪くない。

オレは何を言うべきだろうか。
茶化して、いつも通り適当にサヨナラするのが一番だと、そう思った。

緑茶「んじゃそう言うことで。とんだブラックだったが、まあそれなりに楽しかったっスよ」

ユリウス「ああ、済まなかったな。お前の働きには頭が下がる」

レオ「英霊でなければハーウェイの暗殺者として起用したいくらいですね」

緑茶「オレが? 王様の部下に? オタク、何言ってるかわかってる?」

レオ「ははは、そう言えばそうでしたね。すっかり忘れて居ました」



確かに、自信の出自を忘れるぐらいに居心地はよかった。
気取ったところも無く、嫌味も感じなかったのは、深く調べなかった恩恵だろうか。

オレの冒険はここでおしまいだが、こいつらにはまだ明日がある。
早々に逃げおおせた殺生院キアラを含め、これからも慌ただしく日々を送って行くのだろう。





                      _ ト.v.イ_
                  -= ´: :`ヽ: :/=-z

                ヽ ̄: : : : : : : : : : : : :○ O○ O   。。
                /: : : : : : : : : : : : : : :ヽO 0 O 0      O      。。          じゃあな  応援はしてやんねえよ
                <: : : :.': : : : : : : : : : : : : : : :O O O O   O           OO
                  > ,': : : : : : : : : : :ハ: : : :’○O ○O 0  0        O
                <: :.,': : : : : : : :./l: /-ヽ: : :.|: 0 O 0 O    ○    0        OO   精々苦労して、あわよくば挫折しやがれ
                  ヽ{/l: : : : : :./ .}/-tッヽ: ハ/ ○ ○○ ○ 0   OO
                  {ハ /Vl./       l/_イ  ○ 0○ 0   O    00
                        ∧   .l    /: : ヽ   0 O  0 O  0   。            。
                  _ムzヽ ヽニ=- /!__z-´´ ○   ○   0   O    O
              _ -= f´ _ .|ヽ__/  l   ヽ_ ○   ○    0   O             世界の秩序なんて、俺にはやっぱり理解できねえからな
              |// └- _ |_|    「 ̄ ´  .|/// ○  0○  0   OO
           _ ノ|///////ヽ------.┴――..┘////○ O ○ O    OO
        _ -=\///ヽ//////Q//////O//////// /○ 0 ○ 0   O     。。
       ////// \///ヽ/////.\_/////////////○O  ○O  。。
        ///////// \///ヽ////  .\///// ///////O O/O O
      l////////////\///ヽO///// O/////////////○  ○    。。             ただまあ、言えることがあるとしたら…――
     ///////////////\/////////////// ////////○  ○  OO

     l//////////////////`二二二´\////////////O///O/.乂
    ./////////////___/ ヽ____ハ////////////○  ○  OOヽ







                ○ O   。

                 O 0      O      。
                   O O   O           O
                   ○O 0  0        O
                   0 O    ○    0        O
                    ○ ○ 0   O
                    ○ 0   O    0

                      0 O  0   。            。

                     ○   0   O    O
                      ○    0   O                 ――――…ゲームは一日一時間って所っスね
                      ○  0   O
                       ○ O    O

                      ○ 0   O     。
                       ○O  。
                        O O

                         ○    。                             ≪GOOD END≫
                        ○  O
                        O
                        ○  O






        ,.....::::::: ̄ ̄::::::....、
      .,.::’:::::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
      /.:::::;≠―‐ミ_ヘ:::::::::::::::::::::.ヽ
    ./.:::::/'´ ̄ ̄  `∨:::::::::::::::::::∧
   .:/\:;′__    :';:::::::::::::::::イ::::i⌒>
    /.:::::::i:i__l__:| |:::::|l__>i::::::::<>:::::| ⌒i
   ,::/:::::::l::::i|::::| |:::::|:Ⅵl::l|:::::::::::::::::::::上ニ>.ト、
  ;’i::::::::::l:rトミ:_|_|___|_|__|_l|_::::::::::::::::;ト、 .∨:::::`:..、       次回については未定

  i::|::::::::::∧乂}  ‐f示ア!:::::::::::/:∨   ∨::::::::::::.、
  |::|::::::::::|:∧  __ ` ´/::::/:iく:_:::::::: ̄ ヽ}::::::::::/ ∧
  |::|:::::/|:|l. 〈>..`=’-<::::/ノ ..} i_:::::::::::::::::::::://:::i      このスレは基本的に不定期
  |;'|:::l|..|从 l|=ミ(∧l>/〉´‐ミイ_ノ_.`ー‐ァ:::::: ̄:::::::::::l|

  ||:::リ.    ゝヘ__/ィ.//  ./从:::::::¨`'´:::::::::::::::::::::::::リ
    |:/        }人__ノ:::{\::::::::::::::::::::::::::::::::::/
    |l         /!\__j_,/.  \::::::::::::::::::::_;:::く
          ./.::/ .ト-:/    /'イ ̄.天.__./        ということで皆様お疲れ様でした
           .//   .|:::;′...//::l|_/::::::::::::|
         (ノ .     |:/   ̄〉::::::::::::::::://l/         最後まで見てくださった方、参加してくださった方には心よりの感謝を
              (_j   .<::::::::::::_// /
                      ̄ ̄

次回は李先生をプレイしてみたいです 駄目?

      . <:::::::::::::::¨  、
     イ::::::::::::::::/ ' ̄\::::ヽ

     }::: /:::::::: / _. --.ハ::ハ
    ./:::/::::i::::::ム干:ハ:::「T|:::::|  _   >>736
   .ノ:::::{::::::|:::´|」L;┘¨芹z::: | ./ .〉  ダメじゃないけどヌルゲー過ぎない?
   {:::::::::ヽ: |:::::キ匀  “゚ i:|::r.、/ ./
  ム::::::::入|::::::|  __, ' ノ:!::} ノ ノヽ

/ >≧ミ八::: |> ゙_´イイ:|:ハ {/ ヽ

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